[go: up one dir, main page]

JP3511279B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

Info

Publication number
JP3511279B2
JP3511279B2 JP19503797A JP19503797A JP3511279B2 JP 3511279 B2 JP3511279 B2 JP 3511279B2 JP 19503797 A JP19503797 A JP 19503797A JP 19503797 A JP19503797 A JP 19503797A JP 3511279 B2 JP3511279 B2 JP 3511279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
recording material
double
forming apparatus
sided image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19503797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1124330A (ja
Inventor
昭夫 椛島
豊 矢加部
憲一 三品
光雄 山本
賢 三溝
佳也 眞下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP19503797A priority Critical patent/JP3511279B2/ja
Publication of JPH1124330A publication Critical patent/JPH1124330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3511279B2 publication Critical patent/JP3511279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタなどの画像形成装置に係り、特に、両面画像を
形成可能な両面画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像を形成可能な画像形成装
置としては、感光体上に形成された第1画像を用紙の第
1面に転写、定着した後、用紙を反転させて再給紙し、
続いて、感光体上に形成された第2画像を用紙の第2面
に転写、定着する方式が一般的である。しかし、この方
式では画像形成部を2度通紙させるために、用紙1枚当
たりの生産性が片面記録時の1/2以下と遅くなるこ
と、1度目の定着時に用紙がカールを生じ、2度目の転
写、定着時の転写不良や紙しわ、搬送経路中でのジャム
が発生しやすいこと、用紙を反転させて再給紙する際の
騒音などの諸問題がある。
【0003】上記問題を解決する両面画像形成装置とし
て、例えば2つの画像形成部を対向配置し、1度の用紙
送りで用紙の両面にトナー像を同時に転写するタイプ
(例えば特開昭63−63057号公報,特開平2−2
59670号公報参照)や、2つの画像形成部を並列的
に配置し、1度の用紙送りで用紙の両面にトナー像を逐
次に転写するタイプ(例えば特開平5−150573号
公報)が既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の両面画像形成装置にあっては、以下のような技術的課
題が見出された。すなわち、確かに、両面プリント時の
生産性は上がるが、片面プリント時の生産性は変わらぬ
ため、片面プリントの使用頻度が多い場合には装置のメ
リットが生かされないという技術的課題があった。
【0005】このような技術的課題を解決する手段とし
て、2つの画像形成部を並列的に配置し、片面プリント
モード選択時には各画像形成部で片面のみへの画像形成
を可能とする装置が既に提案されている(例えば特開平
8−248695号公報)。しかしながら、この種のタ
イプにあっては、片面プリントモード選択時に、各々の
画像形成部による画像形成動作において、全く異なる用
紙搬走路(用紙送り出し〜定着〜排出)により行うた
め、各々の画像形成部に対し夫々専用の用紙搬走路を設
けなければならず、装置全体が複雑化、大型化し、大幅
なコストアップとなる技術的課題があった。また、他の
先行技術として、並列的に配置された2つの画像形成部
に対する用紙搬送路として、片面プリント時の専用搬送
路を設け、片面プリント時に片側の画像形成部を停止さ
せ、長寿命を狙ったものも提案されている(例えば特開
昭60−3667号公報)が、片面プリント時の生産性
は上がらず、装置も複雑化してしまうという技術的課題
があった。
【0006】本発明は、上述したような技術的課題を解
決するためになされたものであって、簡単な構成で、片
面画像形成モード選択時でも生産性の高い両面画像形成
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち 、本発明の第1
の態様は、図1(a)に示すように、第1及び第2の画
像が夫々形成され且つ記録材搬送路6を挟んで両側に配
置される2つの画像形成部1,2を有し、両面画像形成
モード選択時に2つの画像形成部1,2により1枚の記
録材3の両面に画像形成すると共に、複数枚の記録剤へ
