JP3792619B2 - カラーカメラの較正システム、基準光発生装置及びリモートコントローラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラーカメラの較正システム、基準光発生装置及びリモートコントローラに関し、詳しくは、カラーカメラの赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の感度を較正するカラーカメラの較正システム、該システムを構成し、基準光を発生する基準光発生装置及び、該基準光発生装置を備えたリモートコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−233333号公報には、従来のカラーカメラの較正システムが開示されている。この従来のカラーカメラの較正システムは、輝度基準光源としての緑色発光ダイオード(LED)から放射される緑色発光を用いてカラービデオカメラの赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の出力信号のうち、中央に位置する緑出力信号のレベルを設定値に調整し輝度較正を行うものである。この従来のカラーカメラの較正システムでは、所定の緑色発光強度を維持するための安定化回路が付与されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カラービデオカメラ、テレビ会議用のカメラや、プロジェクタ等の投射型映像表示装置の色較正を行う色較正用カメラにおいては、そのレンズやカラーフィルタの経年変化のために、撮影した映像の色が変化してしまうという問題がある。特に、色較正用カメラにおいては、その映像が色較正の基準となるため、その映像は常に正確な色味を保持している必要がある。そこで、予め光の波長が判明している基準光源を用いて各カラーカメラの赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の感度を較正(色較正)する必要がある。
ところが、上記した従来のカラーカメラの較正システムにおいては、輝度較正を行うことはできるが、色較正を行うことはできないという欠点があった。
また、上記した従来のカラーカメラの較正システムは、大型で携帯には向いていないという問題があった。
【0004】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、小型かつ簡単な構成でカラーカメラから出力される映像信号を任意の色に色較正することができるカラーカメラの較正システム、基準光発生装置及びリモートコントローラを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るカラーカメラの較正システムは、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードから各々放射される赤色の基準光、緑色の基準光及び青色の基準光が合成された合成基準光を発生する基準光発生装置と、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの各々の発光波長データと、任意の色設定データと、カラーカメラから供給される映像信号とに基づいて、色較正のための補正係数を計算する補正係数計算回路と、上記補正係数に基づいて、上記映像信号を色較正する色補正回路とを備えてなることを特徴としている。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカラーカメラの較正システムに係り、上記基準光発生装置は、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードと、上記赤色の基準光、上記緑色の基準光及び上記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、上記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な上記合成基準光として出射する拡散板と、上記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、乾電池やバッテリから電力を供給され、上記光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路とを備えてなることを特徴としている。
【0007】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のカラーカメラの較正システムに係り、上記光検出素子は、上記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、上記出力レベル調整回路は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0008】
また、請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のカラーカメラの構成システムに係り、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、上記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、上記出力レベル調整回路は、上記光検出信号又は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号と、上記温度検出信号とに基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0009】
