JP3720561B2 - 合成樹脂製注出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、胴部を弾性圧搾して収納液体を注出させる合成樹脂製注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】
この種容器として、弾性圧搾可能な胴部上端から、上端部外径を小径とする口頸部を起立する容器体と、口頸部上面を閉塞する頂壁の周縁から短筒部を垂設して、該短筒部内面を小径部とした口頸部上端部に嵌着させ、かつ頂壁にスリットを穿設した弾性筒と、口頸部外面に螺合させた筒状キャップとからなり、該キャップを外し、かつ容器体胴部を弾性圧搾させて容器体内を高圧化させることでスリットを開口させて容器体内液体を注出させるよう形成したものがある。
【0003】
従来容器では、使用の度にキャップを着脱することを要するので、やや面倒であると共に、キャップを紛失する虞があり、又長期間使用しないで放置すると、スリットの相互に当接する内面部分同志が接着して、注出する際にスリットが十分に開口できなくなる等して、注出に支障を生じることがあった。
【0004】
本発明は、弾性筒の頂壁下面と容器体口頸部上面との間に簡単な操作で開閉できる閉塞手段を設け、かつ弾性筒のスリットに小突起を嵌脱自在に嵌合させて、不使用時にスリットを僅かに開口させるよう形成することで、液体を容易かつ確実に注出できるよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、弾性圧搾可能な胴部の上端から口頸部2を起立する容器体1と、
上記口頸部2の外面に嵌合させた装着筒部11の上端から内向きフランジ状壁を介して上方筒部12を起立し、該上方筒部を口頸部内下方へ延長形成して、該延長形成部の下面を閉塞する底壁の中央部から、上記上方筒部12上方へ棒状栓部15を起立し、かつ該棒状栓部下端外方の底壁部分に透孔17を穿設した基筒体10と、
上記上方筒部11の外面に摺動筒部21を一定範囲上下摺動可能にかつ抜け出し不能に嵌合させ、又該摺動筒部の上端から起立筒部23を介して内向きフランジ状壁25を突出し、更に、該内向きフランジ状壁を介して内筒部26を起立すると共に、該内筒部の上端内面に付設した内向きフランジ状頂壁27の内周面を上記棒状栓部15の上端外面へ水密かつ上記摺動により嵌脱自在に嵌合させた中間筒20と、
上記内筒部26の外面に、頂壁31周縁から垂設した周壁32を嵌合させ、又頂壁31にスリット34を穿設した弾性閉塞筒30と、
上記周壁32の下部外面に筒壁上部内面を、かつ上記起立筒部23の外面に筒壁下部内面を、それぞれ嵌合させ、上記弾性閉塞筒30を抜け止めする固定筒40とからなり、
上記摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部15の上端部を抜き出すことが可能に、摺動筒部21の上方摺動範囲を定めた。
【0006】
第2の手段として、第1の手段を有すると共に、棒状栓部15の上端面に複数の小突起16を付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで抜き出し可能に嵌合させた。
【0007】
第3の手段として、第1又は第2の手段を有すると共に、固定筒40の筒壁外面に外向きフランジ状の指掛け板部42を周設した。
【0008】
第4の手段として、弾性圧搾可能な胴部の上端から口頸部2を起立する容器体1と、
上記口頸部2の内面に嵌合させた嵌合筒部51の下端に透孔54付き底壁を横設し、該底壁の中央部から嵌合筒部51上方へ棒状栓部52を起立した栓部材50と、
上記口頸部2の外面に螺合させた装着筒部61の上端から第1内向きフランジ状壁67を介して起立筒部63を起立すると共に、該起立筒部上端から第2内向きフランジ状壁を介して内筒部65を起立した主筒60と、
上記内筒部65の外面に、頂壁31周縁から垂設した周壁32を嵌合させ、又頂壁31にスリット34を穿設した弾性閉塞筒30と、
上記起立筒部63の外面に短筒部71を嵌合固着させ、かつ該短筒部上端から内向きフランジ状壁を介して注出筒部73を上記周壁32上方へ起立し、かつ該注出筒部の下部内面を周壁32外面へ嵌合させた注出筒70とからなり、
上記内筒部65の上端内面に内向きフランジ状頂壁66を付設し、かつ該内向きフランジ状頂壁の内周面を上記棒状栓部52の上端外面へ水密かつ主筒60を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させた。
【0009】
第5の手段として、第4の手段を有すると共に、棒状栓部52の上端面に小突起53を複数付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、主筒60を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させた。
【0010】
第6の手段として、第5の手段を有すると共に、主筒60の装着筒部61下部内面に係合長溝62を穿設すると共に、該係合長溝内の一端へ、口頸部2の下部外面に付設した板状ストッパー3を摺動可能に嵌合させて主筒60の螺上昇を、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部52を、かつスリット34から小突起53を、それぞれ抜き出すことが可能な範囲に規制した。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1から図5が示す第1実施形態を説明すると、該実施形態の容器は、容器体1,基筒体10,中間筒20,弾性閉塞筒30および固定筒40から形成され、容器体1は、弾性圧搾可能な胴部上端から肩部を介して口頸部2を起立している。
【0012】
基筒体10は、上記口頸部2の外面に嵌合させた装着筒部11を有し、該装着筒部の上端から内向きフランジ状壁を介して起立する上方筒部12の上端外面に係合突条13を、かつ上方筒部12の下端内面に係合溝部14を、それぞれ周設し、又上方筒部12を口頸部内下方へ延長形成して、該延長形成部の下面を閉塞する底壁の中央部から、上記上方筒部12上方へ棒状栓部15を起立し、かつ該棒状栓部の上部を小外径として、該小外径部15aの上端面左右両部に小突起16を付設し、又棒状栓部15下端外方の底壁部分に透孔17を複数穿設している。
【0013】
中間筒20は、上記上方筒部12の外面に上下摺動可能に嵌合させた摺動筒部21を有し、該摺動筒部の下端内面に第1係合突起22を周設して、図4が示すように、摺動筒部21を上限まで摺動させると、その第1係合突起22上面が上記係合突条13下面に係合するよう形成し、又上記摺動筒部21の上端から起立する起立筒部23の上部外面に第2係合突起24を周設し、更に、その起立筒部23の上端から内向きフランジ状壁25を介して内筒部26を起立し、かつ該内筒部上半を小外径として、該小外径部の上端内面に付設した内向きフランジ状頂壁27の内周面を上記棒状栓部15の小外径部15a上端外面に水密に、かつ図4が示すように上記摺動筒部21を上限に位置させることで抜き出し可能に嵌合させている。更に、上記起立筒部23を下方に延長形成して筒状栓部28とし、該筒状栓部の外面を上記容器体口頸部2の内面に上下摺動可能に嵌合させると共に、その筒状栓部28の下端外面に第3係合突起29を周設し、図4が示すように、上記摺動筒部21を上限に位置させた状態で、その第3係合突起29の上面が既述係合溝部14内上部へ係合するよう形成している。
【0014】
弾性閉塞筒30は、半球面状に下方へ彎曲する頂壁31を有し、該頂壁の周縁から垂設した周壁32の下部内面を既述内筒部26の下部に水密に嵌合させると共に、その周壁32下端に付設した外向きフランジ状壁33の下面を既述内向きフランジ状壁25の上面へ密着させ、又上記頂壁31に穿設したスリット34の左右両部に既述小突起16を、図4が示すように既述摺動筒部21を上方摺動させて上限に位置させることで引き抜き可能に嵌合させ、かつ図2が示すように、小突起16を嵌合させることによって、そのスリット34を僅かに開口させている。
【0015】
固定筒40は、筒壁の下部内面に周設した係合突部41上面を既述第2係合突起24の下面へ係止させ、又筒壁の上半を小内径として、該小内径部の内面を上記周壁32の下部に凹凸の係止手段で嵌合固着させると共に、その小内径部の下端面と既述内向きフランジ状壁25の上面とで上記外向きフランジ状壁33を挟着させ、更に、筒壁の外面中間に指掛け板部42を周設している。
【0016】
容器体内の収納液体を注出する場合は、図1が示す状態から指掛け板部42に指先を掛け、図4が示すように固定筒40を介して中間筒20を上限まで引上げ、該中間筒の内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部15の小外径部15aを、かつスリット34から棒状栓部15の小突起16を、それぞれ引き抜き、該状態で容器体胴部を弾性圧搾すれば、スリット34が開口して収納液体が注出される。
【0017】
図6, 図7は、第2実施形態を示し、本実施形態の容器は、容器体1, 栓部材50, 主筒60, 弾性閉塞筒30および注出筒70からなり、容器体1は、胴部上端から肩部を介して口頸部2を起立し、かつ該口頸部の外面左右両部下方に板状ストッパー3を付設している。
【0018】
栓部材50は、上記口頸部2の内面に嵌合させた嵌合筒部51の下端に底壁を横設すると共に、該底壁の中央部から上記嵌合筒部51上方へ棒状栓部52を起立し、かつ該棒状栓部の上端部を小外径として、該小外径部52aの上端面左右両部に小突起53を付設し、又棒状栓部52下端外方の底壁部分に透孔54を複数穿設し、更に、上記嵌合筒部51の上端から外向きフランジ状壁を介して垂設した固着筒部55の内面を上記口頸部2の上端に凹凸の係止手段で嵌合固着させている。
【0019】
主筒60は、上記口頸部2の外面に螺合させた装着筒部61を有し、該装着筒部の内面左右両部下方に穿設した係合長溝62内の一端に上記板状ストッパー3を摺動可能に嵌合させ、装着筒部61を緩め方向に螺動させると、図7が示すように係合長溝62の他端に板状ストッパー3が係合してその回動を停止させることによって、装着筒部61の上限位置を定めるよう設け、又その装着筒部61の上端から第1内向きフランジ状壁67を介して起立筒部63を起立すると共に、該起立筒の上部外面に係合突条64を周設し、又その起立筒部63上端から第2内向きフランジ状壁を介して内筒部65を起立し、又該内筒部上半を小外径として、該小外径部の上端内面に付設した内向きフランジ状頂壁66の内周面を上記棒状栓部52の小外径部52a外面に水密に、かつ図7が示すように上記装着筒部61を螺上昇させて上限に位置させることで抜き出し可能に嵌合させている。
【0020】
弾性閉塞筒30は、頂壁31に穿設したスリット34の左右両部に既述小突起53を、図7が示すように上記装着筒部61を上限まで螺上昇させことで抜き出し可能に嵌合させてある。他の構造は、第1実施形態と同様であるから、同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】
注出筒70は、上記起立筒部63の外面に短筒部71を嵌合させると共に、該短筒部の内面下部に周設した係合突部72の上面を既述係合突条64下面に係止させ、又短筒部71上端から内向きフランジ状壁を介して弾性閉塞筒30の周壁32上方へ注出筒部73を起立し、かつ該注出筒部の下部内面を周壁32外面へ凹凸の係止手段で嵌合させ、更に、注出筒部73の下端面と既述第1内向きフランジ状壁67上面との間に弾性閉塞筒30の外向きフランジ状壁33を挟着させている。
【0022】
容器体内の収納液体を注出する場合は、図6が示す状態から図7が示すように、装着筒部61を回動させて主筒60を上限まで螺上昇させ、該主筒の内向きフランジ状頂壁66のフランジ孔から棒状栓部52の小外径部52aを、かつスリット34から棒状栓部52の小突起53を、それぞれ引き抜き、該状態で容器体胴部を弾性圧搾すれば、スリット34が開口して収納液体が注出される。
【0023】
尚弾性閉塞筒30は、シリコンゴム、合成ゴム或いは軟質性樹脂材で成形し、又他の部品は適宜合成樹脂材で成形する。
【0024】
【発明の効果】
本発明は上記構成とするもので、請求項1記載の発明の場合は、基筒体10の棒状栓部15上端部外面に中間筒20の内向きフランジ状頂壁27内周面を水密に嵌合させたから、容器体内の収納液体が漏出することを確実に阻止することができ、又基筒体10の棒状栓部15上端外面に中間筒20の内向きフランジ状頂壁27内周面を、摺動筒部21を上方摺動させることで抜け出し可能に嵌合させたから、摺動筒部21を上方摺動させて、棒状栓部15の上端外面から内向きフランジ状頂壁27を抜き出すことで、該内向きフランジ状頂壁のフランジ孔を開口させることができ、かつ該状態から摺動筒部21を下降させることで、そのフランジ孔を閉塞でき、よって、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔を容易に開閉でき、更に、摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部15の上端部を抜き出すことが可能に、摺動筒部21の上方摺動範囲を定めたから、摺動筒部21を所定の上限位置まで確実に上方摺動させることができ、又更に、弾性閉塞筒30の頂壁31にスリット34を穿設したから、中間筒20を上限まで上方摺動させ、かつ容器体胴部を弾性圧搾させて、容器体内液体を加圧することで、スリット34が開口して収納液体を容易に注出でき、かつ容器体胴部を解放すると、弾性閉塞筒30の頂壁31が弾性復元してスリット34が閉塞するから、使用後に中間筒20を下方摺動させて内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔を棒状栓部15で閉塞することを忘れても、収納液体が蒸発することを防止できる。
【0025】
請求項2記載の発明の場合は、請求項1記載の発明の効果を有し、かつ棒状栓部15の上端面に複数の小突起16を付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで抜き出し可能に嵌合させたから、不使用時に、スリット34が常時僅かに開口されて、該スリットの相互に当接する内面同志が接着することが防止され、かつ摺動筒部21を上方摺動させることでスリット34から小突起16を抜き出すことができるから、注出時に該小突起が邪魔となることがない。
【0026】
請求項3記載の発明の場合は、請求項1および請求項2記載の発明の効果を有し、又固定筒40の筒壁外面に外向きフランジ状の指掛け板部42を周設したから、該指掛け板に指先を掛けて摺動筒部21を容易に摺動させることができる。
【0027】
請求項4記載の発明の場合は、栓部材50の棒状栓部52上端外面に主筒60の内向きフランジ状頂壁66内周面を水密に嵌合させたから、容器体内の収納液体が漏出することを確実に阻止することができ、又栓部材50の棒状栓部52上端外面に主筒60の内向きフランジ状頂壁66内周面を、主筒60の装着筒部61を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させたから、装着筒部61を螺上昇させて、棒状栓部52上端外面から内向きフランジ状頂壁66を抜き出すことで、該内向きフランジ状頂壁のフランジ孔を開口でき、かつ該状態から装着筒部61を螺下降させることで、そのフランジ孔を閉塞させることができ、よって、内向きフランジ状頂壁66のフランジ孔を容易に開閉でき、又更に、弾性閉塞筒30の頂壁31にスリット34を穿設したから、主筒60を上限まで螺上昇させ、かつ容器体胴部を弾性圧搾させて、容器体内液体を加圧することで、スリット34が開口して収納液体を容易に注出でき、かつ容器体胴部を解放すると、弾性閉塞筒30の頂壁31が弾性復元してスリット34が閉塞するから、使用後に主筒60を螺下降させて内向きフランジ状頂壁66のフランジ孔を棒状栓部52で閉塞することを怠っても、収納液体が蒸発することを阻止できる。
【0028】
請求項5記載の発明の場合は、請求項4記載の発明の効果を有し、かつ棒状栓部52の上端面に小突起53を複数付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、主筒60を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させたから、不使用時に、スリット34が常時僅かに開口されて、該スリットの相互に当接する内面同志が接着することが防止され、かつ主筒60を上方摺動させることでスリット34から小突起53を抜き出すことができるから、注出時に該小突起が邪魔となることがない。又注出筒部73を弾性閉塞筒30の周壁32上方に起立したから、液切れが良好となって液垂れすることがない。
【0029】
請求項6記載の発明の場合は、請求項5記載の効果を有し、かつ主筒60の装着筒部61下部内面に係合長溝62を穿設すると共に、該係合長溝内の一端へ、口頸部2の下部外面に付設した板状ストッパー3を摺動可能に嵌合させて主筒60の螺上昇を、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部52を、かつスリット34から小突起53を、それぞれ抜き出すことが可能な範囲に規制したから、主筒60を所定の上限位置まで確実に螺上昇させることができ、よって、注出時に、内向きフランジ状頂壁66のフランジ孔を容易かつ確実に開口させることができると共に、スリット34から小突起53を確実に抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の第1実施形態を示す要部縦断面図である。
【図2】 同実施形態を、容器体を省略して示す平面図である。
【図3】 同実施形態の要部拡大縦断面図である。
【図4】 同実施形態の使用状態を示す要部縦断面図である。
【図5】 同実施形態の使用状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図6】 本発明容器の第2実施形態を示す要部縦断面図である。
【図7】 同実施形態の使用状態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1…容器体 10…基筒体 20…中間筒 30…弾性閉塞筒
40…固定筒 50…栓部材 60…主筒 70…注出筒
Claims (6)
- 弾性圧搾可能な胴部の上端から口頸部2を起立する容器体1と、
上記口頸部2の外面に嵌合させた装着筒部11の上端から内向きフランジ状壁を介して上方筒部12を起立し、該上方筒部を口頸部内下方へ延長形成して、該延長形成部の下面を閉塞する底壁の中央部から、上記上方筒部12上方へ棒状栓部15を起立し、かつ該棒状栓部下端外方の底壁部分に透孔17を穿設した基筒体10と、
上記上方筒部11の外面に摺動筒部21を一定範囲上下摺動可能にかつ抜け出し不能に嵌合させ、又該摺動筒部の上端から起立筒部23を介して内向きフランジ状壁25を突出し、更に、該内向きフランジ状壁を介して内筒部26を起立すると共に、該内筒部の上端内面に付設した内向きフランジ状頂壁27の内周面を上記棒状栓部15の上端外面へ水密かつ上記摺動により嵌脱自在に嵌合させた中間筒20と、
上記内筒部26の外面に、頂壁31周縁から垂設した周壁32を嵌合させ、又頂壁31にスリット34を穿設した弾性閉塞筒30と、
上記周壁32の下部外面に筒壁上部内面を、かつ上記起立筒部23の外面に筒壁下部内面を、それぞれ嵌合させ、上記弾性閉塞筒30を抜け止めする固定筒40とからなり、
上記摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部15の上端部を抜き出すことが可能に、摺動筒部21の上方摺動範囲を定めたことを特徴とする合成樹脂製注出容器。 - 棒状栓部15の上端面に複数の小突起16を付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、摺動筒部21を上方摺動させて中間筒20を基筒体10に対して上限に位置させることで抜き出し可能に嵌合させた請求項1記載の合成樹脂製注出容器。
- 固定筒40の筒壁外面に外向きフランジ状の指掛け板部42を周設した請求項1又は請求項2記載の合成樹脂製注出容器。
- 弾性圧搾可能な胴部の上端から口頸部2を起立する容器体1と、
上記口頸部2の内面に嵌合させた嵌合筒部51の下端に透孔54付き底壁を横設し、該底壁の中央部から嵌合筒部51上方へ棒状栓部52を起立した栓部材50と、
上記口頸部2の外面に螺合させた装着筒部61の上端から第1内向きフランジ状壁67を介して起立筒部63を起立すると共に、該起立筒部上端から第2内向きフランジ状壁を介して内筒部65を起立した主筒60と、
上記内筒部65の外面に、頂壁31周縁から垂設した周壁32を嵌合させ、又頂壁31にスリット34を穿設した弾性閉塞筒30と、
上記起立筒部63の外面に短筒部71を嵌合固着させ、かつ該短筒部上端から内向きフランジ状壁を介して注出筒部73を上記周壁32上方へ起立し、かつ該注出筒部の下部内面を周壁32外面へ嵌合させた注出筒70とからなり、
上記内筒部65の上端内面に内向きフランジ状頂壁66を付設し、かつ該内向きフランジ状頂壁の内周面を上記棒状栓部52の上端外面へ水密かつ主筒60を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させたことを特徴とする合成樹脂製注出容器。 - 棒状栓部52の上端面に小突起53を複数付設し、かつこれ等小突起をスリット34内へ、主筒60を螺上昇させることで抜き出し可能に嵌合させた請求項4記載の合成樹脂製注出容器。
- 主筒60の装着筒部61下部内面に係合長溝62を穿設すると共に、該係合長溝内の一端へ、口頸部2の下部外面に付設した板状ストッパー3を摺動可能に嵌合させて主筒60の螺上昇を、内向きフランジ状頂壁27のフランジ孔から棒状栓部52を、かつスリット34から小突起53を、それぞれ抜き出すことが可能な範囲に規制したことを特徴とする請求項5記載の合成樹脂製注出容器。
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