JP3596325B2 - 内燃機関のアイドル運転制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関(2点着火エンジン)のアイドル運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の2点着火エンジンとしては、例えば特開平5−141336号公報に示されるように、1気筒に2つの点火プラグを備え、点火プラグの着火数を制御するようにしたものがある。
【0003】
具体的には、冷機時に2点着火を選択することにより、燃料の着火性能と燃焼速度の低下を防止し、暖機後に1点着火を選択することにより、燃焼速度過大によるNOxの増加を抑制する。また、暖機後であっても、EGR量が大きい場合には2点着火を選択し、燃焼変動の減少、燃費の低減、HCの減少を図ると共に、減速燃料カット中には無条件で2点着火を選択し、点火プラグのくすぶりを防止する。更に、低負荷時にも2点着火を選択することにより、燃料の着火性能と燃焼性能の低下を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の2点着火エンジンにあっては、2点着火を選択する場合に、2つの点火プラグの点火時期を同じにして、同時点火を行っていた。
【0005】
燃焼変動の減少のためには、2点を同時に着火させることが望ましいが、アイドル運転時に、外部負荷(例えばパワステ負荷等)による回転落ちを生じた場合には、外部負荷の入力に対し、(1)トルクを増大させる、(2)回転落ちに対して燃焼を持続させる、ことが要求されるが、同時点火では、(1)、(2)の両立が困難であった。
【0006】
すなわち、同時点火の時期を早めれば、トルクを増大させることができるものの、回転落ちによる燃焼行程の時間増大に対し、燃焼を持続させること困難となる恐れがあり、逆に同時点火の時期を遅くすると、燃焼を持続させることはできるものの、トルク不足により、目標回転への収束が遅れてしまう。
【0007】
特に、燃費向上のため、空燃比をストイキ空燃比(理論空燃比)よりリーンにして燃焼させるリーン燃焼中において、このような問題点が顕著となる。
本発明は、このような実情に鑑み、2点着火エンジンを利用して、アイドル運転時の外部負荷の投入による回転落ちに対し、良好な制御を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明では、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、図1に示すように、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出する回転落ち検出手段と、前記回転落ちを検出したときに、一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することにより2つの点火プラグの点火時期に位相差を付ける点火時期位相差付与手段と、を設けて、内燃機関のアイドル運転制御装置を構成する。
【0009】
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記点火時期位相差付与手段は、空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明において、空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化する空燃比ストイキ化手段を設けたことを特徴とする(図1参照)。
【0012】
請求項4に係る発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に係る発明において、前記点火時期位相差付与手段は、前記他方の点火プラグの点火時期を圧縮上死点以降まで遅角することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、アイドル運転時には一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することを特徴とする。
請求項6に係る発明では、請求項5に係る発明において、アイドル運転時以外では2つの点火プラグの点火時期を同時にすることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることで、外部負荷に入力に対し対抗させるトルク発生のための点火時期と、回転落ち(燃焼期間の長期化)に対し燃焼を持続させるための点火時期とを併せ持つことができ、外部負荷の入力に対し、トルクを増大させると共に、回転落ちに対して燃焼を持続させて、良好なアイドル運転性能を確保できるという効果が得られる。
そして、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付ける際に、一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することで、進角によるトルクの増大と、遅角による燃焼の持続とを確実に達成することができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることで、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みに対処することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化することで、リーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、前記他方の点火プラグの点火時期を圧縮上死点以降まで遅角することで、回転落ちに対して燃焼をより確実に持続させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図2は内燃機関(2点着火エンジン)のシステム図である。
【0019】
内燃機関1の各気筒の燃焼室2には、それぞれ2つずつ点火プラグ(第1及び第2の点火プラグ)3,4が備えられている。
