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JP3686614B2 - 無線通信装置および伝送レート決定方法 - Google Patents

無線通信装置および伝送レート決定方法 Download PDF

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JP3686614B2
JP3686614B2 JP2002030942A JP2002030942A JP3686614B2 JP 3686614 B2 JP3686614 B2 JP 3686614B2 JP 2002030942 A JP2002030942 A JP 2002030942A JP 2002030942 A JP2002030942 A JP 2002030942A JP 3686614 B2 JP3686614 B2 JP 3686614B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置および伝送レート決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
より高速なIMT−2000のパケット伝送方式として、下りのピーク伝送速度の高速化、低伝送遅延、高スループット化等を目的としたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と呼ばれる方式が検討されている。そして、HSDPAを支援する技術として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)TR25.848 "Physical layer aspects of UTRA High Speed Downlink Packet Access" には、AMC(Adaptive Modulation and Coding:適応変調符号化方式)と呼ばれる伝送方式が開示されている。
【0003】
このAMC技術は、回線品質の変動に応じて、変調方式や誤り訂正符号化レートを適応的にかつ高速に変更する技術である。AMC技術では、回線品質が良好なほど、高速の変調方式を用い、誤り訂正符号化レートを大きくすることで、伝送レートを高速にする。具体的には、移動局(または基地局)で随時移動局毎の下りの伝搬状態を測定し、基地局ではその測定結果に基づいて、情報を伝送すべき移動局と最適な伝送レートを決定し、情報伝送する。伝送レートに関係するものとして、変調方式(たとえば、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)や16QAM(Quaternary Amplitude Modulation))、符号化レート(たとえば、1/3でターボ符号化し、パンクチャ(puncture)またはリピティション(repetition)することで符号化率を変更する)が検討されている。回線品質情報としては、たとえば、CIR(Carrier to Interference Ratio)やSIR(Signal to Interference Ratio)、TFRC(Transport Format and Resource Combination)、個別チャネル(たとえば、DPCH(Dedicated Physical Channel))の送信電力などが用いられる。
【0004】
たとえば、AMC技術での伝送レートの決定における一適用例において、基地局は、移動局から報告されるCIR、または、個別チャネルの送信電力に基づいて、変調方式と符号化レート(MCS:Modulation and Coding Scheme)など、つまり、伝送レートに関係するものを決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような伝送レートの決定においては、次のような課題が存在する。すなわち、瞬時の情報を基に伝送レートを決定しても、割り当てまでの遅延や移動局の移動速度、移動局または基地局での回線品質の測定精度などの影響により、情報の信頼度が低下する。たとえば、移動局の移動速度が遅い(ドップラー周波数が小さい)場合は、伝搬環境の変動はそれほど大きくないが、移動速度が速い(ドップラー周波数が大きい)場合は、伝搬環境の変動が大きくなり、情報の信頼度は低下する。その結果、伝送レートの割り当てを最適化することができず、スループットに大きな影響を及ぼす可能性がある。
【0006】
なお、このような課題は、上記HSDPAの場合に限定されるものではなく、伝送レートを制御する方式において広く当てはまる。すなわち、上記HSDPAでは、拡散率が固定されているが、一般に、伝送レートの決定には、変調方式や符号化レートのほかに、拡散率や送信パワーなども関係するため、このような情報の信頼度が低下すると伝送レートの決定を最適化することができず、その伝送方式の性能に大きな影響を及ぼす可能性がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、伝送レートの決定を高精度に最適化することができる無線通信装置および伝送レート決定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の無線通信装置は、回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段と、通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、通信相手からの再送要否情報を取得する取得手段と、前記検出手段によって検出された相対移動速度および前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づいて前記関係式の補正を行う補正手段と、を有する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、検出された相対移動速度および取得された再送要否情報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack情報)に基づいて前記関係式の補正を行うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適化することができる。
【0024】
(2)本発明の無線通信装置は、回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段と、通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、通信相手からの再送要否情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づいて、前記検出手段によって検出された相対移動速度を補正する相対移動速度補正手段と、前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補正を行う補正手段と、を有する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、取得された再送要否情報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack情報)に基づいて、検出された相対移動速度を補正し、補正後の相対移動速度に基づいて前記関係式の補正を行うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適化することができる。
