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JP3669525B2 - 結露対策用防水コネクタ - Google Patents

結露対策用防水コネクタ Download PDF

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JP3669525B2
JP3669525B2 JP12675095A JP12675095A JP3669525B2 JP 3669525 B2 JP3669525 B2 JP 3669525B2 JP 12675095 A JP12675095 A JP 12675095A JP 12675095 A JP12675095 A JP 12675095A JP 3669525 B2 JP3669525 B2 JP 3669525B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5219Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal
    • H01R13/5221Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal having cable sealing means

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、端子を収容するインナーハウジングと、このインナーハウジングを覆う導電性カバーとが設けられたコネクタにおいて、特に、端子とこの導電性カバーとの防水性を高める結露対策用防水コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コネクタには、導電性カバー(以下、「金属シェル」という)で内部導体を覆い、内部導体を外部の電界から遮蔽する所謂、シールドコネクタ(以下、「コネクタ」という)がある。この種のコネクタで、インナーハウジングとアウターハウジングとの間に、金属シェルが設けられるものの一例を図12〜図14に基づき説明する。図12は従来の雄コネクタの断面図、図13は従来の雌コネクタの断面図、図14は従来のコネクタの嵌合状態を示す断面図である。
コネクタは嵌合可能な雄コネクタ1と雌コネクタ3とからなり、両者は基本的に同様の構造となる。例えば、雄コネクタ1の場合を例に説明すれば、絶縁樹脂材からなる筒状のアウターハウジング5の内部には同じく筒状のインナーハウジング7が一体形成され、アウターハウジング5とインナーハウジング7の間には金属シェル9が挿入されるシェル挿入溝11が設けられる。
【0003】
一方、シールド電線13の絶縁芯線15には雄端子17が圧着され、絶縁芯線15を覆うシールド編組19には前述の金属シェル9の後部が圧着接続される。シールド電線13が接続された雄端子17は、インナーハウジング7に形成された収容室21に後部から装着される。この際、同時に、シールド編組19に接続された金属シェル9は、シェル挿入溝11に挿入されることとなる。シールド電線13にはゴム栓23が装着されており、ゴム栓23はアウターハウジング5の内周に密接される。ゴム栓23が密接したアウターハウジング5の後部には、更にリヤホルダ25が取り付けられ、ゴム栓23の抜けが防止される。
【0004】
このように構成された雄コネクタ1は、略同様に構成された雌コネクタ3と嵌合される。即ち、雄コネクタ1と雌コネクタ3とが嵌合されると、雄端子17が雌端子27に挿入され、同時に、雄コネクタ1のアウターハウジング5の先端5aは、雌コネクタ3のアウターハウジング29の先端29aに挿入される。この際、雄コネクタ1先端の金属シェル9は、同じく雌コネクタ3先端の金属シェル31と嵌合し、金属シェル9、31同士は接続状態となる。そして、雌コネクタ3のアウターハウジング29外周には外部パッキン33が設けられ、外部パッキン33は雄コネクタ1のアウターハウジング5内周に密接することで、外部からのアウターハウジング5、29内への水の浸入を防止している。従って、コネクタは、外部パッキン33と、両コネクタのシールド電線13に装着されたゴム栓23、35とによって内部が外部とシールされ、水密構造が保たれるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のコネクタでは、雌コネクタ3に外部パッキン33を設けるとともに、両コネクタのシールド電線13にゴム栓23、35をそれぞれ装着することにより、アウターハウジング5、29の内部、即ち、シェル挿入溝11、37部分、インナーハウジング7、39部分を外部と水密構造にシールしていた。
