JP3637664B2 - ヘアーカール器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、毛髪にスチームを当ててカール付けを行うヘアーカール器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のスチーム発生手段を備えたヘアーカール器として、毛髪が巻き付けられる部分の表面で且つスチーム発生部からのスチームもしくは温風が吐出される面からブリスルが突設された構造が開示されている。その一例として例えば特開平5−245005号公報には、図20、図21に示すように、モータ15とファン16とから成る送風ブロック15及びヒータブロック12を有する本体1と、本体1の送風口5に着脱自在に連結されるアタッチメント2とを備えたヘアーカール器が開示されている。このアタッチメント2は、毛髪巻胴34の軸方向に一列に突設された太いブリスル38aと、ブリスル38aの基部近傍に形成されたスチーム吐出孔37とを備えており、スチーム発生用のヒータブロック9で発生したスチームをスチーム吐出孔37から毛髪に向けて噴出させるものであり、毛髪をカール付けする場合は、ブリスル38aを毛髪に入り込ませてスチームにて水分を当てて湿らし、ブリスル38aを毛髪の先端に移動する方向に回転させて毛髪巻胴34の外周に毛髪を巻きつけてカール形状に保持し、その後、温風(又は冷風)を毛髪に当ててカール付け(癖付け)を行うものである。尚図20中の3は給水タンク、29はヒータパイプ、48は吸水体であり、また図21中の7,8はスイッチである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、毛髪にスチームを当てると水分により毛髪が軟らかくなってカール形状に保持し易く、風を当てて水分を蒸発させることで毛髪がその形状で固まるものであるが、従来のヘアーカール器では温風(又は冷風)を当てる際に送風部からの風が毛髪全体に当たってしまい、カール付けをしたい毛髪の部分に風を有効に当てることができなかった。特に前髪等の短い毛髪をカール付けする時には、毛髪の根元に風をしっかりと当てることができないために、カールが弱く、長くカール付け状態を保持できないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記点に鑑みてなされたもので、カール付けをしたい毛髪の部分にスチームと風を有効に当てることができ、前髪等の短い毛髪であっても、強くて長持ちするカールを容易に形成できるようにしたヘアーカール器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、スチームによる毛髪加湿手段と、毛髪乾燥手段とを備え、筒状の毛髪巻胴34に巻回した毛髪を加湿、乾燥してカール付けを行うヘアーカール器において、上記筒状の毛髪巻胴34の周方向Cの一部にスチーム吐出孔37を設けて加湿領域Aを構成し、毛髪巻胴34の周方向Cの他の部分に毛髪乾燥手段を設けて乾燥領域Bを構成し、上記加湿領域Aにのみ櫛部材38を設けたことを特徴としており、このように構成することで、例えば前髪等の短い毛髪をカール付けする際に櫛部材38を毛髪の根元まで入り込ませて毛髪の先端に向けて回転させることにより、毛髪の根元部分に有効にスチームを当てることができ、その後、毛髪の根元部分を有効に乾燥させることができ、強くて長持ちするカール付けを行うことができる。
【0006】
ここで、上記毛髪巻胴34の乾燥領域Bに風吐出孔39を設け、毛髪乾燥手段は該風吐出孔39より吐出する温風から成るのが好ましく、この場合、スチームで水分を与えた毛髪を温風によって短時間で乾燥させることができる。
上記毛髪巻胴34の乾燥領域Bの表面上に毛髪乾燥手段を構成する熱板70を設けるのが好ましく、この場合、毛髪巻胴34に巻き付けた毛髪を熱板70で直接加熱することで、強固なカール付けを容易に行うことができる。
【0007】
上記櫛部材38は千鳥状に配列された複数列のブリスル38aから成るのが好ましく、この場合、千鳥状のブリスル38aによって毛髪をつかまえ易く、しかも毛髪にテンションをかけ易くなるので、強固なカール付けを容易に行うことができる。
上記櫛部材38は高さの異なる複数のブリスル38aから成り、ブリスル38aの先端が鋭角状に形成されているのが好ましく、この場合、各ブリスル38aの先端を毛髪の根元に深く入り込ませることが容易となり、しかも各ブリスル38aを毛髪の根元に深く入り込ませることによって毛髪の生え際等に対して毛髪巻胴34を当接させ易くなり、カール付けが一層容易となる。
