JP3667296B2 - インクタンク - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に搭載された記録ヘッドに対して着脱自在に構成されるインクタンクに関し、特にインクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンクにおいて、インクタンク内に収納されるインク吸収体の構成を規定することで、外的要因によって内部構造が不具合を発生することを抑制し、安定したインク供給性能を発揮することが可能な、新規、かつ改良されたインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録の分野において、装置の小型化、メンテナンスのフリーの観点からインクジェットヘッドとインクタンクとを一体とした構成で、インクジェット記録装置の装着部(走査キャリッジ)に対して着脱自在としたインクジェットカートリッジが用いられることが知られている。このインクジェットカートリッジには、たとえばインクジェットヘッドとインクタンクとを常時一体化した構成を採用するものと、インクジェットヘッドとインクタンクとを着脱可能とし、使用に際して一体化する構成を採用するものとが知られている。
【0003】
上記インクカートリッジに用いられるインクタンクは、記録に供されない状態では外部にインクを漏らすことがないようにインクを安定的に保持し、また、記録時には安定してインクジェットヘッドにインクを供給することを可能にすることが要求され、この要求を満足する目的でインクタンクにはインクジェットヘッドに供給されるインクの流れに対する背圧、いわゆる負圧を発生するための構成が備えられる。
【0004】
インクタンクにおける負圧発生のための一般的な構成例として、例えば特開昭62−264728号、特開平8−230207号公報に示すようなウレタンフォーム等の多孔質体を負圧発生部材(インク吸収体)としてインクタンク内に収納し、この多孔質体の毛管力を不圧発生源として利用するものがある。この構成に用いられるインクタンクは通常インクを貯蔵するインク吸収体を収容したインク収容部と、インク吸収体からインクジェットヘッドへインクを供給するためのインク供給口と、記録中のインク供給を円滑にするためにインク収容部に対して大気を取り込む大気連通口とを含む構成とされる。
【0005】
そして、インクジェットへッドに対してインクを安定的に供給するために、インクタンクのインク供給口及びその周辺のインク保持力が、その他の領域に比べて高くなるようにインクタンク内部にインク吸収体を収納し、常にインク供給口付近にインクが集まりやすい状況を構成するのが一般的である。
【0006】
例えば、毛管力を高める方法として特開平8−230207には、図7(a)に示すように、インクタンク210の筐体211内に収容するインク保持部材(インク吸収体)をインクジェットヘッド232へのインク供給口付近にインクを集めるための第1のインク保持部材250と、インク保持を目的とした第2のインク保持部材251との二部材を収納し、第1のインク保持部材250のインク保持力(毛管力)を第2のインク保持部材251の毛管力以上にすることで、第1のインク保持部材250に常にインクを保持させてインクの安定供給を行う方式が一般的に知られている。例えば、第2のインク保持部材251に、ウレタンインク吸収体、第1のインク保持部材250に繊維束からなるインク保持部材を用いる構成が知られている。
【0007】
繊維束から構成される第1のインク保持部材250はインクの供給の方向に沿って配された繊維の束によって構成されており、図7(b)に示すように、インクタンク210をインクジェットヘッド232に取り付けた場合、インクジェットヘッド232側のインク受入管234Bと第1のインク保持部材250とをしっかりと当接させるために、第1インク保持部材250が第2のインク保持部材251側に向かって摺動し、第2のインク保持部材251を圧縮するように押し込む形態を取る。
【0008】
上述の形態において、繊維束からなる第1のインク保持部材250は繊維を高圧縮して構成しているため、ウレタンからなる第2のインク保持部材251よりも、硬く変形しにくい。そのため、インク受入管234Bがインクタンクの供給口から挿入した分、第1のインク保持部材250が摺動し、その摺動分を第2のインク保持部材251の変形で吸収し、かつ、その第2のインク保持部材251の復元力が利用されてインク受入管234B、第1インク保持部材250、第2インク保持部材251の間の安定した当接が達成される構成をとる。
【0009】
ところで、インクタンクの外形状は、インクジェット記録装置内に収納保持されることから、インクジェット記録装置側の要求として決定される場合がある。そのため、縦横比のバランスが取れたインクタンクだけでなく、例えば縦長のインクタンクが要求されたり、横長や、薄型などのインクタンクが要求されたりする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このようなインクタンクは、インクジェットヘッドに対して着脱されるため、操作者の取り扱い上で、例えば、インクタンクを落下させてしまうなど急激な外的衝撃がインクタンクに加わるような事態を被る場合がある。
【0011】
大きな外的衝撃が加わった場合、インクタンク内で大きな容積を占有する第2のインク保持部材251がインクタンク内部で移動、変形してしまう場合がある。わずかな変形であればインク保持部材の弾性によって復元可能であるが、変形の状態によっては復元せず、変形箇所においてインク保持力が高まり、その部位にインク残りが生じインク消費効率の低下を招きかねない。また、インク漏れを引き起こしたりするおそれもある。
【0012】
