JP3702159B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置、特にレベルシフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図24は、従来のレベルシフト回路(4トランジスタ型)を示す回路図である。
【0003】
図24に示すように、レベルシフト回路は、入力信号D、ND(NDは、Dの相補信号)を受ける入力側NMOSf1およびf3、NMOSf1にカスケード接続された出力側PMOSf4、およびNMOSf3にカスケード接続された出力側PMOSf2から構成される。
【0004】
このようなレベルシフト回路の反転動作は、NMOSf3のドレインの電圧(出力信号Q)、およびNMOSf1のドレインの電圧(出力信号NQ、NQはQの相補信号)をそれぞれ反転させ、出力信号Qを受けるPMOSf4と、反転出力信号NQをゲートに受けるPMOSf2のオン/オフが反転することで終了する。この反転動作、特にその初期の段階においては、NMOSf1、f3のドレイン電流のうち、反転してオンになるほうのドレイン電流を、PMOSf2、f4のうち、反転してオフになるほうに流れるドレイン電流よりも、十分に大きくする必要がある。
【0005】
具体的には、反転動作の初期の段階において、NMOSf1(又はf3)のドレイン電流Id1と、これにカスケード接続されるPMOSf4(又はf2)のドレイン電流Id2との間には、少なくとも下記条件(1)が必要とされる。
【0006】
|Id1(Vgs=Vdd−Vss)| ≧ |Id2(Vgs=Vss−Vcc)| …(1)
言い換えれば、下記条件(2)では、レベルシフト回路は動作しない。
【0007】
|Id1(Vgs=Vdd−Vss)| < |Id2(Vgs=Vss−Vcc)| …(2)
たとえば入力信号D、NDの最高電圧Vddを、NMOSf1、f3のしきい電圧近辺にまで下げた場合には、NMOSf1(又はf3)のドレイン電流Id1が減り、上記条件(1)を満たし難くなり、レベルシフト回路が動作しなくなることがある。
【0008】
このようにレベルシフト回路を十分に動作させるためには、上記条件(1)を満たす必要がある。
【0009】
また、出力信号Q、NQの最高電圧Vcc(Vcc>Vdd)を上げた場合には、PMOSf4(又はf2)のドレイン電流Id2が増え、同様に、上記条件(1)を満たし難くなり、レベルシフト回路が動作しなくなることがある。
【0010】
そこで、従来では、上記条件(1)を満たすために、NMOSf1、f3、PMOSf2、f4の素子サイズを大きくする、という工夫が施されている。例えばNMOSf1、f3においてはそのゲート幅Wを広くし、PMOSf2、f4においてはそのゲート長Lを長くする。これにより、NMOSf1、f3の駆動能力が高まり、ドレイン電流Id1は大きくなる。反対にドレイン電流Id2は小さくできる。
【0011】
また、上記条件(1)を満たすために、図25に示すような6トランジスタ型のレベルシフト回路も考えられている。
【0012】
図25に示す6トランジスタ型のレベルシフト回路では、PMOSf13、又はPMOSf14が、反転動作の初期の段階において、PMOSf2、又はf4のソースに対する電位の供給を抑制する。このため、図24に示す4トランジスタ型のレベルシフト回路に比べて、反転動作の初期の段階におけるドレイン電流Id2を小さくできるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレベルシフト回路では、入力信号D、NDの電圧Vddを低くする、あるいは出力信号Q、NQの電圧Vccを高くするなどして、レベルシフト前の電圧Vddと、レベルシフト後の電圧Vccとの電圧比“Vcc/Vdd”を大きくした場合、レベルシフト回路が動作しなくなる、という事情がある。
【0014】
そこで、この事情を解消するために、レベルシフト回路を構成するMOSFETの素子サイズを大きくする工夫が施されている。
【0015】
しかし、半導体集積回路装置の分野においては、微細化や高集積化という要求があり、MOSFETの素子サイズを大きくする、という工夫のみで、上記条件(1)を満たしていくことには限界がある。
【0016】
また、6トランジスタ型のレベルシフト回路も考えられている。この6トランジスタ型のレベルシフト回路では、4トランジスタ型のレベルシフト回路に比べて、反転動作の初期の段階におけるドレイン電流Id2を小さくでき、上記条件(1)を満たし易くなる。
【0017】
しかし、6トランジスタ型のレベルシフト回路は、基本的に、反転動作の初期の段階において、PMOSf4、又はf2のソースに対する電流の供給を抑制するだけであるので、限界は残る。
【0018】
この発明は、上記事情に鑑み為されたもので、その目的は、レベルシフト前の電圧と、レベルシフト後の電圧との電圧比を大きくした場合でも、十分に動作することが可能なレベルシフト回路を備えた半導体集積回路装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明に係る半導体集積回路装置の第1態様では、第1振幅を持つ入力信号が入力される入力ノード、前記入力信号に相補な相補入力信号が入力される相補入力ノード、前記第1振幅とは異なる第2振幅を持つ出力信号が出力される出力ノード、および前記出力信号に相補な相補出力信号が出力される相補出力ノードを有する、前記第1振幅を持つ前記入力信号を、前記第2振幅を持つ出力信号にレベルシフトするレベルシフト回路と、前記出力ノードを充電または放電する第1カレントミラー回路と、前記相補出力ノードを充電または放電する第2カレントミラー回路と、前記入力信号が反転してから前記相補出力信号が反転するまでの間、前記第1カレントミラー回路を動作させる第1スイッチ回路と、前記第1スイッチ回路と相補に動作するとともに、前記相補入力信号が反転してから前記出力信号が反転するまでの間、前記第2カレントミラー回路を動作させる第2スイッチ回路とを具備することを特徴としている。
