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JP3679270B2 - 硬貨識別装置 - Google Patents

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JP3679270B2
JP3679270B2 JP14646399A JP14646399A JP3679270B2 JP 3679270 B2 JP3679270 B2 JP 3679270B2 JP 14646399 A JP14646399 A JP 14646399A JP 14646399 A JP14646399 A JP 14646399A JP 3679270 B2 JP3679270 B2 JP 3679270B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光を硬貨に投射したときの受光部での受光量から当該硬貨の外径を測定し、その外径に基づいて当該硬貨が正規硬貨であるか否かを識別する硬貨識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
硬貨搬送路を1枚ずつ搬送される硬貨に光源から光を投射し、そのときの受光部での受光量から当該硬貨の外径を測定し、その外径に基づいて当該硬貨が正規硬貨であるか否かを識別する硬貨識別装置は、例えば自動釣銭機に利用されている。
【0003】
図8は前記自動釣銭機1の外観図であり、図9はその内部構成図である。図8に示すように、この自動釣銭機1は、前面右側に複数枚の硬貨を一括して投入することが可能な如く上方に開口した硬貨の投入口2を設け、前面中央に硬貨の払出口3を設け、前面左側にキーボード4aと文字及び数字が表示可能な表示器4bとからなるキー・表示部4を設けている。また、図9に示すように、この自動釣銭機1は、前記硬貨投入口2に不規則に投入された硬貨を1枚ずつ分離する投入ブロックAと、この投入ブロックAによって分離された硬貨を1枚ずつ搬送する搬送ブロックBと、この搬送ブロックBによって搬送された硬貨を金種別に選別する選別ブロックCと、この選別ブロックCによって選別された硬貨を金種別に収納する収納ブロックDと、この収納ブロックDによって金種別に収納された硬貨を必要に応じて前記硬貨払出口3に払出しする払出ブロックEとを構成している。
【0004】
前記投入ブロックAは、前記硬貨投入口2に投入された硬貨を検出する投入センサ5と、投入された硬貨を右側手前から右側奥へ搬送する投入ベルト8と、この投入ベルト8によって搬送される硬貨を1枚ずつ分離して送り出す投入ローラ6とから構成している。
【0005】
前記搬送ブロックBは、投入ブロックAより1枚ずつ分離されて送り出されてくる硬貨の搬送路を形成する搬送路ガイド板11と、この搬送路ガイド板11に硬貨を押さえ付けながら右側奥まで1枚ずつ搬送する第1の搬送ベルト12と、前記投入ローラ6により1枚ずつ分離されて送り出されてきた硬貨を検出する接近センサ7と、その送り出されてきた硬貨に空いている穴を検出する穴センサ9と、その送り出されてきた硬貨が前記搬送路ガイド板11の右縁部に突設された片寄せプレート11a側に片寄せされていることを検出する片寄せセンサ10と、搬送路ガイド板11上を1枚ずつ搬送される硬貨の外径を識別する外径識別部13と、偽硬貨などの異物やオーバーフローした硬貨などを搬送路から除外するリジェクト部14と、除外された硬貨を検出するリジェクトセンサ15と、除外されずに右側奥まで搬送された硬貨を選別ブロックCに移送する第2の搬送ベルト16とから構成している。
【0006】
前記選別ブロックCは、外径の小さい順(1円硬貨,50円硬貨,5円硬貨,100円硬貨,10円硬貨,500円硬貨)に硬貨がそれぞれ落下するように金種別に穿孔された6つの選別孔17aを形成してなる選別板17と、前記搬送ブロックBによって右側奥まで搬送された硬貨を選別板17に押さえ付けながら左側奥まで搬送する選別ベルト18と、各選別孔17aからそれぞれ落下した硬貨の枚数を計数する6つの収納計数センサ19とから構成している。
【0007】
前記収納ブロックDは、各選別孔17aからそれぞれ落下した硬貨を金種別に収納する硬貨収納部20と、この硬貨収納部20に収納された硬貨を手前側に移送する収納ベルト21と、各金種毎に前記硬貨収納部20で最大限に硬貨を収納している状態をそれぞれ検出する6つの収納フルセンサ22とから構成している。
