JP3638112B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像を形成するためのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のトナー像形成手段を、中間転写手段(例えば中間転写ベルト)の一方の側に配置し、Bk(黒色)のトナー像形成手段を上記中間転写手段の他方の側に配置してなる画像形成装置に関するものであり、特に、装置本体の強度を損なうことなく、メンテナンスを容易にさせる画像形成装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
従来から、C、M、Y、Bkの4色のトナーを用いてカラー画像を形成する画像形成装置として、いわゆるタンデム方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、C、M、Y、Bkの各々に対応した感光体ドラムと現像装置とからなるトナー像形成手段を、記録紙の搬送方向の上流側から順に並べて配設し、各感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を順次記録紙上に重ねて転写することにより、記録紙上にカラー画像を形成するものである。
【0003】
ところが、このタンデム方式の画像形成装置では、モノクロ(白黒)画像を形成する場合であっても、Bkの画像形成過程のみならず、C、M、Yの各画像形成過程を経るため、画像形成頻度の高い白黒画像の高速プリントが困難であるという問題があった。
【0004】
そこで、例えば、特開平5−341617号公報では、C、M、Yのカラー記録プロセス部と白黒記録プロセス部とを別個に設け、カラー記録プロセス部に中間転写体方式を採用すると共に、カラー記録プロセス部と白黒記録プロセス部との間にタンデム方式を採用することで、白黒画像のみを扱う画像形成装置とほぼ同等の高速処理の実現を図っている。
【0005】
ところで、消費されたトナーの補給をはじめ、現像ユニットや像担持体ユニットのメンテナンスを行うことができるように、従来の画像形成装置では、感光体の軸方向に位置する本体前面(操作者側の側面)の扉が開くように設計されている。そして、上記扉を開いた後、開口部を介して現像ユニットや像担持体ユニットを上記軸方向に沿って手前へスライドさせることにより、トナー補給等の作業を行うことが可能となっている。以下、この点について具体的に説明する。
【0006】
図10は、このようなスライド機構を適用した画像形成装置として考えられるものを示している。なお、上記画像形成装置としては、中間転写ベルトの周囲にC、M、Y、Bkの各色に対応したトナー像形成手段101〜104を配置したものを考えている。
【0007】
トナー像形成手段101・104は、画像データに応じた静電潜像を表面に形成する感光体を含む像担持体ユニット101a・104aと、感光体上の静電潜像をトナーによって現像する現像ユニット101b・104bとをそれぞれ備えている。また、トナー像形成手段102・103についても、上記と同様の像担持体ユニットと現像ユニットとをそれぞれ備えている。各像担持体ユニットおよび各現像ユニットは、全て、感光体の軸方向にスライド可能となっており、上記軸方向の一端側に装置本体の前面が位置している。そして、装置本体の前面に開閉可能な扉105が設けられている。
【0008】
したがって、扉105を開けて所定のユニットを上記軸方向に沿って引き出すことで、上記所定ユニットのメンテナンスを行うことが可能である。また、メンテナンス終了後は、上記ユニットを元の位置に押し戻して扉105を閉めることで、通常のコピー動作を行うことが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図10に示す構成では、全てのトナー像形成手段101〜104を上記軸方向に沿ってスライドさせる構成であるため、その軸方向にある扉105を大きく形成する必要がある。このため、装置本体の前面の支持フレームに、扉105を設けるための開口部106を大きく形成しなければならず、これによって、装置本体の強度が低下するという問題が生ずる。特に、設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合には、上記強度の低下によって高精度が要求される光学系要素(ミラー、LSU等)に支障が生じ、各色のトナー像の位置ずれが生じる等の致命的な問題が生じる。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、装置本体の強度の低下を抑えながら、各ユニットのメンテナンスを可能とし、これによって、長期使用の場合でも画像品位の低下を回避できる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、異なる色の各々に対応した画像を形成する複数の画像形成部を備えた画像形成装置であって、少なくとも1個の画像形成部と、残りの画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられており、上記少なくとも1個の画像形成部および上記残りの画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、上記少なくとも1個の画像形成部と残りの画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴としている。
【0012】
上記の構成によれば、各色に対応する画像形成部の全てが同一方向にスライドするのではなく、2方向に分かれてスライドする。このとき、各方向にスライドする画像形成部は、1個であっても複数であってもよい。いずれにしても、異なる方向にスライドする画像形成部は、装置本体に設けられる各開口部を介してスライドする。
【0013】
ここで、例えば、どちらか一方の開口部が、画像形成部が備える像担持体の軸方向に設けられており、各画像形成部が上記軸方向とは垂直な方向に並設されているとすれば、この開口部の大きさは、上記軸方向にスライドする画像形成部の数に応じて決まる。従来は、全ての画像形成部のスライド方向が上記軸方向であったため、上記開口部を大きく形成せざるを得えず、そのため、開口部を設ける装置本体の強度が低下していた。
【0014】
しかし、上記構成では、画像形成部のスライド方向を2つに分けることにより、例えば上記軸方向にスライドさせる画像形成部の数を単純に減らすことができる。これにより、上記軸方向に設けられる開口部を小さく形成することができるので、装置本体の強度の低下を抑えることができる。したがって、たとえ設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合であっても、装置自体に歪みが生じることはなく、装置内部の各画像形成部の位置がずれることはない。その結果、各色の画像形成部によって形成される画像の位置ずれを回避して画像品位の低下を回避することができる。また、各画像形成部がスライド可能であるので、各画像形成部のメンテナンスも確実に行うことができる。
【0015】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、第1の画像形成部によって形成される画像と、第2の画像形成部によって形成される上記画像とは異なる色の画像とを、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部との間に配置される中間転写媒体を介して記録媒体に転写する画像形成装置であって、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられていることを特徴としている。
【0016】
第1の画像形成部としては、例えばカラー画像を形成するための異なる色の個々に対応した画像形成部の集合体を考えることができる。一方、第2の画像形成部としては、上記カラー画像とは異なる色の画像、すなわち、例えば白黒画像を形成するための画像形成部を考えることができる。
【0017】
第1の画像形成部と第2の画像形成部との間に中間転写媒体を配置することにより、例えば、第2の画像形成部にて形成される白黒画像を、第2の画像形成部から第1の画像形成部までに至る中間転写媒体の循環経路の途中で記録媒体へ転写させることが可能となる。つまり、上記白黒画像を、中間転写媒体上におけるカラー画像の転写領域を通過させずに記録媒体へ転写させることが可能となる。これにより、画像形成頻度の高い白黒画像のコピーを迅速に行うことが可能となる。
【0018】
また、上記構成では、第1の画像形成部および第2の画像形成部がともに同一方向にスライドするのではなく、互いに異なる方向に、装置本体に設けられる各開口部を介してスライドする。この場合、各スライド方向に位置する開口部は、第1の画像形成部、第2の画像形成部のそれぞれの大きさに応じた形状で形成されればよい。したがって、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも、例えば上記各画像形成部が備える像担持体の軸方向にスライドさせる構成に比べて、各開口部の大きさを確実に小さくすることが可能となる。
【0019】
したがって、上記構成によれば、各開口部を小さく形成することによって、装置本体の強度の低下を抑えることができる。これにより、たとえ設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合であっても、装置自体に歪みが生じることはなく、装置内部の第1および第2の画像形成部の位置がずれることはない。その結果、上記各画像形成部によって形成される画像の位置ずれを回避して画像品位の低下を回避することができる。また、上記各画像形成部がスライド可能であるので、各画像形成部のメンテナンスも確実に行うことができる。
