JP3675586B2 - 大動脈圧波形検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、生体の心臓から全身へ血液を送出する大動脈内の圧脈波を非侵襲で検出する大動脈内圧脈波検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
心臓内の血液を送出する大動脈内の圧脈波の波形には、その大動脈が心臓に直結していることから、その心臓などに関する重要な種々の情報が含まれているので、その形状や切痕のタイミングなどに基づいて医学的な診断に利用される。
【0003】
【発明が解決すべき課題】
しかしながら、従来では、上記大動脈内の圧波形は、カテーテルを利用する直接法を用いて侵襲的に検出せざるを得なかったので、生体の過大な負担を強いるという不都合があった。また、たとえば、特開平2−109540号公報に記載されているような、平坦な押圧面に圧力検出素子が設けられた用いて圧力センサを用いて皮膚の上から撓骨動脈或いは足背動脈をその管壁の一部が平坦となるまで押圧することにより動脈内の圧脈波を検出する脈波検出装置を用いて得られた圧脈波を診断などに利用することが考えられるが、そのような圧脈波は、比較的末梢の部位で発生することから大動脈内の圧波形と相違するので、診断の精度が十分に得られなかった。
【0004】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、大動脈の圧波形を非侵襲で検出する大動脈圧波形検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の要旨とするところは、生体の心臓から全身へ血液を送出する大動脈内の圧波形を非侵襲で検出する大動脈圧波形検出装置であって、(a) 前記大動脈から所定距離だけ離隔した所定部位であって皮膚直下に位置する動脈を該皮膚の上から押圧することにより、該動脈内の圧脈波を検出する圧脈波検出装置と、(b) 前記大動脈から前記皮膚直下に位置する動脈までの圧脈波伝播時間を決定する圧脈波伝播時間決定手段と、(c) その圧脈波伝播時間決定手段により決定された圧脈波伝播時間に基づいて伝達関数を決定する伝達関数決定手段と、(d) その伝達関数決定手段により決定された伝達関数から、前記圧脈波検出装置により検出された前記所定部位の動脈内の圧脈波に基づいて、前記大動脈内の圧波形を算出する大動脈圧波形算出手段とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】
このようにすれば、大動脈圧波形算出手段により、圧脈波伝播時間に基づいて決定された伝達関数から、前記圧脈波検出装置により検出された皮膚直下に位置する動脈内の圧脈波に基づいて、大動脈内の圧波形が算出されるので、非侵襲で大動脈の圧波形が検出されるとともに、その大動脈の圧波形を用いることにより診断の精度が十分に得られる。
【0007】
ここで、好適には、前記圧脈波検出装置は、圧力検出素子が設けられた平坦な押圧面を有する圧脈波センサと、その圧脈波センサを前記所定部位の動脈の管壁の一部を平坦とするまで押圧する押圧装置とを備えたものである。このようにすれば、上記所定部位の動脈の管壁の張力の影響を受け難くなるので、その圧脈波検出装置により検出される圧脈波は、上記所定部位の動脈内の内の圧力を精度よく示すものとなる。
【0008】
また、好適には、前記大動脈に直結する頸動脈を押圧してその頸動脈内を伝播する頸動脈波を検出する頸動脈波検出装置をさらに含み、前記圧脈波伝播時間決定手段は、その頸動脈波検出装置により頸動脈が検出されてから前記圧脈波検出置により前記皮膚直下の撓骨動脈内の圧脈波が検出されるまでの時間差に基づいて脈波伝播時間を決定するものである。このようにすれば、伝播時間の決定の基準点である大動脈の圧波形の発生時期が正確に検出される利点がある。
【0009】
また、好適には、前記伝達関数決定手段は、大動脈圧波形をP、前記皮膚直下の動脈内の圧波形をP’、脈波伝播時間をT、Δ(=e-jwT)を時間遅れ因子、Γを動脈内の反射係数としたとき、次式により示される該伝達関数Hを決定するものである。このようにすれば、比較的精度よく大動脈圧波形を推定できる。
