JP3638095B2 - 端子不完全挿入検知構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジング内で端子の不完全挿入時に係止アームが撓み、二重係止用のスペーサが係止アームに当接して端子の不完全挿入を検知する際における係止アームの変形を防止した端子不完全挿入検知構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15〜図16は従来の端子不完全挿入検知構造を備える二重係止コネクタを示すものである。
図15の如く二重係止コネクタ90は、合成樹脂製のコネクタハウジング91と、コネクタハウジング91内に下方から挿入される電線付きの端子92と、コネクタハウジング90内に側方から挿入され、端子92の後段部93の後側に係合する第一の突出杆94と、コネクタハウジング91内の可撓性の係止アーム96(図16)の撓み空間に進入する第二の突出杆95とを有する合成樹脂製のスペーサ97とで構成される。
【0003】
スペーサ97の第二の突出杆95の先端は、図16の端子92の不完全挿入時における係止アーム96の側面に当接可能である。図16の係止アーム96は端子92の基板部98に押されて、内向きに撓んだ状態となっており、スペーサ97(図15)の挿入時に第二の突出杆95の先端が係止アーム96の側面に当接することで、スペーサ97の押し込みがそれ以上行われず、それにより端子92の不完全挿入が検知される。第一の突出杆94も当然のことながら端子92の後段部93を係止することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の端子不完全挿入検知構造にあっては、スペーサ97の突出杆95がコネクタハウジング91の係止アーム96に突き当たっているにも係わらず、スペーサ97が上手く挿入されないと思って作業者がスペーサ97を強く押圧することがあり、その場合には係止アーム96が横(幅)方向に大きく曲り変形して元に戻らなくなったり、破損したりすることがあった。
【0005】
本発明は、上記した点に鑑み、端子の不完全挿入時に係止アームが撓んだ状態となり、スペーサを挿入しても係止アームの側面に当接してスペーサの押し込みができず、それにより端子の不完全挿入を検知する構造において、スペーサを強く押圧した場合でも、係止アームの塑性変形や破損や傷付きを起こすことのない端子不完全挿入検知構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、不完全挿入の前記端子に対してスペーサ進入方向に当接する突部が前記係止アームに設けられたことを特徴とする第一の端子不完全挿入検知構造を採用する(請求項1)。
第一の端子不完全挿入検知構造において、前記突部が、前記係止アームの長手方向に延びる突板部であることも有効である(請求項2)。また、前記突部が前記端子の一対の弾性接触片の間に係合することも有効である(請求項3)。
また、コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、前記係止アームの撓み時に前記コネクタハウジングの係合部内に進入する突部が該係止アームに設けられたことを特徴とする第二の端子不完全挿入検知構造を併せて採用する(請求項4)。
第二の端子不完全挿入検知構造において、前記突部が、前記係止アームの前端に設けられたことも有効である(請求項5)。また、前記突部が長方形で平板状の突出片であることも有効である(請求項6)。また、前記係合部に続くガイド傾斜面が前記コネクタハウジングに形成されたことも有効である(請求項7)。また、コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの一方の側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、前記係止アームの撓み時に該係止アームの他方の側面に近接する壁部が前記スペーサに対向して前記コネクタハウジングに設けられたことを特徴とする第三の端子不完全挿入検知構造を併せて採用する(請求項8)。
第三の端子不完全挿入検知構造において、前記壁部が、前記係止アームの弾性変形の範囲内の隙間を存して近接した突出壁であることも有効である(請求項9)。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る端子不完全挿入検知構造を内部に備える二重係止コネクタの一実施形態を示すものである。
【0008】
