JP3530179B2 - 熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形方法Info
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Description
びゴムなどのランナーレス成形方法に関する。
ーレス成形装置およびその方法には、成形操作の際スプ
ルーランナー部分を常時、未硬化・未加硫の低温状態に
維持管理する必要があり、かつ広く知られている(例え
ば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
従来例は、キャビティでの成形温度の流動原料を有する
ランナー部分への熱伝導を極力防止するための構成が複
雑であり、しかも十分な効果が期待できないという問題
があった。
ので、主として成形操作の過程で流動原料を有するラン
ナー部分をキャビティに対して前進、後退させる可動構
成として断熱空間部を形成することにより、成形時のキ
ャビティの高温の成形温度がゲートよりの長い離開状態
のランナー部分に伝導しないようにし、これによりスプ
ルーランナーの材料ロスを皆無とし、かつ二次加工費、
産業廃棄物化の軽減を図り、成形性の向上と地球環境へ
の負荷軽減を奏し得るようにした熱硬化性樹脂およびゴ
ムなどの成形方法を提供することを目的とする。
備えることにより上記課題を解決できるものである。
流体を、低温の未硬化、未加硫の状態に保持して連続し
て型成形できるランナーレス成形方法であって、供給さ
れる流動原料を可動ランナーブッシュ内に供給し、この
可動ランナーブッシュを筒状の温調ブッシュ内で可動移
動させて、まず、キャビティのゲートと当接させて「ゲ
ート開」の状態で可動ランナーブッシュ内の流動原料を
キャビティ内に注出した後、直ちにバルブピンを前進さ
せて「ゲート閉」の状態にすると共に、このバルブピン
の「ゲート閉」の状態に保持した儘、可動ランナーブッ
シュをゲート側より離開させ、前記温調ブッシュ内で断
熱空間部を形成し、ついでキャビティ内を加熱処理して
硬化ないし加硫により成形させて成形品を取出し、前記
キャビティ内の加熱処理中あるいは加熱処理後から成形
品を取り出す間に、バルブピンを後退させて「ゲート
開」の状態として最初の状態に復帰させて、再度反復操
作を行うようにして成ることを特徴とする熱硬化性樹脂
およびゴムなどのランナーレス成形方法。
を介して一以上の可動ランナーブッシュに供給し、かつ
各可動ランナーブッシュに縦通されるバルブピンは、こ
のバルブピンの形状ならびにバルブピンを前進、後退さ
せるためのゲートとの開閉タイミングを夫々変化させて
多点ゲート時の充填バランスを自在に得られるようにし
たことを特徴とする前記(1)に記載の熱硬化性樹脂お
よびゴムなどのランナーレス成形方法。
面と共に説明する。
ィプレート2と、詳細に図示しない鎖線で示す他方の金
型のコアプレート3との間で形成されるキャビティ、4
は前記キャビティプレート2側に開口したゲート、5は
このゲート4を中心にしてキャビティプレート2側に穿
った円錐状底部6を有する拡開円孔部、7,8は前記キ
ャビティプレート2に重合固設される断熱板と、第1バ
ックプレートを示し、前記拡開円孔部5と一致して連通
され、かつこの拡開円孔部5の径より小さな小孔9,1
0が穿ってある。11は前記拡開円孔部5の内周下部周
縁に配設される凹処を示し、断熱作用を呈する。13は
前記拡開円孔部5の内周に添って間隙12を形成し乍ら
断熱板7および第1バックプレート8内の小孔9,10
を貫通して配設した図示では筒孔状の温調ブッシュを示
し、前記間隙12により前記キャビティプレート2との
間にエアーギャップを形成している。そして、スリーブ
13aにより前記筒孔状の温調ブッシュ13の頭部を、
前記第1バックプレート8の表面で押止して筒孔状の温
