JP3757847B2 - スプールファイル加工装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷用のスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するスプールファイル加工装置に関し、特に、外部の情報端末にて生成されたスプールファイルを受信してプリンタ等の印刷デバイスへ出力する印刷サーバにおいて、その受信したスプールファイルを加工するためのスプールファイル加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略す)をネットワークを介して相互に接続すると共にある特定のPCにプリンタを接続し、そのプリンタを、ネットワークに接続された全てのPCが利用できるように構成したネットワーク印刷システムが知られている。
【0003】
図7は、ネットワーク印刷システムの一例を示すものであり、プリンタ73が接続されたサーバPC72とクライアントPC71とがネットワーク74を介して相互に接続されている。また、図示しないものの、ネットワーク74には他にも複数のクライアントPCが接続されている。そして、サーバPC72からプリンタ73へ印刷データを出力して印刷を行えるのはもちろん、ネットワーク74に接続された全てのクライアントPCも、ネットワーク74及びサーバPC72を介してプリンタ73へ印刷データを出力し、印刷を行うことができる。つまり、プリンタ73は、ネットワーク74に接続された全てのPCに共有される共有プリンタとして構成されている。
【0004】
このように構成されたネットワーク印刷システムにおいて、クライアントPC71からプリンタ73への印刷要求があったときの印刷データの流れを、図8に基づいて概略説明する。図8では、クライアントPC71におけるクライアントOS(Operating System)及びサーバPC72におけるサーバOSがいずれもWindows(登録商標)であるものとして説明する。
【0005】
クライアントPC71にて起動中のアプリケーション81からユーザ操作により印刷指示がなされると、その指示内容はクライアントOSのプリンタドライバを介して、クライアントOSが提供するプログラムモジュールであるGDI(Graphics Device Interface )82に送られる。このGDI82により、仮想化されたディスプレイ領域であるデバイスコンテキスト(以下「DC」と略す)が作成されてアプリケーション81へ供給される。これにより、アプリケーション81によるDCへの描画処理が行われ、その結果、EMF(Enhanced Meta File)と称される、プリンタの種類に依存しない中間ファイルがページ毎に生成される。
【0006】
各ページの中間ファイルは、クライアントOSの一機能としてのスプーラシステム83によって、印刷ジョブ毎に一つのスプールファイルとして形成されると共に、そのスプールファイルは、ネットワーク74を介してサーバPC72へ送出される。サーバPC72では、サーバOSの一機能としてのスプーラシステム85が、クライアントPC71から受信したスプールファイルを一時的に記憶装置に記憶(スプール)する。そして、プリントプロセッサ86が、記憶装置に記憶されたスプールファイルをGDI(プリンタドライバ)87へ渡すことにより、スプールファイルがこのGDI87によって出力先のプリンタ73に応じたプリンタ制御コードに変換され、プリンタ73へ出力される。
【0007】
上記のように、EMFからなるスプールファイルがクライアントPC71からサーバPC72へ送信される場合、通常は、クライアントPC71にて生成された印刷ジョブに使用されるフォントデータまでがサーバPC72へ送られることはない。但し、どのフォントを使用するのかといったフォント情報は、スプールファイルと共に送信される。そのため、サーバPC72は、そのフォント情報に基づいて、サーバPC72自信が備えているフォントデータを用いつつ、スプールファイルをプリンタ制御コードに変換する。
【0008】
そのため、クライアントPC71からのスプールファイルに含まれるフォント情報に応じたフォントデータをサーバPC72が備えている限り、クライアントPC71にて生成した印刷ジョブをプリンタ73にて忠実に印刷出力させることができる。逆に、クライアントPC71で印刷ジョブを生成する際に使用したフォントがサーバPC72にない場合は所望の印刷結果が得られない。
【0009】
ところが、近年になってOSが次々に変化していく中で、スプールファイルにフォントデータを付加してサーバPCへ送信するようなOSが存在するようになった。具体的には、例えばWindows2000がこれに相当するOSであり、例えば図8のネットワーク印刷システムにおいて、クライアントOS及びサーバOSがともにWindows2000の場合、クライアントPC71にて生成した印刷ジョブで使用されるフォントがサーバPC72にない場合は、スプールファイルにそのフォントデータが付加されて(詳細には、スプールファイルを構成する各ページのEMFにフォントデータが付加されて)サーバPC72へ送信されるのである。
【0010】
そのため、ユーザがクライアントPC71のアプリケーション81を利用して各種印刷ジョブを生成する際に、サーバPC72にフォントデータがあるか否かを気にする必要はなく、クライアントPC71にて生成した通りの状態で印刷出力させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記例示した通常の印刷に加え、例えばページ分割された複数のページを同一ページ内に印刷するいわゆる4in1、2in1等のNin1と称されるマルチページ印刷や、ある画像に別の画像を重ねて印刷する重ね印刷、或いはページ分割された複数ページのページ順を入れ換えて印刷するといったページ入れ換え印刷などの、種々の特殊印刷を行いたいというニーズもあり、そのような特殊印刷ジョブをパソコン側で制御することも考えられている。そこで本願出願人は、特開平11−219265号公報にて、スプールファイルを加工することにより特殊印刷を実現する技術を提案した。
【0012】
具体的には、例えば図8のサーバPC72において、スプーラシステム85によりスプールされたスプールファイルをプリントプロセッサ86を介して取り出し、そのスプールファイルをページ毎の中間ファイルに分割する。そして、ページ分割した中間ファイルに加工を施して新たなスプールファイルを生成し、再びスプーラシステム85へ戻すものである。これにより、新たに生成されたスプールファイルに基づいて、出力先のプリンタに応じたプリンタ制御コードをGDI87にて生成するといった通常の処理を可能としつつ、上記各種の特殊印刷を実現している。
