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JP3521245B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP3521245B2
JP3521245B2 JP28677994A JP28677994A JP3521245B2 JP 3521245 B2 JP3521245 B2 JP 3521245B2 JP 28677994 A JP28677994 A JP 28677994A JP 28677994 A JP28677994 A JP 28677994A JP 3521245 B2 JP3521245 B2 JP 3521245B2
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JP
Japan
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motor current
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circuit
motor
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浩史 松岡
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019950043105A priority patent/KR0155431B1/ko
Priority to US08/561,351 priority patent/US5765661A/en
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    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/0493Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting processor errors, e.g. plausibility of steering direction

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操舵トルクに基づいて
決定される操舵力補助用モータのモータ電流目標値を自
動制御の目標値とし、操舵力補助用モータの駆動電流を
自動制御のフィードバック値として、操舵力補助用モー
タを駆動制御する電動パワーステアリング装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】操舵トルクに基づいて決定される操舵力
補助用モータの電流目標値と、操舵力補助用モータの駆
動電流とに基づいて、操舵力補助用モータを駆動制御す
る電動パワーステアリング装置では、種々の異常の判定
が必要なフェールセーフ部分及び高速の応答性能が要求
される制御部分共に、マイクロコンピュータに代表され
る単一の要素により構成されている(但し、マイクロコ
ンピュータを監視する部分は、別のハードウェア(コン
ピュータを含まない電気回路)が使用されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このマイク
ロコンピュータは、高速の応答性が要求される制御部分
の使用にも耐えるように、高性能(高速)の高価なもの
が使用されているので、製造コストの上昇要因になって
いた。
【0004】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、製造コストの削減が可能な電動パワー
ステアリング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動パワ
ーステアリング装置は、操舵トルクに基づいて操舵力補
助用モータの駆動信号の上下限値を有するモータ電流目
標値を定め、該モータ電流目標値を自動制御の目標値と
し、前記モータの駆動電流を自動制御のフィードバック
値とする制御装置が、前記モータを駆動するモータ駆動
回路を制御する電動パワーステアリング装置において、
前記制御装置は、ハードウェアのみからなる第1の制御
部と、デジタル回路からなる第2の制御部とを備え、第
1の制御部は第1のモータ電流目標値を定めて前記モー
タ駆動回路を制御し、第2の制御部は、第2のモータ電
流目標値を定めると共に、第2のモータ電流目標値、第
1のモータ電流目標値、前記駆動電流及び車両の状態を
示す信号に基づくゲイン指示信号及び前記モータ駆動信
号の上下限値制限信号のうち少なくとも何れか一方を出
力し、第1の制御部は、該出力信号により、第1のモー
タ電流目標値を変更すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0006】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置は、第1の制御部は、第2の制御部からの前記ゲイン
指示信号に基づいて、第1のモータ電流目標値のゲイン
を変更するゲイン可変回路を備えることを特徴とする。
