JP3582099B2 - リクライニング機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両用シート等のシートクッションの後部にシートバックの下端部を連結するために使用されて、リクライニングシートを構成するリクライニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
リクライニング機構の一形式として、シートクッション側に固定したロアアームと、シートバック側に固定され前記ロアアームに前後方向へ回動可能に支持したアッパアームと、円弧状の歯部を有し前記両アームの一方のアームに一体的または固定的に設けたラチエットと、前記両アームの他方のアームに前記ラチェットの歯部に対して進退可能に設けられて前記ラチエットの歯部に対向するポールと、同ポールを付勢して前進させ前記ラチエットに噛合させるバネ部材と、前記ポールに連結して設けられ同ポールを操作時に前記バネ部材に抗して後退させて前記ラチエットから離脱させる操作レバーを備えたリクライニング機構がある。
【0003】
当該リクライニング機構においては、ポールが他方のアームに回動可能に支持されてラチェットの歯部に対して進退する回動タイプのものが広く知られており、またポールが他方のアームに直線的に摺動可能に支持されてラチェットの歯部に対して進退する直動タイプのものも実公平1−11085号公報にて示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した各種形式のリクライニング機構においてはシートバック側に過大な負荷が作用した場合には、ラチェットとポールとの噛合部に大きな荷重が作用して、当該噛合部、ラチェットおよびポールの支持部が変形し、当該噛合部に幅方向のずれが発生し、噛合部を損傷させるおそれがある。従って、本発明の目的は、シートバックに過大な負荷が作用してもラチェットとポールとの噛合部に幅方向のずれが発生することがないリクライニング機構を提供して、シートバックに過大な負荷が作用した場合にも、リクライニング機構のラチェットとポールの噛合部の損傷を防止し得るようにするとともに、リクライニング機構における設定されたロック強度を保持し得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明は上記した形式のリクライニング機構において、前記他方のアームを前記シートクッション側またはシートバック側に互いに重合された状態で固定される左右一対のプレート状アーム部にて構成するとともに、これら両アーム部の少なくとも一方のアーム部の内面側に前記ポールが前記ラチェットに対して進退可能に嵌合する嵌合凹所を設け、これら両アーム部にて前記ラチエットおよび前記ポールを挟持したことを特徴とするものである。しかして、当該リクライニング機構においては、前記他方のアームが前記ロアアームでありかつ前記一方のアームが前記アッパアームである場合、前記ロアアームを構成する少なくとも一方のアーム部の内面側に、前記アッパアームの回動支点を中心とする円筒部を設けて、同円筒部に前記ラチエットを回動可能に嵌合して支持することが好ましい。
【0006】
また、本発明の第2の発明は上記したクライニング機構において、前記アーム部における嵌合凹所を前記ラチェットの円弧状の歯部の接線に対して直交状に設けて同嵌合凹所に前記ポールを前記ラチェットに対して直動可能に嵌合するとともに、前記両アーム部には外周に一対のカム部を有するカムシャフトを回転可能に支持して前記ポールに設けたカム穴を貫通させて同カムシャフトのカム部を前記カム穴内に位置させるとともに、同カムシャフトの先端部に操作レバーを連結し、同操作レバーの回動操作により前記カムシャフトを回転させて前記カム部と前記カム穴の係合作用により前記ポールを進退させるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の第3の発明は上記したリクライニング機構において、前記ポールのカム穴を前記カムシャフトの各カム部が摺接する前後一対の摺接部と同各カム部が係合する前後一対の突起部を有する構成とするとともに、同カム穴の中央部にて前記ポールを直動方向に2分割した状態の前後一対のポール部にて構成し、前記操作レバーの非操作時には前記カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム
穴の各摺接部に当接させて前記ポールを離間させ、前記前側ポール部を前記ラチェットの歯部に噛合させるとともに前記後側ポール部を前記嵌合凹所の後端部に当接させ、かつ同操作レバーの回動操作による前記カムシャフトの回転動作により同カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各突起部に係合させて、前記両ポール部を互いに引き戻すようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の第4の発明は上記したリクライニング機構において、前記ポールのカム穴を前記カムシャフトの各カム部が摺接する前後一対の摺接部と同各カム部が係合する前後一対の突起部を有する構成とするとともに、同カム穴の中央部にて前記ポールを直動方向に2分割した状態の前後一対のポール部にて構成して、前側ポール部を前記嵌合凹所に摺動可能に嵌合するとともに後側のポール部を前記嵌合凹所内にて固定し、かつ前記カムシャフトを支持する支持穴を前記前側ポール部の移動方向に延びる長孔に構成し、前記操作レバーの非操作時には前記カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各摺接部に当接させて前記両ポール部を離間させて前記前側ポール部を前記ラチェットの歯部に噛合させ、かつ同操作レバーの回動操作による前記カムシャフトの回転動作により同カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各突起部に係合させて前記前側ポール部を引き戻すようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明の第1の発明に係るリクライニング機構においては、シートバックに過大な負荷が作用した場合には、ラチェットは他方のアームを構成しシートクッション側またはシートバック側に互いに重合状態で固定された左右一対の両アーム部の内面にて支承されるとともに、ポールはこれら両アーム部の内面およびアーム部の内面側に設けた嵌合凹所の起立壁面にて支承される。このため、過大な負荷に起因する大きな荷重がラチェットとポールとの噛合部に作用しても、当該荷重は両アーム部の内面および嵌合凹所の起立壁面にて受承され、当該噛合部に幅方向のずれが発生することはなく、当該噛合部が損傷したりロック強度が低下したりするようなことはない。また、当該リクライニング機構において、ラチェットをアーム部に設けた円筒部上に嵌合して支持する構成を採れば、ラチェットに対する支持強度、ラチェットおよびポールの噛合部の強度を一層増大させることができる。なお、当該リクライニング機構においては、両アーム部によりラチェットおよびポール等の機能部品を挟持する構造を採っているため、外観の見栄えがよいことは勿論のこと、機能部品に対する外力による損傷を防止することができる。
【0010】
また、本発明の第2の発明に係るリクライニング機構においては、嵌合凹所の荷重受け面をポールに沿って長く構成することができて、ロック強度をさらに増大させることができるとともに、ポールの回動タイプのリクライニング機構に比較してポールを回動可能に支持する支持ピン、ポールの背部を支承するカム部材、およびラチェットとポール間に配設されるカム機構を廃止することができるため、構成部品の低減を図ることができる。
【0011】
さらにまた、本発明の第3の発明に係るリクライニング機構においては、操作レバーの非操作時にはポールを直動操作させるカムシャフトが両ポール部に当接しているため、噛合部に付与され荷重は両ポール部を通して他方のアームの嵌合凹所の後端部で支承されるため、カムシャフトの支持部に付与される荷重が分散されて軽減される。また、第3の発明のごとくポールが分割タイプのリクライニング機構を、本発明の第4の発明に係るリクライニング機構のごとく構成した場合には、操作レバーの操作時にはカムシャフトは回転と同時に前側ポール部の引き戻し方向に移動するため、操作レバーの回動操作量を第3の発明に係るリクライニング機構に比較して低減させることができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明を図面に基づいて説明するに、図1〜図4には本発明の第1実施例に係るリクライニング機構が示されている。当該リクライニング機構のうち、図1〜図3に示すリクライニング機構10Aは左側使用のリクライニング機構であり、また図4に示すリクライニング機構10Bは右側使用のリクライニング機構である。
【0013】
リクライニング機構10Aは左右一対のロアアーム11,12、アッパアーム13、ポール14、カムシャフト15、操作レバー16、バネ部材17、操作ケーブル18およびスパイラルスプリング19を主要構成部材としている。
【0014】