【0021】
また、この発明に係る半導体集積回路装置の第2態様では、第1電極に第1電位を受け、制御電極に前記第1電位とこの第1電位とは異なる第2電位との電位差を持つ入力信号またはこの入力信号を遅延させた遅延入力信号のいずれかを受け、第2電極を第1出力ノードに電気的に接続した第1導電型の第1トランジスタと、第1電極に前記第1電位を受け、制御電極に前記入力信号に相補な相補入力信号またはこの相補入力信号を遅延させた遅延相補入力信号のいずれかを受け、第2電極を第2出力ノードに電気的に接続した第1導電型の第2トランジスタと、第1電極に前記第2電位とは異なる第3電位を受け、制御電極を前記第1出力ノードに電気的に接続し、第2電極を前記第2出力ノードに電気的に接続した第2導電型の第3トランジスタと、第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第2出力ノードに電気的に接続し、第2電極を前記第1出力ノードに電気的に接続した第2導電型の第4トランジスタと、第1電極に前記第3電位を受け、制御電極と第2電極とを互いに短絡させた第2導電型の第5トランジスタと、第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第5トランジスタの制御電極に電気的に接続し、第2電極を前記第2出力ノードに接続した第2導電型の第6トランジスタと、第1電極に前記第3電位を受け、制御電極と第2電極とを互いに短絡させた第2導電型の第7トランジスタと、第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第7トランジスタの制御電極に電気的に接続し、第2電極を前記第1出力ノードに接続した第2導電型の第8トランジスタと、前記第1電位と前記第5トランジスタの第2電極との間に互いに直列に接続された、制御電極に前記入力信号を受ける第1導電型の第9トランジスタ、および制御電極に前記第1出力ノードの電位を受ける第1導電型の第10トランジスタと、前記第1電位と前記第7トランジスタの第2電極との間に互いに直列に接続された、制御電極に前記相補入力信号を受ける第1導電型の第11トランジスタ、および制御電極に前記第2出力ノードの電位を受ける第1導電型の第12トランジスタとを具備することを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
【0023】
(第1実施形態)
図1は、この発明の第1実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0024】
図1に示すように、トランジスタf1、f2、f3、f4は、Vss−Vddレベルの振幅を持つ入力信号D、NDを、Vss−Vccレベルの振幅を持つ出力信号Q、NQにレベルシフトするレベルシフト回路を構成する。電位Vccは高電位電源、電位Vssは低電位電源(例えば0V)、電位Vddは電位Vccと電位Vssとの中間の電位である。また、入力信号NDは、入力信号Dに相補な相補入力信号、例えば入力信号Dの逆相信号、あるいは入力信号Dをインバータにより反転させた反転信号である。また、出力信号NQは、出力信号Qに相補な相補出力信号、例えば出力信号Qの逆相信号である。
【0025】
本第1実施形態では、トランジスタf1、f3はそれぞれ、Nチャネル型MOSFET(以下NMOSと略す)で構成され、トランジスタf2、f4はそれぞれ、Pチャネル型MOSFET(以下PMOSと略す)で構成される。
【0026】
具体的には図1に示すように、NMOSf1のソースには低電位電源Vssが供給され、そのゲートには入力信号Dが供給される。また、そのドレインは、相補出力信号NQが出力される相補出力ノード(以下、便宜上、相補出力ノードNQという)に電気的に接続されている。
【0027】
NMOSf3のソースには低電位電源Vssが供給され、そのゲートには相補入力信号NDが供給される。また、そのドレインは、出力信号Qが出力される出力ノード(以下、便宜上、出力ノードQという)に電気的に接続されている。
【0028】
PMOSf2のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートは出力ノードQに電気的に接続され、そのドレインは相補出力ノードNQに接続されている。
【0029】
PMOSf4のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートは相補出力ノードNQに電気的に接続され、そのドレインは出力ノードQに接続されている。
【0030】
トランジスタf9、f10は、出力ノードQを充電するカレントミラー回路を構成する。同様にトランジスタf11、12は、相補出力ノードNQを充電するカレントミラー回路を構成する。
【0031】
本第1実施形態では、トランジスタf9〜f12はそれぞれ、PMOSで構成される。
【0032】
具体的には図1に示すように、PMOSf9のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートとそのドレインとは互いに短絡されている。
【0033】
PMOSf10のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートはPMOSf9のゲートに電気的に接続され、そのドレインは出力ノードQに電気的に接続されている。
【0034】
PMOSf11のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートとそのドレインとは互いに短絡されている。
【0035】
