JP3528024B2 - 椅子のレバー案内構造 - Google Patents
椅子のレバー案内構造Info
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Description
構造に係わり、更に詳しくは座部を上下調節するための
上下昇降レバー、あるいは座部がロッキング可能な場合
に立起姿勢とリクライニング姿勢とに固定するためのロ
ックレバー等を回転可能且つスライド可能に案内する椅
子のレバー案内構造に関する。
の機能を備えた椅子が提供されている。その機能には、
座部の高さを調節する機能、座部の傾斜角度を調整でき
るロッキング機能、背凭れ部の後傾に対する弾性復元力
を調節する機能等がある。そして、それらの機能を制御
するために、座部を脚部に支持する取付体に、上下調節
するための上下昇降レバー、あるいは座部がロッキング
可能な場合に立起姿勢とリクライニング姿勢とに固定す
るためのロックレバー等を回転可能に装着している。こ
こで、前記取付体に装着した各種のレバーは、取付体の
側面から外方に導き出されている。
定位置で回転させるもの、あるいは上下に傾動させるも
のが存在している。何れの場合もレバーは取付体内の一
ヶ所のみで軸受具にて回転可能に支持されているのが普
通であり、そのため回転又は上下スライド操作時にガタ
つきが発生する。このガタつきの問題は、前記レバーの
軸部を取付体に回転可能に支持する軸受具を弾性的なも
のを採用することによってある程度は改善される。
ガスシリンダーの操作ピンを押すといった一方向の回転
のみが制御に関係する機構では、他方向に対してはフリ
ーとなる。そこで、従来は、前記レバーのクランク部の
先端に圧縮ゴムを介在させて、操作ピンを押す等の操作
するための回転方向とは逆向きに常時弾性付勢し、操作
する際には圧縮ゴムを圧縮しながら行い、レバーから手
を離せば圧縮ゴムの弾性力によって初期の位置に復元
し、その状態を弾性的に維持していた。尚、前記取付体
にはレバーを外部に導出するため、レバーの動作範囲よ
りも大きな挿通開口が形成されており、通常はこの開口
の余分な空間をスペーサーで外覆して、外観性の向上と
埃や塵の侵入を防いでいる。
に、新たに圧縮ゴム等の部品を追加することは、機能の
割りにコスト高となる傾向があった。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、新たな部品
を追加することなく、座部を上下調節するための上下昇
降レバー、あるいは座部がロッキング可能な場合に立起
姿勢とリクライニング姿勢とに固定するためのロックレ
バー等を回転可能且つスライド可能にガタつきなく案内
する椅子のレバー案内構造を提供する点にある。
決のために、座部や背凭れ部の姿勢を制御するためのレ
バーを合成樹脂製のスペーサーにて回転可能且つスライ
ド可能に弾性的に案内する椅子のレバー案内構造であっ
て、前記レバーを装着する開放箱状の取付体の側壁板に
挿通開口を形成するとともに、該取付体内部の中間板の
前記挿通開口に対応する位置に切欠部を形成し、更に該
中間板には前記レバーの軸部又は該軸部から直角に曲が
った中間部を軸受具にて回転可能に取付けて前記軸部を
挿通開口から外方へ導出してなり、前記スペーサーは、
前記側壁板の外面に当接する表面板と、側壁板の上端に
当止する上面片と、前記表面板との間に所定の間隔を設
けて該上面片から垂下した一対の脚片とを有し、前記表
面板には前記挿通開口に対応して導出開口を形成し、前
記一対の脚片は前記軸部の直径よりやや狭い間隔で略平
行であり且つ両脚片の対面側に軸部を受ける凹部を形成
するとともに、先端外方に前記切欠部に抜止め係合する
係合爪を一体形成してなる椅子のレバー案内構造を構成
した。即ち、新たな部品を追加することなく、スペーサ
ーに弾性的な回転案内と、弾性的なスライド案内の二種
類の弾性案内機能を持たせることによってガタつきの問
題を解決した。
は、該脚片の下端から上外方に延びた弾片と、該弾片の
先端に前記切欠部の口縁裏面に係止する段部とを有する
ものであることが好ましい。
前記取付体の挿通開口の幅よりも狭く且つ前記レバーの
軸部の直径より若干広く設定し、前記導出開口の両側に
沿った表面板の内面側に前記挿通開口内に係合する突条
を形成してなることも好ましい。