の片面画像形成モード選択時に2つの画像形成部を共に
使い且つ各記録材毎に選択的に使って、記録材3の片面
のみへ画像形成する両面画像形成装置であって、記録材
供給手段4から供給された記録材3が定着手段5に至る
までの記録材搬送路6の少なくとも一部には、片面画像
形成モード選択時に、各々の画像形成部1,2により画
像形成される記録材3が共に通過する共通記録材搬送路
7を具備させたことを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、本願に係
る両面画像形成装置は、電子写真方式や静電記録方式等
を採用した複写装置、プリンタなどを広く含むものであ
り、2つの画像形成部1,2は、画像が担持される像担
持体を対向配置したものでもよいし、あるいは、前記像
担持体を並列的に配置したものであってもよい。そし
て、像担持体としては、感光体や誘電体等の像形成用担
持体だけの態様であってもよいし、あるいは、この像形
成用担持体と、この像形成用担持体に対向配置され且つ
像形成用担持体上の各画像が一次転写手段にて一時的に
転写される中間転写体とを備えた態様であってもよい。
尚、これらの点は後述する図1(b)の態様にあっても
同様である。
【0009】また、このような態様において、共通記録
材搬送路7は記録材供給手段4から供給された記録材3
が定着手段5に至るまでの記録材搬送路6の少なくとも
一部であれば差し支えないが、装置構成のコンパクト化
を図るという観点からすれば、記録材供給手段4から供
給された記録材3が定着手段5に至るまでの記録材搬送
路6の全てが共通記録材搬送路7であることが好まし
い。
【0010】更に、装置構成の簡略化をより図るという
観点からすれば、例えば転写部を例に挙げると、片面画
像形成モード選択時に、各々の画像形成部1,2に共用
され且つ記録材3の片面への画像転写が行われる共通の
転写手段を備えることが好ましく、また、定着部を例に
挙げれば、片面画像形成モード選択時に、各々の画像形
成部1,2により形成された記録材3の片面への画像定
着が行われる共通の定着手段5を備えることが好まし
い。
【0011】また、本発明の第2の態様は、図1(b)
に示すように、第1及び第2の画像が夫々形成され且つ
記録材搬送路6を挟んで両側に配置される2つの画像形
成部1,2を有し、両面画像形成モード選択時に2つの
画像形成部1,2により1枚の記録材3の両面に画像形
成すると共に、片面画像形成モード選択時に各々の画像
形成部1,2により、記録材3の片面のみへ画像形成す
る両面画像形成装置であって、片面画像形成モード選択
時に、記録材供給手段4から供給された記録材3が定着
手段5に至るまでの記録材搬送路6の少なくとも一部に
おいて、各々の画像形成部1,2により画像形成される
2枚の記録材3が重合搬送される記録材搬送制御手段8
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】このような技術的手段において、記録材搬
送制御手段8は、記録材搬送路6の少なくとも一部にお
いて記録材3を重合搬送させるものであれば適宜設計変
更して差し支えないが、装置構成の簡略化及び片面画像
形成の生産性向上を図るという観点からすれば、少なく
とも転写位置に対して記録材3を重合搬送し、共通の転
写手段を使用できる態様、あるいは、少なくとも定着位
置に対して記録材3を重合搬送し、共通の定着手段を使
用できる態様が好ましく、可能な限り記録材搬送路6の
略全域に亘って記録材3を重合搬送する態様の方がよ
い。
【0013】また、記録材搬送制御手段8は、記録材供
給手段4から送出された2枚の記録材3を重合搬送する
ものであればよいが、記録材3の重合配置制御の容易性
を考慮すれば、2つの記録材供給手段4から1枚ずつ記
録材3を送出して2枚重合する態様が好ましい。この態
様において、最も簡単な制御方式の一つとしては、各々
の画像形成部1,2の画像形成のタイミングに合わせて
2つの記録材供給手段4から1枚ずつ記録材3を送り出
し、2枚の記録材3を自然に重合配置することが好まし
い。
【0014】更に、記録材3の重合配置の位置制御をよ
り正確に行うという観点からすれば、記録材搬送制御手
段8としては、記録材搬送路6中に記録材3が一時的に
位置決め補正される位置決め補正手段を有し、この位置
決め補正手段に2枚の記録材3が略同時に到達するよう
に、2つの記録材供給手段4からの記録材3の送出開始
タイミングを夫々制御する態様が好ましい。この態様に
おいて、各画像形成部1,2の転写位置と記録材3との
間の位置精度をより正確に制御するという観点からすれ
ば、記録材搬送制御手段8としては、記録材搬送路6中
に記録材3が一時的に位置決め補正される2つの位置決
め補正手段を有し、各位置決め補正手段にて各画像形成
部1,2の転写位置への記録材3の突入タイミングを個
々的に制御する態様が好ましい。
【0015】更にまた、2枚の記録材3の重合状態とし
ては、両者が完全に重合配置されている態様に限られる
ものではなく、少なくとも一部が重合配置されている態
様を含む。このとき、片面画像形成モードの生産性向上
を優先させる場合には、2枚の記録材3を完全に重合配
置されている態様が好ましいが、共通の定着手段5で同
時定着する態様にあっては、定着部での記録材3の剥離
性能をより向上させるという観点からすれば、記録材搬
送制御手段8としては、少なくとも定着位置に突入する