PMOSf12のソースには高電位電源Vccが供給され、そのゲートはPMOSf11のゲートに電気的に接続され、そのドレインは相補出力ノードNQに電気的に接続されている。
【0036】
トランジスタf5、f6は、入力信号DがVssからVddに反転してから相補出力信号NQがVccからVssに反転するまでの間、PMOSf9、PMOSf10で構成されたカレントミラー回路を動作させるスイッチ回路を構成する。
【0037】
同様に、トランジスタf7、f8は、相補入力信号NDがVssからVddに反転してから出力信号QがVccからVssに反転するまでの間、PMOSf11、PMOSf12で構成されたカレントミラー回路を動作させるスイッチ回路を構成する。
【0038】
本第1実施形態では、トランジスタf5〜f8はそれぞれ、NMOSで構成される。
【0039】
具体的には図1に示すように、NMOSf5のソースには低電位電源Vssが供給され、そのゲートには入力信号Dが供給される。
【0040】
NMOSf6のソースはNMOSf5のドレインに電気的に接続され、そのゲートは相補出力ノードNQに電気的に接続され、そのドレインは、PMOSf9のドレインに電気的に接続されている。
【0041】
NMOSf7のソースには低電位電源Vssが供給され、そのゲートには相補入力信号NDが供給される。
【0042】
NMOSf8のソースはNMOSf7のドレインに電気的に接続され、そのゲートは出力ノードQに電気的に接続され、そのドレインは、PMOSf11のドレインに電気的に接続されている。
【0043】
次に、その基本的な動作を説明する。
【0044】
まず、初期状態として、入力信号Dの電位が“Vss”、相補入力信号NDの電位が“Vdd”の状態を想定する。この初期状態では、レベルシフト回路のNMOSf1は“オフ”、NMOSf3は“オン”である。このため、出力ノードQの電位は略“Vss”、相補出力ノードNQの電位は“Vcc”となっている。また、スイッチ回路のNMOSf5は“オフ”、NMOSf6は“オン”、NMOSf7は“オン”、NMOSf8は“オフ”である。
【0045】
この初期状態から、入力信号D、NDの電位をそれぞれ反転させる。
【0046】
すると、まず、スイッチ回路のNMOSf5が“オン”する。ここで、反転動作の初期の段階においては、相補出力ノードNQの電位はほぼ“Vcc”を維持しているから、スイッチ回路のNMOSf6は“オン”したままである。
【0047】
このようにNMOSf5、f6がともに“オン”することにより、カレントミラー回路のPMOSf9、f10が“オン”し、カレントミラー回路が動作を開始する。カレントミラー回路が動作することによって、出力ノードQが充電される。これを受けてレベルシフト回路のPMOSf2が“オフ”する。
【0048】
このとき、レベルシフト回路のNMOSf1は“オン”しているので、相補出力ノードNQが放電され、相補出力ノードNQの電位は“Vss”に向かって低下する。これを受けて、レベルシフト回路のPMOSf4が“オン”し、出力ノードQを充電する。これにより、ノードQの電位は“Vcc”に向かって上昇する。
【0049】
さらに相補出力ノードNQの電位が、スイッチ回路のNMOSf6のしきい値以下に低下すると、このNMOSf6が“オフ”し、カレントミラー回路のPMOSf9、f10をそれぞれ“オフ”させる。これにより、カレントミラー回路の動作が停止する。
【0050】
なお、上記動作説明では、入力信号Dの電位を“Vss”から“Vdd”に反転した場合を想定したが、入力信号Dの電位を“Vdd”から“Vss”に反転させた場合には、NMOSf7、f8から構成されたスイッチ回路が“オン”し、PMOSf11、f12から構成されたカレントミラー回路が動作し、相補出力ノードNQを“Vcc”に充電する。そして、出力ノードQの電位がスイッチ回路のNMOSf8のしきい値以下に低下すると、このNMOSf8が“オフ”し、PMOSf11、f12から構成されたカレントミラー回路の動作を停止させる。
【0051】
このような第1実施形態に係るレベルシフト回路であると、反転動作の初期の段階において、カレントミラー回路により、出力ノードQ、又は相補出力ノードNQを充電する。これにより、レベルシフト回路のPMOSf2、又はf4を“オフ”させる。これにより、レベルシフト前の電圧Vdd−Vssと、レベルシフト後の電圧Vdd−Vssとの電圧比“(Vcc−Vss)/(Vdd−Vss)”を大きくした場合でも、充分に動作させることが可能となる。
【0052】
さらにカレントミラー回路は、出力ノードQ、および相補出力ノードNQの電位がそれぞれ反転した後、スイッチ回路により、その動作が停止される。これにより、カレントミラー回路を設けたことによる消費電流の増加を、抑制することができる。
【0053】
図2は、この発明の第1実施形態に係るレベルシフト回路の特性と、図24、図25に示した従来のレベルシフト回路の特性とを比較して示した図である。
【0054】
図2に示すように、この発明に係るレベルシフト回路では、レベルシフト前の電圧Vdd−Vssを、NMOSf1、f3のしきい電圧近辺まで下げた場合でも、充分に動作する。
【0055】
なお、本第1実施形態では、入力信号DをNMOSf1、f5のゲートそれぞれに供給したが、NMOSf1のゲートには入力信号Dを遅延させた遅延入力信号を供給するようにしても良い。同様にNMOSf3のゲートには相補入力信号NDを遅延させた遅延相補入力信号を供給するようにしても良い。
【0056】
これによる効果は、例えばスイッチ回路のNMOSf5、f7の“オン”よりも、レベルシフト回路のNMOSf1、f3の“オン”を遅らせることで、特に反転動作の初期の段階において、NMOSf6、f8をより確実に“オン”でき、カレントミラー回路をより確実に動作させることができることである。
【0057】