各気筒の燃焼室2には、電制スロットル弁5の制御を受けた空気が、吸気マニホールド6より分配されて、吸入される。
【0020】
また、吸気マニホールド6のブランチ部に各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁7が設けられていて、機関回転に同期した所定のタイミングにて燃料が噴射される。噴射された燃料は、燃焼室2にて混合気を形成し、点火プラグ3,4により点火されて、燃焼する。
【0021】
燃焼後の排気は排気マニホールド8より排出される。
コントロールユニット10は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、これに基づいて演算処理して、電制スロットル弁5、燃料噴射弁7の作動を制御し、また第1及び第2の点火コイル11,12を介して第1及び第2の点火プラグ3,4の作動を制御する。
【0022】
前記各種センサとしては、アクセル開度(図示しないアクセルペダルの踏込み量)APOを検出するアクセルセンサ(アクセル全閉でONとなるアイドルスイッチを含む)13、機関1のクランク軸回転を検出しこれにより機関回転数Neを検出可能なクランク角センサ14、スロットル弁5上流で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ15、機関1の冷却水温Twを検出する水温センサ16、排気マニホールド8の集合部にて排気空燃比(酸素濃度)を検出する空燃比センサ17などが設けられている。
【0023】
電制スロットル弁5の制御については、アクセル開度APO等に基づいて目標スロットル開度TVOを設定して、制御する。また、アイドル運転時には、実際の機関回転数Neを目標アイドル回転数と比較し、実際の機関回転数Neを目標アイドル回転数に一致させるように、スロットル開度TVOを制御する(アイドル回転数制御)。尚、本実施形態では、電制スロットル弁5を用いているが、アクセルペダルとワイヤ等で連結された機械式のスロットル弁を用いてもよく、この場合はスロットル弁をバイパスするバイパス通路にアイドル制御弁を設けて、このアイドル制御弁によりアイドル回転数制御を行う。
【0024】
燃料噴射弁7の制御については、吸入空気流量Qaと機関回転数Neとに基づいてストイキ空燃比相当の基本燃料噴射量を演算し、これを機関運転条件によって定められる目標空燃比に応じた空燃比補正係数等で補正して、最終的な燃料噴射量を演算し、これに対応するパルス幅の噴射パルス信号で燃料噴射弁7を駆動する。
【0025】
点火プラグ3,4の制御については、フローチャートとして示す。
図3は点火時期制御ルーチンの第1実施形態のフローチャートであり、所定時間毎又は所定回転毎に実行される。
【0026】
ステップ1(図にはS1と記す。以下同様)では、アイドルスイッチ等に基づいて、アイドル運転時か否かを判定する。
アイドル運転時以外の場合は、ステップ10で回転落ち検出フラグF=0として、通常制御へ移行する。通常制御ついては詳細を省略するが、機関運転条件に応じて、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火させる2点着火、又は、いずれか一方のみを点火させる1点着火を行う。
【0027】
アイドル運転時の場合は、ステップ2へ進む。
ステップ2では、回転落ち検出フラグF=1か否かを判定し、F=0の場合は、ステップ3へ進む。
【0028】
ステップ3では、外部負荷(例えばパワステ負荷等)による回転落ちを生じたか否かを判定する。例えば、実際の機関回転数Neが目標アイドル回転数に対し所定値以上低下したか否かを判定する。この部分が回転落ち検出手段に相当する。
【0029】
回転落ちを生じていない場合は、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
回転落ちを生じた場合は、ステップ5へ進んで、回転落ち検出フラグF=1にセットした後、ステップ6へ進む。また、回転落ち検出フラグF=1にセットされた後は、次回から、ステップ2での判定で、ステップ6へ進む。
【0030】
ステップ6では、外部負荷に入力による回転落ちに対処するため、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付ける。具体的には、第1の点火プラグ3の点火時期を進角し、第2の点火プラグ4の点火時期を圧縮上死点(TDC)以降まで遅角する。この部分が点火時期位相差付与手段に相当する。
【0031】
点火時期位相差付与後は、ステップ7で目標回転に収束したか否かを判定する。例えば、実際の機関回転数Neが目標アイドル回転数まで回復したか否かを判定する。この結果、目標回転に収束していない場合は、そのまま本ルーチンを終了して、点火時期位相差付与を続ける。
【0032】
このようにして、図4を参照し、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付け、すなわち、第1の点火プラグ3の点火時期を進角し、第2の点火プラグ4の点火時期を圧縮上死点(TDC)以降まで遅角させることで、外部負荷に入力に対し対抗させるトルク発生のための点火時期と、回転落ち(燃焼期間の長期化)に対し燃焼を持続させるための点火時期とを併せ持つことができ、外部負荷の入力に対し、トルクを増大させると共に、回転落ちに対して燃焼を持続させて、良好なアイドル運転性能を確保できる。
【0033】
そして、回転落ちにより空気流量は低下するが、アイドル回転数制御機能により電制スロットル弁5の開度が増大せしめられることで、空気流量も次第に増大し、これによっても回転落ちが解消されてゆく。
【0034】
目標回転に収束した場合は、ステップ8へ進んで、回転落ち検出フラグF=0にリセットし、ステップ9で同時点火に戻して、本ルーチンを終了する。
同時点火に戻す際は、図4に示すように、一定時間Td内にて、徐々に同時点火に近づけてゆくのがよい。
【0035】
