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JP3627308B2 - 光学式変位測定装置 - Google Patents

光学式変位測定装置 Download PDF

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JP3627308B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体までの距離や物体の変位を三角測量法を用いて非接触で測定する光学式変位測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、この種の光学式変位測定装置の従来例を示す回路ブロック図である。この光学式変位測定装置は、投光素子たるレーザダイオード1と、レーザダイオード1からの光を細く絞って投光スポットを形成する投光レンズ2とによって投光手段を構成し、この投光スポットを物体Aの表面に照射し、物体A表面での反射光を受光レンズ3に通して収束させ、投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に応じて受光素子であるPSD(Postion Sensitive Device)4から出力される位置信号を用いて演算手段において三角測量法に基づく演算を行うことにより、物体Aまでの距離や変位を測定するように構成されている。受光素子であるPSD4は、受光面に対する受光スポットの位置に応じて比率の決まる一対の位置信号(電流信号)を出力する。なお、各位置信号の信号値はPSD4における受光量に応じて増減する。いま、一対の位置信号の信号値がI,Iであるときに、両信号を用いて変位に相当する値を求めるとすると、(I−I)/(I+I)ないしこの形に類似した演算が必要になることが知られている。
【0003】
図9に示した従来構成をさらに詳しく説明すると、レーザダイオード1は駆動回路5により発振器6の発振出力に同期して駆動されており、レーザダイオード1から照射される光ビームは発振器6の発振周期に同期して断続されている。PSD4から出力される電流信号の位置信号は、それぞれ各別に電流電圧変換回路(I/V回路)7,7において電圧信号に変換され、さらに増幅器8,8において増幅され、各々同期検波回路9,9に入力される。同期検波回路9,9では、発振器6の発振出力から検波のタイミングを決定するタイミング回路10の出力に応じて、増幅器8,8の出力が同期検波されて各位置信号の信号成分のみが検波される。この検波された各位置信号が積分回路から成るローパスフィルタ(以下、LPFと略す)11,11にて平滑され、ノイズ分が除去されて演算部12の加算器13及び減算器14にそれぞれ入力される。さらに、これら加算器13と減算器14の出力が除算器15に入力され、最終的に除算器15の出力が演算部12の出力となる。すなわち、上記演算部12においては、LPF11,11から出力される各位置信号(電圧信号)をV,Vとしたとき、(V−V)/(V+V)という上述した変位を求めるための演算を行っているに他ならない。よって、この演算部12の出力に基づいて物体Aの変位を求めることができるのである。
【0004】
図10は他の従来構成を示しており、図9に示した従来構成とは演算部12における除算器15をなくし、代わりにPSD4での受光光量に対応してレーザダイオード1の発光出力をフィードバック制御するようになっている。つまり、加算器13の出力が比較器16において基準値Vref と比較され、両者の差に応じた出力が変調回路17に出力されており、一方、変調回路17は、比較器16の出力に応じてタイミング回路10の出力をパルス変調(パルス振幅変調)し、その変調出力を駆動回路5に与えることでレーザダイオード1の発光出力を可変するようになっている。ゆえに、変調回路17によって比較器16の出力(加算器13の出力と基準値Vref との差)を小さくするようにレーザダイオード1の発光光量が調整され、PSD4の受光光量が略一定に保たれることになる。その結果、加算器13からの加算出力(V+V)は、回路のダイナミックレンジや応答特性を無視した理想系では一定であって、減算器14からの減算出力(V−V)は、(V−V)/(V+V)に比例することになり、除算器15が必要で無くなるのである。
【0005】
図11は更に別の従来構成を示しており、図10に示した従来構成とはフィードバック制御の方法が異なっている。つまり、図11に示した従来構成では、電圧信号に変換された一対の位置信号を増幅する増幅器を可変増幅器18,18とし、加算器13の加算出力(V+V)と基準値Vref とを比較した比較器16の出力により可変増幅器18,18の増幅度を可変し、加算器13の加算出力(V+V)が略一定に保たれるようにフィードバック制御しており、図10に示した従来構成と同様に除算器15が必要で無くなるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記各従来構成においては、何れもPSD4の一対の位置信号に対して各別にI/V回路7,7、増幅器8,8(あるいは可変増幅器18,18)、同期検波回路9,9及びLPF11,11が設けられており、全く同一の機能を有する回路を2系統用いなければならなかった。このように同一構成及び機能を有する回路群を2系統設けることにより、以下のような不具合が生じていた。
【0007】
まず、実際の回路では構成部品のばらつきなどによって同一の2つの回路の間に増幅率の差(ゲイン誤差)を生じる場合がある。また、各回路が構成部品のばらつきなどによって固有の温度特性や周波数特性を有し、周囲温度の変化や経時変化に対して各別の増幅率を持つようになる場合がある。その結果、上記ゲイン誤差により測定精度が低下してしまうという不具合があった。
