JP3685290B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングが半嵌合状態に留め置かれたことを検知する機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクタハウジングの半嵌合を検知するためにロック片の変位動作を利用することが考えられ、その一例として以下のようなものが提案されている。このものは、一方のコネクタハウジングに、前端側に鈎部を設けたシーソー状のロック片が設けられるとともに、相手のコネクタハウジングに鈎部に係止可能な係止部が突設されており、両ハウジングを嵌合すると、鈎部が係止部に乗り上げてロック片が支点を中心に揺動しつつ押し込まれ、両ハウジングが正規に嵌合されると、ロック片が復動して鈎部が係止部に係止されることでロックされる。そして、ロック片の後端部の下面側に挿入される検知部材が備えられており、両ハウジングが正規に嵌合されていれば、ロック片が元姿勢に復動してその後端部の下面が開いていることで検知部材が挿入可能であり、一方、両ハウジングが半嵌合状態に留め置かれていると、鈎部が係止部に乗り上げて後端側が下がった状態にロック片が揺動しているため、検知部材を挿入しても突き当たって挿入できず、これを持って半嵌合を検知するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のものでは以下のような欠点がある。すなわちロック片がシーソー式であった場合、前端の鈎部が係止部に乗り上げていればその反対側の後端は下がるものと考えられるが、ロック片自体は弾性を有する合成樹脂で形成されているから、その形状等の条件によっては、鈎部が乗り上げた場合に前端側のみが撓んだ状態となって、後端側では下方に変位しなかったり、変位したとしても僅かだったりすることが有り得る。そうすると、ハウジングが半嵌合状態に留め置かれているにも拘らず、検知部材がロック片の後端部の下面に入ってしまって検知ができないという事態を招くこととなる。すなわち、信頼性に乏しいという欠点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、半嵌合の検知を高い信頼性を持って行うことができるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのいずれか一方には弾性的に傾動可能なロック片が設けられ、そのロック片は、両コネクタハウジングの嵌合に伴い相手のコネクタハウジングに設けられた係止部を通過することで傾動し、両コネクタハウジングが正規に嵌合されたところで復動して前記係止部に係止されることにより、両コネクタハウジングが正規の嵌合状態にロックされるようにしたコネクタであって、前記ロック片にはこのロック片に沿って進出可能な検知部材が設けられるとともに、このロック片を設けた側のコネクタハウジングには、ロック片の傾動端の外方に対応する位置において、前記検知部材が傾動したロック片に沿って進出した場合にその検知部材の進出領域に相対的に突出する突当部が設けられたものにおいて、前記ロック片には横幅方向の側面にガイドが設けられる一方、前記検知部材はこのガイドと凹凸嵌合して抱くようにして装着され、また前記検知部材には、アームが前記凹凸嵌合部の下方を通って前方に突出して設けられるとともに、前記相手のコネクタハウジングには、前記アームの先端に正面から衝当可能な押し戻し片が立てられていて、両コネクタハウジングの嵌合前に前記検知部材が進出状態にある場合には、両コネクタハウジングの嵌合操作に伴い前記押し戻し片が前記アームを押圧することで前記検知部材を後方に押し戻し、かつ前記ロック片の傾動に伴い前記アームが前記押し戻し片の上面に乗り上げることで前記検知部材の再進出を許容する押し戻し機構が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記押し戻し機構が、前記検知部材の横幅方向の両側に設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用および効果】
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが半嵌合に留め置かれた状態において検知部材をロック片に沿って進出させると、相対的に突出した突当部に検出部材が突き当たってその進出が規制され、これにより半嵌合状態が検知される。検出部材が突当部に当たったのちさらに押し込むと、コネクタハウジングが相手のコネクタハウジング側に押し込まれて正規嵌合される。
また、両コネクタハウジングを嵌合する前に、検知部材が進出状態にあると、両コネクタハウジングを嵌合することに伴い、押し戻し片の正面がアームを押圧することで検知部材が後方に押し戻され、嵌合途中でロック片が傾動することに伴い、アームが押し戻し片の上面側に退避して、検知部材の再進出が可能な状態とされ、その再進出により半嵌合の検知がなされる。
【0007】
すなわち本発明によれば、ロック片が係止部を通過した場合に確実に傾動変位する傾動端の外方に突当部を設けたから、半嵌合の検知を確実に行うことができ、また半嵌合が検知されたのち引き続き検知部材を押し込むことで、自動的に正規嵌合に持ち来すことができる。
また、検知部材が図らずも進出位置に移動した場合には、いちいち検知部材を戻さなくても自動的に後方に戻され、引き続いて半嵌合の検知作業を行うことができて作業性に優れる。また、検知部材を予め進出状態にセットしておき、常に検知部材が押し戻される形態で嵌合作業を行うようにすると、その検知部材の押し戻し形態を利用して、作業者に対して半嵌合検知作業を行うことを認識させることができる。
【0008】
<請求項2の発明>
押し戻し機構が検知部材の横幅方向の両側に設けられていることで、検知部材をバランス良くスムーズに押し戻すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のコネクタは、防水型でかつ慣性ロック方式を採用しており、図1に示すように、互いに嵌合される雄側のコネクタハウジングM(以下、単に雄ハウジングという)と、雌側のコネクタハウジングF(以下、単に雌ハウジングという)とを備えている。
雄ハウジングMは、エンジン補機等の合成樹脂製の機器から直に突出して形成されており、嵌合面となる前面が開放された有底の略角筒形に形成され、内部が嵌合凹部1となっており、その嵌合凹部1内に複数本(本実施形態では2本)の雄側端子金具2が奥面から整列して突出されている。
【0010】
一方の雌ハウジングFは同じく合成樹脂材により形成されており、本体部4の前端側(図1の左側)の回りに略角筒形をなすフード5が設けられている。このフード5の内側に上記した雄ハウジングMが嵌められ、本体部4の前端側が嵌合凹部1内に突入されるようになっている。本体部4内には、複数(2個)のキャビティ6が雄ハウジングMの雄側端子金具2と対応して整列して形成されており、各キャビティ6内には、電線の端末に固着された図示しない雌側端子金具が後面側から挿入され、キャビティ6内に設けられたランス7で係止されて抜け止め状態で収容されるようになっている。なお、各雌側端子金具の後端側には防水ゴム栓が固着されて、各キャビティ6の入り口がシールされるとともに、フード5内の奥側における本体部4の回りには図示しないゴムリングが装着され、両ハウジングM,Fが嵌合されると、雄ハウジングMの周壁との間でゴムリングが挟み付けられることによって、両ハウジングM,F間がシールされるようになっている。
【0011】
両ハウジングM,F間には、これらを正規に嵌合された状態にロックするロック機構が備えられている。そのため、雌ハウジングFの上面における幅方向の中央部にはロック片9が設けられている。このロック片9は、前後方向に細長い形状をなし、長さ方向の略中央部分における下面の左右両端縁が支点部10を介して本体部4と一体に連結され、その支点部10を中心としてシーソー状に揺動可能となっている。ロック片9の下面には、前端から少し入った位置から後端に開口する溝11が切られ、その溝11の前端部分が係止用の鈎部12となっている。ロック片9の上面には、図4に示すように、左右の側壁13が立てられている。フード5は、図2にも示すように、その上面の幅方向の中央部が切り欠かれていて、その中にロック片9の前端側が進入している。
【0012】
雄ハウジングMの上面には、上記したロック片9の鈎部12に係止可能な係止部15が突設されている。この係止部15と鈎部12の当接面15A,12Aはほぼ鉛直状に形成され、これにより慣性ロックが構成されている。すなわち雌ハウジングFを雄ハウジングMに向けて押し込むと、ロック片9の鈎部12が係止部15に突き当たったのち、大きな抵抗を受けつつ係止部15上に乗り上げてロック片9が時計回り方向に揺動し(図12参照)、乗り上げた後は慣性力により雌ハウジングFが正規位置まで押し込まれる。そして正規に嵌合されたところで鈎部12が係止部15を越えるため、ロック片9が元姿勢に復元して鈎部12が係止部15の後面に係止されることで、ロックされるようになっている(図13参照)。なお、ロック片9の後端側を押圧すればロックの解除が可能となる。
【0013】
ここで、鈎部12と係止部15との当接面12A,15Aは上記のような形状に形成されていて、鈎部12が係止部15に乗り上がり難くなっているので、乗り上げさせるためには大きな力を要する。そして、鈎部12が係止部15に乗り上がるのに要する力のピークを、雌雄の端子金具同士が嵌合する際の摩擦力等のピークよりも大きくなるように設定しておくと、雌ハウジングFを押し込んでロック片9の鈎部12を係止部15に乗り上げさえすれば、後は慣性力によって雌ハウジングFが正規位置まで押し込まれて、雌雄の端子金具同士が正規に嵌合接続され、かつ両ハウジングM,F同士がロックされるといった、いわゆる慣性ロックが構成される。
