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JP3711994B2 - 映像信号判別装置および映像信号判別方法 - Google Patents

映像信号判別装置および映像信号判別方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力される映像信号が、RGB信号であるかY/色差信号であるかを判別する技術に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)等の直視型の映像表示装置(「画像表示装置」とも呼ばれる。)、あるいは、液晶ディスプレイ(LCD)パネル(単に「液晶パネル」とも呼ぶ。)やディジタルマイクロミラーデバイス(「DMD」と呼ばれる。TI社の商標。)等を用いた投写型の映像表示装置(プロジェクタ)では、種々の映像信号方式で表現された画像を表示可能とすることが一般的になっている。
映像信号の種類としては、例えば、映像ソースに応じた種類として、コンピュータから出力される信号(以下、「コンピュータ系信号」と呼ぶ。)や、現行のテレビジョンやハイビジョンで利用される信号(以下、「ビデオ系信号」と呼ぶ。)がある。また、映像信号を構成する信号の種類として、R(赤),G(緑),B(青)の3原色の色信号からなるRGB信号、Y(輝度)信号とCr(R−Y),Cb(B−Y)の2つの色差信号とからなるY/色差信号(以下、端に「色差信号」と略す場合もある。)等がある。さらに、映像信号によって表現される画像の解像度も、複数の種類が存在している。例えば、コンピュータ系信号には、VGA,SVGA,XGA,SXGA等の種類がある。ビデオ系信号には、525i,525p,625i,750p,1125i等の種類がある。
従って、1つの映像表示装置で、種々の映像信号で表現された画像を表示可能とするためには、入力映像信号の種類に応じて内部の処理の条件設定を調整することが要求される。このため、このような映像表示装置では、入力映像信号の種類を自動的に判別する機能を備えて、入力映像信号の種類を判別することが行われている。
映像信号の判別手法としては、映像信号のタイミングを表す同期信号の水平周波数や垂直周波数、水平同期信号の数を表す垂直ライン数等の、映像信号の種類の違いによって異なった値を有する同期信号の情報(以下、「同期信号情報」とも呼ぶ。)を検出し、検出した同期信号情報に基づいて対応する映像信号の種類を判別する手法(以下、「同期信号判別手法」とも呼ぶ。)が利用されている。このような同期信号判別手法の例は、特許文献1および特許文献2に開示されている。
しかしながら、上記同期信号判別手法では、判別が困難な映像信号の種類も存在する。例えば、コンピュータ系信号に含まれるVGAモードの映像信号と、ビデオ系信号に含まれる525pモードの映像信号は、垂直ライン数が同じで、水平同期信号の周波数(水平周波数)、垂直同期信号の周波数(垂直周波数)および垂直ライン数もほぼ同じであるため、水平周波数や垂直周波数の測定精度を考慮すると、判別が困難な場合もある。
そこで、VGAモードの映像信号と525pモードの映像信号との判別手法としては、VGAモードの映像信号がRGB信号で、525pモードの映像信号がY/色差信号であるという違いを利用して、映像信号がY/色差信号であるかRGB信号であるかを判別する手法(以下。「RGB/色差信号判別手法」とも呼ぶ。)が考えられている。このようなRGB/色差信号判別手法は、特許文献3および特許文献4に開示されている。
このRGB/色差信号判別手法は、映像信号をペデスタルレベルでクランプした場合、Y/色差信号ではクランプレベルよりも低いレベルの映像信号が存在するが、RGB信号ではクランプレベルよりも低い信号レベルは存在しないことを利用している。すなわち、このRGB/色差信号判別手法は、クランプレベルよりも少し低い設定値と映像信号とを比較して、設定値よりも低いレベルの信号が存在すればY/色差信号であると判別するものである。
特開平7−87457号公報 特開平10−312182号公報 特開平11−155149号公報 特開2002−320243号公報
しかしながら、上記RGB/色差信号判別手法では、映像信号に重畳されているノイズ等により誤判別されてしまう可能性がある。特に、映像信号のレベルが低い場合、誤判別の可能性が高い。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかの判別の確度を、従来よりも向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の映像信号判別装置は、
入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるか判別する映像信号判別装置であって、
前記入力映像信号のペデスタルレベルが所定の信号レベルとなるように、前記入力映像信号をクランプして出力するクランプ回路と、
前記クランプ回路から出力された映像信号を入力するAD変換回路と、
前記AD変換回路からの出力映像信号のレベルに基づいて所定の映像信号情報を取得する映像信号情報取得部と、
取得した前記所定の映像信号情報に基づいて、前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号である確率を示すRGB確率と、Y/色差信号である確率を示す色差確率とを取得し、取得した前記RGB確率と前記色差確率とを比較することにより前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを、前記RGB確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であり、前記色差確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると判別する映像信号判別部と、
を備え
前記所定の信号レベルは前記AD変換回路のダイナミックレンジの所定の信号レベルであり、前記映像信号判別部からの指示により変更が可能であることを特徴とする。
本発明の映像信号判別装置によれば、RGB確率と色差確率とを比較することにより、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別することにより、従来技術で説明したRGB/色差信号判別に比べて、誤判別の可能性を低減して判別の確度を向上させることが可能である。
ここで、前記映像信号判別部は、
前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する色差確率を取得することが好ましい。
こうすれば、RGB確率と色差確率とを容易に取得することが可能である。
また、前記映像信号判別部は、
前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
さらに、前記映像信号判別部は、
前記映像信号情報取得部において、前記RB最大値を取得するとともに、G信号の最大値であるG最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値に対するG最大値の大きさの度合いに対応する第2の色差確率を取得し、
取得した前記第1の色差確率と前記第2の色差確率との加算値を前記RGB確率と比較する前記色差確率とすることも好ましい。
あるいは、前記映像信号判別部は、
前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
さらに、前記映像信号判別部は、
前記映像信号情報取得部において、前記色差最小値を取得するとともに、Y信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定して、前記Y信号の最も小さな信号の値であるY最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値に対するY最小値の小ささの度合いに対応する第2の色差確率情報を取得し、
取得した前記第2の色差確率と前記第1の色差確率との加算値を、前記RGB確率と比較する前記色差確率とするようにしてもよい。
