JP3606909B2 - 交流放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の交流放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の交流放電灯点灯装置としては例えば特開平3−283394号公報に記載されているものがある。
以下、図面に基づいてこの従来例を具体的に説明する。図37は従来例の交流放電ランプ点灯装置のブロック図である。また、図38は図37に示したブロック図の一部についての回路図である。これらの図において、12はメタルハライドランプ等の高圧放電ランプであり、例えば、90V、200Wで点灯させるものが適用されている。27は交流電源、2は点灯スイッチ、28は交流電源27の出力を整流して直流を出力する整流平滑回路、29はチョッパー回路であり、第1のスイッチング素子としてMOSFETを有し、チョッパー駆動制御回路30により高周波で開閉制御される。開閉制御としては、たとえば、特開昭63−187598号公報に示すようなピーク電流制御方式を適用する事ができる。チョッパー回路29の出力端には高周波リップルを除去する平滑回路31が接続されて、この平滑回路31からの直流出力が極性切換回路32に入力される。極性切換回路32はフルブリッジ型に接続された第2のスイッチング素子としてMOSFET32a〜32dを有し、これらMOSFET32a〜32dの開閉制御によって低周波を出力して放電ランプ12に供給する。その制御は極性切換回路32から放電ランプ12に電流が流れたことを検出して点灯検出回路33、極性切換駆動回路34、極性切換遅延回路35によってなされる。36は高電圧を発生する起動器である。この様な構成の点灯回路はまず起動器36が高圧パルス(約15KV)を放電ランプ12に印加して電極間を絶縁破壊することから始まる。
【0003】
一方起動器36は極性切換回路32の端子から電圧をとっているため、放電ランプ12に印加される高圧パルスの極性は常に一定の方向となる。そして点灯初期時における点灯不安定状態あるいは立消え状態をなくすために、極性切換回路32からの出力を、安定状態に移行できるまでの間直流出力に固定している。なお、直流の極性は高圧パルスの放電ランプ12への極性と逆にしている。
【0004】
以下、図38を参照しつつ、極性切換回路32からの出力を点灯スイッチ2の投入時から放電ランプ12が点灯開始(絶縁破壊)してその後最大1秒の間、直流出力に固定する方法について具体的に説明する。点灯スイッチ2を投入すると、IC1(例えば東芝製TC4047BP)が一定出力(例えばHを出力する)し、この出力は抵抗R2を介してトランジスタTr1をオンさせる。一方トランジスタTr2がオフしている。そして基準電圧Vref 2からの電流がトランジスタTr1、ホトカプラPC1、ホトカプラPC4、抵抗R4を、この順序で流れる。そしてホトカプラPC1、PC4からの信号によりMOSFET32a駆動回路、MOSFET32d駆動回路がオンされる。これによってMOSFET32a、MOSFET32dがオンして極性切換回路32より放電ランプ12に電流が供給される。一方起動器36によって放電ランプ12が絶縁破壊するまでは抵抗R10には電流は流れない。そして絶縁破壊(放電開始)して電流が流れるとその信号が出る。この信号はオペアンプOP1で基準信号Vref 1との差がとられ、極性切換遅延回路35に入力される。この極性切換遅延回路35では抵抗R1とコンデンサC1よりなる時定数回路が形成されており、設定された時定数が経過すると信号を出力して、IC1に入力させる。IC1は入力信号があるとその出力は「H」と「L」の低周波パルスを出力する。「H」の時は前述の如く電流は流れるが、「L」の時はトランジスタTr2がオンする。このとき基準電圧Vref 2からの電流は抵抗R3、ホトカプラPC3、PC2、トランジスタTr2を、この順序で、流れる。この時MOSFET32b駆動回路、MOSFET32c駆動回路を働かせてMOSFET32b、MOSFET32cをオンさせる。この極性切換遅延回路35における抵抗R1とコンデンサC1の時定数は適宜設定することが可能であり、例えば0.5秒にすることができる。ただしこの値は放電ランプ12が絶縁破壊してから最大1秒でなければならない。これは放電ランプ12自体が交流点灯用に設計されたものであるため1秒以上直流を流すことは放電灯に与えるダメージが大きすぎるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の交流放電灯点灯装置は以上のように構成されているので、放電灯が点灯した後消灯し、改めて点灯するまでの時間は様々であり、例えば消灯後放電灯が十分冷えた状態からの点灯(以後、コールドスタートと呼ぶ)もあれば、消灯後放電灯がまだ暖まったままの状態からの瞬時点灯(以後、ホットスタートと呼ぶ)もある。これら点灯のタイミングが異なる場合では、放電開始前の放電灯の内部状態(例えばガス温度、電極温度、ガス圧力、蒸発金属成分)は全く異なる。従来の交流放電灯点灯装置においては、放電開始前の放電灯の内部状態を考慮することなく常に直流印加期間を一定にしているので、放電開始前の放電灯の内部状態に見合った最適な点灯制御は行われない。そのため、直流印加期間中または直流印加期間から交流印加期間に切り換わる時にちらつきもしくは立ち消えを生じることがあった。また、直流の印加がオーバーパワーになり、放電灯にダメージを与えるといった問題もあった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、ちらつき、立ち消えを防止するとともに放電灯にオーバーパワーがかからない交流放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る交流放電灯点灯装置は、放電灯と、直流電力を発生させる直流電力供給手段と、直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、放電灯内部状態推測手段によって推測された放電灯の内部状態に基づいて直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から印加期間は直流電圧を放電灯に印加するようにし、その後は放電灯に交流電圧を印加するように電圧印加手段を駆動するドライバ手段とを備えた配置において、放電灯のコールドスタートにおいて放電開始後に直流電力供給手段の出力電圧が最小値となったときの第1の電圧と定格電力点灯時の直流電力供給手段の出力電圧の第2の電圧とを記憶するとともに、各点灯時において、放電開始後に放電灯電圧が最小となったときの第3の電圧を検出し、第2の電圧と第1の電圧の差に対する前記第3の電圧と第1の電圧の差の割合である点灯判別定数を算出する最小放電灯電圧検出手段を備え、放電灯内部状態推測手段が、点灯判別定数に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を検出することを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明に係る交流放電灯点灯装置は、請求項1記載の発明の最小放電灯電圧検出手段に替えて、放電開始後に放電灯電圧が最小となってから2つの所定時刻における直流電力供給手段の出力電圧に基づいて放電灯電圧変化率を計算する点灯時放電灯電圧変化率算出手段を備え、放電灯内部状態推測手段が、放電灯電圧変化率に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を検出することを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明に係る交流放電灯点灯装置は、放電灯と、直流電力を発生させる直流電力供給手段と、直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、放電灯の消灯時間をカウントする消灯時間カウント手段と、放電灯の消灯時の放電灯の内部状態を検出する消灯時内部状態検出手段と、カウントされた消灯時間と消灯時の放電灯の内部状態に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、放電灯内部状態推測手段によって推測された放電灯の内部状態に基づいて直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から印加期間は直流電圧を放電灯に印加するようにし、その後は放電灯に交流電圧を印加するように電圧印加手段を駆動するドライバ手段とを備えた配置において、放電灯のコールドスタートにおいて放電開始後に直流電力供給手段の出力電圧が最小となったときの第1の電圧と定格電力点灯時の直流電力供給手段の第2の電圧を記憶するとともに、消灯時の直流電力供給手段の第3の電圧を検出し、第2の電圧と第1の電圧の差に対する第3の電圧と第1の差の割合である消灯判別定数を計算する消灯時放電灯電圧検出手段を備え、消灯時内部状態検出手段が、消灯判別定数に基づいて消灯時の放電灯の内部状態を推測することを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明に係る交流放電灯点灯装置は、請求項3記載の発明の消灯時内部状態検出手段に替えて、放電開始後に前記直流電力供給手段からの電圧が最小となってから消灯するまでの期間、任意のサンプリング時刻における直流電力供給手段の出力電圧より放電灯電圧変化率を計算する放電灯電圧変化率算出手段を備え、消灯時内部状態検出手段が、消灯前の放電灯電圧変化率に基づいて消灯時の放電灯の内部状態を推測することを特徴としている。
【0011】
【作用】
請求項1の発明における交流放電灯点灯装置では、電圧印加手段はドライバ手段の駆動により放電灯に、放電灯内部状態推測手段によって推測された放電灯の内部状態に基づいた期間だけ、直流を印加し、その後は交流を放電灯に印加するが、この場合、放電灯内部状態推測手段は点灯判別定数に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を推測する。
【0012】
請求項2の発明における交流放電灯点灯装置では、放電灯内部状態推測手段は放電灯電圧変化率に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を推測する。
【0013】
請求項3の発明における交流放電灯点灯装置では、放電灯内部状態推測手段は消灯時間と消灯時の放電灯の内部状態に基づいて放電開始前の放電灯の内部状態を推測するが、消灯時の放電灯の内部状態は、消灯時内部状態検出手段により消灯判別定数に基づいて推測される。
【0014】
請求項4の発明における交流放電灯点灯装置では、消灯時の放電灯の内部状態は、消灯時内部状態検出手段により消灯前の放電灯電圧変化率に基づいて推測される。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の実施例及びこの発明に関連する参考例を図について説明する。
参考例1.
