JP3562643B2 - ジェットミルの砕料供給装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品,農薬,塗料,樹脂,化成品,鉱物、ファインセラミックス材料などの幅広い材料分野に亘って微粉砕機または粉体材料の凝集を解きほぐす解砕機として用いられるジェットミルに砕料を供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェットミルは、数気圧以上の圧縮空気または過熱蒸気や高圧ガスを噴射(粉砕)ノズルより噴出させ形成されるジェット気流によって砕料粒子を加速し、加速された粒子どうしの衝突や摩砕、または加速された粒子を衝突板に衝突させるなどして粉砕を進行させる粉砕機である。
【0003】
乾式の粉砕機であり、生成物の平均粒径が数ミクロンとなる微粉末が得られるとともに、弱熱性物質を粉砕するのに適している。
ジェットミルには、旋回気流型,対向ノズル型,流動層型,衝突体衝突型などのいくつかの形態があるが、いずれにしてもジェット気流に砕料を供給すべく砕料供給装置が付設される。
【0004】
水平旋回気流型のジェットミルを使って粉砕するときの付帯設備を含めた従来のフローシートを図9に示す。
ジェットミル01の水平旋回気流室には複数の粉砕ノズル02から圧縮空気が噴射されて旋回気流を形成する。
【0005】
複数の粉砕ノズル02には、圧縮空気を貯留するリングヘッダパイプ03から圧縮空気が供給され、リングヘッダパイプ03にはコンプレッサ05から圧力レギュレータ06,バルブ07を介して圧縮空気が供給される。
【0006】
またジェットミル01の水平旋回気流室にはエアインジェクタ04から砕料が搬送空気に混じり固気混合流体として吐出される。
エアインジェクタ04にもコンプレッサ05から圧力レギュレータ010,バルブ011を介して圧縮空気が供給され搬送空気として出口側のベンチュリノズル(図9には図示せず)で加速されてミル内に吐出される。
【0007】
またエアインジェクタ04のフィードホッパー04aにはフィーダ015から連結シュート016を介して砕料が砕料供給速度(フィードレート)を調整されて供給される。
フィーダ015の砕料ホッパー015aは外気に開放されており、連結シュート016も側壁に開口016aを有して開放されて開放系の砕料供給装置を構成している。
【0008】
以上のような付帯設備を備えたジェットミル01において、エアインジェクタ04のベンチュリノズルは搬送空気を加速してミル内へ吐出することによりその上流側に負圧を発生させ、連結シュート016の開口016aからジェットミル01が設置されている周辺の空気を2次空気として吸引しながらフィーダ015から一定フィードレートで供給された砕料を吸引し、搬送空気に混じり固気混合気流となってジェットミル01内部に加速されて導き入れられる。
【0009】
エアインジェクタ04のベンチュリノズルで加速されて旋回気流室に飛び込んだ砕料粒子は、旋回気流中で砕料どうしの衝突・摩砕またはミル内の内壁への衝突・摩砕によって微粉砕される。
【0010】
旋回気流型のジェットミルにおいて、微粉砕能力を高めるには、気流に乗って相互に衝突する砕料粒子の衝突速度を高速にする必要があり、そのため高速の旋回気流を形成するように、一般の水平旋回気流型ジェットミルは設計・製作されている。
【0011】
しかしミル内の旋回気流を高速にすると、旋回気流はかなり高い静圧に達し、エアインジェクタの真空度(発生する負圧)を越えるような場合は、エアインジェクタにより旋回気流の中へ砕料を吹き込むことができず、逆に吹き返しが生じてしまう。
【0012】
そこでこの吹き返しを回避する手段として、次のような操作手順でジェットミル01を運転する必要があった。
まず最初にエアインジェクタ04用のバルブ011を全開にして圧縮空気を供給してエアインジェクタ04を作用させる。
【0013】
次に粉砕ノズル02用のバルブ07を徐々に開き、0気圧(ゲージ圧)から徐々に上昇させる。
ジェットミル01の内部に形成された旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えない程度の静圧になる粉砕ノズル02の元圧のところでバルブ07を開ける操作を停止する。
【0014】
もし旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えると、エアインジェクタ04のフィードホッパー04aから吹き返しが始まるので、その場合はバルブ07を少し閉じて、吹き返しが起きないところまでノズル元圧を下げる。
【0015】
この時点でミル内には、粉砕ノズル02の元圧に応じた旋回気流が形成されている。
その旋回気流に対して、連結シュート016の開口016aから吸引される2次空気と搬送空気が合流してベンチュリノズルから送り込まれる。
【0016】
そしてフィーダ015から連結シュート016を介して砕料が一定のフィードレートで供給を開始する。
供給された砕料は2次空気とともに吸引されて搬送空気と混合し固気混合流となってミル内の旋回気流に吹き込まれる。
【0017】
旋回気流に砕料が到達すると、旋回気流中で砕料どうしの相互衝突が発生して粉砕が始まるが、同時に砕料の存在が負荷となって旋回気流速度が低下し、旋回気流の静圧も無負荷の時よりは低下する。
ジェットミルの旋回気流内部に、そのフィードレートにおける一定の砕料滞留量(ホールドアップ)が形成され安定した旋回気流となるまでに数分から十数分を要するので、この間はこのままの状態を維持する。
【0018】
旋回気流が安定したところで、粉砕ノズル02のバルブ07を徐々に開け、ノズル元圧を少しずつ上げて旋回気流の速度を上昇させ、砕料を最初に供給し始めた直後よりは微粉砕できるようにする。
【0019】
旋回気流の静圧も旋回気流速度に比例して上昇するので、バルブ07を開ける程度は、砕料を含んだ固気混合旋回気流の静圧が、エアインジェクタ04の真空度を越える直前で止め、連結シュート016の開口016aから僅かに2次空気を吸引しつつ運転できるようにしていた。
【0020】
固気混合旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えると、含塵空気の吹き返しが発生するので、その直前のノズル元圧でバルブ07の開動作を停止するよう作業員が経験によりバルブ操作していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように旋回気流の静圧がエアインジェクタに発生する負圧を越えて含塵空気の吹き返しが生じるのを防止するために、多数の工程を段階を追ってバルブ操作を行う必要があり、作業性が極めて悪かった。
【0022】
砕料を含まない空気だけの旋回気流について吹き返しが発生する静圧の測定は可能であるが、任意のフィードレートで砕料を供給したときの固気混合旋回気流の静圧の測定はできないため、砕料を供給した直後の旋回気流静圧が吹き返しが発生する静圧とどの程度の差があるかを予め知ることができず、そのためより微粉砕するためにバルブ07を開ける操作は、作業員が連結シュート016にある開口016aを目視しながらバルブ07を開閉し、吹き返しの兆候が認められたら直ちにバルブ07を少し閉じて吹き返しが起きないようにし、そのバルブ開度で固定するという、目視と経験による不安定な操作方法によらなければならなかった。
【0023】
前記ホールドアップが形成されるまでの過渡状態では、旋回気流の静圧も激しく変動するので、この間に吹き返しを起こさずにできるだけ高い旋回気流静圧が維持されるようにバルブ07を開閉する操作を何度も繰り返さなければならず、バルブ操作が面倒であった。
【0024】
ホールドアップ形成後の安定した旋回気流の静圧で吹き返し直前の静圧に設定したとしても、その後何らかの原因でフィーダ015からの砕料供給が途切れたり、フィードレートが低下したりすると、旋回気流中の負荷が小さくなるために旋回気流速度が上昇し、同時に旋回気流の静圧が上昇してエアインジェクタ04の真空度を越えて吹き返しが生じることがある。
【0025】
吹き返しが生じると、連結シュート016の開口016aから粉塵が飛散して粉砕作業現場を汚染し、従事する作業員の健康管理上も悪影響を及ぼすので、解決すべき深刻な課題である。
【0026】
その他にも吹き返しがあると、作業を停止しなければならないので、生産が中断されること、吹き返した材料が無駄となること、吹き返しが起きるような兆候があるか否かを常時監視あるいは高い巡回頻度で監視しなければならず非能率的であること等々の現実的な不利益がある。
