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JP3644764B2 - アルカリ電池用セパレータ - Google Patents

アルカリ電池用セパレータ Download PDF

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JP3644764B2
JP3644764B2 JP18874096A JP18874096A JP3644764B2 JP 3644764 B2 JP3644764 B2 JP 3644764B2 JP 18874096 A JP18874096 A JP 18874096A JP 18874096 A JP18874096 A JP 18874096A JP 3644764 B2 JP3644764 B2 JP 3644764B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルカリマンガン電池、水銀電池、酸化銀電池、空気電池などの一次電池、ニッケル−カドミウム電池、銀−亜鉛電池、銀−カドミウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池などの二次電池に使用できるセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
アルカリ電池において、正極と負極とを分離して短絡を防止すると共に、起電反応が円滑に生じるように、セパレータが使用されている。このセパレータとして、例えば、特開昭52−50540号公報や、特開昭63−148539号公報には、ポリオレフィン系繊維を使用した、3層以上からなるセパレータが提案されている。しかしながら、これらセパレータは濡れ性が悪いために、効率的にアルカリ電池を製造できず、また、アルカリ電池使用中における電極の膨張や、電極が微細多孔質構造を有するがために、電解液の保持性が悪く、更には、保持している電解液の分布が悪く電気抵抗が高いために、容量が小さかったり、高率充放電特性が悪い等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、濡れ性、保液性、強度に優れ、しかも電気抵抗の低いアルカリ電池用セパレータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のアルカリ電池用セパレータ(以下、単に「セパレータ」という)は、次の3つの条件を満足する、3層以上の層を有し、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も小さい平均繊維径をもつ極細繊維層を基準として、表面層にいくにしたがって、順に平均繊維径の大きい層が配置した不織布からなる。
条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部に、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有する。
条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍である。
条件(3);条件(1)を満足する極細繊維層の総質量と、条件(1)を満足する極細繊維層以外の層の総質量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にある。
【0005】
このように、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有するため、濡れ性及び保液性が優れたセパレータである。また、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍であるため、この両表面層によって強度が付与されたセパレータである。更には、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍という、保液性に優れた層と両表面層との保液性の差が小さく、しかも条件(1)を満足する極細繊維層の総質量と、条件(1)を満足する極細繊維層以外の層の総質量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にあるため、電解液が電極などに吸い取られることなく、電解液がほぼ均一に分布した、電気抵抗が低く、保液性、強度的にも優れたセパレータである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のセパレータは3層以上の層を有する不織布からなり、3つの条件を満足するものである。その1つ目の条件は、セパレータの内部層として、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有することである。本発明のセパレータにはこのような内部層が存在するため、濡れ性や保液性に優れている。
【0007】
この親水化ポリオレフィンとは、例えば、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィン、エチレン−ビニルアルコール共重合体などの共重合物などがある。これらの中でも、親水化ポリオレフィンが不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィンであると、より親水性に優れているため好適に使用できる。なお、後述の親水化処理としてグラフト処理を行う場合には、グラフト処理効率がより優れているため、より好適である。