【0008】
上記櫛部材38は高さの異なる複数列のブリスル38aから成り、中央列に位置するブリスル38aの先端と毛髪巻胴34の側面部34aとを結ぶ略直線L上に他の列のブリスル38aの先端が位置しているのが好ましく、この場合、毛髪の生え際等に対して毛髪巻胴34を当接させ易くなり、尚且つスチームを毛髪の根元に有効に当てることができると同時に、中央列のブリスル38aを毛髪の根元奥深くまで入れることが一層容易となる。
【0009】
上記毛髪巻胴34の周方向Cにリブ80を突設するのが好ましく、この場合、毛髪巻胴34に毛髪を巻き付ける際にこのリブ80がガイドとなり、巻き付け易くなると同時に、毛髪巻胴34の表面と地肌との間に所定の間隔を保持できるので、毛髪巻胴34から出るスチーム及び温風が地肌に直接当たらず、しかもリブ80の外周を地肌に当接させて巻き付けるようにすることで、毛髪巻胴34に毛髪をより巻き付け易くなる。
【0010】
上記毛髪巻胴34の外周面に曲率半径R2 の小さい部分を設け、この曲率半径R2 の小さい部分を乾燥領域Bとするのが好ましく、この場合、より強いカール付けを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を説明する。
本実施形態のヘアーカール器は、温風乃至冷風を送るための本体1と、この本体1に着脱自在に取り付けられるアタッチメント2と、給水用のタンク3とで主体が構成される。
【0012】
先ず、本体1は、図2に示すように、グリップ部を兼ねることができる略円筒状のハウジング4の一端に送風口5が設けられ、他端に吸入口6が設けられ、これら送風口5及び吸入口6には夫々網体(図示せず)が取り付けられている。ハウジング4の外側部には、前側にスイッチ7,8と、後述する第2ヒータブロック9への通電状態を表示する表示ランプ10とが設けられ、後側にフック11が設けられている。ハウジング4の内部には、一端側に熱を発生するヒータブロック12と電気的接続を行うジャック13とが設けられ、他端側に送風手段として送風ブロック14が設けられている。送風ブロック14は、モータ15と、モータ15の回転軸に取着されたファン16とから構成されており、空気を吸入口6から吸い込んで送風口5から吐き出させるものである。図中の17は電源コードである。
【0013】
次に、アタッチメント2について説明する。図3に示すように、アタッチメント2の基台18は、上記ハウジング4の一端を被うと共に上記フック11にて係止されることによりハウジング4の一端に連結される大径部19と、略円筒状のパイプ21を保持する小径部20とを備え、大径部19と小径部20との間には、送風口5から吐き出される風の通路が形成されている。また基台18には、後述する毛髪巻胴34を取り付けるフック22と、ジャック13に差し込みにより電気的に接続されるプラグ23とが設けられている。
【0014】
上記略円筒状のパイプ21は、図4に示すように、スチームを噴出させるための多数個のスチーム孔23と、切欠溝24と、ねじ孔25とを有しており、切欠溝24を基台18の小径部20に設けた突起26に係合させると共に、ねじ27をねじ孔25に通して小径部20を締め付けることにより、基台18の小径部20に保持される。そして、パイプ21の内部にはスチーム発生手段となる第2ヒータブロック9が配設されている。
【0015】
第2ヒータブロックは、図3に示すように、熱良導体により一端が略くさび状に形成され、他端が略円筒状に形成され、複数のリング部材にてパイプ21に圧入保持されるヒータパイプ29と、正特性サーミスタからなる発熱部材30と、発熱部材30を保持してヒータパイプ29の内面に保持される保持枠31と、発熱部材30の両面に接触する一対の電極板32,32と、アルミナ等の熱良導体により形成されてヒータパイプ29及び電極板32,32に接触する一対のくさび型絶縁板33とから構成されている。
【0016】
パイプ21の外周面には断面形状が略円筒状となった毛髪巻胴34が装着される。毛髪巻胴34は、図1に示すように、その内側に筒体35が一体形成されており、この筒体35の内側に上記パイプ21が配置され、パイプ21の外周面が筒体35で覆われると共に、筒体35の一端がフック22(図3)によって基台18に取り付けられている。
【0017】