施形態に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係
る椅子の側面図、図2は同じく正面図、図3〜図7は座
部のロッキング装置の各部を示し、図中1は脚部、2は
座部、3は背凭れ部、4はロッキング装置をそれぞれ示
している。
座部2と、該座部2の後方立上部に対して弾性的に前後
傾動可能に連結された背凭れ部3とよりなり、前記座部
2は脚部1との間に設けたロッキング装置4によって着
座者の体重の後方移動に伴って後部が弾性的に下降し、
体重の前方移動に伴って元の位置まで上昇する構造のも
のである。勿論、着座者の着座姿勢によって座部2の後
部が最上方位置(立起姿勢)と最下方位置(リクライニ
ング姿勢)との中間位置も取り得るものである。
設したガスシリンダー5の上端に後端部を取付けた金属
製の取付体6と、該取付体6の前部に軸受7にて支持さ
れた水平な回転軸8によって前部を回動可能に連結した
金属製の傾動体9と、該傾動体9の後部を上方へ弾性付
勢するための付勢手段10と、前記取付体6に対する傾
動体9の傾斜状態を固定するロック機構11と、前記回
転軸8を中心とする傾動体9の傾動時にその動作を緩衝
するためのダンパー機構12とから構成されている。こ
こで、座部2に座った着座者の重心は、前記ガスシリン
ダー5の近傍に設定されている。
有し、後端部にガスシリンダー5のテーパー状先端部5
Aを嵌入するテーパー状取付管13を上下貫設し、前端
部には前記軸受7が固定され、該軸受7と前記取付管1
3との中間部には前記付勢手段10が設けられ、更に該
付勢手段10と取付管13との間にはロック機構11の
本体部11Aが設けられている。尚、前記ガスシリンダ
ー5の操作ピン5Bは、前記取付体6の内部に露出して
おり、後述の上下昇降レバーによって操作することによ
って座部2を高さ調節可能となしている。
を有し、前記軸受7及びダンパー機構12に対応する前
部が二股に分かれた構造を有し、この両側に分かれた部
分に貫設した回転軸8を前記取付体6に固定した軸受7
に回動可能に支持されて取付体6と連結するとともに、
座部2を上面に固定する取付板14と取付体6の下面板
15との間に前記付勢手段10が設けられ、更に取付板
14の下面には前記ロック機構11の係止板11Bが下
設されている。そして、この傾動体9は、前記取付体6
の上部を覆うような形状となっている。
に、金属製の保持枠16を取付体6の下面板15の前部
に溶着し、該保持枠16には横方向に延びた上方開放の
収容溝17を有するとともに、上縁前後に延びた固定板
18,18を有し、前記収容溝17内に上下二分割した
合成樹脂製のブッシュ19,19を間に前記回転軸8を
挟んで収容し、上方のブッシュ19の上面に当接するよ
うに前後の固定板18,18に押え板20をビス21,
…にて固定した構造である。
前記取付体6の下面板15に貫通した螺軸21の下端で
あって、該下面板15の下面に摺接する位置に強弱ノブ
22を固定するとともに、下面板15の上面側の螺軸2
1に突設した環状フランジ部23と該下面板15との間
にベアリング24を介装し、当該螺軸21を定位置回転
可能となすとともに、該螺軸21の上部に受板25に固
着したナット26を螺合し、圧縮コイルばね27の下端
を該受板25に当止し、該圧縮コイルばね27の上端を
前記傾動体9の取付板14に下方へ突設した環状凸部2
8に外挿し且つ取付板14に当止した構造である。そし
て、前記強弱ノブ22を回転させることにより、螺軸2
1に対して受板25が上下に変位して圧縮コイルばね2
7の圧縮状態を変えて、前記回転軸8を中心とする傾動
体9の後部の下降に対する弾性抵抗力を調節するのであ
る。
すように、前記取付体6の側方から貫通し且つ回動可能
に軸部29Aを保持したロックレバー29のクランク部
29Bを、前記取付体6の内部に固定した本体部11A
に一体形成した円弧状係止孔30内で移動可能とすると
ともに、クランク部29Bを円弧状係止孔30の両終端
部と中間部との三段階で弾性的に係止可能とし、そして
前記傾動体9の取付板14の下面に突設した係止板11
Bの先端部に第1係止凹部31と、その上方の一側面側
に第2係止凹部32を形成した構造である。そして、前
記円弧状係止孔30の一方の終端にクランク部29Bが
位置する場合に、係止板11Bはクランク部29Bの側
