JP3699580B2 - 流体動圧軸受電動機の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に大容量外部記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)への利用に適した流体動圧軸受電動機の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9に示すような、米国特許第5,283,491号公報に記載された流体動圧軸受を有する磁気ディスクドライブ用の電動機100が知られている。この電動機100は、ベースBに一体に固定されるシャフト101と、このシャフト101に同心で固定されたステータコア102と、このステータコア102の外周面との間に所定の隙間を介して同心で外嵌されたハブ103と、このハブ103の軸心方向両端部の内周面と上記シャフト101の外周面との間に形成された、流体(空気)の動圧を利用するラジアルベアリング200とを備えた基本構成を有している。
【0003】
上記ステータコア102には電磁コイル104が巻成されている一方、上記ハブ103の中央部の内周面には周方向に環状のヨーク105が装着されているとともに、このヨーク105の内周面に円筒状のマグネット106が装着されている。そして、電磁コイル104に直流電流を流すことによる磁界の発生でハブ103がシャフト101周りに回転するようになっている。
【0004】
上記ラジアルベアリング200は、ハブ103の両端部に圧入された一対のスリーブ201と、これらスリーブ201の内周面と上記シャフト101の外周面との間に形成された径方向寸法が微小な環状隙間202とを備えて構成され、回転中のハブ103は環状隙間202に導入され、かつ、ハブ103の回転で昇圧された流体300に支持されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のような磁気ディスク回転駆動用の電動機100は、回転中の磁気ディスクのトラックと磁気ヘッドとの位置関係をミクロンオーダーで確保しなければならず、従って、ハブ103の回転中心をシャフト101の軸心と高精度で一致させなければならない。かかるハブ103は上下一対のスリーブ201を介してシャフト101に嵌装されており、上下のハブ103やスリーブ201の寸法的な精度がそのままハブ103の回転中心に反映されるため、ハブ103やスリーブ201を製造するときの寸法誤差によってハブ103の回転中心をシャフト101の軸心に一致させることができなくなる場合がある。そしてハブ103の回転中心とシャフト101との軸心が一致しないとディスクのアクセスが正常に行われなくなるという不都合が発生する。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ハブの回転中心をシャフトの軸心に確実に一致させることが可能であり、これによって磁気ディスクに対する信頼性に富んだアクセスが実現する流体動圧軸受電動機の製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、固定軸と、この固定軸に同心で固定されかつ電磁コイルが巻成されたステータコアと、このステータコアおよび上記固定軸を同心かつ離間状態で囲繞した円筒回転体と、この円筒回転体の内周面と上記固定軸の外周面との間に形成される微小空間に充填された流体に発生する流体動圧を利用するラジアルベアリングとを備えてなる流体動圧軸受電動機において、上記ステータコアは、上記固定軸の軸心方向の略中央部分に設けられ、上記円筒回転体は、内周面がステータコア上部の固定軸の外周面に対向した上部スリーブと、同下部の固定軸の外周面に対向した下部スリーブと、上記上部および下部スリーブを有する円筒状のハブとを備えて構成され、上記ラジアルベアリングは、上部および下部スリーブの内周面と固定軸の外周面との間に形成され、上記上部スリーブおよび下部スリーブの少なくとも一方は、上記ハブと別体に形成されているとともに、その外周面とハブの内周面との間に所定寸法の隙間が形成されるように外径寸法が設定されてなり、上記別体のスリーブとハブとの間の隙間に接着剤が介設されることによって固定されていることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法であって、上記上部または下部のスリーブに上記ステータコアを備えた固定軸を嵌装する固定軸嵌装工程と、上記ハブに接着剤を介して別体のスリーブを嵌装し、該別体スリーブを固定軸が延びる方向に対して直交する方向に押圧し固定軸と同軸となるように調整するスリーブ嵌装工程と、上記接着剤を固化させる接着剤固化工程と、上記ラジアルベアリングに動圧発生用の流体を充填する 