前に2枚の記録材3を一定量ずらした状態で重合搬送す
るものであることが好ましい。
【0016】また、記録材3を重合搬送する態様にあっ
ては、通常各画像形成部1,2にて形成される記録材3
の画像担持面が表裏逆になるため、片面画像形成された
各記録材3の排出時の配列状態を正規に正すことが必要
になる。このような要請下において、記録材搬送制御手
段8は、定着手段5を通過した記録材3の排出部にて、
重合配置された2枚の記録材3を捌き且つ1枚のみ反転
させて排出するようにすることが好ましい。このとき、
2枚の記録材3の捌き動作を確実にするという観点から
すれば、少なくとも排出部で重合配置された2枚の記録
材3を捌く前に2枚の記録材3を一定量ずらした状態で
重合搬送するものであることが好ましい。
【0017】更に、記録材搬送制御手段8としては、2
枚の記録材3のサイズの選択ミスをなくし、その作業性
を向上させるという観点からすれば、片面画像形成モー
ド選択時に、指定された記録材サイズの記録材供給手段
4を2つ選択して記録材3の送出制御を行うようにすれ
ばよい。また、記録材3の重合搬送の指示操作を簡略化
するという観点からすれば、記録材搬送制御手段8とし
て、片面画像形成モードのみを選択した条件下で記録材
3を重合搬送するようにすればよいが、片面画像形成モ
ード時に1枚の記録材3に対して例えば高画質の画像形
成を行いたいというような要請がある場合には、記録材
搬送制御手段8として、片面画像形成モードに、通常モ
ードの他に片面高速画像形成モードを設け、片面高速画
像形成モードを選択するという条件下でのみ、記録材3
を重合搬送するようにし、片面高速画像形成モードを選
択しない条件下では1枚の記録材3に対して片面画像形
成を行うようにしてもよい。
【0018】更にまた、記録材3を重合搬送する態様
は、1枚のみの記録材3を搬送する態様に比べて厚くな
るため、1枚のみの記録材3を搬送する態様と同じ転写
条件や定着条件で良好な画像形成が行われない懸念があ
る。このような懸念を有効に回避するという観点からす
れば、記録材搬送制御手段8としては、記録材3が2枚
同時に片面転写される条件下で、2つの画像形成部1,
2における共通の転写手段の転写条件を変更するように
したり、あるいは、記録材3が2枚同時に片面定着され
る条件下で、共通の定着手段5の設定温度を変更するよ
うにしたり、あるいは、記録材3が2枚同時に片面定着
される条件下で、共通の定着手段5のプロセススピード
を変更することが好ましい。
【0019】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。先ず、図1(a)の発明においては、記録材
供給手段4から供給された記録材3が定着手段5に至る
までの記録材搬送路6の少なくとも一部には共通記録材
搬送路7が設けられている。この共通記録材搬送路7に
は、片面画像形成モード選択時に、各々の画像形成部
1,2により画像形成される記録材3が共に通過する。
それゆえ、各画像形成部1,2に対して片面画像形成モ
ード専用の記録材搬送路を設ける必要がなくなり、記録
材搬送路6のレイアウトが簡略化されると共に、各画像
形成部1,2へ向かう記録材搬送路長が不必要に長く設
定されることはない。
【0020】次に、図1(b)の発明について説明する
と、記録材搬送制御手段8は、片面画像形成モード選択
時に、記録材供給手段4から供給された記録材3が定着
手段5に至るまでの記録材搬送路6の少なくとも一部に
おいて、各々の画像形成部1,2により画像形成される
2枚の記録材3を重合搬送する。従って、各画像形成部
1,2の転写部や定着部に対して2枚の記録材3を重合
搬送するようにすれば、各画像形成部1,2で形成され
た第1及び第2の画像は、2枚の記録材3に対して夫々
片面転写されたり、夫々片面定着されることになり、2
枚の記録材3を並列搬送する態様に比べて、片面画像形
成モードの生産量が略2倍程度増加する。また、2枚の
記録材3を重合搬送する際の記録材搬送路6は一つで足
りるため、その分、記録材搬送路6のレイアウトが簡略
化される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態1(本実施の形態ではプリンタ)の概略構成を示す。
同図において、この両面画像形成装置は、用紙Pの第1
面に第1画像を形成する第1画像形成部20aと、用紙
Pの第2面に第2画像を形成する第2画像形成部20b
と、両画像形成部20a,20bを通過した用紙P上の
画像を定着する定着器50と、両画像形成部20a,2
0b及び定着器50に対して用紙Pを搬送する用紙搬送
系60とを備えている。
【0022】本実施の形態において、各画像形成部20
a,20bは、感光ドラム21a,21bと、この感光
ドラム21a,21bの表面を帯電する帯電ロール22
a,22bと、帯電された感光ドラム21a,21b上
に第1、第2画像用の静電潜像を書き込む露光装置23
a,23bと、感光ドラム21a,21b上に書き込ま
れた静電潜像をトナーにて顕像化する現像器24a,2
4bと、感光ドラム21a,21bに接触配置される中
間転写ベルト25a,25bと、感光ドラム21a,2
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を中間転写ベルト25a,25bに一次転写する一
次転写ロール26a,26bと、感光ドラム21a,2
