JP3531068B2 - 流体継手用ロックアップクラッチ - Google Patents
流体継手用ロックアップクラッチInfo
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- JP3531068B2 JP3531068B2 JP24830693A JP24830693A JP3531068B2 JP 3531068 B2 JP3531068 B2 JP 3531068B2 JP 24830693 A JP24830693 A JP 24830693A JP 24830693 A JP24830693 A JP 24830693A JP 3531068 B2 JP3531068 B2 JP 3531068B2
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- piston
- fluid coupling
- lockup clutch
- clutch
- counterweight
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/32—Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車における流
体動力学継手、すなわち流体継手用のロックアップクラ
ッチに関し、ピストンとねじり緩衝器を備え、ねじり緩
衝器を、ピストンの1面である固定面の横に配置した種
類のロックアップクラッチに関する。
体動力学継手、すなわち流体継手用のロックアップクラ
ッチに関し、ピストンとねじり緩衝器を備え、ねじり緩
衝器を、ピストンの1面である固定面の横に配置した種
類のロックアップクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなクラッチの例は、フランス
国特許公開公報第2,668,234A号及び対応のアメ
リカ合衆国特許明細書第5,119,911号に記載され
ている。
国特許公開公報第2,668,234A号及び対応のアメ
リカ合衆国特許明細書第5,119,911号に記載され
ている。
【0003】このロックアップクラッチは、動的に釣り
合って回転し得る部材を設けて、不釣合を除いたもの
で、それ自体は公知である。
合って回転し得る部材を設けて、不釣合を除いたもの
で、それ自体は公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような釣り合いを
得るには、若干の問題が存在する。
得るには、若干の問題が存在する。
【0005】この種の装置では、ピストンの両側に制御
室を形成して、これらの制御室を対向する方向に加圧す
ることにより制御されるが、制御室は、互いに分離でき
なければなないため、所要の釣り合いを得るために、ピ
ストンの横断部や円盤部に穿孔することができない。
室を形成して、これらの制御室を対向する方向に加圧す
ることにより制御されるが、制御室は、互いに分離でき
なければなないため、所要の釣り合いを得るために、ピ
ストンの横断部や円盤部に穿孔することができない。
【0006】そこで、ピストンの外周フランジの軸線方
向の所要位置に、透孔を設けることによって、釣り合わ
せることが考えられる。
向の所要位置に、透孔を設けることによって、釣り合わ
せることが考えられる。
【0007】しかし、透孔を設けることは、たとえば穿
孔作業により生じたかえり、もしくは分離した粒子が、
ロックアップクラッチとそれに付設された流体継手と
の、密閉されたケース内に入れてある作動液中に混入す
るなどして、それ自体が汚染源になるおそれがあり、好
ましい手段ではない。
孔作業により生じたかえり、もしくは分離した粒子が、
ロックアップクラッチとそれに付設された流体継手と
の、密閉されたケース内に入れてある作動液中に混入す
るなどして、それ自体が汚染源になるおそれがあり、好
ましい手段ではない。
【0008】また、ピストン自体に部材を溶接して、釣
り合わせることも考えられる。
り合わせることも考えられる。
【0009】しかし、この手段は、正しくできているこ
とを確認するためには、破壊検査が必要になるために、
信頼性及び制御上の問題がある。
とを確認するためには、破壊検査が必要になるために、
信頼性及び制御上の問題がある。
【0010】本発明は、上記の不都合を解決するため
の、簡単で安価に実施することができ、ロックアップク
ラッチを汚染する危険がなく、かつ、高度に正確な釣り
合い状態をもたらす新規な動的バランス装置を提供する
ことを目的とする。
の、簡単で安価に実施することができ、ロックアップク
ラッチを汚染する危険がなく、かつ、高度に正確な釣り
合い状態をもたらす新規な動的バランス装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、次のとおりに構成されている。
めの本発明は、次のとおりに構成されている。
【0012】ピストン(30)とねじり緩衝器(20)とを備
え、ねじり緩衝器を、ピストンの取付面である一方の面
の横に設けており、ピストン(30)に、複数個の突起部材
(41)(141)(341)を一体的に突設し、少なくとも1個の突
起部材に、少なくとも1個の釣合錘部材(40)(140)を取
付け、ピストンが中空に形成されて、複数個の補強リブ
(35) を備え、自動車に使用される流体継手用ロックアッ
プクラッチにおいて、突起部材 (41)(141) を、ピストン
の補強リブ (35) と同一円周上の領域に配置したことを特