【0014】
上記のように慣性ロック形式を採用した場合は、両ハウジングM,Fが半嵌合状態に留め置かれるおそれは少ないのであるが、それでも例えば、ロック片9を予めロックの解除方向に押圧した状態で雌ハウジングFを押し込んだ場合には、慣性ロックが機能しないために、図16に示すように、ロック片9の鈎部12が係止部15に乗り上がったままで半嵌合状態に留め置かれることがあり得る。
【0015】
このような半嵌合状態を検知するために、雌ハウジングFのロック片9には、別ピースとして形成された合成樹脂製の検知部材17が装備されている。
この検知部材17は、ロック片9にほぼ匹敵する長さを有していて、図6に示すように、ロック片9の上面を跨いでロック片9の長さ方向に沿って摺動可能に装着されるようになっている。詳細には、ロック片9の左右の側壁13における外面の上端には、後端側の領域においてガイド18が突設されている。一方、検知部材17の下面の左右両側縁には、上記のガイド18を抱えるように挿通する脚部19が形成されている。そして検知部材17は、各脚部19に対応するガイド18を挿通しつつ後方から押し込まれることで装着される。なお、ロック片9の後端の上面には、図1に示すように係止突部20が突設されていて、検知部材17の下面に形成された突起21が上記の係止突部20を乗り越えつつ押し込まれて、その係止突部20で係止されることで検知部材17の後方への抜け止めがなされるようになっている。
【0016】
検知部材17の前端側における幅方向の中央部には、図4に示すように、両側にスリット23を入れることにより前方に延出した撓み変形可能な検知片24が形成されている。検知片24の先端上面には上向きの突部25が形成され、図1に示すように、その突部25は上端に向けて先細りとなって前後両面がテーパ面25A,25Bとされている。
【0017】
一方、フード5の上面における切り欠かれた部分には、図2にも示すように、ロック片9の上面から側方を覆うようにして門形のアーチ27が形成されている。このアーチ27の天井部は、後端側の所定領域の下面が薄肉に削成されることで、前端側に比べて後端側の天井面が高くなった段付き状に形成されている。そして、上記した検知部材17が自然状態のロック片9に装着された場合に、検知部材17の前端部の上面が、アーチ27における前端側の低い方の天井面28Aの直下に進入可能となっている。一方、検知片24の先端の突部25は、天井面の段付き部29と対応する。
【0018】
また、アーチ27の天井部における薄肉とされた後端側では、図3に示すように、その幅方向の中央部において、上記の検知部材17の検知片24を逃がしてその上方への撓み変形を許容するための逃がし溝30が、後縁に開口して形成されている。この逃がし溝30の後縁の開口は、幅広部31となっている。
【0019】
検知部材17の後端側の上面には、その左右側縁に沿って突条33が形成されている。両突条33はアーチ27における高い方の天井面28Bの下に進入可能であり、突条33の前縁がアーチ27の天井面の段付き部29に突き当たることで、検知部材17の前止めがなされるようになっている。なお、両突条33の上面の後端の間には、操作部34がわたされて設けられている。この操作部34は、上記のように突条33が段付き部29に当たって検知部材17の前止めがなされた場合に、逃がし溝30の幅広部31に嵌まるようになっている。
また、アーチ27の天井部の前縁における幅方向の中央部には、検知部材17における検知片24の先端の突部25が係止される係止溝36が切欠き形成されている。この係止溝36は、係止の解除用に上面にも開口している。
【0020】
すなわち検知部材17は、上記したように、両脚部19を対応するガイド18に挿通させつつロック片9に対して後方から押し込まれ、検知部材17の下面の突起21がロック片9の係止突部20を乗り越えることで後止めされ、また検知片24の突部25がアーチ27の段付き部29と対応することで前止めされて、検知部材17が後退位置に仮係止されるようになっている(図7参照)。この状態からさらに検知部材17を前方に押し込むと、検知片24の突部25の前側のテーパ面25Aで案内されて、検知片24が撓み変形しつつアーチ27の低い方の天井面28Aの下に潜るようにして押し込まれ、突条33の前縁がアーチ27の段付き部29に当たることで前止めされ、それとともに検知片24が復元変形しつつその突部25が係止溝36に嵌まって後止めされることによって、検知部材17が前進位置で本係止されるようになっている。
【0021】
また、検知部材17の前端部の下面側には、その左右両側縁において、前方に延出した一対の撓み変形可能なアーム38が形成されている。アーム38の先端は、検知部材17の前縁より少し後方の位置まで達しており、その先端には斜め下方を向いて屈曲された頭部39が形成され、頭部39の前面は鉛直面とされている。
