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JP3565269B2 - Cdma受信装置とパスサーチ方法およびプログラム - Google Patents

Cdma受信装置とパスサーチ方法およびプログラム Download PDF

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JP3565269B2
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA受信装置に関し、特に、受信信号の遅延時間に対する信号電力分布を示す遅延プロファイルを所定のタイミングで検索することによりパスを検索するパスサーチ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信では多重波伝搬の各受信波の伝搬路長にばらつきがあるため、伝搬遅延時間が異なっている多重波が存在している。DS−CDMA(Direct Sequence − Code Division Multiple Access:直接拡散−符号分割多元接続方式)通信においては狭帯域な情報データを広帯域な拡散符号で帯域拡散することにより、この伝搬遅延時間が異なる各々の多重波を遅延プロファイルという形で、分離・抽出できるという特徴をもつ。そして、DS−CDMA通信においてはこれら伝搬遅延時間の異なる複数のマルチパス信号をかき集め、合成(Rake合成)することによって、ダイバーシティ効果が得られて受信特性が向上できることはよく知られている。具体的には、DS―CDMA受信装置では、マルチパスサーチ部によって遅延プロファイル(遅延時間に対する信号電力分布)を測定し、測定範囲内で信号電力が大きいパスをいくつか選択し、それらのパスをそれぞれフィンガー部に割り当てて、レイク(Rake)合成受信機においてそれらのパスを合成している。
【0003】
しかし、移動局は基地局に対してその相対的な位置が変動するため、周囲の電波伝達環境が変動しこの遅延プロファイルも変動する。そのため、マルチサーチ部によって測定される遅延プロファイルも変動し、レイク合成すべきパスの遅延時間も変動する。したがって、移動通信環境下では遅延プロファイルの変動に対して追従して、最大の信号電力が得られるようにレイク合成を行う必要がある。
【0004】
上記で説明した遅延プロファイルの変動に追従するため、CDMA受信装置では、従来より、遅延プロファイルからパスをサーチするためのパスサーチ方法では、遅延プロファイルからパスを検出するためのマルチパスサーチ機能、および、一旦検出したパスを追尾するためのトラッキング機能が用いられている。
【0005】
遅延プロファイルは、受信データと拡散符号との間の相関演算を行うことにより各遅延時間における相関電力を作成することにより生成される。しかし、遅延プロファイルは一般にデータ数が多く、また相関演算を行うための演算量もけっして少なくないため、遅延プロファイルの測定範囲中の全てのタイミングに対して堂々の相関演算を行う従来のパスサーチ方法では、遅延プロファイルからパスを検出するための処理に要する時間や、消費電流が大きくなってしまっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のCDMA受信装置では、得られた遅延プロファイルから有効なパスを探し出すパスサーチ処理に膨大な演算を必要とするため、計算量および消費電力が大きいという問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、得られた遅延プロファイルから有効なパスを探し出すパスサーチ処理を少ない計算量および消費電力で行うことができるCDMA受信装置およびパスサーチ方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のCDMA受信装置は、A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うCDMA受信装置であって、
算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するパスサーチ手段と、
A/D変換された前記デジタルデータを、前記パスサーチ手段からの情報に基づいて、パスの存在する領域のデータとパスの存在しない領域のデータに切り分けるデータ切り分け手段と、
前記データ切り分け手段によりパスの存在しない領域として切り分けられた複数の領域のデータを積算して1つの領域のデータとするデータ積算部と、
前記データ切り分け手段によりパスの存在する領域として切り分けられた領域のデータに、前記データ積算手段により積算された領域のデータを合成するデータ合成手段と、
前記データ合成手段により合成された後のデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル測定手段とを備えている。
【0009】
本発明は、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、分割した各領域をパスの存在する領域とパスの存在しない領域とに切り分け、パスの存在する領域のデータは各領域毎に相関電力を計算し、パスの存在しない領域のデータは1つの領域のデータとして積算した後に相関電力を計算することにより遅延プロファイルを算出するようにしたものである。従って、本発明によれば、相関電力を行う必要があるデータを削減することができ、得られた遅延プロファイルから有効なパスを探し出すパスサーチ処理を少ない計算量および消費電力で行うことができる。
【0010】
また、本発明の他のCDMA受信装置は、A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うCDMA受信装置であって、