1b上の残留トナーを除去するクリーナ27a,27b
とを備えている。そして、第2画像形成部20bの中間
転写ベルト25bの一次転写位置下流側には一対の極性
反転コロトロン28,29が中間転写ベルト25bを挟
んで対向配置されている。
【0023】また、本実施の形態において、各中間転写
ベルト25a,25bは適宜数の保持ロール(1つが駆
動ロールで他が従動ロールにて構成)に掛け渡されてお
り、感光ドラム21a,21bに同期して回転するよう
になっている。尚、符号30a,30bは中間転写ベル
ト25a,25b上の残留トナーを除去するベルトクリ
ーナである。そして、中間転写ベルト25a,25b
は、ポリイミド、アクリル、塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック
等の帯電防止剤を適当量含有させて、その体積抵抗率が
109〜1014Ω・cmとなるように形成され、その厚
みは例えば0.08mmに設定される。
【0024】更に、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して配置された保持ロ
ールが二次転写ロール40a,40bとして構成されて
いる。二次転写ロール40a,40b共に導電性のもの
を用いても転写可能であるが、小サイズの用紙に転写す
る場合、第1、第2の中間転写ベルト25a,25bが
直接接触すると、二次転写ロール40a,40b間に過
大な電流が流れてしまい、十分な転写電界を形成できず
転写不良が発生したり、中間転写ベルト25a,25b
を損傷しやすいので、少なくともバイアスを印加するロ
ールは導電性ロールを半導電性あるいは絶縁性の材料で
被覆したものを用いるのが好ましい。
【0025】本実施の形態では、二次転写ロール40
a,40b共に、金属シャフトにEPDMゴムにカーボ
ンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cmと
したものを被覆したものを使用し、二次転写ロール40
aのシャフトに転写バイアス41を印加し、二次転写ロ
ール40bのシャフトを接地した。尚、被覆材料として
は、他にポリウレタンゴムやシリコンゴムに導電性粒子
(カーボンブラックやアルミニウム等)やイオン導電化
剤(LiClO4等)を分散させたもの等が使用でき、
その体積抵抗率は105〜109Ω・cmにするのが好ま
しい。
【0026】更にまた、本実施の形態では、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、一次転写ロール26a,
26bにはそれぞれ直流電流+10μAを、極性反転コ
ロトロン28,29には交流電圧8kVp−p/600
Hzにそれぞれ直流電圧+1kV、−1kVの直流を重
畳し、二次転写ロール40aには直流電圧−2kVを印
加した。
【0027】また、第1、第2感光ドラム21a,21
bの外径及び第1、第2中間転写ベルト25a,25b
の周長はそれぞれ同一とした。これにより、同じタイミ
ングで感光ドラム21a,21b上に作像することで表
裏両面の像あるいは2枚の用紙Pの片面の像の位置合わ
せを正確に行うようにした。更に、二次転写位置から定
着器50までの距離は最小用紙長より短くし、定着ロー
ルの回転速度は中間転写ベルト25a,25bの速度と
同じかやや遅くした。更にまた、定着器50は定着ニッ
プが直線状になるように上下の定着ロールの形状を同一
とし、その内部にそれぞれヒータを配置した。
【0028】また、本実施の形態において、用紙搬送系
60は、例えば所定サイズの用紙Pが収容された3つの
用紙トレイ61〜63を有し、この用紙トレイ61〜6
3に夫々配設されたフィードロール64にて収容用紙P
を1枚ずつ送り出すようになっている。尚、本例では用
紙トレイ61,63に同一サイズの用紙Pが収容されて
いるものとする。そして、用紙搬送系60は、各用紙ト
レイ61〜63に分岐接続され且つ略垂直方向に延びる
用紙垂直搬送路65と、この用紙垂直搬送路65に連通
接続されて略水平方向に延び且つ両画像形成部20a,
20bの二次転写位置(二次転写ロール40a,40b
間のニップ部)、定着器50位置を通過する用紙水平搬
送路66とを備え、用紙水平搬送路66の終端を排出ト
レイ67に面した位置に配置したものである。
【0029】更に、用紙垂直搬送路65には対構成の搬
送ロール68が所定間隔毎に例えば3つ配設されてお
り、一方、用紙水平搬送路66には、用紙垂直搬送路6
5側から順に、対構成の搬送ロール69、両画像形成部
20a,20bの二次転写位置の手前側に位置合わせ用
の対構成のレジストレーションロール(以下レジロール
と略記する)70、定着器50の後方側に対構成の搬送
ロール71、排出トレイ67の手前側に用紙反転用のイ
ンバータ部72が夫々配設されている。本実施の形態に
おいて、インバータ部72の基本的構成は、図2に示す
ように、用紙水平搬送路66に対して迂回する山型状の
反転用のバイパス搬送路73を有し、バイパス搬送路7
3の入口側及び出口側に位置する用紙水平搬送路66に
は対構成の搬送ロール74,75を配設すると共に、バ
イパス搬送路73の頂部には対構成の反転ロール76を
配設し、バイパス搬送路73の入口側には搬送路切換用
の切換ゲート77を配設したものである。尚、インバー
タ部72の詳細構成及びその動作については後述する。
【0030】更にまた、図12は本実施の形態で用いら