H=P/P’=(1+ΓΔ2 )/(Δ+ΓΔ)
【0010】
また、好適には、カフを用いて前記生体の血圧値を測定する血圧測定手段と、その血圧測定手段により測定された血圧値と前記圧脈波検出装置により検出された圧脈波の大きさとの関係を予め決定する関係決定手段と、その関係決定手段により決定された関係から前記圧脈波検出装置により検出された圧脈波に基づいて前記所定部位の動脈内の血圧波形を決定する連続血圧決定手段と、前記大動脈圧波形算出手段により該血圧波形に基づいて算出された大動脈内の圧波形を血圧値の絶対値を示す血圧値軸と時間軸とからなる二次元座標内に表示させる表示制御手段とを、含むものである。このようにすれば、大動脈内の圧波形の大きさが定量的に表示される利点がある。
【0011】
また、好適には、前記大動脈圧波形算出手段により算出された大動脈内の圧波形と、前記圧脈波検出装置により検出された前記所定部位の皮膚直下に位置する動脈内の圧脈波とを、共通の時間軸に沿って対比可能に表示器に表示させる表示制御手段を含むものである。このようにすれば、大動脈内の圧波形とその大動脈よりも下流の所定部位の圧脈波とが対比可能に表示されるので、圧脈波を基準として大動脈内の圧波形の特徴が容易に認識され、動脈硬化などの診断が容易となる利点がある。
【0012】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用された大動脈圧波形検出装置2の使用状態を示す図である。この大動脈圧波形検出装置2は、生体の心臓1から血液を送出する大動脈3の下流の所定部位たとえば一方の腕の手首の皮膚直下に位置する撓骨動脈56の圧脈波P2 (t) からその大動脈3の内の圧波形P1 (t) を非侵襲で検出するためのものであって、その撓骨動脈56の圧脈波P2 (t) を検出するための圧脈波検出装置34と、上記大動脈3から撓骨動脈56までの脈波伝播時間Tの算出の基準点となる信号を得るたえに上記大動脈3に直結する頸動脈6の頸動脈波を検出する頸動脈検出装置7とを備えている。
【0013】
図2は、上記大動脈圧波形検出装置2の構成を説明するブロック線図である。図2において、大動脈圧波形検出装置2は、ゴム製袋を布製帯状袋内に有して、たとえば患者の他方の腕の上腕部12に巻回されるカフ10と、このカフ10に配管20を介してそれぞれ接続された圧力センサ14、切換弁16、および空気ポンプ18とを備えている。この切換弁16は、カフ10内への圧力の供給を許容する圧力供給状態、カフ10内を徐々に排圧する徐速排圧状態、およびカフ10内を急速に排圧する急速排圧状態の3つの状態に切り換えられるように構成されている。
【0014】
圧力センサ14は、カフ10内の圧力を検出して、その圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路22および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁別回路22はローパスフィルタを備え、圧力信号SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ圧を表すカフ圧信号SKを弁別してそのカフ圧信号SKをA/D変換器26を介して電子制御装置28へ供給する。脈波弁別回路24はバンドパスフィルタを備え、圧力信号SPの振動成分である脈波信号SM1 を周波数的に弁別してその脈波信号SM1 をA/D変換器30を介して電子制御装置28へ供給する。この脈波信号SM1 が表すカフ脈波は、患者の心拍に同期して図示しない上腕動脈から発生してカフ10に伝達される圧力振動波である。
【0015】
上記電子制御装置28は、CPU29、ROM31、RAM33、および図示しないI/Oポート等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU29は、ROM31に予め記憶されたプログラムに従ってRAM33の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を出力して切換弁16および空気ポンプ18を制御する。
