JP3748036B2 - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
ネットワークファクシミリ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3748036B2 JP3748036B2 JP2000211570A JP2000211570A JP3748036B2 JP 3748036 B2 JP3748036 B2 JP 3748036B2 JP 2000211570 A JP2000211570 A JP 2000211570A JP 2000211570 A JP2000211570 A JP 2000211570A JP 3748036 B2 JP3748036 B2 JP 3748036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- network
- network facsimile
- transmission
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 71
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 69
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 13
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 7
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 15
- 230000006870 function Effects 0.000 description 11
- 230000009365 direct transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはインターネットあるいはイントラネットを介して電子メールを送受する機能と、公衆網を介し、ファクシミリ伝送手順でファクシミリデータを送受する機能と、を備えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるネットワークファクシミリ装置においては、公衆網を介してのファクシミリ伝送手順によるファクシミリ通信機能に加えて、LAN上でのデータ通信機能を有し、さらに、ファクシミリ伝送手順によって受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスとを関連付けて記憶したアドレス変換テーブルを備えている。従って、ネットワークファクシミリ装置は、公衆網を介して受信した画情報を、受信時に相手先通信端末から通知されたサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスの通信端末にLANを介して送信することができる。また、ネットワークファクシミリ装置と接続されたLANが、さらにインターネットに接続されている場合、そのネットワークファクシミリ装置は、LANまたはインターネット、イントラネットを介し、異なるLANに接続された通信端末との間で、画情報を電子メールとして送受することができる。
【0003】
さて、前述のネットワークファクシミリ装置の伝送形態がストア・アンド・フォワード型である場合は、送信元のネットワークファクシミリ装置からの送信データ(送信原稿)を一旦、メールサーバ(SMTPサーバ)のバッファメモリに蓄積し、エラーチェックを行ってから転送している。また、電子メールの受信方式としては、前記SMTPサーバから直接メールを受信する方式、POPサーバから定期的にメールを取得する方式などがある。
【0004】
前記ストア・アンド・フォワード型の場合、送信元のネットワークファクシミリ装置では、送信原稿が指定のメールサーバまで送信できたか否かを確認することはできるが、最終的な相手先(送信先のネットワークファクシミリ装置)まで届いたか否かは確認できない。
【0005】
この対策として、リアルタイム型の伝送形態や、RFC(Request for Comments)文書による能力記述の文法などが規定されている。このRFC文書は、IETF(Internet Engineering Task Force)から発行されており、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)などの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などを規定するものである。
【0006】
例えば、RFC2530では、メール配信後の処理についてMDN(Message Disposition Notifications)やDSN(Delivery Status Notifications)での通知レポートにおける識別子が規定されているが、通常のメールに関しての規定は存在しない。
【0007】
また、RFC1891、RFC1894では、前記DSNについて、SMTPコマンドレベルで送達確認を行い、末端のMTA(Message Transfer Agent)のメールボックスにメールを格納した時点で、前記MTAが受領確認メールを送信元に返す旨が規定されている。前記受領確認メールは、UA(User Agent)がこのメールを見たか否かを確認するものではない。
【0008】
また、RFC2298では、前記MDNについて、メールヘッダに「Disposition−Notification−To:」フィールドを新設し、このフィールドに確認メールを送付するアドレスを記述し、送達確認要求を行う旨が規定されている。
【0009】
なお、単純なメール送達確認方法としては、メールを受信したUAが、そのメールの「From:」フィールドのメールアドレス宛に送達確認メールを送信するものがある。また、サーバからメールアドレス間違いなどで通知されるエラーメールの識別方法については、特開平11−15755号公報に開示されている。また、ファクシミリ装置に接続された電子装置からファクシミリ装置の通信管理情報を取得するシステムについては、特開平10−32703号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、ネットワークファクシミリ装置の伝送形態がストア・アンド・フォワード型であって、電子メールにてファックスデータを送信する場合、データ送信後に、そのデータが確実に相手先通信端末に届いたか否かを判別する方法がなかった。また、前記DSNやMDNでは、メールにて送達確認を行うため、「ネットワークに余計な負荷を与える」、「確認に余計な時間がかかる」などの不都合があった。さらに、リアルタイム型の伝送形態では、従来のメールプロトコル(SMTP)が使用できず、新規にプロトコルを作成する必要がある。