図1はこの発明の実施例ではないが、この発明に関連する参考例1の交流放電灯装置の構成を示す回路図である。図において、1は直流電源、2は点灯スイッチ、3は昇圧型チョッパ構成によるDC昇圧部(直流電力供給手段)である。このDC昇圧部3はコイル31、ダイオード32、コンデンサ33とスイッチング素子34とから構成されている。4は昇圧制御部であり、この昇圧制御部4はPWM制御部41と誤差増幅器42、43と抵抗44、45とダイオード46、47とから構成されている。ここでPWM制御部41は誤差増幅器42あるいは43の出力レベルが低いときスイッチング素子34へ出力する信号のオンデューティを広げてDC昇圧部3の昇圧度を上げ、誤差増幅器42あるいは43の出力レベルが高いときスイッチング素子34のオンデューティを狭めて昇圧度を下げるように動作する。なお、PWM制御部41には誤差増幅器42と43がワイヤードオアされて接続されているため、いずれかの出力レベルの高い方が優先されてPWM制御部41へ入力される。
【0016】
5は電圧検出部であり、抵抗51と52とからなる。6は抵抗により構成される電流検出部である。7は電力制御部であり、電圧検出部5からの入力に基づいて放電灯12へ投入する電力、すなわち電流を指示するものである。ここで、電力制御部7の出力電圧値が意味する指示放電灯電流値は、電流検出部6に生じる電圧が意味する電流値と等しいものである。例えば、電流検出部6に生じる電圧が1Vの時の電流が1Aであるとすれば、電力制御部7の出力電圧値1Vも指示放電灯電流1Aを意味する。8はスイッチング素子81〜84で構成されているフルブリッジ構成の放電灯印加電圧生成部(電圧印加手段)である。9は始動放電検出部であり、電圧検出部5で検出された電圧の立ち下がりエッジを検出して、これをもって始動放電成功と判別して、信号をタイマ回路101へ送出する。10はドライバ部(ドライバ手段)であり、このドライバ部10はタイマ回路101と駆動回路102から構成され、放電灯印加電圧生成部8を構成するスイッチング素子81〜84をオン、オフするための出力端子を備えておりこれらの端子は各スイッチング素子のゲートにそれぞれ接続されている。
【0017】
駆動回路102は、同一周波数で、スイッチング素子81と84とが同相で、スイッチング素子82と83とが同相で、スイッチング素子81と82が逆位相で、かつスイッチング素子81、84とスイッチング素子82、83が同時にオンしないような期間、いわゆるデッドタイムを有する信号を各スイッチング素子のゲートに出力する。タイマ回路101は始動放電検出部9からの信号を入力してからの時間、すなわち、直流印加期間をカウントする。11は始動放電部であり、この始動放電部11はトランス111、高電圧発生部112、時定数回路113から構成される。12は放電灯、13は放電開始前の放電灯12の内部温度を推測する内部温度推測部(放電灯内部状態推測手段)、14は内部温度推測部13で推測された放電開始前の放電灯12の内部温度より直流印加期間を設定する期間設定部(直流電圧印加期間設定手段)、15は放電開始前の放電灯12の管壁温度を検出する管壁温度検出部(管壁温度検出手段)であり、放電灯12の管壁に図2のように接触させる熱電対部151と、この熱電対部151に生じる電圧から放電灯12の管壁温度を計算する管壁温度算出部152とからなる。
【0018】
図3は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、管壁温度算出部152をマイクロコンピュータ16で構成した図で、入力部161、A/Dコンバータ162、中央処理装置163(CPU)、タイマ164、読みだし専用メモリ165(ROM)、ランダム/アクセスメモリ166(RAM)、D/Aコンバータ167、出力部168から構成される。
【0019】
次に動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
図4において、まず、ステップS401で点灯スイッチ2がオンされると、ステップS402で追加直流印加期間tc2が設定される。ここで、追加直流印加期間tc2の設定動作を図5のフローチャートを用いて説明する。管壁温度検出部15は、点灯スイッチ2がオンされるとステップS501で放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1を検出する。放電灯12の管壁温度はほぼ内部温度に等しく、したがって放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1が低い時は内部温度も低くコールドスタート、放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1が高い時は内部温度も高くホットスタートであると推測でき、放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1を検出することによって、放電開始前の放電灯12の内部温度を推測できる。そして、管壁温度検出部15はステップS501で検出した放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1をステップS502で内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め放電灯12の管壁温度とそれに対応する放電灯12の内部温度の関係が管壁温度−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、管壁温度検出部15から放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1が送出されると、ステップS503でそれに対応する放電開始前の放電灯12の内部温度を管壁温度−内部温度対応特性から決定する。そして、ステップS504で内部温度推測部13は決定された放電開始前の放電灯12の内部温度を期間設定部14に送出する。期間設定部14には予め放電灯12の内部温度とそれに対応する最適な追加直流印加期間tc2が内部温度−追加直流印加期間対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、内部温度推測部13から放電開始前の放電灯12の内部温度が送出されると、ステップS505でそれに対応する追加直流印加期間tc2を内部温度−追加直流印加期間対応特性から設定する。そして、ステップS506で期間設定部14は設定された追加直流印加期間tc2をタイマ回路101に送出する。
【0020】
このような追加直流印加期間設定動作と並行して、ステップS403で昇圧制御部4が動作を開始し、DC昇圧部3のスイッチング素子34をオン、オフすることにより、直流電源1の電圧を昇圧する。スイッチング素子34のオン期間においては、直流電源1、コイル31、スイッチング素子34のループが形成され、コイル31には、この経路で直流電源1より流れ込む電流により、電磁エネルギーが蓄積される。次に、スイッチング素子34のオフ期間においては、コイル31、ダイオード32、コンデンサ33のループが形成され、スイッチング素子34のオン期間中にコイル31に蓄積された電磁エネルギーがダイオード32を通してコンデンサ33に放出され、静電エネルギーに変換されてコンデンサ33に蓄積される。これにより、コンデンサ33の両端にはこれに相当する電圧が直流電源1の電圧に上乗せされて現れる。
