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JP3662516B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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JP3662516B2
JP3662516B2 JP2001150120A JP2001150120A JP3662516B2 JP 3662516 B2 JP3662516 B2 JP 3662516B2 JP 2001150120 A JP2001150120 A JP 2001150120A JP 2001150120 A JP2001150120 A JP 2001150120A JP 3662516 B2 JP3662516 B2 JP 3662516B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み込まれた原稿画像に基づいて画像の印刷処理、画像の送信処理等の画像処理に係る複数ジョブを順次実行し、実行中のジョブに対して割り込みジョブを実行する画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コピー機能やプリンタ機能等の画像の印刷処理機能、ファクシミリ(以下、FAXと略記する)機能等の印刷処理機能及び送信処理機能、ネットワーク送信機能(SCAN TO E-mail機能、SCAN TO FTP 機能)等の送信処理機能などの各種機能を有する複合型の画像処理装置が最近多く出ている。なお、SCAN TO E-mail機能(電子メール機能)とは、スキャンした原稿の画像を電子メール(E-mail)に添付して所定のアドレスに送信する機能であり、SCAN TO FTP 機能とは、スキャンした原稿の画像をネットワーク上のサーバー等の端末が所有するホルダー等に送信する機能である。
【0003】
従来より、このような各種機能を有する複合型の画像処理装置においては、各種機能の1まとまりの動作を1つのジョブとして管理し、ユーザからの複数のジョブの実行指定を受け入れて、指示されたジョブを順次実行していく形式のものが最近多く開発されている。
【0004】
ジョブとしては、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿を複写するコピージョブ、ユーザによって指定された1つの電子文書の指定頁を印刷する印刷ジョブ、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿をFAX送信するFAX送信ジョブ、FAX受信した1枚または複数枚の文書を印刷する受信FAX印刷ジョブ、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿を電子メール(e-mail)としてネットワークを介して送信する電子メール送信ジョブ(SCAN TO E-mail ジョブ)等がある。
【0005】
このような複合型の画像処理装置においては、複数のジョブが指示されると、1つのジョブを実行するとともに、他のジョブを待機ジョブ(待ちジョブ)とし、待機ジョブをデータをメモリに蓄積して、最初のジョブの実行後に、順次処理していくようになっている。これをジョブキューと称す。
【0006】
このような複合型の画像処理装置においては、ユーザが、実行中のジョブや待機ジョブの間に割り込んで、原稿画像の読み込み処理(読取処理)を含んだジョブを実行したい場合がある。すなわち、画像処理装置が他の実行すべきジョブキューを有している場合に、実行中のジョブの中断、待機ジョブの間に入る等、ジョブキューに割り込んで、原稿画像の読み込み処理を含んだ他のジョブを実行したい場合がある。
【0007】
従来では、例えば、特開昭64−21528号公報に記載されているように、上記のようなコピーの割り込みジョブについては、操作パネルに割り込みキーを設けて、この割り込みキーを操作することで、現在実行中のジョブを一旦中断してコピージョブを行わせるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記特開昭64−21528号公報に記載の上記従来の割り込む処理においては、現在実行中のジョブを一旦中断して、中断時までの進行状態を記憶して現実行中のジョブを退避し、割り込みしたジョブの原稿の読み込みから印刷(印字)の終了までを割り込みジョブの期間とされていた。
【0009】
このため、この割り込みジョブの期間のうちで、原稿画像の読み込み処理の完了後から割り込みジョブの印刷が完了するまでの間は、割り込みジョブに対して設定された条件どおりに印刷されるように画像データの補正が行われたり、割り込みジョブの印刷動作が実際に行われるのであるが、この間、コピーの予約ジョブ、ファクシミリの送信のための読み取りジョブ、SCAN TO E-mail、SCAN TO FTP 等の他のジョブに係る次の原稿画像の読み込み処理ができるにもかかわらず、待機しなければならなかった。したがって、その分、画像処理装置の稼働効率が低下するという問題点を招来していた。
【0010】
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、画像処理装置の稼働効率を向上させると共に、複数の使用者(ユーザ)が個々に原稿画像の読み込み処理を含んだジョブを割り込ませる場合でも、又は、一人の使用者が連続して複数の原稿画像の読み込み処理を含んだジョブを割り込ませる場合でも、原稿画像の読み込み処理に際して待機する時間が低減できる画像処理装置および画像処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、上記の課題を解決するために、画像の処理に係る複数ジョブを順次実行すると共に、実行中又は待機中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理装置において、次の措置を講じたことを特徴としている。
【0012】
すなわち、上記画像処理装置は、実行中又は待機中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行わないようにジョブを制御する制御手段を備えている。
【0013】
上記の発明によれば、画像の処理に係る複数ジョブが順次実行される。このジョブの実行中又は待機中に、原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受けると、次のようにして割り込みジョブが実行される。
【0014】
すなわち、実行中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の指令を受けると、すぐに実行中のジョブ(割り込まれたジョブ)は停止されて上記第1の割り込みジョブが実行されるわけではない。つまり、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、割り込まれたジョブ(上記実行中のジョブ)が継続して実行される。そして、上記原稿画像の読み込み処理が終了すると、割り込まれたジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。このようにして、割り込みジョブの実行の終了後、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0015】
また、待機中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の指令を受けると、割り込まれた待機中のジョブは、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、実行の開始が可能となる。そして、上記原稿画像の読み込み処理が終了する前に待機中のジョブ(割り込まれたジョブ)の実行が開始された場合、上記原稿画像の読み込み処理が終了すると、上記ジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。そして、この第1の割り込みジョブの実行が終了すると、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0016】
つまり、上記画像処理装置によれば、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付けると、割り込まれたジョブの実行と、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理とが並行して行われる。加えて、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了すると、次の原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブである第2の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付ける。勿論、第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の際に実行可能な処理、例えば第1の割り込みジョブに対して設定された条件どおりに印字できるように原稿の画像データを補正する等の処理も併せて行うことが好ましい。
【0017】
以上より、割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付けた際に、割り込まれたジョブの停止(中断)と、割り込みジョブの実行の開始とがシーケンシャルに行われていた従来技術と比較して、上記画像処理装置によれば、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行えると共に、この原稿画像の読み込み処理の終了までの間に割り込まれたジョブの実行と他の実行可能な必要処理とが行えるので、割り込まれたジョブの実行再開までの待機時間を短縮できると共に、画像処理装置の稼働効率を著しく向上させることが可能となる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間を確実に短縮できる。それゆえ、複数の使用者(ユーザ)が個々に割り込み処理を行う場合でも各待機時間を低減できる。
【0018】
上記画像処理装置において、上記第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付けると、上記第2の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理の一部又は全部は、上記第1の割り込みジョブの実行中に行われると共に、上記第2の割り込みジョブは、上記第1の割り込みジョブの実行終了後に実行されることが好ましい。
【0019】
この場合、確実に第1の割り込みジョブが次の第2の割り込みジョブに優先して行われるので、時間的により早く割り込み指令を発した割り込みジョブが確実に優先的に処理、実行される。しかも、第1の割り込みジョブの実行中に、第2の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理の一部又は全部が行われるので、画像処理装置の稼働効率をより一層向上させることが可能となる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間をより一層短縮できる。
【0020】
本発明に係る他の画像処理装置は、上記課題を解決するために、画像の処理に係る複数ジョブを順次実行すると共に、実行中のジョブと次に実行すべきジョブとの間で原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理装置において、次の措置を講じたことを特徴としている。
【0021】
すなわち、上記画像処理装置は、実行中の上記ジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、実行中の上記ジョブの残量が所定量未満の場合、該ジョブの終了後に上記第1の割り込みジョブを実行する一方、上記残量が上記所定量以上の場合に上記第1の割り込みジョブを実行すると共に、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行わないようにジョブを制御する制御手段を備えている。
【0022】
上記の発明によれば、画像の処理に係る複数ジョブが順次実行される。実行中のジョブに割り込んで原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受けると、次のようにして割り込みジョブが実行される。
【0023】