図5は点火時期制御ルーチンの第2実施形態のフローチャートである。
この実施形態は、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けるようにしたものであり、図5のフローでは、図3のフローに対し、ステップ11,12が追加されており、異なる部分を中心に説明する。
【0036】
アイドル運転時の場合は、ステップ11へ進む。
ステップ11では、リーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件でない場合は、ステップ12で回転落ち検出フラグF=0とした後、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
【0037】
リーン燃焼条件の場合は、ステップ2へ進む。
こうして、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けるのである。
【0038】
この実施形態によれば、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みに対処することができる。
図6は点火時期制御ルーチンの第3実施形態のフローチャートである。
【0039】
この実施形態は、アイドル運転時の外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けると共に、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化するようにしたものであり、図6のフローでは、図3のフローに対し、ステップ13,14,15が追加されており、異なる部分を中心に説明する。
【0040】
アイドル運転時の外部負荷による回転落ちを検出したときに、ステップ6で第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けると同時に、ステップ13でリーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件の場合は、ステップ14で空燃比をストイキ化する(リーンからストイキに近づける)。この部分が空燃比ストイキ化手段に相当する。
【0041】
また、目標回転に収束したときは、ステップ9で同時点火に戻すと同時に、ステップ15で空燃比をリーンに戻す(空燃比をストイキ化した場合)。
この実施形態によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化することで、リーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【0042】
図7は点火時期制御ルーチンの第4実施形態のフローチャートである。
この実施形態は、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けると共に、空燃比をストイキ化するようにしたものであり、図7のフローでは、図3のフローに対し、ステップ11,12,14,15が追加(図5のフローに対し、ステップ14,15が追加)されており、異なる部分を中心に説明する。
【0043】
アイドル運転時の場合は、ステップ11へ進む。
ステップ11では、リーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件でない場合は、ステップ12で回転落ち検出フラグF=0とした後、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
【0044】
リーン燃焼条件の場合は、ステップ2へ進む。
こうして、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けるのである。
【0045】
また、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、ステップ6で第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けると同時に、ステップ14で空燃比をストイキ化する(リーンからストイキに近づける)。この部分が空燃比ストイキ化手段に相当する。
【0046】
また、目標回転に収束したときは、ステップ9で同時点火に戻すと同時に、ステップ15で空燃比をリーンに戻す。
この実施形態によれば、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】内燃機関のシステム図
【図3】点火時期制御ルーチンの第1実施形態のフローチャート
【図4】外部負荷の入力時の挙動を示す図
【図5】点火時期制御ルーチンの第2実施形態のフローチャート
【図6】点火時期制御ルーチンの第3実施形態のフローチャート
【図7】点火時期制御ルーチンの第4実施形態のフローチャート
【符号の説明】
1 内燃機関
2 燃焼室
3 第1の点火プラグ
4 第2の点火プラグ
5 電制スロットル弁
7 燃料噴射弁
10 コントロールユニット
13 アクセルセンサ(アイドルスイッチ)
14 クランク角センサ
15 エアフローメータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関(2点着火エンジン)のアイドル運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の2点着火エンジンとしては、例えば特開平5−141336号公報に示されるように、1気筒に2つの点火プラグを備え、点火プラグの着火数を制御するようにしたものがある。
【0003】
具体的には、冷機時に2点着火を選択することにより、燃料の着火性能と燃焼速度の低下を防止し、暖機後に1点着火を選択することにより、燃焼速度過大によるNOxの増加を抑制する。また、暖機後であっても、EGR量が大きい場合には2点着火を選択し、燃焼変動の減少、燃費の低減、HCの減少を図ると共に、減速燃料カット中には無条件で2点着火を選択し、点火プラグのくすぶりを防止する。更に、低負荷時にも2点着火を選択することにより、燃料の着火性能と燃焼性能の低下を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の2点着火エンジンにあっては、2点着火を選択する場合に、2つの点火プラグの点火時期を同じにして、同時点火を行っていた。
