JP3700433B2 - 路面状態判別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車などに搭載されて道路の路面状態を監視するために使用される路面状態判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
路面状態の把握は、安全な道路交通を確保する上で重要である。すなわち、路面が乾燥、湿潤、凍結しているか、あるいは積雪があるか否かなどを判別し、その情報を道路管理センターを通じてドライバに確実に伝えることができれば、予め注意を喚起することができ、事故発生を未然に防ぐことができて都合がよい。
【0003】
そのため、従来技術では、路側に路面状態を判別できるセンサを配置した路面状態判別装置が提供されている。
【0004】
しかしながら、このように路側にセンサを配置した構成のものでは、道路の全長の内のわずかな箇所の情報しか得られないため、道路全体の路面状態を把握するのに不十分である。
【0005】
そこで、本出願人は、道路パトロールカーなどに搭載して道路に沿って走行することで、連続的な路面状態を把握できるようにした路面状態判別装置を提供している(たとえば、OMRON TECHNICS Vol.37 No.2(通巻122号) 1997参照)。
【0006】
この路面状態判別装置は、LEDからの光源からの光を路面に照射するとともに、その照射した光の路面からの反射光を空間フィルタを通してフォトダイオードのような受光素子で受光し、受光した光を波形解析装置を用いてPD発散反射成分と正反射成分とに分離し、前者で対地速度を、後者で路面状態の判別を行うように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、本出願人が提供した路面状態判別装置は、道路パトロールカーなどの自動車に搭載して連続的な路面状態を確実に判別することが可能であるため、道路全体の路面状態を把握するのに極めて有効である。
【0008】
しかし、本出願人らが提供した路面状態判別装置は、空間フィルタや波形解析装置が必要であるため、装置全体が高価なものとなるという課題が残されていた。
【0009】
そこで、本発明は、連続的な路面状態を把握できる路面状態判別装置において、路面状態を確実に判別できるという性能を損なうことなく、装置全体を一層安価なものにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明に係る路面状態判別装置は、次の構成を採用している。
【0011】
すなわち、請求項1の発明では、路面に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポット光源と、このスポット光源の光照射による路面からの反射光を結像してスポット像として受光する画像センサとを含む一方、路面に対するスポット光源の光軸を路面の法線に一致するように配置し、前記画像センサの光軸を、路面からの反射光を路面の法線から所定の角度傾斜して配置してあるとともに、前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結像されたスポット像の大きさを計測し、その計測値から路面状態を識別する識別手段を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項2記載の路面状態判別装置は、路面に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポット光源と、路面に向けて発散された光を照射するための発散光源と、前記スポット光源及び発散光源の光照射による路面からの反射光を共に結像してスポット像および発散像として受光する画像センサとを含む一方、前記スポット光源と発散光源を交互に点灯駆動する点灯駆動手段と、前記画センサの検出出力に基づいて、前記結像されたスポット像の大きさ、および前記結像された発散像に含まれる輝点数を共に計測し、それらの各計測値から路面状態を識別する識別手段とを備えることを特徴としている。
【0014】
なお、請求項2記載の路面状態判別装置においては、スポット光源からの正反射光が画像センサに直接入射しないように、請求項3記載のように、前記スポット光源の光軸と前記画像センサの光軸とが路面の法線に対して互いに異なる角度となるように配置されていることを特徴とする前記スポット光源の光軸と前記画像センサの光軸とが路面の法線に対して互いに異なる角度となるように配置されていることが望ましい。
【0015】
また、請求項2または請求項3記載の路面状態判別装置においては、路面状態の判別を一層確実なものとするために、請求項4記載のように、前記発散光源は複数設けられていることが望ましい。
