JP3723064B2 - クリーニング管理用タグ基材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写印字により鮮明にバーコード等印刷ができ、ドライクリーニングやラーンドリークリーニング後においても印字が霞んだり、消えることのない、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れた熱転写印字用のクリーニング管理用タグ基材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クリーニング業界は省力化、系列化、取り扱いの多様化に対処するため、クリーニング管理用タグに店名、店コード、タグNo、顧客名等をバーコードで管理するクリーニング集配システムが採用されつつある。
【0003】
このようなクリーニング集配システムで用いられるバーコードは、一般のバーコードと同様に、情報を確実に識別するために鮮明に印刷されることが必要であることはもちろんであるが、さらにドライクリーニングやラーンドリークリーニング或いはアイロンがけでバーコード印刷が離脱しないことも必要である。
【0004】
従って、洗濯やアイロンがけでバーコード印刷が離脱しないよう、耐熱性、耐熱水性、耐薬品性の良い熱転写印字がなされる必要がある。
【0005】
ところが、このようなクリーニング管理用タグの基材は、一般に耐洗紙で構成されており、耐洗紙にそのまま熱転写印字したのでは、耐洗紙表面が粗面であるために、繊細なバーコード等の文字情報は鮮明に印字されないという問題がある。
【0006】
そこで、耐洗紙に樹脂を含浸させる方法、耐洗紙上にナイロンを積層する方法、さらには特開平7−314933号に開示されているように、軟化温度が180℃以上であるポリウレタンとイソシアネート系架橋剤との硬化物を耐洗紙に形成させる方法、さらには耐洗紙にプラスチックフィルムを接着剤でラミネートする方法等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、耐洗紙に樹脂を含浸させる方法によっても、タグ基材の表面は粗面であり、鮮明にバーコードを印字することができない。
【0008】
また、ナイロンを積層する方法は、耐熱性、耐熱水性が十分ではなく、紙との接着性が不足している等の問題がある。
【0009】
さらに、ポリウレタンとイソシアネート系架橋剤とを使用する方法は、硬化に時間がかかり過ぎて量産に適さないという問題がある。また、バーコード等の印字が必ずしも鮮明ではない。
【0010】
さらに、耐洗紙にプラスチックフィルムを接着剤でラミネートする方法は、鮮明に印字できるが、洗濯でバーコード印刷が離脱するという問題があった。
【0011】
本発明は、以上のような問題点をすべて解決するためになされたもので、熱転写印刷で鮮明にバーコード印字ができ、ドライクリーニングやラーンドリークリーニング後においても印字が霞んだり、消えることがなく、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れた熱転写印字用のクリーニング管理用タグ基材の製造方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためにクリーニング管理用タグの製造方法としてなされたもので、その特徴は、耐洗紙からなる基材シート (1) の一面側にポリウレタン樹脂で構成されてなる下地層 (2) を形成し、次に、光開始剤及び光重合促進剤が添加された紫外線硬化性樹脂を塗着した離型材 (5) を、前記下地層 (2) の表面側に前記紫外線硬化性樹脂を介して貼着し、次に離型材 (5) の外面側から紫外線を照射して前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてUV樹脂層 (3) を形成し、その後、離型材 (5) とUV樹脂層 (3) との間を層間剥離させ、該UV樹脂層 (3) を前記下地層 (2) 上に転移させることによって、前記下地層 (2) の表面側に、前記紫外線硬化性樹脂の硬化皮膜で平滑に形成されたUV樹脂層 (3) が形成されてなるクリーニング管理用タグ基材を製造することである。
【0017】
離型材5としては、たとえばポリプロピレンフィルムが用いられ、紫外線硬化性樹脂としては、好ましくはポリウレタンアクリレート樹脂が用いられる。
【0019】
上述のように、耐洗紙からなる基材シート1の一面側に、紫外線硬化性樹脂の硬化皮膜で平滑な受像層であるUV樹脂層3を形成することにより、鮮明にバーコードが熱転写印刷でき、クリーニングやアイロンがけにもバーコードが霞んだり、離脱したりすることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
