JP3738351B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能な画像形成ユニットを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は従来のプリンタ装置(画像形成装置)の概観斜視図である。同図において、プリンタ装置1は装置本体上部であるルーフ2と装置本体下部3で構成されている。ルーフ2には、その上面に用紙が排紙される排紙口5、及び排紙された用紙が積載される排紙トレイ6が設けられ、装置本体下部3には、その前面に開閉可能なフロントカバー7及び装置本体下部3より着脱自在の用紙カセット8が配設され、その右側面に装置本体下部3に収納可能なMPFトレイ9(マルチペーパーフィーダー:汎用給紙トレイ)が配設され、その上面右側にプリンタ装置1への情報入力やプリンタ装置1の状態表示を行う操作表示部4が設けられている。
【0003】
このプリンタ装置1において、ジャム処理やメンテナンス等の作業を行う際には、回転軸Aを中心に、ルーフ2を矢印B方向に開成する。図21は、上述のプリンタ装置1を開成した際の断面構成を示し、またその内部構造を示す。同図に示すように、プリンタ装置1は、着脱自在の用紙カセット8、この用紙カセット8内に積載収納された用紙を順次給送する給紙ロール12、給送されてきた用紙を一旦待機させ所定のタイミングで画像形成ユニット11へ送り出す待機ロール対13、トナー像を用紙上に定着させる定着器14、定着済みの用紙を装置外へ排出する排紙ロール対18(駆動ロール18a及び従動ロール18b)、及びプリンタ装置1への各種設定や状態表示等を行う前述の操作表示部4を備える。
【0004】
また、画像形成ユニット11において、帯電器25は感光体ドラム23の周表面を一様な電荷に帯電させ、印字ヘッド26は、印刷データに基づいて、感光体ドラム23の周面に選択的に露光を行い、その露光による低電位部を形成し、初期帯電電位と露光低電位部からなる静電潜像を感光体ドラム23周面上に記録する。現像器27は、現像ロール27aを介して内部のトナーを感光体ドラム23の低電位部に転移させ、静電潜像を顕像化(現像)する。転写器28は搬送されてくる用紙の紙面に感光体ドラム23上のトナー像を逆極性の電界によって転写する。
【0005】
尚、画像形成ユニット11のなかで、感光体ドラム23、帯電器25、現像器27、転写器28、クリーナ24、等については装置本体下部3に備えられ、印字ヘッド26は装置本体上部であるルーフ2に備えられている。
ここで、ルーフ2は装置本体下部3に対しヒンジ部15を支点に矢印B、B´方向へ開閉自在に構成される。このとき、上述の印字ヘッド26及び従動ロール18bはルーフ2と一体となって開閉される。同図中の実線に示すルーフ2は閉成状態を示し、点線に示すルーフ2は開成状態を示す。
【0006】
一方、画像形成ユニット11の大部分は、装置本体下部3に対し着脱自在なカートリッジCを構成し、これは感光体ドラム23及びクリーナ24等が一体化されてなる第1のカートリッジC1と、現像器27等が一体化されてなる第2のカートリッジC2とに分割及び合体が可能であり、これらカートリッジC1、C2はルーフ2を開成した状態で装置本体下部3の所定の装着部に対し着脱自在となり、例えば、感光体の劣化やトナーの消耗等により、これらカートリッジの交換や消耗品の補給等の保守点検作業等のメンテナンスが行われる。
【0007】
また、今日、カラープリンタ装置(カラー画像形成装置)が広く使用され、カラー印刷の方式も各種方法が採用されている。例えば、一つの感光体ドラムの周面近傍に複数の現像器を配設し、順次ドラム面にトナー像を形成する方式がある((イ)の方式)。また、ドラム状の中間転写媒体を使用する方式もあり((ロ)の方式)、更には複数の画像形成ユニットを所定方向に配設し、用紙に直接トナー像を形成する方式(いわゆるタンデム方式)も存在する。
【0008】
この中で上記(イ)の方式では形状の大きな感光体ドラムを使用する必要があり、印刷速度が低下する。また、(ロ)の方式では中間転写媒体を使用するため、形状が大きくなる。そこで、印刷速度が優れ、形状の面でも問題が少ないタンデム方式のカラープリンタが有望である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記画像形成ユニット11は、消耗品であり、定期的に交換する必要がある。この場合、上記従来の画像形成装置では、例えば上記画像形成ユニット11を構成する第1のカートリッジC1のみを交換する場合でも(カートリッジC2とは寿命が異なるので)、まず、上記画像形成ユニット11を(カートリッジC1、C2が合体した状態のまま)装置本体から取り外し、これをカートリッジC1とC2とに分割し、このうちカートリッジC2を残し、これと新品のカートリッジC1とを合体させて成る画像形成ユニット11を、装置本体に装着するという手間が掛る作業が必要であった。
【0010】
特に、タンデム方式のカラープリンタ装置では、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを使用するため、各色毎にカートリッジC1、C2が配設され、各色毎に煩雑な交換作業を行う必要がある。また、従来のプリンタ装置では上述のように各カートリッジC1、C2を上方から取り出し、新たなカートリッジC1、C2を上方から所定位置にセットする構成であり、手間の掛かる作業であった。更に、各カートリッジC1、C2が装置本体下部3に対し着脱自在とされているので、各カートリッジC1、C2の下部に形成される用紙搬送路で用紙ジャムが発生した際のジャム処理時にも各カートリッジC1、C2を上方へ一旦取り出す必要があり、作業が煩雑であった。