しかしながら、このように密閉されたコネクタでは、内部と外部との温度差により、密閉されたコネクタ内の空気が露点温度に達し、コネクタ内で結露を生じさせることがあった。そして、一度結露が発生すれば、同一密閉空間に設けられた雄端子17、雌端子27と金属シェル9、31とは、何ら絶縁手段が設けられていなかったため、図14中の太線で示す経路39a、39b、39cを伝わる結露水によって、漏電を生じさせる虞れがあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、密閉されたコネクタ内において結露が発生しても、結露水によって端子と金属シェルとが漏電することのない結露対策用防水コネクタを提供し、安全面における信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る結露対策用防水コネクタの構成は、雄コネクタ及び雌コネクタのアウターハウジングとインナーハウジングとの間に設けられたシェル挿入溝内に金属シェルを挿入し、シールド電線の絶縁芯線と接続された端子をそれぞれの前記インナーハウジングに装着し、前記雄コネクタのインナーハウジング先端内周を前記雌コネクタのインナーハウジング先端外周に挿入するとともに、前記雄コネクタのアウターハウジング先端内周を前記雌コネクタのアウターハウジング先端外周に挿入して前記雄コネクタと前記雌コネクタとを嵌合する結露対策用防水コネクタにおいて、前記雄コネクタのインナーハウジング先端内周に密接する内部パッキンを前記雌コネクタのインナーハウジング外周に装着し、前記雄コネクタのアウターハウジング先端内周に密接する外部パッキンを前記雌コネクタのアウターハウジング外周に装着したことを特徴とするものである。
また、結露対策用防水コネクタは、インナーハウジングと前記絶縁芯線との間を水密封止する内部ゴム栓を前記雄コネクタと前記雌コネクタのそれぞれの絶縁芯線の外周に装着することが好ましい。
更に、結露対策用防水コネクタは、前記アウターハウジングと前記シールド電線の外皮との間を水密封止する外部ゴム栓を前記雄コネクタと前記雌コネクタのそれぞれのシールド電線外皮の外周に装着することが好ましい。
【0007】
【作用】
雄コネクタと雌コネクタが嵌合されると、雄コネクタのインナーハウジング先端が内部パッキンに密接するとともに、雄コネクタのアウターハウジング先端が外部パッキンに密接され、雄コネクタと雌コネクタのインナーハウジング同士及びアウターハウジング同士がそれぞれ水密状態で嵌合される。
また、それぞれのインナーハウジング後部は、内部ゴム栓によって絶縁芯線との間が水密状態に封止される。
従って、コネクタは、内部がインナーハウジングと、アウターハウジングとに分けられて、二重に封止されることになり、アウターハウジングとインナーハウジングの間に配設された金属シェルと、インナーハウジングの内部に収容された雄雌端子とが絶縁され、結露水がいずれか一方の空間で発生した場合においても、結露水が両方の空間に渡って流れ込まない。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る結露対策用防水コネクタの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は嵌合状態における本発明による結露対策用防水コネクタの断面図、図2は雄コネクタの断面図、図3は雄コネクタの正面図、図4はシールド電線端末部の組付け構造を説明する斜視図、図5は雌コネクタの断面図、図6は雌コネクタの正面図である。
結露対策用防水コネクタ(コネクタ)41は嵌合可能な雄コネクタ43と雌コネクタ45とからなり、両者は基本的に同様の構造となる。先ず、雄コネクタ43の場合を例に説明すれば、絶縁樹脂材からなる筒状のアウターハウジング47の内部には同じく筒状のインナーハウジング49が連結部51によって一体形成され、アウターハウジング47とインナーハウジング49の間には金属シェル53が挿入されるシェル挿入溝55が設けられる。また、インナーハウジング49には雄端子57を収容する端子収容室59が形成され、端子収容室59は雄端子57と係止する弾性係止片61を有する。
【0009】
一方、シールド電線63は、内部に導体65を有する絶縁芯線67と、この絶縁芯線67を覆うシールド編組69と、更にこのシールド編組69を覆う外皮71とから構成されている。シールド電線63は、外皮71を除去して露出したシールド編組69が絶縁芯線67の外周上で先ず折り返され、更に、外皮71の外周上で後方に折り返されている。即ち、シールド編組69は、絶縁芯線67と外皮71とに亘って段部状に折り返されている。
【0010】