ここで、毛髪巻胴34の周方向Cの一部(本実施形態では前面)が加湿領域Aとなっており、この加湿領域Aには、パイプ21のスチーム孔23と一致する部位にスチーム吐出孔37が形成されており、さらにスチーム吐出孔37の近傍に筒体35の軸方向に沿って1列に配置された複数のブリスル38aより成る櫛部材38が突設されている。各ブリスル38aの先端は鋭角状に形成されると共に、スチーム吐出孔37はブリスル38aの根元部分の両側近傍に形成され、ブリスル38aの両側近傍よりスチームが吐出するようになっている。さらに毛髪巻胴34の内側と筒体35の外側との間には送風口5から出た風(本実施形態ではヒータブロック12で加熱された温風)が通過する通風部36が形成されている。また、毛髪巻胴34の周方向Cの他の部分(本実施形態では両側面及び背面)が乾燥領域Bとなっており、この乾燥領域Bに上記通風部36と連通する風吐出孔39が周方向Cに間隔をあけて複数列形成されている。
【0018】
上記ヒータブロック12に液体を供給するためのタンク3は、図5及び図6に示すように、毛髪巻胴34の本体1とは反対側の端面部に装着されるケース40と、カバー43とから構成される。ケース40の一端には内圧調整用の弁44が設けられ、他端側には固定孔45と水入れ孔46と筒状部47とが形成されている。筒状部47には、吸水体48を保持した保持部材49が着脱自在に取付けられている。吸水体48は、一端がケース40内に位置し、他端がヒータパイプ29の一端に接触するものであり、これによってケース40内の水がヒータパイプ29の外面に導かれる。またゴム栓41の一端には固定孔45に固定される固定リブ50が形成され、他端に水入れ孔46に着脱自在に取り付けられる栓部51と、栓部51の着脱を容易とする把手部52とが形成されている。この把手部52は、栓部51をケース40に取り付けた際に、ケース40との間に隙間ができるように形成されており、これにより栓部51をケース40から取り外す際に、指が掛け易くなっている。また、タンク3は、筒状部47をカバー43に保持させることにより、アタッチメント2に連結される。このとき、ゴム栓41にカバー43側に設けた突起42が当接するので、栓部51は突起42に押し付けられて水入れ孔46に完全に取り付けられるものである。
【0019】
次に、前髪等の短い毛髪をカール付けする場合の一例を図7に示す。先ず図3のスイッチ7,8を操作して送風ブロック14、ヒータブロック12、第2ヒータブロック9を夫々作動させると、毛髪巻胴34のスチーム吐出孔37よりスチームSが吐出し、毛髪巻胴34の風吐出孔39より温風Wが吐出する。この状態で、毛髪巻胴34の加湿領域Aに設けたブリスル38aを図7(b)に示すように、前髪60′の根元60aに入り込ませ、スチームSにて前髪60′の根元60aに水分のみを当てて湿らした後に、同図(c)(d)に示すように、ブリスル38aを前髪60′の根元60aから先端60bに移動する方向に回転させると、前髪60′全体に水分を供給できると同時に毛髪巻胴34の外周に前髪60′を巻き付けてカール形状に保持でき、またこのとき、毛髪巻胴34の一側面の風吐出孔39からの温風Wを前髪60′の根元60aに有効に当てることができ、さらに毛髪巻胴34の回転により、毛髪巻胴34の背面及び他側面の風吐出孔39からの温風Wを前髪60′の根元60aに順次当てていくことができるので、従来のヘアーカール器では困難であった前髪等の短い毛髪に対しても根元60aからのカール付けを容易にしかも強固に行うことができ(図7(e)の状態)、長く持続するカール付けを行うことができる。
【0020】
しかも、毛髪巻胴34の断面形状は略円形状に形成されているので、毛髪を巻き付けてカール付けを行うとき、きれいで均一なカールを形成できると共に、風吐出孔39より温風を吐出させることによって、スチームで湿らした毛髪を温風で短時間で乾燥させることができ、カール付けをより短時間で行えるようになる。
【0021】
なお本実施形態では前髪60′のような短い毛髪のカール付けについて説明したが、長い毛髪に対しても短い毛髪と同様に強固に且つ長持ちするカール付けを行うことができるのはいうまでもない。また、毛髪乾燥手段を温風で構成したが、これに限らず、冷風であってもよい。
本発明の他の実施形態として、図8に示すように、毛髪巻胴34の乾燥領域Bの表面上に熱板70を設け、この熱板70によって毛髪乾燥手段を構成するものであってもよく、この場合、毛髪巻胴34に巻き付けた毛髪に熱板70によって直接熱を与えることで、一層強固なカール付けを行うことができるものである。なお熱板70を加熱する手段として、熱板70を熱良導体で形成して通風部36に供給される温風熱を利用して熱板70を加熱してもよいが、熱板70を直接加熱するヒータ機構を別途設けるようにしてもよい。
【0022】
更に他の実施形態として、図9に示すように、櫛部材38を構成する複数列のブリスル38aを千鳥状に配列するようにしてもよい。この場合、図9(b)のように千鳥状に配列された複数のブリスル38aによって毛髪をつかまえ易くなり、毛髪にテンションをかけ易くなるので、強固なカール付けを容易に行うことができ、使い易くなる。また本実施形態では、スチーム吐出孔37をブリスル38a列の間に形成してあるので、ブリスル38a列の間からスチームが吐出することによって、千鳥状に配列されたブリスル38aでとらえた毛髪に対してスチームを直接当てることができ、より強固なカール付けを行うことができるという利点もある。
【0023】
更に他の実施形態として、図10に示すように、櫛部材38を高さの異なる複数のブリスル38aで構成し、各ブリスル38aの先端を鋭角状に形成するようにしてもよい。本実施形態では図10(a)のように一端側のブリスル38a列の高さが最も高く、中央のブリスル38a列がそれより低く、他端側のブリスル38a列の高さが最も低くなっている。従って、図10(b)のように先端が鋭角状の各ブリスル38aを毛髪の根元に深く入り込ませることが容易であり、しかも、最も高さの低いブリスル38aを下にして各ブリスル38aを毛髪の根元に深く入り込ませることによって毛髪の生え際等に対して毛髪巻胴34を当接させ易くなり、毛髪の根元にスチームを当てることができ、根元からのカール付けが一層容易にできる。
【0024】
また図11に示すように、中央列のブリスル38aを最も高くし、両側の列のブリスル38aをそれより低くしてもよく、この場合、図10の実施形態と同様、毛髪60の根元60aからのカール付けが容易にできるという作用効果が得られるだけでなく、右手、左手のどちらの方向からでもカール付けを使うことができるので、使い勝手が良くなる。またこの場合、図12に示すように、中央列のブリスル38aの先端と毛髪巻胴34の側面部(最外径部)34aとを結ぶ略直線L上に、両側の列のブリスル38aの先端を位置させるようにしてもよい。この場合、毛髪60の根元60aからのカール付けが容易にできるという利点、及び右手、左手のどちらの方向からでもカール付けを行うことができ、使い勝手が良いという利点に加えて、毛髪60の生え際等に対して毛髪巻胴34を当接させ易くなり、尚且つ中央列のブリスル38aを毛髪60の根元奥深くまで入れることが一層容易となり、従って、スチームを毛髪60の根元60aにしっかりと当てることができるので、根元60aからのカール付けをより有効に行うことができる。
【0025】
更に他の実施形態として、図13に示すように、毛髪巻胴34の円周方向Cにリブ80を突設させてもよい。他の構成は図1〜図7の実施形態と同様である。リブ80は、毛髪巻胴34の軸方向の中央側にブリスル38aの先端より低い高さで略円形状に突設されており、従って、毛髪巻胴34に毛髪を巻き付ける際にこのリブ80がガイドとなり、巻き付け易くなると同時に、毛髪巻胴34の表面と地肌との間に所定の間隔を保持できるので、毛髪巻胴34から出るスチーム及び温風が地肌に直接当たらず、火傷等を防止でき、安心してカール付けを行なえるものである。しかも、リブ80は略円形状になっているので、毛髪巻胴34に毛髪を巻き付ける際に、リブ80の外周を地肌に当接させて巻き付けるようにすることで、毛髪巻胴34に毛髪をより巻き付け易くなるという利点もある。
【0026】
また図13の変形例として図14のようにリブ80を毛髪巻胴34の軸方向に複数個設けるようにしてもよく、この場合、毛髪巻胴34に毛髪を巻き付ける際に、リブ80が1個の場合と比較してより巻き付け易くなるという利点がある。また図15のように、ブリスル38aの近傍にリブ80′を設けないようにしてもよく、この場合、ブリスル38aの根元から出るスチームを毛髪の根元に有効に当てることができと同時に、リブ80′を地肌に当接させて巻き付け易くできるので、使い勝手が一層良くなる。さらに図16のように、背の低いリブ80″を毛髪巻胴34の円周方向Cに形成してもよく、この場合、毛髪巻胴34に毛髪が触れても地肌が低いリブ80″に接触することで、熱さ感を低減できると共に火傷を防止でき、安心してカール付けを行なうことができる。
【0027】
更に他の実施形態として、図17に示すように、筒体35の両側面の外側と毛髪巻胴34の内側との間のみに通風部36を形成すると共に、毛髪巻胴34の断面形状を楕円形状とし、曲率半径R1 の大きい部分を加湿領域Aとし、曲率半径R2 の小さい部分を乾燥領域Bとしてもよい。この場合、曲率半径R2 の小さい部分によって毛髪にカールをつけ易くなり、しかも曲率半径R2 の小さい部分に設けた風吐出孔39より温風(又は冷風)を吐き出させることによって、より強いカール付けを行えるようになる。
