JP3546663B2 - 流し台キャビネット - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット本体の上端開口部内にシンクを収容設置してなる流し台キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7、8に示す如く、キャビネット本体1の上端開口部2内にシンク3を収容設置してなり、キャビネット本体1の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を収容すると共に、同膨出部4の下方外部スペースを配管スペース6となした流し台キャビネットは知られている。
【0003】
この場合、キャビネット本体1は背板9と両側板11と底板16とで前方及び上方へ開口した箱型に形成され、台輪14を介して床面15上に設置されるもので、同背板9の上端部分に膨出部4が形成されている。キャビネット本体1の上端開口部2上にはカウンター19が設置固定され、該カウンター19にシンク3が設けられており、同キャビネット本体1の前方開口にはこれを開閉する扉パネル27が付設されている。
【0004】
又、キャビネット本体1の上端開口部2は、両側板11と該両側板11の上端前後を架設状に結合する前桟材32及び後桟材35とで囲まれており、その上にカウンター19が設置固定されると共に、同前桟材32の前面に扉パネル27の上端部分が着脱自在に当止される。又、膨出部4を形成するために、両側板11の後端縁に切欠部34を形成し、該切欠部34の各コーナー部分において両側板11間に横桟材36を架設固定し、背板9を上下複数枚に分割形成して各分割された背板9を後桟材35、各横桟材36、底板16の後端縁各々の間に架設固定して、キャビネット本体1の後方を閉塞している。
【0005】
したがって、該流し台キャビネットにおいては、膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分が収容されるので、大型のシンク3を設置することができ、しかも、カウンター19の後端縁と共に膨出部4が後方の壁面26に当接するように設置され、該膨出部4の下方で背板9と同壁面26との間に配管スペース6が形成されるので、該配管スペース6内に、シンク3に付設される水栓カラン(図示せず)へと給水する給水管等の配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体1の内部を収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、膨出部4がキャビネット本体1の後方へ一体に突設されているため、該膨出部4が邪魔になって梱包の納まりが悪く、梱包が大型化してしまうという問題があった。又、キャビネット本体1を組み立てる際に、両側板11の後端縁に切欠部34を形成したり、同両側板11間に複数本の横桟材36を架設したり、背板9を上下複数枚に分割形成して各分割された背板9を各々取り付けたりする必要があって、組立作業性が良くないという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その課題は、梱包時の納まりが良く、組立作業性も良好な流し台キャビネットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の流し台キャビネットは、キャビネット本体の上端開口部内にシンクを収容設置してなり、キャビネット本体の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を収容すると共に、同膨出部の下方外部スペースを配管スペースとなした流し台キャビネットであって、少なくとも膨出部をキャビネット本体とは別体に形成してこれを同キャビネット本体に結合固定し組立一体化してなる。
【0009】
したがって、この場合、キャビネット本体の後側上端部分に後方へ膨出する膨出部が形成され、少なくとも該膨出部がキャビネット本体とは別体に形成されてこれが同キャビネット本体に結合固定され組立一体化されるので、キャビネット本体から膨出部を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができる。しかも、別体に形成された膨出部をキャビネット本体に結合固定して、簡単に組立一体化することができる。
【0010】
又、膨出部の内部スペースにシンクの後端部分が収容されるので、大型のシンクを設置することができ、しかも、該膨出部の下方外部スペースが配管スペースとなるので、該配管スペース内に配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体の内部を収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0011】上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、キャビネット本体の上端開口部分を開口枠部材として該キャビネット本体とは別体に形成し、同開口枠部材の後端部分を膨出部となして、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定し組立一体化したことを特徴とする。
【0012】