このシールド編組69の段部状に折り返された部分には導電性材料からなる円環状の接触子73が挿入される。図4に示すように、接触子73は、外周面が均一な平坦面となる一方、内周面が小径部73aと、大径部73bとにより構成される。小径部73aは、絶縁芯線67の外周上で折り返されたシールド編組69の外径より若干小さく、また、大径部73bは、外皮71の外周で折り返されたシールド編組69の外径より若干小さく形成されている。また、小径部73a、大径部73bの内周面にはネジ溝75が形成されている。
【0011】
従って、このように構成された接触子73が大径部73bを前方にして、シールド電線63の端末部から挿入されると、大径部73bが外皮71の外周で折り返されたシールド編組69部分に嵌着されるとともに、小径部73aが絶縁芯線67の外周で折り返されたシールド編組69部分に嵌着される。また、接触子73の内周にはネジ溝75が形成されていることから、ネジ溝75がシールド編組69に食い込み、嵌着がより確実なものとなる。
【0012】
接触子73が装着されたシールド電線63の端末には更に円環状の内部ゴム栓77が、絶縁芯線67の外周に装着される。内部ゴム栓77は、内径が絶縁芯線67の外径より若干小さく形成され、絶縁芯線67の外周に密着する。また、内部ゴム栓77は、インナーハウジング49の後部に形成されたゴム栓嵌合部79に嵌着される。ゴム栓嵌合部79の内径は、内部ゴム栓77の外径より小さく形成される。従って、インナーハウジング49の後部から引き出された絶縁芯線67と、インナーハウジング49の内周とは、内部ゴム栓77によって水密状態に封止される。
【0013】
このように構成される雄コネクタ43を組み付けるには、先ずシールド電線63の外皮71外周に外部ゴム栓81を装着する。次いで、外皮71が切除され露出されたシールド編組69を段部状に折り返し、この折り返し部に接触子73を装着する。次いで、絶縁芯線67の外周に内部ゴム栓77を装着し、その後、絶縁芯線67の導体65に雄端子57の電線接続部57aを圧着する。
次いで、シールド電線63が接続された雄端子57をインナーハウジング49の後方から端子収容室59に挿入する。雄端子57が端子収容室59に挿入され、所定位置に達すると、弾性係止片61が雄端子57に係止し、雄端子57は端子収容室59からの抜けが規制される。
【0014】
これと同時に、内部ゴム栓77がインナーハウジング49後部のゴム栓嵌合部79に嵌着されるとともに、接触子73が金属シェル53の後部内周に接触され、更に、外部ゴム栓81がアウターハウジング47の後部に嵌着されることになる。外部ゴム栓81が嵌着されたアウターハウジング47の後部には、更に、リヤホルダ83が取り付けられ、外部ゴム栓81の脱落が防止され、雄コネクタ43の組み付けが完了する。
【0015】
このようにして組み付けが完了した雄コネクタ43では、図3に示すように、中心の雄端子57を包囲してインナーハウジング49の先端が同心円状に配置されるとともに、このインナーハウジング49の先端を包囲して、更に、アウターハウジング47の先端が同心円状に配置される。
【0016】
一方、雄コネクタ43と略同様に構成される雌コネクタ45は、アウターハウジング91、金属シェル93、インナーハウジング95、雌端子97の構成が異なる他は、シールド電線63、内部ゴム栓77、接触子73、外部ゴム栓81、リヤホルダ83が同様のものとなっている。
従って、異なる構成部分のみを説明すれば、絶縁樹脂材からなる筒状のアウターハウジング91の内部には同じく筒状のインナーハウジング95が連結部99によって一体形成され、アウターハウジング91とインナーハウジング95の間には金属シェル93が挿入されるシェル挿入溝101が設けられる。また、インナーハウジング95には雌端子97を収容する端子収容室103が形成され、端子収容室103は雌端子97と係止する弾性係止片105を有する。
【0017】
雌コネクタ45の嵌合面では、図6に示すように、中心のインナーハウジング95を包囲してアウターハウジング91が同心円状に配置されるとともに、このアウターハウジング91の先端を包囲して、更に、外筒部107が同心円状に配置される。従って、図5に示すように、インナーハウジング95とアウターハウジング91との間には円環状の第一間隙109が形成され、アウターハウジング91と外筒部107との間には第二間隙111が形成されることになる。また、インナーハウジング95の外周には内部パッキン113が嵌着され、アウターハウジング91の外周には外部パッキン115が嵌着されている。
【0018】
雌端子97には、上述の雄コネクタ43と同様の手順によって、内部ゴム栓77、接触子73、外部ゴム栓81の取り付けられたシールド電線63が接続される。シールド電線63の接続された雌端子97がインナーハウジング95の後方から端子収容室103に挿入されると、弾性係止片105が雌端子97に係止し、雌端子97は端子収容室103からの抜けが規制される。