れる作像プロセス制御装置を示す。同図において、作像
プロセス制御装置110は、CPU111、ROM11
2、RAM113及び入出力インターフェース114,
115からなるマイクロコンピュータシステムにて構成
されており、例えば用紙サイズスイッチ(図12ではス
イッチをSWで略記、以下同様)101、両面プリント
モードスイッチ102、片面プリントモードスイッチ1
03、プリントスタートスイッチ104及びプリントジ
ョブカウンタ105等からの信号が入力インターフェー
ス114を介してCPU111に取り込まれる。CPU
111は、ROM112内に予め組み込まれている作像
プロセスプログラム(図13〜図17参照)を実行し、
両面プリントモードあるいは片面プリントモードに対応
した制御信号を生成し、出力インターフェース115を
介して各画像形成部20a,20b、二次転写部設定電
圧121、定着部設定温度122、第1〜第3用紙トレ
イ61〜63、レジロール70、インバータ部72等を
制御するようにしたものである。
【0031】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。先ず、両面プリン
トモードについて説明する。今、用紙サイズスイッチ1
01、両面プリントモードスイッチ102を選択した後
にプリントスタートスイッチ104を操作すると、図1
3のフローチャートに従って、両面プリント動作が開始
される。すなわち、周知の電子写真プロセスにより各感
光ドラム21a,21bの表面には正像のトナー像T
1,T2を形成する。そして、第1感光ドラム21a上に
形成された第1のトナー像T1を一次転写ロール26a
により第1感光ドラム21aとほぼ同速度で移動する第
1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に第1感光
ドラム21a上と同じタイミングで第2感光ドラム21
b上に形成された第2のトナー像T2を一次転写ロール
26bにより第2中間転写ベルト25b上に転写し、第
2中間転写ベルト25bを挟んで設けた一対の極性反転
コロトロン28,29に電圧を印加することで第2のト
ナー像T2の極性を反転する。
【0032】また、用紙トレイ61〜63のいずれかよ
り1枚の所定のサイズの用紙Pが送り出されると、搬送
ロール68,69により前記用紙Pをレジロール70ま
で搬送し、このレジロール70にて用紙Pはループを作
った状態で一旦停止した後、用紙P上の画像書き込み位
置のタイミングに合わせて用紙Pを二次転写ロール40
a,40b間に搬送し、中間転写ベルト25a,25b
上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転写する。
【0033】ここで、二次転写の原理を図3を主に用い
て詳細に説明する。第1中間転写ベルト25a上の負極
性のトナー像T1は二次転写ロール40aに負極性のバ
イアス電圧41を印加することにより、中間転写ベルト
25a背面の正電荷42を打ち消すと共に、同極反発力
によって中間転写ベルト25a上から用紙P上に転写さ
れる。一方、極性反転コロトロン28,29により極性
を正極性に反転した第2中間転写ベルト25b上のトナ
ー像T2は二次転写ロール40bを接地することによ
り、中間転写ベルト25b背面の負電荷43が打ち消さ
れ、二次転写ロール40aの吸引力により用紙P上に転
写される。このようにして両面同時に転写を行うことが
できる。
【0034】この後、用紙P上のトナー像T1,T2は定
着器50で両面同時に定着される。そして、用紙Pは搬
送ロール71、インバータ部72の搬送ロール74,7
5により排出トレイ67に排出される。尚、インバータ
部72により用紙Pを反転させた後に排出させてもよ
い。以上の動作により用紙Pには両面画像が形成され
る。
【0035】次に、片面プリントモードについて説明す
る。今、用紙サイズスイッチ101、片面プリントモー
ドスイッチ103を選択した後にプリントスタートスイ
ッチ104を操作すると、図13のフローチャートに従
って、指定サイズの用紙トレイを2つ(本例では例えば
61,63)選択した後に、片面プリント動作が開始さ
れる。このとき、図14に示すように、例えばプリント
ジョブカウンタ105からの計数値に基づいて、残りプ
リントジョブが2頁分あれば、2つの用紙トレイ61,
63より各々用紙P1、P2が送り出され、残りプリント
ジョブが1頁分だけであれば、1つの例えば用紙トレイ
61より1枚の用紙P1が送り出される。
【0036】ここで、2つの用紙トレイ61,63から
の用紙P1,P2の送り出しタイミングは、図4に示すよ
うに、2つの用紙トレイ61,63各々の送り出し位置
からレジロール70までの用紙搬送路の長さの差分Lに
相当する搬送時間tだけ用紙トレイ63からの用紙P2
の送り出し開始タイミングを用紙トレイ61よりも早く
設定すればよい。すると、2枚の用紙P1,P2は、図4
に示すように、互いに先端位置が略合った状態で重合配
置されることになり、搬送ロール68,69によりレジ
ロール70に略同時に到達する。
【0037】また、図14に示すように、奇数頁目のプ
リント画像については、第1画像形成部20aで処理さ
れ、また、偶数頁目のプリント画像については、第2画
像形成部20bで処理される。このため、奇数頁目の第
1のトナー像T1が第1の感光ドラム21aから第1中
間転写ベルト25aに一次転写され、また、偶数頁目の
第2のトナー像T2が第2の感光ドラム21bから第2
中間転写ベルト25bに一次転写された後に、極性反転
コロトロン28,29にて極性反転される。この場合に
おいて、後述するインバータ部72における用紙P1の
反転を考慮し、第1のトナー像T1の向きは、第2のト
ナー像T2の向きに対して上下反転したものになってい
る。尚、1つの用紙トレイ61から1枚の用紙P1が供
給される場合には、処理対象プリント画像について第1
画像形成部20aで処理される。
【0038】更に、レジロール70において、2枚の用
紙P1,P2は重なったまま略同形状のループを作った状
態で一旦停止した後、用紙上の画像書き込み位置のタイ
ミングを合わせて二次転写ロール40a,40b間に用
紙P1,P2は2枚重なった状態で搬送され、両面画像形
成と同様な原理により、図5に示す如く、中間転写ベル
ト25a上のトナー像T1は用紙P1の片面(中間転写ベ
ルト25a対向面)上に、中間転写ベルト25b上のト
ナー像T2は用紙P2の片面(中間転写ベルト25b対向
面)上に各々転写される。
【0039】特に、本実施の形態では片面プリント時に
2枚の用紙P1,P2に対して二次転写を行う場合、通常
の1枚の用紙に対する転写に対し、見かけ上の用紙の厚
さが厚くなる。そこで、片面プリント時に最適な転写効
率を得るために、図15に示すように、片面プリントの
動作信号(片面プリントモード選択信号)により二次転
写部の電圧設定を通常よりも高める処理、具体的には二
次転写ロール40aに印加する電圧を変化させることに
より、最適な画像を確保するようになっている。本実施
の形態では、例えば通常の1枚での転写電圧が−2kV
の直流電圧の場合、2枚での転写電圧は−3kV前後に
設定させればよい。
【0040】この後、各々片面にトナー像T1,T2が転
写された用紙P1,P2はそのまま定着器50に搬送さ
れ、各用紙P1,P2上のトナー像T1,T2は定着器50
で2枚同時に定着される。特に、本実施の形態では、片
面プリント時に2枚の用紙P1,P2に対して定着を行う
場合、通常の1枚に対する定着に対し、見かけ上の用紙
の厚さが厚くなる。そこで、最適な定着性能を得るため
に、図16に示すように、片面プリントの動作信号によ
り定着部の温度設定を変化させることにより、最適な定
着性能を確保するようになっている。本実施の形態で
は、例えば通常の1枚での定着温度の設定が160度の
場合、2枚での定着温度の設定では180度前後に設定
させればよい。
【0041】尚、片面プリント時に2枚の用紙に対して
定着を行う場合、最適な定着性能を得るための変形形態
としては、定着部の設定温度変更に代えて、図17に示
すように、装置全体のプロセススピードを変更(通常よ
りも遅いプロセススピードに設定)させてもよいし、あ
るいは、定着部の設定温度変更に加えて、装置全体のプ
ロセススピードを変更するようにしてもよい。
【0042】この後、定着された用紙P1,P2は搬送ロ
ール71を経てインバータ部72にて用紙P1のみ反転
して排出され、用紙P1,P2の画像書き込み面が同一方
向の状態となるように用紙P1,P2は排出トレイ67上
に整列排出される。ここで、図6〜図11に基づいて、
インバータ部72の詳細を説明する。本実施の形態にお
いて、インバータ部72の基本的構成は前述した通りで
あり、搬送ロール74の一方のロール741及び搬送ロ
ール75は、用紙搬送スピードと同スピードに設定され
ているが、搬送ロール74の他方のロール742は図示
外の駆動装置により一方のロール741と同スピードの
通常モード若しくはロール741よりも高速の高速モー
ドの2段階のスピード変更可能な構成になっている。ま
た、反転ロール76は搬送ロール74の一方のロール7
42の高速スピードと同値に設定され、図示外の駆動装
置により正逆の回転が可能な構成となっている。更に、
搬送ロール74の後方で切換ゲート77の手前には用紙
P1,P2の先端位置検知用の用紙位置センサ78が設置
されており、この用紙位置センサ78からの検知信号に
基づいて切換ゲート77が切換選択されるようになって
いる。更にまた、バイパス搬送路73の分岐部には切換
ゲート79が配設されると共に、バイパス搬送路73の
反転ロール76の手前側には用紙P1の後端位置検知用
の用紙位置センサ80が設置されており、この用紙位置
センサ80からの検知信号に基づいて切換ゲート79が
切換選択されるようになっている。
【0043】図6において、定着された用紙P1,P2は
搬送ロール71を経てインバータ部72の搬送ロール7
4を通過する。このとき、用紙位置センサ78にて用紙
P1,P2の先端が検知された信号により、切換ゲート7
7は図示外のソレノイドにより下向き(図において実
線)に移動し、同時に搬送ロール74の一方のロール7
42を高速で回転させる。すると、図7に示すように、
重なっていた用紙P1,P2のうち、搬送ロール742側
の用紙P1が先行した状態で切換ゲート77に至り、用
紙P1はバイパス搬送路73を通じて反転ロール76側
に向かう。
【0044】また、図8に示すように、用紙P2の先端
が切換ゲート77に到達する前に切換ゲート77はもと
の位置に戻り、用紙P2はそのまま搬送ロール75側へ
向かう。更に、図9に示すように、用紙P1は反転ロー
ル76により搬送され、用紙位置センサ80が用紙P1