徴とする流体継手用ロツクアップ。
え、ねじり緩衝器を、ピストンの取付面である一方の面
の横に設けており、ピストン(30)に、複数個の突起部材
(41)(141)(341)を一体的に突設し、少なくとも1個の突
起部材に、少なくとも1個の釣合錘部材(40)(140)を取
付け、ピストンが中空に形成されて、複数個の補強リブ
(35) を備え、自動車に使用される流体継手用ロックアッ
プクラッチにおいて、突起部材 (41)(141) を、ピストン
の補強リブ (35) と同一円周上の領域に配置したことを特
徴とする流体継手用ロツクアップ。
【0013】突起部材を、ピストンの取付面から、軸線
方向に突設するのがよい。
方向に突設するのがよい。
【0014】突起部材を、取付面の逆側のピストンの面
から、軸線方向に突設してもよい。
から、軸線方向に突設してもよい。
【0015】この場合、突起部材が、隣接する2個の補
強リブの側方に形成した釣合領域の一部であることが望
ましい。
強リブの側方に形成した釣合領域の一部であることが望
ましい。
【0016】ねじり緩衝器が多角形の案内リングを備
え、かつ釣合錘部材を、案内リングの対応する外縁辺に
係合する直線状の辺を有する板部材で構成することが望
ましい。
え、かつ釣合錘部材を、案内リングの対応する外縁辺に
係合する直線状の辺を有する板部材で構成することが望
ましい。
【0017】この場合、板部材を、釣合領域の2個の突
起部材に係着することが望ましい。
起部材に係着することが望ましい。
【0018】少なくとも1個の釣合錘部材を、取付用リ
ベットを有する少なくとも1個の突起部材により固着す
ることが望ましい。
ベットを有する少なくとも1個の突起部材により固着す
ることが望ましい。
【0019】
【作用】ピストンに、複数個の突起部材を突設して、所
要の釣合錘部材を装着することにより、クラッチ全体の
動的回転バランスを、適正に設定することができる。
要の釣合錘部材を装着することにより、クラッチ全体の
動的回転バランスを、適正に設定することができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明のロックアップクラッチの正
面図、図2は、図1の2−2線における断面図、図3
は、別の実施例の上半部の断面図である。
面図、図2は、図1の2−2線における断面図、図3
は、別の実施例の上半部の断面図である。
【0021】図面には、密閉されたケース(2)(図3参
照)の内部に装着されたロックアップクラッチ(1)が示
されている。
照)の内部に装着されたロックアップクラッチ(1)が示
されている。
【0022】ケース(2)は、駆動部材を構成し、公知の
手法により、自動車の内燃エンジンのクランク軸に、第
1の胴板部材(3)(4)を介して、回転可能に結合してあ
る。
手法により、自動車の内燃エンジンのクランク軸に、第
1の胴板部材(3)(4)を介して、回転可能に結合してあ
る。
【0023】胴板部材(3)(4)は、円板状の形状をな
し、ほぼ周方向に配置された基部(4)を備えている。
し、ほぼ周方向に配置された基部(4)を備えている。
【0024】基部(4)の外周には、軸線方向の円筒状を
なすフランジ(3)を設けてある。
なすフランジ(3)を設けてある。
【0025】基部(4)の外縁部には、周方向の摩擦壁
(5)を設け、一般的に隔板を介してクランク軸に結合し
て、回転するためのめねじ部材(6)を装着してある。
(5)を設け、一般的に隔板を介してクランク軸に結合し
て、回転するためのめねじ部材(6)を装着してある。
【0026】第1の胴板部材(3)(4)は、外周縁を第
2の胴板部材(13)(図3参照)に、一般的には溶接によ
り、密閉して結合してある。
2の胴板部材(13)(図3参照)に、一般的には溶接によ
り、密閉して結合してある。
【0027】この第2の胴板部材(13)は、衝動羽根車(1
4)の形状に形成してある。この衝動羽根車(14)は、ケー
ス(2)の中に配置された流体胴力学継手装置(流体継手)
(15)の一部である。
4)の形状に形成してある。この衝動羽根車(14)は、ケー
ス(2)の中に配置された流体胴力学継手装置(流体継手)
(15)の一部である。
【0028】この実施例における流体継手は、衝動羽根
車(14)と対向して設置されたタービン羽根車(8)を備え
るトルクコンバータ(15)を構成している。
車(14)と対向して設置されたタービン羽根車(8)を備え
るトルクコンバータ(15)を構成している。
【0029】また、トルクコンバータ(15)は、自由回転
車を介して回転するように、被動スリーブ(100)に装着
された被動車(16)(図3参照)を備えている。
車を介して回転するように、被動スリーブ(100)に装着
された被動車(16)(図3参照)を備えている。
【0030】タービン車(8)の内周面は、内側ハブ(9)
(図2)又は(19)(図3)に固着してある。内側ハブは、内
面に刻設したスプラインを介して駆動軸(10)に結合さ
れ、駆動軸(10)とともに回転する。
(図2)又は(19)(図3)に固着してある。内側ハブは、内
面に刻設したスプラインを介して駆動軸(10)に結合さ
れ、駆動軸(10)とともに回転する。
【0031】内側ハブ(9)は、タービン車(8)にリベッ
トで固着してある。内側ハブ(9)の一端に調心面(11)を
設け、外面スプライン(12)を刻設してある。
トで固着してある。内側ハブ(9)の一端に調心面(11)を
設け、外面スプライン(12)を刻設してある。