【0019】
これと同時に、内部ゴム栓77がインナーハウジング95後部のゴム栓嵌合部117に嵌着されるとともに、接触子73が金属シェル93の後部内周に接触され、更に、外部ゴム栓81がアウターハウジング91の後部に嵌着されることになる。外部ゴム栓81が嵌着されたアウターハウジング91の後部には、更に、リヤホルダ83が挿入され、外部ゴム栓81の脱落が防止され、雌コネクタ45の組み付けが完了することになる。
【0020】
以上のようにして構成された雄コネクタ43と雌コネクタ45とからなるコネクタ41の嵌合使用時における作用を説明する。
図1に示すように、雄コネクタ43と雌コネクタ45が嵌合されると、雄コネクタ43のインナーハウジング49の先端49aが雌コネクタ45の第一間隙109に挿入されるとともに、雄コネクタ43のアウターハウジング47の先端47aが雌コネクタ45の第二間隙111に挿入される。
【0021】
雌コネクタ45の第一間隙109に挿入された雄コネクタ43のインナーハウジング先端49aは、内周が内部パッキン113と密接する。これにより、雄コネクタ43と雌コネクタ45のインナーハウジング49、95は、水密状態で嵌合されることとなる。また、第二間隙111に挿入された雄コネクタ43のアウターハウジング先端47aは、内周が外部パッキン115と密接する。これにより、雄コネクタ43と雌コネクタ45のアウターハウジング47、91同士は、水密状態で嵌合されることとなる。
【0022】
また、それぞれのインナーハウジング49、95後部は、内部ゴム栓77によって絶縁芯線67との間が水密状態に封止される。従って、コネクタ41は、内部がインナーハウジング49、95内側の空間と、アウターハウジング47、91内側の空間とに分けられて、二重に封止されることになる。これにより、アウターハウジング47、91とインナーハウジング49、95の間に配設された金属シェル53、93と、インナーハウジング49、95の内部に収容された雄雌端子57、97とは絶縁されることになり、例え、結露水がいずれか一方の空間で発生した場合においても、結露水が両方の空間に渡って流れ込み、金属シェル53、93と雄雌端子57、97とを漏電させることがなくなる。
【0023】
次に、本発明に係る結露対策用防水コネクタの他の実施例を図7〜図11に基づいて説明する。図7は嵌合状態における他の実施例の結露対策用防水コネクタの断面図、図8は他の実施例の雄コネクタの断面図、図9は他の実施例の雄コネクタの正面図、図10は他の実施例の雌コネクタの断面図、図11は他の実施例の雌コネクタの正面図である。
この実施例によるコネクタ121は嵌合可能な雄コネクタ123と雌コネクタ125とからなる。先ず、雄コネクタ123の場合を例に説明すれば、図8に示すように、絶縁樹脂材からなる筒状のアウターハウジング127の内部には同じく筒状のインナーハウジング129が連結部131によって一体形成され、アウターハウジング127とインナーハウジング129の間には金属シェル133が挟入されている。また、インナーハウジング129には雄端子137を収容する端子収容室139が形成され、端子収容室139は雄端子137と係止する弾性係止片141を有する。
【0024】
一方、シールド電線63は、外皮71が除去され露出したシールド編組69が外皮71の外周上で後方に折り返されている。シールド編組69の折り返し部には導電性材料からなる接触子149が圧着され、接触子149は、筒状の小径部149aと大径部149bとからなり、小径部149aがシールド編組69に圧着されるとともに、大径部149bが金属シェル133後部の内側に嵌合される。
【0025】
接触子149が装着されたシールド電線63の端末には、更にOリング151が絶縁芯線67の外周に装着される。Oリング151は、内径が絶縁芯線67の外径より若干小さく形成され、絶縁芯線67の外周に密着する。また、Oリング151は、インナーハウジング129の内径より若干大きく形成される。従って、インナーハウジング129の後部から引き出された絶縁芯線67と、インナーハウジング129の内周とは、絶縁芯線67の外周に装着されたOリング151によって水密状態に封止される。
【0026】
また、この実施例によるコネクタ121では、雄端子137の電気接触部137a先端に絶縁キャップ155が被せられている。また、電気接触部137aの外周にはムービングプレート157がスライド自在に取り付けられ、ムービングプレート157は図示しないストッパにより電気接触部137aの先端からの脱落が防止されている。雄端子137の中央部にはフランジ部159が形成され、このフランジ部159とムービングプレート157との間にはスプリング161が装着されている。スプリング161は、ムービングプレート157を付勢して電気接触部137aの先端に配置させている。つまり、通常時には、ムービングプレート157が電気接触部137aの先端に配置され、雄端子137は電気接触面がコネクタ前面から露出しないようになっている。