調ブッシュ13を確固に固定している。なお、この筒孔
状の温調ブッシュ13には、外周の筒状構造が空間のエ
アーギャップで構成される温調用孔14を形成してお
り、この温調用孔14内に第1バックプレート8内に通
ずる温調流体、例えは空気とか不活性ガスなどと連通可
能の開孔14aを設けてある。
摺動自在に配設した円筒状の可動ランナーブッシュを示
し、先端は、前記円錐状底部6と一致する円錐状頭部1
5aを形成してあり、かつこの円錐状頭部15aに皿状
の断熱ブッシュ16を設けて、前記円錐状底部6との間
でゲート4の外周に位置して前記間隙12のエアーギャ
ップと独立したエアーギャップ17を形成できるように
なっている。18は、この可動ランナーブッシュ15の
中心軸方向に配設したバルブピンを示し、前記可動ラン
ナーブッシュ15、皿状の断熱ブッシュ16の中心孔1
9,20を貫通して前記ゲート4を開閉できるようにな
っている。
止杆38内に形成される注出用の流動原料が滞留するラ
ンナー部を示し、可動ランナーブッシュ15の基部を固
着した押止杆38の開口部37を介してマニホールド2
2のランナー部23と連通させてある。なお、図示では
押止杆38が可動ランナーブッシュ15と別体に形成し
てあるが、一体構造として形成することもできる。この
場合は一体となった可動ランナーブッシュ15に開口部
37を設けることは勿論である。
進、後退させるためのランナー用摺動機構で、例えばピ
ストンシリンダー機構を示し、第1バックプレート8上
に第一スペーサブロック25を介して配設される第2バ
ックプレート26にシリンダー部24aを固着し、ピス
トン部24bの先端を前記マニホールド22に固着し
て、このマニホールド22を介して可動ランナーブッシ
ュ15を可動可能としている。
せるためのバルブ用摺動機構で、例えばピストンシリン
ダー機構を示し、第2バックプレート26の上方で第二
スペーサブロック28を介して配設される固定側取付板
29にシリンダー部27aを固着し、ピストン27bの
先端をバルブピン18の基部を固着し、第2バックプレ
ート26に配置される接離自在のバルブピン作動プレー
ト30に固着させ、このバルブピン作動プレート30を
介してバルブピン18を可動可能としている。
注入用ノズルを示し、この注入用ノズル31と連通し、
かつ摺動自在の構成を有する可動注入孔部32を設けた
前記マニホールド22のランナー部23と接続してあ
る。
成した成形品2個取りの構成について示してあるが、そ
れ以上の多数個取りは勿論のことキャビティ1が1箇所
の単一個取りの構成についても実施できる。
の可動ランナーブッシュ15を配設した構成のみを示し
てあるが、一個の温調ブッシュ13の断面構造を拡大
し、複数の孔(間隙12を形成する拡開円孔部5および
小孔9,10に相当)を縦設し、この孔内に多数の可動
ランナーブッシュを並列して配設して構成することもで
きる。
2、第1,第2バックプレート8,26およびマニホー
ルド22に多数穿った温調用孔で、前記温調用孔14と
共に成形用の流動原料がキャビティ1内での処理前に熱
硬化しないように流通させる水、油或いはガスなどの流
通孔を示している。34はキャビティ1内に充填した流
動原料を加熱硬化させるためのキャビティプレート2に
配設したヒータその他の加熱媒体など加熱できる加熱手
段を示す。35は注入用ノズル31を形成するスプルー
ブッシュ、36はこのスプルーブッシュ35の外周に配
設したロケートリングを示し、原料流出用各種成形機の
ノズルを注入用ノズル31と正確にかつ気密に密着させ
るための位置決め用のリングを示す。
(b)(c)および(d)を参照してこの発明の作用す
なわち成形方法について説明する。
を未硬化または未加硫、即ち流動原料の状態にして注入
用ノズル31よりマニホールド22のランナー部23を
経て可動ランナーブッシュ15のランナー部21内に滞
留させて置き、図3(a)の状態に保持して置くもの