【0032】
(3)本発明の無線通信装置は、上記構成において、送信データが通信相手において誤りなく受信される受信確率を取得する受信確率観測手段を具備し、前記補正手段は、前記受信確率観測手段にて取得される受信確率に基づいて、補正処理を行うか否かを決定する構成を採る。
【0033】
この構成によれば、通信相手での受信確率に基づいて、伝送レート決定時の補正処理を行うか否かを決定するため、必要時にのみ補正処理が行われ、処理量の削減および消費電力の低減を図ることができる。
【0034】
(4)本発明の無線通信装置は、上記構成において、前記補正手段による補正処理が実行されているか否かを通知する信号を通信相手に送信する送信手段を具備する構成を採る。
【0035】
この構成によれば、補正処理が実行されているか否かを通知する信号を通信相手に送信するため、通信を行っている双方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行うことができる。
【0036】
(5)本発明の無線通信装置は、上記構成において、通信相手における補正処理を停止させる信号を前記通信相手に送信する送信手段を具備する構成を採る。
【0037】
この構成によれば、たとえば、補正処理を実行する際に通信相手での補正処理を停止させる必要がある場合は、通信相手での補正処理を停止させる信号をその通信相手に送信するため、通信を行っている双方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行うことができる。
【0038】
(6)本発明の無線通信装置は、上記記載の無線通信装置を通信相手とする受信側の無線通信装置であって、前記受信側の無線通信装置は、前記補正手段にて補正処理が実行されているか否かを通知する信号を送信するように要求する構成を採る。
【0039】
この構成によれば、補正処理が実行されているか否かを通知する信号を送信するように通信相手に要求するため、この要求を受けた通信相手は補正処理が実行されているか否かを通知する信号を要求元に送信することになり、通信を行っている双方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行うことができる。
【0040】
(7)本発明の無線通信装置は、上記記載の無線通信装置を通信相手とする受信側の無線通信装置であって、前記受信側の無線通信装置は、伝送レートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手段と、前記通信相手から送信された、補正処理を停止させる信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号に基づいて前記補正手段による補正処理を停止させる制御手段と、を有する構成を採る。
【0041】
この構成によれば、通信相手から送信された、補正処理を停止させる信号を受信すると、この信号に基づいて補正処理を停止するため、通信を行っている双方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行うことができる。
【0042】
(8)本発明の基地局装置は、上記いずれかに記載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0043】
この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する基地局装置を提供することができる。
【0044】
(9)本発明の移動局装置は、上記いずれかに記載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0045】
この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する移動局装置を提供することができる。
【0048】
(10)本発明の伝送レート決定方法は、回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、通信相手からの再送要否情報を取得する取得ステップと、前記検出ステップによって検出された相対移動速度および前記取得ステップによって取得された再送要否情報に基づいて前記関係式の補正を行う補正ステップと、を有するようにした。
【0049】
この方法によれば、検出された相対移動速度および取得された再送要否情報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack情報)に基づいて前記関係式の補正を行うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適化することができる。
【0052】
(11)本発明の伝送レート決定方法は、回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、通信相手からの再送要否情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された再送要否情報に基づいて、前記検出ステップによって検出された相対移動速度を補正する相対移動速度補正ステップと、前記相対移動速度補正ステップによって補正された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補正を行う補正ステップと、を有するようにした。
【0053】
この方法によれば、取得された再送要否情報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack情報)に基づいて、検出された相対移動速度を補正し、補正後の相対移動速度に基づいて前記関係式の補正を行うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適化することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、通信相手の相対移動速度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて決定される、回線品質情報に対応する伝送レートを補正することである。
【0059】
特に、本発明の骨子は、通信相手の相対移動速度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を補正し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応する伝送レートを決定することである。
