[go: up one dir, main page]

JP3625360B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3625360B2
JP3625360B2 JP22194597A JP22194597A JP3625360B2 JP 3625360 B2 JP3625360 B2 JP 3625360B2 JP 22194597 A JP22194597 A JP 22194597A JP 22194597 A JP22194597 A JP 22194597A JP 3625360 B2 JP3625360 B2 JP 3625360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
charging
forming apparatus
toner
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22194597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1152678A (ja
Inventor
史光 五味
篤志 竹田
義行 小宮
浩一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22194597A priority Critical patent/JP3625360B2/ja
Priority to US09/128,626 priority patent/US6163670A/en
Publication of JPH1152678A publication Critical patent/JPH1152678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3625360B2 publication Critical patent/JP3625360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0241Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing charging powder particles into contact with the member to be charged, e.g. by means of a magnetic brush
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/021Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction
    • G03G2215/022Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction using a magnetic brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体の帯電処理手段として磁気ブラシ方式の接触帯電装置を用いた、クリーナーレスシステムの画像形成装置に関する。
【0002】
【0003】
【従来の技術】
図12は画像形成装置の従来例としての転写式電子写真装置(複写機・プリンター・ファクシミリ等)の一例の構成略図である。
【0004】
101は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度をもって回転駆動される。
【0005】
感光ドラム101はその回転過程において、帯電手段としてのコロナ帯電器102による所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、次いで不図示の画像露光手段(原稿画像の投影結像露光手段、レーザー光走査露光手段等)による画像露光Lを受けることにより露光像パターンに対応して一様帯電面が選択的に除電(あるいは電位減衰)して静電潜像が形成される。そしてその形成静電潜像が現像手段としてのトナー現像装置103によりトナー像として現像される。
【0006】
一方、不図示の給紙機構から記録媒体としての転写材(転写紙)Pが感光ドラム1と転写手段としての転写コロナ帯電器104との間に所定の制御タイミングで給紙され、該転写材Pの裏面がトナーと逆極性に帯電されることで、感光ドラム101面側のトナー像が転写材Pの表面側に静電転写されていく。
【0007】
次いで転写材Pは分離コロナ帯電器105によって回転感光ドラム101面から静電分離され、搬送装置107で定着装置108に導入されてトナー像の定着処理を受けて画像形成物(コピー、プリント)として出力される。
【0008】
転写材Pに対するトナー像転写後の感光ドラム101面はクリーニング手段(クリーナー)106によって転写残トナーの除去を受けて清掃され、繰り返して画像形成に使用される。
【0009】
上記において、像担持体としての感光体、帯電・露光・現像・転写・定着・クリーニング等の作像プロセスの各手段・機器としては種々の構成・方式のものがある。
【0010】
1)例えば、帯電手段102としては、従来よりコロナ帯電器が広く利用されてきた。これは感光ドラムにコロナ帯電器を非接触に対向配設して、コロナ帯電器から放出されるコロナに感光ドラム面をさらして感光ドラム面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0011】
近時は、非接触方式である上記のコロナ帯電器による場合に比べて低オゾン・低電力等の利点を有することから接触帯電方式の帯電装置が実用化されている。これは、感光ドラムに電圧を印加した接触帯電部材を当接させて感光ドラム面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0012】
接触帯電部材としては、導電性磁性粒子を磁気拘束させて構成した磁気ブラシ部を有し、該磁気ブラシ部を感光ドラムに接触させる磁気ブラシ部材(磁気ブラシ帯電器)が帯電接触の安定性という点から好ましく用いられている。
【0013】
磁気ブラシ部材は、導電性の磁性粒子を直接にマグネットに、あるいはマグネットを内包するスリーブ上に磁気的に拘束させて磁気ブラシ部を形成具備させたものであり、停止あるいは回転させて磁気ブラシ部を感光ドラムに接触させ、これに電圧を印加することによって感光ドラムの帯電を開始させる。
【0014】
また、導電性の繊維をブラシ状に形成具備させたもの(ファーブラシ部材)、あるいは導電性ゴムをロール状にした導電ゴムローラー(帯電ローラー)も接触帯電部材として好ましく用いられている。
【0015】
特に、接触帯電部材として磁気ブラシ部材を用い、被帯電体としての感光ドラムの感光体に、通常の有機感光体上に導電性微粒子を分散させた表層(電荷注入層)を有するものや、アモルファスシリコン感光体などを用いると、接触帯電部材に印加したバイアスのうちの直流成分と略同等の帯電電位を感光体表面に得ることが可能である(特開平6−3921号公報)。
【0016】
このような帯電方法(電荷の直接注入による被帯電体の帯電)のことを「注入帯電」と称する。この注入帯電を用いれば、被帯電体の帯電が、コロナ帯電器を用いて行われるような放電現象を利用しないので、完全なオゾンレスかつ低電力消費型帯電が可能となり、注目されてきている。
【0017】
2)また、静電潜像のトナー現像方法としては、一般に次のa〜dの4種類に大別される。
【0018】
a.非磁性トナーについてはブレード等でスリーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力によってコーティングして搬送し感光体に対して非接触状態で現像する方法(1成分非接触現像)
b.上記のようにしてコーティングしたトナーを感光体に対して接触状態で現像する方法(1成分接触現像)
c.トナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送し感光体に対して接触状態で現像する方法(2成分接触現像)
d.上記の2成分現像剤を非接触状態にして現像する方法(2成分非接触現像)
このなかで、画像の高画質化や高安定性の面から、cの2成分接触現像法が多く用いられている。
【0019】
3)近年、このような画像形成装置の小型化が進んできたが、前記したように帯電・露光・現像・転写・定着・クリーニング等の作像プロセスの各手段・機器が夫々小型になるだけでは画像形成装置の全体的な小型化には限界があった。
【0020】
また、前記したように転写後の感光ドラム101上の転写残トナーはクリーナー106によって回収されて廃トナーとなるが、この廃トナーは環境保護の面からも出ないことが好ましい。そこで、上記のクリーナー106を取りはずし、感光ドラム101上の転写残トナーは現像装置103によって「現像同時クリーニング」で感光ドラム101上から除去し現像装置103に回収・再用する装置構成にした「クリーナーレスシステム」の画像形成装置も出現している。
【0021】
現像同時クリーニングとは、転写後に感光ドラム101上に若干残留したトナーを次工程以後の現像時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光ドラムの表面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)によって回収する方法である。この方法によれば、転写残トナーは現像装置103に回収されて次工程以後用いられているため、廃トナーをなくし、メンテンナンスに手を煩わせることも少なくすることができる。またクリーナーレスであることでスペース面での利点も大きく、画像形成装置を大幅に小型化できるようになる。
【0022】
また、現像同時クリーニング方式においてクリーニング効率を向上させるために、静電潜像の現像に使用するトナーとしては例えば重合法によって製造されたトナーの様な離型性に非常に優れたトナーを用いることは大変有効である。
【0023】