特に、近年インクジェット記録装置による記録頻度の上昇に伴いインクタンク内に含浸保持させるインク量も増加の傾向にある。このように、インク保持部材の保持するインク量が増えれば増えるほど落下時にインク保持部材にかかる衝撃は大きくなり、上述の不都合が発生しやすい環境になる。
【0013】
外的要因によってインクタンク内部に収納された第2インク保持部材に生じる変形の課題は、さまざまな外形状のインクタンクの中でも、特にインクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比が高いインクタンクにおいては、第2のインク保持部材の変形が他の構成のインクタンク比べ、衝撃によって変形しやすい傾向にある。
【0014】
なお、最近では第2インク保持部材としてウレタンに変わりエコロジー、リサイクル性の視点から熱可塑性樹脂が用いられたインクタンクも提案されている。樹脂材料からなるインク保持部材では反発弾性がウレタンに比べて小さいため、インクを多量に保持するインク保持部材の場合、落下時の衝撃によって移動、座屈してしまうと形状を復元しにくくなるが、この場合にも前記インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比が高いインクタンクにおいては、第2のインク保持部材の変形が他の構成のインクタンクに比べ変形しやすい傾向にあることは同様である。
【0015】
そこで本発明は、インクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比が大きなインクタンクが外部衝撃を被った場合であっても、インク保持部材の変形をできるだけ押さえることを可能とし、かつ、インクジェットヘッドとの装着状態を良好にし、安定的にインク供給を行うことのできるインクタンクを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のインクタンクは、インクジェットヘッドにインクを導く経路の始端としてのインク受入管に対して着脱可能に構成されるとともに、前記インク受入管が挿入されるインク供給口と、 前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通部と、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持するためのインク保持部材と、を備えて、インクを貯留するインクタンクにおいて、前記インク保持部材は、前記インク供給口に面して配され、前記インクタンクの装着状態で前記インク受入管の始端と当接する第1インク保持部材と、前記第1インク保持部材と接続され、前記インクタンク内部の主たる領域に収納された第2インク保持部材と、を備えており、前記第1インク保持部材は前記インク受入管の挿入方向に対して交差する方向の配列方向成分を備えるとともに、前記第2インク保持部材は前記第1インク保持部材との当接方向の配列方向成分を備えており、前記第1インク保持部材は前記第2インク保持部材に対して相対的にインクの保持力が高いことを特徴とする。
【0017】
ここで、第1、第2インク保持部材はともに発泡体であり、発泡気孔が延在方向成分を有しており、前記配列方向成分は発泡気孔の延在方向であることは好ましい構成である。また、第1、第2インク保持部材はともに方向性を有する繊維体の集合体であり、前記配列方向成分は前記繊維体の長さ方向であることは好ましい構成である。前記繊維の集合体は、熱可塑性樹脂からなることは好ましい構成である。
【0018】
前記繊維の集合体は、ポリオレフィン系の樹脂からなることは好ましい構成である。前記インクタンクを構成する外筐体の構成材料が、ポリオレフィン系の樹脂からなることは好ましい構成である。前記第1、第2インク保持部材は、一方が発泡体、他方が繊維の集合体の組み合わせであることは好ましい構成である。前記第1のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径が、前記第2のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径以下であることは好ましい構成である。
【0019】
この構成によれば、前述のようなインクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンクに関して、収納されるインク保持部材の発泡方向あるいは繊維方向を、インクタンク高さ方向に沿った形で収納することで、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したような場合であっても外的衝撃方向に対して発泡方向あるいは繊維方向が沿っているためインク保持部材の強度が高くでき、第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都合が発生しにくい。
【0020】
また、インク受入口からの押圧力を受けることで、第1のインク保持部材が変形しやすい方向性を有しているため、第2のインク保持部材への過度な押圧力が加わることなく変形を抑える構成であるため、インクがインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落下時に筐体内での第2のインク保持部材のズレによるインク供給不良等を防止することができる。
【0021】