すなわち、実行中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブを実行すべき旨の指令を受けると、すぐに実行中のジョブ(割り込まれたジョブ)は停止されて上記第1の割り込みジョブが実行されるわけではない。
【0024】
具体的には、割り込まれたジョブの残量が所定量以上の場合、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、割り込まれたジョブが継続して実行される。上記原稿画像の読み込み処理が終了すると、割り込まれたジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。このようにして割り込みジョブの実行の終了後に、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0025】
一方、割り込まれたジョブの残量が所定量未満の場合、当該割り込まれたジョブはそのまま最後まで中断することなく実行された後、上記第1の割り込みジョブが実行される。割り込まれたジョブの残量に無関係に、一律に割り込まれたジョブが中断されるのではないので、より現実的なジョブの実行が行われる。この場合、割り込まれたジョブの実行中に、上記第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行われる。
【0026】
このように、割り込まれたジョブの残量が所定量以上の場合、第1の割り込みジョブを受け付けると、当該割り込まれたジョブの継続実行と、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理とが並行して行われる。加えて、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了すると、次の原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブである第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。勿論、第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の際に実行可能な処理、例えば第1の割り込みジョブに対して設定された条件どおりに印字できるように原稿の画像データを補正する等の処理も併せて行うことが好ましい。
【0027】
一方、割り込まれたジョブの残量が所定量未満の場合、当該割り込まれたジョブは中断せずにそのまま最後まで実行された後、上記第1の割り込みジョブが実行されるので、より現実的なジョブの実行が行われる。
【0028】
以上より、割り込みジョブを受け付けた際に、割り込まれたジョブの停止(中断)と、割り込みジョブの実行の開始とがシーケンシャルに行われていた従来技術と比較して、上記画像処理装置によれば、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行えると共に、この原稿画像の読み込み処理の終了までの間に割り込まれたジョブの継続実行と他の実行可能な必要処理とが行えるので、割り込まれたジョブ(割り込み前に実行中であったジョブ)の実行再開までの待機時間を短縮できると共に、画像処理装置の稼働効率を著しく向上させることが可能となる。また、割り込まれたジョブは、そのジョブ残量に応じた処理が行われるので、より現実的な処理がなされることになる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間を確実に短縮できる。加えて、割り込まれたジョブの残量に応じて、より現実的なジョブの実行が可能となる。
【0029】
上記何れの画像処理装置においても、上記第1及び第2の割り込みジョブは、記録媒体に画像を形成する印刷処理をさらに含んでいることが好ましい。
【0030】
上記第1及び第2の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令は、タッチパネルに表示される表示上のキーを介して行い、上記割り込みジョブが実行可能な状態であるときのみ表示されるようになっていることが好ましい。
【0031】
この場合、割り込みキーをタッチパネルによる表示上のキー(ソフトキー)として表示するので、割り込みキーをハードキーとして操作パネルに設ける必要がなくな。それゆえ、操作パネルを小型化することが可能になるとともに、操作パネルの部品点数を少なくすることができ、操作パネルの構成をより簡素化することができる。
【0032】
本発明に係る画像処理方法としては、以上のように、画像の処理に係る複数ジョブを順次実行し、実行中又は待機中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、実行中又は待機中の上記ジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の登録を行うと、上記第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行うべき旨の登録ができないようにジョブを制御することが好ましい。
【0033】
本発明に係る他の画像処理方法としては、以上のように、画像の処理に係る複数ジョブを順次実行し、実行中のジョブと次に実行すべきジョブとの間で原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、実行中の上記ジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の登録を行うと、実行中の上記ジョブの残量が所定量未満の場合、該ジョブの終了後に上記第1の割り込みジョブを実行する一方、上記残量が上記所定量以上の場合に上記第1の割り込みジョブを実行すると共に、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行うべき旨の登録ができないようにジョブを制御することが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係る複合型画像処理装置は、本発明に係る画像処理装置の一例を示すものであり、図1〜図23を参照しながら、以下に説明する。
【0035】
上記の複合型画像処理装置は、図1に示すように、操作パネル1と、キー入力コントローラ6と、液晶ディスプレイ表示用コントローラ7と、制御部8と、記憶部9と、スキャナ部10と、印刷部11と、後処理部12と、インターフェイス(I/F)部13と、モデム15とを備えている。
【0036】
この画像処理装置は、コピー機能、プリンタ機能、FAX送信機能、FAX受信機能、電子メール送信機能を備える複合機となっている。前の4つの機能については、複写機、プリンタ、FAX送信機、およびFAX受信機と同様の機能である。一方、電子メール送信機能は、スキャナ部10で読み取った画像を電子メールとしてモデム15から送信する機能である。
【0037】
操作パネル1は、ユーザが押したときにそれぞれ固有の指示信号を後述するキー入力コントローラ6に送るハードキー群2と、ソフトキー群を表示するタッチパネル3とを有している。タッチパネル3は、表示手段および入力手段を兼ねるものであり、画像処理装置本体を操作するための情報を表示するとともに画像処理装置本体を操作するための複数のキーを表示し、これらキーの1つの表示位置にユーザが触れたときに触れられたキーに応じた指示信号を後述するキー入力コントローラ6に送るようになっている。以下、タッチパネル3により実現される表示上のキーを、適宜、ソフトキーと称する。また、タッチパネル3は、透明タッチパネル4と液晶ディスプレイ(以下、LCDと略記する)5とからなる。このLCD5は、小型化、低消費電力、高解像度などの点から採用されている。
【0038】
ハードキー群2およびタッチパネル3は、キー入力コントローラ6に接続されている一方、LCD5はLCD表示用コントローラ7に接続されている。なお、操作パネル1の具体的な機能については、後述する。
【0039】
キー入力コントローラ6は、ハードキー群2や透明タッチパネル4から入力される指示信号(キー入力信号やキー操作信号)を上記制御部8に出力するものである。LCD表示用コントローラ7は、制御部8の指令に基づいて表示すべき内容に対応した表示信号(表示用データ)をLCD5に出力し、LCD5の画面に表示用データに基づいた画像を表示させるようになっている。
【0040】
キー入力コントローラ6とLCD表示用コントローラ7とは、合わせて、入力・表示装置であるハードキー群2およびタッチパネル3を制御する入力・表示制御手段を構成している。したがって、これらのコントローラ6・7は、ハードキー群2およびタッチパネル3から入力される入力情報を画像処理装置本体(制御部8)に出力し、画像処理装置本体で処理された上で再びハードキー群2およびタッチパネル3に出力される各種情報を受け、この各種情報に基づいてLCD5の表示を制御するようになっている。
【0041】
上記制御部8は、上記操作パネル1において操作されたキーに対応した機能を実行したり、操作されたキーに対応してLCD5の画面に画像を表示する。また、上記制御部8は、上記スキャナ部10、印刷部11、及び後処理部12等と通信し、これらを制御する。
【0042】
上記の記憶部9は、ROM(Read-Only Memory)9aおよびRAM(Random Access Memory)9bからなっている。ROM9aには、表示用プログラム、座標変換プログラム、キー入力処理プログラム、機能実行プログラムなどのプログラムが記憶されている。また、RAM9bには、アイコン画像用メモリ、表示画像用メモリ、処理条件用メモリなどの記憶領域が含まれている。
【0043】
上記スキャナ部10は、原稿から画像情報を読み取って画像データを生成し、画像データをRAM9bに一時的に格納させるものである。このスキャナ部10の具体的な構成は、特に限定されるものではない。該画像データは、制御部8の制御によって図示しない画像処理部により適宜画像処理された上で、印刷部11に出力される。
【0044】
上記印刷部11は、RAM9bから読み出した画像データに基づいて紙等の記録材上に画像の形成(印刷)を行うものである。印刷部11の具体的な構成は、特に限定されるものではない。
【0045】
上記の後処理部12は、印刷部11で印刷された紙等の記録材に対して例えば、ステープル処理、パンチング処理、あるいは製本処理などの後処理を実施するものである。後処理の具体的な種類については、画像処理装置の使用条件によって適宜選択される。
【0046】
上記インターフェイス部13は、情報端末であるパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)14とローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークで接続されており、PC14との間にデータを送受信できるようになっている。インターフェイス部13は、予め作成された印刷ジョブ用のデータや電子メール送信ジョブ用のデータなどをPC14から受信し、RAM9bに一時的に格納させるようになっている。
【0047】
上記モデム15は、画像処理装置本体と外部の電話回線とを接続するものである。モデム15は、FAX送信時には、ROM9aから画像データを読み出して該画像データをアナログ信号に変換した後、アナログ信号を電話回線を通して外部のFAX受信機へ送信するようになっている。また、モデム15は、FAX受信時に、外部のFAX送信機から電話回線を通してアナログ信号を受信し、受信したアナログ信号を画像データに変換して、RAM9bに一時的に格納させるようになっている。
【0048】
さらに、モデム15は、PPP(ポイント・ツー・ポイント・プロトコル)等の通信プロトコルを用いて、電話回線を通じてインターネット等のネットワークに接続できるようになっている。また、モデム15は、電子メール転送プロトコル(SMTP)等のメール送信プロトコルを用いて電話回線およびネットワークを通じて相手先へ電子メールを送信できるようになっている。
【0049】
上記制御部8は、操作パネル1からの指示に基づき、操作パネル1の操作されたキー(ハードキー群2およびソフトキー群の1つ)に対応した機能を実行したり、操作されたキーに対応してLCD5の画面に画像を表示する。また、制御部8は、スキャナ部10、印刷部11、後処理部12などと通信してこれらを制御する。
【0050】
上記制御部8は、操作パネル1からの指示に基づいて、スキャナ部10、印刷部11、後処理部12、インターフェイス部13、モデム15などを制御することにより、複数のジョブを実行可能になっている。
【0051】