4)また感光ドラム101側から転写材P側へのトナー像の転写手段も、転写コロナ帯電器104ではなく、転写ローラーや転写ベルトを用いるものなど様々な方式がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記において、特に、接触帯電部材として磁気ブラシ部材を用いた磁気ブラシ方式の接触帯電装置を像担持体の帯電処理手段として用いた、クリーナーレスシステムの画像形成装置に関する。
【0025】
a)接触帯電装置は、被帯電体に接触させた接触帯電部材が被帯電体面側の汚れや異物を拾って耐久に伴うその蓄積で汚染状態になり易い。接触帯電部材の過度の汚染は装置の帯電能を低下させてしまうことになる。
【0026】
気ブラシ方式の接触帯電装置は、接触帯電部材としての磁気ブラシ部材における細かい導電性磁性粒子の集合からなる磁気ブラシ部が被帯電体に接触することで被帯電体面との均一な接触性を得る上で有利であり、また導電性ゴムローラーや固定式あるいは回転式のファーブラシ等の他の接触帯電部材に比べて汚染の影響を受けにくいものではあるけれども、磁気ブラシ部に対する汚れや異物の混入による過度の汚染はやはり装置の帯電能を低下させることになる。
【0027】
b)磁気ブラシ方式の接触帯電装置を像担持体の帯電手段として用いた転写方式の画像形成装置にあっては、転写後の像担持体上の転写残トナーを除去する専用のクリーナーを有する画像形成装置であっても、画像形成が繰り返えされるうちには、クリーナーを多少ともすり抜けてしまうトナー粒子等が引き続く像担持体の移動で像担持体に接触している接触帯電部材としての磁気ブラシ部材の位置(帯電ニップ部)に持ち運ばれて磁気ブラシ部に付着あるいは混入することで蓄積して磁気ブラシ部材が汚染状態になり易い。
【0028】
通常、トナー粒子はその電気抵抗が比較的高いものが用いられているので、接触帯電部材としての磁気ブラシ部材の磁気ブラシ部にそのようなトナー粒子が比較的多量に付着・混入して過度に蓄積してしまうと、磁気ブラシ部材の全体あるいは一部の抵抗が上昇してしまい、像担持体を所望の電位にまで帯電できなくなったり、帯電むらが生じたりしてしまい、画像不良が発生してしまう。
【0029】
c)このような磁気ブラシ部材のトナー汚染と、それによる画像不良の発生は、転写後の像担持体上の転写残トナーを除去する専用のクリーナーを具備させていないクリーナーレスシステムの画像形成装置においては特に顕著である。
【0030】
即ち、クリーナーレスシステムの画像形成装置の場合は、転写後の像担持体上の比較的多量の転写残トナーが像担持体の引き続く移動でそのまま接触帯電部材としての磁気ブラシ部材と像担持体の接触位置である帯電ニップ部に持ち運ばれることで磁気ブラシ部に多く付着・混入し、磁気ブラシ部材が比較的早期にかつ過度にトナー汚染状態になりやすい。
【0031】
また、クリーナーレスシステムの画像形成装置の場合、転写後の像担持体上の転写残トナーは前画像をそのまま残した形(パターン)で存在するため、そのまま帯電ニップ部を通過した場合、像担持体面の残画像部分のみ帯電電位が低下したり、次の画像形成のための露光を遮断してしまい、そのままの形で次の現像行程に影響を及ぼして、次の画像上で前画像部分が薄くなったり濃く現われたりといったいわゆる「ゴースト現象」がおこる。
【0032】
そこで画像形状をそのまま残した転写残トナーが帯電ニップ部に至る前に像担持体上でその転写残トナーを均一分散させるブラシ状の均一化部材や、一時的にバイアスの効果を利用した簡易クリーニング部材などが提案されている。しかしながら、像担持体に濃度の高い画像が局所的に長期間形成された場合、その濃度の高い画像部分に対応する磁気ブラシ部分のみの抵抗値が上昇し、他の部分は使用可能であるのに部分的劣化のために全て交換しなくてはならなくなる(磁気ブラシ部材の局所的汚染)。
【0033】
【0034】
本発明は上記に鑑みて提案されたものであり、像担持体の帯電手段として磁気ブラシ方式の接触帯電装置を用いた、クリーナーレスシステムの画像形成装置において、磁気ブラシ部材の局所的汚染を防止して帯電むらに起因する画像不良の発生をなくすととも磁気ブラシ部材の使用寿命を延ばし、長期にわたって安定して良好な画像形成が行なえるようにすることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする画像形成装置である。
【0036】
(1)像担持体と、該像担持体に、電圧が印加された粒子担持部材に磁気的に拘束して保持させた導電性磁性粒子を接触させ、磁性粒子を像担持体との接触部に循環搬送させて像担持体を帯電する接触帯電手段と、該像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、その静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、そのトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に対するトナー像転写後の像担持体上に残留した転写残トナーを接触帯電手段の帯電極性とは反対極性に帯電する逆帯電手段を有し、前記接触帯電手段が記録媒体に対するトナー像転写後の像担持体上に残留した転写残トナーが回収されていない転写残トナーが存在する状態の像担持体を帯電すると共に接触帯電手段が転写残トナーの回収を行う画像形成装置において、
磁性粒子のトナーに対する摩擦帯電系列は帯電極性とは反対側であると共に、粒子担持部材に磁気的に拘束されて保持されて循環搬送される導電性磁性粒子を像担持体の幅方向に分散する導電性磁性粒子循環搬送部に位置する突起物を有する分散手段を有し、前記接触帯電手段は導電性磁性粒子を保持させた前記粒子担持部材を内包する帯電容器を有し、前記突起物は前記帯電容器に取り付けられた、あるいは一体成形された固定の部材であることを特徴とする画像形成装置。
【0037】
(2)前記粒子担持部材が回転体であり、該回転体の外周面に導電性磁性粒子が磁気的に拘束されて保持され、該回転体の回転により磁性粒子が像担持体との接触部に循環搬送されることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置
【0038】
(3)前記粒子担持部材に磁界発生部材が内包され、該磁界発生部材の磁界により粒子担持部材の外周面に導電性磁性粒子が磁気的に拘束されて保持され、該磁界発生部材の回転により粒子担持部材の外周面に保持される磁性粒子が像担持体との接触部に循環搬送されることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置
【0039】
(4)前記粒子担持部材がスリーブであることを特徴とする(1)ないし(3)の何れか1つに記載の画像形成装置
【0043】
(5)前記突起物は、磁性粒子の搬送方向に対して垂直な方向にほぼ一定の間隔で配列されていることを特徴とする(1)ないし(4)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0044】
(6)前記突起物は、磁性粒子の搬送方向に対し上流側から下流側に向かうに従い磁性粒子の搬送方向に対して垂直な方向に幅が広がってゆく形状であることを特徴とする(1)ないし(5)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0045】
(7)前記突起物の、磁性粒子の搬送方向に対して最下流に位置する部分が、少なくとも前記導電性磁性粒子を粒子担持部材に磁気的に拘束し搬送する磁界発生部材の磁極上にないことを特徴とする(1)、(2)、(4)ないし(6)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0046】
(8)前記突起物は粒子担持部材に対して斜めに配設されていることを特徴とする(1)ないし(7)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0049】
【0051】
(9)前記像担持体が表面に10〜1014Ω・cmの材料からなる層を有することを特徴とする(1)ないし(8)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0052】
(10)前記像担持体が感光体であり、表面に電荷注入層を有することを特徴とする(1)ないし(9)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0053】
(11)前記像担持体が感光層及び表面層を有し、該表面層が樹脂及び導電性微粒子を有することを特徴とする(1)ないし(10)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0054】
(12)前記導電性微粒子がSnOであることを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
【0055】
(13)前記像担持体が非晶質のシリコンを有する表面層からなることを特徴とする(1)ないし(12)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0056】
(14)前記像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段が像露光手段であることを特徴とする(1)ないし(13)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0057】
〈作 用〉
即ち、粒子担持部材に磁気的に拘束されて保持されて循環搬送される導電性磁性粒子は分散手段により像担持体の幅方向に分散作用を受けることで、磁気ブラシ部に局所的に汚れや異物が付着・混入してもその汚れや異物は磁気ブラシ部の他の部分に分散化される。
【0058】
従って、磁気ブラシ部材の局所的汚染を防止して帯電むらの発生をなくすことができるとともに、磁気ブラシ部材の磁気ブラシ部の局所的な過度の汚染(部分的劣化)のために全て交換しなくてはならなくなる事態の発生を防止することができて磁気ブラシ部材の使用寿命を延ばすことができる。