【0007】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置は、第1の制御部は、第2の制御部からの前記上下限
値制限信号に基づいて、第1のモータ電流目標値の上下
限値制限を変更する制限値可変回路を備えることを特徴
とする。
【0008】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置は、第2の制御部は、第1のモータ電流目標値と第2
のモータ電流目標値との差が所定値より大きいときは異
常と判定する判定部を備え、該判定部が異常と判定した
ときは、第1及び第2のモータ電流目標値を制限すべく
なしてあることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1発明に係る電動パワーステアリング装置で
は、制御装置は、ハードウェアのみからなる第1の制御
部が、操舵トルク及びデジタル回路からなる第2の制御
部からのゲイン指示信号及び上下限値制限信号のうち少
なくとも何れか一方に基づき、第1のモータ電流目標値
を定めると共に、操舵力補助用モータの駆動電流を自動
制御のフィードバック値として、モータ駆動回路を制御
する。第2の制御部は、操舵トルクに基づき、第2のモ
ータ電流目標値を定めると共に、第2のモータ電流目標
値、第1のモータ電流目標値、操舵力補助用モータの駆
動電流及び車両の状態を示す信号に基づき、第1のモー
タ電流目標値を定めるための前記ゲイン指示信号及び上
下限値制限信号のうち少なくとも何れか一方を出力す
る。モータ駆動回路を制御する第1の制御部はハードウ
ェアのみから構成するので高速の応答性が得られる
【0010】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置では、第1の制御部は、ゲイン可変回路が、第2の制
御部からのゲイン指示信号に基づいて、第1のモータ電
流目標値のゲインを変更する。
【0011】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置では、第1の制御部は、制限値可変回路が、第2の制
御部からの上下限値制限信号に基づいて、第1のモータ
電流目標値の上下限値制限を変更する。
【0012】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置では、第2の制御部は、判定部が、第1のモータ電流
目標値と第2のモータ電流目標値との差が所定値より大
きいと判定したときは、第1及び第2のモータ電流目標
値を制限する。これにより、制御装置の異常時に過剰な
操舵補助力が作用することを防止できる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の実施例を、それを示す図面を参照しながら説明
する。 実施例1.図1は、第1,2,4発明に係る電動パワー
ステアリング装置の1実施例の概略構成を示すブロック
図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵軸
(図示せず)に設けた操舵トルクセンサ1からの操舵ト
ルク信号がモータ電流目標値決定回路2へ入力され、操
舵トルクとモータ電流目標値との関係から、モータ電流
目標値が決定される。一方、操舵トルク信号は、位相補
償回路3へも入力されて位相補償され、位相補償電流と
して出力される。
【0014】モータ電流目標値は、ゲイン可変アンプ4
で増幅された後、加え合わせ点5で位相補償電流が加え
られ、リミッタ6を介して、電流制御回路7へ入力され
る。電流制御回路7は、モータ電流目標値と、後述する
モータ電流検出回路13からのモータ駆動電流との差に
応じた電流をPWM波発生回路9へ出力する。PWM波
発生回路9は、三角波発生回路8からの三角波と、電流
制御回路7からの電流とに応じて、PWM波を発生し、
モータ駆動回路10へ出力し、モータ駆動回路10は、
PWM波により操舵力補助用のモータ11に電源Bから
の駆動電流を流して、モータ11を駆動する。モータ電
流検出回路13は、駆動電流が流れる抵抗RSの両端電
圧により、駆動電流を検出し、その駆動電流の検出信号
を電流制御回路7へ出力する。電源Bとモータ駆動回路
10との間には、フェイルリレー12が接続されてい
る。
【0015】一方、操舵軸(図示せず)に設けた、操舵
トルクセンサ1とは別の操舵トルクセンサ1aからの操
舵トルク信号が、モータ電流目標値決定回路2とは別の
モータ電流目標値決定回路2aへ入力され、操舵トルク
とモータ電流目標値との関係から、モータ電流目標値が
決定される。また、操舵トルク信号は、位相補償回路3
aへも入力されて位相補償され、位相補償電流として出
力される。モータ電流目標値決定回路2aの上記関係
は、モータ電流目標値決定回路2の上記関係と同じ特性
となっている。
【0016】モータ電流目標値と位相補償電流とはマイ
クロコンピュータ21へ入力される。マイクロコンピュ
ータ21では、モータ電流目標値が、ゲイン可変部14
で調節された後、加え合わせ部17で位相補償電流が加