【0008】
さらに、図12(a)に示すような物体Aの移動に対して、同一の2つの回路間に周波数特性の差が無いときには物体Aの移動に対する応答特性に差は生じないが(図12(b)参照)、上述のように2つの回路が異なる周波数特性を有するようになった場合にはそれぞれが異なる応答特性を示すことになり、物体Aの変位に対して過渡的誤差を生じてしまう(図12(c)参照)。また、同一の回路間で混入するノイズによるオフセットずれに差が生じ、測定精度を低下させるとともにオフセットずれの補正を行う場合には2つの系統毎に補正手段を設ける必要があり、それだけコストアップを招いてしまうという不具合があった。しかも、根本的に同一回路群を2系統設けることは、装置全体の小型化を妨げるだけでなく、コストダウンを困難にしてしまうという不具合があった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理可能とする光学式変位測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0011】
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができる。しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号を、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0012】
請求項3の発明は、記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0013】
請求項の発明は、上記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができる。しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号を、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0014】
求項の発明は、上記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0015】
請求項の発明は、上記目的を達成するために、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたものであり、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになるから、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることができる。しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号を、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるため、切換時に発生するノイズの影響を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は請求項1に係る発明の実施形態を示す回路ブロック図であり、図9に示した従来構成に比較してPSD4の一対の位置信号を格別に切り換える切換手段たるスイッチ回路19,19をI/V回路7の前段と同期検波回路9の後段とに設けることにより、I/V回路7、増幅器8及び同期検波回路9の回路群を1系統とした点が異なる。
【0018】
I/V回路7の前段に設けられたスイッチ回路19は、タイミング回路10から出力され、駆動回路5を通じてレーザダイオード1を発光させる発振器6の原発振信号(変調信号)の1周期毎に反転する制御信号t(図2(g)参照)により切り換えられるものであり、I/V回路7に入力される位置信号を選択するようになっている。つまり、図2(a)(b)に示すような位置信号の原信号(電流信号)I,Iがスイッチ回路19において選択されることにより、I/V回路7には図2(c)に示すように一対の位置信号I,Iが時系列的に混合されて入力される。ここで、各位置信号I,Iが持つ直流成分DC,DCはスイッチ回路19において混合されることで両者の電流値の差分DC−DCに変換される(図2(c)参照)。I/V回路7では上記混合された位置信号を電圧信号に変換し、増幅器8へ出力する。増幅器8は入力された位置信号(電圧信号)を適当なレベルにまで増幅する(図2(d)参照)。このとき、上記直流成分DC,DCがオフセット電圧Vdc1 ,Vdc2 として増幅器8の出力信号Vaに含まれている。
【0019】
増幅器8にて増幅された位置信号Vaは同期検波回路9に入力される。同期検波回路9は、タイミング回路10から出力される検波タイミング信号t(図2(e)参照)によって位置信号Vaを同期検波し、信号Vbを出力する(図2(f)参照)。ここで、上記検波タイミング信号tは変調信号(発振器6の原発振信号)の周期と一致させてある。
【0020】
同期検波回路9にて検波された信号(位置信号)Vbは、スイッチ回路19によって出力される先のLPF11,11が選択され切り換えられるようになっている。すなわち、スイッチ回路19はスイッチ回路19と同様にタイミング回路10からの制御信号tにより切り換えられるから、結局、スイッチ回路19において混合された位置信号I,Iが一対の脈流信号(位置信号)Vd,Vdに分離されることになる(図2(h)(i)参照)。ここで各位置信号Vd,Vdにおいては、増幅器8の出力Vaに含まれているオフセット電圧Vdc1 ,−Vdc2 の逆極性電圧−Vdc1 ,Vdc2 が同期検波回路9での同期検波時に生じている(図2(h)(i)参照)。しかしながら、後段のLPF11,11によって各脈流信号Vd,Vdから直流成分を取り出すことにより、これらオフセット分Vdc1 ,Vdc2 をキャンセルすることができる。後は、図9に示す従来構成と同様に、LPF11,11から出力される一対の位置信号に対して演算部12にて加算、減算及び除算処理が行われ、物体Aまでの距離や変位を示すアナログ信号が出力される。