また、入力信号Dおよび相補入力信号NDの遅延において、VssからVddに反転するまでの遅延時間を、VddからVssに反転するまでの遅延時間よりも長くしても良い。
【0058】
このようにすると、入力信号Dおよび相補入力信号NDがそれぞれ同時にVssとなる期間が得られ、例えばNMOSf1、f3が同時に“オフ”している期間を得ることができる。このため、例えばNMOSf1、f3が同時に“オン”している期間を無くすことができ、この同時に“オン”している期間中に流れる貫通電流を減らすことができる。貫通電流が減ることにより、集積回路の消費電力の増加が抑制され、集積回路の低消費電力化に寄与する。
【0059】
図3(A)に、NMOSf1、f3が同時に“オン”する期間を持つレベルシフト回路の典型的な信号波形を示す。
【0060】
図3(A)に示すように、入力信号Dおよび相補入力信号NDにはそれぞれ、遅延時間が無い、とする。このとき、NMOSf1、f3がそれぞれ、ターンオフ時間Toffがターンオン時間Tonよりも長い、という特性を有していると、NMOSf1、f3が同時に“オン”する期間が生じる。この期間に、貫通電流が流れ、無用な電流が消費されてしまう。
【0061】
これに対し、図3(B)に示すように、入力信号Dおよび相補入力信号NDに、VssからVddに反転するまでの遅延時間TDonおよびVddからVssに反転するまでの遅延時間TDoffをそれぞれ、下記の式を満足するように設定する。
【0062】
TDon+Ton − (TDoff+Toff) > 0
このように、入力信号Dおよび相補入力信号NDに遅延時間TDon、TDoffを設定することで、図3(B)に示すように、NMOSf1、f3が同時に“オン”する期間が無くすことができ、無用な電流の消費を抑制することができる。
【0063】
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0064】
図4に示すように、第2実施形態が、図1に示した第1実施形態と異なるところは、スイッチ回路を構成するNMOSf5、f6、f7、f8の接続状態である。第1実施形態では、NMOSf5、f7を低電位電源Vss側に接続したが、本第2実施形態のように、NMOSf6、f8を低電位電源Vss側に接続することも可能である。
【0065】
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】
(第3実施形態)
図5は、この発明の第3実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0067】
図5に示すように、第3実施形態が図1に示した第1実施形態と異なるところは、トランジスタf1〜f12の導電型を全て変え、高電位電源VccをVddに、低電位電源VssをVbb(Vbb<Vss、Vbbは例えば負電位)としたことである。本例のレベルシフト回路は、Vss−Vddレベルの振幅を持つ入力信号D、NDを、Vbb−Vddレベルの振幅を持つ出力信号Q、NQにレベルシフトする。
【0068】
具体的には図5に示すように、PMOSf1のソースには高電位電源Vddが供給され、そのゲートには入力信号Dが供給される。また、そのドレインは、相補出力ノードNQに電気的に接続されている。
【0069】
PMOSf3のソースには高電位電源Vddが供給され、そのゲートには相補入力信号NDが供給される。また、そのドレインは、出力ノードQに電気的に接続されている。
【0070】
NMOSf2のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートは出力ノードQに電気的に接続され、そのドレインは相補出力ノードNQに接続されている。
【0071】
NMOSf4のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートは相補出力ノードNQに電気的に接続され、そのドレインは出力ノードQに接続されている。
【0072】
NMOSf9のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートとそのドレインとは互いに短絡されている。
【0073】
NMOSf10のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートはNMOSf9のゲートに電気的に接続され、そのドレインは出力ノードQに電気的に接続されている。
【0074】
NMOSf11のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートとそのドレインとは互いに短絡されている。
【0075】
NMOSf12のソースには低電位電源Vbbが供給され、そのゲートはNMOSf11のゲートに電気的に接続され、そのドレインは相補出力ノードNQに電気的に接続されている。
【0076】
PMOSf5のソースには高電位電源Vddが供給され、そのゲートには入力信号Dが供給される。
【0077】
PMOSf6のソースはPMOSf5のドレインに電気的に接続され、そのゲートは相補出力ノードNQに電気的に接続され、そのドレインは、NMOSf9のドレインに電気的に接続されている。
【0078】
PMOSf7のソースには高電位電源Vddが供給され、そのゲートには相補入力信号NDが供給される。
【0079】
PMOSf8のソースはPMOSf7のドレインに電気的に接続され、そのゲートは出力ノードQに電気的に接続され、そのドレインは、NMOSf11のドレインに電気的に接続されている。
【0080】
次に、その基本的な動作を説明する。
【0081】
まず、初期状態として、入力信号Dの電位が“Vdd”、相補入力信号NDの電位が“Vss”の状態を想定する。この初期状態では、レベルシフト回路のPMOSf1は“オフ”、PMOSf3は“オン”である。このため、出力ノードQの電位は“Vdd”、相補出力ノードNQの電位は“Vbb”となっている。また、スイッチ回路のPMOSf5は“オフ”、PMOSf6は“オン”、PMOSf7は“オン”、PMOSf8は“オフ”である。