【0005】
燃焼変動の減少のためには、2点を同時に着火させることが望ましいが、アイドル運転時に、外部負荷(例えばパワステ負荷等)による回転落ちを生じた場合には、外部負荷の入力に対し、(1)トルクを増大させる、(2)回転落ちに対して燃焼を持続させる、ことが要求されるが、同時点火では、(1)、(2)の両立が困難であった。
【0006】
すなわち、同時点火の時期を早めれば、トルクを増大させることができるものの、回転落ちによる燃焼行程の時間増大に対し、燃焼を持続させること困難となる恐れがあり、逆に同時点火の時期を遅くすると、燃焼を持続させることはできるものの、トルク不足により、目標回転への収束が遅れてしまう。
【0007】
特に、燃費向上のため、空燃比をストイキ空燃比(理論空燃比)よりリーンにして燃焼させるリーン燃焼中において、このような問題点が顕著となる。
本発明は、このような実情に鑑み、2点着火エンジンを利用して、アイドル運転時の外部負荷の投入による回転落ちに対し、良好な制御を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明では、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、図1に示すように、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出する回転落ち検出手段と、前記回転落ちを検出したときに、一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することにより2つの点火プラグの点火時期に位相差を付ける点火時期位相差付与手段と、を設けて、内燃機関のアイドル運転制御装置を構成する。
【0009】
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記点火時期位相差付与手段は、空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明において、空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化する空燃比ストイキ化手段を設けたことを特徴とする(図1参照)。
【0012】
請求項4に係る発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に係る発明において、前記点火時期位相差付与手段は、前記他方の点火プラグの点火時期を圧縮上死点以降まで遅角することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、アイドル運転時には一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することを特徴とする。
請求項6に係る発明では、請求項5に係る発明において、アイドル運転時以外では2つの点火プラグの点火時期を同時にすることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることで、外部負荷に入力に対し対抗させるトルク発生のための点火時期と、回転落ち(燃焼期間の長期化)に対し燃焼を持続させるための点火時期とを併せ持つことができ、外部負荷の入力に対し、トルクを増大させると共に、回転落ちに対して燃焼を持続させて、良好なアイドル運転性能を確保できるという効果が得られる。
そして、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付ける際に、一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することで、進角によるトルクの増大と、遅角による燃焼の持続とを確実に達成することができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることで、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みに対処することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化することで、リーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、前記他方の点火プラグの点火時期を圧縮上死点以降まで遅角することで、回転落ちに対して燃焼をより確実に持続させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図2は内燃機関(2点着火エンジン)のシステム図である。
【0019】
内燃機関1の各気筒の燃焼室2には、それぞれ2つずつ点火プラグ(第1及び第2の点火プラグ)3,4が備えられている。
各気筒の燃焼室2には、電制スロットル弁5の制御を受けた空気が、吸気マニホールド6より分配されて、吸入される。
【0020】
また、吸気マニホールド6のブランチ部に各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁7が設けられていて、機関回転に同期した所定のタイミングにて燃料が噴射される。噴射された燃料は、燃焼室2にて混合気を形成し、点火プラグ3,4により点火されて、燃焼する。
【0021】
燃焼後の排気は排気マニホールド8より排出される。
コントロールユニット10は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、これに基づいて演算処理して、電制スロットル弁5、燃料噴射弁7の作動を制御し、また第1及び第2の点火コイル11,12を介して第1及び第2の点火プラグ3,4の作動を制御する。
【0022】