の後端の通過を検知すると、その信号により適正なタイ
ミングで反転ロール76の回転を停止させ、切換ゲート
79を図示外のソレノイドで図9の位置へ移動させ、バ
イパス搬送路73の入口側通路を塞ぐ。その後、反転ロ
ール76を逆回転させると、用紙P1はバイパス搬送路
73の出口側通路を通じて搬送ロール75に向かって進
行する。
【0045】その後、図10に示すように、用紙P1は
搬送ロール75により用紙P2と重なった状態で搬送さ
れる。このとき、搬送ロール75と反転ロール76との
間に搬送速度差があるが、図10に示す如く、バイパス
搬送路73の出口側通路部分に、用紙P1のループ形成
確保用の空間81を設けているため、何ら不具合は生じ
ない。その後、図11に示す如く、2枚の用紙P1,P2
は画像書き込み面を同一方向として排出トレイ67に排
出される。このとき、2枚の用紙P1,P2がずれた状態
で排出されたとしても排出トレイ67上で整列されるた
め、何ら不具合は生じない。
【0046】以上のように、本実施の形態では、片面プ
リント時の生産性は、1枚ずつ並列搬送する態様に比べ
て、装置構成を複雑化させることなく2倍に改善させる
ことができた。また、本実施の形態では、図13に示す
ように、片面プリントの動作信号により、指定サイズの
用紙トレイ61,63を2個選択させ動作させる自動シ
ーケンスにしているため、オペレータによる用紙のサイ
ズの選択ミスを防ぐことが可能である。
【0047】尚、本実施の形態では、転写デバイス26
a,26b,40a,40bにバイアスロールを用いた
が、コロトロンを用いてもよい。また、本実施の形態で
は、帯電極性の同じトナーを用い、トナー像T2の極性
を第2中間転写ベルト25b上で反転したが、感光ドラ
ム21b上で反転してもよく、また、帯電極性の異なる
トナーを用いてもよい。更に、本実施の形態では、一方
の二次転写ロール40aに転写バイアスを印加し、他方
の二次転写ロール40bを接地したが、両方の二次転写
ロール40a,40bに極性の異なる転写バイアスを印
加してもよい。このような設計変形事項は以下の実施の
形態においても適宜採用することが可能である。
【0048】◎実施の形態2 本実施の形態に係る両面画像形成装置の基本的構成は実
施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、
図18に示すように、片面プリントモードに、通常モー
ドの他に片面高速プリントモードを設け、例えば片面高
速プリントモードスイッチ106(図12に仮想線で示
す)を操作することで、片面高速プリントモードを選択
し、指定サイズの用紙トレイを2つ選択した後に片面高
速プリント動作を開始し、片面高速プリントモードスイ
ッチ106を操作しない場合には、指定サイズの用紙ト
レイを1つ選択した後に片面通常プリント動作を開始す
るようにしたものである。本実施の形態によれば、片面
プリントモード時に、用紙を2枚ずつ重合搬送する高速
モードと、用紙を1枚ずつ搬送する通常モードとを用途
(例えば要求する画質等)に応じて使い分けることが可
能である。
【0049】◎実施の形態3 図19は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態3の概要を示す。同図において、本実施の形態に係
る両面画像形成装置の基本的構成は、実施の形態1と略
同様であるが、用紙搬送系60が実施の形態1と異な
る。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施
の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明
を省略する。すなわち、本実施の形態で用いられる用紙
搬送系60は、例えば1つの用紙トレイ131に通じる
第1の用紙搬送路141と、例えば3つの用紙トレイ1
32〜134に分岐する第2の用紙搬送路142と、両
用紙搬送路141,142に合流し、両画像形成部20
a,20bの二次転写位置、定着器50位置を通過して
排出トレイ67まで延びる第3の用紙搬送路143とを
備え、第1及び第2の用紙搬送路141,142には所
定間隔毎に搬送ロール144を配設すると共に、各用紙
搬送路141,142の出口端付近には用紙の位置合せ
用のレジロール70a,70bを配設し、更に、第3の
用紙搬送路143には、用紙の搬送方向上流側から順
に、搬送ロール69、71及びインバータ部72を配設
したものである。尚、本実施の形態では、例えば用紙ト
レイ131,132の用紙サイズが同じになっている。
【0050】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。先ず、両面プリン
トモードについては、用紙トレイ131〜134のいず
れかより1枚の所定のサイズの用紙が送り出されると、
搬送ロール144により前記用紙をレジロール70a又
は70bまで搬送し、このレジロール70a又は70b
にて用紙はループを作った状態で一旦停止した後、用紙
上の画像書き込み位置のタイミングに合わせて用紙を二
次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転写ベル
ト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同
時に転写し、定着器50にて両面同時に定着する。