えられる。位相補償電流が加えられたモータ電流目標値
は、差し引き部18でリミッタ6から出力されたモータ
電流目標値との差が求められ、この差は判定部19へ入
力される。また、リミッタ6から出力されたモータ電流
目標値は、差し引き部16でモータ電流検出回路13か
らのモータ駆動電流との差が求められ、この差は判定部
19へ入力される。また、判定部19へは、車速信号が
車速演算部15で演算された車速値と、エンジン(図示
せず)のオン/オフ状態を判定するために、イグニッシ
ョンキーのオン/オフ状態を示す信号が入力されてい
る。
【0017】判定部19は、上述の諸入力からゲイン可
変アンプ4及びゲイン可変部14のゲインを調節し、ゲ
イン決定部20は、この調節結果によりゲイン指示信号
をゲイン可変アンプ4及びゲイン可変部14へ送る。ま
た、判定部19は、上述の2つのモータ電流目標値の差
が所定値より大きいときは、フェイルリレー駆動回路2
2にリレー駆動電流を出力させ、フェイルリレー12を
オフにすると共に、上述の諸入力から車両の状態を判定
し、その判定結果をダイアグ出力回路23を介して、運
転パネルへ表示する。マイクロコンピュータ21から
は、所定の周波数のウォッチドッグパルスW.D.Pが
W.D.P監視部24へ出力され、W.D.P監視部2
4では、ウォッチドッグパルスW.D.Pが所定の周波
数ではなくなったときに、マイクロコンピュータ21へ
リセット信号を出力するようになっている。
【0018】以下に、このような構成の電動パワーステ
アリング装置の動作を、その動作を示すフローチャート
(図2〜4)を参照しながら説明する。判定部19は、
エンジン(図示せず)のオン/オフ状態を判定するため
のイグニッションキーのオン/オフ状態を監視しており
(図2S10)、イグニッションキーがオフ状態のとき
は、引き続き監視する。
【0019】判定部19は、イグニッションキーがオン
状態のとき、車速演算ステップ(図2S11)を実行す
る。判定部19は、車速演算ステップ(図2S11)で
は、車速演算部15で演算された車速値(パルス)を読
み込み(図3S30)、この車速値のヒステリシス処理
を行った(図3S31)後、この車速値における操舵ト
ルク及びモータ電流目標値の制御特性を決定する(図3
S32)。そして、この制御特性を決定した後、システ
ム異常検出ステップ(図2S12)を実行する。上記制
御特性は、例えば図15に示すように車速の増加に従っ
てゲインが小さくなるようになっている。
【0020】判定部19は、システム異常検出ステップ
(図2S12)では、差し引き部18で求められた、加
え合わせ部17で位相補償電流が加えられたモータ電流
目標値と、リミッタ6から出力されたモータ電流目標値
との差、又は差し引き部16で求められた、モータ電流
目標値とモータ駆動電流との差が、それぞれの所定値よ
り大きい等の異常を検出しており(図4S40)、異常
が無いとき(図4S41)は、ゲイン決定ステップ(図
2S13)を実行する。判定部19は、異常が有るとき
(図4S41)は、フェイルリレー駆動回路22にリレ
ー駆動電流を出力させ、フェイルリレー12をオフにす
ると共に、ゲイン決定ステップ(図2S13)を実行す
る。
【0021】判定部19は、ゲイン決定ステップ(図2
S13)では、イグニッションキーのオン/オフ状態の
監視ステップ(図2S10)、車速演算ステップ(図2
S11)及びシステム異常検出ステップ(図2S12)
のそれぞれの条件より、それぞれのモータ電流目標値の
上下限値を決定すると共に、それらの上下限値の内から
最小(絶対値)の上下限値を選択する。ゲイン決定部2
0は、この上下限値に基づいてゲインを決定し(図2S
13)、そのゲイン指示信号をゲイン可変アンプ4及び
ゲイン可変部14へ出力する(図2S14)。
【0022】ゲイン可変アンプ4及びゲイン可変部14
は、ゲイン指示信号を受けて、それぞれのゲインを変更
する。判定部19は、ゲイン指示信号が出力された(図
2S14)後は、イグニッションキーのオン/オフ状態
の監視ステップ(図2S10)へ戻り、上述の各ステッ
プの流れを繰り返す。このようにすることにより、高速
の応答性が要求される制御部分にはハードウェアを、種
々の異常の判定が必要なフェールセーフ部分には安価な
マイクロコンピュータをそれぞれ使用することができ、
製造コストの削減が可能になる。
【0023】図5は、モータ電流目標値決定回路2、位
相補償回路3及びゲイン可変アンプ4の詳細を示す回路
図である。モータ電流目標値決定回路2は、トルクセン
サ1からのトルク信号が、反転増幅回路34と、可変抵
抗30,32でそれぞれ帰還電圧が調節され、オペアン
プ、2つのダイオード及び帰還抵抗からなり、互いに逆
特性の2つの理想ダイオード31,33とへ入力され
る。反転増幅回路34及び理想ダイオード31,33の
それぞれの出力は反転増幅回路35へ合わせて入力さ
れ、トルク信号に対するモータ電流目標値の特性を得て
いる。トルクセンサ1からのトルク信号は、位相補償回
路3へも入力される。
【0024】ゲイン可変アンプ4は、反転増幅回路35
の出力が、スイッチ回路36,37,38,39と抵抗
40,41,42,43のそれぞれの直列回路及び抵抗
44が並列接続されたアナログスイッチ回路へ入力さ
れ、アナログスイッチ回路の出力は反転増幅回路45へ
与えられるようになっている。スイッチ回路36,3
7,38,39は、マイクロコンピュータ21(図1)
からのゲイン指示信号(ディジタル信号)が与えられ、
オン/オフすることにより、モータ電流目標値決定回路
2のゲインを調節する。
【0025】図6は、リミッタ6、電流制御回路7、三
角波発生回路8及びPWM波発生回路9の詳細を示す回
路図である。リミッタ6は、位相補償回路3の出力によ
り位相補償された反転増幅回路45(図5)の出力が、
可変抵抗46,48でそれぞれ非反転入力端子への印加
電圧が調節された2つのオペアンプ47,49の出力端
子へ、それぞれ互いに逆向きのダイオードを介して与え
られると共に、それぞれの反転入力端子へ与えられてい
る。オペアンプ47,49は、反転入力端子へ与えられ
る信号電圧が、それぞれの非反転入力端子の印加電圧を
超えるとき又は下回るときに、それぞれのダイオードの
順方向の電圧を出力して、反転入力端子へ与えられる信
号電圧が、それぞれの非反転入力端子の印加電圧を超え
ないように又は下回らないようにする。
【0026】位相補償回路3の出力により位相補償され
た反転増幅回路45(図5)の出力は、マイクロコンピ
ュータ21(図1)へ与えられると共に、抵抗及びコン
デンサの直列回路とコンデンサとの並列回路からなるフ
ィルタ回路を介して、オペアンプからなる差動増幅回路
51の非反転入力端子へ与えられる。差動増幅回路51
の反転入力端子へは、モータ電流検出回路13(図1,
8)の出力が与えられ、フィルタ回路及び差動増幅回路
51は電流制御回路7を構成している。
【0027】三角波発生回路8は、正帰還抵抗及び負帰
還抵抗を備えたオペアンプ53の非反転入力端子に所定
電圧が印加され、反転入力端子はコンデンサを介して接
地されている。PWM波発生回路9は、オペアンプ53
の出力がインバータ54で反転されて入力され、一方
は、コンデンサ55を介して、逆方向のダイオード56
を通じてPNPトランジスタ57のベースへ入力され
る。コンデンサ55及びダイオード56の接続点は、抵
抗により所定電圧にプルアップされている。他方は、コ
ンデンサ58を介して、順方向のダイオード59を通じ
てNPNトランジスタ60のベースへ入力される。コン
デンサ58及びダイオード59の接続点は、抵抗により
所定電圧にプルダウンされている。
【0028】一方、オペアンプ53の反転入力端子電圧
が差動増幅回路52の反転入力端子へ与えられ、差動増
幅回路52の非反転入力端子へは差動増幅回路51の出
力が与えられている。差動増幅回路52の出力は、PN
Pトランジスタ57及びNPNトランジスタ60のコレ
クタへ与えられ、PNPトランジスタ57及びNPNト
ランジスタ60は、オペアンプ53からの三角波に同期
し、差動増幅回路52の出力に応じた時間で、それぞれ
オン/オフする。PNPトランジスタ57及びNPNト
ランジスタ60のコレクタ電圧は、インバータ61〜6
4により、必要に応じて分岐/反転/増幅されて、モー
タ駆動回路10へ与えられる。
【0029】図7は、モータ駆動回路10の詳細を示す
回路図である。モータ駆動回路10は、電源65と接地
端子との間にブリッジ接続された電界効果トランジスタ
68,69,75,79の、電界効果トランジスタ7
5,79の接続点と電界効果トランジスタ68,69の
接続点とを橋絡するようにモータ11が接続され、モー
タ11を介して直列接続された1対の電界効果トランジ
スタ75:69,68:79は、PWM波発生回路9か
らのPWM波信号を、各々のゲートに与えられ駆動され
るようになっている。電界効果トランジスタ75,69
と電界効果トランジスタ68,79とは、互いに逆位相
のPWM波信号が与えられるようになっている。
【0030】PWM波発生回路9のインバータ61(図
6)からのPWM波信号は、NPNトランジスタ66の
ベースへ入力され、NPNトランジスタ66のコレクタ
からの反転出力は、電界効果トランジスタ69のゲート
へ入力されている。インバータ61から入力されるイン
バータ62(図6)からのPWM波信号は、NPNトラ
ンジスタ81のベースへ入力され、NPNトランジスタ
81のコレクタからの反転出力は、電界効果トランジス
タ79のゲートへ入力されている。インバータ61から
入力されるインバータ63(図6)からのPWM波信号
は、NPNトランジスタ67のベースへ入力され、NP
Nトランジスタ67のコレクタからの反転出力は、電界
効果トランジスタ68のゲートへ入力されている。イン
バータ62から入力されるインバータ64(図6)から
のPWM波信号は、NPNトランジスタ76のベースへ
入力され、NPNトランジスタ76のコレクタからの反
転出力は、電界効果トランジスタ75のゲートへ入力さ
れている。
【0031】図8は、モータ電流検出回路13の詳細を
示す回路図である。モータ電流検出回路13は、モータ
駆動回路10と接地端子との間に接続された抵抗RSの
ブリッジ回路側の電圧が差動増幅回路85の非反転入力
端子及び差動増幅回路82の反転入力端子へ与えられ、