【0021】
上記構成によれば、図9に示した従来構成の不具合を回避することができる。すなわち、レーザダイオード1の変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎に切り換わるスイッチ回路19により、一対の位置信号I,Iのうちで次段に出力される信号を切り換え、これによって両位置信号I,Iを時系列的に混合するとともに、後段のスイッチ回路19において上記変調信号の一周期毎に次段に出力される信号を選択し切り換えることで混合された信号を分離するようにしたため、I/V回路7、増幅器8及び同期検波回路9の回路群を1系統のみにすることができ、同一の回路群を2系統備える図9に示した従来構成に比較して、同一回路間の部品ばらつきや温度特性の違いによる増幅率の変動による測定誤差の発生を抑えることができるのである。また、一対の位置信号を一つの同期検波回路9にて同期検波することにより、それぞれの位置信号を各別に同期検波回路9,9を用いて同期検波する場合に比較して、オフセットによる誤差の発生を回避することができる。なお、このオフセット誤差は、上述のように同期検波回路9の前段(増幅器8より前段)で発生したものであれば、その原因が直流誤差による誤差であっても、また、混入ノイズによる誤差であってもほぼ完全にキャンセルすることができる。ここで、同期検波回路9の出力時に発生する僅かなオフセット誤差については、回路群が1系統であるために簡単な補正回路を設けることで取り除くことができる。さらに、周波数特性にも差が生じることがなく、レーザダイオード1の変調周波数の変化による測定誤差の発生や、位置信号の変化に対する過渡的な誤差の発生を防止することができる。
【0022】
ところで、本実施形態ではスイッチ回路19,19の切換タイミング(制御信号tの周期)は、図2(g)に示すようにレーザダイオード1を発光させる変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎としているが、例えば、図3(g)に示すように、三周期毎としてもよい。このように、スイッチ回路19、19を上記変調信号の複数周期毎に切り換えるようにすれば、一周期毎に切り換える場合に比較して、スイッチ回路19,19の切換時に発生するノイズの位置信号への影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0023】
また、図4に示すように、位置信号を混合するためのスイッチ回路19は、I/V回路7,7の次段に設けてもよい。このように、PSD4から出力される電流信号から成る一対の位置信号を、一旦適当なレベルの電圧信号に変換してからスイッチ回路19にて混合するようにすれば、スイッチ回路19の切換時に発生するノイズの上記位置信号に対する影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0024】
(実施形態2)
図5は請求項4に係る発明の実施形態を示す回路ブロック図であり、図10に示した従来構成に比較してPSD4の一対の位置信号を格別に切り換える切換手段たるスイッチ回路19,19をI/V回路7の前段と同期検波回路9の後段とに設けることにより、I/V回路7、増幅器8及び同期検波回路9の回路群を1系統とした点が異なる。なお、他の構成及び基本的な動作については図10に示した従来構成と共通であり、また、スイッチ回路19,19の動作については実施形態1と同様であるから詳しい説明は省略する。
【0025】
本実施形態においては、実施形態1と同様にI/V回路7の前段に設けられたスイッチ回路19によってPSD4から出力された一対の位置信号I,Iをレーザダイオード1の変調信号の一周期毎に時系列的に混合し、1系統の回路群(I/V回路7、増幅器8、同期検波回路9)にて信号処理した後、再度上記変調信号の一周期毎に切り換えられるスイッチ回路19によって混合された位置信号を時系列的に分離し、LPF11,11及び演算部12において処理演算されることで物体Aの距離あるいは変位情報を含むアナログ信号が出力されるのである。ここで、演算部12の加算器13の加算出力(V+V)を略一定とするフィードバック系の動作については、図10に示した従来構成と共通であるから説明は省略する。
【0026】
上記構成によれば、図10に示した従来構成の不具合を回避することができる。すなわち、レーザダイオード1の変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎に切り換わるスイッチ回路19により、一対の位置信号I,Iのうちで次段に出力される信号を切り換え、これによって両位置信号I,Iを時系列的に混合するとともに、後段のスイッチ回路19において上記変調信号の一周期毎に次段に出力される信号を選択し切り換えることで混合された信号を分離するようにしたため、I/V回路7、増幅器8及び同期検波回路9の回路群を1系統のみにすることができ、同一の回路群を2系統備える図10に示した従来構成に比較して、同一回路間の部品ばらつきや温度特性の違いによる増幅率の変動による測定誤差の発生を抑えることができるのである。また、一対の位置信号を一つの同期検波回路9にて同期検波することにより、それぞれの位置信号を各別に同期検波回路9,9を用いて同期検波する場合に比較して、オフセットによる誤差の発生を回避することができる。なお、このオフセット誤差は、同期検波回路9の前段(増幅器8より前段)で発生したものであれば、その原因が直流誤差による誤差であっても、また、混入ノイズによる誤差であってもほぼ完全にキャンセルすることができる。ここで、同期検波回路9の出力時に発生する僅かなオフセット誤差については、回路群が1系統であるために簡単な補正回路を設けることで取り除くことができる。さらに、周波数特性にも差が生じることがなく、レーザダイオード1の変調周波数の変化による測定誤差の発生や、位置信号の変化に対する過渡的な誤差の発生を防止することができる。