【0020】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴としている。
【0021】
上記の構成によれば、第1の画像形成部および第2の画像形成部のスライド方向が互いに垂直であり、しかも、そのうちの一方向が像担持体の軸方向となっている。また、第1の画像形成部および第2の画像形成部は、像担持体の軸方向が揃うように設けられている。これにより、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも像担持体の軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向にスライドする画像形成部の数が減ると共に、当該画像形成部における上記軸に垂直な面の面積が減る。これにより、上記垂直面に対応した、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができる。
【0022】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、白黒画像を形成するものであり、他方は、カラー画像を形成するものであることを特徴としている。
【0023】
上記の構成によれば、カラー画像を形成する画像形成部と、白黒画像を形成する画像形成部とが、中間転写媒体を境にして分けられる。これにより、例えば中間転写媒体の循環経路の途中で白黒画像のみを当該中間転写媒体を介して記録媒体に転写することが可能となり、白黒画像のコピーを迅速に行うことが可能となる。
【0024】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によれば、像担持体の軸方向の開口部を、例えばカラー画像を形成する第1の画像形成部の大きさのみを考慮して形成すればよいことになる。これにより、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも上記軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができる。
【0026】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられていることを特徴としている。
【0027】
上記の構成によれば、像担持体の軸方向の開口部を、例えば白黒画像を形成する第2の画像形成部の大きさのみを考慮して形成すればよいことになる。これにより、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも上記軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができる。
【0028】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部がスライド動作と連動して中間転写媒体に対して離間または接触するように、上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部のスライドを案内する案内手段を備えていることを特徴としている。
【0029】
上記の構成によれば、第1の画像形成部が装置本体から引き出される方向にスライドする場合には、第1の画像形成部は、上記の案内手段によって、例えば中間転写媒体から離間した後にスライドされるようにそのスライドが案内される。また、第1の画像形成部が装置本体に装填される方向にスライドする場合には、第1の画像形成部は、上記の案内手段によって、例えばスライド動作の完了と同時に中間転写媒体に接触するようにそのスライドが案内される。なお、第2の画像形成部のスライドについても上記と同様のことが言える。
【0030】
これにより、第1または第2の画像形成部のスライド時に、第1または第2の画像形成部と中間転写媒体とが常に接触した状態となることがない。したがって、第1または第2の画像形成部と中間転写媒体との摺擦を確実に防止して、第1または第2の画像形成部、中間転写媒体の損傷をそれぞれ確実に回避することができる。
【0031】
また、案内手段によって第1または第2の画像形成部のスライド動作と連動してそのスライドが案内されるので、上記の不都合を回避するための機構(例えば第1または第2の画像形成部と中間転写媒体との接触/非接触を手動により切り換えるレバー)を別途新たに設ける必要がない。
【0032】
したがって、上記構成によれば、部品点数の増加を回避して装置の構成を簡素化することができる。また、第1および第2の画像形成部のスライドと、第1および第2画像形成部と中間転写媒体との離間/接触の切り換えとを、案内手段を設けるだけの簡単な構成によって同時に実現することができる。
【0033】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、画像データに応じた静電潜像を形成するための像担持体ユニットと、上記静電潜像を現像するための現像ユニットとを、異なる色のそれぞれに対応して備えていることを特徴としている。
【0034】
上記の構成によれば、異なる色のそれぞれに対応した像担持体ユニットおよび現像ユニットの両方のメンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となる。
【0035】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、各現像ユニットは、対応する色のトナーで像担持体上の静電潜像を現像する現像装置と、上記現像装置に上記トナーを供給する現像槽とをそれぞれ備えていることを特徴としている。
【0036】
上記の構成によれば、現像ユニットを構成する現像装置および現像槽の各メンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となる。
【0037】
本発明に係る画像形成装置は、上記の課題を解決するために、各像担持体ユニットは、上記静電潜像を担持する像担持体と、上記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、上記像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備えていることを特徴としている。
【0038】
上記の構成によれば、各像担持体ユニットを構成する像担持体、帯電装置およびクリーニング装置の各メンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0040】
本実施形態に係る画像形成装置は、図2に示すように、原稿読み取り装置1と、給紙手段2と、画像形成手段3と、転写ローラ4と、定着装置5と、搬送手段6とを備えている。
【0041】
原稿読み取り装置1は、原稿画像を読み取るためのものであり、装置本体上方に設けられている。給紙手段2は、装置本体下部に設けられており、記録紙(記録媒体)を収納した給紙カセット7と、給紙カセット7から記録紙を1枚ずつ給紙する給紙ローラ8とを備えている。
【0042】
画像形成手段3は、原稿読み取り装置1と給紙手段2との間に設けられており、上部画像形成部9(第1の画像形成部)と、下部画像形成部10(第2の画像形成部)と、中間転写ベルト11(中間転写媒体)と、クリーニング装置12とを備えている。
【0043】
中間転写ベルト11は、上部画像形成部9と下部画像形成部10との間に、主に2個の張架ローラ13a・13bによって水平に張架されて設けられている。したがって、上部画像形成部9は、中間転写ベルト11の一方の側(上方側)に設けられ、下部画像形成部10は、中間転写ベルト11の他方の側(下方側)に設けられている。また、中間転写ベルト11は、同図において時計回りに回転(循環)するようになっている。
【0044】
クリーニング装置12は、一方の張架ローラ13aと上部画像形成部9との間で中間転写ベルト11に近接して設けられており、中間転写ベルト11上の残留トナーを回収する。
【0045】
なお、上部画像形成部9および下部画像形成部10については後述する。
【0046】
転写ローラ4は、一方の張架ローラ9aと記録紙の搬送経路を挟んで対向する位置に設けられており、中間転写ベルト11上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。
【0047】
定着装置5は、転写ローラ4に対して記録紙搬送方向下流側に設けられており、記録紙上に転写されたトナー像を当該記録紙に定着させる。なお、給紙手段2が装置本体下部に設けられているため、記録紙は給紙手段2から上方に向かって搬送されることになる。したがって、定着装置5は、転写ローラ4よりも上方に位置している。
【0048】
搬送手段6は、給紙手段2から給紙される記録紙を、転写ローラ4および定着装置5を介して装置本体上面に設けられた排紙トレイ14まで搬送するものであり、排紙ローラ15をはじめとする複数の搬送ローラと、切り換えゲート16とを備えている。
【0049】
排紙ローラ15は、排紙トレイ14の近傍に設けられており、正逆の両方向に回転可能となっている。ここで、排紙ローラ15の正回転とは、記録紙を排紙トレイ14に搬送できる方向の回転を言い、排紙ローラ15の逆回転とは、記録紙を装置内部に引き込む方向の回転を言う。記録紙の後端が排紙ローラ15に到達したときに排紙ローラ15を逆回転させて記録紙を装置内部に引き込むことにより、記録紙の表裏を反転させて再度トナー像を記録紙の裏面に転写、定着させることが可能となる。