動圧流体充填工程とからなることを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、ハブが、中央部分にステータコアを備えた固定軸に対してハブの上端部および下端部に設けられた上部スリーブおよび下部スリーブの各ラジアルベアリングによって2点支持されているため、ハブの固定軸に対する被支持状態が安定し、これによってハブは径方向への振れが生じ難い状態で回転する。
【0009】
そして、別体のスリーブとハブとの間には隙間が設けられてこの隙間に接着剤が介設されることによって別体のスリーブとハブとが一体化されているため、接着剤が固化する前にハブを径方向に押圧して固定軸に対する位置を微調整することによって別体のスリーブの軸心と他方のスリーブの軸心とを同心にすることが可能であり、これによってハブが固定軸に対して傾斜した状態になることが防止される。
【0010】
また、上記微調整によってハブの軸心と固定軸の軸心とが一致することから、電動機が例えばHDD用である場合、ハブに搭載されて回転するディスクは、固定軸と同心でかつ同一平面上で固定軸回りに回転するため、ディスクのトラックと磁気ヘッドとの間の正しい位置関係が確実に確保され、誤ったアクセスが防止される。
【0011】
【0012】
【0013】
また製造方法において、固定軸嵌装工程において固定軸に上部または下部のスリーブが嵌装されることによって片持ち状態でハブが固定軸に装着され、つぎのスリーブ嵌装工程において固定軸に接着剤が付与された別体のスリーブを嵌装することによって一対のスリーブを有するハブが固定軸に仮装着された状態になり、さらに接着剤固化工程において別体のスリーブを固定軸の方向に押圧して各スリーブの軸心を一致させる微調整を行った後、接着剤を固化させることにより各スリーブの外周面と固定軸の内周面との間に所定の隙間が形成された状態でハブが固定軸の周囲に取り付けられた状態になる。そして、最後の動圧流体注入工程において上記隙間に所定の流体を注入することによって電動機が完成する。
【0014】
この発明によれば、固定軸嵌装工程において固定軸に上部または下部のスリーブが嵌装されることによって片持ち状態でハブが固定軸に装着され、つぎのスリーブ嵌装工程において固定軸に接着剤が付与された別体のスリーブを嵌装することによって一対のスリーブを有するハブが固定軸に仮装着された状態になり、さらに接着剤固化工程において別体のスリーブを固定軸の方向に押圧して各スリーブの軸心を一致させる微調整を行った後、接着剤を固化させることにより各スリーブの外周面と固定軸の内周面との間に所定の隙間が形成された状態でハブが固定軸の周囲に取り付けられた状態になる。そして、最後の動圧流体注入工程において上記隙間に所定の流体を注入することによって電動機が完成する。
【0015】
そして、上記接着剤固化工程における、接着剤が固化する前のハブを径方向に押圧する微調整によって一方のスリーブの軸心と他方のスリーブの軸心とが同心になり、これによってハブが固定軸に対して傾斜した状態になることが防止される。従って、電動機が例えばHDD用である場合、ハブに搭載されて回転するディスクは、固定軸と同心でかつ同一平面上で固定軸回りに回転するため、ディスクのトラックと磁気ヘッドとの間の正しい位置関係が確実に確保され、誤ったアクセスが防止される。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記固定軸の少なくとも上記ステータコアの上方部分には流体動圧を利用したスラストベアリングを構成する、固定軸と同心のスラストプレートが設けられていることを特徴とする請求項1記載の流体動圧軸受電動機の製造方法であって、上記上部または下部のスリーブに上記ステータコアを備えた 固定軸を嵌装する固定軸嵌装工程と、固定軸の他方のスリーブに対応した部分に上記スラストプレートを装着固定するスラストプレート装着工程と、上記ハブに接着剤を介して別体のスリーブを嵌装し、該別体スリーブを固定軸が延びる方向に対して直交する方向に押圧し固定軸と同軸となるように調整するスリーブ嵌装工程と、上記接着剤を固化させる接着剤固化工程と、上記ラジアルベアリングおよびスラストベアリングに動圧発生用の流体を充填する動圧流体充填工程からなることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法。
