JP3576806B2 - アンギオテンシン変換酵素阻害剤とカルシウムチャンネル拮抗剤との固定用量組合せ、製造法、および心血管病の治療におけるその用途 - Google Patents
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Description
発明の分野
本発明は、アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)エナラプリルとカルシウムチャンネル阻害剤(CCI)ニトレンジピンとの固定用量組合せに、上記固定用量組合せを包含した医薬組成物の製造法に、そして心血管系の病気、特に動脈性高血圧の治療におけるその用途に、関する。
【0002】
本発明の組成物は、1日1回の単一投与でその投薬から24時間にわたり効果を発揮するように、固定量のエナラプリルおよびニトレンジピンの固体単一用量の形で提供される。本発明の医薬製剤は、活性成分エナラプリルおよびニトレンジピンの量が単独で投与される各薬剤の通常の治療用量よりも少ないときに、高血圧および心血管系の他の病気で治療効果を有する。本発明の製剤は、同様の治療効果を発揮させるために別々に各活性成分のもっと多い用量の投与により生じる場合よりも低い用量関連有害作用を有する。本発明の医薬組成物は投与法を簡素化しており、患者にうけいれやすい。
【0003】
発明の背景
国際的な一致が軽度−中度高血圧(AHT)の初期治療について存在する。健康食事処置が高血圧患者を扱う上で避けられない第一段階である。血圧値の適切なコントロールがこれらの処置で行われていないならば、薬理学的治療が開始されねばならない。
【0004】
第一選択肢として勧められる薬理学的治療は、近年に至る過程で変わってきている。最初、これらはチアジド系利尿剤であり、その後それにβ−ブロッカーが加えられ、この状況はACE阻害剤、CCA、およびα1−ブロッカーのような他の薬理グループにも現在拡張されてきている。前記薬理学的グループのすべては血圧値のコントロールについて同様の効力を有しており、第一選択肢として認められている。
【0005】
単剤療法はAHTの薬理学的治療で第一段階として現在も必須の慣行である。初期療法がうまくいかない場合、エキスパートの様々な委員会がいくつかの可能性を考える。満足できる応答は、動脈圧値を140/90mmHg未満に保つ応答であるように通常維持される。この目的が1〜3月間にわたる期間後も達成されないならば、基本的に同様であるが、何らかの差異を体に応じて生じさせる様々な可能性が考えられる。
【0006】
初期療法がうまくいかない場合、初期薬剤を異なるグループに属するものに代えることをWHOは勧める。一部応答があるときは、第一の用量を増す代わりに、もう1つのグループからの第二薬剤を低用量で加えることが好ましいと思われる。
【0007】
AHTの治療が生じる罹患−死亡率について疑いのない利益にもかかわらず、結果は予期されたほどいつも奨励されるものではなく、患者は正常な動脈圧の患者よりも心血管系合併症にかかりやすい大きなリスクにさらされる。降圧療法のこの相対的失敗に関与するファクターの1つは、高用量の降圧薬剤に伴う有害作用と多剤療法から生じる迎合性失敗の結果として、高血圧患者の多くの場合に、不十分なまたはさほど最適ではないコントロールにある。
【0008】
更に、高血圧にかかった患者の35〜50%は初期の単剤治療に満足すべき応答を示さない(Medical Research Council Working Party,Trial of treatment of mild hypertension: principal results,Br.Med.J.,1985,291,97−104 およびMoser M.,The fifth reports on the Joint National Committee on detection,evaluation and treatment of high blood pressure: a critique,Primary Cardiol.,1993,16,66−73を参照されたい)。AHTの治療におけるこの高い応答欠如の原因の1つは、降圧効果を部分的に制限する逆調節メカニズムの作用をうけることである。何らかの動脈圧調節系が変化したとき、補充応答が上記コントロールに関与する他のファクターから生じる。各薬理学的グループはこれらメカニズムの1つでより特別に作用するため、複合治療で根本的な正当性の1つは動脈性高血圧を生じるファクターのうち2以上で同時作用を有することである。