で、バルブピン18の先端は可動ランナーブッシュ15
の先端の中心孔19,20を貫通した状態に保持して置
く。
機構24およびバルブ用ピストンシリンダー機構27を
不作動に保持して置くもので、鎖線で示す可動側のコア
プレート3が後退しており、キャビティ1は開放されて
形成されていない状態にして置く。
ティプレート2側に前進して当接し、キャビティ1が形
成されると共に、ランナー用ピストンシリンダー機構2
4が作動し、ピストン部24bが前進し、マニホールド
22に固着されている可動ランナーブッシュ15は筒孔
状の温調ブッシュ13内を摺動前進し、先端の円錐状頭
部15aが、皿状の断熱ブッシュ16を介して、円錐状
底部6に当接し、これによりエアーギャップ17を形成
すると共に可動ランナーブッシュ15の中心孔19は、
皿状の断熱ブッシュ16の中心孔20を介してキャビテ
ィ1のゲート4と連通状態とする(図3(b)参照)。
は、円錐状底部6に凹処を形成して円錐状頭部15aと
の間で形成できるようになっているが、円錐状底部6側
ではなく、円錐状頭部15a側に凹処を形成しても同様
にエアーギャップ17を形成できる(図示せず)。
内に挿入されておらず、「ゲート開」の状態を呈してお
り、流動原料の注入可能となっているので、注入用ノズ
ル31と接続される図示されない原料注出用各種成形機
の注出作動力を得て、流動原料はマニホールド22のラ
ンナー部23、可動ランナーブッシュ15のランナー部
21内の滞留原料をゲート4より必要量キャビティ1内
に注入させることができる。
の注入完了と同時にバルブ用ピストンシリンダー機構2
7が作動し、ピストン部27bが前進し、バルブピン作
動プレート30を介してバルブピン18も前進し、先端
部は可動ランナーブッシュ15の中心孔19、皿状の断
熱ブッシュ16の中心孔20を経てゲート4内に挿入さ
れ、ゲート4の開口を閉じ、図3(c)に示す、所謂
「ゲート閉」の状態とすることができる。
は、ランナー用ピストンシリンダー機構24の働きでピ
ストン部24bは後退し、筒孔状の温調ブッシュ13内
を後退し、図3(d)に示すようにゲート4より十分に
離開した位置に退避できると共に、筒孔状の温調ブッシ
ュ13内において可動ランナーブッシュ15の先端との
間に空間部、即ち、断熱空間部Aを形成できる。
せた未硬化樹脂または未加硫樹脂は、硬化成形するため
の加熱処理をヒータなどの加熱手段34により加熱さ
れ、そして加熱成形された成形品は、可動側のコアプレ
ート3を可動させて固定側のキャビティプレート2より
離開させて通常の方法によりキャビティ1の成形品を取
り出すことができる。なお、バルブピン18は、未硬化
樹脂または未加硫樹脂の硬化開始時期から完全硬化に達
する時期の間、好みの時期にバルブ用ピストンシリンダ
ー機構27の作動で後退させ、全体として図3(a)の
状態に復帰させることができる。
爾後同一の操作を繰返して反覆することにより、同一成
形品を量産製出できる。
つぎに、ランナー部用摺動機構とバルブ用摺動機構との
構成が、第一の実施例と異にする他の実施例を、図4お
よび図5(a)(b)(c)および(d)について説明
する。
同一構成を示し、その説明の詳細は省く。
用摺動機構に相当するピストンシンダー機構24の中心
軸上に、バルブ用摺動機構に相当するピストンシリンダ
ー機構27のピストン27bの先端に固着したバルブピ
ン18を摺動自在に貫挿させ、ランナー用ピストンシリ
ンダー機構24のシリンダー部24aおよびピストン部
24bは、第2バックプレート26に代るシリンダープ
レート26Aに配設し、このシリンダープレート26A
に隣接される固定側取付板29には、前記したバルブ用
ピストンシリンダー機構27のシリンダー部27aおよ
びピストン部24bを配設して構成される。
24のピストン部24bは、可動ランナーブッシュ15
Aの基部と直結し、かつ前記バルブピン18の挿通摺動