抵抗RSの接地側の電圧が差動増幅回路85の反転入力
端子及び差動増幅回路82の非反転入力端子へ与えられ
ている。差動増幅回路85の非反転入力端子及び差動増
幅回路82の非反転入力端子には、並列接続された抵抗
及びコンデンサからなるフィルタ回路84,83がそれ
ぞれ接続されている。差動増幅回路85及び差動増幅回
路82のそれぞれの出力端子には、スイッチ回路87,
86が接続されている。
【0032】PWM波発生回路9のインバータ61(図
6)からのPWM波信号が、コンデンサ90と、他方が
接地された抵抗91と、他方が接地された抵抗92及び
逆接続されたダイオード93の直列回路と、順接続され
たダイオード94とで構成される、PWM波信号のエッ
ジを際立たせるエッジ整形回路を通じて、NPNトラン
ジスタ95のベースへ入力されている。PWM波発生回
路9のインバータ61から入力されるインバータ62
(図6)からのPWM波信号が、コンデンサ96と、他
方が接地された抵抗97と、他方が接地された抵抗98
及び逆接続されたダイオード99の直列回路と、順接続
されたダイオード100とで構成されるエッジ整形回路
を通じて、NPNトランジスタ101のベースへ入力さ
れている。
【0033】差動増幅回路82と差動増幅回路85と
は、抵抗RSの両端電圧を互いに逆極性で入力されてお
り、また、NPNトランジスタ95及びNPNトランジ
スタ101は、互いに逆位相のPWM波信号によりオン
/オフされ、スイッチ回路86,87をそれぞれオン/
オフする。これにより、モータ11(図7)に流れる電
流の向きに応じた極性で、抵抗RSに流れる電流に応じ
た電圧が、差動増幅回路89へ与えられる。差動増幅回
路89には、抵抗とコンデンデンサからなる積分回路が
前置されている。差動増幅回路89の出力は、電流制御
回路7(図1)に含まれる差動増幅回路51(図6)の
反転入力端子とマイクロコンピュータ19(図1)とへ
与えられる。
【0034】実施例2.図9は、第1〜4発明に係る電
動パワーステアリング装置の実施例の概略構成を示すブ
ロック図である。この電動パワーステアリング装置は、
モータ電流目標値が、ゲイン可変アンプ4で増幅された
後、リミッタ6aへ入力されて所定の制限が加えられ、
加え合わせ点5aで位相補償電流が加えられて、電流制
御回路7へ入力される。
【0035】また、加え合わせ点5aで位相補償電流が
加えられたモータ電流目標値と、加え合わせ部17で位
相補償電流が加えられたモータ電流目標値との、差し引
き部18で求められた差、加え合わせ点5aで位相補償
電流が加えられたモータ電流目標値と、モータ電流検出
回路13からのモータ駆動電流との、差し引き部16で
求められた差、車速信号が車速演算部15で演算された
車速値及びイグニッションキーのオン/オフ状態を示す
信号(ENG信号)により、判定部19aは、モータ電
流目標値の上下限値を調節し、リミット値決定部25
は、この調節結果によりモータ電流目標値の上下限信号
をリミッタ6aへ送る。その他の構成は、実施例1で説
明した電動パワーステアリング装置の構成と同様である
ので、説明を省略する。
【0036】以下に、このような構成の電動パワーステ
アリング装置の動作を、その動作を示すフローチャート
(図10〜12)を参照しながら説明する。判定部19
aは、イグニッションキーがオン状態で、カウンタ1
(図示せず)がフルカウントしていないとき(図10S
51)は、カウンタ1に1を加算し(図10S52)、
それに対応して、モータ電流目標値の上下限値を微増さ
せる(図10S53)。これにより、リミット値決定部
25は、モータ電流目標値の上下限信号を微増させてリ
ミッタ6aへ送り、リミッタ6aは、これを受けてゲイ
ン可変アンプ4から入力されるモータ電流目標値の上下
限制限値を微増させる。カウンタ1がフルカウントして
いるとき(図10S51)は、車速演算ステップ(図1
1)を実行する。
【0037】また、判定部19aは、イグニッションキ
ーがオフ状態で、カウンタ2(図示せず)がフルカウン
トしていないとき(図10S54)は、カウンタ2に1
を加算し(図10S55)、それに対応して、モータ電
流目標値の上下限値を微減させる(図10S56)。こ
れにより、リミット値決定部25は、モータ電流目標値
の上下限信号を微減させてリミッタ6aへ送り、リミッ
タ6aは、これを受けてゲイン可変アンプ4から入力さ
れるモータ電流目標値の上下限制限値を微減させる。カ
ウンタ2がフルカウントしているとき(図10S54)
は、リミッタ値を零にする(図10S57)
【0038】判定部19aは、車速演算ステップ(図1
1)では、車速演算部15で演算された車速値(パル
ス)を読み込み(図11S60)、この車速値のヒステ
リシス処理を行った(図11S61)後、この車速値に
おける操舵トルク及びモータ電流目標値の制御特性を決
定する(図11S62)。そして、この制御特性に基づ
いて、この車速値におけるモータ電流目標値の上下限値
を決定した(図11S63)後、システム異常検出ステ
ップ(図12)を実行する。
【0039】判定部19aは、システム異常検出ステッ
プ(図12)では、加え合わせ部17で位相補償電流が
