JP3513332B2 - 自動二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents
自動二輪車用ラジアルタイヤInfo
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Description
ける剛性と接地面積とをともに増加させ、高いコーナリ
ングフォース等を有効に発揮させることによって、直進
時の乗り心地性を維持しながら旋回性能を大巾に向上し
うる自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
能化に伴い、自動二輪車用タイヤにあっても高速走行性
能に優れるラジアル構造への移行が図られつつある。
アル配列のカーカスの外側に強靭なベルト層を具える
が、近年、ラジアルタイヤにおける乗り心地性改善のた
めに、ベルト層として、コードをプライ間相互で交差配
列させた従来のクロスコードプライにかえて、コードを
タイヤ赤道と略平行に螺旋巻きしたパラレルコードプラ
イを用いるものが、特公平3−8961号公報などによ
り提案されている。
ドプライに比較してトレッド部の半径方向内側への曲げ
剛性が低減されるなど柔軟性が付与されるため、接地性
が高まり乗り心地性を向上しうるといわれている。しか
しながら、前記柔軟性が故に、旋回走行に際して発生す
るキャンバースラスト及びコーナリングフォースが何れ
も過小となり、特に大型車両における旋回走行時にいわ
ゆる腰くだけ現象を発生して、操縦安定性を損なう傾向
にある。
1003号公報には、直進時の乗り心地性を維持しなが
らこの旋回時の操縦安定性を改善することを目的とし
て、前記パラレルコードプライからなるベルト層の外側
かつショルダー部に、20〜45度の角度で有機繊維コ
ードを配列した補強層を設け、ショルダー部の剛性を適
度に高めることが開示されている。
単一円弧状のトレッドプロファイルを有するタイヤに前
記補強層を設けた場合には、旋回時に接地するショルダ
ー部での接地面積が少なく、しかもショルダー部での高
い剛性によって路面追従性が損なわれるために、コーナ
リングフォース等が有効に発揮されず、グリップ力が不
十分となるなど、満足のいく旋回性能の向上効果が得ら
れないという問題がある。
は、各ショルダー部に補強層を設けるに加え、トレッド
面の外領域の曲率半径を中央領域の曲率半径より所定割
合で大とすることを基本として、ショルダー部での接地
面積を充分に確保でき、高いコーナリングフォースを有
効に発揮させることによって、直進時の乗り心地性を維
持しながら旋回性能を大巾に向上しうる自動二輪車用ラ
ジアルタイヤの提供を目的としている。
外端からのコードルースなどの損傷を抑制し耐久性を向
上しうる自動二輪車用ラジアルタイヤの提供を目的とし
ている。
りまで補強層による剛性向上効果を発揮でき、腰くだけ
感を招くことなく、安定かつ安全に旋回走行を行いうる
自動二輪車用ラジアルタイヤの提供を目的としている。
めに、本発明のうちで請求項1記載の発明は、トレッド
部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアの
廻りで折り返されかつカーカスコードをタイヤ周方向に
対して70〜90度の角度で配列させたカーカスと、こ
のカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方に配さ
れかつバンドコードをタイヤ周方向に螺旋巻きしたバン
ド層とを具えるとともにトレッド面を弧状とした自動二
輪車用ラジアルタイヤであって、前記バンド層とカーカ
スとの間又はバンド層の半径方向外側しかもショルダー
部のみに、補強コードをタイヤ周方向に対して10〜3
5度の角度で配列させた一対の補強片からなる補強層を
設けるとともに、前記各補強片のタイヤ軸方向の内端点
を通りこの補強片に対して直角な垂線がトレッド面と交
わる内点P、P間の中央領域と、前記各補強片の外端点
を通る垂線がトレッド面と交わる外点Qとこれに隣り合
う前記内点Pとの間の外領域とにおいて、タイヤ赤道面
に中心を有し前記中央領域をなす曲率半径Crと、前記
外領域をなす曲率半径Srとの比Sr/Crを1.10
〜1.30とし、しかも前記中央領域と外領域とを滑ら
かに連ねるとともに、前記補強片のタイヤ軸方向の補強
片巾HWを、トレッド巾TWの0.15〜0.35倍と
したことを特徴としている。
片を一層の補強プライから形成し、しかも補強片の外端
点を、前記バンド層の外端点よりタイヤ軸方向内方に位
置させている。たことを特徴としたものであります。
Wをトレッド巾TWの0.7〜1.0倍とし、しかも補
強片の外端点とバンド層の外端点とのバンド層に沿う距
離ZWを、前記トレッド巾TWの0.06倍以下とした
ことを特徴とする。
示例とともに説明する。図1において自動二輪車用ラジ