算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するパスサーチ手段と、
パスが存在する領域に対しては通常の相関コードを生成して出力し、パスが存在しない領域に対しては、そのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを生成して出力する合成相関コード生成手段と、
A/D変換された前記デジタルデータに対して、前記合成相関コード生成手段により生成された相関コードを用いて各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル測定手段と、
算出された前回の遅延プロファイルにおいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちパスが存在しない領域が複数あった場合、パスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域以外の領域において遅延プロファイル測定手段の相関演算を中止させる動作タイミング発生手段とを備えている。
【0011】
本発明は、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、分割した各領域をパスの存在する領域とパスの存在しない領域とに切り分け、パスの存在する領域のデータは各領域毎に通常の相関コードを用いて相関電力を計算し、パスの存在しない領域に対しては、そのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを用いて相関電力を計算することにより、パスの存在しない複数の領域の相関電力を積算した値を1回の相関電力計算により求めて、遅延プロファイルを算出するようにしたものである。従って、本発明によれば、相関電力を算出するための演算量を削減することができるため、得られた遅延プロファイルから有効なパスを探し出すパスサーチ処理を少ない計算量および消費電力で行うことができる。
【0012】
さらに、本発明は、前記パスサーチ手段が、
前記遅延プロファイル測定手段により算出された遅延プロファイル中のピーク位置と該ピーク位置での相関電力値を検出するピーク位置検出手段と、
前記ピーク位置検出手段により検出されたピーク情報に基づいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域に含まれているピーク電力の合計から、前記各領域がピークが存在する領域であるかピークが存在しない領域であるかを判定し、該判定結果を示すためのインデックス情報を計算する領域インデックス計算手段と、
前記領域インデックス計算手段により得られたインデックス情報に基づいて、ある領域がパスの存在する領域であるか、パスの存在しない領域であるかの情報を出力する領域指定計算手段とを備えるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
(第1の実施形態)
遅延プロファイルを算出する機能ブロックは、一般に演算量が多く消費電力が多いブロックである。そして、パスの変動が少なく、相関ピークの変動が少ないとき有意なパスが存在しない領域は次回のサンプリングでもパスが存在しないことが想定される。そこで、本実施形態のCDMA受信装置では、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、前回パス(相関ピーク)が存在しなかった複数の領域を遅延プロファイルを算出する前に積算し、遅延プロファイルの計算量を減らし、処理量および消費電力を削減する。
【0015】
本発明の第1の実施形態のCDMA受信装置の構成を示すブロック図を図1に示す。本実施形態のCDMA受信装置は、図1に示されるように、アンテナ21と、高周波受信回路部22と、A/D変換部23と、データ切り分け部24と、データ積算部25と、データ合成部26と、遅延プロファイル測定部33と、動作タイミング発生器34と、パスサーチ部36と、フィンガー部37と、レイク受信部38とから構成されている。
【0016】
また、パスサーチ部36は、領域指定計算部27と、ピーク位置検出部28と、領域インデックス計算部29と、パス割り当て部32と、内部記憶(RAM)35とから構成されている。さらに、内部記憶部(RAM)35は、検出パステーブル保存部30と、領域インデックス保存部31とから構成されている。
【0017】
高周波受信回路部22は、アンテナ21から入力された無線受信を復調する。A/D変換部23は、高周波受信回路部22により復調された信号をA/D変換してデジタルデータを生成する。
【0018】
データ切り分け部24は、A/D変換部23からのデジタルデータを領域指定計算部27からの情報に基づいて、パスの存在する領域とパスの存在しない領域とに切り分ける処理を行う。データ積算部25は、データ切り分け部24によりパスの存在しない領域として切り分けられた複数の領域のデータを積算して1つの領域のデータとする処理を行う。
【0019】
データ合成部26は、データ切り分け部24によりパスの存在する領域として切り分けられた領域のデータと、データ積算部25により積算された領域のデータを合成する処理を行っている。本実施形態では、データ合成部26は、パスの存在する領域として切り分けられた領域のデータの最後に、データ積算部25により積算された領域のデータを合成している。
【0020】
遅延プロファイル測定部33は、データ合成部26により合成された後のデジタルデータに対して、動作タイミング発生器34からの動作タイミングに基づき、遅延時間の分解能毎に相関器を動作させて逆拡散を行い、それぞれの遅延時間に応じた電力を算出することにより遅延プロファイルの算出を行っている。