【0013】
しかしながら、OSの種類によっては、上記のような特殊印刷等のためにスプールファイルを加工して新たな印刷ジョブのスプールファイルを生成すると、その新たなスプールファイルをプリンタ制御コードに変換する際に、加工前の元のスプールファイル(つまりクライアントPCからのスプールファイル)に含まれていたフォントデータが利用されなくなってしまうことがある。
【0014】
その一例として、上記のようにクライアントOS及びサーバOSがともにWindows2000の場合が挙げられる。この場合、通常の印刷であれば、クライアントPC71にて生成した印刷ジョブがサーバPC72にないフォントを用いたものであっても、その印刷ジョブのスプールファイルがサーバPC72へ送信される際にフォントデータも付加されて送信されるため、サーバPC72ではそのフォントデータを利用してプリンタ制御コードへの変換等を行うことができる。
【0015】
しかし、特殊印刷を行うために、サーバPC72へ送信されてきたスプールファイルを加工すると、そのスプールファイルに含まれていたフォントデータが利用できなくなり、結果として、クライアントPC71にて作成した印刷データが所望のフォントで印刷されなくなってしまうのである。
【0016】
つまり、従来はスプールファイルにフォントデータが付加されてサーバPC71へ送信されることはなかったものの、近年になって例えばWindows2000のように、クライアントPC71にて生成した印刷ジョブがサーバPC72にないフォントを用いたものである場合に、そのフォントデータを付加したスプールファイルをサーバPC72へ送信するような仕様のOSも登場してきた。これにより、サーバPC72は、自身がフォントデータを持っていなくてもクライアントPC71からのスプールファイルに含まれるフォントデータを利用してプリンタ制御コードへの変換等を行えるようになったのだが、特殊印刷等のためにそのスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成すると、元のスプールファイルに含まれていたはずのフォントデータが使用できなくなってしまうのである。
【0017】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、外部の情報端末から受信した印刷用のスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換して印刷デバイスへ出力する印刷サーバにおいて、受信したスプールファイルにその印刷ジョブで使用するフォントデータが含まれている場合に、特殊印刷等のためにそのスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成する場合であっても、加工後の新たなスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換する際に、加工前の元のスプールファイルに含まれていたフォントデータを使用できるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のスプールファイル加工装置は、外部の情報端末から送信されてくる印刷用の中間ファイルからなるスプールファイルを受信し、該受信したスプールファイルを記憶手段へ記憶すると共に該記憶されたスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換して該印刷デバイスへ出力する印刷サーバに設けられるものであって、記憶手段に記憶されたスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するものである。印刷サーバは、コンピュータのオペレーティングシステム上で稼働するものである。
【0019】
そして、本発明では、記憶手段に記憶されたスプールファイルをスプールファイル取得手段が取り出し、その取り出されたスプールファイルに、該スプールファイルを加工すべき加工情報が含まれているか否かを、加工情報有無判断手段が判断する。この加工情報有無判断手段により加工情報が含まれていると判断されたとき、加工手段が、該加工情報に基づいてスプールファイルを加工して、該加工後のスプールファイルを、加工前のスプールファイルに代わる新たなスプールファイルとして再び記憶手段へ戻す。
さらに、フォントデータ取得手段及び登録手段を備えており、加工情報有無判断手段により加工情報が含まれていると判断されたとき、フォントデータ取得手段が、加工手段による加工に先立って、該判断対象のスプールファイル(即ち加工情報が含まれているスプールファイル)にフォントデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合にそのフォントデータを取り出す。そして、フォントデータ取得手段によりフォントデータが取り出されたとき、登録手段が、加工手段による加工に先立って、その取り出されたフォントデータを、印刷サーバがスプールファイルを印刷データへ変換する際に使用できるよう該印刷サーバに登録する。
そして、スプールファイル取得手段及び加工情報有無手段は、オペレーティングシステムにおける一機能として構成され、加工手段は、オペレーティングシステムとは別に、オペレーティングシステムと連携しながら動作するデバイスドライバにおける一機能として構成されている。
【0020】
つまり、外部の情報端末から受信したスプールファイルに加工情報が含まれている場合、そのスプールファイルがオペレーションシステムとは別のデバイスドライバの一機能である加工手段にて加工される前に、そのスプールファイルにフォントデータが含まれていればそれを抽出して、印刷サーバへ登録しておくのである。このようにすれば、例えば特殊印刷等のためにそのスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成する場合であっても、加工後の新たなスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換する際に、加工前の元のスプールファイルに含まれていたフォントデータを確実に使用することができる。
【0021】
本発明(請求項1)により、加工前のスプールファイルに含まれるフォントデータが印刷サーバに登録され、以後、そのフォントデータは印刷サーバが元々備えるフォントデータと同等に扱われることになるが、例えば請求項2に記載の構成により、登録されたフォントデータが当該スプールファイルの印刷データへの変換時にのみ使用されるようにすることもできる。