【0060】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0061】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。
【0062】
図1に示す送信側の無線通信装置100は、たとえば、AMC技術を用いた無線通信装置であって、符号化部101、変調部103、拡散部105、送信無線部107、アンテナ109、受信無線部111、逆拡散部113、復調部115、ドップラー周波数検出器117、復号化部119、CIR報告値抽出部121、CIR報告値記憶部123、およびMCS割り当て部125を有する。ここでは、複数ユーザに対する送信データを扱うことができるようにするため、送信無線部107、アンテナ109、および受信無線部111以外の各部101〜105、113〜125は、それぞれ、複数設けられている。この送信側の無線通信装置100は、たとえば、移動通信システムにおける基地局装置(以下単に「基地局」という)に搭載されている。
【0063】
また、図2は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の受信側の構成を示すブロック図である。
【0064】
図2に示す受信側の無線通信装置150は、たとえば、AMC技術を用いて図1の送信側の無線通信装置100と無線通信を行う無線通信装置であって、アンテナ151、受信無線部153、逆拡散部155、復調部157、復号化部159、パイロット信号抽出部161、CIR測定部163、符号化部165、変調部167、拡散部169、および送信無線部171を有する。この受信側の無線通信装置150は、たとえば、移動通信システムにおける移動局装置(以下単に「移動局」という)に搭載されている。
【0065】
次いで、上記構成を有する送信側および受信側の無線通信装置100、150の動作について説明する。
【0066】
送信側の無線通信装置100(基地局)は、各ユーザに対する送信データごとに、まず、符号化部101で、送信データを符号化した後、変調部103で、符号化後の送信データを変調する。ここで、符号化部101および変調部103では、MCS割り当て部125での割り当て結果(符号化レートと変調方式)に従って、それぞれ、誤り訂正符号化処理、変調処理が行われる。符号化レートについては、たとえば、1/3で符号化し、パリティの部分をパンクチャまたはリピティションすることで符号化率を変更し、変調方式については、たとえば、QPSKと16QAMの中から選択する。ここでの伝送レート(符号化レートと変調方式)の決定は、前回取得された情報に基づくものである。MCS割り当て部125の処理については、後で詳述する。変調後の送信データは、拡散部105へ出力される。
【0067】
拡散部105では、固有の拡散コードを用いて変調後の送信データを拡散する。拡散後の送信データは、送信無線部107へ出力され、ここで、アップコンバートなどの所定の無線処理が施された後、アンテナ109から無線送信される。
【0068】
その後、受信側の無線通信装置150(移動局)は、アンテナ151で、基地局から無線送信された信号を受信して、受信無線部153へ出力する。
【0069】
受信無線部153では、アンテナ151で受信した信号に対してダウンコンバートなどの所定の無線処理を施す。受信無線部153の出力信号(ベースバンド信号)は、逆拡散部155へ出力される。
【0070】
逆拡散部155では、送信時と同じ拡散コードを用いて受信信号を逆拡散し、復調部157で、逆拡散後の受信信号を復調する。復調後の受信信号は、復号化部159およびパイロット信号抽出部161へ出力される。
【0071】
復号化部159では、復調後の受信信号を復号化して、所望の受信データを取得する。
【0072】
一方、パイロット信号抽出部161では、復調後の受信信号から所定のパイロット信号(既知信号)を抽出する。抽出されたパイロット信号は、CIR測定部163へ出力される。
【0073】
CIR測定部163では、抽出されたパイロット信号を用いてCIRを測定する。CIRは、受信品質を示す一つの情報であって、回線品質を示す一指標である。測定されたCIR値は、CIR報告値として符号化部165へ出力される。
【0074】
符号化部165では、測定されたCIR値を他の情報とともに符号化した後、順次、変調部167で、符号化後の情報を変調し、拡散部169で、固有の拡散コードを用いて変調後の情報を拡散する。拡散後の情報は、送信無線部171へ出力され、ここで、アップコンバートなどの所定の無線処理が施された後、アンテナ151から無線送信される。
【0075】
その後、送信側の無線通信装置100(基地局)は、アンテナ109で、移動局から無線送信された信号を受信して、受信無線部111へ出力する。
【0076】
受信無線部111では、アンテナ109で受信した信号に対してダウンコンバートなどの所定の無線処理を施す。受信無線部111の出力信号(ベースバンド信号)は、逆拡散部113へ出力される。
【0077】
逆拡散部113では、移動局毎に、送信時と同じ拡散コードを用いて受信信号を逆拡散し、復調部115で、逆拡散後の受信信号を復調する。復調後の受信信号は、ドップラー周波数検出器117および復号化部119へ出力される。
【0078】
ドップラー周波数検出器117では、復調後の受信信号を用いて当該移動局のドップラー周波数(つまり、移動速度)を検出する。ドップラー周波数(移動速度)の検出は、基地局と通信を行っている各移動局に対して行われる。検出された各移動局のドップラー周波数(移動速度)は、MCS割り当て部125へ出力される。
【0079】
一方、復号化部119では、復調後の受信信号を復号化する。復号化された情報は、CIR報告値抽出部121へ出力される。
【0080】
CIR報告値抽出部121では、復号化された情報からCIR報告値を抽出する。抽出されたCIR報告値は、報告元の移動局に対応付けられてCIR報告値記憶部123に記憶される。CIR報告値記憶部123に記憶された各移動局のCIR報告値は、適宜、MCS割り当て部125に提供される。
【0081】
MCS割り当て部125では、移動局毎に、当該移動局のCIR報告値およびドップラー周波数(移動速度)に基づいて、当該移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)を割り当てる。
【0082】
具体的には、たとえば、MCS割り当て部125には、あらかじめ、MCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式が設定されている。報告されたCIR値に対してMCSを割り当てる関係式は、テーブルの形式であっても計算式の形式であってもよい。テーブル形式の場合は、ROMなどに記憶されたテーブルから、CIR報告値に対応するMCSを読み出すことになり、計算式の形式の場合は、DSP(Digital Signal Processor)などでその都度その計算式を用いて毎回CIR報告値からMCSを計算することになる。