【0082】
この初期状態から、入力信号D、NDの電位をそれぞれ反転させる。
【0083】
すると、まず、スイッチ回路のPMOSf5が“オン”する。ここで、反転動作の初期の段階においては、相補出力ノードNQの電位はほぼ“Vbb”を維持しているから、スイッチ回路のPMOSf6は“オン”したままである。
【0084】
このようにPMOSf5、f6がともに“オン”することにより、カレントミラー回路のPMOSf9、f10が“オン”し、カレントミラー回路が動作を開始する。カレントミラー回路が動作することによって、出力ノードQが放電される。これを受けてレベルシフト回路のNMOSf2が“オフ”する。
【0085】
このとき、レベルシフト回路のPMOSf1は“オン”しているので、相補出力ノードNQが充電され、相補出力ノードNQの電位は“Vdd”に向かって上昇する。これを受けて、レベルシフト回路のNMOSf4が“オン”し、出力ノードQを放電する。これにより、ノードQの電位は“Vbb”に向かって低下する。
【0086】
さらに相補出力ノードNQの電位が上昇し、スイッチ回路のPMOSf6のゲート〜ソース間電圧|Vgs|が、このPMOSf6のしきい値の絶対値以下になると、PMOSf6が“オフ”し、カレントミラー回路のNMOSf9、f10をそれぞれ“オフ”させる。これにより、カレントミラー回路の動作が停止する。
【0087】
なお、上記動作説明では、入力信号Dの電位を“Vdd”から“Vss”に反転した場合を想定したが、入力信号Dの電位を“Vss”から“Vdd”に反転させた場合には、PMOSf7、f8から構成されたスイッチ回路が“オン”し、NMOSf11、f12から構成されたカレントミラー回路が動作し、相補出力ノードNQを“Vbb”に放電する。そして、出力ノードQの電位が上昇し、スイッチ回路のPMOSf8のゲート〜ソース間電圧|Vgs|が、このPMOSf8のしきい値の絶対値以下になると、PMOSf8が“オフ”し、NMOSf11、f12から構成されたカレントミラー回路の動作を停止させる。
【0088】
このような第3実施形態に係るレベルシフト回路であると、反転動作の初期の段階において、カレントミラー回路により、出力ノードQ、又は相補出力ノードNQを放電する。これにより、レベルシフト回路のNMOSf2、又はf4を“オフ”させる。これにより、レベルシフト前の電圧Vss−Vddと、レベルシフト後の電圧Vbb−Vddとの電圧比“(Vbb−Vdd)/(Vss−Vdd)”を十分に大きくした場合でも、充分に動作させることが可能となる。
【0089】
さらにカレントミラー回路は、出力ノードQ、および相補出力ノードNQの電位がそれぞれ反転した後、スイッチ回路により、その動作が停止される。これにより、カレントミラー回路を設けたことによる消費電流の増加を、抑制することができる。
【0090】
図6は、この発明の第3実施形態に係るレベルシフト回路の特性と、図26に示す従来のレベルシフト回路(4トランジスタ型)、図27に示す従来のレベルシフト回路(6トランジスタ型)の特性とを比較して示した図である。
【0091】
図6に示すように、この発明に係るレベルシフト回路では、レベルシフト前の電圧|Vss−Vdd|を、PMOSf1、f3のしきい値の絶対値近辺まで下げた場合でも、充分に動作する。
【0092】
(第4実施形態)
図7は、この発明の第4実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0093】
図7に示すように、第4実施形態が、図5に示した第3実施形態と異なるところは、PMOSf5、f6、f7、f8の接続状態である。第3実施形態では、PMOSf5、f7を高電位電源Vdd側に接続したが、本第4実施形態のように、PMOSf6、f8を高電位電源Vdd側に接続することも可能である。
【0094】
このような第4実施形態においても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0095】
(第5実施形態)
図8は、この発明の第5実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0096】
図8に示すように、第5実施形態が、図1に示した第1実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。
【0097】
このようにPMOSf9、f10を、PNPバイポーラトランジスタとした場合には、例えばカレントミラー回路の駆動能力が向上し、出力ノードQの充電能力が向上する、という効果を期待できる。
【0098】
(第6実施形態)
図9は、この発明の第6実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0099】
図9に示すように、第6実施形態が、図1に示した第1実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10、f11、f12を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。
【0100】
この場合にも、第5実施形態と同様に、例えばカレントミラー回路の駆動能力が向上し、出力ノードQ、相補出力ノードNQの充電能力が向上する、という効果を期待できる。
【0101】
(第7実施形態)
図10は、この発明の第7実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0102】
図10に示すように、第7実施形態が、図5に示した第3実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。
【0103】
このようにNMOSf9、f10を、NPNバイポーラトランジスタとした場合には、例えばカレントミラー回路の駆動能力が向上し、出力ノードQの放電能力が向上する、という効果を期待できる。
【0104】
(第8実施形態)
図11は、この発明の第8実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0105】
図11に示すように、第8実施形態が、図5に示した第3実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10、f11、f12を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。
【0106】
この場合にも、第7実施形態と同様に、例えばカレントミラー回路の駆動能力が向上し、出力ノードQ、相補出力ノードNQの放電能力が向上する、という効果を期待できる。
【0107】
(第9実施形態)
図12は、この発明の第9実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0108】
図12に示すように、第9実施形態が、図4に示した第2実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0109】
(第10実施形態)
図13は、この発明の第10実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0110】
図13に示すように、第10実施形態が、図4に示した第2実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10、f11、f12を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0111】
(第11実施形態)
図14は、この発明の第11実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0112】
図14に示すように、第11実施形態が、図7に示した第4実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0113】
(第12実施形態)
図15は、この発明の第12実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0114】
図15に示すように、第12実施形態が、図7に示した第4実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10、f11、f12を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0115】
(第13実施形態)
図16は、この発明の第13実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0116】
図16に示すように、第13実施形態が、図1に示した第1実施形態と異なるところは、NMOSf5、f6の接続状態である。第1実施形態では、NMOSf5を低電位電源Vss側に接続したが、本第13実施形態のように、NMOSf6を低電位電源Vss側に接続することも可能である。
【0117】
(第14実施形態)
図17は、この発明の第14実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0118】
図17に示すように、第14実施形態が、図16に示した第13実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0119】
(第15実施形態)
図18は、この発明の第15実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0120】
図18に示すように、第15実施形態が、図16に示した第13実施形態と異なるところは、PMOSf11、f12を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0121】
(第16実施形態)
図19は、この発明の第16実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0122】
図19に示すように、第16実施形態が、図16に示した第13実施形態と異なるところは、PMOSf9、f10、f11、f12を、PNPバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0123】
(第17実施形態)
図20は、この発明の第17実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0124】
図20に示すように、第17実施形態が、図5に示した第3実施形態と異なるところは、PMOSf5、f6の接続状態である。第3実施形態では、PMOSf5を高電位電源Vcc側に接続したが、本第17実施形態のように、PMOSf6を高電位電源Vcc側に接続することも可能である。
【0125】
(第18実施形態)
図21は、この発明の第18実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0126】
図21に示すように、第18実施形態が、図20に示した第17実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0127】
(第19実施形態)
図22は、この発明の第19実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0128】
図22に示すように、第19実施形態が、図20に示した第17実施形態と異なるところは、NMOSf11、f12を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0129】