【0016】
圧脈波検出装置34は、前記カフ10が装着されていない上腕部12の動脈下流側の手首42において、容器状を成すハウジング36の開口端が体表面すなわち皮膚38に対向する状態で装着バンド40により手首42に着脱可能に取り付けられるようになっている。ハウジング36の内部には、ダイヤフラム44を介して圧脈波センサ46が相対移動可能かつハウジング36の開口端からの突出し可能に設けられており、これらハウジング36およびダイヤフラム44等によって圧力室48が形成されている。この圧力室48内には、空気ポンプ50から調圧弁52を経て圧力エアが供給されるようになっており、これにより、圧脈波センサ46は圧力室48内の圧力に応じた押圧力PHDで前記体表面38に押圧される。圧力室48を構成するハウジング36、ダイヤフラム44等が圧脈波センサ46の押圧装置として機能している。
【0017】
上記圧脈波センサ46は、たとえば、単結晶シリコン等から成る半導体チップの平坦な押圧面54に多数の半導体感圧素子(図示せず)が撓骨動脈56を横断する方向にたとえば0.2mm程度の間隔で配列されて構成されており、手首42の体表面38の撓骨動脈56上に押圧されることにより、撓骨動脈56から発生して体表面38に伝達される圧力振動波すなわち圧脈波を検出し、その圧脈波を表す圧脈波信号SM2 をA/D変換器58を介して電子制御装置28へ供給する。圧脈波センサ46は、その平坦な押圧面54によって撓骨動脈56の管壁の一部が平坦となるまでダイヤフラム44により押圧された状態で圧脈波を検出することから、撓骨動脈56の管壁の張力の影響が除去されるので、圧脈波信号SM2 は撓骨動脈56内の圧力を略示すものである。
【0018】
また、前記電子制御装置28のCPU29は、ROM31に予め記憶されたプログラムに従って、空気ポンプ50および調圧弁52へ駆動信号を出力し、圧力室48内の圧力すなわち圧脈波センサ46の皮膚に対する押圧力を調節する。これにより、連続血圧測定に際しては、圧力室48内の圧力変化過程で逐次得られる圧脈波に基づいて圧脈波センサ46の最適押圧力PHDP が決定され、圧脈波センサ46の最適押圧力PHDP を維持するように調圧弁52が制御される。
【0019】
前記頸動脈検出装置7は、その先端押圧部の振動を検出する図示しない振動センサを備え、生体の頸部において頸動脈6を押圧するように装着され、その頸動脈6から発生する頸動脈波K(t) を検出し、その頸動脈波を示す信号をA/D変換器8を介して前記電子制御装置28へ供給する。この頸動脈検出装置7は、たとえば特開昭 − 号公報に記載されいるように構成される。なお、上記頸動脈6は比較的大きな径であって大動脈3に直結されており、しかも上記頸動脈検出装置7は大動脈3から数センチの位置に押圧されるので、その頸動脈検出装置7は、大動脈3内の圧波形の発生時期を実質的に検出する機能を有している。
【0020】
図3は、上記電子制御装置28の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図3において、血圧測定手段70は、たとえばカフ10の圧迫圧力が所定の目標圧力値PCM(たとえば、180mmHg程度の圧力値)まで急速昇圧させた後に3mmHg/sec程度の速度で徐速降圧させられる徐速降圧期間内において、順次採取される脈波信号SM1 が表す脈波の振幅の変化に基づきよく知られたオシロメトリック法を用いて最高血圧値BPSYS および最低血圧値BPDIA などを決定する。
【0021】
関係決定手段72は、上記血圧測定手段70により測定された最高血圧値BPSYS および最低血圧値BPDIA と、そのときに圧脈波検出装置34により検出された圧脈波P2 (t) のピーク値すなわち最高値および最低値とに基づいて、生体の血圧値と圧脈波P2 (t) との関係を決定する。この関係は、カフ10を用いて測定した血圧値を基準として連続血圧値或いは連続血圧波形EBP(t) を得るために圧脈波P2 (t) に絶対値を付与するためのものであり、たとえば数式1に示す一次式で表される。数式1において、αおよびβは定数である。