【0083】
図3は、MCSとCIRの関係式の一例を示す図である。ここでは、CIRとして、たとえば、5つのしきい値TH1、TH2、TH3、TH4、TH5が設定されており、CIR報告値がどのしきい値の範囲にあるかによってMCSの割り当てが行われるようになっている。具体的には、図3に示す例の場合、CIR報告値がTH1以上TH2未満の範囲にあるときはMCS1が選択され、CIR報告値がTH2以上TH3未満の範囲にあるときはMCS2が選択され、CIR報告値がTH3以上TH4未満の範囲にあるときはMCS3が選択され、CIR報告値がTH4以上TH5未満の範囲にあるときはMCS4が選択され、CIR報告値がTH5以上の範囲にあるときはMCS5が選択される。ここで、MCS1〜MCS5は、それぞれ、符号化レートと変調方式の組み合わせであって、MCSの番号が大きくなるほど、伝送レートを高速にする組み合わせとなっている。
【0084】
本実施の形態では、MCS割り当て部125は、検出されたドップラー周波数(移動速度)に基づいて上記関係式を補正することで、CIR報告値に対する最適なMCSを決定する。具体的には、検出されたドップラー周波数(移動速度)に基づいて、上記関係式におけるしきい値を補正する。より具体的には、ドップラー周波数の影響があるために回線品質が劣化する可能性があるので、伝送レートを低速の方向に切り替えるようにしきい値を補正する(図3の例では、右の方向)。
【0085】
その際、たとえば、図4の制御表に示すように、移動局のドップラー周波数(移動速度)が大きい場合は、選択における補正量を大きくとってしきい値を大きく補正する。また、移動局のドップラー周波数(移動速度)が中程度の場合は、選択における補正量を中程度にとってしきい値を中程度に補正し、移動局のドップラー周波数(移動速度)が小さい場合は、選択における補正量を小さくとってしきい値を小さく補正する。すなわち、ドップラー周波数(移動速度)の大きさによって回線品質の変動速度が異なるので、各伝送レート(各MCS)での変動分を補償するために、必要な補正量(マージン)だけしきい値を動かす。
【0086】
このように、移動局のドップラー周波数(移動速度)の大きさによって上記関係式におけるCIRのしきい値TH1〜TH5(図3参照)を補正することで、回線品質の劣化に応じた最適な伝送レート(MCS)を選択することが可能になる。このとき、ドップラー周波数の検出の仕方については、細かい値を検出する場合のみならず、たとえば、上記のように、大、中、小といった3段階で判定する場合をも含む。
【0087】
MCS割り当て部125での割り当て結果(最適な符号化レートと変調方式)は、符号化部101および変調部103へ出力され、次回の送信データの伝送に反映される。
【0088】
このように、本実施の形態によれば、AMC技術において、各移動局のドップラー周波数(移動速度)を検出し、得られたドップラー周波数(移動速度)に基づいてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正して、最適なMCSを決定するため、AMC技術において変調方式と符号化レートの割り当てを高精度に最適化することができる。
【0089】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置200(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置200(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0090】
本実施の形態の特徴は、移動局のドップラー周波数(移動速度)に加えて当該移動局からのAck(Acknowledgment:肯定応答)/Nack(Negative acknowledgment:否定応答)情報を用いてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正することである。そのため、復号化部119で復号化されたAck/Nack情報は、送信元の移動局に対応付けられてAck/Nack情報記憶部201に記憶される。ドップラー周波数検出器117によって検出された各移動局のドップラー周波数(移動速度)およびAck/Nack情報記憶部201に記憶された各移動局からのAck/Nack情報は、MCS割り当て部203に提供される。
【0091】
ここで、Ack/Nack情報は、パケット通信における再送の要否に関する情報であって、Ack情報は、受信信号に誤りが存在しないこと、つまり、再送が不要であることを示し、Nack情報は、受信信号に誤りが存在すること、つまり、再送が必要であることを示している。Ack/Nack情報の送信形態には、Ack情報とNack情報の両方を送信する場合と、Ack情報とNack情報のいずれか一方(たとえば、Ack情報)のみを送信する場合とがある。後者の場合は、たとえば、Ack情報を受信しなかった場合に、Nack情報を取得したものとみなすようになっている。
【0092】
MCS割り当て部203では、移動局毎に、当該移動局のCIR報告値、ドップラー周波数(移動速度)、およびAck/Nack情報に基づいて、当該移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)を割り当てる。具体的には、実施の形態1でのMCS割り当て方法(図3、図4参照)において、Ack/Nack情報を用いてドップラー周波数(移動速度)による補正量をさらに微調整する。たとえば、Ack情報を受け取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)による補正量を設定値よりも小さくし、Nack情報を受け取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)による補正量を設定値よりも大きくする。
【0093】
このように、本実施の形態によれば、AMC技術において、各移動局のドップラー周波数(移動速度)を検出し、得られたドップラー周波数(移動速度)およびAck/Nack情報に基づいてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正して、最適なMCSを決定するため、AMC技術において変調方式と符号化レートの割り当てをより一層高精度に最適化することができる。
【0094】
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置300(基地局)は、図5に示す送信側の無線通信装置200(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置300(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0095】
本実施の形態の特徴は、移動局からのAck/Nack情報を用いてMCSとCIRの関係式自体を補正する代わりに、移動局からのAck/Nack情報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を直接補正することである。そのため、Ack/Nack情報記憶部201に記憶された各移動局からのAck/Nack情報は、ドップラー周波数検出器301に提供される。
【0096】
ドップラー周波数検出器301では、復調後の受信信号を用いて各移動局のドップラー周波数(移動速度)を検出するが、その際、移動局毎に、当該移動局からのAck/Nack情報を用いてドップラー周波数の計算を補正する。具体的には、たとえば、Ack情報を受け取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)を小さくする方向に補正し、Nack情報を受け取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)を大きくする方向に補正する。Ack/Nack情報によって補正されたドップラー周波数(移動速度)は、MCS割り当て部125へ出力される。
【0097】
MCS割り当て部125では、実施の形態1と同様のMCS割り当て方法(図3、図4参照)によって、各移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う。
【0098】
このように、本実施の形態によれば、移動局からのAck/Nack情報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を補正するため、実施の形態1でのMCS割り当て方法(図3、図4参照)自体を補正することなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0099】
なお、実施の形態2および実施の形態3においては、Ack/Nack情報を補助的に利用しているが、Ack/Nack情報の利用形態は、これに限定されるわけではない。たとえば、Ack/Nack情報のみを用いてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正して、最適なMCSを決定することも可能である。具体的には、たとえば、Ack情報を受け取った場合は、選択における補正量を前回の設定値よりも小さくし、Nack情報を受け取った場合は、選択における補正量を前回の設定値よりも大きくする。あるいは、たとえば、Ack情報を受け取った場合は「+A」とし、Nack情報を受け取った場合は「−B」として、その累積がしきい値「+C」を超えた場合は、選択における補正量を前回の設定値よりも小さくし、その累積がしきい値「−D」を下回った場合は、選択における補正量を前回の設定値よりも大きくする(ここで、A、B、C、Dはそれぞれ同じ値でもよいし、違う値でもよい)。
【0100】
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置400(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置400(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0101】
本実施の形態の特徴は、移動局からのAck/Nack情報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を補正する代わりに、CIR変動情報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を補正することである。ここで、CIR変動情報とは、MCS割り当て時に用いたCIR報告値とその割り当てで送信し受信した時の受信CIRの報告値との差(算出値)である。そのため、本実施の形態では、CIR変動情報を記憶するCIR変動情報記憶部401を設け、このCIR変動情報記憶部401に記憶されたCIR変動情報をドップラー周波数検出器403に提供する。
【0102】
ドップラー周波数検出器403では、復調後の受信信号を用いて各移動局のドップラー周波数(移動速度)を検出するが、その際、移動局毎に、CIR変動情報記憶部401に記憶された当該移動局のCIR変動情報を用いてドップラー周波数の計算を補正する。具体的には、たとえば、CIR変動量が小さい場合は、ドップラー周波数(移動速度)が小さいと判断して、もしドップラー周波数が大きく検出されていた場合には、ドップラー周波数(移動速度)を小さくする方向に補正し、CIR変動量が大きい場合は、ドップラー周波数(移動速度)が大きいと判断して、もしドップラー周波数が小さく検出されていた場合には、ドップラー周波数(移動速度)を大きくする方向に補正する。CIR変動情報によって補正されたドップラー周波数(移動速度)は、MCS割り当て部125へ出力される。
【0103】
MCS割り当て部125では、実施の形態1と同様のMCS割り当て方法(図3、図4参照)によって、各移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う。
【0104】
このように、本実施の形態によれば、移動局のCIR変動情報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を補正するため、実施の形態1でのMCS割り当て方法(図3、図4参照)自体を補正することなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0105】
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置500(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置500(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0106】
本実施の形態の特徴は、移動局のドップラー周波数(移動速度)によってMCSとCIRの関係式自体を補正する代わりに、移動局のドップラー周波数(移動速度)によって当該移動局からのCIR報告値を直接補正することである。そのため、ドップラー周波数検出器117によって検出された各移動局のドップラー周波数(移動速度)は、CIR補正部501へ出力される。
【0107】
CIR補正部501では、移動局毎に、当該移動局のCIR報告値をCIR報告値記憶部123から読み出してMCS割り当て部125に提供する際に、当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を用いてCIR報告値を補正する。具体的には、上記のように、ドップラー周波数の影響により、回線品質が変動するので、伝送レートを低速の方向に切り替えるようにCIR報告値を補正する、つまり、CIR報告値を小さくする。