【0017】
この発明によれば、スラストベアリングの存在によってハブの固定軸に対する軸方向への移動が規制され、ハブの同一空間内での回転が確実に確保される。そして、スラストベアリングは、流体動圧を利用しているため、ハブはスムーズに回転するとともに耳障りな異音も発生しない。また製造方法に関して、スラストプレート装着工程において固定軸にスラストプレートが装着され、これによって得られた電動機は、ハブのスラスト方向への移動が規制された状態になるため、ハブの同一空間内での回転が確実に確保される。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の流体動圧軸受電動機の製造方法であって、上記スリーブ嵌装工程が、上記別体のスリーブをハブに内嵌する内嵌工程と、固定軸を他方のスリーブの内周面に当接した状態で別体のスリーブを固定軸に押圧して上記他方のスリーブと同軸に調整する調整工程とからなることを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、内嵌工程で各スリーブをハブに内嵌した後、調整工程において所定の測定手段を用いてハブが固定軸と同心になっているか否かを測定し、ハブが固定軸と同心になっていない場合は、同心度を測定しながらハブを固定軸と直交する方向に押圧することによってスリーブとハブとが同心に調節される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る流体動圧軸受電動機の一実施形態を示す分解斜視図であり、図2はその組立て斜視図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。これらの図に示すように、電動機1は、ハードディスクドライブのフレーム等からなるベースBに立設されるシャフト(固定軸)2と、このシャフト2の略中央部に同心で取り付けられたステータコア3と、このステータコア3および上記シャフト2の上下側部を囲繞する円筒状のハブ4と、このハブ4内の上下に上記シャフト2と同心で嵌め込まれた状態でシャフト2を支持する円筒状の一対のスリーブ5(上部スリーブ(一方のスリーブ)5aおよび下部スリーブ(他方のスリーブ)5b)と、これらスリーブ5の内周面とシャフト2の外周面とに形成された流体動圧ベアリング6とを備えた基本構成を有している。上記スリーブ5にはシャフト2を挿通するための挿通孔51が穿設されている。
【0021】
上記シャフト2は、ベースBに螺設されたねじ孔B1に螺着締結されてベースBに固定される螺設部21と、この螺設部21の上部に形成され、かつ、下部スリーブ5bの挿通孔51に遊嵌される下部遊嵌部22と、この下部遊嵌部22の上部に形成され、かつ、上記ステータコア3が固定されるステータコア支持部23と、このステータコア支持部23の上部に形成され、かつ、上記上部スリーブ5aの挿通孔51に遊嵌される上部遊嵌部24と、上部遊嵌部24の上部に形成される頭部25とを備えている。本実施形態においては、ステータコア支持部23の径寸法は、下部遊嵌部22、上部遊嵌部24および頭部25の径寸法よりも大径に設定されている。
【0022】
上記各スリーブ5の挿通孔51の内径寸法は、シャフト2の各遊嵌部22,24の外径寸法よりも僅かに大きく寸法設定され、これによって遊嵌部22,24の外周面とスリーブ5の内周面との間に間隙寸法が数μmの環状空間52が形成されるようにしている。この環状空間52に上記流体動圧ベアリング6を構成する一要素である潤滑油が装填されるようになっている。
【0023】