また、本発明は、インクジェットヘッドにインクを導く経路の始端としてのインク受入管に対して着脱可能に構成されるとともに、前記インク受入管が挿入されるインク供給口と、前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通部と、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持するためのインク保持部材と、を備えて、インクを貯留するインクタンクにおいて、前記インク保持部材は、前記インク供給口に面して配され、前記インクタンクの装着状態で前記インク受入管の始端と当接する第1インク保持部材と、前記第1インク保持部材と接続され、前記インクタンク内部の主たる領域に収納された第2インク保持部材と、を備えており、前記第1インク保持部材は前記インク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しやすい、前記押圧方向に対して交差する方向の配列成分を有して配置されると共に、前記第2インク保持部材は前記インク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しにくい、前記押圧方向に沿った平行な方向の配列成分を有して配置されており、前記第1インク保持部材は前記第2インク保持部材に対して相対的にインクの保持力が高いことを特徴とする。
【0022】
上記の通り構成された本発明のインクタンクは、第1インク保持部材はインク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しやすい、押圧方向に対して交差する方向の配列成分を有して配置されると共に、第2インク保持部材はインク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しにくい、押圧方向に沿った平行な方向の配列成分を有して配置されており、第1インク保持部材は第2インク保持部材に対して相対的にインクの保持力が高い構成となっている。このため、インクジェットヘッドのインク受入口と第1のインク保持部材とを接続した状態、すなわち、第1のインク保持部材がインク受入口と第2のインク保持部材とに挟まれた状態でインク受入口からの押圧力を受けることで、第1のインク保持部材が大きく変形し、第2のインク保持部材の変形は抑えられる。
【0023】
また、本発明のインクタンクは、第1、第2インク保持部材はともに発泡体であり、発泡気孔が延在方向成分を有しており、配列方向成分は発泡気孔の延在方向であってもよいし、第1、第2インク保持部材はともに方向性を有する繊維体の集合体であり、前記配列方向成分は前記繊維体の長さ方向であってもよい。
【0024】
さらに、本発明のインクタンクのインク保持部材は、少なくとも1つが繊維体からなるものであってもよい。
【0025】
また、本発明のインクタンクは、第1のインク保持部材を構成する繊維体の繊維径が、第2のインク保持部材を構成する繊維体の繊維径以下であってもよい。
【0026】
さらに、本発明のインクタンクは、繊維体が、熱可塑性樹脂からなるものであってもよいし、インク保持部材が、ポリオレフィン系の樹脂からなるものであってもよいし、筐体の構成材料が、ポリオレフィン系の樹脂からなるものであってもよい。
【0027】
本発明のインクタンクは、インクジェット記録装置に用いられる、インクを保持するための、繊維塊からなるインク保持部材が筐体内に収納されたインクタンクであって、前記インク保持部材が、少なくとも、インクを吐出するインクジェットヘッドにインクを供給するためのインク供給口部に配置され、前記インクジェットヘッドのインク受入口と当接することで前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドへ供給するインク流路を形成する第1のインク保持部材と、前記第1のインク保持部材と接し、前記第1のインク保持部材に対してインクを供給する、少なくとも前記インク受入口と前記第1のインク保持部材とを接続した状態における前記第1のインク保持部材よりも保持液体に対する液体保持力が弱い第2のインク保持部材とを有するインクタンクにおいて、前記第1のインク保持部材は、主たる繊維方向が前記第1のインク保持部材と前記インク受入口との当接方向と略平行な押圧力の押圧方向に対して交差するように配置され、前記第2のインク保持部材は、主たる繊維方向が前記押圧方向に対して略平行となるように配置されていることを特徴とする。
【0028】
上記の通り構成された本発明のインクタンクは、繊維塊からなる第1のインク保持部材の主たる繊維方向が押圧方向に対して交差するように配置されることで第1のインク保持部材は繊維塊としての押圧方向に対する剛性は小さいので変形しやすく、一方、第2のインク保持部材は、第2のインク保持部材の主たる繊維方向が押圧方向に対して平行に配置されることで、繊維塊としての押庄方向に対する剛性は第1のインク保持部材に比べて高く、よって第1のインク保持部材に比べて変形しにくい。このため、インクジェットヘッドのインク受入口と第1のインク保持部材とを接続した状態、すなわち、第1のインク保持部材がインク受入口と第2のインク保持部材とに挟まれた状態でインク受入口からの押圧力を受けることで、第1のインク保持部材が大きく変形し、第2のインク保持部材の変形は抑えられる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明が適用可能なインクジェットカートリッジについて図1〜図4を参照して説明する。
【0030】
図1は、本発明が適用可能なインクジェットカートリッジの正面図である。図1に示すようにインクジェットカートリッジ30は、インクを吐出するインクジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20とを有する。ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給するインクを収容するものであり、ブラックインクタンク10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク20は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のインクを収容している。
【0031】