また、請求項5記載の発明は、カラーカメラの赤、緑、青の3原色の感度を較正するための合成基準光を放射する基準光発生装置に係り、赤色の基準光を放射する赤色発光ダイオードと、緑色の基準光を放射する緑色発光ダイオードと、青色の基準光を放射する青色発光ダイオードと、上記赤色の基準光、上記緑色の基準光及び上記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、上記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な上記合成基準光として出射する拡散板と、上記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、乾電池やバッテリから電力を供給され、上記光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路とを備えてなることを特徴としている。
【0010】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の基準光発生装置に係り、上記光検出素子は、上記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、上記出力レベル調整回路は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0011】
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の基準光発生装置に係り、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、上記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、上記出力レベル調整回路は、上記光検出信号又は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号と、上記温度検出信号とに基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0012】
また、請求項8記載の発明は、投射型映像表示装置やカラーカメラを遠隔操作するためのリモートコントローラに係り、乾電池やバッテリから電力を供給され、上記遠隔操作のための機能を有するリモートコントロール部と、上記乾電池や上記バッテリから電力を供給され、カラーカメラの赤、緑、青の3原色の感度を較正するための合成基準光を放射する基準光発生部とを備え、上記基準光発生部は、赤色の基準光を放射する赤色発光ダイオードと、緑色の基準光を放射する緑色発光ダイオードと、青色の基準光を放射する青色発光ダイオードと、上記赤色の基準光、上記緑色の基準光及び上記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、上記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な上記合成基準光として出射する拡散板と、上記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、乾電池やバッテリから電力を供給され、上記光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路とを備えてなることを特徴としている。
【0013】
また、請求項9記載の発明は、請求項8記載のリモートコントローラに係り、上記光検出素子は、上記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、上記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、上記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、上記出力レベル調整回路は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号に基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0014】
また、請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載のリモートコントローラに係り、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、上記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、上記出力レベル調整回路は、上記光検出信号又は、上記赤光検出信号、上記緑光検出信号及び上記青光検出信号と、上記温度検出信号とに基づいて、上記赤色発光ダイオード、上記緑色発光ダイオード及び上記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴としている。
【0015】
また、請求項11記載の発明は、請求項8乃至10のいずれか1に記載のリモートコントローラに係り、上記合成基準光が放射される基準光放射部に上記カラーカメラのレンズ部に嵌合する嵌合部を備えてなることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
A.第1の実施例
まず、この発明の第1の実施例について説明する。
図1は、この発明の第1の実施例であるカラーカメラの較正システムの構成を示す概略図である。
この例のカラーカメラの較正システムは、基準光発生装置1と、カラーカメラ2と、補正係数計算回路3と、補正係数レジスタ4と、色補正回路5とから構成されている。
【0017】
基準光発生装置1は、赤(R)色LED11から放射される赤色の基準光、緑(G)色LED12から放射される緑色の基準光、青(B)色LED13から放射される青色の基準光が合成された合成基準光LRGBを発生する。また、基準光発生装置1は、その先端1aがカラーカメラ2のレンズ部2aに嵌合された状態で使用される。カラーカメラ2は、色較正対象のカラーカメラであり、例えば、カラービデオカメラ、テレビ会議用のカメラ、あるいは色較正用カメラからなり、映像信号SPを補正係数計算回路3及び色補正回路5に供給する。補正係数計算回路3は、外部から供給される、赤色LED11の発光波長データDR、緑色LED12の発光波長データDG及び青色LED13の発光波長データDBと、外部から供給される任意の色設定データDCと、カラーカメラ2から供給される映像信号SPとに基づいて、色較正のための補正係数を計算し、補正係数レジスタ4に記憶する。発光波長データDR、DG及びDBは、予め測定されているものとする。補正係数レジスタ4は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等からなり、上記補正係数が記憶される。色補正回路5は、補正係数レジスタ4から読み出した補正係数に基づいて、カラーカメラ2から供給される映像信号SPを色較正し、色設定データDCで設定された色較正後の映像信号を映像出力信号SOUTとして出力する。
【0018】
次に、図2は、基準光発生装置1の構成を示す概略図である。この例の基準光発生装置1は、赤色LED11と、緑色LED12と、青色LED13と、ハーフミラー14と、拡散板15と、光検出素子16と、出力レベル調整回路17と、乾電池18とから構成されている。ハーフミラー14は、赤色LED11から放射される赤色の基準光、緑色LED12から放射される緑色の基準光及び青色LED13から放射される青色の基準光を透過光と反射光とに分離し、透過光を拡散板15に入射させるとともに、反射光を光検出素子16に入射させる。拡散板15は、ハーフミラー14の透過光を指向性のない均一な合成基準光LRGBとして出射する。光検出素子16は、ハーフミラー14の反射光の発光光度、すなわち、明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SLを出力レベル調整回路17に供給する。出力レベル調整回路17は、乾電池18から電力を供給され、光検出信号SLに基づいて赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する。
【0019】
次に、上記構成のカラーカメラの較正システムの動作について説明する。まず、操作者は、基準光発生装置1の先端1aをカラーカメラ2のレンズ部2aに嵌合させた後、基準光発生装置1に電源を投入する。これにより、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13各々から放射された赤色の基準光、緑色の基準光及び青色の基準光は、ハーフミラー14により透過光と反射光とに分離される。このうち、透過光は、拡散板15により指向性のない均一な合成基準光LRGBとされた後、カラーカメラ2のレンズ部2aに入射される。
一方、ハーフミラー14の反射光は、光検出素子16に入射される。これにより、光検出素子16は、ハーフミラー14の反射光の明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SLを出力レベル調整回路17に供給する。出力レベル調整回路17は、光検出信号SLに基づいて赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の出力レベルを調整する。具体的には、出力レベル調整回路17は、予め設定された基準値と光検出信号SLを比較して、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の制御電流又は電圧を決定して各々の出力レベルを調整する。したがって、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさが常に一定に保持されるので、合成基準光LRGBは、常に一定の明るさに保持される。
【0020】
このように一定の明るさに保持された合成基準光LRGBは、カラーカメラ2により撮影され、カラーカメラ2からは合成基準光LRGBに応じた映像信号SPが出力され、補正係数計算回路3及び色補正回路5に供給される。これにより、補正係数計算回路3において、発光波長データDR、DG及びDBと、色設定データDCと、カラーカメラ2から供給される映像信号SPとに基づいて、色較正のための補正係数が計算され、補正係数レジスタ4に記憶される。したがって、カラーカメラ2から供給された映像信号SPは、色補正回路5において、補正係数レジスタ4から読み出された補正係数に基づいて、色較正された後、色設定データDCで設定された色較正後の映像信号が映像出力信号SOUTとして出力される。
【0021】
このように、この例の構成によれば、基準光源として常に安定した明るさで発光する赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13を用いてカラーカメラの色較正をしているので、基準光発生装置1を小型化、電池駆動化することができ、場所を選ぶことなくカラーカメラの色較正をすることができる。
【0022】
B.第2の実施例
次に、この発明の第2の実施例について説明する。
図3は、この発明の第2の実施例であるカラーカメラの較正システムの構成を示す概略図である。図3において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図3に示すカラーカメラの較正システムにおいては、図1に示す基準光発生装置1に換えて、基準光発生装置21が新たに設けられている。基準光発生装置21は、赤色LED11から放射される赤色の基準光、緑色LED12から放射される緑色の基準光、青色LED13から放射される青色の基準光が合成された合成基準光LRGBを発生する。また、基準光発生装置21は、その先端21aがカラーカメラ2のレンズ部2aに嵌合された状態で使用される。
【0023】