【0008】
前記払出ブロックEは、硬貨収納部20から硬貨を1枚ずつ送り出す払出ローラ23と、この払出ローラ23によって送り出された硬貨を金種別に検出する6つの払出待機センサ24と、その送り出された硬貨を前記硬貨払出口3まで搬送する硬貨払出ベルト25と、この硬貨払出ベルト25の硬貨払出口3側に位置し、硬貨払出ベルト25上を搬送される硬貨を選択的に停止させる金種別の硬貨シャッタ26と、各硬貨シャッタ26より硬貨払出口3側に位置し、硬貨払出ベルト25上を搬送される硬貨の枚数を金種別に計数する6つの払出計数センサ27と、各払出計数センサ27より硬貨払出口3側に位置し、硬貨払出ベルト25上を搬送される硬貨の材質を金種別に判定する6つの材質判定センサ28とから構成している。
【0009】
前記搬送ブロックBの外径識別部13は、図10に示すように、搬送路ガイド板11の一部に穿設された光透過窓31の下側に光源32を取付けるとともに、前記光透過窓31の上側に前記光源32から投射され光透過窓31を透過した光を受光する受光部としての受光センサ33を取り付けた構造となっている。そして、片寄せプレート11a側に片寄せされながら搬送路ガイド板11上を搬送ベルト12によって搬送される硬貨34が前記光透過窓31の上を通過したときの前記受光センサ33での受光量から当該硬貨34の外径を測定し、その外径に基づいて当該硬貨が正規硬貨であるか否か、さらに正規硬貨の場合はその金種は何かを、図示しない制御部で識別するものとなっている。
【0010】
その識別原理について簡単に説明する。
搬送路ガイド板11上を搬送される硬貨34は、光透過窓31の上を通過する際に硬貨面で光源32からの光を遮光するが、その遮光量は硬貨34の外径によって異なる。すなわち、外径が小さい硬貨よりも外径の大きい硬貨の方が遮光量が大きくなる。一方、硬貨の外径は金種毎に予め決められている。例えば、日本円の6種類の硬貨は1円,50円,5円,100円,10円,500円の順で徐々に外径が大きくなるように決められている。したがって、硬貨34は片寄せプレート11a側に片寄せされながら搬送路ガイド板11上を搬送されるので、硬貨34が存在しないときの受光センサ33での受光量が常に一定となるように光源32の光投射強度を制御することによって、硬貨が光透過窓31の上を通過する際の受光量の変化は金種によって同じ値をとることになる。
【0011】
そこで、金種別に受光量が最小となる値を予め求めて識別許容値として設定しておき、硬貨34が光透過窓31の上を通過したときの受光量最小値と上記金種別識別許容値とを照合することによって、当該硬貨34が正規硬貨であるか否か、また、正規硬貨の場合には金種までも識別することができる。つまり、硬貨が光透過窓31の上を通過したときの受光量最小値がいずれの金種別識別許容値にも該当しない場合は、当該硬貨は硬貨以外の異物と認識でき、いずれかの金種別識別許容値に該当する場合にはその識別許容値の金種であると認識できる。
【0012】
ただし、光透過窓31や受光センサ33の表面に汚れが付着すると、硬貨が光透過窓31の上を通過したときの受光量に影響を及ぼす。例えば光透過窓31の硬貨34が通過する側に汚れが付着し、その汚れによって受光センサ33の感度が2%低下したとする。そうすると、硬貨無しの状態での受光センサ33での受光量が常に一定となるように光源32の光投射強度が2%高められる。この状態で、仮に光透過窓31の上を通過することによって光源32からの光を最大で50%遮光する硬貨が通過したとしても、そのうちの2%分は既に汚れによって遮光されているので、汚れがない状態で同一金種の硬貨が通過したときと比べて受光センサ33での受光量が2%多くなる。逆に、光透過窓31の硬貨34が通過しない側に汚れが付着し、その汚れによって受光センサ33の感度が2%低下したとする。この場合も、光源32の光投射強度が2%高められる。この状態で、同一金種の硬貨が光透過窓31上を通過し光源32からの光を50%遮光したとすると、光源からの光は既に2%が汚れによって遮光されているので、汚れがない状態で同一金種の硬貨が通過したときと比べて受光センサ33での受光量が2%少なくなる。そこで実際には、図11に示すように、金種別に設定される識別許容値を重複しない範囲で上下方向にある程度の範囲を持たせて設定することによって、汚れによる誤認識をなるべくしないようにしている。
【0013】