【0059】
また、上記の分散手段と、粒子担持部材から導電性磁性粒子を剥ぎ取り循環させる手段とを同時に用いることにより更なる効果が得られる。
【0060】
また、像担持体の帯電手段として上記の磁気ブラシ方式の接触帯電手段を用いた画像形成装置にあっては、磁気ブラシ部材の局所的汚染を防止して帯電むらに起因する画像不良の発生をなくすとともに磁気ブラシ部材の使用寿命を延ばすことができるので、長期にわたって安定して良好な画像形成が行なえるようになった。
【0061】
【発明の実施の形態】
〈実施例1〉(図1〜図8)
(1)画像形成装置例の概略構成(図1)
図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成図である。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンターであり、像担持体としての感光ドラムの帯電手段として本発明に従う磁気ブラシ方式の接触帯電装置を用い、現像手段で現像同時クリーニングを行なわせるクリーナーレスシステムの画像形成装置である。
【0062】
Aはレーザービームプリンター、Bはこのプリンターの上に搭載した画像読み取り装置(イメージスキャナー)である。
【0063】
a)画像読み取り装置B
画像読み取り装置Bにおいて、10は装置上面に固定配設した原稿台ガラスであり、この原稿台ガラスの上面に原稿Gを複写すべき面を下側にして載置し、その上に不図示の原稿圧着板を被せてセットする。
【0064】
9は原稿照射用ランプ9a・短焦点レンズアレイ9b・CCDセンサー9c等を配設した画像読み取りユニットである。このユニット9は、不図示のコピーボタンが押されることで、原稿台ガラス10の下側において該ガラスの右辺側の実線示のホームポジションから左辺側にガラス下面に沿って往動駆動され、所定の往動終点に達すると復動駆動されて始めの実線示のホームポジションに戻される。
【0065】
該ユニット9の往動駆動過程において、原稿台ガラス10上の載置セット原稿Gの下向き画像面がユニット9の原稿照射用ランプ9aにより右辺側から左辺側にかけて順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面反射光が短焦点レンズアレイ9bによってCCDセンサー9cに結像入射する。
【0066】
CCDセンサー9cは受光部、転送部、出力部より構成されている。CCD受光部において光信号が電荷信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。このようにして得られたアナログ信号を周知の画像処理を行なってデジタル信号に変換してプリンターAに送る。
【0067】
即ち、画像読み取り装置Bにより原稿Gの画像情報が時系列電気デジタル画素信号(画像信号)として光電読み取りされる。
【0068】
b)プリンターA
プリンターAにおいて、1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)である。本例の感光ドラム1は表面に電荷注入層を有するOPC感光体である。この感光体1については後記(2)項で詳述する。
【0069】
感光ドラム1は中心支軸を中心に矢印の時計方向に所定の周速度、本例では回転速度100mm/secをもって回転駆動され、その回転過程において、帯電手段2により本例の場合は負極性の一様な帯電処理、具体的には略−700Vの帯電処理を受ける。本例における帯電手段2は磁気ブラシ方式の接触帯電装置である。この帯電装置2については後記(3)項で詳述する。
【0070】
そして該回転感光ドラム1の一様帯電面に対して、レーザー走査部(レーザースキャナー)3から出力される、画像読み取り装置BからプリンターA側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザー光による走査露光Lがなされることで、回転感光ドラム1面には画像読み取り装置Bにより光電読み取りされた原稿Gの画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。レーザー走査部3については後記(4)項で詳述する。
【0071】
その回転感光ドラム1面の形成静電潜像が現像装置4により順次にトナー像として本例の場合は反転現像されていく。本例の現像装置4は2成分接触現像方式の装置である。この現像装置4については後記(5)項で詳述する。
【0072】
一方、給紙カセット5内に収納の記録媒体としての転写材Pが給紙ローラー5aにより一枚宛繰り出されてプリンターA内に給送され、レジストローラー5bにより所定の制御タイミングにて感光ドラム1と転写手段としての転写ベルト型転写装置6との接触ニップ部である転写部Tに給紙される。
【0073】
転写部Tに給紙された転写材Pの面に回転感光ドラム1面側のトナー像が転写ベルト6の内側に配設した転写帯電ブレード6dにより順次に静電転写される。この転写装置6については後記(6)項で詳述する。
【0074】
転写部Tを通りトナー像の転写を受けた転写材Pは感光ドラム1の面から順次に分離されて搬送装置7で定着装置8へ搬送され、トナー像の熱定着を受けてコピーもしくはプリントとして出力される。
【0075】
本例のプリンターはクリーナーレスシステムの装置であるから、転写材分離後の回転感光ドラム1の面に残留する転写残トナーを回収する専用のクリーニング装置(クリーナー)は配設しておらず、回転感光ドラム1面の転写残トナーは現像装置4で現像同時クリーニングにて回収され、回転感光ドラム1面は繰り返して作像に供される。
【0076】
17は感光ドラム1の転写装置6による転写部Tと帯電装置2による帯電ニップ部nとの間において感光ドラム1に近接させて配設した金属板であり、転写残トナーを正規の帯電極性(本例ではマイナス)とは反対極性(プラス)に帯電(あるいは除電)させる働きをする。これについては後記(7)項で詳述する。
【0077】
(2)感光ドラム1(図2)
像担持体としての感光ドラム(感光体)1としては、通常用いられている有機感光体等を用いることができる。また、CdSやSi、Seなど無機物半導体を用いた感光体も使用可能である。望ましくは、有機感光体上にその抵抗が10〜1014Ω・cmの材質を有する表面層を持つものや、アモルファスシリコン感光体・アモルファスセレン感光体などを用いると、電荷注入帯電を実現でき、オゾン発生の防止、ならびに消費電力の低減に効果がある。また、帯電性についても向上させることが可能となる。
【0078】
本例において使用の感光ドラム1は、表面に電荷注入層を設けた、負帯電の有機感光体であり、直径30mmのアルミニウム製のドラム基体(以下、アルミ基体と記す)上に下記の第1〜第5の5つの層を下から順に設けたものである。図2はその層構成模型図である。
【0079】
第1層12;下引き層であり、アルミ基体11の欠陥等をならすために設けられている厚さ20μmの導電層である。
【0080】
第2層13;正電荷注入防止層であり、アルミ基体11から注入された正電荷が感光体表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×10Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗層である。
【0081】
第3層14;電荷発生層であり、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、露光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0082】
第4層15;電荷輸送層であり、ポリカーボネイト樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこの層を移動することができず、電荷発生層14で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0083】
第5層16;電荷注入層であり、絶縁性樹脂のバインダーに導電性粒子16aとしてのSnO超微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的には絶縁性樹脂に光透過性の絶縁フィラーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化(導電化)した粒径約0.03μmのSnO粒子を樹脂に対して70重量パーセント分散した材料の塗工層である。
【0084】
このように調合した塗工液をディッピング塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、ビーム塗工法等の適当な塗工法にて厚さ約3μmに塗工して電荷注入層とした。
【0085】
(3)帯電装置2(図4〜図6)
本例における帯電装置2は磁気ブラシ方式の接触帯電装置である。図4はその概略構成模型図である。
【0086】
21は導電性磁性粒子を担持する粒子担持部材としての回転スリーブ(帯電スリーブ)である。本例の該スリーブ21は外径16mmの非磁性スリーブであり、給電電極を兼ね、例えばアルミニウム製である。装置ケーシング(帯電容器)25内に両端側を回転自由に軸受けさせて配設してある。このスリーブ21はその前面側を装置ケーシング25の前面開口部から外側に露呈させてある。
【0087】
22は上記スリーブ21内にほぼ同心に挿入して内包させた磁界発生部材としてのマグネットローラーである。本例のものは4極マグネットローラーであり、非回転に固定したローラーである。
【0088】
スリーブ21はこの固定のマグネットローラー22の外回りを不図示の駆動系により感光ドラム1に対しカウンターの矢印の時計方向に回転駆動される。本実施例においては、感光ドラム1の回転速度100mm/secに対し該スリーブ21は150mm/secで回転させている。
【0089】