【0027】
ところで、本実施形態ではスイッチ回路19,19の切換タイミング(制御信号tの周期)は、図2(g)に示すようにレーザダイオード1を発光させる変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎としているが、例えば、図3(g)に示すように、三周期毎としてもよい。このように、スイッチ回路19,19を上記変調信号の複数周期毎に切り換えるようにすれば、一周期毎に切り換える場合に比較して、スイッチ回路19,19の切換時に発生するノイズの位置信号への影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0028】
また、図6に示すように、位置信号を混合するためのスイッチ回路19は、I/V回路7,7の次段に設けてもよい。このように、PSD4から出力される電流信号から成る一対の位置信号を、一旦適当なレベルの電圧信号に変換してからスイッチ回路19にて混合するようにすれば、スイッチ回路19の切換時に発生するノイズの上記位置信号に対する影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0029】
(実施形態3)
図7は請求項7に係る発明の実施形態を示す回路ブロック図であり、図11に示した従来構成に比較してPSD4の一対の位置信号を格別に切り換える切換手段たるスイッチ回路19,19をI/V回路7の前段と同期検波回路9の後段とに設けることにより、I/V回路7、可変増幅器18及び同期検波回路9の回路群を1系統とした点が異なる。なお、他の構成及び基本的な動作については図11に示した従来構成と共通であり、また、スイッチ回路19,19の動作については実施形態1と同様であるから詳しい説明は省略する。
【0030】
本実施形態においては、実施形態1と同様にI/V回路7の前段に設けられたスイッチ回路19によってPSD4から出力された一対の位置信号I,Iをレーザダイオード1の変調信号の一周期毎に時系列的に混合し、1系統の回路群(I/V回路7、可変増幅器18、同期検波回路9)にて信号処理した後、再度上記変調信号の一周期毎に切り換えられるスイッチ回路19によって混合された位置信号を時系列的に分離し、LPF11,11及び演算部12において処理演算されることで物体Aの距離あるいは変位情報を含むアナログ信号が出力されるのである。ここで、演算部12の加算器13の加算出力(V+V)を略一定とするフィードバック系の制御動作(加算出力(V+V)を略一定とするように可変増幅器18の増幅度を調整する制御)については、図11に示した従来構成と共通であるから説明は省略する。
【0031】
上記構成によれば、図11に示した従来構成の不具合を回避することができる。すなわち、レーザダイオード1の変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎に切り換わるスイッチ回路19により、一対の位置信号I,Iのうちで次段に出力される信号を切り換え、これによって両位置信号I,Iを時系列的に混合するとともに、後段のスイッチ回路19において上記変調信号の一周期毎に次段に出力される信号を選択し切り換えることで混合された信号を分離するようにしたため、I/V回路7、可変増幅器18及び同期検波回路9の回路群を1系統のみにすることができ、同一の回路群を2系統備える図11に示した従来構成に比較して、同一回路間の部品ばらつきや温度特性の違いによる増幅率の変動による測定誤差の発生を抑えることができるのである。また、一対の位置信号を一つの同期検波回路9にて同期検波することにより、それぞれの位置信号を各別に同期検波回路9,9を用いて同期検波する場合に比較して、オフセットによる誤差の発生を回避することができる。なお、このオフセット誤差は、同期検波回路9の前段(可変増幅器18より前段)で発生したものであれば、その原因が直流誤差による誤差であっても、また、混入ノイズによる誤差であってもほぼ完全にキャンセルすることができる。ここで、同期検波回路9の出力時に発生する僅かなオフセット誤差については、回路群が1系統であるために簡単な補正回路を設けることで取り除くことができる。さらに、周波数特性にも差が生じることがなく、レーザダイオード1の変調周波数の変化による測定誤差の発生や、位置信号の変化に対する過渡的な誤差の発生を防止することができる。
【0032】
ところで、本実施形態ではスイッチ回路19,19の切換タイミング(制御信号tの周期)は、図2(g)に示すようにレーザダイオード1を発光させる変調信号(発振器6の原発振信号)の一周期毎としているが、例えば、図3(g)に示すように、三周期毎としてもよい。このように、スイッチ回路19,19を上記変調信号の複数周期毎に切り換えるようにすれば、一周期毎に切り換える場合に比較して、スイッチ回路19,19の切換時に発生するノイズの位置信号への影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0033】