【0021】
スイッチング素子34はオン、オフのデューティを変えながら周波数fでスイッチング動作を繰り返すことにより、コンデンサ33の電圧、つまりDC昇圧部3の出力電圧は徐々に昇圧される。ここで、DC昇圧部3の出力電圧をVO とする。このスイッチング素子34のオン、オフのデューティは昇圧制御部4の端子4aや端子4b、4cからの入力に応じて変化する。
【0022】
図6は始動放電時における放電灯12の両端の電圧変化を示す。昇圧制御部4は、基準電源を抵抗44、45で分圧した点4dの固定電圧Vd (反転入力)とDC昇圧部3の出力電圧VO を抵抗51と52とで分圧した点4aの電圧Va (非反転入力)の差を誤差増幅器42で増幅する。ここで、固定電圧Vd は、点4aの電圧Va が例えばVO =400V(以後、所定値PV1)の時の電圧と等しくなるように設定しておく。点灯スイッチ2がオンした時点においては、DC昇圧部3の出力電圧VO は所定値PV1よりも低く、誤差増幅器42の出力は低レベルとなるため、PWM制御部41はスイッチング素子34へのゲート信号出力のオンデューティを広げ、DC昇圧部3の出力電圧VO の昇圧度を上げ、VO が上昇して所定値PV1に近づくにつれてオンデューティを狭めて昇圧度を下げ、所定値PV1に達した時点(Vd =Va )でその電圧を維持する。
【0023】
ここで、点灯スイッチ2がオンされてから所定値PV1に達する時間をta とする。なお、このとき電流検出部5には電流が流れていない(4b点の電圧Vb =0)ため、誤差増幅器43の出力は、誤差増幅器42の出力よりも低レベルでありPWM制御部41には入力されず昇圧動作に関与しない。
【0024】
このような昇圧動作と並行して、駆動回路102は放電灯印加電圧生成部8のスイッチング素子81と84をオンし続け、逆にスイッチング素子82と83はオフのままである。したがって放電灯12にはDC昇圧部3の出力電圧VO (直流電圧)がそのまま印加されている。
【0025】
DC昇圧部3の出力電圧VO は始動放電部11の時定数回路113に入力される。そして、ステップS404で時定数回路113の出力が所定値PV2に達したとき、ステップS405で高電圧発生部112からインパルス状の電圧がトランス111に出力され、放電灯12に高電圧パルスが印加されて始動放電される。なお、時定数回路113の出力が所定値PV2に達する時間tb と、DC昇圧部3の出力電圧VO が所定値PV1に達する時間ta は、tb ≧ta の関係とする。
【0026】
放電灯12に電流が流れて始動放電を始めることにより、DC昇圧部3の負荷(放電灯12のインピーダンス)が無負荷状態から負荷状態に変わり、DC昇圧部3の出力電圧VO は急激に低下する。この急激な電圧降下は始動放電検出部9で検出されて、タイマ回路101へ送出される。ステップS406で始動放電が失敗したと判断されると、ステップS403に戻り、再び昇圧動作が行われる。タイマ回路101には予め最低直流印加期間tc1が設定されており、始動放電検出部9から信号が送出されるとステップS407でタイマ回路101は最低直流印加期間tc1のカウントを開始する。そして、タイマ回路101は最低直流印加期間tc1のカウントを終了すると次に期間設定部14から送出された追加直流印加期間tc2のカウントを開始する。タイマ回路101が直流印加期間tc (tc1+tc2)をカウント中は、駆動回路102は放電灯印加電圧生成部8のスイッチング素子81と84をオンし続け、逆にスイッチング素子82と83はオフのままである。そして、ステップS408でタイマ回路101が直流印加期間tc のカウントを終了した時点でタイマ回路101はステップS409で周波数f2(例えば、400Hz)の矩形波を駆動回路102に送出する。この矩形波は駆動回路102の内部でデューティ比約50%で数μsec 程度のデッドタイムを備えた信号に変換され、スイッチング素子81、84とスイッチング素子82、83を交互にオン、オフするよう逆位相で送出される。
【0027】
しかして、放電灯12にはスイッチング素子81〜84によるオンロスがあるものの、ゼロ−ピークがほぼ電圧VO である矩形波交流電圧が印加される。従って、逆にいえば電圧VO はほぼ放電灯12の放電灯電圧VL に等しいことになる(VL ≒VO )。
【0028】
一方、電圧検出部5は抵抗51と52の分圧によって得られる放電灯電圧VL を電力制御部7へ送出する。電力制御部7は、電圧検出部5から放電灯電圧VL が送出されると、予めマイクロコンピュータ16のROM165に設定された放電灯電圧−指示放電灯電流対応特性の中からVL に見合う指示放電灯電流IS を読みとり、この指示信号に相当する電圧を誤差増幅器43へ出力する。
【0029】
これに対し、放電灯12に実際に流れている放電灯電流IL は、電流検出部6で電圧変換されて誤差増幅器43の非反転入力に入力され、反転入力端子に入力される電力制御部7が指示する指示放電灯電流IS に相当する電圧と比較される。この時点で、誤差増幅器43の出力は、誤差増幅器42の出力より大きくなるため、これ以後(始動放電以後)誤差増幅器43の出力に応じてスイッチング素子34のオンデューティがPWM制御部41によって制御される。
【0030】
電流検出部6の出力が電力制御部7の出力より大きい(実際に流れている放電灯電流IL が指示放電灯電流IS より大きい)場合、誤差増幅器43は高レベルの信号を出力し、これによってPWM制御部41はスイッチング素子34のオンデューティを狭めてDC昇圧部3の出力電圧を小さくし、放電灯12へ流れる電流を減少させる。
逆に、電流検出部6の出力が電力制御部7の出力より小さい(実際に流れている放電灯電流IL が指示放電灯電流IS より小さい)場合、誤差増幅器43は低レベルの信号を出力し、PWM制御部41はスイッチング素子34のオンデューティを広げてDC昇圧部3の出力電圧を大きくし、放電灯12へ流れる電流を増加させる。昇圧制御部4は、この動作を繰り返すことにより、実際に流れている放電灯電流IL と指示放電灯電流IS を等しくするようにする。このフィードバック系により放電灯12は速やかに定格光量に達する。そして、ステップS410で点灯スイッチ2がオフされると放電灯12は消灯する。
【0031】