【0008】
この好適である、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィン(親水化ポリオレフィン)について、より詳細に説明すると、未変性のポリオレフィンとしては、ポリエチレン、エチレンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリプロピレン、プロピレンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリブテン、ブテンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリメチルペンテン、メチルペンテンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体などを1種類以上使用できる。これらの中でも、ポリプロピレンは耐アルカリ性に優れているので、特に好適に使用できる。
【0009】
他方、変性ポリオレフィンを構成するポリオレフィンとしては、上記の未変性のポリオレフィンと同様のものを使用できるが、数平均分子量700〜30,000程度の低分子量のものを使用するのが好ましく、上記と同様の理由で、低分子量ポリプロピレンを使用するのが好ましい。なお、この数平均分子量は高温GPC法で得られる値をいう。また、このような低分子量のポリオレフィンは重合法や高分子量ポリオレフィンの熱熟成法によって得ることができる。
【0010】
このポリオレフィンを変性するために使用する不飽和ジカルボン酸類としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、これらの無水物、及びこれらのエステルなどを1種類以上使用できる。これらの中でも、無水マレイン酸が好適に使用できる。この不飽和ジカルボン酸類の変性ポリオレフィン全体における使用量としては、0.5〜30mass%であるのが好ましい。この不飽和ジカルボン酸類による変性方法としては、例えば、溶液法や溶融法などの方法がある。
【0011】
この変性ポリオレフィンの親水化ポリオレフィン中における含有量としては、0.1〜30mass%であるのが好ましい。0.1mass%未満では、親水化の程度が低く、30mass%を越えると、耐アルカリ性を低下させる恐れがあるためで、より好ましい含有量は5〜15mass%である。
【0012】
このような親水化ポリオレフィンからなる極細繊維の平均繊維径は、10μm以下である必要がある。平均繊維径が10μmを越えると保液性が悪くなり、アルカリ電池使用中に、電極などに電解液を吸い取られやすくなるためで、好適には平均繊維径8μm以下、より好ましくは平均繊維径7μm以下の極細繊維を使用する。他方、通気性が低下しないように、平均繊維径1μm以上の極細繊維を使用するのが好ましく、より好ましくは平均繊維径3μm以上の極細繊維を使用する。なお、極細繊維が異形断面形状を有する場合には、この異形断面と同じ面積を有する円形断面に換算した時の直径を繊維径とする。また、平均繊維径とは、短繊維からなる場合には、無作為に選んだ100本の短繊維の平均値をいい、長繊維からなる場合には、無作為に選んだ100箇所の平均値をいう。
【0013】
このような平均繊維径10μm以下の極細繊維層は、例えば、メルトブロー法により、或いは海島型、多重バイメタル型、オレンジ型などの物理的及び/又は化学的作用により分割可能な複合繊維を分割することにより形成できる。これらの中でも、メルトブロー法による方法は、均一性により優れたものを形成できるので好適であり、しかも繊維径の調整をしやすく、分割可能な複合繊維を使用した場合に必要な分割工程が不要であるなど、製造上も好適である。
【0014】
この好適であるメルトブロー法は、親水化ポリオレフィンをノズルから溶融押し出し、捕集して、繊維ウエブを形成する方法であるが、このノズルから溶融押し出す条件としては、例えば、オリフィス径が0.1〜0.5mmで、ピッチ0.6〜1.2mmで配置されたノズルピースを使用し、このノズルピースを温度220〜350℃程度に加熱した後、1つのオリフィスあたり、1分間に0.05〜1.5gの繊維を吐出する。この吐出した繊維に対して、230〜360℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり0.1〜12m3量作用させて、繊維を極細化する。この極細化した繊維は、目の開き0.495〜3.962mm程度のネットや、これに相当する多孔板で捕集して、繊維ウエブとなる。
【0015】
本発明のセパレータの2つ目の条件は、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍である。この条件を満足することにより、両表面層によってセパレータに強度を付与すると同時に、上記の条件(1)を満足する保液性に優れた層との平均繊維径の差が小さく、セパレータ全体に電解液が分布しているため、結果として、電気抵抗の低いセパレータを得ることが可能になった。更に、条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の繊維からなる表面層を、両表面に有しているため反りが生じず、取り扱い性に優れたセパレータが得られるという特長も生じる。また、条件(1)を満足する層が2層以上ある場合には、より太い平均繊維径の層を基準にする。
【0016】
両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の1倍未満であると、内部層よりも両表面層に電解液が保持されやすく、内部層における電解液の保持量が少ないために電気抵抗が高くなりやすく、逆に、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の5倍を越えると、内部層のみによって電解液が保持されやすく、両表面層における電解液の保持量が少なくなり、電気抵抗が高くなりやすい。より好ましくは、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の2〜4.2倍である。
【0017】
なお、両表面層を構成する繊維の平均繊維径も極細繊維の場合と同様に、繊維が異形断面形状を有する場合には、この異形断面と同じ面積を有する円形断面に換算した時の直径を繊維径とし、平均繊維径は、短繊維からなる場合には、無作為に選んだ100本の短繊維の平均値をいい、長繊維からなる場合には、無作為に選んだ100箇所の平均値をいう。
【0018】
この両表面層を構成する繊維としては、ナイロン系繊維やポリオレフィン系繊維などを使用できるが、耐アルカリ性により優れているポリオレフィン系繊維を好適に使用できる。このポリオレフィン系繊維としては、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリブテン繊維、ポリメチルペンテン繊維、ポリブタジエン繊維などの単一成分からなる繊維や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、ポリブタジエンや、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、メチルペンテンを2種類以上共重合した樹脂成分を、適宜組み合わせた、芯鞘型、サイドバイサイド型、偏芯型、海島型、多重バイメタル型、オレンジ型などの、熱融着性や分割性などの性質を有する複合繊維を使用できる。
【0019】
これらポリオレフィン系繊維の中でも、内部層を形成しているいずれの極細繊維よりも低い融点を有する、熱融着性のものであると、融着することにより強度を向上させたり、張りをもたせることができると共に、内部層の繊維ウエブと融着一体化してセパレータを形成できるので、好適に使用できる。特に、内部層が好適である、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有する親水化ポリオレフィンからなる場合、この親水化ポリオレフィンと良好な融着性を示す、プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合体が繊維表面を構成する融着繊維(好適には芯鞘型又は偏芯型)を使用するのが好ましい。なお、このようなポリオレフィン系融着繊維は表面層中、70〜100mass%含まれているのが好ましい。また、このようなポリオレフィン系繊維は混合紡糸法、複合紡糸法、或いはこれらを適宜組み合わせることにより、容易に紡糸できる。
【0020】
そして、本発明の3つ目の条件としては、上述の条件(1)を満足する層の総質量と、条件(1)を満足しない層の総質量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にある。上述の条件(1)を満足する層の総質量がセパレータ全体の80mass%を越えると、強度がなくなり、電池製作上、支障をきたすためで、上述の条件(1)を満足する層の総質量がセパレータ全体の35mass%よりも少ないと、保液性が悪くなるためである。より好ましくは、条件(1)を満足する層の総質量と、条件(1)を満足しない層の総質量との比率が75:35〜40:60である。
【0021】
なお、本発明のセパレータは3層である必要はなく、4層以上であっても良い。例えば、4層の場合には、条件(1)を満たす内部層の2層と、条件(2)を満たす両表面層の2層とからなる場合と、条件(1)を満たす内部層の1層と、条件(1)を満たさない内部層の1層と、条件(2)を満たす両表面層が2層とからなる場合がある。前者の場合には、内部層の2層は同じ平均繊維径であっても良いし、違う平均繊維径の層であっても良い。他方、後者の場合には、条件(1)を満たさない内部層の平均繊維径が条件(2)を満たす表面層の平均繊維径よりも大きいと、電解液の分布状態が不均一になりやすいために、電気抵抗が高くなりやすいので、条件(1)を満たさない内部層の平均繊維径が条件(2)を満たす表面層の平均繊維径よりも小さいのが好ましい。つまり、条件(1)を満たす内部層を基準として、表面層にいくにしたがって、順に平均繊維径が大きい層が配置しており、電解液の分布状態が均一になるようにするのが好ましい。この条件(1)を満たさない内部層を有する場合の積層状態は、5層以上の場合も同様であるのが好ましい。
【0022】
本発明のセパレータは、例えば、スルホン化処理、グラフト処理、フッ素ガス処理、界面活性剤処理、親水性樹脂付着処理、放電処理などの、少なくとも1つの親水化処理が施され、より濡れ性や保液性に優れたものであるのが好ましい。これらの処理は繊維の段階で行っても良いが、不織布を形成した後に処理した方がより作業性に優れている。なお、本発明においては、親水化ポリオレフィンを使用しているため、これらの処理(特にグラフト処理や親水性樹脂付着処理)をより効率的に行うことができる。
【0023】
スルホン化処理としては、例えば、発煙硫酸、濃硫酸などの浴中に不織布を浸漬することにより行うことができる。これらの中でも、発煙硫酸によるスルホン化処理は反応性が高く、容易にスルホン化できるので好適である。
【0024】
グラフト処理としては、不飽和カルボン酸系モノマーをグラフト重合するのが好ましい。特に、このグラフト重合したセパレータを、ニッケル−水素電池のセパレータとして使用すると、自己放電特性の抑制作用に優れているので好適である。この不飽和カルボン酸系モノマーとしては、例えば、アクリル酸、α−エチルアクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ビニル酢酸、メタクリル酸、アンゲリカ酸、チグリン酸、アリル酢酸、α−エチルクロトン酸、ケイ皮酸、10−ウンデセン酸、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ルメクエン酸、ソルビン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、リノレン酸、アラキドン酸、アセチレンカルボン酸、テトロル酸、ステアロル酸、ベヘノル酸、キシメニン酸、などの不飽和モノカルボン酸、これら不飽和モノカルボン酸の誘導体、マレイン酸、フマル酸、メチルマレイン酸、メチルフマル酸、グルタコン酸、イタコン酸、アリルマロン酸、テラコン酸、ムコン酸、ブチン二酸などの不飽和ジカルボン酸、これら不飽和ジカルボン酸の誘導体、アコニット酸などの不飽和トリカルボン酸、これら不飽和トリカルボン酸の誘導体を、1種類以上使用できる。これらの中でも、カルボキシル基が二重結合を有する炭素に直接結合した、不飽和モノカルボン酸又は不飽和ジカルボン酸は、重合しやすいので好適に使用でき、これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸は重合を制御しやすく、しかも良好な親水性を生じるので、最も好適に使用できる。
【0025】
これら不飽和カルボン酸系モノマーのグラフト重合の方法としては、例えば、不飽和カルボン酸系モノマーと重合開始剤を含む溶液中に不織布を浸漬した後に加熱する方法、不織布に不飽和カルボン酸系モノマー溶液を塗布した後に放射線を照射する方法、不織布に放射線を照射した後に不飽和カルボン酸系モノマーと接触させる方法、増感剤を含む不飽和カルボン酸系モノマー溶液を不織布に含ませた後に紫外線を照射する方法などがある。これらの中でも、増感剤を含む不飽和カルボン酸系モノマー溶液を不織布に含ませた後に紫外線を照射する方法であると、不織布を損傷することなくグラフト重合できるので好適である。
【0026】
なお、不織布を不飽和カルボン酸系モノマーと接触させる前に、紫外線照射、コロナ放電、プラズマ放電などの放電により表面処理を行うと、より効率的にグラフト重合できる。また、不飽和カルボン酸系モノマー溶液を不織布に含ませた後に、熱、放射線、紫外線を作用させる場合、これらの作用によって不飽和カルボン酸系モノマー溶液が揮発してしまうと、グラフト重合が効率的に進行しないので、不織布から不飽和カルボン酸系モノマーが揮発しにくい条件、例えば、不飽和カルボン酸系モノマーを含んだ不織布をフィルムでサンドイッチして密閉した状態で、熱、放射線、紫外線を作用させるのが好ましい。
【0027】
フッ素ガス処理としては、例えば、不活性ガスで希釈したフッ素ガスに、酸素ガス、二酸化炭素ガス、二酸化硫黄ガスなどを添加、混合したガスで充填した反応容器内に、不織布を供給して処理すれば良い。なお、不織布に二酸化硫黄ガスを予め付着させた後に、フッ素ガスを接触させると、効率的に恒久的な親水化処理を行うことができるので好適である。
【0028】
界面活性剤処理としては、高級脂肪酸のアルカリ金属塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン系や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテルなどのノニオン系の界面活性剤の溶液中に不織布を浸漬したり、この溶液を散布したり、コーティングして、付着させることができる。
【0029】
親水性樹脂付着処理としては、例えば、スチリルピリジニウム系又はスチリルキノリニウム系の架橋基が架橋したポリビニルアルコール(一般式は化1で表され、具体的には化2〜化6)、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸などの樹脂を付着させれば良い。これらの親水性樹脂は適当な溶媒に溶解、又は分散させた後、この溶媒中に不織布を浸漬したり、この溶媒を散布したり、コーティングし、乾燥して、付着させることができる。
【0030】
【化1】
Figure 0003644764
(式中、R1は四級化された芳香族性含窒素複素環残基、R2は水素原子又はアルコキシ基、R3は水素原子又はアシル基、mは0又は1、nは1〜6の自然数)
【0031】
【化2】
Figure 0003644764
【化3】
Figure 0003644764
【化4】
Figure 0003644764
【化5】
Figure 0003644764
【化6】
Figure 0003644764
【0032】
これらの中でも、スチリルピリジニウム系又はスチリルキノリニウム系の架橋基が架橋したポリビニルアルコールは、耐アルカリ性に優れ、しかもイオンとキレートを形成できる官能基、つまり水酸基を多く有しており、放電時及び/又は充電時に、極板状に樹枝状の金属が析出する前のイオンとキレートを形成し、電極間の短絡を生じにくいので、好適に使用できる。このような親水性樹脂の付着量は、通気性を損なわないように、セパレータ全体の0.3〜1mass%であるのが好ましい。
【0033】
放電処理としては、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、グロー放電処理、沿面放電処理、電子線処理などがある。
【0034】
これらの処理の中でも、グラフト処理は比較的温和な条件下で行うことができ、繊維強度の劣化などが生じにくいので、好適な親水化処理である。なお、前述のように、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有する親水化ポリオレフィンは、グラフト処理効率が優れているので好適な親水化処理である。
【0035】
本発明の3層からなるセパレータの、好適な製造方法について簡単に説明する。まず、メルトブロー法などにより、親水化ポリオレフィンからなり、平均繊維径10μm以下の極細繊維からなる繊維ウエブA(内部層となる)を形成する。他方、この繊維ウエブAを構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の平均繊維径を有する繊維、及び/又はこの繊維ウエブAを構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の平均繊維径を有する繊維を発生させることのできる分割性繊維と、融着繊維を含む繊維ウエブB(表面層となる)を、カード法、エアレイ法、スパンボンド法などの乾式法や湿式法により形成する。
【0036】
次いで、平均繊維径10μm以下の極細繊維からなる繊維ウエブAを、繊維ウエブAを構成する極細繊維の平均繊維径の、1〜5倍の平均繊維径を有する繊維からなる繊維ウエブBで挟み込んで、3層構造の繊維ウエブを形成する。なお、平均繊維径10μm以下の極細繊維からなる繊維ウエブAと、繊維ウエブAを構成する極細繊維の平均繊維径の、1〜5倍の平均繊維径を有する繊維からなる2つの繊維ウエブBとの質量比率は、80:20〜35:65の範囲内とする。
【0037】
そして、この3層構造の繊維ウエブをカレンダーロールなどによって、融着繊維を融着することにより一体化して、不織布(つまりセパレータ)を形成する。なお、加熱と加圧を同時に行う必要はなく、加熱の後に加圧を行っても良い。なお、加熱温度としては、加熱と加圧を同時に行う場合には、軟化点から融点の範囲内であるのが好ましく、加熱の後に加圧を行う場合には、軟化点から融点よりも20℃程度高い温度の範囲内であるのが好ましい。また、加圧条件としては、線圧力9.8N/cm程度であるのが好ましい。
【0038】
好適には、次いで、スルホン化処理、グラフト処理、フッ素ガス処理、界面活性剤処理、親水性樹脂付着処理、放電処理の中から選ばれる、少なくとも1つの親水化処理を施してセパレータを形成する。
【0039】
このようにして得られる本発明のセパレータは、短絡を生じることなく、電極を大きくできるように、面密度45〜70g/m2であるのが好ましく、厚さ0.1〜0.2mmであるのが好ましい。また、アルカリ電池製造時に破断しないように、たて方向の引張強さが49N/50mm以上であるのが好ましく、78N/50mm以上であるのがより好ましい。
【0040】
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0041】
【実施例】
(中間層の形成−1)
無水マレイン酸で変性した数平均分子量5,000のポリプロピレン(無水マレイン酸10mass%、三洋化成工業(株)製、ユーメックス1010)と、ポリプロピレンとを混合(変性ポリプロピレン10mass%)して、親水化ポリプロピレンを形成した。
【0042】
次いで、オリフィス径0.2mmで、ピッチ0.7mmで配置されたノズルピースを使用し、このノズルピースを温度260℃程度に加熱した後、1つのオリフィスあたり、1分間に0.09gの親水化ポリプロピレン繊維を吐出した。次いで、この吐出した親水化ポリプロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり5m3量作用させて極細化し、極細化した親水化ポリプロピレン繊維を目開き0.991mmのネットで捕集し、平均繊維径5μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0043】
(中間層の形成−2)