【0022】
【数1】
EBP(t) =αP2 (t) +β
【0023】
連続血圧決定手段74は、上記数式1に示す関係から、実際の圧脈波P2 (t) に基づいて、連続血圧値或いは連続血圧波形EBP(t) を逐次算出して生体の最高血圧値EBPSYS および最低血圧値EBPDIA を算出する。この連続血圧波形EBP(t) は、生体の血圧値の瞬時値を示す波形であり、その上ピーク値が生体の最高血圧値EBPSYS 、下ピーク値が最低血圧値EBPDIA に対応している。
【0024】
表示制御手段82は、上記連続血圧決定手段74により決定された連続血圧波形EBP(t) を、表示器32の表示画面における時間軸と血圧値軸とから成る二次元座標内に表示させるとともに、最高血圧値EBPSYS および最低血圧値EBPDIA を数値表示させる。
【0025】
圧脈波伝播時間決定手段76は、頸動脈波K(t) と圧脈波P2 (t) とから、大動脈3から所定部位の撓骨動脈56までの圧脈波伝播時間Tを決定する。この圧脈波伝播時間決定手段76では、たとえば、頸動脈波K(t) および圧脈波P2 (t) の振幅の1/5の立ち上がり点間の時間差、或いは頸動脈波K(t) および圧脈波P2 (t) の立ち上がり部分の最大傾斜点間の時間差から、上記圧脈波伝播時間Tが決定される。
【0026】
伝達関数決定手段78は、上記の圧脈波伝播時間決定手段76により決定された圧脈波伝播時間Tに基づいてたとえば数式2に示す伝達関数Hを決定する。数式2において、P1 (t) は大動脈圧波形、P2 (t) は撓骨動脈56の圧脈波、Δ(=e-jwT:但し、wは角速度を示すものとする。)は大動脈部と撓骨動脈部との間の時間遅れ因子、Tは大動脈部と撓骨動脈部との間の脈波伝播時間、Γは動脈末梢部の反射係数である。
【0027】
【数2】
H=P1 (t) /P2 (t) =(1+ΓΔ2 )/(Δ+ΓΔ)
【0028】
上記伝達関数Hは、たとえば図5に示すようにケーブルモデルおよび3要素ウインドケッセルモデルの組み合わせた生体モデルに基づいて設定されている。図5において、動脈内の進行波の圧力および流量をPf およびQf 、動脈末梢部で反射される反射波の圧力および流量をPb およびQb 、末梢部の反射係数をΓ、大動脈部と撓骨動脈部との間および撓骨動脈部と動脈末梢部との間の特性インピーダンスをZc 、動脈末梢部の血管抵抗をR、動脈末梢部の血管弾性をCとすると、撓骨動脈部での進行波の圧力Pf2は大動脈部での進行波の圧力Pf1に遅れ因子Δを掛けた値ΔPf1で示される一方、撓骨動脈部での反射波の圧力Pb2は撓骨動脈部での進行波の圧力Pf2に反射係数Γを掛けた値ΓPf2(=ΓΔPf1)で示されるので、結局、大動脈部での反射波の圧力Pb1はΓΔ2 Pf1となる。したがって、大動脈圧P1 は数式3によって示され、撓骨動脈圧P2 は数式4によって示されるので、伝達関数Hは、上記数式2のように表される。
【0029】
【数3】
P1 =Pf1+Pb1=(1+ΓΔ2 )Pf1
【0030】
【数4】
P2 =Pf2+Pb2=(Δ+ΓΔ)Pf1
【0031】
大動脈圧波形算出手段80は、上記伝達関数決定手段78により決定された伝達関数Hから、前記圧脈波検出装置34により検出された所定部位の動脈すなわち撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) すなわち連続血圧波形EBP(t) に基づいて、大動脈6内の圧波形P1 (t) を算出する。このようにして算出される大動脈6内の圧波形P1 (t) は、絶対値を有する連続血圧波形EBP(t) に基づいて算出されたものであることから、その大きさが絶対値を示している。
【0032】
表示制御手段82は、図4に示すように、上記大動脈圧波形算出手段80により算出された大動脈内の圧波形P1 (t) を、表示器32の表示画面における時間軸と血圧値軸とから成る二次元座標内に、前記圧脈波検出装置34により検出された撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) と、共通の時間軸(横軸)に沿って対比可能に表示させる。上記二次元座標の血圧値軸(縦軸)は、絶対値を示す軸であるから、大動脈内の圧波形P1 (t) の大きさが絶対値表示され、その瞬時値を読むことが可能である。