インクジェットヘッド32は、使用状態におけるホルダ31の底部に位置しており、ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20から供給される各色のインクに対応して、不図示のブラックインク用の吐出口群と、イエローインク用の吐出口群と、シアンインク用の吐出口群と、マゼンタインク用の吐出口群とを有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10との接続部およびカラーインクタンク20との接続部には、それぞれインクの色に対応した不図示のインク受入管が突出して設けられている。各インク受入管は、それぞれインク供給路を介して、対応する吐出口群と接続されている。
【0032】
ホルダ31にブラックインクタンク10を装着することで、ブラックインクタンク10内のブラックインクは、インク受入管およびインク供給路を経由してブラックインク用の吐出口群へ供給される。同様に、ホルダにカラーインクタンク20を装着することで、カラーインクタンク内の各色のインクは、それぞれインク受入管およびインク供給路を経由して、対応する色用の吐出口群へ供給される。
【0033】
なお、各インク受入管の先端には、インク受入管の中へ異物が侵入するのを防止するためにそれぞれフィルタが取り付けられている。
【0034】
図2は、図1に示すブラックインクタンクを下方からみた分解斜視図であり、図3は、ブラックインクタンクを示す図であり、図3(a)はその上面図、図3(b)は一部を破断した側面図、図3(c)は底面図である。なお、図3(a)では、蓋部材およびインク吸収体を取り除いた状態で示している。
【0035】
ブラックインクタンク10は、ブラックインク用のインク収容部16を構成する上端が開口部となった筐体11と、筐体11の上端開口部を塞ぎ、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12の大気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からのインク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ用の空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。上部部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる位置に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホルダ31(図1参照)への着脱を行う際に利用される摘み部(不図示)が設けられている。図3(b)に示されるようにブラック用インクタンクは、底面の幅に対して高さが高く構成されたアスペクト比の高い外形のインクタンクである。
【0036】
筐体11の底部には、ブラックインクタンク10をホルダ31に装着した際にホルダ31のブラックインク用のインク受入管と対向する位置に、インク供給口14が形成されている。インク供給口14の周囲には、ブラックインクタンク10からインク受入管を通じて供給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止するためのリブ15が形成されている。
【0037】
インク収容部16内には、ブラックインクを含浸保持する第1のインク保持部材50および第2のインク保持部材51が装填されている。第1のインク保持部材50は、第2のインク保持部材51とブラックインクタンク10の底壁との間で、第2のインク保持部材51に密着し、かつインク供給口14を内側から塞ぐように設けられている。
【0038】
第1のインク保持部材50および第2のインク保持部材51はともにインクを含浸保持するものであるが、第1のインク保持部材50のインク保持力(毛管力)は第2のインク保持部材51のインク保持力よりも高くなっている。これによって、第2のインク保持部材51に保持されているインクが第1のインク保持部材50に効果的に導かれ、第2のインク保持部材51に保持されたインクの消費効率が向上する。
【0039】
第1、第2のインク保持部材50、51は、ともにウレタンからなるインク保持部材が好適である。ここで、ウレタンは例えば実開平5−692号に示されるように、発泡に対して方向を有していることが知られており、発泡方向の剛性が、発泡方向に対して略垂直な方向の剛性より高いため、発泡方向にかかる力に対して変形しにくい特性を有する。
【0040】
ここで、図5(a)に示すように、第1のインク保持部材50はインクジェットヘッド32のインク受入管34Bの当接方向に略平行な押圧方向(矢印A)の押圧力に対して変形しやすいようにウレタンの発泡方向をインク受入管34Bの押圧方向に略垂直(矢印B)に配置し、第2のインク保持部材51はインク受入管34Bとの当接方向に略平行な押圧方向(矢印A)の押圧力に対して変形しにくいように、ウレタンの発泡方向がインク受入管34Bの押圧方向に対して略平行方向(矢印c)となるように配置した。
【0041】
言い換えると、第2のインク保持部材51は、インク供給口14が配された底面に向かう方向に発泡方向成分が揃っている発泡体であり、第1のインク保持部材50はインク供給口14が配された底面に平行な方向に発泡方向成分が配列されている発泡体とされている。
【0042】
また、第1のインク保持部材50がブラックインクタンク10内部で移動しないように固定するために第2のインク保持部材51は筐体11よりも多少大きめに構成し、一方、第1のインク保持部材50はインク受入管34Bとの当接時に速やかに変形摺動するように筐体11に対しやや小さめに構成した。そのため、第2のインク保持部材51に第1のインク保持部材50が多少圧縮される構成となり、第1のインク保持部材50にインクが安定的に保持される構成になっている。
【0043】
