JP3671468B2 - 受信装置及び表示制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ページング受信機に用いて好適な受信装置に係り、詳細には、着信データを分類して表示及び又は記憶するメモリ機能を有する受信装置及び表示記憶制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、ページャーは、自動車電話や携帯電話に比べて使用料金が安いため、企業が営業マンの外出先からの電話連絡用として持たせるだけでなく、個人が外出中の友人との手軽なコミュニケーションツールとして利用するケースが急増している。従来のページャーへのアクセス手段としては、個人の場合には電話があり、企業、個別情報提供者の場合にはオペレーションサービス会社、パソコン入力、情報加工会社等がある。
【0003】
これらのアクセス手段で作成された情報は、公衆回線網を介してページャーサービス会社に送信され、ページャーサービス会社から個人所有あるいは企業所有のポケットベルの呼出番号別に送信情報が作成されて送信される。ページャーとしては数字情報の受信が可能なNP(ニューメリック・ページャー)型、文字情報の受信が可能なIP(インフォメーション・ページャー)型等がある。
【0004】
これらのページャーでは、データ提供者からページャーサービス会社に記憶されたメッセージデータを付加して送信される呼出信号によって、電話連絡が必要である旨を、報知音、表示灯の点灯あるいは振動によって報知したり、呼出信号にメッセージを付加して送信することにより電話連絡先の電話番号や連絡先名、連絡時間、待合せ場所等を表示するようになっている。
また、従来のページャーでは、呼出信号によって指示されるアドレス、サブアドレス毎に着信データを分類して保存するメモリ機能を備えたものがあり、送信側は、サブアドレスを変えてデータを送信することにより、用件別にデータを設定して送信する等の情報サービスに利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のページャーにあっては、着信データをそのままキャラクタデータに展開して表示部に表示するようになっていたため、情報サービス等の特定の表示形式を伴うデータを受信側ページャーに着信表示させる際には、表示されない空白データ等を含む全ての表示内容データを送信する必要があったため、データ送信効率が悪いという問題点があった。
【0006】
すなわち、例えば、定型表示のメッセージデータを送信する場合は、時間、場所等の項目別にデータを表示させるために、項目間に所定の空白を挿入する必要があるため、送信データにおいて実際に表示されるデータ量よりも表示されない空白データ量の方が多くなる可能性があり、送信時間及び通信費が無駄になるという問題点があった。
【0007】
また、呼出信号のアドレス、サブアドレスを複数記憶して着信データを着信アドレス毎に分類して保存、管理するメモリ機能を有するページャーでは、これらの着信データは主に着信したアドレス、サブアドレスに対応する情報サービスの個別管理に利用できるだけであったため、受信者は通常のメッセージの場合、時間、場所等の着信データを管理することができず、メッセージメモリを有効に利用することができないという問題点があり、受信者が所望のメッセージを見る際の検索操作が不便になるという問題があった。
また、前述の情報サービスに対応するページャーでは、情報サービスの新規加入や変更手続等をサービス会社に申告する際、その度にサービス会社にページャー利用者が出向くことになり、非常に不便であった。
【0008】
本発明の課題は、定型の表示形式でデータを表示させる際のデータ送信量を圧縮できるとともに、受信者が着信データの分類及び管理を行え、メッセージメモリの有効利用が図れる受信装置及び表示記憶制御方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の受信装置は、各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信する受信手段と、前記識別コードに対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶する表示形式記憶手段と、前記受信手段によって受信されたデータより表示形式指定データを検出する検出手段と、この検出手段によって検出された表示形式指定データに基づいて前記表示形式記憶手段より対応する表示形式を抽出する抽出手段と、前記受信されたデータに含まれる項目情報を、この抽出手段によって抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示する表示手段と、前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する記憶手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2記載の発明に記載するように、
請求項1記載の受信装置において、
前記データより表示形式を設定する表示形式設定データを検出する設定データ検出手段と、
前記設定データ検出手段によって、前記データより表示形式設定データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に新たに表示形式指定データと表示形式と対応させて記憶させる記憶制御手段と、
を更に備えるようにしてもよい。
【0011】
また、請求項3記載の発明に記載するように、
請求項1記載の受信装置において、
前記データより、前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更する表示形式変更データを検出する変更データ検出手段と、
前記変更データ検出手段によって、前記データより表示形式変更データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更させる変更手段と、
を更に備えるようにしてもよい。
【0012】
請求項4に記載の発明の表示制御方法は、受信装置は、各項目を識別する識別コードに対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶するメモリを備え、各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップにて受信されたデータより表示形式指定データを検出する検出ステップと、この検出ステップにて検出された表示形式指定データに基づいて前記メモリより対応する表示形式を抽出する抽出ステップと、前記受信されたデータに含まれる項目情報を、この抽出ステップにて抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示する表示ステップと、前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する記憶ステップと、からなることを特徴としている。
【0013】
よって請求項1記載の発明の受信装置によれば、表示形式記憶手段には、各項目に対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶され、受信手段により、各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信し、検出手段により当該受信されたデータより表示形式指定データを検出すると、抽出手段が、この検出手段によって検出された表示形式指定データに基づいて前記表示形式記憶手段に記憶された表示形式を抽出し、表示手段が、前記受信されたデータに含まれる項目情報をこの抽出手段によって抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示し、記憶手段が、前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する。
【0014】
したがって、受信装置側では、受信したデータに含まれる表示形式指定データと識別コードが付与された複数の項目情報とによって、表示形式指定データによって指定される表示形式で項目情報毎に表示され、さらに着信したデータはこの表示形式指定データによって対応するメモリエリアに分類、格納されるので、受信側では、項目情報の順序が任意に変えられて受信されても、指定された表示形式に対応して項目情報を表示することができ、また、指定された表示形式によって受信データを記憶管理することができる。さらに、当該受信装置のユーザーは受信データを保存するメモリエリアを表示形式指定データ別に設定することができ、受信データを分類することができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の受信装置において、前記データより表示形式を設定する表示形式設定データを検出する設定データ検出手段と、前記設定データ検出手段によって、前記データより表示形式設定データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に新たに表示形式指定データと表示形式と対応させて記憶させる記憶制御手段とを更に備える。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の受信装置において、
