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JP3586200B2 - 水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法と光触媒を用いる水素発生方法 - Google Patents

水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法と光触媒を用いる水素発生方法 Download PDF

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JP3586200B2 JP2001018107A JP2001018107A JP3586200B2 JP 3586200 B2 JP3586200 B2 JP 3586200B2 JP 2001018107 A JP2001018107 A JP 2001018107A JP 2001018107 A JP2001018107 A JP 2001018107A JP 3586200 B2 JP3586200 B2 JP 3586200B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法と,光触媒を用いる水素発生方法に関するものであり,より詳しくは,光反応により水から水素を製造する際に使用される金属がドーピングされた新規の水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法と,光触媒を用いる水素発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水素はアンモニア,メタノールなどの製造原料として使用され,飽和化合物を生成させる水素化反応の必須原料である。同時に,水素添加反応,脱硫反応,脱窒素反応,脱金属反応などのような水素処理工程に使用されており,特に,最近の地球温暖化の主原因である二酸化炭素の固定化反応に必ず使用されている。また,水素は清浄な代替エネルギーの一つで,現在の化石原料を代替する未来のエネルギー源として大きく期待されている。
【0003】
水素を製造する従来の方法としては,ナフサ及び天然ガスのような化石燃料を改質して水素を製造する方法,高温で鉄と水蒸気を接触させる方法,アルカリ金属と水を反応させる方法,及び水の電気分解方法などが挙げられる。
【0004】
しかし,これらの方法は根本的に多くのエネルギーがかかるため,経済的であるとは言えず,特に,化石燃料の改質の場合は,膨大な量の二酸化炭素を副生させるという問題点がある。また,水の電気分解の場合は,電極の短い寿命と,副生する酸素の処理問題が常に存在する。このような根本的な問題のため,実際に水素製造設備には高い費用がかかる。
【0005】
一方,自然界での水素はいろいろの化合物(特に,無機化合物)の形態として存在しているが,大部分は水の形態として存在する。気体状態として存在する水素は,低比重のため,大気中に存在する量は非常に少ない。また,無機化合物の形態として存在する水素は純粋に分離することそのものが技術的に難しいだけでなく,技術的に分離が可能であるといっても,分離に高費用がかかるので,経済性がない。したがって,水から水素を効果的に製造する技術は非常に意味がある課題であるといえる。
【0006】
水から水素を効果的に製造する技術としては,最近関心が高くなっている光触媒を用いる水の分解技術が挙げられる。水素製造用光触媒に関する先行技術はその数が少ないほうで,日本国特開昭62−191045号,同63−107815号,そして本発明者による下記の出願がある。
【0007】
日本国特開昭62−19045号は,希土類元素化合物を光触媒として使用して,NaS水溶液の光分解反応により水素を発生させることを特徴としており,可視光線に光触媒が活性を表す利点がある。
【0008】
日本国特開昭63−107815号は,ニオビウムとアルカリ土類金属の複合酸化物を光触媒として使用し,メタノール水溶液の光分解反応により水素を発生させることを特徴としており,これもやはり可視光線に触媒が活性を表す利点がある。しかし,上記両技術による水素製造方法は,水素生成量において,その発生量が10ml/0.5g hr程度と非常に少ないという問題点を有する。
【0009】
前記のような問題点を解決するためのものとして,本発明者による韓国特許出願第95−7721号,第95−30416号,第96−44214号が挙げられる。
【0010】
韓国特許出願第95−7721号の技術は,下記の一般式 IIで示される光触媒を使用し,ホルムアルデヒド,アルコールなどの含酸素有機物促進剤が混合された水溶液に紫外光を照射して水素を発生させることを特徴とする。
(一般式II)
Cs(a)/KNb17
【0011】
この技術は環境に無害であり,常温で水素を発生させ得る利点があるが,水素発生促進剤として含酸素有機物を使用しなければならない問題点がある。含酸素有機物を使用すると,反応後には反応物の再使用が不可能になる欠点がある。
【0012】
また,韓国特許出願第95−30416号の技術は,下記の一般式IIIで表示される光触媒を使用し,環境に無害であり,含酸素有機物促進剤を使用しなくても多量の水素を常温のような低温で効果的に発生させることを特徴とする。
(一般式III)
Cs(a)M(c)/S(b)
【0013】