このように収納するインク保持部材の発泡方向を上述のようにすることにより、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したような場合であっても発泡方向を考慮すると、特に影響を受けやすい第2インク保持部材51の強度を高くできるため、主としてインクを保持する機能を発揮する第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都合が発生しにくい。
【0044】
ブラックインクタンク10をホルダ31に装着することで、インク受入管はインク供給口14内の第1のインク保持部材50に当接し、第1のインク保持部材50に保持されているインクが、インク受入管およびインク供給路を経てインクジェットヘッド32の吐出口群に供給される。
【0045】
次に、カラーインクタンク20について図4を参照して説明する。図4は、図1に示すカラーインクタンクを示す図であり、図4(a)はその上面図、図4(b)は一部を破断した側面図、図4(c)は底面図である。なお、図4(a)では、蓋部材およびインク吸収体を取り除いた状態で示している。
【0046】
カラーインクタンク20も、基本的にはブラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材23とを有する。
【0047】
筐体21の内部は、平面視略T字状に配置された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のインク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されている。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用のインク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部26C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mとなっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各インク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられている。
【0048】
筐体21の底部には、カラーインクタンク20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各インク受入管に対向する位置に、インク供給口24Y、24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが形成されている。
【0049】
また、各インク収容部26Y、26C、26Mの内部には、所定の色のインクを含浸保持する第1のインク保持部材50Y、50C、50Mおよび第2のインク保持部材51Y、51C、51Mが設けられているが、これらの構成および各インク収容部26Y、26C、26Mからのインクの供給動作はブラックインクタンク10と同様であるので、その詳細な説明は省略する。カラーインクタンクにおいても各インク収容部26Y、26C、26Mは底面の幅に対して高さが高く構成されたアスペクト比の高い外形のインク収容部の構成である。アスペクト比の高いインクタンクに対して、収納するインク保持部材の発泡方向をブラックインクタンクの説明で行ったように配置することにより、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したような場合であっても発泡方向を考慮すると、特に影響を受けやすい第2インク保持部材51の強度を高くできるため、主としてインクを保持する機能を発揮する第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都合が発生しにくい。
【0050】
次に、インクジェットヘッドとインクタンクを接続した際の第1および第2のインク保持部材の関係を、図5に示すインクタンクの側断面図を用いて説明する。なお、以下の説明では、簡単のため、特に、ブラックインクタンク10を例として説明するが、カラーインクタンクにおいても同等に説明できる。
【0051】
ブラックインクタンク10内には、ブラックインクタンク10と、インクジェットヘッド32とが接合されていない図5(a)の状態から、図5(b)に示すブラックインクタンク10と、インクジェットヘッド32とが接合された状態とすることで、インク受入管34Bが第1のインク保持部材50を押圧する状態となる。
【0052】
すなわち、この押圧状態では、インク受入管34Bがインク供給口14内に進入してくることで、第1のインク保持部材50を第2のインク保持部材51の方へと押し込む力が第1のインク保持部材50に対して印加されることとなる。これに対して、第1のインク保持部材50は、インク受入管34Bの当接方向に略平行な押圧方向(矢印A)の押圧力に対して変形しやすいようにウレタンの発泡方向がインク受入管34Bの押圧方向に略垂直(矢印B)に配置されているため(言い換えると、ウレタンはインク供給口が配された底面に平行な方向の発泡方向を有して配置されているため)、矢印D方向に積極的に縮む。
【0053】
これにより、インク供給口14内へのインク受入管34Bの進入量を第1のインク保持部材50が吸収するので、第2のインク保持部材51の不用意な変形を押さえつつ第1のインク保持部材50をインク受入管34Bに対して当接させることができる。この際に、第1のインク保持部材50は、インク受入管34Bと第2のインク保持部材51とが当接していない通常状態(図5(a)の状態)に対し、さらに圧縮されることになりインク保持力が高まり、よりインクを安定的に保持することができるようになる。
【0054】