アルタイヤ1(以下タイヤ1という)は、トレッド面2
Sが弧状に滑らかに湾曲するトレッド部2と、その両端
からタイヤ半径方向内方に向かってのびるサイドウォー
ル部3と、各サイドウォール部3のタイヤ半径方向内方
端に位置するビード部4とを有し、トレッド端E1、E
1間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド巾TWがタイ
ヤの最大巾になるよう形成している。
架け渡されるカーカス6、このカーカス6の半径方向外
側かつトレッド部2の内方に配されるバンド層7、及び
前記バンド層7とカーカス6との間又はバンド層7の半
径方向外側に配される補強層9を設けている。
ドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至る
本体部に、このビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側
から外側に折返す折返し部を有し、この本体部と折返し
部との間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側に
のびる断面三角形状のビードエーペックスゴム8を充填
している。
て70〜90度の角度でカーカスコード10を配列させ
た1枚以上、本例では内外2枚のカーカスプライ6A、
6Bから形成され、一方のカーカスプライの折返し部の
ビードベースラインLからの高さH1を、トレッド端E
1までの高さH2の0.6〜0.9倍程度としたハイタ
ーンアップ構成とすることによって、前記ビードエーペ
ックスゴム8とともにタイヤ横剛性を高めている。
イヤ周方向に対して5度以下の角度を有して螺旋巻きし
た1枚以上、本例では1枚のバンドプライ7Aからな
り、バンドコード11は、本例では、その1本または複
数本を引き揃えた帯状かつ長尺の小巾プライ12に形成
したうえで螺旋巻きされる。なお該小巾プライ12は、
図2に示すごとく、例えば2本のバンドコード11をト
ッピングゴムに埋設した偏平矩形な断面形状を有し、そ
の側面12Sから最外のバンドコード11の中心までの
距離Nを、コード間ピッチPiの略1/2に設定してい
る。
プライ12を一方のトレッド端E1から他方のトレッド
端E1まで側面12Sを互いに付き合わせながら連続し
て巻回することによって形成されるが、例えば2本の小
巾プライ12を用い、各小巾プライ12をタイヤ赤道C
近傍から両側のトレッド端E1に向かって、又は両側の
トレッド端E1からタイヤ赤道Cに向かってそれぞれ巻
回することもできる。又小巾プライ12の巻き付けに際
しては、側面12Sの近傍を互いに重ね合わせて巻回
し、コードの緩みを防止しすることもできる。
ド巾BWを、前記トレッド巾TWの0.7〜1.0倍と
することが好ましく、これによってトレッドの略全巾に
亘ってタガ効果を発揮せしめ、後述するトレッドプロフ
ァイルの保形性を高めて、旋回時におけるショルダー部
での接地面積の増大を確実化する。
Hのみに配される左右一対の補強片9Aからなり、それ
ぞれタイヤ赤道Cを中心とした対称位置に設けられる。
又各補強片9Aは、補強コード13をタイヤ周方向に対
して10〜35度の角度で配列した1枚(1層)以上の
補強プライから形成される。補強層9は、本例では、前
記バンド層7の半径方向外側に形成しているが、バンド
層7とカーカス6との間に配してもよい。
ダー部SHでは、この補強コード13がラジアル配列の
カーカスコード10及びタイヤ周方向に向くバンドコー
ド11と協同してトラス構造を形成し、面内剛性を適度
に向上させる。他方、直進走行時に接地する補強片9
A、9A間の部分では、バンドコード11によって半径
方向内側への曲げ剛性が低減されるなど柔軟性が付与さ
れているため乗り心地性が高まり、直進走行性を向上し
うる。
が約25度の時に、前記トラス構造に基づくコーナリン
グフォースが最大となり、従って補強コード13のコー
ド角が10度未満及び35度より大では、何れも前記コ
ーナリングフォースの上昇効果が充分に達成されない。
しかもコード角が10度未満では、生タイヤ形成時に用
いる補強片9A用のプライ材料の長さが過大となってそ
の取扱い性が劣り、又このプライ材料の巻始め端と巻終
わり端との接合部分が長くなって成形性が悪化する。従
ってコード角はその上限を30度以下とするのが好まし
く、又下限を20度以上とするのが良い。
強片巾HWを、前記トレッド巾TWの0.15〜0.3
5倍とすることが必要であり、0.15TWより小の時
には、ショルダー部SHにおいて剛性がアップされる領
域巾が過小となり、コーナリングフォースが不十分とな
って旋回性能を向上しえない。又0.35TWより大の
時には、直進時にも補強片9Aが影響して剛性が高まり
乗り心地性を阻害し、従って補強片巾HWの上限は、
0.25TWとすることが好ましい。