因みに、図11は硬貨が存在しないときの受光センサ33の受光量に相当する出力電圧が5V(ボルト)一定となるように制御したときの例であり、5Vより若干低い1A〜1Bの範囲を最小径硬貨である1円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い50A〜50Bの範囲を1円硬貨より径の大きい50円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い5A〜5Bの範囲を5円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い100A〜100Bの範囲を100円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い10A〜10Bの範囲を10円硬貨の識別許容範囲とし、最も低い500A〜500Bの範囲を最大径硬貨である500円硬貨の識別許容範囲としている。この例において、硬貨34が光透過窓31上を通過したときの受光センサ33の出力が図中2点鎖線の曲線Xのように変化したとすると、その最小値は500A〜500Bの識別許容範囲内なので、当該硬貨34は500円の正規硬貨であると認識される。
【0014】
ここに、前記光源32と受光センサ33とからなる硬貨識別部13と、硬貨無し状態での前記受光センサ33での受光量が一定となるように光源32の投射強度を制御するCPU(Central Processing Unit)等の光源制御手段と、前記受光センサ33での受光量に相当する出力から硬貨の金種を識別するのに必要な金種別識別許容範囲を予め設定記憶するROM(Read Only Memory)等の記憶手段と、硬貨34が光透過窓31を通過した際の前記受光センサ33での受光量に相当する出力と前記金種別識別許容範囲とを照合して当該硬貨34が正規硬貨であるか否か、また正規硬貨の場合にはその金種を認識するCPUなどの硬貨識別手段とにより、硬貨識別装置が構成されている。
【0015】
しかしながら、この種の硬貨識別装置においても、光透過窓31や受光センサ33の汚れが酷くなると誤認識が発生するのは避けられなかった。そこで従来は、動作開始前または動作終了時に光源制御手段を作動させずに受光センサ33での受光量をチェックするモードを実行し、受光量が予め決められたレベル以下に低下したときには光透過窓31や受光センサ33の表面の汚れによって一部が遮光されており誤認識の可能性が高いと判断して、清掃などのメンテナンスを行っていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のこの種の硬貨識別装置においては、動作開始前または動作終了時に光源制御手段を作動させずに受光センサ33での受光量をチェックするモードを実行しなければ、誤認識が発生するほど光透過窓31や受光センサ33の表面が汚れているか否かを判断することができなかった。このため、動作中に汚れが酷くなって誤認識の発生率が高まっても、動作を停止してチェックしない限りその汚れに気付くことはなく、硬貨識別精度の低下を招いていた。
【0017】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、動作中において外径識別部の汚れが酷くなり誤認識の発生率が高まるまえに外径識別部の異常を検知でき、硬貨識別精度を高く維持できる硬貨識別装置を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、硬貨が1枚ずつ搬送される硬貨搬送路の経路途中に光源と受光部とからなる外径識別部を設け、硬貨搬送路を搬送される硬貨が光源により照射される位置にきたときの受光部の受光量から当該硬貨の外径を測定し正規硬貨か否かを識別する硬貨識別装置に関する発明であり、請求項1記載の発明は、硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量から外径識別部の異常有無を判定する異常判定手段と、この判定手段による判定結果を出力可能に記憶する判定結果記憶手段とを備え、異常判定手段を、硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識される受光量の上限値から一定量だけ低い第1のしきい値までの第1のチェック領域と受光量の下限値から一定量だけ高い第2のしきい値までの第2のチェック領域の少なくとも一方を設定し、硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量が第1または第2のチェック領域内のときには異常有りと判定し、チェック領域外のときには異常無しと判定する手段としたものである。