一方、雄ハウジングMの上面における係止部15の両側には、アーム38と同じ間隔を開けて、所定高さを持つ一対の板状のリブ41が立てられている。両アーム38の頭部39は、ロック片9が自然状態にあるときにはリブ41の前面に突き当て可能であり、一方ロック片9が傾動してそれに伴い検知部材17が傾動した場合には、リブ41の上面に乗り上げ可能とされている。
【0022】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作動を説明する。
雌ハウジングFには雌側端子金具が挿入されるとともに、図7に示すように、ロック片9に対して検知部材17が既述した要領により後退位置に装着される。そして、組付現場では、同図の矢線に示すように、雌ハウジングFが雄ハウジングMに対して押し込まれる。
【0023】
ここで、雌ハウジングFが搬送される途中等で外力受けて検知部材17が前方に押し込まれ、図8に示すように、検知部材17が前進位置に係止されてしまうことがある。このような状態で、雌ハウジングFを同図の矢線に示すように雄ハウジングMに向けて押し込むと、嵌合途中で、図9に示すように、雄ハウジングMのリブ41の前面が、検知部材17のアーム38の頭部39に当たって押圧する。そうすると、検知片24の突部25の後側のテーパ面25Bで案内されて、検知片24が下方に撓み変形して係止溝36から外れ、検知部材17がロック片9に沿って後方に押し戻される。図10,11に示すように、ロック片9の先端が雄ハウジングMの係止部15に当たる程度にまで嵌合されると、検知部材17はほとんど後退位置まで戻され、突部25がアーチ27の段付き部29の後方に至って検知片24が元形に復元する。
なお、図7のように検知部材17が正規に後退位置に装着された状態から、両ハウジングM,Fが嵌合された場合は、検知部材17の押し戻しを伴うことなく、嵌合途中で図10,11に示す状態となる。
【0024】
図10,11に示す状態からさらに雌ハウジングFを押し込むと、図12に示すように、ロック片9の鈎部12が係止部15に乗り上げてロック片9が支点部10を中心に同図の時計回り方向に揺動する。それに付随して、検知部材17も前上がりに傾くので、アーム38の頭部39がリブ41の上面に乗り上げた状態となる。続いて雌ハウジングFが正規位置まで押し込まれると、図13に示すように、鈎部12が係止部15を越えるため、ロック片9が元姿勢に復元して鈎部12が係止部15の後面に係止されることでロックされる。このとき、検知部材17のアーム38は上方に撓み変形しつつ、リブ41の上面にある。
【0025】
続いて、同図の矢線に示すように、検知部材17を前方に押し込むと、検知片24の突部25の前側のテーパ面25Aが段付き部29に突き当たって、それでで案内されて検知片24が下方に撓み変形しつつ押し込まれ、図14,15に示すように、突条33の前縁がアーチ27の段付き部29に当たることで前止めされ、それとともに検知片24が復元変形しつつその突部25が係止溝36に嵌まって後止めされることによって、検知部材17が前進位置で本係止される。また、アーム38の頭部39がリブ41の後方側に抜けて、アーム38も元形に復元する。
【0026】
一方、両ハウジングM,Fが正規に嵌合されずに半嵌合状態に留め置かれていると、図16に示すように、ロック片9の鈎部12が係止部15に乗り上げたままで時計回り方向に揺動した姿勢を取っている。この状態では、検知部材17を同図の矢線に示すように押し込むと、検知部材17はロック片9の揺動姿勢に倣って斜め上方に向けて押し込まれ、検知片24を含む検知部材17の前縁部がアーチ27の段付き部29に突き当たるため、その押し込みが規制される。これにより半嵌合が検知される。
【0027】
引き続いてさらに検知部材17を押し込むと、アーチ27が検知部材17で押圧されることにより雌ハウジングF全体が押し込まれ、雌ハウジングFが正規位置まで押し込まれたところで、ロック片9が復動しつつその鈎部12が係止部15の後面に係止することで両ハウジングM,Fがロックされる。ロック片9の復動に伴い検知部材17も同方向に揺動し、図13に示すように、検知片24の突部25のテーパ面25Aがアーチ27の段付き部29と対応した状態となるので、検知部材17の押し込みをさらに継続すると、既述したように、検知片24が下方へ撓み変形しつつその前進が許容されて、図14,15のように検知部材17が前進位置に本係止される。
【0028】
以上説明したようにこの実施形態によれば、雌ハウジングFを雄ハウジングMに嵌合したのち検知部材17の押し込み操作を行うと、半嵌合状態にあった場合には、検知部材17の前縁がアーチ27の段付き部29に突き当たることで押し込みが規制されて、半嵌合状態を検知することができる。ここで、ロック片9が係止部15に乗り上げた場合にはその前端側が確実に変位するのであって、ロック片9に沿って押し込まれる検知部材17を、ロック片9の前端部の上方にあるアーチ27に突き当てるようにしたから、信頼性の高い半嵌合検知を行うことができる。また、半嵌合が検知されたのち引き続き検知部材17を押し込むことで、雌ハウジングFを正規位置まで押し込んでロックすることができる。