また、下部遊嵌部22は、上下端部が先細りに形成された括れ部26を有しており、この括れ部26の外周面と下部スリーブ5bの内周面との間には、環状空間52内の潤滑油の漏れ出しを防止する、各先端側に向かって間隙寸法が漸増したテーパーシール部53が形成されている。同様に上記上部遊嵌部24の下端部にも同様の括れ部26が形成されてこの部分にもテーパーシール部53が形成されている。
【0024】
また、シャフト2は、上部遊嵌部24の上部に一体に装着されたスラストベアリングを構成するスラストプレート27を有している。このスラストプレート27は、シャフト2と同心の円盤状に形成され、頭部25側から上部遊嵌部24に圧入されることによってシャフト2に固定されている。
【0025】
上記上部スリーブ5aは、本実施形態においては、ハブ4とは別体で形成され、これをハブ4の上部に圧入処理で内嵌することによって上部スリーブ5aがハブ4に一体に取り付けられている。かかる上部スリーブ5aは、挿通孔51の上部に上記スラストプレート27を装着する第1広径部54、およびこの第1広径部54の上部に設けられた第2広径部55を有しており、第1広径部54には上記スラストプレート27が収容されるとともに、第2広径部55にはスラストベアリングの上端を規定するスラストブッシュ56が装着されている。
【0026】
そして、スラストブッシュ56の中心部分にはシャフト2の外径寸法より大きな内径寸法を有する貫通孔56aが穿設されており、これによってスラストブッシュ56が第2広径部55に装着された状態で、シャフト2の頭部25がこの貫通孔56aから若干寸法だけ外部に突出するようにしてある。
【0027】
また、上記第1広径部54は、スラストプレート27が嵌装された状態で、スラストプレート27の上面とスラストブッシュ56の下面との間、スラストプレート27の外周面と第1広径部54の内周面との間、およびスラストプレート27の下面と第1広径部54の下面との間にそれぞれ微小寸法(数μm)の隙間54aが形成されるように寸法設定され、これらの隙間54aに潤滑油を充填し、スラストベアリングが形成されている。
【0028】
また、スラストブッシュ56の貫通孔56aの下端部には、先広がりのテーパーシール部53が形成され、このテーパーシール部53のバッファー作用によって隙間54aに保持された潤滑油の外部への漏洩が防止されるようになっている。
【0029】
上記ステータコア3にはステータコイル31が常法によって巻成されている一方、上記ハブ4の内周面には円筒状のロータマグネット41が配設され、ステータコイル31に直流電流が供給されることによる磁界の形成によってハブ4がシャフト2周りに回転するようになっている。かかるロータマグネット41とハブ4の内周面との間には磁束の通路となる環状のヨーク42が介設されている。
【0030】
上記下部スリーブ5bは、外径寸法がハブ4の内径寸法より数10μm小さく寸法設定され、これによって下部スリーブ5bがハブ4内に嵌装された状態でハブ4の内周面との間に環状の接着剤充填空間57が形成されるようになっている。そして、外周面に接着剤を塗布した状態の下部スリーブ5bをハブ4に嵌め込むことにより、下部スリーブ5bが接着剤を介してハブ4に装着された状態になるようにしている。
【0031】
そして、本発明においては、接着剤7の固化前に下部スリーブ5bの軸心が上部スリーブ5aの軸心と同心になるように調整され、ついで接着剤7に固化処理が施されることにより電動機1が形成されている。
【0032】
本実施形態においては、上記接着剤7としてエポキシ樹脂系の接着剤が適用されている。エポキシ樹脂系の接着剤は、エポキシ基を2個以上含む可溶性のプレポリマーであり、硬化剤としてのポリアミン等を加えると常温でも数時間で、加熱すると数分で固化が完了するとともに、固化後も容量変化がほとんどなく、下部スリーブ5bとハブ4との接合用として優れている。
【0033】
電動機1には上記流体動圧ベアリング6として、上部スリーブ5aの挿通孔51の内周面と上部遊嵌部24の外周面との間に形成された上ラジアルベアリング61と、下部スリーブ5bの挿通孔51に形成された下ラジアルベアリング62と、上部スリーブ5aの第1広径部54の上面とスラストプレート27の下面およびスラストブッシュ56の下面とスラストプレート27の上面との間にそれぞれ形成されたスラストベアリング63とが設けられている。これらの流体動圧ベアリング6は、いずれもハブ4の回転に誘引されて流体(潤滑油)が所定の方向に向けて移動することによる動圧を利用してシャフト2を相対的に軸受するものであり、金属同士の直接接触がないことから、通常のベアリングに比して摩擦抵抗が極めて小さくスムーズに回転する上、異音の発生が生じ難く、HDD用の電動機1への適用が好適なものである。
