JP3726513B2 - Gps受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーナビゲーションシステム等に使用されるGPS(全地球測位システム)受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車や船舶等の移動体のナビゲーションシステムとして、人工衛星から出力される電波を受信して、移動体の位置を測定するGPSを利用した装置が用いられている。このGPSを利用して位置を測定するGPS装置は、3個以上の人工衛星からの電波を受信し、この複数の人工衛星からの電波による距離データ及び高度データを演算することにより、移動体の位置を検出するものである。
【0003】
この人工衛星からの電波を受信する方法としては、アンテナを用いて受信することが行われており、このアンテナを内蔵したGPS受信装置が一般に使用されている。このGPS受信装置は、人工衛星からの電波の受信状態を良好に保つために、アンテナの受信面を人工衛星の位置する天頂側方向に向けて配置し、良好なアンテナの指向性が得られるようにして使用することが望ましいものであり、GPS受信装置を移動体の内部又は外部の所定の位置に固定して受信することが一般に行われている。
【0004】
このGPS受信装置を固定する方法としては、接着剤、粘着テープ、ネジ等を用いて固定する方法や、例えば特開平8−78927号に記載されたような、磁石等の磁気吸着手段を用いて着脱可能に固定する方法が行われている。この磁気吸着手段を用いて固定する場合の、GPS受信装置に磁気吸着手段を設ける方法としては、図4に示すように、アンテナ30をその内部に収納する収納手段20の外面に凹部29を形成しておき、その凹部29内に粘着テープ50等を用いて磁気吸着手段10を貼りつける方法や、収納手段の外面にシート状の磁気吸着手段を粘着テープ等を用いて貼りつける方法等が行われている。
【0005】
しかしこのような磁気吸着手段を貼りつける方法でGPS受信装置を製造する場合、磁気吸着手段を貼りつける工数が必要なため、作業性に劣るという問題や、粘着テープ等の厚みによって、GPS受信装置の厚みが厚くなるという問題があった。そのため、製造する際の作業性が優れると共に、厚みが薄いGPS受信装置が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を改善するために成されたもので、その目的とするところは、磁気により吸着可能な磁気吸着手段と、人工衛星から発信されるGPS用の電波を受信するアンテナをその内部に収納すると共に、上記磁気吸着手段を係着する収納手段とを備えるGPS受信装置であって、製造する際の作業性が優れると共に、厚みが薄いGPS受信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るGPS受信装置は、磁気により吸着可能な磁気吸着手段と、人工衛星から発信されるGPS用の電波を受信するアンテナをその内部に収納すると共に上記磁気吸着手段を係着する収納手段と、を備えるGPS受信装置において、収納手段に、直径方向に突出する突起をその外面側に有する開口部を備え、その開口部に、磁気吸着手段が填め込まれて固定されており、磁気吸着手段は、防水性を有する柔軟性シートと圧接していると共に、その柔軟性シートが、アンテナと圧接していることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に係るGPS受信装置は、請求項1記載のGPS受信装置において、磁気吸着手段の厚みが、開口部の深さと同じ厚みであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るGPS受信装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るGPS受信装置の一実施の形態を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は分解断面図である。また、図2は本発明に係るGPS受信装置の一実施の形態の、変形例を説明する図であり、図3は本発明に係るGPS受信装置の他の実施の形態を説明する断面図である。
【0012】
本発明に係るGPS受信装置の一実施の形態は、図1に示すように、人工衛星から発信されるGPS用の電波を受信するアンテナ30をその内部に収納すると共に、磁気により吸着可能な磁気吸着手段10が填め込まれて固定された収納手段20を備えるGPS受信装置である。
【0013】
なお、収納手段20は、収納手段底部20aと収納手段蓋部20bとが接着されて形成されている。そして、その収納手段底部20aには、底面を貫通する開口部22が設けられ、この開口部22に、磁気吸着手段10が填め込まれている。なお、この開口部22には、直径方向に突出する突起24が収納手段20の外面側に形成されており、磁気吸着手段10は、その突起24に対応する部分が凹んだ形状に形成されることにより、開口部22に磁気吸着手段10が填め込まれ、抜け落ちないようになっている。
【0014】
そのため、開口部22に磁気吸着手段10を填め込むだけで、収納手段20に磁気吸着手段10を固定することができ、製造する際の作業性が優れたGPS受信装置になっている。また、磁気吸着手段10を配置する部分には、収納手段20を形成するプラスチック等の材料が存在しないため、及び、収納手段20に磁気吸着手段10を貼りつけるための粘着テープ等が不要になるため、厚みが薄いGPS受信装置になっている。
【0015】
なお、開口部22の形状は、特に限定するものではなく、収納手段底部20aを収納手段蓋部20b側から見た開口部22が、例えば図2(a)や(b)に示すように、円形でも良く、図2(c)や(d)に示すように、方形でも良い。また、開口部22に設ける突起24は、収納手段20の外面側に、開口部22の直径方向に突出するように設けれれていれば良く、例えば図2(a)や(c)に示すように、開口部22の全周に渡って形成されていても良く、図2(b)や(d)に示すように、開口部22の一部に形成されていても良い。なお、図2(d)に示すように、開口部22を四角形に形成すると共に、突起24を対辺に設けるようにすると、磁気吸着手段10の、突起24に対応する部分を凹ませるための加工が、容易になり好ましい。