【0011】
また、上記カートリッジC1、C2を着脱する際、カートリッジに配設された感光体ドラムやロールを傷つけないよう行う必要がある。また、カートリッジの装着後、装置を使用する際には所定の圧力で感光体ドラムと現像ロールが接している必要がある。
【0012】
本発明の課題は、各カートリッジの着脱作業を装置の前後方向にスライドさせて行う構成とし、ユニット交換作業を容易に行うことを可能とすると共に、カートリッジの交換の際、感光体ドラムや現像ロールを傷つけることなく、カートリッジの装着後には所定の圧力が得られる画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1記載の発明によれば、装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する像担持体を含む第1の副ユニットと現像ロールを含む第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置であって、前記上部機体に設けられ、前記第1の副ユニットと第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱可能であり、前記第1の副ユニットと第2の副ユニットが、所定の装着位置に装入完了された状態で各副ユニットを上下方向に遊びを維持しつつ、その自重で釣り下げ支持すべくレール形状を有する副ユニット挿脱手段と、該副ユニット挿脱手段に設けられた係合部と前記両副ユニットのいずれかのユニットの一部に設けられた突起とから成り、前記開成時に自重で支持された状態で前記係合部と前記突起とが互いに係合して前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを互いに非接触とさせる突起部と、前記下部機体に設けられ、前記上部機体を前記下部機体に閉成すると前記副ユニット挿脱手段に支持されていた前記第1の副ユニットと第2の副ユニットを自重に抗して相対的に押し上げて前記突起部による係合を解除することにより前記像担持体と前記現像ロールとを接触させる押し上げ部材とから成る接離係合手段を設けた画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0018】
ここで、本発明の画像形成装置は、装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割可能な構成となっており、装置の構成の一部がユニット化されて成り、ユニットは例えば像担持体を含む第1の副ユニットと、現像ロールやトナーを収納する第2の副ユニットであり、第1、第2の副ユニット共に上部機体に配設されており、上部機体開成時には装置本体に対し略水平方向に挿脱できる。
【0019】
そして、上記上部機体に設けられ、上記第1の副ユニットと第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱可能であり、上記第1の副ユニットと第2の副ユニットが、所定の装着位置に装入完了された状態で各副ユニットを上下方向に遊びを維持しつつ、その自重で釣り下げ支持すべくレール形状を有する副ユニット挿脱手段を有する構成である。
また、この副ユニット挿脱手段と、上記両副ユニットのいずれかのユニットの一部に設けられ、上記開成時に自重で支持された状態で互いに係合して上記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを互いに非接触とさせる突起部と、上記下部機体に設けられ、上記上部機体を上記下部機体に閉成すると上記副ユニット挿脱手段に支持されていた上記第1の副ユニットと第2の副ユニットを自重に抗して相対的に押し上げて上記突起部による係合を解除することにより上記像担持体と上記現像ロールとを接触させる押し上げ部材とから成る接離係合手段を設けて構成される。
【0020】
このように構成することにより、副ユニットの挿脱時には像担持体と現像ロールを非接触で行い、副ユニットの装着後、上部機体を下部機体に閉成すると像担持体と現像ロールが所定の圧力で接触する構成とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例である。同図において、プリンタ装置31は、不図示のケーブルによってパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。
【0023】
プリンタ装置31は装置本体上部32と装置本体下部33によって構成され、装置本体上部32にはオペレーションパネル34が配設され、またその上面には印字用紙の排紙部35も形成されている。オペレーションパネル34は複数のキーが配設されたキー操作部34aと、不図示のCPUから出力される表示情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイ34bで構成されている。また、排紙部35には、排紙ロール36の回動によって後述する画像形成ユニットにより作成された印刷出力が排出され、排紙部35上に順次積載される。