【0033】
図6および図7は、上記大動脈圧波形検出装置8の電子制御装置28における制御作動の要部を説明するフローチャートであり、所定の制御サイクルで繰り返し実行される。図6は連続血圧測定ルーチンを、図7は大動脈6の圧波形を逐次算出するルーチンをそれぞれ示している。
【0034】
図6において、ステップSA1(以下、ステップを省略する。)において図示しないカウンタやレジスタをクリアする初期処理が実行される。次いで、SA2では、切換弁16が圧力供給状態に切り換えられ且つ空気ポンプ18が駆動されることにより、血圧測定のためにカフ10の急速昇圧が開始される。続くSA3では、カフ圧PC が180mmHg程度に予め設定された目標圧迫圧PCM以上となったか否かが判断される。このSA3の判断が否定された場合は、上記SA2以下が繰り返し実行されることによりカフ圧PC の上昇が継続される。しかし、カフ圧PC の上昇により上記SA3の判断が肯定されると、前記血圧測定手段70に対応するSA4において、血圧測定アルゴリズムが実行される。すなわち、空気ポンプ18を停止させ且つ切換弁16を徐速排圧状態に切り換えてカフ10内の圧力を予め定められた3mmHg/sec程度の緩やかな速度で下降させることにより、この徐速降圧過程で逐次得られる脈波信号SM1 が表す脈波の振幅の変化に基づいて、良く知られたオシロメトリック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って最高血圧値BPSYS 、平均血圧値BPMEAN、および最低血圧値BPDIA が測定されるとともに、脈波間隔に基づいて脈拍数などが決定されるのである。そして、その測定された血圧値および脈拍数などが表示器32に表示されるとともに、切換弁16が急速排圧状態に切り換えられてカフ10内が急速に排圧される。
【0035】
次いで、SA5では、圧脈波検出装置34により検出された一個分すなわち一周期分の圧脈波P2 (t) が読み込まれた後、前記関係決定手段72に対応するSA6では、その圧脈波P2 (t) のピーク値すなわち最高値および最低値とSA4において測定された最高血圧値BPSYS および最低血圧値BPDIA とに基づいて、それらの関係EBP(t) =αP2 (t) +βが決定される。
【0036】
SA7では、圧脈波検出装置34により検出された一個分の圧脈波P2 (t) が新たに読み込まれたか否かが判断される。このSA7の判断が否定された場合はSA7の実行が繰り返されるが、肯定された場合は、前記連続血圧決定手段74に対応するSA8において、上記関係EBP(t) =αP2 (t) +βから実際の圧脈波P2 (t) に基づいて連続血圧値すなわち血圧波形EBP(t) が決定される。
【0037】
そして、SA9では、SA4においてカフ10による血圧測定が行われてからの経過時間が予め設定された15乃至20分程度の設定周期すなわちキャリブレーション周期を経過したか否かが判断される。このSA9の判断が否定された場合には、前記SA7以下の連続血圧測定ルーチンが繰り返し実行され、連続血圧値すなわち血圧波形EBP(t) が1拍毎に連続的に決定されるが、このSA9の判断が肯定された場合には、前記対応関係を再決定するために前記SA2以下が実行されることにより、前記の関係EBP(t) =αP2 (t) +βが更新される。
【0038】
図7の大動脈圧波形算出ルーチンにおいて、SB1では頸動脈検出装置7により一つの頸動脈波K(t) が検出されたか否かが判断される。このSB1の判断が肯定された場合には、SB2において圧脈波検出装置34により一つの圧脈波P2 (t) が検出されたか否かが判断される。上記SB1およびSB2のいずれかの判断が否定された場合には本ルーチンが終了させられる。しかし、上記SB1およびSB2の判断がいずれも肯定された場合には、SB3において、大動脈3から撓骨動脈56までの圧脈波伝播時間Ti が、上記頸動脈波K(t) および圧脈波P2 (t) のそれぞれ所定の基準点たとえば最大傾斜点の間の時間を求めることにより決定される。