【0021】
動作タイミング発生器34は、遅延プロファイルを計算する領域の長さに応じたタイミングを遅延プロファイル測定部33に指示している。このように、動作タイミング発生器34により、遅延プロファイル測定部33に対してタイミングの指示を行っているのは、遅延プロファイルを計算する領域の長さは変化するためである。
【0022】
パスサーチ部36は、遅延プロファイル測定部33により算出された遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、パスの存在するタイミングをレイク受信部38に指示するとともに、遅延プロファイルを複数の領域に分けた際に、パスの存在する領域と存在しない領域との情報をデータ切り分け部24、データ積算部25、データ合成部26に出力している。
【0023】
フィンガー部37は、パス割り当て部32により割り当てられたパスタイミングに基づいて逆拡散を行っている。レイク受信部38は、パス割り当て部32からの指示に基づいて、フィンガー部37により逆拡散された後の信号をレイク合成する処理を行っている。
【0024】
ピーク位置検出部28は、遅延プロファイル測定部33により算出された遅延プロファイル中のピーク位置とそのピーク位置での相関電力値を検出し、ピーク情報として検出パステーブル保存部30に保存している。
【0025】
領域インデックス計算部29は、検出パステーブル保存部30に保存されているピーク情報に基づいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域に含まれているピーク電力の合計から、その領域に有効なパスが存在するかどうかを判断し、各領域がパスが存在する領域であるかパスが存在しない領域であるかどうかを示す情報であるインデックス情報を付与し、このインデックス情報を、領域インデックス保存部31に保存する。領域指定計算部27は、領域インデックス保存部31に保存されたインデックス情報に基づいて、ある領域がパスの存在する領域であるか、パスの存在しない領域であるかの情報を、データ切り分け部24、データ積算部25、データ合成部26に出力している。
【0026】
パス割り当て部32は、検出パステーブル保存部30に保存されているピーク情報に基づいて、最大の電力値が得られるようにフィンガー部37の各フィンガーに割り当てるパスを決定し、その情報をフィンガー部37に出力するとともに、レイク受信部38にレイク合成を行うべきフィンガー部37の情報を出力している。
【0027】
次に、本実施形態のCDMA受信装置の動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1を参照すると、アンテナ21から入力された無線受信信号は、高周波受信回路部22により復調された後に、A/D変換部23によりA/D変換される。そして、A/D変換されたデジタルデータは、データ切り分け部24に入力される。
【0029】
データ切り分け部24では、前回のパスサーチ結果に基づいた領域指定計算部27からの指示により、図2(a)でインデックス付けられているように、パスの存在していた領域と存在していない領域に分ける処理を行う。パスの存在していない領域は、データ積算部25である単位領域にデータを積算される。データ積算部25において積算されたデータはデータ合成部26でパスが存在していたいくつかの領域の最後に合成された後に遅延プロファイル測定部33へ入力される。
【0030】
今回測定された遅延プロファイルが、図2(a)に示した前回の遅延プロファイルからの変化が小さかったとすると、パスが存在しない領域を合成した後の今回測定した遅延プロファイルは図2(b)で示されるようになる。
【0031】
図2(b)では、領域11と領域13がパスが存在しない領域であると判定されたため、領域11と領域13のデータが積算されて他の領域12、14、15の後に合成されている。
【0032】
次に、遅延プロファイル測定部33において、データ合成部26から入力されたデータを用いて、遅延プロファイルの算出が行われる。具体的には、遅延プロファイル測定部33では、遅延時間の分解能毎に相関器を動作させて逆拡散が行われ、それぞれの遅延時間に応じた相関電力を算出することにより遅延プロファイルの算出が行われる。
【0033】
そして、データ切り分け部24で、前回測定した遅延プロファイルの相関ピーク位置および相関電力の結果に基づき、パスが存在していた領域とパスが存在していなかった領域に分割される。ここで図2(a)は前回のサーチ時の遅延プロファイルであり、これに基づき、領域指定計算部27が指示を出し、データ切り分け部24により、A/D変換部23からのデジタルデータは、パスの存在する領域のデータとパスの存在しない領域のデータに分けられる。
【0034】
A/D変換部23から出力された後のA/D変換後のデータを、図3の一番上段のデータ列として示す。遅延プロファイルの1サンプリング点は、図3中の「プロファイルを計算するデータ列」を逆拡散したものであり、A/D変換後のデータ列の一部である。パスの存在しない領域を図3の領域11と領域13と示されているデータ列の集合であったとして以下の説明を行う。この場合、図4で示されているように、データ積算部25により、領域11のデータと領域13のデータは積算されて1つの領域のデータとされる。次にデータ合成部26において、パスが存在していた領域のデータと、データ積算部25で積算された領域のデータが合成されて出力される。
【0035】
