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JPH09252511A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JPH09252511A
JPH09252511A JP8059426A JP5942696A JPH09252511A JP H09252511 A JPH09252511 A JP H09252511A JP 8059426 A JP8059426 A JP 8059426A JP 5942696 A JP5942696 A JP 5942696A JP H09252511 A JPH09252511 A JP H09252511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
slip
insulated switchgear
connection
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8059426A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Yasue
和明 安江
Takaharu Sonoyama
隆治 園山
Akira Nigorikawa
晃 濁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP8059426A priority Critical patent/JPH09252511A/ja
Publication of JPH09252511A publication Critical patent/JPH09252511A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの削減を図るとともに、耐電圧試
験の実施時間を短縮可能なガス絶縁開閉装置を提供す
る。 【解決手段】 ケーブル接続部1内の導体5に、スリッ
プオン受側端子3Aとスリップオン接続側端子3Bを介
して電力ケーブル3を接続する。メンテナンスホール6
に試験用スリップオン受側端子8Aを設ける。ケーブル
接続部1の上部に計器用変圧器2を取り付け、スリップ
オン受側端子2Aとスリップオン接続側端子2Bとを介
して導体5に接続する。スリップオン接続側端子2B
を、スリップオン受側端子2Aに対して、絶縁性ガスの
排気なしに着脱可能に設ける。ガス絶縁開閉装置とケー
ブル接続部1とを断路器9を介して接続し、導体5を支
持絶縁物10によって支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送変電系統等に使用
されるガス絶縁開閉装置に関するものであり、計器用変
圧器、避雷器、電力ケーブル等との接続部に改良を施し
たガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁機器は、絶縁消弧性能の優れた
SF6 ガスなどの絶縁性ガスを充填した接地タンク内
に、導電部を収納することによって構成されている。こ
のようなガス絶縁機器は導電部が露出していないため、
ガス絶縁機器を複数個接続したガス絶縁開閉装置は、各
機器を近接配置することにより接地スペースを縮小する
ことができるとともに、外部に与える影響が少なく安全
性・信頼性が高いという利点を有する。特に、近年の大
都市圏における電力需要の増大と用地取得の困難性に伴
って、送電所や変電所へ配設される絶縁機器には大容量
化・高密度化が要求されるようになり、上記のような利
点を有するガス絶縁開閉装置の急速な普及が進められて
いる。
【0003】一方、大都市圏へ効率的に電力を供給する
ために、過密化した市街地へ高電圧の系統を直接導入す
る傾向が強くなっているが、これに従って、絶縁のため
の隔離距離の確保、周囲環境との調和を考慮した高電圧
電力ケーブルの使用が増加してきている。
【0004】このようなガス絶縁開閉装置と電力ケーブ
ルとを接続する従来のケーブル接続部の配置構成の一例
を、図13〜15に従って以下に説明する。すなわち、
図13に示すように、ガス絶縁開閉装置本体4に接続さ
れ、内部に絶縁性ガスが封入されたケーブル接続部1に
は、計器用変圧器2が設けられるとともに、電力ケーブ
ル3が接続されている。ケーブル接続部1の内部には、
導体5が支持絶縁物10によって支持されている。この
導体5は、断路器9を介してガス絶縁開閉装置本体4に
接続されている。
【0005】電力ケーブル3は、スリップオンと呼ばれ
るケーブル接続用着脱可能終端部に、スリップオン接続