【0016】
請求項5記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の路面状態判別装置において、前記投受光部は、車両の車幅方向に沿って複数配置されていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る路面状態判別装置の投受光部の構成図である。
【0019】
この実施形態1の路面状態判別装置において、投受光部11は、道路パトロールカーなどの車両の底部に取り付けられており、常に路面Fに対向するようになっている。
【0020】
この投受光部11は、ハウジング2内に、路面Fに光のスポットが形成されるように路面Fに向けて非発散の光を照射するためのスポット光源4と、このスポット光源4の光照射による路面Fからの反射光を結像してスポット像として受光する画像センサ6とが設けられている。
【0021】
そして、上記のスポット光源4は、レーザダイオード(以下、LDと表記する)10と、このLD10からのレーザ光を平行な光に変換するコリメートレンズ12とを備える。また、画像センサ6は、路面Fからの反射光を集光、結像する結像レンズ12と、この結像レンズ12で結像されて得られるスポット像を受光する固体撮像素子(以下、CCDと表記する)14とを備える。
【0022】
ここで、スポット光源4から照射される光が路面Fで正反射して直接に結像レンズ12に入射した場合には、CCD14が飽和してスポット像を検出できなくなるので、それを防ぐために、この実施形態1では、スポット光源4の光軸と画像センサ6を構成する結像レンズ12の光軸とが路面Fの法線に対して互いに異なる角度となるように配置されている。すなわち、この実施形態1では、スポット光源4の光軸は路面Fの法線に一致するように垂直に配置されているのに対して、結像レンズ12の光軸は路面Fの法線から所定の角度θ(たとえばθ≧20°)だけ傾斜して配置されている。
【0023】
図2は本発明の路面状態判別装置において、CCD14からの出力信号を処理する信号処理部181の構成図である。
【0024】
同図において、20はCCD14で光電変換して得られる検出出力を画像表示用の信号(ここではNTSC方式の画像信号)に変換する画像信号変換部、22は画像信号変換部20の出力を増幅するアンプ回路、24はアンプ回路22の出力信号に含まれる高周波の雑音を除くためのローパスフィルタ、26はローパスフィルタ24を通った画像信号をサンプル・ホールドするサンプル・ホールド回路、28はサンプル・ホールド回路26の出力をデジタル化するA/Dコンバータ、30はデジタル化された画像信号データについて路面状態を識別する識別手段としてのCPUである。
【0025】
また、32は画像信号変換部20で得られる画像信号に含まれる水平、垂直の各同期信号を分離する同期分離回路、34は水平同期信号の周波数よりも十分に高い一定周波数のクロックを発生するクロック発生回路、36は上記クロックをカウントするとともに、同期分離回路32から水平同期信号が入力されるたびにそのカウント値がリセットされるカウンタである。
【0026】
38はアンプ回路22から出力される画像信号を入力し、同期分離回路32で分離された水平、垂直同期信号に基づいて1フィールド期間中に含まれる輝度レベルの最大値を検出する最大値検出回路、40は最大値検出回路38で輝度レベルの最大値が検出されたときのカウンタ36のカウント値に基づいて、その輝度レベルの最大値が存在する水平走査ライン上の位置(つまり、水平走査ラインの走査開始点から輝度レベルの最大値が検出されるまでの時間)を設定する抽出位置設定回路、42はカウンタ36でカウントされるカウント値(これは水平走査ライン上の各位置を指定するのと等価)が抽出位置設定回路40で先に設定された位置と一致した場合にサンプル・ホールド信号を出力する一致検出回路である。
【0027】
次に、上記構成を備えた路面状態判別装置の路面状態の判別動作について説明する。
【0028】
スポット光源4のLD8からのレーザ光は、コリメートレンズ10で平行な光となり、この光が路面Fに対して照射される。この場合、レーザ光の特性上、光は殆ど発散されることなく、路面Fに向けて照射されるために、路面Fには光のスポットが形成される。そして、路面Fからの反射光は、画像センサ6の結像レンズ12で集光されてCCD14上に円形のスポット像として結像される。
【0029】
ここで、CCD14に結像されるスポット像は、路面Fの状態に応じて次のように変化する。
【0030】