この二重係止コネクタ1は、合成樹脂製の雄型のコネクタハウジング2と、電線付きの雌型の端子3,4と、合成樹脂製の端子係止用のスペーサ5と、合成樹脂製のリヤカバー6とで構成される。
【0009】
コネクタハウジング2は内部に大小複数の端子収容室7(図2)を有し、各端子収容室7とは直交する方向すなわち両側の側壁8に、一対のスペーサ5,5′の各突出杆9,10に対するスペーサ挿入孔11,12と、スペーサ5,5′の基板部13に対する収容凹部14とを有している。スペーサ5,5′の完全挿入状態で基板部13は収容凹部14内に係合し、基板部13の表面とコネクタハウジング2の側壁8の表面とが同一面に位置する。
【0010】
相手側の雌型のコネクタハウジング(図示せず)に対する嵌合面(前端面)15側に、相手側の雄型の端子(図示せず)に対する大小の挿入口16,17が設けられ、挿入口16,17は各端子収容室7…(挿入口17に続く端子収容室は図示せず)に続いている。雌型の端子3,4は嵌合面15とは反対側(後端面側)の後部開口18…(図2で端子3に対する後部開口18のみを図示する)から端子収容室7…内に挿入される。
【0011】
大きい方の雌型の端子3は基板部19の幅広の前半部の両側に電気接触部としての一対のカール状の弾性接触片20を有し、基板部19の幅狭の後半部に電線接続部21を有している。電線22は導体部を前側の圧着片23(図2)で、被覆部を後側の圧着片23(図2)でそれぞれ圧着されている。小さい方の雌型の端子4は一方に箱状の電気接触部25、他方に上記同様の電線接続部26をそれぞれ有している。カバー6を組み付けた状態で、各電線22,27はカバー6の側方の開口28から外部に導出される。
【0012】
スペーサ5,5′は基板部13と、基板部13から直角に突設された二種類の形状の各種長さの突出杆9,10とで構成されている。突出杆9は大きい端子3に対応して断面略くさび状に且つ上下方向に幅広に形成され、上端側に段部30を有し、一段目の面(上端面)31がコネクタハウジング2のスペーサ挿入孔11の内面に接し、二段目の面32が端子の後段部29側に位置する。端子3の係止はコネクタハウジング2内の係止アーム35(図2)によって行われる。
【0013】
突出杆10は小さな端子に対応して、その当接面(上端面)33が端子4の後段部34すなわち電気接触部25の後端側の肩部に当接する。それらにより各端子3,4の後抜けが阻止される。各端子3,4はコネクタハウジング2内の可撓性の係止アーム35(図2)で一次係止されることは言うまでもない。なお、図1における上下の定義はコネクタ1の実使用状態における上下とは必ずしも一致するものではない。また、前後の定義はスペーサや端子の挿入方向に対してのものである。
【0014】
スペーサ5,5′の基板部13には、コネクタハウジング2に対する係止爪36が突設され、コネクタハウジング2の収容凹部14に、係止爪36に対する係合孔37が形成されている。係止爪36によってスペーサ5,5′が後抜けなく係止される。
【0015】
コネクタハウジング2の中央には柱状部38が貫通する如く固定され、柱状部38に沿って相手側の雌型のコネクタハウジング(図示せず)が嵌合方向に案内される。カバー6の中央には、柱状部38に対する係合枠部39が設けられている。カバー6の両側には係止枠部40が設けられ、コネクタハウジング2のスペーサ挿着側の壁部(側壁)8とは直交する壁部41に、係止枠部40に対する係合突起42が設けられている。カバー6はコネクタハウジング2の後部側(電線導出側)を保護するためのものである。
【0016】
以下にコネクタ1の内部の構造である本発明の端子不完全挿入検知構造の各実施形態について説明する。なお、各実施形態において説明の便宜上、上記図1のコネクタの構造(図面の符号)を共通して使用する。また、各実施形態における図の方向は図1の縦方向を横方向として示す。
【0017】
図2〜図6は、端子不完全挿入検知構造の第一実施形態を示すものである。
この構造は、コネクタハウジング2内の可撓性の係止アーム35に突板部(突部)44を設け、コネクタハウジング2の端子収容室7内に挿入される雌型の端子3(図4)の電気接触部である一対の弾性接触片20の間に係止アーム35の突板部44を係合可能として、係止アーム35をスペーサ5(図1)の突出杆9(図6)の先端で押圧した際に、突板部44を一対の弾性接触片20の間に保持させることで、係止アーム35の横方向への変形を防止したことを特徴とするものである。
【0018】