したがって、この場合は特に、キャビネット本体の上端開口部分が開口枠部材として膨出部と共に別体に形成されるので、開口枠部材を分離した状態にしてキャビネット本体を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0013】本発明の請求項1記載の流し台キャビネットは、膨出部の下面を塞ぐ仕切板を開口枠部材の後端部分の下側に設け、該仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の上端縁とを連設させると共に、該開口枠部材の両側枠の下端縁と同キャビネット本体の両側板の上端縁とを連設させて、組立一体化したことを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、組立一体化した際に、開口枠部材の両側枠の下端縁とキャビネット本体の両側板の上端縁とが連設されるので、該キャビネット本体上に同開口枠部材は巾が揃い安定した状態に支持され、同キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、膨出部の下面を塞ぐ仕切板を開口枠部材の後端部分の下側に予め設けておくことで、組立一体化の際に、該仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の上端縁とが連設されて該膨出部は簡単に覆い塞がれ、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0017】本発明の請求項2記載の流し台キャビネットは、上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、キャビネット本体の背板の上端部分に欠除開口を形成し、該欠除開口に膨出部を結合固定したことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、キャビネット本体の背板の高さ寸法を小さくすることでその上端部分に欠除開口を簡単に形成することができ、該欠除開口に膨出部を結合固定して該膨出部と同キャビネット本体とを連通させ、同膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を支障なく収容することができる。
【0019】本発明の請求項2記載の流し台キャビネットは、上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、膨出部の下面を塞ぐ仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の欠除開口の下縁とを連設させると共に、該キャビネット本体の両側板の上端部分の後端縁と同膨出部の両側面を塞ぐ両側面板の前端縁とを連設させて、組立一体化したことを特徴とする。
【0020】
したがって、この場合は特に、組立一体化した際に、キャビネット本体の両側板の上端部分の後端縁と膨出部の両側面板の前端縁とが連設されるので、該キャビネット本体の後方に同膨出部は巾が揃って体裁良く結合固定され、同キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、組立一体化の際に、膨出部の下面を塞ぐ仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の欠除開口の下縁とが連設されて該膨出部は覆い塞がれ、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の請求項1に対応する一実施形態を示し、該実施形態の流し台キャビネットは、キャビネット本体1の上端開口部2内にシンク3を収容設置してなり、キャビネット本体1の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を収容すると共に、同膨出部4の下方外部スペースを配管スペース6となした流し台キャビネットであって、少なくとも膨出部4をキャビネット本体1とは別体に形成してこれを同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化してなる。
【0022】
該実施形態の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体1の上端開口部分を開口枠部材7として該キャビネット本体1とは別体に形成し、同開口枠部材7の後端部分を膨出部4となして、該開口枠部材7を同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化している。しかも、この場合に、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8を開口枠部材7の後端部分の下側に設け、該仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の上端縁とを連設させると共に、該開口枠部材7の両側枠10の下端縁と同キャビネット本体1の両側板11の上端縁とを連設させて、組立一体化してもいる。
【0023】
キャビネット本体1は木製で前方及び上方へ開口した箱型に形成され、台輪14を介して台所の床面15上に設置されるものである。該キャビネット本体1は背板9と両側板11と底板16とが結合固着されて形成され、該背板9は、両側板11の上後端を架設状に結合する補強桟材17と、該補強桟材17に上端縁部分が固着されてキャビネット本体1の後方開口を閉塞するように取着される薄板材18と、で形成されている。
【0024】
開口枠部材7は木製で前記キャビネット本体1の上方開口よりも後方へ膨出部4だけ大きな矩形枠状に枠組み形成され、その後端部分の下側に同膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8が組立一体化前に予め付設固定されている。該開口枠部材7は前記キャビネット本体1の上方開口上に設置され結合固定されるものであり、その際、開口枠部材7の両側枠10の下縁端面がキャビネット本体1の両側板11の上縁端面上に支持固定されると共に、仕切板8の前縁下面が同キャビネット本体1の背板9となる補強桟材17及び薄板材18の上縁端面上に支持固定される。
【0025】
又、開口枠部材7の内部開口がキャビネット本体1の上端開口部2となり、該上端開口部2上には合成樹脂製のカウンター19が設置固定され、該カウンター19にステンレス製のシンク3が設けられている。この場合、図3に示す如く、カウンター19に矩形開口20が形成され、該矩形開口20の裏側にこれに対応する矩形状のシンク3が配置され、該シンク3の上端縁に形成されるフランジ21が同カウンター19の裏面に固着されて取り付けられている。シンク3の後側中程には前方へ突出屈曲した部分が形成されており、該突出屈曲した部分の上面に水栓カラン22が付設されている。
【0026】
又、シンク3の底部には排水口23が形成されており、図1に示す如く、該排水口23から垂設される排水管24がキャビネット本体1内に垂設配管されている。シンク3の前記水栓カラン22からは、該水栓カラン22へと同シンク3内で使用される水を供給する給水管25が垂設されており、該給水管25が配管スペース6内に収容配管されている。この場合、カウンター19の後端縁と共に膨出部4が後方の壁面26に当接するように設置され、該膨出部4の下方で背板9と同壁面26との間に配管スペース6が形成されている。
【0027】
又、キャビネット本体1の前方開口にはこれを開閉する扉パネル27が付設されており、該扉パネル27の上端部分は前記開口枠部材7の前枠部材前面に着脱自在に当止される。又、開口枠部材7の両側枠10とキャビネット本体1の両側板11とは両者の外側面を面一状に連続させて結合固定され、その際、図4(a)に示す如く、側板11の上縁端面に形成されるダボ凸部28に側枠10の下縁端面に形成されるダボ凹部29が嵌合されたり、或いは、図4(b)に示す如く、側板11と側枠10の外側面間に跨がる連結金具板30が両者にネジ釘等の固着具31で取着されたりして結合固定される。
【0028】
したがって、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体1の後側上端部分に後方へ膨出する膨出部4が形成され、少なくとも該膨出部4がキャビネット本体1とは別体に形成されてこれが同キャビネット本体1に結合固定され組立一体化されるので、キャビネット本体1から膨出部4を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができる。しかも、別体に形成された膨出部4をキャビネット本体1に結合固定して、簡単に組立一体化することができる。
【0029】
又、この場合には、膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分が収容されるので、大型のシンク3を設置することができ、しかも、該膨出部4の下方外部スペースが配管スペース6となるので、該配管スペース6内に配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体1の内部を調理道具、調味料等の台所用品が収納される収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0030】
又、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体1の上端開口部分が開口枠部材7として膨出部4と共に別体に形成されるので、開口枠部材7を分離した状態にしてキャビネット本体1を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材7を同キャビネット本体1に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0031】
又、組立一体化した際に、開口枠部材7の両側枠10の下端縁とキャビネット本体1の両側板11の上端縁とが連設されるので、該キャビネット本体1上に同開口枠部材7は巾が揃い安定した状態に支持固定され、同キャビネット本体1の両側板11には従来のように切欠部34を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8が開口枠部材7の後端部分の下側に組立一体化前に予め設けられているので、組立一体化の際には、該仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の上端縁とが連設されて該膨出部4は簡単に覆い塞がれ、同キャビネット本体1内への虫の侵入が防止される。
【0032】図5、6は、本発明の請求項2に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、特に、膨出部4だけをキャビネット本体1とは別体に形成してこれを同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化している。この場合、キャビネット本体1の上端開口部2は、両側板11と、該両側板11の上前端を架設状に結合する前桟材32と、膨出部4の両側面板13及び後面板33とで囲まれており、その上にカウンター19が設置固定され、又、同前桟材32の前面に扉パネル27の上端部分が着脱自在に当止される。
【0033】
したがって、この場合は特に、膨出部4だけがキャビネット本体1とは別体に形成されるので、分離した膨出部4は小型化され、該膨出部4をキャビネット本体1と共により納まり良く梱包することができ、しかも、別体に形成された該膨出部4だけを同キャビネット本体1に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0034】
又、この場合に、キャビネット本体1の背板9の上端部分に欠除開口12を形成し、該欠除開口12に膨出部4を結合固定しているので、キャビネット本体1の背板9の高さ寸法を小さくすることでその上端部分に欠除開口12を簡単に形成することができ、該欠除開口12に膨出部4を結合固定して該膨出部4と同キャビネット本体1とを連通させ、同膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を支障なく収容することができる。
【0035】
又、その際、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の欠除開口12の下縁とを連設させると共に、該キャビネット本体1の両側板11の上端部分の後端縁と同膨出部4の両側面を塞ぐ両側面板13の前端縁とを連設させて、組立一体化している。この場合、背板9の上端部分の後面と膨出部4の仕切板8の前端縁面とが固着具31によって当接結合固着され、同膨出部4の後面を塞ぐ後面板33が固着具31によって壁面26に当接結合固着されている。
【0036】
したがって、この場合は、組立一体化した際に、キャビネット本体1の両側板11の上端部分の後端縁と膨出部4の両側面板13の前端縁とが連設されるので、該キャビネット本体1の後方に同膨出部4は巾が揃って体裁良く結合固定され、同キャビネット本体1の両側板11には従来のように切欠部34を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、組立一体化の際に、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の欠除開口12の下縁とが連設されて該膨出部4は覆い塞がれ、同キャビネット本体1内への虫の侵入が防止される。なお、それ以外は上記実施形態と同様に構成されており、請求項1に係る作用効果が上記実施形態におけると同様に奏される。
【0037】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体から膨出部を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができ、しかも、別体に形成された該膨出部を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することができる。
【0038】又、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、特に、開口枠部材を分離した状態にしてキャビネット本体を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0039】又、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体上に開口枠部材が安定した状態に支持され、該キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、矩形板材を有効に使用することができ、しかも、組立一体化の際に膨出部が簡単に覆い塞がれて、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0041】又、本発明の請求項2記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体の背板の高さ寸法を小さくすることで簡単に形成される欠除開口に、膨出部を結合固定して該膨出部と同キャビネット本体とを連通させ、同膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を支障なく収容することができる。
【0042】又、本発明の請求項2記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体の後方に膨出部が体裁良く結合固定され、該キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、矩形板材を有効に使用することができ、しかも、組立一体化の際に膨出部が覆い塞がれて、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である流し台キャビネットを示す断面図。
【図2】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【図3】同流し台キャビネットにおけるシンクを示す分解斜視図。
【図4】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体と開口枠部材との結合形態を例示する(a)(b)各々異なった結合形態の拡大断面図。
【図5】別の実施形態である流し台キャビネットを示す断面図。
【図6】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【図7】従来例である流し台キャビネットを示す断面図。
【図8】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 キャビネット本体
2 上端開口部
3 シンク
4 膨出部
5 内部スペース
6 配管スペース
7 開口枠部材
8 仕切板
9 背板
10 側枠
11 側板
12 欠除開口
13 側面板
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット本体の上端開口部内にシンクを収容設置してなる流し台キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7、8に示す如く、キャビネット本体1の上端開口部2内にシンク3を収容設置してなり、キャビネット本体1の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を収容すると共に、同膨出部4の下方外部スペースを配管スペース6となした流し台キャビネットは知られている。