【0009】
こうして、降圧剤の固定用量組合せは、3つの目的、すなわち、血圧を調節するメカニズムのうち2以上での同時作用に起因する効力の増加、別々なそれら成分の各々の場合よりも低い用量でのそれらの投与に起因する許容性の改善、少ない摂取回数で済むことによる改善、という治療迎合性を果たすはずである。
【0010】
そのため、相乗作用をさがすことによりACE阻害剤およびCCAの組合せを明らかにしようとする関心は、血圧の低下、CCAに固有な有害作用の減少、および投与が1回で済むことによる改善された治療迎合性にある。
【0011】
双方の活性成分が増強されるメカニズムは複雑である。CCAはレニン−アンギオテンシン系を刺激するネガティブなナトリウムのバランスを生じて、その効果はACE阻害剤により妨げられる。更に、ACE阻害剤の投与はジヒドロピリジングループのCCAにより誘導される交感神経活性化および頻脈を相殺する迷走神経状態の増加を起こす。
【0012】
本発明の組合せでACE阻害剤としてエナラプリルの選択は、それがすべての程度の本態性および腎血管性高血圧で血圧を低下させるという事実に基づいている。それは、他のACE阻害剤および利尿剤、β‐ブロッカー、CCA、およびα1‐ブロッカーのような他の薬理学的グループからの他の降圧剤と少くとも同じくらい有効である。その効力および安全性は多くの比較臨床試験で証明されており、それは多くの国で数年間利用されている。常用される用量範囲は1日1回5〜40mgである。通常の初期用量は軽度の動脈性高血圧で1日1回10mg、他の程度の動脈性高血圧で1日1回20mgである。通常の維持用量は1日1回20mgであり、各患者の個別必要性に応じて1日1回最大40mg以内まで増加させることができる。単剤療法に通常応答しない患者では、異なる薬理学的グループからの別な薬剤が追加応答を発揮させるために加えることができる。
【0013】
ACE阻害剤はうっ血性心不全の患者の生存率も改善して、有症状および無症状左心室機能不全の患者で左心室拡張および心不全の進行を防止または遅延させることができる。うっ血性心不全の患者でエナラプリルによる一時的および長期双方の治療に伴う血行力学変化には、全身血管抵抗の減少(20〜45%)、平均動脈圧の低下(7〜15%)、肺毛細管圧の低下(25〜50%)、および心拍数増加(25〜30%)がある。長期治療(1年間以上)後における死亡率および罹患率は、軽度および中度心不全の患者で約15%(SOLVD N.Engl.J.Med.,1987,316: 1429−1435 による研究)、および重度心不全の患者で約30%(コンセンサス研究、N.Engl.J.Med.,1991,325: 293−302 )、改善する。この目的に勧められるエナラプリル用量は最初2.5mg/日であり、臨床応答に応じて10〜20mg/日以内、で増加させる。
【0014】
糖尿病性腎症とは、持続性タンパク尿、腎糸球体ろ過速度の漸進的減少と、動脈圧上昇により特徴付けられる臨床症状である。これらの変化に先立ち、不定期の沈静期間があり、その最中は糖尿病患者が持続的なミクロアルブミン尿を示す。ミクロアルブミン尿の存在は、糖尿病性腎症の臨床的進行についての予測ファクターであることが示された点で重要である。ニフェジピンでコントロールされている非インシュリン依存性または高血圧性の真性糖尿病の正常圧患者において、5mg/日エナラプリルの追加は48月間にわたり40〜50%までミクロアルブミン尿を有意に減少させる。5年以内のモニタリングでは、エナラプリル投用はプラセボ投用よりも良好に非インシュリン依存性糖尿病の正常血圧患者でミクロアルブミン尿を安定化させる。