そして、データ合成部26により合成された後のデータは、遅延プロファイル測定部33において、受信信号の遅延プロファイルに変更される。具体的には、遅延プロファイル測定部33では、遅延時間の分解能毎に相関器を動作させて逆拡散を行い、それぞれの遅延時間に応じた相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する。ここで、データ合成部26からのデータは、パスの存在しない複数の領域のデータは1つの領域のデータとして積算されているため、従来の☆と比較して、遅延プロファイル測定部33において遅延プロファイルを算出するために必要となる計算量は少なくてすむ。図2(a)、図2(b)に示したデータ例では、領域11、13のデータが積算されるため、遅延プロファイル測定部33では、領域一つ分の遅延プロファイルを算出する計算量を減らすことができる。
【0036】
次に、遅延プロファイル測定部33において算出された遅延プロファイルはパスサーチ部36に入力される。パスサーチ部36に入力された遅延プロファイルは、先ず、ピーク位置検出部28に入力される。
【0037】
ピーク位置検出部28では、相関ピーク位置と相関電力の検索が行われる。ピーク検索の方法としては、例えば3点を連続してとり、それらの中心の点が一番大きく、かつそれがあるピーク判定のしきい値を越えているときに、ピークと見なす方法がある。検出されたピーク位置とパワーは、内部記憶(RAM)35の中の検出パステーブル保存部30に保存される。
【0038】
パス割り当て部32は検出パステーブル保存部30のデータを参照にして、最大の電力が得られるようにフィンガー部37の割り当てパスを決定し、フィンガー部37に割り当てるパス情報を渡す。レイク受信部38ではフィンガー部により逆拡散されたデータをレイク合成する。
【0039】
領域インデックス計算部29では、同様にして検出パステーブル保存部30から、各々の領域に含まれているピーク電力の合計から有効なピークが存在するかどうか判断し、それぞれの領域に、パスが存在しているため積算されるべきでない領域か、ピークが存在しないため積算すべきである領域かどうかのインデックス情報を付与する。そして、付与されたインデックス情報は、領域インデックス保存部31に保存される。
【0040】
領域インデックス計算部29で行われている、各領域に対するインデックス情報を付与する動作を具体的に説明する。
【0041】
Nを全領域数、Npをピークが存在するとのインデックス情報が付与された領域数とする。また、相関ピークの無い領域はデータ合成部26により一番最後の領域に並べ替えられているものとする。すると、最初からNp番目の領域までは前回のパスサーチの時にはパスが存在するとのインデックス情報が付与されている領域が集まっていることとなる。Np番目の領域よりも前の領域では、有意な相関ピーク電力が得られなかった時のみに、領域インデックス保存部31に保存されているインデックス情報をパスが存在しない領域であるとのインデックス情報に変更する。尚、Np+1の値がNより小さい時、Np+1番目の領域はパスが存在しない領域が積算された領域であることを示している。この場合、Np+1番目の領域で有意な相関ピーク電力が得られた場合、前回パスが存在しなかったとされた領域のいずれかにおいて、パスが存在するようになったものと考えられる。従って、前回パスが存在しないとのインデックス情報が付与された全ての領域のインデックス情報を、パスが存在する領域であるとのインデックス情報に変更する。この動作をフィンガー部37に対するパス割り当てを更新するたびに行う。尚、図2(a)、図2(b)に示した例では、N=5、Np=3である。
【0042】
そして、領域指定計算部27では、領域インデックス保存部31に保存されたインデックス情報に基づいて、ある領域がパスの存在する領域であるか、パスの存在しない領域であるかの情報を、データ切り分け部24、データ積算部25、データ合成部26に出力する。
【0043】
本実施形態のように、パスが存在しない複数の領域を積算して1つの領域のデータとした場合、その積算後の領域のデータは、積算前のデータと比較してノイズ成分は多くなってしまうが、遅延プロファイル測定を行うことにより、積算された領域内にパスが存在するかどうかの判定を行うことは可能である。そして、積算した領域内にパスの存在が確認された場合、積算したいずれかの領域においてパスが存在していると考えられるため次回の処理においては、積算した全ての領域を積算せずに遅延プロファイルの測定を行う。
【0044】
一般的に相関電力の算出のための計算規模は大きいため、本実施形態のCDMA受信装置におけるパスサーチ方法のように、パスおよびピークが存在しない領域をまとめて演算することにより、全体の計算量の低減させ消費電力の低減をはかることができる。
【0045】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態のCDMA受信装置について説明する。本発明の第2の実施形態のCDMA受信装置の構成を図5に示す。図5において、図1中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0046】
本実施形態のCDMA受信装置は、図1に示した第1の実施形態のCDMA受信装置のようにピークの存在しない領域のデータを積算するのでなく、ピークの存在しない領域に対応する拡散コードを合成してから逆拡散することにより、データを積算してから逆拡散を行ったのと同様な値を得るようにしたものである。
【0047】
本実施形態のCDMA受信装置は、図5に示すように、図1に示した第1の実施形態のCDMA受信装置に対して、動作タイミング発生器34を動作タイミング発生器114に置き換え、データ切り分け部24、データ積算部25、データ合成部26の代わりに合成相関コード生成部104を新たに設けたものである。尚、図1に示した第1の実施形態のCDMA受信装置においても、相関コード(拡散コード)を生成するブロックは存在するが、図1においては省略されて図示されていない。
