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JP3707915B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィット性が高く、モレにくい、生理用ナプキンや失禁パッドなどの吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、防漏層と該防漏層上に設けられた吸収層とからなる生理用ナプキンなどの吸収性物品は、広く用いられている。
しかし、従来用いられていた吸収性物品においては、着用者が激しい運動をした場合等におけるショーツの変形や股間部の動きに対して、生理用ナプキンが追随することができず、該生理用ナプキンがずれてしまい、液漏れが生じるという問題がある。また、ルーズなショーツを装着すると、排泄部とナプキンのすきまが大きくなり、液流れやモレの頻度が高くなるという問題もある。
【0003】
そこで、このような問題を解消すべく、特開平3−184542号公報において、吸収性を有する上層と防漏性を有する下層とからなり、両者がその周縁部において連結されてなる2層構造の生理用ナプキンが提案されているが、この提案にかかる生理用ナプキンでは、着用者の肌に当接する上層が十分に着用者の動きに追随可能なものではなく、未だ上述の問題は解消されていなかった。
【0004】
従って、本発明の目的は、フィット性が高く、着用中に着用者の動きにスムーズに追従可能であり、漏れ防止性に優れた、吸収性物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、吸収層と防漏層とからなり、該吸収層の長手方向の中央部が上記防漏層に固定されて後方自由縁部が形成されており、該後方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされた吸収性物品が、上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、液不透過性の防漏層及び該防漏層の上方に配された液保持性の吸収層を具備する実質的に縦長の吸収性物品において、上記吸収層は、液保持性の吸収体と、該吸収体の少なくとも肌当接面側を覆うように配された液透過性の表面シートとを具備してなり、少なくとも該吸収層の長手方向の中央部が上記防漏層に固定されており、該防漏層に固定されていない後方自由縁部が形成されており、少なくとも上記後方自由縁部には、上記吸収体の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該後方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされていることを特徴とする吸収性物品を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、上記中央部の左右両側に、それぞれ左方自由縁部及び右方自由縁部が形成されており、該左方自由縁部及び該右方自由縁部には、上記吸収体の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該左方自由縁部及び右方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされている上記吸収性物品を提供するものである。
また、本発明は、更に、上記前方自由縁部には、弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該前方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされている上記吸収性物品を提供するものである。
また、本発明は、上記後方自由縁部は、その幅方向中央部が隆起するように第2の吸収体が配されている上記吸収性物品を提供するものである。
【0008】
また、本発明は、上記防漏層は、液透過性シートと防漏シートと両シート間に介在された吸収シートとからなる上記吸収性物品を提供するものである。
また、本発明は、上記吸収体は、厚さ0.3〜5mmの吸収シートを用いて形成されている上記吸収性物品を提供するものである。
また、本発明は、上記吸収体は、高吸収性ポリマーを含有するポリマーシートを用いて形成されている上記吸収性物品を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、図面を参照して更に詳述する。
ここで、図1は、本発明の吸収性物品の第1の形態としての生理用ナプキンを示す斜視図であり、図2は、図1に示す生理用ナプキンのII-II 断面図であり、図3は、図1に示す生理用ナプキンのIII-III 断面図であり、図3は、図1に示す生理用ナプキンの使用状態を示す概略図である。
【0010】
本形態の吸収性物品としての生理用ナプキン1は、図1に示すように、液不透過性の防漏層3及び該防漏層3の上方に配された液保持性の吸収層2を具備し、実質的に縦長である。
【0011】
而して、本形態の生理用ナプキン1は、図1〜3に示すように、上記吸収層2が、液保持性の吸収体21と、該吸収体21の全面(肌当接面側及び裏面側)を覆うように配された液透過性の表面シート22とを具備してなり、該吸収層の長手方向の中央部2aが上記防漏層3に固定されており、該防漏層3に固定されていない後方自由縁部23が形成されており、少なくとも上記後方自由縁部23には、上記吸収体21の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材4が配されており、該弾性部材4の収縮により該後方自由縁部23が上記防漏層3の上方に向けて起立するようになされている。
【0012】
更に詳述すると、本形態の生理用ナプキン1は、図1〜3に示すように、中央部2aのみが防漏層3に固着されており、上記後方自由縁部23と共に前方自由縁部26が形成されている。そして、該前方自由縁部26は、上記弾性部材の作用により上記防漏層3の上方に向けて起立するようになされている。即ち、上記前方自由縁部26には、上記弾性部材4が配されており、該弾性部材4の収縮により該前方自由縁部26が上記防漏層3の上方に向けて起立するようになされている。
また、上記中央部2aの左右両側に、それぞれ左方自由縁部24及び右方自由縁部25が形成されており、該左方自由縁部24及び該右方自由縁部25には、上記吸収体21の長さ方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材4が配されており、該弾性部材4の収縮により該左方自由縁部24及び右方自由縁部25が上記防漏層3の上方に向けて起立するようになされている。
このように、前方自由縁部26、後方自由縁部23、左方自由縁部24、右方自由縁部25が形成されており、且つそれぞれ、上記弾性部材の作用により上方に向けて起立されるようになされていることにより、全体として、吸収層2が湾曲したカップ状となっている。
【0013】
上記吸収層2は、図2及び3に示すように、吸収体21の外面全面を表面シート22で被覆して形成されている。また、上記吸収層2には、該吸収層2における上記前方、後方、左方及び右方自由縁部26,23,24,25の起立をより良好なものとして、よりフィット性に優れたカップ状の形状を形成するために、図1に示すように、溝部6が形成されている。また、該溝部6の内方においては、上記吸収体21上に第2吸収体27が載置されており、立体形状を形成している。
上記防漏層3は、図2及び3に示すように、液透過性シート32と防漏シート31と両シート間に介在された吸収シート33とからなる。
また、上記弾性部材4は、図1〜3に示すように、吸収層の長手方向左右両側縁において、吸収体21の縁部に沿って配されており、更に上記表面シート22で覆われており、該表面シートに接着剤(図示せず)を介して接着されている。また、該弾性部材4の長さは、吸収層の長さを100とした時、40〜90とするのが好ましい。
尚、本明細書において、「前方」、「左方」、「右方」、「後方」の語は、便宜上用いているものであり、特に定義する場合を除きこれらの語により装着方向等が定まるものではない。
【0014】
吸収層の幅W1 は、30〜100mmとするのが好ましく、長さL1 は、150〜350mmとするのが好ましい。
また、上記吸収層2の長手方向における湾曲率(曲率半径)は、60〜250とするのが好ましく、幅方向における湾曲率(曲率半径)は、30〜100とするのが好ましい。尚、該曲率半径は、下記の如くして求めることができる。
【0015】
〔曲率半径の求め方〕
図9(a)に示す円弧Aの曲率=1/曲率半径(r)であり、曲率半径rは、三平方の定理より、次式▲1▼で表される。
(r−h)2 +a2 =r2 ・・・・・▲1▼
更に該式▲1▼を展開すると、次式▲2▼が得られる。
r=(h2 +a2 )/2h・・・・・▲2▼
そこで、図9(b)に示すように、ナプキン全体を円弧Aに見立てて、ナプキンの底面からの立ち上がり高さ(両端の高さが同じになるようにナプキンを台上においた場合における該台との接点pから上記両端の高さまでの距離)hと、湾曲したナプキンの見かけ長さの半分であるaを測定し、該h及び該aを上記式▲2▼に代入して、曲率半径を求めた。具体的には、生理用ナプキンを非応力下に置き、その長手方向(幅方向)両端の位置から最下点pまでの高さhを求めた。また、ナプキンの両端部分間の直線距離(2a)を求め、aを算出した。得られたh及びaを上記式▲2▼に代入し、各生理用ナプキンの曲率半径rを求めた。
【0016】
また、上記左方自由縁部24の巾W2 は、5〜30mmとするのが好ましく、上記右方自由縁部25の巾W3 は、5〜30mmとするのが好ましく、上記前方自由縁部26の長さL2 は、30〜100mmとするのが好ましく、上記後方自由縁部23の長さL3 は、30〜150mmとするのが好ましい。
【0017】
また、上記裏面シート31の裏面側には、生理用ナプキンを使用時にショーツなどに固着するためのズレ止め部5が、該裏面シート31上に粘着剤を塗布することにより形成されている。
【0018】
次に、本形態の生理用ナプキンの各部材の構成材料について説明する。
上記表面シート22、上記裏面シート31、上記液透過性シート32及び上記吸収シート33としては、通常、生理用ナプキンに用いられるものを特に制限なく用いることができる。
上記吸収体21は、厚さ0.3〜5mmの吸収シートを用いて形成されているか、又は、高吸収性ポリマーを含有するポリマーシートを用いて形成されているのが好ましい。
上記吸収シートとしては、フラッフパルプをバインダーで結合した乾式パルプシート、不織布、紙等の親水性で吸収性を有するシート状の吸収材料等が挙げられる。
上記ポリマーシートとしては、紙や不織布等の吸収シートの間に吸水ポリマーを散布し、水やホットメルトで吸水ポリマーを固定したポリマーシート、より好ましくは下記するポリマーシート等が挙げられる。
【0019】
フラッフパルプ、及び繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート状に形成したシート等。尚、繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート状に形成したシートとしては、高吸収性ポリマーが層状に分散されているもの、三次元状に分散されているもののいずれも用いることができる。
上記ポリマーシートに用いられる繊維としては、木材パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維、若しくは、界面活性剤等で繊維表面を親水化したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート複合繊維が好ましく、親水性が良好に維持される点からは、セルロース繊維がより好ましい。
【0020】
また、上記ポリマーシートに用いられる上記高吸収性ポリマーとしては、自重の20倍以上の液体を吸収・保持でき且つゲル化し得るものが好ましく、そのような例としては、デンプンや架橋カルボキシメチル化セルロース、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体等を挙げることができる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩が好ましい。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合させた共重合体も好ましく用いられる。
特に、イオン浸透圧によって大量の液体を吸収保持し且つ吸収いた液体が加圧下でも漏れ出さない様な、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩)等を重合し、架橋して水不溶化させた、水不溶性親水性架橋重合体粒子からなる高吸収性ポリマーが好ましく用いられる。
【0021】
また、特に好ましい上記ポリマーシートとしては、嵩高性の親水性繊維及び熱溶融性接着繊維または紙力補強剤から形成された繊維構造体と高吸収性ポリマー粒子とから構成され、上記高吸収性ポリマー粒子はポリマーシートが液体を吸収するシート表面には存在せず、上記繊維構造体中に分散固定されており、上記高吸収性ポリマーの散布坪量が20〜70g/m2 であり、シートの厚みが0.3〜1.5mmであるポリマーシートが挙げられる。
この様なポリマーシートは、1枚のシート中に高吸収性ポリマーが3次元的に分散・固定されている為に、該高吸収性ポリマーの吸収能が効果的に発揮され、また、ポリマーのゲルブロッキングも少ない為、体液がスムーズに吸収シート中を伝達し易く、高い吸収能を得る為好ましい使用できる。
【0022】
また、上記接着剤及び上記粘着剤としては、通常のものを特に制限なく用いることができる。
【0023】
上記弾性部材4としては、通常、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるものを特に制限なく用いることができるが、ポリオレフィン類、ポリウレタン類及びこれらの共重合体、又は天然ゴム等からなる弾性材料を好ましく用いることができる。また、上記弾性部材の使用形態は特に制限されず、該弾性材料からなる発泡シート、該弾性材料からなる糸ゴムや該糸ゴムを配してなるシート及び該弾性材料からなる繊維の繊維集合体(不織布)、該弾性材料からなるフィルム等の形態で用いることができる。
また、上記弾性部材4は、30%の伸長時に10〜300gの応力を有するのが好ましい。
尚、上記応力は、下記の如くして測定される。
(応力の測定法)
吸収性物品に用いる弾性部材を、テンシロン引張試験機にてチャック間距離50mmで引張速度300mm/sで伸張し、伸張率30%、即ち65mmまで伸張した時の応力を測定する。
【0024】
また、上記吸収層2は、上記防漏層3に接着剤を介して接着、固定されている。尚、接着方法はこれに限定されず、ヒートシール等により接着することができる。
【0025】
本形態の生理用ナプキンは、通常公知の夜用の生理用ナプキン等と同様にして使用することができる。
そして、本形態の生理用ナプキン1は、上述の如く構成されているので、図4に示すように、ショーツの種類によらず、例えば、ルーズなショーツにおいても、また着用中に着用者の身体が動いても、吸収層2における前方、後方、左方及び右方自由縁部27、23、24、25が、ショーツの動きとは離れて、身体の動きに合わせて身体に常にフィットする様に湾曲/追随するため、フィット性が高く、モレ難いものである。
【0026】
本形態の生理用ナプキンは、常法に従って上記吸収層を形成し、また、常法に従って上記防漏層を形成した後、両者を接着剤を介して該吸収層の前方部及び中央部が接着されるように固着する等して得られる。
【0027】
次いで、本発明の吸収性物品の他の形態について図5〜7を参照して説明する。
ここで、図5は、本発明の吸収性物品の第2の形態としての生理用ナプキンを示す斜視図であり、図6は、図5に示す生理用ナプキンのVI-VI 断面図であり、図7は、図5に示す生理用ナプキンのVII-VII 断面図である。
尚、特に詳述しない点については、上述した第1の形態の生理用ナプキンと同様である。
【0028】
図5〜7に示す本形態の生理用ナプキン1は、上記吸収層2は、液保持性の吸収体21と、該吸収体21の少なくとも肌当接面側を覆うように配された液透過性の表面シート22とを具備してなり、該吸収層2の長手方向の中央部2aが上記防漏層3に固定されており、該防漏層3に固定されていない後方自由縁部23が形成されており、上記後方自由縁部23には、上記吸収体21の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材4が配されており、該弾性部材4の収縮により該後方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされている。
【0029】
更に詳述すると、本形態の生理用ナプキン1は、生理用ナプキン自体の長さが長く(長さ250〜400mm)、後方部(着用時に着用者の後ろ側に位置する部分)が扇状に幅広に形成された、いわゆる夜用の生理用ナプキンである。
また、上記吸収層2において、防漏層3に固定されている吸収層2の部分は、上記中央部2a及び前方部27’であり、後方自由縁部23が防漏層3に固定されず起立可能になされている。
上記後方自由縁部23には、その幅方向中央部が隆起するように(立体形状となるように)、第2の吸収体21aが配されている。また、該第2の吸収体21aは、上記吸収体21と上記表面シート22との間に配されている。
そして、上記弾性部材4は、上記後方自由縁部23の左右両側縁部において、吸収体21の側縁に沿って且つ表面シート22で覆われて配されている。
また、防漏層3の前方における左右両側には裏面側に粘着剤を塗布してズレ止め部71が設けられた一対のウイング部7が設けられている。本形態においては、該ウイング部7も、防漏層3における他の部位と同様に液透過性シート32と防漏シート31と両シート間に介在された吸収シート33とからなるが、吸収シート33を設けずに液透過性シート32と防漏シート31を貼り合わせて形成することもできる。
【0030】
上記吸収層2の長さL1 は、230〜400mmであるのが好ましく、また、後方自由縁部23のL2 は、50〜200mmであるのが好ましい。換言すると、後方自由縁部23は、吸収層2の後端から50〜200mmまでの長さの部位を意味する。
また、上記前方部27’及び中央部2aにおける上記吸収層2の左右両側縁部は、表面シート22と吸収体21とが一体で折り重ねられており、防漏壁28が形成されている。
【0031】
このような構成を有する本形態の生理用ナプキンも、上記の第1の形態の生理用ナプキンと同様の効果を奏する。
また、本形態の生理用ナプキンも、上記の第1の形態の生理用ナプキンと同様にして製造することができる。
【0032】
尚、本発明の吸収性物品は、上述の形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上記の第2の形態においても前述の第1の形態と同様に、上記吸収性物品の幅方向左右両端部に弾性材を介し、幅方向両端部において、左右の自由縁部を上方に向けて起立させても良い。また、図8に示す如く、第2の吸収体2aを後方部まで伸びた細長い形状とし、吸収体を排泄部からオシリの溝にわたってフィットするように隆起させた形態とすることができる。
また、上述の第2の形態において、第2の吸収体21aは、上記吸収体21と上記表面シート22との間に配されているが、吸収体21の層間に配しても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、フィット性が高く、着用中に着用者の動きにスムーズに追従可能であり、漏れ防止性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の第1の形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す生理用ナプキンのII-II 断面図である。
【図3】図3は、図1に示す生理用ナプキンのIII-III 断面図である。
【図4】図4は、図1に示す生理用ナプキンの使用状態を示す概略図である。
【図5】図5は、本発明の吸収性物品の第2の形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【図6】図6は、図5に示す生理用ナプキンのVI-VI 断面図である。
【図7】図7は、図5に示す生理用ナプキンのVII-VII 断面図である。
【図8】図8は、本発明の吸収性物品の他の形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【図9】図9は、曲率半径の測定法の概略を示す概略図である。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン
2 防漏層
21 吸収体
22 表面シート
23 後方自由縁部
24 左方自由縁部
25 右方自由縁部
27 前方自由縁部
3 吸収層
31 防漏シート
32 液透過性シート
33 吸収シート
4 弾性部材
5 ズレ止め部

Claims (7)

  1. 液不透過性の防漏層及び該防漏層の上方に配された液保持性の吸収層を具備する実質的に縦長の吸収性物品において、
    上記吸収層は、液保持性の吸収体と、該吸収体の少なくとも肌当接面側を覆うように配された液透過性の表面シートとを具備してなり、少なくとも該吸収層の長手方向の中央部が上記防漏層に固定されており、該防漏層に固定されていない後方自由縁部が形成されており、
    少なくとも上記後方自由縁部には、上記吸収体の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該後方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 上記中央部の左右両側に、それぞれ左方自由縁部及び右方自由縁部が形成されており、該左方自由縁部及び該右方自由縁部には、上記吸収体の長手方向に沿って且つ所定の長さに亘って弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該左方自由縁部及び右方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  3. 更に、上記前方自由縁部には、弾性部材が配されており、該弾性部材の収縮により該前方自由縁部が上記防漏層の上方に向けて起立するようになされていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  4. 上記後方自由縁部は、その幅方向中央部が隆起するように第2の吸収体が配されていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  5. 上記防漏層は、液透過性シートと防漏シートと両シート間に介在された吸収シートとからなることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  6. 上記吸収体は、厚さ0.3〜5mmの吸収シートを用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  7. 上記吸収体は、高吸収性ポリマーを含有するポリマーシートを用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
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