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JP3619692B2 - マット式マッサージ機 - Google Patents

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JP3619692B2
JP3619692B2 JP35903998A JP35903998A JP3619692B2 JP 3619692 B2 JP3619692 B2 JP 3619692B2 JP 35903998 A JP35903998 A JP 35903998A JP 35903998 A JP35903998 A JP 35903998A JP 3619692 B2 JP3619692 B2 JP 3619692B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マット部に配設された施療子によって身体の被施療部をマッサージするマット式マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マット部にエアーバッグなどによって構成された施療子を配設し、この施療子を構成するエアーバッグに、駆動手段であるエアー給排気装置によってエアーの給排気をして膨縮させて身体の被施療部である各部位を押圧してマッサージをするマット式マッサージ機は広く使用されている。
【0003】
そして、この種のマット式マッサージ機は、不使用時などに収納する場合は一般に長手方向中央部から折り曲げて二つ折りに折り畳んで収納するものである。しかし、このマット部は施療子であるエアーバッグなどがマット部に配設されているためその厚みが厚くなっており、折り畳み難い。また、折り畳んだ状態において折り曲げ部が反発力によって多少復元してマット部の両端部が互いに離れてしまうため、嵩張る等して収納時の取り扱いが不便であるとともに、折り畳んだ状態の容積が大きくなり広い収納スペースを必要とするものである。
【0004】
また、従来のマット式マッサージ機は、マット部に身体を横たえた状態つまり寝た状態でマッサージを行う態様としての使用しかできず、いわゆる座椅子状態として使用することはできないものである。しかし、使用者としては寝た状態だけではなく上半身を起こした状態でマッサージをしたいと望む場合もあるが、従来のマット式マッサージー機はこのような使用ができないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のマット式マッサージ機は、収納時などにおける取り扱いつまり収納作業が容易でなく、また、広い収納スペースを要するという問題がある。また、上半身を起こした状態でマッサージができないものであり、使用者のニーズを必ずしも満足させるものではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明は、一方側を上半身領域部とし他方側を下半身領域部とする長方形状に形成されるとともに、長手方向中間部の上半身領域部に第一の折り曲げ部を、下半身領域部側に第二の折り曲げ部を互いに離間して形成し、かつ、前記下半身領域部に設けた隆起部に縦方向に沿って凹ませて形成した一対の脚部収納溝を有するとともに、相対向した凸条壁によって形成されて前記両折り曲げ部で折り畳んだ状態で前記下半身領域部の側部隆起部が入り込む腕部収納溝を前記上半身領域部の両側部に有するマット部と、このマット部の前記上半身領域部および脚部収納溝に配設され駆動手段によって駆動される施療子とを備え、前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り畳んだ際のマット部の下面から上面まで高さ寸法を、マット部の一方側端部の厚み寸法とマット部の下面から前記隆起部の上面までの高さ寸法との和に略等しく設定し、マット部を前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り曲げて折り畳んだ際の側面投影を略方形状となるようにしたマット式マッサージ機としたものである。
【0007】
このように請求項1記載の発明は、一方側を上半身領域部とし他方側を下半身領域部とする長方形状に形成されるとともに、長手方向中間部の上半身領域部に第一の折り曲げ部を、下半身領域部側に第二の折り曲げ部を互いに離間して形成し、前記下半身領域部に設けた隆起部に縦方向に沿って凹ませて形成した一対の脚部収納溝を有するマット部と、このマット部の前記上半身領域部および脚部収納溝に配設され駆動手段によって駆動される施療子とを備え、前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り曲げれた際のマット部の下面から上面まで高さ寸法を、マット部の一方側端部の厚み寸法とマット部の下面から前記隆起部の上面までの高さ寸法との和に略等しく設定し、マット部を前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り曲げて折り畳んだ際の側面投影を略方形状となるようにしたことから、収納時の折り畳みを容易にすることができるため収納作業が容易になるとともに、収納スペースを小さくできるという作用を有するものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上半身領域部を第一の折り曲げ部を回動支点として任意角度に支持する支持脚を設けるとともに、第一の折り曲げ部の折り曲げ力を第二の折り曲げ部の折り曲げ力よりも小さくしたマット式マッサージ機としたものである。
【0011】
この請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加えて、支持脚によって上半身領域部を第一の折り曲げ部を回動支点として起こして上半身を起こした状態でマッサージをすることができるとともに、マット状態から、上半身領域部を起こす際に折り曲げ力の小さい第一の折り曲げ部から確実に折り曲げることができるという作用を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明を施療子をエアーバッグとし、駆動手段をエアー給排気装置とした場合のマット式マッサージ機つまりマット式エアーマッサージ機に適用した場合の実施の形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0015】
図1は、この実施の形態のマット式エアーマッサージ機(以下単にマッサージ機という)1を床面に敷いた状態を示す斜視図である。このマッサージ機1は、長方形状に形成されたマット部2、このマット部2内に配設された施療子としての首用エアーバッグ30ないし脚用エアーバッグ35、およびこれら首用エアーバッグ30ないし脚用エアーバッグ35にエアーを給排気するエアー給排気装置40などから構成されている。
【0016】
そして、前記マット部2は、図4、図5に示めすように保形性を有する基板3とこの基板3の床面側(以下下面側という)および前記床面側と反対側(以下上面側という)に配設された発泡ウレタンフォームなどから直る支持体4b、4aとから構成されている。なお、前記上面側の支持体4bの厚みは下面側の支持体4aの厚みより厚く設定されている。
【0017】
そして、このマット部2の一方側(頭が位置する側)は上半身を支持する上半身領域部10となっており、また、他方側(脚部などが位置する側)は下半身を支持する下半身領域部20となっている。
【0018】
また、前記基板3は、図4、図5に示すよう長手方向中間部に、所定距離互いに離間させて、前記上半身領域部10側に第一の折り曲げ部としてのヒンジ手段11が形成され、また、下半身領域部20側には第二の折り曲げ部としてのヒンジ手段21がそれぞれ設けられており、前記基板3はヒンジ手段11とヒンジ手段21から上面側を内側にして図6に示すように折り曲げられるようになっている。
【0019】
また、前記基板3の上半身領域部10側の前記ヒンジ手段11と一方側端部との中間部よりも僅かにヒンジ手段11側に寄った両側位置には、ヒンジ手段11から折り曲げられた上半身領域部10を任意角度に保持する支持脚50が回動可能にして取り付けられている。
【0020】
また、この支持脚50は、図1に示すように前記基板3の上半身領域部10側の外周側面に沿わせた略コ字状に形成され、その両端を基板3の側面に回動手段51を介して回動可能に取り付けられているものである。なお、前記回動手段51は内部に図示しないラチェット機構が収納されており、ラチェット機構によって支持脚50を上述のように任意位置に回動させるとともに、任意角度に保持されるようになされているものである。
【0021】
また、前記支持脚50には図1に示すように、床面を傷つけないようにするとともに、滑り止めをするためのゴムなどからなる弾性脚52が取り付けられている。
【0022】
そして、前記支持脚50はマット部2全体を床面に敷く状態に配置されたときは、前記基板3の外周側面に沿わせて状態つまり収納状態となっている。このことによって、マット部2全体を床面に敷いた状態で使用する(以下マット状態での使用という)際に、この支持脚50は上半身領域部10の外周側面に沿って位置することになり、使用の際に邪魔になることがないものである。なお、前記基板3の外周側面部は支持脚50を非使用状態収納する収納部を構成するものである。
【0023】
そして、前記支持脚50を回動することによって、図5に示すように上半身領域部10をヒンジ手段11から折り曲げて任意の角度起こすことができるとともに、この起こした状態に維持できるものである。
【0024】
また、前記ヒンジ手段11の折り曲げに要する折り曲げ力の大きさと、ヒンジ手段21を折り曲げるに要する折り曲げ力の大きさは、ヒンジ手段21の折り曲げ力の大きさよりもヒンジ手段11の折り曲げ力を小さくするように設定されている。
【0025】
このようにヒンジ手段11の折り曲げ力をヒンジ21の折り曲げ力よりも小さく設定しているのは、図4に示すようにマット部2全体を敷いた状態から、上半身領域部10を起こした状態つまり座椅子状態とする場合に、前記下半身領域部20側のヒンジ手段21か折れ曲がる前に上半身領域部10側に位置するヒンジ手段11から折り曲がるようにするためである。
【0026】
つまり、前記座椅子状態として使用(以下座椅子状態での使用という)する場合に、下半身領域部20側のヒンジ手段21が先に折れ曲がると、上半身領域部10はこのヒンジ手段21を回動支点として起こされ、この状態で(この時ヒンジ手段11は折れ曲がっていない状態となっている)使用者が上半身領域部10に背中を凭せ掛けると、その瞬間にヒンジ手段11が折れ曲がり、使用者は予期せぬ状態で後方に倒れてしまうことになる。このことを防止するために上記のようにヒンジ手段21の折り曲げ力よりもヒンジ手段11の折り曲げ力を小さく設定しているものである。
【0027】
なお、前記ヒンジ手段11およびヒンジ手段21の折り曲げ力の大きさを変える手段としては、ヒンジ手段を固定側ヒンジ部材(例えば固定軸受)と回動側ヒンジ部材(例えば回動軸)とから構成して、固定側ヒンジ部材との回動側ヒンジ部材の回動の際の摩擦力を変えることによってなすことができるものである。
【0028】
つまりヒンジ手段11の回動摩擦力をヒンジ手段21の回動摩擦力よりも小さく設定するようにすればよいものである。なお、回動摩擦力を変えるには摩擦係数の異なる部材を固定側ヒンジ部材と回動側ヒンジ部材の回動摺接部に介在させるようにすることによってなすようにしてもよく、あるいは圧接ばねによって摺動面同志を圧接させる構成として、前記圧接ばねのばね力を異ならせるようにしてもよいものである。
【0029】
また、前記ヒンジ手段11およびヒンジ手段21はそれぞれ内側に90度をやや超える程度折り曲げられた時点でそれ以上回動させないように図示しないストッパー手段によって規制されるようになっている。
【0030】
また、前記マット部2の上半身領域部10側の端部近傍には、首部を載置する載置部12が形成され、この載置部12内には図1に接すように首部をマッサージする一対の首用エアーバッグ30が配設されている。
【0031】
また、前記上半身領域部10の上面側の両側部には、それぞれ互いに対向する一対の凸条壁13、13によって内側にU字状の腕部を収納する腕収納溝14が形成されている。そして、各対の凸条壁13、13の互いに対向する側壁13aには腕部をマッサージする腕用エアーバッグ31がそれぞれ配設されており、この両エアーバッグ31の膨縮の繰り返しにより腕部が押圧・弛緩されてマッサージされるようになっている。
【0032】
また、前記上半身領域部10の前記両腕収納溝14と前記載置部12との間には前記支持体4aの上面に配置され、肩部をマッサージする肩用エアーバッグ32が配置されている。また、両腕収納溝14の間に位置する前記支持体4aの上面に背中部をマッサージする背中用エアーバッグ33、および腰部をマッサージする腰用エアーバッグ34が配置されている。
【0033】
また、マット部2の下半身領域部20には図1などに示すように、その両側に縦方向に沿って設けられ一対の側部隆起部22、22と、これら両側部隆起部22、22の間つまり中間の位置に長手方向に沿って設けられた中央隆起部23と、側部隆起部22および中央隆起部23の端部側に連続して設けた端部隆起部26とからなる隆起部によって断面U字状の一対の脚部収納溝24、24が形成されている。
つまり、下半身領域部20に形成した隆起部を凹ませることによって前記脚部収納溝24は形成されているものである。なお、前記側部隆起部22、中央隆起部23および端部隆起部26の上面は面一に形成されている。
【0034】
そして、前記中央隆起部23の両側の側壁23aとこれら両側の側壁23aと対向する前記両側部隆起部22の側壁22aにはそれぞれ、脚部つまり脹脛部などをマッサージする脚用エアーバッグ35がそれぞれ配設されており、これらエアーバッグ35の膨縮の繰り返しにより脚部が押圧・弛緩されてマッサージされるようになっている。
【0035】
なお、前記両側部隆起部22は、上半身領域部10を前記ヒンジ手段11およびヒンジ手段21から折り曲げて、下半身領域部20の上方に位置させたときは上半身領域部10の両側部に形成した前記腕収納溝14内に入り込み、また、中央隆起部23は一対の腕収納溝14の内側の凸条壁13相互間に入り込む位置関係となっている。このことによって、マット部2を折り畳んだとき、凸条壁13および側部隆起部22、中央隆起部23がマット部2の上面側に突出形成されているにもかかわらず偏平とすることができるようになっている。
【0036】
また、前記下半身領域部20の端部側の内部つまり前記端部隆起部26の内部には収納部25が形成されており、この収納部25には駆動手段としてのエアー給排気装置40が収納されている。また、前記端部隆起部には側壁26aに蓋27によって開閉される開口27aを有するコード収納室28が形成されている。このコード収納室28には電源コード70およびコード71によって後述する制御手段43に接続されたリモートコントロール装置(以下リモコン装置という)72が収納されるようになっている。このリモコン装置72には、マッサージモードを設定するモード設定スイッチ、始動スイッチ、停止スイッチなどの各種スイッチ73が設けられている。
【0037】
また、前記側壁26aには図1に示すように電源スイッチ29などが設けられている。
【0038】
そして、前記マット部2は、前記肩用エアーバッグ32ないし脚用エアーバッグ35および収納部25にエアー給排気装置40を収納した状態で、布などからなるカバーKによってカバーされている。
【0039】
そして、図6に示すように前記マット部2の上半身領域部10の先端部の厚み(マット部2の下面から上面つまり後述する載置部12の上面までの高さ寸法)寸法L1とマット部2の下半身領域部20の下面から前記各隆起部の上面までの高さ寸法L2との和は、前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部で折り曲げた際のこの折り曲げ部における下側となっているマット部2の下面から、上面つまり上方に位置する下面までの高さ離間寸L3が略等しくなるように設定されている。
【0040】
このことによって、マッサージ機1つまりマット部2を前記ヒンジ手段11とヒンジ手段21とから曲げて折り畳んだ際の側面投影は図6に示すように略方形状となるようになっている。
【0041】
つぎに、前記エアー給排気装置40を図7に基いて説明する。
【0042】
図7に示すようにエアー給排気装置40は、エアーポンプなどからなるエアー生成手段41、このエアー生成手段41にホース60を介して接続されたロータリー弁などからなり各エアーバッグにエアーを給排気する分配器42、および設定されたマッサージモードにしたがって各エアーバッグにエアーの給排気をするよう前記エアー生成手段41と分配器42を制御する制御手段43とから構成されている。
【0043】
また、前記分配器41にはそれぞれホース61ないし66の一端側が接続されており、そして、前記ホース61は分岐されて前記首用エアーバッグ30、30に、ホース62は肩用エアーバッグ32に、ホース63は背中用エアーバッグ33に、ホース64は腰用エアーバッグ34に、ホース65は分岐されて腕用エアーバッグ31に、ホース66は分岐されて脚用エアーバッグ35に接続されている。
【0044】
また、前記制御手段43には前述したようにコード71を介してリモコン装置72から各種の制御信号つまり各種マッサージモード、始動信号、停止信号などが入力されるようになっており、制御手段43はこれら制御信号に基いて前記エアー生成手段41、分配器42を制御するようになっている。
【0045】
なお、前記マッサージモードとしては、前記首用エアーバッグ30ないし脚用エアーバッグ35に所定の順序に従って順次膨縮させる全身マッサージモード、首用エアーバッグ30ないし腰用エアーバッグ34を所定の順序に従って順次膨縮させる上半身マッサージモード、脚用エアーバッグ35を膨縮させる脚用マッサージモード、首用エアーバッグ30ないし脚用エアーバッグ35を個別に膨縮させる部分マッサージモードなどである。
【0046】
そして、上記マッサージ機1を使用する場合は、上記したようにマット部2全体を床面に敷いてマッサージをするマット状態での使用と、上半身領域部10をヒンジ手段11から折り曲げて起こして使用する座椅子状態での使用の二つの使用態様がある。前記マット状態での使用の場合、使用者は、前記載置部12に首部を位置させ前記脚収納溝24内に脚部を入れて仰向けに横たわり、また、両腕を前記腕収納溝14内に入れ、前記リモコン装置72から所望のマッサージモードを設定して、リモコン装置72に設けられている始動スイッチを操作することにより、マッサージがなされる。
【0047】
また、座椅子状態で使用する場合は、前記上半身領域部10をその端部を上方に持ち上げるように操作すると、前記下半身領域部20側に位置するヒンジ手段21の折り曲げに要する折り曲げ力よりも上半身領域部10側に位置するヒンジ手段11の折り曲げに要する折り曲げ力が小さく設定されていることから、図5に示すように前記ヒンジ手段11から折り曲げられる。そして、上半身領域部10を折り曲げたならば、ついで前記支持脚50を前記回動手段51を回動支点として図5において反時計方向に回動させて、前記上半身領域部10を下半身領域部20に対して所望の角度に設定する。
【0048】
そして、この状態で脚部を前記脚部収納溝24内に入れて、図5に示すように下半身領域部20に下半身を位置させ、上半身つまり背中部を上半身領域部10に凭せ掛けるとともに首部を載置部12に位置させる。ついで、両腕を前記腕収納溝14内に入れ、前記リモコン装置72から所望のマッサージモードを設定して、リモコン装置72に設けられている始動スイッチを操作することにより、マッサージがなされる。
【0049】
つぎに、上記マッサージ機1の収納時などの際のおける折り畳みの仕方について説明する。
上述のようにマット状態または座椅子状態で使用した後、マッサージ機1を収納する場合は、前記上半身領域部10の端部を上方に持ち上げると、始めにヒンジ手段11が前記図示しないストッパー手段によって回動が規制される位置つまり略直角となる位置まで折り曲げられ、この状態からさらに上半身領域部10を下半身領域部20側に向けて回動させるとヒンジ手段21から折り曲げられ、図6に示すように上半身領域部10の先端部つまり前記載置部12が、下半身領域部20の隆起部つまり前記側部隆起部22ないし端部隆起部26の上面に載置される状態となる。
【0050】
そして、この状態では上述したように、前記マット部2の上半身領域部10の先端部の厚み寸法L1とマット部2の下半身領域部20の下面から前記隆起部の上面までの高さ寸法L2との和は、前記ヒンジ手段11とヒンジ手段21で折り曲げた際のこの折り曲げ部における下側となっているマット部2の下面から、上方に位置する下面までの高さ離間寸L3とが略等しくなるように設定されていることから、マッサージ機1つまりマット部2を前記ヒンジ手段11とヒンジ手段21とから曲げて折り畳んだ際の側面投影は図6に示すように略方形状となるものである。また、この状態は前記図示しないストッパー手段の規制作用によって保持されるものである。
【0051】
上記のようにマッサージ機1が折り畳まれた状態では、その側面投影が方形状となり、また、その状態に維持されることから全体の容積は小さくなり収納スペースを小さくできるものである。
【0052】
また、折り畳む際は所定位置つまりヒンジ手段11およびヒンジ手段21から折り畳まれるものであるとともに、折り畳む際は上半身領域部10の端部を下半身領域部10の端部側に向けて回動させるという簡単な操作によってなされるものであることから、折り畳み操作つまり収納作業は容易となるものである。
【0053】
上述のように上記マッサージ機1は、一方側を上半身領域部10とし側他方側を下半身領域部20とした長方形状に形成されたマット部2の長手方向中間部に、上半身領域部10側にヒンジ手段11を下半身領域部20側にヒンジ手段21形成し、また、前記下半身領域部20の両側に縦方向に沿って設けられた一対の側部隆起部22とこれら両側部隆起部22の間に位置して長手方向に沿って設けられた中央隆起部23とから隆起部を形成するとともに、前記ヒンジ手段11とヒンジ手段21とが位置するマット部2の下面から上面まで寸法L3を、マット部20の一方側端部の厚み寸法L1とマット部20の下面から前記隆起部の上面までの高さ寸法L2との和と略等しくなるように設定したことから、マット部2をヒンジ手段11とヒンジ手段21とで折り曲げて折り畳んだ際の側面投影を略方形状とすることができるため、収納時の収納容積を小さくでき収納スペースをできるものである。
【0054】
また、折り畳みの際は所定の位置つまりヒンジ手段11およびヒンジ手段21から折り曲げられるものであることから、折り畳みが容易になされるためこのことからも収納作業が容易になるものである。
【0055】
また、上半身領域部10をヒンジ手段11を回動支点として任意角度に支持する支持脚50を設けるとともに、ヒンジ手段11の折り曲げ力をヒンジ手段21の折り曲げ力よりも小さくしたことから、支持脚50によって上半身領域部10をヒンジ手段11を回動支点として起こし、上半身を起こした状態つまり座椅子状態としてマッサージをすることができるとともに、マット状態の使用から上半身領域部10を起こす際に折り曲げ力の小さいヒンジ手段11から確実に折り曲げられるため、ヒンジ手段11が折り曲げられない状態のままヒンジ手段21が先に折れ曲がり、この状態で使用者が上半身領域部10に背中を凭せ掛けた際にヒンジ手段11が折れ曲がり、使用者は予期せぬ状態で後方に倒れてしまう等のことを確実に防止できるものである。
【0056】
また、マット状態での使用においては、上半身領域部10外周側面に沿わせて支持脚50を収納するようにしたことから、マット状態で使用する際に前記支持脚50が邪魔になることがなく、また、収納の際の収納スペースを小さくできるものである。
【0057】
また、エアー給排気装置30は、下半身領域部20の端部つまり足先部位置する側に設けた収納部25に収納する構成としたことから、マッサージ中にエアー給排気装置30から発生する騒音の影響を小さくできるものである。また、エアー給排気装置30はマット部2内に収納されていることから、収納などにおいてはマット部と一体に取り扱うことができるため、収納時などの取り扱いが便利となるものである。
【0058】
なお、上記実施の形態においては、マット部2の下半身領域部20に設けた隆起部つまり一対の側部隆起部22と中央隆起部23とによって断面U字状の一対の脚部収納溝24を形成する構成としたが、この脚部収納溝24は脚部のマッサージを脚部を側方から挟み込むように押圧するなではなく、下方から押圧してマッサージをするようにする場合は省略することもできるものである。このように構成した場合は、脚用エアーバッグはマット部2の上面に配設するようにする。
【0059】
また、この場合は、前記側部隆起部22および中央隆起部23は省略されることから、前記ヒンジ手段11とヒンジ手段21とが位置するマット部2の下面から上面まで寸法は、マット部20の一方側端部の厚み寸法とマット部20の下面から前記エアー給排気装置30を収納する収納部25が形成された端部隆起部26の上面までの高さ寸法の和と略等しく設定することにより、マット部2をヒンジ手段11とヒンジ手段21とで折り曲げて折り畳んだ際の側面投影を略方形状とすることができるものである。
【0060】
また、上記実施の形態においては支持脚50は、マット部2つまり基板3の外側面に沿う略コ字状に形成したが、これは基板3の外側面に沿わすものではなく、またコ字状ではなく他の形状としてもよく、また、このように支持脚を形成した場合の支持脚の収納部は上半身領域部10の背面に凹部を形成し、マット状態で使用する場合および収納時にはこの凹部に収納するようにしてもよいものである。
【0061】
また、上記実施の形態においては、駆動手段であるエアー給排気装置40をマット部2に設けた収納部25内に収納するようにしたが、これはマット部2とは別に設けるようにしてもよいものである。このようにした場合は駆動手段とマット部とが別々になり収納時などに両者を同時に取り扱えないことになるが、マット部を軽くすることができる。
【0062】
また、上記実施の形態においては、施療子をエアーの給排気により膨縮するエアーバッグにより構成し、駆動手段をエアー給排気装置30によって構成したが、これは施療子を例えば硬質ゴムなどからなり振動動作する突子により構成してもよいものである。また、この場合は駆動手段の一部を構成する電源装置などを前記収納部25に収納するものである。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、収納時の折り畳みを容易にすることができるため収納作業が容易になるとともに、収納スペースを小さくできるという効果を有するものである。
【0065】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、支持脚によって上半身領域部を第一の折り曲げ部を回動支点として起こして上半身を起こした状態でマッサージをすることができるとともに、マット状態から、上半身領域部を起こす際に折り曲げ力の小さい第一の折り曲げ部から確実に折り曲げることができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマット式エアーマッサージ機の実施の形態の斜視図。
【図2】上記マット式エアーマッサージ機を折り畳んだ状態を示す斜視図。
【図3】上記マット式エアーマッサージ機の上半身領域部を起こした状態の斜視図。
【図4】上記マット式エアーマッサージ機の側面図。
【図5】上記マット式エアーマッサージ機の上半身領域部を起こした状態の側面図。
【図6】上記マット式エアーマッサージ機を折り畳んだ状態の側面図。
【図7】上記マット式エアーマッサージ機の制御ブロック図。
【符号の説明】
1 マット式マッサージ機
2 マット部
10 上半身領域部
11 ヒンジ手段(第一の折り曲げ部)
13 凸条壁
14 腕収納溝
20 下半身領域部
21 ヒンジ手段(第二の折り曲げ部)
22 側部隆起部(隆起部の一部)
23 中央隆起部(隆起部の一部)
25 収納部
26 端部隆起部(隆起部の一部)
30〜35 首用エアーバッグ〜脚用エアーバッグ(施療子)
40 エアー給排気装置(駆動手段)

Claims (2)

  1. 一方側を上半身領域部とし他方側を下半身領域部とする長方形状に形成されるとともに、長手方向中間部の上半身領域部に第一の折り曲げ部を、下半身領域部側に第二の折り曲げ部を互いに離間して形成し、かつ、前記下半身領域部に設けた隆起部に縦方向に沿って凹ませて形成した一対の脚部収納溝を有するとともに、相対向した凸条壁によって形成されて前記両折り曲げ部で折り畳んだ状態で前記下半身領域部の側部隆起部が入り込む腕部収納溝を前記上半身領域部の両側部に有するマット部と、このマット部の前記上半身領域部および脚部収納溝に配設され駆動手段によって駆動される施療子とを備え、前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り畳んだ際のマット部の下面から上面まで高さ寸法を、マット部の一方側端部の厚み寸法とマット部の下面から前記隆起部の上面までの高さ寸法との和に略等しく設定し、マット部を前記第一の折り曲げ部と第二の折り曲げ部とで折り曲げて折り畳んだ際の側面投影を略方形状となるようにしたことを特徴とするマット式マッサージ機。
  2. 請求項1記載の発明において、上半身領域部を第一の折り曲げ部を回動支点として任意角度に支持する支持脚を設けるとともに、第一の折り曲げ部の折り曲げ力を第二の折り曲げ部の折り曲げ力よりも小さくしたことを特徴とするマット式マッサージ機。
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