【0011】
本発明の目的は、このような問題点を改善し、電子メールにてファクシミリ画情報(ファックスデータ)をSMTP送信する際、宛先として相手先通信端末を直接指定することにより、前記ファクシミリ画情報の送達確認を行うことが可能なネットワークファクシミリ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、少なくとも、公衆網を用い、ファクシミリ伝送手順にてファクシミリ通信を行う機能と、ネットワーク上でファクシミリ画情報を電子メールのメッセージに添付してSMTP通信を行う機能とを有するネットワークファクシミリ装置であって、電子メールを用いてファクシミリ画情報を送信する場合、宛先として通信相手先のネットワークファクシミリ装置を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された通信相手先に対する電子メールの送信終了後に前記通信相手先からの応答を受信してから通信接続を切断する接続切断手段と、前記通信相手先に電子メールが受信されたか否かを前記通信相手先からの応答に基づいて確認する受信確認手段と、を備えたことに特徴がある。
【0013】
あるLAN上のネットワークファクシミリ装置から他のLAN上の通信相手先ネットワークファクシミリ装置に対し、電子メールを用いてファクシミリ画情報をSMTP送信する場合、前記通信相手先ネットワークファクシミリ装置のアドレスを指定することによって、SMTPメールサーバを介さずにメールデータを直接送信することができる。SMTP通信の過程で、前記通信相手先ネットワークファクシミリ装置への送信結果を確実に知ることが可能となる。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記指定手段は、前記通信相手先のホスト名またはIPアドレスを指定することに特徴がある。
【0015】
通信相手先ネットワークファクシミリ装置のホスト名またはIPアドレスを直接指定してSMTP送信することにより、ファクシミリ画情報を添付した電子メールの送達結果を保証することができる。さらに、前記ホスト名またはIPアドレスを変更可能とすることによって、SMTPサーバによる従来のストア・アンド・フォワード型の伝送形態と併用することも可能である。
【0016】
請求項3に係る発明は、請求項2において、前記指定手段は、ファクシミリ画情報の送信原稿の種類に応じてホスト名またはIPアドレスを選択的に指定することに特徴がある。
【0017】
LAN上のネットワークファクシミリ装置において、SMTP送信が成功した場合、通信管理情報に結果を印字することができるので、ユーザは、通信管理レポートなどで送信結果を知ることとなる。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項において、前記受信確認手段によって確認された内容を通信レポートとして出力するための制御手段を備えたことに特徴がある。
【0019】
LAN上のネットワークファクシミリ装置において、SMTP送信が失敗した場合、不達レポートを印字し、通信管理情報に結果を印字することができるので、ユーザは、通信管理レポート等で送信結果を知ることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の一形態を説明する。
図1に、本実施形態の通信システムの構成を示し、図2に本実施形態のネットワークファクシミリ装置の構成を示す。
【0021】
この通信システムには、LAN31を主とするドメイン37(ドメイン名:abc.co.jp)とLAN32を主とするドメイン38(ドメイン名:xyz.co.jp)とが含まれる。
【0022】
ドメイン37、38は、それぞれルータA29、ルータB30を介してイントラネット22のサービスプロバイダ(図示せず)に専用線接続されている。ドメイン37、38には、予め割り当てられたネットワークアドレスに所定値のネットマスクを適用して分割した固有のネットワークアドレス(ドメイン名)が設定されており、それにより、ドメイン37、38の相互間で、ルータA29、ルータB30およびイントラネット22を介したデータ伝送を行うように構成されている。前記ドメイン37、38は、イントラネット22で接続されているが、ファイアウォールなどは存在しないものとする。
【0023】
また、ドメイン37には、LAN31に接続されたクライアント端末(ワークステーション装置)33、34およびネットワークファクシミリ装置25に電子メールサービスを提供するためのメールサーバ装置27が設けられている。また、クライアント端末33、34、ネットワークファクシミリ装置(ネットワークファックスA)25、メールサーバ装置27のそれぞれには、ドメイン37のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレス(IPアドレス)が設定されており、ドメイン37を使用するユーザには、固有のユーザ名に、いずれかのクライアント端末33、34のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されている。
【0024】
同様に、ドメイン38には、LAN32に接続されたクライアント端末(ワークステーション装置)35、36およびネットワークファクシミリ装置(ネットワークファックスB)26に電子メールサービスを提供するためのメールサーバ装置28が設けられている。また、クライアント端末35、36、ネットワークファクシミリ装置26、メールサーバ装置28のそれぞれには、ドメイン38のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレス(IPアドレス)が設定されており、ドメイン38を使用するユーザには、固有のユーザ名に、いずれかのクライアント端末35、36のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されている。