いま、路面Fが乾燥状態にある場合、光は路面Fの内部では殆ど散乱されず吸収されるため、CCD14上には表面反射による光のみが結像される。したがって、そのスポット像の大きさは、図3(a)−1に示すように、比較的小さくスポット光源4で発生される光ビームの直径と略同じ直径のものとなる。よって、図3(a)−1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(a)−2に示すようになる。
【0031】
また、路面Fに積雪がある場合、雪内部で光が散乱されて吸収が少なくなるため、CCD14上には表面反射された光だけでなく、内部散乱された光も同時に結像される。したがって、そのスポット像の大きさは、路面Fが乾燥している場合のスポット像の直径よりも大きな直径となる。特に、新雪の場合には雪の締まり具合(雪の密度)が小さいために、図3(b)−1のように、スポット像の大きさも大きい。また、圧雪の場合には、雪の締まり具合(雪の密度)が新雪よりも大きくなるために、図3(c)−1に示すように、スポット像の大きさは新雪の場合よりも小さくなる。よって、図3(b)−1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(b)−2に示すようになり、図3(c)−1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(c)−2に示すようになる。しかも、積雪があるときには、その積雪量の大小によってスポット光源の路面との距離が変化するため、三角測量の原理で、CCDに結像されるスポット像の位置が変化する。たとえば、積雪状態ではスポット像の中心位置が乾燥状態でスポット像の中心位置よりも下方に移動する(たとえば、図3(a)−1および図3(b)−1参照)。
【0032】
さらに、路面Fが湿潤状態にある場合、水分による光の吸収、および散乱反射成分が減少することにより、CCD上に結像されるスポット像の大きさは、図3(d)−1に示すように、路面が乾燥状態の場合と略同じであっても、スポット像の光量が少ない暗い像となる。よって、図3(d)−1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(d)−2に示すようになる。
【0033】
このような現象を考慮して、CCD14上に結像されたスポット像について、次のような処理が行われる。
【0034】
上記のようにして路面状態に応じた特性を有するスポット像がCCD14に結像されると、CCD14からは、そのスポット像を表す画像信号が出力され、この画像信号が図2に示す信号処理部181に取り込まれる。
【0035】
CCD14で光電変換して得られる出力は、画像信号変換部20でNTSC方式の画像信号に変換された後、アンプ回路22で増幅され、その出力がローパスフィルタ24で高周波雑音を除かれた後、サンプル・ホールド回路26に与えられる。
【0036】
一方、カウンタ36は、クロック発生回路34からのクロックをカウントするとともに、同期分離回路32から水平同期信号が入力されるたびにリセットされる。また、最大値検出回路38は、アンプ回路22から出力される画像信号を入力し、同期分離回路32で分離された水平、垂直同期信号に基づいて1フィールド期間中に含まれる輝度レベルの最大値を検出する。
【0037】
抽出位置設定回路40は、最大値検出回路38で輝度レベルの最大値が検出されたときのカウンタ36のカウント値に基づいて、その輝度レベルの最大値が存在する水平走査ライン上の位置を設定する。つまり、各水平走査ラインの走査開始点から輝度レベルの最大値が検出されるまでの時間Trを設定する。たとえば、図4には、路面Fに新雪がある場合にCCD14上に結像されてたスポット像を示しているが、このとき、図中の左右方向が水平走査ラインと一致していて、左端を水平走査の始点として、Trの時間の所にスポット像の輝度レベルの最大値が存在しているときには、そのTrの時間が抽出位置設定回路40に設定されることになる。
【0038】
一致検出回路42は、次の1フィールド期間において、カウンタ36でカウントされるカウント値が抽出位置設定回路40で先に設定された位置(時間Tr)と一致するごとに、サンプル・ホールド信号をサンプル・ホールド回路26に対して出力する。
【0039】
したがって、サンプル・ホールド回路26の出力は、図5に示すように、図4のA−A'線に沿って水平走査期間の周期でもってサンプリングして得られる輝度レベルの離散的な分布曲線となる。
【0040】
このようにして、離散的な輝度レベルの分布曲線を示す信号が時系列的にサンプル・ホールド回路26から出力され、これがA/Dコンバータ28でデジタル化されてCPU30に取り込まれる。
【0041】
そこで、CPU30は、離散的に得られる輝度レベルの分布曲線(図5参照)を用いて、図6に示すフローチャートに沿って路面状態を判別する。
【0042】