【0027】
ジェットミルで粉砕するときの生成粒度をコントロールする方法として、フィードレートを低く設定して微粉砕する方法がある。
しかしフィードレートを低くすることは旋回気流に対する負荷を小さくすることであるから、ミル内旋回気流は高速となり、旋回気流静圧も高くなって吹き返しを起し易い。
【0028】
吹き返しを起きないようにするには旋回気流静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えないように粉砕ノズル02に供給する圧縮空気の元圧を低く操作するしかない。
本来であれば旋回気流を高速に維持しつつ、その中に低濃度(低フィードレート)で砕料を供給し、負荷を小さくして粉砕することがジェットミルにおける微粉砕の1方法である。
【0029】
しかし吹き返しが発生するので粉砕ノズル元圧を下げて運転せざるを得ず、したがって旋回気流速度も低下させることになるので、従来の方法では低フィードレートで高速旋回気流の粉砕条件による微粉砕操作が十分にはできなかった。
【0030】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、吹き返しの発生を防止し作業環境を改善するとともに微粉砕能力に優れ作業性を良好にするジェットミルの砕料供給装置を供する点にある。
【0031】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、砕料ホッパーに貯留された砕料をフィーダにより連結シュートを介してジェットミルのエアインジェクタに供給する砕料供給装置であって、前記砕料ホッパー,フィーダ,連結シュートの内部を前記エアインジェクタの内部に至るまで外気と遮断した密閉構造とし、前記砕料ホッパーの上部空間と前記フィーダの下流側とを均圧管により連通し、前記エアインジェクタに圧縮空気が供給されることのみによって砕料がジェットミル本体内に搬入されるジェットミルの砕料供給装置とした。
【0034】
砕料供給装置の砕料ホッパー,フィーダ,連結シュートの内部を前記エアインジェクタの内部に至るまで外気と遮断した密閉構造としたことで、砕料供給系の圧力がミル内静圧からエアインジェクタの真空度を差し引いた圧力に維持された上で、吹き返しが防止される。
【0035】
したがって作業環境が改善され、粉砕作業が簡略化されて作業性が向上し作業員の経験を必要としない。
ミル内の静圧を上げることができるので、微粉砕能力を向上させることができる。
【0037】
砕料ホッパーに投入された砕料の砕料層の上流側と下流側とが均圧管により連通されて両空間に差圧を生じさせないので、砕料がエアインジェクタ側に流出することを回避することができる。
【0038】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のジェットミルの砕料供給装置において、前記フィーダが、仕切り板付き回転供給機構からなることを特徴とする。
【0039】
フィーダが仕切り板付き回転供給機構からなるので、砕料ホッパーに投入され溜まった砕料は、フィーダ停止中は仕切り板等でフィーダ下流側と仕切られているので、砕料がエアインジェクタ側に流出することを回避することができる。
前記均圧管と併用することで砕料の流動性の如何に拘わらず砕料の流出を完全に防止することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図7に基づき説明する。
本実施の形態は、水平旋回気流型のジェットミル1に適用したものであり、砕料供給装置60を付設した全体構造を図1に示す。
【0041】
まずジェットミル1の構造を図1およびジェットミル1の平面図である図2に基づいて説明する。
基台2の途中高さに圧縮空気を貯留する環状のリングヘッダパイプ3が水平に支持されており、基台2の上端に有底の偏平円筒状のミル本体4が水平姿勢で支持されている。
【0042】
ミル本体4は、偏平円筒状のミルフレーム5の上下開口を円板状のトッププレート6とボトムプレート7がそれぞれ閉塞して内部に旋回気流室8を形成している。
【0043】
周壁をなすミルフレーム5には、全周に亘って複数(本ジェットミル1では8個)の粉砕ノズル9が等間隔に取り付けられており、各粉砕ノズル9は旋回気流室8内に向かって水平斜め方向から嵌挿されている。
【0044】
すなわち各粉砕ノズル9は、ノズル中心線をミルフレーム5の円の接線に対して45度前後の角度に指向させ、ノズル先端が旋回気流室8内に向かって同じ向きに向くようにし吐出した圧縮空気が旋回気流を形成するように装着される。
【0045】
この各粉砕ノズル9には、前記リングヘッダパイプ3から延出した複数の連結管10がそれぞれ連結されて、コンプレッサ50から圧力レギュレータ51,バルブ52(図4参照)を介してリングヘッダパイプ3に貯留された圧縮空気が連結管10を介して各粉砕ノズル9に供給され、各粉砕ノズル9から旋回気流室8に噴射されて旋回気流を形成する。
リングヘッダパイプ3の上流側でバルブ52との間に圧力計31が設けられて粉砕ノズル9の元圧を検出できるようにしている。
【0046】
ミルフレーム5には、また相隣る2つの粉砕ノズル9,9間にエアインジェクタ15が取り付けられる。
エアインジェクタ15は、エア上流側のプッシャノズル16と同軸下流側のベンチュリノズル17と両ノズル16,17間に一体に設けられるフィードホッパー18とからなる(図1参照)。
【0047】
ベンチュリノズル17が2つの粉砕ノズル9,9間に、粉砕ノズル9と同じように旋回気流室8内に向かって水平斜め方向から嵌挿されている。
プッシャノズル16にはコンプレッサ50から圧力レギュレータ53,バルブ54(図4参照)を介して圧縮空気が供給される。
プッシャノズル16の上流側でバルブ54との間に圧力計32が設けられてプッシャノズル16の元圧を検出できるようにしている。
【0048】
プッシャノズル16から吐出された砕料搬送空気がベンチュリノズル17を通過して加速されて旋回気流室8に吐出されるが、ベンチュリノズル17はその上流側に負圧を発生させ、フィードホッパー18に後記する砕料供給装置60から適量制御されて投入される粉粒体を吸引して固気混合流体として旋回気流室8に吐出される。
【0049】
図2に示すようにトッププレート6の中心部には円筒状のアウトレットイクステンション11が中心線を鉛直にして旋回気流室8内に張り出すようにして嵌着され、アウトレットイクステンション11から上方に円筒状の排気室ケース12が延出している。
【0050】
ボトムプレート7の底面中央部には、テント状に中央が上方に先細に突出したガイド部材13が先端をアウトレットイクステンション11内に臨ませて固着されている。
【0051】
したがって複数の粉砕ノズル9から圧縮空気が噴射されて旋回気流が形成された旋回気流室8内にエアインジェクタ15により搬送空気とともに砕料が入り込むと、砕料は旋回気流に巻き込まれ旋回気流中で粉粒体どうしが相互衝突・摩砕して粉砕され、一部はミルフレーム5の内周面に衝突や摩砕して微粉砕が進行する。
【0052】
同時に旋回気流中の粉粒体には遠心力が作用するので、中心から離れる程粒径が大きくなるよう分布して分級も行われる。
高速旋回気流中の粉粒体のうち、微粉砕された微粉は中央に集まり排出気流に乗ってガイド部材13に案内されて旋回気流の中心に設けられたアウトレットイクステンション11から排気室ケース12内に排出され粉砕生成物として回収される。
【0053】
アウトレットイクステンション11は、旋回気流の中に軸方向に張り出す寸法や排出口径の異なるものが数種類用意され、旋回気流の空気量に応じて最適な排気速度が得られるように選択し取り付けられるようになっている。
【0054】
一方、未粉砕の粗粉は、大きな遠心力が作用するので、再度旋回気流の外周寄りの軌道を旋回し、複数の粉砕ノズル9からの圧縮空気の噴射を順次受けて粉砕される。
【0055】
このジェットミル1で生成粒度をコントロールするには、ミル内の旋回気流速度を変えればよい。
すなわちミル内の旋回気流速度が高速である程生成粒度は小さくなる。
旋回気流速度を変える方法としては、粉粒体のフィードレート(供給速度(kg/hr))を変える方法と粉砕ノズル9の元圧を変える方法が一般的である。
【0056】
前者の場合は、粉砕ノズル9の口径を定め、粉砕ノズル9に加える圧縮空気の圧力を一定として粉粒体のフィードレート(供給速度(kg/hr))を変えることで、旋回気流への負荷に影響するミル内濃度を変えて旋回気流速度をコントロールする。