【0015】
本発明の組合せでCCAとしてニトレンジピンの選択は、収縮期および拡張期血圧の持続的減少を誘導する末梢血管拡張性質をそれが主に有していることに基づく。ニトレンジピンが軽度−中度高血圧の患者で血圧を減少させて、この効果が長期投与後も持続することが、様々な臨床試験で観察されている。利尿剤、β−ブロッカー、および他のCCAとの比較試験において、ニトレンジピンは軽度−中度動脈性高血圧のコントロールで同様の効力を有することが観察された。ニトレンジピンは多くの国で数年間にわたり市販されている。軽度−中度動脈性高血圧の患者で通常の初期用量は1日1回5〜20mgである。応答の関数として、用量は、単剤療法であろうと、あるいは利尿剤またはβ−ブロッカーと組み合わされようと、1日1回または2回5〜20mgで調節される。
【0016】
ACE阻害剤とCCAとのいくつかの組合せが研究された。例えば、シラザプリルおよびニトレンジピン(Nakanishi and col.,Curr.Ther.Res.,1992,52:514−523 )、カプトプリルおよびニトレンジピン(Gennari and col.,Cardiovasc.Drug.Ther.,1989,3:319−325 )、エナラプリルおよびフェロジピン(Morgan and col.,Kidney International,1992,41(suppl.36):S78−S81)、である。ACE阻害剤とCCAとの組合せについて行われたこれらおよび他の研究に基づくと、複合治療は各薬剤別々の単剤治療よりも有効で良く許容されると結論付けることができる。
【0017】
例えばEP488059号、EP180785号、EP265685号、WO9607400号、EP272177号の各明細書では、患者数例の動脈性高血圧の治療について、ACE阻害剤とジヒドロピリジンタイプのCCAとの異なる組合せも記載されている。
【0018】
それにもかかわらず、固定用量組合せの発展で考えられた第一要件として、双方の成分が薬物動態および薬力学の観点から適合することが、考慮されねばならない。
【0019】
発明の説明
前記背景を考慮して、本発明ではアンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)エナラプリルとカルシウムチャンネル拮抗剤(CCA)ニトレンジピンとの固定用量組合せが開発されたが、これらは単独で投与されたときに動脈性高血圧および他の心血管病の治療で効力と安全性を広く証明した薬物である。更に、エナラプリルとニトレンジピンは降圧効果の異なる薬理学的グループに属しているため、それらの複合投与は2以上の血圧調節メカニズムで同時作用している。
【0020】
本発明は、新規医薬組成物、ならびに経口投与向けおよび動脈性高血圧および心血管系の他の病気の治療用の該医薬組成物の製造法、にも関する。この医薬組成物は固定量のエナラプリルおよびニトレンジピンを含有した単一用量形からなる。
【0021】
エナラプリル(式I)に相当する分子は3つのキラル中心を有しており、そのため8つの異なるエナンチオマー形が存在しうる。エナラプリルの名称で知られて本発明で用いられるエナンチオマーは、1‐〔N‐((S)‐1‐エトキシカルボニル‐3‐フェニルプロピル)‐L‐アラニル〕‐L‐プロリンである。有機および無機酸との塩(マレイン酸塩、塩酸塩など)、および塩基との塩(ナトリウム、カリウム、マグネシウムの塩)のようなエナラプリル塩も使用できる。
【0022】
【化1】
ニトレンジピン(式II)は1つのキラル中心を有しており、したがって2つのエナンチオマー形で提供できる。それにもかかわらず、市販製品は1,4‐ジヒドロ‐2,6‐ジメチル‐4‐(3‐ニトロフェニル)‐3,5‐ピリジンジカルボン酸のエチルおよびメチルエステルの2異性体のラセミ混合物である。有機および無機酸とのニトレンジピン塩も使用できる。
【0023】
【化2】
マレイン酸エナラプリルは不安定であることならびにニトレンジピンは顕著に不溶性であることが知られている。この理由から、ナトリウム塩の形でエナラプリルの良好な安定性と、ニトレンジピンの良好な溶解性とを果たすことで、エナラプリル‐ニトレンジピン組合せの急速な放出を達成しうる、製剤処方の製造法が開発され、本発明の目的を形成している。一方、その処方物の製造法は、十分な量の水にマレイン酸エナラプリルと重炭酸ナトリウムを溶解させることによる、造粒溶液の調製からなる。他方、一部の崩壊賦形剤(デンプン、微結晶セルロース)および滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム)を除いて、残留成分が混合される。上記混合物は前記造粒溶液と共に造粒される。顆粒の乾燥後、ニトレンジピンを溶解させる保湿剤(ラウリル硫酸ナトリウム)の作用で結び付いた、高親水性環境の塊状物が得られる。アグルチンと湿潤剤(ポリビニルピロリドンおよびラウリル硫酸ナトリウム)も任意の成分として造粒溶液中に配合できる。こうして、1.5%未満の残留湿度まで乾燥した後に、残留賦形剤の検量と添加により、活性成分双方を急速に放出させる安定な錠剤を提供するために慣用的なプレスで圧縮することができる顆粒が得られる。
【0024】
エナラプリルの投与量範囲は、組合せの単一固定用量形で、2.5〜20mg、好ましくは10〜20mg、である。ニトレンジピンの投与量範囲は、組合せ中で固定された単一固定用量形で、5〜20mg、好ましくは5〜10mg、である。
【0025】
この形の単一用量投与は摂取法を容易にして、患者による受け入れを改善する。
【0026】
【実施例】
下記例1および2は、本発明のエナラプリルおよびニトレンジピン組合せの2種の異なる医薬処方物を、それらを得る方法と一緒に記載するものである。例3は例1および2で得られる処方物のエナラプリルおよびニトレンジピンの溶解性に関する試験の結果を記載するものである。
【0027】
例4は、2つの実験モデルである、a)実験的高血圧ラット、およびb)正常血圧のビーグル犬で評価したエナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの薬理効果について記載するものである。
【0028】
エナラプリル、ニトレンジピンとエナラプリルおよびニトレンジピンの固定用量組合せの固体投薬形との比較臨床試験で、例5は薬物動態適合性について、例6は本発明の医薬処方物の有効性について記載するものである。
【0029】
例1
この例は、本発明の組合せの好ましい処方の定量的組成物と、その製造方法とを記載するものである。
定量的組成物
マレイン酸エナラプリル 10.00mg
微粉化ニトレンジピン 10.00mg
重炭酸ナトリウム 5.00mg
コーンスターチ 64.50mg
ラウリル硫酸ナトリウム 2.00mg
ラクトース一水和物 170.00mg
ポリビニルピロリドン 8.00mg
微結晶セルロース 33.00mg
ステアリン酸マグネシウム 1.15mg
【0030】
製造法は、下記a)〜e)の工程に示す通りである。
a)十分な量の脱ミネラル水にマレイン酸エナラプリルと対応量の重炭酸ナトリウムを溶解させる工程。
b)既に篩にかけられた、80%のコーンスターチ、ラウリル硫酸ナトリウム、ラクトース一水和物、ポリビニルピロリドンおよび20%の微結晶セルロースとニトレンジピンを適切に混合する工程。
c)高速造粒装置を用いて、工程b)2でホモジナイズされた産物を工程a)で得られた溶液と共に造粒する工程。
d)1.5%未満の残留湿度が得られるまで、造粒物を流動層装置で乾燥させる工程。
e)乾燥顆粒を検量する工程。既に篩にかけられた残り20%のコーンスターチと残り80%の微結晶セルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え、検量された顆粒とホモジナイズする工程。
f)慣用的プレスで圧縮する工程。
【0031】
添付した表1および2は、時間の関数で、この処方におけるエナラプリルおよびニトレンジピンの安定性結果を示するものである。この目的に対しては、分解産物の形成は、エナラプリルの場合にはジセトピペラジンおよびエナラプリル酸について、ニトレンジピンの場合にはピリジン誘導体について、定量される。
【0032】
表1は、時間の関数で例1の処方のエナラプリルの安定性結果を示すものである。
【0033】
表2は、時間の関数で例1の処方のニトレンジピンの安定性結果を示すものである。
【0034】
例2
この例は、エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せのもう1つの好ましい処方と、その製造法とを記載するものである。
定量的組成物
マレイン酸エナラプリル 20.00mg
微粉化ニトレンジピン 5.00mg
重炭酸ナトリウム 10.00mg
コーンスターチ 40.00mg
ラウリル硫酸ナトリウム 7.50mg
ラクトース一水和物 116.75mg
ポリビニルピロリドン 11.20mg
微結晶セルロース 80.00mg
ステアリン酸マグネシウム 2.20mg
【0035】
製造方法は、下記のa)〜e)の工程で示す通りである。
a)十分な量の脱ミネラル水にマレイン酸エナラプリルと相当量の重炭酸ナトリウムを溶解させる工程。
b)既に篩にかけられた、90%のコーンスターチ、ラウリル硫酸ナトリウム、ラクトース一水和物、ポリビニルピロリドンおよび20%の微結晶セルロースとニトレンジピンを適切に混合する工程。
c)高速造粒装置を用いて、工程b)でホモジナイズされた産物を工程a)で得られた溶液と共に造粒する工程。
d)1.5%未満の残留湿度が得られるまで、造粒物を流動層装置で乾燥させる。
e)乾燥顆粒を検量する工程。既に篩にかけられた残り10%のコーンスターチとステアリン酸マグネシウムを加え、検量された顆粒とホモジナイズする工程。
f)慣用的プレスで圧縮する工程。
【0036】
下記表3および4は、時間の関数で、この例の処方で2種の活性成分エナラプリルおよびニトレンジピンの安定性結果を示すものである。
【0037】
表3は、時間の関数で例2の処方のエナラプリルの安定性結果を示すものである。
【0038】
表4は、時間の関数で例2の処方のニトレンジピンの安定性結果を示すものである。
【0039】
例3
インビトロ溶解試験を、例1および2に記載された処方の各々から6つの錠剤について行なった。エナラプリルおよびニトレンジピンについて得られた平均結果は下記表に記載されている。
【0040】
表5は、時間の関数で例1および2の処方のエナラプリルの溶解性結果を示すものである。
【0041】
表6は、時間の関数で例1および2の処方のニトレンジピンの溶解性結果である。
【0042】
上記結果は図1および2に示す通りであり、図1および図2は例1および2の処方の試験錠剤6個についてエナラプリルおよびニトレンジピンのインビトロ溶解の累積的プロフィールを示すものである。
【0043】
例4
本発明のエナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの薬理学的効果を下記2つの実験モデルa)およびb)で評価した。
【0044】
a)大動脈縮窄により実験的に高血圧にしたラットでの降圧活性
エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの降圧活性を、ラットで大動脈縮窄による高血圧の実験モデルで、個別成分の各々と比較して試験した。
【0045】
動脈圧の測定を覚醒した動物で行った。試験された用量は下記のとおりであった。
マレイン酸エナラプリル1mg/kg (p.o.)
ニトレンジピン3mg/kg (p.o.)
マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1および3)mg/kg
(p.o.)
マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(0.5および1.5)mg/kg
(p.o.)
【0046】
コントロールグループにはキャリア(蒸留水中CMC1%)が投与され、投与容量は10mg/kg (p.o.)であった。
得られたデータは表7および図3に示す通りである。マレイン酸エナラプリル(1mg/kg )の経口投与は中度の降圧効果を生じたが、投与から6時間以内にわたり持続した。
【0047】
ニトレンジピン(3mg/kg )の経口投与は非常に顕著な降圧効果を生じたが、さほど持続的ではなく、投与から4時間後に基底値に戻った。
【0048】
マレイン酸エナラプリル(1mg/kg,p.o.)およびニトレンジピン(3mg/kg , p.o.)の複合投与は、単独で投与されたエナラプリル(1mg/kg , p.o.)の場合よりも大きな降圧効果を生じた。マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せで初めに用いられた場合よりも低い投与量(0.5および1.5mg/kg,p.o.)での試験は、個別処置で得られる降圧効果期間の延長と一緒に、マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せ(1および3mg/kg,p.o.)に相当する降圧効果を発揮し、そのことからその組合せが相乗効果を有していると結論付けられる。
【0049】
【表1】
【0050】
b)正常動脈圧のビーグル犬における降圧活性
ビーグル犬でエナラプリルおよびニトレンジピン(1:1)の組合せの降圧効果について研究し、生理学的データを慢性毒性の26週研究から得た。すなわち、マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1:1)はカプセル形で26週間にわたり経口投与される1および1、3および3、そして6および6mg/kg/日の用量で投与した。
【0051】
処置期間中、収縮期および拡張期動脈圧を記録して、平均圧を1、4、13、および26週間の処置後に基底状態で計算した。これら期間の各々で、動脈圧を投与前と投与から4および8時間後に記録した。得られた結果は表8に示した通りである。
【0052】
1および1、3および3、そして6および6mg/kg/日の用量で26週間にわたるマレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1:1)の経口投与は、処置の1週目からかなりの降圧効果を生じた。最大効果は投与から4時間後に現れ、投与後更に8時間にわたり持続した。
【0053】
この降圧効果は処置期間中ずっと強く、最低動脈圧は13週目に記録された。
【0054】
このため、この研究では1および1、3および3、そして6および6mg/kg/日(p.o.)の用量でマレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1:1)の組合せの明らかな薬理学的効果を示している。
【0055】
【表2】
【0056】
例5
活性成分としてエナラプリル20mg、ニトレンジピン20mgと、エナラプリルおよびニトレンジピン各20mgの固定用量組合せの単一用量による薬物動態相互作用について、健康なボランティア24例(男性10例および女性14例)について研究した。この目的のため、3×3のラテン方格を用いてランダム化された開放および交差臨床試験を計画し、各処置期間の間には15日間のオフ期間を設けた。各処置期間には、血液のサンプル16例を各ボランティアから投与後+96時間以内の基底時に採取し、エナラプリレートおよびニトレンジピンの血漿濃度を測定した。これらのデータはバイオアベイラビリティの大きさ(AUC0−infinite)および速度(Cmax 、Cmax /AUC0−infiniteおよびTmax )を計る薬物動態パラメーターの計算の基礎として用い、これら各パラメーターの平均間の統計学的有意差を調べるために統計学的分析(ANOVA)を行った。この分析では、ニトレンジピンまたはエナラプリルの個別摂取と固定用量組合せの複合摂取との間に統計学的な有意差を示さなかった。個別摂取と比較した複合摂取後におけるエナラプリレートの相対的バイオアベイラビリティ(AUC0−infinite)は1.12であった。個別摂取と比較した複合摂取後におけるニトレンジピンの相対的バイオアベイラビリティ(AUC0−infinite)は0.91であった。したがって、各活性成分20mgの単一用量の別々な投与後におけるニトレンジピンおよびエナラプリルと、本発明の医薬処方中におけるそれらの固定用量組合せとで、臨床的に重要な薬物動態相互作用は存在しない、と結論付けられる。
【0057】
例6