【0027】
このように構成される雄コネクタ123を組み付けるには、先ずシールド電線63の外皮71外周に外部ゴム栓81を装着する。次いで、外皮71が切除され露出されたシールド編組69を折り返し、この折り返し部に接触子149を装着する。次いで、絶縁芯線67の外周にOリング151を装着し、その後、絶縁芯線67の導体65に雄端子137の電線接続部137bを圧着する。
次いで、シールド電線63が接続された雄端子137をインナーハウジング129の後方から端子収容室139に挿入する。雄端子137が端子収容室139に挿入され、所定位置に達すると、弾性係止片141が雄端子137に係止し、雄端子137は端子収容室139からの抜けが規制される。
【0028】
これと同時に、Oリング151がインナーハウジング129の後部に嵌着されるとともに、接触子149が金属シェル133の後部内周に接触され、更に、外部ゴム栓81がアウターハウジング127の後部に嵌着されることになる。外部ゴム栓81が嵌着されたアウターハウジング127の後部には、更に、リヤホルダ83が取り付けられ、外部ゴム栓81の脱落が防止され、雄コネクタ123の組み付けが完了する。
【0029】
一方、雌コネクタ125は、絶縁キャップ155、ムービングプレート157、スプリング161が設けられず、図10に示すように、アウターハウジング165、金属シェル167、インナーハウジング169、雌端子171の構成が異なる他は、シールド電線63、Oリング151、接触子149、外部ゴム栓81、リヤホルダ83が雄コネクタ123と同様のものとなっている。
従って、異なる構成部分のみを説明すれば、絶縁樹脂材からなる筒状のアウターハウジング165の内部には同じく筒状のインナーハウジング169が連結部173によって一体形成され、アウターハウジング165とインナーハウジング169の間には金属シェル167が挟入されている。また、インナーハウジング169には雌端子171を収容する端子収容室177が形成され、端子収容室177は雌端子171と係止する弾性係止片179を有する。
【0030】
雌コネクタ125の嵌合面では、図11に示すように、中央のインナーハウジング169を包囲してアウターハウジング165が同心円状に配置されるとともに、このアウターハウジング165の先端を包囲して、更に、外筒部181が同心円状に配置される。従って、図10に示すように、インナーハウジング169と外筒部181との間には階段状の挿入間隙183が形成されることになる。また、インナーハウジング169の外周には内部パッキン113が嵌着され、アウターハウジング165の外周には外部パッキン115が嵌着されている。
【0031】
この雌コネクタ125を組み付けるには、上述の雄コネクタ123と同様の手順によって、Oリング151、接触子149、外部ゴム栓81の取り付けられたシールド電線63を雌端子171に接続する。シールド電線63の接続された雌端子171がインナーハウジング169の後方から端子収容室177に挿入されると、弾性係止片179が雌端子171に係止し、雌端子171は端子収容室177からの抜けが規制される。
【0032】
これと同時に、Oリング151がインナーハウジング169の後部に嵌着されるとともに、接触子149が金属シェル167の後部内周に接触され、更に、外部ゴム栓81がアウターハウジング165の後部に嵌着されることになる。外部ゴム栓81が嵌着されたアウターハウジング165の後部には、更に、リヤホルダ83が挿入され、外部ゴム栓81の脱落が防止され、雌コネクタ125の組み付けが完了することになる。
【0033】
以上のようにして構成された雄コネクタ123と雌コネクタ125とからなるコネクタ121の嵌合使用時における作用を説明する。
図7に示すように、雄コネクタ123と雌コネクタ125が嵌合されると、ムービングプレート157がスプリング161に抗して移動され、雄端子137の電気接触部137aが雌端子171の電気接触部171aへ挿入される。同時に、雄コネクタ123のインナーハウジング129の先端129aと、アウターハウジング127の先端127aが雌コネクタ125の挿入間隙183に挿入される。
【0034】
雌コネクタ125の挿入間隙183に挿入された雄コネクタ123のインナーハウジング先端129aは、内周が内部パッキン113と密接する。これにより、雄コネクタ123と雌コネクタ125のインナーハウジング129、169は、水密状態で嵌合されることとなる。また、雄コネクタ123のアウターハウジング先端127aは、内周が外部パッキン115と密接する。これにより、雄コネクタ123と雌コネクタ125のアウターハウジング127、165同士は、水密状態で嵌合されることとなる。