【0039】
次いで、SB4において、圧脈波伝播時間Tが予め設定されたN回たとえば10回算出されたか否かが判断される。当初はSB4の判断が否定されるので、後述のSB7以下が実行される。しかし、圧脈波伝播時間Ti がN回算出されると、SB4の判断が肯定されることから、SB5において、N個の圧脈波伝播時間T1 ・・・T10の平均値Tavが算出され、その平均値Tavが圧脈波伝播時間Tとして更新される。本実施例では、上記SB1乃至SB5が前記圧脈波伝播時間決定手段76に対応している。
【0040】
次いで、前記伝達関数決定手段88に対応するSB6では、上記圧脈波伝播時間Tに基づいて時間遅れ因子Δ(=e-jwT)を算出することにより、伝達関数H(=(1+ΓΔ2 )/(Δ+ΓΔ))を決定する。続いて、前記大動脈圧波形算出手段80に対応するSB7において、上記伝達関数H(=(1+ΓΔ2 )/(Δ+ΓΔ))から実際の圧脈波P2 (t) に基づいて、大動脈3内の圧波形P1 (t) が算出される。
【0041】
そして、前記表示制御手段82に対応するSB7により、図4に示すように、大動脈3内の圧波形P1 (t) が、血圧値軸と時間軸との二次元座標において圧脈波P2 (t) と共通の時間軸に沿って対比可能に並列的に表示される。
【0042】
上述のように、本実施例によれば、大動脈圧波形算出手段80(SB7)により、圧脈波伝播時間Tに基づいて決定された伝達関数Hから、圧脈波検出装置34により検出された大動脈3の下流の所定部位の撓骨動脈56の圧脈波P2 (t) に基づいて、大動脈3内の圧波形P1 (t) が算出されるので、非侵襲で大動脈の圧波形が検出されるとともに、その大動脈の圧波形を用いることにより診断の精度が十分に得られる。
【0043】
また、本実施例によれば、圧脈波検出装置34は、圧力検出素子が設けられた平坦な押圧面54を有する圧脈波センサ48と、その圧脈波センサ48を前記所定部位の撓骨動脈56の管壁の一部を平坦とするまで押圧する押圧装置(36、38)とを備えたものであることから、上記所定部位の撓骨動脈56の管壁の張力の影響を受け難くなるので、その圧脈波検出装置34により検出される圧脈波は、上記所定部位の動脈内の内の圧力を精度よく示すものとなる。
【0044】
また、本実施例によれば、大動脈3に直結する頸動脈6を押圧してその頸動脈内を伝播する頸動脈波を検出する頸動脈波検出装置7が設けられ、圧脈波伝播時間決定手段76(SB1乃至SB5)は、その頸動脈波検出装置7により頸動脈が検出されてから圧脈波検出置34により撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) が検出されるまでの時間差に基づいて脈波伝播時間Tを決定するものであるので、伝播時間Tの決定の基準点である大動脈の圧波形P1 (t) の発生時期が正確に検出される利点がある。
【0045】
また、本実施例によれば、カフ10を用いて生体の血圧値を測定する血圧測定手段70(SA4)と、その血圧測定手段70により測定された血圧値と圧脈波検出装置34により検出された圧脈波の大きさとの関係を予め決定する関係決定手段72(SA6)と、その関係決定手段72により決定された関係から圧脈波検出装置34により検出された圧脈波に基づいて前記所定部位の撓骨動脈56内の血圧波形EBP(t) を決定する連続血圧決定手段74(SA8)と、大動脈圧波形算出手段80によりその血圧波形EBP(t) に基づいて算出された大動脈内の圧波形P1 (t) を、図4に示すように、表示器32において、血圧値の絶対値を示す血圧値軸と時間軸とからなる二次元座標内に表示させる表示制御手段82(SB8)とが設けられているので、大動脈3内の圧波形の大きさが定量的に表示される利点がある。
【0046】