フィードレートが高速であれば固気混合流の固体濃度が高濃度となり生成粒度は粗くなり、低速であれば固気混合流の固体濃度が低濃度となり生成粒度は細かくなる。
【0057】
後者の場合は、粉粒体のフィードレートを固定し、粉砕ノズル9に加える圧縮空気の圧力を変化させ、それに伴って旋回気流室8内の旋回気流速度を変化させることで、粉粒体の生成粒度をコントロールする。
【0058】
粉砕ノズル9のノズル元圧が高いと、粉砕ノズル9から噴射される単位時間当りの空気量(m3/min)が多くなり、旋回気流速度が高速となって微粉砕が進行する。
一方、粉砕ノズル9のノズル元圧が低いと、粉砕ノズル9から噴射される単位時間当りの空気量(m3/min)が少なくなり、旋回気流速度が低速となって生成粒度は粗くなる。
【0059】
以上のようなジェットミル1のエアインジェクタ15に砕料供給装置60が付設されており、その構造を図1および図3に基づき以下説明する。
砕料供給装置60は、本体である仕切り板付きテーブルフィーダ61の上方に砕料ホッパー72が設けられ、下方に連結シュート71が延出してエアインジェクタ15のフィードホッパー18に連結している。
【0060】
仕切り板付きテーブルフィーダ61は、鉛直方向に指向した回転駆動軸63に嵌着されたターンテーブル64がテーブルケース62内で回転するもので、ターンテーブル64の厚みのある周縁に半円状に切り欠かれたポケット64aが複数互いに仕切り板で仕切られて形成されている。
【0061】
このターンテーブル64を上板65と下板66が上下から挟み、上板65の一部にポケット64aに対応して円弧状の開口65aが形成され、下板66の一部(開口65aと反対側)にポケット64aに対応して切欠き66aが形成され、この切欠き66aに出口シュート67が設けられており、この出口シュート67に連結シュート71の上端開口が結合される。
【0062】
上板65の上に円筒状連結ケース68を介して円筒状の砕料ホッパー72が連結される。
円筒状連結ケース68内では回転駆動軸63から延設された搬送翼69が上板65に沿って回転し、砕料ホッパー72内では回転駆動軸63から延設された撹拌翼70が砕料ホッパー72の落とし孔を有する底板72aに沿って回転する。
【0063】
なお回転駆動軸63はテーブルケース62の下板66をシール部材76,軸受77を介して貫通した下端にギア機構78が設けられ、モータ79(図4参照)の駆動をギア機構78を介して回転される。
【0064】
砕料ホッパー72の円筒上部から外側方に突出した接続管72bとパイプ状の連結シュート71から外側方に突出した接続管71bとを均圧管73が連結している。
また砕料ホッパー72の上方開口を開閉自在のハッチ74が閉塞できるようになっている。
なお砕料ホッパー72の上部側壁から突出した小管72cに安全弁75が設けられている。
【0065】
以上の砕料供給装置60は、ハッチ74で閉塞される砕料ホッパー72から円筒状連結ケース68,テーブルケース62,出口シュート67,連結シュート71まで気密に連結された密閉構造をしており、連結シュート71はフィードホッパー18に気密に結合されている。
【0066】
均圧管73は砕料ホッパー72の内部と連結シュート71の内部を連通するのみで外部とは遮断されている。
したがって砕料供給装置60は、エアインジェックタ15のフィードホッパー18に至るまで内部が外気と遮断された密閉構造を構成した密閉系の砕料供給装置である。
【0067】
砕料ホッパー72に投入された砕料は、撹拌翼70で撹拌されて円筒状連結ケース68内に落下し、搬送翼69で搬送されて上板65の円弧状開口65aから回転するターンテーブル64のポケット64aに充填され、定量が順次搬送されて反対側の下板66の切欠き66aから出口シュート67に搬出され、連結シュート71を通ってエアインジェックタ15のフィードホッパー18に供給される。
【0068】
ターンテーブル64の回転が速い程、砕料の供給速度(フィードレート)が大きいので、モータ79の回転制御によりフィードレートを調整することができる。
なお運転中は砕料ホッパー72のハッチ74を閉じて密閉系の中で砕料の供給が行われる。
【0069】
以上のような密閉系の砕料供給装置60を付設したジェットミル1には、さらに図4に示すように付帯設備としてジェットミル1の排気室ケース12にサンプリング分岐管55を接続し、サンプリング分岐管55に粉砕生成物を捕集するバグフィルタ56を連結して試験を行った。
【0070】
サンプリングはサンプリング分岐管55の分岐管から行い、サンプリング専用の小さな吹流し捕集袋(図示せず)へ捕集し回収した。
なおバグフィルタ56には、ブロア57が付属し、ロータリバルブ58により粉砕生成物を回収できる。
【0071】
試験には砕料として平均粒径が8.24μmのカオリンを使用した。
密閉系の砕料供給装置60を用いた場合、フィードレートの如何に拘わらずプッシャノズル16と粉砕ノズル9のノズル元圧を自由に設定できるので、共にノズル元圧を0.6MPa(ゲージ圧)に統一して固定するものとし、砕料のフィードレートとして、0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つの水準について粉砕試験を行った。
【0072】
砕料ホッパー72に砕料を投入後、ハッチ74を閉じて密閉系を構成し、プッシャノズル16と粉砕ノズル9に0.6MPaのノズル元圧を設定して圧縮空気を供給する。密閉系の砕料供給装置60を用いた場合は吹き返しが発生しないので、プッシャノズル16と粉砕ノズル9へ圧縮空気を供給するバルブ52,54は一気に開けることができ、操作が極めて簡単である。
【0073】
次いで仕切り板付きテーブルフィーダ61を駆動して、0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つフィードレートで粉砕を行い、各フィードレートについて粉砕生成物のサンプルをサンプリング分岐管55側から捕集して光回折式粒度分布測定器で粒度分布を測定し平均粒径を求めた。
同時に各フィードレートについて均圧管73内の静圧を測定した。
【0074】
この試験結果を図5の表1に示す。
各フィードレートについて粉砕生成物は微粉砕され、後記する開放系の砕料供給装置の場合に比べても平均粒径は小さくなっている。
特にフィードレートが0.8kg/hrのときは、ジェットミル1内部の旋回気流中の粉粒体の濃度が低く負荷が小さいので旋回気流速度が高速となり粉砕能力が高まることから最も小さい平均粒径3.48μmを達成している。
【0075】
表1において均圧管73内の静圧(大気圧を0kPaとするゲージ圧で表示している)をみると、全て正圧であり、もし均圧管73を開放すると吹き返しが生じることになる。
【0076】
本試験において各フィードレートで粉砕した全条件について、密閉系の砕料供給装置60を含めシステムのどの部分からも吹き返しは一切発生せず、順調に粉砕と粉砕生成物の回収を行うことができた。
【0077】
ここで従来の開放系の砕料供給装置(図9を参照)を同じジェットミルに使用して試験した結果(図5の表2)を本実施の形態と比較してみる。
前記図9の符号を用いて説明する。
同じ平均粒径8.24μmのカオリンを砕料として使用する。
まずプッシャノズルに同じ0.6MPaの圧縮空気を供給してエアインジェクタ04を作動させた後、粉砕ノズル02に0.3MPaの圧縮空気を供給し、ミル内に旋回気流を形成させた。
【0078】
この粉砕ノズル02に供給する圧縮空気圧力の0.3MPaは、連結シュート016の開口016aからジェットミル01の内部に2次空気を僅かに吸引し、吹き返し無く運転できるノズル元圧である。
【0079】
次にフィーダ015を同じ0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つフィードレートで作動させ、次いで粉砕ノズル02に圧縮空気を供給するバルブ07を徐々に開ける。
【0080】
連結シュート016の開口016aから砕料の吹き返しが起きないように注意しながら、さらにバルブ07を開け、吹き返しが発生する直前の位置でバルブ07を開ける操作を停止する。
【0081】
数分間に亘りホールドアップが形成され安定した旋回気流になるまでこのような操作を繰り返した後、バルブ07を固定し、その時の粉砕ノズル02のノズル元圧を表2に示している。
このノズル圧力はこれ以上圧力を上げると吹き返しが生じる直前の圧力である。
【0082】
そして各フィードレートで粉砕したときの粉砕生成物のサンプルを捕集して、その平均粒径を測定した結果が図5の表2に載せてある。
この粉砕生成物の平均粒径について本密閉系の砕料供給装置の場合(図5の表1)と従来の開放系の砕料供給装置の場合(図5の表2)とをグラフで示し比較したものが図6である。
【0083】
いずれのフィードレートについても粉砕生成物の平均粒径は、従来の開放系の砕料供給装置の場合より本密閉系の砕料供給装置の場合の方が小さい値を示している。
【0084】
従来の開放系の砕料供給装置の場合は、粉砕ノズル02のノズル元圧を上げると吹き返しが生じてしまうので、表2に示した圧力が限界であり、よって旋回気流速度を上げることができず、粉砕能力をこれ以上向上させることはできない。
【0085】
以上の粉砕能力の比較試験に併せて、両者の粉砕時の騒音の比較も行った。
騒音レベルの測定は、砕料を供給しなかったときと、砕料を供給したときの2つの状況についてジェットミルの中心から1mおよび3mはなれた2つの地点で騒音計を用いて測定した。
【0086】
その結果を図7に示す。
図7の表3が砕料を供給しなかったときで、図7の表4が砕料を供給したときである。
【0087】
表3および表4から明らかなように、本密閉系の砕料供給装置の場合は、開放系の砕料供給装置の場合に対して、ジェットミルに砕料を供給していないとき、供給しているときのいずれのときも騒音レベルが極めて低く、作業環境が大幅に改善された。
【0088】
本実施の形態における仕切り板付きテーブルフィーダ61は、貯留粉体層の砕料がターンテーブル64のポケット64aに充填されて搬送され出口シュート67に落とされるので、構造上貯留粉体層の上流側と下流側は遮断されているため貯留粉体層の砕料がターンテーブル64が回転していないのに出口シュート67に流出することは通常あり得ない。
【0089】
しかしターンテーブル64とテーブルケース62の内周面および上板65,下板66との間に僅少な隙間はあり、流動化し易い砕料であると、貯留粉体層の上流側より下流側が低圧になると自然に流出するおそれがある。
特に大気中から密閉系に投入された粉体が、負圧を受けると粉体の粒子間に存在した空気が外部に向かって拡散する動きをするため、大気中にあったときよりも流動化し易い。
【0090】
そこで本実施の形態では、砕料ホッパー72の内部と連結シュート71の内部を連通する均圧管73を設けている。
この均圧管73により砕料の貯留粉体層の上流側と下流側とで差圧を生じさせないようにしているので、下流側のエアインジェクタ15に負圧が発生しても貯留粉体層の砕料を流出させることは回避されている。
【0091】
本実施の形態では、仕切り板付きテーブルフィーダ61により構造上貯留粉体層の上流側と下流側は遮断しているので、殆どの種類の砕料について自然流出は避けられが、加えて均圧管73を設けることで略完全に貯留粉体層の自然流出を防止できる。
【0092】
以上のように本密閉系の砕料供給装置60をジェットミル1に取り付け使用した場合、粉砕開始から終了までの間に砕料や空気の吹き返しが一切無いので、周囲への粉塵の飛散が回避されて作業者の健康管理上好ましい作業環境を形成することができた。
【0093】
特に劇毒物やウラン・プルトニウムなどの放射性物質の粉砕は敬遠されていたが、本粉砕システムの採用によって密閉系外への固気混合流体の飛散は防止できるので、安全に粉砕できるジェットミルの適用材料分野を拡大することができる。
【0094】
従来吹き返しを防止するために多数の工程を段階を追ってバルブ操作を行う必要があり、またバルブ操作は作業員の経験によるところが大きかったが、本密閉系の砕料供給装置60を用いれば、作業は簡略化され誰でもバルブ操作を行うことができ、作業性が大幅に改善された。
粉砕作業を自動化することも可能である。
【0095】
従来の開放系の砕料供給装置では、吹き返しを発生させずに運転しなければならないので、エアインジェクタの真空度をジェットミル内部の旋回気流静圧が越えない範囲でしか運転できなかったため、粉砕ノズルのノズル元圧に限界があり、高速旋回気流による微粉砕が実現できなかったが、本密閉系の砕料供給装置60では粉砕ノズル9の高いノズル元圧下で低フィードレートによる砕料供給ができ、高速旋回気流中での粉砕が可能となり、従来では実現できなかった微粉砕ができるようになった。
【0096】
以上の実施の形態では砕料供給装置に仕切り板付きテーブルフィーダ61を用いたが、他のフィーダを用いることが可能である。
例えば一般的なスクレーパ切出し式テーブルフィーダ等でもよい。
【0097】
スクレーパ切出し式テーブルフィーダ80は、前記仕切り板付きテーブルフィーダ61のターンテーブル64の代わりに、図8に示すようなターンテーブル81を用いたものであり、同ターンテーブル81は周縁部にフランジ状の底板81aが延出した形状をしている。
【0098】
上板82の円弧状開口82aから入り込んだ砕料が回転するターンテーブル81の底板81aの上に溜まり、円弧状開口82aの縁で摺り切られて搬送され、途中に突設されたスクレーパ83により切出されて出口シュート84に搬出される。
【0099】
このスクレーパ切出し式テーブルフィーダの場合、上板82の上の貯留粉体層の上流側空間と下流側の出口シュート84とは構造上遮断されているわけではなく、砕料は貯留粉体層から上板82の円弧状開口82aから底板81a上を出口シュート84まで連続している。
【0100】
したがって砕料が流動化し易い種類のものであると、ターンテーブル81が回転しなくても自然と流出するおそれがあり、特に本案のように砕料供給装置が密閉系の場合、貯留粉体層の上流側と下流側に差圧が生じて下流側が負圧になると、流動化が進んで益々流出し易い。
【0101】
そこで均圧管によりこの差圧をなくすことが、特にスクレーパ切出し式テーブルフィーダ80を使用したときは必要となる。
【0108】
以上の実施の形態では、本発明を水平気流型のジェットミルに適用したが、他の型のジェットミルおよび粉砕機以外の分級機などの粉体機器に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る砕料供給装置を付設したジェットミルの全体構造を示す図である。
【図2】ジェットミルの平面図である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿って切断した断面図である。
【図4】ジェットミルおよび付属機器の構成図である。
【図5】粉砕能力の試験結果を本案と従来とを比較した表(表1、表2)を示す図である。
【図6】同表をグラフに表わした図である。
【図7】騒音レベルの試験結果を本案と従来とを比較した表(表1、表2)を示す図である。
【図8】スクレーパ切出し式テーブルフィーダのターンテーブル等の斜視図である。
【図9】従来の砕料供給装置を用いたジェットミルのフローシートである。
【符号の説明】
1…ジェットミル、2…基台、3…リングヘッダパイプ、4…ミル本体、5…ミルフレーム、6…トッププレート、7…ボトムプレート、8…旋回気流室、9…粉砕ノズル、10…連結管、11…アウトレットイクステンション、12…排気室ケース、13…ガイド部材、
15…エアインジェクタ、16…プッシャノズル、17…ベンチュリノズル、18…フィードホッパー、
31,32…圧力計、
50…コンプレッサ、51…圧力レギュレータ、52…バルブ、53…圧力レギュレータ、54…バルブ、55…サンプリング分岐管、56…バグフィルタ、57…ブロア、58…ロータリバルブ、
60…砕料供給装置、61…仕切り板付きテーブルフィーダ、62…テーブルケース、63…回転駆動軸、64…ターンテーブル、65…上板、66…下板、67…出口シュート、68…円筒状連結ケース、69…搬送翼、70…撹拌翼、71…連結シュート、72…砕料ホッパー、73…均圧管、74…ハッチ、75…安全弁、76…シール、77…軸受、78…ギア機構、79…モータ、
80…スクレーパ切出し式テーブルフィーダ、81…ターンテーブル、82…上板、83…スクレーパ、84…出口シュート。