この技術はやはり環境に無害であり,常温で含酸素有機物促進剤なしに多量の水素を発生するという大きい利点があるが,触媒の寿命ないし安定性に問題点がある。すなわち,セシウム(Cs)のようなアルカリ金属を光担体に担支させた場合,水素生成量は第95−7721号の場合に比べて増加する反面,触媒的安定性は非常に弱化する欠点がある。
【0014】
また,韓国特許出願第96−44214号の技術は下記の一般式IVで表示される光触媒を使用し,環境に無害であり,可視光線でも光触媒が活性を表すのみならず,光触媒の製造方法が比較的簡単であり,また,これにより得られた触媒の安定性が優秀であり,寿命が電子供与体及び還元剤の存在に依存するが,半永久的であり,水素発生量も先の特許に比べ非常に良好である。
(一般式IV)
Pt(A)/Zn[M(b)]S
【0015】
この技術は先の先行技術と同様に,環境に無害であり,可視光線領域でも光活性を表し,Csの代わりにPtでドーピング(Doping)することにより触媒の安定性が増大したことは事実であるが,水素生成量を経済的な側面で判断すると生成量が未だ足りないという問題点がある。
【0016】
また,韓国特許出願第98−37179号の技術は下記の一般式Vで表示される光触媒を使用し,環境に無害であり,可視光線でも光触媒が活性を表すだけでなく,光触媒の製造方法が一層簡単になり,製造時少ない副産物の生成により環境親和的である。また,この際に得られた触媒の寿命がより向上され,水素発生量も先の特許に比べて大変画期的に増加した。
(一般式V)
Pt(a)/Zn[M(b)]S
【0017】
この技術は先の先行技術に比べ,より環境親和的であり,水素発生量も先の特許に比べて大変画期的に増加したことは事実であるが,可視光線領域における水素生成量を経済的な側面で判断すると,生成量が依然として足りないという問題点がある。
【0018】
本発明者による韓国特許出願第98−37180の技術は上記のような諸般問題点を解決するためのもので,光フィルタ(light filter)で調整された可視光線領域だけでなく,太陽光線領域でも光触媒が活性を表し,水素生成量が格段に増加し,触媒の寿命が半永久的である。
(一般式VI)
m(A)/Cd[M(B)]S
【0019】
この技術による光触媒は,いろいろのドーピング金属の導入及び多様な助触媒の活用と添加技術により,従来の光触媒が表した光源に対する活性の制限を解決したばかりでなく,光触媒の製造工程が従来の様々な方法よりも簡単であり,得られた触媒の寿命が非常に長く,水からの水素発生量が従来の方法より増大した。しかしながら経済的側面で判断すると,1種の還元剤に対する制限的な水素発生活性のみを表すので,依然として足りないという問題点がある。
【0020】
このような経済的側面での問題点を解決するためのもので,本発明者による韓国特許出願第99−22954号の技術は,以前に開発された光触媒の前記のような種類の還元剤に対する制限的な水素発生活性のみを表す問題点を解決した。
(一般式VII)
m(a)/Cd[M(b)]S
【0021】
この技術は,水を光反応で分解する際に使用される新たなCdS系光触媒(光触媒システム)及びその製造と構築方法,そして亜硫酸基のような経済的側面が強化された還元システムによる水素の製造方法に関するもので,可視光線領域での水素発生量にも優れるが,可視光線領域だけでなく,紫外光を含む太陽光の電波場領域での水素生成量を経済的側面で判断すると,生成量が依然として足りないという問題点がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような諸般問題点を解決するためになされたものであり,可視光及び紫外光領域の両方で活性を表す水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法,および当該光触媒を用いる水素発生方法を提供することをその目的とする。
【0023】
本発明のほかの目的は,従来の光触媒が表す還元剤に対する活性の制限を画期的に解決するとともに,太陽光線領域でも光触媒が活性を表し,水素生成量が格段に増加し,触媒の寿命が半永久的である水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法,および当該光触媒を用いる水素発生方法を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によれば,
m(a)/CdZn・・・(一般式I)
(一般式I中で,mは電子受容体で,ドーピングされた金属を示し,Ni,Pt,Ru又はこれらの酸化物のなかから選択された1種以上であり,aはmの重量百分率を示すもので,0.10〜5.00の値を有する。MはMo,V,Al,Cs,Mn,Fe,Pd,Pt,P,Cu,Ag,Ir,Sb,Pb,Ga,Reのなかから選択された金属であり,zはM/(Cd+Zn+M)のatom%を示すもので,0.05〜20.00の値を有する。x,yはそれぞれCd/(Cd+Zn+M)のatom%及びZn/(Cd+Zn+M)のatom%を示すもので,10.00〜90.00の値を有する。)で示される水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法が提供される。
【0025】
本発明の光触媒の製造方法は,Mのatom%が0.05〜20.00,そしてCd/(Cd+Zn+M)のatom%及びZn/(Cd+Zn+M)のatom%がそれぞれ10.00〜90.00の値を有するように,Cd,Zn及びM含有化合物を水に溶解した後,これに反応物としてHS又はNaSを加え,掻き混ぜてCdZnMS沈殿物を得,この沈殿物を水で洗浄し,洗浄された沈殿物を窒素(気流)雰囲気で真空乾燥させた後,このCdZnMS沈殿物に,m含有量が0.10〜5.00重量%となるように,液状の化合物を加えてドーピング処理することを特徴とする。
【0026】
本発明の水素製造方法は,本発明者の先行技術と同様に,本発明による光触媒を,電子供与体としてNaSを,還元剤としてNaHPO又はNaHPOを代替する還元剤としてのNaSOをそれぞれ加えた水に懸濁させ,光フィルターで調整された可視光線領域の光,太陽光又は紫外光を照射させることを特徴とする。
【0027】
かかる構成によれば,太陽光線領域でも水素発生量が十分確保でき,寿命が半永久的な水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法,および当該光触媒を用いる水素発生方法が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下,本発明を詳細に説明する。一般式 Iにおいて,mは電子受容体(electron acceptor)で,ドーピング金属を示し,Ni,Pt,Ruのなかから選択された金属又はこれらの酸化物であり,例えば0.10〜5.00重量%の値を有する。0.10未満の場合,水素発生量が低下し,触媒の安定性が悪くなる問題点があり,5.00を超える場合,水素発生量が却って減少するだけでなく,触媒の製造原価が上昇する問題点がある。
【0029】
触媒に添加される成分Mは助触媒で,Mo,V,Al,Cs,Mn,Fe,Pd,Pt,P,Cu,Ag,Ir,Sb,Pb,Ga,Reのなかから選択された金属である。zはM/(Cd+Zn+M)のatom%を示すもので,例えば0.05〜20.00の値を有する。0.05未満の場合には触媒の機能が喪失される問題点があり,20.00を超える場合には水素生成量が減少する問題点がある。
【0030】
CdとS及びZnとSの適切なモル比はそれぞれ例えばCd:S=1:(0.05〜1.4)及びZn:S=1:(0.05〜1.4)であり,より好ましくはCd:S=1:(0.3〜0.7),Zn:S=1:(0.3〜0.7)である。効果的な触媒の能力はこの範囲内で発揮される。
【0031】
光触媒の製造方法において,mがPtである場合は,窒素雰囲気で紫外光を照射した後,焼成することで,Ptがドーピングされるように処理することが好ましい。好ましい例としては,得られたCdZnMS沈殿物にHydrogen hexachloroplatinate(IV)を加え,窒素気流で雰囲気を転換させた後,紫外光線を照射し,m(Pt)の含有量が例えば0.10〜5.00となるようにした後,これを再び,pHが7となるまで,水等で洗浄し,例えば105〜130℃で約1.5〜3.0時間真空乾燥させた後,例えば300〜400℃で約1.0〜6.0時間酸化焼成し,例えば300〜400℃で約1.0〜6.0時間還元焼成させることを挙げることができる。
【0032】
また,mがPtでない場合の好ましい製造例は,得られたCdZnMS沈殿物にPtでないmを含有した化合物を選択し,このmの含有量が例えば0.10〜5.00の値となるように加えた後,よく掻き混ぜながら濃い塩酸を例えば6〜7滴を徐々に入れることで得たスラリーを超音波で例えば1.0〜5.0分間処理し,例えば110〜130℃で1.5〜3.0時間真空乾燥させた後,例えば300〜400℃で1.0〜6.0時間酸化焼成し,300〜400℃で1.0〜6.0時間還元焼成させることを挙げることができる。
【0033】
Ptでドーピングされた光触媒の製造において,pHを7に調節した後,乾燥し,酸化及び還元雰囲気で焼成する理由は,沈殿で得られた光触媒において,電子受容体であるPtを純粋な状態に維持するためである。
【0034】
周知のように,HPtClの形態として触媒の製造に導入されたPtは,紫外光に露出されることによりCdZnMSの表面を活性化させるとともに,遊離されたSと結合してPtSに変化する。これを例えば300〜400℃の温度で酸化及び還元雰囲気で一定時間焼成することにより,ウルツ鉱(wurzite)構造に変換される。
【0035】
さらにこれを例えば300〜400℃の温度で1.0〜6.0時間焼成することにより,電子受容体であるPtを純粋な状態のPt(O)に転換させることができる。より好ましい焼成温度は約320〜390℃であるが,この範囲を外れる場合は触媒の寿命と活性が減少する問題点がある。
【0036】
Cdを含有する化合物の例としては,CdCl,CdBr,CdI,Cd(CHCO・xHO,CdSO・xHO及びCd(NO・4HOなどが挙げられる。
【0037】
Znを含有した化合物の例としては,ZnCl,ZnBr,ZnI,Zn(CHCO・xHO,ZnSO・xHO及びZn(NO・xHOなどが挙げられる。
【0038】
Mを含有した化合物の例としては,MoCl,VCl,VOSO,VOCl,Al(NO,AlCl,TiCl,CsCO,Ti[OCH(CH,KCr,Cr(CHCO,Cr(HCO,Cr(NO,HPO,NaHPO,SbCl,MnCl,MnF,KMnO,Pb(NO,Pb(CHCO,RuCl,FeCl,IrCl,Pd(NO,HPtCl,Cu(NO・3HO,AgNO,Ga(NO,SnCl,ReClなどが挙げられる。
【0039】
mを含有する化合物の例としては,HPtCl,RuCl,NiSO,Ni(NO,Ni(CHCO,NiCl,NiBr,NiIなどが挙げられる。
【0040】
先行技術である本発明者の韓国特許出願第96−44214号では,1次焼成後,酸でエッチング処理を行ったが,本発明では,光触媒で生成された沈殿物を窒素気流で真空乾燥することにより,1次焼成工程と,これによる酸エッチング処理工程を省略することができる。
【0041】
本発明の水素製造方法は,これら光触媒を,電子供与体としてNaSを例えば0.15〜1.00モル,還元剤としてHPO 又はHPO を代替する代替還元剤としてSO 2−を0.15〜1.00モルを加えた1次ないし2次蒸留水又は単に前処理した水と接触させて懸濁させ,撹拌しながら例えば5〜85℃の温度,0.1〜5気圧の条件で紫外光又は光フィルターで調整された可視光線領域の光を照射させることで,光反応を起こして,水から水素が良好な効率で発生する。
【0042】
そして,ここでは,電子供与体と還元剤の濃度範囲を維持することが重要であり,上記範囲未満であると水素生成量が低下し,上記範囲を超えても水素発生量は増加しない。反応条件は約10〜60℃の温度と真空〜2気圧が適当である。また,本発明による光触媒は電子供与体及び還元剤を反応界に繰り返し投入させて反応を進行させると,寿命が半永久的である。
【0043】
【実施例】
本発明の実施例は次のようである。
<製造実施例1>
下記(表1)のような組成を有するように,水250mlにCdSO・HOとZnSO・7HOを溶かした後,助触媒としてMoClと反応物としてHSをよく掻き混ぜながら加えて,CdZnMoS沈殿物を得た。この沈殿物をpHが7となるように水で十分に洗浄した後,約130℃及び窒素気流の雰囲気で約2時間真空乾燥してCdZnMoS粉末を得た。
【0044】
この乾燥されたCdZnMoSS粉末に,Ni(NO・6HOを,Ni含有量が1重量%となるように加えた後,よく掻き混ぜながら濃い塩酸約6〜7滴を徐々に注入して得たスラリーを超音波で約3分間処理し,約130℃で2時間乾燥した後,約380℃の酸化雰囲気で4時間焼成した後,更に約380℃で4時間還元雰囲気で焼成してNi(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Mo0.6Sを得た。
【0045】
<製造実施例2>
Moの含有量が約1.0atom%となるように,助触媒MoClを添加したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.50Zn49.50Mo1.0Sを得た。
【0046】
<製造実施例3〜7>
Moの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒MoClを添加したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd 9.00Zn49.00Mo2.0Sを得た。
【0047】
<製造実施例8>
Moの含有量が約3.0atom%となるように,助触媒MoClを添加したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd48 50Zn48.50Mo3.0Sを得た。
【0048】
<製造実施例9>
製造実施例3と同様に実施して得た乾燥粉末Cd49.70Zn49.70Mo2.0Sに,HPtClを,Pt含有量が約1.0重量%となるように加えた後,窒素雰囲気で約0.5時間紫外光を照射し,pHが7となるまで水で再び洗浄した後,約130℃で2時間乾燥し,約380℃で4時間酸化雰囲気で焼成し,これを再び約380℃で4時間半減雰囲気で焼成して光触媒Pt(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Mo2.0Sを得た。
【0049】
<製造実施例10>
助触媒としてMoClの代わりにVClを使用したことと約380℃で4時間酸化雰囲気のみで焼成することを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.700.6Sを得た。
【0050】
<製造実施例11>
Vの含有量が約1.0atom%となるように,助触媒VClを添加したことと約380℃で4時間酸化雰囲気のみで焼成することを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.50Zn49.501.0Sを得た。
【0051】
<製造実施例12>
Vの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒VClを添加したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49. 00Zn49.002.0Sを得た。
【0052】
<製造実施例13〜15>
Vの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒VClを添加したことと約380℃でそれぞれ2,4,6時間酸化雰囲気のみで焼成することを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.002.0Sを得た。
【0053】
<製造実施例16>
Vの含有量が約3.0atom%となるように,助触媒VClを添加したことを除き,製造実施例11と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd48.50Zn48.503.0Sを得た。
【0054】
<製造実施例17>
Vの含有量が約5.0atom%となるように,助触媒VClを添加したことを除き,製造実施例11と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd47.50Zn47.505.0Sを得た。
【0055】
<製造実施例18>
助触媒としてMoClの代わりにCo(NOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Co0.6Sを得た。
【0056】
<製造実施例19>
Coの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒Co(NOを添加したことを除き,製造実施例18と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Co2.0Sを得た。
【0057】
<製造実施例20>
Coの含有量が約5.0atom%となるように,助触媒Co(NOを添加したことを除き,製造実施例19と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd47.50Zn47.50Co5.0Sを得た。
【0058】
<製造実施例21>
助触媒としてMoClの代わりにAl(NOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Al0.6Sを得た。
【0059】
<製造実施例22>
Alの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒Al(NOを添加したことを除き,製造実施例19と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Al2.0Sを得た。
【0060】
<製造実施例23>
Alの含有量が約5.0atom%となるように,助触媒Al(NOを添加したことを除き,製造実施例19と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd47.50Zn47.50Al5.0Sを得た。
【0061】
<製造実施例24>
助触媒としてMoClの代わりにCsCOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Cs0.6Sを得た。
【0062】
<製造実施例25>
Csの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒CsCOを添加したことを除き,製造実施例24と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Cs2.0Sを得た。
【0063】
<製造実施例26>
助触媒としてMoClの代わりにTi[OCH(CHを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Ti0.6Sを得た。
【0064】
<製造実施例27>
Tiの含有量が約2.0atom%となるように,助触媒Ti[OCH(CHを添加したことを除き,製造実施例26と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Ti2.0Sを得た。
【0065】
<製造実施例28>
Tiの含有量が約5.0atom%となるように,助触媒Ti[OCH(CHを添加したことを除き,製造実施例26と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd47.50Zn47.50Ti5.0Sを得た。
【0066】
<製造実施例29>
助触媒としてMoClの代わりにMnFを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Mn0.6Sを得た。
【0067】
<製造実施例30>
Mnの含有量が約0.2atom%となるように,助触媒MnFを添加したことを除き,製造実施例29と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.90Zn49.90Mn0.2Sを得た。
【0068】
<製造実施例31>
助触媒としてMoClの代わりにHPOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd47.00Zn47.006.0Sを得た。
【0069】
<製造実施例32>
NiCl・6HOの代わりにRuCl・3HOを,Ruの含有量が約1重量%となるように,加えたことを除き,製造実施例3と同様に実施して光触媒Ru(1wt%)/Cd47.00Zn47.006.0Sを得た。
【0070】
<製造実施例33>
Pの含有量が約10.0atom%となるように,助触媒HPOを添加したことを除き,製造実施例31と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd45.00Zn45.0010.0Sを得た。
【0071】
<製造実施例34>
助触媒としてMoClの代わりにFeClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Fe0.6Sを得た。
【0072】
<製造実施例35>
助触媒としてMoClの代わりにPd(NOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Pd0.6Sを得た。
【0073】
<製造実施例36>
助触媒としてMoClの代わりにHPtClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Pt0.6Sを得た。
【0074】
<製造実施例37>
助触媒としてMoClの代わりにCu(NO・3HOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49. 70Zn49.70Cu0.6Sを得た。
【0075】
<製造実施例38>
助触媒としてMoClの代わりにAgNOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Ag0.6Sを得た。
【0076】
<製造実施例39>
助触媒としてMoClの代わりにIrClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Ir0.6Sを得た。
【0077】
<製造実施例40>
助触媒としてMoClの代わりにPb(NOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Pb0.6Sを得た。
【0078】
<製造実施例41>
助触媒としてMoClの代わりにSnClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Sn0.6Sを得た。
【0079】
<製造実施例42>
助触媒としてMoClの代わりにGa(NOを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Ga0.6Sを得た。
【0080】
<製造実施例43>
助触媒としてMoClの代わりにReClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Re0.6Sを得た。
【0081】
<製造実施例44>
助触媒としてMoClの代わりにSbClを使用したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.70Zn49.70Sb0.6Sを得た。
【0082】
<製造実施例45>
Crの含有量が約0.2atom%となるように,助触媒KCrを添加したことを除き,製造実施例1と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.90Zn49.90Cr0.2Sを得た。
【0083】
<製造実施例46>
CdとZnの含有量がそれぞれ約39.90,59.90atom%となるようにしたことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd39.90Zn59.90Cr0.2Sを得た。
【0084】
<製造実施例47>
CdとZnの含有量がそれぞれ約59.90,39.90atom%となるようにしたことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd59.90Zn39.90Cr0.2Sを得た。
【0085】
<製造実施例48>
Crの含有量が約0.5atom%となるように,助触媒KCrを添加したことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.75Zn49.75Cr0.5Sを得た。
【0086】
<製造実施例49>
Crの含有量が約1.0atom%となるように,助触媒KCrを添加したことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.50Zn49.50Cr1.0Sを得た。
【0087】
<製造実施例50>
製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.90Zn49.90Cr0.2Sを得た。
【0088】
<製造実施例51>
製造実施例3と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.00Zn49.00Mo2.0Sを得た。
【0089】
<比較製造例1>
Niの含有量が約0.05重量%となるようにしたことを除き,製造実施例40と同様に実施して光触媒Ni(0.05wt%)/Cd49.70Zn49.70Pb0.6Sを得た。
【0090】
<比較製造例2>
Niの含有量が約7.0重量%となるようにしたことを除き,製造実施例40と同様に実施して光触媒Ni(7wt%)/Cd49.70Zn49.70Pb0.6Sを得た。
【0091】
<比較製造例3>
CdとZnの含有量がそれぞれ約91.80,8.00atom%となるようにしたことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd91.80Zn8.00Cr0.2Sを得た。
【0092】
<比較製造例4>
CdとZnの含有量がそれぞれ約8.00,91.80atom%となるようにしたことを除き,製造実施例45と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd8.00Zn91.80Cr0.2Sを得た。
【0093】
<比較製造例5>
酸化雰囲気で焼成した後,約380℃で30分間還元雰囲気で焼成することを除き,製造実施例48と同様に実施して光触媒Ni(1wt%)/Cd49.75Zn49.75Cr0.5Sを得た。
【0094】
<実施例1〜49及び比較例1〜5>
製造実施例1〜23及び製造比較例1〜5により得られた光触媒0.5gを,NaS濃度が約0.36モル,NaSO濃度が約0.36モルである水溶液約500mlに入れてから懸濁し,閉鎖気体循環界光反応装置に入れ,約300rpmで撹拌しながら,常温,常圧で500WのXeランプと光フィルタで調整された可視光を照射して発生した水素の量をガスクロマトグラフィー及びビュレット(burette)で定量分析した。その結果はつぎの(表1)および(表2)に示す。
【0095】
<実施例50>
光源として500WのXeランプの代わりに450Wの高圧水銀ランプを使用したことを除き,実施例1と同様に実施し,その結果は下記の(表2)のようである。
【0096】
<実施例51>
本実施例は本発明の光触媒の寿命を確認するためのもので,製造実施例3により得た光触媒約0.5gを,NaS濃度が約0.36モル,NaSO濃度が約0.36モルである水溶液500mLに入れ,合計100時間にわたって,10時間ごとにNaSを約0.36モルとNaSOを約0.36モルずつを繰り返し投入して発生した水素の量を平均した結果,発生気体の量は972(mL/hr)で,実施例で得た水素発生量である980(mL/hr)とほば同じであった。これは,光触媒の寿命が半永久的であることを意味する。
【表1】
Figure 0003586200
【表2】
Figure 0003586200
【0097】
以上詳細に説明したように,本発明によれば可視光及び紫外光領域の両方で活性を表す水素発生用光触媒を提供することができる。
【0098】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒及びその製造方法とそれによる水素の製造方法の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0099】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明にかかる実施例及び比較例から分かるように,本発明の光触媒は,可視光で高い触媒活性を有するCdS系光触媒と紫外光で相対的に高い活性を表すZnS系触媒の利点を同時に有するので,幅広い領域の光源を利用し得る画期的な新規のCdZnMS系光触媒であり,様々なドーピング金属の導入,多様な助触媒の活用,添加技術の開発,及び最適焼成時間の確立などによる触媒の積極的な改質により,従来の光触媒のように,還元剤に対する活性が制限されるのを画期的に解決しただけでなく,得られた触媒の寿命が非常に長く,また,最大触媒活性を表すCdZnMS系触媒の最適CdとZnの組成比及び反応条件の確立により,水分解による水素発生量が従来の方法より格段に増加した。

Claims (6)

  1. 下記一般式Iで示される水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法であって,
    m(a)/Cd Zn S・・・(一般式I)
    (式中,mは電子受容体でドーピングされた金属を示し,Ni,Pt,Ru又はこれらの酸化物のなかから選択された1種以上であり,aはmの重量百分率を示すもので,0.10〜5.00の値を有する。MはMo,V,Al,Cs,Mn,Fe,Pd,Pt,P,Cu,Ag,Ir,Sb,Pb,Ga,Reのなかから選択された金属であり,zはM/(Cd+Zn+M)のatom%を示すもので,0.05〜20.00の値を有する。x,yはそれぞれCd/(Cd+Zn+M)のatom%及びZn/(Cd+Zn+M)のatom%を示すもので,10.00〜90.00の値を有する。)
    前記一般式Iにおいて,M/(Cd+Zn+M)のatom%が0.05〜20.00,かつCd/(Cd+Zn+M)のatom%及びZn/(Cd+Zn+M)のatom%がそれぞれ10.00〜90.00の値を有するように,Cd,Zn及びM含有化合物を水に溶解した後,これに反応物としてHS又はNaSを加え,掻き混ぜてCdZnS沈殿物を得,この沈殿物を水で洗浄し,窒素(気流)雰囲気と105〜150℃の温度で1.5〜3.0時間真空乾燥させた後,この乾燥されたCdZnS沈殿物に,下記一般式Iのm含有化合物を,mの含有量が全体光触媒に対して0.10〜5.00重量%となるように加えて,ドーピング処理した後,酸化焼成及び還元焼成をすることを特徴とする水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法。
  2. 焼成時間は1.0〜6.0時間であり,焼成温度は300〜400℃であることを特徴とする請求項1記載の水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法。
  3. 前記mがPtである場合,窒素雰囲気で紫外光を照射してドーピング処理することを特徴とする請求項記載の水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法。
  4. 前記mがPtでない場合は,ドーピング処理の時酸処理及び超音波処理工程が追加されることを特徴とする請求項記載の水素発生用硫化カドミウム亜鉛系光触媒の製造方法。
  5. 請求項1記載の方法で得られた光触媒を,還元剤としてNaSOを0.05〜1.00モル,電子供与体としてNaSを0.05〜1.00モル加えた水と接触,懸濁させ,撹拌しながら,紫外光又は光フィルタで調整された可視光線領域の光を照射して反応させることを特徴とする光触媒を用いる水素発生方法。
  6. 前記反応条件は10〜60℃の温度及び真空〜2気圧であることを特徴とする請求項記載の光触媒を用いる水素発生方法。
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