以上説明したようにインクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンクに対して発泡方向を有したウレタンなどのインク保持部材を図5に示すような関係で収納することによって、インクタンク内の第2のインク保持部材51の不必要な変形を抑えっっ、インクジェットヘッド32とインクタンクとを接続できる。このため、インクタンク内のインクはインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落下時に筐体11内での第2のインク保持部材51のズレによるインク供給不良等を防止することができる。
【0055】
なお、本実施形態においては、ウレタンからなる第1および第2のインク保持部材50、51を用いて説明したが、第1および第2のインク保持部材50、51の材料はウレタンにのみ限定されるものではない。
【0056】
また、保持するインクはインクジェット記録装置で一般的に用いられるBk、Y、M、Cインクに限定されるものでもない。
(第2の実施形態)
本実施形態のインクタンクは、第1のインク保持部材150および第2のインク保持部材151が、ポリオレフィン系の樹脂材料からなる繊維で構成されているとともに、筐体111も同様にポリオレフィン樹脂で構成されている以外は、第1の実施形態で説明した構成と同様にインクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンクが用いられており、詳細の説明は省略する。
【0057】
なお、本実施形態では、第1のインク保持部材150のインク保持力(毛管力)を、第2のインク保持部材151のインク保持力以上とすることが好ましく、この場合、第1のインク保持部材150に第2のインク保持部材151よりも繊維径の細い繊維を用いるとインク保持力を高めつつインク供給時の流抵抗成分を抑えることができるという点で望ましい。
【0058】
第1のインク保持部材150は、図6(a)に示すように、インク受入管134Bの当接方向に略平行な押圧方向(矢印A’)の押圧力に対して変形しやすいように、主たる繊維方向をインク受入管134Bの押圧方向に略垂直方向(矢印B’)に配置し、第2のインク保持部材151はインク受入管134Bの当接方向に略平行な押圧方向の押圧力に対して変形しにくいように主たる繊維方向をインク受入管134Bとの押圧方向に対して略平行方向(矢印C)に配置した。
【0059】
言い換えると、第2のインク保持部材151は、インク供給口114が配された底面に向かう方向に繊維の配列方向が概ね揃っている織維集合体であり、第1のインク保持部材150はインク供給口114が配された底面に平行な方向に繊維が概ね配列されている繊維集合体とされている。
【0060】
ブラックインクタンク110は、図6(b)に示すように、ブラックインクタンク110と、インクジェットヘッド132とを接合する際、インク供給口114内へのインク受入管134Bの進入によるインク受入管134Bの進入量を、第1のインク保持部材150が矢印D,方向に積極的に縮むことで吸収するので、第2のインク保持部材151の不用意な変形を押さえつつ第2のインク保持部材151をインク受入管134Bに対して当接させることができる。
【0061】
方向性を有した繊維を利用して構成されたインク保持部材を収納したブラックインクタンクは、底面の幅に対してインク供給管との当接方向である高さ方向が高く構成されたアスペクト比の高い外形のインクタンク構成である。本インクタンクに対して、収納する繊維で構成されるインク保持部材の繊維の配列方向を図6に示されるようにすることにより、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したような場合であっても繊維の配列方向を考慮すると、特に影響を受けやすい第2インク保持部材51の強度を高くできるため、主としてインクを保持する機能を発揮する第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都合が発生しにくい。
【0062】
このように、本実施形態のインクタンクも、第1の実施形態と同様に、インクタンク内の第2のインク保持部材151の不必要な変形を抑えつつ、インクジェットヘッド132とインクタンクとを接続できる。このため、インクタンク内のインクはインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落下時に筐体111内での第2のインク保持部材151のズレによるインク供給不良等を防止することができる。
【0063】
第1のインク保持部材を構成する繊維体の繊維径が、第2のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径以下にすることで、第1のインク保持部材の毛管力を第2のインク保持部材の毛管力よりも大きくすることができる。
【0064】
また、繊維体は、熱可塑性樹脂からなり、特にポリオレフィン系の樹脂からなるものである。インクタンクの筐体の構成材料もポリオレフィン系の樹脂からなるものとする。
【0065】
このように、本実施形態のインクタンクは、筐体111が、第1のインク保持部材150および第2のインク保持部材151と同系統の樹脂材料で構成されているため、リサイクル性、リユース性を大幅に向上させることができ、エコロジーなインクタンクを提供できる。
【0066】
以上ブラックインクタンクを例に説明したが、カラーインクタンクに関しても同様に説明できる。
【0067】
また、以上の実施形態では、第1のインク保持部材と第2のインク保持部材とは、発泡体同士、繊維集合体同士の組み合わせであったが、第1のインク保持部材と第2のインク保持部材とは異なる構造体の組み合わせ、すなわち発泡体と繊維集合体とを組み合わせて構成してよく、例えば第1のインク保持部材を繊維集合体、第2のインク保持部材を発泡体といった組み合わせ、あるいはこの逆の組み合わせであっても構造体の方向性の観点が満足されるものであれば本発明の範疇である。
【0068】