【0035】
また、それぞれのインナーハウジング129、169後部は、Oリング151によって絶縁芯線67との間が水密状態に封止される。従って、コネクタ121は、内部がインナーハウジング129、169内側の空間と、アウターハウジング127、165内側の空間とに分けられて、二重に封止されることになる。これにより、アウターハウジング127、165とインナーハウジング129、169の間に配設された金属シェル133、167と、インナーハウジング129、169の内部に収容された雄雌端子137、171とは絶縁されることになり、例え、結露水がいずれか一方の空間で発生した場合においても、結露水が両方の空間に渡って流れ込み、金属シェル133、167と雄雌端子137、171とを漏電させることがなくなる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る結露対策用防水コネクタによれば、内部パッキン、外部パッキンをコネクタ嵌合面に設けるとともに、内部ゴム栓、外部ゴム栓をシールド電線に装着したので、雄コネクタと雌コネクタが嵌合されると、雄コネクタと雌コネクタのインナーハウジング同士及びアウターハウジング同士がそれぞれ水密状態で嵌合され、内部がインナーハウジングと、アウターハウジングとに分けられて、二重に封止されることになる。この結果、アウターハウジングとインナーハウジングの間に配設された金属シェルと、インナーハウジングの内部に収容された雄雌端子とが絶縁され、結露水がいずれか一方の空間で発生した場合においても、結露水が両方の空間に渡って流れ込まず、結露水による漏電を確実に防止することができ、安全面での信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】嵌合状態における本発明による結露対策用防水コネクタの断面図である。
【図2】雄コネクタの断面図である。
【図3】雄コネクタの正面図である。
【図4】シールド電線端末部の組付け構造を説明する斜視図である。
【図5】雌コネクタの断面図である。
【図6】雌コネクタの正面図である。
【図7】他の実施例の結露対策用防水コネクタの断面図である。
【図8】他の実施例の雄コネクタの断面図である。
【図9】他の実施例の雄コネクタの正面図である。
【図10】他の実施例の雌コネクタの断面図である。
【図11】他の実施例の雌コネクタの正面図である。
【図12】従来の雄コネクタの断面図である。
【図13】従来の雌コネクタの断面図である。
【図14】従来のコネクタの嵌合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
41、121 結露対策用防水コネクタ
43、123 雄コネクタ
45、125 雌コネクタ
47、91、127、165 アウターハウジング
49、95、129、169 インナーハウジング
53、93、133、167 金属シェル
57、137 雄端子(端子)
63 シールド電線
67 絶縁芯線
71 外皮
77 内部ゴム栓
81 外部ゴム栓
97、171 雌端子(端子)
113 内部パッキン
115 外部パッキン
151 0リング

Claims (3)

  1. 雄コネクタ及び雌コネクタのアウターハウジングとインナーハウジングとの間に設けられたシェル挿入溝内に金属シェルを挿入し、シールド電線の絶縁芯線と接続された端子をそれぞれの前記インナーハウジングに装着し、前記雄コネクタのインナーハウジング先端内周を前記雌コネクタのインナーハウジング先端外周に挿入するとともに、前記雄コネクタのアウターハウジング先端内周を前記雌コネクタのアウターハウジング先端外周に挿入して前記雄コネクタと前記雌コネクタとを嵌合する結露対策用防水コネクタにおいて、
    前記雄コネクタのインナーハウジング先端内周に密接する内部パッキンを前記雌コネクタのインナーハウジング外周に装着し、前記雄コネクタのアウターハウジング先端内周に密接する外部パッキンを前記雌コネクタのアウターハウジング外周に装着したことを特徴とする結露対策用防水コネクタ。
  2. 前記インナーハウジングと前記絶縁芯線との間を水密封止する内部ゴム栓を前記雄コネクタと前記雌コネクタのそれぞれの絶縁芯線の外周に装着したことを特徴とする請求項1記載の結露対策用防水コネクタ。
  3. 前記アウターハウジングと前記シールド電線の外皮との間を水密封止する外部ゴム栓を前記雄コネクタと前記雌コネクタのそれぞれのシールド電線外皮の外周に装着したことを特徴とする請求項1記載又は2記載の結露対策用防水コネクタ。
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