(第20実施形態)
図23は、この発明の第20実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図である。
【0130】
図23に示すように、第20実施形態が、図20に示した第17実施形態と異なるところは、NMOSf9、f10、f11、f12を、NPNバイポーラトランジスタとしたことである。このようにしても勿論良い。
【0131】
以上、この発明を第1〜第20実施形態により説明したが、この発明は、これら実施形態それぞれに限定されるものではなく、その実施にあたっては、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0132】
例えば上記実施形態では、カレントミラー回路を構成するトランジスタを、絶縁ゲート型FET、例えばMOSFETから、バイポーラトランジスタに変更する例を示したが、その他のトランジスタを、バイポーラトランジスタに変更することも可能である。特に充分な駆動能力を必要とするレベルシフト回路のトランジスタf1、f3や、スイッチ回路のf5、f7をバイポーラトランジスタに変更することは有用である。これらのトランジスタf1、f3、f5、f7の駆動能力を高めることで、レベルシフト前の電圧Vddを低くしても、レベルシフト回路を十分に動作させる、という目的達成に有利に作用するからである。
【0133】
また、上記各実施形態は、単独、または適宜組み合わせて実施することも勿論可能である。
【0134】
さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、各実施形態において開示した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段階の発明を抽出することも可能である。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、レベルシフト前の電圧と、レベルシフト後の電圧との電圧比が大きい場合でも、十分に動作することが可能なレベルシフト回路を備えた半導体集積回路装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図2】 図2はこの発明の第1実施形態に係るレベルシフト回路による効果を示す図。
【図3】 図3(A)、図3(B)はそれぞれ信号波形図。
【図4】 図4はこの発明の第2実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図5】 図5はこの発明の第3実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図6】 図6はこの発明の第3実施形態に係るレベルシフト回路による効果を示す図。
【図7】 図7はこの発明の第4実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図8】 図8はこの発明の第5実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図9】 図9はこの発明の第6実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図10】 図10はこの発明の第7実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図11】 図11はこの発明の第8実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図12】 図12はこの発明の第9実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図13】 図13はこの発明の第10実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図14】 図14はこの発明の第11実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図15】 図15はこの発明の第12実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図16】 図16はこの発明の第13実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図17】 図17はこの発明の第14実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図18】 図18はこの発明の第15実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図19】 図19はこの発明の第16実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図20】 図20はこの発明の第17実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図21】 図21はこの発明の第18実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図22】 図22はこの発明の第19実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図23】 図23はこの発明の第20実施形態に係るレベルシフト回路を示す回路図。
【図24】 図24は従来のレベルシフト回路(4トランジスタ型)を示す回路図。
【図25】 図25は従来のレベルシフト回路(6トランジスタ型)を示す回路図。
【図26】 図26は従来のレベルシフト回路(4トランジスタ型)を示す回路図。
【図27】 図27は従来のレベルシフト回路(6トランジスタ型)を示す回路図。
【符号の説明】
f1〜f14…トランジスタ、
D…入力信号(Vss−Vddレベル)、
ND…反転(相補)入力信号(Vss−Vddレベル)、
Q…出力信号(Vss−Vccレベル)、
ND…反転(相補)出力信号(Vss−Vccレベル)。
Claims (9)
- 第1振幅を持つ入力信号が入力される入力ノード、前記入力信号に相補な相補入力信号が入力される相補入力ノード、前記第1振幅とは異なる第2振幅を持つ出力信号が出力される出力ノード、および前記出力信号に相補な相補出力信号が出力される相補出力ノードを有する、前記第1振幅を持つ前記入力信号を、前記第2振幅を持つ出力信号にレベルシフトするレベルシフト回路と、
前記出力ノードを充電または放電する第1カレントミラー回路と、
前記相補出力ノードを充電または放電する第2カレントミラー回路と、
前記入力信号が反転してから前記相補出力信号が反転するまでの間、前記第1カレントミラー回路を動作させる第1スイッチ回路と、
前記第1スイッチ回路と相補に動作するとともに、前記相補入力信号が反転してから前記出力信号が反転するまでの間、前記第2カレントミラー回路を動作させる第2スイッチ回路と、
を具備することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 前記第1スイッチ回路は、
前記入力信号の反転を検知してオンする第1スイッチと、
前記相補出力信号の反転を検知してオフする第2スイッチとを含み、
前記第2スイッチ回路は、
前記相補入力信号が反転した後、オンする第3スイッチと、
前記出力信号が反転した後、オフする第4スイッチとを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。 - 前記入力ノードには、前記入力信号を遅延させた遅延入力信号が入力され、前記相補入力ノードには、前記相補入力信号を遅延させた遅延相補入力信号が入力されることを特徴とする請求項1および請求項2いずれかに記載の半導体集積回路装置。
- 第1電極に第1電位を受け、制御電極に前記第1電位とこの第1電位とは異なる第2電位との電位差を持つ入力信号またはこの入力信号を遅延させた遅延入力信号のいずれかを受け、第2電極を第1出力ノードに電気的に接続した第1導電型の第1トランジスタと、
第1電極に前記第1電位を受け、制御電極に前記入力信号に相補な相補入力信号またはこの相補入力信号を遅延させた遅延相補入力信号のいずれかを受け、第2電極を第2出力ノードに電気的に接続した第1導電型の第2トランジスタと、
第1電極に前記第2電位とは異なる第3電位を受け、制御電極を前記第1出力ノードに電気的に接続し、第2電極を前記第2出力ノードに電気的に接続した第2導電型の第3トランジスタと、
第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第2出力ノードに電気的に接続し、第2電極を前記第1出力ノードに電気的に接続した第2導電型の第4トランジスタと、
第1電極に前記第3電位を受け、制御電極と第2電極とを互いに短絡させた第2導電型の第5トランジスタと、
第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第5トランジスタの制御電極に電気的に接続し、第2電極を前記第2出力ノードに接続した第2導電型の第6トランジスタと、
第1電極に前記第3電位を受け、制御電極と第2電極とを互いに短絡させた第2導電型の第7トランジスタと、
第1電極に前記第3電位を受け、制御電極を前記第7トランジスタの制御電極に電気的に接続し、第2電極を前記第1出力ノードに接続した第2導電型の第8トランジスタと、
前記第1電位と前記第5トランジスタの第2電極との間に互いに直列に接続された、制御電極に前記入力信号を受ける第1導電型の第9トランジスタ、および制御電極に前記第1出力ノードの電位を受ける第1導電型の第10トランジスタと、
前記第1電位と前記第7トランジスタの第2電極との間に互いに直列に接続された、制御電極に前記相補入力信号を受ける第1導電型の第11トランジスタ、および制御電極に前記第2出力ノードの電位を受ける第1導電型の第12トランジスタと、
を具備することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 前記第1乃至第12トランジスタは、絶縁ゲート型FETであることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
- 少なくとも前記第5、第6トランジスタの組か、前記第7、第8トランジスタの組のいずれか1組乃至両方をバイポーラトランジスタで構成したことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
- 少なくとも前記第1、第2、第9、第11トランジスタのいずれか一つ以上をバイポーラトランジスタで構成したことを特徴とする請求項4乃至請求項6いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
- 少なくとも前記第10、第12トランジスタのいずれか一つ以上をバイポーラトランジスタで構成したことを特徴とする請求項4、請求項6および請求項7いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
- 前記入力ノードの信号の遅延において、第2電位から第1電位に変わる場合の遅延時間よりも第1電位から第2電位に変わる場合の遅延時間が大きいことを特徴とする請求項4、請求項6乃至請求項8いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
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