上記制御部8は、(1)外部のPC14からインターフェイス部13を介して画像処理装置本体に入力されて一時的にRAM9bに格納された印刷用のデータに基づく画像の形成を印刷部11に行わせる印刷ジョブ(以下、PC印刷ジョブと称する)、(2)FAX受信時に、モデム15から出力されて一時的にRAM9bに格納された画像データに基づく画像の形成を印刷部11に行わせる印刷ジョブ(以下、受信FAX印刷ジョブと称する)、(3)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データに基づく画像の形成を印刷部11に行わせるジョブ(以下、コピージョブと称する)、(4)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15から電話回線およびネットワークを通して相手先のコンピュータへ電子メールとして送信させるジョブ(以下、電子メール送信ジョブと称する)、および、(5)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15でアナログ信号に変換した後、電話回線へFAX送信させるジョブ(以下、FAX送信ジョブと称する)を実行可能である。
【0052】
上記制御部8は、これら各種のジョブを実行する指示を複数、操作パネル1から受け取り、指示された各ジョブに関する情報をRAM9bに格納して管理することができるようになっている。また、制御部8は、RAM9bに格納したジョブに関する情報に基づいて、指示された各ジョブを順次実行するようになっており、通常、操作パネル1から指示を受けとった順に各ジョブを実行する。
【0053】
なお、上記制御部8によって実行されるジョブの種類は、上述した5種類のジョブに限定されるものではない。例えば、上記制御部8は、上述した5種類のジョブに加えて、スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15から電話回線およびネットワークを通して相手先のコンピュータへ、画像ファイルとしてファイル転送プロトコル(FTP)を用いて転送するFTP送信ジョブ(SCAN TO FTP ジョブ)を実行可能であってもよい。
【0054】
本実施の形態にかかる操作パネル1は、画像処理装置の上記スキャナ部10側に備えられており、図2に示すように、ハードキー群2とタッチパネル3とを備えている。
【0055】
ハードキー群2は、スタートキー20、テンキー21、クリアキー22、オールクリアキー23、および条件キー群24を含んでいる。
【0056】
上記スタートキー20は、前記タッチパネル3の画面に表示された条件で画像処理装置の動作を開始するためのキーである。上記テンキー21は、上記タッチパネル3のコピー数表示部(図示しない)に表示されるコピー設定数などの設定値の置数(数の入力)を行うためのキーである。上記クリアキー22は、上記テンキー21で置数した設定値をゼロにしたり、直前の入力値を取り消したりするためのキーである。上記オールクリアキー23は、上記タッチパネル3の表示内容をデフォルト画面に戻したり、画像処理装置が動作中であれば、その動作を中止させたりするキーである。
【0057】
上記の条件キー群24は、プリントモードキー25、スキャンモードキー26、コピーモードキー27、およびジョブステータスキー28からなっている。
【0058】
上記プリントモードキー25は、押すことで印刷機能、例えば、PC印刷ジョブや受信FAX印刷ジョブを実行することが可能なプリントモードに画像処理装置の動作モードを切り換えるためのキーである。PC印刷ジョブや受信FAX印刷ジョブは、ユーザがプリントモードキー25を押した後、プリントモード画面にて各種の設定を行い、最後にスタートキー20を押すことによって、実行指示される。
【0059】
上記スキャンモードキー26は、スキャナ部10(図1参照)を動作させてスキャナ部10で原稿の画像情報を読み取らせるとともに画像データを生成して前記モデム15(図1参照)から電話回線を介して外部へ送信させるスキャン機能、例えば、FAX送信ジョブ、電子メール送信ジョブなどを実行することが可能なスキャンモードに画像処理装置本体のモードを切り換えるためのキーである。FAX送信ジョブや電子メール送信ジョブなどは、ユーザが上記スキャンモードキー26を押した後、スキャンモード画面にて各種の設定を行い、最後に上記スタートキー20を押すことによって、実行指示される。
【0060】
上記コピーモードキー27は、押すことでコピー機能、例えば、コピージョブを実行することが可能なコピーモードに画像処理装置本体の動作モードを切り換えるためのキーである。コピージョブは、ユーザが上記コピーモードキー27を押した後、コピーモード画面にて各種の設定を行い、最後に上記スタートキー20を押すことで、実行指示される。
【0061】
上記ジョブステータスキー28は、後述する各種ジョブの進行状況(ジョブステータス)等を示すジョブリストを上記タッチパネル3の画面に表示させるためのキーである。
【0062】
上記の条件キー群24においては、プリントモードキー25に近接して、オンライン(ON LINE) ランプ70およびデータ(DATA)ランプ71が設けられている。オンラインランプ70は、プリントモードにおいて、外部のPC14との接続がオンライン状態にあるか否かを点灯/非点灯により示すものである。データランプ71は、外部のPC14からデータが転送されたかを否かを点灯/非点灯により示すものである。同様に、スキャンモードキー26に近接して、ライン(LINE)ランプ72およびデータ(DATA)ランプ73が設けられている。ラインランプ72は、スキャンモードにおいて、上記モデム15が電話回線と接続した状態にあるか否かを点灯/非点灯により示すものである。データランプ73は、外部から電話回線を介して送信されたデータがモデム15で読み込まれたか否かを点灯/非点灯により示すものである。さらに、上記の条件キー群24には、種々の条件を設定するためのカスタム設定キー74も設けられている。
【0063】
上記タッチパネル3の表示画面は、各種動作条件を表示するのに加えて、ソフトキー群として、ジョブリストの表示形式を変更するためのキー群と、割り込みジョブを登録するための割り込みキーとを表示するようになっている。さらに、タッチパネル3の表示画面は、ジョブステータスキー28が押されると、実行中や待機中、完了済のジョブに関する情報(ジョブの内容や進行状況等)を、実行される順番にジョブリストとして一覧表示するようになっている(図3参照)。なお、上記タッチパネル3(表示部)は、小型化、低消費電力、高解像度などの点から液晶表示器が用いられている。
【0064】
以下、ジョブステータスキー28が押されたときのタッチパネル3の表示画面(以下、ジョブステータス画面と称する)について、具体例に基づいて説明する。なお、ここでは、割り込みキーによって指示される割り込み動作が、実行中の印刷ジョブ(受信FAX印刷ジョブおよびPC印刷ジョブ)を一旦中断させてコピージョブを実行させる場合について説明する。
【0065】
まず、図3に基づいて、ジョブステータス画面に表示されるソフトキー群について説明する。ただし、表示頁の切り換えキーについては後述する。
【0066】
ジョブステータス画面の右端部には、表示切り換えキー35の表示領域が確保されている。また、ジョブステータス画面の下端部には、後述するジョブリスト表示領域37にリスト表示するジョブの種類を切り換えるための表示キーおよび割り込みキーが表示される機能ソフトキー領域38となっている。また、ジョブステータス画面における、表示切り換えキー35の表示領域および機能ソフトキー領域38以外の領域は、ジョブをリスト表示するジョブリスト表示領域37となっている。このジョブリスト表示領域37については、後段で詳細に説明する。
【0067】
表示切り換えキー35は、ジョブリスト表示領域37でのジョブリストの表示形式を、実行中および待機中のジョブをリスト表示する待機ジョブリスト表示(ジョブキュー(JOB QUEUE) 表示)と、すでに実行が完了したジョブのリストをリスト表示する完了ジョブリスト表示との間で切り換えるためのキーである。表示切り換えキー35には、待機ジョブリスト表示を示す文字「待機(JOB QUEUE) 」と完了ジョブリスト表示を表す文字「完了(COMPLETE)」とが上下に表示されており、選択された表示形式に応じて一方の文字を網かけ表示するようになっている(図3では網かけ表示を矩形の枠で示している)。図3では、文字「待機」(JOB QUEUE) が矩形の枠で囲まれていることから明らかなように、待機ジョブリスト表示が選択された状態となっている。
【0068】
機能ソフトキー領域38では、図3に示すように、左側から、印刷(プリント)ジョブリスト表示キー30、電子メール送信ジョブリスト表示キー31、FAX送信ジョブリスト表示キー32、全ジョブリスト表示キー33、および、後述する割り込みキー(割り込みコピーキー)34がこの順で表示されている。キー30〜33は、いずれか1つが選択可能になっており、選択されたキーは他のキーの枠より太い枠で表示されるようになっている。
【0069】
印刷ジョブリスト表示キー30は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には、全ての待機中または実行中の印刷ジョブを待機印刷ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了した印刷ジョブを完了印刷ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0070】
電子メール送信ジョブリスト表示キー31は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中の電子メール送信ジョブを待機電子メール送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了した電子メール送信ジョブを完了電子メール送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0071】
FAX送信ジョブリスト表示キー32は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中のFAX送信ジョブを待機FAX送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了したFAX送信ジョブを完了FAX送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0072】
全ジョブリスト表示キー33は、全ての種類のジョブを表示するためのキーであって、表示切り換えキー35と組み合わせて使用される。全ジョブリスト表示キー33は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中または実行中の全種類のジョブ(印刷ジョブ、コピージョブ、電子メール送信ジョブ、およびFAX送信ジョブ)を全待機ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブリスト表示が選択されている場合には実行が完了した全種類のジョブ(印刷ジョブ、コピージョブ、電子メール送信ジョブ、およびFAX送信ジョブ)をジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0073】
次に、ジョブリスト表示領域37について、詳細に説明する。
【0074】
ジョブリスト表示領域37は、前述した4つのキー30〜33のうちのいずれが選択されたか、および、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示と完了ジョブリスト表示とのいずれが選択されたかによって、ジョブリスト表示領域37で8種類のジョブリスト(待機印刷ジョブリスト、完了印刷ジョブリスト、待機電子メール送信ジョブリスト、完了電子メール送信ジョブリスト、待機FAX送信ジョブリスト、完了FAX送信ジョブリスト、全待機ジョブリスト、および全完了ジョブリスト)の表示を行えるようになっている。
【0075】
次に、これら8種類のジョブリストのうち、待機印刷ジョブリストについて図3ないし図5に基づいて説明する。
【0076】
待機印刷ジョブリストは、図3〜図5のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、印刷ジョブリスト表示キー30が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。待機印刷ジョブリストは、実行中および待機中の印刷ジョブ(PC印刷ジョブおよび受信FAX印刷ジョブ)をリスト表示するものである。また、詳細については後述するが、割り込みコピージョブもこの待機印刷ジョブリストに表示されるようになっている。なお、図3および図4の待機印刷ジョブリストは、1つの実行中の印刷ジョブがあり、かつ、6つの待機中の印刷ジョブがある状態での待機印刷ジョブリストを示している。また、この場合、一度にジョブリスト表示領域37に表示可能なジョブの数は4つであるので、待機印刷ジョブリストは2頁に分けて表示され、図3は1頁目、図4は2頁目を示している。一方、図5のジョブステータス画面は、実行中の印刷ジョブも待機中の印刷ジョブもない状態での待機印刷ジョブリストを示している。