前記データより、前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更する表示形式変更データを検出する変更データ検出手段と、前記変更データ検出手段によって、前記データより表示形式変更データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更させる変更手段と、を更に備える。
【0017】
したがって、本発明の受信装置に対して表示形式の追加あるいは変更するためのデータを送信する際には、新たな表示形式を指定する指定コードあるいは既に記憶されている指定コードと表示形式データのみを送信するだけで良いため、送信データ量を圧縮することができ、表示内容の多い情報サービスや個別情報の追加や変更を送信可能な文字表示型ページャーに対して容易に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、各項目を識別する識別コードに対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶するメモリを備えた受信装置の表示制御方法であって、
各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップにて受信されたデータより表示形式指定データを検出する検出ステップと、この検出ステップにて検出された表示形式指定データに基づいて前記メモリより対応する表示形式を抽出する抽出ステップと、前記受信されたデータに含まれる項目情報を、この抽出ステップにて抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示する表示ステップと、前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する記憶ステップと、を含む。
したがって、本発明の表示制御方法を適用した受信装置は、受信装置側では、受信したデータに含まれる表示形式指定データと識別コードが付与された複数の項目情報とによって、表示形式指定データによって指定される表示形式で項目情報毎に表示され、さらに着信したデータはこの表示形式指定データによって対応するメモリエリアに分類、格納されるので、受信側では、項目情報の順序が任意に変えられて受信されても、指定された表示形式に対応して項目情報を表示することができ、また、指定された表示形式によって受信データを記憶管理することができる。さらに、当該受信装置のユーザーは受信データを保存するメモリエリアを表示形式指定データ別に設定することができ、受信データを分類することができる。
【0018】
【実施の形態】
以下、図1〜図33を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図8は、本発明を適用したページャーの第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1は、ページャー1のブロック構成図である。
この図において、ページャー1は、アンテナ2、RF受信部3、デコーダ部4、ID−ROM5、キー入力部6、CPU7、P−ROM8、RAM9、D−ROM10、報知駆動部11、スピーカー12、LED13、表示駆動部14及びLCD16等により構成される。
【0019】
アンテナ2は、図外のページャーサービス会社等から無線で送信される呼出信号を受信して受信部3に出力する。受信部3は、デコーダ部4より入力される間欠信号により制御され、アンテナ2より入力される呼出信号を間欠受信し、検波、復調した後、デジタルデータに変換してデコーダ部4に出力する。
【0020】
デコーダ部4は、受信部3より入力される呼出信号の呼出番号が自己の呼出番号と一致するか否かを、予め自己の呼出番号を登録してあるID−ROM5により判断し、一致していれば受信部3へ受信を継続させるとともに、CPU7に当該ページャー1への呼出検出信号を出力する。また、デコーダ部4は、CPU7より入力される要求に基づいて、呼出信号とともに着信したメッセージ情報をCPU7に出力する。
【0021】
ID−ROM5は、自己の呼出番号を登録するメモリエリアを形成する。
キー入力部6は、テンキーやモードキー、電源スイッチ等から構成され、各キーの入力操作による指示信号をCPU7に出力する。
CPU(Central Processing Unit )7は、P−ROM8に格納されている各種制御プログラムに基づいてデコーダ部4より入力される着信データをRAM9に格納するとともに、キー入力部6より入力される入力指示信号に応じてページャー1内の各部を制御し、着信したメッセージデータやキー入力部6から入力されるキー入力データ等を一時的に記憶した後、LCD15に出力して表示させ、この着信したデータに基づいて報知駆動部11に出力してスピーカー12を報音させたり、LED13を点滅させて、着信を報知する。
【0022】
また、CPU7は、後述する着信処理に際して、着信データに表示フォーマットを指定する指定コード(表示形式指定データ)が付加されていることを検出した場合は、その指定コードに含まれるフォーマットNo.よってD−ROM10より抽出された表示フォーマットに基づいて、着信データを指定された表示フォーマットの各位置に配置するように展開し、LCD15に表示させる。
【0023】
P−ROM(Read Only Memory)8は、プログラムROMであり、CPU7が実行する各種制御プログラムを格納する。
RAM(Random Access Memory)9は、CPU7から入力される着信データやキー入力データ等を一時的に格納するメモリエリアを形成するとともに、図2に示すようにフォーマットナンバーに対応して情報サービス1〜nの表示内容を格納するメモリエリアを形成する。
【0024】
D−ROM10は、データROMであり、電気的に書き替え可能なEEPROMで構成されている。そして、その内部は図3に示すように、フォーマットNo.と表示フォーマットを対応させて記憶している。そして、D−ROM10は、着信データに付加されるフォーマットNo.に対応する図4(a)〜(c)に示すような各種表示フォーマットをデータ化して個別に格納し、又、後述する着信データにおいて、表示フォーマット指定コードに続く、後続データ(表示内容)を、表示フォーマット毎に順次分類、格納するメモリエリアを形成する。
【0025】
例えば、図4(a)は、株価情報を表示させるための表示フォーマット、図4(b)は、在庫情報を表示させるための表示フォーマット、図4(c)は、スケジュールを表示させるための表示フォーマットである。これらの各表示フォーマットには、表形式指定コードに含まれるフォーマットNo.として、例えば、“05”、“10”、“30”が、それぞれ設定されるとともに、受信した表示内容の指定表示先を示す展開エリアが、図中においては“−−−−”により設定されている。
【0026】
報知駆動部11は、CPU7から入力される報知データによりスピーカー12から報知音を出力させるとともに、LED13を点滅させて着信を報知する。表示駆動部14は、CPU7から入力される表示制御データによりLCD(Liquid Crystal Display)15を駆動して、着信データを表示させる。
【0027】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
本実施の形態のページャー1における着信処理について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ページャー1は、ページャーサービス会社から送信される当該ページャー1への呼出信号の着信を検出した場合は、その呼出信号の呼出番号がID−ROM5に格納されている自己の呼出番号と一致しているか否かを判断し、一致している場合は受信部3へ駆動を継続させてデコーダ部4から呼出検出信号に続いて入力される着信データにメッセージデータが含まれているか否かを判別する(ステップS1)。
【0028】
着信データにメッセージデータが含まれている場合は、メッセージデータの先頭に表示フォーマット指定コードが有るか否かを判別し(ステップS2)、表示フォーマット指定コードが有る場合は、その表示フォーマット指定コードに含まれるフォーマットNo.に対応した表示フォーマットがD−ROM10に設定されているか否かを検索する(ステップS3、S4)。対応する表示フォーマットデータが登録されている場合は、その表示フォーマットをRAM9上に展開する(ステップS5)。
【0029】
この表示フォーマットの展開終了後、メッセージデータの表示フォーマット指定コードの後に後続データ(表示内容)が有るか否かを判別する(ステップS6)。後続データ(表示内容)が有る場合は、この後続データ(表示内容)を先にRAM9に展開した表示フォーマット上に展開して(ステップS7)、この展開した2つのデータを表示データとして表示駆動部14へ転送し(ステップS8)、LCD15に表示させ(ステップS9)、本処理を終了する。