まず、輝度レベルの最大値Ipを求め(ステップ1)、その最大値Ipの位置Tpを決定する(ステップ2)。そして、輝度レベルの最大値Ipを示す位置Tpから、予め図示しないメモリに登録されているテーブルを参照して、投受光部11と路面F間の距離を算出し(ステップ3)、その距離データをメモリに記憶する(ステップ4)。
【0043】
CPU30は、上記の処理に並行して、輝度レベルの分布曲線からその最小値Ibを求め(ステップ5)、その最小値Ibから所定値だけ大きい値をしきい値Ishとして設定する(ステップ6)。そして、そのしきい値Ishにおける分布曲線の幅ΔTをその路面状態でのスポット像のビーム直径として算出する(ステップ7)。
【0044】
次に、予め、路面Fが乾燥状態にある場合に多点測定して得られるビーム直径の値を基準値として、この基準値と先に算出されたビーム直径とを、たとえば図7に示すようなテーブルを参照して比較する(ステップ8)。
【0045】
この比較の結果、算出されたビーム直径が基準値と略一致するときには、路面は乾燥状態にあると判別する(ステップ9)。また、ビーム直径が基準値よりも十分に大きい場合には、新雪状態であると判別する(ステップ10)。さらに、ビーム直径が基準値よりも大きいが、新雪ほどではないときには、圧雪〜アイスバーンの状態にあると判別し(ステップ11)、図7のテーブルを参照してそのビーム直径の広がりに応じて圧雪の程度を分類する(ステップ12)。そして、各判別結果をメモリに記憶する。
【0046】
CPU30は、投受光部11と路面F間の距離データを参照して、ステップ9〜ステップ12で得られた各判別結果の妥当性をさらに検討した上で、最終的に判別された路面状態の情報を図外のセンタに送信する。
【0047】
このように、この実施形態1では、CCD14上に結像されるスポット像の大きさから路面状態を判別するため、今までのような空間フィルタや波形解析装置は必要でなく、装置全体が安価になる。
【0048】
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係る路面状態判別装置の投受光部の構成図であり、図1に示した実施形態1と対応する部分には同一の符号を付す。
【0049】
この実施形態2の投受光部12の特徴は、実施形態1に示したスポット光源4に加えて、このスポット光源4の周辺に、路面Fに向けて発散された光を照射するための発散光源として、複数(ここでは2個)の発光ダイオード(以下、LEDと表記する)16a,16bが配置されていることである。
【0050】
そして、この実施形態2の場合も、スポット光源4からの光が路面Fで正反射して直接に結像レンズ12に入射しないように、スポット光源4の光軸と画像センサ6を構成する結像レンズ12の光軸とが路面Fの法線に対して互いに異なる角度となるように配置されている。
【0051】
その他の構成は、実施形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0052】
図9は、本発明の実施形態2に係る路面状態判別装置の信号処理部の構成図であり、図2に示した実施形態1と対応する部分には同一の符号を付す。
【0053】
この実施形態2の信号処理部182の特徴は、LD8を点灯する発光回路44と、両LED16a,16bを点灯する発光回路46とが設けられ、さらに、同期分離回路32で得られる垂直同期信号に同期して(つまり1フィールドごとに)各発光回路44,46を時分割で交互に起動するタイミングパルスを出力するタイミングパルス発生部48が設けられていることである。そして、上記の発光回路44,46およびタイミングパルス発生部48によって特許請求の範囲における点灯駆動手段43が構成されている。
【0054】
その他の構成は、図2に示した実施形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明を省略する。
【0055】
次に、上記構成を備えた路面状態判別装置の路面状態の判別動作について説明する。
【0056】
スポット光源4に基づいてCCD14上に結像されるスポット像は、実施形態1で説明したのと同様に、路面状態に応じて変化する。
【0057】
一方、各LED16a,16bから発生される光は、LD8の場合と異なり、発散して路面Fに照射される。そして、この発散光の路面Fからの反射光は、画像センサ6の結像レンズ12で集光されてCCD14上に発散像として結像される。
【0058】
図10には、路面Fが乾燥状態にあるときのCCD14上に結像されるスポット像と発散像とを示している。同図(e)−1はスポット像を、同図(e)−2は同図(e)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、同図(f)−1は発散像を、同図(f)−2は同図(f)−1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0059】