側端子3Bを備えている。ケーブル接続部1には、スリ
ップオン受側端子3Aが取り付けられ、スリップオン接
続側端子3B及びスリップオン受側端子3Aを介して、
電力ケーブル3がケーブル接続部1内の導体5に接続さ
れている。スリップオン接続側端子3Bは、スリップオ
ン受側端子3Aに対して、絶縁性ガスの排気なしに着脱
可能に設けられている。
【0006】ケーブル接続部1の上部に設けられた計器
用変圧器2は、計器用変圧器用断路器7を介して導体5
に接続されている。また、ケーブル接続部1の側面に設
けられたメンテナンスホール6には、絶縁性ガスの給排
が不要な試験用スリップオン受側端子8Aが設けられて
いる。
【0007】上記のようなケーブル接続部において、ガ
ス絶縁開閉装置の現地据え付け完了後に、ガス絶縁開閉
装置の交流耐電圧試験を行う場合の作業について以下に
説明する。すなわち、図14に示すように、交流高電圧
発生装置11に接続された試験用ケーブル8には、試験
用スリップオン接続側端子8Bが設けられている。そし
て、この試験用スリップオン接続側端子8Bを、メンテ
ナンスホール6の試験用スリップオン受側端子8Aに接
続する。また、スリップオン受側端子3Aからスリップ
オン接続側端子3Bを抜き出すことによって、交流耐電
圧試験の対象でない電力ケーブル3を、ケーブル接続部
1の絶縁性ガスの排気なしに導体5から切り離す。この
ように準備した状態で、試験用スリップオン受側端子8
A及び試験用スリップオン接続側端子8Bと試験用ケー
ブル8とを介して、ガス絶縁開閉装置本体4側だけに交
流電圧発生装置11により試験電圧を印加する。
【0008】さらに、上記のようなガス絶縁開閉装置の
現地据え付け完了後に、電力ケーブル3の直流耐電圧試
験を行う場合の作業について以下に説明する。すなわ
ち、図15に示すように、直流高電圧発生装置11に接
続された試験用ケーブル8には、試験用スリップオン接
続側端子8Bが設けられている。そして、この試験用ス
リップオン接続側端子8Bを、メンテナンスホール6の
試験用スリップオン受側端子8Aに接続する。また、電
力ケーブル3はスリップオン接続側端子3Bとスリップ
オン受側端子3Aとを介して導体5に接続したままの状
態で、断路器9と計器用変圧器用断路器7とを開く。こ
のように準備した状態で、試験用スリップオン受側端子
8A及び試験用スリップオン接続側端子8Bと試験用ケ
ーブル8とを介して、電力ケーブル3側だけに直流高電
圧発生装置12により試験電圧を印加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の交流
耐電圧試験を実施する際の試験電圧が、計器用変圧器2
が許容する電圧よりも高い場合には、試験電圧を印加す
る前に、あらかじめ計器用変圧器用断路器7を開いて導
体5から切り離す必要がある。また、上記のように、直
流耐電圧試験を実施する際にも、計器用変圧器用断路器
7を開く必要がある。従って、断路器を備えることが必
要となるが、このために、機器の費用が増し経済性が損
なわれる。
【0010】これに対処するために、計器用変圧器用断
路器7を省略し、導体5に計器用変圧器2を直接接続す
ることにより、製造コストの削減を図ったガス絶縁開閉
装置も提案されている。但し、この場合には、ガス絶縁
開閉装置本体4及び電力ケーブル3の現地耐電圧試験に
おいて、導体5から計器用変圧器2を切り離す際に、ケ
ーブル接続部1内の絶縁性ガスの排気と再充填が必要と
なる。しかし、このように絶縁性ガスの排気や再充填を
行うと、作業時間が長くなるとともに、内部に異物が侵
入して絶縁性能が低下する可能性がある。
【0011】また、導体5の支持絶縁物10は、通常の
交流電圧で使用するように設計されているが、交流高電
圧発生装置に比べて直流高電圧発生装置は試験装置が小
型なので、長距離の電力ケーブル3の現地耐電圧試験の
場合には、かかる直流高電圧発生装置を使用する直流耐
電圧試験が適用される。しかし、長期間使用したガス絶
縁開閉装置において、電力ケーブル3の引替え等のため
に直流耐電圧試験を実施する場合には、支持絶縁物10
の汚損によって絶縁耐力が低下している恐れがある。こ
のため、直流試験電圧を印加する前に支持絶縁物10を
清掃しなければならず、この際に、ケーブル接続部1内
の絶縁性ガスの排気と再充気が必要となる。
【0012】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
本体部と、耐電圧試験の際に本体部から切り離す必要の
ある機器との接続を単純な構成とすることにより、製造
コストの削減を図るとともに、当該機器の切り離しの際
に絶縁性ガスの排気や再充填を不要とすることにより、