前記各種センサとしては、アクセル開度(図示しないアクセルペダルの踏込み量)APOを検出するアクセルセンサ(アクセル全閉でONとなるアイドルスイッチを含む)13、機関1のクランク軸回転を検出しこれにより機関回転数Neを検出可能なクランク角センサ14、スロットル弁5上流で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ15、機関1の冷却水温Twを検出する水温センサ16、排気マニホールド8の集合部にて排気空燃比(酸素濃度)を検出する空燃比センサ17などが設けられている。
【0023】
電制スロットル弁5の制御については、アクセル開度APO等に基づいて目標スロットル開度TVOを設定して、制御する。また、アイドル運転時には、実際の機関回転数Neを目標アイドル回転数と比較し、実際の機関回転数Neを目標アイドル回転数に一致させるように、スロットル開度TVOを制御する(アイドル回転数制御)。尚、本実施形態では、電制スロットル弁5を用いているが、アクセルペダルとワイヤ等で連結された機械式のスロットル弁を用いてもよく、この場合はスロットル弁をバイパスするバイパス通路にアイドル制御弁を設けて、このアイドル制御弁によりアイドル回転数制御を行う。
【0024】
燃料噴射弁7の制御については、吸入空気流量Qaと機関回転数Neとに基づいてストイキ空燃比相当の基本燃料噴射量を演算し、これを機関運転条件によって定められる目標空燃比に応じた空燃比補正係数等で補正して、最終的な燃料噴射量を演算し、これに対応するパルス幅の噴射パルス信号で燃料噴射弁7を駆動する。
【0025】
点火プラグ3,4の制御については、フローチャートとして示す。
図3は点火時期制御ルーチンの第1実施形態のフローチャートであり、所定時間毎又は所定回転毎に実行される。
【0026】
ステップ1(図にはS1と記す。以下同様)では、アイドルスイッチ等に基づいて、アイドル運転時か否かを判定する。
アイドル運転時以外の場合は、ステップ10で回転落ち検出フラグF=0として、通常制御へ移行する。通常制御ついては詳細を省略するが、機関運転条件に応じて、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火させる2点着火、又は、いずれか一方のみを点火させる1点着火を行う。
【0027】
アイドル運転時の場合は、ステップ2へ進む。
ステップ2では、回転落ち検出フラグF=1か否かを判定し、F=0の場合は、ステップ3へ進む。
【0028】
ステップ3では、外部負荷(例えばパワステ負荷等)による回転落ちを生じたか否かを判定する。例えば、実際の機関回転数Neが目標アイドル回転数に対し所定値以上低下したか否かを判定する。この部分が回転落ち検出手段に相当する。
【0029】
回転落ちを生じていない場合は、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
回転落ちを生じた場合は、ステップ5へ進んで、回転落ち検出フラグF=1にセットした後、ステップ6へ進む。また、回転落ち検出フラグF=1にセットされた後は、次回から、ステップ2での判定で、ステップ6へ進む。
【0030】
ステップ6では、外部負荷に入力による回転落ちに対処するため、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付ける。具体的には、第1の点火プラグ3の点火時期を進角し、第2の点火プラグ4の点火時期を圧縮上死点(TDC)以降まで遅角する。この部分が点火時期位相差付与手段に相当する。
【0031】
点火時期位相差付与後は、ステップ7で目標回転に収束したか否かを判定する。例えば、実際の機関回転数Neが目標アイドル回転数まで回復したか否かを判定する。この結果、目標回転に収束していない場合は、そのまま本ルーチンを終了して、点火時期位相差付与を続ける。
【0032】
このようにして、図4を参照し、アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付け、すなわち、第1の点火プラグ3の点火時期を進角し、第2の点火プラグ4の点火時期を圧縮上死点(TDC)以降まで遅角させることで、外部負荷に入力に対し対抗させるトルク発生のための点火時期と、回転落ち(燃焼期間の長期化)に対し燃焼を持続させるための点火時期とを併せ持つことができ、外部負荷の入力に対し、トルクを増大させると共に、回転落ちに対して燃焼を持続させて、良好なアイドル運転性能を確保できる。
【0033】
そして、回転落ちにより空気流量は低下するが、アイドル回転数制御機能により電制スロットル弁5の開度が増大せしめられることで、空気流量も次第に増大し、これによっても回転落ちが解消されてゆく。
【0034】
目標回転に収束した場合は、ステップ8へ進んで、回転落ち検出フラグF=0にリセットし、ステップ9で同時点火に戻して、本ルーチンを終了する。
同時点火に戻す際は、図4に示すように、一定時間Td内にて、徐々に同時点火に近づけてゆくのがよい。
【0035】
図5は点火時期制御ルーチンの第2実施形態のフローチャートである。
この実施形態は、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けるようにしたものであり、図5のフローでは、図3のフローに対し、ステップ11,12が追加されており、異なる部分を中心に説明する。
【0036】
アイドル運転時の場合は、ステップ11へ進む。
ステップ11では、リーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件でない場合は、ステップ12で回転落ち検出フラグF=0とした後、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
【0037】
リーン燃焼条件の場合は、ステップ2へ進む。
こうして、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けるのである。
【0038】