【0030】
また、ステップS1で着信データにメッセージデータが含まれていない場合は、報知駆動部11により着信報知処理のみを行って、“メッセージ無し”の表示データをRAM9に展開し(ステップS10)、この展開した表示データを表示駆動部14へ転送し(ステップS8)、LCD15に表示させ(ステップS9)、本処理を終了する。
【0031】
なお、LCD15に表示された表示データは、展開された表示フォーマットのフォーマットNo.に基づいて分類され、D−ROM10内に設けられたメモリエリアのフォーマットNo.毎に区分けされたエリアに順次格納、管理される。また、ステップS2で表示フォーマット指定コードが無い場合は、着信データに含まれる全てのデータが表示データとなるため、このデータを対応するキャラクタデータに変換して(ステップS11)、この変換したキャラクタデータを表示駆動部14へ転送し(ステップS8)、LCD15に通常の表示形式で表示させ(ステップS9)、本処理を終了する。
【0032】
また、ステップS4で表示フォーマット指定コードに対応するフォーマットNo.が設定されていない場合、あるいはステップS6でフォーマット指定コードの後に後続データ(表示内容)が無い場合は、着信は無いものとして着信待ち処理に移行する。
【0033】
以上のページャー1の着信処理による、着信データの展開例を図6及び図7を参照して説明する。
図6(a)は、ページャー1に着信した着信データのデータ構成の一例を示す図であり、先頭からアドレス(ページャー1の呼出番号)、表示フォーマット指定コード、後続データ(表示内容)の順に設定されている。送信側より当該ページャー1に対して送信する際には、この構成順序で各データが設定されて送信される。
【0034】
例えば、株価情報に関するデータをページャー1が着信した場合の、アドレスデータの後に続く表示フォーマット指定コード及び後続データ(表示内容)部分に設定されるデータ例を以下に示す。
【0035】
“((050123 ○○○ 1040 10高0124 △△△ 1540100下”
この受信データにおいて、“((05”は表示フォーマット指定コードであり、この表示フォーマット指定コードより後のデータが後続データ(表示内容)である。表示内容として、“0123 ○○○ 1040 10高”と“0124△△△ 1540100下”が、それぞれ表示されたフォーマットのエリア上に展開する際の一連の後続データを構成している。
【0036】
これら一連の後続データにおいて、“0123”及び“0124”は銘柄コード、“○○○”及び“△△△”は銘柄、“1040”及び“1540”は株価、“10”、“高”及び“100”、“下”は株価の変動及び変動値を示すものである。
【0037】
したがって、ページャー1が“((050123 ○○○ 1040 10高0124 △△△ 1540100下”の着信を検出すると、“((05”で示される表示フォーマット指定コードのフォーマットNo.を判別して、図4(a)に示した“05”の株価情報を配置表示するための表示フォーマットを、指定コード“((05”に対応するデータとしてD−ROM10より読み出してRAM9に展開する。
【0038】
次いで、一連の後続データ“0123 ○○○ 1040 10高”と“0124 △△△ 1540100下”をスペース(空白)データによって順次項目毎に判別し、図7に示すように、展開したフォーマット上の対応する各表示位置に表示内容データを展開し、この展開した表示内容データを表示フォーマットデータとともに、表示データとして表示駆動部14へ転送し、LCD15に表示データとして表示させる。
【0039】
また、ページャー1では、図4(b)及び図4(c)に示した商品等の在庫情報の表示フォーマット及びスケジュールの表示フォーマットについても、着信データ中の指定コードに含まれるフォーマットNo.によって指定された場合も同様に、対応する表示フォーマットをD−ROM10より読み出してRAM9に展開し、同様に後続データを順次項目毎に判別して展開することで、LCD15に表示データとして表示される。
【0040】
以上のように、データを定型の表示形式で表示させるための表示フォーマットをページャー1に格納したことにより、送信側では、当該ページャー1に表示データを送信する際には、表示フォーマットを指定する指定コードと後続データ(表示内容)のみを送信するだけで良いため、送信データ量を圧縮することができ、表示データの多い情報サービスや個別情報を送信可能な文字表示型ページャーに対して有効に利用することができる。
【0041】
また、上記実施の形態では、着信した表示フォーマット指定コードに基づき、指定された表示フォーマット上に文字表示データを表示する例を示したが、D−ROM10が電気的に書き換え可能なEEROMで構成されることにより、着信したメッセージデータに基づきD−ROM10の設定内容を変えることも可能である。
【0042】
図6(b)は、ページャー1に着信した着信データにおいて、D−ROM10の設定内容を書き替えるデータのデータ構成を示す図であり、先頭からアドレス(ページャー1の呼出番号)、書き替えを指定する登録指定コード、書き替え対象となる表示フォーマットのフォーマットNo.、表示フォーマットの順に設定されている。送信側より当該ページャー1に対してD−ROM10の設定内容を書き替える内容を送信する際には、この構成順序で各データが設定されて送信される。
【0043】
この図6(b)の着信データをページャー1で着信する際のページャー1における着信処理について図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ページャー1は、ページャーサービス会社から送信される当該ページャー1への呼出信号の着信を検出した場合は、その呼出信号の呼出番号がID−ROM5に格納されている自己の呼出番号と一致しているか否かを判断し、一致している場合は受信部3へ駆動を継続させてデコーダ部4から呼出検出信号に続いて入力される着信データにメッセージデータが含まれているか否かを判別する(ステップS111)。
【0044】
着信データにメッセージデータが含まれている場合は、メッセージデータの先頭に登録指定コードデータが有るか否かを判別し(ステップS112)、登録指定コードデータが有る場合は、その登録指定コードの後に設定されるフォーマットNo.と表示フォーマットとを対応付けてD−ROM10に新たに書込み(ステップS113)、本処理を終了する。
また、登録指定コードに後続する内容が、D−ROM10に既に記憶されているフォーマットNo.の表示形式内容である場合は、その同一フォーマットNo.の表示フォーマットとを上書きすることで、表示フォーマットを変更する。
【0045】
また、ステップS112で登録指定コードが無いと判別した場合は、着信データに含まれる全てのデータが表示データとなるため、このデータを対応するキャラクタデータに変換して(ステップS114)、この変換したキャラクタデータを表示駆動部14へ転送し、LCD15に通常の表示形式で表示させ(ステップS115)、本処理を終了する。
【0046】
また、ステップS111でメッセージデータが無いと判別した場合は、報知駆動部11により受信報知処理のみを行って、“メッセージ無し”の表示データをRAM9に展開し(ステップS116)、この展開した表示データを表示駆動部14へ転送し、LCD15に表示させ(ステップS117)、本処理を終了する。
以上のように、データを定型の表示形式で表示させるための表示フォーマットをページャー1に格納したことにより、送信側では、当該ページャー1に追加あるいは変更するためのデータを送信する際には、登録指定コードと新たなフォーマットNo.あるいは既に記憶されているフォーマットNo.と表示フォーマットデータを送信するだけで良いため、情報サービスや個別情報の追加や変更に伴うD−ROM10の書き替えを容易に行うことができる。
また、その表示フォーマットを記憶するD−ROM10のメモリ空間を有効活用することができる。
【0047】
さらに、送信データ量を圧縮することにより、ページャー1がメッセージを着信する際の連続駆動時間を短縮することができ、結果的にページャー1の消費電力を低減することができ、電池寿命を延ばすことができる。
なお、本実施の形態では、D−ROM10に記憶されている表示フォーマットの書き替え、更新等は、個別呼出信号受信によって可能であったが、これに限定される必要はない。例えば、ページャー1の本体に赤外線信号の受光部を設け、これによって、赤外線信号で送られてくる表示フォーマットの書き替え、更新を指示する信号を受信できるようにしてもよい。
【0048】
(第2の実施の形態)
図9〜図33は、本発明の受信装置を適用したページャーの第2の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図9は、ページャー20のブロック構成図であり、上記図1に示したページャー1と同一構成部分には、同一番号を付して説明を省略する。