【0028】
図18は更に他の実施形態を示す。この実施形態では、両側の列のブリスル38aが中央列のブリスル38aに向かって図面の矢印方向に傾いており、これにより、両端のブリスル38aの長さが長くても、両端のブリスル38aを毛髪の根元奥深くまで入れることができるので、スチームを毛髪の根元に有効に当てることができ、根元からのカール付けをより一層有効に行うことができる。
【0029】
図19は更に他の実施形態を示す。この実施形態では、スチーム吐出孔37にフェルト90、不織布等を設置したものであり、このフェルト90等によってスチーム吐出孔37よりスチームを出してもその勢いが弱まり、地肌にスチームが勢い良く当たって火傷するのを防ぐ効果が得られ、安心してカール付けを行なうことができると同時に、スチーム吐出孔37近傍に生じる結露がフェルト90等で吸収されることで、スチーム噴出孔の表面側から結露水が垂れて手にかかったりするのを防止でき、使い勝手が一層良くなるという利点がある。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、スチームによる毛髪加湿手段と、毛髪乾燥手段とを備え、筒状の毛髪巻胴に巻回した毛髪を加湿、乾燥してカール付けを行うヘアーカール器において、上記筒状の毛髪巻胴の周方向の一部にスチーム吐出孔を設けて加湿領域を構成し、毛髪巻胴の周方向の他の部分に毛髪乾燥手段を設けて乾燥領域を構成し、上記加湿領域にのみ櫛部材を設けたから、加湿領域に設けた櫛部材を毛髪の根元に入り込ませ、スチーム吐出孔からのスチームにて毛髪の根元に水分のみを当てて湿らした後に、櫛部材を毛髪の根元から先端に移動する方向に回転させることで、毛髪の根元にスチームを有効に当てることができ、その後、毛髪の根元を有効に乾燥させることができるので、従来のヘアーカール器では困難であった前髪等の短い毛髪に対しても根元からのカール付けを容易に行うことができ、カール付けの状態を長く持続させることができるものである。
【0031】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の毛髪巻胴の乾燥領域に風吐出孔を設け、毛髪乾燥手段は該風吐出孔より吐出する温風から成るので、請求項1記載の効果に加えて、スチームで湿らした毛髪を温風によって乾燥させることができるので、カール付けを短時間で行うことができる。
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の毛髪巻胴の乾燥領域の表面上に毛髪乾燥手段を構成する熱板を設けたから、請求項1記載の効果に加えて、毛髪巻胴に巻き付けた毛髪に対して熱板で直接熱を与えることができ、一層強固なカール付けを行うことができる。
【0032】
また請求項4記載の発明は、請求項1記載の櫛部材が千鳥状に配列された複数列のブリスルから成るので、請求項1記載の効果に加えて、千鳥状のブリスルによって毛髪をつかまえ易く、使い易くなると共に、毛髪にテンションをかけ易くなるので、強固なカール付けを容易に行うことができる。
また請求項5記載の発明は、請求項1又は4記載の櫛部材が高さの異なる複数のブリスルから成り、ブリスルの先端が鋭角状に形成されているので、請求項1又は4記載の効果に加えて、各ブリスルの先端を毛髪の根元に深く入り込ませることが容易となり、しかも各ブリスルを毛髪の根元に深く入り込ませることによって毛髪の生え際等に対して毛髪巻胴を当接させ易くなり、毛髪の根元にスチームをしっかり当てることができ、根元からのカール付けが一層容易にできるものである。
【0033】
また請求項6記載の発明は、請求項1又は4又は5記載の櫛部材が高さの異なる複数列のブリスルから成り、中央列に位置するブリスルの先端と毛髪巻胴の側面部とを結ぶ略直線上に他の列のブリスルの先端が位置しているから、請求項1又は4又は5記載の効果に加えて、毛髪の生え際等に対して毛髪巻胴を当接させ易くなり、尚且つ中央列のブリスルを毛髪の根元奥深くまで入れることが一層容易となり、従って、毛髪の根元からのカール付けをより有効に行えるようになる。
【0034】
また請求項7記載の発明は、請求項1記載の毛髪巻胴の周方向にリブを突設したから、請求項1記載の効果に加えて、毛髪巻胴に毛髪を巻き付ける際にこのリブがガイドとなり、巻き付け易くなると同時に、毛髪巻胴の表面と地肌との間に所定の間隔を保持できるので、毛髪巻胴から出るスチーム及び温風が地肌に直接当たらず、火傷等を防止でき、安心してカール付けを行なえると共に、毛髪巻胴に毛髪を巻き付ける際に、リブの外周を地肌に当接させて巻き付けるようにすることで、毛髪巻胴に毛髪をより巻き付け易くなり、使い勝手が向上する。