耐電圧試験の実施時間を短縮可能なガス絶縁開閉装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、絶縁性ガスを充填した接
地タンクと、前記接地タンク内に収納された導電部とに
よってガス絶縁機器が構成され、複数の前記ガス絶縁機
器が接続されて成る本体部に、絶縁性ガスを充填した接
続部が接続され、前記接続部内に設けられた導体を介し
て、計器用変圧器及び避雷器の少なくとも一方が前記ガ
ス絶縁機器に接続されたガス絶縁開閉装置において、前
記計器用変圧器及び前記避雷器の少なくとも一方と前記
接続部内の導体とは、接続端子によって接続され、前記
接続端子は、前記絶縁性ガスの密封性を保った状態で、
着脱可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】以上のような請求項1記載の発明では、絶
縁性ガスの排気や最充填を行うことなく、接続端子にお
いて計器用変圧器や避雷器を取り外し、耐電圧試験用の
電圧を印加することができるので、断路器等を省略する
ことができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁開閉装置において、前記接続端子は、耐電圧試験
用ケーブルが着脱可能な構成となっていることを特徴と
する。
【0016】以上のような請求項2記載の発明では、計
器用変圧器や避雷器のための接続端子を利用して、耐電
圧試験用ケーブルを接続することができるので、耐電圧
試験専用の接続端子を省略することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載のガス絶縁開閉装置において、前記計器用変圧
器及び前記避雷器が同一容器内に収納され、前記容器と
前記接続部とが一カ所の接続端子によって接続されてい
ることを特徴とする。
【0018】以上のような請求項3記載の発明では、計
器用変圧器用及び避雷器用の接続部を共用化することに
より、接続端子の個数を削減することができる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置において、前記接
続部内の導体が、前記接続端子を支持する絶縁物によっ
て絶縁支持されていることを特徴とする。
【0020】以上のような請求項4記載の発明では、接
続部内における導体専用の支持絶縁物を省略することが
できる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁開閉装置において、前記接続端子が、架空線引込
用ブッシング接続部又は変圧器直結用ブッシング接続部
の回線構成機器部分に設けられていることを特徴とす
る。
【0022】以上のような請求項5記載の発明では、架
空線からの又は変圧器の耐電圧試験の時に、絶縁性ガス
の排気や再充填をすることなしに計器用変圧器を着脱す
ることができるので、現地耐電圧試験作業時間の短縮、
異物の侵入による絶縁性能の低下防止を実現できる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁開閉装置において、前記接続端子が、主母線部分
に設けられていることを特徴とする。
【0024】以上のような請求項6記載の発明では、耐
電圧試験の時に、絶縁性ガスの排気や再充填することな
しに計器用変圧器を着脱することができるので、現地耐
電圧試験作業時間の短縮、異物の侵入による絶縁性能の
低下防止を実現できる。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置において、前記接
続端子が、その内部空間に前記絶縁性ガスを封入可能に
設けられ、前記接続端子の内部空間が、止弁を介して前
記本体部に接続されていることを特徴とする。
【0026】以上のような請求項7記載の発明では、接
続端子に絶縁性ガスを注入することにより、絶縁特性を
向上させることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明によるガス絶縁開閉装置の
実施の形態を、図面に従って以下に説明する。なお、請
求項に記載の本体部はガス絶縁開閉装置本体、接続部は
ケーブル接続部、接続端子はスリップオン接続側端子及
びスリップオン受側端子とし、図13〜15に示した従
来技術と同様の部材は、同一の符号を付して説明は省略
する。
【0028】(1)第1の実施の形態 請求項1及び請求項2記載の発明に対応する一つの実施
の形態を第1の実施の形態として、図1〜3に従って以
下に説明する。