【0025】
また、ネットワークファクシミリ装置25、26には、LAN31、32に接続して画情報を電子メールに添付して送受するための伝送機能と、公衆網(PSTN/ISDN)21に接続してG3ファクシミリ伝送手順により画情報を送受する伝送機能と、を備える。LAN31、32に接続された端末間でのデータの送受、および、イントラネット22を介したデータの送受には、TCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、その上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用される。例えば、電子メールデータの送受には、上位レイヤの通信プロトコルとして前述のSMTPが適用される。特に、ネットワークファクシミリ装置25(ホスト名:ifaxa.abc.co.jp)、ネットワークファクシミリ装置26(ホスト名:ifaxb.xyz.co.jp)ともに、それぞれメールサーバ装置(SMTPサーバ)27、28から直接メールを受信することが可能であり、受信した電子メールのメールアドレスのローカルパート部(@の前の部分:ifaxa、ifaxb)の記述に拘わらず、自端末宛てメールとして前記電子メールを受信できるものとする。
【0026】
ここで、ネットワークファクシミリ装置25、26の構成(共通)について説明する。
【0027】
図2において、システム制御部1は、装置全体の動作(ファクシミリ伝送制御手順の実行、等)を制御する。システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御プログラム、この制御プログラムを実行する際に必要な各種データ、および後述の通信管理情報などを記憶すると共に、ワークエリアとして使用される。パラメータメモリ3は、ネットワークファクシミリ装置に固有の各種情報を記憶し、時計回路4は、現在時刻情報を出力する。
【0028】
また、システムメモリ2には、ファクシミリ伝送手順によって受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスとを対応させて更新可能に記憶している。ここで、ネットワークファクシミリ装置25、26については、操作表示部7による後述のモード設定内容に応じ、一つのサブアドレス情報に対して二つのネットワークアドレス(ホスト名またはIPアドレス)が更新可能に登録されている。例えば、ネットワークファクシミリ装置25については、メールアドレスとして、「ifaxa@ifaxa.abc.co.jp」と「ifaxa@msrva1.abc.co.jp」が登録され、ネットワークファクシミリ装置26については、メールアドレスとして、「ifaxb@ifaxb.xyz.co.jp」と「ifaxb@msrva1.xyz.co.jp」が登録されている。
【0029】
また、システムメモリ2には、操作表示部7で入力・設定されたモード設定内容(直接送信モード/サーバ送信モード)が更新可能に記憶されている。この直接送信モードは、電子メールの宛先アドレスとして前記ifaxa@ifaxa.abc.co.jp(または、ifaxb@ifaxb.xyz.co.jp)を記述することにより、SMTP送信で通信相手先のネットワークファクシミリ装置に直接、画像ファイル(ファクシミリ画情報)を添付した電子メールを送達するものである。
【0030】
一方、前記サーバ送信モードは、電子メールの宛先アドレスとして前記ifaxa@msrva1.abc.co.jp(または、ifaxb@msrva1.xyz.co.jp)を記述することにより、SMTP送信で通信相手先ドメインのメールサーバ装置に前記電子メールを送達するものである。この場合、前記電子メールは、前記メールサーバ装置に一旦蓄積してから転送するストア・アンド・フォワード型の伝送形態で送信されるものとする。受信側のネットワークファクシミリ装置は、所定の周期で前記メールサーバ装置に対する問い合わせを行い、当該ユーザ宛ての電子メールが蓄積されている場合は、前記メールサーバ装置からその電子メールを受信する。なお、ネットワークファクシミリ装置については、自端末に設定されている電子メールアドレスをユーザアドレスとして取り扱う。ここで、前記ネットワークファクシミリ装置がメールサーバ装置に対して電子メールの受信確認を行う場合には、POP3(Post Office Protocol Version3)を適用する。このストア・アンド・フォワード型の伝送形態は、ワークステーション装置33〜36についても適用される。
【0031】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿の画像面を読み取り、プロッタ6は、所定の解像度で画像データを記録・出力する。操作表示部7は、テンキーやスタート/ストップキーなどの各種の操作キー、LCDなどの表示器からなり、装置の操作を行うために用いられる。
【0032】
また、操作表示部7は、画面表示や各種キー操作などで、前述のメールアドレスを設定したり、前記直接送信モード/サーバ送信モードを選択・設定するために用いられる。その設定内容は、システムメモリ2あるいは他のメモリに記憶される。
【0033】
符号化復号化部8は、画像信号を符号化圧縮すると共に、符号化圧縮されている画情報を元の画像信号に復号化する。画像メモリ9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶する。
【0034】
G3FAXモデム10は、G3ファクシミリのモデム機能を実現するものであって、伝送手順信号を送受するための低速モデム機能(V.21モデム)、及び主に画情報を送受するための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27モデム、等)を備える。
【0035】
網制御部11は、ネットワークファクシミリ装置を公衆網(PSTN/ISDN)21に接続するためのものであって、自動発着信機能を有する。
【0036】
LANインタフェース(I/F)12は、ネットワークファクシミリ装置をLAN31、32に接続する。LAN伝送制御部13は、LAN31、32及びイントラネット22を介し、他の通信端末との間で種々のデータを送受するために所定のプロトコルスイートの通信制御を行う。