ここで、放電灯12の発光のしくみについて簡単に説明する。放電灯12の両端に数kVから十数kVの高電圧が印加されると、電極間で放電がスタートし電流が流れる。そして、放電灯12の内部では、流れた電流が封入されている始動ガスを活性化して、始動ガスによるアーク放電を開始する。このとき放電灯12の放電灯電圧は約20Vから上昇し、点灯装置はこの電圧に従って放電灯12への投入電力が徐々に減少するように調整して、負荷状態で放電灯12の発光量を調整する。この投入電力の制御の際、放電灯12の内部温度は急速に上昇し、水銀が蒸発して今度は水銀ガスによるアーク放電が始まる。この水銀アークの中心部の温度は約4500K(ケルビン)に達し、発光管内部はさらに高温・高圧となるため金属ハロゲン化物の蒸発が始まり、アーク内において金属イオンとハロゲンイオンに分離し、金属イオンが金属特有のスペクトルで発光する。
【0032】
そして、ほとんどすべての金属ハロゲン化物が気化した後、アーク光は最終的なフォームと出力に達し、放電灯12の放電灯電圧も飽和して、安定電圧になる。点灯装置は、このとき放電灯12へ供給する電力を定格電力に固定することにより、放電灯12はちらつきの無い安定した光を発する。
【0033】
以上の説明は、コールドスタート時の放電灯の発光の様子であり、放電開始前の放電灯内のガス温度、電極温度、ガス圧力は低く、また金属はまだ蒸発していない。これに対して、ホットスタートはまだ放電灯が暖まっている状態での点灯であり、発光管内部が高温・高圧の状態のときの点灯に相当し、このときの放電開始前の放電灯内のガス温度、電極温度、ガス圧力は高く、また水銀やその他の封入金属が蒸発している。したがって、コールドスタートとホットスタートでは、放電開始前の放電灯の内部状態は全く異なる。ここではコールドスタートとホットスタートの2通りを考えたが、放電灯の経年劣化などを考慮すると各点灯毎に放電灯の状態は様々であり、また放電開始前の放電灯の内部状態も異なる。そのため、直流印加期間中に放電灯に最適なパワーを供給するためには、様々な放電開始前の放電灯の内部状態に応じてパワーを決定する必要があり、直流印加期間が一定であると放電灯にオーバーパワーによるダメージを与える場合やパワー不足で立ち消えやちらつきを生じる場合がある。よって、直流印加期間中に内部状態に応じた最適なパワーを放電灯に供給するためには、直流印加期間を内部状態に応じて変化させることが重要である。そのためには、放電開始前の放電灯の内部状態を知る必要があるが、直接、放電灯内部の温度や圧力を測定することは困難である。そこで、放電灯の管壁温度、灯具内部の温度、絶縁破壊後の最小放電灯電圧、放電灯電圧変化率、消灯時間を検出し、放電開始前の放電灯の内部温度を推測する。
【0034】
放電灯を点灯すると内部温度は次第に上昇し始め、放電灯の管壁を形成する石英を伝導し、管壁温度も同様に上昇し始める。このとき、放電灯の内部に充満しているガスの温度上昇度と、管壁を形成する石英の温度上昇度に多少の違いはあるが、その傾向はほぼ等しいと推測できる。また、放電灯を消灯すると内部温度は次第に下降し始め、これとともに管壁温度も同様に下降し始める。このとき、放電灯の内部に充満しているガスの温度下降度と、管壁を形成する石英の温度下降度に多少の違いはあるが、放電灯消灯後の放電灯の内部温度と管壁温度はほぼ等しいと推測できる。したがって、放電開始前の放電灯の管壁温度を測定することによって放電開始前の放電灯の内部温度を推測することができる。
【0035】
放電灯の内部温度が変化すると、それにともなって管壁温度も変化することは上述の通りである。ところで、放電灯が灯具に密封されている場合、放電灯を点灯すると内部温度は次第に上昇し始め、石英を伝導して管壁温度を上昇させ、さらに管壁から灯具内の空気に伝導し、灯具内部の温度を上昇させる。また、放電灯を消灯すると内部温度は下降し、これとともに管壁温度、灯具内部温度も下降する。このとき、放電灯の内部に充満しているガスの温度変化率と灯具内部の空気の温度変化率は異なるが、放電灯の内部温度の変化とともに灯具内部の温度も変化する。したがって、予め灯具内部の温度と管壁温度を測定し、灯具内部の温度と管壁温度の対応表を作成しておけば、管壁温度と内部温度はほぼ等しいので、灯具内部の温度を測定することにより、対応表より放電灯の内部温度を求めることができる。よって、放電開始前の灯具内部の温度を測定することによって放電開始前の放電灯の内部温度を推測することができる。この詳細動作については参考例2で説明する。
【0036】
図7は始動放電時のDC昇圧部3の出力電圧と時間との関係を示す図である。ここで、曲線Aと曲線Cはコールドスタート時の放電灯電圧を、曲線Bはホットスタート時の放電灯電圧を示し、曲線Aの定格電力点灯時の放電灯電圧VLHA と曲線Bの定格電力点灯時の放電灯電圧VLHB は等しく、曲線Cの定格電力点灯時の放電灯電圧VLHC はVLHA より高い。放電灯電圧は、絶縁破壊後一旦落ち込み、その後定格電力点灯時の放電灯電圧まで上昇するが、定格電力点灯時の放電灯電圧が等しければ曲線Aと曲線Bのようにコールドスタートとホットスタートでは絶縁破壊後の最小放電灯電圧VLLA とVLLB は異なる。しかし、曲線Bと曲線Cのように最小放電灯電圧VLLB とVLLC が等しくても曲線Bはホットスタートで、曲線Cはコールドスタートであり、絶縁破壊後の最小放電灯電圧が低ければコールドスタート、高ければホットスタートであるとは言えない。そこで、コールドスタートにおいて放電開始後放電灯電圧が最小になったときの放電灯電圧(コールド最小放電灯電圧)と定格電力点灯時の放電灯電圧(定格点灯放電灯電圧)と各点灯時の放電灯電圧が最小になったときの放電灯電圧(最小放電灯電圧)から定格点灯放電灯電圧とコールド最小放電灯電圧の差に対する最小放電灯電圧とコールド最小放電灯電圧の差の割合(最小放電灯電圧割合)を計算し、この最小放電灯電圧割合より放電灯点灯時の内部温度を推測する。この詳細動作については実施例1で説明する。
【0037】
また、図7より放電灯電圧が最小となってからの任意の2つの所定時刻(例えばt0 とt1 )における曲線Aと曲線Bの放電灯電圧変化率ηA とηB はそれぞれ次式で表される。
ηA =(VLMA −VLLA )/(t1 −t0 )
ηB =(VLMB −VLLB )/(t1 −t0 )
図7より、明らかに曲線Aの放電灯電圧変化率の方が大きいことがわかる。つまり、放電灯電圧変化率が大きければコールドスタート、小さければホットスタートと言える。したがって、放電開始後放電灯電圧が最小となってから任意の2つの所定時刻における放電灯電圧により放電灯電圧変化率を計算し、その大きさより放電灯の内部温度を推測することができる。この詳細動作については実施例2で説明する。
【0038】
放電灯を雰囲気温度25℃中で点灯させ、放電灯が定格電力点灯になった後に消灯したときの消灯時間と管壁温度の関係を図8に示す。図8より、放電灯を消灯すると、時間経過とともに管壁温度は下降することがわかる。これより、放電灯点灯前の消灯時間が長いと放電灯点灯時の管壁温度は低く、消灯時間が短いと管壁温度は高いと言える。したがって、予め放電灯点灯前の消灯時間と管壁温度の対応表を作成しておけば、管壁温度と内部温度はほぼ等しいので、消灯時間を測定することにより、対応表より放電灯の内部温度を求めることができる。よって、点灯前の消灯時間を測定することによって放電灯の内部温度を推測することができる。この詳細動作については参考例3で説明する。
【0039】
参考例2.