また、本実施例によれば、大動脈圧波形算出手段80(SB7)により算出された大動脈3内の圧波形P1 (t) と、圧脈波検出装置34により検出された所定部位の皮膚直下に位置する撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) とを、共通の時間軸に沿って対比可能に表示器32に表示させる表示制御手段82とが備えられていることから、大動脈3内の圧波形P1 (t) とその大動脈3よりも下流の所定部位の圧脈波P2 (t) とが対比可能に表示されるので、圧脈波を基準として大動脈内の圧波形の特徴が容易に認識され、動脈硬化などの診断が容易となる利点がある。
【0047】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0048】
たとえば、前述の実施例の圧脈波伝播時間決定手段76では、圧脈波伝播時間TはN回の値の平均値を以て更新されていたが、その回数Nは必要に応じて適宜変更され得るものであり、また、1回毎の値が圧脈波伝播時間Tとして更新されてもよい。
【0049】
また、前述の実施例の圧脈波伝播時間決定手段76では、頸動脈波K(t) の発生と圧脈波P2 (t) の発生との時間差に基づいて大動脈から撓骨動脈までの圧脈波伝播時間Tが決定されていたが、心音マイクロホンにより検出された心臓の収縮音の発生と圧脈波P2 (t) の発生との時間差、或いは心電誘導波形の所定部位の波形の発生と圧脈波P2 (t) の発生との時間差に基づいて大動脈から撓骨動脈までの圧脈波伝播時間Tが決定されてもよい。
【0050】
また、前述の実施例において、大動脈3の下流の所定部位の動脈の圧脈波として撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) が用いられていたが、足背動脈の圧脈波などの他の部位の圧脈波が用いられてもよい。但し、圧脈波P2 (t) は大動脈3の圧波形の算出の基礎となるものであって、圧脈波センサ46の平坦な押圧面54により押圧されたとき、管壁の一部が平坦となるまで押圧されることが望ましいが、その管壁の一部が平坦となるまで押圧しようとする場合には、たとえば頸動脈では硬いバックアップがないため不可能であり、動脈が逃げないように、骨などによってバックアップされることが望まれる。この点において、撓骨動脈56あるいは足背動脈が望ましいのである。
【0051】
また、前述の実施例では、血圧測定手段70、関係決定手段72、連続血圧決定手段74が設けられていたが、圧脈波検出装置34から出力される圧脈波P2 (t) の絶対値の信頼性が高く、カフ10を用いて測定した血圧値に基づくキャリブレーションが不要である場合には、それら血圧測定手段70、関係決定手段72、連続血圧決定手段74が設けられていなくても差し支えない。
【0052】
また、前述の実施例の表示制御手段82は、図4に示すように、大動脈3内の圧波形P1 (t) とその大動脈3よりも下流の所定部位の圧脈波P2 (t) とを、共通の時間軸に沿って並列的に対比可能に表示させていたが、たとえば図9に示すように、血圧値軸と時間軸とから成る二次元座標において相互に重ねた状態で、さらに好ましくは振幅を正規化して相互の振幅を一致させた状態で表示させてもよい。このようにすれば、両者の差異が明確となって診断が一層容易となる。
【0053】
また、前述の実施例では、頸動脈検出装置7は生体の頸部に連続的に装着されるものであったが、たとえば、圧脈波伝播時間Tを一旦決定すると、その圧脈波伝播時間Tを所定期間使用できる場合には、その圧脈波伝播時間Tの決定期間だけ装着されるようにしてもよい。
【0054】
また、前述の実施例では、大動脈3の圧波形P1 (t) は、血圧値軸と時間軸とからなる二次元座標において撓骨動脈56内の圧脈波P2 (t) と対比可能に共通の時間軸に沿って表示されていたが、単独で表示されていたもよいし、血圧値軸の替わりに、血圧値の相対値を示す血圧軸が用いられてもよい。
【0055】
その他、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である大動脈圧波形検出装置の構成を示す図である。