図2の如く、係止アーム35は端子収容室7の後半側の一方の内壁45から斜め前方に向けて突出形成され、係止アーム35の前半側が内壁45とほぼ平行に位置している。係止アーム35の横幅L1 (図6)の如く端子収容室7の横幅の1/3程度である。係止アーム35の前端面46は端子収容室7の前半寄りに位置し、前端面46に短い突起47が前向きに突出形成されている。端子3の完全挿入状態で、係止アーム35の前端面46と突板部44の前端面とが端子3(図5)の一対の弾性接触片20の後端部に当接し、前端側の突起47が一対の弾性接触片20の上面に当接可能である。あるいは端子3に、突板部44に対する係止孔(図示せず)を設けてもよい。
【0019】
図3にも示す如く、係止アーム35の前半側において、コネクタハウジング2の他方の内壁48に対向する面49に前記突板部44が一体に形成されている。突板部44は係止アーム35の前端から長手方向中間部まで平板状に延長されている。図2の如く、係止アーム35の自由状態で突板部44の前端44aは内壁48に対して直交する方向に位置し、突板部44の後端はテーパ状に傾斜し、この傾斜ガイド面44bで端子3との摺接がスムーズに行われる。突板部44の横幅(板厚)T1 (図6)は前記突起47の横幅よりも薄く、突板部44の突出高さは端子収容室7の前側の挿入開口16の中心線をやや越える程度である。
【0020】
係止アーム撓み空間(以下撓み空間と言う)50に続いてコネクタハウジング2の一方の内壁45が矩形状に切欠されてスペーサ挿入溝51が形成されている。スペーサ挿入溝51は端子挿入方向とは直交する方向に延びている。スペーサ挿入溝51から撓み空間50にかけてスペーサ挿入空間52が構成されている。スペーサ挿入空間52は図1のスペーサ挿入孔11の延長上に位置している。スペーサ挿入空間52にはスペーサ5(図1)の断面略クサビ状の突出杆9(図6)が挿入される。スペーサ挿入溝51は係止アーム35の撓み側の面53に対向して位置し、係止アーム35の長さの範囲で形成されている。係止アーム35の突起47の前端は挿入溝51の前端54とほぼ同一面に位置し、係止アーム35の付根はスペーサ挿入溝51の後端に位置している。
【0021】
端子収容室7の前半側の一方の内壁55は両側部分が後半部の内壁45よりもやや低く形成され、前半側の一方の内壁55と他方の内壁48との間に端子3の弾性接触片20が殆ど隙間なく進入可能である。
【0022】
図2の端子収容室7内に後部開口18から端子3が挿入される。この際、図4の如く端子3の弾性接触片20が係止アーム35を押圧してスペーサ挿入溝51側に撓ませる。すなわち、図5の如く一対の弾性接触片20の傾斜面56に係止アーム35の両側の角部57が摺接しつつ、係止アーム35がスペーサ挿入溝51(図4)側に押し上げられる。
【0023】
この際、係止アーム35の突板部44は一対の弾性接触片20の間の隙間58に進入する。突板部44の両側面44bは各弾性接触片20の内側端59に隙間なく接触する。突板部44の後端の傾斜ガイド面44b(図2)は弾性接触片20の前端にスムーズに摺接して、隙間58への進入をスムーズに行わせる。係止アーム35が復元力で弾性的に弾性接触片20に接した状態で、突板部44が隙間に58に確実に係合する。
【0024】
なお、突板部44の板厚T1 を一対の弾性接触片20の間の隙間58よりも厚く設定することも可能であり、その場合には突板部44が隙間58に割り込むように嵌合して、一対の弾性接触片20で挟持された状態となり、突板部44と弾性接触片20との当接がガタ付きなく確実に行われる。図4,図5の状態が端子3の中途挿入の状態すなわち不完全挿入の状態である。
【0025】
端子3の不完全挿入時に図6の如くスペーサ5を装着しようとしても、突出杆9の先端9aが係止アーム35の側面61に当接して、それ以上のスペーサ5の押し込みができない。ここで係止アーム35の突板部44が図4,図5の如く弾性接触片20の内端部59に当接しているから、作業者がスペーサ5を強く押圧しても、その力が突板部44を介して弾性接触片20で受け止められて、係止アーム35の側方(横方向)への曲り変形が防止される。弾性接触片20は大きな端子3のものであるので強い弾性力を有しており、強くスペーサ5を押しても弾性接触片20が側方に僅かに弾性変形する程度であり、何ら問題はない。
【0026】
図5の如く、端子3の弾性接触片20は、基板部19の外側で直角に近く立ち上げられた立上げ部62と、立上げ部62から内向きに傾斜した傾斜部56と、傾斜部56から折り返されて基板部19とほぼ平行に位置した接触板部63とで構成される。傾斜部56から接触板部63にかけて屈曲した部分が内端部59となっており、各弾性接触片20の内端部59の間に係止アーム35の突板部44が挿入される。
【0027】
図4の端子3の中途挿入状態からさらに端子3を挿入方向に押圧すれば、端子3の弾性接触片20すなわち電気接触部は前側の収容室71 内に完全に挿入される。係止アーム35は弾性接触片20による押圧が解除され、弾性的に図2の状態に復元し、弾性接触片20の後端側を係止する。
【0028】
係止アーム35が図2の状態に復元することで、スペーサ5(図6)の突出杆9が係止アーム35に干渉することなくスペーサ挿入空間52(図2)に挿入され、係止アーム35の撓み空間50側に位置する。端子3の係止は係止アーム35によって行われている。突出杆9の傾斜面64(図1)は係止アーム35の撓み側の面53(図2)に接して係止アーム35の撓みを阻止する。
【0029】
なお、係止アーム35の突板部44を図1の小さな雌型の端子4に対応させることも可能であり、この場合には、例えば端子4の箱型の電気接触部25に、突板部44に対する挿入用のスリット(図示せず)を形成しておく。突板部44の板厚は大きな端子3に対するよりも薄く形成する。図6で、65は、係止アーム35の基部側のリブ、66は、係止アーム35の基部に続くコネクタハウジング2の突壁、67は、前部開口16における係止アーム成形用の型抜き孔を示す。
【0030】
図7〜図9は、端子不完全挿入検知構造の第二実施形態を示すものである。前記第一実施形態と同一の構成部分には同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0031】
この構造は、コネクタハウジング2内の可撓性の係止アーム69の前端46に長めの突出部(突部)70を設け、係止アーム69の撓み空間50側においてコネクタハウジング2に、突出片70に対する係合用の孔部(係合部)71を設け、端子3(図8)の不完全挿入時に係止アーム69を撓ませて、突出片70を孔部71内に係合させ、それにより、スペーサ5(図9)の押圧による係止アーム69の横方向への変形を防止したことを特徴とするものである。
【0032】
図7の如く、係止アーム69の自由状態で、先端側の突出片70はスペーサ挿入溝51の前端面54よりも前方に突出して位置し、突出片70の付根である係止アーム69の前端面46はスペーサ挿入溝51の前端面54よりもやや後方に位置している。突出片70の長手方向のほぼ中間位置がスペーサ挿入溝51の前端面54と同一面に位置している。
【0033】
係止アーム69の前側部分72は端子収容室7の内壁48と平行に位置し、その前側部分72と同一方向に突出片70が真直に延長されている。前側部分72のアーム撓み側の面73と同一面に突出片70の一方の面70aが位置し、突出片70の他方の面70bは係止アーム69の前端面46のほぼ中央に位置している。突出片70の先端には他方の面70b側で略円弧状の湾曲面70cが形成されている。この湾曲面70cによって孔部71からの突出片70の離脱が容易に行われる。湾曲面70cに代えてテーパ状の傾斜面(図示せず)を形成してもよい。
【0034】
突出片70の板厚T2 (図2)は係止アーム69の前側部分72の板厚のほぼ半分程度であり、図9の如く突出片70の横幅L2 は係止アーム69の横幅の1/3程度である。突出片70は長方形の平板状に形成されている。突出片70は板厚方向の可撓性を有していてもよい。これにより、孔部71からの離脱性が向上する。突部70は横幅方向には撓まないことが好ましい。
【0035】
図7で係止アーム69の前端46は、第一実施形態と同様に、相手側端子に対する前側の開口16の延長線よりもスペーサ挿入溝51寄りに位置し、突出片70は前端46においてスペーサ挿入溝51寄りに位置している。
【0036】
係止アーム69に対する撓み空間50に続いてスペーサ挿入溝51が矩形状に切欠形成され、スペーサ挿入溝51の前端側において収容室71 の内壁55の角部がテーパ状に切欠されて、突出片70に対するガイド傾斜面74となっている。
【0037】
ガイド傾斜面74に続いてスペーサ挿入溝51の前端54に、突出片70に対する係合用の孔部71が端子挿入方向に延長形成されている。図9にも示す如く、孔部71はコネクタハウジング2の前端面(コネクタ嵌合面)15まで貫通している。これは樹脂成形時の型抜きのためであるが、孔部71に代えて貫通していない溝部(係合部)を形成してもよい。その場合、溝部(図示せず)は突出片70よりも長いことが好ましい。