【0077】
待機印刷ジョブリストにおいて、最も左のカラム(列)は、図3および図4に示すように、優先処理順位(何番目に実行されるか)を示す番号カラムとなっており、上から、1、2、3…と各ジョブに対してナンバリングされている。以下、1、2、3、…とナンバリングされた各ジョブをジョブ1、ジョブ2、ジョブ3、…と呼ぶ。
【0078】
待機印刷ジョブリストにおいては、まず、最も左のカラム(カラム、段、縦方向の並び)の順番の番号を示す番号カラムとなっており、上から、例えば、1、2、3、…と各ジョブに対してナンバリングされている。待機印刷ジョブリストにおいては、番号カラムの次(右隣)のカラムは、図3および図4に示すように、ジョブの種類を表すアイコンが表示されるアイコンカラムとなっている。割り込みコピージョブが実行されていない通常の状態では、待機印刷ジョブリストのアイコンカラムには、印刷ジョブの種類に応じて、PC印刷ジョブを表すPC印刷アイコン、あるいは受信FAX印刷ジョブを表す受信FAX印刷アイコンのいずれかが表示される。図3の例では、ジョブ1、ジョブ2、ジョブ4がPC印刷ジョブであり、ジョブ3が受信FAX印刷ジョブであるため、破線内に示すように、ジョブ1、2、4の行にPC印刷アイコンが表示されている一方、ジョブ3の行に受信FAX印刷アイコンが表示されている。
【0079】
待機印刷ジョブリストにおいて、アイコンカラムの次の「ユーザ名/モード名(USER/MODE) 」と記されたカラムは、ユーザ名やモード名等を表示するユーザ名/モード名カラムである。待機印刷ジョブリストの場合、ユーザ名/モード名カラムでは、PC印刷ジョブの行にはユーザ名が、受信FAX印刷ジョブの行には送信先のFAX番号またはその登録名が表示される。図3の例では、PC印刷ジョブであるジョブ1、2および4の行にはユーザ名が表示され、受信FAX印刷ジョブであるジョブ3の行に送信先のFAX番号が表示されている。
【0080】
待機印刷ジョブリストにおいて、ユーザ名/モード名カラムの次の「登録時刻(SET TIME)」と記されたカラムは、ジョブが待機印刷ジョブリストに登録された日時を表示する登録時刻カラムとなっている。本実施形態の登録時刻カラムでは、図3に示すように、左側に時刻を表示し、右側に日時を表示するようになっている。なお、画像処理装置の使用環境によっては、必ずしも日時の表示を必要としない場合もある。
【0081】
待機印刷ジョブリストにおいて、登録時刻カラムの次の「頁数(SETS)」と記されたカラムは、実行が完了した頁数、および、ジョブの総頁数(実行が完了した頁数と待機中の頁数との合計)を表示する頁数カラム(ジョブ量カラム)となっている。例えば、図3の例では、左側と右側にそれぞれ最大3桁の数字(より具体的には、本実施形態の頁数カラムでは、図3に示すように、実行が完了した頁数およびジョブの総頁数がそれぞれ、左側および右側に上位の0を含めて3桁の数字)で表示され、各数字の間にスラッシュが表示されるようになっている。実行される前の待機中のジョブでは全て、左側の数字(実行が完了した頁数)が“000”となっている。例えば、図3のジョブ2では、この時点でジョブ1が実行されているために全ての頁が待機中となっているので、左側の数字(実行が完了した頁数)は“000”となっている。また、ジョブ2は、7頁の印刷を実行するジョブであるので、右側の数字(ジョブの総頁数)は“007”となっている。一方、図3の時点で実行中のジョブ1は、15頁の印刷を実行するジョブであるので、右側の数字は“015”となっている。また、この時点では、ジョブ1の5頁の印刷が完了しているので、左側の数字は“005”となっている。
【0082】
待機印刷ジョブリストにおいて、頁数カラム(ジョブ量カラム)の次の「進行状況(STATUS)」と記されたカラムは、ジョブが現在実行されている状態にあるか、待機状態にあるかを示す進行状況カラムになっており、図3および図4に示すように、現在実行されているジョブ1の行には「実行中(JOBBING) 」の文字が表示される一方、待機状態にあるジョブ2以降の行には「待機中(WAITING) 」の文字が表示されるようになっている。なお、この進行状況カラムは、他のカラムで進行状況を表示する場合には設ける必要はない。他のカラムで進行状況を表示する方法としては、例えば、番号カラムに表示されている番号のうち実行中のジョブの番号だけを点滅させる方法や、実行中のジョブの行と待機中のジョブの行とで文字色を変える方法、実行中のジョブを表す行(カラムと直交する横方向の並び)の全体を反転表示させる方法等が考えられる。
【0083】
待機印刷ジョブリストにおいて、ジョブリストの最も右側で、表示切り換えキー35の領域に隣接する位置には、図3および図4に示すように、ジョブリストの表示頁番号および総頁数と、ジョブリストの表示頁を切り換えるための表示頁切り換えキー36とが表示されている。ジョブリストの表示頁番号とは、ジョブリストの総頁のうち現在表示されている頁が何頁目に当たるかを表すものである。ジョブリストの表示頁番号および総頁数は、「(表示頁番号)/(総頁数)」という形式で表示される。例えば、図3では、総頁数2頁のうちの1頁目が表示されているので、「1/2」と表示されている。一方、図4では、総頁数2頁のうちの2頁目が表示されているので、「2/2」と表示されている。
【0084】
本実施形態では、表示頁切り換えキー36は、図3および図4に示すように、前の頁を表示するように表示を切り換えるためのアップキー36aと、次の頁を表示するように表示を切り換えるためのダウンキー36bとが上下に配置された構成となっている。この表示頁切り換えキー36では、アップキー36aは上方向を向いている矢印キーであり、ダウンキー36bは下方向に向いている矢印キーである。
【0085】
アップキー36aは、有効であるとき、すなわち前頁が存在するときには通常の濃度(例えば、黒色)で表示される一方、無効であるとき、すなわち前頁が存在しないときには淡色(例えば、灰色)で表示される。同様に、ダウンキー36bは、有効(操作可能)であるとき、すなわち次頁が存在するときには通常の濃度(例えば、黒色)で表示される一方、無効(操作不能)であるとき、すなわち次頁が存在しないときには、淡色(例えば、灰色)で表示される。
【0086】
このように無効であるキーを淡色で表示することにより、そのキーが無効であることが利用者にとって分かり易くなる。例えば、図3に示すように、1頁目が表示されている場合には、前頁が存在しないので、アップキー36aが淡く表示され操作不能になる。また、1頁目を表示する際、2頁目以降がある場合には、ダウンキー36bが通常の濃度で表示され操作可能になる。
【0087】
一方、図4に示すように、2頁目が表示されると、逆に、アップキー36aが通常の濃度で表示され操作可能になる。また、この場合、2頁目が最終頁であり、次頁が存在しないので、ダウンキー36bは淡く表示されて操作不能になる。もちろん、図3および図4の例では全頁数が2頁であるために、2頁目の表示でダウンキー36bが淡く表示されるが、3頁以降が存在する場合には、2頁目の表示でもダウンキー36bは淡く表示されず通常の濃度で表示され、操作可能になる。
【0088】
次に、完了印刷ジョブリストについて図6に基づいて説明する。
【0089】
完了印刷ジョブリストは、図3〜図5の状態で表示切り換えキー35を操作することで表示される。すなわち、完了印刷ジョブリストは、図6のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示が選択され(網かけ表示され)、かつ、印刷ジョブリスト表示キー30が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0090】
完了印刷ジョブリストは、実行が完了したジョブ(PC印刷ジョブ、受信FAX印刷ジョブ、または割り込みコピージョブ)を表示する点以外は、ほぼ待機印刷ジョブリストと同じである。ただし、完了印刷ジョブリストでは、番号カラムには番号が表示されない。また、完了印刷ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0091】
上記割り込みキー34は、現在実行中のジョブを一時中断して、別のジョブの実行を許容するためのものであり、実行中のジョブや印刷待機ジョブがあるときだけ表示されるようになっている。したがって、図3に示すような1頁目の表示から図4に示すような2頁目の表示に切り換わったとしても、待機ジョブがあれば必ず表示される。一方、図5に示すように、実行中のジョブも待機ジョブも無い場合には表示されない。
【0092】
次に、待機電子メール送信ジョブリストについて図7に基づいて説明する。
【0093】
待機電子メール送信ジョブリストは、図3及び図4の状態で電子メール送信ジョブリスト表示キー31に切り換えることにより表示される。すなわち、待機電子メール送信ジョブリストは、図7のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、電子メール送信ジョブリスト表示キー31が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0094】
このとき、表示される待機電子メール送信ジョブリストは、表示される待機ジョブの種類が電子メール送信ジョブである点以外は図3及び図4に示した待機印刷ジョブリストとほぼ同様である。まず、待機電子メール送信ジョブリストでは、最も左のカラムから、番号カラム、アイコンカラム、ユーザ名/モード名カラム、登録時刻カラム、頁数カラム(ジョブ量カラム)、および進行状況カラムが表示されている。ただし、この場合、アイコンカラムには、電子メール送信ジョブを示すアイコンが表示されている。また、ユーザ名/モード名カラムには、送信先の電子メールアドレスが表示されている。また、図7の例では、実行中または待機中のジョブが2つしかなく、表示するジョブが1頁分しかないので、表示頁の切り換えキー36は、アップキー36aおよびダウンキー36bの何れも淡い表示となっており、操作不能になっている。
【0095】
なお、完了電子メール送信ジョブリストは、図7の状態で表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示に切り換えたときに表示されるものである。完了電子メール送信ジョブリストは、図示しないが、実行が完了したジョブを表示する点以外は、ほぼ待機電子メール送信ジョブリストと同じである。ただし、完了電子メール送信ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0096】
次に、待機FAX送信ジョブリストについて図8に基づいて説明する。
【0097】
待機FAX送信ジョブリストは、図3および図4のように印刷ジョブリスト表示キー30が選択された状態や、図7のようにSCAN TO E-mailジョブリスト表示キー31が選択された状態で、FAX送信ジョブリスト表示キー32に切り換えることにより表示される。すなわち、待機FAX送信ジョブリストは、図8のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、FAX送信ジョブリスト表示キー32が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0098】
このとき、表示される待機FAX送信ジョブリストは、表示される待機ジョブの種類がFAX送信ジョブである点以外は図3〜図5に示した待機印刷ジョブリストとほぼ同様である。ただし、アイコンカラムには、FAX送信ジョブを示すアイコンが表示されている。また、ユーザ名/モード名カラムには、送信先のFAX番号が表示されている。
【0099】
なお、完了FAX送信ジョブリストは、図8の状態で表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示に切り換えたときに表示されるものである。完了FAX送信ジョブリストは、図示しないが、実行が完了したジョブを表示する点以外は、ほぼ待機FAX送信ジョブリストと同じである。ただし、完了FAX送信ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0100】