【0050】
なお、以下での説明の便宜上、給紙手段2から定着装置5に至る記録紙の搬送経路を搬送経路A、定着装置5から排紙トレイ14に至る記録紙の搬送経路を排紙経路B、排紙ローラ15の逆回転によって装置内部に引き込まれた記録紙が搬送経路Aに合流するまでの記録紙の搬送経路を再搬送経路Cと称することにする。搬送経路A、排紙経路Bおよび再搬送経路Cは、それぞれ略垂直方向に形成されている。
【0051】
切り換えゲート16は、排紙ローラ15の逆回転によって再搬送される記録紙を、排紙経路Bではなく再搬送経路Cに導くことができるように、記録紙の搬送経路を切り換えるものである。また、排紙経路Bを介して記録紙を排紙トレイ14に排紙するときは、記録紙の搬送に支障が生じることがないように、切り換えゲート16の位置が切り換わる。
【0052】
次に、画像形成手段3の上部画像形成部9および下部画像形成部10について説明する。
【0053】
上部画像形成部9は、中間転写ベルト11の循環方向に沿って並設される画像形成ステーション21・22・23を備えている。画像形成ステーション21・22・23は、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のそれぞれの色に対応するトナー像を形成するものである。一方、下部画像形成部10は、Bk(ブラック)に対応するトナー像を形成する画像形成ステーション24を備えている。つまり、上部画像形成部9はカラー画像を形成するものであり、下部画像形成部10は白黒画像を形成するものである。
【0054】
画像形成ステーション21・22・23は、例えば周面に感光膜が形成されている感光ドラム21a・22a・23a(像担持体)と、感光ドラム21a・22a・23aの表面を帯電する帯電装置21b・22b・23bと、帯電された感光ドラム21a・22a・23aを露光し、ドラム表面に静電潜像を形成するための露光手段であるLSU21c・22c・23cと、ドラム表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置21d・22d・23dと、ドラム表面をクリーニングする(ドラム表面の残留トナーを除去する)クリーニング装置21e・22e・23eとをそれぞれ備えている。
【0055】
また、現像装置21d・22d・23dの上部には、Y、M、Cの各々の色の現像剤を、対応する現像装置21d・22d・23dに供給する現像槽21f・22f・23fが設けられている。
【0056】
一方、画像形成ステーション24は、感光ドラム21a・22a・23aよりも径の大きい感光ドラム24a(像担持体)と、感光ドラム24aの表面を帯電する帯電装置24bと、帯電された感光ドラム24aを露光し、ドラム表面に静電潜像を形成するための露光手段であるLSU24cと、ドラム表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置24dと、ドラム表面をクリーニングする(ドラム表面の残留トナーを除去する)クリーニング装置24eと、Bkの現像剤を現像装置24dに供給する現像槽24fとをそれぞれ備えている。
【0057】
感光ドラム24aの径を感光ドラム21a〜23aよりも大きく形成することにより、経時変化による感光膜の膜減り等を考慮しても、感光ドラム24aを長期間使用することが可能となる。白黒画像の形成を行う画像形成ステーション24は、その使用頻度が高く、感光膜の膜減りも他のドラムに比べて激しいが、感光ドラム24aを最初から大きく形成しておくことで、感光ドラム24aの寿命を伸ばすことができ、感光ドラム24aの交換回数を減らすことができる。
【0058】
感光ドラム24aは、給紙ローラ8に近い位置に設けられており、この感光ドラム24aの側方に、中間転写ベルト11に沿った状態で現像装置24dが設けられている。そして、この現像装置24dの側方に現像槽24fが設けられている。
【0059】
したがって、画像形成ステーション24は、偏平な形状で形成されている。また、現像槽24fは、感光ドラム24aの軸方向およびこれに垂直な水平方向に大きく形成されており、現像剤の収容容量も大きなものとなっている。
【0060】
各感光ドラム21a〜24aは、回転可能となっており、その軸方向が同一方向に揃うように設けられている。LSU21c〜24cは、ポリゴンミラーとfθレンズ等からなる光学系である。
【0061】
本発明の画像形成装置においては、各色に対応した感光ドラムと、帯電装置と、クリーニング装置とで、画像データに応じた静電潜像を感光ドラム表面に形成するための像担持体ユニットが構成されている。また、各色に対応した現像装置と現像槽とで、感光ドラム表面に形成される静電潜像を現像するための現像ユニットが構成されている。各画像形成ステーションでは、対応する色の像担持体ユニットと現像ユニットとが連結されている。
【0062】
このように各構成部材を一体化すべく、像担持体ユニットや現像ユニットを構成してことにより、例えば像担持体ユニットにおいては、感光ドラムのみならず、帯電装置およびクリーニング装置のメンテナンスも容易に行うことが可能となり、現像ユニットにおいては、現像装置のみならず、現像槽のメンテナンスも容易に行うことが可能となる。
【0063】
なお、以下では、像担持体ユニットと現像ユニットとを連結したものを単に「画像形成ステーション」と呼ぶことにする。したがって、上部画像形成部9および下部画像形成部10と記載すれば、各色に対応する像担持体ユニットと現像ユニットとで構成されたものと考えても差し支えない。
【0064】
次に、上記画像形成装置における画像形成動作について説明する。
【0065】
カラー画像形成の場合は、まず、帯電装置21b〜24bによって感光ドラム21a〜24aの表面が所定電位に帯電される。そして、原稿読み取り装置1にて原稿画像を読み取って得られた画像データに基づいて、LSU21c〜24cは感光ドラム21a〜24a表面を露光する。これにより、感光ドラム21a〜24a表面には、上記画像データに基づくそれぞれの色に応じた静電潜像が形成される。
【0066】
ドラム表面の各静電潜像は、現像装置21d〜24dによって、Y、M、C、Bkのトナー像にそれぞれ現像される。各トナー像は、中間転写ベルト11表面に順次重ね合わされ、転写される。
【0067】
一方、記録紙は、給紙ローラ8およびその他の搬送ローラにより、給紙カセット7から搬送経路Aを辿って中間転写ベルト11と転写ローラ4との間の転写位置まで搬送される。そして、中間転写ベルト11表面のカラートナー像が転写ローラ4によって記録紙に転写されると、その後、上記カラートナー像は定着装置5によって記録紙上に定着される。
【0068】
定着後の記録紙は、排紙経路Bを辿って排紙ローラ15に到達する。ここで、記録紙の片面のみの画像形成の場合は、排紙ローラ15の正回転によって記録紙はそのまま排紙トレイ14に排出される。
【0069】
一方、記録紙の両面への画像形成の場合は、記録紙の後端が排紙ローラ15に来るまで排紙ローラ15を正回転させて記録紙を搬送する。記録紙の後端が排紙ローラ15に来ると、記録紙を挟持した状態のままで排紙ローラ15の回転を停止させ、切り換えゲート16の位置を切り換えて、その後、排紙ローラ15を逆回転させる。これにより、記録紙は再搬送経路Cに進入してやがて搬送経路Aに合流して、転写ローラ4と中間転写ベルト11との間の転写位置に再び搬送される。なお、このコースを辿る間に、記録紙の表裏は反転される。
【0070】
以降は、上述の工程を繰り返すこととなる。なお、記録紙を排紙トレイ14に排出する前に、記録紙の搬送を妨げないように、切り換えゲート16を元の位置に戻しておくことが必要である。
【0071】
また、モノクロ画像形成の場合は、Bkに対応した画像形成ステーション24のみが画像形成を行う。すなわち、原稿読み取り装置1にて原稿画像を読み取って得られた画像データに基づいて、LSU24cが感光ドラム24a表面を露光することにより、ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像装置24dによって現像され、Bkのトナー像が形成される。Bkのトナー像が中間転写ベルト11に転写されると、その後、中間転写ベルト11と転写ローラ4との間に搬送される記録紙に上記トナー像が転写される。以降は、上述したカラー画像形成の場合と同様である。
【0072】
本実施形態のように、上部画像形成部9によって形成されるカラー画像と、下部画像形成部10によって形成される白黒画像とを、上部画像形成部9と下部画像形成部10との間に配置される中間転写ベルト11を介して記録紙に転写する構成とすることにより、例えば、下部画像形成部10から上部画像形成部9までに至る中間転写ベルト11の循環経路の途中で、下部画像形成部10にて形成された白黒画像を記録紙へ転写させることが可能となる。これにより、画像形成頻度の高い白黒画像のコピーを迅速に行うことが可能となる。
【0073】
次に、本発明の特徴である、上部画像形成部9および下部画像形成部10の装置本体に対するスライド機構について説明する。
【0074】
上部画像形成部9および下部画像形成部10は、装置本体に対して着脱できるように互いに異なる方向にスライド可能に設けられている。具体的には、本実施形態では、上部画像形成部9が各感光ドラムの軸方向にスライドするように設けられている一方、下部画像形成部10が各感光ドラムの軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられている。
【0075】
この構成を実現するため、装置本体には、図3に示すように、下部画像形成部10のスライドを案内するためのガイドレール31a・31bが設けられ、下部画像形成部10には、ガイドレール31a・31bによって支持されるガイド板32a・32bが設けられている。また、装置本体には、上部画像形成部9のスライドを案内するためのガイドレール(図示せず)が設けられている一方、上部画像形成部9には、ガイドレールによって支持される凸部33(図1参照)が設けられている。
【0076】
なお、以下での説明の便宜上、画像形成装置における方向を次のように定義しておく。すなわち、感光ドラム(例えば感光ドラム21a)の軸方向とは水平に垂直な方向において、下部画像形成部10の装置本体に対する引き出し方向をP方向とし、下部画像形成部10を押し戻す方向をQ方向とする。また、上記軸方向において、上部画像形成部9の装置本体に対する引き出し方向をR方向とし、上部画像形成部9を押し戻す方向をS方向とする。
【0077】
したがって、下部画像形成部10のスライドを案内するガイドレール31a・31bは、P−Q方向に沿って延設されている一方、上部画像形成部9のスライドを案内するガイドレールは、R−S方向に沿って延設されている。以下、まず、下部画像形成部10のスライド機構の詳細について説明する。
【0078】
図1に示すように、ガイド板32aは、画像形成ステーション24における像担持体ユニット25dのR側端面およびS側端面の下部に立設され、しかも、P−Q方向に延設されている。一方、ガイド板32bは、画像形成ステーション24における現像ユニット26dのR側端面およびS側端面の中央よりもやや上方に立設され、しかも、P−Q方向に延設されている。したがって、ガイド板32aは、ガイド板32bよりも下方に位置している。
【0079】
また、ガイド板32bは、現像ユニット26dの現像装置24dおよび現像槽24fをP−Q方向に偏平に形成していることから、ガイド板32aよりもP−Q方向に長く形成されたものとなっている。なお、図1では、像担持体ユニット25dと現像ユニット26dとの連結を解除して描いている。
【0080】
なお、ガイド板32a・32bの代わりに、ガイドレール31a・31b上を転がるコロを設ける構成としても別に構わない。この場合、下部画像形成部10をより容易にP−Q方向にスライドさせることが可能となる。
【0081】
ガイドレール31a・31bは、図3に示すように、ガイド板32a・32bを支持しながら下部画像形成部10をP−Q方向にスライドさせることができるように、ガイド板32a・32bのそれぞれと対応して設けられている。したがって、ガイドレール31aは、ガイドレール31bよりも下方に位置している。
【0082】
本実施形態では、図1に示すように、装置本体の内部側面に、凹部と凸部とをP−Q方向に沿って、かつ、上下方向に交互に形成しており、各凸部をガイドレール31a・31bとして用いている。したがって、ガイドレール31a・31bとなる凸部のすぐ上側に形成される凹部に、ガイド板32a・32bがそれぞれ挿入されるようになっている。
【0083】
ガイドレール31aは、ガイドレール31bよりもP−Q方向の長さが若干長いものとなっている(図3参照)。これは、ガイドレール31aがガイド板32bよりも奥側(Q方向側)に形成されたガイド板32aをP−Q方向に案内するものだからである。
【0084】
つまり、画像形成ステーション24をP−Q方向にスライドさせるガイドレール31a・31bと、ガイド板32a・32bとで、下部画像形成部10のスライド機構が構成されている。
【0085】
一方、上部画像形成部9におけるスライド機構についても、基本的には、下部画像形成部10のスライド機構をそのまま利用することができる。本実施形態では、図1に示すように、例えば画像形成ステーション21の像担持体ユニット25aに、上述したガイド板32aに相当する凸部33をR−S方向に延設し、現像ユニット26aにはガイド板32bに相当する凸部(図示せず)をR−S方向に延設している。そして、各凸部をR−S方向に延設されているガイドレールによって支持することにより、画像形成ステーション21をR−S方向にスライドさせることが可能となっている。なお、上部画像形成部9におけるその他の画像形成ステーション22・23についても上記と同様である。
【0086】
つまり、各画像形成ステーション21〜23をR−S方向にスライドさせるガイドレールと、ガイド板32aに相当する上記凸部33とで、上部画像形成部9のスライド機構が構成されている。
【0087】
また、装置本体におけるP側の側面には、開閉可能な扉34が形成されている。この扉34は、下部画像形成部10(画像形成ステーション24)のみを装置外部に引き出すことができるような大きさで形成されている。
【0088】
また、装置本体におけるR側の側面(装置本体の前面)には、開閉可能な扉36が形成されている。この扉36は、上部画像形成部9の各画像形成ステーション21〜23のみを装置外部に引き出すことができるような大きさで形成されている。
【0089】
さらに、装置本体には、各画像形成ステーション21〜24のスライド時に、中間転写ベルト11と各画像形成ステーション21〜24とを離間させるレバー38が設けられている。このレバー38を切り換えることにより、各画像形成ステーション21〜24のスライド時には、張架ローラ13a・13b(図3参照)が外側に移動する(張架ローラ13aがQ方向に移動し、張架ローラ13bがP方向に移動する)と共に、中間転写ベルト11と当接している、張架ローラ13a・13b以外のローラが内方へ移動するようになっている。これにより、中間転写ベルト11と各画像形成ステーション21〜24とが離間するので、各画像形成ステーション21〜24の引き出し時や押し込み時における各感光ドラム21a〜24aと中間転写ベルト11との摺擦を確実に防止して、各感光ドラム21a〜24aおよび中間転写ベルト11の損傷を確実に回避することができる。
【0090】
各画像形成ステーション21〜24を押し込んだ後は、レバー38を元の位置に戻すことにより、張架ローラ13a・13bおよびその他のローラが元の位置に戻るようになっている。これにより、各感光ドラム21a〜24aと中間転写ベルト11とが再び接触するようになり、各感光ドラム21a〜24aから中間転写ベルト11に各色の画像を転写することが可能となる。
【0091】
次に、上部画像形成部9および下部画像形成部10におけるスライド動作について説明する。
【0092】
各画像形成ステーション21〜24をスライドさせるときには、まず、装置本体側面の扉34もしくは装置本体前面の扉36を開ける。そして、装置内部のレバー38を切り換えて、中間転写ベルト11を退避させることにより、各感光ドラム21a〜24aと中間転写ベルト11とを離間させる。
【0093】
下部画像形成部10については、画像形成ステーション24を開口部35を介してガイドレール31a・31bに沿ってP方向に引き出す(図3参照)。そして、図1および図4に示すように、現像ユニット26dと像担持体ユニット25dとの連結を解除すれば、画像ステーション24において、消費された黒色のトナーの補給等、現像ユニット26dや像担持体ユニット25dのメンテナンスを行うことが可能となる。各種メンテナンスを終了した後は、図5に示すように、ガイド板32a・32bをガイドレール31a・31b上にそれぞれ載せて画像ステーション24をQ方向に押し込み、装置本体に収容する。
【0094】
一方、上部画像形成部9については、所定の画像形成ステーションを開口部37を介してガイドレールに沿ってR方向に引き出す。これにより、当該画像ステーションにおいて、消費されたトナーの補給等、現像ユニットや像担持体ユニットのメンテナンスを行うことが可能となる。各種メンテナンスを終了した後は、上記画像ステーションをガイドレールに沿ってS方向に押し込み、装置本体に収容する。
【0095】
そして、レバー38を元の位置に戻し、各感光ドラム21a〜24aと中間転写ベルト11とを再び接触させる。扉34・36を閉めれば、画像形成の待機状態となる。
【0096】
以上のように、本実施形態では、各色に対応した画像形成部全体を、中間転写ベルト11の一方の側に配置される上部画像形成部9と、中間転写ベルト11の他方の側に配置される下部画像形成部10とに分け、上部画像形成部9および下部画像形成部10を、扉36・34を開けたときに形成される開口部37・35を介して互いに異なる方向にそれぞれスライド可能に設けた構成である。
【0097】
これにより、装置前面の扉36および開口部37は、3色の画像形成部(画像形成ステーション)に対応した大きさで形成されればよく、4色全ての画像形成部を同一方向に引き出す構成に比べ、その形状を確実に小さくすることができる。しかも、本実施形態のように、上部画像形成部9と下部画像形成部10との間に中間転写ベルト11を配置する構成であっても、上部画像形成部9の大きさのみを考慮して扉36および開口部37を設定すればよく、中間転写ベルト11の大きさを考慮する必要がなくなる。
【0098】
したがって、本実施形態の構成によれば、装置前面の扉36および開口部37を小さく形成できるので、装置本体の強度の低下を抑えることができる。これにより、たとえ設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合であっても、装置内部のLSU等の光学系要素に支障が生じることがなく、各色のトナー像の位置ずれを回避して画像品位の低下を回避することができる。また、各ユニットは上述したスライド機構により装置本体に対して着脱可能であるので、各ユニットのメンテナンスも確実に行うことができる。
【0099】
なお、本実施形態では、装置本体に設ける開口部は2つとなるが、従来に比べて増加する開口部の数が1個であること、各開口部を小さく形成できること、また、各開口部は各スライド方向に対応して設けられ、これによって装置本体の異なる側面に設けられるものとなることから、開口部の増加による装置本体の強度への影響はほとんどない。
【0100】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、実施の形態1と同一の構成には同一に部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0101】
本実施形態では、上部画像形成部9が各感光ドラムの軸方向とは垂直な方向(P−Q方向)にスライドするように設けられている一方、下部画像形成部10が各感光ドラムの軸方向(R−S方向)にスライドするように設けられている以外は、実施の形態1と同様の構成である。
【0102】
本実施形態の構成を実現するため、装置本体には、図6に示すように、上部画像形成部9のスライドを案内するためのガイドレール41がP−Q方向に延設されており、上部画像形成部9には、ガイドレール41によって支持されるガイド板42が設けられている。
【0103】
ガイド板42は、上部画像形成部9の各画像形成ステーション21〜23における各現像ユニット26a・26b・26cのR側の端面およびS側の端面の略中央部にそれぞれ立設されており、かつ、P−Q方向に延設されている。また、各画像形成ステーション21〜23は、筐体43によって一体的に保持されている。
【0104】
ガイドレール41は、ガイド板42を支持しながら上部画像形成部9をP−Q方向にスライドさせることができるように、各ガイド板42とそれぞれ対応して設けられている。
【0105】
つまり、各画像形成ステーション21〜23をP−Q方向にスライドさせるガイドレール41とガイド板42とで、上部画像形成部9のスライド機構が構成されている。
【0106】
また、装置本体には、下部画像形成部10のスライドを案内するためのガイドレール(図示せず)がR−S方向に延設されており、下部画像形成部10の例えば像担持体ユニット25dおよび現像ユニット26dには、上記ガイドレールによって支持される被支持部材(図示せず)が設けられている。つまり、上記ガイドレールと上記被支持部材とで下部画像形成部10のスライド機構が構成されている。
【0107】
本実施形態では、装置本体の前面の扉36および開口部37(ともに図1参照)は、画像形成ステーション24を引き出すことができる大きさで形成されており、装置本体の側面の扉34および開口部35(ともに図1参照)は、画像形成ステーション21〜23を引き出すことができる大きさで形成されている。
【0108】
上記の構成において、装置本体側面の扉34もしくは装置本体前面の扉36を開け、装置内部のレバー38(図1参照)を切り換えて、中間転写ベルト11を退避させた後、上部画像形成部9については、画像形成ステーション21〜23を開口部35を介してガイドレール41に沿ってP方向に引き出す。そして、筐体43から各々の画像形成ステーション21〜23を取り出し、各画像形成ステーションにおける現像ユニットと像担持体ユニットとの連結を解除すれば、各画像ステーションにおいて、消費されたトナーの補給等、現像ユニットや像担持体ユニットのメンテナンスを行うことが可能となる。
【0109】
各種メンテナンスを終了した後は、各々の画像形成ステーション21〜23を筐体43内に収容し、図7に示すように、ガイド板42をガイドレール41上に載せて筐体43(画像形成ステーション21〜23)をQ方向に押し込み、装置本体に収容させる。
【0110】
一方、下部画像形成部10については、画像形成ステーション24を開口部37を介してガイドレールに沿ってR方向に引き出す。これにより、画像ステーション24において、消費された黒色のトナーの補給等、現像ユニット26dや像担持体ユニット25dのメンテナンスを行うことが可能となる。各種メンテナンスを終了した後は、画像ステーション24をガイドレールに沿ってS方向に押し込み、装置本体に収容させる。
【0111】
そして、レバー38を元の位置に戻し、各感光ドラム21a〜24aと中間転写ベルト11とを再び接触させる。扉34・36を閉めれば、画像形成の待機状態となる。
【0112】
以上のように、本実施形態では、上部画像形成部9をP−Q方向にスライドさせる一方、下部画像形成部10をR−S方向にスライドさせる構成である。これにより、下部画像形成部10を引き出すための装置前面の扉36および開口部37は、1色の画像形成部のみに対応した大きさで形成されればよく、4色全ての画像形成部を同一方向に引き出し可能とする構成に比べ、その形状を確実に小さくすることができる。しかも、実施の形態1と同様に、中間転写ベルト11の大きさを考慮して扉36および開口部37の大きさを設定する必要もない。
【0113】
したがって、本実施形態の構成によれば、装置前面の扉36および開口部37を小さく形成できるので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0114】
なお、P−Q方向へは3色の画像形成部を引き出すことになるが、3色の画像形成部の並設方向が上記引き出し方向となっているため、扉34および開口部35は、いずれか1色の画像形成部(例えば画像形成ステーション23)の大きさに対応していればよい。つまり、扉34および開口部35はそれほど大きく形成されるものではなく、装置本体の強度低下を招くものとはならない。
【0115】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、実施の形態1・2と同一の構成には同一に部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0116】
本実施形態では、実施の形態1の構成において、下部画像形成部10のスライド時に、上記スライドと連動して感光ドラム24aと中間転写ベルト11とを自動的に離間または接触させる構成を採用している。以下、この構成について説明する。
【0117】
本実施形態では、図8(a)(b)に示すように、ガイドレール31a・31b(図3参照)の代わりにガイドレール51・52(案内手段)を設けている一方で、ガイド板32a・32b(図3参照)の代わりにガイドピン53a・53b・53c(案内手段)を設けている。
【0118】
ガイドピン53aは、画像形成ステーション24における像担持体ユニット25dのR側端面の下方端部からR方向に突出して設けられている。また、ガイドピン53b・53cは、画像形成ステーション24における現像ユニット26dのR側端面における対角方向の角部からR方向に突出してそれぞれ設けられている。ガイドピン53a・53bは、上下方向においてはほぼ同じ位置にあり、ガイドピン53cはガイドピン53bよりも上方に位置している。また、画像形成ステーション24における像担持体ユニット25dおよび現像ユニット26dのS側端面にも、上記と同様のガイドピン53a・53b・53cが、R側端面に設けた位置と対応する位置に、S方向に突出してそれぞれ設けられている。
【0119】
ガイドレール51・52は、下部画像形成部10のP−Q方向のスライドを案内するものであり、P−Q方向に沿って水平に延びる水平部51a・52aと、水平部51a・52aのQ側端部からやや上方(中間転写ベルト11側)に折れ曲がって水平となる折曲部51b・52bとを有している。ガイドレール51は、ガイドピン53a・53bを支持するものであり、ガイドレール52は、ガイドピン53cを支持するものである。したがって、ガイドレール52は、ガイドレール51よりも位置的には上方に設けられている。
【0120】
つまり、本実施形態では、ガイドレール51・52と、ガイドピン53a・53b・53cとで、下部画像形成部10のスライド機構が構成されている。
【0121】
上記の構成において、図8(a)に示すように、下部画像形成部10が装置本体に装填されており、画像形成ステーション24の感光ドラム24aが中間転写ベルト11に接触している状態では、ガイドピン53a・53cがガイドレール51・52の折曲部51b・52bによってそれぞれ支持されている。
【0122】
この状態から下部画像形成部10をP方向にスライドさせると、図8(b)に示すように、ガイドピン53a・53cの支持が、折曲部51b・52bによる支持から水平部51a・52aによる支持に移行することになる。このとき、ガイドピン53a・53cが折曲部51b・52bに沿って移動することにより、下部画像形成部10が下方、すなわち、中間転写ベルト11から離間する方向に移動する。
【0123】
ガイドピン53a・53bがガイドレール51の水平部51aに接触すると共に、ガイドピン53cがガイドレール52の水平部52aに接触すると、感光ドラム24aが完全に中間転写ベルト11から離間した状態で下部画像形成部10がガイドレール51・52に沿ってP方向に引き出されることになる。
【0124】
一方、下部画像形成部10を装置に装着する場合は、下部画像形成部10をガイドレール51・52の水平部51a・52aに沿ってQ方向に挿入する。下部画像形成部10のガイドピン53a・53cが、折曲部51b・52bに到達すると、下部画像形成部10をさらにQ方向に押し込む。これにより、ガイドピン53a・53cが折曲部51b・52bに乗り上げることによって下部画像形成部10が上方へ押し上げられ、下部画像形成部10の装填終了と同時に、感光ドラム24aが中間転写ベルト11と接触することになる。
【0125】
以上のように、本実施形態では、下部画像形成部10に設けたガイドピン52a・52b・52cがガイドレール51・52によって支持、案内されることで、下部画像形成部10がP−Q方向のスライド動作と連動して中間転写ベルト11に対して自動的に離間または接触するようになる。これにより、実施の形態1のように手動で下部画像形成部10と中間転写ベルト11とを離間させるためのレバー38を設ける必要がなくなり、装置の構成を簡素化することができる。しかも、上記のガイドピン52a・52b・52cおよびガイドレール51・52を設けるだけで、そのような構成を容易に実現することができる。
【0126】
なお、本実施形態の下部画像形成部10のP−Q方向のスライド機構は、次の実施の形態4で示す、下部画像形成部10のR−S方向のスライド機構にも適用することができる。
【0127】
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、実施の形態1〜3と同一の構成には同一に部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0128】
本実施形態では、実施の形態2の構成において、上部画像形成部9のスライド時に、上記スライドと連動して各感光ドラムと中間転写ベルト11とを自動的に離間または接触させる構成を採用している。以下、この構成について説明する。
【0129】
本実施形態では、図9(a)(b)に示すように、ガイドレール41(図6参照)の代わりにガイドレール61・62(案内手段)を設けている一方で、ガイド板42(図6参照)の代わりにガイドピン63a・63b(案内手段)を設けている。
【0130】
ガイドピン63aは、画像形成ステーション21の現像ユニット26aにおけるR側端面からR方向に突出して設けられており、ガイドピン63bは、画像形成ステーション23の現像ユニット26cにおけるR側端面からR方向に突出して設けられている。ガイドピン63bは、ガイドピン63aよりも位置的には上方にある。このようなガイドピン63a・63bは、画像形成ステーション21の現像ユニット26aのS側端面および画像形成ステーション23の現像ユニット26cのS側端面にも、R側端面に設けた位置と対応する位置に、S方向に突出してそれぞれ設けられている。
【0131】
なお、ガイドピン63a・63bを筐体43のフレームに取り付けるようにしてもよい。
【0132】
ガイドレール61・62は、上部画像形成部9のP−Q方向のスライドを案内するものであり、P−Q方向に沿って水平に延びる水平部61a・62aと、水平部61a・62aのQ側端部からやや下方(中間転写ベルト11側)に折れ曲がって水平となる折曲部61b・62bとを有している。ガイドレール61は、ガイドピン63aを支持するものであり、ガイドレール62は、ガイドピン63bを支持するものである。したがって、ガイドレール62は、ガイドレール61よりも位置的には上方に設けられている。
【0133】
つまり、本実施形態では、ガイドレール61・62と、ガイドピン63a・63bとで、上部画像形成部9のスライド機構が構成されている。
【0134】
上記の構成において、図9(a)に示すように、上部画像形成部9が装置本体に装填されており、画像形成ステーション21〜23の感光ドラム21a〜23aが中間転写ベルト11に接触している状態では、ガイドピン63a・63bがガイドレール61・62の折曲部61b・62bによってそれぞれ支持されている。
【0135】
この状態から上部画像形成部9をP方向にスライドさせると、図9(b)に示すように、ガイドピン63a・63bが折曲部61b・62bに沿って移動し、かつ、水平部61a・62aに乗り上げることにより、上部画像形成部9が上方へ押し上げられる。これにより、上部画像形成部9が中間転写ベルト11から離間する方向に移動する。その後は、上部画像形成部9は中間転写ベルト11とは完全に離間した状態でガイドレール61・62に沿ってP方向に引き出されることになる。
【0136】
一方、上部画像形成部9を装置本体に装着する場合は、上部画像形成部9をガイドレール61・62に沿ってQ方向に挿入する。上部画像形成部9のガイドピン63a・63bが水平部61a・62aに沿って移動し、やがて折曲部51b・52bに到達すると、ガイドピン63a・63bは折曲部51b・52bの形状に沿って下方に落ち込む。これにより、上部画像形成部9の装填終了と同時に、上部画像形成部9全体が下降し、感光ドラム21a〜23aが中間転写ベルト11に接触することになる。
【0137】
以上のように、本実施形態では、上部画像形成部9に設けたガイドピン63a・63bがガイドレール61・62によって支持、案内されることで、上部画像形成部9がP−Q方向のスライド動作と連動して中間転写ベルト11に対して自動的に離間または接触するようになる。これにより、実施の形態3と同様にレバー38を設ける必要がなくなり、装置の構成を簡素化することができる。しかも、上記のガイドピン63a・63bおよびガイドレール61・62を設けるだけで、そのような構成を容易に実現することができる。
【0138】
なお、本実施形態の上部画像形成部9のP−Q方向のスライド機構は、前述の実施の形態3において、上部画像形成部9のR−S方向のスライド機構にも適用することができる。
【0139】
ところで、以上の各実施形態では、上部画像形成部9が異なる3色の各々に対応した画像形成部(画像形成ステーション21〜23)を備えている一方、下部画像形成部10が黒色の画像形成部(画像形成ステーション24)のみを備えた構成を前提として説明した。しかし、例えば、上部画像形成部9がC、Mの色に対応した画像形成部を備える一方、下部画像形成部10がY、Bkの色に対応した画像形成部を備えた構成においても、上述したスライド機構を適用することができ、この場合でも、装置本体の強度低下を回避する本発明の効果を得ることができる。つまり、上部画像形成部9が少なくとも1個の画像形成部を備え、下部画像形成部10も少なくとも1個の画像形成部を備えている構成であれば、本発明を適用することができる。
【0140】
また、以上の各実施形態で説明したスライド機構は、カラー画像を形成する各色のトナー像形成手段(画像形成ステーション21〜23)を中間転写媒体(中間転写ベルト11)の上側に配置し、黒色のトナー像形成手段(画像形成ステーション24)を中間転写媒体の下側に配置してなるカラー画像形成装置に有効に適用されるものであるが、このような画像形成装置のみに適用されるわけではない。例えば、カラー画像を形成する各色のトナー像形成手段を中間転写媒体の下側に配置し、黒色のトナー像形成手段を中間転写媒体の上側に配置した画像形成装置や、各トナー像形成手段を一方向に並設したタンデム方式の画像形成装置や、中間転写方式とタンデム方式とを併用した画像形成装置(例えば特開平5−341617号公報参照)などをはじめ、本発明は種々の画像形成装置にも適用可能である。
【0141】
つまり、本発明のスライド機構は、異なる色の各々に対応した画像を形成する複数の画像形成部を備えた画像形成装置であれば、どのようなものにでも適用することができる。
【0142】
したがって、以上のことから、本発明の画像形成装置は、次のように言い換えることもできる。すなわち、本発明の画像形成装置は、異なる色の各々に対応した画像を形成する複数の画像形成部を備えた画像形成装置であって、少なくとも1個の画像形成部と、残りの画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられている画像形成装置である。
【0143】
また、本発明の画像形成装置は、以下の第1〜第5の画像形成装置として表現することもできる。
【0144】
第1の画像形成装置は、異なる色の各々に対応した画像を形成する複数の画像形成部を備えた画像形成装置であって、少なくとも1個の画像形成部を、残りの画像形成部のスライド方向とは異なる方向に、装置本体に設けられる各開口部を介してスライドさせるスライド機構を備えた画像形成装置である。
【0145】
上記の構成によれば、全ての画像形成部を同一方向にスライドさせる構成に比べ、装置本体に設けられる、画像形成部を引き出すための開口部の面積を小さく形成することができる。これにより、画像形成装置の本体強度の低下を抑えることができると共に、画像の位置ずれを防止することができ、かつ、トナーの補給、感光ドラムや現像装置などのメンテナンスも容易に行うことができる。
【0146】
第2の画像形成装置は、第1の画像形成部によって形成される画像と、第2の画像形成部によって形成される上記画像とは異なる色の画像とを、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部との間に配置される中間転写媒体を介して記録媒体に転写する画像形成装置であって、上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部を、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライドさせるスライド機構を備えている画像形成装置である。
【0147】
上記の構成によれば、第1の画像形成部および第2の画像形成部をともに同一方向にスライドさせる構成に比べ、装置本体に設けられる、画像形成部を引き出すための開口部の面積を小さく形成することができる。これにより、画像形成装置の本体強度の低下を抑えることができると共に、画像の位置ずれを防止することができ、かつ、トナーの補給、感光ドラムや現像装置などのメンテナンスを容易に行うことができる。
【0148】
第3の画像形成装置は、カラー画像およびモノクロ画像を形成するための各色および黒色に対応したトナー像を形成するための現像ユニットおよび像担持体ユニットを有したトナー像形成手段と、該トナー像形成手段により形成された各色および黒色のトナー像が転写される中間転写手段と、該中間転写手段上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、上記カラー画像を形成する各色のトナー像形成手段を上記中間転写手段の一方側に配設し、上記黒色のトナー像形成手段を上記中間転写手段の他方側に配設したカラー画像形成装置であって、上記カラー画像を形成する各色の現像ユニットおよび像担持体ユニットを、当該像担持体ユニットの像担持体の回転軸方向に着脱できるように構成すると共に、上記黒色の現像ユニットおよび像担持体ユニットを上記軸方向とは直角方向に着脱できるように構成した画像形成装置である。
【0149】
第4の画像形成装置は、カラー画像およびモノクロ画像を形成するための各色および黒色に対応したトナー像を形成するための現像ユニットおよび像担持体ユニットを有したトナー像形成手段と、該トナー像形成手段により形成された各色および黒色のトナー像が転写される中間転写手段と、該中間転写手段上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、上記カラー画像を形成する各色のトナー像形成手段を上記中間転写手段の一方側に配設し、上記黒色のトナー像形成手段を上記中間転写手段の他方側に配設したカラー画像形成装置であって、上記カラー画像を形成する各色の現像ユニットおよび像担持体ユニットを、当該像担持体ユニットの像担持体の回転軸とは直角方向に着脱できるように構成すると共に、上記黒色の現像ユニットおよび像担持体ユニットを上記軸方向に着脱できるように構成した画像形成装置である。
【0150】
上記第3および第4の画像形成装置の構成によれば、全てのトナー像形成手段を同一方向にスライドさせて装置本体に着脱する構成に比べ、全てのトナー像形成手段を引き出すための装置本体前面の開口部を小さく形成することができる。これにより、画像形成装置の本体強度を維持できると共に、画像の位置ずれを防止することができ、かつ、トナーの補給、感光ドラムや現像装置などのメンテナンスも容易に行うことができる。
【0151】
第5の画像形成装置は、第3または第4の画像形成装置において、上記像担持体ユニットを引き出す場合、像担持体ユニットと中間転写手段とを離間させた後に引き出す画像形成装置である。
【0152】
上記の構成によれば、スライド時における像担持体ユニットと中間転写手段との摺擦を防止することができる。
【0153】
また、実施の形態3・4で説明した案内手段は、以下のように表現することもできる。
【0154】
上記案内手段は、第1または第2の画像形成部が中間転写媒体と離間した後にスライドするように、第1または第2の画像形成部のスライドを案内するものである。
【0155】
また、上記案内手段は、第1または第2の画像形成部がスライドの完了と同時に中間転写媒体と接触するように、第1または第2の画像形成部のスライドを案内するものである。
【0156】
なお、以上の各実施形態で示したガイドレール、ガイド板、ガイドピンの各位置、大きさ等は、使用の形態に応じて適宜変更することが勿論可能である。
【0157】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、少なくとも1個の画像形成部と、残りの画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられており、上記少なくとも1個の画像形成部および上記残りの画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、上記少なくとも1個の画像形成部と残りの画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられている構成である。
【0158】
それゆえ、画像形成部のスライド方向を2つに分けることにより、例えば画像形成部が備える像担持体の軸方向にスライドさせる画像形成部の数を単純に減らすことができる。これにより、上記軸方向に設けられる開口部を小さく形成することができるので、装置本体の強度の低下を抑えることができる。したがって、たとえ設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合であっても、装置自体に歪みが生じることはなく、装置内部の各画像形成部の位置がずれることはない。その結果、各色の画像形成部によって形成される画像の位置ずれを回避して画像品位の低下を回避することができる。また、各画像形成部がスライド可能であるので、各画像形成部のメンテナンスも確実に行うことができるという効果を併せて奏する。
【0159】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられている構成である。
【0160】
それゆえ、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも、例えば上記各画像形成部が備える像担持体の軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることが可能となる。これにより、装置本体の強度の低下を抑えることができる。したがって、たとえ設置条件によって装置本体が傾いた状態で長期間使用されている場合であっても、装置自体に歪みが生じることはなく、装置内部の第1および第2の画像形成部の位置がずれることはない。その結果、上記各画像形成部によって形成される画像の位置ずれを回避して画像品位の低下を回避することができる。また、上記各画像形成部がスライド可能であるので、各画像形成部のメンテナンスも確実に行うことができるという効果を併せて奏する。
【0161】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられている構成である。
【0162】
それゆえ、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも像担持体の軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向にスライドする画像形成部の数が減ると共に、当該画像形成部における上記軸に垂直な面の面積が減る。これにより、上記垂直面に対応した、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができるという効果を奏する。
【0163】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、白黒画像を形成するものであり、他方は、カラー画像を形成するものである構成である。
【0164】
それゆえ、カラー画像を形成する画像形成部と、白黒画像を形成する画像形成部とが、中間転写媒体を境にして分けられる。これにより、例えば中間転写媒体の循環経路の途中で白黒画像のみを当該中間転写媒体を介して記録媒体に転写することが可能となり、白黒画像のコピーを迅速に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0165】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられている構成である。
【0166】
それゆえ、像担持体の軸方向の開口部を、例えばカラー画像を形成する第1の画像形成部の大きさのみを考慮して形成すればよいことになる。これにより、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも上記軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができるという効果を奏する。
【0167】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられている構成である。
【0168】
それゆえ、像担持体の軸方向の開口部を、例えば白黒画像を形成する第2の画像形成部の大きさのみを考慮して形成すればよいことになる。これにより、第1の画像形成部および第2の画像形成部を両方とも上記軸方向にスライドさせる構成に比べて、上記軸方向の開口部の大きさを確実に小さくすることができ、装置本体の強度低下を確実に抑えることができるという効果を奏する。
【0169】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部がスライド動作と連動して中間転写媒体に対して離間または接触するように、上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部のスライドを案内する案内手段を備えている構成である。
【0170】
それゆえ、第1または第2の画像形成部のスライド時に、第1または第2の画像形成部と中間転写媒体とが常に接触した状態となることがない。したがって、第1または第2の画像形成部と中間転写媒体との摺擦を確実に防止して、第1または第2の画像形成部、中間転写媒体の損傷をそれぞれ確実に回避することができるという効果を奏する。
【0171】
また、案内手段によって第1または第2の画像形成部のスライド動作と連動してそのスライドが案内されるので、上記の不都合を回避するための機構(例えば第1または第2の画像形成部と中間転写媒体との接触/非接触を手動により切り換えるレバー)を別途新たに設ける必要がない。
【0172】
したがって、上記構成によれば、部品点数の増加を回避して装置の構成を簡素化することができる。また、第1および第2の画像形成部のスライドと、第1および第2画像形成部と中間転写媒体との離間/接触の切り換えとを、案内手段を設けるだけの簡単な構成によって同時に実現することができるという効果を併せて奏する。
【0173】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、画像データに応じた静電潜像を形成するための像担持体ユニットと、上記静電潜像を現像するための現像ユニットとを、異なる色のそれぞれに対応して備えている構成である。
【0174】
それゆえ、異なる色のそれぞれに対応した像担持体ユニットおよび現像ユニットの両方のメンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0175】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、各現像ユニットは、対応する色のトナーで像担持体上の静電潜像を現像する現像装置と、上記現像装置に上記トナーを供給する現像槽とをそれぞれ備えている構成である。
【0176】
それゆえ、現像ユニットを構成する現像装置および現像槽の各メンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となるという効果を奏する。
【0177】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、各像担持体ユニットは、上記静電潜像を担持する像担持体と、上記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、上記像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備えている構成である。
【0178】
それゆえ、各像担持体ユニットを構成する像担持体、帯電装置およびクリーニング装置の各メンテナンスを、第1および第2の画像形成部のスライドによって同時に行うことが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置において、互いに異なる色の画像形成部を互いに異なる方向にスライドさせた状態を示す斜視図である。
【図2】上記画像形成装置の概略の構成を示す説明図である。
【図3】上記画像形成装置のスライド機構の構成を示すと共に、上記画像形成装置から下部画像形成部を引き出した状態を示す説明図である。
【図4】上記下部画像形成部を像担持体ユニットと現像ユニットとに分離した状態を示す説明図である。
【図5】上記下部画像形成部を装置本体に装填した状態を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置のスライド機構の構成を示すと共に、上記画像形成装置から上部画像形成部を引き出した状態を示す説明図である。
【図7】上記上部画像形成部を装置本体に装填した状態を示す説明図である。
【図8】(a)は、本発明のさらに他の実施の形態に係る画像形成装置のスライド機構の構成を示すと共に、下部画像形成部を装置本体に装填した状態を示す説明図である。(b)は、上記画像形成装置から下部画像形成部を引き出した状態を示す説明図である。
【図9】(a)は、本発明のさらに他の実施の形態に係る画像形成装置のスライド機構の構成を示すと共に、上部画像形成部を装置本体に装填した状態を示す説明図である。(b)は、上記画像形成装置から上部画像形成部を引き出した状態を示す説明図である。
【図10】異なる色の各々に対応するトナー像形成手段を全て、感光体の軸方向に沿ってスライドさせる構成として考えられる画像形成装置の概略の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
9 上部画像形成部(第1の画像形成部)
10 下部画像形成部(第2の画像形成部)
11 中間転写ベルト(中間転写媒体)
21、22、23、24 画像形成ステーション(画像形成部)
21a、22a、23a、24a 感光ドラム(像担持体)
21b、22b、23b、24b 帯電装置
21d、22d、23d、24d 現像装置
21e、22e、23e、24e クリーニング装置
21f、22f、23f、24f 現像槽
25a、25b、25c、25d 像担持体ユニット
26a、26b、26c、26d 現像ユニット
51、52、61、62 ガイドレール(案内手段)
53a、53b、53c、63a、63b ガイドピン(案内手段)
Claims (8)
- 異なる色の各々に対応した画像を形成する複数の画像形成部を備えた画像形成装置であって、
少なくとも1個の画像形成部と、残りの画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられており、
上記少なくとも1個の画像形成部および上記残りの画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、
上記少なくとも1個の画像形成部と残りの画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 第1の画像形成部によって形成される画像と、第2の画像形成部によって形成される上記画像とは異なる色の画像とを、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部との間に配置される中間転写媒体を介して記録媒体に転写する画像形成装置であって、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられ、
上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、軸方向が同一方向に揃うように設けられ、画像データに応じた静電潜像を担持する回転可能な像担持体を異なる色ごとにそれぞれ備え、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、各像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、他方は、各像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 第1の画像形成部によって形成される画像と、第2の画像形成部によって形成される上記画像とは異なる色の画像とを、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部との間に配置される中間転写媒体を介して記録媒体に転写する画像形成装置であって、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられ、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、白黒画像を形成するものであり、他方は、カラー画像を形成するものであり、
上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 第1の画像形成部によって形成される画像と、第2の画像形成部によって形成される上記画像とは異なる色の画像とを、上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部との間に配置される中間転写媒体を介して記録媒体に転写する画像形成装置であって、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とは、装置本体に設けられる各開口部を介して互いに異なる方向にスライド可能に設けられ、
上記第1の画像形成部と上記第2の画像形成部とのうちの一方は、白黒画像を形成するものであり、他方は、カラー画像を形成するものであり、
上記第1の画像形成部は、像担持体の軸方向とは垂直な方向にスライドするように設けられており、上記第2の画像形成部は、像担持体の軸方向にスライドするように設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部がスライド動作と連動して中間転写媒体に対して離間または接触するように、上記第1の画像形成部または上記第2の画像形成部のスライドを案内する案内手段を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のい ずれかに記載の画像形成装置。
- 上記第1の画像形成部および上記第2の画像形成部は、画像データに応じた静電潜像を形成するための像担持体ユニットと、上記静電潜像を現像するための現像ユニットとを、異なる色のそれぞれに対応して備えていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 各現像ユニットは、対応する色のトナーで像担持体上の静電潜像を現像する現像装置と、上記現像装置に上記トナーを供給する現像槽とをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 各像担持体ユニットは、上記静電潜像を担持する像担持体と、上記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、上記像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
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