【0021】
一実施形態のクリーニング管理用タグ基材4は、図1に示すように、耐洗紙からなる基材シート1の表面に、下地層2を介してUV樹脂層3が設けられた構成からなるものである。
【0022】
本実施形態では、下地層2はポリウレタンで構成されており、UV樹脂層3を構成する紫外線硬化製樹脂としては、ポリウレタンアクリレート樹脂が用いられている。
【0023】
基材シート1を構成する耐洗紙は、予め目止剤で目止されている。
【0024】
次に、このような構成からなるクリーニング管理用タグ基材を製造する製造方法の実施形態について説明する。
【0025】
先ず、図2に示すように、耐洗紙からなる基材シート1を準備し、その基材シート1の表面に、図3に示すようにポリウレタンからなる下地剤を塗布する。
【0026】
この下地材が硬化することによって、下地層2が形成される。
【0027】
次に、図4に示すように合成樹脂製フィルムからなる離型材5を準備し、その離型材5の一面側に、図5に示すように紫外線硬化性樹脂3aを塗布する。
【0028】
本実施形態では、離型材5を構成する合成樹脂製フィルムとして、2軸延伸ポリプロピレンフィルムが用いられ、紫外線硬化性樹脂3aとして上述のようなポリウレタンアクリレート樹脂が用いられる。
【0029】
また、紫外線硬化性樹脂3aは、離型材5の表裏両面のうち、表面処理がなされていない側の面に塗布される。
【0030】
次に、紫外線硬化性樹脂3aが硬化しないうちに、その紫外線硬化性樹脂3aが塗着された面を下向きにして、図6に示すように離型材5を前記紫外線硬化性樹脂3aを介して下地層2の表面に貼着する。
【0031】
次に、図7に示すように、離型材5の上方から紫外線を照射する。
【0032】
この場合において、離型材5は、透明度の高い2軸延伸ポリプロピレンフィルムからなるため、照射される紫外線を好適に透過させ、従って、紫外線硬化性樹脂3aは速やかに硬化し、UV樹脂層3が形成されることとなる。
【0033】
その後、図8に示すように、離型材5を剥離する。
【0034】
このとき、UV樹脂層3を構成する紫外線硬化性樹脂3aは、離型材5の表面処理が施されていない面側に塗布されていたため、離型材5とUV樹脂層3との間は層間剥離が生じ易く、従って、上記のような離型材5の剥離は容易に行うことができる。
【0035】
このように離型材5を剥離することで、クリーニング管理用タグ基材4の製造が完成する。
【0036】
上述のようにして製造されたクリーニング管理用タグ基材は、熱転写プリンターで受像層であるUV樹脂層3にバーコード等の文字情報が印字され、所望の大きさに切断されてクリーニング管理用タグとして使用される。
【0037】
以上のように、本実施形態においては、耐洗紙からなる基材シート1の表面に直接UV樹脂層3が設けられているのではなく、下地層2を介して設けられているため、クリーニング管理用タグ基材4の表面を平滑な面に形成することができる。
【0038】
しかも、UV樹脂層3は、下地層2の上面に紫外線硬化性樹脂を直接塗布して形成されるのではなく、合成樹脂製フィルムからなる離型材5の一面側に紫外線硬化性樹脂を塗布したものをUV樹脂層3に貼着し、離型材5を剥離することにより下地層2の上面にUV樹脂層3を転移させて形成されるため、そのUV樹脂層3の表面は、より平滑な面に形成されることとなるのである。
【0039】
尚、上記実施形態では、UV樹脂層3を構成する紫外線硬化性樹脂として、ポリウレタンアクリレート樹脂が用いられていたが、紫外線硬化性樹脂の種類はこれに限定されるものではなく、ポリウレタンアクリレート以外に、たとえばポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリレートオリゴマーと必要によりエチレン性不飽和モノマー、光開始剤、その他添加剤よりなるものを使用することが可能である。
【0040】
ただし、アクリレートオリゴマーとしては、上記実施形態のようなポリウレタンアクリレートのアクリレートオリゴマーが熱転写インキとの相性が良く、印刷性、耐熱性、耐水性、耐溶剤性の点で特に好ましい。
【0041】
ポリウレタンアクリレ−トオリゴマ−は、(a) ポリイソシアネート、(b) ポリオール、及び(c) ヒドロキシ含有アクリルモノマーとの反応により得られるものを使用することができる。
【0042】
(a)ポリイソシアネ−ト
ポリイソシアネ−トとしては、芳香族ポリイソシアネ−ト、芳香脂肪族ポリイソシアネ−ト、脂環族ポリイソシアネ−ト、脂肪族ポリイソシアネ−ト等があり、ポリイソシアネートのうちでもジイソシアネ−トが広く用いられる。
【0043】
ジイソシアネートとしては、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネ−トが例示され、また1,3−又は1,4−キシリレンジイソシアネート、もしくはその混合物、1,3−又は1,4−ビス(1−イソシアネート−1−メチルエチル)ベンゼンもしくはその混合物等の芳香脂肪族ジイソシアネ−トが例示され、また1,3−又は1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等の脂環族ジイソシアネートが例示され、さらにテトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネ−トが例示される。
【0044】
さらに、イソシアネート化合物の誘導体も利用できる。このような誘導体としては、ダイマー、トリマー、ビュレット、アロファネート、カルボジイミド、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(クルードMDI、c−MDI,ポリメリックMDI)、クルードTDI,及びイソシアネート化合物と低分子量ポリオールとの付加体等が例示される。
【0045】
ここで、MDIはメチレンジイソシアネート、TDIはトリレンジイソシアネートを意味する。
【0046】
これらポリイソシアネ−トのうち、ジイソシアネ−ト(例えば、トリレンジイソシアネ−ト、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト等のジイソシアネ−ト)を用いる場合が多い。
【0047】
(b)ポリオ−ル
ポリオ−ルとしては、ポリエ−テルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−ル、ポリカ−ボネ−トポリオ−ル等のポリオ−ルが挙げられる。
【0048】
ポリエ−テルポリオ−ルとしては、例えば、アルキレンオキシド(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン等の炭素数が2〜5のアルキレンオキシド)の単独重合体または共重合体が挙げられる。
【0049】
これらのポリエ−テルポリオ−ルは単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。ポリエ−テルポリオ−ルの平均分子量は、200〜10000程度である。
【0050】
ポリエステルポリオ−ルとしては、例えば、ジオ−ル成分(例えば、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等の炭素数が2〜40程度の脂肪族低分子ジオ−ル、ビスフェノ−ルAのアルキレンオキシド付加体)と、ラクトン(例えば、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトンなど)との付加反応物;上記ジオ−ル成分と、多価カルボン酸(コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸など)との反応生成物;上記ジオ−ル成分と上記二塩基酸成分とラクトンとの三成分の付加反応生成物などが挙げられる。
【0051】
ポリカーボネ−トポリオ−ルとしては、例えば、上記ポリエ−テルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−ルやジオ−ル成分(ジプロピレングリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等)と短鎖ジアルキルカ−ボネ−ト(例えば、ジメチルカ−ボネ−ト、ジエチルカ−ボネ−ト等の炭素数が1〜4程度のアルキルカ−ボネ−ト等)との反応により得られるポリカ−ボネ−トジオ−ルが挙げられる。
【0052】
さらに、前記ポリカ−ボネ−トポリオ−ルに対して、アルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等)、ラクトン(ε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等)が付加した反応生成物であるポリエステルジオ−ルなども使用できる。
【0053】
ポリカ−ボネ−トジオ−ルの市販品としては、例えば、「デスモフェン2020E」(住友バイエル(株)製)、「DN−980」、「DN−982」および「DN−983](日本ポリウレタン(株)製)などが挙げられる。
【0054】
また、必要により低分子量ポリオ−ルを使用することができる。低分子量ポリオ−ルとしては、例えば、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,3−または1,4ブタンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ルなどを挙げることができる。
【0055】
これらポリオ−ル以外にシリコンポリオ−ル、フッ素ポリオ−ル、ポリオレフィンポリオ−ル等を必要に応じて使用することができる。
【0056】
これらポリオ−ルは、適宜選択して使用するが、特に、プロピレンオキシド、テトラヒドロフランなどのアルキレンオキシドの単独または共重合体、あるいはポリエステルポリオ−ルなどを単独又は組み合わせて使用するのが好ましい。
【0057】
(c)ヒドロキシル基を有するアクリルモノマー
ヒドロキシル基を有するアクリルモノマーとしては、たとえば、2-ヒドロキシエチルアクリレ−ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレ−ト、2-ヒドロキシブチルアクリレ−ト、ネオペンチルグリコ−ルモノアクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパンジアクリレ−ト、ペンタエリスリト−ルトリアクリレ−ト等が挙げられる。これらのヒドロキシル基含有アクリレ−トは単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0058】
好ましいヒドロキシル基含有アクリルモノマーとしては、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレ−ト等である。
【0059】
ポリウレタンアクリレ−トオリゴマ−は前記(a)、(b)、(c)成分を反応させることにより得られるが、これら各成分の割合は、例えば、ポリイソシアネ−トのイソシアネ−ト基(NCO基)1モルに対してポリオ−ル成分のヒドロキシル基(OH基)0.1〜1.0モル、好ましくは0.2〜0.95モル程度、ヒドロキシル基含有アクリルモノマー0.1〜0.9モル、好ましくは0.1〜0.8モル程度である。
【0060】
また、前記成分の反応方法は特に制限されず、各成分を一括混合して反応させてもよく、ポリイソシアネ−トと、ポリオ−ル成分およびヒドロキシル基含有アクリルモノマーのうちいずれか一方の成分とを反応させた後、他方の成分をさらに反応させてもよい。
【0061】
前記ポリウレタンアクリレ−トオリゴマ−を製造するにあたり、ウレタン化触媒として錫系、鉛系、チタン系等の金属触媒、第三級アミン系触媒等を使用しても良い。
【0062】
これらウレタン化触媒の使用量は、ウレタン(メタ)アクリレ−トオリゴマ−に対して、0.001〜0.5重量%、好ましくは0.002〜0.1重量%である。
【0063】
光開始剤としては、例えば、アシルホスフィンオキシド系、アセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系などを使用することができる。
【0064】
アシルホスフィンオキシド系としては、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシドなど、アセトフェノン系としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(例えばチバガイギ-社製、ダロキュアー1173)、ベンジルジメチルケタ−ル(例えばチバガイギー社製イルガキュアー651、BASF社製ルシリンBDKなど)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(例えばチバガイギ社製イルガキュアー184)、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン(例えばチバガイギー社製イルガキュアー907)等が挙げられる。
【0065】
ベンゾインエ−テル系としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ−テル、ベンゾインエチルエ−テル等が挙げられる。
【0066】
ベンゾフェノン系としては、ベンゾフェノン、O−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサルファイド、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、UVECRYL P−36(ダイセル・ユ−シ−ビ−社製)等が挙げられる。
【0067】
チオキサントン系としては、例えば、2−または、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等が挙げられる。
【0068】
また、これら以外にメチルベンゾイルホルメ−ト(AKZO社製バイキュアー55)や3,6−ビス(2−モルホリノイソブチル)−9−ブチルカルバゾ−ル(旭電化社製A-Cure3)、チタノセン化合物等も挙げることができる。
【0069】
光開始剤は、これら単独または、複数組み合わせて使用しても良い。光開始剤の使用量は、ウレタンアクリレ−トオリゴマ−100重量部に対して、0.1〜10重量部、好ましくは、0.5〜5重量部程度の範囲から選択する場合が多い。
【0070】
UV樹脂層3を構成する紫外線硬化製樹脂には、必要に応じて光開始剤による光重合反応を促進するため、種々の光重合促進剤、例えば、ジアルキルアミノ安息香酸またはその誘導体、ホスフィン系光重合促進剤などを添加しても良い。これらの重合促進剤の添加量は、例えば、ウレタンアクリレ−トオリゴマ−100重量部に対して0〜10重量部程度の範囲から選択できる。
【0071】
また紫外線硬化性樹脂には、所望の硬化被膜に調整するためにエチレン性不飽和化合物を併用しても良い。
【0072】
エチレン性不飽和化合物としては、反応性希釈剤としても機能し、室温(15℃〜30℃程度)で液体または固体の重合性化合物が使用できる。またエチレン性不飽和化合物には、単官能性化合物、二官能性化合物および多官能性化合物が含まれる。
【0073】
単官能性化合物(単官能重合性希釈剤)としては、例えば、複素環式エチレン性不飽和化合物、長鎖アルキレンアクリレ−ト、アルコキシ(ポリ)アルキレングリコ−ルアクリレ−ト、アルキルフェノキシエチル(メタ)アクリレ−ト、フェノキシ(ポリ)アルキレングリコ−ル(メタ)アクリレ−ト、架橋脂環式炭化水素基を有するジアクリレ−ト、ポリε−カプロラクトンアクリレ−ト、
【0074】
二官能性化合物(2官能重合性希釈剤)には、例えば、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネ−トのジアクリレ−ト、(ポリオキシ)アルキレングリコ−ルジアクリレ−ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコ−ルジアクリレ−ト、ビスフェノ−ルAのアルキレンオキシド付加物のジアクリレ−ト、多官能性化合物(多官能重合性希釈剤)としては、例えば、トリメチロ−ルプロパントリアクリレ−ト、ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのトリアクリレ−ト等が例示できる。
【0075】
エチレン性不飽和化合物の使用量は、例えば、ウレタン(メタ)アクリレ−トオリゴマ−100重量部に対して、例えば、0〜200重量部、好ましくは、0〜100重量部、さらに好ましくは0〜50重量部程度の範囲から選択できる。
【0076】
また、紫外線硬化性樹脂には、安定剤を少量添加することもできる。安定剤としてはヒンダ−ドフェノ−ル系酸化防止剤、ヒンダ−ドアミン系酸化防止剤、S系酸化防止剤などが使用できる。これら酸化防止剤の添加量は2.0%以下であり、好ましくは、0.1〜1.0%が好ましい。
【0077】
紫外線硬化性樹脂には、必要に応じて前記成分の他に、密着性を上げるためイソシアネート化合物やシランカップリング剤を、滑り性を上げるために滑剤、微粉末粒子やシリコーンオイルを、樹脂の濡れ・平滑性を向上させる目的で界面活性剤や有機溶剤など種々の添加物を併用しても良い。
【0078】
これら紫外線硬化性樹脂は、耐洗紙に平滑に塗布され、紫外線照射により硬化して、熱転写印字用の平滑な受像層であるUV樹脂層を形成させたクリーニング管理用タグ基材を製造するために使用される。
【0079】
一般に使用されている耐洗紙の表面は、凹凸が多く粗いため、直接耐洗紙に紫外線硬化性樹脂を塗布すると、平滑な受像層を形成させることが困難で、10μm以上の厚塗りが必要となり、作業性も悪く、コストアップにもなる場合がある。
【0080】
さらに、上記実施形態では、下地層2がポリウレタンで構成されていたが、下地層2を構成する素材も該実施形態のポリウレタンに限定されるものではない。
【0081】
たとえばアクリル樹脂、エポキシ樹脂等で下地層2を構成することも可能である。
【0082】
ただし、耐クリーニング性の点からは、ウレタン系の樹脂を用いることが好ましい。
【0083】
さらに、上記実施形態では、紫外線硬化性樹脂を基材1側に転移させるための離型材5として、2軸延伸ポリプロピレンフィルムからなるものが使用されたが、離型材5を構成する素材も該実施形態に限定されるものではなく、2軸延伸ポリプロピレン以外の合成樹脂フィルム、たとえば無延伸ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等からなる合成樹脂フィルムを使用することも可能である。
【0084】
また合成樹脂フィルム以外の素材のものを離型材5として使用することも可能である。
【0085】
ただし、剥離を容易にするためには、合成樹脂性フィルムを用いることが好ましく、また優れた光沢を付与する観点からは、ポリプロピレンフィルム、特に2軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いることが好ましい。
【0086】
さらに、光沢のある受像層を得る場合は、上記2軸延伸ポリプロピレンフィルムのように光沢のあるプラスチックフィルムを用いることが好ましいが、艶消し受像層が必要な場合もあり、かかる場合にはいわゆるマット仕上げのプラスチックフィルムを使用することが可能である。
【0087】
尚、本発明は、上記のような離型材5を用いて離型材5を紫外線硬化性樹脂を基材1側に転移させ、それによって平滑な表面を得ることを主眼とするが、このような離型材5を用いず、直接紫外線硬化性樹脂を下地層2に塗布してUV樹脂層3を形成することも、本発明の範囲に含まれるものである。
【0088】
ただし、直接紫外線硬化性樹脂を下地層2に塗布する場合に比べると、上記のようにして離型材5を用いれば、表面を著しく平滑にすることができる。
【0089】
さらに、本発明では、一般の耐洗紙が粗面に形成され、直接紫外線硬化性樹脂を耐洗紙からなる基材1に塗布すると、平滑な表面が得られないため、上記のように下地層2を基材1とUV樹脂層3との間に介装させることを主眼とするが、このような下地層2を形成することも本発明に必須の条件ではなく、下地層2を形成すること以外の手段によって表面を平滑にすることも本発明の範囲に含まれるものである。
【0090】
さらに、下地層2を構成する下地材や紫外線硬化性樹脂を塗布する方法としては、グラビアロ−ルコ−タ−、リバ−スロ−ルコ−タ−、ダイレクトロ−ルコ−タ−等が使用することができ、これらを使用することで高速塗工が可能となり、生産性の点で非常に有利である。
【0091】
下地材及び紫外線硬化性樹脂の塗布量は、固形分で0.5 〜30g/m2、好ましくは、1〜10g/m2である。
【0092】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明する。
【0093】
[クリーニング管理用タグ基材の製造例]
(実施例1)
ロールコーターを使用して、下地剤としてタケラックA−367H/タケネートA−7=2/1重量比(武田薬品工業(株)製、ポリウレタン接着剤)を酢酸エチルで適宜希釈し、耐洗紙に固形分塗布量が2g/m2となるように塗布し、基材シートに下地層を形成したものを得た。
【0094】
次に、離型材としてのマット仕上げの延伸ポリプロピレンフィルム(マットOPPと略、20μm)に、タケラックUV−1200(武田薬品(株)製、紫外線硬化型ポリウレタン樹脂)を酢酸エチルで適宜希釈し、リバースロールコーターで固形分塗布量が5g/m2となるように塗布し、溶剤を乾燥した後、塗布面側を前記下地層を形成した基材シートに貼着し、離型材の外面側から紫外線照射して硬化させた。
【0095】
次に、離型材としてのマットOPPフィルムを、基材シートとしての耐洗紙から剥離し、受像層を有するクリーニング管理用タグ基材を得た。
【0096】
(実施例2)
上記実施例1と同様にして、下地剤としてタケラックA−2071/タケネートA−3=6/1重量比(武田薬品工業(株)製、ポリウレタン接着剤)を、基材シートとしての耐洗紙に、固形分塗布量が2g/m2となるように塗布し、基材シートに下地層を形成したものを得た。
【0097】
次に、離型材としての延伸ポリプロピレンフィルムに、タケラックUV−1200を固形分塗布量が5g/m2となるように塗布し、前記基材シートに貼着し、離型材の外面側から紫外線を照射して硬化させた後、離型材を剥離し、受像層を有するクリーニング管理用タグ基材を得た。
【0098】
(比較例1)
ドライラミネーターを使用して、基材シートとしての耐洗紙と、両面処理OPPを、タケラックA−367H/タケネートA−7で貼り合わせ、クリーニング管理用タグ基材を得た。
【0099】
(比較例2)
基材シートとしての耐洗紙に、クリスボン8566(大日本インキ工業(株)製、ポリウレタン樹脂)/クリスボンNX(大日本インキ工業(株)製、NCO架橋剤)=100/2をメチルエチルケトン/ジメチルフォルムアミドで希釈し、塗布量が7g/m2となるように塗布し、クリーニング管理用タグ基材を得た。