さらには、本発明においてインク供給管との当接方向が略重力方向である例について説明したが、インクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比が高い形態であれば、当然の事ながらインクタンクの長手方向が水平方向等であってもよい。
【0069】
次に、第2の実施形態で説明した、第1のインク保持部材および第2のインク保持部材が、ポリオレフィン系の樹脂材料からなる繊維塊で構成されているインクタンクの構造体を用い、第1のインク保持部材の特性を変化させて第1の実施例〜第4の実施例をおこなった。この実施例によってインク供給特性の評価結果に関して説明する。なお、以下の説明で用いる符号は、第2の実施形態で用いた符号を用いる。
【0070】
本実施例では、圧損成分、供給不良になる気泡の巻き込みの有無、およびインク使いきり効率を表1に示す、第1のインク保持部材150の密度をパラメータとして評価した。
【0071】
【表1】
【0072】
表1に示す4種類のインクタンクを、それぞれホルダに装着し、フィルタを介してホルダ先端のインク流路からチューブポンプを用いて5.0g/minの流速で強制的にインクを排出し、その際の庄損成分ならびに、供給不良になり気泡を巻きこむことが無いかを検討した。
【0073】
この評価結果を表2に示す。
【0074】
【表2】
インクと水の比重をほぼ同じと考えて計測。
【0075】
以上から、吸収体の過度な変形を回避した上で、インク供給時の流抵抗成分を下げ、インク供給性を向上できるという本発明の効果を確認できた。
【0076】
しかし、本発明の効果をさらに高めるために、第1のインク保持部材150の密度を過度に下げた第4の実施例においては、高速でインク排出を行った場合、インク使いきりの途中で記録画像がかすれる現象が発生した。解析の結果、ヘッド内部に滞在した気泡によるものであることが分かった。これは、第2のインク保持部材151から第1のインク保持部材150へのインクの移動よりも、第1のインク保持部材150の周囲の空間からのエアーの巻きこみのほうが容易になり、泡を巻きこんでしまうことで適正なインク供給を妨げてしまったと考えられる。
【0077】
したがって、第1のインク保持部材150と第2のインク保持部材151の変形方向を規定することにより本発明の効果を得ることができるが、本発明を採用するにあたっては、第1および第2のインク保持部材の密度、繊維径、材質等はプリンタの諸特性等を考慮し、適宜選択するのが好ましい。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インクジェットヘッドのインク供給管との当接方向のインクタンク寸法に対して、前記当接方向と略垂直方向のインクタンク寸法の小さい、所謂インクジェットヘッドへの当接方向に対するアスペクト比の高いインクタンクに関して、収納されるインク保持部材の発泡方向あるいは繊維方向を、インクタンク高さ方向に沿った形で収納することで、落下などの外的衝撃が加わった場合、特に供給口側を下にして落下したような場合であっても外的衝撃方向に対して発泡方向あるいは繊維方向が沿っているためインク保持部材の強度が高くでき、第2インク保持部材は変形などが生じにくく、落下に伴う各種の不都合が発生しにくい。
【0079】
また、インク受入口からの押圧力を受けることで、第1のインク保持部材が変形しやすい方向性を有しているため、第2のインク保持部材への過度な押圧力が加わることなく変形を抑える構成であるため、インクがインク保持部材内に安定的に保持され、かつ、インク供給時に不用意なインク残りや、環境変化時のインク漏れ、さらには落下時に筐体内での第2のインク保持部材のズレによるインク供給不良等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクジェットカートリッジの正面図である。
【図2】図1に示すブラックインクタンクを下方からみた分解斜視図である。
【図3】図1に示すブラックインクタンクの上面図、一部破断側面図、および底面図である。
【図4】カラーインクタンクの上面図、一部破断側面図、および底面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態のブラックインクタンクに、インクジェットヘッドが接合された際の、第1および第2のインク保持部材の状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のブラックインクタンクに、インクジェットヘッドが接合された際の、第1および第2のインク保持部材の状態を示す図である。
【図7】従来のインクタンクの構成の一例を示す模式的な側断面図、および、インクタンクに、インクジェットヘッドが接合された際の、第1および第2のインク保持部材の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 大気連通口
10、110 ブラックインクタンク
11、21、111 筐体
12、22 蓋部材
13、23 上部部材
13a 摘み部
14、24Y、114 インク供給口
15、25Y、25C、25M リブ
16、26Y、26C、26M インク収容部
20 カラーインクタンク
21a 仕切壁
30 インクジェットカートリッジ
31 ホルダ
32、132 インクジェットヘッド
33B、33Y、33C、33M 吐出口群
34B、34Y、134B インク受入管
35B、35Y インク供給路
36B フィルタ
50、70Y、70C、70M、150 第1のインク保持部材
51、71Y、71C、71M、151 第2のインク保持部材
Claims (17)
- インクジェットヘッドにインクを導く経路の始端としてのインク受入管に対して着脱可能に構成されるとともに、前記インク受入管が挿入されるインク供給口と、前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通部と、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持するためのインク保持部材と、を備えて、インクを貯留するインクタンクにおいて、