管部39を軸上に配設してある。
ナー部21と、マニホールド22のランナー部23とを
連通する開口部37は、可動ランナーブッシュ15Aの
摺動作用によって未硬化ないし未加硫状態の原料の連通
を常時可能としておいても支障がない時などでは、摺動
方向に沿って長尺に形成することもでき、この場合は可
動ランナーブッシュ15Aは如何なる摺動位置にあって
も長尺な開口部37によってマニホールド22のランナ
ー部23と可動ランナーブッシュ15Aのランナー部2
1とは連通される状態を維持できる(図示せず)。
ムなどの未硬化および未加硫状態の注入成形過程を第一
実施例の図3(a)(b)(c)および(d)の注入成
形過程と対応して示したものが図5(a)(b)(c)
および(d)に示すものであって、成形操作の過程の詳
細は、図3(a)(b)(c)および(d)と同一であ
る。
び未加硫の流動原料は、図5(a)の成形準備を示す動
作位置から図5(b)の注入成形開始の動作位置に移
り、図5(c)の注入完了の動作位置を経て、図5
(d)の「ゲート閉」の加熱硬化および加硫成形の動作
位置となり、バルブピン18の後退による成形品の取り
出し操作を終えて再び図5(a)の作動位置に復帰し、
一回目の成形工程が完了するものである。
シュ15Aの開口部37は、図5(a)および(d)の
摺動位置でマニホールド22のランナー部23と不流通
状態となって変位する。
例について説明する。
ブッシュは、温調ブッシュ内を摺動する構成として示し
たものであるが、この温調ブッシュを省略し、可動ラン
ナーブッシュ自体にこの温調機能を具備させることによ
っても全く同様の成形装置と成形方法を実施できるもの
である。
す。
動ランナーブッシュ15Bは、中央にバルブピン18が
摺動できるランナー部21を備え、このランナー部21
の外周に沿って、中空状の温調空間部40を形成し、こ
の温調空間部40内に調温媒体として水,油,空気,不
活性ガスなどの好みの流体を供給して可動ランナーブッ
シュ15B内を流通する熱硬化樹脂や未加硫ゴムなどの
流動原料に対して、金型より伝播される熱により硬化す
る虞れを防ぐと共に、流動原料の温度降下を防いで常に
的確な温度状態を保持できるように制御できるように作
成してある。
5Bは、前記実施例に示す構成と同様に基部は、マニホ
ールド22に固着され、このマニホールド22内に配設
される前記温調流体と開孔40aを介して温調空間部4
0と連通させると共に、可動ランナーブッシュ15B本
体は、金型を構成するキャビティプレート2、断熱板
7、第一バックプレート8などを貫通する通孔41内を
移動可能に配設すれば良く、通孔41との間も摺動させ
ても、摺動させずに間隙を介して前後動させても差支え
ない。
15Bは作動中、常に温調制御できると共に可動ランナ
ーブッシュ15B自体は、前記実施例と全く同様な作用
を呈するものであり、その説明の詳細は重複するので省
略する。
マニホールドを用いた多数個成形品を対象とした多ゲー
ト多キャビティの多数個取りに係るものであるが、大型
成型品の場合など多ゲートにより単一キャビティを対象
とすることができる。この場合、個々のバルブピンの形
状、および之等のバルブピンを働かせる個々のピストン
シリンダー機構によるバルブピンのゲートに対する開閉
のタイミングを種々変化させることにより、多点ゲート
時の充填バランスの自在化を図ることができる。
開閉システムを備えているので、ゲートの大きさ形状に
合わせて、小口径から大口径までゲート径の設定ができ
ると共に、大口径にあっては、充填圧力の軽減化が図ら
れ省力化でき、それに伴い内圧低下が促され、製品スト
レスの軽減へと導き製品不具合の解消に役立ち、さらに
充填時間の短縮即ち、射出成形注入率のアップにつなが
る。
置は、図示のような上下構成は勿論のこと、左右の横方
向に配置させて実施できる。
化性樹脂としては、例えばユリア樹脂、フェノール樹