また、図8に示すように、位置信号を混合するためのスイッチ回路19は、I/V回路7,7の次段に設けてもよい。このように、PSD4から出力される電流信号から成る一対の位置信号を、一旦適当なレベルの電圧信号に変換してからスイッチ回路19にて混合するようにすれば、スイッチ回路19の切換時に発生するノイズの上記位置信号に対する影響を抑制し、このようなノイズによる誤差の発生を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1の発明は、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【0035】
請求項2の発明は、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の複数周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【0036】
請求項3の発明は、状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【0037】
請求項の発明は、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の複数周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【0038】
求項の発明は、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の一周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【0039】
請求項の発明は、点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたので、一対の位置信号は投光スポットの照射周期の複数周期毎に交互に少なくとも同期検波手段へ入力され且つ演算手段へ出力されることになり、少なくとも同期検波手段を一対の位置信号に対して共通に用いることで複数の同期検波手段を用いた場合の不具合を解消し、且つ構成の簡素化による小型化やコストダウンが図れ、一対の位置信号を簡単な構成により高精度で処理することができ、しかも、切換手段による切り換えを照射周期の複数周期毎に行うとともに、一対の位置信号は、電流信号から成る位置信号の原信号を一旦電圧信号に変換した後で切換手段により切り換えるので、切換時に発生するノイズの影響を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路ブロック図である。
【図2】同上の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】同上の別の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】同上の別の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】実施形態2を示す回路ブロック図である。
【図6】同上の別の構成を示す回路ブロック図である。
【図7】実施形態3を示す回路ブロック図である。
【図8】同上の別の構成を示す回路ブロック図である。
【図9】従来例を示す回路ブロック図である。
【図10】他の従来例を示す回路ブロック図である。
【図11】さらに別の従来例を示す回路ブロック図である。
【図12】同上の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード
4 PSD
6 発振器
7 電流電圧変換回路
8 増幅器
9 同期検波回路
10 タイミング回路
11,11 LPF
12 演算部
19,19 スイッチ回路
A 物体

Claims (6)

  1. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置。
  2. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算するとともに求めた差と和の商を演算する演算手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置。
  3. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置。
  4. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置。
  5. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の一周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置。
  6. 点状の投光スポットを物体の表面に周期的に照射する投光手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像として形成された受光スポットの位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信号を電流信号として出力する受光手段と、各位置信号を電圧信号に変換する電流電圧変換手段と、電圧信号に変換された各位置信号を投光手段による投光スポットの照射に同期して検波する同期検波手段と、同期検波手段にて検波された各位置信号の出力レベルの差及び和を演算する演算手段と、位置信号の出力レベルの和が略一定に保たれるように各位置信号を増幅する可変増幅器の増幅度をフィードバック制御する増幅度制御手段と、一対の位置信号のうちで少なくとも同期検波手段にて同期検波されて演算手段に出力される位置信号を上記照射周期の複数周期毎に各別に切り換える切換手段とを備え、該切換手段を電流電圧変換手段の後段に設けたことを特徴とする光学式変位測定装置
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