【0108】
その際、たとえば、図9の制御表に示すように、移動局のドップラー周波数(移動速度)が大きい場合は、CIR報告値の補正量を大きくとってCIR報告値を大きく補正する。また、移動局のドップラー周波数(移動速度)が中程度の場合は、CIR報告値の補正量を中程度にとってCIR報告値を中程度に補正し、移動局のドップラー周波数(移動速度)が小さい場合は、CIR報告値の補正量を小さくとってCIR報告値を小さく補正する。
【0109】
このように、本実施の形態によれば、移動局のドップラー周波数(移動速度)によって当該移動局からのCIR報告値を補正するため、実施の形態1でのMCS割り当て方法における関係式(図3参照)自体を補正することなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0110】
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置600(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置600(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0111】
本実施の形態の特徴は、移動局のドップラー周波数(移動速度)に基づいてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正する代わりに、CIR変動情報を用いて上記関係式を補正することである。ここで、CIR変動情報とは、上記のように、MCS割り当て時に用いたCIR報告値とその割り当てで送信し受信した時の受信CIRの報告値との差(算出値)である。そのため、本実施の形態では、実施の形態5と同様に、CIR変動情報を記憶するCIR変動情報記憶部401を設けている。このCIR変動情報記憶部401に記憶されたCIR変動情報は、MCS割り当て部601に提供される。
【0112】
MCS割り当て部601では、移動局毎に、当該移動局のCIR報告値およびCIR変動量に基づいて、当該移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)を割り当てる。
【0113】
具体的には、MCS割り当て部601は、実施の形態1と同様に、MCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を有し、当該関係式を用いて各移動局からのCIR報告値に基づいてMCSの選択を行うが、移動局のCIR変動量に基づいて上記関係式を補正することで、当該移動局に最適なMCSを決定する。具体的には、移動局のCIR変動量に基づいて、上記関係式におけるしきい値を補正する。
【0114】
その際、たとえば、図11の制御表に示すように、移動局のCIR変動量が大きい場合は、選択における補正量を大きくとってしきい値を大きく補正する。また、移動局のCIR変動量が中程度の場合は、選択における補正量を中程度にとってしきい値を中程度に補正し、移動局のCIR変動量が小さい場合は、選択における補正量を小さくとってしきい値を小さく補正する。すなわち、CIR変動量の大きさによって回線品質の劣化の仕方が異なる場合は、各伝送レート(各MCS)での劣化分を推定し、それに対して必要な補正量(マージン)だけしきい値を動かす。
【0115】
なお、しきい値の動かし方については、補正量を毎回動かすのではなく、状況を見ながら動かすこと、つまり、毎回最初のしきい値に対して補正量を設定するのではなく、一度決めた補正量を少しずつ変更していくことも可能である。
【0116】
このように、本実施の形態によれば、AMC技術において、各移動局のCIR変動情報を用いてMCS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正して、最適なMCSを決定するため、AMC技術において変調方式と符号化レートの割り当てを高精度に最適化することができる。
【0117】
なお、上記各実施の形態1〜6では、回線品質としてCIRを使用しているが、これに限定されるわけではない。たとえば、CIRに代えて、SIR、TFRC、個別チャネル(たとえば、DPCH)の送信電力など、任意の適当な情報を使用することができる。
【0118】
また、上記各実施の形態1〜6では、基地局においてMCS割り当て処理(伝送レートの決定)を行う場合について説明したが、これに限定されるわけではない。たとえば、移動局において同様にMCS割り当て処理を行うことも可能である。また、移動局が受信可能な伝送レートを基地局に報告し、この報告結果を基に基地局が最適な伝送レートを割り当てることも可能である。なお、後者の場合、基地局が割り当てる伝送レートは移動局が報告した伝送レートと一致する必要はなく、移動局からの伝送レートの報告はあくまで基地局が割り当ての際に参考にするものである。
【0119】
また、上記各実施の形態1〜6では、データ伝送方式としてAMC技術を用いた場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるわけではない。本発明は、伝送レートを制御する任意のデータ伝送方式に適用可能である。すなわち、上記のように、伝送レートの決定には、変調方式や符号化レートのほかに、拡散率や送信パワーなども関係するため、本発明は、伝送レートの決定に関係する当該各種パラメータを変更するデータ伝送方式に広く適用することができる。
【0120】
また、これらの情報は、伝送レートの決定だけでなく、どの移動局に伝送を行うかの決定(スケジューリング(scheduling))においても有効である。たとえば、伝送レートが速い移動局を優先するときに、この補正をかけて伝送レートを用いることで、効率的にスケジューリングすることが可能である。
【0121】
また、上記各実施の形態1〜4および6では、伝送レートの補正方法として、MCS(伝送レート)とCIR(回線品質情報)の関係式を補正することによって伝送レートの補正を行う場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、上記所定のパラメータに基づいて直接伝送レートの補正を行うことも可能である。
【0122】
以上では、伝送レートの決定を高精度に最適化するために、伝送レートの決定、たとえば、MCS(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う際に、所定の補正処理を行うことについて説明してきた。すなわち、伝送レートの決定においては、フェージングや割り当て遅延などによって移動局からの情報(たとえば、CIRなどの報告値)に誤差が生じるため、たとえば、MCS(符号化レートと変調方式)の割り当てにおいて上記各実施の形態1〜6に示すような補正処理を行うことが望ましい。しかし、このような補正処理を常時行う必要はなく、処理量の削減および消費電力の低減を図るとともに最適な制御を行うという観点からは、必要時にのみ補正処理を行うようにすることが望ましい。