23は導電性磁性粒子(磁性キャリア、帯電キャリア、以下、磁性粒子と記す)もしくは該磁性粒子の磁気ブラシ部であり、スリーブ21の外面にスリーブ内部のマグネットローラー22の磁気力で磁気拘束させてある。
【0090】
24はスリーブ21上に拘束・保持される磁性粒子の担持量を規制する規制手段としての規制板である。本例においてこの規制板24は非磁性の剛体ブレードである。該規制板24は、装置ケーシング25の前面開口部の上辺側の前面壁に、規制板下辺とスリーブ21の外面との間に所定の間隙を設定して固定配設してある。
【0091】
装置ケーシング25の前面開口部から外側に露呈させたスリーブ部分と感光ドラム1とは所定のギャップ(両者21・1の最近接位置における間隙寸法)を設定して対向させてある。本例は磁気ブラシ部23と感光ドラム1との接触部である帯電ニップ部nのニップ幅が略6mmになるように調整した。
【0092】
スリーブ21の外面に磁気拘束されて付着の磁性粒子23はスリーブ21の時計方向への回転とともに同方向に搬送され、規制板24の下辺とスリーブ21の外面との間の間隙部を通って装置ケーシング25の外側に抜け出てスリーブ21上に層厚規制された磁気ブラシとして保持され、帯電ニップ部nへ搬送され、回転感光ドラム1面が磁性粒子の磁気ブラシ部23で摺擦される。
【0093】
帯電ニップ部nのギャップを通り抜けた磁性粒子はスリーブ21上に磁気拘束されて保持され引き続くスリーブ21の回転で装置ケーシング25内に戻し搬送され、循環的に搬送使用される。
【0094】
磁気ブラシ部23にはスリーブ21を介して帯電バイアス印加電源S1より所定の帯電バイアス電圧が印加され、回転感光ドラム1面は帯電ニップ部nにおいて磁性粒子の磁気ブラシ部23による摺擦と印加帯電バイアスで、所定の極性・電位に接触帯電処理される。
【0095】
a)印加帯電バイアス
印加帯電バイアスについて、周波数が1000Hzで矩形状の交番電圧を印加したときの印加バイアスの振幅と1周目帯電電位について図6に示す。
【0096】
振幅を大きくすることにより、印加バイアスのDC成分と1周目帯電電位の差は小さくなる。さらに詳しく説明すると、帯電装置に印加したバイアスのDC成分をVdcとし、このとき帯電された感光ドラム1上の表面電位をVsとすると、これらの差分であるΔV=|Vdc−Vs|が略40V以下になると帯電の均一性も良好になる。
【0097】
そこで、本例においては、
直流電圧;−700V
交番電圧;矩形状 振幅Vpp800V 周波数Vf1000Hz
を重畳したバイアスを印加することにより良好な帯電性を得ることが出来た。
【0098】
本例の場合は前述したように感光ドラム1はその表面に電荷注入層16を具備させたものであるから、電荷注入帯電により感光ドラム1の帯電処理がなされる。即ち、スリーブ21に所定の帯電バイアス電圧を印加することにより、磁気ブラシ部23を構成している磁性粒子から電荷が感光ドラム1上に与えられ、感光ドラム1面が帯電バイアス電圧に対応した電位、本例の場合は上記の印加帯電バイアスのDCバイアスに対応してほぼ−700Vに注入帯電方式で接触帯電処理される。
【0099】
また帯電ニップ部に交番電界を作用することにより、帯電能の向上と、ポジゴーストの防止に効果がある。スリーブ21は回転速度が速いほど帯電均一性が良好になる傾向にある。
【0100】
b)磁性粒子
磁気ブラシ部23を構成させる帯電用磁性粒子としては、平均粒径が10〜100μm、飽和磁化が20〜250emu/cm、抵抗が1×10〜1×1010Ω・cmのものが好ましい。感光ドラム1にピンホールのような絶縁欠陥が存在することを考慮すると、抵抗が1×10Ω・cm以上のものを用いることが好ましい。帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗の小さいものを用いる方がよいので、本実施例においては、平均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm、抵抗が5×10Ω・cmの磁性粒子を用いた。
【0101】
磁性粒子の抵抗値は、底面積が228mmの金属セルに磁性粒子を2g入れた後、6.6kg/mmで加重し、100Vの電圧を印加して測定している。
磁性粒子の平均粒径は、水平方向最大弦長で示し、測定法は顕微鏡法により、粒子300個以上をランダムに選び、その径を実測して算術平均をとることによって算出した。
【0102】
磁性粒子の磁気特性測定には理研電子株式会社の直流磁化B−H特性自動記録装置BHH−50を用いることができる。この際、直径(内径)6.5mm、高さ10mmの円柱状の容器に磁性粒子を荷重約2g重程度で充填し、容器内で粒子が動かないようにしてそのB−Hカーブから飽和磁化を測定する。
【0103】
磁性粒子としては、樹脂中に磁性材料としてマグネタイトを分散し、導電化、及び抵抗調整のためにカーボンブラックを分散して形成した樹脂キャリア、あるいは、フェライト等のマグネタイト単体表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行なったもの、あるいはフェライト等のマグネタイト単体表面を樹脂でコーティングし抵抗調整を行なったもの等が用いられ得る。
【0104】
c)電荷注入帯電
電荷注入帯電は、中抵抗の接触帯電部材で中抵抗の表面抵抗を持つ被帯電体(感光ドラム)表面に電荷注入を行なうものであり、本実施例においては感光ドラム表面材質の持つトラップ電位に電荷を注入するものではなく、電荷注入層16の導電性粒子(SnO)16aに電荷を充電して帯電を行なう方式であり、図3の等価回路図のように、電荷輸送層15を誘電体とし、アルミニウムドラム基体11と、電荷注入層16内の導電性粒子16aを両電極板とする微小なコンデンサーに対して、接触帯電部材21〜23で電荷を充電する理論に基づくものと考えられる。
【0105】
この際、導電性粒子16aは互いに電気的には独立であり、一種の微小なフロート電極を形成している。このため、マクロ的には感光ドラム表面は均一電位に充電、帯電されているように見えるが、実際には微小な無数の充電された導電性粒子であるSnOが感光ドラム表面を覆っているような状況となっている。このため、レーザー光によって画像露光Lを行なっても、それぞれのSnO粒子16aは電気的に独立なため、静電潜像を保持することが可能になるものと予想する。
【0106】
d)分散手段(磁性粒子攪拌部材)
26は粒子担持部材としてのスリーブ21に磁気的に拘束されて保持されて循環搬送される磁気ブラシ部23の導電性磁性粒子を像担持体としての感光ドラム 1の幅方向に分散する分散手段であり、本実施例の該分散手段は磁気ブラシ部23に進入させた突起物である。
【0107】
本実施例における該分散手段としての突起物26は、帯電装置2の装置ケーシング(帯電容器)25の内壁面に取り付けられたあるいは一体成形された固定の部材であり、スリーブ21に対向接近させて、図5のように磁気ブラシ部23の搬送方向に対して垂直な方向(スリーブ21の長手方向)にほぼ一定の間隔で複数個千鳥配列して具備させてある。各突起物26の先端側はスリーブ21の外面に磁気的に拘束されて保持されている磁気ブラシ部23内に進入した状態にさせてある。
【0108】
また上記の各突起物26は、図5のように、磁気ブラシ部23の搬送方向に対し上流側から下流側に向かうに従い磁気ブラシ部23の搬送方向に対して垂直な方向(スリーブ21の長手方向)に幅が広がってゆく形状(船の舳のような形状)にしてある。
【0109】
而して、スリーブ21の回転に伴い、該スリーブの外周面に磁気的に拘束されて保持されて循環搬送される磁気ブラシ部23はその搬送移動過程で、該磁気ブラシ部23内に進入している上記の各突起物26の船の舳状の先端部で強制的に二股に分けられ、さらに磁気ブラシ部搬送移動方向下流側の各突起物26の船の舳状の先端部で二股に分けられることで磁気ブラシ部23の導電性磁性粒子は像担持体としての感光ドラム1の幅方向への分散作用を受ける。この分散作用により、磁気ブラシ部23に局所的に汚れや異物が付着・混入してもその汚れや異物は磁気ブラシ部の他の部分に分散化される。
【0110】
(4)レーザー走査部3(図7)
図7はレーザー走査部(レーザースキャナー)3の概略構成を示すものである。このレーザー走査部3により被走査面1(回転感光ドラム面)をレーザー走査露光Lする場合には、まず入力された画像信号に基づき発光信号発生器31により、固体レーザー素子32を所定タイミングで明滅(ON/OFF)させる。そして固体レーザー素子32から放射されたレーザー光は、コリメーターレンズ系33により略平行な光束に変換され、更に矢印の反時計方向に高速回転する回転多面鏡34により矢印方向に走査されると共にfθレンズ群35(35a・35b・35c)により被走査面1にスポット状に結像される。
【0111】
この様なレーザー光走査により被走査面1には画像一走査分の露光分布が形成され、更に各走査毎に被走査面1を前記走査方向とは垂直に所定量だけスクロールさせれば、該被走査面1上に画像信号に応じた露光分布が得られる。
【0112】
(5)現像装置4(図8)
図8は現像装置4の概略構成を示すものである。本例の現像装置4は、非磁性のトナー粒子と磁性のキャリア粒子を混合したものを現像剤として用い、該現像剤を現像剤担持体に磁気力によって磁気ブラシ層として保持させて現像部に搬送し感光ドラム1面に接触させて静電潜像をトナー像として現像する2成分磁気ブラシ接触現像方式の装置である。2成分磁気ブラシ接触現像装置はクリーナーレスシステムの画像形成装置において、感光ドラム1上の残トナーを回収するのに非常に好適である。
【0113】
41は現像容器、42は現像剤担持体としての現像スリーブ、43はこの現像スリーブ42内に固定配置された磁界発生手段としてのマグネットローラー、44は現像スリーブ表面に現像剤の薄層を形成するための現像剤層厚規制ブレード、45は現像剤攪拌搬送スクリュー、46は現像容器41内に収容した2成分現像剤であり、非磁性のトナー粒子tと磁性のキャリア粒子cを混合したものである。
【0114】