【0038】
孔部71の入口71aはガイド傾斜面74に続き、且つスペーサ挿入溝51の壁面(符号51で代用)よりも若干ガイド傾斜面74側に離間して位置している。図9の如く孔部71の横幅L3 は突出片70の横幅L2 よりもやや大きく形成され、係止アーム69に横方向の触れがあっても、突出片70が孔部71内に容易に進入可能となっている。孔部71と突出片70との横幅方向の隙間(L3 −L2 の1/2)は係止アーム69の弾性変形の範囲内の寸法となっている。
【0039】
図7の状態でコネクタハウジング2の後部開口18から端子収容室7内に端子3(図8)が挿入される。図8の如く端子3の挿入過程(不完全挿入状態)で係止アーム69が撓み方向に押圧され、突出片70を含む係止アーム69の前側部分72が図8で斜め上向き(スペーサ挿入溝51に向けて斜め方向)に湾曲する。これは、図7の自由状態において係止アーム69が斜め下向きに傾斜し、且つ前側部分72が「く」の字状に屈曲して水平に位置していることに起因する。
【0040】
係止アーム69の傾斜部分75が端子3(図8)の弾性接触片20の表面に沿って水平に屈曲することで、図8の如く係止アーム69の前側部分72が斜め上向きに屈曲する。これにより、突出片70がガイド傾斜面74に沿って孔部71の内側に進入する。孔部71の入口71aをテーパ状に拡径して、突出片70が入り易くしておくことも可能である。
【0041】
突出片70が孔部71に係合することで、係止アーム69の自由端が保持された状態となり、係止アーム69の横方向の曲げに対する剛性がアップする。従って、図9の如くスペーサ5の突出杆9がスペーサ挿入溝51に進入して、係止アーム69の側面61に衝突しても、係止アーム69の横方向の変形が阻止される。それによって、端子3(図8)の不完全挿入検知が確実に行われる。
【0042】
図8の状態から端子3がさらに押圧されて完全挿入された場合には、係止アーム69の弾性的な復元力で突出片70が孔部71から外れ、係止アーム69が図7の位置に復元し、端子3の弾性接触片20の後端側を係止する。突出片70の離脱に際しては、突出片70の先端の湾曲面70cが孔部71の端縁にスムーズに摺接して離脱性を高める。突出片70が板厚方向に撓まない場合でも、係止アーム69自体が可撓性であるから、突出片70の離脱は容易に行われる。スペーサ9は係止アーム69に干渉することなくスペーサ挿入空間52内に完全に挿入され、それにより端子3の二重係止が行われる。
【0043】
端子3は第一実施形態と同様に大きな雌型のものであるが、本実施形態においては図1の小さい方の端子4であっても箱型の電気接触部25に何ら加工を施すことなく、そのままの状態で対応可能である。
【0044】
図10〜図14は、端子不完全挿入検知構造の第三実施形態を示すものである。第一実施例と同一の構成部分には同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0045】
この構造は、コネクタハウジング2内の可撓性の係止アーム77の側方に隣接してコネクタハウジング2に突出壁(壁部)78を設け、端子3(図12)の不完全挿入時にスペーサ5(図14)で係止アーム77の側面61を押圧した際に、係止アーム77を突出壁78に当接させて、係止アーム77の横方向への撓み変形を防止したことを特徴とするものである。
【0046】
図10の如く、係止アーム77は前記各実施形態と同様にコネクタハウジング2の端子収容室7の後側の内壁45から斜め前方に向けて突出している。突出壁78は図11,図13にも示す如く、端子収容室7の一方の側部(内側壁)79において、スペーサ挿入溝51(図10)の深さと同じ高さで、すなわち前側の収容部71 の内壁面55と同じ高さで、コネクタハウジング2の前端壁15から端子挿入室7の長手方向にスペーサ挿入溝51の後端側まで延長形成されている。突出壁78を前側の収容部71 の内壁面55と同じ高さに位置させることで、突出壁78が端子収容室7の内壁の一部を兼ねて、端子3の電気接触部である弾性接触片20に対する支持壁となっている。
【0047】
端子収容室7の他方の側部(内側壁)80(図13)にスペーサ挿入溝51が開口して図1のスペーサ挿入孔11に続いている。突出壁78の後端はテーパ状のガイド傾斜面81(図11)となっており、ガイド傾斜面81に沿って端子がスムーズに挿入される。図14の如く、一方の内側壁79からの突出壁78の横方向への突出量L4 は係止アーム77の横幅よりも小さい。図13の如く突出壁78に対向して他方の内側壁80には突出壁78とほぼ同様の壁部82が設けられ、この壁部82にスペーサ挿入溝51(図14)が形成されている。突出壁78と壁部82(図13)とは端子3の両側で一対の弾性接触部20の頂部83に接して位置する。
【0048】
図12〜図14の如く、端子3の不完全挿入時に係止アーム77がスペーサ挿入溝51内に撓み、係止アーム77の側面84が突出壁78の側面85に対向して近接して位置する。この際の係止アーム77と突出壁78との間の隙間L5 は係止アーム77の弾性変形の範囲内の僅かなものである。
【0049】
スペーサ挿入空間52(図10)にスペーサ5(図14)の突出杆9が挿入され、係止アーム77の一方の側面61に突出杆9の先端9aが当接して、係止アーム77が横方向に押圧された際に、係止アーム77の他方の側面84が突出壁78の側面85に当接し、係止アーム77の横方向への撓み変形が防止される。
【0050】
端子3の完全挿入時には係止アーム77が図10の状態に復元して端子3の弾性接触片20を係止し、スペーサ5が係止アーム77に干渉することなくスペーサ挿入空間52に挿入される。本実施形態においては、第二実施形態と同様に図1の箱型の電気接触部25を有する端子4にも対応可能である。
なお、上記した第一〜第三実施形態は図1のコネクタ1のみならず、例えばワイヤハーネスの端末に設けられた一般的なコネクタ(図示せず)においても適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、端子の不完全挿入時に、係止アームが端子によって撓み方向に押圧され、スペーサの先端が係止アームの側面に突き当たってそれ以上のスペーサの押し込みができず、それにより端子の不完全挿入が検知されるが、その際に、係止アームの突部がスペーサ進入方向に端子に当接することで、係止アームの横方向(撓み直交方向)への変形が防止され、係止アームの塑性変形や傷付きや破損等が防止される。係止アームがスペーサ進入方向に変形しないことで、スペーサによる端子不完全挿入検知精度が向上し、端子不完全挿入検知が確実に行われる。また、請求項2記載の発明によれば、突板部がその広い面積で端子に当接することで、スペーサの押圧力が分散され、突板部や端子の変形や傷みが防止されて、係止アームの横方向への変形防止が一層確実に行われると共に端子不完全挿入検知精度が一層向上する。また、請求項3記載の発明によれば、既存の端子形状を利用して、一対の弾性接触片の一方に突部を当接させることができ、突部に対する当接部を端子に形成する手間がかからず、経済的である。また、弾性接触片がその弾性力でスペーサの押圧力を受け止めることで、突部やスペーサの変形や破損等が防止される。
【0052】
また、請求項4記載の発明によれば、端子の不完全挿入時に、係止アームが端子によって撓み方向に押圧された際に、係止アームの突部がコネクタハウジングの係合部内に進入することで、係止アームがその基部と突部との二点支持で不動に固定され、それにより、スペーサが係止アームの側面に当接しても、係止アームの横方向への変形が防止され、係止アームの塑性変形や傷付きや破損等が防止される。係止アームがスペーサ進入方向に変形しないことで、スペーサによる端子不完全挿入検知精度が向上し、端子不完全挿入検知が確実に行われる。端子の完全挿入時には、係合部内に進入した突部が係止アームの復元力で自動的に係合孔から脱出し、係止アームで端子の係止が確実に行われる。また、本発明によれば、端子の形態に関係なく、係止アームの横方向の変形を防止することができる。また、請求項5記載の発明によれば、係止アームの自由端である前端と係止アームの基部(付根)とで係止アームが二点支持されるから、係止アームの横曲げに対する剛性が最高となり、係止アームが一層変形し難くなり、端子不完全挿入検知精度が一層向上する。また、請求項6記載の発明によれば、平板状の突出片が撓むことで、係合部内への進入動作や係合部からの離脱動作がスムーズに行われ、突出片の変形や傷付き等が防止される。また、請求項7記載の発明によれば、ガイド傾斜面に沿って突部が係合部内に案内され、且つガイド傾斜面に沿って突部が係合部から離脱することで、係合部に対する突部の嵌合・離脱がスムーズ且つ確実に行われる。
【0053】