【0034】
図4は、流体動圧を利用したラジアルベアリング61,62の一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。この図に示すように、ラジアルベアリング61,62は、スリーブ5(上下スリーブ5a,5b)の挿通孔51の内周面に凹設された上下方向に斜めに延びる動圧発生溝64と、シャフト2(遊嵌部22,24)の外周面とスリーブ5の内周面との間の環状空間52に注入された潤滑油Oとから構成されている。
【0035】
上記動圧発生溝64は、挿通孔51の内周面に向かって中央部が左方に向かうように折り曲げられた「く」字状を呈するように形状設定されている。かかる「く」字状の動圧発生溝64が挿通孔51の内周面に等ピッチで複数本形成されている。
【0036】
従って、スリーブ5を矢印で示すようにシャフト2回りに時計方向に回転させることにより、潤滑油Oに、「く」字状の動圧発生溝64に誘導されて動圧発生溝64の中央部に向かう力が発生し、このときの動圧によってスリーブ5の内周面がシャフト2の外周面から潤滑油Oを介して浮いた状態になり、潤滑油Oがベアリングの役割を果たすようになっている。
【0037】
図5は、流体動圧を利用したスラストベアリング63の一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。この図に示すように、スラストベアリング63の場合は、複数本の「く」字状の動圧発生溝65が、上部スリーブ5aの第1広径部54の底面(図5には表れていない)と、スラストブッシュ56の下面に周方向に向けて等ピッチで設けられている。
【0038】
従って、上部スリーブ5aをシャフト2回りに時計方向に回転させることにより、スラストブッシュ56の裏面側とスラストプレート27の上面側との間の隙間に存在する潤滑油O、および、第1広径部54の底面側とスラストプレート27の下面側との間の隙間に存在する潤滑油Oにそれぞれ発生した動圧によってスラストプレート27が押圧挟持された状態になるため、スラストプレート27はこれら潤滑油Oに挟まれて浮いた状態になり、軸方向への移動が阻止されつつハブ4は円滑に回転することになる。
【0039】
以下、本実施形態における流体動圧軸受電動機の製造方法について説明する。まず、シャフト2のステータコア支持部23にステータコア3を接着によって取り付ける一方、ハブ4の上部に上部スリーブ5aを圧入して固定する。なお、金属丸棒の切削加工や鍛造加工によって当初からハブ4に一体に上部スリーブ5aが形成されている場合には、上記圧入操作は不要になる。ついで、ハブ4に一体的に結合された上部スリーブ5aの挿通孔51に頭部25からシャフト2が内嵌される固定軸嵌装工程が実行され、これによってステータコア3の外周面がハブ4内のロータマグネット41の内周面に対向した状態になる。
【0040】
そしてこの状態でスラストプレート27をシャフト2の上部遊嵌部24に圧入して上部スリーブ5aの第1広径部54に納めるスラストプレート装着工程を実行する。この工程の完了後、外周面に接着剤の塗布された下部スリーブ5bの挿通孔51をシャフト2の螺設部21に遊嵌しつつ下部スリーブ5bを下端開口からハブ4内に嵌装するスリーブ嵌装工程が実行される。
【0041】
さらに、このスリーブ嵌装工程においては、ハブ4をシャフト2の延びる方向に対して直交する方向に押圧することによって下部スリーブ5bの中心とシャフト2の軸心とが一致するように微調整される。この微調整に際しては、シャフト2の軸心と下部スリーブ5bの中心とが一致しているか否かを測定する精密機器である図略の測定手段が用いられ、この測定手段による測定によってハブ4の外周面の押圧ポイントと押圧量とを検出し、これらの検出結果に基づいてハブ4の調心処理を実行するようにしている。
【0042】