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品,農薬,塗料,樹脂,化成品,鉱物、ファインセラミックス材料などの幅広い材料分野に亘って微粉砕機または粉体材料の凝集を解きほぐす解砕機として用いられるジェットミルに砕料を供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェットミルは、数気圧以上の圧縮空気または過熱蒸気や高圧ガスを噴射(粉砕)ノズルより噴出させ形成されるジェット気流によって砕料粒子を加速し、加速された粒子どうしの衝突や摩砕、または加速された粒子を衝突板に衝突させるなどして粉砕を進行させる粉砕機である。
【0003】
乾式の粉砕機であり、生成物の平均粒径が数ミクロンとなる微粉末が得られるとともに、弱熱性物質を粉砕するのに適している。
ジェットミルには、旋回気流型,対向ノズル型,流動層型,衝突体衝突型などのいくつかの形態があるが、いずれにしてもジェット気流に砕料を供給すべく砕料供給装置が付設される。
【0004】
水平旋回気流型のジェットミルを使って粉砕するときの付帯設備を含めた従来のフローシートを図9に示す。
ジェットミル01の水平旋回気流室には複数の粉砕ノズル02から圧縮空気が噴射されて旋回気流を形成する。
【0005】
複数の粉砕ノズル02には、圧縮空気を貯留するリングヘッダパイプ03から圧縮空気が供給され、リングヘッダパイプ03にはコンプレッサ05から圧力レギュレータ06,バルブ07を介して圧縮空気が供給される。
【0006】
またジェットミル01の水平旋回気流室にはエアインジェクタ04から砕料が搬送空気に混じり固気混合流体として吐出される。
エアインジェクタ04にもコンプレッサ05から圧力レギュレータ010,バルブ011を介して圧縮空気が供給され搬送空気として出口側のベンチュリノズル(図9には図示せず)で加速されてミル内に吐出される。
【0007】
またエアインジェクタ04のフィードホッパー04aにはフィーダ015から連結シュート016を介して砕料が砕料供給速度(フィードレート)を調整されて供給される。
フィーダ015の砕料ホッパー015aは外気に開放されており、連結シュート016も側壁に開口016aを有して開放されて開放系の砕料供給装置を構成している。
【0008】
以上のような付帯設備を備えたジェットミル01において、エアインジェクタ04のベンチュリノズルは搬送空気を加速してミル内へ吐出することによりその上流側に負圧を発生させ、連結シュート016の開口016aからジェットミル01が設置されている周辺の空気を2次空気として吸引しながらフィーダ015から一定フィードレートで供給された砕料を吸引し、搬送空気に混じり固気混合気流となってジェットミル01内部に加速されて導き入れられる。
【0009】
エアインジェクタ04のベンチュリノズルで加速されて旋回気流室に飛び込んだ砕料粒子は、旋回気流中で砕料どうしの衝突・摩砕またはミル内の内壁への衝突・摩砕によって微粉砕される。
【0010】
旋回気流型のジェットミルにおいて、微粉砕能力を高めるには、気流に乗って相互に衝突する砕料粒子の衝突速度を高速にする必要があり、そのため高速の旋回気流を形成するように、一般の水平旋回気流型ジェットミルは設計・製作されている。
【0011】
しかしミル内の旋回気流を高速にすると、旋回気流はかなり高い静圧に達し、エアインジェクタの真空度(発生する負圧)を越えるような場合は、エアインジェクタにより旋回気流の中へ砕料を吹き込むことができず、逆に吹き返しが生じてしまう。
【0012】
そこでこの吹き返しを回避する手段として、次のような操作手順でジェットミル01を運転する必要があった。
まず最初にエアインジェクタ04用のバルブ011を全開にして圧縮空気を供給してエアインジェクタ04を作用させる。
【0013】
次に粉砕ノズル02用のバルブ07を徐々に開き、0気圧(ゲージ圧)から徐々に上昇させる。
ジェットミル01の内部に形成された旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えない程度の静圧になる粉砕ノズル02の元圧のところでバルブ07を開ける操作を停止する。
【0014】
もし旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えると、エアインジェクタ04のフィードホッパー04aから吹き返しが始まるので、その場合はバルブ07を少し閉じて、吹き返しが起きないところまでノズル元圧を下げる。
【0015】
この時点でミル内には、粉砕ノズル02の元圧に応じた旋回気流が形成されている。
その旋回気流に対して、連結シュート016の開口016aから吸引される2次空気と搬送空気が合流してベンチュリノズルから送り込まれる。
【0016】
そしてフィーダ015から連結シュート016を介して砕料が一定のフィードレートで供給を開始する。
供給された砕料は2次空気とともに吸引されて搬送空気と混合し固気混合流となってミル内の旋回気流に吹き込まれる。
【0017】
旋回気流に砕料が到達すると、旋回気流中で砕料どうしの相互衝突が発生して粉砕が始まるが、同時に砕料の存在が負荷となって旋回気流速度が低下し、旋回気流の静圧も無負荷の時よりは低下する。
ジェットミルの旋回気流内部に、そのフィードレートにおける一定の砕料滞留量(ホールドアップ)が形成され安定した旋回気流となるまでに数分から十数分を要するので、この間はこのままの状態を維持する。
【0018】
旋回気流が安定したところで、粉砕ノズル02のバルブ07を徐々に開け、ノズル元圧を少しずつ上げて旋回気流の速度を上昇させ、砕料を最初に供給し始めた直後よりは微粉砕できるようにする。
【0019】
旋回気流の静圧も旋回気流速度に比例して上昇するので、バルブ07を開ける程度は、砕料を含んだ固気混合旋回気流の静圧が、エアインジェクタ04の真空度を越える直前で止め、連結シュート016の開口016aから僅かに2次空気を吸引しつつ運転できるようにしていた。
【0020】
固気混合旋回気流の静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えると、含塵空気の吹き返しが発生するので、その直前のノズル元圧でバルブ07の開動作を停止するよう作業員が経験によりバルブ操作していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように旋回気流の静圧がエアインジェクタに発生する負圧を越えて含塵空気の吹き返しが生じるのを防止するために、多数の工程を段階を追ってバルブ操作を行う必要があり、作業性が極めて悪かった。
【0022】
砕料を含まない空気だけの旋回気流について吹き返しが発生する静圧の測定は可能であるが、任意のフィードレートで砕料を供給したときの固気混合旋回気流の静圧の測定はできないため、砕料を供給した直後の旋回気流静圧が吹き返しが発生する静圧とどの程度の差があるかを予め知ることができず、そのためより微粉砕するためにバルブ07を開ける操作は、作業員が連結シュート016にある開口016aを目視しながらバルブ07を開閉し、吹き返しの兆候が認められたら直ちにバルブ07を少し閉じて吹き返しが起きないようにし、そのバルブ開度で固定するという、目視と経験による不安定な操作方法によらなければならなかった。
【0023】
前記ホールドアップが形成されるまでの過渡状態では、旋回気流の静圧も激しく変動するので、この間に吹き返しを起こさずにできるだけ高い旋回気流静圧が維持されるようにバルブ07を開閉する操作を何度も繰り返さなければならず、バルブ操作が面倒であった。
【0024】
ホールドアップ形成後の安定した旋回気流の静圧で吹き返し直前の静圧に設定したとしても、その後何らかの原因でフィーダ015からの砕料供給が途切れたり、フィードレートが低下したりすると、旋回気流中の負荷が小さくなるために旋回気流速度が上昇し、同時に旋回気流の静圧が上昇してエアインジェクタ04の真空度を越えて吹き返しが生じることがある。
【0025】
吹き返しが生じると、連結シュート016の開口016aから粉塵が飛散して粉砕作業現場を汚染し、従事する作業員の健康管理上も悪影響を及ぼすので、解決すべき深刻な課題である。
【0026】
その他にも吹き返しがあると、作業を停止しなければならないので、生産が中断されること、吹き返した材料が無駄となること、吹き返しが起きるような兆候があるか否かを常時監視あるいは高い巡回頻度で監視しなければならず非能率的であること等々の現実的な不利益がある。
【0027】
ジェットミルで粉砕するときの生成粒度をコントロールする方法として、フィードレートを低く設定して微粉砕する方法がある。
しかしフィードレートを低くすることは旋回気流に対する負荷を小さくすることであるから、ミル内旋回気流は高速となり、旋回気流静圧も高くなって吹き返しを起し易い。
【0028】
吹き返しを起きないようにするには旋回気流静圧がエアインジェクタ04の真空度を越えないように粉砕ノズル02に供給する圧縮空気の元圧を低く操作するしかない。
本来であれば旋回気流を高速に維持しつつ、その中に低濃度(低フィードレート)で砕料を供給し、負荷を小さくして粉砕することがジェットミルにおける微粉砕の1方法である。
【0029】
しかし吹き返しが発生するので粉砕ノズル元圧を下げて運転せざるを得ず、したがって旋回気流速度も低下させることになるので、従来の方法では低フィードレートで高速旋回気流の粉砕条件による微粉砕操作が十分にはできなかった。
【0030】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、吹き返しの発生を防止し作業環境を改善するとともに微粉砕能力に優れ作業性を良好にするジェットミルの砕料供給装置を供する点にある。
【0031】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、砕料ホッパーに貯留された砕料をフィーダにより連結シュートを介してジェットミルのエアインジェクタに供給する砕料供給装置であって、前記砕料ホッパー,フィーダ,連結シュートの内部を前記エアインジェクタの内部に至るまで外気と遮断した密閉構造とし、前記砕料ホッパーの上部空間と前記フィーダの下流側とを均圧管により連通し、前記エアインジェクタに圧縮空気が供給されることのみによって砕料がジェットミル本体内に搬入されるジェットミルの砕料供給装置とした。
【0034】
砕料供給装置の砕料ホッパー,フィーダ,連結シュートの内部を前記エアインジェクタの内部に至るまで外気と遮断した密閉構造としたことで、砕料供給系の圧力がミル内静圧からエアインジェクタの真空度を差し引いた圧力に維持された上で、吹き返しが防止される。
【0035】
したがって作業環境が改善され、粉砕作業が簡略化されて作業性が向上し作業員の経験を必要としない。
ミル内の静圧を上げることができるので、微粉砕能力を向上させることができる。
【0037】
砕料ホッパーに投入された砕料の砕料層の上流側と下流側とが均圧管により連通されて両空間に差圧を生じさせないので、砕料がエアインジェクタ側に流出することを回避することができる。
【0038】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のジェットミルの砕料供給装置において、前記フィーダが、仕切り板付き回転供給機構からなることを特徴とする。
【0039】
フィーダが仕切り板付き回転供給機構からなるので、砕料ホッパーに投入され溜まった砕料は、フィーダ停止中は仕切り板等でフィーダ下流側と仕切られているので、砕料がエアインジェクタ側に流出することを回避することができる。
前記均圧管と併用することで砕料の流動性の如何に拘わらず砕料の流出を完全に防止することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図7に基づき説明する。
本実施の形態は、水平旋回気流型のジェットミル1に適用したものであり、砕料供給装置60を付設した全体構造を図1に示す。
【0041】
まずジェットミル1の構造を図1およびジェットミル1の平面図である図2に基づいて説明する。
基台2の途中高さに圧縮空気を貯留する環状のリングヘッダパイプ3が水平に支持されており、基台2の上端に有底の偏平円筒状のミル本体4が水平姿勢で支持されている。
【0042】
ミル本体4は、偏平円筒状のミルフレーム5の上下開口を円板状のトッププレート6とボトムプレート7がそれぞれ閉塞して内部に旋回気流室8を形成している。
【0043】
周壁をなすミルフレーム5には、全周に亘って複数(本ジェットミル1では8個)の粉砕ノズル9が等間隔に取り付けられており、各粉砕ノズル9は旋回気流室8内に向かって水平斜め方向から嵌挿されている。
【0044】
すなわち各粉砕ノズル9は、ノズル中心線をミルフレーム5の円の接線に対して45度前後の角度に指向させ、ノズル先端が旋回気流室8内に向かって同じ向きに向くようにし吐出した圧縮空気が旋回気流を形成するように装着される。
【0045】
この各粉砕ノズル9には、前記リングヘッダパイプ3から延出した複数の連結管10がそれぞれ連結されて、コンプレッサ50から圧力レギュレータ51,バルブ52(図4参照)を介してリングヘッダパイプ3に貯留された圧縮空気が連結管10を介して各粉砕ノズル9に供給され、各粉砕ノズル9から旋回気流室8に噴射されて旋回気流を形成する。
リングヘッダパイプ3の上流側でバルブ52との間に圧力計31が設けられて粉砕ノズル9の元圧を検出できるようにしている。
【0046】
ミルフレーム5には、また相隣る2つの粉砕ノズル9,9間にエアインジェクタ15が取り付けられる。
エアインジェクタ15は、エア上流側のプッシャノズル16と同軸下流側のベンチュリノズル17と両ノズル16,17間に一体に設けられるフィードホッパー18とからなる(図1参照)。
【0047】
ベンチュリノズル17が2つの粉砕ノズル9,9間に、粉砕ノズル9と同じように旋回気流室8内に向かって水平斜め方向から嵌挿されている。
プッシャノズル16にはコンプレッサ50から圧力レギュレータ53,バルブ54(図4参照)を介して圧縮空気が供給される。
プッシャノズル16の上流側でバルブ54との間に圧力計32が設けられてプッシャノズル16の元圧を検出できるようにしている。
【0048】
プッシャノズル16から吐出された砕料搬送空気がベンチュリノズル17を通過して加速されて旋回気流室8に吐出されるが、ベンチュリノズル17はその上流側に負圧を発生させ、フィードホッパー18に後記する砕料供給装置60から適量制御されて投入される粉粒体を吸引して固気混合流体として旋回気流室8に吐出される。
【0049】
図2に示すようにトッププレート6の中心部には円筒状のアウトレットイクステンション11が中心線を鉛直にして旋回気流室8内に張り出すようにして嵌着され、アウトレットイクステンション11から上方に円筒状の排気室ケース12が延出している。
【0050】
ボトムプレート7の底面中央部には、テント状に中央が上方に先細に突出したガイド部材13が先端をアウトレットイクステンション11内に臨ませて固着されている。
【0051】
したがって複数の粉砕ノズル9から圧縮空気が噴射されて旋回気流が形成された旋回気流室8内にエアインジェクタ15により搬送空気とともに砕料が入り込むと、砕料は旋回気流に巻き込まれ旋回気流中で粉粒体どうしが相互衝突・摩砕して粉砕され、一部はミルフレーム5の内周面に衝突や摩砕して微粉砕が進行する。
【0052】
同時に旋回気流中の粉粒体には遠心力が作用するので、中心から離れる程粒径が大きくなるよう分布して分級も行われる。
高速旋回気流中の粉粒体のうち、微粉砕された微粉は中央に集まり排出気流に乗ってガイド部材13に案内されて旋回気流の中心に設けられたアウトレットイクステンション11から排気室ケース12内に排出され粉砕生成物として回収される。
【0053】
アウトレットイクステンション11は、旋回気流の中に軸方向に張り出す寸法や排出口径の異なるものが数種類用意され、旋回気流の空気量に応じて最適な排気速度が得られるように選択し取り付けられるようになっている。
【0054】
一方、未粉砕の粗粉は、大きな遠心力が作用するので、再度旋回気流の外周寄りの軌道を旋回し、複数の粉砕ノズル9からの圧縮空気の噴射を順次受けて粉砕される。
【0055】
このジェットミル1で生成粒度をコントロールするには、ミル内の旋回気流速度を変えればよい。
すなわちミル内の旋回気流速度が高速である程生成粒度は小さくなる。
旋回気流速度を変える方法としては、粉粒体のフィードレート(供給速度(kg/hr))を変える方法と粉砕ノズル9の元圧を変える方法が一般的である。
【0056】
前者の場合は、粉砕ノズル9の口径を定め、粉砕ノズル9に加える圧縮空気の圧力を一定として粉粒体のフィードレート(供給速度(kg/hr))を変えることで、旋回気流への負荷に影響するミル内濃度を変えて旋回気流速度をコントロールする。
フィードレートが高速であれば固気混合流の固体濃度が高濃度となり生成粒度は粗くなり、低速であれば固気混合流の固体濃度が低濃度となり生成粒度は細かくなる。
【0057】
後者の場合は、粉粒体のフィードレートを固定し、粉砕ノズル9に加える圧縮空気の圧力を変化させ、それに伴って旋回気流室8内の旋回気流速度を変化させることで、粉粒体の生成粒度をコントロールする。
【0058】
粉砕ノズル9のノズル元圧が高いと、粉砕ノズル9から噴射される単位時間当りの空気量(m3/min)が多くなり、旋回気流速度が高速となって微粉砕が進行する。
一方、粉砕ノズル9のノズル元圧が低いと、粉砕ノズル9から噴射される単位時間当りの空気量(m3/min)が少なくなり、旋回気流速度が低速となって生成粒度は粗くなる。
【0059】
以上のようなジェットミル1のエアインジェクタ15に砕料供給装置60が付設されており、その構造を図1および図3に基づき以下説明する。
砕料供給装置60は、本体である仕切り板付きテーブルフィーダ61の上方に砕料ホッパー72が設けられ、下方に連結シュート71が延出してエアインジェクタ15のフィードホッパー18に連結している。
【0060】
仕切り板付きテーブルフィーダ61は、鉛直方向に指向した回転駆動軸63に嵌着されたターンテーブル64がテーブルケース62内で回転するもので、ターンテーブル64の厚みのある周縁に半円状に切り欠かれたポケット64aが複数互いに仕切り板で仕切られて形成されている。
【0061】
このターンテーブル64を上板65と下板66が上下から挟み、上板65の一部にポケット64aに対応して円弧状の開口65aが形成され、下板66の一部(開口65aと反対側)にポケット64aに対応して切欠き66aが形成され、この切欠き66aに出口シュート67が設けられており、この出口シュート67に連結シュート71の上端開口が結合される。
【0062】
上板65の上に円筒状連結ケース68を介して円筒状の砕料ホッパー72が連結される。
円筒状連結ケース68内では回転駆動軸63から延設された搬送翼69が上板65に沿って回転し、砕料ホッパー72内では回転駆動軸63から延設された撹拌翼70が砕料ホッパー72の落とし孔を有する底板72aに沿って回転する。
【0063】
なお回転駆動軸63はテーブルケース62の下板66をシール部材76,軸受77を介して貫通した下端にギア機構78が設けられ、モータ79(図4参照)の駆動をギア機構78を介して回転される。
【0064】
砕料ホッパー72の円筒上部から外側方に突出した接続管72bとパイプ状の連結シュート71から外側方に突出した接続管71bとを均圧管73が連結している。
また砕料ホッパー72の上方開口を開閉自在のハッチ74が閉塞できるようになっている。
なお砕料ホッパー72の上部側壁から突出した小管72cに安全弁75が設けられている。
【0065】
以上の砕料供給装置60は、ハッチ74で閉塞される砕料ホッパー72から円筒状連結ケース68,テーブルケース62,出口シュート67,連結シュート71まで気密に連結された密閉構造をしており、連結シュート71はフィードホッパー18に気密に結合されている。
【0066】
均圧管73は砕料ホッパー72の内部と連結シュート71の内部を連通するのみで外部とは遮断されている。
したがって砕料供給装置60は、エアインジェックタ15のフィードホッパー18に至るまで内部が外気と遮断された密閉構造を構成した密閉系の砕料供給装置である。
【0067】
砕料ホッパー72に投入された砕料は、撹拌翼70で撹拌されて円筒状連結ケース68内に落下し、搬送翼69で搬送されて上板65の円弧状開口65aから回転するターンテーブル64のポケット64aに充填され、定量が順次搬送されて反対側の下板66の切欠き66aから出口シュート67に搬出され、連結シュート71を通ってエアインジェックタ15のフィードホッパー18に供給される。
【0068】
ターンテーブル64の回転が速い程、砕料の供給速度(フィードレート)が大きいので、モータ79の回転制御によりフィードレートを調整することができる。
なお運転中は砕料ホッパー72のハッチ74を閉じて密閉系の中で砕料の供給が行われる。
【0069】
以上のような密閉系の砕料供給装置60を付設したジェットミル1には、さらに図4に示すように付帯設備としてジェットミル1の排気室ケース12にサンプリング分岐管55を接続し、サンプリング分岐管55に粉砕生成物を捕集するバグフィルタ56を連結して試験を行った。
【0070】
サンプリングはサンプリング分岐管55の分岐管から行い、サンプリング専用の小さな吹流し捕集袋(図示せず)へ捕集し回収した。
なおバグフィルタ56には、ブロア57が付属し、ロータリバルブ58により粉砕生成物を回収できる。
【0071】
試験には砕料として平均粒径が8.24μmのカオリンを使用した。
密閉系の砕料供給装置60を用いた場合、フィードレートの如何に拘わらずプッシャノズル16と粉砕ノズル9のノズル元圧を自由に設定できるので、共にノズル元圧を0.6MPa(ゲージ圧)に統一して固定するものとし、砕料のフィードレートとして、0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つの水準について粉砕試験を行った。
【0072】
砕料ホッパー72に砕料を投入後、ハッチ74を閉じて密閉系を構成し、プッシャノズル16と粉砕ノズル9に0.6MPaのノズル元圧を設定して圧縮空気を供給する。密閉系の砕料供給装置60を用いた場合は吹き返しが発生しないので、プッシャノズル16と粉砕ノズル9へ圧縮空気を供給するバルブ52,54は一気に開けることができ、操作が極めて簡単である。
【0073】
次いで仕切り板付きテーブルフィーダ61を駆動して、0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つフィードレートで粉砕を行い、各フィードレートについて粉砕生成物のサンプルをサンプリング分岐管55側から捕集して光回折式粒度分布測定器で粒度分布を測定し平均粒径を求めた。
同時に各フィードレートについて均圧管73内の静圧を測定した。
【0074】
この試験結果を図5の表1に示す。
各フィードレートについて粉砕生成物は微粉砕され、後記する開放系の砕料供給装置の場合に比べても平均粒径は小さくなっている。
特にフィードレートが0.8kg/hrのときは、ジェットミル1内部の旋回気流中の粉粒体の濃度が低く負荷が小さいので旋回気流速度が高速となり粉砕能力が高まることから最も小さい平均粒径3.48μmを達成している。
【0075】
表1において均圧管73内の静圧(大気圧を0kPaとするゲージ圧で表示している)をみると、全て正圧であり、もし均圧管73を開放すると吹き返しが生じることになる。
【0076】
本試験において各フィードレートで粉砕した全条件について、密閉系の砕料供給装置60を含めシステムのどの部分からも吹き返しは一切発生せず、順調に粉砕と粉砕生成物の回収を行うことができた。
【0077】
ここで従来の開放系の砕料供給装置(図9を参照)を同じジェットミルに使用して試験した結果(図5の表2)を本実施の形態と比較してみる。
前記図9の符号を用いて説明する。
同じ平均粒径8.24μmのカオリンを砕料として使用する。
まずプッシャノズルに同じ0.6MPaの圧縮空気を供給してエアインジェクタ04を作動させた後、粉砕ノズル02に0.3MPaの圧縮空気を供給し、ミル内に旋回気流を形成させた。
【0078】
この粉砕ノズル02に供給する圧縮空気圧力の0.3MPaは、連結シュート016の開口016aからジェットミル01の内部に2次空気を僅かに吸引し、吹き返し無く運転できるノズル元圧である。
【0079】
次にフィーダ015を同じ0.8,2.2,4.5,9.0,17.8,21.7kg/hrの6つフィードレートで作動させ、次いで粉砕ノズル02に圧縮空気を供給するバルブ07を徐々に開ける。
【0080】
連結シュート016の開口016aから砕料の吹き返しが起きないように注意しながら、さらにバルブ07を開け、吹き返しが発生する直前の位置でバルブ07を開ける操作を停止する。
【0081】
数分間に亘りホールドアップが形成され安定した旋回気流になるまでこのような操作を繰り返した後、バルブ07を固定し、その時の粉砕ノズル02のノズル元圧を表2に示している。
このノズル圧力はこれ以上圧力を上げると吹き返しが生じる直前の圧力である。
【0082】
そして各フィードレートで粉砕したときの粉砕生成物のサンプルを捕集して、その平均粒径を測定した結果が図5の表2に載せてある。
この粉砕生成物の平均粒径について本密閉系の砕料供給装置の場合(図5の表1)と従来の開放系の砕料供給装置の場合(図5の表2)とをグラフで示し比較したものが図6である。
【0083】
いずれのフィードレートについても粉砕生成物の平均粒径は、従来の開放系の砕料供給装置の場合より本密閉系の砕料供給装置の場合の方が小さい値を示している。
【0084】
従来の開放系の砕料供給装置の場合は、粉砕ノズル02のノズル元圧を上げると吹き返しが生じてしまうので、表2に示した圧力が限界であり、よって旋回気流速度を上げることができず、粉砕能力をこれ以上向上させることはできない。
【0085】
以上の粉砕能力の比較試験に併せて、両者の粉砕時の騒音の比較も行った。
騒音レベルの測定は、砕料を供給しなかったときと、砕料を供給したときの2つの状況についてジェットミルの中心から1mおよび3mはなれた2つの地点で騒音計を用いて測定した。
【0086】
その結果を図7に示す。
図7の表3が砕料を供給しなかったときで、図7の表4が砕料を供給したときである。
【0087】
表3および表4から明らかなように、本密閉系の砕料供給装置の場合は、開放系の砕料供給装置の場合に対して、ジェットミルに砕料を供給していないとき、供給しているときのいずれのときも騒音レベルが極めて低く、作業環境が大幅に改善された。
【0088】
本実施の形態における仕切り板付きテーブルフィーダ61は、貯留粉体層の砕料がターンテーブル64のポケット64aに充填されて搬送され出口シュート67に落とされるので、構造上貯留粉体層の上流側と下流側は遮断されているため貯留粉体層の砕料がターンテーブル64が回転していないのに出口シュート67に流出することは通常あり得ない。
【0089】
しかしターンテーブル64とテーブルケース62の内周面および上板65,下板66との間に僅少な隙間はあり、流動化し易い砕料であると、貯留粉体層の上流側より下流側が低圧になると自然に流出するおそれがある。
特に大気中から密閉系に投入された粉体が、負圧を受けると粉体の粒子間に存在した空気が外部に向かって拡散する動きをするため、大気中にあったときよりも流動化し易い。
【0090】
そこで本実施の形態では、砕料ホッパー72の内部と連結シュート71の内部を連通する均圧管73を設けている。
この均圧管73により砕料の貯留粉体層の上流側と下流側とで差圧を生じさせないようにしているので、下流側のエアインジェクタ15に負圧が発生しても貯留粉体層の砕料を流出させることは回避されている。
【0091】
本実施の形態では、仕切り板付きテーブルフィーダ61により構造上貯留粉体層の上流側と下流側は遮断しているので、殆どの種類の砕料について自然流出は避けられが、加えて均圧管73を設けることで略完全に貯留粉体層の自然流出を防止できる。
【0092】
以上のように本密閉系の砕料供給装置60をジェットミル1に取り付け使用した場合、粉砕開始から終了までの間に砕料や空気の吹き返しが一切無いので、周囲への粉塵の飛散が回避されて作業者の健康管理上好ましい作業環境を形成することができた。
【0093】
特に劇毒物やウラン・プルトニウムなどの放射性物質の粉砕は敬遠されていたが、本粉砕システムの採用によって密閉系外への固気混合流体の飛散は防止できるので、安全に粉砕できるジェットミルの適用材料分野を拡大することができる。
【0094】
従来吹き返しを防止するために多数の工程を段階を追ってバルブ操作を行う必要があり、またバルブ操作は作業員の経験によるところが大きかったが、本密閉系の砕料供給装置60を用いれば、作業は簡略化され誰でもバルブ操作を行うことができ、作業性が大幅に改善された。
粉砕作業を自動化することも可能である。
【0095】
従来の開放系の砕料供給装置では、吹き返しを発生させずに運転しなければならないので、エアインジェクタの真空度をジェットミル内部の旋回気流静圧が越えない範囲でしか運転できなかったため、粉砕ノズルのノズル元圧に限界があり、高速旋回気流による微粉砕が実現できなかったが、本密閉系の砕料供給装置60では粉砕ノズル9の高いノズル元圧下で低フィードレートによる砕料供給ができ、高速旋回気流中での粉砕が可能となり、従来では実現できなかった微粉砕ができるようになった。
【0096】
以上の実施の形態では砕料供給装置に仕切り板付きテーブルフィーダ61を用いたが、他のフィーダを用いることが可能である。
例えば一般的なスクレーパ切出し式テーブルフィーダ等でもよい。
【0097】
スクレーパ切出し式テーブルフィーダ80は、前記仕切り板付きテーブルフィーダ61のターンテーブル64の代わりに、図8に示すようなターンテーブル81を用いたものであり、同ターンテーブル81は周縁部にフランジ状の底板81aが延出した形状をしている。
【0098】
上板82の円弧状開口82aから入り込んだ砕料が回転するターンテーブル81の底板81aの上に溜まり、円弧状開口82aの縁で摺り切られて搬送され、途中に突設されたスクレーパ83により切出されて出口シュート84に搬出される。
【0099】
このスクレーパ切出し式テーブルフィーダの場合、上板82の上の貯留粉体層の上流側空間と下流側の出口シュート84とは構造上遮断されているわけではなく、砕料は貯留粉体層から上板82の円弧状開口82aから底板81a上を出口シュート84まで連続している。
【0100】
したがって砕料が流動化し易い種類のものであると、ターンテーブル81が回転しなくても自然と流出するおそれがあり、特に本案のように砕料供給装置が密閉系の場合、貯留粉体層の上流側と下流側に差圧が生じて下流側が負圧になると、流動化が進んで益々流出し易い。
【0101】
そこで均圧管によりこの差圧をなくすことが、特にスクレーパ切出し式テーブルフィーダ80を使用したときは必要となる。
【0108】
以上の実施の形態では、本発明を水平気流型のジェットミルに適用したが、他の型のジェットミルおよび粉砕機以外の分級機などの粉体機器に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る砕料供給装置を付設したジェットミルの全体構造を示す図である。
【図2】ジェットミルの平面図である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿って切断した断面図である。
【図4】ジェットミルおよび付属機器の構成図である。
【図5】粉砕能力の試験結果を本案と従来とを比較した表(表1、表2)を示す図である。
【図6】同表をグラフに表わした図である。
【図7】騒音レベルの試験結果を本案と従来とを比較した表(表1、表2)を示す図である。
【図8】スクレーパ切出し式テーブルフィーダのターンテーブル等の斜視図である。
【図9】従来の砕料供給装置を用いたジェットミルのフローシートである。
【符号の説明】
1…ジェットミル、2…基台、3…リングヘッダパイプ、4…ミル本体、5…ミルフレーム、6…トッププレート、7…ボトムプレート、8…旋回気流室、9…粉砕ノズル、10…連結管、11…アウトレットイクステンション、12…排気室ケース、13…ガイド部材、
15…エアインジェクタ、16…プッシャノズル、17…ベンチュリノズル、18…フィードホッパー、
31,32…圧力計、
50…コンプレッサ、51…圧力レギュレータ、52…バルブ、53…圧力レギュレータ、54…バルブ、55…サンプリング分岐管、56…バグフィルタ、57…ブロア、58…ロータリバルブ、
60…砕料供給装置、61…仕切り板付きテーブルフィーダ、62…テーブルケース、63…回転駆動軸、64…ターンテーブル、65…上板、66…下板、67…出口シュート、68…円筒状連結ケース、69…搬送翼、70…撹拌翼、71…連結シュート、72…砕料ホッパー、73…均圧管、74…ハッチ、75…安全弁、76…シール、77…軸受、78…ギア機構、79…モータ、
80…スクレーパ切出し式テーブルフィーダ、81…ターンテーブル、82…上板、83…スクレーパ、84…出口シュート。
Claims (2)
- 砕料ホッパーに貯留された砕料をフィーダにより連結シュートを介してジェットミルのエアインジェクタに供給する砕料供給装置であって、
前記砕料ホッパー,フィーダ,連結シュートの内部を前記エアインジェクタの内部に至るまで外気と遮断した密閉構造とし、
前記砕料ホッパーの上部空間と前記フィーダの下流側とを均圧管により連通し、
前記エアインジェクタに圧縮空気が供給されることのみによって砕料がジェットミル本体内に搬入されることを特徴とするジェットミルの砕料供給装置。 - 前記フィーダが、仕切り板付き回転供給機構からなることを特徴とする請求項1記載のジェットミルの砕料供給装置。
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