【0123】
また、そのような補正処理は、上記のように、基地局においても移動局においても行うことができる。よって、移動局は、補正処理を行うものと、補正処理を行わないものとに分かれ、また、補正処理を行うものにおいても、互いに補正処理の内容が異なることが考えられる。しかし、補正処理は必ずしも移動局と基地局の両方で同時に行う必要はなく、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図るとともに最適な制御を行うという観点からは、両者の間で何らかの調整を取ることが望ましい。
【0124】
以下に説明する実施の形態7は前者の課題に、実施の形態8は後者の課題にそれぞれ対応したものである。
【0125】
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図である。なお、この送信側の無線通信装置700(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この送信側の無線通信装置700(基地局)と無線通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様であるため、その説明を省略する。
【0126】
本実施の形態の特徴は、基地局から最初に送信されたデータ(再送データではない)が移動局で誤りなく受信される確率(受信確率)に基づいて、MCS(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う際に所定の補正処理を行うか否かを決定することである。そのため、受信確率観測部701が復号化部119とMCS割り当て部703の間に設けられている。受信確率観測部701は、基地局から最初に送信されたデータ(パケットデータ)に対する移動局からのAck/Nack情報を復号化部119から受け取り、それを所定回数記録して、上記受信確率を算出する。算出された受信確率は、MCS割り当て部703へ出力される。なお、MCS割り当て部703は、上記各実施の形態1〜6におけるMCS割り当て部125、203、601が有する補正機能をはじめとする任意の補正機能を有している。そのため、ここでは、補正処理に必要な情報の入力系について図示を省略するとともに、MCS割り当て部703における補正処理の内容について説明を省略する。
【0127】
MCS割り当て部703では、移動局毎に、受信確率観測部701から出力された受信確率に基づいて、MCS割り当て時に所定の補正処理を行うか否かを決定する。たとえば、受信確率が非常に高い場合(たとえば、一例として、受信確率が90%以上の場合)は、補正値が過剰なレベルに収束するようにシステムが制御されていると判断して、そのような制御を修正すべく、所定の補正処理を実行する。一方、受信確率が低い場合(たとえば、一例として、受信確率が75%以下の場合)は、補正値が許容できないレベルに収束するようにシステムが制御されていると判断して、そのような制御を修正すべく、所定の補正処理を実行する。これに対して、受信確率が一定の範囲内(たとえば、一例として、受信確率が75%から90%の間にある場合)にある場合は、補正値が適切なレベルに保持されており補正処理を行う必要はないと判断して、処理量の削減および消費電力の低減の観点から、補正処理を行わない。
【0128】
このように、本実施の形態によれば、移動局での受信確率に基づいて、MCS割り当て時の補正処理を行うか否かを決定するため、必要時にのみ補正処理が行われ、処理量の削減および消費電力の低減を図ることができる。
【0129】
なお、本実施の形態では、受信確率を算出する際の基礎として、基地局から最初に送信されたデータのみを考慮しているが、これに限定されるわけではない。たとえば、再送分も含めて基地局から送信されたすべてのデータに対する移動局での受信確率を算出し、この算出結果に基づいて補正処理の要否を決定するようにしてもよい。
【0130】
また、本実施の形態では、基地局においてMCS割り当て処理(伝送レートの決定)を行う場合について説明したが、これに限定されないことは、上記各実施の形態1〜6の場合と同様である。
【0131】
また、本実施の形態では、データ伝送方式としてAMC技術を用いた場合を例にとって説明したが、これに限定されないことは、上記各実施の形態1〜6の場合と同様である。
【0132】
(実施の形態8)
本実施の形態は、基地局と移動局がいずれも補正機能を有する場合である。補正機能の内容は、特に限定されない。たとえば、基地局と移動局は、いずれも、上記した送信側の構成(図1、図5、図6、図7、図8、図10参照)および受信側の構成(図2参照)を有することができる。
【0133】
本実施の形態の特徴は、移動局から基地局に対して、自己が補正処理を行っているか否かを通知する信号を送信すること、また、基地局で補正処理を実行する際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場合は、基地局から移動局に対して、移動局での補正処理を停止させる信号を送信することである。これらの信号の送信は、たとえば、DPCHを用いて行われる。
【0134】
具体的には、たとえば、移動局は、補正処理を行っているか否かを通知する信号(通知信号)を基地局に送信する。このとき、基地局は、移動局に対して、上記通知信号を送信するように要求することができるようにしてもよい(この要求もまた、たとえば、DPCHを用いて行われる)。通知を受けた基地局は、移動局が補正処理を行っていない場合は、ただちに補正処理を実行し、移動局が補正処理を行っている場合は、所定の期間移動局での補正処理の結果を観察して、移動局に代えてまたは移動局と共に補正処理を行う必要があるか否かを判断する。なお、基地局は、移動局での補正処理の結果を観察しながら補正処理を行うことも可能である。
【0135】
また、たとえば、基地局で補正処理を実行する際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場合において、基地局は、移動局での補正処理を停止させる信号(停止信号)を移動局に送信する。この停止信号を受信した移動局は、受信した停止信号に従って、補正処理を停止する。これにより、基地局での補正処理を、意図したとおりに確実に実行することができる。
【0136】
このように、本実施の形態によれば、基地局と移動局がいずれも補正機能を有する場合において、移動局から基地局に対して、たとえば、基地局からの要求に従って、自己が補正処理を行っているか否かを通知する信号を送信し、また、基地局で補正処理を実行する際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場合は、基地局から移動局に対して、移動局での補正処理を停止させる信号を送信するため、移動局と基地局の両方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信システム全体として処理量の削減および消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行うことができる。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、伝送レートの決定を高精度に最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の受信側の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態1におけるMCS割り当ての際に使用されるMCSとCIRの関係式の一例を示す図