【0024】
また、装置本体下部33には、後述する両面印刷用搬送ユニットや給紙カセットが配設され、例えばプリンタ装置31の左側面に設けられた不図示の蓋を開放することによって、後述する両面印刷用搬送ユニットを着脱できる構成である。また、装置本体下部33には、その前面に開閉可能なフロントカバー37及び装置本体下部33より着脱自在な給紙カセット38が設けられ、例えばフロントカバー37はジャム処理やメンテナンス等において開放される。
【0025】
また、装置本体下部33の右側面には、MPFトレイの装着部39、及びカバー40が設けられている。但し、図1において上記装着部39にMPFトレイは装着されていない。また、カバー40は後述する用紙搬送路確認用のカバーであり、本形態ではこのカバー40を開放して、用紙詰まり等のメンテナンスを行う。
【0026】
図2は上記フロントカバー37及びカバー40等を開放した状態を示すプリンタ装置31の外観図である。また、本例のプリンタ装置31の最下段には前述のように給紙カセット38が収納され、給紙カセット38に用紙を補給する際、例えば取手38aを手前に引くことによって、給紙カセット38を矢印方向に引き出すことができる。
【0027】
図3は上記外観を有するプリンタ装置31の内部構成を説明する断面図である。同図において、プリンタ装置31は画像形成部41、両面印刷用搬送ユニット42、及び給紙部43で構成されている。ここで、画像形成部41は4個の画像形成ユニット44〜47を矢印方向に並設した構成であり、同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。また、この中のマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット44〜46は減法混色によりカラー印刷を行う構成であり、ブラック(K)の画像形成ユニット47はモノクロ印刷に使用する。
【0028】
ここで、上記各画像形成ユニット44〜46はそれぞれドラムセットC1とトナーセットC2で構成され、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構成である。したがって、イエロー(Y)用の画像形成ユニット46を例にして構成を説明する。ドラムセットC1には感光体ドラム、帯電器、印字ヘッド、クリーナが収納され、トナーセットC2には現像ロールやトナーが収納されている。感光体ドラム50は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成され、感光体ドラム50の周面近傍には、帯電器51a、印字ヘッド51b、現像ロール51c、転写器51d、クリーナ51eが順次配設されている。感光体ドラム50は矢印方向に回動し、先ず帯電器51aからの電荷付与により、感光体ドラム50の周面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド51bからの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム50の周面に静電潜像を形成し、現像ロール51cによる現像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、現像容器51cに収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このようにして感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム50の矢印方向の回動に伴って転写器51dの位置に達し、感光体ドラム50の直下を矢印方向に移動する用紙に転写される。
【0029】
また、上記各画像形成ユニット44〜46を構成するドラムセットC1、トナーセットC2は、それぞれ装置本体に対し着脱自在に構成される。これは、ユニット装着部63により挿脱自在となるものであり、ユニット装着部63は、その一部に、ドラムセットC1、トナーセットC2を、それぞれ、略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。また、印字ヘッド51bは、位置的に、ユニット装着部63内部の空間に配置されている。
【0030】
一方、用紙の搬送は、前述の給紙部43を構成する給紙カセット38、待機ロール52、搬送ベルト53、駆動ロール54等で構成され、給紙コロ55の回動によって給紙カセット38から搬出された用紙は、待機ロール52まで送られ、更にトナー像に一致するタイミングで搬送ベルト53上に送られ、転写器51dに達する。そして、転写器51dにおいてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト53の移動に従って、搬送ベルト53上を矢印方向に移動し、定着ユニット56において熱定着処理が施される。
【0031】
また、用紙の上面には、上記イエロー(Y)のトナー像のみならず、ドラムセットC1によって転写されたマゼンダ(M)、及びシアン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色に従った色の印刷が行われる。
尚、上述の用紙は給紙カセット38から搬出される用紙のみならず、MPFトレイ39' から供給される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ39aによって搬入され、前述の経路によって印刷処理が行われる。
【0032】
また、上記定着ユニット56は熱ロール56a、56b、及びクリーニングロール56cで構成され、用紙Pが上述の熱ロール56aと56b間を挟持搬送される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用紙Pに熱定着する。また、クリーニングロール56cは熱ロール56a周面に離型性オイルを塗布すると同時に熱ロール56aに残るトナーを除去する機能を有する。尚、定着ユニット56によってトナー像が定着された用紙は切換板61を介して上方、又は紙面左方向に搬送される。
【0033】
一方、両面印刷用搬送ユニット42は装置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置31によって両面印刷を行う際装着するユニットであり、内部に複数の搬送ロール60a〜60eが配設されている。両面印刷の場合には、上記切換板61によって一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール62に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置に設定された切換部61の左側を下方に搬送され、両面印刷用搬送ユニット42の用紙搬送路に搬入され、搬送ロール60a〜60eによって用紙が送られ、待機ロール52に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写される。
【0034】
尚、図3には、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉するための機構の一部である後述するFRフレーム85(カラープリンタ31の左右にそれぞれ設けられる85a、85b)の位置のみを示している。
本例のプリンタ装置31においては、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉して、メンテナンス作業等を行う。図4は、装置本体上部32を開成した状態を示す図である。同図に示すように、装置本体上部32は、装置本体下部33に対し略水平を保ったまま開成される。
【0035】
次に、この状態においてドラムセットC1を交換する場合には、図5に示すようにドラムセットC1を手前に抜き出し、新たなドラムセットC1を挿入する。また、トナーセットC2を交換する場合も同様に、図6に示すように、トナーセットC2を手前に抜き出し、新たなトナーセットC2を挿入する。
【0036】
図7は、ドラムセットC1を装置本体に挿入した状態を装置正面から見た図である。同図において、装置本体側の構成として、上記ユニット装着部63の一部と印字ヘッド51bを示している。ユニット装着部63は、上記の通り、その一部に、ドラムセットC1、トナーセットC2を、それぞれ、略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。同図においてはドラムセットC1を挿脱する構成のみを示しており、ドラムセットC1を略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール部63a、63bを示している。
【0037】
このユニット装着部63によりドラムセットC1を装置本体に挿入させる際には、先ず作業者等がドラムセットC1を持ちながら、このドラムセットC1の突出部66aとDSステー67が、同図に示すように上記レール部63a、63bに対応する位置となるように位置合わせする。そして、そのまま、ドラムセットC1を略水平方向に(紙面における手前から奥へ)押し込んでいくと、上記突出部66aとDSステー67が、レール部63a、63bに掛かった状態でレール部上を摺動しつつ奥へ移動していき、ドラムセットC1の先端が装置本体側の不図示のセンサにより検出されると、挿入完了となる。
【0038】
ところで、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入後、両者を連結する必要がある。すなわち、ドラムセットC1とトナーセットC2は、相互に連結することで機能する廃トナー回収機構を備えており、この廃トナー回収機構により、ドラムセットC1は、印刷後に感光体ドラム50の周面上に残留するトナー(廃トナー)を取り除いた後、この廃トナーをトナーセットC2との相互連結機構(後述するDSシャッター、TSシャッター)を通して、トナーセットC2側に搬送することができる。よって、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入後、両者を連結する必要があるが、その際、上記相互連結機構(後述するDSシャッター、TSシャッター等)は、ドラムセットC1及びトナーセットC2の構成上、図8に示すように、その長手方向の両端のうちの一方に設けられており、更にトナーセットC2側の連結部(以下、DS連結部70という)は、ドラムセットC1の挿脱の邪魔にならないように、図8(a)〜(c)に示すように可動式(回動自在)になっている。
【0039】