【0037】
前述のシステム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積部9、G3FAXモデム10、網制御部11、LANインタフェース12、LAN伝送制御部13は、システムバス14に接続され、各部の間のデータ送受は主としてシステムバス14を介して行われる。また、網制御部11とG3FAXモデム10の間のデータ送受は直接行われる。
【0038】
次に、ネットワークファクシミリ装置25、26における電子メールの作成方法について説明する。図3に、ネットワークファクシミリ装置25、26で作成・送信される電子メール文書(マルチパート形式)の構成を示す。
【0039】
まず、ネットワークファクシミリ装置25、26では、スキャナ5で読み取った画情報、あるいは公衆網21を介して送信されたファクシミリデータを、前述のTIFF形式に変換する。
【0040】
次いで、得られたTIFFファイルをMIME形式に準拠して電子メールのバイナリパート部102に添付する。また、システムメモリ2の登録アドレスおよび設定モードに従って、通信相手先の電話番号を宛先アドレスに変換し、ヘッダ部101の「To」フィールドに記述する。例えば、ネットワークファクシミリ装置26へ直接送信モードでSMTP送信する場合には、「ifaxb@ifaxb.xyz.co.jp」と記述する。
【0041】
さらに、「From」フィールドに送信元メールアドレスを記述し、図示しない「Subject」フィールドにメッセージタイトル「fax message」を記述し、「MIME−Version」フィールドに固定値「1.0」を記述し、「Content−Type」フィールドにMIMEマルチパート形式であることを記述し、「Message−ID」フィールドに送信元システムの識別子「199806011111@ifax1.abc.co.jp」を記述する等、各種ヘッダ情報をヘッダ部101に記述する。
【0042】
次に、ネットワークファクシミリ装置25からネットワークファクシミリ装置26に対し、画像ファイルを添付した電子メールを送信する場合の通信方法について説明する。ここで、図4にネットワークファクシミリ装置25、26間のSMTP通信方法を示し、図5にはネットワークファクシミリ装置25、26間でのSMTPシーケンスを示す。また、図6に前記SMTP通信が正常終了した場合の通信レポートを示し、図7には前記SMTP通信が異常終了した場合の通信レポートを示す。
【0043】
まず、ネットワークファクシミリ装置25では、ユーザがスキャナ5に原稿を格納し、送信指示を行い(s101)、前述のように予めシステムメモリ2に設定された送信モード(直接送信モード/サーバ送信モード)に従い、宛先アドレスを選択・入力する(s102)。
【0044】
ここで、宛先メールアドレスを設定する際、システムメモリ2のモード設定内容に従い、操作表示部7の操作で入力された宛先電話番号(あるいはワンタッチ番号)に対応するメールアドレス(ホスト名またはIPアドレス)を前記表示器に表示し、選択されたものを入力する。例えば、予め直接送信モードが設定されている場合は、宛先メールアドレスとして「ifaxb@ifaxb.xyz.co.jp」を選択・入力する。
【0045】
なお、本実施形態に限らず、操作表示部7の表示器でモード選択画面を表示し、直接送信モードが設定されると、次いで宛先設定画面を表示して、宛先メールアドレスの入力を促し、操作表示部7の操作で直接、宛先メールアドレスを入力するようにしてもよい。
【0046】
次いで、ネットワークファクシミリ装置25では、スキャナ5から送信原稿を読み込み、TIFF−F(MH)ファイルに変更し、MIME(base64)エンコードを行い、図3に示したメールフォーマットで送信メールを作成する。次いで、ネットワークファクシミリ装置25では、前述のように指定された宛先メールアドレス「ifaxb@ifaxb.xyz.co.jp」からドメイン部(ifaxb.xyz.co.jp)をSMTPプロトコルにて抽出し、前記ドメイン部に対して接続要求を行う(s103)。この後、ネットワークファクシミリ装置25は、SMTPプロトコルにてネットワークファクシミリ装置に電子メールを送信する(s104)。
【0047】
ここで、SMTPを用いた、ネットワークファクシミリ装置25とネットワークファクシミリ装置26との間の通信手順は、図5に示すとおりであって、通常、ネットワークファクシミリ装置25からLAN上のネットワークファクシミリ装置26に対してTCPコネクションが確立され、ネットワークファクシミリ装置25のHELOコマンドによって伝送路の使用開始を宣言し、ネットワークファクシミリ装置25、26の双方が初期状態にあることを確認する。次いで、ネットワークファクシミリ装置25からのMAILコマンドでメール処理を要求し、受信者コマンド「RCPT」で受信者を指定して、DATAコマンドによってメッセージ本体の送信を開始する。次いで、メッセージの送信が終了すると、ネットワークファクシミリ装置25は通信終了コマンドを送信した後、ネットワークファクシミリ装置26からの応答を待ってコネクション切断要求を行い、TCPコネクションを切断する。
【0048】
前記ネットワークファクシミリ装置26からの応答が、正常終了である場合(s105のYES)、ネットワークファクシミリ装置25は、システムメモリ2に記憶された通信管理情報の結果欄を「OK」に書き換え、図6に示す通信管理レポートをプロッタ6で印字出力するか(s106)、あるいは操作表示部7の表示器で表示する。
【0049】
また、前記ネットワークファクシミリ装置26からの応答が、異常終了である場合(s105のNO)、すなわち、メール送信中、なんらかのエラー(相手先メモリーオーバー、能力不一致、データエラー等)が発生した場合には、ネットワークファクシミリ装置25は、システムメモリ2に記憶された通信管理情報の結果欄を「ERR」に書き換え、操作表示部7の表示器に「送信不達」を表示し(s107)、図7に示す通信管理レポートをプロッタ6で印字出力する(s108)。
【0050】
一方、ネットワークファクシミリ装置26は、メールサーバ装置28に蓄積せず、直接受信した電子メールの内容をプロッタ6で印字出力する(s109)。
【0051】
なお、本実施形態に限らず、予め設定した送信原稿の種類(例えば、重要書類/通常書類)に応じて、前記直接送信モード/サーバ送信モードを自動的に選択し、これに従って宛先メールアドレスを選択するようにしてもよい。