【0029】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、本実施の形態においては、図1に示す
ように、ケーブル接続部1内の導体5には、スリップオ
ン受側端子3Aとスリップオン接続側端子3Bを介して
電力ケーブル3が接続されている。メンテナンスホール
6には試験用スリップオン受側端子8Aが設けられてい
る。また、ケーブル接続部1の上部には計器用変圧器2
が取り付けられ、スリップオン受側端子2Aとスリップ
オン接続側端子2Bとを介して導体5に接続されてい
る。スリップオン接続側端子2Bは、スリップオン受側
端子2Aに対して、絶縁性ガスの排気なしに着脱可能に
設けられている。ガス絶縁開閉装置とケーブル接続部1
とは断路器9を介して接続され、導体5は支持絶縁物1
0によって支持されている。
【0030】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態の作用は以下の通りである。すなわち、ガス絶縁
開閉装置の現地据え付け完了後に、交流耐電圧試験を実
施する場合には、図2に示すように、交流高電圧発生装
置11の試験用ケーブル8を、メンテナンスホール6の
試験用スリップオン受側端子8A及び試験用スリップオ
ン接続側端子8Bを介してケーブル接続部1内の導体5
に接続する。また、スリップオン受側端子3Aからスリ
ップオン接続側端子3Bを抜き出すことによって、交流
耐電圧試験の対象でない電力ケーブル3を、ケーブル接
続部1の絶縁性ガスの排気なしに導体5から切り離す。
そして、試験電圧が計器用変圧器2が許容する電圧より
高い場合には、スリップオン受側端子2Aからスリップ
オン接続側端子2Bを抜き出すことによって、計器用変
圧器2を、ケーブル接続部1の絶縁性ガスの排気なしに
切り離す。
【0031】このように準備した状態で、試験用スリッ
プオン受側端子8A及び試験用スリップオン接続側端子
8Bと試験用ケーブル8とを介して、ガス絶縁開閉装置
本体4側だけに交流電圧発生装置11により試験電圧を
印加する。
【0032】一方、ガス絶縁開閉装置の現地据え付け完
了後に、電力ケーブル3の直流耐電圧試験を行う場合に
は、図3に示すように、直流高電圧発生装置12が試験
用ケーブル8には、試験用スリップオン接続側端子8B
が設けられている。この試験用スリップオン接続側端子
8Bを、メンテナンスホール6の試験用スリップオン受
側端子8Aに接続する。また、電力ケーブル3はスリッ
プオン接続側端子3Bと受側端子3Aを介して導体5に
接続したままの状態で、スリップオン受側端子2Aから
スリップオン接続側端子2Bを抜き出すことによって、
計器用変圧器2を、ケーブル接続部1の絶縁性ガスの排
気なしに切り離す。さらに、ガス絶縁開閉装置の主回路
の断路器9を開いた後に、試験用スリップオン受側端子
8A及び試験用スリップオン接続側端子8Bと試験用ケ
ーブル8とを介して、電力ケーブル3側だけに直流高電
圧発生装置12により試験電圧を印加する。
【0033】(効果)以上のような本実施の形態によれ
ば、計器用変圧器用断路器7を省略した構成となってい
るので、製造コストの削減を図ることができる。また、
ガス絶縁開閉装置本体4の現地交流耐電圧試験及び電力
ケーブル3の現地直流耐電圧試験時に、ケーブル接続部
1内の絶縁性ガスの排気と再充填が不要となるので、現
地耐電圧試験作業時間を短縮することができるととも
に、異物の侵入による絶縁性能の低下を防止することが
できる。
【0034】(2)第2の実施の形態 請求項1及び請求項2記載の発明に対応する他の実施の
形態を第2の実施の形態として、図4に従って以下に説
明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成部分は説
明を省略する。
【0035】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、本実施の形態においては、図1に示し
た第1の実施の形態のメンテナンスホール6の部分に、
試験用スリップオン受側端子8Aと端子と同一形状のス
リップオン受側端子13Aとが取付けられている。そし
て、このスリップオン受側端子13Aに対し、スリップ
オン接続側端子13Bを介して避雷器13が接続されて
いる。
【0036】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態の作用は以下の通りである。すなわち、現地交流
耐電圧試験あるいは現地直流耐電圧試験時には、ケーブ
ル接続部1内の絶縁性ガスを排気することなく、スリッ
プオン受側端子13Aとスリップオン接続側端子13B
との間で避雷器13を取り外す。そして、試験用スリッ