また、請求項8,9記載の発明によれば、端子の不完全挿入時に、係止アームが端子によって撓み方向に押圧され、スペーサの先端が係止アームの一方の側面に突き当たった際に、係止アームの他方の側面がコネクタハウジングの壁部に当接することで、係止アームの横方向への変形が防止され、係止アームの塑性変形や傷付きや破損等が防止される。係止アームがスペーサ進入方向に変形しないことで、スペーサによる端子不完全挿入検知精度が向上し、端子不完全挿入検知が確実に行われる。特に、コネクタハウジングの一部である剛性の高い壁部に係止アームの側面を直接を当接させることで、係止アームの横方向への変形が完全に抑止される。また、上記壁部で端子収容室の内壁を兼ねることができ、壁部の成形が容易で低コストで済む。また、端子の形態に関係なく、係止アームの横方向の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子不完全挿入検知構造を備える二重係止コネクタの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】端子不完全挿入検知構造の第一実施形態におけるコネクタハウジングを示す縦断面図である。
【図3】係止アームを示す斜視図である。
【図4】コネクタハウジングに端子を中途挿入した状態を示す縦断面図である。
【図5】端子に係止アームの突板部が係合した状態を示す正面図である。
【図6】係止アームに対してスペーサを挿入した状態を示す横断面図である。
【図7】端子不完全挿入検知構造の第二実施形態におけるコネクタハウジングを示す縦断面図である。
【図8】係止アームの突出部がコネクタハウジングの孔部に係合した状態を示す縦断面図である。
【図9】係止アームに対してスペーサを挿入した状態を示す断面図である。
【図10】端子不完全挿入検知構造の第三実施形態におけるコネクタハウジングを示す縦断面図である。
【図11】同じくコネクタハウジングの突出壁を示す縦断面図である。
【図12】コネクタハウジングに端子を中途挿入した状態を示す縦断面図である。
【図13】端子に押されて撓んだ係止アームと突出壁とを示す正面図である。
【図14】係止アームに対してスペーサを挿入した状態を示す断面図である。
【図15】従来の二重係止コネクタの一例を示す分解斜視図である。
【図16】同じく端子の中途挿入状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 コネクタハウジング
3 端子
5 スペーサ
20 弾性接触片
35,69,77 係止アーム
44 突板部(突部)
50 撓み空間(係止アーム撓み空間)
61,84 側面
70 突出片(突部)
71 孔部(係合部)
74 ガイド傾斜面
78 突出壁(壁部)
Claims (9)
- コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、不完全挿入の前記端子に対してスペーサ進入方向に当接する突部が前記係止アームに設けられたことを特徴とする端子不完全挿入検知構造。
- 前記突部が、前記係止アームの長手方向に延びる突板部であることを特徴とする請求項1記載の端子不完全挿入検知構造。
- 前記突部が前記端子の一対の弾性接触片の間に係合することを特徴とする請求項1又は2記載の端子不完全挿入検知構造。
- コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、前記係止アームの撓み時に前記コネクタハウジングの係合部内に進入する突部が該係止アームに設けられたことを特徴とする端子不完全挿入検知構造。
- 前記突部が、前記係止アームの前端に設けられたことを特徴とする請求項4記載の端子不完全挿入検知構造。
- 前記突部が長方形で平板状の突出片であることを特徴とする請求項5記載の端子不完全挿入検知構造。
- 前記係合部に続くガイド傾斜面が前記コネクタハウジングに形成されたことを特徴とする請求項5又は6記載の端子不完全挿入検知構造。
- コネクタハウジング内の端子を係止する可撓性の係止アームと、係止アーム撓み空間に進入する二重係止用のスペーサとを備え、該端子の不完全挿入時に該係止アームが撓み、該スペーサが該係止アームの一方の側面に当接する端子不完全挿入検知構造において、前記係止アームの撓み時に該係止アームの他方の側面に近接する壁部が前記スペーサに対向して前記コネクタハウジングに設けられたことを特徴とする端子不完全挿入検知構造。
- 前記壁部が、前記係止アームの弾性変形の範囲内の隙間を存して近接した突出壁であることを特徴とする請求項8記載の端子不完全挿入検知構造。
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