【0022】
即ち、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のスプールファイル加工装置において、印刷サーバが加工後のスプールファイルの印刷動作を終了したときに、削除手段が、加工前のスプールファイルから取り出されて印刷サーバに登録されたフォントデータを削除する。これにより、スプールファイルに含まれて送られてきたフォントデータは、そのスプールファイルが上記印刷データに変換される際にのみ使用されることになる。
【0023】
また、登録手段による登録は、例えばハードディスク等の不揮発性の記憶装置にフォントデータを記憶させてそれを印刷サーバが使用できるようにすることができる。しかし、このようにすると、削除手段による削除が実行されても何らかの要因によりフォントデータが完全に削除されないといった事態が起こってしまった場合、以後、そのフォントデータが引き続き印刷サーバ内に残ってしまう。
【0024】
そこで、請求項1又は2記載のスプールファイル加工装置は、例えば請求項3に記載のように、フォントデータ取得手段が、取り出したフォントデータを揮発性メモリに記憶するようにし、登録手段は、その揮発性メモリに記憶されるフォントデータを印刷サーバに登録するようにするのが好ましい。
【0025】
このようにすれば、登録したフォントデータを削除する操作をしなかったり、或いは削除手段によって削除を実行したにも関わらず何らかの要因で完全に削除されないといったことが生じても、少なくとも揮発性メモリが記憶内容を保持するのに必要な電源供給が遮断(例えば印刷サーバのシャットダウン等)されれば、フォントデータが確実に消去される。
【0026】
ところで、スプールファイルにフォントデータが含まれて印刷サーバへ送信されてくる場合、通常(例えばWindowsなど)は、スプールファイルを構成するページ毎の中間ファイルの中にフォントデータが含まれて送られてくる場合が多い。そこで、スプールファイルからフォントデータを取り出すために、より具体的には、例えば請求項4に記載のように、加工情報有無判断手段により加工情報が含まれていると判断されたスプールファイルを、ページ分割手段が、ページ毎の中間ファイルに分割するようにし、加工手段は、ページ分割手段にて分割されたページ毎の中間ファイルに対して該ページ毎に加工を行い、フォントデータ取得手段は、ページ分割手段により分割されたページ毎の中間ファイルに対し、該ページ毎に、当該ページが加工手段にて加工されるのに先立って、フォントデータが含まれているか否かを判断して含まれていると判断されたときに該フォントデータを取り出し、登録手段は、フォントデータ取得手段によりフォントデータが取り出されたとき、該取り出されたページの中間ファイルが加工手段にて加工されるのに先立って、該取り出されたフォントデータの登録を行うようにするとよい。
【0027】
そしてこの場合、ページ分割された各中間ファイルに対してどのような順番でフォントデータの取り出しを実行するかは任意に決めることができるが、印刷サーバ或いは外部情報端末の仕様によっては、例えば2ページ目以降で使用するフォントデータが1ページ目の中間ファイルのみに含まれた状態で外部情報端末から送信されてくるといったことも考えられる。
【0028】
そのため、フォントデータ取得手段は、前記ページ分割手段によりページ毎に分割された各中間ファイルに対して、1ページ目から順番にその動作(フォントデータが含まれているか否かの判断及び含まれている場合の取り出し)を実行するとよい。このようにすれば、上記例のように全てのフォントデータが1ページ目の中間ファイルのみにまとめて含まれている場合であっても、そのフォントデータを取り出す前に他のページの中間ファイルが加工されてしまうおそれはなく、スプールファイルの上記印刷データへの変換をより確実に行うことができる。
【0029】
また、本発明のスプールファイル加工装置は、例えば別途ハードウェアにより実現することができるなど、種々の方法により実現可能であるが、コンピュータがアプリケーションソフト(プログラム)を実行することにより実現することができる。即ち、当該スプールファイル加工装置における各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを備え、コンピュータがそのプログラムを実行することにより、本発明のスプールファイル加工装置を実現するのである。
【0030】
そして、コンピュータを本発明のスプールファイル加工装置として機能させるためのプログラムは、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてプログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータに組み込んで用いてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のネットワーク印刷システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態のネットワーク印刷システムは、図7で説明したネットワーク印刷システムと全く同様、クライアントPC1(本発明の情報端末)とサーバPC2(本発明の印刷サーバ)とがネットワークを介して接続されており、サーバPC2には、印刷デバイスとしてのプリンタ3が接続されている。そして、サーバPC2から直接プリンタ3へ印刷させることができるのはもちろん、クライアントPC1も、サーバPC2を介してプリンタ3へ印刷させることができる。本実施形態では、クライアントOS及びサーバOSがいずれもWindows2000の場合を示している。
【0032】
そして、本実施形態では、中間ファイル生成部11にて生成された印刷用の中間ファイルが、印刷ジョブ毎のスプールファイルとしてプリントスプーラ12からサーバPC2へ送信される。サーバPC2では、受信したスプールファイルをプリントスプーラ21が一旦スプール領域28へ記憶すると共に、そのスプールファイルに加工情報が含まれているときは、スプールファイル加工部23にてそのスプールファイルを加工して再びスプール領域28へ戻し、プリンタ3の動作状態に応じて、スプールファイルをGDI25にてプリンタ制御コードに変換してプリンタ3へ出力するものである。
【0033】