現像スリーブ42は少なくとも現像時においては、感光ドラム1に対し最近接距離(隙間)が約500μmになるように配置され、該現像スリーブ42の外面に担持させた現像剤磁気ブラシ薄層46aが感光ドラム1の面に接触するように設定されている。この現像剤磁気ブラシ層46aと感光ドラム1の接触ニップ部mが現像領域(現像部)である。
【0115】
現像スリーブ42は固定配設のマグネットローラー43の外回りを矢示の反時計方向に所定の回転速度で駆動され、現像容器41内においてスリーブ外面にマグネットローラー43の磁力により現像剤46の磁気ブラシが形成される。その現像剤磁気ブラシはスリーブ42の回転とともに搬送され、ブレード44により層厚規制を受けて所定層厚の現像剤磁気ブラシ薄層46aとして現像容器外に持ち出されて現像部へ搬送されて感光ドラム1面に接触し、引き続くスリーブ42の回転で再び現像容器41内に戻し搬送される。
【0116】
即ち、先ず、現像スリーブ42の回転に伴いマグネットローラー43のN3 極で汲み上げられた現像剤46はS極→N極と搬送される過程において、現像スリーブ42に対して垂直に配置された規制ブレード44によって規制されて、現像スリーブ42上に現像剤46の薄層46aが形成される。薄層形成された現像剤層46aが現像部の現像主極Sに搬送されてくると磁気力によって穂立ちが形成される。この穂状に形成された現像剤層46aによって感光ドラム1の静電潜像がトナー像として現像され、その後N極・N極の反発磁界によって現像スリーブ42上の現像剤は現像容器41内に戻される。
【0117】
現像スリーブ42と感光ドラム1の導電性ドラム基体との間には現像バイアス印加電源S2により直流電圧(DC)及び交番電圧(AC、交流電圧)の現像バイアスが印加される。
【0118】
本例では、
直流電圧;−500V
交番電圧;振幅Vpp=1500V、周波数Vf=2000Hz
の現像バイアスが印加され、現像部において現像スリーブ42側の現像剤磁気ブラシ薄層46a中のトナーtが感光ドラム1側の静電潜像に選択的に付着して静電潜像がトナー像として現像されていく。
【0119】
一般に2成分現像法においては交番電圧を印加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。このため、通常、現像装置4に印加する直流電圧と感光ドラム1の表面電位間に電位差を設けることによって、かぶりを防止することを実現している。
【0120】
このかぶり防止のための電位差をかぶり取り電位(Vback)と呼ぶが、この電位差によって現像時に感光ドラム1の非画像領域にトナーが付くのを防止するとともに、クリーナーレスシステムにおいては転写残りトナーの回収も行なっている。
【0121】
現像容器41内の現像剤46のトナー濃度(キャリアとの混合割合)はトナー分が静電潜像の現像に消費されて逐次減少していく。現像容器41内の現像剤46のトナー濃度は不図示の検知手段により検知されて所定の許容下限濃度まで低下すると不図示のトナー補給部から現像容器内の現像剤46にトナー補給がなされて現像容器41内の現像剤46のトナー濃度を常に所定の許容範囲内に保つようにトナー補給制御される。
【0122】
本例において用いた2成分現像剤46は
トナー粒子t;粉砕法によって製造された平均粒径6μmのネガ帯電トナーに対して平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添したもの
キャリアc ;飽和磁化が205emu/cmの平均粒径35μmの磁性キャリア
を重量比6対94に混合したものである。
【0123】
トナーの体積平均粒径は例えば下記測定法で測定されたものを使用する。
【0124】
測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布、体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−iパーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し、電解液は一級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調整する。
【0125】
測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml加えさらに測定試料0.5〜50mgを加える。
【0126】
試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記コールターカウンターTA−II型によりアパチャーとして100μmアパチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定し体積分布を求める。これら求めた体積分布により、サンプルの体積平均粒径が得られる。
【0127】
(6)転写装置6
転写装置6(図1)は本例では前述のように転写ベルトタイプである。6aは無端状の転写ベルトであり、駆動ローラー6bと従動ローラー6c間に懸回張設してあり、感光ドラム1の回転方向に順方向に感光ドラム1の回転周速度とほぼ同じ周速度で回動される。6dは転写ベルト6aの内側に配設した転写帯電ブレードであり、転写ベルト6aの上行側ベルト部分を感光ドラム1に加圧して転写ニップ部Tを形成するとともに、転写バイアス印加電源S3から転写バイアスが印加されることで、転写材Pの裏面からトナーと逆極性の帯電を行なう。これにより転写部Tを通る転写材Pの面に回転ドラム1側のトナー像が順次に静電転写されていく。
【0128】
本例においてはベルト6aとして膜厚75μmのポリイミド樹脂からなるものを用いた。
【0129】
ベルト6aの材質としてはポリイミド樹脂に限定されるものではなく、ポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂などのプラスチックや、フッ素系、シリコン系のゴムを好適に用いることができる。厚みについても75μmに限定されるわけではなく、大略25〜2000μm、好ましくは50〜150μmのものが好適に用いられ得る。
【0130】
さらに転写帯電ブレード6dとしては、抵抗が1×10〜1×10Ωで、板厚が2mm、長さ306mmのものを用いた。この転写帯電ブレード6dに+15μAのバイアスを定電流制御により印加して転写を行った。
【0131】
(7)クリーナーレスシステム、ゴースト発生の防止、磁気ブラシ部の局部的トナー汚染の防止
トナー像転写後の感光ドラム1の面には、転写残トナーが残留している。この転写残トナーはまず、そのまま帯電装置部を通過させると前述のゴーストが発生してしまう。感光ドラム1に接触させた磁気ブラシ部23の下を転写残トナーが通過しても、ほとんとの場合前画像の形状を留めたままであり、適正な帯電条件における磁気ブラシの設定下では均一に分散しているようなことはなかった。
【0132】
そこで、感光ドラム1の回転に伴い帯電ニップ部(帯電領域)nに到達した転写残トナーを磁気ブラシ部23にとりこみ前画像の履歴を消してしまうことが必要となる。このとき、直流電圧を磁気ブラシ部23に印加するのみでは磁気ブラシ部へのトナーの取り込みは十分に行なわれないが、交流電圧を印加すると感光ドラム1ー磁気ブラシ部23間の電界による振動効果によって、磁気ブラシ部23へのトナーの取り込みが比較的容易に行なわれる。
【0133】
しかしながら、帯電ニップ部nに到達した転写残トナーの帯電量によっては磁気ブラシ部23へのトナーの取り込みが非常に困難な場合が生じる。つまり転写残トナーが帯電している以上、磁気ブラシ部23と感光ドラム1間の電位差や、トナーと感光ドラム間の鏡映力が、磁気ブラシ部へのトナー取り込み性に大きく効いてくるのである。
【0134】
ここで、磁気ブラシ部23への印加電圧に対し、帯電ニップ部nを通過する感光ドラム1の表面電位は等しく帯電されることが理想であるが、実際、帯電ニップ部nにも幅があり、最終的にはほぼ等しい電位に帯電されるとしても、帯電ニップ部n通過初期には十分な帯電が得られていないため、そこに磁気ブラシ部23と感光ドラム1との間に電位差が生じている。本実施例の場合、磁気ブラシ部23に対する印加電圧Vdcを−700Vと設定しているため、帯電ニップ部通過初期で感光ドラム表面電位がそれより低い領域では、転写残トナーのうち正帯電トナーは磁気ブラシ部方向へ取り込まれ易いが、負帯電トナーは取り込まれない。また、転写残トナーの帯電量が極端に大きく、感光ドラムとの鏡映力が大きすぎても感光ドラム上に残ってしまう。
【0135】
よって本来負帯電性のトナーではあるが転写残トナーは正帯電されていることが望ましい。但し正帯電されていなくても、帯電量の絶対値が十分小さければ、磁気ブラシ部によって強制的にかきとられる効果は期待できる。
【0136】
実際、転写残トナーは転写時の剥離放電等により、帯電極性が反転してしまうことも多いが、等しい転写効率であっても、転写電流によって転写残トナーの帯電量分布は大きく異なり、また長期にわたり使用すると現像剤自体が劣化し、転写効率が低下してくるため、負帯電のままドラム上に残るトナー比率も増えてくる。そこで転写電流を強めたり、転写残トナーを反対極性に帯電せしめる手段を持つことが好ましい。
【0137】
本実施例では転写部Tと帯電ニップ部nの間に金属板17を非接触に配置し、電源S4からプラス500Vのバイアスを印加した。金属板17とドラムの間隔は100〜500μmとした。
【0138】
この金属板17にはプラスのバイアスを印加していることにより、該金属板17の位置を通る転写残トナーのうち、正極性のトナーは通過し、負極性のトナーは一時的にこの金属板表面に捕獲され、除電された後再び感光ドラム1上へ送り出される。この際、積極的に感光ドラム1へ送り出すためのバイアス等を印加しなくても、金属板表面にトナーが蓄積してくると、保持量の限界に達し、除電されたトナーから次々と感光ドラム1上へと戻されてゆく。
【0139】