プラセボコントロール開放臨床試験を、5分間の安静後に臥床姿勢をとった、165〜144mmHgの収縮期血圧値(SAT)および95〜105mmHgの拡張期血圧値(DAT)として規定される軽度‐中度AHTの男性患者で行った。2週間のプラセボ期間後に、軽度‐中度AHT基準に合った患者が2週間にわたり1日1回ニトレンジピン5mg(患者9例)および1日1回エナラプリル5mg (患者11例)の治療をうけ、その終了時に治療に応答しなかった患者(DAT<90mmHg)は更に2週間の治療期間にわたりニトレンジピン5mgおよびエナラプリル5mgの固定用量組合せによる複合治療を1日1回うけた。単剤治療は患者3例の血圧を正常化させただけであり(15%)、そのうち2例はエナラプリルで治療し、1例はニトレンジピンで治療した。組合せによる複合治療では、患者14例の血圧を正常化させた(82%)。プラセボ期間の終了時に対するSATおよびDATの平均減少値は、単剤治療期間後に5mmHg/2mmHg(有意差なし)、固定用量組合せによる複合治療期間後に24mmHg/16mmHg(p<0.001)であった。したがって、固定用量組合せによるニトレンジピンおよびエナラプリルの複合投与は、単剤療法で投与されたときにはAHTの治療で臨床的に重要な効果を有しない用量で、ほとんどの患者において軽度‐中度AHTの有効なコントロールが達成されると結論付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、例1および2の処方の試験錠剤6個についてエナラプリルのインビトロ溶解の累積的プロフィールを示すものである。
【図2】図2は、例1および2の処方の試験錠剤6個についてニトレンジピンのインビトロ溶解の累積的プロフィールを示すものである。
【図3】図3は、大動脈縮窄によるラット高血圧での降圧効果、収縮期動脈圧(mmHg,平均値)および平均値を示すものである。
【図4】図4は、大動脈縮窄によるラット高血圧での降圧効果、拡張期動脈圧(mmHg,平均値)および平均値を示すものである。
Claims (12)
- エナラプリルとニトレンジピンとの組合せを含んでなる医薬組成物であって、
前記エナラプリルがナトリウム塩の形態にあり、
前記ニトレンジピンが微粉化形態にあり、
この両者の組合せが各々1:4〜4:1の比でなるものであり、かつ、
単一用量製剤形で投与されることを特徴とする、医薬組成物。 - 前記エナラプリルの用量が2.5〜20mgである、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記ニトレンジピンの用量が5〜20mgである、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記単一用量製剤形がカプセルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記単一用量製剤形が錠剤である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記単一用量製剤形が即席溶液向け粉末の単一用量小包である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載された医薬組成物を含んでなり、
前記単一用量製剤が、塑性希釈剤、フラグメント希釈剤、崩壊剤、凝集剤、湿潤剤、および滑沢剤をさらに含んでなることを特徴とする、薬学上許容される組成物。 - 前記塑性希釈剤が微結晶セルロースであり、
前記フラグメント希釈剤がラクトースであり、
前記崩壊剤がコーンスターチであり、
前記凝集剤がポリビニルピロリドンであり、
前記湿潤剤がラウリル硫酸ナトリウムであり、
前記滑沢剤がステアリン酸マグネシウムである、請求項7に記載の薬学上許容される組成物。 - (a)水中で、マレイン酸エナラプリルと無機塩とを溶解させ、
(b)微粉化されたニトレンジピンと、既に篩にかけられた、一部の崩壊賦形剤、湿潤剤、フラグメント希釈剤、凝集剤、および塑性希釈剤とを混合し、
(c)工程(b)でホモジナイズされた産物を工程(a)で得られた溶液と共に造粒し、
(d)3%未満の残留湿度まで前記造粒物を乾燥させ、
(e)滑沢剤と残留部分の崩壊賦形剤を配合して、検量された顆粒をホモジナイズし、
(f)顆粒を圧縮して、カプセルまたは単一用量小包を満たすようにすることを含んでなる、請求項7または8に記載の薬学上許容される組成物を得るための方法。 - (a)水中で、マレイン酸エナラプリルと無機塩とを溶解させ、
(b)微粉化されたニトレンジピンと、既に篩にかけられた、一部の崩壊賦形剤、コーンスターチ、ラウリル硫酸ナトリウム、ラクトース一水和物、ポリビニルピロリドン、および微結晶セルロースとを混合し、
(c)工程(b)でホモジナイズされた産物を工程(a)で得られた溶液と共に造粒し、
(d)1.5%未満の残留湿度まで前記造粒物を乾燥させ、
(e)ステアリン酸マグネシウムと残留部分の崩壊賦形剤を配合して、検量された顆粒をホモジナイズし、
(f)顆粒を圧縮して、カプセルまたは単一用量小包を満たすようにすることを含んでなる、請求項7または8に記載の薬学上許容される組成物を得るための方法。 - 工程(b)の湿潤剤および凝集剤が工程(a)で既に溶解されている、請求項9または10に記載の方法。
- エナラプリルおよびニトレンジピンの医薬組成物の有効量の投与により、哺乳動物の心血管系の病気を治療する薬剤の製造における、エナラプリルの用量とニトレンジピンのもう1つの用量またはそれらの薬学上許容される塩の医薬組成物としての利用。
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