この図において、ページャー20は、アンテナ2、受信部3、デコーダ部4、ID−ROM5、キー入力部25、CPU21、P−ROM22、RAM23、D−ROM24、報知駆動部11、スピーカー12、LED13、表示駆動部14、及びLCD16等により構成される。
【0049】
CPU21は、P−ROM22に格納されている各種制御プログラムに基づいてデコーダ部4より入力されるメッセージデータ等の着信データをRAM23に格納するとともに、キー入力部25より入力される入力指示信号に応じて、ページャー20内の各回路を制御し、図示しないバッファに着信したデータやキー入力部25から入力されるキー入力データ等を一時的に記憶保持した後、表示駆動部14を駆動させ、LCD15に着信データ、及びキー入力データに基づく表示内容を出力させる。又、当該ページャー20への呼出信号受信に伴い、デコーダ部4から呼出検出信号を入力すると、デコーダ部4に対し、継続して受信するよう制御すると共に、報知駆動部11を駆動させてスピーカー12を報音制御、並びにLED13の点灯、あるいは点灯制御して、自己への呼出しを報知する。
【0050】
又、CPU21は図10に図示される自動設定用フラグエリア211を格納している。
これは、着信データのD−ROM24での格納管理において、着信データを格納するメモリエリアMAの選択と着信デ−タの並べ換えの2つの設定をCPU21の判断、すなわち自動的に行なうか、あるいはユーザーからの入力指示判断で行なうかをフラグのセットの有無で判断するようになっており、後述する設定処理における着信データ割り付け設定処理において、ユーザーからのキー入力操作による設定、変更も可能である。これらのフラグは、後述する着信処理に際し、着信データの先頭部に用件コードが付加されていることを検出した場合や、更に着信データより要素コードを検出した場合の判断基準として参照される。
【0051】
例えば、着信処理に際し、着信データの先頭部に用件コードが付加されていることを検出した場合は自動設定用フラグエリア211におけるエリア選択のフラグの状態を参照し、フラグがセットされていれば、着信データに付加された用件コードの識別情報に基づいて、D−ROM24内の着信データメモリMAの対応する用件別メモリエリアにこの着信データを格納する。逆にフラグが解除されていれば、用件コードの有無とは関係なく、キー入力部からの入力指示があるまで、この着信データをRAM23に記憶保持しておく。
【0052】
また、着信データをD−ROM24に格納する際、この着信データに要素コードが付加されていることを検出した場合は自動設定用フラグエリア211におけるデータ並べ換えのフラグの状態を参照し、フラグがセットされていれば、この要素コードに設定された優先順位に基づいて、この着信データを対応する用件メモリエリアの優先順位に沿ったアドレス番地にこの着信データを格納する。逆にフラグが解除されていれば、要素コードの有無とは関係なく、キー入力部からの入力指示があるまで、この着信データをRAM23に記憶保持しておく。
【0053】
P−ROM22はプログラムROMであり、CPU21が実行する各種制御プログラムを格納すると共に、キャラクタジェネレータやフリー伝言用の文字コードマトリクスを記憶している。この場合、フリー伝言用の文字コードマトリクスとは、図11に示すように指定されコードとなる2桁の数値に対応したカタカナ、アルファベット、数字及び記号を示すもので、例えばコード「27」を指定することでアルファベット「G」が、コード「63」を指定することでカタカナ「フ」が得られるようになっている。
【0054】
また、P−ROM22には、図12に示される用件内容テーブルを格納している。この用件内容テーブルは、「電話乞う」、「待合わせ」等の用件内容毎に、表示フォーマット上の1行目に表示される「用件メッセージ」と、「連絡先」、「連絡者名」等、表示フォーマット上の各行に表示される表示項目名を複数記憶しており、後述する表示フォーマット設定処理において、ユーザーがキー入力によって用件コードを入力、確定すると、CPU21がこの用件コードを表示フォーマットデータメモリFDに設定し、この用件内容テーブルより用件内容を読み出してLCD15上に表示する。又、ユーザーによる用件内容の確定を検出すると、CPU21がこの用件内容に対応する用件メッセージと、表示項目名メニューとして、この用件内容に対応する複数の表示項目名をLCD15上に表示する。
【0055】
RAM23は、CPU21から入力され、D−ROM24に記憶管理されるまでの着信データや、キー入力データ等を一時格納するメモリエリアを有する。
D−ROM24は、データROMであり、電気的に書き替え可能なEEPROMで構成されている。そして、D−ROM24は図13に図示されるようなメモリエリア構成となっており、要素コードデータメモリED、表示フォーマットデータメモリFD、TELバンクメモリTB、優先順位データメモリPD、着信データメモリMAでそれぞれ区分されている。
【0056】
要素コードデータメモリEDは、図14に示されるようなメモリ構成になっており、「*+(1桁の数字)」で設定される識別コード、すなわち、要素コードと「氏名」、「場所」等の要素を対応づけて記憶している。
【0057】
この場合、要素とは、着信したメッセージにおいて表示頻度の高い項目情報、例えば、着信時刻、送信者の名前、連絡先、待合わせ時間等の各情報を、情報の属性で識別できるように設けているものである。これは例えば、先の用件内容テーブルにおいて、用件内容「電話乞う」の表示項目「連絡者名」と、用件内容「用事」の「依頼者名」とは、表示項目名が異なるものの、「氏名」という情報を表示する点では一致していることにより、この「要素」と「要素コード」の対応を予め知っているデータ送信者は、例えば用件内容として「電話乞う」メッセージを送信する際に項目情報「連絡者名」が「氏名」という要素で識別できるよう、この項目情報の先頭に「氏名」に対応する要素コード「*1」を付加することで、ページャー20が着信したこのデータ内に、「氏名」という要素で識別される項目情報が存在することを認識する。
【0058】
また、これら要素には、項目情報のデータ構成を区別する為のデータ区別フラグが要素コード毎に設定されており、項目情報が要素「時刻」( : )で区別できるデータ構成ならばフラグがセットされ、文字データならばフラグが解除されている。
【0059】
更にこの要素コードは、後述する設定処理において表示フォーマットを設定する際に利用される他、D−ROM24への着信データの並べ換え順序を決定づける際にも利用される。又、要素コードと要素との対応づけは、表示ホーマット設定処理において新規登録、変更、削除が適宜可能になっている。
【0060】
表示フォーマットデータメモリFDは、着信データに含まれるメッセージにおいて「電話乞う」、「待合わせ」等の用件内容を識別するために「*+(2桁の数字)」で設定される用件コードと、実際に表示される表示フォーマットとを対応づけて記憶するメモリである。この用件コードで定義づけられる表示フォーマットは図15に示されるように各用件内容毎に2行目〜5行目まで、表示項目名、要素コード、この要素コードで定義付けられる要素とを1組として4行分記憶し これらの定義づけは後述する表示フォーマット設定処理においてD−ROM24に設定される。
【0061】
また、優先要素コードの欄において設定されているデータは、D−ROM24への着信データの格納の際、着信データの並べ換えの基準として参照されるものである。
例えば、着信データとして「待合わせ」の用件内容を着信し、RAM23よりD−ROM24にこの着信データを格納する場合、通常は図示しないCPU21内で時刻計時されるタイムスタンプによる「着信時刻」順に格納されるが、優先要素コードが「*4」すなわち「待合わせ時刻」の項目情報となっているので、この着信データは「着信時刻」よりも「待合わせ時刻」の項目情報を優先して格納される。したがって、この「待合わせ」データは、タイムスタンプによる「着信時刻」順ではなく、最近の「待合わせ時刻」順に並べ換えられてD−ROM24へ格納される。
【0062】
TELバンクメモリTBは、図16に示される様に主に送信者の氏名、住所、電話番号を要素コードと対応させて格納しており、それぞれ氏名に対応させてD−ROM24に着信データを格納する際に、着信データの並べ換えの基準として参照される優先順位を設定している。
優先順位データメモリPDは、着信データ内の優先要素に対応する項目情報が「着信時刻」、「待合わせ時刻」の様にデータ構成が時刻でない場合、比較条件として項目情報に含まれ得るキーワードを要素毎に格納し、D−ROM24への着信データの格納の際、着信データの並べ換えの基準として参照されるメモリエリアである。
【0063】
例えば、「用事」のデータを着信し、RAM23よりD−ROM24にこの着信データを格納する場合、表示フォーマットデータメモリFDの「用事」に対応する表示フォーマットより、優先要素コードが「*2」すなわち「場所」の要素で設定されているので、この着信データは「場所」の要素を優先して並べ換えられることになる。