したがって、帯電ニップ部nへ至る転写残トナーは帯電極性(マイナス)と逆極性(プラス)のもの、もしくは除電されて帯電量の低いものに限られ、磁気ブラシ部23にほぼ回収されることになる。この時点で転写残トナーの前画像の履歴は失われ、ゴーストが発生する直接的要因が除去される。
【0140】
次の懸念事項は、上記のように転写残トナーが一旦磁気ブラシ部23に回収されても正帯電されたままであると、磁気ブラシ部23と感光ドラム1の電位差の関係は前述したとおりであるため吐き出されることなく磁気ブラシ部23内に蓄積し、トナーの抵抗値等にもよるが、磁気ブラシ部23に所定量以上のトナーが混入すると、交番電圧を重畳した場合においても帯電能が低下してしまうということである。
【0141】
また仮に遠心力等でトナーが磁気ブラシ部23から感光ドラム1上に吐き出されたとしても、そのトナーは正規の負極性帯電でなければ非画像部において現像装置4で回収されず、残ってしまう。
【0142】
そこで、転写残トナーが一旦磁気ブラシ部23内に取り込まれたら、それが今度は正規の負帯電トナーに転じてはじめて長期安定したクリーナーレスプロセスが完成する。
【0143】
これは、トナーと磁気ブラシ部23を構成する磁性粒子の摩擦帯電系列が、トナーの方が負極性寄りにある組み合わせを設定することにより実現することができる。
【0144】
本実施例においては、バインダー樹脂にポリエステルを用いたネガトナーに対し、磁気ブラシ部23を構成する磁性粒子としてフェライト等のマグネタイト単体表面樹脂でコーティングし抵抗調整を行ったものを用いた。
【0145】
この様な構成において、帯電装置2に前記の分散手段としての突起物26を具備させなかったときは、2〜3万枚の画出し耐久後、ある特定領域のみに画像比率の高い箇所が存在した場合、その部分に対応する磁気ブラシ部分が局部的にトナーで過度に汚染された状態になって該局部的トナー汚染部分のみ帯電性が著しく低下し、画像上にかぶりを生じるようになってしまっていた。
【0146】
これに対して本実施例では前述したように図4・図5に示すような分散手段としての突起状の部材26が配列されていることで、磁気ブラシ部23の磁性粒子及び混入した転写残トナーは、磁気ブラシ部23の搬送移動過程でこの部材26の先端部で強制的に二股に分けられる。さらにその下流側の部材26で二股に分けられてゆくため、スリーブ上同一地点に存在した磁性粒子はある比率で確実に分散してゆくことになる。つまり磁気ブラシ部23の磁性粒子の攪拌がなされる。従って磁気ブラシ部23に局所的に多くの転写残トナーが混入してきたとしても、その一部だけが集中的にトナーに汚染されて、帯電能の低下を招くということが防止できる。
【0147】
また、磁気ブラシ部23をスリーブ21上に保持・搬送するためのスリーブ内磁極が、ちょうど子分散手段26のスリーブ21の最下流位置にある場合、部材間に寄せられた磁性粒子(キャリア)が最も負荷を受けるポイントであり、さらに強い磁力によって搬送性が阻害され、トルクアップにもつながる。これに関連して反発極間に分散手段を配置する構成によりトルクや負荷を減じることができる。そのため、スリーブ内の磁極は分散手段のスリーブの最下流位置にないことが好ましい。
【0148】
以上のような構成において、長手方向の幅5cmの黒帯パターン画像を用いて画出し耐久試験を行った。
【0149】
従来の構成の場合(分散手段26を具備させていない場合)、磁気ブラシ部23は2万枚程度で帯画像部に対応する部分が過度の局部的トナー汚染により該部分のみ帯電能力が低下して、通常画像を形成しても帯部のみかぶりが生じたり、ゴーストが発生したりしていた。
【0150】
これに対して本構成(分散手段26を具備させた構成)により10万枚の長期に渡り、磁気ブラシ部23の各部は問題なく逐次転写残トナーの回収、はきだしを続け、局部的な過度のトナー汚染や帯電能の低下もみられず良質な画像出力が安定に維持された。
【0151】
磁気ブラシ部23に取り込まれ、磁性粒子との摩擦帯電等で正規の帯電極性に帯電されて感光体上に吐き出されたトナーはきわめて均一な散布状態にあり、またその量も少量であるため、次の像露光過程に実質的に悪影響を及ぼすことはない。
【0152】
そして現像部位に至ったトナーは実質的に全て正規帯電極性(マイナス)のものであり、現像工程において、画像白地部に付着しているものはかぶりとり電界により現像装置4内に回収され(現像同時クリーニング)、画像部に付着のものはその一部が次の画像形成に使用される。
【0153】
〈実施例2〉(図9・図10)
本実施例は上述した実施例1のプリンターについて、次の▲1▼と▲2▼の2点を変更したものである。その他の装置構成には変更はないので再度の説明は省略する。
【0154】
▲1▼.分散手段として、突起物26に代えて、図9・図10のように、軸27bに沿って複数の小判状のリング(小判状の羽根板)27aがそのリングを含む平面が磁気ブラシ担持部材としてのスリーブ21に対して斜めに取り付けられた羽根板回転軸27を用いた。
【0155】
▲2▼.転写部Tと帯電ニップ部nの間において転写残トナーを正規の帯電極性(本例ではマイナス)とは反対極性(プラス)に帯電(あるいは除電)させる働きをする金属板17に代えて、図9のように導電性繊維のブラシ部材18を用いた。
【0156】
分散手段としての羽根板回転軸27は、装置ケーシング25内にスリーブ21に接近させて略平行にしてその両端部を装置ケーシング25の奥側と手前側の側板間に回転可能に軸受け支持させて配設してあり、各リングが磁気ブラシ部23内に進入している。羽根板回転軸27は図9において矢印の反時計方向に不図示の駆動機構により回転駆動される。小判状の各リング27aは軸27bに対して45度の角度で等間隔に取りつけられている。この羽根板回転軸27の回転により少なくとも各リング27aのサイズ幅の間で磁気ブラシ部23の磁性粒子は往復移動運動して分散作用を受けることになる。
【0157】
したがつて、局所的に集中した画像が形成された場合も、磁気ブラシ部23に混入した転写残トナーはスリーブ21の長手方向にかきみだされて分散化され、磁気ブラシ部23の局所的な過度のトナー汚染により、磁気ブラシ部23が局所的に電位低下することが防止される。
【0158】
また上記のブラシ部材18は、毛足長さが6mm、導電性機能のレイヨンのブラシ部材であって、転写部Tと帯電ニップ部nの間において感光ドラム1面にブラシ部を当接させて配設してある。このとき該ブラシ部と感光ドラム1との当接ニップ幅は7mmであった。さらにこのブラシ部材18に電源S4によりトナーの正規の帯電極性とは逆のプラス500Vの直流電圧を印加した。
【0159】
回転感光ドラム1上の転写残トナーはこのブラシ部材18のブラシ部に接触する。このブラシ部材18はプラスのバイアスを印加していることにより、負極性の転写残トナーは一時的にこのブラシ部内に捕獲され、除電された後再び感光ドラム1上へ送りだされる。そのため帯電ニップ部nに至る転写残トナーはプラストナーもしくは除電された低帯電量のマイナストナーのみということになり、磁気ブラシ部23で回収されやすくなる。
【0160】
そして回収されたトナーは磁気ブラシ部23の磁性粒子との接触摩擦により再びマイナスの電荷を帯び、感光ドラム1上へ均一に吐き出されて、現像装置4で現像同時クリーニング(回収)される。
【0161】
上記のような構成において、画出し耐久試験を行った結果、10万枚の長期に渡り、磁気ブラシ部23は逐次転写残トナーの回収、はぎだしを続け、局所的帯電能の低下もみられず、良質な画像出力が安定に維持された。
【0162】
〈実施例3〉(図11)
本実施例は上述した実施例1または2のプリンターについて、次の▲1▼と▲2▼の2点を変更したものである。その他の装置構成には変更はないので再度の説明は省略する。
【0163】
▲1▼.実施例1、2においては、トナー粒子として粉砕法で生成されたトナーを用いたが、本実施例においては、懸濁重合法によって生成された平均粒径6μmの球形トナーに対して平均粒径20μmの酸化チタンを重量比1%外添したものを用いた。また磁気キャリアとしては飽和磁化が205emu/cmの平均粒径35μmの磁気キャリアを用いた。またこのトナーをキャリアを重量比7:93で混合したものを現像剤として用いた。
【0164】
▲2▼.本実施例においては、粒子担持部材としてのスリーブ21から磁性粒子の磁気ブラシ部23を剥ぎ取り循環させる手段を具備させた。具体的には、磁性粒子はスリーブ21に担持される以外に装置内に保持され、該保持された磁性粒子はスリーブ21に担持される磁性粒子と入れかわる構成にした。スリーブ21に磁性粒子の磁気ブラシ部23を磁気的に拘束させて保持させる磁界発生部材としてのマグネットローラー22は帯電容器内に対向するように同極が並んでいる構成にした。
【0165】
分散手段は実施例2の羽根板回転軸27を用いた。
【0166】
而して、重合法で生成されたトナーは球形に近い形状であるため外添剤が均一にコートされる。このため、感光ドラム1に対する離型性が極めてよい。例えば、粉砕トナーと重合トナーで転写効率(紙上に転写された単位面積あたりのトナー量/感光ドラム上の単位面積あたりのトナー量)を比べた場合、粉砕トナーが90%であったのに対して、重合トナーを用いた場合は97%と高効率であった。また、かぶりも粉砕トナーと比べると良好であり重合トナーを用いた場合においては、Vback= 50Vでもかぶりが防止できた。
【0167】
本実施例においては、転写残トナーが極微量であることに加え、高離型性であるため、クリーナーがなく現像時に転写残トナーを回収する構成をとった場合、より回収性が上り画像不良は全く発生しなくなる。
【0168】
また高転写効率であるために正規の帯電極性の電荷をもつトナーはほぼ完全に転写されていると思われ、転写残トナーはほとんどが逆極性に帯電されたものとなっており、磁気ブラシ部23による回収性にも俄然有利である。さらに磁気ブラシ部23に混入したトナーの磁性粒子からの離型性が良いために、磁気ブラシ部23からのトナー吐き出しも粉砕トナーの場合より良好に行われる。
【0169】
図11は本実施例で用いた帯電装置2のスリーブ極配置構造も含めた構成断面図である。