路面Fが乾燥状態にあるとき、そのスポット像(同図(e)−1)とその光強度の分布(同図(e)−2)は、先に図3(a)−1,図3(a)−2として示した場合と同じである。また、LED16a,16bからの発散光は、路面Fの内部で吸収され、また、反射光も路面Fの凹凸に応じてあらゆる角度に散乱されるため、CCD14上にも同様に発散された反射光が結像される。したがって、その発散像(図10(f)−1)は、スポット状にならず均等にぼやけ、かつ、光強度も比較的弱いものとなる。よって、その光強度分布(図10(f)−2)は、極めてなだらかな曲線となる。
【0060】
図11には、路面Fに積雪(ここでは圧雪)がある場合のCCD14上に結像されるスポット像と発散像を示している。同図(g)−1はスポット像を、同図(g)−2は同図(g)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、同図(h)−1は発散像を、同図(h)−2は同図(h)−1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0061】
路面Fに圧雪がある場合、そのスポット像(同図(g)−1)とその光強度の分布(同図(g)−2)は、先に図3(c)−1,図3(c)−2として示した場合と同じである。また、LED16a,16bからの発散光は、雪内部で散乱されて吸収が少なくなり、また、あらゆる角度に散乱されるため、CCD14上にも同様に発散された反射光が結像される。したがって、その発散像(図11(h)−1)は、スポット状にならず均等にぼやけ、かつ、光強度は乾燥状態の場合よりも大きくなる。よって、その光強度分布(図11(h)−2)は、山形の曲線となる。
【0062】
図12には、路面Fが湿潤状態にあるときのCCD14上に結像されるスポット像と発散像を示している。同図(i)−1はスポット像を、同図(i)−2は同図(i)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、同図(j)−1は発散像を、同図(j)−2は同図(j)−1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0063】
路面Fが湿潤状態にあるとき、そのスポット像(同図(i)−1)とその光強度の分布(同図(i)−2)は、先に図3(d)−1,図3(d)−2として示した場合と同じである。また、この湿潤状態のときには、路面Fの凹凸の上に水膜が形成されて凹凸に合わせて強くなる箇所とそうでない箇所とができるため、CCD14上に結像された発散像(図12(j)−1)は、多数の輝点が生じる。よって、その光強度分布(図12(j)−2)は、多数のピークが存在する曲線となる。
【0064】
図13には、路面Fが冠水状態にあるときのCCD14上に結像されるスポット像と発散像を示している。同図(k)−1はスポット像を、同図(k)−2は同図(k)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、同図(j)−1は発散像を、同図(j)−2は同図(j)−1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0065】
路面Fが冠水状態にあるとき、そのスポット像(同図(h)−1)とその光強度の分布(同図(h)−2)は、図12(i)−1,(i)−2として示した場合と略同じである。しかし、この冠水状態のときには、路面Fが水膜で完全に覆われて表面が平坦(つまり鏡面状態)になるため、CCD14上に結像された発散像(図13(l)−1)は、各々のLED16a,16bの像がそのまま映ることになる。よって、その光強度分布(図13(l)−2)は、LED16a,16bの数に対応した数(ここでは2つ)のピークが存在する曲線となる。
【0066】
このような現象を考慮して、この実施形態2では、次のような判別処理が行われる。
【0067】
まず、図9に示す信号処理部182において、タイミングパルス発生部48は、同期分離回路32で得られる垂直同期信号に同期して(つまり1フィールドごとに)、各発光回路44,46を交互に起動するタイミングパルスを出力する。このタイミングパルスが各発光回路44,46に与えられることにより、図14(a),(b)に示すように、各発光回路44,46がLD8とLED16a,16bを交互に点灯する。
【0068】