しかしこの「場所」の要素は、時刻情報ではないため、「場所」の要素で識別される項目情報「仕事場所」と図17に示される優先順位データメモリエリアPDのキーワードとを参照して着信データの並べ換えを行なう。
【0064】
これらのキーワードの設定は、後述する表示フォーマット設定処理において、ユーザーが優先要素コードを設定する際、要素が「時刻」でない場合に限り、図11に示される文字コードマトリクスを参照して行なうことができる。
着信データメモリMAは、用件コードによって識別される着信データを、それぞれ用件内容毎に区分けして格納するメモリエリアであり、表示フォーマットデータメモリFDに設定される用件内容と対応づけて形成されている。また、この用件コードで表示フォーマットを新たに設定した場合、自動的に所定量のメモリエリアが設定され、このメモリにおいて着信データがいっぱいになった場合、所定量のメモリエリアが追加設定される。又図12に示すように「その他」のメモリエリアは用件コードが付加されていない通常の着信データを格納するため最初から設定されている。
【0065】
キー入力部25は第1の実施形態におけるキー入力部6と同様にテンキーや電源投入スイッチ、モードキー等を備えているが、モードキーはページャー20に予め設定されている表示フォーマット設定モード、着信データ割り付け設定モード、着信データ読み出しモード等のモードを指定するためのキーとし、更にこれら設定処理操作においてLCD15上に表示される選択指示内容に対しカーソルを移動させて選択操作を行なう為の十字キー、選択した設定内容に対し確定を指示するセットキーを更に備えている。
【0066】
次に、設定モードにおける表示フォーマットの設定の一例として、用件コード「*02」に対応する用件内容「待合わせ」の表示フォーマットのD−ROM24への設定処理を図18、図19に示すフローチャートと、図21〜25に図示される表示例に基づいて説明する。
まず電源オフの状態より、表示フォーマット設定処理へ移るまでの流れを説明する。
電源オフの状態で電源投入スイッチを操作すると、デコーダ部4の制御により、受信部3が自己に設定されたフレーム情報を受信するべく間欠駆動する、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS21)。
【0067】
この状態より、設定モードの選択検出を判断する(ステップS22)。検出しなかった場合はステップS21の着信待ち状態に戻る。
設定モードの選択を検出すると、図21に示されるような表示画面を展開する。この表示状態より、ユーザーの指示選択による、「2.表示フォーマット設定」の選択、確定を検出する(ステップS23)。
【0068】
「2.表示フォーマット設定」の確定を検出すると、D−ROM24内の現在の空きメモリの状態より、新規の表示フォーマット設定に伴い自動的に所定量、設定される用件別メモリエリア分だけの空き容量があるか否かをチェックする(ステップS24)。
空き容量がある場合にはそのままステップS27で、用件コードの入力設定を促すが、空き容量がないと判断した場合、現在D−ROM24の表示フォーマットデータメモリFDに格納されている表示フォーマットを修正、もしくは消去するか否かを選択指示させる内容を表示する(ステップS26)。
【0069】
ここで指示どおり、既に設定されている表示フォーマットの修正、又は消去の選択、確定を検出した場合は、自動的にD−ROM24に用件別に区分され格納された着信データのうち、着信データの最も少ない用件別メモリエリアに対応する表示フォーマットが修正、消去の対象となり、これに伴い、修正、消去される表示フォーマットに対応する用件別メモリエリアに格納された着信データを全て削除する。又、検出しなかった場合は、ステップS21の着信待ち状態に戻る。空きメモリの状態より新規設定に伴う空き容量があるか、又は空き容量がなくても、既に設定されている表示フォーマットの修正、又は消去の選択、確定を検出した場合は、図22に示される表示内容のaの部分を表示し、ユーザーに対し用件コードの入力を促す(ステップS27)。
【0070】
この表示に対し、用件コードの入力、確定の有無を判断する(ステップS28)。用件コードの確定を検出しないと、ステップS27に戻る。
用件コード「*02」の確定を検出すると、P−ROM22に格納された用件内容テーブルを読み出し、図22に示される表示内容のaの部分に加え、b、及びcの部分を表示し(ステップS29)、cの表示部分に示される複数の用件内容からなる用件内容メニューより、用件内容の選択、確定の入力を待つ(ステップS30)。
【0071】
用件内容「待合わせ」の選択、確定を検出すると、この用件内容「待合わせ」の表示フォーマットの設定処理に移る(ステップS30)。用件内容の選択、確定を検出しなければ、ステップS29に戻る。
表示フォーマット設定処理とは、先に入力された用件コードを着信データより検出した際、この用件コードに対応して、実際にLCD15上に表示される用件内容の表示フォーマットのD−ROM24への設定を意味するものであるが、ここでは具体的に、図24に示される用件内容「待合わせ」の表示フォーマットを、ユーザーが入力指示することにより作成し、CPU21がこの作成された表示フォーマットをD−ROM24へ設定する場合について、図19のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0072】
まず、ステップS30で用件内容「待合わせ」の確定を検出すると、用件内容テーブルより「待合わせ」に対応する用件メッセージ「以下の場所に来て下さい。」を読み出し、図23に示す表示フォーマットのdの部分に、又、複数の表示項目名を読み出して、表示項目メニューとしてeの部分にそれぞれ表示する。
【0073】
又、2行目以降5行目までの表示項目名と、要素コードの入力指示を促すため、表示フォーマットの2行目を白黒反転表示する(ステップS33)。
ここで、ユーザーはここで2行目以降5行目まで順次表示項目名と要素コードとを入力するが、CPU21はこのユーザーからの入力指示によって、表示項目名と要素コードとを設定する行の確定検出を待つ(ステップS34)。
【0074】
設定する行(具体例では2行目)の確定を検出するとその行が予め表示フォーマット上で規定される5行目以内に入るか否かを判断する(ステップS35)。
5行目以内であることを判断すると、設定する行を白黒反転表示する(ステップS36)。
次にeの表示項目メニューから表示項目名の選択があったか否かを判断する(ステップS37)。
【0075】
「着信時間」の選択を検出すると反転されている行に表示項目名「着信時間」を表示し、表示フォーマットデータメモリFDに、用件コードのエリアに「*02」、用件内容のエリアに「待合わせ」、2行目の表示項目名のエリアに「着信時間」を設定し、要素コード入力指示を促す(ステップS38)。
表示項目名「着信時間」に対応する要素コードとして「*6」の確定を検出すると(ステップS39)、この要素コードに対応する要素が予め要素コードデータメモリEDに登録されているか否かを判断する(ステップS40)。具体例の場合、図14に示される要素コードデータメモリEDには、要素コード「*6」に対応して要素「着信時刻」が登録されているので、そのまま確定行の表示項目名「着信時間」の隣に要素コード「*6」を表示し、表示フォーマットデータメモリFDの2行目の要素コードのエリアに「*6」を設定する(ステップS43)。
【0076】
図23はステップS43までの設定処理に伴う表示状態を示すものであり、具体例にそって、2行目に表示項目名「着信時間」と、対応する要素コード「*6」をユーザーが入力した状態を示すものである。
ここまでの設定処理において、例えばステップS35において、確定検出した行が5行目以上、すなわち、表示項目メニューが表示される6行目である場合、CPU21は、表示フォーマットの設定終了を指示しているものと判断しステップS47の判断処理に移る。又、ステップS40において、確定検出した要素コードに対応する要素が要素コードデータメモリEDに格納されていない場合、入力した要素コードに対応する要素の登録と、データ区別フラグの設定を促す表示を展開し(ステップS41)、要素の登録検出、フラグの設定操作を待つ(ステップS42)要素の登録検出、フラグの設定を判断すると、設定処理をステップS43に移す。
【0077】
ステップS43以降、すなわち要素コードの確定を検出した後、CPU21はここまで設定された表示フォーマットに対し、未だ表示項目名、及び要素コードを設定していない行、すなわち未設定行が表示フォーマットデータメモリFDに存在しているか否かを判断し(ステップS44)、存在する場合は、未設定行を白黒反転表示して(ステップS45)、次に表示項目名、及び要素コードを入力する行の確定を待つ(ステップS46)。
【0078】
図23の表示例で説明すると、2行目までの設定処理が終了し、3、4、5行目は未設定であるのでステップS44で”Yes”と判断する。
