JP3623248B2 - 複合加工用自動プログラミング装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、CAD/CAMによりNCデータを生成する自動プログラミング装置に関し、特にパンチング加工機とレーザ加工機など複数種類の加工装置を使用して複合加工を行うための自動プログラミング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一つの加工素材に対しパンチング加工機でパンチングを行うと共に、レーザ加工機によりレーザ加工を行って一つのパーツ(板金加工製品)を完成させることが行われる。
【0003】
上述の如き一つのパーツに対する複合加工においては、単一パーツと雖も、各加工における工具の違いにより、パンチングのNCデータとレーザ加工のNCデータとが各々必要であり、従来、この各加工のNCデータは、各加工専用の自動プログラミング装置によりすべて個別に作成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
各加工のNCデータを各加工機専用の自動プログラミング装置により個別に作成する場合は、パンチング用とレーザ加工用の二つのシステムを構成しなければならず、コンピュータ装置が2台以上必要になる。
【0005】
また、従来の複合加工用の自動プログラミング装置は、1台のコンピュータ装置により構成されるが、しかし工具軌跡などの加工指示を行う加工指示部、板取り部などは、パンチング用とレーザ加工用とで分かれており、このためメモリ、ハードディスク等のコンピュータ資源に対する負担は2倍以上となる。
【0006】
また、この複合加工用の自動プログラミング装置においても、加工指示、板取りなどは、パンチング用とレーザ加工用とでメニューモードが分かれおり、このため一つのパーツを作るためには、パンチング/レーザ加工の二つの加工指示、座標計算を個別のメニューモードによる個別の画面表示下にて個別に行わなければならない。これは、面倒で、NCデータオペレータへの負担も大きく、オペレータが計算ミスなどのミスを生じる可能性が高く、能率よくNCデータを作成することが難しい。
【0007】
また、作成されたNCデータはパンチング用とレーザ加工用とで個別に管理されており、このためNCデータの管理に対するオペレータへの負担も大きい。
【0008】
本発明は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、一つの加工素材に対しパンチング加工機によるパンチングとレーザ加工機によるレーザ加工など複数の加工方法で加工を行う複合加工用のNCデータを、大きいコンピュータ資源を必要とすることなく、オペレータに大きな負担を掛けることなく、能率よく簡便に作成し、またNCデータの管理に対するオペレータの負担も軽減することができる自動プログラミング装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、加工すべきパーツの図形データを生成する図形データ生成部と、前記図形データ生成部により生成された図形データを取得しパンチング加工とレーザ加工との各工具軌跡指示を同一表示画面の図形データに対し行い、その各加工について工具軌跡データを生成する工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部と、前記図形データとパンチング加工に係る工具軌跡データとレーザ加工に係る工具軌跡データとをツリー構造により区分し、各々関連づけて格納するデータベースと、前記工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部が生成し前記データベースに格納された各加工の工具軌跡データを取得して各加工のNCデータを生成するNCデータ生成部とを有し、前記NCデータ生成部は対応する加工機のNCデータを個別に出力するためパンチング加工用のポストプロセッサとレーザ加工用のポストプロセッサとを備え、前記工具軌跡指示を前記同一表示画面の図形データに対し行う際、ピアスパンチ加工に係る工具軌跡データと、レーザ加工でのアプローチに係る工具軌跡データとをリンクする手段を備えた複合加工用自動プログラミング装置である。
【0010】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明による複合加工用自動プログラミング装置の一実施例として、パンチング機によるパンチングとレーザ加工機によるレーザ加工を行う板金加工複合加工のための複合加工用自動プログラミング装置の構成を示している。
【0012】
CAD部1は、図形データ生成部であり、加工すべきパーツを示す板金図面に基づくオペレータ入力により、そのパーツの図形データを生成する。CAD部1により生成された図形データは図形データベース3に格納される。
【0013】
工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部5は、CAD部1により作成された図形データを図形データベース3より取り込み、所定の工具により図形データへの割付けを行い、工具軌跡データを生成する。工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部5により生成された工具軌跡データは工具軌跡データベース7に格納される。
【0014】
この工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部5における工具軌跡指示(加工指示)は、パンチングとレーザ加工の各工具軌跡指示をその各加工方法による加工について同一表示画面の図形データに対し行う。これによりオペレータはパンチングとレーザ加工の各工具軌跡の指示を同一画面上で同一の図形データに対して行うことが可能になり、この加工指示作業が操作性よく行われ得るようになる。
【0015】
この工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部5にて生成される工具軌跡データはパンチングの工具軌跡とレーザ加工の工具軌跡とを結合された各加工の統合データである。
【0016】
板取り部9は、工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部5により作成された工具軌跡データを工具軌跡データベース7より取り出し、所定のシート(加工板材)上にパーツの配置を行う。工具軌跡データベース7より取り出される工具軌跡データは、パンチング・レーザ加工の工具軌跡が結合された状態のデータであるため、一つの操作において双方のデータが同時に取り扱われる。
【0017】
板取り部9は、このほかに、多数個取り、複写、移動、回転、反転等の機能を持ち、工具軌跡データを歩留りよくシート上に配置することが可能である。
【0018】
パンチング用ポストプロセッサ11とレーザ加工用ポストプロセッサ13は、工具軌跡データベース7に格納されている工具軌跡データを取り出し、それぞれ対応する加工機のNCデータを個別に出力する。なお、ポストプロセッサとはNCデータ作成のソフトウェアである。
ここで、ポストプロセッサがパンチング用とレーザ加工用とに分かれている理由は、各加工機、即ちパンチング加工機とレーザ加工機とに即したNCデータをそれぞれ生成する必要があるためである。
【0019】
シミュレーション部15は、パンチング用ポストプロセッサ11とレーザ加工用ポストプロセッサ13により生成されたNCデータのシミュレートを行う。このNCデータのシミュレートは、具体的には、描画による加工軌跡、加工順序の確認、およびシートを掴んでいるクランプ部と加工軌跡との干渉チェックなどである。
【0020】
パンチング用ポストプロセッサ11とレーザ加工用ポストプロセッサ13により作成されたNCデータは、データ管理部17を通してデータ管理データベース19およびパンチング保存NCデータファイル21、レーザ保存NCデータファイル23へ格納される。
【0021】
また図形データベース3および工具軌跡データベース7はメモリ上の中間データであるため、これらはデータ管理部17を通してデータ管理データベース19および保存用図形データファイル25、保存工具軌跡データファイル27に格納される。この各保存ファイルには保存用実データが格納され、これの管理用データ、例えば管理名称、コメント、データ作成日などは、データ管理データベース19にて管理され、データ管理データベース19により各種保存データが一元管理される。
【0022】
入出力部29は、データ管理部17を通してデータ管理データベース17を検索し、該当するNCデータを保存用NCデータファイル21、23より取り出し、入出力媒体であるICカード31、フロッピィディスク33、通信ケーブル35、紙テープ37へデータ出力する。出力されたNCデータは各加工機に取り込まれ、これにより各加工機にて実加工が行われる。
【0023】
また、既存のNCデータ、あるいは他のコンピュータにより作成されたNCデータを取り込む場合には、これらの入出力媒体よりNCデータの読み込みを行い、データ管理部17を通してNCデータをデータ管理データベース19、各保存用NCデータファイルに格納する。
【0024】
次に複合加工のための工具軌跡データベースの構築例について説明する。
【0025】
CAD部1にて作成された一つの図形データに対して、1画面においてパンチング・レーザ加工の加工指示と板取りを行うためには、パンチングとレーザ加工の双方のデータを結合したデータベースを構築する必要がある。ここではその複合加工用のデータベースの構築例を説明する。
【0026】
図2(a)はCAD部1で作成されたパーツの図形データの例である。この図形データは、二つの図形定形穴(角穴14、長丸穴15)と、複数の図形要素(1〜13)の集合が一つの閉ループを構成している例である。
【0027】
図2(a)に示された図形データのデータベース構造は図3に示されている。
【0028】
このデータベース構造は一般的に用いられているツリー構造の形式を用いている。このツリーを構成している各要素をノード(node=節)、各要素をつなぐ線をエッジ(エッジ=枝)と呼ぶことにする。また、あるノードに対してエッジにより結ばれた左側のノードが親ノードになる。
【0029】
以下、図3に示された各ノードについて説明する。
【0030】
a.オリジナルパーツ:
このノード以下のすべてのデータが1パーツを構成していることを表す。この単位により後述するシートへの配置を行う。
【0031】
b.図形:
このノード以下に1パーツに対するすべての図形データが格納される。図形データの検索を行う際に、このノード以下を対象にすればよく、これにより検索効率を上げることができる。
【0032】
c.閉経路:
このノード以下にある図形要素が連続であり、且つ閉ループをなしていることを表している。もし、閉ループでない場合は、このノードの種類が“開経路”となる。
【0033】
d.要素:
このノードが一つの図形要素(直線・円弧)を表現している。
【0034】
e.定形穴:
このノードが一つの穴形状を表現する。この例では単発の角穴14と、単発の長丸穴15が存在することを表している。
【0035】
f.加工:
このノード以下に1パーツに対するすべての工具軌跡データが格納される。工具軌跡データの検索を行う際に、このノード以下を対象にすればよく、これにより検索効率を上げることができる。
【0036】
なお、図3に示されたデータベースでは、まだ工具軌跡の割付けが行われる前の状態であるから、このノード以下にはデータは存在していない。
【0037】
図2(b)は図2(a)の図形データに対して工具軌跡の割付けを行った例を示している。
【0038】
定形穴・角穴14には角金型で格子加工101を行い、定形穴・長丸穴15には長丸金型で単発加工102を行っている。また閉経路にはレーザ経路加工が割付けられ、アプローチ104以下、図形閉経路をなぞるようにレーザ直線、円弧(104〜118)が割付けられている。103の丸金型による単発加工はレーザによるピアッシング加工の代わりに金型でピアスを加工するためのものである。このピアスパンチ加工は複合加工の特徴である。
【0039】
図4は図2(b)に示されている如く、工具軌跡の割付けを行われた後のデータベース構造を示している。図4にて点線枠に囲まれた領域のデータが割付けにより“加工”ノード以下に生成されたものである。
【0040】
以下、図4に示してある加工ノード以下の各ノードについて説明する。
【0041】
g.金型加工:
このノード以下にあるデータが金型による加工であることを表している。一つのパーツの金型工具軌跡はすべてこのノードの下に格納される。
【0042】
パンチング用ポストプロセッサ11において、タレットパンチプレス用のNCデータを作成するときはこのノード以下のデータを検索していく。
【0043】
h.レーザ加工:
このノード以下にあるデータがレーザによる加工であることを表している。一つのパーツのレーザ工具軌跡はすべてこのノードの下に格納される。
【0044】
レーザ加工用ポストプロセッサ13において、レーザ加工機用のNCデータを作成するときはこのノード以下のデータを検索していく。
【0045】
i.金型工具軌跡:
このノードが一つの金型加工を表現する。この例では角金型による格子加工101、長丸金型による単発加工102および丸金型による単発加工を表している。
【0046】
j.レーザ経路:
このノードが一つのレーザ経路加工を表現する。この例では経路加工が外径加工であることを表している。
【0047】
k.レーザ要素:
このノードが一つのレーザ加工要素(アプローチ、リリース、直線加工、円弧加工)を表している。この例ではアプローチ104よりレーザ加工が開始され、順に直線105、円弧106と加工していく順番によりデータが格納されていく。
【0048】
また、ピアスパンチ加工(上述のようにレーザによるピアッシング加工の代わりにピアスを丸金型で行う加工)である金型工具軌跡103とレーザ要素(アプローチ)104はリンクポインタで結ばれており、どちらかのデータを編集、削除するときにリンク先のデータを取得できるようになっている。これは、例えば加工指示において消去コマンドでアプローチ104を消去したときに自動的にピアスパンチ加工である金型加工103を消去するためのものである。ピアスパンチ加工の単独での加工は加工不良となるためで、オペレータの消し忘れを防止している。
【0049】
図5は加工するシート上に工具軌跡を割付けたパーツ(図2(b)のパーツ)を配置した例である。パーツAはパーツ呼び出し後配置したもので、パーツBはパーツAを複写して配置を行ったものである。さらにパーツCは、呼び出し配置後、多数個取り指示を行ったものである。
【0050】
このようにシート上にオペレータが任意の位置にパーツを配置することが可能で、なおかつ、1パーツ内の金型/レーザを同時に扱えるので、オペレータ負担が軽減される。
【0051】
またこの配置において、他のパーツを呼び出し配置することができ、歩留りがよい加工が可能となる。
【0052】
図6はパーツの配置完了後のデータベース構造を示している。図6にて点線枠に囲まれた領域のデータがパーツを配置することより新たに生成されたものである。
【0053】
以下、図6に示してある新規生成の各ノードについて説明する。
【0054】
l.リピートパーツ:
このノードのデータはオリジナルパーツaのシート上の配置状態を表現するデータである。パーツに対する配置が行われると、このデータが格納される。
【0055】
シート上の描画において、パーツの実体のデータを複写して表現すると、データベース上のデータ容量が膨大なものになり、メモリの圧迫、データ検索時間の増大等の問題を引き起こしてしまう。そこで、ここでは、このことをオリジナルパーツに対するリピートデータにより表現し、実体のデータを持たないようにしてある。
【0056】
次に複合加工のためのデータ管理データベースの構築例について説明する。
【0057】
複合加工の保存データとしては、図形データ、各加工機毎のNCデータ、各加工機毎の工具軌跡データが考えられる。これらの保存データを一元的に管理し、オペレータが1パーツ名称で扱うためには、複合加工用のデータ管理用データベースを構築する必要がある。
【0058】
ここでは図7に示されたデータ管理の概念図を参照して複合加工用のデータ管理データベースの構築例を説明する。
【0059】
このデータ管理においては、データ管理データベース19と保存用実ファイル(21〜27)が使用される。
【0060】
データ管理データベース19は、システム内の“グループ(a)”を管理するグループデータ管理部と、1グループ内の“パーツ(b)”を管理するパーツデータ管理部に分かれて構成される。
【0061】
“グループ”とはオペレータがパーツデータを管理しやすいように分割していくディレクトリィのことである。グループ名称はオペレータが任意に設定することができる。“パーツ”はオペレータが保存時にパーツ名称を設定し指定グループに格納する。
【0062】
保存用実ファイルは各保存データごとに一つのファイルとして構成される。グループ、パーツの関係は保存実ファイルのファイル名称にて行われる。詳細については後述する。また、1パーツに対して図形データは1個として管理されている。これは複数機械による複合加工といえども、元となる図形データはただ一つとしているからである。
【0063】
NCデータと工具軌跡データとは各加工機のタイプ(NCタレットパンチプレス、レーザ加工機等)ごとにペアで管理される。このNCデータを呼び出すか、工具軌跡データを呼び出すかは、各機能により異なる場合がある。またオペレータの判断により選択する場合もある。
【0064】
図8はデータ管理データベース内の詳細を示したものである。
【0065】
グループデータ管理部は各グループ名称を1レコードとして格納している。このファイル上のレコード番号がグループ管理番号として発番されていく。有無フラグとはそのレコードの使用/未使用を表すものである。
【0066】
パーツデータ管理部はパーツデータに関連する各種情報を1レコードに格納したものの集まりである。各種情報の内容を下記に示す。
【0067】
〈パーツデータ内の各種情報〉
a.識別フラグ:
各保存データ(図形、NC、工具軌跡)の有無を示す。
【0068】
b:パーツ名称:
オペレータが保存時に設定した名称
c.材料名称:
使用するワークの材質、板厚の名称(システムで設定)
d.コメント:
オペレータが保存時に設定したコメント
e.パーツ寸法x、y:
加工するパーツのX、Y寸法(システムで設定)
f.日付:
保存した最新の日付(システムで設定)
g.NCデータ情報:
NCデータに関する情報(システムで設定)で保存NCデータごとに持っている。
【0069】
g−1.NCデータ日付: NCデータを保存した日付
g−2.機械タイプ : 加工機の種別を表す
g−3.機械名称 : 加工機の名称
パーツデータのレコード番号がパーツデータ管理番号として発番される。
【0070】
保存実ファイルのファイル名称は、図8に示されている如く、グループ管理番号+パーツデータ管理番号+データ識別子により表される。
【0071】
例えば、グループ名称[TEST]、パーツ名称[A−1]という図形データを読み込みたいときには、以下の手順で処理が行われる。
【0072】
1)指定されたグループ名称[TEST]をグループデータ管理部より検索し、グループ名称に対応するグループ管理番号[2]を取得する。
【0073】
2)取得されたグループ管理番号[2]に対するパーツデータ管理部の読み込みを行う。
【0074】
3)指定されたパーツ名称[A−1]をパーツデータ管理部より検索し、パーツ名称に対応するパーツデータ管理番号[1]を取得する。
【0075】
4)1),2)により取得されたグループ管理番号[2]とパーツデータ管理番号[1]に図形データであることを示すデータ識別子[001]を加えて、保存実ファイル名[G002D001.001]を取得する。
【0076】
5)4)で取得された保存実ファイル名称のファイルを読み込む。
【0077】
上述の実施例においては、一つのコンピュータ装置上に、金型加工指示とレーザ加工指示を結合した加工指示部に加えて、板取り部、シミュレーション部を構成し、1画面上にて加工指示、確認、編集、配置が行われる。
【0078】
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、本発明による複合加工用自動プログラミング装置によれば、
(1)一つのコンピュータ装置上に金型加工指示とレーザ加工指示を結合した加工指示部が構成され、1画面上にて加工指示、確認、編集、配置が行われる。
【0080】
これにより、従来困難であったパンチング/レーザ加工等の複数の工具軌跡の座標計算が一つの座標系で取り扱われるようになり、オペレータの計算ミスを軽減することができる。また、一つの図形データを元に工具(金型、レーザ)を割付けていくので“加工指示もれ”を事前にチェックすることができる。
【0081】
(2)加工指示部、更に板取り部およびシミュレーション部を各加工について一本化することが可能になり、これによりシステムに対する必要な資源(メモリ、ディスク容量等)の縮小が可能になる。
【0082】
(3)作成されたタレットパンチ用/レーザ加工用のNCデータが図形データとともに一つの名称(パーツ名称)で一元管理され、これにより従来、繁雑であったオペレータによるNCデータ管理業務を軽減することができる。
【0083】
(4)ピアスパンチ加工の単独での加工は加工不良となるため、加工指示において消去コマンドでアプローチを消去したときに自動的にピアスパンチ加工である金型加工を消去することができオペレータの消し忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合加工用自動プログラミング装置の一実施例として、パンチングとレーザ加工を行う板金加工用複合加工のための自動プログラミング装置の構成を示すブロック線図である。
【図2】(a)はCAD部で作成されたパーツの図形データの例を、(b)は図形データに対して工具軌跡の割付けを行った例を示す説明図である。
【図3】図形データのデータベース構造例を示す説明図である。
【図4】工具軌跡の割付け後のデータベース構造例を示す説明図である。
【図5】加工するシート上に工具軌跡を割付けたパーツを配置した例を示す説明図である。
【図6】パーツ配置完了後のデータベース構造例を示す説明図である。
【図7】データ管理を概念に示す概念図である。
【図8】データ管理データベース内の詳細を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CAD部
3 図形データベース
5 工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部
7 工具軌跡データベース
9 板取り部
11 パンチング用ポストプロセッサ
13 レーザ加工用ポストプロセッサ
15 シミュレーション部
17 データ管理部
19 データ管理データベース 21 パンチング保存NCデータファイル
23 レーザ保存NCデータファイル
25 保存用図形データファイル
27 保存工具軌跡データファイル
29 入出力部
Claims (1)
- 加工すべきパーツの図形データを生成する図形データ生成部と、
前記図形データ生成部により生成された図形データを取得しパンチング加工とレーザ加工との各工具軌跡指示を同一表示画面の図形データに対し行い、その各加工について工具軌跡データを生成する工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部と、
前記図形データとパンチング加工に係る工具軌跡データとレーザ加工に係る工具軌跡データとをツリー構造により区分し、各々関連づけて格納するデータベースと、
前記工具軌跡指示・工具軌跡データ生成部が生成し前記データベースに格納された各加工の工具軌跡データを取得して各加工のNCデータを生成するNCデータ生成部とを有し、
前記NCデータ生成部は対応する加工機のNCデータを個別に出力するためパンチング加工用のポストプロセッサとレーザ加工用のポストプロセッサとを備え、
前記工具軌跡指示を前記同一表示画面の図形データに対し行う際、ピアスパンチ加工に係る工具軌跡データと、レーザ加工でのアプローチに係る工具軌跡データとをリンクする手段を備えたことを特徴とする複合加工用自動プログラミング装置。
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