吐出した親水化ポリプロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり3.3m3量作用させて極細化したこと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にして、平均繊維径8μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0044】
(中間層の形成−3)
吐出した親水化ポリプロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり7m3量作用させて極細化したこと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にして、平均繊維径3μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0045】
(中間層の形成−4)
吐出した親水化ポリプロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり2.5m3量作用させて極細化したこと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にして、平均繊維径11μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0046】
(中間層の形成−5)
オリフィス径0.2mmで、ピッチ0.7mmで配置されたノズルピースを使用し、このノズルピースを温度260℃程度に加熱した後、1つのオリフィスあたり、1分間に0.09gのポリプロピレン繊維(変性ポリプロピレンを含んでいない)を吐出した。次いで、この吐出したポリプロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で1分間あたり5m3量作用させて極細化し、極細化したポリプロピレン繊維を目開き0.991mmのネットで捕集し、平均繊維径5μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0047】
(両表面層の形成)
ポリプロピレンからなる芯成分と、プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合体からなる鞘成分(融点:138℃)とからなる偏芯型複合繊維(繊維径17.6μm、繊維長51mm、チッソ(株)製、EPC)100%をカーディングして、一方向性の繊維ウエブを形成した。
【0048】
(実施例1〜6、比較例1〜6)
上述の方法により形成した、表1に示すような各種面密度の繊維ウエブ(中間層)の両側に、上述の方法により形成した、表1に示すような各種面密度の一方向性繊維ウエブ(表面層)を積層した後、温度148℃で10秒間加熱した後、線圧力9.8N/cmのカレンダー間を通すことにより、偏芯型複合繊維の鞘成分のみを融着させて繊維ウエブを一体化した。
【0049】
【表1】
Figure 0003644764
【0050】
次いで、実施例1〜4、6及び比較例1〜6の一体化物をそれぞれ、増感剤を含むアクリル酸モノマー水溶液に浸漬した後、ロール間を通して余剰の溶液を絞り取った。次いで、この余剰溶液を絞り取った一体化物を、窒素ガス気流下、25μm厚のポリプロピレンフィルムでサンドイッチし、ヒートシーラーにより密閉した。この密閉したフィルムの両面から、30cmの間隔をおいて位置する、120W/cmの高圧水銀ランプから紫外線を60秒間照射した。その後、フィルム間から一体化物を取り出し、水洗した後に乾燥し、次いでカレンダーによる厚み調整を行い、各種セパレータを形成した。
【0051】
他方、実施例5の一体化物に対して、化2(a)に示すようなスチリルピリジニウム系の架橋基を含有し、キレート形成可能な水酸基を有するポリビニルアルコールを水に溶解させた、未架橋状態の13%ポリビニルアルコール溶液を塗布(全体の0.5mass%)した後、高圧水銀灯で紫外線を3分間照射し、このポリビニルアルコールを架橋させた後、水洗した後に乾燥し、次いでカレンダーによる厚み調整を行い、セパレータを形成した。
【0052】
(濡れ性の評価方法)
実施例1〜6及び比較例1〜6のセパレータを2×180cmに裁断した後、比重1.3の水酸化カリウム水溶液に0.5cmだけ浸漬して、30分経過後の吸液高さを測定した。この結果は表1に示す。
【0053】
(保液性の評価方法)
実施例1〜6及び比較例1〜6のセパレータを直径30cmの円状に裁断した後、温度20℃、相対湿度65%の状態下で、水分平衡に至らせた後、質量(W0)を測定した。次に、セパレータ中の空気を水酸化カリウム溶液で置換するように、比重1.3(20℃)の水酸化カリウム溶液中に1時間浸漬し、水酸化カリウム溶液を保持させた。次いで、このセパレータを上下3枚づつのろ紙(直径30cm)で挟み、加圧ポンプにより、568N/cm2の圧力を30秒間作用させた後、セパレータの質量(W1)を測定した。そして、下記の式により加圧保液率を計算した。なお、この測定は1つのセパレータに対して4回行い、その平均を加圧保液率とした。この結果は表1に示すとおりであった。
加圧保液率(%)={(W1−W0)/W0}×100
【0054】
(引張強さの測定方法)
