JP3799748B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の空調を行う車両用空調装置に関し、特に省電力化が望まれる電気自動車用エアコン等に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エンジンを搭載していない電気自動車では、エンジン冷却水を暖房用熱源として利用できないため、図10に示す様に、冷凍サイクルの冷媒凝縮器100を暖房用熱交換器として使用する例がある。この場合、運転モード(冷房運転、暖房運転、除湿運転等)に応じて冷媒の流れを四方弁110により切り替えている。例えば、冷房運転時には、図10に矢印Cで示す様に、冷媒圧縮機120より吐出された冷媒が四方弁110から逆止弁130→室外熱交換器140→電気式膨張弁150→冷媒蒸発器160→アキュムレータ170→冷媒圧縮機120へと戻る。これにより、ブロワ180より送風された空気が冷媒蒸発器160を流れる低温冷媒との熱交換によって冷却され、選択された吹出口(例えばFACE吹出口190)より車室内へ吹き出される。この時、冷媒凝縮器100には冷媒が流れていないため、冷媒蒸発器160で冷却された冷風が冷媒凝縮器100で加熱されることはない。
【0003】
暖房運転時には、図10に矢印Hで示す様に、冷媒圧縮機120より吐出された冷媒が四方弁110→冷媒凝縮器100→電気式膨張弁200→逆止弁210→室外熱交換器140→電磁弁220→アキュムレータ170→冷媒圧縮機120へと戻る。これにより、ブロワ180より送風された空気が冷媒凝縮器100を流れる高温冷媒との熱交換によって加熱され、選択された吹出口(例えばFOOT吹出口230)より車室内へ吹き出される。この時、冷媒蒸発器160には冷媒が流れていないため、ブロワ180より送風された空気が冷媒蒸発器160で冷却されることはない。
除湿運転時には、図10に矢印Dで示す様に、冷媒圧縮機120より吐出された冷媒が四方弁110→冷媒凝縮器100→電気式膨張弁200(但し、この時は全開しているため膨張弁としては機能しない)→逆止弁210→室外熱交換器140→電気式膨張弁150→冷媒蒸発器160→アキュムレータ170→冷媒圧縮機120へと戻る。これにより、ブロワ180より送風された空気は、冷媒蒸発器160で冷却(除湿)された後、冷媒凝縮器100で再加熱され、選択された吹出口(例えばDEF吹出口240)より車室内へ吹き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の様に運転モードに応じて冷媒の流れを切り替えて使用する所謂ヒートポンプサイクルでは、コストの高い四方弁110を使用しているため、エアコンの製品価格が高くなってしまう。
そこで、本願発明者は、コストダウンを図るために、四方弁110を廃止して図11に示す様な冷媒回路を考えた。しかし、この冷媒回路では、冷媒圧縮機120より吐出された高温高圧の冷媒が常に冷媒凝縮器100を流れるため、冷房運転時に冷媒蒸発器160で冷却された冷風が冷媒凝縮器100で再加熱され、温風となってFACE吹出口190より吹き出されてしまう。これに対し、冷房運転時には冷媒圧縮機120より吐出された冷媒が冷媒凝縮器100をバイパスして流れる冷媒回路を構成することも可能であるが、この場合、冷媒回路が複雑になるとともに、電磁弁や逆止弁等の部品点数が大幅に増加するため、四方弁110を廃止するメリット(コストダウン)が低減してしまう。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、四方弁を廃止してコストダウンを図り、且つ冷媒凝縮器に常に冷媒が流れていてもフェイス吹出口に冷風を供給できる車両用空調装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)
外気が導入可能に設けられて冷媒凝縮器を通過した空気をデフロスタ吹出口へ導く第1空気通路と、内気が導入可能に設けられて冷媒凝縮器を通過した空気をフット吹出口へ導く第2空気通路とを有し、その第1空気通路及び第2空気通路の冷媒凝縮器より空気上流側にフェイス吹出口が開口している。