【0170】
帯電装置2は帯電容器(装置ケーシング)25にスリーブ21と攪拌部材27を有する構成になっている。スリーブ21内には固定したマグネットローラー22を内包している。このマグネットローラー22のS1 極の上部にはスリーブ21と800μmのギャップをおいて規制ブレード24がもうけられ、この規制ブレード24の帯電容器側内に留まっている磁性粒子を薄層にスリーブ21にコーティングする。
【0171】
このような磁気ブラシ部材を用いた帯電は本構成のように規制ブレードを用いないでちょうど1周分の磁性粒子をコーティングする構成でも帯電はできるが、多めに帯電容器25内に担持し規制ブレード24によってコーティングするようにすれば、磁性粒子が多少漏れてもコーティング量は変わらず、磁性粒子の磁気ブラシ部23と感光ドラム1の接触部である帯電ニップ部nの安定性が得られる。
【0172】
また本実施例のようにクリーナーレスの画像形成装置の場合は転写残トナーが磁気ブラシ部23に侵入することになるので、そのトナーによる磁性粒子の汚染が発生する。この汚染に対しては当然磁性粒子の量が多ければ多いほど単位量あたりの汚染は軽減するはずである。しかしこの磁性粒子のトナーによる汚染は規制ブレード24の上流の磁性粒子留まりでのシェア(磁性粒子(キャリア)にかかる機械的な負荷(圧力))で発生するので、磁性粒子の量を増やすと磁性粒子留まり量が増えてしまい逆にシェアが増加し汚染は良化しない。
【0173】
そこでスリーブ21に担持された磁性粒子をはぎ取って帯電容器25内に保持するようにし、帯電容器25に保持された磁性粒子はスリーブ21上の磁性粒子と入れ替えることにより規制ブレード上流の留まり量を増やすことなく磁性粒子の量を増やすことができ、トナーによる磁性粒子の汚染を抑制し、磁性粒子が多少漏れてもスリーブ21に対するコーティング量は変わらず、磁性粒子の磁気ブラシ部23と感光ドラム1の接触部である来電ニップ部nの安定性が得られる。
【0174】
本実施例では帯電容器25内で隣接する同磁極N・Nによってスリーブ21に担持された磁性粒子をはぎとっている。スリーブ21は矢印の時計方向に回転し、磁気ブラシ部23はS極が対応している帯電ニップ部nにおいて感光ドラム1と接触し帯電がおこなわれる。
【0175】
帯電ニップ部nを通り過ぎた磁性粒子の磁気ブラシ部23は搬送極N・Sを通過し、帯電容器内に対向するN極・N極の同極で構成する反発極によって該磁性粒子の磁気ブラシ部23がスリーブ21からはぎとられる。はぎとられた磁性粒子は分散手段27によって攪拌され、N極の磁力によって再びスリーブ21に担持される。そのため、停滞している磁性粒子が循環し、一部の磁性粒子のみが劣化することを防止することができる。
【0176】
またさらに、本発明の目的である磁性粒子の磁気ブラシ部の局所的劣化防止のためのスリーブ長手方向の磁性粒子移動についてはスリーブ21への保持力がない部分での分散が行えるため、より分散性が高まり、高濃度画像の転写残混入トナーを短時間で装置内磁性粒子全体に分散させることができる。
【0177】
上記のような構成において、画出し耐久試験を行った結果、10万枚の長期に渡り、磁気ブラシ部23は逐次転写残トナーの回収、はきだしを続け、局所的帯電能の低下もみられず良質な画像を安定に維持した。
【0178】
本発明の構成は、前述の実施例1、2、3に限られるものではなく、各種の代替、変更、組み合わせが可能であり、これらはすべて本発明に含まれるものである。
【0179】
〈その他〉
)磁気ブラシ方式の接触帯電装置は、粒子担持部に磁界発生部材が内包され、該磁界発生部材の磁界により粒子担持部材の外周面に導電性磁性粒子が磁気的に拘束されて保持され、該磁界発生部材の回転により粒子担持部材の外周面に保持の導電性磁性粒子が被帯電体との接触部に循環搬送される構成のものとすることもできる。
【0180】
即ち、実施例に示した帯電装置2はスリーブ回転−マグネットローラー固定系であるが、スリーブ固定−マグネットローラー回転系、あるいはスリーブ回転−マグネットローラー回転系の装置にすることもできる。
【0181】
2)被帯電体あるいは被帯電体としての像担持体は表面に体積抵抗値が10〜1014Ω・cmの材料からなる層を有することで接触注入帯電が支配的となる。
【0182】
電荷注入層を用いていない場合でも、例えば電荷輸送層が上記の抵抗範囲にある場合は同等の効果が得られる。像担持体が非晶質のシリコンやセレンを有する表面層からなるものでも同等の効果が得られる。
【0183】
被帯電体の帯電は放電現象が支配的な接触帯電系であってもよい。
【0184】
3)帯電装置や現像装置に印加する交番電圧(交流電圧)成分の波形としては、正弦波、矩形波、三角波等適宜使用可能である。また、直流電源を周期的にオン/オフすることによって形成された矩形波であっても良い。このように交番電圧の波形としては周期的にその電圧値が変化するようなバイアスが使用できる。
【0185】
4)画像形成装置において、像担持体としての感光体の帯電面に対する情報書き込み手段としての像露光手段は実施形態例のレーザー走査手段以外にも、例えば、LEDのような固体発光素子を像担持体に近接して設けて、その発光によって潜像を形成してもよい。ハロゲンランプや蛍光灯等を光源とするアナログ的な画像露光手段であってもよい。画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであればよい。
【0186】
像担持体は静電記録誘電体等であっても良い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に一様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電手段で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成する。
【0187】
5)静電潜像のトナー現像方式・手段は任意である。反転現像方式でも、正規現像方式でもよい。
【0188】
6)転写手段6はベルト転写に限らず、ローラー転写やコロナ放電転写など任意である。
【0189】
転写ドラムや転写ベルト等の中間転写体などを用いて、単色画像ばかりでなく、多重転写等により多色やフルカラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
【0190】
7)転写部Tと帯電ニップ部nの間において転写残トナーに接触するファーブラシ部材18は回転ブラシにすることもできる。ファーブラシ部材以外の接触部材にすることもできる。該ファーブラシ部材18、ファーブラシ部材以外の接触部材を摩擦帯電系列上、トナーを正規極性とは反対極性に摩擦帯電する材質のものにすることも有効である。
【0191】
8)帯電装置2の磁気ブラシ部材、転写残トナーを正規極性とは反対極性に帯電(あるいは除電)する部材17や18はそれぞれ像担持体の面移動方向に2つ以上複数配設することもできる。
【0192】
部材17や18は無しにすることもできる。
【0193】
9)画像形成装置の作像プロセスは実施形態例のものに限らず任意である。また必要に応じて他の補助プロセス機器を加えてもよい。
【0194】
【0195】
【発明の効果】
【0196】
以上のように本発明によれば、像担持体の帯電手段として磁気ブラシ方式の接触帯電装置を用いた画像形成装置において、磁気ブラシ部材の局所的汚染を防止して帯電むらに起因する画像不良の発生をなくすととも磁気ブラシ部材の使用寿命を延ばし、長期にわたって安定して良好な画像形成が行なえるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略構成模型図
【図2】像担持体としての感光ドラムの層構成模型図
【図3】電荷注入層を有する感光ドラムと接触帯電部材としての磁気ブラシ部材の等価回路図(電荷注入帯電の説明図)
【図4】磁気ブラシ方式の接触帯電装置の概略構成模型図
【図5】磁気ブラシ部の分散手段の斜視図
【図6】磁気ブラシ部材に対する印加帯電バイアスについて、周波数が1000Hzで矩形状の交番電圧を印加したときの印加バイアスの振幅と1周目帯電電位についてのグラフ
【図7】レーザー走査部(レーザースキャナー)の概略構成模型図
【図8】現像装置の概略構成模型図
【図9】実施例2の画像形成装置の要部(帯電装置部分)の概略構成模型図
【図10】磁気ブラシ部の分散手段の斜視図
【図11】実施例3の画像形成装置の要部(帯電装置部分)の概略構成模型図
【図12】画像形成装置の従来例としての転写式電子写真装置の一例の構成略図
【符号の説明】
A プリンター部
B 画像読み取り装置(イメージスキャナー)
1 像担持体(感光ドラム、被帯電体)
2 磁気ブラシ方式の接触帯電装置
21 スリーブ(磁気ブラシ担持部材)
22 マグネットローラー(磁界発生部材)
23 磁性粒子もしくは磁気ブラシ部
24 磁気ブラシ規制部材
25 装置ケーシング(帯電容器)
26・27 分散手段
3 レーザー走査部(レーザースキャナー)
4 現像装置
5 給紙カセット
6 転写装置
7 搬送装置
8 定着装置
17 金属板
18 導電性ブラシ部材
S1〜S4 バイアス印加電源

Claims (14)

  1. 像担持体と、該像担持体に、電圧が印加された粒子担持部材に磁気的に拘束して保持させた導電性磁性粒子を接触させ、磁性粒子を像担持体との接触部に循環搬送させて像担持体を帯電する接触帯電手段と、該像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、その静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、そのトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に対するトナー像転写後の像担持体上に残留した転写残トナーを接触帯電手段の帯電極性とは反対極性に帯電する逆帯電手段を有し、前記接触帯電手段が記録媒体に対するトナー像転写後の像担持体上に残留した転写残トナーが回収されていない転写残トナーが存在する状態の像担持体を帯電すると共に接触帯電手段が転写残トナーの回収を行う画像形成装置において、