両ロアアーム11,12は本発明の他方のアームの各アーム部に該当するもので左右対称の形状を呈し、各ロアアーム11,12の内面側には外側へ膨出して形成した略楕円径の第1嵌合凹所11a,12aおよび長方形の第2嵌合凹所11b,12bが形成されている。第1嵌合凹所11a,12aはロアアムーム11,12の上端側に位置するとともに、第2嵌合凹所11b,12bは第1嵌合凹所11a,12aの下方の中間部から傾斜して下方へ延びている。各ロアアーム11,12の第1嵌合凹所11a,12aの略中央部は非膨出の円筒状の突出部11c,12cに形成され、各突出部11c,12cの中央部には貫通穴11d,12dが形成されている。第2嵌合凹所11b,12bは、貫通穴11d,12dの中心を径方向に横切る直線上に位置しており、その長手方向の略中央部に貫通穴11e,12eが形成されている。
【0015】
両ロアアーム11,12は互いに重合されて、アッパアーム13、ポール14およびカムシャフト15を収容した状態で、非膨出部である下端縁部11f,12fにて図示しないシートトラックのアッパレールの側部に固定されている。アツパレールにはシートクッションが固定されて、アッパレールはシートクッションを支持するものである。
【0016】
アッパアーム13はラチェットを一体的に形成された所定厚みのもので、アッパアーム13の上側がアーム部13aにかつ下側がラチェット13bに形成されている。ラチェット13bは下側に円弧状歯部13cを備えている。また、アッパアーム13の略中央部には円形穴13dが形成されている。円形穴13dは各ロアアーム11,12の第1嵌合凹所11a,12aの突出部11c,12cが嵌合する大きさの内径に形成されている。かかるアッパアーム13は、その円形穴13dを両ロアアーム11,12の突出部11c,12cに嵌合された状態で第1嵌合凹所11a,12aに嵌合され、かつ両ロアアーム11,12に挟持された状態で前後方向へ回動可能に支持されている。
【0017】
ポール14は1枚の所定厚みのプレートからなる長方形のもので、先端にはラチェット13bの歯部13cの一部に選択的に噛合可能な歯部14aを備え、かつ中間部にはカム穴14bを備えている。ポール14は両ロアアーム11,12の第2嵌合凹所11b,12bに進退可能に嵌合されて、ラチェット13bの歯部13cに対向し、前進時にはラチェット13bの歯部に噛合し、かつ後退時にはラチェット13bから離脱する。ポール14は両ロアアーム11,12の貫通穴11e,12e、およびカム穴14bを貫通するカムシャフト15により支持されて、第2嵌合凹所11a,12b内に位置して両ロアアーム11,12により挟持されている。
【0018】
ポール14のカム穴14bはその先端側面に一対の突起部14b1,14b2とその間に設けたテーパ部14b3を備え、またカムシャフト15は一対のカム部15a,15bを備えている。カムシャフト15の先端には操作レバー16が固定されており、操作レバー16とロアアーム11間にはバネ部材17が介装されている。バネ部材17は操作レバー16を介してカムシャフト15を図1の図示反時計方向へ付勢するもので、カムシャフト15の第1カム部15aをポール14のカム穴14bのテーパ部14b3に位置させて、ポール14を前進させてラチェット13bに噛合させている。この状態でカムシャフト15が時計方向へ回転すると、第1カム部15aがカム穴14bの第1突起部14b1に係合してポール14を後退方向へ押動し、その後の時計方向への回転により上記係合状態を保持した状態で第2カム部15bが第2突起部14b2に係合する。
【0019】
操作レバー16の先端部に設けたアーム部16aには操作ケーブル18の一端が連結されている。操作ケーブル18はロアアーム11の第2非膨出部11gに設けたケーブルガイド18aを経て右側使用のリクライニング機構10B側へ延びていて、後述するリクライニング機構10Bの操作アーム部16bに連結されている。なお、リクライニング機構10Aにおいては、両ロアアーム11,12の貫通穴11d,12dに支持ピン19aが取付けられていて、スパイラルスプリング19の一端が支持ピン19aに掛止され、かつその他端がアッパアーム13の掛止部13dに掛止されている。スパイラルスプリング19はアツパアーム13を常に前方へ回動させるべく付勢している(図1の図示反時計方向)。
【0020】