【0016】
また、突起24の断面は、図1に示すような三角や、図3に示すような四角等、特に限定するものではないが、断面三角形状の突起24であると、磁気吸着手段10の、突起24に対応する部分を凹ませるための加工が、容易になり好ましい。
【0017】
なお、図1に示すGPS受信装置の磁気吸着手段10の厚みは、開口部22の深さと同じ厚みとなっており、GPS受信装置を移動体に固定する際には、収納手段20と磁気吸着手段10の両者が移動体に接触して、安定した固定ができるようになっている。なお、磁気吸着手段10の厚みを、開口部22の深さよりやや厚くしておき、磁気吸着手段10を開口部22から多少突出するようにしておくと、移動体への固定力が向上し好ましい。
【0018】
また、磁気吸着手段10とアンテナ30の間には、防水性を有する柔軟性シート35が設けられており、収納手段底部20aと収納手段蓋部20bとを接着するときに、アンテナ30も収納手段底部20a側に加圧されて、磁気吸着手段10と柔軟性シート35が圧接すると共に、その柔軟性シート35とアンテナ30が圧接するようになっている。そのため、収納手段底部20aと収納手段蓋部20bを接着するだけで、収納手段20の内部に雨水等の侵入を防ぐことが可能になっており、特に製造する際の作業性が優れたGPS受信装置になっている。
【0019】
なお、図3に示すように、アンテナ30を実装したプリント配線板33を支持するシールドケース34で開口部22を覆うことにより、柔軟性シート35を設けないようにしても良い。このシールドケース34を用いる場合、シールドケース34を鉄で製造しておくと、シールドケース34が磁気吸着手段10のヨークの作用をするため、磁気による吸着力を高めることができ好ましい。
【0020】
本発明に用いる磁気吸着手段10としては、磁気により吸着可能なものであれば特に限定するものではなく、例えば、磁石や、樹脂・ゴム等と磁性体を混合してシート状に形成したマグネットシート等が挙げられる。
【0021】
また、本発明に用いるアンテナ30としては、人工衛星から発信されるGPS用の電波を受信することが可能なものであれば特に限定するものではなく、例えば有機系・無機系の絶縁板の表面に金属を付与して製造した平面型のものや、金属板を折り曲げて形成したものや、パラボラ型のもの等が挙げられる。なお、セラミック板の表面に金属を付与して製造したアンテナ30を用いると、セラミックが高い誘電率を有するためアンテナ30を小型化することができ、GPS受信装置を小型化することができ好ましい。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係るGPS受信装置は、収納手段に、直径方向に突出する突起をその外面側に有する開口部を備え、その開口部に、磁気吸着手段が填め込まれて固定されているため、製造する際の作業性が優れると共に、厚みが薄いGPS受信装置となる。又、磁気吸着手段は、防水性を有する柔軟性シートと圧接していると共に、その柔軟性シートが、アンテナと圧接しているため、容易な方法で収納手段の内部に雨水等の侵入を防ぐことが可能になっており、特に製造する際の作業性が優れたGPS受信装置になる。
【0023】
本発明の請求項2に係るGPS受信装置は、上記の効果に加え、GPS受信装置を移動体に固定する際に、安定した固定が可能なGPS受信装置になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るGPS受信装置の一実施の形態を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は分解断面図である。
【図2】本発明に係るGPS受信装置の一実施の形態の、変形例を説明する図である。
【図3】本発明に係るGPS受信装置の他の実施の形態を説明する断面図である。
【図4】従来のGPS受信装置を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 磁気吸着手段
20 収納手段
20a 収納手段底部
20b 収納手段蓋部
22 開口部
24 突起
30 アンテナ
33 プリント配線板
34 シールドケース
35 柔軟性シート
50 粘着テープ
Claims (2)
- 磁気により吸着可能な磁気吸着手段と、
人工衛星から発信されるGPS用の電波を受信するアンテナをその内部に収納すると共に上記磁気吸着手段を係着する収納手段と、を備えるGPS受信装置において、
収納手段に、直径方向に突出する突起をその外面側に有する開口部を備え、その開口部に、磁気吸着手段が填め込まれて固定されており、磁気吸着手段は、防水性を有する柔軟性シートと圧接していると共に、その柔軟性シートが、アンテナと圧接していることを特徴とするGPS受信装置。 - 磁気吸着手段の厚みが、開口部の深さと同じ厚みであることを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
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Family
ID=18007895
Family Applications (1)
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JP31065798A Expired - Lifetime JP3726513B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | Gps受信装置 |
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1998
- 1998-10-30 JP JP31065798A patent/JP3726513B2/ja not_active Expired - Lifetime
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