したがって、未設定行すなわち3行目を白黒反転表示し、3行目以降5行目までにおいて表示項目名、及び要素コードを入力する行の確定を待つ(ステップS46)。
【0079】
ステップS35で、6行目の確定を検出したか、あるいは、ステップS44で、未設定行が存在しないと判断した場合は、6行目に表示された表示項目メニューが、「設定終了 Yes/No」の表示内容に切り替わり、表示フォーマットの設定処理終了の判断を促す。図24はステップS47における表示状態を示すものであり、ユーザーが、ステップS35〜ステップS44までの操作を繰り返すことにより3行目に表示項目名「待合わせ時刻」と要素コード「*4」、4行目に表示項目名「待合わせ場所」と要素コード「*2」、5行目に表示項目名「氏名」と要素コード「*1」を確定した場合を表している。
この表示状態より、”Yes”を検出すると、当該表示フォーマットの設定が終了したとみなし、この用件内容「待合わせ」の着信データを格納する為のメモリエリアを、D−ROM24の空きメモリより設定する(ステップS48)。
【0080】
又、”No”を検出すると、一度設定した表示フォーマットの訂正、削除を行なうものとみなし、ステップS33に戻る。
【0081】
ここまで設定処理を終了すると、次に着信データを用件別メモリエリアへ格納する際の並べ換えの基準となる、優先要素コードの設定に移る。この設定処理は、着信データを用件別メモリエリアに格納させる際、表示されている項目情報のどの要素を優先して並べ換えるかを判断するために、所望の要素に対応する要素コードを、表示フォーマットデータメモリFDの優先要素コードのエリアに設定する処理をさし、具体例として上述の用件内容「待合わせ」の表示フォーマット設定に伴い、優先要素として「時刻」すなわち、「待合わせ時刻」の項目情報を優先させて並べ換えを行なうよう設定する場合について説明する。
【0082】
図25はこの時の表示状態を示すものであり、先に設定したそれぞれの表示項目名と、対応づけられた要素コードとを表示している(ステップS48)。
この表示状態において、所望の要素に対応する要素コードの選択、確定を待つ(ステップS50)。
【0083】
ユーザーの操作により要素「時刻」に対応する要素コード「*4」の選択、確定をCPU21が検出すると、要素コードデータメモリEDを参照し、要素「時刻」のデータ区別フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS51)。
要素「時刻」はデータ区別フラグがセットされているので、ステップS51では”Yes”と判断され、更に確定検出された要素コード「*4」を設定し、要素コードの設定処理を終了してよいか否かを、図25に示される表示例の6行目の「設定終了 Yes/No」の表示内容における”Yes”あるいは、”No”の確定検出で判断する(ステップS57)。
【0084】
”Yes”を検出した場合、表示フォーマットデータメモリFDの優先要素コードのメモリエリアに「*4」を設定し、一連の表示フォーマット設定処理を終了させる(ステップS58)。
”No”を検出した場合、再びステップS49に戻り、要素コードの選択確定を検出する。
【0085】
ここまでの処理において、例えば確定検出した要素コードのデータ区別フラグが解除されていた場合、すなわちこの要素コードに対応する要素が「時刻」のデータでなく「文字」のデータである場合、この要素に対応するキーワードが優先順位データメモリPDに格納されているか否かを判断する(ステップS52)。
キーワードが設定されていると判断した場合は、着信データにおいて、この要素に対応する項目情報よりこのキーワードを検索することで着信データの並べ換えが可能なのでステップS57に処理を移すが、選択された要素コードに対応する要素のキーワードが優先順位データメモリPDに格納されていない場合、入力した要素コードの要素に対応するキーワードの登録を促す表示を展開し(ステップS53)、文字コードマトリクスで定義される2桁の数値によるキーワードの入力検出を待つ(ステップS54)。キーワードの入力終了を判断すると、この入力されたキーワードを優先要素データメモリPDの対応する要素にこのキーワードを設定し(ステップS55)、ステップS56の処理に移る。
なお、キーワードを複数設定する場合は入力、確定された順にキーワード優先度が決定される。
【0086】
次に、設定モードにおけるデータ割り付け設定処理を図18、図20に示すフローチャートと、図26に図示される表示例に基づいて説明する。
まず電源オフの状態より、着信データ割り付け設定処理へ移るまでの流れを説明する。
電源オフの状態で電源投入スイッチを操作すると、デコーダ部4の制御により、受信部3が自己に設定されたフレーム情報を受信するべく間欠駆動する、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS21)。
【0087】
この状態より、ユーザーによるモードキーの操作より設定モードの選択を検出の有無を判断する(ステップS22)。検出しなかった場合はステップS21の着信待ち状態に戻る。
設定モードの選択を検出すると、図21に示されるような表示画面を展開する。この表示状態より、ユーザーの指示選択による十字キー操作により、「1.着信データ割り付け設定」の選択を判断し、更にセットキーの操作により確定を検出する(ステップS23)。
【0088】
「2.着信データ割り付け設定」の確定を検出すると、CPU21は図10に図示される自動設定用フラグエリア211のフラグ設定を行なう。図26はこの場合のLCD15の表示状態を示すものであり、着信データの割り付け設定を確定した場合、fの表示部分に示される様に、着信データに付加された用件コードの種別に基づくメモリエリアMAの格納「エリア選択」と、着信データに要素コードが付加されている場合での、優先順位に沿ったアドレスへの着信データの格納「データ並べ換え」を、「AUTO」、すなわちCPU21の判断による処理で行なうか、「MANU」、すなわち、ユーザーの入力指示による処理で行なうかの選択を促す内容が表示される。
【0089】
この表示状態においてユーザーの操作による選択、確定を検出する。まず「エリア選択」を選択し、更に「AUTO」か「MANU」のどちらを選択、確定したかをCPU21が判断する(ステップS58)。
「AUTO」の選択確定を検出した場合、エリア自動選択と判断され自動設定用フラグエリア211のエリア選択のフラグがセットされる(ステップS59)。
【0090】
「MANU」の選択確定を検出した場合、エリア手動選択と判断され自動設定用フラグエリア211のエリア選択のフラグが解除される(ステップS60)。
次に「データ並べ換え」を選択し、更に「AUTO」か「MANU」のどちらを選択、確定したかCPU21が判断する(ステップS61)。
「AUTO」の選択確定を検出した場合、データ並べ換え自動処理と判断され自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えのフラグがセットされる(ステップS62)。
【0091】
「MANU」の選択確定を検出した場合、データ並べ換え手動処理と判断され自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えのフラグが解除される(ステップS63)。
設定の確認は「Yes」、もしくは「No」選択、確定を検出することにより判断する(ステップS64)。
そしてこれら設定終了はモードキーの再操作の検出で判断する(ステップS65)。
【0092】
次に本第2の実施の形態のページャー20における着信、データ格納処理について図27に示すフローチャートと、図28、29を用いて説明する。
まず、ページャー20は着信待ち状態において、図示しないページャーサービス会社から送信される当該ページャー20への呼出信号の受信の検出判断を行ない、この呼出信号受信を検出した場合は(ステップS71)、その呼出信号の呼出番号がID−ROM5に格納されている自己の呼出番号と一致しているか否かを判断し(ステップS72)、一致している場合のみ受信部3を継続駆動させ、デコーダ部4から呼出検出信号に続いて入力される着信データをRAM23に一時保存する(ステップS73)。
【0093】
次いでLCD15にこの着信データに基づくメッセージを表示した後、自動設定用フラグエリア211のエリア選択のフラグの状態を確認する(ステップS74)。
エリア選択のフラグがセットされていることを確認した場合、この着信データの先頭に用件コードが付加されているか否かを判断する(ステップS75)。
【0094】
用件コードが付加されている場合はこの着信データに項目情報毎に要素コードが設定されているか否かを判断する(ステップS76)。
項目情報毎に要素コードが設定されている場合、自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えフラグの状態を確認する(ステップS77)。
【0095】