【0003】
この場合、キャビネット本体1は背板9と両側板11と底板16とで前方及び上方へ開口した箱型に形成され、台輪14を介して床面15上に設置されるもので、同背板9の上端部分に膨出部4が形成されている。キャビネット本体1の上端開口部2上にはカウンター19が設置固定され、該カウンター19にシンク3が設けられており、同キャビネット本体1の前方開口にはこれを開閉する扉パネル27が付設されている。
【0004】
又、キャビネット本体1の上端開口部2は、両側板11と該両側板11の上端前後を架設状に結合する前桟材32及び後桟材35とで囲まれており、その上にカウンター19が設置固定されると共に、同前桟材32の前面に扉パネル27の上端部分が着脱自在に当止される。又、膨出部4を形成するために、両側板11の後端縁に切欠部34を形成し、該切欠部34の各コーナー部分において両側板11間に横桟材36を架設固定し、背板9を上下複数枚に分割形成して各分割された背板9を後桟材35、各横桟材36、底板16の後端縁各々の間に架設固定して、キャビネット本体1の後方を閉塞している。
【0005】
したがって、該流し台キャビネットにおいては、膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分が収容されるので、大型のシンク3を設置することができ、しかも、カウンター19の後端縁と共に膨出部4が後方の壁面26に当接するように設置され、該膨出部4の下方で背板9と同壁面26との間に配管スペース6が形成されるので、該配管スペース6内に、シンク3に付設される水栓カラン(図示せず)へと給水する給水管等の配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体1の内部を収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、膨出部4がキャビネット本体1の後方へ一体に突設されているため、該膨出部4が邪魔になって梱包の納まりが悪く、梱包が大型化してしまうという問題があった。又、キャビネット本体1を組み立てる際に、両側板11の後端縁に切欠部34を形成したり、同両側板11間に複数本の横桟材36を架設したり、背板9を上下複数枚に分割形成して各分割された背板9を各々取り付けたりする必要があって、組立作業性が良くないという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その課題は、梱包時の納まりが良く、組立作業性も良好な流し台キャビネットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の流し台キャビネットは、キャビネット本体の上端開口部内にシンクを収容設置してなり、キャビネット本体の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を収容すると共に、同膨出部の下方外部スペースを配管スペースとなした流し台キャビネットであって、少なくとも膨出部をキャビネット本体とは別体に形成してこれを同キャビネット本体に結合固定し組立一体化してなる。
【0009】
したがって、この場合、キャビネット本体の後側上端部分に後方へ膨出する膨出部が形成され、少なくとも該膨出部がキャビネット本体とは別体に形成されてこれが同キャビネット本体に結合固定され組立一体化されるので、キャビネット本体から膨出部を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができる。しかも、別体に形成された膨出部をキャビネット本体に結合固定して、簡単に組立一体化することができる。
【0010】
又、膨出部の内部スペースにシンクの後端部分が収容されるので、大型のシンクを設置することができ、しかも、該膨出部の下方外部スペースが配管スペースとなるので、該配管スペース内に配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体の内部を収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0011】上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、キャビネット本体の上端開口部分を開口枠部材として該キャビネット本体とは別体に形成し、同開口枠部材の後端部分を膨出部となして、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定し組立一体化したことを特徴とする。
【0012】
したがって、この場合は特に、キャビネット本体の上端開口部分が開口枠部材として膨出部と共に別体に形成されるので、開口枠部材を分離した状態にしてキャビネット本体を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0013】本発明の請求項1記載の流し台キャビネットは、膨出部の下面を塞ぐ仕切板を開口枠部材の後端部分の下側に設け、該仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の上端縁とを連設させると共に、該開口枠部材の両側枠の下端縁と同キャビネット本体の両側板の上端縁とを連設させて、組立一体化したことを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、組立一体化した際に、開口枠部材の両側枠の下端縁とキャビネット本体の両側板の上端縁とが連設されるので、該キャビネット本体上に同開口枠部材は巾が揃い安定した状態に支持され、同キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、膨出部の下面を塞ぐ仕切板を開口枠部材の後端部分の下側に予め設けておくことで、組立一体化の際に、該仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の上端縁とが連設されて該膨出部は簡単に覆い塞がれ、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0017】本発明の請求項2記載の流し台キャビネットは、上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、キャビネット本体の背板の上端部分に欠除開口を形成し、該欠除開口に膨出部を結合固定したことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、キャビネット本体の背板の高さ寸法を小さくすることでその上端部分に欠除開口を簡単に形成することができ、該欠除開口に膨出部を結合固定して該膨出部と同キャビネット本体とを連通させ、同膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を支障なく収容することができる。
【0019】本発明の請求項2記載の流し台キャビネットは、上記請求項1記載の流し台キャビネットにおいて、膨出部の下面を塞ぐ仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の欠除開口の下縁とを連設させると共に、該キャビネット本体の両側板の上端部分の後端縁と同膨出部の両側面を塞ぐ両側面板の前端縁とを連設させて、組立一体化したことを特徴とする。
【0020】
したがって、この場合は特に、組立一体化した際に、キャビネット本体の両側板の上端部分の後端縁と膨出部の両側面板の前端縁とが連設されるので、該キャビネット本体の後方に同膨出部は巾が揃って体裁良く結合固定され、同キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、組立一体化の際に、膨出部の下面を塞ぐ仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の欠除開口の下縁とが連設されて該膨出部は覆い塞がれ、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の請求項1に対応する一実施形態を示し、該実施形態の流し台キャビネットは、キャビネット本体1の上端開口部2内にシンク3を収容設置してなり、キャビネット本体1の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を収容すると共に、同膨出部4の下方外部スペースを配管スペース6となした流し台キャビネットであって、少なくとも膨出部4をキャビネット本体1とは別体に形成してこれを同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化してなる。
【0022】
該実施形態の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体1の上端開口部分を開口枠部材7として該キャビネット本体1とは別体に形成し、同開口枠部材7の後端部分を膨出部4となして、該開口枠部材7を同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化している。しかも、この場合に、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8を開口枠部材7の後端部分の下側に設け、該仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の上端縁とを連設させると共に、該開口枠部材7の両側枠10の下端縁と同キャビネット本体1の両側板11の上端縁とを連設させて、組立一体化してもいる。
【0023】
キャビネット本体1は木製で前方及び上方へ開口した箱型に形成され、台輪14を介して台所の床面15上に設置されるものである。該キャビネット本体1は背板9と両側板11と底板16とが結合固着されて形成され、該背板9は、両側板11の上後端を架設状に結合する補強桟材17と、該補強桟材17に上端縁部分が固着されてキャビネット本体1の後方開口を閉塞するように取着される薄板材18と、で形成されている。
【0024】
開口枠部材7は木製で前記キャビネット本体1の上方開口よりも後方へ膨出部4だけ大きな矩形枠状に枠組み形成され、その後端部分の下側に同膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8が組立一体化前に予め付設固定されている。該開口枠部材7は前記キャビネット本体1の上方開口上に設置され結合固定されるものであり、その際、開口枠部材7の両側枠10の下縁端面がキャビネット本体1の両側板11の上縁端面上に支持固定されると共に、仕切板8の前縁下面が同キャビネット本体1の背板9となる補強桟材17及び薄板材18の上縁端面上に支持固定される。
【0025】
又、開口枠部材7の内部開口がキャビネット本体1の上端開口部2となり、該上端開口部2上には合成樹脂製のカウンター19が設置固定され、該カウンター19にステンレス製のシンク3が設けられている。この場合、図3に示す如く、カウンター19に矩形開口20が形成され、該矩形開口20の裏側にこれに対応する矩形状のシンク3が配置され、該シンク3の上端縁に形成されるフランジ21が同カウンター19の裏面に固着されて取り付けられている。シンク3の後側中程には前方へ突出屈曲した部分が形成されており、該突出屈曲した部分の上面に水栓カラン22が付設されている。