このような手段を講じたことにより、記憶手段によって記憶される判定結果を見ることにより、動作中でも外径識別部の汚れによる異常を検知できるようになる。
【0019】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の異常判定手段と、この判定手段により外径識別部が異常であると判定されるとその旨の警告を報知する警告報知手段とを備えたものである。
このような手段を講じたことにより、動作中に外径識別部が汚れて異常になったときにはその旨の警告が警告報知手段によって報知されるので、動作中でも受光部の汚れによる異常を自動検知できるようになる。
【0021】
また、本願請求項記載の発明は、前記請求項2記載の発明において、警告報知手段を、異常判定手段により外径識別部が異常であると判定された回数を計数し、その累計回数が設定回数を超えると外径識別部が異常である旨の警告を報知する手段としたものである。
また、本願請求項記載の発明は、前記請求項2記載の発明において、警告報知手段を、異常判定手段により外径識別部が異常であると判定された回数を硬貨の金種別に計数し、いずれかの金種の累計回数が設定回数を超えると外径識別部が異常である旨の警告を報知する手段としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態として、従来技術の説明で用いた自動釣銭機1の硬貨識別装置に本発明を適用した場合について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態における自動釣銭機1の外観及び内部の構造は従来例と同じであるので、図8,9を用いてその説明を省略する。
【0023】
図1は同自動釣銭機1に実装される制御回路の要部構成を示すブロック図であって、この自動釣銭機1は、制御部本体としてCPU41を備えている。また、プログラム等の固定的データを予め記憶するROM42、可変的データを適宜格納するための各種メモリエリアを形成してなるRAM(Random Access Memory)43、釣銭払出データを出力するPOS(Point Of Sales:販売時点情報管理)ターミナルとデータ通信を行う通信インタフェース44、前記キー・表示部4のキーボード4aから入力されるキー信号を取込むとともに表示器4bにデータを表示させるキー・表示制御部45及び各種の信号を入出力するI/Oポート46を備えている。そして、前記CPU41と、ROM42,RAM43,通信インタフェース44,キー・表示制御部45及びI/Oポート46とを、アドレスバス,データバスのバスライン47で電気的に接続している。
【0024】
前記I/Oポート46は、前記投入ベルト8を回転させる投入モータ48、前記第1搬送ベルト12及び第2の搬送ベルト16をそれぞれ回転させる搬送モータ49、前記選別ベルト18を回転させる選別モータ50、前記払出待機ベルト25を回転させる払出モータ51、前記リジェクト部14をリジェクト動作させるリジェクト駆動機構52、前記各硬貨シャッタ26をそれぞれ開閉動作させシャッタ駆動機構53にそれぞれ駆動信号を出力する機能を有する。また、投入センサ5,接近センサ7,穴センサ9,片寄せセンサ10,リジェクトセンサ15,各収納計数センサ19,各収納フルセンサ22,各払出待機センサ24,各払出計数センサ27及び各材質判定センサ28の各種センサ54からそれぞれ検出信号を入力する機能を有する。さらに、前記外径識別部13と信号を入出力する機能を有している。
【0025】
前記外径識別部13は、従来と同様に、搬送路ガイド板11の一部に穿設された光透過窓31の下側に光源32を取付け、この光透過窓31の上側に前記光源32から投射され光透過窓31を透過した光を受光する受光部としての受光センサ33を取り付けた構造になっている(図10を参照)。すなわち、I/Oポート46は、前記外径識別部13の光源32に、点灯,滅灯を制御するとともに点灯時には光投射強度を調整する制御信号を出力する機能を有している。また、外径識別部13の受光センサ33から出力される受光量に応じた信号を入力する機能を有している。
【0026】