プオン接続側端子と試験用ケーブル8を介して交流高電
圧発生装置11又は直流高電圧発生装置12を接続する
ことにより、第1実施例の図2および図3の現地直流耐
電圧試験時と同様の状態を構成することが可能となる。
【0037】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、計器用変圧器2を省略
しても、現地交流耐電圧試験および現地直流耐電圧試験
時にケーブル接続部1内のガスの排気と再充填が不要と
なるので、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0038】また、避雷器13のための着脱部を利用し
て、直接試験用ケーブル8を接続することができるた
め、現地耐電圧試験専用の試験用スリップオン受側端子
8Aを省略することができる。従って、製造コストの一
層の削減と、小形化、縮小化を実現できる。
【0039】(3)第3の実施の形態 請求項1〜4記載の発明に対応する一つの実施の形態を
第3の実施の形態として、図5に従って以下に説明す
る。なお、上記実施の形態と同様の構成部分は説明を省
略する。
【0040】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、本実施の形態においては、試験用スリ
ップオン接続側端子13Bを備えた避雷器13のタンク
14の中に、計器用変圧器2が設けられている。ケーブ
ル接続部1において、試験用スリップオン接続側端子1
3Bに対応する位置には、スリップオン接続側端子13
Aが設けられている。そして、断路器9の開閉機構部分
はケーブル接続部1の上部に配置され、導体5はスリッ
プオン接続側端子13Aによって絶縁支持されている。
【0041】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、
現地交流耐電圧試験および現地直流耐電圧試験時に、ケ
ーブル接続部1内のガスの排気と再充填が不要となると
ともに、避雷器用と計器用変圧器用のスリップオン接続
部を共用化することにより、スリップオン接続部の使用
個数を削減することができる。また、スリップオン接続
部は、導体5の絶縁支持物としても使用されているの
で、導体5専用の支持絶縁物を省略することができる。
従って、更なる製造コストの削減になるとともに、装置
の小形化、縮小化が可能となる。
【0042】さらに、上記のようにスリップオン接続部
の使用個数を削減した結果、単独のスリップオン接続部
に対して、電力ケーブル3の直流耐電圧試験が可能なよ
うに十分な余裕を持たせることが可能となる。従って、
長期間使用したガス絶縁開閉装置で電力ケーブルの引替
え等のため直流耐電圧試験を実施する場合であっても、
直流試験電圧を印加する前に絶縁性ガスの排気や再充填
を行って絶縁物を清掃する必要がない。従って、かかる
場合の現地耐電圧試験作業時間を短縮でき、異物の侵入
による絶縁性能の低下を防止することができる。
【0043】(4)第4の実施の形態 請求項1及び請求項5記載の発明に対応する一つの実施
の形態を第4の実施の形態として、図6に従って以下に
説明する。
【0044】すなわち、本実施の形態における計器用変
圧器2は、第1の実施の形態におけるようにケーブル接
続部1に設けられているのではなく、架空線に対する接
続のためのブッシング15の引き出しタンク16上の設
けられている。そして、この計器用変圧器2は、スリッ
プオン受側端子2A、スリップオン接続側端子2Bを介
して、引き出しタンク16内の導体5に接続されてい
る。
【0045】以上のような本実施の形態によれば、架空
線からの耐電圧試験の時に、絶縁性ガスの排気や再充填
することなしに計器用変圧器を着脱することができるの
で、現地耐電圧試験作業時間の短縮、異物の侵入による
絶縁性能の低下防止を実現できる。
【0046】(5)第5の実施の形態 請求項1及び請求項5記載の発明に対応する他の実施の
形態を第5の実施の形態として、図7に従って以下に説
明する。
【0047】すなわち、本実施の形態における計器用変
圧器2は、変圧器17のブッシング15に接続された接
続導体19の直結部に、スリップオン受側端子2A、ス
リップオン接続側端子2Bを介して接続されている。
【0048】以上のような本実施の形態によれば、計器
用変圧器2を絶縁性ガスの排気や再充填することなしに
着脱することができるので、現地耐電圧試験作業時間の
短縮、異物の侵入による絶縁性能の低下防止を実現でき
る。
【0049】また、スリップオン接続側端子2Bを外し
たスリップオン受側端子2Aに、上記の試験用ケーブル