先ず、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入直後(または、ドラムセットC1やトナーセットC2を装置本体から抜き出すために両者の連結を解除したとき)は、図8(a)に示す状態になっている。トナーセットC2のDS連結部70は、回動連結部71(ベアリング、リング等)によりトナーセットC2本体と回動自在(紙面、矢印で示す方向に回動自在)に連結されており、ドラムセットC1との連結を解除しているときには(不図示のバネの付勢力により)図8(a)に示すようにドラムセットC1の挿脱の邪魔にならない位置に回動している(以下、開成位置という)。
【0040】
ここで、DS連結部70は、TSシャッター等を有し、TSシャッターは大別してTSシャッター操作部72とジョイント部73とより成る。例えば、作業者等が手により上記バネの付勢力に抗してDS連結部70を図8(a)に示す位置から同図(b)に示す位置へ回動させると、ジョイント部73がドラムセットC1のDSシャッター69と嵌合する。この状態で更に作業者等が手によりTSシャッター操作部72を時計廻り方向に約90度程度廻すと、図8(c)に示す状態となる。このようにすると、特に図示しないが、DSシャッター及びTSシャッターが開き、ドラムセットC1側からトナーセットC2側へのトナー搬送路が開通する構成となっている。廃トナーは、ドラムセットC1側からDSシャッター69及びTSシャッターを通り、更にトナー搬送チューブ74内を通って、不図示のトナー回収袋まで搬送される。また、ドラムセットC1側には略1/4 円形状のU字溝を有するガイド64が設けられており、一方TSシャッター操作部72の構成の一部にはこのガイドのU字溝と掛合する掛合爪72aがあり、上記図8(b)に示す状態からTSシャッター操作部を時計廻り方向に廻し始めると、掛合爪72aがU字溝に掛合しつつガイド64に沿って(上記略 1/4円形に沿って)移動していく。そして、図8(c)に示す位置まで廻すとロック状態となり、ドラムセットC1とトナーセットC2との連結が完了する。
【0041】
一方、プリンタ装置31の開閉機構は、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉するための機構であり、図9は開成機構により装置本体上部32を開成するときのプリンタ装置の外観斜視図である。
同図に示すように、装置本体上部32は、プリンタ装置31に設けられた開閉機構84により装置本体下部33に対し略水平を保ったまま開成される。開閉機構84は、プリンタ装置31の正面から見てその両側にそれぞれ、リンクフレーム86、Fアーム87、Rアーム88、ステー89、及びFRフレーム85等を備える構成である。また、各部材の連結関係は、装置本体上部32に設けられたリンクフレーム86に対しFアーム87及びRアーム88の一端をそれぞれ回動自在に支持するように構成し、また、Fアーム87の他端を装置本体下部33に設けられたFRフレーム85に回動自在に支持するように構成し、さらに、Rアーム88の他端をFRフレーム85に固定されたステー89に回動自在に支持するように構成する。このように構成することにより、装置本体上部32は装置本体下部33に対し略水平に開成され、開成に伴い装置本体下部33に対し徐々に後退して移動する。
【0042】
尚、上記図9においては、説明の便宜のため、プリンタ装置31を正面から見てその右側部分にのみ番号を付して示している。尚、以後の説明において、プリンタ装置31の左側のリンク機構の各部材番号にaを付し、右側のリンク機構の各部材番号にbを付して説明する。したがって、上記図9に示すリンク機構の各部材番号はリンクフレームが86b、Fアームが87b、Rアームが88b、ステーが89b、FRフレームが85bで示す。
【0043】
次に、図10及び図11は上記開閉機構の概略図であり、図10は左側面から見た左側の開閉機構の概略図を示し、図11は右側面から見た右側の開閉機構の概略図を示す。また、図12はその斜視図である。図10乃至図12において、リンクフレーム86(86a、86b)、Fアーム87(87a、87b)、Rアーム88(88a、88b)、ステー89(89a、89b)、及びFRフレーム85(85a、85b)は、開閉機構の主要部である。尚、図12にはリンクフレーム86(86a、86b)は示していない。
【0044】
また、図10及び図11において、実線に示すFアーム87(87a、87b)、及びRアーム88(88a、88b)の位置は装置本体上部32を開成させたときの開成位置を示し、装置本体上部32は装置本体下部33に対し略水平に保たれる。一方、点線に示すFアーム87(87a、87b)、及びRアーム88(88a、88b)の位置は装置本体上部32を装置本体下部33に対し閉成させたときの閉成位置を示すものである。
【0045】
さらに、支持部91(91a、91b)は、Fアーム87(87a、87b)とFRフレーム85(85a、85b)を回動自在に支持し、支持部92(92a、92b)はRアーム88(88a、88b)とステー89(89a、89b)を回動自在に支持する。また、支持部97(97a、97b)は、Fアーム87(87a、87b)とリンクフレーム86(86a、86b)を回動自在に支持し、支持部98(98a、98b)は、Rアーム88(88a、88b)とリンクフレーム86(86a、86b)を回動自在に支持する。
【0046】