ここに、前記CPU31は、硬貨無し状態での前記受光センサ33での受光量が一定となるように光源32の光投射強度を制御する光源制御手段を構成する。また、硬貨34が光透過窓31を通過した際の前記受光センサ33での受光量に相当する出力とROM42等に予め設定記憶される金種別識別可能範囲とを照合して当該硬貨34が正規硬貨であるか否か、また正規硬貨の場合にはその金種を認識する硬貨識別手段を構成する。
【0027】
具体的には、硬貨が存在しないときの受光センサ33の受光量に相当する出力電圧を5V(ボルト)で一定となるように光源32の光投射強度を制御する。また、各金種別に設定される識別許容範囲を、この5Vより若干低い1A〜1Bの範囲を最小径硬貨である1円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い50A〜50Bの範囲を50円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い5A〜5Bの範囲を5円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い100A〜100Bの範囲を100円硬貨の識別許容範囲とし、それより低い10A〜10Bの範囲を10円硬貨の識別許容範囲とし、最も低い500A〜500Bの範囲を最大径硬貨である500円硬貨の識別許容範囲としている(図2を参照)。
【0028】
そして、本実施の形態では、さらに各金種別に設定された識別許容範囲内で該当金種の硬貨が正規硬貨であると認識される受光量の上限値xA(xは1,50,5,100,10または500)から一定量だけ低い第1のしきい値xCまでの第1のチェック領域xA〜xCと前記受光量の下限値xBから一定量だけ高い第2のしきい値xDまでの第2のチェック領域xD〜xBの両方を設定し、搬送路ガイド板11を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量が前記第1のチェック領域xA〜xCまたは第2のチェック領域xD〜xB内のときには外径識別部13に汚れによる異常有りと判定し、チェック領域外のときには異常無しと判定する異常判定手段を、CPU41によって構成している。
【0029】
また、この異常判定手段による判定結果を出力可能に記憶する判定結果記憶手段として、図3に示すように、第1のチェック領域xA〜xCで汚れ有りと判定された回数と第2のチェック領域xD〜xBで汚れ有りと判定された回数とをそれぞれ金種別に累計する金種別異常カウンタテーブル60を、RAM43に形成している。
【0030】
すなわちCPU41は、図5に示すように、ST1として接近センサ7の検出信号を監視する。そして、硬貨投入口2に投入され投入ローラ6により1枚ずつ分離されて送り出された硬貨を接近センサ7で検出したことを確認すると(ST1のYES)、ST2として外径識別部13による外径識別処理を開始する。
【0031】
この外径識別処理は、図6に示すように、受光センサ33の出力信号を監視し、硬貨が光透過窓31を通過して光源32からの光の一部を遮光したことによる出力信号のレベル変化を確認すると、識別対象の硬貨搬送有りと判断する。そして、そのときの出力信号のレベルから識別対象硬貨の金種が判別可能か否かをチェックする。
ここで、出力レベルの最小値が図2に示す金種別識別許容範囲のいずれかに入る場合には、光透過窓31を通過した識別対象硬貨はその識別許容範囲に対応した金種xの正規硬貨であると認識する。これに対し、出力レベルの最小値が図2に示す金種別識別許容範囲のいずれにも入らない場合には、光透過窓31を通過した識別対象硬貨は硬貨以外の異物であると認識する。そして、リジェクト部14を動作させて搬送硬貨を搬送路から除外する。
【0032】
出力レベルの最小値が金種別識別許容範囲のいずれかに入り、識別対象硬貨が正規硬貨であると認識した場合には、次に、出力レベルの最小値が該当金種xに対する識別許容範囲の上限値から一定量だけ低い第1のチェック領域xA〜xCの範囲内であるか否か、また同識別許容範囲の下限値から一定量だけ高い第2のチェック領域xD〜xBの範囲内であるか否かを判断する。そして、第1のチェック領域xA〜xCの範囲内の場合には、金種別異常カウンタテーブル60の該当金種xに対応した第1のチェック領域A〜Cの汚れ有り判定回数x1を“1”だけカウントアップする。また、同金種別異常カウンタテーブル60における第1のチェック領域A〜Cの汚れ有り判定回数累計値g1を“1”だけカウントアップする。
【0033】