【0032】図3における内側ハブ(19)も、同様に構成
してある。
してある。
【0033】自動車が始動すると、ケース(2)内の液体
の流れにより、タービン車(8)は、衝動羽根車(14)によ
り回転させられる。
の流れにより、タービン車(8)は、衝動羽根車(14)によ
り回転させられる。
【0034】ロックアップクラッチ(1)の目的は、上記
の始動時及び自動車及びエンジンが起動した後におい
て、タービン車(8)と衝動羽根車(14)との間に生じる辷
り及び動力の損失を防止することである。
の始動時及び自動車及びエンジンが起動した後におい
て、タービン車(8)と衝動羽根車(14)との間に生じる辷
り及び動力の損失を防止することである。
【0035】クラッチ(1)は、タービン車(8)と第1の
胴板部材(3)(4)の基部(4)との間に位置している。
胴板部材(3)(4)の基部(4)との間に位置している。
【0036】クラッチ(1)は、ねじり緩衝器(20)(図3
参照)及びピストン(30)で構成された装置を備えてい
る。
参照)及びピストン(30)で構成された装置を備えてい
る。
【0037】この装置は、軸線方向に移動可能で、か
つ、(円板状に形成した)ピストン(30)の内周に、内側ハ
ブ(9)の調心面(11)に係合して軸線方向に摺動するため
のスリーブ(34)を備えている。
つ、(円板状に形成した)ピストン(30)の内周に、内側ハ
ブ(9)の調心面(11)に係合して軸線方向に摺動するため
のスリーブ(34)を備えている。
【0038】ねじり緩衝器(20)は、内面にスプラインを
刻設した外側ハブ(23)(123)(図2)又は(23)(図3)の形
状をなす出力部材を備えている。
刻設した外側ハブ(23)(123)(図2)又は(23)(図3)の形
状をなす出力部材を備えている。
【0039】この外側ハブは、内側ハブ(9)又は(19)の
外面スプライン(11)に結合されて、内側ハブとともに回
転するようにしてある。
外面スプライン(11)に結合されて、内側ハブとともに回
転するようにしてある。
【0040】ピストン(30)の外周部に、摩擦板(31)を取
付けてある。摩擦板(31)は、通常の手法でピストンに接
着してあり、ケース(2)の周方向の壁面(5)に摺接する
ようにしてある。
付けてある。摩擦板(31)は、通常の手法でピストンに接
着してあり、ケース(2)の周方向の壁面(5)に摺接する
ようにしてある。
【0041】この目的のために、ピストン(30)の外周部
には、摩擦板(31)が取付けられる周方向の壁面(32)を設
けてある。
には、摩擦板(31)が取付けられる周方向の壁面(32)を設
けてある。
【0042】図示の構成と逆に、壁面(5)の方に摩擦板
(31)を取付けるようにしてもよいことは、云うまでもな
い。また、ねじり緩衝器(20)は、ピストン(30)に固着さ
れた入力部を備えている。
(31)を取付けるようにしてもよいことは、云うまでもな
い。また、ねじり緩衝器(20)は、ピストン(30)に固着さ
れた入力部を備えている。
【0043】ねじり緩衝器(20)は、ピストン(30)の1つ
の面の横に配置してある。説明の便宜のために、以下、
この面を、取付面と称することとする。
の面の横に配置してある。説明の便宜のために、以下、
この面を、取付面と称することとする。
【0044】図2及び図3では、この取付面は、基部
(4)の逆側で、タービン車(8)に対向しており、ピスト
ン(30)は中空に形成されている。
(4)の逆側で、タービン車(8)に対向しており、ピスト
ン(30)は中空に形成されている。
【0045】図1及び図2にける外側ハブ(23)(123)
は、ねじり緩衝器(20)の出力部の一部である。
は、ねじり緩衝器(20)の出力部の一部である。
【0046】これらの図における入力部(21)(22)は、軸
線方向にはたらく摩擦部材(28)とともに、円周方向には
たらく弾性部材(27)の付勢力に抗して、相対的に回転で
きるように取付けられている。
線方向にはたらく摩擦部材(28)とともに、円周方向には
たらく弾性部材(27)の付勢力に抗して、相対的に回転で
きるように取付けられている。
【0047】図1及び図3における基部(4)は、壁面
(5)がピストン(30)に適合するように、内向きに変形し
てある。これにより、ピストン(30)の両側に作動液室が
形成されている。
(5)がピストン(30)に適合するように、内向きに変形し
てある。これにより、ピストン(30)の両側に作動液室が
形成されている。
【0048】両側の室内の液体圧を反転させることによ
り、ピストン(30)は、調心面(11)に沿って軸線方向に移
動し、流体圧の作用によって、ピストン(30)は、それ自
体と(すなわち、ピストンの壁体(32)と)壁面(5)との間
に、摩擦板(31)を把持する。
り、ピストン(30)は、調心面(11)に沿って軸線方向に移
動し、流体圧の作用によって、ピストン(30)は、それ自
体と(すなわち、ピストンの壁体(32)と)壁面(5)との間
に、摩擦板(31)を把持する。
【0049】把持によるロッキング効果により、ケース
(2)は、被動軸(10)を直接に駆動する。この実施例で
は、被動軸(10)は、自動車のギヤボックスの入力軸であ
る。
(2)は、被動軸(10)を直接に駆動する。この実施例で
は、被動軸(10)は、自動車のギヤボックスの入力軸であ
る。
【0050】図1におけるねじり緩衝器(20)の入力部(2
1)(22)は、公知の手法によって、この実施例では棒状に
形成してあるスペーサ部材(26)により、一体に固着して