そして、上記調心処理が完了した後、調心状態を所定のロック手段を用いてロックし、このロック状態のハブ4およびシャフト2を所定の加熱炉に装填して加熱処理を施すことにより接着剤の固化を促進する。ついで接着剤の固化後、ハブ4を加熱炉から取り出して常温まで冷却し、シャフト2の下部遊嵌部22、上部遊嵌部24およびスラストプレート27の外周面に形成されたラジアルベアリングおよびスラストベアリングに動圧発生用の流体を充填する動圧流体充填工程が実行される。
【0043】
そして、最後に上記スラストブッシュ56を上部スリーブ5aの第2広径部55に圧入することによって、シャフト2の頭部25がスラストブッシュ56の貫通孔56aから外部に突出するとともに、シャフト2の螺設部21が下部スリーブ5bの挿通孔51から外部に突出した状態の電動機1が完成する。この電動機1は、その螺設部21をベースBに螺着することによってハードディスクドライブに装着される。
【0044】
以上詳述したように、本発明の製造方法にあっては、外周面に接着剤の塗布された下部スリーブ5bを下部開口からハブ4内に嵌装してからハブ4をシャフト2と直交する方向に押圧して芯軸2と下部スリーブ5bとを調心するようにしているため、この調心によって下部スリーブ5bとシャフト2とを精度よく同心にすることが可能になる。従って、下部スリーブ5bの加工精度が上部スリーブ5aのそれより劣っていても、上記調心処理によってスリーブ5とシャフト2とを同心にすることができ、下部スリーブ5bが高精度の加工でない分、加工コストの低減化を実現した上でハードディスクドライブ用の電動機として高精度のものを得ることができる。
【0045】
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0046】
(1)上記の実施形態においては、上部スリーブ5aは当初ハブ4とは別体で形成され、この上部スリーブ5aをハブ4に圧入することによって上部スリーブ5aとハブ4とを一体化しているが、本発明は、別体の上部スリーブ5aをハブ4内に圧入することに限定されるものではなく、鋳造、鍛造あるいは切削加工で上部スリーブ5aとハブ4とが初めから一体化されたものを製造するようにしてもよい。
【0047】
(2)上記の実施形態においては、下部スリーブ5bとハブ4との接合用としてエポキシ樹脂系の接着剤が適用されているが、本発明は接着剤がエポキシ樹脂系のものであることに限定されるものではなく、ポリエチレングリコール・アクリル酸ジエステルモノマーに少量のクメンヒドロパーオキサイドとトハイドロキノンとを配合した、いわゆる嫌気性接着剤や、ポリウレタン系接着剤等を用いてもよい。
【0048】
(3)上記の実施形態においては、ラジアルベアリング61,62の動圧発生溝64をスリーブ5(上下スリーブ5a,5b)の挿通孔51の内周面に設けているが、こうする代わりにシャフト2(遊嵌部22,24)の外周面あるいはスリーブ5の内周面とシャフト2の外周面のそれぞれに設けてもよい。また同様に、上部スリーブ5aの第1広径部54の底面とスラストブッシュ56の底面に設けたスラストベアリング63の動圧発生溝65についても、スラストプレート27の上下面あるいは第1広径部54の底面、スラストブッシュ56の底面およびスラストプレート27の上下面のそれぞれに設けるようにしてもよい。
【0049】
(4)上記の実施形態においては、括れ部26をシャフト2の下部遊嵌部22の上下端部および上部遊嵌部24の下端部に形成しているが、下部スリーブ5bの上下端部および上部スリーブ5aの下端部に形成するようにしてもよい。
【0050】
(5)上記の実施形態においては、下部スリーブ5bとハブ4とが接着剤を介して相互に結合されているが、本発明は、接着剤による接合が下部スリーブ5bとハブ4との間で行われることに限定されるものではなく、下部スリーブ5bをハブ4に圧入あるいは一体形成し、上部スリーブ5aとハブ4とを接着剤を介して相互に結合するようにし、この接着処理時に上部スリーブ5aとシャフト2とが同心になるように調心してもよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電磁コイルの巻成されたステータコアを固定軸の軸心方向の略中央部分に設け、円筒回転体を、内周面がステータコア上