自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えフラグがセットされていれば、この検出した要素コードで設定されている要素の優先順位に従い、D−ROM24の着信データメモリMAの、用件コードに対応する用件別メモリエリアにこの着信データを並び換えて格納し、着信処理を終了する(ステップS78)。
【0096】
上記の場合において、例えば、着信データとして、
「*02*6*413:10*2TOKYO STATION*1AOKI YOUICHI」
というメッセージを着信した場合、この着信データの先頭より用件コード「*02」を検出し、D−ROM24の表示フォーマットデータメモリFDよりこの着信データの用件内容が「待合わせ」であると判断する。従って、この着信データに基づくメッセージを表示する際、図29に示すような表示状態になる。
【0097】
この表示状態において、gの表示部分は、先の表示フォーマット設定処理によって、表示項目名と要素コードとが設定された部分であり、それぞれ図24の表示フォーマットにおいて要素コード「*6」に対応する部分にタイムスタンプで計時された着信時刻「10:23」が、要素コード「*4」に対応する部分にメッセージ「13:10」が、要素コード「*2」に対応する部分にメッセージ「TOKYO STATION」が、要素コード「*1」に対応する部分にメッセージ「AOKI YOUICHI」が表示される。又、自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えフラグがセットされているので、この着信データはD−ROM24の着信データメモリMAの用件内容「待合わせ」のメモリエリアに格納され、優先要素コードが「*4」、すなわち要素内容「待合わせ時刻」となっているので図28に示される「待合わせ」のメモリエリアには、着信時刻順に当該メッセージは格納されず、待合わせ時刻の時刻データ順、すなわち過去に着信した「メッセージ3」(待合わせ時刻が13:00)と「メッセージ4」(待合わせ時刻が14:50)の間に格納され、この格納に伴い、メッセージの順番を特定付けるアドレス番号が変更される。
【0098】
ステップS76において、着信データより項目情報毎に要素コードが検出されなかった場合、この着信データに基づくメッセージにおける項目情報の識別が不可能になる。従って展開される表示画面には、この用件コードに対応する用件メッセージが表示されるものの、表示項目名のない、メッセージの羅列が表示され、更にこの着信データはD−ROM24の着信データメモリMAの用件コードに対応する用件別メモリエリアに格納される。しかしながら、要素コードがないことから要素での優先順位の判断が不可能なので対応する用件別メモリエリアの最終アドレス番地に格納し、着信処理を終了する(ステップS79)。
【0099】
ステップS75において、着信データの先頭に用件コードが付加されているか否かを判断し、更に用件コードが付加されていなかった場合は、表示フォーマットの指定がないと判断し、用件メッセージの表示されない通常のメッセージの羅列が表示され、更にこの着信データはD−ROM24の着信データメモリMAの「その他」のメモリエリアの最終アドレス番地に格納し、着信処理を終了する(ステップS80)。
【0100】
ステップS74で自動設定用フラグエリア211のエリア選択のフラグの状態を確認しフラグが解除されている場合、又はステップS57において、自動設定用フラグエリア211のデータ並べ換えフラグの状態を確認しフラグが解除されている場合は、この着信データを未処理データとして、再びRAM23に格納し、着信処理を終了する(ステップS81)。
【0101】
次に、本第2の実施の形態のページャー20における読み出しモードにおける着信データの処理について図30に示すフローチャートと、図31〜33に図示される表示例に基づいて説明する。
まず、電源オフの状態で電源投入スイッチを操作すると、デコーダ部4の制御により、受信部3が自己に設定されたフレーム情報を受信するべく間欠駆動する、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS91)。
【0102】
この状態より、キー入力部25のモードキー操作により、読み出しモードの選択をCPU21が検出したか否かを判断する(ステップS92)。検出されなかった場合はステップS91の着信待ち状態に戻る。
着信データ読み出しモードの選択が検出されると、RAM23のメモリを検索し(ステップS93)、未処理の着信データが格納されているか否かを判断する(ステップS94)。
【0103】
未処理データがある場合、図31に示されるような表示画面を展開する。この表示画面は、それぞれD−ROM24に用件コード別に分類、格納された着信データの件数を表示しており、未処理データが存在する場合は更にhの表示部分、すなわち、未処理データの件数も表示される(ステップS95)。
この表示状態においhの部分の選択、確定の検出を判断する(ステップS96)。
【0104】
hの部分の選択、確定を検出すると、図32に示される様な表示画面に切り替わり、どの様な用件内容のメッセージを着信したかを、着信時刻と同時に表示する(ステップS97)。
この表示状態において選択操作に従い、表示するメッセージが指定され、更に確定を検出すると、図33に示される様な表示画面を表示し、更に表示画面下部にiの部分を展開表示して、このメッセージのD−ROM24への格納処理を行なうか否かの選択を促す(ステップS98)。
【0105】
この表示状態においてiの表示部分の「Yes」、「No」のどちらかの選択、確定を判断する(ステップS99)。
「Yes」を確定を検出した場合、この未処理データのD−ROM24への格納処理をスタートさせる。この格納処理は、図25におけるフローチャートにおいてステップS75、S76、S78、S79、S80の流れに沿って自動的に分類、格納される(ステップS100)。
【0106】
「No」を確定を検出した場合、この未処理データは不用なものと判断され、RAM23より消去する(ステップS101)。
また、ステップS94において、未処理の着信データが格納されているか否かを判断しない場合、表示画面においてhの表示部分の表示されない内容をLCD15上に展開する(ステップS102)。
【0107】
この表示状態で、選択、確定を検出して、着信メッセージの表示を行なう(ステップS103)。又、このモードの終了はモードキーの操作検出の有無で判断する。
なお、着信データに基づくメッセージを表示する場合、要素コードを利用することによりこの着信データを簡素化させることもできる。
【0108】
すなわち、先の着信処理において、例えば、着信データとして、
「*02*6*413:10*2TOKYO STATION*1AOKI YOUICHI」
というメッセージを着信する代わりに、
「*02*6*413:10*2TOKYO STATION*1−*30987−65−4321」
というメッセージを着信しても、図29の表示画面を得ることができる。
【0109】
この場合、着信データにおいて、表示フォーマットで定義される要素コードとデータ送信者より指定された要素コードとが「−」(ハイフン)で接続されることにより、前者の要素コードで設定される項目情報は、後者の要素コードで設定される項目情報を参照してTELバンクメモリTBより検索し、表示させることが指定される。
【0110】
したがって、上記着信データの場合は、「*1」の要素コードは「*3」の要素コード、すなわち電話番号要素「0987−65−4321」を参照してTELバンクメモリTBより検索し、氏名要素、すなわち「AOKI YOUICHI」を表示することを指定している。
したがって、このような着信データの処理を行なうことで、データ送信者側で、カナ、アルファベット等のキャラクタデータに対応する文字コードの入力指定操作を省くことができ、データの短縮化、及び簡素化を図ることができる。
【0111】
また、表示フォーマットは、各行毎に表示項目と対応する要素コードが設定されているので、データ送信者は行順に要素コードと項目情報とを作成し、送信する必要はない。
【0112】
例えば、データ作成時に、
「*02*6*413:10*2TOKYO STATION*1AOKI YOUICHI」
と入力する代わりに、
「*02*6*1AOKI YOUICHI*2TOKYO STATION*413:10」
と順序を変えて入力しても、このデータに基づくメッセージの表示内容は同じである。
【0113】
以上のように、本実施の形態のページャー20では、ユーザーが着信データを保存するメモリエリアを用件別に設定可能としたため、ユーザー側で着信データを分類・管理することができる。
したがって、電子手帳型ページャー等の大容量のメモリを持つページャーに対して本発明を適用することにより、ページャーにおける着信データの管理機能及び利用効率を向上させることができる。
【0114】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、本発明をページャー1に適用した場合を説明したが、携帯用通信端末、FM多重受信機等に適用してもよく、要は情報を受信記憶できる装置であればよい。