これにより、暖房時には、第1空気通路に導入された外気を冷媒凝縮器で加熱した後、デフロスタ吹出口よりフロントガラスへ向けて吹き出すことでフロントガラスの曇りを防止でき、第2空気通路へ導入された内気を冷媒凝縮器で加熱してフット吹出口より乗員の足元へ吹き出すことで所望の暖房効果が得られる。この第2空気通路へ導入される内気は、外気より高温であるため、外気を加熱して暖房を行う場合より小さな暖房能力で同等の暖房効果を得ることができる。
【0009】
一方、冷房時には、第1空気通路及び第2空気通路の冷媒凝縮器より空気上流側にフェイス吹出口が開口しているため、冷媒凝縮器を通過することなくフェイス吹出口から乗員の上半身に向けて冷風を吹き出すことができる。この結果、冷房時の通風抵抗を従来より小さくできるため、送風機の消費電力を減らすことができる。
また、冷媒凝縮器を通過することなくフェイス吹出口から冷風を吹き出すことができるため、冷媒凝縮器に冷媒を常時流すことができる。言い換えれば、冷房時に冷媒凝縮器を流れる冷媒を遮断する必要がない。この結果、冷媒が流通する配管経路を簡素化して部品点数を削減できる。
さらに、フェイス吹出口の開閉と、冷媒凝縮器へ空気を導入する第1空気通路及び第2空気通路の開閉とを併用する開閉手段を有している。これにより、それぞれ専用の開閉手段を設ける必要がないため、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
【0010】
(請求項2の手段)
ダクトは、冷媒蒸発器の空気上流側から冷媒凝縮器の空気下流側までの間が仕切壁によって仕切られ、外気が導入可能に設けられて冷媒蒸発器と冷媒凝縮器とを通過した空気をデフロスタ吹出口へ導く第1空気通路と、内気が導入可能に設けられて冷媒蒸発器と冷媒凝縮器とを通過した空気をフット吹出口へ導く第2空気通路とを有し、その第1空気通路及び第2空気通路の冷媒蒸発器と冷媒凝縮器との間にフェイス吹出口が開口している。
また、冷媒蒸発器と冷媒凝縮器は、それぞれ第1空気通路と第2空気通路との両方に渡って配されている。
これにより、暖房時には、第1空気通路に導入された外気を冷媒凝縮器で加熱した後、デフロスタ吹出口よりフロントガラスへ向けて吹き出すことでフロントガラスの曇りを防止でき、第2空気通路へ導入された内気を冷媒凝縮器で加熱してフット吹出口より乗員の足元へ吹き出すことで所望の暖房効果が得られる。この第2空気通路へ導入される内気は、外気より高温であるため、外気を加熱して暖房を行う場合より小さな暖房能力で同等の暖房効果を得ることができる。
一方、冷房時には、第1空気通路及び第2空気通路の冷媒蒸発器と冷媒凝縮器との間にフェイス吹出口が開口しているため、冷媒凝縮器を通過することなくフェイス吹出口から乗員の上半身に向けて冷風を吹き出すことができる。この結果、冷房時の通風抵抗を従来より小さくできるため、送風機の消費電力を減らすことができる。
また、冷媒凝縮器を通過することなくフェイス吹出口から冷風を吹き出すことができるため、冷媒凝縮器に冷媒を常時流すことができる。言い換えれば、冷房時に冷媒凝縮器を流れる冷媒を遮断する必要がない。この結果、冷媒が流通する配管経路を簡素化して部品点数を削減できる。
さらに、フェイス吹出口の開閉と、冷媒凝縮器へ空気を導入する第1空気通路及び第2空気通路の開閉とを併用する開閉手段を有している。これにより、それぞれ専用の開閉手段を設ける必要がないため、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
また、フット吹出口を開閉するフットドアは、フット吹出口を全開した状態の時に、仕切壁の役割を兼ねることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の車両用空調装置を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は車両用空調装置の全体構成図、図2はダクトの模式図である。
本実施例の車両用空調装置は、例えば電気自動車に搭載されるもので、空気流を発生する送風機1、この送風機1より送られた空気を車室内へ導くダクト2、このダクト2内を流れる空気を冷却及び加熱するヒートポンプ式冷凍サイクル3、エアコン操作パネル4(図3参照)での各種操作に基づいて各空調機器の作動をコントロールする空調用制御装置5(図4参照)等より構成される。