部の固定軸の外周面に対向した上部スリーブと、同下部の固定軸の外周面に対向した下部スリーブと、上部および下部スリーブを連結する円筒状のハブとを備えて構成し、ラジアルベアリングを、上部および下部スリーブの内周面と固定軸の外周面との間に形成し、上部スリーブおよび下部スリーブのいずれか一方を別体としてその外周面とハブの内周面との間に所定寸法の隙間が形成されるように外径寸法を設定し、上記隙間に接着剤を介設することによって別体のスリーブをハブに固定したため、ハブは、固定軸に対してハブの上端部および下端部に設けられた一対のスリーブの各ラジアルベアリングによって2点支持された状態になり、固定軸に対する被支持状態が安定して径方向への振れが生じ難い状態で回転することができる。
【0052】
そして、別体のスリーブとハブとの間には隙間が設けられてこの隙間に接着剤が介設されることによって他方のスリーブとハブとが一体化されているため、接着剤が固化する前にハブを径方向に押圧して他方のスリーブの固定軸に対する位置を微調整することによって別体のスリーブの軸心と他方のスリーブの軸心とを同心にすることができ、これによってハブが固定軸に対して傾斜した状態になることを防止することができる。
【0053】
また、微調整によってハブの軸心と固定軸の軸心とを一致させることができることから、電動機が例えばHDD用であるような場合、ハブに搭載されて回転するディスクは、固定軸と同心でかつ同一平面上で固定軸回りに回転するため、ディスクのトラックと磁気ヘッドとの間の正しい位置関係が確実に確保され、誤ったアクセスを確実に防止することができる。
【0054】
【0055】
また、固定軸嵌装工程において固定軸に上部または下部のスリーブが嵌装されることによって片持ち状態でハブが固定軸に装着され、つぎのスリーブ嵌装工程において固定軸に接着剤が付与された別体のスリーブを嵌装することによって一対のスリーブを有するハブが固定軸に仮装着された状態になり、さらに接着剤固化工程において別体のスリーブを固定軸の方向に押圧して各スリーブの軸心を一致させる微調整を行った後、接着剤を固化させることにより各スリーブの外周面と固定軸の内周面との間に所定の隙間が形成された状態でハブが固定軸に取り付けられた状態にすることができる。そして、最後の動圧流体注入工程において隙間に所定の流体を注入することによって電動機を得ることができる。
【0056】
そして、接着剤固化工程における、接着剤が固化する前のハブを径方向に押圧する微調整によって一方のスリーブの軸心と他方のスリーブの軸心とを同心にすることができ、これによってハブが固定軸に対して傾斜した状態になることを確実に防止することができる。従って、電動機が例えばHDD用である場合、ハブに搭載されて回転するディスクは、固定軸と同心でかつ同一平面上で固定軸回りに回転するため、ディスクのトラックと磁気ヘッドとの間の正しい位置関係が確実に確保され、誤ったアクセスが行われることを確実に防止することができる。
【0057】
請求項2記載の発明によれば、固定軸の少なくともステータコアの上方部分に流体動圧を利用したスラストベアリングを形成する、固定軸と同心のスラストプレートを設けたため、スラストベアリングの存在によってハブの固定軸に対する軸方向への移動が規制され、ハブの同一空間内での回転を確実に確保することができる。そして、スラストベアリングは、流体動圧を利用しているため、ハブをスムーズに回転させることができるとともに耳障りな異音の発生を確実に防止することができる。
【0058】
請求項3記載の発明によれば、スラストプレート装着工程において固定軸にスラストプレートが装着され、これによって得られた電動機は、ハブのスラスト方向への移動が規制された状態になるため、ハブの同一空間内での回転を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体動圧軸受電動機の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の流体動圧軸受電動機の組立て斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】流体動圧を利用したラジアルベアリングの一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図5】流体動圧を利用したスラストベアリングの一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図6】従来の流体動圧軸受電動機を例示する断面図である。
