JP3617666B2 - 車両用表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両状態を示す状態信号を入力して、前記車両状態に応じた計測量を求め、この計測量に基づいて表示を行う車両用表示装置に関するものである。
【0002】
車速,エンジン回転数,水温,油圧等の様々な車両の走行状態(以下、車両状態という)を表示する車両用表示装置としては、例えば駆動本体に指針が装着され、前記指針を表示板上で回動させることで前記車両状態を示す計測量を表示する指針表示式計器を備えるものが知られており、速度計や回転計(TAメータ)及び燃料計がケース体に収納されたコンビネーションメータや、アナログ式の計器本体を単一のケース内に収納し、前記コンビネーションメータとは別に前記車両状態を監視する補助用計器がある。
【0003】
また、他の車両用表示装置としては、例えばVFD(蛍光表示管)パネル,液晶パネルあるいは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等からなる表示手段を用いて前記車両状態を示す計測値を表示するものがある。
【0004】
このような車両用表示装置は、斬新なデザインが望まれており、車両のイグニッション(IGN)スイッチ(キースイッチ)のオンなる入力(オン状態)に応じて前記車両状態の表示とは異なる初期動作を行わせるものが知られている。この初期動作としては、例えば、計器本体に装着される指針を文字板の目盛りに沿い零点位置から最高目盛り位置まで回動させた後に前記零点位置に戻す動作を行わせたり、また指針と文字板とにそれぞれ専用の照明光源を備え、IGNスイッチのオン状態に応じて前記照明光源の点灯タイミングを異ならせて点灯させるものがある。このような車両用表示装置としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、前記初期動作として、イグニッションスイッチからの信号入力を受けた際、発光表示像や光源の明るさを徐々に上昇させる車両用表示装置が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−201410号公報
【特許文献2】
特開平9−42996号公報
【特許文献3】
特開2001−277905号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用表示装置では、前記初期動作において、周囲の明るい場合であっても暗い場合であっても同一の動作を行うことから、車両内の明るさの変化によって前記初期動作を運転者が視認しにくい場合がある、という問題点があった。特に、前記初期動作において前記計器または前記表示手段を車両内の明るさに適合していない発光輝度にて駆動させた場合は、前記初期動作が見栄えよく運転者に視認されないという問題点があった。また、従来の車両用表示装置では、IGNスイッチのオフなる入力に応じて前記計器または前記表示手段の動作がその場の状態で直ちに中断され、終了時においては見栄えが単純であり斬新さに欠けるといった問題点を有している。
【0008】
そこで、本発明は、上述した課題に着目してなされたものであり、初期動作において周囲の明るさ(例えば昼夜)にかかわらず視認性の高い動作を行うことのできる車両用表示装置を提供することを目的とするものである。また、終了時において動作に斬新さを与え、商品性,デザイン性を向上させることが可能な車両用表示装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、入力手段からの状態信号に基づいて駆動本体に装着される指針を表示板上で回動させて車両状態を表示する通常動作を行う車両用表示装置であって、前記指針を照明する第一の照明手段と、前記表示板を照明する第二の照明手段と、前記駆動本体と前記第一,第二の照明手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が所定輝度にて点灯する第一の初期動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が非点灯状態から徐々に所定輝度に至るように点灯する前記第一の初期動作とは異なる第二の初期動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させてなることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載のように、入力手段からの状態信号に基づいて駆動本体に装着される指針を表示板上で回動させて車両状態を表示する通常動作を行う車両用表示装置であって、前記指針を照明する第一の照明手段と、前記表示板を照明する第二の照明手段と、前記駆動本体と前記第一,第二の照明手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が所定時間経過後に順次消灯する第一の終了動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が順次所定輝度から徐々に非点灯状態となる前記第一の初期動作とは異なる第二の終了動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させてなることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載のように、車両状態を表示する通常動作を行う発光表示手段と、前記発光表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記発光表示手段を所定輝度にて前記通常動作とは異なる表示を行う第一の初期動作にて駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記発光表示手段を非発光状態から徐々に所定輝度に至るように前記通常動作とは異なる表示を行う前記第一の初期動作とは異なる第二の初期動作にて駆動させてなることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載のように、車両状態を表示する通常動作を行う発光表示手段と、前記発光表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記発光表示手段を前記通常動作とは異なる表示を行った後に非発光状態となる第一の終了動作にて駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記発光表示手段を前記通常動作と異なる表示を行うとともに徐々に非発光状態に至る前記第一の初期動作とは異なる第二の終了動作にて駆動させてなることを特徴とする。
【0013】
また、請求項1から請求項4において、請求項5に記載のように、車両内あるいは車両外の明るさを検出する光検出手段を備え、前記制御手段は、前記光検出手段の検出結果に基づいて周囲の明るさを判断してなることを特徴とする。
【0014】
また、請求項1から請求項4において、請求項6に記載のように、時間を計測する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段の計時結果に基づいて周囲の明るさを判断してなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を単一のケース体に指針式計器を収納した補助用計器に適用した第一の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1及び図2を用いて車両用計器(車両用表示装置)1の全体構成を説明する。車両用計器1は、ケース体2と、計器本体3と、車両状態検出手段4と、光検出手段5と、IGN検出手段6と、制御手段7とから主に構成されている。
【0017】
ケース体2は、例えば樹脂製材料から構成され、電気構成部品を含む計器本体3を収納する単一ケースである。尚、ケース体2の前面側は、図示しない暗色系のカバー体によって覆われる。
【0018】
計器本体3は、例えば、交差コイル式計器やステッピングモータ式計器等からなり、駆動本体3aと、駆動本体3aを駆動させるための駆動回路3bと、計器本体3の照明用光源として設けられる、例えば複数の発光素子(LED)群からそれぞれ形成される第一,第二の照明手段3c,3dを備えている。また計器本体3における駆動本体3aには、駆動本体3aから立設する回転軸(図示しない)の先端に指針3eが装着され、指針3eの背後に配設される文字板3fに形成される目盛りや数字等の表示指標3gと指針3eとの対比判読で車両状態を示す計測量の変化を知ることができる周知のアナログ式駆動本体であり、本実施形態では、車両エンジンの吸気圧を表示する。尚、指針3e及び文字板3fは、それぞれ第一,第二の照明手段3c,3dによって照明されるものであり、第一,第二の照明手段3c,3dから発せられる照明光によって、指針3eの指示部が光輝し、また表示指標3gが透過照明され、指針3e及び表示指標3gの表示像が前記カバー体の暗色系の背景に浮かび上がるように運転者に視認される。
【0019】
車両状態検出手段4は、車両状態を検出するための各センサからなるもので、本実施形態では、車両エンジンの吸気圧を検出する半導体式圧力検出素子を備えた圧力センサからなる。
【0020】
光検出手段5は、例えば制御手段7と電気的に接続され車両内あるいは車両外の明るさを検出するフォトトランジスタからなるものであり、光検出手段5が受ける光の強さによって制御手段7に対する出力信号が可変するものである。
【0021】
IGN検出手段6は、車両のIGNスイッチ8のオフ状態からオン状態への移行及びオン状態からオフ状態への移行を検出するもので、IGNスイッチ8のオン状態あるいはオフ状態を検出すると、制御手段7へそれぞれ検出信号を出力する。尚、IGNスイッチ8のオン状態とは、IGNスイッチ8のオフ状態からアクセサリー電源のオン状態への移行6のオフ状態からエンジンスタートのオン状態への移行、あるいはアクセサリー電源のオン状態からエンジンスタートのオン状態への移行の何れの状態であっても良い。尚、IGNスイッチ8は、一端が車両のバッテリー電源9へ、他端がIGN検出手段6へ接続されている。
【0022】
制御手段7は、CPU,ROM,RAM及び入出力インターフェイス等を備えたマイクロコンピュータから構成される。制御手段7は、車両状態検出手段4から状態信号を入力し、前記状態信号に基づいて計測量を所定の演算処理によって求め、前記計測量に応じた駆動信号を駆動回路3bを介して駆動本体3aへ出力して、駆動本体3aに装着された指針3eを動作させるものである。また、制御手段7は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオンなる検出信号あるいはオフなる検出信号を入力した際に、光検出手段5からの出力信号に基づいて求められる明るさデータによって周囲の明るさを判断する後で詳述する明るさ判定機能を有している。また、制御手段7は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオンなる検出信号を入力した際に、計器本体3を動作させるための後で詳述する初期動作機能を有している。また、制御手段7は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオフなる検出信号を入力した際に、計器本体3を動作させるための後で詳述する終了動作機能を有している。
【0023】
以上の各部によって車両用計器1が構成されている。次に、図3を用いて車両用計器1における制御手段7の明るさ判定機能,初期動作機能及び終了動作機能について説明する。なお、計器本体3は、指示角度が0°から270°であり、各最小目盛り位置が時計目盛り位置の6時の位置となり、また各最高目盛り位置が時計目盛り位置の3時の位置となるように文字板3fの表示指標3gが形成されるものが用いられる。
【0024】
制御手段7は、IGN検出手段6を介してIGNスイッチ8のオン(キースイッチのオンなる入力)を検出する(ステップS1)と、光検出手段5からの出力信号に基づいて求められる前記明るさデータが所定値より大きい場合は周囲が明るいと判断し、前記明るさデータが所定値以下である場合は周囲が暗いと判断する(ステップS2)。そして、制御手段7は、周囲が明るいと判断した場合、計器本体3の駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dに第一の初期動作を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS3)。
【0025】
前記第一の初期動作において、制御手段7は、まず文字板3fを照明する第二の照明手段3dを最大輝度にて点灯させ、第二の照明手段3dを点灯させてから所定時間経過後に、指針3eを照明する第一の照明手段3cを最大輝度にて点灯させるとともに、計器本体3の駆動本体3aに駆動信号を出力し、駆動本体3aに装着されている指針3eを文字板3fの表示指標3gにおける最大目盛り方向に向けて回動を開始する。次に、制御手段7は、前記最大目盛り位置(指示角度270°)に指針3eを到着させてから所定時間経過後に、指針3eを表示指標3gの最小目盛り方向に回動させる。そして、制御手段7は、前記最小目盛り位置(指示角度0°)に指針3eが到達するように駆動本体3aを制御するとともに、指針3eの前記最小目盛り位置への到達を待って第一,第二の照明手段3c,3dをそれぞれ消灯する制御を実行する。
【0026】
また、制御手段7は、ステップS2において周囲が暗いと判断した場合、計器本体3の駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dに第二の初期動作を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS4)。前記第二の初期動作が前記第一の初期動作と異なる点は、第一,第二の照明手段3c,3dが消灯状態から徐々に最大輝度に至るべく点灯制御される点である。前記第二の初期動作において、制御手段7は、まず文字板3fを照明する第二の照明手段3dを消灯状態から徐々に最大輝度に至るように点灯させ、第二の照明手段3dを点灯開始させてから所定時間経過後に、指針3eを照明する第一の照明手段3cを消灯状態から徐々に最大輝度に至るように点灯させるとともに、計器本体3の駆動本体3aに駆動信号を出力し、駆動本体3aに装着されている指針3eを前記最大目盛り方向に向けて回動を開始する。次に、制御手段7は、前記最大目盛り位置(指示角度270°)に指針3eを到着させてから所定時間経過後に、指針3eを前記最小目盛り方向に回動させる。そして、制御手段7は、前記最小目盛り位置(指示角度0°)に指針3eが到達するように駆動本体3aを制御するとともに、指針3eの前記最小目盛り位置への到達を待って第一,第二の照明手段3c,3dをそれぞれ消灯する制御を実行する。
【0027】
制御手段7は、前記第一の初期動作あるいは前記第二の初期動作の実行後から所定時間経過後に、車両状態検出手段4から入力される前記状態信号に基づいて演算処理された結果を計器本体3によって表示する通常動作を行うべく、駆動本体3aを制御するとともに、第一,第二の照明手段3c,3dを点灯するべく制御がなされる(ステップS5)。なお、前記通常動作における第一,第二の照明手段3c,3dの発光輝度は、図示しない操作スイッチによって任意に定められる所定の発光輝度である。
【0028】
また、制御手段7は、IGN検出手段6を介してIGNスイッチ8のオフ(キースイッチのオフなる入力)を検出すると、光検出手段5からの出力信号に基づいて求められる前記明るさデータが所定値より大きい場合は周囲が明るいと判断し、前記明るさデータが所定値以下である場合は周囲が暗いと判断する(ステップS7)。そして、制御手段7は、周囲が明るいと判断した場合、計器本体3の駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dに第一の終了動作を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS8)。
【0029】
前記第一の終了動作において、制御手段7は、計器本体3の駆動本体3aに駆動信号を出力し、駆動本体3aに装着されている指針3eを文字板3fにおける表示指標3gの前記最小目盛り方向に向けて回動を開始する。次に、制御手段7は、前記最小目盛り位置(指示角度0°)に指針3eを到着させてから所定時間経過後に、文字板3fを照明する第二の照明手段3dを消灯させ、第二の照明手段3dを消灯させてから所定時間経過後に、指針3eを照明する第一の照明手段3cを消灯させる制御を実行する。
【0030】
また、制御手段7は、ステップS7において周囲が暗いと判断した場合、計器本体3の駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dに第二の終了動作を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS9)。前記第二の終了動作が前記第一の終了動作と異なる点は、第一,第二の照明手段3c,3dが最大輝度から徐々に消灯状態に至るべく消灯制御される点である。前記第二の初期動作において、計器本体3の駆動本体3aに駆動信号を出力し、駆動本体3aに装着されている指針3eを前記最小目盛り方向に向けて回動を開始する。次に、制御手段7は、前記最小目盛り位置(指示角度0°)に指針3eを到着させてから所定時間経過後に、制御手段7は、文字板3fを照明する第二の照明手段3dを最大輝度から徐々に消灯状態に至るように消灯させ、第二の照明手段3dを消灯開始させてから所定時間経過後に、指針3eを照明する第一の照明手段3cを最大輝度から徐々に消灯状態に至るように消灯させる制御を実行する。
【0031】
かかる車両用計器1は、制御手段7によって、IGN検出手段6からの前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて、前記明るさ判定機能にて周囲が明るいと判断された場合は、計器本体3の駆動本体3a,指針3eを照明する第一の照明手段3c及び文字板3fを照明する第二の照明手段3dを前記第一の初期動作にて駆動させ、前記明るさ判定機能にて周囲が暗いと判断された場合は、駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dを前記第一の初期動作とは異なる前記第二の初期動作にて駆動させるものである。また、制御手段7によって、前記第一の初期動作において第一,第二の照明手段3c,3dを最大輝度にて点灯させ、前記第二の初期動作において第一,第二の照明手段3c,3dを非点灯状態から徐々に最大輝度に至るように点灯させるものである。従来のように、周囲が暗い場合(例えば夜間)においても周囲が明るい環境に適した前記第一の初期動作を行う、あるいは周囲が明るい場合(例えば昼間)においても周囲が暗い環境に適した前記第二の初期動作を行う車両用表示装置にあっては、前者においては周囲が暗い場合に第一,第二の照明手段3c,3dを最大輝度で点灯させると指針3e及び表示指標3gの表示像を運転者が眩しく感じることがあり、また、後者においては周囲の明るい場合に第一,第二の照明手段3c,3dを徐々に点灯させる場合は、指針3e及び表示指標3gの表示像が低輝度状態では運転者に視認されず視認性が悪くなるといった問題が生じるが、上記構成の車両用計器1にあっては、周囲の明るさの変化に応じてそれぞれ異なる初期動作を行うことが可能であるため、初期動作において周囲の明るさにかかわらず視認性の高い動作を行うことが可能となる。
【0032】
また、車両用計器1は、制御手段7によって、IGN検出手段6からの前記車両のキースイッチのオフなる入力に応じて、前記明るさ判定機能にて周囲が明るいと判断される場合は、計器本体3の駆動本体3a,指針3eを照明する第一の照明手段3c及び文字板3fを照明する第二の照明手段3dを前記第一の終了動作にて駆動させ、前記明るさ判定機能にて周囲が暗いと判断される場合は、駆動本体3a及び第一,第二の照明手段3c,3dを前記第二の終了動作にて駆動させるものである。また、制御手段7によって、前記第一の終了動作において第一,第二の照明手段3c,3dを順次消灯させ、前記第二の終了動作において第一,第二の照明手段3c,3dを最大輝度から徐々に非点灯状態に至るように順次消灯させるものである。以上の構成により、車両用計器1は、周囲の明るさに応じてそれぞれ異なる終了動作を行うことが可能であり、終了時において動作に斬新さを与え、商品性,デザイン性を向上させることが可能となる。
【0033】
また、車両用計器1は、前記車両内の明るさを検出する光検出手段5を備え、制御手段7によって、光検出手段5の検出結果に基づいて前記明るさ判定機能にて周囲が明るいか暗いかを判断することにより、車両内の明るさに応じた初期動作または終了動作を選択することが可能となる。
【0034】
なお、第一の実施形態において計器本体3を暗色系の前記カバー体にて覆ってなる車両用表示装置1に本発明を適用したが、暗色系のカバー体を使用しない表示装置に本発明を適用してもよい。
【0035】
また、請求項1または請求項2に係る本発明において、第一,第二の初期動作及び第一,第二の終了動作は、上述した第一の実施形態における前記第一,第二の初期動作及び前記第一,第二の終了動作に限定されるものではなく、指針の回動角度や第一,第二の照明手段の点灯タイミングあるいは発光輝度等は任意に定められるものである。
【0036】
次に、本発明を車両用ヘッドアップディスプレイに適用した第二の実施形態について説明する。なお、前記第一の実施形態と同一あるいは相当個所には同一符号を付してその詳細な説明を省く。図4は、車両状態として車両の走行速度(車速)及びエンジン回転数を表示する車両用ヘッドアップディスプレイ(車両用表示装置)10の電気的構成を示すもので、光検出手段5と、IGN検出手段6と、入力手段12と、制御手段13と、発光表示手段14とから主に構成されている。
【0037】
入力手段12は、イグニッションコイルからのパルス信号(以下、TAパルスという)を入力するための信号ライン12aと、車速を検出するためのスピードセンサ(SPセンサ)12bと、から構成されている。
【0038】
制御手段13は、CPU,ROM,RAM及び入出力インターフェイス等を備えたマイクロコンピュータから構成される。制御手段13は、入力手段2から各状態信号を入力し、前記各状態信号に基づいて計測量を所定の演算処理によって求め、前記計測量に応じた駆動信号を駆動回路14aを介して発光表示手段14へ出力するものである。また、制御手段13は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオンなる検出信号あるいはオフなる検出信号を入力した際に、光検出手段5からの出力信号に基づいて求められる明るさデータによって周囲が明るいか暗いかを判定する後で詳述する明るさ判定機能を有している。また、制御手段13は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオンなる検出信号を入力した際に、発光表示手段14を駆動させるための後で詳述する初期動作機能を有している。また、制御手段13は、IGN検出手段6からのIGNスイッチ8のオフなる検出信号を入力した際に、発光表示手段14を駆動させるための後で詳述する終了動作機能を有している。
【0039】
発光表示手段14は、車両のダッシュボード上部に設けられるVFD(蛍光表示管)パネルからなり、その透過光を表示像として前記車両のフロントガラスへ出力するものである。また、発光表示手段14が投影する表示像が、前記フロントガラス面により運転者の方向へ反射される構造となっている。運転者は表示像を虚像として風景と重畳させて観察することができる。なお、前記フロントガラスには、表示像が運転者側に反射しやすいようにコンバイナフィルム(半透過膜)等の反射部材が設けられることが望まれる。発光表示手段14は、制御手段13から出力される駆動信号を駆動回路14aを介して入力することで駆動制御され、所定の表示像を得ることができる。また、発光表示手段14は、図5に示すように、車速を示すデジタル表示部14bと、エンジン回転数の目盛りを表示する目盛り表示部14cと、前記目盛りに沿ってエンジン回転数を示す複数のバーを表示するバー表示部14dと、車速の単位(km/h)を示す第一の単位表示部14eと、エンジン回転数(×1000RPM)の単位を示す第二の単位表示部14fを備え、各表示部14b〜14fの表示光によって表示像を形成する。なお、各表示部14b〜14fにはセグメント表示方式が用いられる。なお、発光表示手段としては、液晶パネルあるいは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等を用いてもよく、表示方式にドットマトリクス表示方式を用いてもよい。
【0040】
以上の各手段によって車両用ヘッドアップディスプレイ10が構成される。
【0041】
次に、図6から図8を用いて車両用ヘッドアップディスプレイ10における制御手段13の周囲の明るさを判定する機能,初期動作機能及び終了動作機能について説明する。
【0042】
制御手段13は、IGN検出手段6を介してIGNスイッチ8のオン(キースイッチのオンなる入力)を検出する(ステップS11)と、光検出手段5からの前記出力信号に基づいて求められる前記明るさデータが所定値より大きい場合は周囲が明るいと判断し、前記明るさデータが所定値以下である場合は周囲が暗いと判断する(ステップS12)。そして、制御手段13は、周囲が明るいと判断した場合、発光表示手段14に第三の初期動作(第一の初期動作)を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS13)。
【0043】
前記第三の初期動作において、制御手段13は、まずデジタル表示部14bを「DEFI」なる文字を擬似的に示すように最大輝度にて表示させ(図7(a)参照)、デジタル表示部14bを表示させてから所定時間経過後に、バー表示部14dを前記各バーが最も左側に位置し最小値を示すバーから順次示されるように最大輝度にて表示させる(図7(b)参照)べく発光表示手段14を制御する。次に、制御手段13は、バー表示部17の前記各バーが全て表示されるのを待ってデジタル表示部14b及びバー表示部14dを非発光状態とするべく発光表示手段14の制御を実行する。
【0044】
また、制御手段13は、ステップS12において周囲が暗いと判断した場合、発光表示手段14に第四の初期動作(第二の初期動作)を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS14)。前記第四の初期動作が前記第三の初期動作と異なる点は、発光表示手段14が非発光状態から徐々に最大輝度に至るべく発光制御される点である。前記第四の初期動作において、制御手段13は、まずデジタル表示部14bを「DEFI」なる文字を擬似的に示すよう4非発光状態から徐々に最大輝度に至るように表示させ(図7(a)参照)、デジタル表示部14bを表示開始させてから所定時間経過後に、バー表示部14dを前記各バーが最も左側に位置し最小値を示す前記バーから一つずつ順次示されるとともに、非発光状態から徐々に最大輝度に至るように表示させるべく(図7(b)参照)発光表示手段14を制御する。次に、制御手段13は、バー表示部14dの前記各バーが全て表示されるのを待ってデジタル表示部14b及びバー表示部14dを非発光状態とするべく発光表示手段14の制御を実行する。
【0045】
制御手段13は、前記第三の初期動作あるいは前記第四の初期動作の実行後から所定時間経過後に、入力手段12から入力される前記各状態信号に基づいて演算処理された結果を各表示部14b〜14fによって表示する通常動作を行うべく(図5参照)、発光表示手段14を制御する(ステップS15)。なお、前記通常動作における各表示部14b〜14fの発光輝度は、図示しない操作スイッチによって任意に定められる所定の発光輝度である。
【0046】
また、制御手段63は、IGN検出手段6を介してIGNスイッチ8のオフ(キースイッチのオフなる入力)を検出する(ステップS16)と、光検出手段5からの前記出力信号に基づいて求められる前記明るさデータが所定値より大きい場合は周囲が明るいと判断し、前記明るさデータが所定値以下である場合は周囲が暗いと判断する(ステップS17)。そして、制御手段7は、周囲が明るいと判断した場合、発光表示手段14に第三の終了動作(第一の終了動作)を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS18)。
【0047】
前記第三の終了動作において、制御手段13は、まずデジタル表示部14b,目盛り表示部14c,バー表示部14d及び第一,第二の単位表示部14e,14fを最大輝度にて全表示させ(図8(a)参照)、各表示部14b〜14fを全表示させてから所定時間経過後に、デジタル表示部14b,目盛りバー表示部14d及び第一,第二の単位表示部14e,14fを非発光状態とするとともに、バー表示部14dを前記各バーが最も右側に位置し最大値を示すバーから順次非表示とさせるべく(図8(b)参照)発光表示手段14を制御する。次に、制御手段13は、バー表示部14dの前記各バーが全て非表示とされるのを待ってデジタル表示部14bを「DEFI」なる文字を擬似的に示すように最大輝度にて表示させ(図8(c)参照)、所定時間後にデジタル表示部14bを非発光状態とするべく発光表示手段14の制御を実行する。
【0048】
また、制御手段13は、ステップS17において周囲が暗いと判断した場合、発光表示手段14に第四の終了動作(第二の終了動作)を行わせるべく駆動信号を出力する(ステップS11)。前記第四の終了動作が前記第三の終了動作と異なる点は、表示手段14が最大輝度から徐々に非発光状態に至るべく制御される点である。前記第四の初期動作において、制御手段13は、まずデジタル表示部14b,目盛り表示部14c,バー表示部14d及び第一,第二の単位表示部14e,14fを最大輝度にて全表示させ(図8(a)参照)、各表示部14b〜14fを全表示させてから所定時間経過後に、デジタル表示部14b,目盛りバー表示部14d及び第一,第二の単位表示部14e,14fを最大輝度から徐々に非発光状態とするとともに、デジタル表示部14b,目盛りバー表示部14d及び第一,第二の単位表示部14e,14fが非発光状態となってからバー表示部14dを最大輝度から徐々に非発光状態とするとともに前記各バーが最も右側に位置し最大値を示す前記バーから順次非表示とされるべく(図8(b)参照)発光表示手段14を制御する。次に、制御手段13は、バー表示部14dの前記各バーが全て非表示とされるのを待ってデジタル表示部14bを「DEFI」なる文字を擬似的に示すように最大輝度にて表示させ(図8(c)参照)、所定時間後にデジタル表示部14bを最大輝度から徐々に非発光状態とするべく発光表示手段14の制御を実行する。
【0049】
かかる車両用ヘッドアップディスプレイ10は、制御手段13によって、IGN検出手段6からの前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて、前記明るさ判定機能に基づいて周囲が明るいと判断された場合は、発光表示手段14を前記第三の初期動作にて駆動させ、前記明るさ判定機能に基づいて周囲が暗いと判断された場合は、発光表示手段14を前記第三の初期動作とは異なる前記第四の初期動作にて駆動させるものである。また、制御手段13によって、前記第三の初期動作において発光表示手段14を最大輝度にて表示させ、前記第四の初期動作において発光表示手段14を非発光状態から徐々に最大輝度に至るように発光させるものである。従来のように、周囲が暗い場合(例えば夜間)においても周囲が明るい環境に適合した前記第三の初期動作を行う、あるいは周囲が明るい場合(例えば昼間)においても周囲が暗い環境に適合した前記第四の初期動作を行う車両用表示装置にあっては、前者においては周囲が暗い場合に発光表示手段14を最大輝度で発光させると表示像を運転者が眩しく感じることがあり、また、後者においては周囲が明るい場合に発光表示手段14を徐々に発光させる場合は、前記表示像が低輝度状態では運転者に視認されず視認性が悪くなるといった問題が生じるが、上記構成の車両用ヘッドアップディスプレイ10にあっては、周囲の明るさに応じてそれぞれ異なる初期動作を行うことが可能であるため、初期動作において周囲の明るさにかかわらず視認性の高い動作を行うことが可能となる。
【0050】
また、車両用ヘッドアップディスプレイ10は、制御手段13によって、IGN検出手段6からの前記車両のキースイッチのオフなる入力に応じて、前記明るさ判定機能に基づいて周囲が明るいと判断される場合は、発光表示手段14を前記第三の終了動作にて駆動させ、前記明るさ判定機能に基づいて周囲が暗いと判断される場合は、発光表示手段14を前記第四の終了動作にて駆動させるものである。また、制御手段13によって、前記第三の終了動作において発光表示手段14を最大輝度から非発光状態とし、前記第四の終了動作において発光表示手段14を最大輝度から徐々に非表示状態に至るようにするものである。以上の構成により、車両用ヘッドアップディスプレイ10は、周囲の明るさに応じてそれぞれ異なる終了動作を行うことが可能であり、終了時において動作に斬新さを与え、商品性,デザイン性を向上させることが可能となる。
【0051】
また、車両用ヘッドアップディスプレイ10は、前記車両内の明るさを検出する光検出手段5を備え、制御手段13によって、光検出手段5の検出結果に基づいて前記明るさ判定機能にて周囲が明るいか暗いかを判断することにより、車両内の明るさに応じた初期動作または終了動作を選択することが可能となる。
【0052】
なお、本発明の第二の実施形態では、上述した車両用ヘッドアップディスプレイ10を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その構成は同様の効果が得られるものであればよく、例えば、前記フロントガラス面にて表示像を表示するものではなく、専用のコンバイナなる反射部材を設ける構造であってもよい。また、車両用ヘッドアップディスプレイではなく、ダッシュボードに設置される液晶表示パネルからなる車両用表示装置であってもよい。
【0053】
また、請求項3または請求項4に係る本発明における第一,第二の初期動作及び第一,第二の終了動作は、上述した第二の実施形態における前記第三,第四の初期動作及び前記第三,第四の終了動作に限定されるものではなく、発光表示手段における各表示部の発光タイミングあるいは発光輝度等は任意に定められるものである。
【0054】
また、本発明の第一,第二の実施形態においては、車両内あるいは車両外の明るさを検出する光検出手段5を備え、光検出手段5の検出結果に基づいて周囲の明るさを判断するものであったが、請求項1から請求項4に係る本発明においては、周囲の明るさを判断する基準は他の手段を用いても良い。また、請求項5に係る本発明においては、時間を計測する計時手段を備え、前記計時手段の計時結果に基づいて周囲の明るさを判断する構成であってもよい。例えば、マイクロコンピュータからなる制御手段が、計時手段としての機能を備え、この制御手段に備えられる水晶発振子から発せられる基準クロックを計数して時間(時刻)を求め、この時間に基づいて周囲の明るさ(周囲が明るいか暗いか)を判断する構成が考えられる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、車両状態を示す状態信号を入力して、前記車両状態に応じた計測量を求め、この計測量に基づいて表示を行う車両用表示装置に関するものであり、初期動作において周囲の明るさにかかわらず視認性の高い動作を行うことが可能であり、また、終了時において動作に斬新さを与え、商品性,デザイン性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の車両用計器を示す図。
【図2】同上の電気的構成を示す図。
【図3】同上の制御手段の処理方法を示す図。
【図4】本発明の第二の実施形態の車両用ヘッドアップディスプレイの電気的構成を示す図。
【図5】同上の発光表示手段を示す図。
【図6】同上の制御手段の処理方法を示す図。
【図7】同上の発光表示手段の初期動作を示す図。
【図8】同上の発光表示手段の終了動作を示す図
【符号の説明】
1 車両用計器(車両用表示装置)
3 計器本体
3a 駆動本体
3c 第一の照明手段
3d 第二の照明手段
5 光検出手段
6 IGN検出手段
7 制御手段
10 車両用ヘッドアップディスプレイ(車両用表示装置)
13 制御手段
14 発光表示手段
Claims (6)
- 入力手段からの状態信号に基づいて駆動本体に装着される指針を表示板上で回動させて車両状態を表示する通常動作を行う車両用表示装置であって、前記指針を照明する第一の照明手段と、前記表示板を照明する第二の照明手段と、前記駆動本体と前記第一,第二の照明手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が所定輝度にて点灯する第一の初期動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が非点灯状態から徐々に所定輝度に至るように点灯する前記第一の初期動作とは異なる第二の初期動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させてなることを特徴とする車両用表示装置。
- 入力手段からの状態信号に基づいて駆動本体に装着される指針を表示板上で回動させて車両状態を表示する通常動作を行う車両用表示装置であって、前記指針を照明する第一の照明手段と、前記表示板を照明する第二の照明手段と、前記駆動本体と前記第一,第二の照明手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が所定時間経過後に順次消灯する第一の終了動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記駆動本体が前記通常動作とは異なる動作を行うとともに前記第一,第二の照明手段が順次所定輝度から徐々に非点灯状態となる前記第一の初期動作とは異なる第二の終了動作にて前記駆動本体及び前記第一,第二の照明手段を駆動させてなることを特徴とする車両用表示装置。
- 車両状態を表示する通常動作を行う発光表示手段と、前記発光表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記発光表示手段を所定輝度にて前記通常動作とは異なる表示を行う第一の初期動作にて駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、前記車両のキースイッチのオンなる入力に応じて前記発光表示手段を非発光状態から徐々に所定輝度に至るように前記通常動作とは異なる表示を行う前記第一の初期動作とは異なる第二の初期動作にて駆動させてなることを特徴とする車両用表示装置。
- 車両状態を表示する通常動作を行う発光表示手段と、前記発光表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、前記制御手段は、周囲の明るさを判定する機能を備え、周囲が明るいと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記発光表示手段を前記通常動作とは異なる表示を行った後に非発光状態となる第一の終了動作にて駆動させ、周囲が暗いと判断される場合は、車両のキースイッチのオフなる入力に応じて前記発光表示手段を前記通常動作と異なる表示を行うとともに徐々に非発光状態に至る前記第一の初期動作とは異なる第二の終了動作にて駆動させてなることを特徴とする車両用表示装置。
- 車両内あるいは車両外の明るさを検出する光検出手段を備え、前記制御手段は、前記光検出手段の検出結果に基づいて周囲の明るさを判断してなることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の車両用表示装置。
- 時間を計測する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段の計時結果に基づいて周囲の明るさを判断してなることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の車両用表示装置。
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