ある。図3では、同じ部材を、それぞれ符号(121)(122)
として示してある。
1)(22)は、公知の手法によって、この実施例では棒状に
形成してあるスペーサ部材(26)により、一体に固着して
ある。図3では、同じ部材を、それぞれ符号(121)(122)
として示してある。
【0051】案内リング(21)と(22)との間に、緩衝板(2
4)を設けて、外側ハブ(23)(123)に固着してある。
4)を設けて、外側ハブ(23)(123)に固着してある。
【0052】図2の上半部、及び図3の例では、緩衝板
(24)を外側ハブに圧入してあるが、外側ハブに溶接して
もよい。一方、図2の下半部の例では、緩衝板(24)を外
側ハブ(23)(123)と一体的に構成してある。
(24)を外側ハブに圧入してあるが、外側ハブに溶接して
もよい。一方、図2の下半部の例では、緩衝板(24)を外
側ハブ(23)(123)と一体的に構成してある。
【0053】すなわち、ねじり緩衝器の出力部は、緩衝
板(24)(図2)又は(124)(図3)と関連する外側ハブ(23)
(123)又は(23)とで構成されている。
板(24)(図2)又は(124)(図3)と関連する外側ハブ(23)
(123)又は(23)とで構成されている。
【0054】図1ないし図3における弾性部材(27)は、
1対のコイルスプリング(27a)(27b)で形成され、窓孔(6
0)及び(62)の中に、隙間なく装着してある。
1対のコイルスプリング(27a)(27b)で形成され、窓孔(6
0)及び(62)の中に、隙間なく装着してある。
【0055】これらの窓孔は、それぞれ、案内リング(2
1)及び(22)(図1及び図2)又は(121)及び(122)(図3)
と、緩衝板(24)又は(124)に形成してある。
1)及び(22)(図1及び図2)又は(121)及び(122)(図3)
と、緩衝板(24)又は(124)に形成してある。
【0056】これらのスプリング(27)と窓孔(60)及び(6
2)とは、共通のピッチ円周上に等間隔で配置してあり、
この実施例では、6組のスプリング(27)を備えている。
2)とは、共通のピッチ円周上に等間隔で配置してあり、
この実施例では、6組のスプリング(27)を備えている。
【0057】スペーサ棒(26)(図1及び図2)は、コイル
スプリング(27)の内周側に窓孔(60)から離れた位置を通
り、窓孔(62)の内周縁から内向きに設けられた通路(61)
を通って、固着してある。
スプリング(27)の内周側に窓孔(60)から離れた位置を通
り、窓孔(62)の内周縁から内向きに設けられた通路(61)
を通って、固着してある。
【0058】スペーサ棒(26)は、ピストン(30)を案内リ
ング(21)及び(22)に固着している。ピストン(30)は、案
内リング(22)に近接した位置に設けられている。
ング(21)及び(22)に固着している。ピストン(30)は、案
内リング(22)に近接した位置に設けられている。
【0059】他方の案内リング(21)は、外周部に装着点
(50)(図1参照)を有し、ピストン(30)の壁面(32)の基部
に、リベット(25)により固着してある。
(50)(図1参照)を有し、ピストン(30)の壁面(32)の基部
に、リベット(25)により固着してある。
【0060】図1及び図2における弾性部材(28)は、皿
ばね型式の弾性リングで、その周縁に、スペーサ棒(26)
に係合する溝を設け、スペーサ棒(26)とともに回転する
ように係合してある。
ばね型式の弾性リングで、その周縁に、スペーサ棒(26)
に係合する溝を設け、スペーサ棒(26)とともに回転する
ように係合してある。
【0061】皿ばね(28)は、案内リング(22)を緩衝板(2
4)に向けて押圧し、緩衝板(24)を他方の案内リング(21)
の内周縁に当接させるように付勢する。
4)に向けて押圧し、緩衝板(24)を他方の案内リング(21)
の内周縁に当接させるように付勢する。
【0062】このようにして、ケース(2)内の油槽内に
設置したクラッチにおける、金属面の接触が得られる。
設置したクラッチにおける、金属面の接触が得られる。
【0063】図3における摩擦部材は、符号(128)で示
してあり、摩擦リングを備えている。
してあり、摩擦リングを備えている。
【0064】図2における緩衝板(24)は、クランク状に
屈曲した断面形状を有し、周方向の外周部をスプリング
(27)の位置で折り曲げて、同じく周方向に形成されて案
内リング(21)に摺接して係合している内周部に連設して
あることに、留意されたい。
屈曲した断面形状を有し、周方向の外周部をスプリング
(27)の位置で折り曲げて、同じく周方向に形成されて案
内リング(21)に摺接して係合している内周部に連設して
あることに、留意されたい。
【0065】ロックアップクラッチ(1)の特徴は、ピス
トン(30)に、図1及び図2では符号(41)で、また、図3
では符号(141)で示され、かつピストン(30)と一体的に
作られた複数個の突起部材を備えており、少なくとも1
個の釣合錘部材を取付けてある。この釣合錘部材は、図
1及び図2では符号(40)で示され、図3では符号(140)
で示してある。
トン(30)に、図1及び図2では符号(41)で、また、図3
では符号(141)で示され、かつピストン(30)と一体的に
作られた複数個の突起部材を備えており、少なくとも1
個の釣合錘部材を取付けてある。この釣合錘部材は、図
1及び図2では符号(40)で示され、図3では符号(140)
で示してある。
【0066】図1及び図2における突起部材(41)は、ピ
ストン(30)の前記の取付面から軸線方向に突設してあ
る。
ストン(30)の前記の取付面から軸線方向に突設してあ
る。
【0067】ピストン(30)は、中空の円板状に形成して
ある。基部(33)に、中心孔及びピストン(30)のハブ又は
軸線方向の内側フランジ(234)を設け、また、周縁フラ
ンジを構成する周方向の壁面(32)に連なる軸線方向の円
筒壁(37)を設けてある。
ある。基部(33)に、中心孔及びピストン(30)のハブ又は
軸線方向の内側フランジ(234)を設け、また、周縁フラ
ンジを構成する周方向の壁面(32)に連なる軸線方向の円
筒壁(37)を設けてある。
【0068】基部(33)は、図2に示すようなクランク状
に屈曲した形状を有し、第1の胴板部材(3)(4)の基部
(4)及び特に、ねじり緩衝器(20)のコイルスプリング(2
7)に適合する形状を備えている。
に屈曲した形状を有し、第1の胴板部材(3)(4)の基部
(4)及び特に、ねじり緩衝器(20)のコイルスプリング(2
7)に適合する形状を備えている。
【0069】ねじり緩衝器(20)の主要部は、ピストン(3
0)の円筒壁(37)と基部(33)とで形成されたスペースに収
容してある。
0)の円筒壁(37)と基部(33)とで形成されたスペースに収
容してある。
【0070】一方の案内リング(22)は、円環状に形成し
てあり、他方の案内リング(21)は、円形ではなく、この
実施例では多角形に形成してある。より詳細には、案内
リング(21)は、直線の辺を持つ六角形に形成してあり、
突出した各頂角部を、リベット(25)が取付けられる装着
点(50)としてある。
てあり、他方の案内リング(21)は、円形ではなく、この
実施例では多角形に形成してある。より詳細には、案内
リング(21)は、直線の辺を持つ六角形に形成してあり、
突出した各頂角部を、リベット(25)が取付けられる装着
点(50)としてある。
【0071】突起部材(41)は、摩擦板(31)の内周側に配
置され、この実施例では、リベット(25)と同じピッチ円
周上に配置してある。
置され、この実施例では、リベット(25)と同じピッチ円
周上に配置してある。
【0072】ピストン(30)の基部(33)は、円筒壁(37)を
補強するためのリブ(35)を介して、外周の壁面(32)に連
設してある。
補強するためのリブ(35)を介して、外周の壁面(32)に連
設してある。
【0073】より詳細には、図1に示すように、2個の
補強リブ(35)の間に釣合領域(36)を形成し、2個の突起
部材(41)を装着してあり、一方、リベット(25)は、2個
の補強リブ(35)の間の周方向の壁面(32)の根本に設けた
固定用突起(34)に立設してある。
補強リブ(35)の間に釣合領域(36)を形成し、2個の突起
部材(41)を装着してあり、一方、リベット(25)は、2個
の補強リブ(35)の間の周方向の壁面(32)の根本に設けた
固定用突起(34)に立設してある。
【0074】すなわち、2個の固定用突起(34)の間に、
一方の補強リブ(35)、釣合領域(36)及び他方のの補強リ
ブ(35)を、順次に(この順序で)配置してある。これらの
部材は、規則的に配列されている。突起部材(41)は、案
内リング(21)の直線状の外縁の外側に配置してある。
一方の補強リブ(35)、釣合領域(36)及び他方のの補強リ
ブ(35)を、順次に(この順序で)配置してある。これらの
部材は、規則的に配列されている。突起部材(41)は、案
内リング(21)の直線状の外縁の外側に配置してある。
【0075】この構成により、小さな板状とした少なく
とも1個の釣合錘部材(40)を、少なくとも1個の突起部
材(41)により、摩擦板(31)の逆側の、ピストン(30)のタ
ービン車(8)と対向する取付面に装着することができ
る。
とも1個の釣合錘部材(40)を、少なくとも1個の突起部
材(41)により、摩擦板(31)の逆側の、ピストン(30)のタ
ービン車(8)と対向する取付面に装着することができ
る。
【0076】これに関連して、釣合錘板(40)には、対応
する突起部材(41)に圧入するための取付孔(46)を設ける
のみでよく、釣合錘板(40)には、案内リング(21)の直線
状の外縁に係合する直線状の内縁を設けてある。
する突起部材(41)に圧入するための取付孔(46)を設ける
のみでよく、釣合錘板(40)には、案内リング(21)の直線
状の外縁に係合する直線状の内縁を設けてある。
【0077】釣合錘板(40)を突起部材(41)に装着した
後、突起部材(41)の先端を(この実施例では冷間加工で)
かしめて、拡径した頭部(241)を形成させ、釣合錘板(4
0)を鋲止めにより固定してある。
後、突起部材(41)の先端を(この実施例では冷間加工で)
かしめて、拡径した頭部(241)を形成させ、釣合錘板(4
0)を鋲止めにより固定してある。
【0078】かくして、釣合錘板(40)は、直線状の内縁
が、案内リング(21)の対応する直線状の外縁に係合する
ことにより、回転しないように自動的に固定される。
が、案内リング(21)の対応する直線状の外縁に係合する
ことにより、回転しないように自動的に固定される。
【0079】釣合錘板(40)を所要の位置に取付けること
により、クラッチ(1)に適正な動的釣り合い状態をもた
らすことができる。これは、突起部材(41)を複数個、こ
の実施例では12個設けてあることにより、可能にな
る。
により、クラッチ(1)に適正な動的釣り合い状態をもた
らすことができる。これは、突起部材(41)を複数個、こ
の実施例では12個設けてあることにより、可能にな
る。
【0080】釣合錘板(40)は、図1に示すように、2個
の取付孔(46)を、2個の突起部材(41)に係合させてもよ
いことは、云うまでもない。
の取付孔(46)を、2個の突起部材(41)に係合させてもよ
いことは、云うまでもない。
【0081】この場合、突起部材(41)自体によって、回
転が自動的に制止されるので、釣合錘板(40)は、任意の
形状とすることができる。
転が自動的に制止されるので、釣合錘板(40)は、任意の
形状とすることができる。
【0082】ただし、図示の実施例では、信頼性のため
に、各釣合錘板(40)の形状を長方形とし、案内リング(2
1)の対応する直線状の外縁に係合させて、回転を防止し
てある。
に、各釣合錘板(40)の形状を長方形とし、案内リング(2
1)の対応する直線状の外縁に係合させて、回転を防止し
てある。
【0083】各釣合錘板(40)の厚さを異ならせて、充分
な釣り合い状態を得るようにしてもよいことは、云うま
でもない。また、これらの釣合錘板(40)の円周方向及び
半径方向の寸法を大きくしてもよい。さらに、これらの
構成を逆向きに配置することも、当然、可能である。
な釣り合い状態を得るようにしてもよいことは、云うま
でもない。また、これらの釣合錘板(40)の円周方向及び
半径方向の寸法を大きくしてもよい。さらに、これらの
構成を逆向きに配置することも、当然、可能である。
【0084】たとえば、図3の実施例における突起部材
(141)を、タービン車(8)及びねじり緩衝器(20)の逆側
のピストン(30)の面に、軸線方向に突設するようにして
もよい。この面は、ピストン(30)の取付面の逆側にな
る。
(141)を、タービン車(8)及びねじり緩衝器(20)の逆側
のピストン(30)の面に、軸線方向に突設するようにして
もよい。この面は、ピストン(30)の取付面の逆側にな
る。
【0085】突起部材(141)は、補強リブ(35)と同一の
円周上に、図1のように、隣接する2個のリブの間に配
置されている。
円周上に、図1のように、隣接する2個のリブの間に配
置されている。
【0086】ねじり緩衝器は、前述したフランス国特許
公開公報第2,668,234A号及び対応するアメリカ
合衆国特許第5,119,911号明細書に記載されてい
るものと同様に構成されており、その詳細は、これらの
明細書に開示されている。
公開公報第2,668,234A号及び対応するアメリカ
合衆国特許第5,119,911号明細書に記載されてい
るものと同様に構成されており、その詳細は、これらの
明細書に開示されている。
【0087】これに準じて構成された本出願の図3にお
けるねじり緩衝器(20)は、入力部の一部である2個の案
内リング(121)及び(122)と、2個の案内リング(121)(12
2)の間に嵌挿され、外側ハブ(23)に固着された緩衝板(1
24)とを備えている。
けるねじり緩衝器(20)は、入力部の一部である2個の案
内リング(121)及び(122)と、2個の案内リング(121)(12
2)の間に嵌挿され、外側ハブ(23)に固着された緩衝板(1
24)とを備えている。
【0088】案内リング(121)及び(122)は、図1及び図
2に示すように、スペーサ部材によって一体に結合して
あり、スプリング(27a)(27b)は、窓孔(60)及び(62)の中
に隙間なしに装着してある。
2に示すように、スペーサ部材によって一体に結合して
あり、スプリング(27a)(27b)は、窓孔(60)及び(62)の中
に隙間なしに装着してある。
【0089】また、これらのスペーサ部材には、1個の
円板(70)を固着してある。上記のアメリカ合衆国特許明
細書に記載してあるように、この円板(70)には、軸線方
向に弾性変形可能な複数組の舌片(42)(43)を設けてあ
る。
円板(70)を固着してある。上記のアメリカ合衆国特許明
細書に記載してあるように、この円板(70)には、軸線方
向に弾性変形可能な複数組の舌片(42)(43)を設けてあ
る。
【0090】円板(70)は、ピストン(30)の取付面に、ス
ペーサ(134)を挾んで設置したリベット(44)により固定
してある。この実施例では、釣合錘板(40)をこれらのリ
ベット(44)の内周側に配置してある。
ペーサ(134)を挾んで設置したリベット(44)により固定
してある。この実施例では、釣合錘板(40)をこれらのリ
ベット(44)の内周側に配置してある。
【0091】図1及び図2の構成の方が、図3の構成よ
りも有利であることが認められる。 その理由は、図1
及び図2のクラッチ(1)では、釣合錘板(40)を、より外
周側の位置、すなわち、摩擦板(31)とほぼ同じ円周上の
位置に配置してあるからである。一方、図3の構成で
は、1個の(又はそれぞれの)釣合錘板(40)を摩擦板(31)
の内周側に配置してある。
りも有利であることが認められる。 その理由は、図1
及び図2のクラッチ(1)では、釣合錘板(40)を、より外
周側の位置、すなわち、摩擦板(31)とほぼ同じ円周上の
位置に配置してあるからである。一方、図3の構成で
は、1個の(又はそれぞれの)釣合錘板(40)を摩擦板(31)
の内周側に配置してある。
【0092】以上、本発明を図示の実施例に基づいて説
明したが、本発明は、上述の内容に限定されるものでは
ない。
明したが、本発明は、上述の内容に限定されるものでは
ない。