また、全待機ジョブリストは、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、全ジョブリスト表示キー33が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示されるものである。全待機ジョブリストは、図示しないが、待機印刷ジョブリスト、待機待機電子メール送信ジョブリスト、および待機FAX送信ジョブリストを足し合わせたものである。
【0101】
さらに、全完了ジョブリストは、表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示が選択され、かつ、全ジョブリスト表示キー33が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示されるものである。全完了ジョブリストは、図示しないが、完了印刷ジョブリスト、完了待機電子メール送信ジョブリスト、および完了FAX送信ジョブリストを足し合わせたものである。
【0102】
なお、ジョブリストの表示形式は、上述した例に限定されるものではない。例えば、上述した例では待機ジョブリスト表示と完了ジョブリスト表示とを切り換えるようになっていたが、待機ジョブと完了ジョブとの両方をリスト表示するようにしてもよい。その場合、通常は実行中のジョブを先頭行に表示し、アップキー36aを押したときに完了ジョブを表示するようにすると、ジョブの実行状況がユーザに分かり易くなる。また、上述した例ではジョブリストを頁単位でスクロール表示するようになっていたが、ジョブ単位でスクロール表示するようにしてもよい。
【0103】
次に、本発明の割り込みキー34について説明する。
【0104】
機能ソフトキー領域38には、図3に示すように、キー30〜33から少し間隔を開けて、割り込みキーが表示されるようになっている。この割り込みキー34は、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、コピージョブの実行を許容するためのキーである。割り込みキー34は、常に表示されるのではなく、印刷ジョブに対するコピージョブの割り込みが可能な状態であるときだけ、すなわち、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があるときだけ表示されるようになっている。
【0105】
したがって、図3および図4に示すジョブステータス画面の例のように実行中の印刷ジョブ(ジョブ1)や待機中の印刷ジョブ(ジョブ2〜7)があり、印刷割り込みが可能な状態である場合には、割り込みキー34は、図3に示すような1頁目を表示している状態であっても図4に示すような2頁目の表示に切り換わった状態であっても必ず表示される。一方、図5に示すジョブステータス画面のように、実行中の印刷ジョブも待機中の印刷ジョブもなく、印刷割り込みが不可能な状態である場合には、割り込みキー34が表示されない。
【0106】
上述した本実施形態の画像処理装置の操作パネル1において、図3に示す待機印刷ジョブリストが表示されている状態で、割り込みキー34を操作してコピーを割り込みで実行すると、割り込みが受け付けられ、割り込みキー34が非表示となる。また、この時、割り込みキー34を割り込みが指示される前とは異なる表示形態で表示してもよい。その後、図3に示すジョブステータス画面は、図9に示すジョブステータス画面39のように変化する。すなわち、図3に示す待機印刷ジョブリストの1行目に割り込みコピージョブが挿入され、他のジョブは一行下げて表示される。
【0107】
割り込みコピージョブが挿入された後の待機印刷ジョブリストは、図3に示す待機印刷ジョブリストと基本的には同様である。ただし、割り込みコピージョブの行では、割り込みを表す文字“IN”を番号カラムに表示するとともに、コピージョブを表すコピージョブアイコンをアイコンカラムに表示するようになっている。また、割り込みコピージョブではユーザ名が入力されないので、割り込みコピージョブの行のユーザ名/モード名カラムにはユーザ名に代えてコピーのモード名が表示される。さらに、コピージョブの場合には画像読み込み動作が完了するまではジョブの総頁数が不明であるので、割り込みコピージョブの行のジョブの総頁数は不明であることを表す記号“### ”が表示される。また、割り込みコピージョブの行の進行状況カラムでは、原稿画像の読み込み動作を開始した後、印刷を開始するまでは、「実行中」の文字に代えて「読込中(SCANNING)」の文字を表示するようになっている。
【0108】
また、このとき、割り込みコピージョブの画像読み込み動作が開始される。この場合には、自動原稿搬送装置16にセットした原稿の画像をスキャナ部10により読み取る動作が開始される。ただし、この時点では、割り込みコピージョブの印刷動作が実行されるまでは、割り込みキー34を操作した時点で実行されていた印刷ジョブ(図3および図9では、ユーザ名が“OKAMOTO ”のジョブ1)はそのまま継続して実行される。
【0109】
タッチパネル3の表示画面には、図9に示すジョブステータス画面39が表示された後、所定時間経過すると、図10に示すように、ジョブステータス画面39に重なるようにしてコピーモード画面40が表示される。なお、このとき、コピーモード画面40は、ユーザ名/モード名カラムを含む図9のジョブステータス画面39の大部分に重なるように表示されるが、待機印刷ジョブリストの番号カラム、アイコンカラム、およびユーザ名/モード名カラムの一部は、コピーモード画面40に隠れずに表示されたままである。
【0110】
コピーモード画面40では、図10に示すように、画像処理装置の外観図47が中央に表示されている。外観図47には、原稿をセットすべき位置、すなわち、自動原稿搬送装置16が黒塗りの逆三角形で表示されるようになっている。また、コピーモード画面40の上端部には、「割込コピーできます。条件の入力又は原稿をセットして下さい。」というメッセージが表示される。
【0111】
また、このメッセージの右端部、すなわちコピーモード画面40における右上端部には、コピー枚数を表す数字、この場合、1枚を表す「1」という数字が表示される。
【0112】
また、コピーモード画面40の左端部には、特別機能キー41、片面コピー/両面コピー切り換えキー42、および出力キー43などのコピー機能キーがデフォルトの状態で表示される。例えば、片面コピー/両面コピー切り換えキー42では、デフォルトの状態が片面コピーとなっている。
【0113】
さらに、コピーモード画面40の右端部には、露光条件キー44、用紙選択キー45、およびコピー倍率キー46等のコピー条件キーが表示され、これらキー44〜46にはキーの種類を表す文字に加えて現時点での条件(露光条件、選択用紙、およびコピー倍率)も合わせて表示される。例えば、図10では、各条件がデフォルト値に設定されており、露光条件は自動露光調節、選択用紙は自動給紙(給紙ユニット17による給紙)のA4サイズ用紙、コピー倍率は100%となっている。
【0114】
ここで、図10のコピーモード画面40において、条件キーのうち用紙選択キー45を操作すると、コピーモード画面40は、図11に示すように、選択用紙を設定する(用紙選択条件を設定する)ためのコピーモード画面に切り換わる。このコピーモード画面は、キー41〜43および外観図47に代えて選択用紙を設定するためのキーを表示するものである。
【0115】
例えば画像処理装置の給紙ユニット17に3つの用紙カセットが縦並びで装着されている場合、このコピーモード画面は、図11に示すコピーモード画面50のようになる。すなわち、キー41〜43および外観図47に代えて、用紙カセットの位置に対応して、上側の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー51、真ん中の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー52、および下側の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー53が上からこの順で表示される。
【0116】
また、用紙カセット選択キー51〜53自体には用紙サイズ等が表示されるようになっており、この場合、それぞれ「1.B5 縦」、「2.A3 縦」、「3.A4 横」と表示されている。また、用紙カセット選択キー51〜53の横には、どのような種類の用紙がセットされているかが表示されるようになっており、図11では「普通紙」と表示されている。また、図11では、「3.A4 横」と表示されている用紙カセット選択キー53が選択された状態となっており、用紙カセット選択キー53の枠が太く表示されている。
【0117】
また、図10のコピーモード画面40において「片面コピー」と表示されている片面コピー/両面コピー切り換えキー42を操作すると、コピー条件が、図12に示すように両面コピーに切り換わる。この片面コピー/両面コピー切り換えキー42は、操作する度に片面コピーと両面コピーとが切り換わるようになっている。
【0118】
ユーザが、図10のコピーモード画面40において上述したように諸条件を入力して条件の設定を完了した後、図2に示す操作パネル1におけるスタートキー20を操作すると、スキャナ部10による原稿の読み込みが開始されるとともに、図13に示すようにコピーモード画面40の上端部に「割込コピーの読込中です。」というメッセージが表示される。
【0119】
なお、この場合は、設定された条件が、両面コピー、自動給紙のA3サイズ用紙、およびコピー倍率100%(デフォルトの状態)である場合を示している。そして、スキャナ部10による原稿画像の読み込みが完了すると、図14に示すように、コピーモード画面40の上端部に表示される上記のメッセージが「割込コピーの読込を完了しました」というメッセージに切り換わる。
【0120】
割り込みコピージョブによるスキャナ部10の読み込みが完了すると、割り込み時点では実行中であったユーザ名が“OKAMOTO ”のジョブ1は、割り込みコピージョブによるスキャナ部10の読み込みが完了した時点で、一旦中断される。すなわち、割り込みコピージョブによるスキャナ部10の読み込みが完了するまでは、割り込み時点で実行されているジョブ1は継続されることになる。
【0121】
タッチパネル3では、上述した割り込みコピーのスキャナ部10による読み込みが完了した旨のメッセージが表示される表示画面、すなわち図14に示す表示画面が所定時間(数秒程度)表示された後は、コピーモード画面40が消去され、図15に示すように、図9のジョブステータス画面39とほぼ同様のジョブステータス画面が再度表示される。そして、再び割り込みキー34が表示される。この時点では、実行中であったジョブ1は中断しており、RAM9bにおける印刷用の画像メモリ領域に格納されたジョブ1の画像データのうち、未印刷頁の画像データがRAM9bの他の記憶領域に待避されるとともに、何頁目まで印刷したかがRAM9bに記憶される。
【0122】
以上のように、上記画像処理装置は、実行中のジョブ1に対して1番目の割り込みコピージョブの登録があった場合、上記制御部8により次のように制御処理される。すなわち、スキャナ部10による1番目の割り込みコピージョブに係る原稿の読み込みが終了するまで、実行中の上記ジョブ1を継続して実行すると共に割り込みキー34がLCD5に表示されなくなる。これにより、2番目の割り込みコピージョブの登録はできなくなる。
【0123】
このように、1番目の割り込みコピージョブが割り込みキー34を介して登録されると、上記ジョブ1の継続実行と、上記1番目の割り込みコピージョブの原稿の読み込みとが並行して行われる。加えて、上記1番目の割り込みコピージョブの原稿の読み込みが終了すると、次の割り込みジョブである2番目の割り込みコピージョブの登録が可能となる。勿論、1番目の割り込みコピージョブの原稿の読み込みの際に実行可能な処理、例えば1番目の割り込みコピージョブに対して設定された条件どおりに印字できるように原稿の画像データを補正する等の処理も併せて行うことが好ましい。
【0124】
以上のように、上記ジョブ1(割り込まれたジョブ)の停止(中断)と、割り込みコピージョブの実行の開始とがシーケンシャルに行われていた従来技術と比較して、上記画像処理装置によれば、1番目の割り込みコピージョブに係る原稿の読み込みが行えると共に、この原稿読み込みの終了までの間に上記ジョブ1の継続実行と他の実行可能な必要処理とが行えるので、上記ジョブ1の実行再開までの待機時間を短縮できると共に、画像処理装置の稼働効率を著しく向上させることが可能となる。しかも、上記ジョブ1も含めた全てのジョブの終了までに要する時間を確実に短縮できる。それゆえ、複数の使用者(ユーザ)が個々に割り込み処理を行う場合でも各待機時間を低減できる。
【0125】
それから、1番目の割り込みコピージョブが開始され、そのときの割り込みコピージョブはジョブ1(図15の COPY JOB1を参照)としてジョブリスト表示領域37に表示される。ここで、上記の割り込みキー34が上記LCD5に表示され、次の割り込みジョブである2番目の割り込みコピージョブの登録が可能となる。