加えられたモータ電流目標値と、加え合わせ点5aで位
相補償電流が加えられたモータ電流目標値との差し引き
部18で求められた差、又は差し引き部16で求められ
た、モータ電流目標値とモータ駆動電流との差が、それ
ぞれの所定値より大きい等の異常を検出しており(図1
2S70)、異常が無いとき(図12S71)は、ゲイ
ン決定ステップ(図2参照)を実行する。判定部19a
は、異常が有るとき(図12S71)は、モータ電流目
標値の上下限値を0にし(図12S72)、リミット値
決定部25は、これにより、モータ電流目標値の上下限
信号を0にしてリミッタ6aへ送り、リミッタ6aは、
これを受けてゲイン可変アンプ4から入力されるモータ
電流目標値を0にする。それと共に、フェイルリレー駆
動回路22にリレー駆動電流を出力させ、フェイルリレ
ー12をオフにすると共に、ゲイン決定ステップ(図2
参照)を実行する。
【0040】判定部19aは、ゲイン決定ステップ(図
2参照)では、イグニッションキーのオン/オフ状態の
監視ステップ(図10)、車速演算ステップ(図11)
及びシステム異常検出ステップ(図12)のそれぞれで
決定したモータ電流目標値の上下限値の内から最小(絶
対値)の上下限値を選択する。ゲイン決定部20は、こ
の上下限値に基づいてゲインを決定し(図2参照)、そ
のゲイン指示信号をゲイン可変アンプ4及びゲイン可変
部14へ出力する(図2参照)。その他の動作は、実施
例1で説明した電動パワーステアリング装置の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0041】このようにすることにより、電動パワース
テアリング装置が始動するときに、ゲイン可変アンプ4
及びゲイン可変部14のゲインと、リミッタ6aのモー
タ電流目標値の上下限制限値とを徐々に上げることがで
き、始動時のショックを和らげることができる。また、
高速の応答性が要求される制御部分にはハードウェア
を、種々の異常の判定が必要なフェールセーフ部分には
安価なマイクロコンピュータ21をそれぞれ使用するこ
とができ、製造コストの削減が可能になる。また、モー
タ11及びその制御回路に流れる電流を適切に制限する
ことにより、モータ11及びその制御回路の加熱を防止
でき、最適な熱設計が可能になり、電動パワーステアリ
ング装置の小型化を図ることができる。
【0042】実施例3.図13は、第1,2,4発明に
係る電動パワーステアリング装置の他の実施例の概略構
成を示すブロック図である。この電動パワーステアリン
グ装置は、操舵軸(図示せず)に設けた操舵トルクセン
サ1からの操舵トルク信号が、A/Dコンバータ26で
ディジタル信号に変換されて、モータ電流目標値決定回
路2dへ入力され、操舵トルクとモータ電流目標値との
関係から、モータ電流目標値が決定される。一方、ディ
ジタル信号に変換された操舵トルク信号は、位相補償回
路3dへも入力されて位相補償され、位相補償電流とし
て出力される。
【0043】モータ電流目標値のディジタル信号は、ゲ
イン可変演算部4dで演算(増幅)された後、加え合わ
せ点5dで位相補償電流のディジタル信号が加えられ、
リミッタ6dを介して、差し引き点7dへ入力される。
差し引き点7dでは、モータ電流目標値のディジタル信
号と、後述するモータ電流検出回路13からのモータ駆
動電流のディジタル信号との差に応じたディジタル信号
をPI演算部7eへ入力する。PI演算部7eは、入力
されたディジタル信号に基づき、比例演算及び積分演算
を行い、その演算結果をPWM波発生部9dへ出力す
る。
【0044】PWM波発生部9dは、PI演算部7eか
らの演算結果に応じてPWM波を発生してモータ駆動回
路10へ出力し、モータ駆動回路10は、PWM波によ
り操舵力補助用のモータ11に電源Bからの駆動電流を
流して、モータ11を駆動する。モータ電流検出回路1
3は、駆動電流が流れる抵抗RSの両端電圧により、駆
動電流を検出し、その駆動電流の検出信号をA/Dコン
バータ27へ出力する。A/Dコンバータ27は、駆動
電流の検出信号をディジタル信号に変換し、差し引き点
7d及びマイクロコンピュータ21の差し引き点16へ
出力する。尚、A/Dコンバータ26、モータ電流目標
値決定回路2d、位相補償回路3d、ゲイン可変演算部
4d、加え合わせ点5d、リミッタ6d、差し引き点7
d、PI演算部7e、PWM波発生部9d及びA/Dコ
ンバータ27は、ゲートアレイ28に含まれている。そ
の他の構成は、実施例1で説明した電動パワーステアリ
ング装置の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0045】このような構成の電動パワーステアリング
装置の動作は、ゲートアレイ28内の動作を、A/Dコ
ンバータ26,27によりA/D変換されたディジタル
信号により行っていること以外は、実施例1で説明した
電動パワーステアリング装置の動作と同様であるので、
説明を省略する。このようにすることにより、高速の応
答性が要求される制御部分にはハードウェア(ゲートア
レイ:カスタムIC)を、種々の異常の判定が必要なフ