【図4】実施の形態1におけるドップラー周波数と補正量の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図9】実施の形態5におけるドップラー周波数と補正量の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態6に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【図11】実施の形態6におけるCIR変動量と補正量の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図12】本発明の実施の形態7に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600 送信側の無線通信装置(基地局)
101 符号化部
103 変調部
117、301、403 ドップラー周波数検出器
121 CIR報告値抽出部
123 CIR報告値記憶部
125、203、601、703 MCS割り当て部
150 受信側の無線通信装置(移動局)
163 CIR測定部
201 Ack/Nack情報記憶部
401 CIR変動情報記憶部
501 CIR補正部
701 受信確率観測部

Claims (11)

  1. 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段と、
    通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、
    通信相手からの再送要否情報を取得する取得手段と、
    前記検出手段によって検出された相対移動速度および前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づいて前記関係式の補正を行う補正手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段と、
    通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、
    通信相手からの再送要否情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づいて、前記検出手段によって検出された相対移動速度を補正する相対移動速度補正手段と、
    前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補正を行う補正手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  3. 送信データが通信相手において誤りなく受信される受信確率を取得する受信確率観測手段を具備し、
    前記補正手段は、前記受信確率観測手段にて取得される受信確率に基づいて、補正処理を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記補正手段による補正処理が実行されているか否かを通知する信号を通信相手に送信する送信手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 通信相手における補正処理を停止させる信号を前記通信相手に送信する送信手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 請求項4記載の無線通信装置を通信相手とする受信側の無線通信装置であって、
    前記受信側の無線通信装置は、
    前記補正手段にて補正処理が実行されているか否かを通知する信号を送信するように要求することを特徴とする受信側の無線通信装置。
  7. 請求項5記載の無線通信装置を通信相手とする受信側の無線通信装置であって、
    前記受信側の無線通信装置は、
    伝送レートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手段と、
    前記通信相手から送信された、補正処理を停止させる信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された信号に基づいて前記補正手段による補正処理を停止させる制御手段と、
    を有することを特徴とする受信側の無線通信装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信装置を有することを特徴とする基地局装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信装置を有することを特徴とする移動局装置。
  10. 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、
    通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、
    通信相手からの再送要否情報を取得する取得ステップと、
    前記検出ステップによって検出された相対移動速度および前記取得ステップによって取得された再送要否情報に基づいて前記関係式の補正を行う補正ステップと、
    を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  11. 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、
    通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、
    通信相手からの再送要否情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された再送要否情報に基づいて、前記検出ステップによって検出された相対移動速度を補正する相対移動速度補正ステップと、
    前記相対移動速度補正ステップによって補正された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補正を行う補正ステップと、
    を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
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