【0093】図3において、1個の(又はそれぞれの)釣
合錘板(40)を、仮想線で示すように、より外周方向の摩
擦板(31)と同じ円周上の位置に取付けてもよい。
合錘板(40)を、仮想線で示すように、より外周方向の摩
擦板(31)と同じ円周上の位置に取付けてもよい。
【0094】図1及び図2では、ピストン(30)の外周縁
に軸線方向のフランジがないが、図3では、フランジを
備えているので、このフランジに突起部材(41)を設け
て、釣合錘部材(140)を取付けることもできる。この場
合の釣合錘部材(140)は、円弧状に形成されている。
に軸線方向のフランジがないが、図3では、フランジを
備えているので、このフランジに突起部材(41)を設け
て、釣合錘部材(140)を取付けることもできる。この場
合の釣合錘部材(140)は、円弧状に形成されている。
【0095】ねじり緩衝器は、一部のスプリング(27)
を、案内リング(21)及び(22)に形成した窓孔には隙間な
しに、緩衝板(24)又は(124)に形成した窓孔には隙間を
設けて装着した、段階的に作動するものであってもよい
ことは、云うまでもない。
を、案内リング(21)及び(22)に形成した窓孔には隙間な
しに、緩衝板(24)又は(124)に形成した窓孔には隙間を
設けて装着した、段階的に作動するものであってもよい
ことは、云うまでもない。
【0096】また、図示の実施例と逆向きに構成して、
ねじり緩衝器(20)が胴板(4)に近接し、ピストンの基部
を胴板(4)から離した配置とすることも可能である。
ねじり緩衝器(20)が胴板(4)に近接し、ピストンの基部
を胴板(4)から離した配置とすることも可能である。
【0097】
【発明の効果】(a) ピストンに複数個の突起部材を設
けて、少なくとも1個の釣合錘部材を少なくとも1個の
突起部材に係着することにより、クラッチ装置に最適な
動的回転バランスを与えることができる。また、突起部
材を、ピストンの補強リブと同じ円周上に取付けること
により、釣合錘部材の取付時及び作動中の変形を防止す
ることができる。また、補強リブを設けることにより、
ピストンを大径として、回転バランスをとりやすくでき
る。
けて、少なくとも1個の釣合錘部材を少なくとも1個の
突起部材に係着することにより、クラッチ装置に最適な
動的回転バランスを与えることができる。また、突起部
材を、ピストンの補強リブと同じ円周上に取付けること
により、釣合錘部材の取付時及び作動中の変形を防止す
ることができる。また、補強リブを設けることにより、
ピストンを大径として、回転バランスをとりやすくでき
る。
【0098】(b) 突起部材の先端をかしめて変形させ
ることにより、釣合錘部材を確実にピストンに固着でき
るので、回転中にガタつき等を生じることがない。
ることにより、釣合錘部材を確実にピストンに固着でき
るので、回転中にガタつき等を生じることがない。
【0099】(c) 加工中の切り屑等の異物が、流体継
手の作動液に混入する不都合を、完全に防止することが
できる。
手の作動液に混入する不都合を、完全に防止することが
できる。
【0100】(d) 突起部材の先端は、冷間加工によっ
てかしめられるので、溶接などと異なり、各部材の熱変
形のおそれがない。かつ、かしめ作業の後に、破壊検査
をする必要はない。
てかしめられるので、溶接などと異なり、各部材の熱変
形のおそれがない。かつ、かしめ作業の後に、破壊検査
をする必要はない。
【0101】(e) 突起部材をピストンの取付面に突設
してあるので、相当に大寸法の釣合錘部材でも取付ける
ことができる。ただし、突起部材を、ピストンの逆側の
面に取付けることもできる。
してあるので、相当に大寸法の釣合錘部材でも取付ける
ことができる。ただし、突起部材を、ピストンの逆側の
面に取付けることもできる。
【0102】(f) ねじり緩衝器の案内リングの1つを
多角形に形成して、突起部材に係着した板状の釣合錘部
材の辺を、多角形の案内リングの辺に当接させることに
より、釣合錘部材の変位を防止することができる。
多角形に形成して、突起部材に係着した板状の釣合錘部
材の辺を、多角形の案内リングの辺に当接させることに
より、釣合錘部材の変位を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例のロックアップクラッチの要
部を示す正面図である。
部を示す正面図である。
【図2】図1の2−2線における断面図である。
【図3】本発明の他の一実施例のロックアップクラッチ
の、図2と同じ断面を示す断面図である。
の、図2と同じ断面を示す断面図である。
(1)ロックアップクラッチ(2)ケース
(3)(4)第1胴板部材 (5)摩擦壁
(6)めねじ部材 (7)調心部
(8)タービン車 (9)内側ハブ
(10)被動軸 (11)調心面
(12)外面スプライン (13)第2胴板部材
(14)衝動羽根車 (15)トルクコンバータ
(16)被動車 (19)内側ハブ
(20)ねじり緩衝器 (21)(22)案内リング
(23)外側ハブ (24)緩衝板
(25)リベット (26)窓孔
(27)スプリング (28)さらばね
(29) (30)ピストン
(31)摩擦板 (32)外周部壁面
(33)基部 (34)スリーブ
(35)補強リブ (36)釣合領域
(37)円筒壁 (40)釣合錘部材
(41)突起部材 (44)リベット
(46)取付孔 (60)(62)窓孔
(61)窓孔拡張部 (121)(122)案内リング
(123)外側ハブ (124)緩衝板
(128)摩擦部材 (134)スペーサ