    磁性粒子のトナーに対する摩擦帯電系列は帯電極性とは反対側であると共に、粒子担持部材に磁気的に拘束されて保持されて循環搬送される導電性磁性粒子を像担持体の幅方向に分散する導電性磁性粒子循環搬送部に位置する突起物を有する分散手段を有し、前記接触帯電手段は導電性磁性粒子を保持させた前記粒子担持部材を内包する帯電容器を有し、前記突起物は前記帯電容器に取り付けられた、あるいは一体成形された固定の部材であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記粒子担持部材が回転体であり、該回転体の外周面に導電性磁性粒子が磁気的に拘束されて保持され、該回転体の回転により磁性粒子が像担持体との接触部に循環搬送されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記粒子担持部材に磁界発生部材が内包され、該磁界発生部材の磁界により粒子担持部材の外周面に導電性磁性粒子が磁気的に拘束されて保持され、該磁界発生部材の回転により粒子担持部材の外周面に保持される磁性粒子が像担持体との接触部に循環搬送されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記粒子担持部材がスリーブであることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記突起物は、磁性粒子の搬送方向に対して垂直な方向にほぼ一定の間隔で配列されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記突起物は、磁性粒子の搬送方向に対し上流側から下流側に向かうに従い磁性粒子の搬送方向に対して垂直な方向に幅が広がってゆく形状であることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記突起物の、磁性粒子の搬送方向に対して最下流に位置する部分が、少なくとも前記導電性磁性粒子を粒子担持部材に磁気的に拘束し搬送する磁界発生部材の磁極上にないことを特徴とする請求項1、2、4ないし6の何れか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記突起物は粒子担持部材に対して斜めに配設されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体が表面に10〜1014Ω・cmの材料からなる層を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体が感光体であり、表面に電荷注入層を有することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体が感光層及び表面層を有し、該表面層が樹脂及び導電性微粒子を有することを特徴とする請求項1ないし10の何れか1つに記載の画像形成装置。
  12. 前記導電性微粒子がSnOであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体が非晶質のシリコンを有する表面層からなることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1つに記載の画像形成装置。
  14. 前記像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段が像露光手段であることを特徴とする請求項1ないし13の何れか1つに記載の画像形成装置。
JP22194597A 1997-08-04 1997-08-04 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3625360B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22194597A JP3625360B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 画像形成装置
US09/128,626 US6163670A (en) 1997-08-04 1998-08-04 Charging device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22194597A JP3625360B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1152678A JPH1152678A (ja) 1999-02-26
JP3625360B2 true JP3625360B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=16774626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22194597A Expired - Fee Related JP3625360B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6163670A (ja)
JP (1) JP3625360B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6345162B1 (en) * 1999-05-13 2002-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2002333758A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Canon Inc 帯電装置
US6697591B2 (en) * 2001-06-21 2004-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic apparatus and process cartridge
JP4804129B2 (ja) 2005-11-30 2011-11-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4920981B2 (ja) * 2006-01-30 2012-04-18 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0474220B1 (en) * 1990-09-07 1998-11-25 Konica Corporation Charging device
JPH063921A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Canon Inc 電子写真装置及びこの装置に着脱可能なプロセスカートリッジ
EP0598483A1 (en) * 1992-11-16 1994-05-25 Konica Corporation Image forming apparatus with charger of image carrier using magnetic brush
JP3416820B2 (ja) * 1993-03-25 2003-06-16 コニカ株式会社 画像形成装置
JP3146272B2 (ja) * 1993-09-10 2001-03-12 京セラ株式会社 画像形成方法
US5592264A (en) * 1994-02-23 1997-01-07 Konica Corporation Magnetic brush type charging device
US5754927A (en) * 1995-03-27 1998-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic charging brush having particular magnetic fields
JP3262509B2 (ja) * 1996-02-27 2002-03-04 キヤノン株式会社 画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
US6163670A (en) 2000-12-19
JPH1152678A (ja) 1999-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1172994A (ja) 画像形成装置
JP3625360B2 (ja) 画像形成装置
JPH10228160A (ja) 画像形成装置
JP3571966B2 (ja) 画像形成装置
JP3507265B2 (ja) 画像形成装置
JP3368195B2 (ja) 画像形成装置
JP3513331B2 (ja) 画像形成装置
JP3563915B2 (ja) 画像形成装置
JP2000019818A (ja) 画像形成装置
JP3376187B2 (ja) 画像形成装置の制御方法
JP3630998B2 (ja) 画像形成装置
JP3782638B2 (ja) 画像形成装置
JP3530697B2 (ja) 画像形成装置
JPH09211938A (ja) 画像形成装置
JP3697138B2 (ja) 帯電装置
JP3332835B2 (ja) 画像形成装置
JP3466840B2 (ja) 画像形成装置
JP3223837B2 (ja) 画像形成装置
JP2003162160A (ja) 画像形成装置
JPH11311916A (ja) 画像形成装置
JP3507237B2 (ja) 画像形成装置
JP2005165113A (ja) 画像形成装置
JP3697023B2 (ja) 画像形成装置
JPH11149204A (ja) 接触帯電装置及び画像形成装置
JP2000029282A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees