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JP3750320B2 - ガス絶縁機器およびその耐電圧試験方法 - Google Patents

ガス絶縁機器およびその耐電圧試験方法 Download PDF

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JP3750320B2
JP3750320B2 JP32368297A JP32368297A JP3750320B2 JP 3750320 B2 JP3750320 B2 JP 3750320B2 JP 32368297 A JP32368297 A JP 32368297A JP 32368297 A JP32368297 A JP 32368297A JP 3750320 B2 JP3750320 B2 JP 3750320B2
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昌俊 中島
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Fuji Electric Systems Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、絶縁ガスが封入された密閉容器内に避雷器を含む電気機器が収納されたガス絶縁機器、および、そのガス絶縁機器の耐電圧試験方法に関し、避雷器が収納されているガス区分室の絶縁ガスを抜かなくても耐電圧試験が実施できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のガス絶縁機器の構成を示す要部断面図である。密閉容器1内が絶縁性のガス区分スペーサ5を介してガス区分室7A,7Bに区分されるとともに、各ガス区分室7A,7Bには高気圧、例えば、0.5MPaのSF6 ガスが封入されている。ガス区分室7Aには、避雷器2が収納され、この避雷器2の高圧端2Aが主回路導体4Aに接続されている。避雷器2の接地端2Bは密閉容器1の底板1Aに載置されている。接地端2Bには接地線3が接続され、この接地線3は底板1Aを気密に貫通する気密端子6を介して外部の接地12に結線されている。一方、主回路導体4Aは、ガス区分スペーサ5を気密に貫通して主回路導体4Bに接続されている。主回路導体4Bは、図3の左方へさらに伸び、図示されていない他の電気機器に接続されている。他の電気機器とは、例えば、遮断器や断路器、計器用変成器などであり、一方、避雷器2は、主回路導体4Bに過電圧が発生したときに、その過電圧を吸収し他の電気機器に過電圧がかからないように保護している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようなガス絶縁機器は、耐電圧試験を実施する場合、避雷器に接続されている主回路導体をいちいち取り外さねばならないという問題があった。
すなわち、ガス絶縁機器の耐電圧試験時には、避雷器が動作するのを避ける必要がある。例えば、154kV系統のガス絶縁機器の場合、現地据え付け時の耐電圧試験では177kVの試験電圧が印加される。一方、その系統に用いられる避雷器の動作開始電圧の下限値は196kVである。避雷器の動作開始電圧と試験電圧とが非常に近いので、避雷器の動作開始電圧のばらつきによっては、避雷器が動作する可能性がある。避雷器自体が動作しては耐電圧試験が不可能になるので、避雷器だけには試験電圧がかからないようにして耐電圧試験が行われる。
【0004】
図3において、従来は、ガス絶縁機器の耐電圧試験時に避雷器2の高圧端2Aに接続されている主回路導体4Aを一旦取り外し、他の電気機器に接続された主回路導体4Bだけに試験電圧を印加していた。すなわち、ガス区分室7AのSF6 ガスを一旦抜いた後、上蓋1Bを開けて主回路導体4Aを避雷器2の高圧端2Aから外すとともに、外部に取り出していた。耐電圧試験後は、主回路導体4Aを避雷器2の高圧端2Aと主回路導体4Bとの間に接続し、上蓋1Bを閉じた後、再びSF6 ガスをガス区分室7Aに封入していた。そのために、耐電圧試験の前後に多大な試験準備工数を必要とし、ガス絶縁機器の現地据え付けに多くの時間がかかっていた。
【0005】
この発明の目的は、避雷器が収納されているガス区分室の絶縁ガスを抜かなくても耐電圧試験ができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、絶縁ガスが封入された密閉容器内で主回路導体に結線された電気機器が収納され、この電気機器には主回路導体と接地間に介装された避雷器が含まれてなるガス絶縁機器において、前記避雷器の接地端が絶縁性のガス区分スペーサで絶縁支持され、反避雷器側のガス区分室に避雷器の接地端と着脱可能な接地線が収納されるようにするとよい。
【0007】
また、かかる構成のガス絶縁機器の主回路導体に試験電圧を印加することによってガス絶縁機器の耐電圧試験を実施する方法であって、前記接地線が避雷器の接地端から外されるとともに反避雷器側のガス区分室に絶縁ガスが封入された状態で耐電圧試験が実施され、耐電圧試験後は、反避雷器側のガス区分室の絶縁ガスが抜かれるとともに避雷器の接地端に前記接地線が接続されるようにするとよい。それによって、ガス絶縁機器の耐電圧試験では、反避雷器側のガス区分室の接地線が避雷器の接地端から外されるとともに反避雷器側のガス区分室に絶縁ガスが封入されるだけなので、避雷器が収納されているガス区分室の絶縁ガスを抜かなくてもよくなる。一般に、反避雷器側のガス区分室は避雷器側のそれより小さい容積で済むので、絶縁ガスの出し入れ時間が少なくて済む。しかも、反避雷器側のガス区分室への絶縁ガスの封入作業は、耐電圧試験の前に一度行うだけでよい。一方、従来の方法では、前述のように、避雷器側のガス区分室へ絶縁ガスの封入作業を耐電圧試験の前と後とで2回行う必要がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施例に基づいて説明する。図1は、この発明の実施例にかかるガス絶縁機器の構成を示す要部断面図である。密閉容器1の下部に絶縁性のガス区分スペーサ8を介してもう一つの密閉容器11を形成し、この密閉容器11の下部に底板1Cが取り付けられている。避雷器2の接地端2Cが絶縁性のガス区分スペーサ8で絶縁支持され、反避雷器側のガス区分室7C内には接地線9が設けられ、接地線9の一方端は避雷器2の接地端2Cにボルト留めされ、接地線9の他方端は気密端子10にボルト留めされ、密閉容器11の外部で接地12に結線されている。図1のその他は、図3の従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は同一参照符号を付けることによって詳細な説明は省略する。
【0009】
図1は実際の使用状態の構成である。ガス区分室7A内にはSF6 ガスが封入されているが、ガス区分室7C内は接地線9が収納されているだけなので、大気が封入されてあればよい。
図2は、図1のガス絶縁機器が耐電圧試験される状態を示す要部断面図である。密閉容器11内には接地線はなく、避雷器2の接地端2Cが電位的に浮いた状態にあり、ガス区分室7CにはSF6 ガスが封入されている。この状態で、主回路導体4Bに試験電圧が印加され、ガス絶縁機器の耐電圧試験が実施される。避雷器2の高圧端2Aには電圧が印加されるが、接地端2Cが接地されていないので、避雷器2には僅かの電圧しか発生しない。避雷器2の高圧端2Aと接地端2Cとの間の静電容量が一般に数十pFであり、接地端2Cとその周囲の密閉容器11との間の静電容量が数pF程度なので、避雷器2には試験電圧値の1割程度しかかからない。したがって、避雷器2の高圧端2Aに試験電圧が印加されても、図2の状態ならば避雷器2が動作することは決してない。接地端2Cと密閉容器11との間には、試験電圧値の9割がかかるが、絶縁耐力の高いSF6 ガスが封入されているので、絶縁は充分に耐えられる。耐電圧試験終了後は、密閉容器11内のSF6 ガスを抜くとともに底板1Cを取り外し、接地線9を避雷器2の接地端2Cと気密端子10にボルト留めする。その後、底板1Cは密閉容器11に取り付けられ図1の構成に戻されるが、密閉容器11内にSF6 ガスを再封入する必要はなく、大気状態のままでよい。
【0010】
図2において、一般に、ガス区分室7Cは、避雷器2側のガス区分室7Aより小さい容積で済むので、SF6 ガスの出し入れ時間も少なくて済む。しかも、ガス区分室7CへのSF6 ガスの封入作業は、耐電圧試験の前に一度行うだけである。前述のように、従来の方法では、避雷器2側のガス区分室7AへSF6 ガスを封入する作業を耐電圧試験の前と後ので2回行う必要があった。この発明の方法によって、耐電圧試験の準備工数が大幅に減り、ガス絶縁機器の現地据え付け時間が短縮される。
【0011】
【発明の効果】
この発明は前述のように、絶縁ガスが封入された密閉容器内で主回路導体に結線された電気機器が収納され、この電気機器には主回路導体と接地間に介装された避雷器が含まれてなるガス絶縁機器において、前記避雷器の接地端が絶縁性のガス区分スペーサで絶縁支持され、反避雷器側のガス区分室に避雷器の接地端と着脱可能な接地線が収納される。それによって、ガス絶縁機器の耐電圧試験の準備工数が大幅に減った。そのために、ガス絶縁機器の現地据え付けの時間が短縮され、納期の短縮と試験費用の節約が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるガス絶縁機器の構成を示す要部断面図
【図2】図1のガス絶縁機器が耐電圧試験される状態を示す要部断面図
【図3】従来のガス絶縁機器の構成を示す要部断面図
【符号の説明】
1,11:密閉容器、2:避雷器、2A:高圧端、2B,2C:接地端、3,9:接地線、4A,4B:主回路導体、5,8:ガス区分スペーサ、7A,7B,7C:ガス区分室、12:接地

Claims (2)

  1. 絶縁ガスが封入された密閉容器内で主回路導体に結線された電気機器が収納され、この電気機器には主回路導体と接地間に介装された避雷器が含まれてなるガス絶縁機器において、前記避雷器の接地端が絶縁性のガス区分スペーサで絶縁支持され、反避雷器側のガス区分室に避雷器の接地端と着脱可能な接地線が収納されたことを特徴とするガス絶縁機器。
  2. 請求項1に記載のガス絶縁機器の主回路導体に試験電圧を印加することによってガス絶縁機器の耐電圧試験を実施する方法であって、前記接地線が避雷器の接地端から外されるとともに反避雷器側のガス区分室に絶縁ガスが封入された状態で耐電圧試験が実施され、耐電圧試験後は、反避雷器側のガス区分室の絶縁ガスが抜かれるとともに避雷器の接地端に前記接地線が接続されることを特徴とするガス絶縁機器の耐電圧試験方法。
JP32368297A 1997-11-26 1997-11-26 ガス絶縁機器およびその耐電圧試験方法 Expired - Fee Related JP3750320B2 (ja)

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