(140)釣合錘部材 (141)突起部材
(234)スリーブ (341)突起部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 45/02
Claims (7)
- 【請求項1】 ピストン(30)とねじり緩衝器(20)とを備
え、ねじり緩衝器を、ピストンの取付面である一方の面
の横に設けており、ピストン(30)に、複数個の突起部材
(41)(141)(341)を一体的に突設し、少なくとも1個の突
起部材に、少なくとも1個の釣合錘部材(40)(140)を取
付け、ピストンが中空に形成されて、複数個の補強リブ
(35) を備え、自動車に使用される流体継手用ロックアッ
プクラッチにおいて、突起部材 (41)(141) を、ピストン
の補強リブ (35) と同一円周上の領域に配置したことを特
徴とする流体継手用ロツクアップ。 - 【請求項2】 突起部材を、ピストン(30)の取付面か
ら、軸線方向に突設したことを特徴とする請求項1に記
載の流体継手用ロックアップクラッチ。 - 【請求項3】 突起部材を、取付面の逆側のピストン(3
0)の面から、軸線方向に突設したことを特徴とする請求
項1に記載の流体継手用ロックアップクラッチ。 - 【請求項4】 突起部材が、隣接する2個の補強リブ(3
5)の側方に形成した釣合領域(36)の一部であることを特
徴とする請求項1に記載の流体継手用ロックアップクラ
ッチ。 - 【請求項5】 ねじり緩衝器(20)が多角形の案内リング
を備え、釣合錘部材を、案内リングの対応する外縁辺に
係合する直線状の辺を有する板部材(40)で構成したこと
を特徴とする請求項4に記載の流体継手用ロックアップ
クラッチ。 - 【請求項6】 板部材(40)を、釣合領域の2個の突起部
材(41)に係着したことを特徴とする請求項5に記載の流
体継手用ロックアップクラッチ。 - 【請求項7】 少なくとも1個の釣合錘部材(40)(140)
を、取付用リベットを構成する少なくとも1個の突起部
材により固着したことを特徴とする請求項1に記載の流
体継手用ロックアップクラッチ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9211708A FR2696521B1 (fr) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | Embrayage de verrouillage pour appareil d'accouplement hydrocinétique, en particulier pour véhicule automobile. |
FR9211708 | 1992-10-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193706A JPH06193706A (ja) | 1994-07-15 |
JP3531068B2 true JP3531068B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=9434090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24830693A Expired - Fee Related JP3531068B2 (ja) | 1992-10-02 | 1993-10-04 | 流体継手用ロックアップクラッチ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5447218A (ja) |
JP (1) | JP3531068B2 (ja) |
FR (1) | FR2696521B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP3879950B2 (ja) * | 1997-07-04 | 2007-02-14 | Nskワーナー株式会社 | ロックアップクラッチのダンパーの釣合装置 |
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DE102010009472A1 (de) * | 2009-03-16 | 2010-10-14 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Dämpfer mit induzierter Unwucht |
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GB1030544A (en) * | 1973-10-26 | 1966-05-25 | Bristol Siddeley Engines Ltd | Improvements in or relating to the balancing of rotors |
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DE3230021A1 (de) * | 1982-08-12 | 1984-02-16 | LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH, 7580 Bühl | Kupplungsscheibe, insbesondere fuer kraftfahrzeugkupplungen |
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