【0126】
しかし、1番目の割り込みコピージョブ(印刷ジョブ)が行われているときに、次の2番目の割り込みコピージョブの登録があった場合、1番目の割り込みコピージョブは中断されず、1番目の割り込みコピージョブが終了するまで継続される。これは、1番目の割り込みコピージョブを2番目の割り込みコピージョブ(待機ジョブ)に優先させて実行して、2番目の割り込みコピージョブが1番目の割り込みコピージョブに優先して実行されることを防ぐためである。
【0127】
一方、2番目の割り込みコピージョブは、先の1番目の割り込みコピージョブの印刷ジョブ中にスキャナ部10の読み込みが行われ、スキャナ部10の読み込みが終了すると、ジョブリスト表示領域37の最上段に表示されると共に、2番目の割り込みコピージョブの読み込み完了時に、割り込みキー34がLCD5に表示され、次の割り込みジョブ(3番目の割り込みコピージョブ)の登録が可能となる。1番目の割り込みコピージョブが終了すると、2番目の割り込みコピージョブの印刷ジョブが実行される。
【0128】
この場合、確実に1番目の割り込みコピージョブが次の2番目の割り込みコピージョブに優先して行われるので、時間的により早く割り込み登録した割り込みコピージョブが優先的に処理、実行される。しかも、1番目の割り込みコピージョブの実行中に、2番目の割り込みコピージョブに係る原稿が読み込まれるので、画像処理装置の稼働効率をより一層向上させることが可能となる。しかも、割り込みコピージョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間をより一層短縮できる。
【0129】
その後、割り込みコピージョブの印刷動作が完了すれば、完了した割り込みを図6に示すような完了ジョブリストに追加した後、図16に示すように、ジョブリストを割り込み前の状態に回復して、中断していた当初ジョブ1である、ユーザ名が“OKAMOTO ”の印刷ジョブ(ジョブ1)を再開する。
【0130】
本実施形態の画像処理装置における一連の制御を図17〜図21のフローチャートに基づいて説明する。
【0131】
まず、図17に示すように、実行中(進行中)のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があるか否かを判定する(S1)。実行中のジョブおよび待機中のジョブのいずれもないと判定された場合には、図5に示すようにジョブステータス画面のジョブリスト表示領域37に待機印刷ジョブを表示せず、割り込みキー34を表示させない(S2)。
【0132】
その後、FAX受信(電話回線からモデム15へのFAX信号の入力)があったか否かを判定する(S3)。S3でFAX受信があった場合には、モデム15で受信したアナログ信号をデータに変換してRAM9bに格納するメモリ受信動作を行う(S4)。その後、RAM9bに格納した受信FAXのデータを印刷部11にて印刷するジョブを受信FAX印刷ジョブとして待機印刷ジョブリストに登録し(S5)、S1に戻る。
【0133】
一方、S3でFAX受信がなかった場合には、PC14から印刷ジョブを受け取ったか否か、すなわち、PC14からインターフェイス部13を介して印刷用のデータを受信したか否かを判定する(S6)。S6でPC14から印刷ジョブを受け取っていれば、PC14から受信した印刷用のデータを印刷するジョブをPC印刷ジョブとして待機印刷ジョブリストに登録し(S7)、S1に戻る。
【0134】
さらに、上記S6でPC14から印刷ジョブを受け取っていなければ、モードキー25〜27のいずれかが操作されたか否かを判定する(S8)。モードキー25〜27のいずれかが操作されていれば、対応するモード画面(例えば、図7に示すような待機電子メール送信ジョブリストを表示するジョブステータス画面や図8に示すような待機受信FAX印刷ジョブリストを表示するジョブステータス画面など)をタッチパネル3に表示し(S9)、S1に戻る。
【0135】
さらに、上記S8でモードキー25〜27のいずれも操作されていなければ、表示されている何れかのモード画面の条件キー(例えば、図10に示すコピーモード画面40のキー41〜46)が操作されているか否かを判定する(S10)。何れかの条件キーが操作されていれば、その条件キーに対応するモード画面で条件を表示し(S11)、S1に戻る。
【0136】
さらに、上記S10で何れのモード画面の条件キーも操作されていなければ、何れかのモード画面でスタートキー20が操作されたか否かを判定する(S12)。何れかのモード画面でスタートキー20が操作されていれば、対応モードの動作を開始し(S13)、S1に戻る。
【0137】
さらに、上記S12でスタートキー20が操作されていなければ、キー操作が無い状態で所定時間が経過したか否かを判定する(S14)。S14でキー操作が無い状態で所定時間が経過すると、待機時デフォルト画面を表示して(S15)、S1に戻る。一方、上記S14でキー操作が無い状態で所定時間が経過しなかった場合には、直接S1に戻る。
【0138】
S1で実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があった場合、例えば、図3や図4に示すようにジョブステータス画面のジョブリスト表示領域38に待機印刷ジョブをリスト表示させると共に、表示画面(ジョブステータス画面)に割り込みキー34を表示させる(S16)。そして、図18に示すS17に進み、S17で割り込みキー34が操作されたか否かを判定する。
【0139】
割り込みキー34が操作されていなければ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方を有するモードで、そのジョブを実行する(S18)。すなわち、実行中のジョブがあれば、そのジョブを実行し、実行中のジョブがなければ、待機中のジョブを実行する。ジョブを実行した後は、S1に戻る。
【0140】
S17で割り込みキー34が操作されていれば、割り込みキー34を非表示とする(S19)。あるいは、このとき、割り込みキー34を異なる表示形態で表示画面に表示してもよい。次に、例えば図9に示すようにして、ジョブステータス画面の待機印刷ジョブリストに割り込みコピージョブを表示して、コピージョブの割り込み位置を表示する(S20)。その後、所定時間が経過したか否かを判定する(S21)。S21で所定時間が経過していない場合は、経過するまでこのステップを繰り返す。所定時間が経過すると、例えば図10に示すように、デフォルト値でコピーモード画面40を表示する(S22)。
【0141】
次に、図19に示すS23に進み、割り込みキャンセルタイマーの残り時間(Ti)を予め設定された値(t1)に設定する。その後、図10に示したようなメッセージ付きのコピーモード画面40を表示し、条件の入力又は原稿のセットが必要であることをユーザに報知する(S24)。さらに、割り込みキャンセルタイマーをスタートさせた(S25)後、このタイマーがアップ、すなわち残り時間(Ti)が0になったか、あるいはオールクリアキー23(ACキー)が操作されたかを判定する(S26)。S26でタイマーがアップしたか、あるいはオールクリアキー23が操作されていれば、割り込みモードを解除し(S27)、S17(図18参照)に戻る。
【0142】
上記S26で割り込みキャンセルタイマーがアップしておらず、かつ、オールクリアキー23も操作されていなければ、スタートキー20が操作されたか否かを判定する(S28)。スタートキー20が操作されていれば、原稿が有るか否かを判定する(S29)。S29で原稿がなければ、読み込み動作を中止した(S30)後、原稿のセットが必要であることをユーザに報知し(S31)、S26に戻る。
【0143】
S28でスタートキー20が操作されていなければ、コピー条件キー(図10に示すコピーモード画面40のキー41〜46)が操作されたか否かを判定する(S32)。S32でコピー条件キーが操作されていれば、例えば図11や図12に示すように、操作されたコピー条件キーに対応する条件を表示した(S33)、その後、S26に戻る。
【0144】
また、S32でコピー条件キーが操作されていなければ、テンキー21が操作されたか否かを判定する(S34)。S34でテンキー21が操作されていれば、テンキー21で入力された数値をコピー設定数としてタッチパネル3のコピー数表示部に表示(置数)し(S35)、S26に戻る。
【0145】
さらに、S34でテンキー21が操作されていなければ、クリアキー22(Cキー)が操作されたか否かを判定する(S36)。S41でクリアキー22が操作されていれば、タッチパネル3のコピー数表示部に表示(置数)されたコピー枚数がクリア、すなわち0にされた(S37)後に、S26に戻る。一方、S36でクリアキー22が操作されていなければ、直接S26に戻る。
【0146】
上記S29で原稿があれば、図20に示すS38に進み、S38でスキャナ部10による原稿の読み込み動作が開始され、例えば図13の表示画面のように読み込み動作中であることが表示される。そして、読み込み動作の開始後は、スキャナ部10による全原稿の読み込みが完了したか否かを判定する(S39)。読み込みが完了していなければ、原稿のジャム(詰まり)の有無を判定する(S40)。S40で原稿のジャムがなければ、S39に戻る。
【0147】
一方、上記S40で原稿のジャムがあれば、読み込み動作を中断し(S41)、原稿のジャムが発生したこと、およびそのジャムを取り除くために必要な処理(ジャム処理)をユーザに報知する(S42)。その後、ユーザによって原稿のジャムを取り除く処理(リカバリー)が完了したか否かを判定する(S43)。原稿のジャムを取り除く処理が完了するまではS43を繰り返すが、原稿のジャムを取り除く処理が完了すると、読み込み動作を再開して(S44)、上記S39に戻る。
【0148】
上記S39で全原稿の読み込み動作が完了すれば、例えば図14の表示画面のように読み込み動作が完了したことが表示され、現在実行中のジョブの残り枚数が所定枚数以下か否かが判定される(S45)。
【0149】
上記S45で現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数以上であれば、現在実行中の印刷ジョブを中断し(S46)、現在実行中の印刷ジョブの進捗状況を記憶した(S47)後、現在実行中の印刷ジョブの画像データをRAM9b内の作業領域から他の領域に待避して(S48)、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に登録する(S50)。例えば、当初は図9に示すように「IN」という表示であった割り込みコピージョブの番号カラムを、図15に示す表示画面のように番号「1」に変更する。
【0150】
上記S45で現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数未満であれば、現在実行中の印刷ジョブが完了しているか否かを判定する(S49)。現在実行中の印刷ジョブが完了するまでこのS49のステップは繰り返され、現在実行中の印刷ジョブが完了したと判定された時点で、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に登録する(S50)。
【0151】
S50の後、図15に示すように、コピーモード画面40を閉じて、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に挿入したジョブステータス画面を表示する(S51)。その後、図21に示すS52に進み、割り込みコピージョブの印刷動作を開始する。
【0152】
次いで、割り込みキー34を元の表示状態に戻し、有効にした(S53)後、割り込みキー34の操作があったか否かを判定する(S54)。割り込みキー34の操作がなかった場合、S59に進み、割り込みコピージョブの印刷が完了したか否かを判定する。
【0153】
一方、割り込みキー34の操作があった場合、割り込みキー34を非表示とする(S55)。あるいは、このとき、割り込みキー34を異なる表示形態で表示画面に表示してもよい。次いで、原稿を読み取り可能とし、スタートキー20の操作で新たな割り込みコピージョブの全原稿の読み取りを行い(S56)、新たな割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストに登録する(S57)。次いで、割り込みキー34を元の表示状態(割り込みキー34の操作前の表示状態)に戻し、割り込みキー34を有効にした後、割り込みコピージョブの印刷が完了したか否かを判定する。
【0154】
上記S59で割り込みコピージョブの印刷が完了していなければ、S53に戻り、割り込みキー34を元の表示状態に戻し、有効にする。一方、S59で割り込みコピージョブの印刷が完了していた場合、割り込みコピージョブを印刷完了ジョブに移管した(S60)後、割り込みコピージョブが印刷ジョブリストにまだあるかを判定する(S61)。