そして、LD8の点灯により路面状態に応じた特性を有するスポット像が、また、LED16a,16bの点灯により路面状態に応じた特性を有する発散像がそれぞれ交互にCCD14に結像される。その結果、画像信号変換部20からは、図14(c)に示すように、そのスポット像と発散像を表す画像信号が時分割で出力される。
【0069】
これらの画像信号がサンプル・ホールド回路26でサンプル・ホールドされるまでの動作は、実施形態1の場合と基本的に同じである。したがって、サンプル・ホールド回路26の出力は、スポット像に関しては、たとえば、図10(e)−2,図11(g)−2,図12(i)−2,図13(k)−2に示したような、水平走査期間の周期でもってサンプリングして得られる輝度レベルの離散的な分布曲線を示す信号となる。また、発散像に関しては、たとえば、図10(f)−2,図11(h)−2,図12(j)−2,図13(l)−2に示したような、水平走査期間の周期でもってサンプリングして得られる輝度レベルの離散的な分布曲線を示す信号となる。
【0070】
このようにして、スポット像と発散像についてそれぞれ離散的な輝度レベルの分布曲線を示す信号が時分割で時系列的にサンプル・ホールド回路26から出力され、これがA/Dコンバータ28でデジタル化されてCPU30に取り込まれる。
【0071】
そこで、CPU30は、このスポット像と発散像に関する輝度レベルの分布曲線のデータを用いて、図15に示すフローチャートに沿って路面状態を判別する。
【0072】
CPU30は、まず、データを取り込むと(ステップ20)、そのデータがLD8の光照射に基づくスポット像に関する輝度レベルの分布曲線のデータであるか否かを調べ(ステップ21)、それに該当するならば、輝度レベルの最大値Ipを求めて、その最大値Ipの位置Tpを決定する(ステップ22)。そして、輝度レベルの最大値Ipを示す位置Tpから、予め図示しないメモリに登録されているテーブルを参照して、投受光部11と路面F間の距離を算出し(ステップ23)、その距離データをメモリに記憶する(ステップ24)。
【0073】
また、ステップ21において、LD8の光照射に基づくスポット像に関する輝度レベルの分布曲線のデータでないと判断されたときには、LED16a,16bの光照射に基づく発散像に関する輝度レベルの分布曲線のデータであるから、そのデータに基づいて路面状態を判別する(ステップ25)。
【0074】
このステップ25の処理内容について、図16に示すフローチャートを参照してさらに詳しく説明する。
【0075】
まず、LED16a,16bの光照射に基づく発散像に関する輝度レベルの分布曲線のデータによって、その分布曲線に含まれる各輝度レベルの極大値(以下、輝点という)を検出する(ステップ30)。そして、それらの輝点の数を計測し(ステップ31)、この輝点数を予め設定された基準値と比較する(ステップ32)。
【0076】
ここで、輝点の数が2つ以上あるときには、図12(j)−2に示したような分布曲線であり、したがって、路面は湿潤状態あるいは湿潤状態で凍結しいると考えられる(ステップ33)。そこで、次に、図示しない温度センサの検出出力を参照して、路面温度を計測し(ステップ34)、零度以上ならば湿潤状態と判別し(ステップ35)、また、零度以下ならば湿潤状態で凍結していると判別する(ステップ36)。
【0077】
また、輝点の数が2つだけあるときには、図13(l)−2に示したような分布曲線であり、したがって、路面は冠水状態あるいは冠水状態で凍結していると考えられる(ステップ37)。そこで、次に、図示しない温度センサの検出出力を参照して、路面温度を計測し、零度以上ならば冠水状態と判別し(ステップ39)、零度以下ならば冠水状態で凍結していると判別する(ステップ36)。
【0078】
さらに、輝点の数が1つのときには、図10(f)−2や図11(h)−2にに示したような分布曲線であり、したがって、路面は乾燥状態あるいは積雪状態(新雪、圧雪)にあると考えられる(ステップ40)。しかし、図16のフローチャートの処理だけでは路面状態を確定することができない。
【0079】
その場合には、図15のステップ26で路面状態の判別ができないことになるので、引き続いて、LD8からの光照射で得られるスポット像に関する輝度レベルの分布曲線を用いて路面状態の判別処理を行う(ステップ27)。
【0080】
このステップ27における路面状態の判別処理の内容は、図6に示したステップ1、ステップ5〜ステップ12と全く同じである。したがって、ここでは詳しい説明は省略する。
【0081】
このように、この実施形態2では、路面の乾燥状態、積雪状態のみならず、湿潤状態や冠水状態、さらにその凍結の有無をも判別できる。つまり、実施形態1の場合よりも、路面状態を一層細かく判別できるため、多様な路面状態を把握するのに極めて有効である。
【0082】
さらに、次のような変形例も考えられる。
【0083】
▲1▼ 実施形態1,2では、スポット像あるいは発散像の1ライン上の輝度レベルの分布曲線のデータだけで路面状態を判別するようにしているが、これに限定されるものではなく、スポット像あるいは発散像について、複数のライン上の輝度レベルの分布曲線を求めて判別するようにすることもできる。このようにすれば、判別結果の信頼性が一層高まることになる。
【0084】
▲2▼ 実施形態2では、冠水状態を含めた様々な路面状態を確実に判別できるように、スポット光源4に対して複数の発散光源16a,16bを設けているが、単一の発散光源を設けた構成とすることも可能である。さらに、スポット光源4を省略し、複数の発散光源16a,16bのみで発散像の輝点数を検出して路面状態を判別する構成とすることも可能である。
【0085】
▲3▼ 実施形態1,2の路面状態判別装置においては、道路パトロールカーなどの車両の底部に単一の投受光部11または12を取り付けた場合について説明したが、図17に示すように、複数(この例では3個)の投受光部1i,1j,1kを車両の底部の車幅方向に沿って配置してもよい。そして、各投受光部1i,1j,1kの画像センサで得られる信号を同期信号発生部50からの同期信号(たとえばNTSC方式の同期信号)に同期して時分割で信号処理回路18に取り込み、それぞれの投受光部1a,1b,1cで得られるスポット像や発散像のデータに基づいて路面状態を判別する。
【0086】
たとえば、図18に示すように、3個の投受光部1i,1j,1kは、車両走行に伴って路面Fに対してLi,Lj,Lkの3つのライン上に沿って走査されるので、このときA地点,B地点,C地点,…というように順次路面状態が判別される。
【0087】
そして、各々の投受光部1i,1j,1kに基づいて判別された結果を、図19あるいは図20に示すようにメモリに記憶する。その際、路面Fが乾燥状態にあるときの投受光部1i,1j,1kと路面Fとの距離を基準値0として、路面Fとの距離の変位量も路面状態の判別結果に対応付けて記憶する。なお、距離の変位量は、図6のステップ2〜ステップ4、あるいは図15のステップ22〜24の処理結果に基づいて算出される。
【0088】
このようにすれば、道路の走行方向の路面状態のみならず、道路の幅方向に沿った路面状態も分かるようになるため、図19に示す例では、除雪や融雪剤の散布のための定量的なデータとして活用することができる。また、図20に示す例では、道路に積雪がなくても道路のわだちや陥没などの凹凸の有無を調べることができるため、道路の補修のための定量的なデータとして活用することができる。▲4▼ さらに、図17に示すように、路面状態の判別の際に、車輪回転速度センサ52の検出出力に基づく走行速度情報や、GPS54に基づく走行位置情報も同時に信号処理回路18に取り込むようにしてもよい。そして、これらの情報から現在の車両走行位置を求めて路面状態の判別結果と併せて道路管理センターに情報を送信することにより、道路管理センタでは、図21に示すような道路の路面状態を示す道路管理マップを作成することができる。
【0089】
そして、この道路管理マップによって、局所的な路面状態を把握できるので、凍結防止剤の散布指令、除雪作業指令といったように、的確な道路対策を指示することができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を奏する。
【0091】
(1)請求項1または2記載の発明では、画像センサ上に結像されるスポット像や発散像の大きさから路面状態を判別するため、今までのような空間フィルタや波形解析装置は必要でなく、簡単な構成で路面状態の判別を行うことができ、安価な装置を提供することができる。
【0092】
(2)特に、請求項2記載の発明では、路面の湿潤状態の判別を行うことができる。
【0094】
(3)請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の効果に加えて、画像センサの検出出力が飽和して必要な情報が得られないといった不都合を回避することができる。
【0095】
(4)請求項4記載の発明では、請求項2あるいは請求項3記載の発明の効果に加えて、路面の冠水状態の判別を行うことができる。
【0096】
(5)請求項5記載の発明では、請求項1ないし請求項4記載の効果に加えて、道路の走行方向に沿う路面状態のみならず、道路の幅方向に沿った路面状態(たとえば、道路の凹凸など)の判別もできるため、さらに一層多様な路面状態の把握が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における路面状態判別装置の投受光部の構成図
【図2】本発明の実施形態1における路面状態判別装置の信号処理部の構成図