で形成することが好ましい。これは2枚以上の補強プラ
イで形成したときにも、旋回性能の向上効果がほとんど
上昇せず、逆に重量増加、コストアップなどの弊害を招
くためである。
は、前記バンド層7のタイヤ軸方向の外端点K1よりタ
イヤ軸方向内方に位置させる。これは、補強片9Aの外
端点J1には、各補強コード13のカット面が位置する
からであって、もし外端点J1がバンド層7の外端点K
1より外方に突出したときには、補強コード13のカッ
ト面に大きな負担がかかり、ゴムとの接着性に劣るこの
カット面からコードルースなどの損傷が早期に生じ、耐
久性を阻害する。なおバンド層7では螺旋巻きされるた
めに、コードのカット面が外端点K1にはほとんど形成
されず、損傷が発生しにくいが、前記外端点J1、K1
が近接しすぎると、応力が集中しやすく耐久性の低下傾
向となる。従ってこれを確実に防止するために、前記外
端点J1、K1間のバンド層7に沿う距離ZWを3mm
以上とすることが好ましい。
ッド巾TWの0.06倍以下とし、旋回限界となるトレ
ッド端E1ぎりぎりに至るまでバンド層7とともに剛性
を向上させることが好ましく、これにより旋回限界での
走行において腰くだけ感を招くことがなく、安定かつ安
全に旋回走行を行いうる。
め、前記補強片9Aの内端点J2、J2間のタイヤ軸方
向の巾WPを、トレッド巾TWの0.30〜0.60
倍、又補強片9Aの外端点J1、J1間の巾WQを、ト
レッド巾TWの0.70〜1.0倍とすることが好まし
い。前記巾WPが0.6TWより大きい時、及び巾WQ
が0.7TWより小の時、何れもショルダー部SHで発
生するコーナリングフォースが小となり旋回性能が低下
する。又前記巾WPが0.30TWより小の時には、直
進時にも補強片9Aが影響して剛性が高まり乗り心地性
を悪化し、又巾WQが1.0TWより大の時には、補強
片9Aの外端点J1が屈曲の大きいサイドウオール部3
に近づきすぎて、外端点J1でコードルースが発生しや
すくなる。従って、前記巾WPの上限を0.50TW、
下限を0.35TWとすることが好ましい。
ナリングフォースを有効に発生させ、旋回性能を確実に
向上させるために、前記トレッド面2Sのプロファイル
を特定している。
2Sを、前記補強片9Aの内端点J2を通りこの補強片
9Aに対して直角な垂線がトレッド面2Sと交わる内点
P、P間の中央領域YPと、前記補強片9Aの外端点J
1を通る垂線がトレッド面2Sと交わる外点Qとこれに
隣り合う前記内点Pとの間の外領域YQとに区分したと
き、前記中央領域YPをなす曲率半径Crと、前記外領
域YQをなす曲率半径Srとの比Sr/Crを1.10
〜1.30に規制している。
Crとは、前記内点P、Pと、この内点間の直線P−P
の垂直2等分線がトレッド面2Sと交わる中点Pnとの
3点を通る単一円弧20の曲率半径として定義される。
又同様に、前記外領域YQをなす曲率半径Srは、前記
内点Pと、外点Qと、内外点間の直線P−Qの垂直2等
分線がトレッド面2Sと交わる中点Qnとの3点を通る
単一円弧21の曲率半径として定義される。
YP自体、及び前記外領域YQ自体を、前記単一円弧2
0、21で形成する必要はなく、複数の円弧を滑らかに
連結させた曲線、及び曲率を連続的に変化させた曲線な
どで形成してもよい。又このような曲線を用いる時に
は、曲率をタイヤ軸方向外方に向かって順次大きく設定
する。しかし好ましくは、前記中央領域YP及び前記外
領域YQは、互いに滑らかに接する前記単一円弧20、
21で形成するのがよい。
10〜1.30とし、外領域YQの曲率半径Srを高め
ているため、前記補強層9による剛性アップの影響が大
きい外領域YQでの接地面積を充分に確保でき、より高
いコーナリングフォースを効果的に発生させることが可
能となる。
回時の接地面積が不足して、旋回性能が向上せず、しか
もこの旋回時の接地面積不足が原因して、直進走行から
旋回走行へ移行する過程において、途中からハンドルが
軽くなるなどハンドリング特性が低下し安定性を損ねる
こととなる。又比Sr/Crが1.30を超えると、直
進走行から旋回走行への移行に際してハンドルが逆に重
くなり、安定性を損ねる。従って、比Sr/Crは、そ
の下限を1.15以上、上限を1.25以下とするのが
夫々好ましい。
11、補強コード13としては、ナイロン、ポリエステ
ル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コード、
スチール繊維コード、ガラス繊維コードなどが使用でき
る。しかし軽量化などのために、有機繊維コードを用い
ることが好ましい。又さらに高いコーナリングフォー
ス、高い高速耐久性を得るためには、バンドコード1
1、補強コード13を芳香族ポリアミド繊維コードとす
ることが好ましい。
5R17のタイヤを表1の仕様に基づき試作するととも
に、各試供タイヤをリム17×MT5.50、内圧2.