方を上下に通過可能、即ち傾動体9が自由に傾動可能と
なし、円弧状係止孔30の他方の終端にクランク部29
Bが位置する場合に、係止板11Bの第1係止凹部31
がクランク部29Bに係合して傾動体9の後部の下動を
規制して立起姿勢を維持し、また傾動体9の後部を最下
方位置まで沈めた状態で円弧状係止孔30の中間部にク
ランク部29Bを位置させることによって、該クランク
部29Bが第2係止凹部32に係合して傾動体9の後部
の上動を規制してリクライニング姿勢を維持するのであ
る。ここで、前記ロックレバー29の軸部29Aを中心
として回転させると、該軸部29Aに対して偏心したク
ランク部29Bが前記円弧状係止孔30に沿って移動す
るようになっている。
図7に示すように、前記回転軸8から若干離れた位置で
あって、前記取付体6と傾動体9の各側面が重合する位
置間に、一方の側面にスライダー33を圧縮ゴム34を
介して取付け、他方の側面にスライダー33を摺接させ
た構造である。このダンパー機構12によって、前記回
転軸8を中心とする傾動体9の回動動作を安定化する。
即ち、座部2の側方へのガタつきを防止するとともに、
回転軸8を中心とする回動において急激な動作を制限
し、緩やかな座部2の傾斜動作を実現するのである。
5の上位に略平行に中間板35の後部を溶着するととも
に、該中間板35の前縁から下方へ延びた脚板36の下
端を前記下面板15に溶着し、当該下面板15と中間板
35とに貫通して前記取付管13が溶着されている。そ
して、前記中間板35の前部と脚板36の上端部であっ
て幅方向の略中央部に前記ロック機構11の本体部11
Aを装着するための切欠開口37を形成している。更
に、前記取付体6の後端から後方へ若干突出した中間板
35の端縁35Aに緩衝材38を取付け、前記傾動体9
の後端から下方へ延び、更に前方へ若干折曲した折曲片
39を前記緩衝材38の下方位置に配設し、傾動体9の
後部が最上昇した位置で前記折曲片39が緩衝材38に
当接し、傾動体9の後部が最下降した位置で前記取付板
14が緩衝材38に当接するように設定している。
を貫設した側とは反対側に、上下昇降レバー40の軸部
40Aから直角に折曲した中間部40Bを回動可能に保
持し、該中間部40Bから直角に折曲して軸部40Aと
平行に延びたクランク部40Cの先端部を前記ガスシリ
ンダー5の操作ピン5Bの先端に当接させている。そし
て、前記上下昇降レバー40の軸部40Aを上方に持ち
上げることによって、クランク部40Cの先端で前記操
作ピン5Bを押し込んで、ガスシリンダー5による座部
2の高さ調節を可能としている。尚、前記ロックレバー
29の軸部29Aの先端部にはハンドル29Cが嵌着さ
れ、前記上下昇降レバー40の軸部40Aの先端部にも
同様にハンドル40Dが嵌着されている。ここで、前記
ハンドル29Cは、ロックレバー29の回転に適した形
状であり、前記ハンドル40Dは、上下昇降レバー40
の上下動に適した形状となっている。
Aが取付体6を貫通した部分と、前記上下昇降レバー4
0の軸部40Aが取付体6を貫通した部分には、合成樹
脂製のスペーサー41が嵌着されている。このスペーサ
ー41は、取付体6の両側において同一形状のものであ
るが、それぞれロックレバー29の軸部29Aをガタつ
きなく回動可能に支持し、上下昇降レバー40の軸部4
0Aをガタつきなく上下スライド可能に支持できる構造
である。
いて図8〜図13に基づいて説明する。本発明は、座部
2や背凭れ部3の姿勢を制御するためのレバー29,4
0を合成樹脂製のスペーサー41にて回転可能且つスラ
イド可能に弾性的に案内する椅子のレバー案内構造であ
って、前記レバーを装着する開放箱状の取付体6の側壁
板42に挿通開口43を形成するとともに、該取付体6
内部の中間板35の前記挿通開口43に対応する位置に
切欠部44を形成し、更に該中間板35には前記レバー
29の軸部29A又は前記レバー40の軸部40Aから
直角に曲がった中間部40Bを軸受具45にて回転可能
に取付けて前記軸部29A,40Aを挿通開口43から
外方へ導出してなり、前記スペーサー41は、前記側壁
板42の外面に当接する表面板46と、側壁板42の上
端に当止する上面片47と、前記表面板46との間に所
定の間隔を設けて該上面片47から垂下した一対の脚片
48,48とを有し、前記表面板46には前記挿通開口
43に対応して導出開口46Aを形成し、前記一対の脚
片48,48は前記軸部29A,40Aの直径よりやや
狭い間隔で略平行であり且つ両脚片48,48の対面側
に軸部29A,40Aを受ける凹部48Aを形成すると
ともに、先端外方に前記切欠部44に抜止め係合する係
合爪49を一体形成してなることを要旨としている。
に、前記スペーサー41の脚片48の係合爪49は、該
脚片48の下端から上外方に延びた弾片49Aと、該弾
片49Aの先端に前記切欠部44の口縁裏面に係止する
段部49Bとを有するものである。また、前記スペーサ
ー41の導出開口46Aの幅は、前記取付体6の挿通開
口43の幅よりも狭く且つ前記レバー29,40の軸部
29A,40Aの直径より若干広く設定し、前記導出開
口46Aの両側に沿った表面板46の内面側に前記挿通
開口43内に係合する突条46B,46Bを形成してい
る。
所定位置に装着するには、先ず前記ロックレバー29及
び上下昇降レバー40を前記軸受具45,45にて回転
可能に取付け、前記挿通開口43から各軸部29A,4
0Aを外方へ導出した状態で、前記スペーサー41の表
面板46と脚片48,48とで取付体6の側壁板42を
挟み込み且つ両脚片48,48間に軸部29A又は軸部
40Aを受け入れながら、前記突条46B,46Bを挿
通開口43内に係合し、更に押し込むことによって脚片
48,48の先端を前記中間板35の切欠部44内にそ
の先端の係合爪49,49を弾性変形させながら挿入
し、最後に係合爪49の上端の段部49Bが切欠部44
の口縁裏面に係止させるのである。このスペーサー41
の取付状態において、前記脚片48,48の先端の係合
爪49,49が切欠部44の口縁裏面に係止しているの
で、上方への抜止めがなされ、しかも両突条46B,4
6Bが挿通開口43内に係合していのるで、側壁板42
に沿った方向の移動も規制されている。また、前記軸部
29A又は軸部40Aは、両脚片48,48の凹部48
A,48Aに弾性的に嵌合している。
強固になるように、前記表面板46の内面側の両側部に
突設した裁頭円柱形のダボ46C,46Cを、前記挿通
開口43の両側の側壁板42に形成した円孔42A,4
2Aに係合させている。また、前記上面片47の下面両
側であって、前記脚片48,48から離れた位置にスペ
ーサー41を側壁板42に装着時に、該側壁板42の上
縁内面に係止する突起47A,47Aを下向きに形成し
ている。
Aを導出する挿通開口43と、前記上下昇降レバー40
の軸部40Aを導出する挿通開口43とに装着するスペ
ーサー41は同一のものである。前述の如く、前記ロッ
クレバー29の軸部29Aは、回転させることによって
座部2を立起姿勢とリクライニング姿勢とに固定操作す
るものであり、上下昇降レバー40は挿通開口43内で
上下に回転移動させることによって前記ガスシリンダー
5の操作ピン5Bを押し込んで座部2の高さを調節操作
するものである。
29A及び上下昇降レバー40の軸部40Aは、図9及
び図11に示すように両脚片48,48の凹部48A,
48Aに弾性的に係合している。従って、ロックレバー
29の軸部29Aは、操作時にそのハンドル29Cを回
転させると、前記軸受具45とスペーサー41の両脚片
48,48の凹部48A,48Aとでガタつきなく回転
案内されるのである。一方、上下昇降レバー40の軸部
40Aは、操作時にそのハンドル40Dを上方に持ち上
げると、図13に示すように、該軸部40Aは両脚片4
8,48を外側へ湾曲させながら弾性的に保持された状
態で上方にガタつきなくスライド案内されるのである。
この場合、両脚片48,48は外方へ開く方向に変形さ
れるが、この変形は前記係合爪49の段部49Bが切欠
部44の口縁裏面を押圧するように作用するので、当該
スペーサー41が切欠部44から抜ける恐れがないので
ある。
7及び図8に基づいて簡単に説明する。該軸受具45
は、合成樹脂製で一体成形された部品であり、中央部に
前記ロックレバー29の軸部29A又は上下昇降レバー
40の中間部40Bを弾性的に回動可能に受け入れる半
円筒形の摺動受部45Aを有し、該摺動受部45Aの一
端に前記中間板35の長孔50の下縁に嵌合係止する断
面略L字状の係合部45Bと、他端に前記中間板35に
当接した状態でネジ止めする固定部45Cとを形成した