脂,メラミン樹脂,フラン樹脂,アルキド樹脂,不飽和
ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ
樹脂、珪素樹脂、ポリウレタン樹脂などを用いることが
でき、またゴム材料としては、スチレン−ブタジエンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン
ター−ポリマーその他ブタジエンゴム、ハイスチレンゴ
ム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴ
ム、ビリンゴム、塩素化ポリエチレン、エチレン−アク
リルゴムなどすべての材料を用いることができる。
された熱硬化性合成樹脂またゴムなどの流動原料を硬化
温度または加熱温度に上昇加熱する際、可動ランナーブ
ッシュをキャビティのゲートより離開した位置に可動退
避させて断熱空間部を形成させ、かつ固定側の各部に設
けた温調用孔内を流通する各種流体の温調効果やエアギ
ャップの断熱効果により未硬化または未加硫の流動樹脂
を滞留させたランナー部へのキャビティへの高温加熱は
断熱されて不用意にランナー部が加熱されて内部の流動
樹脂が加熱硬化または加硫処理されることがなく、また
キャビティのゲートを開閉するバルブピンも可動ランナ
ーブッシュの中心軸上に沿って前進後退させることによ
りゲートの開閉が適切、確実に行われてゲート部よりの
ドローリングが防止でき、ゲート跡処理などの製品二次
加工を無用にでき、かつスプルーランナーの派生を完全
に防止できる。
射出、圧縮、トランスファ等の成形加工において生ずる
スプルーランナーの皆無化が図れると共に、材料ロス,
二次加工経費・産業廃棄物化の軽減が得られ、材料費・
加工費・産業廃棄物処理費等の経済性の向上と地球環境
への負荷軽減の効果を有するものである。
のランナーレス成形装置の一実施例を示す縦断面図
大断面図
機構 27 バルブ用摺動機構で例えばピストンシリンダー機
構 31 原料の注入用ノズル 37 開口部 40 温調空間部 A 断熱空間部
Claims (2)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂およびゴムなどの原料流体
を、低温の未硬化、未加硫の状態に保持して連続して型
成形できるランナーレス成形方法であって、供給される
流動原料を可動ランナーブッシュ内に供給し、この可動
ランナーブッシュを筒状の温調ブッシュ内で可動移動さ
せて、まず、キャビティのゲートと当接させて「ゲート
開」の状態で可動ランナーブッシュ内の流動原料をキャ
ビティ内に注出した後、直ちにバルブピンを前進させて
「ゲート閉」の状態にすると共に、このバルブピンの
「ゲート閉」の状態に保持した儘、可動ランナーブッシ
ュをゲート側より離開させ、前記温調ブッシュ内で断熱
空間部を形成し、ついでキャビティ内を加熱処理して硬
化ないし加硫により成形させて成形品を取出し、前記キ
ャビティ内の加熱処理中あるいは加熱処理後から成形品
を取り出す間に、バルブピンを後退させて「ゲート開」
の状態として最初の状態に復帰させて、再度反復操作を
行うようにして成ることを特徴とする熱硬化性樹脂およ
びゴムなどのランナーレス成形方法。 - 【請求項2】 供給される流動原料をマニホールドを介
して一以上の可動ランナーブッシュに供給し、かつ各可
動ランナーブッシュに縦通されるバルブピンは、このバ
ルブピンの形状ならびにバルブピンを前進、後退させる
ためのゲートとの開閉タイミングを夫々変化させて多点
ゲート時の充填バランスを自在に得られるようにしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性樹脂およびゴ
ムなどのランナーレス成形方法。
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