【0026】
又、シンク3の底部には排水口23が形成されており、図1に示す如く、該排水口23から垂設される排水管24がキャビネット本体1内に垂設配管されている。シンク3の前記水栓カラン22からは、該水栓カラン22へと同シンク3内で使用される水を供給する給水管25が垂設されており、該給水管25が配管スペース6内に収容配管されている。この場合、カウンター19の後端縁と共に膨出部4が後方の壁面26に当接するように設置され、該膨出部4の下方で背板9と同壁面26との間に配管スペース6が形成されている。
【0027】
又、キャビネット本体1の前方開口にはこれを開閉する扉パネル27が付設されており、該扉パネル27の上端部分は前記開口枠部材7の前枠部材前面に着脱自在に当止される。又、開口枠部材7の両側枠10とキャビネット本体1の両側板11とは両者の外側面を面一状に連続させて結合固定され、その際、図4(a)に示す如く、側板11の上縁端面に形成されるダボ凸部28に側枠10の下縁端面に形成されるダボ凹部29が嵌合されたり、或いは、図4(b)に示す如く、側板11と側枠10の外側面間に跨がる連結金具板30が両者にネジ釘等の固着具31で取着されたりして結合固定される。
【0028】
したがって、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体1の後側上端部分に後方へ膨出する膨出部4が形成され、少なくとも該膨出部4がキャビネット本体1とは別体に形成されてこれが同キャビネット本体1に結合固定され組立一体化されるので、キャビネット本体1から膨出部4を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができる。しかも、別体に形成された膨出部4をキャビネット本体1に結合固定して、簡単に組立一体化することができる。
【0029】
又、この場合には、膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分が収容されるので、大型のシンク3を設置することができ、しかも、該膨出部4の下方外部スペースが配管スペース6となるので、該配管スペース6内に配管を収容することができ、配管の施工性に優れ、施工仕上がり外観も良好で、キャビネット本体1の内部を調理道具、調味料等の台所用品が収納される収納スペースとして支障なく利用することができる。
【0030】
又、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体1の上端開口部分が開口枠部材7として膨出部4と共に別体に形成されるので、開口枠部材7を分離した状態にしてキャビネット本体1を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材7を同キャビネット本体1に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0031】
又、組立一体化した際に、開口枠部材7の両側枠10の下端縁とキャビネット本体1の両側板11の上端縁とが連設されるので、該キャビネット本体1上に同開口枠部材7は巾が揃い安定した状態に支持固定され、同キャビネット本体1の両側板11には従来のように切欠部34を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8が開口枠部材7の後端部分の下側に組立一体化前に予め設けられているので、組立一体化の際には、該仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の上端縁とが連設されて該膨出部4は簡単に覆い塞がれ、同キャビネット本体1内への虫の侵入が防止される。
【0032】図5、6は、本発明の請求項2に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の流し台キャビネットにおいては、特に、膨出部4だけをキャビネット本体1とは別体に形成してこれを同キャビネット本体1に結合固定し組立一体化している。この場合、キャビネット本体1の上端開口部2は、両側板11と、該両側板11の上前端を架設状に結合する前桟材32と、膨出部4の両側面板13及び後面板33とで囲まれており、その上にカウンター19が設置固定され、又、同前桟材32の前面に扉パネル27の上端部分が着脱自在に当止される。
【0033】
したがって、この場合は特に、膨出部4だけがキャビネット本体1とは別体に形成されるので、分離した膨出部4は小型化され、該膨出部4をキャビネット本体1と共により納まり良く梱包することができ、しかも、別体に形成された該膨出部4だけを同キャビネット本体1に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0034】
又、この場合に、キャビネット本体1の背板9の上端部分に欠除開口12を形成し、該欠除開口12に膨出部4を結合固定しているので、キャビネット本体1の背板9の高さ寸法を小さくすることでその上端部分に欠除開口12を簡単に形成することができ、該欠除開口12に膨出部4を結合固定して該膨出部4と同キャビネット本体1とを連通させ、同膨出部4の内部スペース5にシンク3の後端部分を支障なく収容することができる。
【0035】
又、その際、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の欠除開口12の下縁とを連設させると共に、該キャビネット本体1の両側板11の上端部分の後端縁と同膨出部4の両側面を塞ぐ両側面板13の前端縁とを連設させて、組立一体化している。この場合、背板9の上端部分の後面と膨出部4の仕切板8の前端縁面とが固着具31によって当接結合固着され、同膨出部4の後面を塞ぐ後面板33が固着具31によって壁面26に当接結合固着されている。