次に、この発明に関連する参考例2による交流放電灯装置を図9について説明する。図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図9において、17は放電灯12を包囲する灯具、18は灯具17の内部温度を検出する灯具内部温度検出部(灯具内部温度検出手段)であり、図10に見られるように灯具内部に挿入される熱電対部181と、そこに生じる電圧から温度を計算する灯具内部温度算出部182とから構成される。図11は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、灯具内部温度算出部182をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0040】
参考例2では図4の追加直流印加期間設定動作以外は参考例1と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、追加直流印加期間設定動作のみ図12のフローチャートにそって説明する。
灯具内部温度検出部18は点灯スイッチ2がオンされるとステップS1201で放電灯12の放電開始前の灯具内部温度を検出する。放電灯12の内部温度の変化とともに灯具内部の温度も変化するので、灯具内部の温度は放電灯12の内部温度を間接的に表していると言える。したがって放電灯12の放電開始前の灯具内部温度が低い時はコールドスタート、高い時はホットスタートであると推測でき、放電灯12の放電開始前の灯具内部温度を測定することによって、放電開始前の放電灯12の内部温度を推測できる。そして、灯具内部温度検出部18はステップS1201で検出した放電灯12の放電開始前の灯具内部温度をステップS1202で内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め灯具内部温度とそれに対応する放電灯12の内部温度の関係が灯具内部温度−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、灯具内部温度検出部18から放電灯12の放電開始前の灯具内部温度が送出されると、ステップS1203でそれに対応する放電開始前の放電灯12の内部温度を灯具内部温度−内部温度対応特性から決定する。放電開始前の放電灯12の内部温度から直流印加期間を設定する動作(ステップS1204からステップS1206)は参考例1と同じなので説明を省略する。
【0041】
実施例1.
次に、この発明の実施例1による交流放電灯装置を図13について説明する。図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図13において、19はコールドスタートにおいて放電灯12が放電開始後放電灯電圧が最小となったときの放電灯電圧(コールド最小放電灯電圧)と放電灯12の定格電力点灯時の放電灯電圧(定格点灯放電灯電圧)を記憶するとともに、放電灯12の各点灯時の放電灯電圧が最小となったときの放電灯電圧(最小放電灯電圧)を検出する最小放電灯電圧検出部(最小放電灯電圧検出手段)である。図14は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、最小放電灯電圧検出部19をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0042】
本実施例1の動作を図15のフローチャートに示す。ここで、追加直流印加期間設定動作と定格点灯放電灯電圧動作記憶以外は参考例1と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、追加直流印加期間設定動作のみ図16のフローチャートにそって説明する。
放電灯12のコールドスタート最小放電灯電圧をVLL、定格点灯放電灯電圧をVLH、最小放電灯電圧をVLXとし、点灯判別定数αを次式で定義する。
α =(VLX−VLL)/(VLH − VLL)
【0043】
コールドスタートであればVLX≒VLLなのでα≒0になり、ホットスタートであればVLX≒VLHなのでα≒1になる。したがって、αが0に近いほど放電灯12はコールドスタートに近いので放電開始前の放電灯12の内部温度も低く、αが1に近いほど放電灯12はホットスタートに近いので内部温度も高い。よって、予め放電灯12のコールド最小放電灯電圧VLLと定格点灯放電灯電圧VLHを記憶させておき、各点灯時の最小放電灯電圧を検出することによって放電開始前の放電灯12の内部温度を推測することができる。
【0044】
図16において、最小放電灯電圧検出部19はステップS1601で放電灯12の放電灯電圧VL が最小になったか否かを判断する。最小になると、ステップS1602でこの放電灯電圧を最小放電灯電圧VLXとし、点灯判別定数αを上式から計算する。そして、最小放電灯電圧検出部19はステップS1602で計算した点灯判別定数αをステップS1603で内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め点灯判別定数αとそれに対応する放電灯12の内部温度の関係が点灯判別定数−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、最小放電灯電圧検出部19から点灯判別定数αが送出されると、ステップS1604でそれに対応する放電開始前の放電灯12の内部温度を点灯判別定数−内部温度対応特性から決定する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度から直流印加期間を設定する動作は参考例1と同じなので説明を省略する。
【0045】
図15において、最小放電灯電圧検出部19はステップS1511で点灯スイッチ2がオフされると、放電灯12の放電灯電圧VL が定格電力点灯時の放電灯電圧に達しているか否かを判断し、達しているとステップS1512でその時の放電灯電圧VL を定格点灯放電灯電圧VLHとして記憶する。放電灯12の放電灯電圧VL が定格電力点灯時の放電灯電圧に達しているか否かは、予め実験的に点灯後放電灯電圧が定格電力点灯時の放電灯電圧に達するまでの時間を求めておき、その時間に到達したか否かを判断することで確認する。
【0046】
実施例2.
次に、この発明の実施例2による交流放電灯装置の構成を図17について説明する。図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図17において、20は点灯スイッチ2がオンされ放電灯12が放電開始後、放電灯電圧が最小となってから任意の2つの所定時刻における放電灯電圧により放電灯電圧変化率を計算する点灯時放電灯電圧変化率算出部(点灯時放電灯電圧変化率算出手段)である。図18は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、点灯時放電灯電圧変化率算出部20をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0047】
本実施例2の動作を図19のフローチャートに示す。ここで、追加直流印加期間設定動作以外は参考例1と同じ動作なので、ここでそれらの説明を省略し、追加直流印加期間設定動作のみ図20のフローチャートにそって説明する。
放電灯12の放電灯電圧は、絶縁破壊後一旦落ち込み、時間経過とともに上昇し、やがて定格電力点灯時の放電灯電圧に落ちつく。放電灯電圧の時間変化率は、放電灯電圧が低い点灯時に大きく、定格電力点灯時の放電灯電圧に近づくほど小さくなる。コールドスタートの場合、放電灯電圧は絶縁破壊後の落ち込みが大きく、放電灯電圧の時間変化率は大きいが、ホットスタートの場合絶縁破壊後の放電灯電圧は定格電力点灯時の放電灯電圧に近く、放電灯電圧の時間変化率は小さい。すなわち、点灯時の放電灯電圧の電圧変化率が大きい時はコールドスタートで放電開始前の放電灯12の内部温度は低く、点灯時の放電灯電圧の時間変化率が小さい時はホットスタートで内部温度は高いと推測できる。
【0048】
図20において、点灯時放電灯電圧変化率算出部20はステップS2001で放電灯12の放電灯電圧VL が最小になったか否かを判断する。最小になると、ステップS2002で所定時刻に到達したか否かを判断し、到達すると点灯時放電灯電圧変化率算出部20はステップS2003でこのときの放電灯電圧VL を時刻t0 における放電灯電圧V0 とする。次に、ステップS2004で時刻t0 から適当な所定時間が経過したか否かを判断する。経過すると、点灯時放電灯電圧変化率算出部20はステップS2005でこのときの放電灯電圧VL を時刻t1 における放電灯電圧V1 とする。そして、ステップS2006で放電灯電圧の時間変化率ηを次式より求める。
η=(V1 −V0 )/(t1 −t0 )
【0049】
そして、点灯時放電灯電圧変化率算出部20はステップS2006で計算した放電灯電圧の時間変化率ηをステップS2007で内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め放電灯電圧の時間変化率ηとそれに対応する放電灯12の内部温度の関係が放電灯電圧時間変化率−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、点灯時放電灯電圧変化率算出部20から放電灯電圧の時間変化率ηが送出されると、ステップS2008でそれに対応する放電開始前の放電灯12の内部温度を放電灯電圧時間変化率−内部温度対応特性から決定する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度から直流印加期間を設定する動作は参考例1と同じなので説明を省略する。
【0050】
参考例3.