尚、一般に、クライアントPC1及びサーバPC2はいずれも、CPU、ROM、RAM、I/O等のハードウェアのもとで各OSがこれらの制御を担い、そのOSの元で、アプリケーションソフトやデバイスドライバ等の応用ソフトが動作するようになっている。そして、本実施形態のサーバPC2では、プリントスプーラ21及びGDI29は、サーバOSの一機能としてのプログラムモジュールであり、フォントデータ抽出・登録部30,EMF加工部31及びGDI25はいずれも、プリンタ3を動作させるためにサーバPC2に組み込まれたデバイスドライバ(プログラム)であってサーバOSと連携しながらプリンタ3の動作を制御する。
【0034】
また、プリントプロセッサ27は、OS(Windows2000)が元々備えているプリントプロセッサ(図示略)とは別に、プリンタ3に対応してサーバPC2に追加(インストール)されることによりサーバOSの中に組み込まれて動作するプログラムモジュールであり、スプールファイル加工部23及びメモリ24と共に本発明のスプールファイル加工装置を構成するものである。
【0035】
尚、本実施形態では、サーバPC2における各部の機能を実現するためのプログラムは全てハードディスク(HDD)22に格納されている。また、メモリ24は、RAM等のいわゆる揮発性メモリである。以下、本実施形態のネットワーク印刷システムにおいてクライアントPC1から印刷要求があった場合の各部の動作について詳述する。
【0036】
図1に示す如く、ユーザによってクライアントPC1上のアプリケーション14により作成された印刷データは、Windows2000のプリンタドライバ15を介してWindows2000が提供するプログラムモジュールであるGDI16に送られ、このGDI16により仮想化されたディスプレイ領域であるDC(デバイスコンテキスト)が作成される。そして、このDCの指示された座標にデバイス(プリンタ、ディスプレイ等)の種類に依存しない印刷ジョブ毎の印刷データが格納され、仮想化されたデバイスへの描画が行われる。アプリケーション14は、例えばワープロソフトや表計算ソフトなどの、クライアントOS上で動作する応用ソフトを示すものである。
【0037】
尚、一般にGDIと呼ばれるものには、DCの管理、EMFの形成を行うものと、DCへの処理をデバイス(例えばプリンタやディスプレイ)に依存するコマンドに変換するものとがあり、前者はOSにより提供されるものであって図1のGDI16或いはGDI29(後述)がこれに相当するものであり、後者はデバイスメーカによりドライバとして提供されるものであって図1のGDI25(後述)に相当するものである。
【0038】
このようにDC即ち仮想化されたデバイスに描画することで、各ページ毎にデバイスの種類に依存しないEMF(中間ファイル)が形成される。そして、このEMFがプリントスプーラ12により結合されて、印刷ジョブ毎のスプールファイルが形成されるのだが、本実施形態では、プリントスプーラ12にてスプールファイルが形成される前に、サーバPC2との間で相互通信を行うことにより、その印刷ジョブで使用しているフォントをサーバPC2が備えているか否かを確認する。
【0039】
そして、サーバPC2がそのフォントを備えていない場合は、HDD13内に格納されているフォントデータ19から所望のフォントデータを取得して、そのフォントデータを付加したスプールファイルを形成するのである。また、アプリケーション14にて作成した印刷データをユーザが印刷させる際に、特殊印刷をする旨の指示があった場合は、その旨の情報(即ちスプールファイルを加工するための加工情報)も、スプールファイルに付加される。プリントスプーラ12にて形成された印刷ジョブ毎のスプールファイルは、HDD13内に確保されたスプール領域20に適宜記憶されつつ、RPC(Remote Procedure Call )を使用してサーバPC2へ送信される。尚、スプールファイルへのフォントデータ付加の詳細については後述する。
【0040】
このようにクライアントPC1からサーバPC2へスプールファイルが送信されると、サーバPC2のプリントスプーラ21にてそのスプールファイルが受信され、スプーラシステム26が、受信したスプールファイルを、HDD22内に確保された記憶手段であるスプール領域28へ一旦記憶する。
【0041】
そして、マルチページ印刷、重ね印刷等の特殊印刷を行う場合には、スプールファイル加工部23が起動され、このスプールファイル加工部23により、スプール領域28に格納されている印刷ジョブ毎のスプールファイルが特殊印刷のために加工される。具体的には、プリントプロセッサ27が、スプール領域28に記憶されたスプールファイルを取り出して、その取り出したスプールファイルに加工情報が含まれているか否かをみる。そして、加工情報が含まれている場合に、そのスプールファイルをスプールファイル加工部23へ渡す。
【0042】
スプールファイル加工部23における処理の詳細は後述するが、その概略だけ説明すると、まず、プリントプロセッサ27から渡されたスプールファイルを、ページ毎のEMF(中間ファイル)に分割し、各ページのEMFをメモリ24等に形成されるテンポラリファイルにコピーする。このテンポラリファイルは不要となった時点で消去する。尚、ページ分割の前に、スプールファイルから加工情報を取得して、どのような加工をすべきかを予め識別しておく。
【0043】
本実施形態のスプールファイルは、具体的には図2に示す構成となっており、ヘッダを先頭としてページ毎のEMF及び加工情報等が含まれる。そして、各ページのEMFは、コマンド及びデータからなる複数のレコード及びエンドコマンドにより構成されており、フォントデータは、ある一部のレコードに含まれることになる。このフォントデータを含むレコードは、次に述べる「拡張レコード」の一つである。
【0044】
「拡張レコード」は、EMF本来のレコードを拡張したものであるので、EMFの描画ルーチンでは処理できないものである。換言すれば、このレコードは本来EMFとして処理する場合は無視されるものである。
そして、フォントデータ抽出・登録部30が、ページ分割された各EMFに対してフォントデータが含まれているか否かを判断し、含まれていればそのフォントデータを抽出して、サーバOSのシステムフォントとして登録する。その後、EMF加工部31が、ページ毎のEMFに対して加工情報に基づく加工を施し、新たなEMFを生成する。この加工後の新たなEMFは、スプーラシステム26によって再びスプール領域28へ戻される。そして、このようにスプールファイル加工部23により加工されてスプール領域28に戻された新しい印刷ジョブのEMFは、プリントプロセッサ27によってGDI25へ送られ、このGDI25により、新しい印刷ジョブのEMFがプリンタ3に対応したプリンタ制御コードに変換されて、プリンタ3に送られる。このプリンタ制御コードが、本発明の印刷データ(印刷デバイスに適合した形式のもの)に相当するものである。
【0045】
尚、プリンタの制御用コマンドはメーカ毎に仕様が異なっており、代表的なものとして、例えば米国Hewlett−Packard社のPCLや米国Adobe社のPostScript(PS:登録商標)などの種々のページ記述言語(PDL;Page-Description Language )によるコマンドセットがある。そのため、プリンタ3にて採用されているPDLに対応できるように、GDI25により、ページ毎のEMFからなるスプールファイルを、そのPDLによるプリンタ制御コードに変換しているのである。
【0046】
以上詳述した本実施形態のネットワーク印刷システムにおいて、サーバPC2のプリントプロセッサ27によりスプールファイルに加工情報が含まれていると判断され、そのスプールファイルがスプールファイル加工部23へ渡されたときに、スプールファイル加工部23が実行するスプールファイル加工処理について、図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態のスプールファイル加工処理を示すフローチャートであり、スプールファイル加工部23としての機能を実現するためのプログラムをサーバPC2が実行することにより処理されるものである。
【0047】
この処理が開始されると、まずステップ(以下「S」と略す)110にて、スプールファイルに含まれる加工情報をチェックし、どのように加工すべきかを識別する。そして、S120で、スプールファイルをページ毎のEMFに分割し、続くS130にて、スプール領域28に記憶されている元の印刷ジョブ(スプールファイル)を消去して、S140に移行する。
【0048】
S140では、S110でチェックした加工情報に従い、ページ分割されたEMFに対して実際に加工処理を施すと共に、EMFにフォントデータが含まれている場合はそのフォントデータを抽出してシステムフォントとして登録(メモリ24に記憶)する。そして、スプールファイル加工後は、全ページの印刷が終了するまで待機し(S150)、印刷終了後、S160にて、システムフォントとしてメモリ24に記憶したフォントデータを消去すると共に、その登録も抹消する。
【0049】
尚、クライアントPC1からスプールファイルと共に送られてきたフォントデータは、当該スプールファイルの印刷終了後にも引き続きサーバPC2のシステムフォントとして残すことはせず、印刷終了後にS160の処理によって消去するようにしている。これにより、フォントデータを含んだスプールファイルがサーバPC2へ送信された場合、そのフォントデータは当該スプールファイルの印刷実行時にのみ使用されることになる。
【0050】
しかも、スプールファイルから抽出したフォントデータを、HDD22に記憶するのではなく、揮発性のメモリ24に記憶することにより、仮にS160の処理を実行したにも関わらず何らかの要因でフォントデータが消えずに残ってしまっても、サーバPC2がシャットダウンされる度に確実にフォントデータが消去されるようにしている。
【0051】
次に、S140の加工・フォント登録処理の詳細について説明する。S140では、既述の通り、スプールファイルに含まれる加工情報に従った加工処理を行うものであるが、加工情報としては、例えば重ね印刷(透かし文字加工ともいう)をすべき旨の情報であったり、或いはページ入れ換え印刷をすべき旨の情報であったりするなど、種々の情報が想定される。そこでまず、例えば透かし文字加工を行う旨の加工情報であった場合に実行される加工・フォント登録処理について、図4に基づいて説明する。図4は、透かし文字加工を行う旨の加工情報があった場合に実行される加工・フォント登録処理(図3のS140)を示すフローチャートである。
【0052】
この処理が開始されると、まずS210にて、ページ分割されたEMFを1ページ目から順に抽出する。即ち、最初のS210の処理では、1ページ目のEMFが抽出されることになる。S220では、OSの一機能としてのGDI29をコールすることによりDC(デバイスコンテキスト)を作成する。そして、S230にて、S210で抽出した1ページ分のEMFをさらに各レコード(図2参照)毎に分割し、続くS240にて、その分割されたレコードを抽出する。この抽出も、複数あるレコードについて一つずつ順に行われ、レコード一つ一つにつきS250以下の処理が実行されることになる。
【0053】
S250では、抽出したレコードが拡張レコードであるか否かを判断し、拡張レコードでなければS260に移行して、そのレコードの内容に従ってデバイスコンテキストへの描画処理を行うが、拡張レコードである場合は、S280に移行して、フォントデータを含んでいるか否かの判断を行う。尚、フォントデータを含むレコードが拡張レコードとして形成されることは既に述べたが、拡張レコードには、他にもフォントデータを含まない種類のものもあり、必ずしも「拡張レコード=フォントデータを含んでいる」というわけではない。そのため、S280においてフォントデータを含んでいるか否かの判断を行っているのである。
【0054】
そして、フォントデータを含まない拡張レコードである場合は、そのままS260の処理に進むが、フォントデータを含んでいる場合は、S290に移行して、そのフォントデータをメモリ24へ展開(記憶)すると共に、続くS300にてシステムフォントとして登録する。これにより、クライアントPC1からスプールファイルに含まれた形で送信されてきたフォントデータを、サーバOSがもともと備えているフォントデータと同様に使用することが可能となる。
【0055】
S300での登録後、或いはS260の処理後は、S270に移行して、全てのレコードに対して上記処理(S250以下)が行われたか否かを判断し、未処理のレコードが残っている場合は再びS240以下の処理を実行する。一方、全てのレコードについて処理が終了した場合(このとき、1ページ分のEMFに基づくDCへの描画処理も終了している)、S310に移行して実際の加工、即ち透かし文字処理を行う。この処理は、EMFの内容が描画されたDCに対し、透かし文字用の印刷データを重ねて描画するものである。
【0056】
透かし文字処理の終了後は、S320に進んでDCの後処理、即ちDCを閉じて、1ページ分の加工が終了した旨をスプーラシステム26へ伝える。これにより、加工終了したページのEMFが、加工前のEMFに代わる新たなEMFとしてスプール領域28に記憶され、プリンタ3の動作状況に応じてプリンタ3側へ出力されることになる。つまり、全ページのEMFについて加工処理が終了していなくても、加工処理が終了したEMFから順に、実際の印刷が行われるのである。
【0057】
そして、S330では、全ページのEMFに対して処理が終了したか否かを判断し、全ページ終了した場合はこの処理を終了してS150以降(図3参照)の処理に進むことになるが、例えばまだ1ページ目しか処理しておらず2ページ目以降のEMFが処理待ち状態であるなど、未処理のEMFがあれば、再びS210へ戻り、以下同様に1ページずつ順に処理が行われることになる。
【0058】
次に、スプールファイルに含まれている加工情報が、ページ入れ換え印刷の一つであるマニュアルデュープレックス印刷(用紙の両面に連続したページ順で印刷すること)を行う旨の情報であった場合に実行される加工・フォント登録処理について、図5に基づいて説明する。図5は、マニュアルデュープレックス印刷を行う旨の加工情報があった場合に実行される加工・フォント登録処理(図3のS140)を示すフローチャートである。
【0059】
この処理が開始されると、まずS410にて、図4のS210と同様、ページ分割されたEMFを1ページ目から順に抽出する。そして、S420にて、抽出したEMFが偶数ページであるか否かを判断し、偶数ページであればS430に移行するが、奇数ページであればS500へ移行する。本実施形態では、上記のようにS410にて1ページ目から順にEMFが抽出されるため、最初のS420の処理(つまり1ページ目のEMFが抽出された状態)では必ず否定判定されてS500へ進むことになる。
【0060】
S500では、図4のS240と同様、1ページ分のEMFをさらに各レコード(図2参照)毎に分割し、続くS510にて、全てのレコードを抽出済みであるか否か、即ちS500の処理にて新たに抽出されたレコードがないか否か(換言すれば、全てのレコードに対してS520以下の処理がなされたか否か)を判断し、全レコード抽出済みであって新たに抽出されたレコードがない場合はS440に移行する。一方、新たに抽出されたレコードがある限り、そのレコードに対してS520以下の処理が実行される。
【0061】
まず、S520では、図4のS250と同様、抽出したレコードが拡張レコードであるか否かを判断し、拡張レコードでなければ再びS500に戻るが、拡張レコードである場合は、S530(図4のS280と同様)に移行して、フォントデータを含んでいるか否かの判断を行う。そして、フォントデータを含まない場合は再びS500に戻るが、フォントデータを含んでいる場合は、S540に移行してそのフォントデータをメモリ24へ展開(記憶)すると共に、続くS550にてシステムフォントとして登録して、S500の処理へ戻る。
【0062】
以後、S500でレコードを抽出する毎に、抽出した各レコードに対してS520以下の処理を実行するが、全てのレコードに対して上記処理が行われて新たにレコードが抽出されなかった場合は、S510で肯定判定されてS440へ進むことになる。そして、S440では、図4のS330と同様、全ページのEMFに対して処理が終了したか否かを判断し、全ページ終了した場合はS450に進むことになるが、未処理のEMFがあれば、再びS410へ戻り、以下同様に1ページずつ順に処理が行われることになる。そのため、最初に1ページ目のEMFに対してS500〜S550の処理がなされた後に、再びS410に戻った場合は、S410では次の2ページ目のEMFが抽出されることになり、続くS420で肯定判定されてS430の1ページ処理が実行されることになる。
【0063】
S430の1ページ処理の詳細は、図6に示す通りであるが、この処理において、S610〜S690の処理は、図4のS220〜S300の処理と全く同じであり、さらにS700の処理も、図4のS320の処理と全く同じである。そのため、図6についての詳細説明はここでは省略し、その概略だけ説明する。即ち、図6に示した1ページ処理は、まずDCを作成して(S610)、S410(或いは後述するS470)で抽出されたEMFをレコード分割し(S620)、各レコードについて拡張レコードであるか否かの判断(S640)、更には拡張レコードであった場合にフォントデータが含まれている否かといった判断(S670)を行う。
【0064】
そして、フォントデータが含まれない場合はそのままDCへの描画処理に移行することになるが(S650)、フォントデータが含まれている場合は、そのフォントデータをメモリ24へ記憶(S680)すると共にシステムフォントとして登録(S690)する。この一連の処理(S630〜S690)を全てのレコードについて行い、全レコード終了したら、DCの後処理(S700)を行ってS440(或いはS490)へ移行する。尚、この1ページ処理が終了した時点で、その終了したページのEMFが、加工前のEMFに代わる新たなEMFとしてスプール領域28に記憶され、プリンタ3の動作状況に応じてプリンタ3側へ出力されることになる。そのため、ここでは偶数ページから順に印刷が行われることになる。
【0065】
S440では、全てのページについて1ページ処理(S430)或いはS500以下の処理が終了したか否かを判断し、終了していなければ再びS410に戻って次のページのEMFに対する同様の処理を行うことになるが、全ページ終了した場合は、S450に移行する。S450ではダイアログを表示して、ユーザに対し、全ての偶数ページの印刷が終了するのを待つとともに、終了したら用紙を裏返して再び給紙口にセットするように促す。
【0066】
ユーザはこのダイアログ表示に従って、全ての偶数ページが印刷されるまで待ち、終了したら用紙を裏返して再び給紙口にセットする。この状態では、用紙の片面に全ての偶数ページの印刷が行われ、且つその用紙の未印刷面が新たな印刷面としてセットされていることになる。そして、用紙再セットの後にユーザにて行われる、再セット完了の旨の入力(例えばクライアントPC1が備えるキーボードによる何らかの入力操作)があったとき、S460で肯定判定されてS470へ移行することになる。
【0067】
S470では、ページ分割されたEMFのうち奇数ページのみを、1ページ目から順に抽出する。そして、抽出したEMFに対し、S480の1ページ処理(詳細は図6)を実行する。この1ページ処理については既に説明したため、ここでは説明を省略する。そして、S490にて、全ての奇数ページについて1ページ処理がなされたか否かを判断し、未処理のページがあれば再びS470へ移行するが、全奇数ページの処理が終了すれば、S150以降(図3参照)の処理に進むことになる。
【0068】