図13は上記リンク構造の駆動機構を説明する図である。尚、上記のようにリンク機構は左右対称であり、図13においては特に図10に対応するリンク構造の駆動機構を説明する。したがって、図13においては紙面右側がプリンタ装置31の正面である。前述のように、Fアーム87aは支持部91aに回動自在に設けられ、Fアーム87aは回転ギヤ91a' に固設されている。またRアーム88aは支持部92aに回動自在に設けられ、Rアーム88aは回転ギヤ92a' に固設されている。したがって、Fアーム87aと回転ギヤ91a' は一体として回転し、Rアーム88aと回転ギヤ92a' も一体として回転する。
【0047】
また、上記回転ギヤ91a' と92a' 間には中間プーリ93が介装され、中間プーリ93を介して回転ギヤ91a' と92a' 間にはベルト94が掛け渡されている。尚、中間プーリ93はベルト94に所定の張力を与えるものである。また、回転ギヤ92a' にはダンパ機構を内蔵する回転体95が設けられている。この回転体95にはオイルダンパが内蔵され、装置本体上部32を下降させる際の重力による急激な落下を押さえ、滑らかに下降させる機能を有する。一方、装置本体上部32を開放する際の上方への上昇力はバネ96によって付与される。このバネ96は、その一端が装置本体下部33の筐体33' に取り付けられ、回転ギヤ91a' 内において所定回巻装され、その先端(他端)は筐体33' に形成された不図示の穴に止着されている。したがって、バネ96の付勢力は回転ギヤ91a' を矢印a' 方向に回転させるように働き、装置本体上部32に上昇力を付与する。
【0048】
すなわち、回転ギヤ91a' が上記矢印a' 方向に回転すると、Fアーム87aを同じ方向に回動し、また同時にベルト94を矢印a方向に回し、回転ギヤ92a' を矢印a" 方向に回転し、Rアーム88aを同方向に回動する。したがって、上記駆動によってリンク機構が働き、Fアーム87a及びRアーム88aを同図に示す2点鎖線の経路に従って回動し、装置本体上部32を上方に移動する。
【0049】
以上の構成において、上記プリンタ装置31の開閉動作、及びドラムセットC1とトナーセットC2の着脱操作について説明する。
通常、プリンタ装置31は図1に示す状態で使用される。そして、用紙が欠乏した場合にはオペレーションパネル34の液晶ディスプレイ34bに用紙供給指示が表示され、給紙カセット38への用紙補給が行われる。一方、用紙詰まりが発生した場合、その位置が液晶ディスプレイ34bに表示され、例えばカバー40を開放してメンテナンス処理を行う。
【0050】
一方、用紙詰まりがプリンタ装置31の内部である場合(カバー40に対応する位置ではない場合)、又はドラムセットC1やトナーセットC2を交換する場合、フロントカバー37を開放する。尚、フロントカバー37を開放した状態は前述の図2に示す通りである。
【0051】
次に、この状態において装置本体上部32を開成すべく、ロックを解除する。ロックを解除すると、前述のバネ96の付勢力が働き、Fアーム87aを矢印a' 方向に回動し、また同時にベルト94を矢印a方向に回し、Rアーム88aを同方向に回動する。この時、本例の開閉機構はFアーム87(87a、87b)とRアーム88(88a、88b)の長さの比が、例えば2対1に設定され、しかも支持部91(91a、91b)と92(91a、91b)の位置が異なり、装置本体上部32の開成処理の際、装置本体上部32の前方が後方に対して少し高くなりながら開放される。また、同時に装置本体上部32が少し後ろ側にずれながら上昇する。この時、支持部98(98a、98b)はスライド溝100内をスライドし、装置本体上部32を除々に上昇させる。
【0052】
図14は上記リンク機構が働き、装置本体上部32が上方に少し移動した状態を示す。尚、同図において、リンク機構の主要部のみを示し、またMPFトレイやカバー40の構成は省略している。
その後、更に装置本体上部32が上方に移動し、装置本体上部32は所定位置まで開成する。この時、Fアーム87(87a、87b)とRアーム88(88a、88b)の長さの比から、装置本体上部32の前方が後方に対して少し高く、しかも装置本体上部32が少し後ろ側にずれた状態で開放される。このように装置本体上部32の前方が少し高く、装置本体上部32が後ろにずれた状態で開成されることによって、ドラムセットC1やトナーセットC2の交換作業や、各種メンテナンス処理はより行い易くなる。
【0053】
尚、図15は装置本体上部32が完全に開成した状態を示す図である。尚、同図においても、リンク機構の主要部のみを示し、またMPFトレイやカバー40の構成は省略している。
図15に示すこの状態において、ドラムセットC1の交換作業、及びトナーセットC2の交換作業は前述の図5及び図6で説明したように行う。すなわち、ドラムセットC1やトナーセットC2を水平方向に操作して着脱でき、極めて容易にドラムセットC1やトナーセットC2の交換作業を行うことができる。
【0054】
尚、メンテナンス作業を終了し、装置本体上部32を閉成する場合には、装置本体上部32を下方に押し下げる。この場合、装置本体上部32の自重によって強い力を加えることなく閉成することができる。また、オイルダンパにより、バネ96の付勢力に抗して滑らかに閉成することができる。尚、この場合ベルト94は矢印b方向に移動し、回転ギヤ91a' は矢印b' 方向に回転し、同時に回転ギヤ92a' は矢印b" 方向に回転し、装置本体上部32を装置本体下部33に閉成する。