【0035】
また請求項8記載の発明は、請求項1記載の毛髪巻胴の外周面に曲率半径の小さい部分を設け、この曲率半径の小さい部分を乾燥領域としたから、請求項1記載の効果に加えて、曲率半径の小さい部分によって毛髪にカールをつけ易くなり、しかも曲率半径の小さい部分が乾燥領域となっているので、より強いカール付けを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上のヘアーカール器の断面図である。
【図3】同上のアタッチメントの要部断面図である。
【図4】同上のアタッチメントの基台とパイプの分解斜視図である。
【図5】同上の毛髪巻胴とタンクの分解斜視図である。
【図6】(a)は吸水体を取り付けたケースとゴム栓の分解斜視図、(b)(c)はゴム栓の開閉状態を示す斜視図である。
【図7】(a)〜(e)は同上のヘアーカール器を用いて前髪のカール付けを行う場合の説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図9】(a)は本発明の更に他の実施形態の断面図、(b)はブリスルの配列状態を説明する平面図である。
【図10】(a)は本発明の更に他の実施形態の断面図、(b)は前髪のカール付けを行う場合の説明図である。
【図11】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図13】(a)(b)は本発明の他の実施形態の断面図及び側面図である。
【図14】(a)(b)は本発明の更に他の実施形態の断面図及び側面図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図16】(a)(b)は本発明の更に他の実施形態の断面図及び側面図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図19】本発明の更に他の実施形態の断面図である。
【図20】従来のヘアーカール器のアタッチメントを説明する断面図である。
【図21】従来のヘアーカール器の本体を説明する断面図である。
【符号の説明】
34 毛髪巻胴
37 スチーム吐出孔
38 櫛部材
38a ブリスル
39 風吐出孔
70 熱板
80 リブ
A 加湿領域
B 乾燥領域
C 周方向
L 直線
R2 曲率半径
Claims (8)
- スチームによる毛髪加湿手段と、毛髪乾燥手段とを備え、筒状の毛髪巻胴に巻回した毛髪を加湿、乾燥してカール付けを行うヘアーカール器において、上記筒状の毛髪巻胴の周方向の一部にスチーム吐出孔を設けて加湿領域を構成し、毛髪巻胴の周方向の他の部分に毛髪乾燥手段を設けて乾燥領域を構成し、上記加湿領域にのみ櫛部材を設けたことを特徴とするヘアーカール器。
- 毛髪巻胴の乾燥領域に風吐出孔を設け、毛髪乾燥手段は該風吐出孔より吐出する温風から成ることを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。
- 毛髪巻胴の乾燥領域の表面上に毛髪乾燥手段を構成する熱板を設けたことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。
- 櫛部材は千鳥状に配列された複数列のブリスルから成ることを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。
- 櫛部材は高さの異なる複数のブリスルから成り、ブリスルの先端が鋭角状に形成されていることを特徴とする請求項1又は4記載のヘアーカール器。
- 櫛部材は高さの異なる複数列のブリスルから成り、中央列に位置するブリスルの先端と毛髪巻胴の側面部とを結ぶ略直線上に他の列のブリスルの先端が位置していることを特徴とする請求項1又は4又は5記載のヘアーカール器。
- 毛髪巻胴の周方向にリブを突設したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。
- 毛髪巻胴の外周面に曲率半径の小さい部分を設け、この曲率半径の小さい部分を乾燥領域としたことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。
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