【0115】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の受信装置によれば、受信側では、項目情報の順序が任意に変えられて受信されても、指定された表示形式に対応して項目情報を表示することができ、また、指定された表示形式によって受信データを記憶管理することができる。さらに、当該受信装置のユーザーは受信データを保存するメモリエリアを表示形式指定データ別に設定することができ、受信データを分類することができる。
【0116】
請求項2及び3記載の発明の受信装置によれば、本発明の受信装置に対して表示形式の追加あるいは変更するためのデータを送信する際には、新たな表示形式を指定する指定コードあるいは既に記憶されている指定コードと表示形式データのみを送信するだけで良いため、送信データ量を圧縮することができ、表示内容の多い情報サービスや個別情報の追加や変更を送信可能な文字表示型ページャーに対して容易に行うことができる。
【0117】
請求項4記載の発明の表示制御方法によれば、受信側では、項目情報の順序が任意に変えられて受信されても、指定された表示形式に対応して項目情報を表示することができ、また、指定された表示形式によって受信データを記憶管理することができる。さらに、当該受信装置のユーザーは受信データを保存するメモリエリアを表示形式指定データ別に設定することができ、受信データを分類することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信装置を適用した第1実施の形態のページャーのブロック構成図。
【図2】図1のRAM内のメモリ構成を示す図。
【図3】図1のD−ROM10内のメモリ構成を示す図。
【図4】図1のD−ROM10に格納される各種表示フォーマットデータを示す図。
【図5】本第1の実施の形態のページャーにより実行される着信処理のフローチャート。
【図6】本第1の実施の形態のページャーに対して送信される送信データのデータ構成を示す図。
【図7】RAM9に展開した表示形式フォーマット上の対応する各表示位置に表示データを展開する様子を示す図。
【図8】図6(b)の送信データを受信する際に本実施の形態のページャーにより実行される着信処理のフローチャート。
【図9】本発明の受信装置を適用した第2の実施の形態のページャーのブロック構成図。
【図10】自動設定用フラグエリア211のエリア構成を示す図。
【図11】P−ROM22に格納される文字コードマトリクスを示す図。
【図12】P−ROM22に格納される用件内容テーブルを示す図。
【図13】D−ROM24のメモリエリアの構成を示す図。
【図14】D−ROM24に格納される要素コードデータメモリEDのメモリ構成を示す図。
【図15】D−ROM24に格納される表示フォーマットデータメモリFDのメモリ構成を示す図。
【図16】D−ROM24に格納されるTELバンクメモリTBのメモリ構成を示す図。
【図17】D−ROM24に格納される優先順位データメモリPDのメモリ構成を示す図。
【図18】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理のフローチャート。
【図19】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理のフローチャート。
【図20】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理のフローチャート。
【図21】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図22】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図23】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図24】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図25】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図26】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図27】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信処理のフローチャート。
【図28】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信処理によって、用件内容別メモリエリアに格納される着信データに対応する当該メッセージの格納状態を示す図。
【図29】本第2の実施の形態のページャーにより実行される設定処理に基づき、図9のLCD15に表示される当該メッセージの表示例を示す図。
【図30】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信データ読み出し処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図31】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信データ読み出し処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図32】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信データ読み出し処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【図33】本第2の実施の形態のページャーにより実行される着信データ読み出し処理に基づき、図9のLCD15に表示される表示例を示す図。
【符号の説明】
1、20 ページャー
2 アンテナ
3 受信部
4 デコーダ部
5 ID−ROM
6、25 キー入力部
7、21 CPU
8、22 P−ROM
9、23 RAM
10、24 D−ROM
11 報知駆動部
12 スピーカー
13 LED
14 表示駆動部
15 LCD
Claims (4)
- 各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信する受信手段と、
前記識別コードに対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶する表示形式記憶手段と、
前記受信手段によって受信されたデータより表示形式指定データを検出する検出手段と、
この検出手段によって検出された表示形式指定データに基づいて前記表示形式記憶手段より対応する表示形式を抽出する抽出手段と、
前記受信されたデータに含まれる項目情報を、この抽出手段によって抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示する表示手段と、
前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。 - 前記受信装置は、
前記データより表示形式を設定する表示形式設定データを検出する設定データ検出手段と、
前記設定データ検出手段によって、前記データより表示形式設定データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に新たに表示形式指定データと表示形式と対応させて記憶させる制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記受信装置は、
前記データより、前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更する表示形式変更データを検出する変更データ検出手段と、
前記変更データ検出手段によって、前記データより表示形式変更データが検出されると、前記データの内容に基づき前記表示形式記憶手段に記憶される表示形式を変更させる変更手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 各項目を識別する識別コードに対応する表示項目が設定され、この表示項目と対応付けて複数の項目情報を表示する表示形式を表示形式指定データと対応させて複数記憶するメモリを備えた受信装置の表示制御方法であって、
各項目毎に識別コードが付与された複数の項目情報を含むデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信されたデータより表示形式指定データを検出する検出ステップと、
この検出ステップにて検出された表示形式指定データに基づいて前記メモリより対応する表示形式を抽出する抽出ステップと、
前記受信されたデータに含まれる項目情報を、この抽出ステップにて抽出された表示形式で表示項目と対応付けて表示する表示ステップと、
前記表示形式指定データに基づいて前記受信されたデータを分類して記憶する記憶ステップと、
からなることを特徴とする表示制御方法。
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