上記の処理により、奇数ページが順に印刷処理されることになる。即ち、プリンタ3は、偶数ページが裏側に印刷された用紙を順に給紙し、2ページの裏側に1ページ、4ページの裏側に3ページという順に印刷することになる。総ページ数が奇数(例えば9ページ)の場合は、前記裏返して入れた偶数ページの最終の用紙に対して印刷した後、それに続く未印刷の用紙に対して端数ページを印刷する。ユーザは、これらの用紙の端を綴じることにより製本できる。
【0069】
尚、図5の加工・フォント登録処理において、実際の加工処理自体は偶数ページから行ってその後に奇数ページの加工を行うもののフォントデータの抽出については、1ページ目から順番に実行するようにした(つまりS500〜S550の処理を行うようにした)が、このようにしたのは以下の理由による。
【0070】
即ち、スプールファイルにフォントデータが含まれて送られてくる場合に、フォントデータが実際にスプールファイル中にどのような状態で含まれるかは、OSの仕様等の違いによって異なる場合がある。各ページのEMFに、そのページで使用されるフォントデータ(但しサーバPC2が元々備えていないもの)が必ず含まれている場合は問題ないのであるが、例えば、2ページ目以降で使用するフォントデータ或いは1ページ目以外のある特定のページにのみ使用するフォントデータが、まとめて1ページ目のEMFのみに含まれて送信されてくることも考えられる。
【0071】
そのため、そのような仕様のOSであっても送られてきたフォントデータを確実に利用できるようにするために、S500〜S550の処理を設けて、フォントデータの抽出・登録については1ページ目から順に行うようにしているのである。逆にいえば、各ページのEMFに、そのページで使用されるフォントデータであってサーバPC2が元々備えていないものが必ず含まれている場合には、必ずしもこのS500〜S550の処理を実行する必要はない。
【0072】
以上詳述した本実施形態のネットワーク印刷システムでは、クライアントPC1のアプリケーション14にて、サーバPC2が持たないフォントを用いた印刷ジョブを生成した場合、そのフォントデータを含んだEMFからなるスプールファイルが生成され、サーバPC2へ送られる。サーバPC2では、スプールファイルをGDI25にてプリンタ制御コードに変換する際にそのスプールファイルに含まれたフォントデータが利用されることにより、所望の印刷結果を得ることができるが、スプールファイルに加工情報が含まれていてそのスプールファイルをスプールファイル加工部23にて加工すると、そのスプールファイルに含まれていたフォントデータが使えなくなってしまう。そのため本実施形態では、実際にEMFの加工処理を行う前に、各ページのEMFに含まれるフォントデータを抽出して、システムフォントとして登録するようにしている。
【0073】
従って、本実施形態のネットワーク印刷システムによれば、クライアントPC1から送信されるフォントデータを含んだスプールファイルが、加工情報を含むものであっても、スプールファイル加工部23による加工前にそのフォントデータが抽出・登録されるため、加工後のスプールファイルをプリンタ制御コードに変換する際に確実にそのフォントデータを使用することができ、延いては所望の印刷結果を確実に得ることができる。
【0074】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態において、プリントプロセッサ27は本発明のスプールファイル取得手段に相当し、フォントデータ抽出・登録部30は本発明のフォントデータ取得手段及び登録手段に相当し、EMF加工部31は本発明の加工手段に相当する。また、スプールファイル加工部23は、本発明の削除手段及びページ分割手段としても機能するものである。
【0075】
また、図3のスプールファイル加工処理において、S120の処理は本発明のページ分割手段が実行する処理に相当し、S160の処理は本発明の削除手段が実行する処理に相当する。更に、図4におけるS280〜S290の処理、図5におけるS530〜S540の処理及び図6におけるS670〜S680の処理はいずれも本発明のフォントデータ取得手段が実行する処理に相当し、図4におけるS300の処理、図5におけるS550の処理及び図6におけるS690の処理はいずれも本発明の登録手段が実行する処理に相当する。
【0076】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、クライアントPC1から受信してスプール領域28に記憶されたスプールファイルを、プリントプロセッサ27が取り出して加工情報が含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、そのスプールファイルをスプールファイル加工部23へ渡すものとしたが、このような構成に限らず、例えば、加工情報の有無に関係なく全てのスプールファイルをスプールファイル加工部23へ渡し、スプールファイル加工部23による一連の処理(図3のスプールファイル加工処理)を実行するようにしてもいい。但しこの場合、加工情報のないスプールファイルについては、このスプールファイル加工部23による加工処理後も、結果としては加工前のスプールファイルの内容と何ら変わることなくスプーラシステム26へ戻されることになる。
【0077】
また、上記実施形態では、クライアントPC1とサーバPC2とが有線のネットワークにて接続されているものとして説明したが、有線に限定されることはなく、無線にて相互にデータ送受信するよう構成された無線ネットワーク印刷システムにおいても、上記同様に本発明を適用することが可能である。
【0078】
更に、上記実施形態では、スプールファイル加工の例として、透かし文字加工及びマニュアルデュープレックス印刷を行う場合について説明したが、他の様々な加工処理(例えばマルチページ印刷など)においても、本発明を適用することにより実際の加工処理前にフォントデータを抽出・登録できることはいうまでもない。
【0079】
更にまた、上記実施形態では、本発明のスプールファイル加工装置として機能させるための各種プログラム(具体的には、スプールファイル加工部23及びプリントプロセッサ27等としての機能を実現するためのプログラム)が、いずれもHDD22内に格納されたものとして説明したが、これら各種プログラムを、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくこともできる。
【0080】
この場合、記録媒体に記録したプログラムを必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより、そのコンピュータシステムにおいて本発明のスプールファイル加工装置を実現することができる。尚、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として上記各プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のネットワーク印刷システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 スプールファイルの概略構成を示す説明図である。
【図3】 本実施形態のスプールファイル加工処理を示すフローチャートである。
【図4】 図3のスプールファイル加工処理におけるS140の加工・フォント登録処理の一例(透かし文字加工を行う旨の加工情報があった場合)を示すフローチャートである。
【図5】 図3のスプールファイル加工処理におけるS140の加工・フォント登録処理の一例(マニュアルデュープレックス印刷を行う旨の加工情報があった場合)を示すフローチャートである。
【図6】 図5の加工・フォント登録処理におけるS430及びS480の1ページ処理を示すフローチャートである。
【図7】 ネットワーク印刷システムにおいて各端末が接続された状態を示す説明図である。
【図8】 従来のネットワーク印刷システムにおける印刷データの流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1,71…クライアントPC、2,72…サーバPC、3,73…プリンタ、11…中間ファイル生成部、12,21…プリントスプーラ、13,22…ハードディスク(HDD)、14,81…アプリケーション、15…プリンタドライバ、16,25,29,82,87…GDI、19…フォントデータ、20,28…スプール領域、23…スプールファイル加工部、24…メモリ、26,83、85…スプーラシステム、27,86…プリントプロセッサ、30…フォントデータ抽出・登録部、31…EMF加工部、74…ネットワーク
Claims (7)
- コンピュータのオペレーティングシステム上で稼働し、外部の情報端末から送信されてくる印刷用の中間ファイルからなるスプールファイルを受信し、該受信したスプールファイルを記憶手段へ記憶すると共に該記憶されたスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換して該印刷デバイスへ出力する印刷サーバに設けられ、
前記記憶手段に記憶されたスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するスプールファイル加工装置であって、
前記記憶手段に記憶されたスプールファイルを取り出すスプールファイル取得手段と、
前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルに、該スプールファイルを加工すべき加工情報が含まれているか否かを判断する加工情報有無判断手段と、
前記加工情報有無判断手段により前記加工情報が含まれていると判断されたとき、該加工情報に基づいて前記スプールファイルを加工して、該加工後のスプールファイルを、加工前のスプールファイルに代わる新たなスプールファイルとして再び前記記憶手段へ戻す加工手段と、
前記加工情報有無判断手段により前記加工情報が含まれていると判断されたとき、前記加工手段による前記加工に先立って、該判断対象のスプールファイルにフォントデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合にそのフォントデータを取り出すフォントデータ取得手段と、
前記フォントデータ取得手段によりフォントデータが取り出されたとき、前記加工手段による前記加工に先立って、該取り出されたフォントデータを、前記印刷サーバが前記スプールファイルを前記印刷データへ変換する際に使用できるよう該印刷サーバに登録する登録手段と
を備え、
前記スプールファイル取得手段及び前記加工情報有無手段は、前記オペレーティングシステムにおける一機能として構成され、前記加工手段は、前記オペレーティングシステムとは別に該オペレーティングシステムと連携しながら動作するデバイスドライバにおける一機能として構成されている
ことを特徴とするスプールファイル加工装置。 - 前記印刷サーバが前記加工後のスプールファイルの印刷動作を終了したとき、該加工前のスプールファイルから取り出され前記印刷サーバに登録されたフォントデータを、前記印刷サーバから削除する削除手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のスプールファイル加工装置。 - 前記フォントデータ取得手段は、取り出したフォントデータを揮発性メモリに記憶し、
前記登録手段は、該フォントデータ取得手段によって前記揮発性メモリに記憶されるフォントデータを、前記印刷サーバが前記スプールファイルを前記印刷データへ変換する際に使用できるよう、該印刷サーバに登録する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のスプールファイル加工装置。 - 前記加工情報有無判断手段により前記加工情報が含まれていると判断されたスプールファイルをページ毎の中間ファイルに分割するページ分割手段を備え、
前記加工手段は、前記ページ分割手段にて分割されたページ毎の中間ファイルに対して該ページ毎に前記加工を行い、
前記フォントデータ取得手段は、前記ページ分割手段により分割されたページ毎の中間ファイルに対し、該ページ毎に、当該ページが前記加工手段にて加工されるのに先立って、前記フォントデータが含まれているか否かを判断して含まれていると判断されたときに該フォントデータを取り出し、
前記登録手段は、前記フォントデータ取得手段によりフォントデータが取り出されたと き、該取り出されたページの中間ファイルが前記加工手段にて加工されるのに先立って、該取り出されたフォントデータの前記登録を行う
ことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のスプールファイル加工装置。 - 前記フォントデータ取得手段は、前記ページ分割手段によりページ毎に分割された前記各中間ファイルの1ページ目から順番にその動作を実行する
ことを特徴とする請求項4記載のスプールファイル加工装置。 - 請求項1〜5いずれかに記載のスプールファイル加工装置における前記各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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