【図3】本発明の実施形態1において画像センサ上に結像されるスポット像の路面状態に応じた特性を示す説明図
【図4】本発明の実施形態1において画像センサ上に結像されるスポット像の画像信号に対する処理内容の説明図
【図5】図4のA−A'に沿った輝度レベルの分布を示す図
【図6】図2の信号処理部のCPUの路面状態判別動作を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の実施形態1において路面状態判別のために用いるテーブルの説明図
【図8】本発明の実施形態2における路面状態判別装置の投受光部の構成図
【図9】本発明の実施形態2における路面状態判別装置の信号処理部の構成図
【図10】本発明の実施形態2において路面が乾燥状態にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を示す説明図
【図11】本発明の実施形態2において路面に積雪(圧雪)がある場合の画像センサ上に結像される発散像の特性を示す説明図
【図12】本発明の実施形態2において路面が湿潤状態にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を示す説明図
【図13】本発明の実施形態2において路面が冠水状態にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を示す説明図
【図14】本発明の実施形態2における発散光源の駆動タイミング、およびこれによって画像センサで得られる画像信号を示すタイミングチャート
【図15】図9の信号処理部のCPUの路面状態判別動作を説明するためのフローチャート
【図16】図15のCPUの動作の内、特に発散像に基づく路面状態判別の動作説明の詳細を示すフローチャート
【図17】車両の底部の車幅方向に沿って複数の投受光部を配置して路面状態判別装置を構成した場合の構成図
【図18】図17の構成の路面状態判別装置によって路面状態を判別する状況を示す説明図
【図19】図17の構成の路面状態判別装置によって路面の積雪状態を判別した結果を示す説明図
【図20】図17の構成の路面状態判別装置によって路面乾燥状態を判別した結果を示す説明図
【図21】図17の構成の路面状態判別装置から送信される情報に基づいて道路管理センターで作成される道路管理マップの一例を示す図
【符号の説明】
11,12…投受光部、4…スポット光源、6…画像センサ、8…LD(スポット光源)、14…CCD、16a,16b…LED(発散光源)、181,182…信号処理部、30…CPU(識別手段)、43…点灯駆動手段。
Claims (5)
- 路面に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポット光源と、このスポット光源の光照射による路面からの反射光を結像してスポット像として受光する画像センサとを含む一方、
路面に対するスポット光源の光軸を路面の法線に一致するように配置し、前記画像センサの光軸を、路面からの反射光を路面の法線から所定の角度傾斜して配置してあるとともに、
前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結像されたスポット像の大きさを計測し、その計測値から路面状態を識別する識別手段を備えることを特徴とする路面状態判別装置。 - 路面に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポット光源と、路面に向けて発散された光を照射するための発散光源と、前記スポット光源及び発散光源の光照射による路面からの反射光を共に結像してスポット像および発散像として受光する画像センサとを含む一方、
前記スポット光源と発散光源を交互に点灯駆動する点灯駆動手段と、前記画センサの検出出力に基づいて、前記結像されたスポット像の大きさ、および前記結像された発散像に含まれる輝点数を共に計測し、それらの各計測値から路面状態を識別する識別手段とを備えることを特徴とする路面状態判別装置。 - 請求項2記載の路面状態判別装置において、
前記スポット光源の光軸と前記画像センサの光軸とが路面の法線に対して互いに異なる角度となるように配置されていることを特徴とする路面状態判別装置。 - 請求項2または請求項3記載の路面状態判別装置において、
前記発散光源は複数設けられていることを特徴とする路面状態判別装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の路面状態判別装置において、
前記投受光部は、車両の車幅方向に沿って複数配置されていることを特徴とする路面状態判別装置。
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