【0048】
動作タイミング発生器114は、図1に示した第1の実施形態のCDMA受信装置における動作タイミング発生器34の機能に加えて、前回の遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちパスが存在しない領域が複数あった場合、パスが存在しない領域のうちの2番目以降の領域において遅延プロファイル測定部33の相関演算を中止させる機能を有している。
【0049】
合成相関コード生成部104は、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちにパスが存在しない領域が複数あった場合、相関ピークが存在する領域に対しては通常の相関コードを生成して出力し、相関ピークが存在しない領域に対してはそのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを生成して出力する。
【0050】
図5中の合成相関コード生成部104により生成される相関コードの一例を図6に示す。図6に示す例では、相関を取るコード列(C(j)、C(j+1)、・・・、C(n−1)、C(n))とデータ列の内積を取ることで相関を計算している。この相関コード列は、計算により求められるため、相関を取るコード列の前のデータC(j−1)の値や、後のデータC(n+1)の値も計算により求めることが可能であり、またどの領域における相関計算も同じ相関コード系列で演算することができる。ここで、領域11と領域13を合成する時、領域11と領域13の遅延時間差の分だけずらした相関コード、図6では遅延時間差iだけずらした相関コードを、元の相関を取るコードに加算してやると、図6に示すように、合成された相関コード列(C(j)+C(j−i)、C(j+1)+C(j−i+1)、・・・、)、が得られる。
【0051】
この合成されたコードを用いて領域11の相関演算を行うタイミングで相関演算を行うと、領域13の領域に対する相関演算も行ったことになる。このように、相関演算を合成した後に相関演算を行うようにする本実施形態によれば、A/D変換後のデータの並べ替えや、データ列の積算を必要とすることなく、領域11と領域13のデータ列を積算して相関演算を行った場合に得られる相関電力値と同じ値を得ることができる。そして、本実施形態では、遅延プロファイル測定部33において、本来領域13のデータの相関演算を行うはずのタイミングでは、動作タイミング発生器34からの指示により相関演算を中止することができる。このようにすれば、パスが存在しない領域が複数ある場合でも、相関演算は1回のみ行えばよいため、全体としての相関演算の量を削減することができ、計算量および消費電力を削減することができる。
【0052】
また、本実施形態のCDMA受信装置によるパスサーチ方法でも、第1の実施形態のCDMA受信装置によるパスサーチ方法の場合と同様にノイズ成分は多くなってしまうが、遅延プロファイル測定により相関を取り、パスが存在するかどうかの判断は可能である。
【0053】
次に、本実施形態のCDMA受信装置の動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0054】
以下の説明においても、A/D変換後のデータは、図3(a)の一番上段のデータ列であるものとして説明を行う。遅延プロファイルの1サンプリング点は、図3(a)の「プロファイルを計算するデータ列」を逆拡散し相関を取ったものであり、A/D変換後のデータ列の一部である。パスの無い領域は図3(a)の領域11と領域13と示されているデータ列の集合が対応する。
【0055】
A/D変換部23によりデジタルデータが出力されるまでの動作は、図1の第1の実施形態と同様であるためその説明は省略する。本実施形態では、A/D変換部23から出力されたデジタルデータは、遅延プロファイル測定部33に入力される。
【0056】
相関コード生成部104では、前回の遅延プロファイルデータの相関ピーク測定に基づき、パスが存在していない領域の合成相関コードを図6で示すように発生する。そして、遅延プロファイル測定部33では、領域11のデータの相関電力を算出する際に、相関コード生成部104により生成された相関コードを用いることにより、領域11の遅延プロファイル測定のために領域11の相関電力を算出すると同時に、領域13の相関電力の算出も行うことができ、領域13の相関電力を算出するための処理を省くことができる。このようにして、本実施形態では、パスの存在しない領域のデータを積算するのではなく、パスの存在しない領域のデータの相関電力を算出するための相関コードをその遅延時間に基づいて合成することにより、相関電力を算出するための計算量を削減することができる。
【0057】
尚、上記第1および第2の実施形態では、説明を簡単にするために遅延プロファイル測定部33が1つの相関器から構成されているものとして説明したが、実際の構成では動作速度を速めるために、複数の相関器を備えるようにして、複数の遅延プロファイルの測定を並列に処理している。
【0058】
また、上記第1および第2の実施形態では、A/D変換後のデジタルデータを保存することなく遅延プロファイルの算出等を行っていたが、A/D変換後のデータを一旦保存しておくようにし、前回はピークが存在しなかったが今回はピークが存在する領域があった場合、前回ピークが存在しなかった領域を積算せずに遅延プロファイルを算出するようにし、ピークの位置を特定するようにする方法も考えられる。このような方法を用いた場合、それぞれの領域でどのあたりにピークが存在するかは、ピークが存在しない領域を積算して遅延プロファイルを測定した際に既知であり、その付近のみ遅延プロファイルおよびピークサーチするようにすれば少ない演算量で遅延プロファイルを算出することができる。