【0100】
[耐洗濯性試験]
上記実施例1、実施例2、比較例1、比較例2のタグ基材の受像層に、熱転写プリンターでバーコード等文字情報印字を行い、印字後の受像鮮明性および耐ラーンドリークリーニング性、耐ドライクリーニング性試験を行った。
【0101】
印字後の受像鮮明性とは、印字直後に、受像層の鮮明性を目視観察したものであり、耐ラーンドリークリーニング性とは、80℃の温水中に上記タグ基材を30分間浸漬し、その受像層の鮮明性を目視観察したものであり、耐ドライクリーニング性とは、パークレン中に上記タグ基材を常温で60分間浸漬し、その受像層の鮮明性を目視観察したものである。
【0102】
試験結果を表1に示す。
【0103】
【表1】
【0104】
表1において、○は非常に鮮明であることを意味し、×は受像の欠落が多く、不鮮明であることを意味する。
【0105】
表1からも明らかなように、実施例1及び2は、いずれも印字直後の鮮明性、耐ラーンドリークリーニング性、耐ドライクリーニング性において非常に鮮明であったが、比較例1では耐ドライクリーニング性において不鮮明であり、さらに比較例2では印字直後の鮮明性、耐ラーンドリークリーニング性、耐ドライクリーニング性のいずれもが不鮮明であった。
【0106】
【発明の効果】
叙上のように、本発明においては、基材シートの表面に、紫外線硬化性樹脂を平滑に、且つ高速で受像層を形成させることができ、従って、このような受像層を有するクリーニング管理用タグ基材は、熱転写プリンターで鮮明にバーコード等の文字情報が印字でき、ドライクリーニングやラーンドリークリーニング、アイロン掛けにおいても印字が霞んだり、消えることのない、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れた熱転写印字用のクリーニング管理用タグ基材の製造方法を提供することができるという効果を得た。
【0107】
特に、基材シートと、受像層であるUV樹脂層との間に、ポリウレタン等からなる下地層を介装する場合には、表面をより平滑にすることができるという効果がある。
【0108】
さらに、紫外線硬化性樹脂を塗着した離型材を、耐洗紙からなる基材シートの一面側に前記紫外線硬化性樹脂を介して貼着し、次に離型材の外面側から紫外線を照射して前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてUV樹脂層を形成し、その後、離型材をUV樹脂層から剥離して製造する方法を採用する場合には、クリーニング管理用タグ基材の表面を著しく平滑にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のクリーニングタグ基材の部分断面図。
【図2】一実施形態のクリーニングタグ基材の製造工程における基材の準備工程を示す部分断面図。
【図3】同下地層を形成する工程の部分断面図。
【図4】離型材を準備する工程の部分断面図。
【図5】離型材に紫外線硬化性樹脂を塗布する工程の部分断面図。
【図6】紫外線硬化性樹脂が塗布された離型材を、下地層に貼着する工程の部分断面図。
【図7】紫外線を照射する工程の部分断面図。
【図8】離型材を剥離する工程の部分断面図。
【符号の説明】
1…基材シート 2…下地層
3…UV樹脂層 4…クリーニング管理用タグ基材
5…離型材
Claims (3)
- 耐洗紙からなる基材シート(1)の一面側にポリウレタン樹脂で構成されてなる下地層(2)を形成し、次に、光開始剤及び光重合促進剤が添加された紫外線硬化性樹脂を塗着した離型材(5)を、前記下地層(2)の表面側に前記紫外線硬化性樹脂を介して貼着し、次に離型材(5)の外面側から紫外線を照射して前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてUV樹脂層(3)を形成し、その後、離型材(5)とUV樹脂層(3)との間を層間剥離させ、該UV樹脂層 (3) を前記下地層 (2) 上に転移させることによって、前記下地層 (2) の表面側に、前記紫外線硬化性樹脂の硬化皮膜で平滑に形成されたUV樹脂層 (3) が形成されてなるクリーニング管理用タグ基材を製造することを特徴とするクリーニング管理用タグ基材の製造方法。
- 離型材(5) が、ポリプロピレンフィルムである請求項1記載のクリーニング管理用タグ基材の製造方法。
- 紫外線硬化性樹脂が、ポリウレタンアクリレート樹脂である請求項1又は2に記載のクリーニング管理用タグ基材の製造方法。
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