右側使用のリクライニング機構10Bは図4に示すように、左側使用のリクライニング機構10Aとは基本的には左右対称に形成されているもので、同一の部材についてはリクライニング機構10Aの符号と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。しかして、当該リクライニング機構10Bにおいては操作アーム部16bが操作レバーを兼ねているとともに、ポール14のカム穴14bおよびカムシャフト15の関係がリクライニング機構10Aにおけるこれらの関係とは上下逆の関係にあり、操作ケーブル19の引っ張り操作によりカムシャフト15が回転してポール14をリクライニング機構10Aのポール14と同様に進退させる。
【0021】
このように構成したリクライニング機構10A,10Bにおいては、操作レバー16の非操作時には操作レバー16およびカムシャフト15はバネ部材17の作用により図1および図4に示す状態にあり、この状態においてはポール14がラチェット13bに噛合していて、アッパアーム13の前方への回動を規制している。従って、アッパアーム13に固定されて支持されているシートバックはシートクッションに対してロック状態にあって、所定の傾斜角で起立している。
【0022】
この状態で操作レバー16をバネ部材17に抗して図示時計方向へ回動操作すると、リクライニング機構10Aにおいては操作レバー16が図5に示すように回動して操作ケーブル18を矢印方向へ引っ張り、リクライニング機構10Bにおいては図6に示すように操作ケーブル18が矢印方向へ引っ張られて操作アーム部16bを同図の時計方向へ回動させる。この結果、両リクライニング機構10A,10Bにおいては、カムシャフト15の第1カム部15aがポール14のカム穴14bの第1突起部14b1に係合して、ポール14を後退方向へ押動してラチェット13bから離間させ、アッパアーム13のロアアーム11,12に対するロックが解除される。これにより、アッパアーム13と一体のシートバックのシートクッションに対するロックが解除され、シートバックを前後方向へ回動してその傾斜角を調整することができる。この状態のカムシャフト15においては、第2カム部15bがカム穴14bの第2突起部14b2に係合してポール14を前進方向へ押圧するため、第1カム部15aの第1突起部14b1への後退方向への押圧力との関係から、それ以上の操作レバー16の時計方向への回動が規制される。
【0023】
図7および図8はリクライニング機構10Aにおける、シートバックの前後方向へ回動させた場合のラチェット13bとポール14との関係を示している。図7はシートバックを最大限後方へ回動させてロックした状態であり、この状態ではアッパアーム13はロアアーム11の第2非膨出部11gに当接してそれ以上の後方への回動が規制され、操作レバー16の回動操作を解除するとバネ部材17の作用によりカムシャフト15が反時計方向へ回動する。この回動時にカムシャフト15の第1カム部15aがカム穴14bのテーパ部14b3に係合してポール14を前進させてラチェット13bに噛合させる。これにより、アッパアーム13およびこれと一体のシートバックがロックされる。かかるロツク状態はリクライニング機構10B側も全く同様である。
【0024】
図8はシートバックを最大限前方へ回動させた状態のラチェット13bとポール14の関係を示しており、この状態ではアッパアーム13は第2非膨出部11gに当接してそれ以上の前方への回動が規制され、操作レバー16の回動操作を解除するとカムシャフト15はバネ部材17の作用により反時計方向へ回動してポール14を前進させ、ポール14の歯部14aをラチェット13bの歯部13cの存在していない肩部に当接させる。この状態ではスパイラルスプリング19の付勢力にて、シートバックの後方への回動が所定の力で規制されている。かかる状態はリクライニング機構10B側においても同様である。なお、両リクライニング機構10A,10Bにおいては、アッパアーム13を図7および図8に示す位置の範囲において任意の位置に回動させてロックすることが可能であることは当然である。
【0025】
なお、本実施例のリクライニング機構10A,10Bにおいては、各ロアアーム11,12の各嵌合凹所11a,11b、12a,12bに内面側へ突出する複数の突条11h,12hを形成して、アッパアーム13およびポール14と各ロアアーム11,12との摺接を線接触させて、これら両者13,14が円滑に摺動するように考慮されている。
【0026】
しかして、本実施例のリクライニング機構10A,10Bにおいては、ラチェット13bと一体のアッパアーム13、およびポール14は、一対のロアアーム11,12の嵌合凹所11a,11b、12a,12bに嵌合されて挟持されているため、シートバックに過大な負荷が作用した場合には、両ロアアーム11,12の内面にて支承されるとともに各嵌合凹所11a,11b、12a,12bの起立壁面にて支承される。このため、過大な負荷に起因する大きな荷重がラチェット13bとポール14との噛合部に作用しても、当該荷重は両ロアアーム11,12の内面および嵌合凹所11a,11b、12a,12bの起立壁面にて受承され、当該噛合部に幅方向のずれが発生することはなく、当該噛合部が損傷したりロック強度が低下したりするようなことはない。また、両リクライニング機構10A,10Bにおいては、ラチェット13bと一体のアッパアーム13を両ロアアーム11,12に設けた突出部11c,12c上に嵌合して支持する構成を採っているため、ラチェット13bに対する支持強度、ラチェット13bおよびポール14の噛合部の強度を一層増大させることができる。
【0027】
なお、本実施例の各リクライニング機構10A,10Bにおいては、両ロアアーム11,12をアッパアームとしてシートバック側に固定し、かつアッパアーム13をロアアームとしてシートクッション側に固定して使用することが可能であり、かかる使用態様によっても本実施例と同様の作用効果を奏する。
【0028】
図9および図10には、本発明の第2実施例に係るリクライニング機構10Cが示されている。当該リクライニング機構10Cは第1実施例に係るリクライニング機構10Aを基本構成とするもので、ポール14Cの構成が同リクライニング機構10Aのポール14の構成とは相違する。ポール14Cはそのカム穴を中心に前後に2分割した状態の前後一対のポール部14c,14dにて構成されていて、各ポール部14c,14dにおけるカム穴は180度回転した状態で一致する対称の形状に形成されている。各ポール部14c,14dのカム穴の内周縁には、摺接面14c1,14d1と、係合突起部14c2,14d2とが形成されている。各ポール14c,14dは両ロアアーム11,12の嵌合凹所11b,12bに嵌合され、カムシャフト15が各カム穴を貫通して同カム穴内に各カム部15a,15bが位置している。カムシャフト15の各カム部15a,15bは、カムシャフト15が非回転時には、各ポール部14c,14dの摺接面14c1,14d1に当接して各ポール部14c,14dを互いに離間させ、前側ポール部14cをラチェット13bに噛合させているとともに、後側ポール部14dを第2嵌合凹所11b,12bの後端起立面に当接させている。なお、当該リクライニング機構10Cのその他の構成については、第1実施例に係るリクライニング機構10Aの構成と同一であるので、同一の構成部材および同一の構成部位については同リクライニング機構10Aにおけると同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】
このように構成したリクライニング機構10Cにおいては、操作レバー16の非操作時には操作レバー16およびカムシャフト15はバネ部材17の作用により図9および図10に示す状態にあり、この状態においてはポール14Cの前側ポール部14Cがラチェット13bに噛合してアッパアーム13の前方への回動を規制しているとともに、後側ポール部14dが第2嵌合凹所11b,12bの後端起立面に当接している。従って、アッパアーム13に固定されて支持されているシートバックはシートクッションに対してロック状態にあって、所定の傾斜角で起立している。
【0030】
この状態で操作レバー16をバネ部材17に抗して図示時計方向へ回動操作すると、操作レバー16が図11に示すように回動してカムシャフト15を図示時計方向へ回転させる。これにより、カムシャフト15の第1カム部15aは前側ポール部14cのカム穴の摺接面14c1を摺接して係合突起部14c2に係合するとともに、第2カム部15bが後側ポール部14dのカム穴の摺接面14d1を摺接して係合突起部14d2に係合し、カムシャフト15は両ポール部14c,14dを互いに引き戻し、前側ポール14cは後退してラチェット13bから離間してアッパアーム13のロアアーム11,12に対するロックを解除する。これにより、アッパアーム13と一体のシートバックのシートクッションに対するロックが解除され、シートバックを前後方向へ回動させてその傾斜角を調整することができる。なお、操作レバー16の回動操作を解除すれば、同操作レバー16が回動復帰してカムシャフト15を回転復帰させ、両ポール部14c,14dを互いに離間させて図9および図10に示す状態に復帰させる。
【0031】
このように、当該リクライニング機構10Cにおいては、操作レバー16の非操作時にはカムシャフト15の各カム部15a,15bが各ポール部14c,14dの摺接面14c1,14d1に当接して、前側ポール部14cをラチェット13bに噛合させているとともに、後側ポール部14dを嵌合凹所11b,12bの後端起立面に当接させているため、シートバックに対する過大な負荷に起因する大きな荷重がラチェット13bとポール14Cの前側ポール部14cとの噛合部に作用した場合には、同荷重は前側ポール部14c、カムシャフト15、後側ポール部14dを経て両ロアアーム11,12の第2嵌合凹所11b,12bの後端起立面にて受承されるため、カムシャフト15の支持部にのみに集中することなく広く分散され、カムシャフト15の支持部の損傷を防止することができる。
【0032】
図12〜図14には、本発明の第3実施例に係るリクライニング機構10Dが示されている。当該リクライニング機構10Dは第2実施例に係るリクライニング機構10Cを基本構成とするもので、ポール14Dの構成が同リクライニング機構10Cのポール14Cの構成とは相違するとともに、両ロアアーム11,12に形成した貫通孔11e,12eが長孔である点で相違する。ポール14Dを構成する各ポール部14e,14fは各ポール部14c,14dと同一構成のものであるが、後側ポール部14fには掛止突起部14f3が設けられていて、後側ポール14fは掛止突起部14f3をロアアーム11に設けた掛止穴11fに掛止した状態で、第2嵌合凹所11b,12bに嵌合されている。この状態においては、後側ポール部14fはロアアーム11に固定状態にある。なお、当該リクライニング機構10Dのその他の構成については、第2実施例に係るリクライニング機構10Cの構成と同一であるので、同一の構成部材および同一の構成部位については同リクライニング機構10Cにおけると同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0033】
このように構成したリクライニング機構10Dにおいては、操作レバー16の非操作時には操作レバー16およびカムシャフト15はバネ部材17の作用により図12および図13に示す状態にあり、この状態においてはポール14Dの前側ポール部14eがラチェット13bに噛合してアッパアーム13の前方への回動を規制しているとともに、後側ポール部14fが第2嵌合凹所11b,12bの後端起立面に当接している。従って、アッパアーム13に固定されて支持されているシートバックはシートクッションに対してロック状態にあって、所定の傾斜角で起立している。
【0034】
この状態で操作レバー16をバネ部材17に抗して図示時計方向へ回動操作すると、操作レバー16が図14に示すように回動してカムシャフト15を図示時計方向へ回転させる。これにより、カムシャフト15の第1カム部15aは前側ポール部14eのカム穴の摺接面14e1を摺接して係合突起部14e2に係合するとともに、第2カム部15bが後側ポール部14fのカム穴の摺接面14f1を摺接して係合突起部14f2に係合し、カムシャフト15は前側ポール部14eを引き戻しつつ自らは後方へ移動し、前側ポール部14eをラチェット13bから離間してアッパアーム13のロアアーム11,12に対するロックを解除する。これにより、アッパアーム13と一体のシートバックのシートクッションに対するロックが解除され、シートバックを前後方向へ回動させてその傾斜角を調整することができる。なお、操作レバー16の回動操作を解除すれば、同操作レバー16が回動復帰してカムシャフト15を回転復帰させ、前側ポール部14eを前方へ摺動させるととともに自らも前方移動し、図12および図13に示す状態に復帰させる。
【0035】
このように、当該リクライニング機構10Dにおいては、操作レバー16の非操作時にはカムシャフト15の各カム部15a,15bが各ポール部14e,14fの摺接面14e1,14f1に当接して、前側ポール部14eをラチェット13bに噛合させているとともに、後側ポール部14fをロアアーム11,12の嵌合凹所11b,12bの後端起立面に当接させているため、シートバックに対する過大な負荷に起因する大きな荷重がラチェット13bと前側ポール部14eとの噛合部に作用した場合には、同荷重は前側ポール部14e、カムシャフト15、後側ポール部14fを経て両ロアアーム11,12の第2嵌合凹所11b,12bの後端起立面、およびロアアーム11の掛止穴11eにて受承されるため、カムシャフト15の支持部にのみに集中することなく広く分散され、カムシャフト15の支持部の損傷を防止することができる。
【0036】
また、当該リクライニング機構10Dにおいては、操作レバー16の操作時にはカムシャフト15は回転と同時に後側ポール部14fに近接する方向へ移動するように構成しているため、操作レバー16の回動操作量を第2実施例に係るリクライニング機構10Cにおける操作レバー16の回動操作量に比較して低減させることができる。
【0037】
図15には本発明の第4実施例に係るリクライニング機構20が示されている。当該リクライニング機構20は上記した各実施例のリクライニング機構とは異なりポール24が回動タイプのもので、ポール24およびポール24と操作レバー26との連結手段が第1実施例におけるリクライニング機構10Aとは相違するが、その他の構成は同リクライニング機構10Aと同様である。従って、当該リクライニング機構20においては、リクライニング機構10Aと同一の構成部材および同一の構成部位については20番台の類似の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0038】
しかして、当該リクライニング機構20においては、ポール24が両ロアアーム21,22に支持ピン24aを介して回動可能に支持されて第2嵌合凹所21b,22bに回動可能に嵌合されており、また同嵌合凹所21b,22bにはカム25が回動可能に嵌合されている。このカム25は回転シャフト25aを介して操作レバー26に一体回転可能に連結されて、ポール24の背部に離間可能に当接している。また、操作レバー26には円弧状カム穴26aが設けられており、ポール24に設けた係合ピン24bがロアアーム21から突出してカム穴26aに挿入されている。
【0039】
当該リクライニング機構20においては、操作レバー26の図示時計方向への回動操作によりポール24を回動させてラチェット23bから離間さることに関しては、従来のポールの回動タイプと全く同様であるが、アッパアーム23、ポール24およびカム25が両ロアアーム21,22の各嵌合凹所に嵌合された状態で挟持されて支持されているため、第1実施例のリクライニング機構10A,10Bと同様の作用効果を奏する。すなわち、シートバックに過大な負荷が作用した場合、過大な負荷に起因する大きな荷重がラチェット23bとポール24の噛合部に作用しても、当該荷重は両ロアアーム21,22の内面および嵌合凹所21a,21b、22a,22bの起立壁面にて受承され、当該噛合部に幅方向のずれが発生することはなく、当該噛合部が損傷したりロック強度が低下したりするようなことはない。また、当該リクライニング機構20においても、ラチェット23bと一体のアッパアーム23を両ロアアーム21,22に設けた突出部21c,22c上に嵌合して支持する構成を採っているため、ラチェット23bに対する支持強度、ラチェット23bおよびポール24の噛合部の強度を一層増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る左側使用のリクライニング機構の側面図である。
【図2】同リクライニング機構における図1の矢印2−2線方向に見た断面図である。
【図3】同リクライニング機構の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る右側使用のリクライニング機構の側面図である。
【図5】同左側使用のリクライニング機構における操作レバーの操作時の部分側面図である。
【図6】同右側使用のリクライニング機構における操作レバーの操作時の部分側面図である。
【図7】同左側使用のリクライニング機構におけるシートバックの後方への傾斜角調整後の状態を示す部分側面図である。
【図8】同左側使用のリクライニング機構におけるシートバックの前方への傾斜角調整後の状態を示す部分側面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るリクライニング機構の図1に対応する側面図である。
【図10】同リクライニング機構における図9矢印3−3線方向に見た断面図である。
【図11】同リクライニング機構における操作レバーの操作時の部分側面図である。
【図12】本発明の第3実施例に係るリクライニング機構の部分側面図である。
【図13】同リクライニング機構における図12の矢印4−4線方向に見た部分断面図である。
【図14】同リクライニング機構における操作レバーの操作時の部分側面図である。
【図15】本発明の第4実施例に係る左側使用のリクライニング機構の側面図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,20…リクライニング機構、11,12,21,22…ロアアーム、11a,12a,21a,22a…第1嵌合凹所、11b,12b,21b,22b…第2嵌合凹所、11c,12c,21c,22c…円筒状突出部、13,23…アッパアーム、13a,23a…アーム部、13b,23b…ラチェット、14,14C,14D,24…ポール、14b…カム穴、14b1,14b2…突起部、14c,14e…前側ポール部、14d,14f…後側ポール部、14c1,14d1,14e1,14f1…摺接面、14c2,14d2,14e2,14f2…係合突起部、15…カムシャフト、15a,15b…カム部、25…カム、16,26…操作レバー、17…バネ部材、18…操作ケーブル。