次に、この発明の参考例3による交流放電灯装置を図21について説明する。図1と同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。図21において、21は点灯スイッチ2がオフされてから次にオンされるまでの放電灯12の消灯時間をカウントする消灯時間カウント部(消灯時間カウント手段)である。図22は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、消灯時間カウント部(消灯時間カウント手段)22をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0051】
本参考例3の動作を図23のフローチャートに示す。ここで、消灯時間カウントアップ動作、追加直流印加期間設定動作以外は参考例1と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、消灯時間カウントアップ動作を図23にそって追加直流印加期間設定動作を図24のフローチャートにそって説明する。
図8に見られるように、放電灯12の管壁温度は消灯後時間経過とともに下降していくので、消灯時間ts を測定することにより、放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1を推測することができる。すなわち、消灯時間ts が長い時は放電開始前の放電灯12の管壁温度TK1は低くコールドスタート、消灯時間ts が短い時は管壁温度TK1は高くホットスタートであると推測でき、したがって消灯時間ts を測定することにより、放電開始前の放電灯12の内部温度を推測できる。
【0052】
図23において、点灯スイッチ2がオフ状態であると消灯時間カウント部22はステップS2301で消灯時間ts が予め定められた所定時間tx に到達したか否かを判断する。ここで、所定時間tx は消灯後放電灯12の管壁温度が雰囲気温度にほぼ等しくなるまでの時間で、例えば図8では約240秒である。そして、到達していなければステップS2302で消灯時間ts をカウントアップし、到達していれば以後消灯時間ts はカウントアップされない。
【0053】
図24において、消灯時間カウント部22は点灯スイッチ2がオンされるとステップS2401で消灯時間ts を内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め消灯時間ts とそれに対応する放電灯12の内部温度との関係が消灯時間−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、消灯時間カウント部22から消灯時間ts が送出されると、ステップS2402でそれに対応する放電開始前の放電灯12の内部温度を消灯時間−内部温度対応特性から決定する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度から直流印加期間を設定する動作は参考例1と同じなのでその説明を省略する。
初期設定において消灯時間ts には所定時間tx が代入されてあり、これより1番最初の点灯時もコールド状態と判断される。
【0054】
参考例4.
次に、この発明の参考例4による交流放電灯装置を図25について説明する。図1と同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。図25において、23は消灯時の放電灯12の内部温度を推測する消灯時内部温度推測部(消灯時内部状態検出手段)であり、24は点灯スイッチ2がオンされてから次にオフされるまでの放電灯12の点灯時間をカウントする点灯時間カウント部(点灯時間カウント手段)である。図22は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、消灯時間カウント部22、消灯時内部温度推測部23、点灯時間カウント部24をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0055】
本参考例4の動作を図26のフローチャートに示す。ここで、点灯時間カウントアップ動作、消灯時内部温度決定動作、追加直流印加期間設定動作以外、参考例3と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、点灯時間カウントアップ動作を図26にそって、消灯時内部温度決定動作を図27にそって、追加直流印加期間設定動作を図28のフローチャートにそって説明する。
図29は放電灯12を雰囲気温度25℃中で点灯させたときの点灯時間tt と管壁温度の関係を示す。放電灯12の管壁温度は点灯後時間経過とともに上昇していくので、点灯時間tt を測定することにより、消灯時の放電灯12の管壁温度TK2を推測することができる。すなわち、点灯時間tt が長い時は消灯時の放電灯12の管壁温度TK2は高く、点灯時間tt が短い時は消灯時の放電灯12の管壁温度TK2は低いと推測でき、したがって点灯時間tt を測定することにより、消灯時の放電灯12の内部温度を推測できる。
【0056】
図26において、点灯スイッチ2がオン状態であると点灯時間カウント部24はステップS2612で点灯時間tt が予め定められた所定時間ty に到達したか否かを判断する。ここで、所定時間ty は点灯後放電灯12の管壁温度が飽和して上昇しなくなるまでの時間である。そして、到達していなければステップS2613で点灯時間tt をカウントアップし、到達していれば以後点灯時間tt はカウントアップされない。
【0057】
図27において、点灯スイッチ2がオフされると点灯時間カウント部24はステップS2701で点灯時間tt を消灯時内部温度推測部23に送出する。消灯時内部温度推測部23には予め点灯時間tt とそれに対応する放電灯12の内部温度の関係が点灯時間−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、点灯時間カウント部21から点灯時間tt が送出されると、ステップS2702で消灯時の放電灯12の内部温度が前回点灯スイッチ2がオンされたときに内部温度推測部13から送られた放電開始前の放電灯12の内部温度よりいくら上昇して何度になったかを点灯時間−内部温度対応特性から決定する。ステップS2702で消灯時の内部温度が決定されると、ステップS2703でこれを内部温度推測部13に送出する。
【0058】
図24において、消灯時間カウント部22は点灯スイッチ2がオンされるとステップS2401で消灯時間ts を内部温度推測部13に送出する。内部温度推測部13には予め消灯時間ts とそれに対応する放電灯12の内部温度が消灯時間−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、消灯時間カウント部22から消灯時間ts が送出されると、前回点灯スイッチ2がオフされたときに消灯時内部温度推測部23から送られてきた消灯時の放電灯12の内部温度をもとに消灯時間−内部温度対応特性より、放電開始前の放電灯12の内部温度が消灯時の放電灯12の内部温度よりいくら低下したかを推測する。そして、ステップS2402で決定された放電開始前の放電灯12の内部温度をステップS2403で期間設定部14と消灯時内部温度推測部23に送出する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度から直流印加期間を設定する動作は参考例1と同じなのでその説明を省略する。
【0059】
実施例3.
次に、この発明の実施例3による交流放電灯装置を図30について説明する。図1と同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。図30において、25はコールド最小放電灯電圧と定格点灯放電灯電圧を記憶するとともに、放電灯12の各消灯時の放電灯電圧(消灯時放電灯電圧)を検出する消灯時放電灯電圧検出部(消灯時放電灯電圧検出手段)である。図22は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、消灯時間カウント部22、消灯時内部温度推測部23、消灯時放電灯電圧検出部25をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0060】
本実施例3の動作を図31のフローチャートに示す。ここで、放電灯電圧検出動作、消灯時内部温度決定動作以外、参考例4と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、放電灯電圧検出動作を図31にそって、消灯時内部温度決定動作を図32にそって説明する。
【0061】
放電灯12の管壁温度は点灯後時間経過とともに上昇し、これとともに放電灯電圧VL も絶縁破壊後一旦落ち込み、時間経過とともに上昇していく。やがて放電灯12の放電灯電圧VL は定格電力点灯時の放電灯電圧に落ちつき、また管壁温度も飽和する。したがって、消灯時の放電灯電圧VLEが絶縁破壊後どれくらい上昇しているかを測定しておけば、消灯時の管壁温度TK2がどれくらい上昇していたかを推測することができる。しかし、放電灯の定格電力点灯時の放電灯電圧はバラツキがあり、例えば消灯時の放電灯電圧VLEが80Vだったとすると、この放電灯の定格電力点灯時の放電灯電圧が80Vなら消灯時の管壁温度TK2も飽和しているが、定格電力点灯時の放電灯電圧が100Vなら消灯時の管壁温度TK2はまだ上昇中である。よって、前もって放電灯12の定格電力点灯時の放電灯電圧を測定しておけば、消灯時の放電灯電圧VLEより、消灯時の管壁温度TK2を推測することができる。
そこで、放電灯12のコールドスタート最小放電灯電圧をVLL、定格点灯放電灯電圧をVLH、消灯時放電灯電圧をVLEとし、消灯判別定数βを次式で定義する。
β=(VLE − VLL)/(VLH − VLL)
【0062】
消灯時放電灯電圧VLEが最小放電灯電圧VLLに近いとβ≒0になり、このとき消灯時の管壁温度TK2はほとんど上昇してなく、また消灯時放電灯電圧VLEが定格点灯放電灯電圧をVLHに近いとβ≒1になり、このとき消灯時の管壁温度TK2はほとんど飽和温度近くまで上昇している。したがって、βが0に近いほど放電灯12は暖まっていなく内部温度も低く、βが1に近いほど放電灯12は十分に暖まって内部温度も高い。よって、予め放電灯12のコールド最小放電灯電圧VLLと定格点灯放電灯電圧VLHを記憶させておき、各消灯時の放電灯電圧を検出することによって消灯時の放電灯12の内部温度を推測することができる。
【0063】
図31において、点灯スイッチ2がオンされるとステップS3112で消灯時放電灯電圧検出部25は放電灯12の放電灯電圧を検出し、ステップS313で点灯スイッチ2がオフされるとオフされる前に最後に検出した放電灯電圧を消灯時放電灯電圧VLEとする。
【0064】
図32において、点灯スイッチ2がオフされると消灯時放電灯電圧検出部25はステップS3201で消灯判別定数βを上式から計算する。そして、ステップS3202で消灯判別定数βを消灯時内部温度推測部23に送出する。消灯時内部温度推測部23には予め消灯判別定数βとそれに対応する放電灯12の内部温度が消灯判別定数−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、消灯時放電灯電圧検出部25から消灯判別定数βが送出されると、ステップS3203でそれに見合う消灯時の放電灯12の内部温度を消灯判別定数−内部温度対応特性から決定する。そして、ステップS3204でこれを内部温度推測部13に送出する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度を推測する動作は参考例4と同じなので省略する。
【0065】
また、消灯時放電灯電圧検出部25はステップS3205で放電灯12の放電灯電圧VL が定格電力点灯時の放電灯電圧に達しているか否かを判断し、達しているとステップS3206でその時の放電灯電圧VL を定格点灯放電灯電圧VLHとして記憶する。
【0066】
実施例4.
次に、この発明の実施例4による交流放電灯装置を図33について説明する。図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図33において、26は点灯スイッチ2がオンされて絶縁破壊後放電灯12の放電灯電圧が最小となってから点灯スイッチ2がオフされるまで適当な時間サンプリングで放電灯12の放電灯電圧の時間変化率を計算する放電灯電圧変化率算出部(放電灯電圧変化率算出手段)である。図22は電力制御部7、ドライバ部10、内部温度推測部13、期間設定部14、消灯時間カウント部22、消灯時内部温度推測部23、放電灯電圧変化率算出部26をマイクロコンピュータ16で構成した図で、図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0067】
本実施例4の動作を図34のフローチャートに示す。ここで、放電灯電圧変化率計算動作、消灯時内部温度決定動作以外、参考例4と同じ動作なので、ここでは説明を省略し、放電灯電圧変化率計算動作を図35にそって、消灯時内部温度決定動作を図36にそって説明する。
放電灯12の放電灯電圧は、絶縁破壊後一旦落ち込み、時間経過とともに上昇し、やがて定格電力点灯時の放電灯電圧に落ちつく。放電灯電圧の時間変化率は、放電灯電圧が低い点灯時に大きく、定格電力点灯時の放電灯電圧に近づくほど小さくなる。すなわち、消灯時の放電灯電圧の時間変化率が大きい時は消灯時の管壁温度TK2は低く内部温度も低い。また、消灯時の放電灯電圧の時間変化率が小さい時は消灯時の管壁温度TK2は高く内部温度も高いと推測できる。
【0068】
図35において、放電灯電圧変化率算出部26は点灯スイッチ2がオンされ放電灯12が始動放電開始し、放電灯電圧が最小になるとステップS3501で適当なサンプリング時間τが経過したか否かを判断し、経過するとステップS3502で放電灯電圧VL を検出し、これを時刻t1 における放電灯電圧V1 とする。次に、ステップS3503で時刻t0 、放電灯電圧V0 に検出された値が代入されているかどうかを判断し、放電灯電圧変化率が計算できるかどうかを確認する。ステップS3503で代入されていると判断すると、ステップS3504で放電灯電圧の時間変化率ηを次式より求める。
η=(V1 −V0 )/τ
【0069】
そして、放電灯電圧変化率算出部26はステップS3505で時刻t1 における放電灯電圧V1 を時刻t0 における放電灯電圧V0 に置き換え、以後点灯スイッチ2がオフされるまで放電灯電圧の時間変化率ηを計算し続ける。
【0070】
図36において、点灯スイッチ2がオフされると放電灯電圧変化率算出部26はステップS3601で点灯スイッチ2がオフされる前に最後に計算された放電灯12の放電灯電圧の時間変化率ηを消灯時の放電灯12の放電灯電圧の時間変化率ηE とし、消灯時内部温度推測部23に送出する。消灯時内部温度推測部23には予め消灯時の放電灯電圧の時間変化率ηE とそれに対応する放電灯12の内部温度が消灯時放電灯電圧変化率−内部温度対応特性としてマイクロコンピュータ16のROM165に設定されており、放電灯電圧変化率算出部26から消灯時の放電灯電圧の時間変化率ηE が送出されると、ステップS3602でそれに見合う消灯時の放電灯12の内部温度を消灯時放電灯電圧変化率−内部温度対応特性から決定する。ステップS3602で消灯時の内部温度が決定されると、ステップS3603でこれを内部温度推測部13に送出する。以下の放電開始前の放電灯12の内部温度を推測する動作は参考例4と同じなので省略する。
【0071】
以上の実施例の他にも、管壁内部温度検出部と最小放電灯電圧検出部を組み合わせたり、他にもいろいろな組み合わせをすることにより、さらに精度の高い放電開始前の放電灯の内部温度を推測することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、放電灯のコールドスタート時の最小放電灯電圧と、定格電力点灯時の放電灯電圧と、各点灯時の絶縁破壊後の最小放電灯電圧から点灯判別定数αを計算することによって内部状態を推測するように構成したので、コールドスタートやホットスタートのような様々な放電開始前の放電灯の内部状態に対応した点灯制御が行えるとともに、直流印加期間中に放電灯に与えるパワーは最適であるため放電灯のダメージは全くなく、さらに直流印加期間中または直流印加期間から交流印加期間に切り換わる時にちらつきもしくは立ち消えを生じることのない良好な点灯ができ、特に雰囲気温度の影響を受けることなく、また温度測定部が必要ないので安価な装置を提供することができる効果がある。
【0073】
請求項2の発明によれば、絶縁破壊後に放電灯電圧が最小となってからの放電灯電圧変化率を計算することによって内部状態を推測するように構成したので、定格電力点灯時の放電灯電圧を記憶するまでも最適な直流印加期間を設定できるとともに、雰囲気温度の影響を受けることなく、また温度測定部が必要ないので安価な装置を提供することができる効果がある。
【0074】
請求項3の発明によれば、放電灯のコールドスタート時の最小放電灯電圧と、定格電力点灯時の放電灯電圧と、各消灯時の放電灯電圧から消灯判別定数βを計算することによって消灯時の放電灯内部状態を推測するように構成したので、雰囲気温度の影響を受けることなく消灯時の放電灯の内部状態を推測することができる効果がある。
【0075】
請求項4の発明によれば、消灯前の放電灯電圧変化率を計算することによって消灯時の放電灯の内部状態を推測するように構成したので、定格電力点灯時の放電灯電圧を記憶するまでも消灯時の放電灯の内部状態を推測できるとともに、雰囲気温度の影響を受けない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する参考例1の交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図2】放電灯に接触された温度検出部を示す説明図である。
【図3】同参考例1の一部をマイクロコンピュータによって構成した場合のブロック図である。
【図4】同参考例1の全体動作を示すフローチャートである。
【図5】追加直流印加期間の設定動作を示すフローチャートである。
【図6】始動放電時における放電灯の両端の電圧の時間変化を示すグラフ図である。
【図7】DC昇圧部3から出力される電圧の時間変化を示す図である。
【図8】消灯後の管壁温度の時間変化を示すグラフ図である。
【図9】本発明に関連する参考例2の交流放電灯点灯装置の構成を示す図である。
【図10】灯具内に設置された温度検出部を示す図である。
【図11】参考例2の一部をマイクロコンピュータによって構成した場合のブロック図である。
【図12】参考例2の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施例1による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図14】実施例1の一部をマイクロコンピュータによって構成した場合のブロック図である。
【図15】実施例1の全体動作を示すフローチャートである。
【図16】実施例1の追加直流印加期間設定動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施例2による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図18】実施例2の一部をマイクロコンピュータによって構成した場合のブロック図である。
【図19】実施例2の全体動作を示すフローチャートである。
【図20】実施例2の追加直流印加期間設定動作を示すフローチャートである。
【図21】本発明にかんの参考例3による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図22】参考例3の一部をマイクロコンピュータによって構成した場合のブロック図である。
【図23】参考例3の全体動作を示すフローチャートである。
【図24】参考例3の追加直流印加期間設定動作を示すフローチャートである。
【図25】参考例4による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図26】参考例4の全体動作を示すフローチャートである。
【図27】参考例4の消灯時内部温度決定動作を示すフローチャートである。
【図28】参考例4の追加直流印加期間設定動作を示すフローチャートである。
【図29】点灯後の管壁温度の時間変化を示すグラフ図である。
【図30】本発明の実施例3による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図31】実施例3の全体動作を示すフローチャートである。
【図32】実施例3の消灯時内部温度決定動作を示すフローチャートである。
【図33】本発明の実施例4による交流放電灯装置の構成を示すブロック図である。
【図34】実施例4の全体動作を示すフローチャートである。
【図35】実施例4の放電灯電圧変化率計算動作を示すフローチャートである。
【図36】実施例4の消灯時内部温度決定動作を示すフローチャートである。
【図37】従来例の交流放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図38】従来例の交流放電灯点灯装置の構成の詳細を示す回路図である。
【符号の説明】
3 DC昇圧部(直流電力供給手段)、5 電圧検出部、8 放電灯印加電圧生成部(電圧印加手段)、9 始動放電検出部、10 ドライバ部(ドライバ手段)、11 始動放電部、12 放電灯、13 内部温度推測部(放電灯内部状態推測手段)、14 期間設定部(直流電圧印加期間設定手段)、15 管壁温度検出部(管壁温度検出手段)、17 灯具、18 灯具内部温度検出部(灯具内部温度検出手段)、19 最小放電灯電圧検出部(最小放電灯電圧検出手段)、20 点灯時放電灯電圧変化率算出部(点灯時放電電圧変化率算出手段)、21,22 消灯時間カウント部(消灯時間カウント手段)、23 消灯時内部温度推測部 (消灯時内部状態検出手段)、24 点灯時間カウント部(点灯時間カウント手段)、25 消灯時放電灯電圧検出部(消灯時放電灯電圧検出手段)、26 放電灯電圧変化率算出部(放電灯電圧変化率算出手段)。
Claims (4)
- 放電灯と、
直流電力を発生させる直流電力供給手段と、
前記直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして前記放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、
前記放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、
前記放電灯内部状態推測手段によって推測された前記放電灯の内部状態に基づいて前記直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、
前記放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から前記印加期間は直流電圧を前記放電灯に印加するようにし、その後は前記放電灯に交流電圧を印加するように前記電圧印加手段を駆動するドライバ手段とを備えた交流放電灯点灯装置において、
前記放電灯のコールドスタートにおいて放電開始後に前記直流電力供給手段の出力電圧の最小値となったときの第1の電圧と定格電力点灯時の前記直流電力供給手段の出力電圧の第2の電圧とを記憶するとともに、各点灯時において、放電開始後に放電灯電圧が最小となったときの第3の電圧を検出し、前記第2の電圧と前記第1の電圧の差に対する前記第3の電圧と前記第1の電圧の差の割合である点灯判別定数を算出する最小放電灯電圧検出手段を備え、
前記放電灯内部状態推測手段が、前記点灯判別定数に基づいて放電開始前の前記放電灯の内部状態を推測することを特徴とする交流放電灯点灯装置。 - 放電灯と、
直流電力を発生させる直流電力供給手段と、
前記直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして前記放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、
前記放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、
前記放電灯内部状態推測手段によって推測された前記放電灯の内部状態に基づいて前記直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、
前記放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から前記印加期間は直流電圧を前記放電灯に印加するようにし、その後は前記放電灯に交流電圧を印加するように前記電圧印加手段を駆動するドライバ手段と、
放電開始後に放電灯電圧が最小となってから2つの所定時刻における前記直流電力供給手段の出力電圧に基づいて放電灯電圧変化率を計算する点灯時放電灯電圧変化率算出手段を備え、
前記放電灯内部状態推測手段が、前記放電灯電圧変化率に基づいて放電開始前の前記放電灯の内部状態を推測することを特徴とする交流放電灯点灯装置。 - 放電灯と、
直流電力を発生させる直流電力供給手段と、
前記直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして前記放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、
前記放電灯の消灯時間をカウントする消灯時間カウント手段と、
前記放電灯の消灯時の放電灯の内部状態を検出する消灯時内部状態検出手段と、
カウントされた前記消灯時間と消灯時の前記放電灯の内部状態に基づいて放電開始前の前記放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、
前記放電灯内部状態推測手段によって推測された前記放電灯の内部状態に基づいて前記直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、
前記放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から前記印加期間は直流電圧を前記放電灯に印加するようにし、その後は前記放電灯に交流電圧を印加するように前記電圧印加手段を駆動するドライバ手段とを備えた交流放電灯点灯装置において、
前記放電灯のコールドスタートにおいて放電開始後に前記直流電力供給手段の出力電圧が最小となったときの第1の電圧と定格電力点灯時の前記直流電力供給手段の第2の電圧を記憶するとともに、消灯時の前記直流電力供給手段の第3の電圧を検出し、前記第2の電圧と前記第1の電圧の差に対する前記第3の電圧と前記第1の差の割合である消灯判別定数を計算する消灯時放電灯電圧検出手段を備え、
前記消灯時内部状態検出手段が、前記消灯判別定数に基づいて消灯時の前記放電灯の内部状態を推測することを特徴とする交流放電灯点灯装置。 - 放電灯と、
直流電力を発生させる直流電力供給手段と、
前記直流電力供給手段からの直流電力をスイッチングして前記放電灯に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、
前記放電灯の消灯時間をカウントする消灯時間カウント手段と、
前記放電灯の消灯時の放電灯の内部状態を検出する消灯時内部状態検出手段と、
カウントされた前記消灯時間と消灯時の前記放電灯の内部状態に基づいて放電開始前の前記放電灯の内部状態を推測する放電灯内部状態推測手段と、
前記放電灯内部状態推測手段によって推測された前記放電灯の内部状態に基づいて前記直流電圧の印加期間を設定する直流電圧印加期間設定手段と、
前記放電灯に対する点灯開始指令が発せられたときに、点灯開始から前記印加期間は直流電圧を前記放電灯に印加するようにし、その後は前記放電灯に交流電圧を印加するように前記電圧印加手段を駆動するドライバ手段とを備えた交流放電灯点灯装置において、
放電開始後に前記直流電力供給手段からの電圧が最小となってから消灯するまでの期間、任意のサンプリング時刻における前記直流電力供給手段の出力電圧より放電灯電圧変化率を計算する放電灯電圧変化率算出手段を備え、
前記消灯時内部状態検出手段が、消灯前の放電灯電圧変化率に基づいて消灯時の放電灯の内部状態を推測することを特徴とする交流放電灯点灯装置。
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