ェールセーフ部分には安価なマイクロコンピュータをそ
れぞれ使用することができ、製造コストの削減が可能に
なる。
【0046】実施例4.図14は、第1,2,4発明に
係る電動パワーステアリング装置の他の実施例の概略構
成を示すブロック図である。この電動パワーステアリン
グ装置は、操舵軸(図示せず)に設けた操舵トルクセン
サ1aからの操舵トルク信号が、モータ電流目標値決定
回路2aへ入力され、操舵トルクとモータ電流目標値と
の関係から、モータ電流目標値が決定される。また、操
舵トルク信号は、位相補償回路3aへも入力されて位相
補償され、位相補償電流として出力される。
【0047】モータ電流目標値及び位相補償電流は、A
/Dコンバータ30及びA/Dコンバータ31により、
それぞれディジタル信号に変換されて、ゲイン可変部1
4及び加え合わせ部17へそれぞれ入力される。モータ
電流目標値(ディジタル信号)は、ゲイン可変部14で
調節された後、加え合わせ部17で位相補償電流(ディ
ジタル信号)が加えられる。位相補償電流が加えられた
モータ電流目標値(ディジタル信号)は、リミッタ6か
ら出力されA/Dコンバータ32でA/D変換されたモ
ータ電流目標値との差が、差し引き部18で求められ、
この差は判定部19へ入力される。
【0048】リミッタ6から出力されA/Dコンバータ
32でA/D変換されたモータ電流目標値は、また、モ
ータ電流検出回路13から出力されA/Dコンバータ3
3でA/D変換されたモータ駆動電流との差が、差し引
き部16で求められ、この差は判定部19へ入力され
る。判定部19へは、車速信号が周波数カウンタ35で
ディジタル信号に変換され車速演算部15で演算された
車速値と、エンジン(図示せず)の回転状態を判定する
ために、周波数カウンタ36でディジタル信号に変換さ
れたエンジンの回転数を示す信号とが入力されている。
【0049】判定部19は、上述の諸入力からゲイン可
変部14及びゲイン可変アンプ4のゲインを調節し、ゲ
イン決定部20は、この調節結果によりゲイン指示信号
をゲイン可変部14と、D/Aコンバータ34を介して
ゲイン可変アンプ4とへ送る。また、判定部19は、上
述の2つのモータ電流目標値の差が所定値より大きいと
きは、フェイルリレー駆動回路22にリレー駆動電流を
出力させ、フェイルリレー12をオフにすると共に、上
述の諸入力から車両の状態を判定し、その判定結果をダ
イアグ出力回路23を介して、運転パネルへ表示する。
【0050】尚、A/Dコンバータ30〜33、ゲイン
可変部14、加え合わせ部17、差し引き部18、判定
部19、差し引き部16、周波数カウンタ35,36、
車速演算部15、ゲイン決定部20及びD/Aコンバー
タ34はゲートアレイ21a(カスタムIC)に含まれ
ている。ゲートアレイ21aからは、所定の周波数のウ
ォッチドッグパルスW.D.PがW.D.P監視部24
へ出力され、W.D.P監視部24では、ウォッチドッ
グパルスW.D.Pが所定の周波数ではなくなったとき
に、ゲートアレイ21aへリセット信号を出力するよう
になっている。その他の構成は、実施例1で説明した電
動パワーステアリング装置の構成と同様であるので、説
明を省略する。
【0051】このような構成の電動パワーステアリング
装置は、ゲートアレイ21a内の動作を、A/Dコンバ
ータ30〜33、周波数カウンタ35,36により変換
されたディジタル信号により行い、D/Aコンバータ3
4によりD/A変換されたゲイン指示信号を出力してい
る。また、エンジンの状態を判定するために、イグニッ
ションキーのオン/オフ状態を示す信号に代えて、エン
ジンの回転数を周波数カウンタ36で変換したディジタ
ル信号を用いている。その他の動作は、実施例1で説明
した電動パワーステアリング装置の動作と同様であるの
で、説明を省略する。
【0052】
【発明の効果】
(1) 第1,2発明によれば、第1の制御部をハード
ウェアのみで構成するために、従来のマイクロコンピュ
ータを使用した制御回路に比較して周波数特性が向上
し、その結果運転者の操舵に対する応答性を向上するこ
とができ、操舵フィーリングが向上する。 (2) 第2の制御部には、例えば車両の状態を示す信
号、車速に対する操舵補助力特性の決定(車速制御)及
びフェイルセーフのように高い応答性を必要としない
が、その判定処理に複雑なロジックを必要とするので、
これに向いた回路構成(例えばデジタル回路)とするこ
とができる。 上記(1)(2)とそれぞれの役割分担することで、例
えば、第1の制御部はアナログのカスタムIC、第2の
制御部はデジタルのカスタムIC又はマイクロコンピュ
ータを用いることができ、システムの小型化が可能とな
る。また、低機能の安価なマイクロコンピュータを使用
することができコストダウンを図れる。
【0053】第3発明によれば、システムの温度上昇
(過熱)を防止することが可能となり、最低限のハード
ウェア(特にモータ及びモータ駆動部)でシステムを構
成することが可能となる。
【0054】第4発明によれば、制御部の異常を確実に
検出することが可能であり、また、比較する2つの制御
目標値を全く同じ特性にしていることで、必要以外の条
件でのモータ駆動の禁止等が行われることなく、基本性