一方、第2のチェック領域xD〜xBの範囲内の場合には、金種別異常カウンタテーブル60の該当金種xに対応した第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数x“を“1”だけカウントアップする。また、同金種別異常カウンタテーブル60における第2のチェック領域B〜Dの汚れ有り判定回数累計値g2を“1”だけカウントアップする。
出力レベルの最小値が第1のチェック領域xA〜xCの範囲内でも第2のチェック領域xD〜xBの範囲内でもない場合、つまり領域C〜Dの範囲内の場合には、外径識別部13が正常に動作しているので、金種別異常カウンタテーブル60の値を更新しない。
【0034】
その後、正規硬貨と識別された搬送硬貨を収納する硬貨収納部20がオーバーフローしているか否かを判断する。そして、搬送硬貨の金種に対応した収納フルセンサ22がオーバーフローを検知していない場合には、搬送硬貨をリジェクト部14で除外することなく選別ブロックCに移送する。これに対し、搬送硬貨の金種に対応した収納フルセンサ22がオーバーフローを検知している場合には、リジェクト部14を動作させて搬送硬貨を搬送路から除外する。
その後、再び受光センサ33からの出力を監視し、識別対象硬貨の搬送有りを確認すると、上記処理を繰り返し実行する。
【0035】
上記外径識別処理は、図5のST3に示すように、接近センサ7が投入ローラ6により送り出される硬貨を間欠的に検知している間継続し、一定時間連続して検知しなくなると、硬貨投入口2に投入された硬貨をすべて識別したとみなして終了する。
【0036】
ST4にて外径識別処理を終了すると、CPU41は、ST5として外径識別部異常判定処理を実行する。この外径識別部異常判定処理は、図7に示すように、先ず、前記金種別異常カウンタテーブル60における第1のチェック領域A〜Dの汚れ有り判定回数累計値g1及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数累計値g2の少なくとも一方が、予め設定されている第1の許容限界値Pを超えたか否かをチェックする。そして、超えている場合には外径識別部13が汚れによって異常であると判断し、異常フラグをセットして、この判定処理を終了する。
【0037】
両累計値g1,g2のいずれもが第1の許容限界値Pを超えていない場合には、異常カウンタnを“0”にリセットする。次に、1円硬貨に対応した第1のチェック領域A〜Cの汚れ有り判定回数a1及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数a2の少なくとも一方が予め設定されている第2の許容限界値Q(Q<P)を超えたか否かをチェックする。そして、超えている場合には前記異常カウンタnを“1”だけカウントアップする。
次に、50円硬貨に対応した第1のチェック領域A〜Cの汚れ有り判定回数b1及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数b2の少なくとも一方が前記第2の許容限界値Qを超えたか否かをチェックする。そして、超えている場合には前記異常カウンタnを“1”だけカウントアップする。以後、同様にして、5円硬貨,100円硬貨,10円硬貨,500円硬貨の順にそれぞれ第1のチェック領域A〜Cの汚れ有り判定回数及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数の少なくとも一方が前記第2の許容限界値Qを超えたか否かをチェックし、超えている場合には前記異常カウンタnを“1”だけカウントアップする。
【0038】
その後、異常カウンタnが1以上か否かを判断する。そして、異常カウンタnが1以上であれば、外径識別部13が汚れによって異常であると判断し、異常フラグをセットして、この判定処理を終了する。これに対し、異常カウンタnが0の場合には、外径識別部13が汚れておらず正常であると判断し、異常フラグをリセットして、この判定処理を終了する。
【0039】
こうして異常判定処理を終了すると、CPU41は、ST6として異常フラグがセットされたか否かを判断する。そして、異常フラグがセットされていない場合には外径識別部13の異常無しと判断してST1に戻り、次の硬貨が投入されるのを待機する。
これに対し、異常フラグが“1”にセットされていた場合には、外径識別部13が汚れによる異常有りと判断する。そして、ST7として例えば図4に示すように外径識別部13が汚れによる異常有りを警告するメッセージ「ガイケイシキベツブガヨゴレテイマス。クリーニングヲシテクダサイ。」を表示器4bに表示させる(警告報知手段)。
【0040】
その後、ST8としてキーボード4Aのリセットキーが押下されるのを待機し、リセットキーが押下されると、ST9として上記警告メッセージを消去する。そしてST1に戻り、次の硬貨が投入されるのを待機する。
なお、前記金種別異常カウンタテーブル60は、電源オンによる動作開始時に“0”にリセットされるようになっている。
【0041】
このように本実施の形態においては、硬貨搬送路を形成する搬送路ガイド板31上を搬送される硬貨34が、同搬送路ガイド板31の経路途中に設けられた外径識別部13において正規硬貨であると認識されたときの受光センサ33の受光量から、外径識別部13の汚れによる異常有無を判定するようにしている。具体的には、予め金種別に設定されている識別許容範囲の上限値から一定量だけ低い第1のしきい値までの第1のチェック領域と同識別許容範囲の下限値から一定量だけ高い第2のしきい値までの第2のチェック領域とを設定し、搬送硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量が第1または第2のチェック領域内のときには異常有りと判定し、チェック領域外のときには異常無しと判定している。
【0042】
そして、この判定結果を金種別異常カウンタテーブル60により出力可能に記憶している。そして、この金種別異常カウンタテーブル60に記憶されたデータを解析することで外径識別部13の汚れの度合いを自動的に判断し、汚れが酷くなりつつあり、誤認識の発生率が高まると予想される場合に、その旨の警告を発するようにしている。具体的には、金種別異常カウンタテーブル60における第1のチェック領域A〜Dの汚れ有り判定回数累計値g1及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数累計値g2の少なくとも一方が予め設定されている第1の許容限界値Pを超えた場合に、外径識別部13が汚れによる異常有りを警告するメッセージ「ガイケイシキベツブガヨゴレテイマス。クリーニングヲシテクダサイ。」を表示器4bに表示させている。また、少なくとも1金種において金種別異常カウンタテーブル60における第1のチェック領域A〜Dの汚れ有り判定回数x1及び第2のチェック領域D〜Bの汚れ有り判定回数x2の少なくとも一方が予め設定されている第2の許容限界値Qを超えた場合に、同様な警告メッセージを表示させるようにしている。
【0043】
したがって、外径識別部13の汚れが酷くなり誤認識の発生率が高まるまえに外径識別部13の異常を検知できるので、その都度、動作を一旦終了させメンテナンスを行うことにより、硬貨識別精度を常に高く維持できる。
【0044】
なお、警告報知手段は、警告メッセージを表示する手段に限定されるものではなく、例えば警告信号を通信インタフェース44を介してPOSターミナルに送信することにより、POSターミナルの表示部から同様な警告メッセージを表示させたり、レシート用紙に同様な警告メッセージを印字させて、警告を行うようにしてもよい。
【0045】
また、異常判定処理において、第2の許容限界値Qを各金種で共通にしたが、金種毎に異なる値を設定してもよい。また、異常カウンタが1以上であれば異常フラグをセットして外径識別部13が異常である旨の警告を報知するようにしたが、2以上のときに異常フラグをセットするようにして、少なくとも2種類以上の金種で外径識別部13が異常であると判定された回数が設定回数を超えると外径識別部13が異常である旨の警告を報知するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、判定結果記憶手段によって記憶される判定結果を確認することで、動作中でも外径識別部の汚れが酷くなり誤認識の発生率が高まるまえに外径識別部の異常を検知でき、硬貨識別精度を高く維持できる硬貨識別装置を提供できる。
また、本発明によれば、警告報知手段による警告内容を確認することで、動作中でも外径識別部の汚れが酷くなり誤認識の発生率が高まるまえに外径識別部の異常を検知でき、硬貨識別精度を高く維持できる硬貨識別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である自動釣銭機に実装された制御回路の要部構成を示すブロック図。
【図2】 同実施の形態において外径識別部の受光センサ出力に対して金種別に設定される識別許容範囲を説明するための図。
【図3】 同実施の形態においてRAMに形成する金種別異常カウンタテーブルの構成図。
【図4】 同実施の形態において警告メッセージが表示された表示部の状態図。
【図5】 同実施の形態においてCPUが実行する要部処理の手順を示す流れ図。
【図6】 図5に示す外貨識別処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図7】 図5に示す異常判定処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図8】 本発明を適用した自動釣銭機の外観図。
【図9】 同自動釣銭機の内部構成を示す平面図。
【図10】同自動釣銭機における外径識別部の構成を示す断面図。
【図11】従来例において外径識別部の受光センサ出力に対して金種別に設定される識別許容範囲を説明するための図。
【符号の説明】
1…自動釣銭機
11…搬送路ガイド板
13…外径識別部
31…光透過窓
32…光源
33…受光センサ
34…硬貨
41…CPU
42…ROM
60…金種別異常カウンタテーブル

Claims (4)

  1. 硬貨が1枚ずつ搬送される硬貨搬送路の経路途中に光源と受光部とからなる外径識別部を設け、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が前記光源により照射される位置にきたときの前記受光部の受光量から当該硬貨の外径を測定し正規硬貨か否かを識別する硬貨識別装置において、
    前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量から前記外径識別部の異常有無を判定する異常判定手段と、
    この判定手段による判定結果を出力可能に記憶する判定結果記憶手段とを具備し、
    前記異常判定手段は、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識される受光量の上限値から一定量だけ低い第1のしきい値までの第1のチェック領域と前記受光量の下限値から一定量だけ高い第2のしきい値までの第2のチェック領域の少なくとも一方を設定し、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量が前記第1または第2のチェック領域内のときには異常有りと判定し、チェック領域外のときには異常無しと判定することを特徴とする硬貨識別装置。
  2. 硬貨が1枚ずつ搬送される硬貨搬送路の経路途中に光源と受光部とからなる外径識別部を設け、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が前記光源により照射される位置にきたときの前記受光部の受光量から当該硬貨の外径を測定し正規硬貨か否かを識別する硬貨識別装置において、
    前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量から前記外径識別部の異常有無を判定する異常判定手段と、
    この判定手段により前記外径識別部が異常有りと判定されるとその旨の警告を報知する警告報知手段とを具備し、
    前記異常判定手段は、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識される受光量の上限値から一定量だけ低い第1のしきい値までの第1のチェック領域と前記受光量の下限値から一定量だけ高い第2のしきい値までの第2のチェック領域の少なくとも一方を設定し、前記硬貨搬送路を搬送される硬貨が正規硬貨であると認識されたときの受光量が前記第1または第2のチェック領域内のときには異常有りと判定し、チェック領域外のときには異常無しと判定することを特徴とする硬貨識別装置。
  3. 前記警告報知手段は、前記異常判定手段により前記外径識別部が異常であると判定された回数を計数し、その累計回数が設定回数を超えると前記外径識別部が異常である旨の警告を報知する手段であることを特徴とする請求項2記載の硬貨識別装置。
  4. 前記警告報知手段は、前記異常判定手段により前記外径識別部が異常であると判定された回数を前記硬貨の金種別に計数し、いずれかの金種の累計回数が設定回数を超えると前記外径識別部が異常である旨の警告を報知する手段であることを特徴とする請求項2記載の硬貨識別装置。
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