【0012】
送風機1は、図2に示す様に、空気導入口(下述する)を有するブロワケース6、このブロワケース6に収容された2基の遠心式ファン(以下、第1ファン7、第2ファン8と言う)、及び各ファン7、8を回転駆動するブロワモータ9より成る。
空気導入口は、車室内の空気(以下内気と言う)を導入する内気導入口10、11が2か所と、車室外の空気(以下外気と言う)を導入する外気導入口12が1か所形成されている。一方の内気導入口10と外気導入口12は、第1ファン7に対応して設けられ、ブロワケース6に回転自在に支持された内外気切替ドア13によって開閉される。また、他方の内気導入口11は、第2ファン8に対応して設けられて常時開口している。
【0013】
ダクト2内には、送風機1より空気下流側に冷房用熱交換器14が配置され、この冷房用熱交換器14より更に空気下流側に暖房用熱交換器15が配置されている。冷房用熱交換器14は、冷凍サイクル3の冷媒蒸発器であり、冷房運転モード及び除湿運転モード時にダクト2内を流れる空気(冷房用熱交換器14を通過する空気)を冷房用熱交換器14内を流れる冷媒との熱交換によって冷却する。暖房用熱交換器15は、冷凍サイクル3の室内凝縮器であり、暖房運転モード及び除湿運転モード時にダクト2内を流れる空気(暖房用熱交換器15を通過する空気)を暖房用熱交換器15内を流れる冷媒との熱交換によって加熱する。
【0014】
このダクト2は、送風機1より送られた送風空気を乗員の上半身へ向けて吹き出すフェイス吹出口16、フロントガラスへ向けて吹き出すデフロスタ吹出口17、及び乗員の足元へ向けて吹き出すフット吹出口18が設けられるとともに、フェイス吹出口16を開閉するフェイスドア19、デフロスタ吹出口17を開閉するデフロスタドア20、及びフット吹出口18を開閉するフットドア21が設けられている。但し、デフロスタ吹出口17とフット吹出口18は、暖房用熱交換器15より空気下流側に設けられ(図1参照)、フェイス吹出口16は暖房用熱交換器15と冷房用熱交換器14との間に設けられている(図2参照)。
【0015】
また、フェイスドア19は、フェイス吹出口16の開閉のみならず、暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断可能に作動する。即ち、フェイスモード時には、フェイスドア19がフェイス吹出口16を全開(暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断)することで、冷房用熱交換器14を通過した空気がフェイス吹出口16より吹き出され、フットモード時及びデフロスタモード時には、フェイスドア19が暖房用熱交換器15の空気流入側を全開(フェイス吹出口16を全閉)することで、冷房用熱交換器14を通過した空気が暖房用熱交換器15へ導入される。
【0016】
ダクト2の内部は、図2に示す様に、冷房用熱交換器14の空気上流側から暖房用熱交換器15の空気下流側までの間が仕切壁22によって上下二段に仕切られ、その上段側の通路(以下第1空気通路23と言う)を第1ファン7の回転によって発生した送風空気が流れ、下段側の通路(以下第2空気通路24と言う)を第2ファン8の回転によって発生した送風空気が流れる。但し、冷房用熱交換器14と暖房用熱交換器15は、それぞれ第1空気通路23と第2空気通路24の両方に渡って配されている。また、デフロスタ吹出口17は、第1空気通路23の空気下流側に開口し、フット吹出口18は第2空気通路24の空気下流側に開口し、フェイス吹出口16は、冷房用熱交換器14と暖房用熱交換器15との間で第1空気通路23と第2空気通路24の両方に開口している。
なお、前記のフットドア21は、フット吹出口18を全開した状態の時(図2の一点鎖線で示す位置)に仕切壁の役割も兼ねることができる。
【0017】
冷凍サイクル3は、前記の冷房用熱交換器14(冷媒蒸発器)と暖房用熱交換器15(室内凝縮器)の他に、冷媒圧縮機25、室外熱交換器26、アキュムレータ27、減圧装置28、29、及び電磁弁30、31より構成されている。
冷媒圧縮機25は、図4に示す交流モータ32を一体に密封ケースに内蔵し、この交流モータ32によって駆動される。交流モータ32は、インバータ33の制御によって回転速度が可変するもので、この交流モータ32の回転速度に応じて冷媒圧縮機25の冷媒吐出量(つまり冷媒圧縮機25の回転数)が変化する。室外熱交換器26は、車両室外に配置されて、内部を流れる冷媒と電動室外ファン34により送風される外気とを熱交換する。
【0018】
アキュムレータ27は、冷媒圧縮機25へ還流する冷媒を気液分離して液冷媒を貯留し、気相冷媒のみを冷媒圧縮機25へ送りだす。
減圧装置28は、暖房用熱交換器15と室外熱交換器26との間の冷媒通路に設置され、暖房運転時に暖房用熱交換器15から室外熱交換器26へ流れる冷媒を減圧膨張して、暖房用熱交換器15のスーパークール量を調節する。
減圧装置29は、室外熱交換器26と冷房用熱交換器14の間の冷媒通路に設置され、冷房運転時に室外熱交換器26から冷房用熱交換器14へ流れる冷媒を減圧膨張して、室外熱交換器26のスーパークール量を調節する。
【0019】
電磁弁30は、暖房用熱交換器15と室外熱交換器26との間で減圧装置28と並列に配置されて射る。
電磁弁31は、減圧装置29の上流側から減圧装置29と冷房用熱交換器14をバイパスしてアキュムレータ27に接続される冷媒通路に設けられている。
この電磁弁30及び電磁弁31は、各運転モードに応じて下記の表1に示す様に作動する(以下余白)。
【表1】
【0020】
操作パネル4は、車室内の操作性の良い位置に設置されている。
この操作パネル4は、図3に示す様に、各吹出モードを設定する吹出モード切替スイッチ35、内外気切替ドア13の切替えを行う内外気切替スイッチ36、車室内への吹出風量を設定する風量設定スイッチ37、冷房運転及び暖房運転の起動/停止を指示する冷暖房スイッチ38、除湿運転の起動/停止を指示する除湿スイッチ39、及び吹出空気の温度目標値を設定する温度調節レバー40を備える。
【0021】
吹出モード切替スイッチ35は、ダクト2内の空気をフェイス吹出口16より吹き出させるフェイスモードスイッチ35A、ダクト2内の空気をフット吹出口18とデフロスタ吹出口17より吹き出させるフットモードスイッチ35Bとフット/デフモードスイッチ35C、ダクト2内の空気をデフロスタ吹出口17より吹き出させるデフロスタモードスイッチ35Dからなる。なお、フットモードスイッチ35Bとフット/デフモードスイッチ35Cは、デフロスタ吹出口17より吹き出させる風量が異なるもので、フットモードの方が少なめに、フット/デフモードの方が多めになる様にデフロスタドア20の開度を調節している。
【0022】
内外気切替スイッチ36は、ダクト2内の第1空気通路23へ内気を導入する内気モードスイッチ36A、第1空気通路23へ外気を導入する外気モードスイッチ36Bからなる。
風量設定スイッチ37は、例えば風量を3段階に調節するもので、レジスタ等の電気抵抗(図示しない)によってブロワモータ9の回転速度を調節している。冷暖房スイッチ38は、冷媒圧縮機25のオン/オフの切替えを行うもので、風量設定スイッチ37がオン状態で、この冷暖房スイッチ38とフェイスモードスイッチ35Aの両方がオンされると冷凍サイクル3が冷房運転を行い、フットモードスイッチ35B、フット/デフモードスイッチ35C、及びデフロスタモードスイッチ35Dの何れか1つと冷暖房スイッチ38の両者がオンされると、冷凍サイクル3が暖房運転を行う様に設定されている。
除湿スイッチ39は、風量設定スイッチ37がオン状態で、この除湿スイッチ39とデフロスタモードスイッチ35Dの両方がオンされると、冷媒圧縮機25が起動して除湿運転を行う様に設定されている。
【0023】
温度調節レバー40は、冷媒圧縮機25の回転数を調節して車室内へ吹き出す空気の温度を調節するものであるが、本例では、冷媒圧縮機25の回転数調整を以下の制御方法で行う。
温度調節レバー40の移動範囲に対して目標蒸発器吹出温度あるいは目標高圧圧力を割り振り、冷房運転時には、冷房用熱交換器14から吹き出す空気の温度を目標蒸発吹出温度とし、図3(a)に示す様に、左端は低く右に移動するに連れて高くなるよう設定し、その目標値になるよう冷媒圧縮機25の回転数を調整する。また、暖房運転時および除湿運転時には、冷媒圧縮機25より吐出された冷媒の圧力を目標高圧圧力とし、図3(b)に示す様に、左端は低く右に移動するに連れて高くなるよう設定し、その目標値になるよう冷媒圧縮機25の回転数を調整する。
【0024】
空調用制御装置5は、空調制御に係わる各種演算式や制御プログラムがインプットされたマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成される電子制御装置であって、図4に示す様に、乗員によって操作される操作パネル4の操作信号に従って各電気部品(ブロワモータ9、インバータ33、電動室外ファン34、電磁弁30、31、内外気切替ドア13を駆動するアクチュエータ41、フェイスドア19を駆動するアクチュエータ42、デフロスタドア20とフットドア21を駆動するアクチュエータ43等)の通電制御を行う。
【0025】
次に、本実施形態の作動を説明する。
(冷房運転)
乗員により操作パネル4のフェイスモードスイッチ35Aと冷暖房スイッチ38がオンされ、風量設定スイッチ37がオンされると、冷凍サイクル3が冷房運転を行うとともに、フェイスドア19が暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断する(つまりフェイス吹出口16を全開する)。
冷凍サイクル3では、冷媒圧縮機25で圧縮された高温高圧のガス冷媒が暖房用熱交換器15と電磁弁30を通って室外熱交換器26へ流入し、この室外熱交換器26で電動室外ファン34により送風される外気と熱交換されて凝縮液化する。液化された冷媒は、減圧装置29で減圧されて冷房用熱交換器14に流入し、冷房用熱交換器14内を流れる際に送風機1により送風された空気と熱交換して蒸発する。蒸発したガス冷媒は、アキュムレータ27に流入した後、冷媒圧縮機25に吸引される(この冷房運転時の冷媒の流れを図1に矢印Cで示す)。
【0026】
冷房用熱交換器14で冷やされた空気は、フェイス吹出口16より車室内へ吹き出されて車室内を冷房する。なお、この冷房運転モードでは、暖房用熱交換器15に高温高圧のガス冷媒が循環しているが、フェイスドア19によって暖房用熱交換器15への送風通路が遮断され、且つ暖房用熱交換器15より空気上流側に開口するフェイス吹出口16から冷風が吹き出されるため、暖房用熱交換器15周辺の温かい空気が冷風に混入することはない。
【0027】
(暖房運転)
乗員により操作パネル4のフットモードスイッチ35B、フット/デフモードスイッチ35C、及びデフロスタモードスイッチ35Dの何れか1つと冷暖房スイッチ38の両者がオンされ、風量設定スイッチ37がオンされると、冷凍サイクル3が暖房運転を行うとともに、フェイスドア19がフェイス吹出口16を閉じる(つまり暖房用熱交換器15の空気流入側を開く)。
冷凍サイクル3では、冷媒圧縮機25で圧縮された高温高圧のガス冷媒が暖房用熱交換器15に流入し、ここで暖房用熱交換器15を通過する空気と熱交換されて凝縮液化する。液化された冷媒は、減圧装置28で減圧されて室外熱交換器26に流入し、この室外熱交換器26で電動室外ファン34により送風される外気と熱交換されて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、電磁弁31を通ってアキュムレータ27に流入した後、冷媒圧縮機25に吸引される(この暖房運転時の冷媒の流れを図1に矢印Hで示す)。
【0028】
暖房用熱交換器15で加熱された空気は、フット吹出口18あるいはデフロスタ吹出口17より車室内へ吹き出されて車室内を暖房する。
なお、フットモード時及びフット/デフモード時において操作パネル4の外気モードスイッチ36Bを選択した場合、ダクト2内の第1空気通路23には外気導入口12からフレッシュな外気が導入され、冷房用熱交換器14を通過した後、暖房用熱交換器15で加熱されてデフロスタ吹出口17よりフロントガラスへ向けて吹き出される。一方、ダクト2内の第2空気通路24には内気導入口11から内気が導入され、冷房用熱交換器14を通過した後、暖房用熱交換器15で加熱されてフット吹出口18より乗員の足元へ向けて吹き出される。
【0029】
(除湿運転)
乗員により操作パネル4のデフロスタモードスイッチ35Dと除湿スイッチ39がオンされ、風量設定スイッチ37がオンされると、冷凍サイクル3が除湿運転を行うとともに、フェイスドア19がフェイス吹出口16を閉じる(つまり暖房用熱交換器15の空気流入側を開く)。
冷凍サイクル3では、冷媒圧縮機25で圧縮された高温高圧のガス冷媒が暖房用熱交換器15に流入し、ここで暖房用熱交換器15を通過する空気と熱交換されて凝縮する。さらに暖房用熱交換器15から流出した冷媒は、電磁弁30を通って室外熱交換器26に流入し、ここで電動室外ファン34により送風される外気と熱交換されて液化する。液化した冷媒は減圧装置29で減圧されて冷房用熱交換器14に流入し、冷房用熱交換器14内を流れる際に送風機1により送風された空気と熱交換して蒸発する。蒸発したガス冷媒は、アキュムレータ27に流入した後、冷媒圧縮機25に吸引される(この除湿運転時の冷媒の流れを図1に矢印Dで示す)。
ダクト2内を流れる空気は、冷房用熱交換器14で冷却、除湿された後、暖房用熱交換器15によって再加熱されるため、湿度の低い温風がデフロスタ吹出口17より吹き出されてフロントガラスの曇りを防ぐことができる。
【0030】
(第1の実施形態の効果)
この実施形態では、冷房用熱交換器14と暖房用熱交換器15との間にフェイス吹出口16を設けて、このフェイス吹出口16を開閉するフェイスドア19によって冷房時に暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断できる。これにより、冷房時に冷房用熱交換器14を通過して冷やされた空気は、暖房用熱交換器15を通ることなくフェイス吹出口16から車室内へ吹き出すことができる。この結果、フェイスモード時におけるダクト2内の通風抵抗を大幅に低減できるため、大きな風量を必要とする冷房時の送風機1の消費電力を減らすことができる。
【0031】
また、冷房時にフェイスドア19によって暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断できるため、暖房用熱交換器15を流れる冷媒を遮断する必要がない。つまり、冷房時に暖房用熱交換器15を高温高圧の冷媒が循環しても、その暖房用熱交換器15で加熱された温風がフェイス吹出口16から車室内へ流れることはなく、冷房感が損なわれることはない。この結果、四方弁等の冷媒切替手段が不要となり、冷媒が流通する配管経路を簡素化できるため部品点数を削減できる。また、フェイスドア19をフェイス吹出口16の開閉と暖房用熱交換器15の空気通路の開閉とに併用することで、暖房用熱交換器15の空気通路を開閉する専用の開閉手段が不要となることからも、部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0032】
更に、本実施形態の車両用空調装置は、ダクト2内に外気を導入可能な第1空気通路23と内気のみを導入する第2空気通路24とを形成し、第1空気通路23を流れる空気は主にデフロスタ吹出口17より吹き出され、第2空気通路24を流れる空気は主にフット吹出口18より吹き出される。このため、暖房運転時には、車室内の比較的温度の高い内気を第2空気通路24へ吸引し、暖房用熱交換器15で加熱した後、フット吹出口18から乗員の足元に吹き出すことができるため、暖房負荷を小さく抑えることができる。また、車室外の比較的湿度の低い外気を第1空気通路23へ吸引して加熱した後、デフロスタ吹出口17からフロントガラスへ吹き出すことにより、フロントガラスの曇りを抑えることができる。
【0033】
(第2の実施形態)
図5は車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
本実施形態は、第1ファン7と第2ファン8とをそれぞれ専用のブロワモータ9A、9Bで駆動する例を示すものである。
【0034】
(第3の実施形態)
図6は車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
本実施形態は、第1ファン7と第2ファン8とを一体化して共通のブロワモータ9で駆動する例を示すものである。
なお、上記の各実施形態では、フェイス吹出口16を第1、第2空気通路23、24の両方に設けた場合について説明したが、いずれか一方の空気通路にのみ設けるようにしても良い。
【0035】
(第4の実施形態)
図7は車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
本実施形態は、第1空気通路23に開口するフェイス吹出口16Aを開閉するフェイスドア19Aと、第2空気通路24に開口するフェイス吹出口16Bを開閉するフェイスドア19Bとを各々独立に駆動できる構成として、バイレベルモードを選択できる様にした一例である。
そのバイレベルモード時には、フェイスドア19Aを、フェイス吹出口16Aを全開する位置に制御し、フェイスドア19Bを、フェイス吹出口16Bを全閉する位置に制御することにより、フェイス吹出口16Aとフット吹出口18の両方から空調空気を吹き出すことができる。
【0036】
(第5の実施形態)
図8は車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
本実施形態は、ダクト2内を二層に仕切ることなく、図8に示す様に、単層流ユニットを構成するものである。この場合、上記各実施形態と同様に、フェイス吹出口16が冷房用熱交換器14と暖房用熱交換器15との間に開口し、そのフェイス吹出口16を開閉するフェイスドア19によって暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断可能に設けられている。
これにより、冷房用熱交換器14に常時冷媒が流れていても、冷房運転時にフェイスドア19がフェイス吹出口16を全開して暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断することにより、冷房用熱交換器14で冷却された冷風をフェイス吹出口16より乗員の上半身へ向かって吹き出すことができる。また、フェイスドア19によって暖房用熱交換器15への送風通路が遮断され、且つ暖房用熱交換器15より空気上流側に開口するフェイス吹出口16から冷風が吹き出されるため、暖房用熱交換器15周辺の温かい空気が冷風に混入することはない。
【0037】
(第6の実施形態)
図9は車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
本実施形態は、図9に示す様に、ダクト2内の暖房用熱交換器15から空気下流端までの間が仕切板44で二層に仕切られて、冷風通路45と温風通路46とが形成されている。冷風通路45は、暖房用熱交換器15の空気上流側より暖房用熱交換器15の側方を通って冷風が流れる通路で、その空気下流端にフェイス吹出口16が設けられている。温風通路46は、暖房用熱交換器15で加熱された空気が流れる通路で、その空気下流端にデフロスタ吹出口17とフット吹出口18とが設けられ、吹出口切替ドア47によって選択的に開閉される。また、ダクト2内には、冷風通路45を開閉するとともに、暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断できる冷風ドア48が配設されている。
【0038】
この構成によれば、冷房運転時に冷風ドア48を暖房用熱交換器15の空気流入側を遮断する位置(図9の実線で示す位置)に制御することにより、冷房用熱交換器14で冷却された冷風が暖房用熱交換器15を通過することなく、冷風通路45を通ってフェイス吹出口16へ供給される。従って、暖房用熱交換器15に常時冷媒が流れていても、フェイス吹出口16より冷風を吹き出すことができる。また、冷風ドア48によって暖房用熱交換器15の空気流入側が遮断されるため、暖房用熱交換器15周辺の温かい空気が冷風に混入することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体構成図である。
【図2】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】制御系に係わるブロック図である。
【図5】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第2実施形態)。
【図6】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第3実施形態)。
【図7】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第4実施形態)。
【図8】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第5実施形態)。
【図9】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第6実施形態)。
【図10】四方弁を用いた冷凍サイクルを適用した空調装置の模式図である。
【図11】四方弁を廃止した冷凍サイクルを適用した空調装置の模式図である。
【符号の説明】
2 ダクト
3 冷凍サイクル
14 冷房用熱交換器(冷媒蒸発器)
15 暖房用熱交換器(冷媒凝縮器)
16 フェイス吹出口
17 デフロスタ吹出口
18 フット吹出口
19 フェイスドア(開閉手段/開閉ドア)
23 第1空気通路
24 第2空気通路
45 冷風通路
48 冷風ドア(開閉ドア)
Claims (2)
- 乗員の上半身へ向けて空気を吹き出すフェイス吹出口、フロントガラスへ向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、及び乗員の足元へ向けて空気を吹き出すフット吹出口を有するダクトと、
このダクト内に配され、内部を流れる低温冷媒との熱交換によって空気を冷却する冷媒蒸発器、前記ダクト内で前記冷媒蒸発器の空気下流側に配され、内部を流れる高温冷媒との熱交換によって空気を加熱する冷媒凝縮器を有し、この冷媒凝縮器に常時冷媒が流れる様に構成された冷凍サイクルとを備えた車両用空調装置であって、
前記ダクトは、外気が導入可能に設けられて前記冷媒凝縮器を通過した空気を前記デフロスタ吹出口へ導く第1空気通路と、内気が導入可能に設けられて前記冷媒凝縮器を通過した空気を前記フット吹出口へ導く第2空気通路とを有し、
前記フェイス吹出口は、前記第1空気通路及び前記第2空気通路の前記冷媒凝縮器より空気上流側に開口しており、
さらに、前記フェイス吹出口の開閉と、前記冷媒凝縮器へ空気を導入する前記第1空気通路及び前記第2空気通路の開閉とを併用する開閉手段を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 乗員の上半身へ向けて空気を吹き出すフェイス吹出口、フロントガラスへ向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、及び乗員の足元へ向けて空気を吹き出すフット吹出口を有するダクトと、
このダクト内に配され、内部を流れる低温冷媒との熱交換によって空気を冷却する冷媒蒸発器、前記ダクト内で前記冷媒蒸発器の空気下流側に配され、内部を流れる高温冷媒との熱交換によって空気を加熱する冷媒凝縮器を有し、この冷媒凝縮器に常時冷媒が流れる様に構成された冷凍サイクルとを備えた車両用空調装置であって、
前記ダクトは、前記冷媒蒸発器の空気上流側から前記冷媒凝縮器の空気下流側までの間が仕切壁によって仕切られ、外気が導入可能に設けられて前記冷媒蒸発器と前記冷媒凝縮器とを通過した空気を前記デフロスタ吹出口へ導く第1空気通路と、内気が導入可能に設けられて前記冷媒蒸発器と前記冷媒凝縮器とを通過した空気を前記フット吹出口へ導く第2空気通路とを有し、
前記冷媒蒸発器は前記第1空気通路と前記第2空気通路との両方に渡って配されており、
前記冷媒凝縮器は前記第1空気通路と前記第2空気通路との両方に渡って配されており、
前記フェイス吹出口は、前記第1空気通路及び前記第2空気通路の前記冷媒蒸発器と前記冷媒凝縮器との間に開口しており、
さらに、前記フェイス吹出口の開閉と、前記冷媒凝縮器へ空気を導入する前記第1空気通路及び前記第2空気通路の開閉とを併用する開閉手段と、
前記フット吹出口を開閉し、前記フット吹出口を全開した状態の時に前記仕切壁の役割も兼ねるフットドアとを有することを特徴とする車両用空調装置。
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