【0055】
また、上部機体32を下部機体33にセットすると、上記ドラムセットC1内に設けられた感光体ドラム50は、前記トナーセットC2内に設けられた現像ロール51cに当接し、前記感光体ドラム50と現像ロール51cが圧接状態になる。
【0056】
以上のように本実施形態の画像形成装置によれば、上部機体32を下部機体33に対して閉成時と略同姿勢で開成し、この状態において上部機体32側に配設されたドラムセットC1とトナーセットC2を手前方向に水平に引き抜き、ドラムセットC1とトナーセットC2を容易に交換可能とするものである。
次に、本発明をより詳細に説明する。
【0057】
本例は上記ドラムセットC1とトナーセットC2の挿脱をより詳しく説明するものであり、更にユニット装着部63の一部の形状が前述の実施形態と異なる構成である。尚、本例においてドラムセットC1は第1の副ユニットに対応し、トナーセットC2は第2の副ユニットに対応する。また、他の基本的構成は前述の図1〜図15と同じである。以下、具体的に説明する。
【0058】
図16は本例で使用するユニット装着部63及びドラムセットC1の構成を示すものであり、ユニット装着部63にはその一部に、ドラムセットC1を略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。すなわち、断面形状で示すユニット装着部63の両側に形成されたレール部63a、63bである。ここで、レール部63aはユニット装着部63の左側面から内側に90度の曲げ加工が施されや形状であり、更に断面形状先端が上方に若干突出する。また、レール部63bはユニット装着部63の右側面から内側に曲げ加工が施された形状である。そして、上記レール部63a、63bがドラムセットC1を略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為に使用される。
【0059】
また、本例においては上記レール部63bの上方であって、ユニット装着部63の側面に係合部63cが形成されている。この係合部63cはユニット装着部63の右側面から所定の角度を有して外側に突出し、後述するトナーセットC2の側面の突起に当接する構成である。
【0060】
一方、図17は上記ドラムセットC1と共に、トナーセットC2の断面構成も説明する図である。前述のユニット装着部63は上記ドラムセットC1を挿脱する際のガイドとなるレール部63a、63bを有すると共に、トナーセットC2を挿脱する際のガイドとなるレール部63d、63eも形成する。すなわち、前述のレール部63aの上方に断面コの字状の加工部があり、この断面コの字状部の内側がレール部63dを構成する。尚、このレール部63dはドラムセットC1に対して紙面左側に位置するトナーセットC2のガイドレールとなる。
【0061】
また、前述のレール部63bの上方にも断面コの字状の加工部があり、この断面コの字状部の内側がレール部63eを構成する。このレール部63eはドラムセットC1に対して紙面右側に位置するトナーセットC2のガイドレールとなる。
【0062】
このレール部63d、63eにはトナーセットC2の突出部100a、100bが係合する。例えば、レール部63aには突出部100aが係合し、突出部100bには突出部100bが係合する。また、突出部100aの厚さtはレール部63dの幅Tに対して薄く形成され、突出部100aは上下方向に移動可能に構成されている。また、突出部100bについても同様であり、突出部100bの厚さtもレール部63eの幅Tに対して薄く形成され、突出部100bも上下方向に移動可能に構成されている。したがって、トナーセットC2自体がユニット装着部63に対して上下方向に余裕を有する。
【0063】
以上の構成において、ドラムセットC1とトナーセットC2をユニット装着部63に装着する場合には、前述のように先ずドラムセットC1を持ちながら、このドラムセットC1の突出部66aとDSステー67が、同図に示すように上記レール部63a、63bに対応する位置となるように位置合わせを行い、そのままドラムセットC1を略水平方向に(紙面における手前から奥へ)押し込んでいく。そして、上記突出部66aとDSステー67が、レール部63a、63bに掛かった状態でレール部上を摺動しつつ奥へ移動し、ドラムセットC1の先端が装置本体側の不図示のセンサにより検出されると、挿入完了する。
【0064】
次に、トナーセットC2を装着する場合にはトナーセットC2を持ち、トナーセットC2の突出部100a、100bをレール部63d、63eに係合させ、レール部63d、63eをガイドとしてトナーセットC2を略水平方向に押し込んでいく。このとき、上記突出部100aと100bは、レール部63d、63eに掛かった状態でレール部上を摺動し、更にユニット装着部63の係合部63cはトナーセットC2の側面に設けられた突起101に当接した状態である。
【0065】
図18はこの時の状態を示す断面図である。トナーセットC2の側面に設けられた突起101は、ユニット装着部63に設けられた係合部63c上に当接しつつ奥に移動する。また、突出部100a、100bはレール部63d、63eに沿って移動する。
【0066】