【0155】
上記S61で割り込みコピージョブが印刷ジョブリストにまだあれば、S52に戻り、S61で割り込みコピージョブの印刷を開始する。一方、割り込みコピージョブが印刷ジョブリストになければ、割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断があったか否かを判定する(S62)。割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断がなかった場合、次の待機印刷ジョブの印刷動作を開始し(S63)、図17に示すS1に戻る。一方、S62で割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断があった場合、中断した印刷ジョブの進捗状態を読み出し(S64)、中断した印刷ジョブを再開して(S65)、図17に示すS1に戻る。
【0156】
なお、上述の実施の形態では、割り込みキー34の表示は、表示部であるタッチパネル3に表示される各モード画面に表示するようにしたが、割り込みを許容するジョブに対応した画面だけに表示するようにしても良い。例えば、割り込み可能なジョブがコピージョブだけの場合、コピーモード画面だけに割り込みキー34を表示し、他の画面には割り込みキー34を表示しないようにしても良い。また、上述の実施の形態では、割り込みキー34を、操作が有効であるか否かに応じて、表示画面上で視認できる表示状態と、表示画面上で視認できない非表示状態との間で切り換えた。しかしながら、割り込みキー34の操作が有効である時(割り込みキー34の操作ができる時)には割り込みキー34を明確に表示する一方、割り込みキー34の操作が無効である時(割り込みキー34の操作ができない時)には割り込みキー34をぼやけた表示状態(グレー表示)で表示すると共に割り込みキー34の操作を無効にするようにしても良い。つまり、割り込みキー34の操作が有効である時と割り込みキー34の操作が無効である時とで、割り込みキー34の表示形態を異ならせて、割り込みをできるかできないかが使用者に分かるようにしてもよい。
【0157】
また、上述の実施の形態では、割り込みキー34は、LCD5上に表示されるソフトキーで構成された場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図22に示すように、スタートキー20の左側に配置されたハードキーからなる割り込みキー100であってもよい。
【0158】
また、本実施形態の画像処理装置は、印刷部11で印刷を行う印刷動作(コピージョブ、受信FAX印刷ジョブ、PC印刷ジョブ)と、電子メールで画像データ等を外部に送信する電子メール送信動作(電子メール送信ジョブ)と、FAXで外部のFAX端末等の画像データを送信するFAX送信動作(FAX送信ジョブ)とを並行して行うことができるようになっている。そのため、本実施形態の画像形成装置では、コピージョブ(コピー動作)の割り込みの他に、電子メール送信ジョブやFAX送信ジョブの割り込みも行うことができるようにしてもよい。電子メール送信ジョブやFAX送信ジョブの割り込みを行う場合には、送信中(実行中)のジョブを中断して別のジョブを割り込ませることはできないので、送信中のジョブが完了した時点で別のジョブを割り込ませればよい。
【0159】
このように複数種類のジョブの割り込みを可能にする場合、割り込みキー34を1個のキーとし、割り込みキー34によって実行される割り込みジョブが、表示されている各モードの画面(コピーモード画面、電子メールモード画面、またはFAXモード画面)に対応して変わる(決定される)ようにしてもよい。しかしながら、割り込みキー34は、図23に示すように、コピージョブの割り込みを指示するためのコピー割り込みキー34a、電子メール送信ジョブの割り込みを指示するためのE−MAIL割り込みキー34b、および、FAX送信ジョブの割り込みを指示するためのFAX割り込みキー34cの計3つの独立したキーであることが好ましい。この構成では、使用者が容易に操作が行える。すなわち、このような構成にすることにより、何れのモードでも(特に動作状態が分かりにくい送信動作を行う電子メールモードやFAXモード)でもそれぞれの待機中のジョブや実行中のジョブの有無を即座に確認できるだけでなく、即座にそれぞれの割り込みジョブを割り込ませることが可能になる。
【0160】
【発明の効果】
本発明の画像処理装置は、以上のように、実行中又は待機中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行わないようにジョブを制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0161】
上記の発明によれば、実行中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の指令を受けると、すぐに実行中のジョブ(割り込まれたジョブ)は停止されて上記第1の割り込みジョブが実行されるわけではない。つまり、第1の割り込みジョブに係る原稿の読み込みが終了するまで、割り込まれたジョブが継続して実行される。上記原稿の読み込みが終了すると、割り込まれたジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。そして、この第1の割り込みジョブの実行が終了すると、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0162】
また、待機中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の指令を受けると、割り込まれた待機中のジョブは、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、実行の開始が可能となる。そして、上記原稿画像の読み込み処理が終了する前に待機中のジョブ(割り込まれたジョブ)の実行が開始された場合、上記原稿画像の読み込み処理が終了すると、上記ジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。そして、この第1の割り込みジョブの実行が終了すると、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0163】
このように、原稿画像の読取処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付けると、割り込まれたジョブの実行と、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理とが並行して行われる。加えて、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了すると、次の原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブである第2の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付ける。勿論、第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の際に実行可能な処理、例えば第1の割り込みジョブに対して設定された条件どおりに印字できるように原稿の画像データを補正する等の処理も併せて行うことが好ましい。
【0164】
以上より、割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受け付けた際に、割り込まれたジョブの停止(中断)と、割り込みジョブの実行の開始とがシーケンシャルに行われていた従来技術と比較して、上記画像処理装置によれば、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行えると共に、この原稿読み込みの終了までの間に割り込まれたジョブの実行と他の実行可能な必要処理とが行えるので、割り込まれたジョブの実行再開までの待機時間を短縮できると共に、画像処理装置の稼働効率を著しく向上させることが可能となる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間を確実に短縮できる。それゆえ、複数の使用者(ユーザ)が個々に割り込み処理を行う場合でも各待機時間を低減できるという効果を併せて奏する。
【0165】
上記画像処理装置において、上記第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付けると、上記第2の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理の一部又は全部は、上記第1の割り込みジョブの実行中に行われると共に、上記第2の割り込みジョブは、上記第1の割り込みジョブの実行終了後に実行されることが好ましい。
【0166】
この場合、確実に第1の割り込みジョブが次の第2の割り込みジョブに優先して行われるので、時間的により早く割り込み指令を発した割り込みジョブが優先的に処理、実行される。しかも、第1の割り込みジョブの実行中に、第2の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理の一部又は全部が行われるので、画像処理装置の稼働効率をより一層向上させることが可能となる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間をより一層短縮できるという効果を併せて奏する。
【0167】
本発明に係る他の画像処理装置は、以上のように、実行中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、実行中の上記ジョブの残量が所定量未満の場合、該ジョブの終了後に上記第1の割り込みジョブを実行する一方、上記残量が上記所定量以上の場合に上記第1の割り込みジョブを実行すると共に、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行わないようにジョブを制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0168】
上記の発明によれば、実行中のジョブに対して、原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブを実行すべき旨の指令を受けると、すぐに実行中のジョブ(割り込まれたジョブ)は停止されて上記第1の割り込みジョブが実行されるわけではない。
【0169】
具体的には、割り込まれたジョブの残量が所定量以上の場合、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、割り込まれたジョブが継続して実行される。上記原稿画像の読み込み処理が終了すると、割り込まれたジョブの実行が中断され、上記第1の割り込みジョブが実行されると共に、第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。そして、この第1の割り込みジョブの実行が終了すると、上記中断されていたジョブの実行が再開される。
【0170】
一方、割り込まれたジョブの残量が所定量未満の場合、当該割り込まれたジョブはそのまま最後まで中断することなく実行された後、上記第1の割り込みジョブが実行される。割り込まれたジョブの残量に無関係に、一律に割り込まれたジョブが中断されるのではないので、より現実的なジョブの実行が行われる。この場合、割り込まれたジョブの実行中に、上記第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行われる。
【0171】
このように、割り込まれたジョブの残量が所定量以上の場合、第1の割り込みジョブを受け付けると、当該割り込まれたジョブの継続実行と、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理とが並行して行われる。加えて、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了すると、次の割り込みジョブである第2の割り込みジョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付ける。勿論、第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の際に実行可能な処理、例えば第1の割り込みジョブに対して設定された条件どおりに印字できるように原稿の画像データを補正する等の処理も併せて行うことが好ましい。一方、割り込まれたジョブの残量が所定量未満の場合、当該割り込まれたジョブはそのまま最後まで実行された後、上記第1の割り込みジョブが実行されるので、より現実的なジョブの実行が行われる。