8を接続することによりガス絶縁開閉装置及び変圧器の
現地耐電圧試験が可能となる。
【0050】(6)第6の実施の形態 請求項1及び請求項6記載の発明に対応する一つの実施
の形態を第6の実施の形態として、図8〜11に従って
以下に説明する。
【0051】すなわち、本実施の形態は、図8〜11に
示すように、計器用変圧器2,2a,2b,2c,2d
を、それぞれ単母線、2重母線、1・1/2母線、リン
グ母線のガス絶縁開閉装置に、スリップオン受側端子2
A及びスリップオン接続側端子2Bを介して適用した接
続したものである。
【0052】以上のような本実施の形態によれば、上記
の第1〜5の実施の形態と同様に、ガス絶縁開閉装置と
電気用ケーブル及び変圧器の現地耐電圧試験時に、絶縁
性ガスの排気や再充填をすることなしに、計器用変圧器
2,2a,2b,2c,2dを着脱することができるの
で、現地耐電圧試験作業時間の短縮、異物の侵入による
絶縁性能の低下防止を実現できる。
【0053】(7)第7の実施の形態 請求項7記載の発明に対応する一つの実施の形態を第7
の実施の形態として、図12に従って以下に説明する。
なお、上記第1の実施の形態と同様の構成部分は説明を
省略する。
【0054】すなわち、本実施の形態においては、第1
の実施の形態における計器用変圧器2とケーブル接続部
2との間を接続するスリップオン受側端子2A及びスリ
ップオン接続側端子2Bが、その内部の接触子20を覆
うようにエポキシがい管21,22を備えている。そし
て、エポキシがい管21とエポキシがい管22との間の
空間26部分には、配管23と止弁25により絶縁性ガ
スを充填可能に設けられ、止弁24を介してガス絶縁開
閉装置本体1と連結することにより、共通のガス圧力監
視が可能な構成となっている。
【0055】以上のような本実施の形態によれば、スリ
ップオン受側端子2A及びスリップオン接続側端子2B
の内部に、絶縁性ガスを充填することにより、接触子2
0の電気的接点部以外の絶縁が容易に実現できるので、
スリップオン接続部を小形化することが可能となる。ま
た、不活性の絶縁性ガスを充填することにより、接触子
20の劣化を防止できるので信頼性の高いガス絶縁開閉
装置を提供することが可能となる。
【0056】(8)他の実施の形態 なお、本発明は上記のような実施の形態に限定されるも
のではなく、各部材の数、大きさ、材質、形状、配置等
は適宜変更可能である。
【0057】例えば、第1の実施の形態は、内部に単相
の導体を配置した相分離形のガス絶縁開閉装置を示して
いるが、内部に三相の導体を一括して配置した三相一括
形のガス絶縁開閉装置でも同様の構成とすることができ
る。
【0058】また、第1の実施の形態においては、スリ
ップオン接続部端子を備えた計器用変圧器2について説
明したが、計器用変圧器2の代わりにスリップオン接続
側端子を備えた避雷器13を設ける場合でも同じ構成が
可能となり、同様の作用・効果が得られる。
【0059】さらに、第2の実施の形態においては、ス
リップオン接続部端子を備えた避雷器13について説明
したが、避雷器13の代わりにスリップオン接続側端子
を備えた計器用変圧器2を設ける場合でも同じ構成が可
能となり、同様の作用効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、本
体と、耐電圧試験の際に本体から切り離す必要のある機
器との接続を単純な構成とすることにより、製造コスト
の削減を図るとともに、当該機器の切り離しの際に絶縁
性ガスの排気や再充填を不要とすることにより、耐電圧
試験の実施時間を短縮可能なガス絶縁開閉装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス絶縁開閉装置の第1の実施の
形態を示す断面図である。
【図2】図1の実施の形態における交流耐電圧試験時の
状態を示す断面図である。
【図3】図1の実施の形態における直流耐電圧試験時の
状態を示す断面図である。
【図4】本発明によるガス絶縁開閉装置の第2の実施の
形態を示す断面図である。
【図5】本発明によるガス絶縁開閉装置の第3の実施の
形態を示す断面図である。
【図6】本発明によるガス絶縁開閉装置の第4の実施の
形態を示す断面図である。
【図7】本発明によるガス絶縁開閉装置の第5の実施の
形態を示す断面図である。
【図8】本発明によるガス絶縁開閉装置の第6の実施の
形態を示す断面図である。
【図9】本発明によるガス絶縁開閉装置の第6の実施の
形態を示す断面図である。
【図10】本発明によるガス絶縁開閉装置の第6の実施
の形態を示す断面図である。
【図11】本発明によるガス絶縁開閉装置の第6の実施