【符号の説明】
1 電動機
2 シャフト(固定軸)
21 螺設部
22 下部遊嵌部
23 ステータコア支持部
24 上部遊嵌部
25 頭部
26 括れ部
27 スラストプレート
3 ステータコア
31 ステータコイル
4 ハブ
41 ロータマグネット
42 ヨーク
5 スリーブ
5a 上部スリーブ(他方のスリーブ)
5b 下部スリーブ(一方または別体のスリーブ)
51 挿通孔
52 環状空間
53 テーパーシール部
54 第1広径部
54a 隙間
55 第2広径部
56 スラストブッシュ
56a 貫通孔
57 接着剤充填空間
6 流体動圧ベアリング構造
61 上ラジアルベアリング
62 下ラジアルベアリング
63 スラストベアリング
64,65 動圧発生溝
B ベース
B1 ねじ孔
Claims (3)
- 固定軸と、この固定軸に同心で固定されかつ電磁コイルが巻成されたステータコアと、このステータコアおよび上記固定軸を同心かつ離間状態で囲繞した円筒回転体と、この円筒回転体の内周面と上記固定軸の外周面との間に形成される微小空間に充填された流体に発生する流体動圧を利用するラジアルベアリングとを備え、上記ステータコアは、上記固定軸の軸心方向の略中央部分に設けられ、上記円筒回転体は、内周面がステータコア上部の固定軸の外周面に対向した上部スリーブと、同下部の固定軸の外周面に対向した下部スリーブと、上記上部および下部スリーブを有する円筒状のハブとを備えて構成され、上記ラジアルベアリングは、上部および下部スリーブの内周面と固定軸の外周面との間に形成され、上記上部スリーブおよび下部スリーブの少なくとも一方は、上記ハブと別体に形成されているとともに、その外周面とハブの内周面との間に所定寸法の隙間が形成されるように外径寸法が設定されてなり、上記別体のスリーブとハブとの間の隙間に接着剤が介設されることによって固定されていることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法であって、
上記上部または下部のスリーブに上記ステータコアを備えた固定軸を嵌装する固定軸嵌装工程と、上記ハブに接着剤を介して別体のスリーブを嵌装し、該別体スリーブを固定軸が延びる方向に対して直交する方向に押圧し固定軸と同軸となるように調整するスリーブ嵌装工程と、上記接着剤を固化させる接着剤固化工程と、上記ラジアルベアリングに動圧発生用の流体を充填する動圧流体充填工程とからなることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法。 - 上記固定軸の少なくとも上記ステータコアの上方部分には流体動圧を利用したスラストベアリングを構成する、固定軸と同心のスラストプレートが設けられている請求項1記載の流体動圧軸受電動機の製造方法であって、
上記上部または下部のスリーブに上記ステータコアを備えた固定軸を嵌装する固定軸嵌装工程と、固定軸の他方のスリーブに対応した部分に上記スラストプレートを装着固定するスラストプレート装着工程と、上記ハブに接着剤を介して別体のスリーブを嵌装し、該別体スリーブを固定軸が延びる方向に対して直交する方向に押圧し固定軸と同軸となるように調整するスリーブ嵌装工程と、上記接着剤を固化させる接着剤固化工程と、上記ラジアルベアリングおよびスラストベアリングに動圧発生用の流体を充填する動圧流体充填工程からなることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法。 - 請求項1または2記載の流体動圧軸受電動機の製造方法であって、上記スリーブ嵌装工程が、上記別体のスリーブをハブに内嵌する内嵌工程と、固定軸を他方のスリーブの内周面に当接した状態で別体のスリーブを固定軸に押圧して上記他方のスリーブと同軸に調整する調整工程とからなることを特徴とする流体動圧軸受電動機の製造方法。
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