実施例1〜6及び比較例1〜6のセパレータをそれぞれ、幅50mmに裁断した後、テンシロン(オリエンテック製、UTM−III−100)により、測定長さ200mm、引張速度200mm/minで測定した。この結果は表1に示す。
【0055】
(電気抵抗の測定方法)
実施例1〜6及び比較例1〜6のセパレータをそれぞれ、たて3cm、よこ3cmに裁断した後、2枚のニッケル板に挟んで5kgの荷重をかけた。次いで、このセパレータに、セパレータの質量に対して、比重1.3の水酸化カリウム100mass%だけ注液した際の電気抵抗をミリオームメータで測定した。この結果も表1に示した。
【0056】
【発明の効果】
本発明のアルカリ電池用セパレータは、次の3つの条件を満足する、3層以上の層を有し、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も小さい平均繊維径をもつ極細繊維層を基準として、表面層にいくにしたがって、順に平均繊維径の大きい層が配置した不織布からなる。
条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部に、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有する。
条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍である。
条件(3);条件(1)を満足する極細繊維層の総質量と、条件(1)を満足する極細繊維層以外の層の総質量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にある。
【0057】
このように、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有するため、濡れ性及び保液性が優れたセパレータである。また、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍であるため、この両表面層によって強度が付与されたセパレータである。更には、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍という、保液性に優れた層と両表面層との保液性の差が小さく、しかも条件(1)を満足する極細繊維層の総質量と、条件(1)を満足する極細繊維層以外の層の総量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にあるため、電解液が電極などに吸い取られることなく、電解液がほぼ均一に分布しているため電気抵抗が低く、保液性に優れ、更には電池製作に必要な強度を有するセパレータである。

Claims (7)

  1. 次の3つの条件を満足する、3層以上の層を有し、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も小さい平均繊維径をもつ極細繊維層を基準として、表面層にいくにしたがって、順に平均繊維径の大きい層が配置した不織布からなることを特徴とする、アルカリ電池用セパレータ。
    条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部に、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm以下の極細繊維層を有する。
    条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する極細繊維層の中で最も太い平均繊維径をもつ極細繊維層を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍である。
    条件(3);条件(1)を満足する極細繊維層の総質量と、条件(1)を満足する極細繊維層以外の層の総質量との比率が、80:20〜35:65の範囲内にある。
  2. 条件(1)を満足する極細繊維層が、メルトブロー法により形成した繊維ウエブからなることを特徴とする、請求項1記載のアルカリ電池用セパレータ。
  3. 親水化ポリオレフィンが、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィンであることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のアルカリ電池用セパレータ。
  4. 両表面層を構成する繊維として、ポリオレフィン系融着繊維を含んでいることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のアルカリ電池用セパレータ。
  5. ポリオレフィン系融着繊維の繊維表面を構成する樹脂成分として、プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合体を含んでいることを特徴とする、請求項4記載のアルカリ電池用セパレータ。
  6. 親水化処理が施されていることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のアルカリ電池用セパレータ。
  7. 親水化処理がグラフト処理であることを特徴とする、請求項6に記載のアルカリ電池用セパレータ。
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