【0029】
また両ハウジングM,Fを嵌合する前に、検知部材17が前進位置に係止された場合であっても、両ハウジングM,Fを嵌合することに伴いリブ41がアーム38を押圧して検知部材17が後方に押し戻され、途中でロック片9が傾動することに伴い検知部材17の再進出が可能な状態とされ、その再進出により半嵌合の検知がなされる。すなわち、検知部材17が前進位置に係止されたとしても、いちいち係止を外して検知部材17を戻さなくても自動的に後方に戻し、引き続いて半嵌合の検知作業を行うことができるので、作業性に優れる。
【0030】
さらに、検知部材17を予め前進位置にセットしておき、常に検知部材17が押し戻される形態で嵌合が行われるようにすると、いわば隠れていた検知部材17が現れる現象を呈するため、その現象を作業者に対して半嵌合検知作業を行うことを認識させるために利用するようにしてもよい。
【0031】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は上記実施形態に例示した慣性ロックに限らず、通常のロック形式のものにも同様に適用することができる。
(2)また、シーソー式のロック片に限らず、片持ち梁状に撓み変形可能に設けられたアーム式のロック片を備えたものにも同様に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分解状態の縦断面図
【図2】雌ハウジングの正面図
【図3】その平面図
【図4】ロック片と検知部材の斜視図
【図5】検知部材をロック片に対して後退位置に組み付けた状態の斜視図
【図6】その横断面図
【図7】ハウジングの嵌合前の状態の縦断面図
【図8】ハウジングの嵌合前に検知部材が前進位置に押し込まれた状態を示す縦断面図
【図9】検知部材の押し戻しが開始される状態の縦断面図
【図10】検知部材が押し戻された状態の雌ハウジングの平面図
【図11】検知部材が押し戻された状態の縦断面図
【図12】両ハウジングの嵌合途中においてロック片が傾動している状態の縦断面図
【図13】検知部材の押し込みを開始する状態の縦断面図
【図14】検知部材が前進位置に係止された状態の雌ハウジングの平面図
【図15】両ハウジングが正規に嵌合されて検知部材が前進位置に係止された状態の縦断面図
【図16】半嵌合を検知した状態の縦断面図
【符号の説明】
M…雄ハウジング
F…雌ハウジング
9…ロック片
12…鈎部
15…係止部
17…検知部材
18…ガイド
24…検知片
27…アーチ
29…段付き部(突当部)
38…アーム(押し戻し機構)
39…(アーム38の)頭部
41…リブ(押し戻し機構)
Claims (2)
- 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのいずれか一方には弾性的に傾動可能なロック片が設けられ、そのロック片は、両コネクタハウジングの嵌合に伴い相手のコネクタハウジングに設けられた係止部を通過することで傾動し、両コネクタハウジングが正規に嵌合されたところで復動して前記係止部に係止されることにより、両コネクタハウジングが正規の嵌合状態にロックされるようにしたコネクタであって、
前記ロック片にはこのロック片に沿って進出可能な検知部材が設けられるとともに、このロック片を設けた側のコネクタハウジングには、ロック片の傾動端の外方に対応する位置において、前記検知部材が傾動したロック片に沿って進出した場合にその検知部材の進出領域に相対的に突出する突当部が設けられたものにおいて、
前記ロック片には横幅方向の側面にガイドが設けられる一方、前記検知部材はこのガイドと凹凸嵌合して抱くようにして装着され、
また前記検知部材には、アームが前記凹凸嵌合部の下方を通って前方に突出して設けられるとともに、前記相手のコネクタハウジングには、前記アームの先端に正面から衝当可能な押し戻し片が立てられていて、両コネクタハウジングの嵌合前に前記検知部材が進出状態にある場合には、両コネクタハウジングの嵌合操作に伴い前記押し戻し片が前記アームを押圧することで前記検知部材を後方に押し戻し、かつ前記ロック片の傾動に伴い前記アームが前記押し戻し片の上面に乗り上げることで前記検知部材の再進出を許容する押し戻し機構が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記押し戻し機構が、前記検知部材の横幅方向の両側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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