【0059】
さらに、上記第1および第2の実施形態では、遅延プロファイルの測定範囲を5つの領域に分割する場合を用いて説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、遅延プロファイルの測定範囲を分割する数は5よりも多くても少なくてもよい。また、遅延プロファイルを分割するパターンは、図7に示すように、分割後のそれぞれの領域41〜45が重なるようにしてもよい。さらに、図8に示すように、分割後の各領域51〜55がすべて同じ長さでなくともよい。さらに、検出したパス位置の分布状況に応じて分割後の各領域の長さを制御するようにしてもよい。
【0060】
また、図には示されていないが、本発明の第1および第2の実施形態のCDMA受信装置は、上記で説明したパスサーチ方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体からCDMA受信装置に読み込まれ、CDMA受信装置の動作を制御する。具体的には、CDMA受信装置内のCPUがこのプログラムの制御によりCDMA受信装置のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、遅延プロファイルの測定範囲内のデータの前回の測定においてパスが存在しなかった領域どうしを合成して1つの領域としてから遅延プロファイルの作成を行うことにより、得られた遅延プロファイルから有効なパスを探し出すパスサーチ処理を少ない計算量および消費電力で行うことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】遅延プロファイルを示す図(図2(a))、および合成後の遅延プロファイルを示す図(図2(b))である。
【図3】遅延プロファイルを作成する前のA/D変換後のデータ系列を示す図である。
【図4】合成後のA/D変換後のデータ系列を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のCDMA受信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5中の合成相関コード生成部104により生成されたコード例を説明するための図である。
【図7】遅延プロファイルの分割パターンの一例を示す図である。
【図8】遅延プロファイルの分割パターンの他の例を示す図である。
【符号の説明】
21 アンテナ
22 高周波受信回路部
23 A/D変換部
24 データ切り分け部
25 データ積算部
26 データ合成部
27 領域指定計算部
28 ピーク位置検出部
29 領域インデックス計算部
30 検出パステーブル保存部
31 領域インデックス保存部
32 パス割り当て部
33 遅延プロファイル測定部
34 動作タイミング発生器
35 内部記憶(RAM)
36 パスサーチ部
37 フィンガー部
38 レイク受信部
41〜45 領域
51〜55 領域
104 合成相関コード生成部
114 動作タイミング発生器

Claims (7)

  1. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うCDMA受信装置であって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するパスサーチ手段と、
    A/D変換された前記デジタルデータを、前記パスサーチ手段からの情報に基づいて、パスの存在する領域のデータとパスの存在しない領域のデータに切り分けるデータ切り分け手段と、
    前記データ切り分け手段によりパスの存在しない領域として切り分けられた複数の領域のデータを積算して1つの領域のデータとするデータ積算部と、
    前記データ切り分け手段によりパスの存在する領域として切り分けられた領域のデータに、前記データ積算手段により積算された領域のデータを合成するデータ合成手段と、
    前記データ合成手段により合成された後のデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル測定手段と、を備えたCDMA受信装置。
  2. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うCDMA受信装置であって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するパスサーチ手段と、
    パスが存在する領域に対しては通常の相関コードを生成して出力し、パスが存在しない領域に対しては、そのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを生成して出力する合成相関コード生成手段と、
    A/D変換された前記デジタルデータに対して、前記合成相関コード生成手段により生成された相関コードを用いて各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル測定手段と、
    算出された前回の遅延プロファイルにおいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちパスが存在しない領域が複数あった場合、パスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域以外の領域において遅延プロファイル測定手段の相関演算を中止させる動作タイミング発生手段と、
    を備えたCDMA受信装置。
  3. 前記パスサーチ手段は、