上記どちらかの構成とすれば、色差確率の確度をさらに向上させることができるので、誤判別の可能性をさらに低減して判別の確度を向上させることが可能である。
なお、本発明は、以下に示すような種々の態様で実現することが可能である。
(1)映像信号判別装置、映像信号判別方法。
(2)上記装置を備える映像信号処理装置、映像表示装置。
(3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム。
(4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM/RAM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下では、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の手順で説明する。
A.第1実施例:
A.1.映像表示装置の全体構成:
A.2.映像信号判別処理:
A.2.1.同期信号情報を利用した映像信号の判別:
A.2.2.判別終了判断:
A.2.3.RGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別:
A.3.RGB/色差信号判別:
A.3.1.RGB確率の取得:
A.3.2.色差確率の取得:
A.3.3.RGB確率と色差確率との比較によるRGB/色差信号判別:
B.第2実施例のRGB/色差判別:
B.1.色差確率Bの取得:
B.2.RGB確率と色差確率(A+B)との比較によるRGB/色差信号判別:
C.変形例:
A.第1実施例:
A.1.映像表示装置の全体構成:
図1は、本発明を適用した映像表示装置の第1実施例としてのプロジェクタの要部を示すブロック図である。このプロジェクタ1000は、インタフェース部100と、映像信号処理部200と、表示部300と、コントローラ400と、を備えている。インタフェース部100は、入力信号S1に含まれる映像信号VS1を映像信号処理部200に入力可能な信号VS3に変換し、変換した映像信号VS3を含む信号S3を出力する。映像信号処理部200は、映像信号VS3の表す画像に種々の処理を行うとともに、映像信号VS3を表示部300に入力可能な映像信号VS4に変換し、変換した映像信号VS4を含む信号S4を出力する。表示部300は、入力信号S4に応じた画像を表示する。コントローラ400は、制御線を介して各ブロックに接続されており、各ブロックの動作を制御する。
入力信号S1としては、RGB信号またはY/色差信号を含む信号が入力可能である。すなわち、入力信号S1に含まれる映像信号VS1は、R信号、G信号、B信号の3つの信号からなるコンポーネント映像信号の場合と、Y信号、Cr信号、Cb信号の3つの信号からコンポーネント信号の場合とがあり、RGB信号かY/色差信号のいずれかの映像信号がインタフェース部100に入力される。なお、インタフェース部100に入力される映像信号の信号線は、通常、R信号とCr信号、G信号とY信号、B信号とCb信号が、それぞれ同一とされる。入力信号S1の同期信号としては、水平同期信号がG信号やY信号に重畳されている場合と、独立した信号HD1として入力信号S1に含まれている場合とがある。また、垂直同期信号も、G信号やY信号に重畳されている場合と、独立した信号VD1として入力信号S1に含まれている場合とがある。また、垂直同期信号は、水平同期信号に重畳されている場合もある。
なお、以下では、信号S1に含まれる映像信号VS1を構成するR信号,G信号,B信号をVS1−R,VS1−G,VS1−B、Y信号,Cr信号,Cb信号をVS1−Y,VS1−Cr,Vs1−Cbのように記載する。ただし、R信号とCr信号、G信号とY信号、B信号とCb信号を特に区別しない場合には、映像信号VS1の3つの信号をVS1−R/Cr、VS1−G/Y、VS1−B/Cbのように記載する場合もある。また、信号S1の映像信号と同期信号とを特に区別しない場合には、映像信号S1と呼ぶ場合もある。また、他の信号S2〜S5についても上記信号S1と同様に記載することとする。
インタフェース部100は、クランプ回路110と、AD変換(ADC)回路120と、同期分離回路130と、クランプパルス回路140と、PLL回路150とを備えている。
同期分離回路130は、入力信号S1として水平同期信号HD1や垂直同期信号VD1が独立して含まれているか否か、映像信号VS1−G/Yに水平同期信号や垂直同期信号が重畳されているか否かを検出する。また、映像信号VS1−G/Yに同期信号が重畳されている場合には、重畳されている同期信号を分離して水平同期信号HD3および垂直同期信号VD3として出力する。検出された結果は、制御線を介してコントローラ400に供給可能である。また、入力信号S1に水平同期信号HD1や垂直同期信号VD1が独立して含まれている場合には、これらの同期信号をそのまま水平同期信号HD3や垂直同期信号VD3として出力する。
クランプ回路110は、3つの映像信号VS1―R/Cr,VS1−G/Y,VS1−B/Cbを、クランプパルス信号CLPに基づいてペデスタルレベル(いわゆる黒レベル)でクランプし、ADC回路120に供給する。なお、映像信号がRGB信号の場合には、クランプされた直流レベルがADC回路120の入力ダイナミックレンジの最低レベル(L)となるようにオフセット調整される。また、映像信号がY/色差信号の場合には、Cr信号およびCb信号については、クランプされた直流レベルがADC回路120の入力ダイナミックレンジの中心レベル(L)となるようにオフセット調整され、Y信号についてはRGB信号と同様にオフセット調整される。オフセット調整の切り替えは、コントローラ400から供給されるクランプ制御情報によって制御される。
クランプパルス回路140は、クランプ回路110の動作タイミングを示すクランプパルス信号CLPを、同期分離回路130から出力される水平同期信号HD3に基づいて生成する。
PLL回路150は、同期分離回路130から出力される水平同期信号HD3に基づいて、ADC回路120の動作のタイミングを示すサンプリングクロック信号SCKを生成する。生成されるサンプリングクロック信号SCKの周波数は、コントローラ400から供給されるクロック制御情報によって制御される。
ADC回路120は、クランプ回路110から入力される3つの映像信号VS2−R/Cr,VS2−G/Y,VS2−B/Cbを、サンプリングクロック信号SCKに基づいてサンプリングして量子化し、3つのデジタル化された映像信号VS3−R/Cr,VS3−G/Y,VS3−B/Cbとして出力する。なお、本例では、ADC回路120として8ビットのAD変換回路を用いていることとする。
こうして、インタフェース部100から出力されたディジタル映像信号VS3−R/Cr,VS3−G/Y,VS3−B/Cbと、サンプリングクロック信号SCKと、水平同期信号HD3と、垂直同期信号VD3とが、入力信号S3として映像信号処理部200に入力される。
なお、上記クランプパルス回路140やPLL回路150は、インタフェース部100ではなく、映像信号処理部200に含まれる構成としてもよい。
映像信号処理部200は、入力信号S3に基づいて表示部300の入力信号S4を生成する際に、RGB変換部210、画質補正部220、画像サイズ変換部230、周波数変換部240、および映像信号情報取得部250等の種々のブロックにおいて、それぞれのブロックに対応する種々の処理を実行する。
RGB変換部210は、入力信号S3に含まれている映像信号VS3がY/色差信号である場合に、Y/色差信号をRGB信号に変換する機能を有している。RGB変換部210においてRGB変換を行うか否かの切り換えは、コントローラ400から供給されるRGB変換制御情報によって制御される。このRGB変換制御情報は、後述する映像信号の判別結果に応じて決定される。
画質補正部220は、入力された映像信号の表す画像データに対して、ブライトネス、コントラスト、シャープネス、ノイズフィルタ等の種々の画質補正を行う機能を有している。画質補正部220においていずれの画質補正を行うかは、コントローラ400から供給される画質補正情報によって制御される。
画像サイズ変換部230は、入力された映像信号の表す画像データに対して、拡大、縮小、キーストーン歪補正等の処理を行う機能を有している。画像サイズ変換部230において実行される画像サイズ変換は、コントローラ400から供給される画像サイズ情報によって制御される。
周波数変換部240は、同期信号の周波数等で規定される映像信号のリフレッシュタイミングを、表示部300に供給可能なタイミングに変換する機能を有している。周波数変換部240において実行されるリフレッシュタイミングの変換は、コントローラ400から供給されるリフレッシュタイミング情報によって制御される。このリフレッシュタイミング情報は、後述する映像信号の判別結果に応じて決定される。
映像信号情報取得部250は、後述する映像信号の判別に利用する映像信号の情報や同期信号の情報を取得する。例えば、入力された映像信号の最大値の情報や最小値の情報を取得する。また、入力された同期信号の周期や周波数、ブランキング期間等の情報を取得する。取得した情報は、制御線を介してコントローラ400に供給可能である。
なお、水平同期信号の周期(あるいは周波数)は、例えば、1周期の長さを、周期(あるいは周波数)が既知な計測用の基準クロックでカウントすることにより容易に計測することができる。また、垂直同期信号の周期(あるいは周波数)は、垂直同期信号の1周期に含まれる水平同期信号の数、すなわち、垂直ライン数をカウントすることにより容易に計測することができる。
表示部300は、液晶パネル(LCD)ドライバ310と、ライトバルブとしての液晶パネル320と、照明装置330と、投写光学系340と、を備えている。
液晶パネルドライバ310は、映像信号処理部200からの入力信号S4に応じて、液晶パネル320を駆動するための駆動信号S5を生成する。
液晶パネル320は、照明装置330から射出された照明光を、液晶パネルドライバ310からの駆動信号S5に応じて変調することにより画像を形成するライトバルブ(光変調器)として機能する。
液晶パネル320において変調された照明光は、画像を表す光(画像光)として、投写光学系340によって図示しないスクリーンに向けて射出される。これにより、スクリーン上に画像が投写される。
なお、図示は省略しているが、液晶パネル320は、R,G,Bの3色に対応する3枚の液晶パネルを含んでいる。このため、照明装置330は、光源光を3色の光に分離する色光分離光学系を有しており、また、投写光学系340は、3色の画像光を合成してカラー画像を表す画像光を生成する合成光学系と投写レンズを有している。ただし、このようなプロジェクタの光学系の構成については、種々の一般的なプロジェクタの光学系の構成が利用可能であるので、ここでは説明を省略する。
コントローラ400は、図示しないCPU、RAM、ROM等を備えており、インタフェース部100、映像信号処理部200、および表示部300の処理動作を制御することにより、プロジェクタ1000における画像表示を制御する。
ここで、コントローラ400は、図示しないROMに格納されているソフトウェアを実行することにより、特に、映像信号判別部410および処理制御部420として機能する。映像信号判別部410は、映像信号情報取得部250によって取得された情報に基づいて、外部から入力された映像信号の種類の判別を実行する。処理制御部420は、判別結果に基づいて、上記インタフェース部100のクランプ回路110、ADC回路120およびPLL回路150や、映像信号処理部200のRGB変換部210および周波数変換部240のそれぞれに適切な制御情報を設定し、それぞれの処理動作を制御する。なお、この映像信号の判別についてはさらに後述する。
なお、図1で示したプロジェクタの構成は、本発明を説明するための構成を主に示したものであり、一般的なプロジェクタに備えている他の種々の機能を備えることは、当然可能である。
A.2.映像信号判別処理:
図2は、映像信号の判別処理について示すフローチャートである。プロジェクタ1000を起動して画像の投写動作が開始可能となり、映像信号の入力が開始されると、図1の映像信号判別部410は、図2に示すとおり、同期信号を利用した映像信号の判別、判別終了判断、および、RGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別を順に実行する。
A.2.1.同期信号情報を利用した映像信号の判別:
同期信号情報を利用した映像信号の判別では、まず、ステップS10において、同期信号情報の取得を実行する。このとき、映像信号判別部410は、映像信号情報取得部250に対して、水平同期信号の周波数、垂直ライン数、および垂直同期信号の周波数等の同期信号情報の取得を指示する。映像信号情報取得部250は、同期信号情報を取得し、映像信号判別部410に供給する。これにより、映像信号判別部410は、同期信号情報を取得することができる。そして、ステップS20において、取得した同期信号情報に基づいて映像信号の判別を実行する。
ここで、判別される映像信号の種類について説明する。図3は、映像信号の種類を示す映像信号一覧情報の一例を示す説明図である。
映像信号は、映像ソースに応じた信号の種類によって複数の種類に分類される。図3の例では、映像ソースに応じた信号の種類として、従来例でも説明したように、コンピュータ系信号とビデオ系信号の2種類が例示されている。
また、映像信号は、映像信号の表す画像の解像度によっても分類される。図3の例では、コンピュータ系信号における画像の解像度としてVGAモード,SVGAモード,XGAモード,SXGAモードの4種類と、ビデオ系信号における画像の解像度として525iモード,525pモード,625iモード,750pモード,1125iモードの5種類とが例示されている。
各解像度の映像信号は、さらに、水平周波数、垂直周波数および垂直ライン数によって分類される。ただし、図3の例では、説明を容易にするため、1つの解像度に対して1組の水平周波数、垂直周波数および垂直ライン数が示されている。
また、各解像度の映像信号は、映像信号を構成する信号の形式、例えば、コンポーネント信号の形式であるかコンポジット信号の形式であるかによっても分類され、さらにコンポーネント信号の場合にはRGB信号の形式であるかY/色差信号(Y/Cb/Cr信号、Y/Pb・Pr信号等)の形式であるかによっても分類される。ただし、図3の例では、説明を容易にするため、コンピュータ系信号の映像信号を構成する信号はRGB信号であり、ビデオ系信号の映像信号を構成する信号はY/色差信号であるとしている。
なお、図3に示した分類は一例であり、実際の映像信号は、さらに、同期信号の極性、同期信号のパルス幅等の他の種々のパラメータによっても分類される場合がある。しかしながら、以下で説明する映像信号の判別において特に必要ではないので、ここではその説明を省略する。
なお、図3に示した映像信号一覧情報は、テーブルあるいはデータベースとして、コントローラ400内の図示しない記憶領域に格納されており、映像信号の判別は、この映像信号一覧情報を参照することに実行される。
従って、上記ステップS20において、映像信号判別部410は、映像信号一覧情報を参照して、取得した同期信号情報に対応する映像信号の種類を判別することができる。例えば、コンピュータ系信号におけるSVGAモード,XGAモード,およびSXGAモードと、ビデオ系信号における525iモード,625iモード,750pモード,1125iモードとは、図3に示すように、同期信号情報である水平周波数、垂直周波数、および、垂直ライン数のうち、少なくともひとつに基づいて、いずれのモードの映像信号であるかを特定することができる。これにより映像信号の種類を判別することができる。
A.2.2.判別終了判断:
ステップS10およびS20による同期信号情報を利用した映像信号の判別を終了すると、ステップS30では、以下で示すように、映像信号の判別処理を終了するか続行するかを判断する。
同期信号情報を利用した映像信号の判別において、映像信号の種類が特定されて映像信号の判別が完了している場合、ステップS30では映像信号の判別処理を終了すると判断し、映像信号の判別処理を終了する。
一方、同期信号情報を利用した映像信号の判別において、映像信号の種類が特定されず映像信号の判別が完了していない場合、ステップS30では映像信号の判別処理を終了しないと判断し、次のステップに進んで映像信号の判別処理を続行する。
例えば、図3に示すように、コンピュータ系信号におけるVGAモードとビデオ系信号における525pモードとは、垂直ライン数が同じ525本であり、水平周波数も垂直周波数も非常に近い値を有しているため、以下で説明するように、上記同期信号情報を利用した映像信号の判別では、どちらのモードの映像信号であるかを特定することは困難である。
通常、それぞれの映像信号の種類における水平周波数および垂直周波数には、計測の精度を考慮して一定の幅が設けられている。例えば、VGAモードにおける水平周波数は、規定値31250±1Hzに対して約±1〜2kHz程度の幅が設けられており、525pモードにおける水平周波数は、規定値31468.5±1Hzに対して約±1〜2kHz程度の幅が設けられている。従って、互いの水平周波数の範囲に重なる領域がある。また、それぞれの垂直周波数についても同様である。このため、コンピュータ系信号におけるVGAモードとビデオ系信号における525pモードとは、水平周波数、垂直周波数、および垂直ライン数のいずれのパラメータによっても、どちらのモードの映像信号であるかを特定することが困難となる場合が発生する。
ここで、図3に示すように、VGAモードの映像信号と、525pモードの映像信号とは、映像信号を構成する信号の種類に違いがある。具体的には、VGAモードの映像信号はRGB信号であり、525pモードの映像信号はY/色差信号である。
そこで、同期信号によって映像信号の種類が特定できず、映像信号の判別が完了していない場合には、以下で説明するように、RGB信号であるかY/色差信号であるかの判別(以下、単に「RGB/色差信号判別」とも呼ぶ。)を実行し、この判別結果に基づいて映像信号の判別を実行する。
A.2.3.RGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別:
RGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別では、まず、ステップS40において、映像信号を構成する信号はRGB信号であると仮定して、R,G,B各信号の映像信号情報を取得する。このとき、映像信号判別部410は、クランプ回路110に対してRGB信号に対応するクランプ制御情報を供給して、クランプ回路110をRGB信号の動作条件で動作させる。
次に、ステップS50において、映像信号を構成する信号はY/色差信号(Y/Cb/Cr信号)であると仮定して、Y,Cb,Cr各信号の映像信号情報を取得する。このとき、映像信号判別部410は、クランプ回路110に対してY/色差信号に対応するクランプ制御情報を供給して、クランプ回路110をY/色差信号の動作条件で動作させる。
そして、ステップ60において、後述するように、映像信号を構成する信号がRGB信号である確率(以下、「RGB確率」と呼ぶ。)と映像信号を構成する信号がY/色差信号である確率(以下、「色差確率」と呼ぶ。)とを取得し、取得したRGB確率と色差確率とを比較することにより、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別する。
さらに、ステップS70において、ステップS60で得られたRGB/色差信号判別結果を利用して映像信号の種類を判別する。例えば、ステップS10およびS20における同期信号を利用した映像信号の判別において、図3に示したVGAモードの映像信号であるか525pモードの映像信号であるかを判別できない場合に、ステップS60で映像信号を構成する信号がRGB信号であると判別された場合にはVGAモードの映像信号であると判別することができ、Y/色差信号であると判別された場合には525pモードの映像信号であると判別することができる。
そして、上記RGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別が終了すると、これに応じて映像信号の判別処理は終了される。
以上のようにして、同期信号情報を利用して映像信号の判別あるいはRGB/色差信号判別結果を利用した映像信号の判別が終了すると、判別された映像信号の種類に対応する制御情報が、処理制御部420によってそれぞれ対応するブロックに設定され、これに応じた動作が開始される。
ここで、上記映像信号の判別処理は、RGB確率と色差確率とを比較することにより、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別するRGB/色差信号判別に特徴を有しているものである。そこで、以下では、このRGB/色差信号判別の方法について詳細に説明する。
A.3.RGB/色差信号判別:
以下では、第1実施例のRGB/色差信号判別について、RGB確率の取得、色差確率の取得、RGB確率と色差確率との比較による判別の順に説明する。
A.3.1.RGB確率の取得:
図4は、クランプ回路110(図1参照)をRGB信号の動作条件で動作させた場合に、クランプ回路110から出力される映像信号について示す説明図である。図の左側はRGB信号の場合を示し、右側はY/色差信号の場合を示している。
RGB信号の場合には、R,G,B各信号の最低レベルが、ADC回路120(図1参照)の入力ダイナミックレンジのうち最低レベルLに等しくなるようにクランプされる。このため、R,G,B各信号の変化範囲は、ADC回路120の入力ダイナミックレンジのうち最低レベルLから最高レベルLまでとなる。このとき、ADC120から出力されるディジタルのR信号およびB信号に含まれるデータは、上述したようにADC回路120が8ビットのAD変換回路であるとすると、最小値D=0から最大値D=255までの値をとることになる。
一方、Y/色差信号(Y/Cb/Cr信号)の場合には、R信号と仮定されたCr信号およびB信号と仮定されたCb信号の中心レベルが、ADC回路120の入力ダイナミックレンジのうち最低レベルLにクランプされる。このため、R信号と仮定されたCr信号およびB信号と仮定されたCb信号の変化範囲は、ADC回路120の入力ダイナミックレンジのうち中心レベルL以下となる。このとき、ADC回路120から出力されるディジタル信号に含まれるデータは、R信号と仮定されたCr信号およびB信号と仮定されたCb信号のいずれについても、最小値D=0から中心値D=128までの値をとることになる。なお、G信号と仮定されたY信号は、RGB信号の場合と同様であり、ADC120から出力されるディジタル信号に含まれるデータとして、最小値D=0から最大値D=255までの値をとることになる。
従って、映像信号を構成する信号はRGB信号であると仮定した場合に、R信号またはB信号の最大値(以下、「RB最大値」と呼ぶ。)が中心値D=128よりも大きければ、映像信号を構成する信号はRGB信号であると考えられる。
しかしながら、実際の入力信号にはノイズが重畳される。また、クランプ回路110のクランプレベルやADC回路120の入力ダイナミックレンジには設定誤差等の種々のばらつきが発生する。従って、映像信号がY/色差信号であったとしても、R信号と仮定されたCr信号またはB信号と仮定されたCb信号の最大値として取得した値が、中心値D=128よりも大きい値をとる可能性がある。このため、取得したRB最大値が中心値D=128よりも大きな値であったとしても、RGB信号ではなくY/色差信号である可能性もある。
ただし、RB最大値が中心値D=128よりも大きければ大きいほど、映像信号はRGB信号である可能性が高いといえる。
そこで、本実施例では、以下のようにして、RGB確率を取得することとした。すなわち、RB最大値が中心値Dよりも大きくなるほどRGB確率が高くなるように設定されたRB最大値に対するRGB確率を示す情報(以下、「RB最大値対RGB確率情報」とも呼ぶ。)を予め用意しておく。そして、図2のステップS40において映像信号の情報として、入力映像信号中のRB最大値を取得し、取得したRB最大値に対応するRGB確率を、RB最大値対RGB確率情報を参照して取得することとした。
図5は、RB最大値対RGB確率情報について示す説明図である。図5に示したRB最大値対RGB確率情報は一例であって、これに限定されるものではない。RB最大値対RGB確率情報は、入力される可能性のある映像信号の種類に応じて、実験的に求めて設定すればよい。
なお、RB最大値対RGB確率情報は、通常、コントローラ400の図示しない記憶領域に格納されており、RGB確率を求める際に参照される。
A.3.2.色差確率の取得:
図6は、クランプ回路110をY/色差信号の動作条件で動作させた場合に、クランプ回路110から出力される映像信号について示す説明図である。図の左側はRGB信号の場合を示し、右側はY/色差信号の場合を示している。
Y/色差信号(Y/Cb/Cr信号)の場合には、Cr信号およびCb信号の中心レベルが、ADC回路120(図1参照)の入力ダイナミックレンジの中心レベルLにクランプされるので、Cr信号およびCb信号の変化範囲は、ADC回路120の入力ダイナミックレンジの中心レベルLを中心として最低レベルLから最高レベルLまでとなる。このため、ADC120から出力されるディジタルのCr信号およびCb信号に含まれるデータは、最小値D=0から最大値D=255までの値をとることになる。
一方、RGB信号の場合には、Cr信号と仮定されたR信号およびCb信号と仮定されたB信号の最低レベルが、ADC回路120の入力ダイナミックレンジの中心レベルLにクランプされる。このため、Cr信号と仮定されたR信号およびCb信号と仮定されたB信号の変化範囲は、ADC回路120の入力ダイナミックレンジの中心レベルL以上となる。このとき、ADC回路120から出力されるディジタル信号に含まれるデータは、Cr信号と仮定されたR信号およびCb信号と仮定されたB信号のいずれについても、中心値D=128から最大値D=255までの値をとることになる。
従って、映像信号を構成する信号はY/色差信号であると仮定した場合に、Cr信号またはCb信号の最小値(以下、「色差最小値」と呼ぶ。)が中心値D=128よりも小さければ、映像信号はY/色差信号であると考えられる。
しかしながら、RGB確率の説明においても述べたように、実際の入力信号にはノイズが重畳される。また、クランプ回路110のクランプレベルやADC回路120の入力ダイナミックレンジには設定誤差等の種々のばらつきが発生する。従って、映像信号がRGB信号であったとしても、Cr信号と仮定されたR信号またはCb信号と仮定されたB信号の最小値として取得した値が、中心値D=128よりも小さい値をとる可能性がある。このため、取得した色差最小値が中心値D=128よりも小さい値であったとしても、ノイズ等の影響によってY/色差信号ではなくRGB信号である可能性もある。
ただし、色差最小値が中心値D=128よりも小さければ小さいほど、映像信号はY/色差信号である可能性は高いといえる。
そこで、本実施例では、以下のようにして、色差確率を取得することとした。すなわち、色差最小値が中心値Dよりも小さくなるほど色差確率が高くなるように設定された色差最小値に対する色差確率を示す情報(以下、「色差最小値対色差確率情報」とも呼ぶ。)を予め用意しておく。そして、図2のステップS50において取得した映像信号の情報として、入力映像信号中の色差最小値を取得し、取得した色差最小値に対応する色差確率を、色差最小値対色差確率情報を参照して取得することとした。
図7は、色差最小値対色差確率情報について示す説明図である。図7に示した図7に示した色差最小値対色差確率情報は一例であって、これに限定されるものではない。色差最小値対色差確率情報は、入力される可能性のある映像信号の種類に応じて、実験的に求めて設定すればよい。
なお、色差最小値対色差確率情報は、通常、コントローラ400の図示しない記憶領域に格納されており、色差確率を求める際に参照される。
A.3.3.RGB確率と色差確率との比較によるRGB/色差信号判別:
RGB/色差信号判別は、上記のようにして求められたRGB確率と色差確率とを比較することにより実行される。すなわち、RGB確率の方が高ければ映像信号を構成する信号の種類はRGB信号であり、色差確率の方が高ければ映像信号を構成する信号の種類はY/色差信号であると判別する。
図8は、映像信号がRGB信号である場合において、RGB確率と色差確率との比較による判別結果の例を示す説明図である。図は、R,G,Bの各信号の変化範囲が、8ビットの数値で0〜64の場合と、0〜128の場合と、0〜153の場合と、0〜191の場合と、0〜255の場合の5種類を例示している。
各場合のRB最大値は、RGB信号の最大値の変化に応じて順に64、128、153、191、255となる。従って、各場合のRGB確率は、RB最大値対RGB確率情報(図5参照)を参照すると、順に0%、0%、30%、70%、100%となる。
また、各場合の色差最小値は、Cr信号と仮定されたR信号またはCb信号と仮定されたB信号が、ノイズ等の誤差を考えなければ、信号変化の範囲に関わらず、いずれの場合も中心値D=128のままで一定となる。従って、色差確率は、色差最小値対色差確率情報(図7参照)を参照すると、いずれの場合も−10%となる。
そして、各場合においてRGB確率と色差確率とを比較すると、いずれの場合においても、RGB確率が色差確率よりも高くなる。従って、各場合における映像信号を構成する信号はRGB信号であると正しく判別することができる。
図9は、映像信号がY/色差信号である場合において、RGB確率と色差確率との比較による判別結果の例を示す説明図である。図は、Y信号の変化範囲が8ビットの数値で0〜255であって、Cr信号およびCb信号の変化範囲が、64〜192の場合と、32〜224の場合と、0〜255の場合の3種類を例示している。
各場合の色差最小値は、Cr信号またはCb信号の最小値に応じて順に64、32、0となる。従って、各場合の色差確率は、色差最小値対色差確率情報(図7参照)を参照すると、順に40%、90%、100%となる。
また、各場合のRB最大値は、R信号と仮定されたCr信号またはB信号と仮定されたCb信号の最大値に応じて順に64、96、128と変化するが、いずれも上述した中心値D=128以下の値である。従って、各場合のRGB確率は、RB最大値対RGB確率情報(図5参照)を参照すると、いずれの場合も0%となる。
そして、各場合においてRGB確率と色差確率とを比較すると、いずれの場合においても、色差確率がRGB確率よりも高くなる。従って、各場合における映像信号を構成する信号はY/色差信号であると判別することができる。
なお、RGB確率と色差確率とが等しい場合には、あらかじめ決められた方の確率が高いと判定すればよい。
以上のように、本実施例のRGB/色差信号判別においては、RGB確率と色差確率とを比較することにより、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別することができる。また、本実施例のRGB/色差信号判別では、RGB信号である可能性を示すRGB確率と、Y/色差信号である可能性を示す色差確率とを比較することにより判別している。これにより、従来技術で説明したRGB/色差信号判別のように、クランプレベルよりも少し低い設定値と映像信号とを比較して、設定値よりも低いレベルの信号が存在するか否かによってRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別する場合に比べて、誤判別の可能性を低減して判別の確度を向上させることが可能である。
B.第2実施例のRGB/色差判別:
なお、第2実施例の映像表示装置の全体構成および映像信号判別処理については、第1実施例と全く同様であるので、ここでは説明を省略し、以下では、第2実施例のRGB/色差判別の方法についてのみ説明する。
第2実施例のRGB/色差信号判別も、RGB確率および色差確率の比較により、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるか判別する点において、第1実施例と同様である。しかしながら、第2実施例は、以下で説明するように、第1実施例で求めた色差確率(以下、「色差確率A」と呼ぶ。)とは異なる色差確率(以下、「色差確率B」と呼ぶ。)を取得し、2つの色差確率A,Bを加算した色差確率(A+B)を、RGB確率と比較する色差確率として利用する点が、第1実施例と異なっている。
そこで、以下では、RGB確率についてはその説明を省略し、色差確率Bの取得およびRGB確率と色差確率(A+B)との比較による判別について説明する。
B.1.色差確率Bの取得:
第1実施例における色差確率Aは、上述したように、映像信号がY/色差信号であると仮定した場合に、色差最小値が中心値Dよりも小さくなるほど色差確率が高くなるように設定された色差最小値対色差確率情報を参照することにより取得している。
しかしながら、色差信号であるCr信号またはCb信号の最小値が中心値D付近の値である場合、あるいは、中心値D以上となる場合には、以下に示すように、RGB信号であるかY/色差信号であるかの判別が困難となり、判別の確度が低下することとなる。
図10は、映像信号を構成する信号がY/色差信号である場合に、第1実施例のRGB/色差信号判別によってRGB信号であると誤判別される場合の例を示す説明図である。図は、映像信号がY/色差信号の白黒画像で、70%,60%,50%,40%,30%,20%の6種類の輝度変化を有している場合を例示している。
Y/色差信号による白黒画像の場合、Y信号は輝度に応じて変化するが、Cr信号およびCb信号は8ビットの数値で中心値D=128のままで一定となる。従って、いずれの場合の色差最小値も、ノイズ等の誤差を考えなければ一定値128となり、色差確率Aは、色差最小値対色差確率情報(図7参照)を参照すると、いずれの場合も−10%となる。
また、いずれの場合のRB最大値も、ノイズ等の誤差を考えなければ一定値最小値D=0となる。このため、RGB確率は、RB最大値対RGB確率情報(図5参照)を参照すると、いずれの場合も0%となる。
そして、RGB確率と色差確率Aとを比較すると、いずれの場合も、RGB確率が0%で、色差確率がー10%であるので、RGB確率の方が高いと判断される。すなわち、入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であるにも関わらず、RGB信号であると誤判別されてしまうことになる。
また、図8に示したように、映像信号がRGB信号の場合であっても、RB最大値が中心値D=128よりも小さくなる場合には、以下のような問題がある。すなわち、色差確率は、色差最小値がノイズ等の誤差を考えなければRGB信号の変化の範囲に関わらず、中心値D=128に等しくなるので、色差最小値対色差確率情報(図7参照)を参照すると、いずれの場合も−10%となる。しかしながら、ノイズ等の誤差を考えた場合、実際に取得される色差最小値は中心値D=128以下となる可能性があり、求められる色差確率が−10%ではなく0%以上となる可能性もある。一方、RGB確率は、RB最大値が128よりも小さくなる場合、RB最大値対RGB確率情報(図5参照)を参照すると、0%となる。従って、映像信号がRGB信号の場合であっても、RB最大値が128よりも小さくなるような場合に、入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるにも関わらず、Y/色差信号であると誤判別されてしまう可能性もある。
ここで、図4に示したように、RGB信号と仮定した場合にクランプ回路110(図1参照)から出力される映像信号において、Y/色差信号の場合には、Y信号の変化範囲は最低レベルLから最高レベルLまでであるのに対して、Cr信号およびCb信号は中心レベルL以下でしか変化しない。
従って、Y/色差信号がRGB信号と仮定された場合、G信号の最大値(以下、「G最大値」と呼ぶ。)がRB最大値に比べて大きくなる可能性が高く、このとき表示される画像は緑色が強調されたものとなる。
このことから、RGB信号と仮定した場合において、取得したRB最大値に比べてG最大値が大きいほど、映像信号を構成する信号がY/色差信号である可能性が高くなることがわかる。
そこで、本実施例では、以下のようにして、色差確率Bを取得することとした。すなわち、後述するG割合が大きくなるほど色差確率が高くなるように設定されたG割合に対する色差確率Bを示す情報(以下、「G割合対色差確率情報」とも呼ぶ。)を予め用意しておく。G割合は、RB最大値に対するG最大値の大きさの度合いを示しており、下式により求めることができる。
G割合(%)=((G最大値−RB最大値)/RGBMAX)×100 ...(1)
ここで、RGBMAXは、R,G,B各信号のとりうる値の最大値を示している。本例では、RGBMAX=255が代入される。
そして、図2のステップS40において取得した映像信号の情報として、入力映像信号中のRB最大値とG最大値を取得するとともに、(1)式に基づいてG割合を求める。求めたG割合に対応する色差確率Bを、G割合対色差確率情報を参照して取得することとした。
図11は、G割合対色差確率情報について示す説明図である。図11に示した色差確率Bは、図10に示した白黒画像を表すY/色差信号が正しく判別されるように、Y信号の大きさ、すなわち、輝度変化に応じて変化するように設定されている。
ただし、上記(1)式により求められるG割合は、G最大値よりもRB最大値のほうが大きい場合に0%よりも小さくなる場合がある。図11のG割合対色差確率情報の例は、0%〜100%のG割合に対応する色差確率Bの値のみを示しており、0%よりも低いG割合に対応する色差確率Bの値を示していない。そこで、このような場合において、G割合が0%よりも低くなるような場合には、0%と置き換えるようにすればよい。
また、図11の例では、色差確率Bは、G割合が40%以上の場合において、その大きさが大きくなるほど順に0%よりも高くなるように設定し、G割合が40%よりも小さくなる場合において、その大きさが小さくなるほど順に0%よりも低くなるように設定している。
上記のように、G割合の40%を境界として、色差確率Bを設定しているのは、以下の理由による。すなわち、RGB信号による映像信号の場合においても、G信号のみが変化する緑色の映像信号が入力される場合がある。特に、30%〜40%の明るさを有する映像信号が入力される可能性が高い。しかしながら、緑色画像を表すRGB信号形式の映像信号と、白黒画像を表すY/色差信号形式の映像信号とは、信号に基づいて区別することは困難である。そこで、本例では、G割合が40%よりも低い場合にはRGB信号であると判別し、G割合が40%以上の場合にはY/色差信号であると判別するように、G割合と色差確率Bとの関係を設定した。具体的には、G割合が40%以上の場合において、大きさに応じて色差確率Bが高くなるように設定し、G割合が40%よりも低くなる場合には、低さに応じて色差確率が0%よりも低くなるように設定している。
B.2.RGB確率と色差確率(A+B)との比較によるRGB/色差信号判別:
図12は、映像信号が白黒画像を表すY/色差信号である場合において、RGB確率と色差確率(A+B)との比較による判別結果の例を示す説明図である。図12は、図10と同様に、映像信号がY/色差信号の白黒画像で、70%,60%,50%,40%,30%,20%の6種類の輝度変化を有している場合を例示している。
RGB確率は、図10と同様であり、いずれの場合も0%である。
また、色差確率Aも、図10の色差確率と同様であり、いずれの場合も−10%となる。
各場合のG割合は、70%、60%、50%、40%、30%、20%の輝度の違いに応じて、順に70%、60%、50%、40%、30%、20%と変化する。従って、各場合の色差確率Bは、G割合対色差確率情報(図9参照)を参照すると、順に100%、100%、50%、20%、0%、−10%となる。
色差確率(A+B)は、各場合の色差確率Aと色差確率Bとを加算することにより、90%、90%、40%、10%、−10%、−20%となる。
そして、各場合においてRGB確率と色差確率(A+B)とを比較すると、図10においてRGB信号と誤判別されていた白黒画像のY/色差信号を、輝度40%以上においてY/色差信号であると正しく判別することができる。
図13は、映像信号がRGB信号である場合において、RGB確率と色差確率(A+B)との比較による判別結果の例を示す説明図である。図13は、図8と同様に、R,G,Bの各信号の変化範囲が、8ビットの数値で0〜64の場合と、0〜128の場合と、0〜153の場合と、0〜191の場合と、0〜255の場合の5種類を例示している。
RGB確率は、図8と同様であり、順に0%、0%、30%、70%、100%となる。
また、色差確率Aも、図8の色差確率と同様であり、いずれの場合も−10%となる。
各場合のG割合は、いずれの場合においても、それぞれR,G,B各信号の最大値が等しいので、0%となる。従って、各場合の色差確率Bは、G割合対色差確率情報(図9参照)を参照すると、いずれも−30%となる。
色差確率(A+B)は、各場合の色差確率Aと色差確率Bとを加算することにより、いずれの場合も−40%となる。
そして、各場合においてRGB確率と色差確率(A+B)とを比較すると、いずれの場合においても、色差確率(A+B)を色差確率Aよりも低くすることができるので、色差確率AとRGB確率とを比較する場合よりも、RGB信号と判別する確度をより高めることができる。
以上のように、本実施例のRGB/色差信号判別においても、RGB確率と色差確率(A+B)とを比較することにより、映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別することができる。また、本実施例のRGB/色差信号判別では、RGB信号である可能性を示すRGB確率と、Y/色差信号である可能性を示す色差確率(A+B)とを比較することにより判別している。これにより、従来技術で説明したRGB/色差信号判別のように、クランプレベルよりも少し低い設定値と映像信号とを比較して、設定値よりも低いレベルの信号が存在するか否かによってRGB信号であるかY/色差信号であるかを判別する場合に比べて、誤判別の可能性を低減して判別の確度を向上させることが可能である。さらに、第1実施例における色差確率に相当する色差確率Aと、G割合から求められる色差確率Bとを加算した色差確率(A+B)を用いることにより、Y/色差信号である確率を示す色差確率の確度をより向上させることが可能となるので、さらに、誤判別の可能性を低減して判別の確度を向上させることが可能である。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例における映像信号の判別処理は、プロジェクタの起動時に実行される場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、プロジェクタの動作中において、種々のタイミングで映像信号の判別処理を実行するようにしてもよい。例えば、映像信号の変化を、同期信号の周波数の変化を検出することにより検出し、これをトリガとして、映像信号の判別処理を開始するようにしてもよい。
(2)上記第2実施例では、入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定した場合に、取得されるRB最大値に対するG最大値の大きさの度合い(緑の度合い)に対応する色差確率を色差確率Bとして求める場合を例に説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定した場合に、取得される色差最小値に対するY最小値の小ささの度合い(紫の度合い)に対応する色差確率を色差確率Bとして求めることも可能である。
(3)上記実施例では、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆にソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1に示した映像信号判別部による処理をハードウェア回路で行うこととしてもよい。
(4)上記実施例では、光変調装置としてライトバルブと呼ばれる液晶パネルを用いたものを例に説明しているが、これに限定するものではなく、例えば、ディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(5)上記実施例では、プロジェクタを例に説明しているが、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)等種々の直視型の映像表示装置にも適用可能である。さらに、映像表示装置に限定されるものではなく、スキャンコンバータ等の映像信号を処理する種々の画像処理装置に適用可能である。
本発明を適用した映像表示装置の一実施例としてのプロジェクタの要部を示すブロック図である。 映像信号の判別処理について示すフローチャートである。 映像信号の種類を示す映像信号一覧情報の一例を示す説明図である。 クランプ回路110をRGB信号の動作条件で動作させた場合にクランプ回路110から出力される映像信号について示す説明図である。 RB最大値対RGB確率情報について示す説明図である。 クランプ回路110をY/色差信号の動作条件で動作させた場合にクランプ回路110から出力される映像信号について示す説明図である。 色差最小値対色差確率情報について示す説明図である。 映像信号がRGB信号である場合においてRGB確率と色差確率との比較による判別結果の例を示す説明図である。 映像信号がY/色差信号である場合においてRGB確率と色差確率との比較による判別結果の例を示す説明図である。 映像信号を構成する信号がY/色差信号である場合に第1実施例のRGB/色差信号判別によってRGB信号であると誤判別される場合の例を示す説明図である。 G割合対色差確率情報について示す説明図である。 映像信号が白黒画像を表すY/色差信号である場合においてRGB確率と色差確率(A+B)との比較による判別結果の例を示す説明図である。 映像信号がRGB信号である場合においてRGB確率と色差確率(A+B)との比較による判別結果の例を示す説明図である。
符号の説明
1000...プロジェクタ
100...インタフェース部
110...クランプ回路
120...AD変換回路(ADC回路)
200...映像信号処理部
210...RGB変換部
220...画質補正部
230...画像サイズ変換部
240...周波数変換部
250...映像信号情報取得部
300...表示部
310...液晶パネルドライバ(LCDドライバ)
320...液晶パネル(LCD)
330...照明装置
340...投写光学系
400...コントローラ
410...映像信号判別部
420...処理制御部

Claims (10)

  1. 入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるか判別する映像信号判別装置であって、
    前記入力映像信号のペデスタルレベルが所定の信号レベルとなるように、前記入力映像信号をクランプして出力するクランプ回路と、
    前記クランプ回路から出力された映像信号を入力するAD変換回路と、
    前記AD変換回路からの出力映像信号のレベルに基づいて所定の映像信号情報を取得する映像信号情報取得部と、
    取得した前記所定の映像信号情報に基づいて、前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号である確率を示すRGB確率と、Y/色差信号である確率を示す色差確率とを取得し、取得した前記RGB確率と前記色差確率とを比較することにより前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを、前記RGB確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であり、前記色差確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると判別する映像信号判別部と、
    を備え
    前記所定の信号レベルは前記AD変換回路のダイナミックレンジの所定の信号レベルであり、前記映像信号判別部からの指示により変更が可能であることを特徴とする映像信号判別装置。
  2. 請求項1記載の映像信号判別装置であって、
    前記映像信号判別部は、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する色差確率を取得する、
    ことを特徴とする映像信号判別装置。
  3. 請求項1記載の映像信号判別装置であって、
    前記映像信号判別部は、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
    さらに、前記映像信号判別部は、
    前記映像信号情報取得部において、前記RB最大値を取得するとともに、G信号の最大値であるG最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値に対するG最大値の大きさの度合いに対応する第2の色差確率を取得し、
    取得した前記第1の色差確率と前記第2の色差確率との加算値を前記RGB確率と比較する前記色差確率とする、
    ことを特徴とする映像信号判別装置。
  4. 請求項1記載の映像信号判別装置であって、
    前記映像信号判別部は、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記クランプ回路において前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力されるR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、前記クランプ回路において色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記映像信号情報取得部において前記AD変換回路から出力される色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
    さらに、前記映像信号判別部は、
    前記映像信号情報取得部において、前記色差最小値を取得するとともに、Y信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換回路のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定して、前記Y信号の最も小さな信号の値であるY最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値に対するY最小値の小ささの度合いに対応する第2の色差確率情報を取得し、
    取得した前記第2の色差確率と前記第1の色差確率との加算値を、前記RGB確率と比較する前記色差確率とする、
    ことを特徴とする映像信号判別装置。
  5. 入力映像信号の種類に対応した映像信号処理を行う映像信号処理装置であって、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の映像信号判別装置と、
    前記映像信号判別部の判別結果に対応する動作条件で前記映像信号処理を行うように制御する処理制御部と、
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 入力映像信号の種類に対応した映像信号処理を行って、前記入力映像信号の表す映像を表示する映像表示装置であって、
    請求項5記載の映像信号処理装置と、
    前記映像信号処理装置から出力される映像信号の表す映像を表示するための表示部と、
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  7. 入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるか判別する映像信号判別方法であって、
    前記入力映像信号のペデスタルレベルが所定の信号レベルとなるようにクランプ回路によってクランプされ、AD変換回路によってAD変換された映像信号のレベルに基づいて、映像信号判別部によって所定の映像信号情報を取得し、
    前記映像信号判別部は、取得した前記所定の映像信号情報に基づいて、前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号である確率を示すRGB確率と、Y/色差信号である確率を示す色差確率とを取得し、取得した前記RGB確率と前記色差確率とを比較することにより前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であるかY/色差信号であるかを、前記RGB確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であり、前記色差確率の方が高ければ前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると判別
    前記所定の信号レベルは前記AD変換回路のダイナミックレンジの所定の信号レベルであり、前記映像信号判別部からの指示により変更が可能であることを特徴とする映像信号判別方法。
  8. 請求項7記載の映像信号判別方法あって、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記AD変換して得られる前記映像信号中のR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記AD変換して得られる前記映像信号中の色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する色差確率を取得する、
    ことを特徴とする映像信号判別方法。
  9. 請求項7記載の映像信号処判別方法であって、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記AD変換された映像信号中のR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記AD変換された映像信号中の色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
    さらに、
    記RB最大値を取得するとともに、G信号の最大値であるG最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値に対するG最大値の大きさの度合いに対応する第2の色差確率を取得し、
    取得した前記第1の色差確率と前記第2の色差確率との加算値を前記RGB確率と比較する前記色差確率とする、
    ことを特徴とする映像信号判別方法。
  10. 請求項7記載の映像信号判別方法あって、
    前記入力映像信号を構成する信号がRGB信号であると仮定して、前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定し、前記AD変換された映像信号中のR信号とB信号のうち最も大きな値であるRB最大値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記RB最大値の大きさの度合いに対応するRGB確率を取得し、
    前記入力映像信号を構成する信号がY/色差信号であると仮定して、色差信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ中心レベルに設定し、前記AD変換された映像信号中の色差信号の最も小さな値である色差最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値の小ささの度合いに対応する第1の色差確率を取得し、
    さらに、
    記色差最小値を取得するとともに、Y信号に対する前記所定のレベルを前記AD変換のダイナミックレンジのほぼ最低レベルに設定して、前記Y信号の最も小さな信号の値であるY最小値を前記所定の映像信号情報として取得して、前記色差最小値に対するY最小値の小ささの度合いに対応する第2の色差確率情報を取得し、
    取得した前記第2の色差確率と前記第1の色差確率との加算値を、前記RGB確率と比較する前記色差確率とする、
    ことを特徴とする映像信号判別方法。
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