9kgf/cm2 の条件の基で自動二輪車(750cc,
4サイクル)の後輪に装着して、乾燥舗装道路を実車走
行し、直進安定性、旋回時の限界速度、旋回時の過渡特
性をドライバーによる官能評価によって比較した。なお
前輪に装着したタイヤは、何れも表2に示す仕様の従来
タイヤを使用した。評価は、5点法を用い、点数が大な
ほど性能に優れている。
3、4及び実施例品5のタイヤに用いたバンド層及び補
強層の配置位置を示している。
0、内圧2.5kgf/cm2 、荷重335kg、速度6
0km/hの条件でドラム上を走行させて耐久テストを
行い、13000km完走後のタイヤを解体して、タイ
ヤ損傷を確認した。表中、※1は「損傷なし」、※2は
「補強片の外端点にてコードルースが発生」を示してい
る。
rを1.10〜1.30とした実施例品のタイヤでは、
接地面積が充分に確保されるため、補強層による効果が
有効に発揮され、コーナリングフォースを大巾に高めて
旋回性能を向上できる。
ダー部に補強層を設けるに加え、トレッド面の外領域の
曲率半径を中央領域の曲率半径より所定割合で大として
いるため、ショルダー部での接地面積を充分に確保で
き、高いコーナリングフォースを発生させることによっ
て、直進時の乗り心地性を維持しながら旋回性能を大巾
に向上しうる。
す略図である。
タイヤのバンド層及び補強層の配置位置を略示する線図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
ード部のビードコアの廻りで折り返されかつカーカスコ
ードをタイヤ周方向に対して70〜90度の角度で配列
させたカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつト
レッド部の内方に配されかつバンドコードをタイヤ周方
向に螺旋巻きしたバンド層とを具えるとともにトレッド
面を弧状とした自動二輪車用ラジアルタイヤであって、 前記バンド層とカーカスとの間又はバンド層の半径方向
外側しかもショルダー部のみに 、補強コードをタイヤ周方向に対して10〜35度の角
度で配列させた一対の補強片からなる補強層を設けると
ともに、 前記各補強片のタイヤ軸方向の内端点を通りこの補強片
に対して直角な垂線がトレッド面と交わる内点P、P間
の中央領域と、前記各補強片の外端点を通る垂線がトレ
ッド面と交わる外点Qとこれに隣り合う前記内点Pとの
間の外領域とにおいて、タイヤ赤道面に中心を有し前記
中央領域をなす曲率半径Crと、前記外領域をなす曲率
半径Srとの比Sr/Crを1.10〜1.30とし、
しかも前記中央領域と外領域とを滑らかに連ねるととも
に、前記補強片のタイヤ軸方向の補強片巾HWは、トレ
ッド巾TWの0.15〜0.35倍とし、かつ前記各補強片は、一層の補強プライからなりかつ、
補強片の前記外端点は、前記バンド層のタイヤ軸方向の
外端点よりタイヤ軸方向内方に位置する ことを特徴とす
る自動二輪車用ラジアルタイヤ。 - 【請求項2】前記バンド層のタイヤ軸方向のバンド巾B
Wは、トレッド巾TWの0.7〜1.0倍であり、しか
も補強片の前記外端点とこれに隣り合うバンド層の前記
外端点とのバンド層に沿う距離ZWは、前記トレッド巾
TWの0.06倍以下とすることを特徴とする請求項1
記載の自動二輪車用ラジアルタイヤ。
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