【0036】
したがって、この場合は、組立一体化した際に、キャビネット本体1の両側板11の上端部分の後端縁と膨出部4の両側面板13の前端縁とが連設されるので、該キャビネット本体1の後方に同膨出部4は巾が揃って体裁良く結合固定され、同キャビネット本体1の両側板11には従来のように切欠部34を形成しなくても良いので、切欠除去することによる端材が出ず矩形板材を有効に使用することができる。しかも、組立一体化の際に、膨出部4の下面を塞ぐ仕切板8の前端縁とキャビネット本体1の背板9の欠除開口12の下縁とが連設されて該膨出部4は覆い塞がれ、同キャビネット本体1内への虫の侵入が防止される。なお、それ以外は上記実施形態と同様に構成されており、請求項1に係る作用効果が上記実施形態におけると同様に奏される。
【0037】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、キャビネット本体から膨出部を分離した状態にして納まり良くコンパクトに梱包することができ、しかも、別体に形成された該膨出部を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することができる。
【0038】又、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、特に、開口枠部材を分離した状態にしてキャビネット本体を小型化し、よりコンパクトに梱包することができ、しかも、該開口枠部材を同キャビネット本体に結合固定して簡単に組立一体化することもできる。
【0039】又、本発明の請求項1記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体上に開口枠部材が安定した状態に支持され、該キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、矩形板材を有効に使用することができ、しかも、組立一体化の際に膨出部が簡単に覆い塞がれて、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【0041】又、本発明の請求項2記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体の背板の高さ寸法を小さくすることで簡単に形成される欠除開口に、膨出部を結合固定して該膨出部と同キャビネット本体とを連通させ、同膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を支障なく収容することができる。
【0042】又、本発明の請求項2記載の流し台キャビネットにおいては、特に、キャビネット本体の後方に膨出部が体裁良く結合固定され、該キャビネット本体の両側板には従来のように切欠部を形成しなくても良いので、矩形板材を有効に使用することができ、しかも、組立一体化の際に膨出部が覆い塞がれて、同キャビネット本体内への虫の侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である流し台キャビネットを示す断面図。
【図2】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【図3】同流し台キャビネットにおけるシンクを示す分解斜視図。
【図4】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体と開口枠部材との結合形態を例示する(a)(b)各々異なった結合形態の拡大断面図。
【図5】別の実施形態である流し台キャビネットを示す断面図。
【図6】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【図7】従来例である流し台キャビネットを示す断面図。
【図8】同流し台キャビネットにおけるキャビネット本体を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 キャビネット本体
2 上端開口部
3 シンク
4 膨出部
5 内部スペース
6 配管スペース
7 開口枠部材
8 仕切板
9 背板
10 側枠
11 側板
12 欠除開口
13 側面板
Claims (2)
- キャビネット本体の上端開口部内にシンクを収容設置してなり、キャビネット本体の後側上端部分を後方へ膨出形成して、該膨出部の内部スペースにシンクの後端部分を収容すると共に、同膨出部の下方外部スペースを配管スペースとなした流し台キャビネットであって、膨出部の下面を塞ぐ仕切板を開口枠部材の後端部分の下側に設け、該仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の上端縁とを連設させると共に、該開口枠部材の両側枠の下端縁と同キャビネット本体の両側板の上端縁とを連設させて、少なくとも膨出部をキャビネット本体とは別体に形成して、これを同キャビネット本体に結合固定し組立一体化してなる流し台キャビネット。
- キャビネット本体の背板の上端部分に欠除開口を形成し、該欠除開口に膨出部の下面を塞ぐ仕切板の前端縁とキャビネット本体の背板の欠除開口の下縁とを連設させると共に、該キャビネット本体の両側板の上端部分の後端縁と同膨出部の両側面を塞ぐ両側面板の前端縁とを連設させて、組立一体化したことを特徴とする請求項1記載の流し台キャビネット。
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