ものである。そして、前記ロックレバー29の軸部29
A又は上下昇降レバー40の中間部40Bを中間板35
の上面の所定位置に載置した状態で、前記軸受具45の
係合部45Bを長孔50内に斜めから挿入した後、固定
部45Cを下方へ押し下げて摺動受部45A内に軸部2
9A又は中間部40Bを嵌入し、該固定部45Cに設け
た通孔45Dに挿通したネジ51を中間板35に形成し
た螺孔52に螺合するのである。
内構造によれば、以下の顕著な効果を奏するのである。
ことなく、スペーサーに弾性的な回転案内と、弾性的な
スライド案内の二種類の弾性案内機能を持たせることに
よって、レバーが回転操作するものでも、レバーが上下
傾動操作するものでも、同一のスペーサーによってガタ
つきなく案内できるのである。また、スペーサーの取付
状態においては、レバーを上下傾動操作すると、軸部の
スライド移動によって両脚片は外方へ開く方向に変形さ
れるが、この変形は前記係合爪が切欠部の口縁裏面を押
圧するように作用するので、当該スペーサーが切欠部か
ら抜ける恐れがない。
した場合、両脚片が外方へ開く方向に変形されるが、こ
の変形は係合爪の段部が切欠部の口縁裏面を押圧するよ
うに作用するので、より強固に抜止めがなされる。
挿通開口内に係合するので、取付体の側壁板に沿った方
向の移動を確実に規制することができる。
面図である。
図である。
一部破断した分解斜視図である。
図である。
中央断面図、(b) は図9のY−Y線断面図である。
態を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 座部や背凭れ部の姿勢を制御するための
レバーを合成樹脂製のスペーサーにて回転可能且つスラ
イド可能に弾性的に案内する椅子のレバー案内構造であ
って、前記レバーを装着する開放箱状の取付体の側壁板
に挿通開口を形成するとともに、該取付体内部の中間板
の前記挿通開口に対応する位置に切欠部を形成し、更に
該中間板には前記レバーの軸部又は該軸部から直角に曲
がった中間部を軸受具にて回転可能に取付けて前記軸部
を挿通開口から外方へ導出してなり、前記スペーサー
は、前記側壁板の外面に当接する表面板と、側壁板の上
端に当止する上面片と、前記表面板との間に所定の間隔
を設けて該上面片から垂下した一対の脚片とを有し、前
記表面板には前記挿通開口に対応して導出開口を形成
し、前記一対の脚片は前記軸部の直径よりやや狭い間隔
で略平行であり且つ両脚片の対面側に軸部を受ける凹部
を形成するとともに、先端外方に前記切欠部に抜止め係
合する係合爪を一体形成してなることを特徴とする椅子
のレバー案内構造。 - 【請求項2】 前記スペーサーの脚片の係合爪は、該脚
片の下端から上外方に延びた弾片と、該弾片の先端に前
記切欠部の口縁裏面に係止する段部とを有するものであ
る請求項1記載の椅子のレバー案内構造。 - 【請求項3】 前記スペーサーの導出開口の幅は、前記
取付体の挿通開口の幅よりも狭く且つ前記レバーの軸部
の直径より若干広く設定し、前記導出開口の両側に沿っ
た表面板の内面側に前記挿通開口内に係合する突条を形
成してなる請求項1又は2記載の椅子のレバー案内構
造。
Priority Applications (1)
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JP22291696A JP3528024B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 椅子のレバー案内構造 |
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JP2007167541A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Itoki Corp | 椅子 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22291696A patent/JP3528024B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1057183A (ja) | 1998-03-03 |
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