次に、図4は、基準光発生装置21の構成を示す概略図である。図4において、図2の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図4に示す基準光発生装置21においては、図2に示す光検出素子16及び出力レベル調整回路17に換えて、光検出素子22〜14及び出力レベル調整回路25が新たに設けられている。また、図4に示す基準光発生装置21においては、温度センサ26が新たに設けられている。光検出素子22は、ハーフミラー14の反射光のうち、赤色の反射光の発光光度、すなわち、明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SRを出力レベル調整回路25に供給する。同様に、光検出素子23は、ハーフミラー14の反射光のうち、緑色の反射光の発光光度、すなわち、明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SGを出力レベル調整回路25に供給する。光検出素子24は、ハーフミラー14の反射光のうち、青色の反射光の発光光度、すなわち、明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SBを出力レベル調整回路25に供給する。
【0024】
温度センサ26は、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13近傍の温度を検出し、温度に応じた温度検出信号STを出力レベル調整回路25に供給する。出力レベル調整回路25は、乾電池18から電力を供給され、光検出信号SR、SG及びSBと、温度検出信号STに基づいて、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整する。
【0025】
次に、上記構成のカラーカメラの較正システムの動作について説明する。まず、操作者は、基準光発生装置21の先端21aをカラーカメラ2のレンズ部2aに嵌合させた後、基準光発生装置21に電源を投入する。これにより、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13各々から放射された赤色の基準光、緑色の基準光及び青色の基準光は、ハーフミラー14により透過光と反射光とに分離される。このうち、透過光は、拡散板15により指向性のない均一な合成基準光LRGBとされた後、カラーカメラ2のレンズ部2aに入射される。
一方、ハーフミラー14の反射光は、光検出素子16に入射される。これにより、光検出素子22は、ハーフミラー14の反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SRを出力レベル調整回路25に供給する。同様に、光検出素子23は、ハーフミラー14の反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SGを出力レベル調整回路25に供給する。光検出素子24は、ハーフミラー14の反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、明るさに応じた光検出信号SBを出力レベル調整回路25に供給する。
【0026】
また、温度センサ26は、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13近傍の温度を検出し、温度に応じた温度検出信号STを出力レベル調整回路25に供給する。出力レベル調整回路25は、光検出信号SR、SG及びSBと、温度検出信号STに基づいて、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整する。具体的には、出力レベル調整回路25は、予め設定された周囲温度に応じた赤色の基準光、緑色の基準光及び青色の基準光各々の基準値と光検出信号SR、SG及びSBを比較して、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の制御電流又は電圧を決定して各々の出力レベルを調整する。したがって、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさが常に一定に保持されるので、合成基準光LRGBは、常に一定の明るさに保持される。
なお、これ以降のカラーカメラの較正システムの動作については、上記した第1の実施例における動作と略同様であるので、その説明を省略する。
【0027】
このように、この例の構成によれば、光検出素子22〜14及び温度センサ26を設け、出力レベル調整回路25は、光検出信号SR、SG及びSBと、温度検出信号STに基づいて、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整している。したがって、この例の構成によれば、上記した第1の実施例により得られる効果の他、より精確な合成基準光LRGBを提供することができる。これにより、カラーカメラの色較正をより厳密に行うことができる。
【0028】
C.第3の実施例
次に、この発明の第3の実施例について説明する。
図5は、この発明の第3の実施例であるリモートコントローラ31の構成を示すブロック図である。この例のリモートコントローラ31は、例えば、プロジェクタ等の投射型映像表示装置を遠隔操作するためのものであり、またカラーカメラの色較正をするための基準光を発生する機能をも備えている。この例のリモートコントローラ31は、リモートコントロール部32と、基準光発生部33と、操作部34と、電源回路35と、乾電池36とから構成されている。
【0029】
リモートコントロール部32は、電源回路35から電力を供給され、例えば、プロジェクタ等の投射型映像表示装置を遠隔操作するための機能を有している。基準光発生部33は、電源回路35から電力を供給され、合成基準光を発生するための機能を有しており、具体的には、図2に示す基準光発生装置1又は図4に示す基準光発生装置21の構成及び機能から乾電池18を取り除いたものに相当する。操作部34は、リモートコントロール部32及び基準光発生部33に操作者が所望する機能を発揮させるための指示に用いる各種のスイッチやキーと、対応するスイッチに応じた信号を発生してリモートコントロール部32及び基準光発生部33に供給する信号発生部とから構成されている。なお、スイッチやキーの種類及び機能については後述する。電源回路35は、乾電池36により供給される電力に基づいて、リモートコントロール部32及び基準光発生部33に所定の電力を供給する。
【0030】
図6は、リモートコントローラ31の外観構成を示す平面図、図7は、リモートコントローラ31の外観構成を示す一部斜視図である。
リモートコントローラ31には、図6及び図7に示すように、電源スイッチ41と、基準光発生スイッチ42と、レーザポインタスイッチ43と、メニュースイッチ44と、入力切換スイッチ45と、画面ミュートスイッチ46と、8方向選択キー47と、拡大/縮小スイッチ48と、ひずみ補正スイッチ49と、静止画スイッチ50と、音量調整キー51と、ズームキー52と、基準光発生状態表示灯53と、基準光放射部54と、レーザ光放射部55と、リモコン光放射部56及び57とが設けられている。
【0031】
電源スイッチ41は、図示せぬ投射型映像表示装置に電源の投入を指示するためのスイッチである。基準光発生スイッチ42は、リモートコントローラ31に合成基準光の発生を指示するためのスイッチである。レーザポインタスイッチ43は、投射映像が投射されているスクリーン(図示略)に例えば、赤色のレーザポインタの表示をリモートコントローラ31に指示するためのスイッチである。メニュースイッチ44は、図示せぬスクリーンに表示されるメニュー画面の中から1つの機能を選択するためのスイッチである。入力切換スイッチ45は、図示せぬ投射型映像表示装置に接続された各種入力信号(例えば、RGB1、RGB2、VIDEO、S−VEDEO)を切り換えるためのスイッチである。画面ミュートスイッチ46は、図示せぬ投射型映像表示装置に画面ミュート機能を実施させるためのスイッチである。
【0032】
8方向選択キー47は、図示せぬスクリーンに表示されたレーザポインタを移動させたり、メニュー画面を構成する各種機能を選択するためのキーである。拡大/縮小スイッチ48は、図示せぬスクリーンに投射された投射映像の拡大又は縮小を指示するためのスイッチである。ひずみ補正スイッチ49は、図示せぬクリーンに対して投射光軸を傾斜させて映像を投射することによって生じる投射映像の歪みを補正する際に用いられるスイッチである。静止画スイッチ50は、図示せぬスクリーンに表示されている動画像のうち、操作者が希望する画像を固定するために用いられるスイッチである。音量調整キー51は、図示せぬスクリーンに表示されている動画像に対応して図示せぬ投射型映像表示装置から放射されている音量を調整するためのキーである。ズームキー52は、図示せぬ投射型映像表示装置を構成するレンズが電動式である場合に、図示せぬスクリーンに表示されている画像の一部をズームさせたり、フォーカスを合わせたりするために用いられるキーである。
【0033】
基準光発生状態表示灯53は、例えば、LEDなどからなり、基準光発生部33から一定の明るさに保持された合成基準光LRGBが放射されるようになった場合に点灯する。基準光放射部54は、合成基準光が放射される開口部である。レーザ光放射部55は、例えば、半導体レーザからレーザポインタとして図示せぬスクリーンに表示される例えば、赤色の光が放射される開口部である。リモコン光放射部56及び57は、図示せぬ投射型映像表示装置を遠隔操作するためにリモートコントローラ31を構成する操作部34の操作に応じた光信号が放射される開口部である。
【0034】
次に、上記構成のリモートコントローラ31を用いたカラーカメラの較正システムの動作について説明する。まず、操作者は、色較正の対象であるカラーカメラに、図1又は図3に示すように、発光波長データDR、DG及びDBと、色設定データDCが供給された補正係数計算回路3と、補正係数レジスタ4及び色補正回路5を接続した後、図8に示すように、図7に示す基準光放射部54の凸状の嵌合部31aをカラーカメラの凹状のレンズ部61に嵌合させる。次に、操作者は、リモートコントローラ31の基準光発生スイッチ42を押下する。これ以降は、リモートコントローラ31は、図1及び図2に示す基準光発生装置1又は図3及び図4に示す基準光発生装置21と略同様の動作を行う。そして、リモートコントローラ31を構成する基準光発生部33から一定の明るさに保持された合成基準光LRGBが放射されるようになると、基準光発生状態表示灯53が点灯する。そこで、操作者は、当該カラーカメラの色補正を開始する。
なお、これ以降のカラーカメラの較正システムの動作については、上記した第1の実施例における動作と略同様であるので、その説明を省略する。
このように、この例の構成によれば、リモートコントローラ31に基準光発生部33を設けたので、手軽にどこの場所でもカラーカメラの色較正を実行することができる。
【0035】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、図4に示す基準光発生装置21にのみ温度センサ26を設ける例を示したが、これに限定されず、図2に示す基準光発生装置1にも温度センサ26を設けるとともに、出力レベル調整回路17は、光検出信号SLと温度検出信号STに基づいて、赤色LED11、緑色LED12及び青色LED13の明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整するように構成しても良い。
また、上述の第3の実施例においては、リモートコントローラ31はプロジェクタ等の投射型映像表示装置を遠隔操作するためのものである例を示したが、これに限定されず、カラーカメラを遠隔操作するためのものであっても良い。
【0036】
また、上述の第3の実施例においては、基準光発生状態表示灯53は、基準光発生部33から一定の明るさに保持された合成基準光LRGBが放射されるようになった場合に点灯する例を示したが、これに限定されず、基準光発生状態表示灯53は、基準光発生スイッチ42が押下された際にある色で点灯し、基準光発生部33から一定の明るさに保持された合成基準光LRGBが放射されるようになった場合に他の色で点灯するように構成しても良い。
また、図8に示すように、嵌合部31a及びカラーカメラのレンズ部61の形状が四角形状である例を示したが、これに限定されず、嵌合部31a及びカラーカメラのレンズ部61の形状は円形状でも楕円形状でも良い。さらに、嵌合部31aだけを凸状としてその外周にウレタンやスポンジ等からなるクッション材を取り付け、リモートコントローラ31を基準光発生装置として使用する際に嵌合部31aをカラーカメラのレンズ部に押しつけるように構成しても良い。
【0037】
また、上述の各実施例においては、電源は、乾電池である例を示したが、これに限定されず、バッテリでも良い。
また、上述の各実施例においては、各手段をハードウェアで構成した例を示したが、これに限定されない。すなわち、上記カラーカメラの較正システムを、CPU(中央処理装置)と、ROMやRAM等の内部記憶装置と、FDD(フレキシブル・ディスク・ドライバ)、HDD(ハード・ディスク・ドライバ)、CD−ROMドライバ等の外部記憶装置と、出力手段と、入力手段とを有するコンピュータによって構成し、上記補正係数計算回路3及び色補正回路5がCPUによって構成され、これらの機能がカラーカメラの較正プログラムとして、ROM等の半導体メモリや、FD、HDやCD−ROM等の記憶媒体に記憶されていると構成しても良い。この場合、上記内部記憶装置、あるいは外部記憶装置が補正係数レジスタ4となり、カラーカメラの較正プログラムは、記憶媒体からCPUに読み込まれ、CPUの動作を制御する。CPUは、カラーカメラの較正プログラムが起動されると、補正係数計算回路3及び色補正回路5として機能し、カラーカメラの較正プログラムの制御により、上記した処理を実行するのである。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、小型かつ簡単な構成でカラーカメラから出力される映像信号を任意の色に色較正をすることができる。
また、この発明の別の構成によれば、より精確な合成基準光を放射することができ、カラーカメラの色較正をより厳密に行うことができる。
また、この発明の別の構成によれば、手軽にどこの場所でもカラーカメラの色較正を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるカラーカメラの較正システムの構成を示す概略図である。
【図2】同システムを構成する基準光発生装置の構成を示す概略図である。
【図3】この発明の第2の実施例であるカラーカメラの較正システムの構成を示す概略図である。
【図4】同システムを構成する基準光発生装置の構成を示す概略図である。
【図5】この発明の第3の実施例であるリモートコントローラ31の構成を示すブロック図である。
【図6】同リモートコントローラ31の外観構成を示す平面図である。
【図7】同リモートコントローラ31の外観構成を示す一部斜視図である。
【図8】同リモートコントローラ31の嵌合部31a及びカラーカメラのレンズ部61を示す概略図である。
【符号の説明】
1,21 基準光発生装置
1a,21a 先端
2 カラーカメラ
2a,61 レンズ部
3 補正係数計算回路
4 補正係数レジスタ
5 色補正回路
11 赤色LED
12 緑色LED
13 青色LED
14 ハーフミラー
15 拡散板
16,22〜24 光検出素子
17,25 出力レベル調整回路
18,36 乾電池
26 温度センサ
31 リモートコントローラ
32 リモートコントロール部
33 基準光発生部
34 操作部
35 電源回路
LRGB 合成基準光
Claims (11)
- 赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードから各々放射される赤色の基準光、緑色の基準光及び青色の基準光が合成された合成基準光を発生する基準光発生装置と、
前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの各々の発光波長データと、任意の色設定データと、カラーカメラから供給される映像信号とに基づいて、色較正のための補正係数を計算する補正係数計算回路と、
前記補正係数に基づいて、前記映像信号を色較正する色補正回路と
を備えてなることを特徴とするカラーカメラの較正システム。 - 前記基準光発生装置は、
前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードと、
前記赤色の基準光、前記緑色の基準光及び前記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、
前記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な前記合成基準光として出射する拡散板と、
前記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、
乾電池やバッテリから電力を供給され、前記光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路と
を備えてなることを特徴とする請求項1記載のカラーカメラの較正システム。 - 前記光検出素子は、
前記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、
前記出力レベル調整回路は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項2記載のカラーカメラの較正システム。 - 前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、前記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、
前記出力レベル調整回路は、前記光検出信号又は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号と、前記温度検出信号とに基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項2又は3記載のカラーカメラの構成システム。 - カラーカメラの赤、緑、青の3原色の感度を較正するための合成基準光を放射する基準光発生装置において、
赤色の基準光を放射する赤色発光ダイオードと、
緑色の基準光を放射する緑色発光ダイオードと、
青色の基準光を放射する青色発光ダイオードと、
前記赤色の基準光、前記緑色の基準光及び前記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、
前記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な前記合成基準光として出射する拡散板と、
前記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、
乾電池やバッテリから電力を供給され、前記光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路と
を備えてなることを特徴とする基準光発生装置。 - 前記光検出素子は、
前記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、
前記出力レベル調整回路は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項5記載の基準光発生装置。 - 前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、前記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、
前記出力レベル調整回路は、前記光検出信号又は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号と、前記温度検出信号とに基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項5又は6記載の基準光発生装置。 - 投射型映像表示装置やカラーカメラを遠隔操作するためのリモートコントローラであって、
乾電池やバッテリから電力を供給され、前記遠隔操作のための機能を有するリモートコントロール部と、
前記乾電池や前記バッテリから電力を供給され、カラーカメラの赤、緑、青の3原色の感度を較正するための合成基準光を放射する基準光発生部とを備え、
前記基準光発生部は、
赤色の基準光を放射する赤色発光ダイオードと、緑色の基準光を放射する緑色発光ダイオードと、青色の基準光を放射する青色発光ダイオードと、前記赤色の基準光、前記緑色の基準光及び前記青色の基準光を透過光と反射光とに分離するハーフミラーと、前記ハーフミラーからの透過光を指向性のない均一な前記合成基準光として出射する拡散板と、前記ハーフミラーからの反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた光検出信号を出力する光検出素子と、乾電池やバッテリから電力を供給され、前記光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを一定に保持するように各々の出力レベルを調整する出力レベル調整回路とを備えてなることを特徴とするリモートコントローラ。 - 前記光検出素子は、
前記ハーフミラーからの反射光のうち、赤色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた赤光検出信号を出力する赤光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、緑色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた緑光検出信号を出力する緑光検出素子と、前記ハーフミラーからの反射光のうち、青色の反射光の明るさを検出し、前記明るさに応じた青光検出信号を出力する青光検出素子とからなり、
前記出力レベル調整回路は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号に基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、各々独立に一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項8記載のリモートコントローラ。 - 前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの近傍の温度を検出し、前記温度に応じた温度検出信号を出力する温度センサを備え、
前記出力レベル調整回路は、前記光検出信号又は、前記赤光検出信号、前記緑光検出信号及び前記青光検出信号と、前記温度検出信号とに基づいて、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの明るさを、これらの周囲温度の変化による影響を考慮しつつ、一定に保持するように各々の出力レベルを調整することを特徴とする請求項8又は9記載のリモートコントローラ。 - 前記合成基準光が放射される基準光放射部に前記カラーカメラのレンズ部に嵌合する嵌合部を備えてなることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1に記載のリモートコントローラ。
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