    前記遅延プロファイル測定手段により算出された遅延プロファイル中のピーク位置と該ピーク位置での相関電力値を検出するピーク位置検出手段と、
    前記ピーク位置検出手段により検出されたピーク情報に基づいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域に含まれているピーク電力の合計から、前記各領域がピークが存在する領域であるかピークが存在しない領域であるかを判定し、該判定結果を示すためのインデックス情報を計算する領域インデックス計算手段と、
    前記領域インデックス計算手段により得られたインデックス情報に基づいて、ある領域がパスの存在する領域であるか、パスの存在しない領域であるかの情報を出力する領域指定計算手段と、を備えた請求項1または2記載のCDMA受信装置。
  4. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うパスサーチ方法であって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するステップと、
    A/D変換された前記デジタルデータを、当該領域がパスが存在する領域であるかパスが存在しない領域であるかの情報に基づいて、パスの存在する領域のデータとパスの存在しない領域のデータに切り分けるステップと、
    パスの存在しない領域として切り分けられた複数の領域のデータを積算して1つの領域のデータとするステップと、
    パスの存在する領域として切り分けられた領域のデータに、パスの存在しない複数の領域のデータを積算したデータを合成するステップと、
    合成された後の前記データに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成するステップと、を有するパスサーチ方法。
  5. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うパスサーチ方法であって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別するステップと、
    パスが存在する領域に対しては通常の相関コードを生成して出力し、パスが存在しない領域に対しては、そのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを生成して出力するステップと、
    算出された前回の遅延プロファイルにおいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちパスが存在しない領域が複数あった場合、パスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域以外の領域においては相関演算を中止し、パスが存在する領域およびパスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域においては、A/D変換された前記デジタルデータに対して、生成された前記相関コードを用いて各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成するステップと、を有するパスサーチ方法。
  6. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うパスサーチ方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別する処理と、
    A/D変換された前記デジタルデータを、当該領域がパスが存在する領域であるかパスが存在しない領域であるかの情報に基づいて、パスの存在する領域のデータとパスの存在しない領域のデータに切り分ける処理と、
    パスの存在しない領域として切り分けられた複数の領域のデータを積算して1つの領域のデータとする処理と、
    パスの存在する領域として切り分けられた領域のデータに、パスの存在しない複数の領域のデータを積算したデータを合成する処理と、
    合成された後の前記データに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. A/D変換されたデジタルデータに対して各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを生成してパスサーチを周期的に行うパスサーチ方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    算出された前回の遅延プロファイルに基づいてパスサーチを行い、遅延プロファイルの測定範囲を複数の領域に分割し、パスの存在する領域と存在しない領域とを区別する処理と、
    パスが存在する領域に対しては通常の相関コードを生成して出力し、パスが存在しない領域に対しては、そのパスが存在しない複数の領域の遅延時間差に基づいて合成した相関コードを生成して出力する処理と、
    算出された前回の遅延プロファイルにおいて、遅延プロファイルの測定範囲を分割した各領域のうちパスが存在しない領域が複数あった場合、パスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域以外の領域においては相関演算を中止し、パスが存在する領域およびパスが存在しない複数の領域のうちの選択した領域においては、A/D変換された前記デジタルデータに対して、生成された前記相関コードを用いて各遅延時間毎の相関電力を算出することにより遅延プロファイルを作成する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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