の形態を示す断面図である。
【図12】本発明によるガス絶縁開閉装置の第7の実施
の形態を示す断面図である。
【図13】従来のガス絶縁開閉装置の一例を示す断面図
である。
【図14】図13の従来例における交流耐電圧試験時の
状態を示す断面図である。
【図15】図13の従来例における直流耐電圧試験時の
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ケーブル接続部 2、2a、2b、2c…計器用変圧器 2A,3A,13A…スリップオン受側端子 2B,3B,13B…スリップオン接続側端子 3…電力ケーブル 4…ガス絶縁開閉装置本体 5…導体 6…メンテナンスホール 7…:計器用変圧器用断路器 8…試験用ケーブル 8A…試験用スリップオン受側端子 8B…試験用スリップオン接続側端子 9…断路器 10…支持絶縁物 11…交流高電圧発生装置 12…直流高電圧発生装置 13…避雷器 14,16…タンク 15,18…ブッシング 17…変圧器 19…接続導体 20…接触子 21、22…エポキシがい管 24、25…止弁 26…空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濁川 晃 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスを充填した接地タンクと、前
    記接地タンク内に収納された導電部とによってガス絶縁
    機器が構成され、複数の前記ガス絶縁機器が接続されて
    成る本体部に、絶縁性ガスを充填した接続部が接続さ
    れ、前記接続部内に設けられた導体を介して、計器用変
    圧器及び避雷器の少なくとも一方が前記ガス絶縁機器に
    接続されたガス絶縁開閉装置において、 前記計器用変圧器及び前記避雷器の少なくとも一方と前
    記接続部内の導体とは、接続端子によって接続され、 前記接続端子は、前記絶縁性ガスの密封性を保った状態
    で、着脱可能に構成されていることを特徴とするガス絶
    縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記接続端子は、耐電圧試験用ケーブル
    が着脱可能な構成となっていることを特徴とする請求項
    1記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記計器用変圧器及び前記避雷器が同一
    容器内に収納され、前記容器と前記接続部とが一カ所の
    接続端子によって接続されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記接続部内の導体が、前記接続端子を
    支持する絶縁物によって絶縁支持されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス絶縁開
    閉装置。
  5. 【請求項5】 前記接続端子が、架空線引込用ブッシン
    グ接続部又は変圧器直結用ブッシング接続部の回線構成
    機器部分に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記接続端子が、主母線部分に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装
    置。
  7. 【請求項7】 前記接続端子が、その内部空間に前記絶
    縁性ガスを封入可能に設けられ、 前記接続端子の内部空間が、止弁を介して前記本体部に
    接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載のガス絶縁開閉装置。
JP8059426A 1996-03-15 1996-03-15 ガス絶縁開閉装置 Pending JPH09252511A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104263A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置
CN117559276A (zh) * 2023-11-10 2024-02-13 广东明阳电气股份有限公司 海上风电用组合电器

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JP2008104263A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置
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