Claims (5)
- シートクッション側に固定したロアアームと、シートバック側に固定され前記ロアアームに前後方向へ回動可能に支持したアッパアームと、円弧状の歯部を有し前記両アームの一方のアームに一体的または固定的に設けたラチエットと、前記両アームの他方のアームに前記ラチェットの歯部に対して進退可能に設けられて前記ラチエットの歯部に対向するポールと、同ポールを付勢して前進させ前記ラチエットに噛合させるバネ部材と、前記ポールに連結して設けられ操作時に同ポールを前記バネ部材に抗して後退させて前記ラチエットから離脱させる操作レバーを備えたリクライニング機構において、前記他方のアームを前記シートクッション側または前記シートバック側に互いに重合された状態で固定される左右一対のプレート状アーム部にて構成するとともに、これら両アーム部の少なくとも一方のアーム部の内面側に前記ポールが前記ラチェットに対して進退可能に嵌合する嵌合凹所を設け、これら両アーム部にて前記ラチエットおよび前記ポールを挟持したことを特徴とするリクライニング機構。
- 請求項1に記載のリクライニング機構において、前記他方のアームが前記ロアアームでありかつ前記一方のアームが前記アッパアームである場合、前記ロアアームを構成する少なくとも一方のアーム部の内面側に前記アッパアームの回動支点を中心とする円筒部を設けて、同円筒部に前記ラチエットを回動可能に嵌合して支持したことを特徴とするリクライニング機構。
- 請求項1または2に記載のリクライニング機構において、前記アーム部における嵌合凹所を前記ラチェットの円弧状の歯部の接線に対して直交状に設けて同嵌合凹所に前記ポールを前記ラチェットに対して直動可能に嵌合するとともに、前記両アーム部には外周に一対のカム部を有するカムシャフトを回転可能に支持して前記ポールに設けたカム穴を貫通させて同カムシャフトのカム部を前記カム穴内に位置させるとともに、同カムシャフトの先端部に前記操作レバーを連結し、同操作レバーの回動操作により前記カムシャフトを回転させて前記カム部と前記カム穴の係合作用により前記ポールを進退させるようにしたことを特徴とするリクライニング機構。
- 請求項3に記載のリクライニング機構において、前記ポールのカム穴を前記カムシャフトの各カム部が摺接する前後一対の摺接部と同各カム部が係合する前後一対の突起部を有する構成とするとともに、同カム穴の中央部にて前記ポールを直動方向に2分割した状態の前後一対のポール部にて構成し、前記操作レバーの非操作時には前記カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各摺接部に当接させて前記両ポール部を離間させ、前記前側ポール部を前記ラチェットの歯部に噛合させるとともに前記後側ポール部を前記嵌合凹所の後端部に当接させ、かつ同操作レバーの回動操作による前記カムシャフトの回転動作により同カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各突起部に係合させて、前記両ポール部を互いに引き戻すようにしたことを特徴とするリクライニング機構。
- 請求項3に記載のリクライニング機構において、前記ポールのカム穴を前記カムシャフトの各カム部が摺接する前後一対の摺接部と同各カム部が係合する前後一対の突起部を有する構成とするとともに、同カム穴の中央部にて前記ポールを直動方向に2分割した状態の前後一対のポール部にて構成して、前側ポール部を前記嵌合凹所に摺動可能に嵌合するとともに後側のポール部を前記嵌合凹所内にて固定し、かつ前記カムシャフトを支持する支持穴を前記前側ポール部の移動方向に延びる長孔に構成し、前記操作レバーの非操作時には前記カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各摺接部に当接させて前記両ポール部を離間させて前記前側ポール部を前記ラチェットの歯部に噛合させ、かつ同操作レバーの回動操作による前記カムシャフトの回転動作により同カムシャフトの各カム部を前記ポールのカム穴の各突起部に係合させて、前記前側ポール部を引き戻すようにしたことを特徴とするリクライニング機構。
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