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JP3593341B2 - オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物 - Google Patents

オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物に関し、より詳しくは、セット性および印刷直後に印刷物を棒積みした際の裏付き(以下、一次ブロッキングという)、印刷物を加工する際のブロッキング(以下、二次ブロッキング)等の耐ブロッキング適性に優れたオフセット印刷物の製造を可能とするオフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にオフセット印刷インキは着色剤、バインダー樹脂、鉱物油などの石油系溶剤などで構成され、印刷上の諸適性を向上させるために必要に応じて種々の添加剤が使用されている。
【0003】
近年環境問題に対する認識が高まっており、印刷インキ業界においても環境対策が求められている。 その環境問題への対応策の一つとして、現在使用中の原材料のうち、有害な原材料を無害、あるいは極力害の少ない材料で置換しようとする方針が採られている。例えば、オフセット印刷の分野では、鉱物油類の一部または全てを植物油成分、例えば大豆油等で置換したノンVOCあるいは低VOC(VOC = Volatile Organic Compound)としたオフセット印刷インキが注目を浴びている。
【0004】
しかしながら、鉱物油と植物油成分とでは、乾燥性や樹脂の溶解性等、インキ性能に影響を及ぼす根本的な性能差があるため、すぐに置換できるというものではない。例えば、オフセット印刷インキに植物油成分を多用すると、セット性の低下、一次ブロッキングや二次ブロッキング等の問題が生じる。これは紙面に印刷されたインキからの溶剤離脱が遅く、植物油成分が多量に残留することが原因であり、植物油成分が鉱物油類より高粘度で、樹脂を溶解する性質が高いことによる。
【0005】
つまり、オフセット印刷においては優れたセット性が必要不可欠な性能であるのに対し、前記植物油成分を増量したインキはセット時間にかなりの時間を要し、かつ印刷用紙に印刷されたインキ中に植物油成分が多量に残留するので、オフセット印刷に要求される技術的課題をクリヤーにすることが非常に難しいのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、先に、従来技術からは予期しえないような、非常に多量のゲル化剤でロジン変性フェノール樹脂をゲル化して得られるオフセット印刷インキ用ゲルワニスを用いることにより、オフセット印刷インキ組成物の乾燥性やセット性が向上することを見出し、特願平11−92941号として出願している。
【0007】
しかしながら、上記出願の内容についてさらなる検討を重ねた結果、この方法ではオフセット印刷インキ組成物の経時での粘度変化安定性(経時安定性)に問題が生じる場合があり、通常以上の長期保存が必要とされる場合は、添加量のより細かな調整が必要と考えられる。
【0008】
そこで、本発明は前記従来技術の問題点、および新たに見出された問題点に鑑み、セット性、耐一次、耐二次ブロッキング適性、経時安定性、乾燥性等のオフセット印刷に要求される必要な性能を満足し得るオフセット印刷インキ組成物を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の課題を解決するためにさらに鋭意検討した結果、バインダー樹脂と溶剤成分が植物油成分からなるワニスを、溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分に相溶するオレフィン系またはジエン系ポリマーの存在下で、ゲル化剤を使ってゲル化させたオフセット印刷インキ用ゲルワニスを使用することによって、セット性、耐一次、耐二次ブロッキング適性に優れ、かつ経時安定性、乾燥性等のオフセット印刷に要求される必要な性能を阻害しないという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、請求項1にかかる発明は、ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジン変性マレイン酸樹脂20〜60重量%、溶剤成分として植物油成分および必要に応じて鉱物油類、ゲル化剤、および溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分に相溶するオレフィン系またはジエン系ポリマー0.5〜15重量%からなる混合物を加熱させてなることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニスに関する。
【0011】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分に相溶するオレフィン系またはジエン系ポリマーが、室温で液状であることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニスに関する。
【0012】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の植物油成分の一部または全てが植物油由来の脂肪酸エステル化合物であることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニスに関する。
【0013】
さらに、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを20〜80重量%含有することを特徴とするオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物についてさらに詳細に説明する。
【0015】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用されるバインダー樹脂としては、ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジン変性マレイン酸樹脂が使用される。必要に応じ、各種アルキッド樹脂、石油樹脂、及びこれらの変性樹脂等の合成樹脂を併用することができる。
【0016】
まず、ロジン変性フェノール樹脂としては、好ましくは重量平均分子量が10,000〜250,000のものである。重量平均分子量が250,000を超えると製造時のトラブルが生じ易いなどの問題がある。なお、ロジン変性フェノール樹脂の酸価と水酸基価の値が高すぎると、得られる印刷インキの耐水性が低下してオフセット印刷では汚れなどのトラブルを生じる傾向があり、また、酸価と水酸基価の値が低すぎると、反応していないゲル化剤が残存し、得られるオフセット印刷インキ組成物の経時安定性が悪くなる傾向があるので、適切な酸価と水酸基価の値を有するロジン変性フェノール樹脂を選び、ゲル化剤の使用量を調整することが好ましい。
【0017】
本発明で使用し得るロジン変性フェノール樹脂としては、例えば、ロジン類またはその誘導体と、フェノールアルデヒド付加縮合物(いわゆるレゾール)と、さらには必要に応じて多価アルコールとの反応によって得られるものが挙げられる。ここで、ロジン類またはその誘導体とは、ロジン類またはそのカルボキシル基含有誘導体を表す。ロジン類としては、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化ロジン、水添ロジンまたはこれらの重合物が挙げられ、そのカルボキシル基含有誘導体としては、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸を付加したロジン誘導体が挙げられる。
【0018】
フェノールアルデヒド付加縮合体に用いられるフェノール類としては、フェノール、炭素数が1〜20の直鎖、分岐または環状アルキル基で置換されたアルキル置換フェノール、例えば、p−クレゾール、m−クレゾール、p−プロピルフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−アミノフェノール、p−シクロヘキシルフェノール、p−tert−オクチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−デシルフェノール、p−ドデシルフェノールなどのアルキル置換フェノール類、フェニルフェノール、クミルフェノールなどの芳香族基置換フェノール類、カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF等の多価フェノール類を挙げることができる。
【0019】
前記フェノール類を用いて相当するフェノールアルデヒド付加縮合体を製造する方法としては、前記フェノール類とアルデヒド類とを水系あるいは有機溶媒中でアルカリ触媒の存在下で加熱反応する方法、すなわちレゾール型フェノール樹脂の製造方法、あるいは前記フェノール類とアルデヒド類とを水系あるいは有機溶媒中で酸触媒の存在下で加熱反応してまずノボラック型フェノール樹脂を製造した後、アルデヒド類及びアルカリ触媒の存在下で加熱反応せしめレゾール化したフェノール樹脂を得る方法を示すことができる。
【0020】
使用されるアルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、グリオキサゾールまたはフルフラールなどがあげられる。アルカリ触媒としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどがあげられる。酸触媒としては、酢酸、塩酸、燐酸、次亜燐酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメチル硫酸、トリフルオロメチル酢酸などを挙げることができる。ここで得られるフェノール樹脂の重合度として好ましいものは、フェノール核数が少なくとも2個以上、より好ましくは3個以上のものが溶解性の観点から好ましい。
【0021】
多価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、エトキシ化トリメチロールプロパン、プロポキシ化トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの脂肪族型の多価アルコールを例示することができる。
【0022】
本発明で使用し得るロジン変性フェノール樹脂は、前記ロジン類、レゾール、さらに必要に応じて多価アルコールとを任意の順序で、高温下、好ましくは150〜300℃の温度範囲で、加熱反応せしめることによって得ることができる。該反応には、必要に応じて、酸触媒を使用することができ、そのような酸触媒としては、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸などが挙げられる。また着色を防止するために、還元剤である次亜燐酸、トリフェニルホスファイト、トリフェニルホスフェートなどを併用することもできる。また酸触媒以外の触媒としては、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、蟻酸マグネシウム、シュウ酸マグネシウムなどのマグネシウム塩類などを用いることもできる。またさらに、縮合反応の促進を図るため、減圧で反応させることも可能である。
【0023】
また、残存する酸触媒などに由来する水素イオンを中和することによって金属の錆を防ぐこともできる。中和剤としては、リチウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、亜鉛、チタン、ジルコニウム、アンチモン、セレンなどの金属の水酸化物、酸化物またはカルボン酸塩類の利用が可能である。
【0024】
また、ロジン変性マレイン酸樹脂としては、好ましくは重量平均分子量が5,000〜250,000のものである。重量平均分子量が250,000を超えると製造時のトラブルが生じ易いなどの問題がある。なお、ロジン変性マレイン酸樹脂の酸価と水酸基価の値が高すぎると、得られる印刷インキの耐水性が低下してオフセット印刷では汚れなどのトラブルを生じる傾向があり、また、酸価と水酸基価の値が低すぎると、反応していないゲル化剤が残存し、得られるオフセット印刷インキ組成物の経時安定性が悪くなる傾向があるので、適切な酸価と水酸基価の値を有するロジン変性マレイン酸樹脂を選び、ゲル化剤の使用量を調整することが好ましい。
【0025】
本発明においては、セット性、耐一次、耐二次ブロッキング適性が改善されたオフセット印刷インキ組成物を得るために、オフセット印刷インキ用ゲルワニスに、溶解性パラメータ(Solubility Parameter)が19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分と相溶するオレフィン系またはジエン系ポリマーを含有させる。より好ましくは、溶解性パラメータが15〜18(MPa)1/2にあり、常温で液状であり、かつ溶剤成分と相溶するオレフィン系ポリマーを含有させる。このオレフィン系またはジエン系ポリマーの具体例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、あるいはそれらの共重合体などが挙げられる。溶剤成分と相溶しないオレフィン系またはジエン系ポリマーは、他の成分との混和性が十分でない。また、オレフィン系またはジエン系ポリマーの溶解性パラメータが前記範囲より高いと他の成分との相溶性が高くなりすぎて、セット性、耐ブロッキング性を改善することができない。本発明の溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分(植物油成分および必要に応じて鉱物油類)と相溶するオレフィン系またはジエン系ポリマーを使用することによってセット性や耐ブロッキング性が向上するのは、バインダー樹脂成分とは、溶解性パラメータが離れたオレフィン系またはジエン系ポリマーが溶剤成分に相溶することで、溶剤系全体としての樹脂成分からの離脱性が向上されることによると考えられる。なお、オレフィン系またはジエン系ポリマーの溶解性パラメータについては、溶解法や膨潤法等により求めることができ、主なものはポリマーハンドブック(J. Brandrup and E. H. Immergut, Polymer Handbook 3rd ed., John Wiley & Sons, Inc., New York, 1989, Section VII)等を参照できる。
【0026】
本発明ではオレフィン系またはジエン系ポリマーの添加時期が重要であり、オフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造時に、添加することが必要である。オレフィン系またはジエン系ポリマーをオフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造時以外に添加すると、得られるインキ組成物の経時安定性の面で十分な性能が得られない。またオレフィン系またはジエン系ポリマーをオフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造時に添加すると、オレフィン系またはジエン系ポリマーをオフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造時以外に添加する場合よりも、セット時間が短縮される。
【0027】
オレフィン系またはジエン系ポリマーの使用量はオフセット印刷インキ用ゲルワニス中に0.5〜15重量%の範囲である。オレフィン系またはジエン系ポリマーの使用量が前記範囲未満ではセット性、耐一次、二次ブロッキングの改善に十分な効果が得られず、また前記範囲を超えると光沢、経時安定性などの性能が不十分であるなどの問題がある。ただし、オレフィン系またはジエン系ポリマーの適切な使用量は、使用するバインダー樹脂およびオレフィン系またはジエン系ポリマーの種類により異なるので、前記範囲内で適切な使用量を選択することが好ましい。
【0028】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用できる植物油成分としては、植物油および植物油由来の脂肪酸エステル化合物が挙げられる。
【0029】
前記植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等の乾性油または半乾性油が例示できる。これらは単独で、または2種以上を併用できる。
【0030】
前記植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、前記の乾性油または半乾性油由来の脂肪酸のモノアルキルエステル化合物が挙げられる。かかる脂肪酸モノエステルを構成する脂肪酸としては、炭素数16〜20の飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が例示できる。脂肪酸モノエステルを構成するアルコール由来のアルキル基は、炭素数1〜10のものが好ましく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、2−エチルヘキシル等のアルキル基が例示できる。これら脂肪酸モノエステルは、単独で、または2種以上を組合わせて使用できる。
【0031】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスにおいては、植物油成分として、植物油、脂肪酸エステルをそれぞれ単独で用いてもよく、両者を併用してもよい。脂肪酸エステルの使用量はオフセット印刷インキ組成物中において3重量%以上であることが好ましい。
【0032】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために必要に応じ使用される鉱物油類としては、水と相溶しない沸点160℃以上、好ましくは沸点200℃以上のものを挙げることができる。具体的には、一般的にオフセット印刷インキ溶剤として利用されている、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、α−オレフィン系等の石油系溶剤、軽油、スピンドル油、マシン油、シリンダー油、テレピン油、ミネラルスピリット等が例示できる。これらは単独で、または2種以上を組合わせて使用できる。
【0033】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスにおいて、植物油成分と鉱物油類は、植物油成分単独で使用してもよく、また植物油成分と鉱物油類を併用してもよい。
【0034】
本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用されるゲル化剤としては、アルミニウムアルコラート類、アルミニウムキレート化合物等が挙げられ、好ましい具体例としては、アルミニウムトリイソプロポキシド、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムトリ−sec−ブチトキシド、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムトリスエチルアセトアセテートなどが例示できる。ゲル化剤の使用量はバインダー樹脂に対して1〜15重量%が好適である。ゲル化剤の使用量が前記範囲を超えると製造性、経時安定性などの問題およびインキとしての適正なタック−粘度バランスが得られないなどの問題がある。ただし、ゲル化剤の適切な使用量は使用する架橋可能な官能基を有する樹脂により異なるので、前記範囲内で適切な使用量を選択することが好ましい。
【0035】
前記材料を用いて本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るためには、例えば下記▲1▼または▲2▼の方法でバインダー樹脂20〜60重量%、オレフィン系またはジエン系ポリマー0.5〜15重量%、植物油成分を主成分とする溶剤、およびゲル化剤からなる混合物を、加熱させる方法が採用できる。ただし、本発明の範囲はこれらの例によって制限されるものではない。
【0036】
▲1▼バインダー樹脂20〜60重量%、オレフィン系またはジエン系ポリマー0.5〜15重量%、植物油成分を主成分とする溶剤、およびゲル化剤からなる混合物を、150〜300℃で30分〜2時間程度加熱させることによりオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得る。
【0037】
▲2▼バインダー樹脂20〜60重量%、オレフィン系またはジエン系ポリマー0.5〜15重量%、植物油成分を主成分とする溶剤からなる混合物を150〜300℃で、30分〜2時間程度加熱し、固形分である樹脂を溶解させる。続いて、バインダー樹脂に対して1〜15重量%のゲル化剤を加え、150〜240℃で、30分〜2時間程度加熱させることによりオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得る。
【0038】
次に、本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスの用途であるオフセット印刷インキ用ゲルワニスを含有するオフセット印刷インキ組成物について詳細に説明する。
【0039】
本発明のオフセット印刷インキ組成物は、前記特定のゲルワニスをオフセット印刷インキ組成物中に20〜80重量%含有せしめることにより、セット性、耐一次、二次ブロッキング適性が従来のオフセット印刷インキに比べて顕著に改善されると共に、経時安定性、乾燥性、版面やブランケットの汚れ、耐摩擦性などのオフセット印刷に要求される性能が低下することなく良好となる。
【0040】
本発明のオフセット印刷インキ組成物を製造するには、従来公知の方法が使用できる。例えば、本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスに、着色剤、および必要に応じて、乾性油および/または半乾性油、植物油由来の脂肪酸エステル化合物、溶剤、顔料分散剤または顔料分散樹脂を加え、ビーズミルや3本ロールミルなどで練肉分散させることによりオフセット印刷インキ用ベースを得る。得られたオフセット印刷インキ用ベースに、本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニス、必要に応じてドライヤー等のその他の添加剤を加え、乾性油および/または半乾性油、植物油由来の脂肪酸エステル化合物、溶剤などで所定の粘度に調整しオフセット印刷インキ組成物を得る方法等が挙げられる。なお、機能が低下しない範囲で、オフセット印刷インキベース製造時、オフセット印刷インキ組成物製造時に、公知のオフセット印刷インキ用ワニスも使用できる。
【0041】
本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るための着色剤としては、オフセット印刷インキに一般的に用いられる無色または有色の、無機または有機顔料が使用でき、具体的には、二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、磁性酸化鉄などの無機顔料、アゾ顔料、フアロシアシアニン顔料、イソインドリン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料などの有機顔料、およびカーブラックなどが使用できる。着色剤のオフセット印刷インキ組成物中における含有量は3〜40重量%程度が適当である。
【0042】
本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために使用できる乾性油および/または半乾性油としては、前記オフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用したものと同様なものが使用できる。
【0043】
本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために使用できる植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、前記オフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用したものと同様なものが使用できる。
【0044】
本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために使用できる植物油成分以外の溶剤としては、オフセット印刷インキ溶剤として利用されている水と相溶しない沸点160℃以上、好ましくは200℃以上の鉱物油類などが使用できる。具体的には、前記オフセット印刷インキ用ゲルワニスを得るために使用したものと同様な溶剤が例示できる。
【0045】
さらに、本発明のオフセット印刷インキ組成物には、顔料分散剤、ドライヤー、乾燥遅延剤、酸化防止剤、整面助剤、耐摩擦性向上剤、裏移り防止剤、非イオン系界面活性剤などの添加剤を適宜使用することができる。
【0046】
【実施例】
以下、実施例によって、本発明のオフセット印刷インキ用ゲルワニスおよびそれを用いたオフセット印刷インキ組成物をさらに詳細に説明するが、本発明はその趣旨と適用範囲を逸脱しない限りこれらに限定されるものではない。なお、以下の記述において、「部」は重量部を示す。
【0047】
[オフセット印刷インキ用ゲルワニスの製造]
実施例A
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、重量平均分子量63,000、酸価18mgKOH/gのロジン変性フェノール樹脂A((株)日立化成ポリマー製)、大豆油、鉱物油((株)日本石油製AFソルベント6号、以下同様)および溶解性パラメータが17.2(MPa)1/2、数平均分子量3,000、室温で液状のポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合(各成分の配合量は部数で示す、以下同様)となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤としてエチルアセテートアルミニウムジイソプロポキシド((株)川研ファインケミカル製ALCH、以下同様)を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例Aのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0048】
実施例B
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油、ポリブタジエンA、およびゲル化剤をそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱保持し、実施例Bのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0049】
実施例C
実施例Aにおいて、ロジン変性フェノール樹脂Aを重量平均分子量130,000、酸価15mgKOH/gのロジン変性フェノール樹脂B((株)日立化成ポリマー製)に変えた以外は、実施例Aと同様にして実施例Cのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0050】
実施例D
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、重量平均分子量7,000、酸価11mgKOH/gのアルキッド樹脂((株)大日本インキ化学工業製)、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例Dのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0051】
実施例E
実施例Aにおいて、大豆油を亜麻仁油に変えた以外は、実施例Aと同様にして実施例Eのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0052】
実施例F
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、脂肪酸エステル(Lawter Inc.製大豆油脂肪酸メチルエステル、以下同様)、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例Fのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0053】
実施例G
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、溶解性パラメータが16.9(MPa)1/2、数平均分子量1,000、室温で液状のポリブタジエンB、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油および鉱物油をそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例Gのオフセット印刷インキ用ゲルワニスGを得た。
【0054】
実施例HおよびI
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤をそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例HおよびIのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0055】
実施例J
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例Jのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0056】
比較例A
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油および鉱物油をそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、比較例Aのオフセット印刷インキ用ワニスを得た。
【0057】
比較例B
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表1の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、比較例Bのオフセット印刷インキ用ワニスを得た。
【0058】
比較例C
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンAをそれぞれ表1の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、170℃で60分間加熱保持し、比較例Cのオフセット印刷インキ用ワニスを得た。
【0059】
実施例K〜O
コンデンサー、温度計および攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、大豆油、鉱物油およびポリブタジエンA、溶解性パラメータが16.6(MPa)1/2、室温で液状のポリイソプレン、溶解性パラメータが15.2(MPa)1/2、室温で液状のポリイソブチレンをそれぞれ表4の配合割合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ゲル化剤を表4の配合割合となるように仕込み、170℃で60分間加熱保持し、実施例K〜Oのオフセット印刷インキ用ゲルワニスを得た。
【0060】
[オフセット印刷インキ組成物の製造]
実施例1〜10
実施例A〜Jのオフセット印刷インキ用ゲルワニス、カーボンブラック((株)三菱化学製MA−7、以下同様)をそれぞれ表2の配合割合で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、各インキベースを得た。次いで、各インキベースに対して表2の配合割合でワックスコンパウンド(シャムロック社製ポリエチレンワックスコンパウンド、以下同様)、ドライヤー、鉱物油を添加、攪拌し、実施例1〜10のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0061】
比較例1、2および3
比較例A、BおよびCのオフセット印刷インキ用ワニスとカーボンブラックをそれぞれ表2の配合割合で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、各インキベースを得た。次いで、各インキベースに対して表2の配合割合でワックスコンパウンド、ドライヤー、鉱物油を添加、攪拌し、比較例1、2および3のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0062】
比較例4
比較例Aのオフセット印刷インキ用ワニス、カーボンブラックを表2の配合割合で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、インキベースを得た。次いで、インキベースに対して表2の配合割合でポリブタジエンA、ワックスコンパウンド、ドライヤー、鉱物油を添加、攪拌し、比較例4のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0063】
実施例11〜15
実施例K〜Oのオフセット印刷インキ用ゲルワニス、カーボンブラックをそれぞれ表5の配合割合で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、各インキベースを得た。次いで、各インキベースに対して表5の配合割合でワックスコンパウンド、ドライヤー、鉱物油を添加、攪拌し、実施例11〜15のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0064】
[性能評価試験]
実施例1〜10および比較例1〜4、ならびに実施例11〜15のオフセット印刷インキ組成物について、印刷性能に関し、下記の評価を行った。
【0065】
(1)光沢
各オフセット印刷インキ組成物をRIテスター((株)明製作所)にてコート紙に展色し、室温で1日放置した後、60°−60°反射率を光沢計((株)村上色彩技術研究所製、デジタル光沢計)により測定した。
【0066】
(2)セット性
各オフセット印刷インキ組成物をRIテスター((株)明製作所)にてコート紙に展色した後、自動インキセット試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて上質紙へのインキの付着度を観察し、インキが付着しなくなるまでに要する時間(分)を測定した。この時間が短い方がセット性に優れる。
【0067】
(3)耐一次ブロッキング適性
各オフセット印刷インキ組成物を枚葉オフセット印刷機にてコート紙(NK−ハイコート 73K、日本加工紙(株))に印刷し、10000枚を棒積みして室温で24時間放置したときのブロッキングの度合いを次の基準に基づいて目視で評価した。この評価に優れる方が耐一次ブロッキング適性に優れる。
3:ブロッキングが少ないもの
2:ブロッキングが中程度のもの
1:ブロッキングが多いもの
【0068】
(4)耐二次ブロッキング適性
各オフセット印刷インキ組成物を枚葉オフセット印刷機にてコート紙(NK−ハイコート 73K、日本加工紙(株))に印刷し、室温で24時間放置したのち、裁断機にて200枚の印刷物を重ねて裁断したときのブロッキングの度合いを次の基準に基づいて目視で判断した。この評価に優れる方が耐二次ブロッキング適性および乾燥性に優れる。
3:ブロッキングが少ないもの
2:ブロッキングが中程度のもの
1:ブロッキングが多いもの
【0069】
(5)経時安定性
各オフセット印刷インキ組成物を2個の密閉容器にとりわけ、一方を室温、他方を60℃で一昼夜保存した。これらの粘度をラレー粘度計、スプレッドメータで測定し、次の基準に基づいて評価した。
3:変化が小さいもの(実用上全く問題ないレベル)
2:変化が中程度のもの(実用上問題ないレベル)
1:変化が大きいもの(実用上問題となるレベル)
【0070】
[評価結果]
実施例1〜10および比較例1〜4のオフセット印刷インキ組成物について、前記評価を行った結果を表3に示す。実施例11〜15のオフセット印刷インキ組成物について、前記評価を行った結果を表6に示す。
【0071】
【表1】
Figure 0003593341
【0072】
【表2】
Figure 0003593341
【0073】
【表3】
Figure 0003593341
【0074】
【表4】
Figure 0003593341
【0075】
【表5】
Figure 0003593341
【0076】
【表6】
Figure 0003593341
【0077】
【発明の効果】
本発明のオフセット印刷インキ用ワニスを用いるときは、セット性、耐一次、二次ブロッキング適性に優れ、かつ印刷面の光沢、乾燥性、経時安定性が損われないオフセット印刷インキ組成物が得られる。

Claims (4)

  1. ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジン変性マレイン酸樹脂20〜60重量%、溶剤成分として植物油成分および必要に応じて鉱物油類、ゲル化剤、および溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分に相溶するポリイソプレン、ポリイソブチレン、またはそれらの共重合体0.5〜15重量%からなる混合物を加熱させてなることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニス。
  2. 請求項1に記載の溶解性パラメータが19(MPa)1/2より小さく、かつ溶剤成分に相溶するポリイソプレン、ポリイソブチレン、またはそれらの共重合体が、室温で液状であることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニス。
  3. 請求項1または2に記載の植物油成分の一部または全てが植物油由来の脂肪酸エステル化合物であることを特徴とするオフセット印刷インキ用ゲルワニス。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のオフセット印刷インキ用ゲルワニスを20〜80重量%含有することを特徴とするオフセット印刷インキ組成物。
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