この時、上述のように係合部63cと突起101が当接しているので、トナーセットC2側に配設された現像ロール51cは少し高い位置にあり、ドラムセットC1に配設された感光体ドラム50と現像ロール51cは図18に示すように離れた状態である。したがって、トナーセットC2を装着する際、現像ロール51cが感光体ドラム50に擦れ、感光体ドラム50や現像ロール51cを傷つけることがない。
【0067】
次に、上記のようにしてドラムセットC1、及びトナーセットC2をセットした後、上部機体32を閉成すると、ドラムセットC1の軸に押し上げ部材としての不図示のレバーが当接し、感光体ドラム50を上方に押し上げる。このため、感光体ドラム50と現像ロール51cが当接する。このとき、前述のようにトナーセットC2は上方に移動する余裕があり、図19に示すように、突出部100a、100bはレール部63d、63eの下面から幅A(又は幅B)だけ浮いた状態となり、トナーセットC2の自重で現像ロール51cは感光体ドラム50の周面を押す。したがって、感光体ドラム50と現像ロール51c間にはトナーセットC2の重み分の圧力がかかる。
【0068】
尚、ドラムセットC1も、上記感光体ドラム50が上方に押し上げられることからレール部63a、63bに対して幅Cだけ浮いた状態である。
したがって、本例によれば上部機体32を閉成することによって、自動的に感光体ドラム50と現像ロール51cが所定の圧力で圧接し、以後現像処理を行う際、感光体ドラム50と現像ロール51cを確実に回転し、現像処理を行うことができる。
【0069】
以上のように、本例によればトナーセットC2をユニット装着部63に挿入する際、感光体ドラム50等を傷つけることなく、又上部機体32を閉成することによって、自動的に感光体ドラム50と現像ロール51cが所定の圧接状態となり、トナーセットC2の交換を簡単かつ確実に行うことができる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば上部機体に配設されたドラムセット、及びトナーセットを、水平方向にスライドさせて着脱することができ、画像形成ユニットの交換作業を容易に行うことができる。
【0071】
また、感光体ドラム等を傷つけることなく、上部機体を閉成することによって、自動的に感光体ドラムと現像ロールを所定の圧接状態とすることができ、トナーセットの交換を簡単かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタ(プリンタ装置)の斜視図である。
【図2】フロントカバー等を開放した状態を示すプリンタ装置の外観図である。
【図3】プリンタ装置の内部構成を説明する断面図である。
【図4】装置本体上部を開成した状態を示す図である。
【図5】装置本体上部を開成した状態でのドラムセットの交換を説明する図である。
【図6】装置本体上部を開成した状態でのトナーセットの交換を説明する図である。
【図7】ドラムセットを装置本体に挿入した状態を装置正面から見た図である。
【図8】(a)、(b)、(c)は、ドラムセット、トナーセットを装置本体に挿入し相互に連結する手順を説明する図である。
【図9】リンク機構を説明する図である。
【図10】上部機体の開閉機構を左側面から見た概略図である。
【図11】上部機体の開閉機構を右側面から見た概略図である。
【図12】開閉機構の斜視図である。
【図13】リンク機構の機構構成図である。
【図14】上部機体を少し開成した状態を示す斜視図である。
【図15】上部機体を完全に開成した状態を示す斜視図である。
【図16】本発明で使用するユニット装着部及びドラムセットの構成を示す図である。
【図17】ドラムセットと共に、トナーセットの断面構成を説明する図である。
【図18】本発明の動作状態を示す断面図である。
【図19】本発明の動作状態を示す断面図である。
【図20】従来例のプリンタ装置の外観斜視図である。
【図21】従来例のプリンタ装置の内部である。
Claims (1)
- 装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する像担持体を含む第1の副ユニットと現像ロールを含む第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置であって、
前記上部機体に設けられ、前記第1の副ユニットと第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱可能であり、前記第1の副ユニットと第2の副ユニットが、所定の装着位置に装入完了された状態で各副ユニットを上下方向に遊びを維持しつつ、その自重で釣り下げ支持すべくレール形状を有する副ユニット挿脱手段と、
該副ユニット挿脱手段に設けられた係合部と前記両副ユニットのいずれかのユニットの一部に設けられた突起とから成り、前記開成時に自重で支持された状態で前記係合部と前記突起とが互いに係合して前記第1の副ユニットと第2の副ユニットとを互いに非接触とさせる突起部と、前記下部機体に設けられ、前記上部機体を前記下部機体に閉成すると前記副ユニット挿脱手段に支持されていた前記第1の副ユニットと第2の副ユニットを自重に抗して相対的に押し上げて前記突起部による係合を解除することにより前記像担持体と前記現像ロールとを接触させる押し上げ部材とから成る接離係合手段
を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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