前記インク保持部材は、前記インク供給口に面して配され、前記インクタンクの装着状態で前記インク受入管の始端と当接する第1インク保持部材と、前記第1インク保持部材と接続され、前記インクタンク内部の主たる領域に収納された第2インク保持部材と、を備えており、
前記第1インク保持部材は前記インク受入管の挿入方向に対して交差する方向の配列方向成分を備えるとともに、前記第2インク保持部材は前記第1インク保持部材との当接方向の配列方向成分を備えており、
前記第1インク保持部材は前記第2インク保持部材に対して相対的にインクの保持力が高いことを特徴とするインクタンク。 - 前記第1、第2インク保持部材はともに発泡体であり、発泡気孔が延在方向成分を有しており、前記配列方向成分は発泡気孔の延在方向であることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
- 前記第1、第2インク保持部材はともに方向性を有する繊維体の集合体であり、前記配列方向成分は前記繊維体の長さ方向であることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
- 前記第1のインク保持部材を構成する前記繊維体の織維径が、前記第2のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径以下である請求項3に記載のインクタンク。
- 前記第1、第2インク保持部材は、一方が発泡体、他方が織維の集合体の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
- 前記繊維の集合体は、熱可塑性樹脂からなる請求項3〜5のいずれか1項に記載のインクタンク。
- 前記繊維の集合体は、ポリオレフィン系の樹脂からなる請求項3〜5のいずれか1項に記載のインクタンク。
- 前記インクタンクを構成する外筐体の構成材料が、ポリオレフィン系の樹脂からなる請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクタンク。
- インクジェットヘッドにインクを導く経路の始端としてのインク受入管に対して着脱可能に構成されるとともに、前記インク受入管が挿入されるインク供給口と、前記インクタンク内部を大気に連通させる大気連通部と、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持するためのインク保持部材と、を備えて、インクを貯留するインクタンクにおいて、
前記インク保持部材は、前記インク供給口に面して配され、前記インクタンクの装着状態で前記インク受入管の始端と当接する第1インク保持部材と、前記第1インク保持部材と接続され、前記インクタンク内部の主たる領域に収納された第2インク保持部材と、を備えており、
前記第1インク保持部材は前記インク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しやすい、前記押圧方向に対して交差する方向の配列成分を有して配置されると共に、前記第2インク保持部材は前記インク受入管に対する当接方向に平行な方向の押圧力に対して変形しにくい、前記押圧方向に沿った平行な方向の配列成分を有して配置されており、
前記第1インク保持部材は前記第2インク保持部材に対して相対的にインクの保持力が高いことを特徴とするインクタンク。 - 前記第1、第2インク保持部材はともに発泡体であり、発泡気孔が延在方向成分を有しており、前記配列方向成分は発泡気孔の延在方向であることを特徴と する請求項9に記載のインクタンク。
- 前記第1、第2インク保持部材はともに方向性を有する繊維体の集合体であり、前記配列方向成分は前記繊維体の長さ方向であることを特徴とする請求項9に記載のインクタンク。
- 前記インク保持部材は、少なくとも1つが繊維体からなるものである請求項9〜11のいずれか1項に記載のインクタンク。
- 前記第1のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径が、前記第2のインク保持部材を構成する前記繊維体の繊維径以下である請求項11または12に記載のインクタンク。
- 前記繊維体は、熱可塑性樹脂からなる請求項11〜13のいずれか1項に記載のインクタンク。
- 前記インク保持部材が、ポリオレフィン系の樹脂からなる請求項9〜14のいずれか1項に記載のインクタンク。
- 前記筐体の構成材料が、ポリオレフィン系の樹脂からなる請求項9〜15のいずれか1項に記載のインクタンク。
- インクジェット記録装置に用いられる、インクを保持するための、繊維塊からなるインク保持部材が筐体内に収納されたインクタンクであって、前記インク保持部材が、少なくとも、インクを吐出するインクジェットヘッドにインクを供給するためのインク供給口部に配置され、前記インクジェットヘッドのインク受入口と当接することで前記インクタンク内のインクを前記インクジェットヘッドへ供給するインク流路を形成する第1のインク保持部材と、前記第1のインク保持部材と接し、前記第1のインク保持部材に対してインクを供給する、少なくとも前記インク受入口と前記第1のインク保持部材とを接続した状態における前記第1のインク保持部材よりも保持液体に対する液体保持力が弱い第2のインク保持部材とを有するインクタンクにおいて、
前記第1のインク保持部材は、主たる繊維方向が前記第1のインク保持部材と前記インク受入口との当接方向と略平行な押圧力の押圧方向に対して交差するように配置され、前記第2のインク保持部材は、主たる繊維方向が前記押圧方向に対して平行となるように配置されていることを特徴とするインクタンク。
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