【0172】
以上より、割り込みジョブを受け付けた際に、割り込まれたジョブの停止(中断)と、割り込みジョブの実行の開始とがシーケンシャルに行われていた従来技術と比較して、上記画像処理装置によれば、第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が行えると共に、この原稿画像の読み込み処理の終了までの間に割り込まれたジョブの継続実行と他の実行可能な必要処理とが行えるので、割り込まれたジョブ(割り込み前に実行中であったジョブ)の実行再開までの待機時間を短縮できると共に、画像処理装置の稼働効率を著しく向上させることが可能となる。又、割り込まれたジョブは、そのジョブ残量に応じた処理が行われるので、より現実的な処理がなされることになる。しかも、割り込みジョブも含めた全てのジョブの終了までに要する時間を確実に短縮できる。加えて、割り込まれたジョブの残量に応じて、より現実的なジョブの実行が可能となるという効果を併せて奏する。
【0173】
上記何れの画像処理装置においても、上記第1及び第2の割り込みジョブは、記録媒体に画像を形成する印刷処理をさらに含んでいることが好ましい。
【0174】
上記第1及び第2の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令は、タッチパネルに表示される表示上のキーを介して行い、上記割り込みジョブが実行可能な状態であるときのみ表示されるようになっていることが好ましい。
【0175】
この場合、割り込みキーをタッチパネルによる表示上のキー(ソフトキー)として表示するので、割り込みキーをハードキーとして操作パネルに設ける必要がなくな。それゆえ、操作パネルを小型化することが可能になるとともに、操作パネルの部品点数を少なくすることができ、操作パネルの構成をより簡素化することができるという効果を併せて奏する。
【0176】
本発明に係る画像処理方法としては、以上のように、画像の処理に係る複数ジョブを順次実行し、実行中又は待機中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、実行中又は待機中の上記ジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の登録を行うと、上記第1の割り込みジョブに係る原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行うべき旨の登録ができないようにジョブを制御することが好ましい。
【0177】
本発明に係る他の画像処理方法としては、以上のように、実行中のジョブと次に実行すべきジョブとの間で原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、実行中の上記ジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みジョブの実行を開始すべき旨の登録を行うと、実行中の上記ジョブの残量が所定量未満の場合、該ジョブの終了後に上記第1の割り込みジョブを実行する一方、上記残量が上記所定量以上の場合に上記第1の割り込みジョブを実行すると共に、上記第1の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みジョブの原稿画像の読み込み処理の開始を行うべき旨の登録ができないようにジョブを制御することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置の構成例を示す概略ブロック図である。
【図2】上記画像処理装置が備える操作パネルの構成を示す平面図である。
【図3】上記操作パネルが備えるタッチパネルに表示される画面であって、待機印刷ジョブリストの1頁目を表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図4】待機印刷ジョブリストの2頁目を表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図5】待機印刷ジョブリストに登録された印刷ジョブがないときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図6】完了印刷ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図7】待機電子メール送信ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図8】待機FAX送信ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図9】待機FAX送信ジョブリストが表示された状態で割り込みキーを操作した直後のジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図10】割り込みキーを操作した後、所定時間が経過してコピーモード画面が表示されたときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図11】上記コピーモード画面の用紙選択キーを操作したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図12】上記コピーモード画面の片面コピー/両面コピー切り換えキーを操作したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図13】割り込みコピーの読み込み動作が行われているときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図14】割り込みコピーの読み込み動作が完了したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図15】割り込みコピーの読み込み動作が完了した後、所定時間が経過してコピーモード画面が閉じられた後のタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【図16】割り込みコピージョブの印刷動作が完了した後のタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【図17】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置における一連の制御を示すフローチャートの一部である。
【図18】図17のフローチャートの他の一部である。
【図19】図17のフローチャートの更に他の一部である。
【図20】図17のフローチャートの他の部分である。
【図21】図17のフローチャートの残りの部分である。
【図22】本発明の画像処理装置において、割り込みキーがハードキーからなるなる操作パネルの構成を示す平面図である。
【図23】複数種類の割り込みキーを表示するタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 操作パネル
3 タッチパネル
8 制御部(制御手段)
10 スキャナ部
11 印刷部
13 インターフェイス部
15 モデム
34 割り込みキー
60 操作パネル
62 タッチパネル
64 割り込みキー
67 コピーモードキー
100 割り込みキー

Claims (6)

  1. 画像の処理に係る複数ジョブを順次実行すると共に、実行中のジョブに対して割り込みジョブの実行が可能な画像処理装置において、
    割り込みジョブの受付可能状態を表示する表示部と、
    先行して処理されているプリントジョブの印刷処理を中断して第1の割り込みコピージョブの処理が行われているときに、第2の割り込みコピーの受け付けが可能であることを上記表示部により表示させ、第2の割込みコピーを指示する入力があった場合に、その割り込みコピージョブを受け付ける一方、第2の割り込みコピーを指示する入力がなく第1の割り込みコピージョブの印刷処理が完了した場合に、中断されていた先行するプリントジョブの印刷処理が再開されるようにジョブを制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像の処理に係る複数ジョブを順次実行すると共に、実行中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理装置において、
    割り込みジョブの受付可能状態を表示する表示部と、
    実行中プリントジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みコピージョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、上記第1の割り込みコピージョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、上記表示部に割り込みジョブの受付可能状態を表示させず、第1の割り込みコピージョブの原稿画像の読み込み処理が終了した場合に、引き続き第1の割り込みコピージョブの印刷処理が行われるようにジョブを制御し、かつ原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みコピージョブの受け付けが可能であることを上記表示部により表示させ、第2の割込みコピーを指示する入力があった場合に、その割り込みコピージョブを受け付ける一方、第2の割り込みコピーを指示する入力がなく第1の割り込みコピージョブの印刷処理が完了した場合に、中断されていた先行するプリントジョブの印刷処理が再開されるようにジョブを制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 上記第2の割り込みコピージョブを実行すべき旨の割り込み指令を受け付けると、該第2の割り込みコピージョブに係る原稿画像の読み込み処理の一部又は全部は、上記第1の割り込みコピージョブの実行中に行われると共に、上記第2の割り込みコピージョブは、上記第1の割り込みコピージョブの実行終了後に実行されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記第1及び第2の割り込みコピージョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令は、上記表示部としてのタッチパネルに表示される表示上のキーを介して行われ、このキーは、上記割り込みジョブが実行可能な状態であるときのみ表示されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 画像の処理に係る複数ジョブを順次実行し、実行中のジョブに対して割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、
    先行して処理されているプリントジョブの印刷処理を中断して第1の割り込みコピージョブの処理が行われているときに、第2の割り込みコピーの受け付けが可能であることを表示し、第2の割込みコピーを指示する入力があった場合に、その割り込みコピージョブを受け付ける一方、第2の割り込みコピーを指示する入力がなく第1の割り込みコピージョブの印刷処理が完了した場合に、中断されていた先行するプリントジョブの印刷処理が再開されるようにジョブを制御することを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像の処理に係る複数ジョブを順次実行すると共に、実行中のジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ割り込みジョブの実行が可能な画像処理方法において、
    実行中プリントジョブに対して原稿画像の読み込み処理を含んだ第1の割り込みコピージョブの実行を開始すべき旨の割り込み指令を受けると、上記第1の割り込みコピージョブの原稿画像の読み込み処理が終了するまで、割り込みジョブの受付可能状態を表示せず、第1の割り込みコピージョブの原稿画像の読み込み処理が終了した場合に、引き続き第1の割り込みコピージョブの印刷処理が行われるようにジョブを制御し、かつ原稿画像の読み込み処理を含んだ第2の割り込みコピージョブの受け付けが可能であることを表示し、第2の割込みコピーを指示する入力があった場合に、その割り込みコピージョブを受け付ける一方、第2の割り込みコピーを指示する入力がなく第1の割り込みコピージョブの印刷処理が完了した場合に、中断されていた先行するプリントジョブの印刷処理が再開されるようにジョブを制御することを特徴とする画像処理方法。
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