【0052】
本実施形態では、システム制御部1、システムメモリ2、操作表示部7などが指定手段を構成し、システム制御部1、システムメモリ2、LAN伝送制御部13などが接続切断手段、受信確認手段、制御手段を構成する。
【0053】
【発明の効果】
請求項1、2に係る発明によれば、LAN上のネットワークファクシミリ装置で、他のLAN上の通信相手先ネットワークファクシミリ装置のアドレスを指定し、SMTPプロトコルにて直接メールデータを送受信することができ、通信相手先への送信結果を確実に知ることが可能となる。
【0054】
請求項3に係る発明によれば、前記通信相手先へのSMTP送信が成功した場合、通信管理情報に結果を印字することができるので、ユーザは、通信管理レポートなどで送信結果を知ることが可能となる。
【0055】
請求項4に係る発明によれば、前記通信相手先へのSMTP送信が失敗した場合、不達レポートを印字し、通信管理情報に結果を印字することができるので、ユーザは、通信管理レポートなどで送信結果を知ることが可能となる。
【0056】
以上説明したように、本発明によれば、電子メールにてファクシミリ画情報をSMTP送信する際、宛先として相手先通信端末を直接指定することにより、前記ファクシミリ画情報の送達確認を行うことが可能なネットワークファクシミリ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るネットワークファクシミリ装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る電子メールフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るネットワークファクシミリ装置のSMTP送信方法を示すフローチャートである。
【図5】SMTPプロトコルの基本的なシーケンス図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係るネットワークファクシミリ装置の通信管理レポート(送信成功)を示す図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係るネットワークファクシミリ装置の通信管理レポート(送信失敗)を示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ
7 操作表示部
12 LANインタフェース(I/F)
13 LAN伝送制御部
22 イントラネット
25、26 ネットワークファクシミリ装置(ネットワークファックス)
27、28 メールサーバ装置
29、30 ルータ装置
31、32 LAN
33〜36 ワークステーション装置(クライアント端末)
Claims (4)
- 少なくとも、公衆網を用い、ファクシミリ伝送手順にてファクシミリ通信を行う機能と、ネットワーク上でファクシミリ画情報を電子メールのメッセージに添付してSMTP通信を行う機能とを有するネットワークファクシミリ装置であって、
電子メールを用いてファクシミリ画情報を送信する場合、宛先として通信相手先のネットワークファクシミリ装置を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された通信相手先に対する電子メールの送信終了後に前記通信相手先からの応答を受信してから通信接続を切断する接続切断手段と、
前記通信相手先に電子メールが受信されたか否かを前記通信相手先からの応答に基づいて確認する受信確認手段と、
を備えたことを特徴としたネットワークファクシミリ装置。 - 前記指定手段は、前記通信相手先のホスト名またはIPアドレスを指定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記指定手段は、ファクシミリ画情報の送信原稿の種類に応じてホスト名またはIPアドレスを選択的に指定することを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記受信確認手段によって確認された内容を通信レポートとして出力するための制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のネットワークファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211570A JP3748036B2 (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | ネットワークファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211570A JP3748036B2 (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | ネットワークファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002027193A JP2002027193A (ja) | 2002-01-25 |
JP3748036B2 true JP3748036B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=18707655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000211570A Expired - Lifetime JP3748036B2 (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | ネットワークファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748036B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4471509B2 (ja) * | 2001-02-01 | 2010-06-02 | 住友金属工業株式会社 | 鋼管ソイルセメント杭、その施工方法および施工装置 |
JP4306998B2 (ja) * | 2002-02-07 | 2009-08-05 | キヤノン株式会社 | 通信装置及びその制御方法 |