この実施形態によれば、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みに対処することができる。
図6は点火時期制御ルーチンの第3実施形態のフローチャートである。
【0039】
この実施形態は、アイドル運転時の外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けると共に、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化するようにしたものであり、図6のフローでは、図3のフローに対し、ステップ13,14,15が追加されており、異なる部分を中心に説明する。
【0040】
アイドル運転時の外部負荷による回転落ちを検出したときに、ステップ6で第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けると同時に、ステップ13でリーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件の場合は、ステップ14で空燃比をストイキ化する(リーンからストイキに近づける)。この部分が空燃比ストイキ化手段に相当する。
【0041】
また、目標回転に収束したときは、ステップ9で同時点火に戻すと同時に、ステップ15で空燃比をリーンに戻す(空燃比をストイキ化した場合)。
この実施形態によれば、リーン燃焼中に回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化することで、リーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【0042】
図7は点火時期制御ルーチンの第4実施形態のフローチャートである。
この実施形態は、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けると共に、空燃比をストイキ化するようにしたものであり、図7のフローでは、図3のフローに対し、ステップ11,12,14,15が追加(図5のフローに対し、ステップ14,15が追加)されており、異なる部分を中心に説明する。
【0043】
アイドル運転時の場合は、ステップ11へ進む。
ステップ11では、リーン燃焼条件か否かを判定し、リーン燃焼条件でない場合は、ステップ12で回転落ち検出フラグF=0とした後、ステップ4へ進んで、第1及び第2の点火プラグ3,4を同時点火するようにして、本ルーチンを終了する。
【0044】
リーン燃焼条件の場合は、ステップ2へ進む。
こうして、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けるのである。
【0045】
また、アイドル運転時のリーン燃焼中に外部負荷による回転落ちを検出したときに、ステップ6で第1及び第2の点火プラグ3,4の点火時期に位相差を付けると同時に、ステップ14で空燃比をストイキ化する(リーンからストイキに近づける)。この部分が空燃比ストイキ化手段に相当する。
【0046】
また、目標回転に収束したときは、ステップ9で同時点火に戻すと同時に、ステップ15で空燃比をリーンに戻す。
この実施形態によれば、特に問題となるリーン燃焼中の外部負荷によるアイドル回転の落ち込みにより確実に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】内燃機関のシステム図
【図3】点火時期制御ルーチンの第1実施形態のフローチャート
【図4】外部負荷の入力時の挙動を示す図
【図5】点火時期制御ルーチンの第2実施形態のフローチャート
【図6】点火時期制御ルーチンの第3実施形態のフローチャート
【図7】点火時期制御ルーチンの第4実施形態のフローチャート
【符号の説明】
1 内燃機関
2 燃焼室
3 第1の点火プラグ
4 第2の点火プラグ
5 電制スロットル弁
7 燃料噴射弁
10 コントロールユニット
13 アクセルセンサ(アイドルスイッチ)
14 クランク角センサ
15 エアフローメータ
Claims (6)
- 1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、
アイドル運転時の外部負荷の入力による回転落ちを検出する回転落ち検出手段と、
前記回転落ちを検出したときに、一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することにより2つの点火プラグの点火時期に位相差を付ける点火時期位相差付与手段と、
を設けたことを特徴とする内燃機関のアイドル運転制御装置。 - 前記点火時期位相差付与手段は、空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、2つの点火プラグの点火時期に位相差を付けることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
- 空燃比をストイキ空燃比よりもリーンにして燃焼させるリーン燃焼中に前記回転落ちを検出したときに、空燃比をストイキ化する空燃比ストイキ化手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
- 前記点火時期位相差付与手段は、前記他方の点火プラグの点火時期を圧縮上死点以降まで遅角することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
- 1気筒に2つの点火プラグを備える内燃機関において、
アイドル運転時には一方の点火プラグの点火時期を進角すると共に、他方の点火プラグの点火時期を遅角することを特徴とする内燃機関のアイドル運転制御装置。 - アイドル運転時以外では2つの点火プラグの点火時期を同時にすることを特徴とする請求項5記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
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