【図2】図1の実施例の電気的構成を説明するブロック図である。
【図3】図1の実施例の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図4】図1の実施例において、大動脈の圧波形の表示例を示す図である。
【図5】図1の実施例の伝達関数決定手段により決定される伝達関数の基礎となる生体モデルを説明する図である。
【図6】図1の実施例の電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートであって、連続血圧決定ルーチンを示す図である。
【図7】図1の実施例の電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートであって、大動脈圧波形算出ルーチンを示す図である。
【図8】本発明の他の実施例の電気的構成を説明する、図2に相当する図である。
【図9】本発明の他の実施例における大動脈の圧波形の表示例を示す、図4に相当する図である。
【符号の説明】
7:頸動脈検出装置
10:カフ
32:表示器
34:圧脈波検出装置
46:圧脈波センサ
54:押圧面
70:血圧測定手段
72:関係決定手段
74:連続血圧決定手段
76:圧脈波伝播時間決定手段
78:伝達関数決定手段
80:大動脈圧脈波算出手段
82:表示制御手段
Claims (6)
- 生体の心臓から全身へ血液を送出する大動脈内の圧波形を非侵襲で検出する大動脈圧波形検出装置であって、
前記大動脈から所定距離だけ離隔した所定部位であって皮膚直下に位置する動脈を該皮膚の上から押圧することにより、該動脈内の圧脈波を検出する圧脈波検出装置と、
前記大動脈から前記所定部位の動脈までの圧脈波伝播時間を決定する圧脈波伝播時間決定手段と、
該圧脈波伝播時間決定手段により決定された圧脈波伝播時間に基づいて伝達関数を決定する伝達関数決定手段と、
該伝達関数決定手段により決定された伝達関数から、前記圧脈波検出装置により検出された前記所定部位の動脈内の圧脈波に基づいて、前記大動脈内の圧波形を算出する大動脈圧波形算出手段と
を、含むことを特徴とする大動脈圧波形検出装置。 - 前記圧脈波検出装置は、圧力検出素子が設けられた平坦な押圧面を有する圧脈波センサと、該圧脈波センサを前記所定部位の動脈の壁の一部を平坦とするまで押圧する押圧装置とを備えたものである請求項1の大動脈圧波形検出装置。
- 頸動脈を押圧して該頸動脈内を伝播する頸動脈波を検出する頸動脈波検出装置をさらに含み、前記圧脈波伝播時間決定手段は、該頸動脈波検出装置により頸動脈が検出されてから前記圧脈波検出装置により撓骨動脈内の圧脈波が検出されるまでの時間差に基づいて脈波伝播時間を決定するものである請求項1または2の大動脈圧波形検出装置。
- 前記伝達関数決定手段は、大動脈圧波形をP、前記所定部位の動脈内の圧波形をP’、脈波伝播時間をT、Δ(=e-jwT)を時間遅れ因子、Γを動脈内の反射係数としたとき、次式により示される伝達関数Hを決定するものである請求項1乃至3のいずれかの大動脈圧波形検出装置。
H=P/P’=(1+ΓΔ2 )/(Δ+ΓΔ) - カフを用いて前記生体の血圧値を測定する血圧測定手段と、該血圧測定手段により測定された血圧値と前記圧脈波検出装置により検出された圧脈波の大きさとの関係を予め決定する関係決定手段と、該関係決定手段により決定された関係から前記圧脈波検出装置により検出された圧脈波に基づいて前記所定部位の動脈内の血圧波形を決定する連続血圧決定手段と、前記大動脈圧波形算出手段により該血圧波形に基づいて算出された大動脈内の圧波形を血圧値の絶対値を示す血圧値軸と時間軸とからなる二次元座標内に表示させる表示制御手段とを、含む請求項1乃至4のいずれかの大動脈圧波形検出装置。
- 前記大動脈圧波形算出手段により算出された大動脈内の圧波形と、前記圧脈波検出装置により検出された前記所定部位の動脈内の圧脈波とを、共通の時間軸に沿って対比可能に表示器に表示させる表示制御手段を含むものである請求項1乃至5のいずれかの大動脈圧波形検出装置。
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