JP2007180614A (ja) | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Canon Inc | 送信装置、受信装置及びそれらの制御方法、通信システム、プログラム |
JP4254785B2 (ja) | 2006-02-02 | 2009-04-15 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | インターネットファクシミリ装置及び通信処理プログラム |
JP2008197880A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ip通信装置およびip通信方法 |
JP4893444B2 (ja) * | 2007-04-18 | 2012-03-07 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像入出力装置 |
JP4927143B2 (ja) * | 2009-10-06 | 2012-05-09 | キヤノン株式会社 | 受信装置及びその制御方法、プログラム |
JP5120405B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2013-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 電子メール通信装置及びコンピュータプログラム |
JP5036846B2 (ja) * | 2010-05-18 | 2012-09-26 | キヤノン株式会社 | 電子メール通信装置及び電子メール通信方法並びにプログラム |
JP5312634B2 (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-09 | キヤノン株式会社 | 電子メール通信装置及び電子メール通信方法並びにプログラム |
JP7070776B1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-05-18 | 沖電気工業株式会社 | 中継装置、方法、プログラムおよび中継システム |
-
2000
- 2000-07-12 JP JP2000211570A patent/JP3748036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002027193A (ja) | 2002-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6411393B1 (en) | Apparatus and method of automatically delivering E-mail stored in mail server to arbitrary facsimile apparatus | |
US7602517B2 (en) | Internet facsimile gateway device | |
JP3698121B2 (ja) | 電子メールサーバ装置 | |
JP2001265675A (ja) | 通信端末装置およびその制御方法およびネットワークファクシミリ装置およびその制御方法 | |
JP3608024B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3748036B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP2002135505A (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3664581B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JPH10126551A (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3738763B2 (ja) | 画像通信装置 | |
JP4080664B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP2001265699A (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3664197B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3945413B2 (ja) | 画像通信装置 | |
JP2002124973A (ja) | インターネットファクシミリゲートウェイ装置およびその制御方法 | |
JP3543919B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置の制御方法 | |
JP3582942B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3657144B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクシミリ装置のプログラム | |
JP3763305B2 (ja) | 通信端末装置及び通信システム | |
JP4008788B2 (ja) | ネットワーク端末装置 | |
JP2001313778A (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3884605B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置 | |
JP3582630B2 (ja) | ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法 | |
JP3730591B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3744476B2 (ja) | 電子メールサーバ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050816 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3748036 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |