JP3611914B2 - 秤量箱詰め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、蜜柑、林檎、柿、梨、或いは、芋、玉葱、茄子等の果菜物を箱詰めする作業に用いられる秤量箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような蜜柑を箱詰めする装置としては、例えば、図10及び図11に示すように、搬送用コンベア23に載置された多数個の各蜜柑A…を分配用コンベア24に順次移載し、分配用コンベア24に載置された各蜜柑A…を左側下部に配設した段ボール箱Bと、右側下部に配設した段ボール箱Bとに振分け投入する。同時に、各段ボール箱B,Bに投入される蜜柑Aの投入重量を各計量器25,25により夫々計量し、各計量器25,25による計量に基づいて各段ボール箱B,Bを傾動させ、左右の各段ボール箱B,Bに対して同一重量の蜜柑Aを振分け投入する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した装置は、分配用コンベア24に載置された各蜜柑A…を左右の各段ボール箱B,Bに対して直接投入するので、一つの段ボール箱Bに対して所定重量の蜜柑Aを投入する方法よりも作業能率が向上するが、所定重量の蜜柑Aが投入された段ボール箱Bを起立姿勢に復帰してから次工程に搬送し、次に供給された空の段ボール箱Bを投入姿勢に傾動してから投入作業を開始するため、何れか一方に配設した段ボール箱Bの供給動作及び排出動作が完了するまで次の作業が行えない。且つ、左右の各段ボール箱B,Bを交互に傾動して各蜜柑A…を振分け投入するので、各段ボール箱B,Bの傾動に対応した搬送速度に搬送用コンベア23及び分配用コンベア24を速度設定しなければならず、各コンベア23,24の搬送速度が遅くなるため、作業能率が悪くなるという問題点を有している。
【0004】
また、分配用コンベア24の搬送動作により所定重量の蜜柑Aを投入することは技術的に困難であり、蜜柑Aの投入重量に過不足が生じた場合、不足重量に相当する個数の蜜柑Aは箱詰め後に補充できるが、余剰重量に相当する個数の蜜柑Aは作業者の手で直接回収しなければならず、所定重量の蜜柑Aを投入するのに手間が掛かるという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、分配用コンベアに載置された各果菜物を左右の各投入部に振分け投入し、各投入部に投入された果菜物の投入重量を計量手段により計量してから箱体内に放出することにより、所定重量の果菜物を投入する作業が正確に行え、箱詰め作業の省力化及び能率アップを図ることができる秤量箱詰め装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、多数個の各果菜物を搬送する搬送用コンベアの送り側終端部に分配用コンベアを直交して配設し、上記分配用コンベアの左側下部及び右側下部に所定重量の果菜物を振分け投入するための各投入部を配設し、上記各投入部の一側部に、該各投入部に投入される果菜物の投入重量を計量するための計量手段を設け、上記各投入部に投入される投入重量に比例して、上記分配用コンベアに載置された各果菜物が投入される姿勢に左右の各投入部を上下回動する回動手段を設け、上記分配用コンベアの下方中央部に供給された上面開放形態の箱体を、上記回動手段により回動される左右の各投入部が挿入される姿勢に傾動する傾動手段を設けた秤量箱詰め装置であることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記計量手段による計量に基づいて不足重量に相当する個数の果菜物を箱体に補充する補充手段を設けた秤量箱詰め装置であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記補充手段を、上記搬送用コンベアの一側端部に補充用コンベアを近接して配設すると共に、上記計量手段による計量に基づいて不足重量に相当する個数の各果菜物が箱体内部に投入される送り量だけ補充用コンベアを回転駆動する投入量制御手段を設けて構成した秤量箱詰め装置であることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記分配用コンベアに対して上記補充用コンベアを交差する方向に配設した秤量箱詰め装置であることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、上記請求項1,2,3又は4記載の構成と併せて、上記分配用コンベアの幅方向を左右分割して左側コンベアと右側コンベアとを配設すると共に、該左側コンベアと右側コンベアとの対向側端部間に補充用コンベアを直交して配設した秤量箱詰め装置であることを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の秤量箱詰め装置は、搬送用コンベアに載置された各果菜物を分配用コンベアに順次移載し、分配用コンベアに載置された各果菜物を左右の各投入部に振分け投入して、各投入部に投入された果菜物の投入重量を計量手段により計量する。且つ、計量手段による計量に基づいて各投入部を回動手段により上下回動し、分配用コンベアの下段側中央部に供給された箱体を傾動手段により左右傾動して、所定重量の果菜物が投入された一方の投入部を箱体内に挿入すると共に、同投入部に投入された全果菜物を箱体内に放出して初期位置に回動復帰させることで、同一重量の果菜物を投入する作業が正確に行える。
【0012】
請求項2記載の秤量箱詰め装置は、上記請求項1記載の作用と併せて、計量手段による計量に基づいて、不足重量に相当する個数の各果菜物を補充手段により箱体内に補充することで、予め設定された投入重量に補正することができる。
【0013】
請求項3記載の秤量箱詰め装置は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて、計量手段による計量に基づいて、不足重量に相当する個数の各果菜物が投入される送り量だけ補充用コンベアを回転駆動すると共に、箱体内部に投入される各果菜物の個数を投入量制御手段により制御することで、箱体に投入された果菜物の投入重量が不足したとき確実に補正することができる。
【0014】
請求項4記載の秤量箱詰め装置は、上記請求項1,2又は3記載の作用と併せて、搬送用コンベアにより搬送される各果菜物を分配用コンベアと補充用コンベアとに夫々移載することで、左右の各投入部に対して果菜物を振分け投入する作業と、不足重量に相当する個数の果菜物を補充する作業とが同時に行える。
【0015】
請求項5記載の秤量箱詰め装置は、上記請求項1,2,3又は4記載の作用と併せて、分配用コンベアを構成する左側コンベア及び右側コンベアを同一方向に回転駆動して、分配用コンベアに載置された各果菜物を左右の各投入部に対して振分け投入し、補充用コンベアに載置された不足重量に相当する個数の各果菜物を箱体内に投入することで、各コンベアの搬送面がフラット状態となり、段差が無くなるため、各果菜物を搬送動作が円滑に行える。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、分配用コンベアに載置された各果菜物を左右の各投入部に振分け投入し、各投入部に投入された果菜物の投入重量を計量手段により計量してから箱体内に放出するので、果菜物の投入重量に過不足が生じたりせず、余剰分の果菜物を回収又は不足分の果菜物を補充するような手間及び作業が省け、所定重量の果菜物を投入する作業が確実に行える。且つ、左右の各投入部を交互に上下回動して所定重量の各果菜物を箱体内に順次放出するので、従来例のように箱体の供給動作及び排出動作が完了するまで待機する必要が無く、果菜物の投入作業が連続して行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0017】
しかも、計量手段による計量に基づいて、不足重量に相当する個数の各果菜物を補充手段により箱体内に補充することで、予め設定された投入重量に補正することができる。且つ、果菜物の投入作業及び計量作業を機械的に行うので、所定重量の各果菜物を箱詰めする作業が正確に行え、箱詰め精度及び箱詰め能力の向上が図れる。
【0018】
【実施例】
図面は果菜物の一例として所定重量の蜜柑を箱詰めする作業に用いられる秤量箱詰め装置を示し、図1及び図4に於いて、この秤量箱詰め装置1は、仕分け用コンベア2により搬送される多数個の各蜜柑A…を等階級別に配設した各搬送用コンベア3…に放出し、各搬送用コンベア3…に載置された各蜜柑A…を分配用コンベア4及び補充用コンベア5に夫々移載する。分配用コンベア4に載置された各蜜柑A…を左右の各投入用ホッパ6,6に対して振分け投入し、各投入用ホッパ6,6に投入された蜜柑Aの投入重量を各計量器7,7により計量する。各計量器7,7による計量に基づいて各投入用ホッパ6,6を各ホッパ回動機構8,8により上下回動し、分配用コンベア4の下方中央部に供給された段ボール箱Bをケース傾動機構9により左右傾動して、所定重量の蜜柑Aが投入された一方の投入用ホッパ6を段ボール箱B内に挿入する。一方の投入用ホッパ6を初期位置に回動復帰させるとき、同投入用ホッパ6に投入された全蜜柑A…を段ボール箱B内に放出しながら抜き取る。所定重量の蜜柑Aが投入された段ボール箱Bを補充用コンベア5の放出側下部に搬送停止し、各計量器7,7による計量に基づいて補充用コンベア5に載置された所定個数の各蜜柑A…を段ボール箱B内に補充投入して箱詰めする。
【0019】
上述した搬送用コンベア3は、仕分け用コンベア2上に設定した放出位置下部に対して搬送用コンベア3を直交して配設し、減速機付き送り用モータ(図示省略)の駆動力により搬送用コンベア3を送り方向に回転駆動して、同搬送用コンベア3に載置された各蜜柑A…を分配用コンベア4及び補充用コンベア5に順次移載する。
【0020】
前述した分配用コンベア4は、図2、図3に示すように、搬送用コンベア3の送り側終端部に対して分配用コンベア4を直交して配設し、同搬送用コンベア3と分配用コンベア4との対向側端部を蜜柑Aの移載が許容される間隔に近接し、減速機付き送り用モータ(図示省略)の駆動力により分配用コンベア4を左送り方向と右送り方向とに回転駆動して、同分配用コンベア4に載置された各蜜柑A…を後述する左右の各投入用ホッパ6,6に振分け投入する。
【0021】
前述した補充用コンベア5は、搬送用コンベア3の送り側終端部に対して補充用コンベア5を直列して配設し、同搬送用コンベア3と補充用コンベア5との対向側端部を蜜柑Aの移載が許容される間隔に近接している。分配用コンベア4の中央部に対して補充用コンベア5を直交して配設し、分配用コンベア4を構成する送りベルト4aの中央部搬送面上に補充用コンベア5を構成する送りベルト5aの始端側搬送面を重合すると共に、左右送り方向に対して蜜柑Aの乗り移りが許容される肉厚に送りベルト5aを形成している。減速機付き送り用モータ(図示省略)の駆動力により分配用コンベア4の左右送り方向に対して補充用コンベア5を直交する方向に回転駆動して、補充用コンベア5に載置された各蜜柑A…を1列に整列して搬送する。
【0022】
一方、補充用コンベア5の送り側終端部に配設した光電センサSにより蜜柑Aの通過を検知し、同光電センサSから出力される検知信号に基づいて補充用コンベア5を間欠駆動する。つまり、後述する各計量器7,7による計量に基づいて不足重量に相当する蜜柑Aの個数を算出し、補充用コンベア5に載置された所定個数の蜜柑Aを段ボール箱B内に補充投入する。且つ、補充用コンベア5の送り側終端部に対して投入ガイド10を適宜角度に傾斜した状態に配設し、同投入ガイド10の放出側傾斜面に対向して回転ブラシ11を回転可能に軸受し、減速機付き回転用モータ(図示省略)の駆動力により回転ブラシ11を矢印方向に回転駆動して、同回転ブラシ11の回転作用により投入ガイド10から落下する蜜柑Aの落下速度を減速させ、同投入ガイド10の放出側下部に供給された段ボール箱B内に対して蜜柑Aを順次投入する。なお、補充用コンベア5に載置された各蜜柑A…を段ボール箱B内に直接投入してもよい。
【0023】
前述したホッパ回動機構8は、図4に示すように、分配用コンベア4の左側下部及び右側下部に、各投入用ホッパ6,6に投入された蜜柑Aの投入重量を計量するための各計量器7,7を夫々配設し、各計量器7,7の上面側に立設した各支柱12,12の上端部と、各投入用ホッパ6,6の一側壁部に固定した各支持アーム13,13の基端部とを互いに連結して、相互の連結部分を回動中心として左右の各投入用ホッパ6,6を上下回動可能に軸支している。つまり、支柱12の上端部に固定した回動用モータ14(例えば、ステッピングモータ)の駆動力により投入用ホッパ6を上下回動すると共に、分配用コンベア4の一側端部に対して蜜柑Aが投入許容される間隔に近接した投入位置と、後述するケース傾動機構9により傾動した段ボール箱B内に対して挿入許容される放出位置とに投入用ホッパ6を上下回動する。且つ、分配用コンベア4の一側端部に投入用ホッパ6を近接したとき、分配用コンベア4の一端側搬送面に対して投入用ホッパ6の一側内壁面を適宜角度に傾斜した状態を保持し、分配用コンベア4から供給される各蜜柑A…を傾斜方向に転動させて投入用ホッパ6内に投入する。
【0024】
一方、投入用ホッパ6に投入される蜜柑Aの投入重量を計量器7により計量し、同計量器7から出力される計量信号に基づいて回動用モータ14の回転量を制御して、蜜柑Aの投入重量に対応して投入用ホッパ6を適宜角度に回動する。且つ、図8に示すように、分配用コンベア4の一端側搬送面と投入用ホッパ6の一側内壁面とが略水平状態となる角度に回動停止することで、分配用コンベア4と投入用ホッパ6との段差が無くなり、同投入用ホッパ6に対して各蜜柑A…を投入するときの落差が小さくなるため、投入開始時に於いて、各蜜柑A…の商品価値が損なわれるを防止できる。
【0025】
上述した投入用ホッパ6は、上面開放形態に形成された段ボール箱B内に対して挿入可能な大きさ及び形状に投入用ホッパ6を形成し、同投入用ホッパ6の上面側投入口6aを分配用コンベア4により搬送される各蜜柑A…が投入許容される大きさに形成し、同投入用ホッパ6の下面側放出口6bに全蜜柑A…を放出するための各シャッタ6c,6cを開閉可能に設けている。
【0026】
前述したケース傾動機構9は、分配用コンベア4の下方中央部に一つの段ボール箱Bが載置される大きさ及び形状に形成した箱傾動台15を配設し、同箱傾動台15の両側縁部に立設した各箱支持枠15a,15aにより段ボール箱Bの載置姿勢を保持すると共に、同位置下部に配設した左右の各傾動用シリンダ16,16を箱傾動台15の下面側両端部に連結して、上述したホッパ回動機構8の回動動作と連動して左右の各傾動用シリンダ16,16を交互に作動させ、ホッパ回動機構8により下方回動される一方の投入用ホッパ6が段ボール箱B内に挿入される左右の傾斜位置と、箱詰め前又は箱詰め後の段ボール箱Bが起立姿勢に回動復帰される水平位置とに箱傾動台15を左右傾動する。
【0027】
上述した箱傾動台15の搬入側に、製函工程(図示省略)から供給される空の段ボール箱Bを搬入するための箱搬入用コンベア17を配設し、同箱傾動台15の搬出側に、封函工程(図示省略)に箱詰め済みの段ボール箱Bを搬送するための箱搬出用コンベア18を配設して、箱搬入用コンベア17により搬送される空の段ボール箱Bをプッシャー等の移載手段により箱傾動台15に1個ずつ移載すると共に、所定重量の各蜜柑A…が投入された段ボール箱Bをプッシャー等の移載手段により箱搬出用コンベア18に1個ずつ移載する。且つ、補充用コンベア5の送り側終端部に斜設した投入ガイド10の放出側下部であって、箱搬出用コンベア18上に設定した補充位置に段ボール箱Bをストッパー等の停止手段により一旦停止させて、上述した計量器7による計量に基づいて補充用コンベア4に載置された所定個数の蜜柑Aを段ボール箱B内に補充投入する。箱搬出用コンベア18の送り側終端部に対して出荷用コンベア19を直交して配設し、所定重量の各蜜柑A…が箱詰めされた段ボール箱Bを箱搬出用コンベア18から出荷用コンベア19に順次移載して次工程(封函工程、出荷工程)に搬送する。
【0028】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、秤量箱詰め装置1により所定重量(約15.0kg)の各蜜柑A…を箱詰めするときの動作を説明する。 先ず、図1、図2に示すように、仕分け用コンベア2から放出される同一等階級の各蜜柑A…を搬送用コンベア3に順次移載し、同搬送用コンベア3に載置された各蜜柑A…を分配用コンベア4及び補充用コンベア5に順次移載する。図3に示すように、分配用コンベア4を左送り方向に回転駆動して、同分配用コンベア4に載置される各蜜柑A…を左送り方向に連続搬送すると共に、分配用コンベア4の中央部に張架した補充用コンベア5を乗り越えさせながら各蜜柑A…を左送り方向に順次搬送する。
【0029】
一方、図4及び図8に示すように、ホッパ回動機構9を駆動して、分配用コンベア4の左側端部と対向する傾斜姿勢又は水平姿勢に左側の投入用ホッパ6を回動停止した後、同分配用コンベア4に載置された各蜜柑A…を左側の投入用ホッパ6に順次投入する。同投入用ホッパ6に投入される蜜柑Aの投入重量を計量器7により計量し、その蜜柑Aの投入重量に対応して投入用ホッパ6を起立姿勢に回動する。且つ、箱搬送用コンベア17に載置された空の段ボール箱Bを箱傾動台15に移載した後、ケース傾動機構9を駆動して、箱傾動台15に載置された段ボール箱Bを左側傾斜姿勢に傾動する。
【0030】
次に、図5に示すように、計量器7による計量に基づいて、投入用ホッパ6に投入される蜜柑Aが所定重量(約14.5kg)に到達したときに分配用コンベア4を右送り方向に回転駆動して、分配用コンベア3の右側端部と対向する姿勢に回動停止した右側の投入用ホッパ6に各蜜柑A…を順次投入する。左側の投入用ホッパ6に所定重量(約14.5kg)の各蜜柑A…が投入された直後、ホッパ回動機構8を駆動して、所定重量の蜜柑Aが投入された投入用ホッパ6を下方回動し、予め傾動した段ボール箱B内に投入用ホッパ6を挿入する。
【0031】
次に、図6に示すように、段ボール箱B内に挿入された投入用ホッパ6の各シャッタ6c,6cを開放して、同投入用ホッパ6に投入された全蜜柑A…を段ボール箱B内に放出すると共に、ホッパ回動機構8を駆動して、投入用ホッパ6に投入された全蜜柑A…を段ボール箱B内に放出しながら抜き取り、左側の投入用ホッパ6を初期位置に回動復帰させる。
【0032】
次に、図7に示すように、ケース傾動機構9を駆動して、箱傾動台15に載置された段ボール箱Bを起立姿勢に傾動復帰した後、所定重量の蜜柑Aが投入された段ボール箱Bを箱搬出用コンベア18に移載する。箱搬出用コンベア18上に設定した補充位置に段ボール箱Bを一旦停止した後、計量器7による計量に基づいて、補充用コンベア4に載置された不足重量(約0.5kg)に相当する個数の各蜜柑A…を段ボール箱B内に補充投入する。
【0033】
次に、所定重量(約15.0kg)の各蜜柑A…が箱詰めされた段ボール箱Bを箱搬出用コンベア18から出荷用コンベア19に順次移載して、各段ボール箱B…を次工程(封函工程、出荷工程)に搬送供給する。なお、箱搬出用コンベア18上の補充位置に搬送された段ボール箱Bを昇降手段(図示省略)により垂直昇降して投入ガイド10に近接することで、不足重量分の各蜜柑A…を投入するときの落差を小さくすることができる。
【0034】
一方、左側の投入用ホッパ6に投入された蜜柑Aの箱詰め作業に要する動作時間を利用して、分配用コンベア4に載置された各蜜柑A…を右側の投入用ホッパ6に順次投入し、同投入用ホッパ6に投入される蜜柑Aの投入重量を計量器7により計量し、その蜜柑Aの投入重量に対応して投入用ホッパ6を回動する。右側の投入用ホッパ6に投入される蜜柑Aが所定重量(約14.5kg)に到達したときに分配用コンベア4を左送り方向に回転駆動して、分配用コンベア3に載置された各蜜柑A…を左側の投入用ホッパ6に順次投入する。
【0035】
次に、ケース傾動機構9を駆動して、箱傾動台15に載置された次の段ボール箱Bを右側傾斜姿勢に傾動待機させ、ホッパ回動機構8を駆動して、所定重量の蜜柑Aが投入された投入用ホッパ6を段ボール箱B内に挿入し、同投入用ホッパ6に投入された全蜜柑A…を段ボール箱B内に一括放出する。右側の投入用ホッパ6を初期位置に回動復帰させた後、所定重量の蜜柑Aが投入された段ボール箱Bを起立姿勢に傾動復帰させて箱搬出用コンベア18上の補充位置に搬送し、計量器7による計量に基づいて、補充用コンベア4に載置された不足重量(約0.5kg)に相当する個数の各蜜柑A…を段ボール箱B内に補充投入した後、所定重量(約15.0kg)の各蜜柑A…が箱詰めされた段ボール箱Bを出荷用コンベア19に順次移載して次工程に搬送供給する。
【0036】
以上のように、分配用コンベア4に載置された各蜜柑A…を左右の各投入用ホッパ6,6に振分け投入し、各投入用ホッパ6,6に投入された蜜柑Aの投入重量を各計量器7,7により計量してから段ボール箱B内に放出するので、蜜柑Aの投入重量に過不足が生じたりせず、余剰分の蜜柑Aを回収又は不足分の蜜柑Aを補充するような手間及び作業が省け、所定重量の蜜柑Aを投入する作業が確実に行える。且つ、左右の各投入用ホッパ6,6を交互に上下回動して所定重量の各蜜柑A…を段ボール箱B内に順次放出するので、従来例のように段ボール箱Bの供給動作及び排出動作が完了するまで待機する必要が無く、蜜柑Aの投入作業が連続して行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0037】
しかも、各計量器7,7による計量に基づいて、補充用コンベア5に載置された不足重量に相当する個数の各蜜柑A…を段ボール箱B内に補充投入するので、予め設定された投入重量に補正することができる。且つ、蜜柑Aの投入作業及び計量作業を機械的に行うので、所定重量の各蜜柑A…を箱詰めする作業が正確に行え、箱詰め精度及び箱詰め能力の向上が図れる。
【0038】
図9は搬送用コンベア3により搬送される各蜜柑A…を2本の各分配用コンベア4,4に載置して左右に各投入用ホッパ6,6に振分け投入する第2実施例の秤量箱詰め装置1を示し、搬送用コンベア3の送り側終端部に対して2本の各分配用コンベア4,4を直交して左右方向に配設し、同各分配用コンベア4,4の対向側端部間に補充用コンベア5を直交して送り方向に配設している。つまり、搬送用コンベア3により搬送される各蜜柑A…を各分配用コンベア4,4及び補充用コンベア5に夫々移載し、各分配用コンベア4,4に載置された各蜜柑A…を左右の各投入用ホッパ6,6に対して振分け投入する。且つ、補充用コンベア5を送り方向に独立駆動して、計量器7による計量に基づいて、補充用コンベア5に載置された不足重量に相当する個数の各蜜柑A…を段ボール箱B内に補充投入するので、第1実施例と同様に、所定重量の各蜜柑A…を箱詰めする作業が正確に行える。且つ、各分配用コンベア4,4と補充用コンベア5との間に搬送抵抗が発生せず、各コンベア4,5の搬送面がフラット状態となり、段差が無くなるため、蜜柑Aの搬送動作が円滑に行える。なお、各分配用コンベア4,4及び補充用コンベア5を独立して配設するため、例えば、スラストコンベアやローラコンベア等の搬送手段により各コンベア4,5を構成することができる。
【0039】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の果菜物は、実施例の蜜柑Aに対応し、
以下同様に、
箱体は、段ボール箱Bに対応し、
分配用コンベアを構成する左側コンベア及び右側コンベアは、第2実施例の各分配用コンベア4,4に対応し、
補充手段は、補充用コンベア5に対応し、
投入量制御手段は、光電センサSに対応し、
投入部は、投入用ホッパ6に対応し、
計量手段は、計量器7に対応し、
回動手段は、ホッパ回動機構8に対応し、
傾動手段は、ケース傾動機構9に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0040】
上述した第1実施例では、搬送用コンベア3と、分配用コンベア4と、補充用コンベア5とをベルトコンベアにより構成しているが、例えば、スラストコンベアやローラコンベア等の搬送手段により構成してもよい。
【0041】
且つ、搬送用コンベア3の送り側終端部に対して補充用コンベア5を直列に配設しているが、例えば、搬送用コンベア3の一側縁部に沿って補充用コンベア5を並列に配設するもよく、同補充用コンベア5に載置された各蜜柑A…を分配用コンベア4の下方、上方、側方を迂回させて搬送し、箱搬出用コンベア18上の補充位置に搬送された段ボール箱Bに対して不足重量に相当する個数の各蜜柑A…を投入するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の秤量箱詰め装置による箱詰め動作を示す平面図。
【図2】分配用コンベア及び補充用コンベアによる搬送動作を示す側面図。
【図3】分配用コンベア及び補充用コンベアによる搬送動作を示す正面図。
【図4】各投入用ホッパの回動動作及び段ボール箱の傾動動作を示す正面図。
【図5】各投入用ホッパに対する蜜柑の投入動作を示す正面図。
【図6】蜜柑の投入動作及び箱詰め動作を示す正面図。
【図7】蜜柑の箱詰め状態を示す正面図。
【図8】投入用ホッパを略水平状態に回動停止した投入動作を示す側面図。
【図9】第2実施例の秤量箱詰め装置による箱詰め動作を示す正面図。
【図10】従来装置による蜜柑の箱詰め動作を示す平面図。
【図11】蜜柑の箱詰め状態を示す正面図。
【符号の説明】
A…蜜柑
B…段ボール箱
1…秤量箱詰め装置
2…仕分け用コンベア
3…搬送用コンベア
4…分配用コンベア
5…補充用コンベア
6…投入用ホッパ
7…計量器
8…ホッパ回動機構
9…ケース傾動機構
10…投入ガイド
11…回転ブラシ
12…支柱
13…支持アーム
14…回動用モータ
15…箱傾動台
16…傾動用シリンダ
Claims (5)
- 多数個の各果菜物を搬送する搬送用コンベアの送り側終端部に分配用コンベアを直交して配設し、
上記分配用コンベアの左側下部及び右側下部に所定重量の果菜物を振分け投入するための各投入部を配設し、
上記各投入部の一側部に、該各投入部に投入される果菜物の投入重量を計量するための計量手段を設け、
上記各投入部に投入される投入重量に比例して、上記分配用コンベアに載置された各果菜物が投入される姿勢に左右の各投入部を上下回動する回動手段を設け、上記分配用コンベアの下方中央部に供給された上面開放形態の箱体を、上記回動手段により回動される左右の各投入部が挿入される姿勢に傾動する傾動手段を設けた
秤量箱詰め装置。 - 上記計量手段による計量に基づいて不足重量に相当する個数の果菜物を箱体内部に補充する補充手段を設けた
請求項1記載の秤量箱詰め装置。 - 上記補充手段を、上記搬送用コンベアの一側端部に補充用コンベアを近接して配設すると共に、
上記計量手段による計量に基づいて不足重量に相当する個数の各果菜物が箱体内部に投入される送り量だけ補充用コンベアを回転駆動する投入量制御手段を設けて構成した
請求項1又は2記載の秤量箱詰め装置。 - 上記分配用コンベアに対して上記補充用コンベアを交差する方向に配設した
請求項1,2又は3記載の秤量箱詰め装置。 - 上記分配用コンベアの幅方向を左右分割して左側コンベアと右側コンベアとを配設すると共に、該左側コンベアと右側コンベアとの対向側端部間に補充用コンベアを直交して配設した
請求項1,2,3又は4記載の秤量箱詰め装置。
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