能の悪化を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の1実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】第1,2,4に係る電動パワーステアリング装
置のモータ電流目標値決定回路、位相補償回路及びゲイ
ン可変アンプの例を示す回路図である。
【図6】本発明に係る電動パワーステアリング装置のリ
ミッタ、電流制御回路、三角波発生回路及びPWM波発
生回路の例を示す回路図である。
【図7】本発明に係る電動パワーステアリング装置のモ
ータ駆動回路の例を示す回路図である。
【図8】本発明に係る電動パワーステアリング装置のモ
ータ電流検出回路の例を示す回路図である。
【図9】第1〜4発明に係る電動パワーステアリング装
置の1実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図10】第1〜4発明に係る電動パワーステアリング
装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】第1〜4発明に係る電動パワーステアリング
装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】第1〜4発明に係る電動パワーステアリング
装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の他の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図14】第1,2,4発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の他の実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図15】操舵トルクに対するモータ電流目標値の関係
を示す特性図である。
【符号の説明】
1,1a トルクセンサ 2,2a モータ電流目標値決定回路 4 ゲイン可変アンプ 4d ゲイン可変演算部 6 リミッタ 6a リミッタ(制限値可変回路) 7 電流制御回路 7d 差し引き点 7e PI演算部 9 PWM波発生回路 9d PWM波発生部 10 モータ駆動回路 11 モータ 13 モータ電流検出回路 14 ゲイン可変部 19,19a 判定部 20 ゲイン決定部 21 マイクロコンピュータ 21a,28 ゲートアレイ 25 リミット値決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/00 - 5/30 B62D 6/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵トルクに基づいて操舵力補助用モー
    タの駆動信号の上下限値を有するモータ電流目標値を定
    め、該モータ電流目標値を自動制御の目標値とし、前記
    モータの駆動電流を自動制御のフィードバック値とする
    制御装置が、前記モータを駆動するモータ駆動回路を制
    御する電動パワーステアリング装置において、 前記制御装置は、ハードウェアのみからなる第1の制御
    部と、デジタル回路からなる第2の制御部とを備え、第
    1の制御部は第1のモータ電流目標値を定めて前記モー
    タ駆動回路を制御し、第2の制御部は、第2のモータ電
    流目標値を定めると共に、第2のモータ電流目標値、第
    1のモータ電流目標値、前記駆動電流及び車両の状態を
    示す信号に基づくゲイン指示信号及び前記モータ駆動信
    号の上下限値制限信号のうち少なくとも何れか一方を出
    力し、第1の制御部は、該出力信号により、第1のモー
    タ電流目標値を変更すべくなしてあることを特徴とする
    電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 第1の制御部は、第2の制御部からの前
    記ゲイン指示信号に基づいて、第1のモータ電流目標値
    のゲインを変更するゲイン可変回路を備えることを特徴
    とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 第1の制御部は、第2の制御部からの前
    記上下限値制限信号に基づいて、第1のモータ電流目標
    値の上下限値制限を変更する制限値可変回路を備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電動パワーステア
    リング装置。
  4. 【請求項4】 第2の制御部は、第1のモータ電流目標
    値と第2のモータ電流目標値との差が所定値より大きい
    ときは異常と判定する判定部を備え、該判定部が異常と
    判定したときは、第1及び第2のモータ電流目標値を制
    限すべくなしてあることを特徴とする請求項1,2,3
    の何れかに記載の電動パワーステアリング装置。
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