【0051】次に、片面プリントモードについて説明す
る。実施の形態1と同様にして、片面プリントモードを
選択すると、片面プリントの動作信号により、2つの用
紙トレイ(本例では131,132)より各々用紙P
1,P2が送り出される。用紙トレイ131より送り出さ
れた用紙P1はレジロール70aにより前記したトナー
像T1に対する画像書き込みのタイミングで二次転写部
へ搬送される。用紙トレイ132より送り出された用紙
P2はレジロール70bにより前記したトナー像T2に対
する画像書き込みのタイミングで二次転写部へ搬送され
る。二次転写ロール40a,40b間で用紙P1,P2は
2枚重なった状態で搬送され、前記した画像形成の構成
により中間転写ベルト25a上のトナー像T1は用紙P1
上に、中間転写ベルト25ba上のトナー像T2は用紙
P2上に各々転写される。以降は前述したものと同様の
工程で片面プリントが高生産にて達成される。
【0052】本実施の形態では、各々の用紙P1,P2に
対し、レジロール70a,70bを夫々設けたため、各
画像形成部20a,20bに対し個々的に画像書き込み
位置を高精度に合わせることが可能になり、実施の形態
1に比べて、用紙P1,P2に対する画像書込み位置精度
がより良好になる。
【0053】また、用紙P1,P2毎にレジロール70
a,70bを設けているため、画像形成部20a,20
bのトナー像T1,T2の転写位置を任意にずらすことに
より、2枚の用紙P1,P2は一定量ずらした状態で重な
り、二次転写部へ搬送させることが可能である。このよ
うにして、用紙P1,P2を一定量(例えばg=10mm
程度)ずらすと、図20(a)(b)に示すように、用
紙P1,P2の先端がずれた状態で定着器50のニップ域
nを通過することになる。このとき、例えば定着ロール
501、502間に硬度差を設けるなどして、先にずれ
た用紙P2に対する剥離性を優先させるようにすれば、
用紙P2に対して後方にずれた用紙P1は用紙P2の剥離
動作に引張られてスムースに剥離される。このため、2
枚の用紙P1,P2の先端をずらして定着部に搬送する態
様にあっては、2枚の用紙P1,P2の先端が同時に定着
部を通過する態様に比べて、用紙の剥離性能の低下を防
止することが可能になる。
【0054】◎実施の形態4 図21は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態4を示す。同図において、本実施の形態は、実施の
形態1〜3と異なり、第1画像形成部20aと第2画像
形成部20bとを並列的に配設したものであり、第1画
像形成部20a、第2画像形成部20bに夫々別の転写
部(本例ではコロトロン)151,152を設けたもの
である。そして、本実施の形態では、各画像形成部20
a,20bは感光ドラム21a,20bの周囲に前記転
写部151,152の他に図示外の電子写真デバイスを
配設したものであり、転写部151,152の近傍には
用紙剥離用の除電器(本例ではコロトロン)153を配
設したものである。
【0055】また、本実施の形態で用いられる用紙搬送
系60は、例えば2つの用紙トレイ131〜132に分
岐し且つ第1画像形成部20aの転写部151を通過す
る第1の用紙搬送路141と、例えば1つの用紙トレイ
133に通じる第2の用紙搬送路142と、両用紙搬送
路141,142に合流し、第2画像形成部20bの転
写部152、定着器50位置を通過して排出トレイ67
まで延びる第3の用紙搬送路143とを備え、第1及び
第2の用紙搬送路141,142には所定間隔毎に搬送
ロール144を配設すると共に、各用紙搬送路141,
142の出口端付近には用紙の位置合せ用のレジロール
70a,70bを配設し、更に、第3の用紙搬送路14
3には、用紙の搬送方向上流側から順に、搬送ロール7
1及びインバータ部72を配設したものである。尚、本
実施の形態では、例えば用紙トレイ131,132の用
紙サイズが同じになっており、符号154は用紙搬送ベ
ルトである。
【0056】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。先ず、両面プリン
トモードにおいては、用紙トレイ131〜132のいず
れかより用紙を1枚送り出し、周知の電子写真プロセス
により、第1画像形成部20aの転写部151で表面の
転写を行い、その後、第2画像形成部20bの転写部1
52で裏面の転写を行い、定着部50で定着された用紙
を排出トレイ67に排出する。以上の構成及び動作によ
り用紙に両面画像が形成される。
【0057】次に、片面プリントモードについて説明す
る。実施の形態1と同様にして、片面プリントモードを
選択すると、片面プリントの動作信号により、2つの用
紙トレイ(本例では131,132)から各々用紙P
1,P2が送り出される。この送り出しのタイミングは、
2つの用紙トレイ131,132各々の送り出し位置か
らレジロール70aまでの用紙搬送路の長さの差分に相
当する搬送時間だけ、遠くに位置する用紙トレイ132
の送り出し開始タイミングを早く設定するようになって
いる。この状態において、2枚の用紙P1,P2は互いに
先端位置が略あった状態で、搬送ロール144によりレ
ジロール70aに略同時に到達する。
【0058】そして、レジロール70aにおいて、用紙
P1,P2は略同形状のループを作った状態で一旦停止し
た後、用紙上の画像書き込み位置のタイミングを合わせ
て第1画像形成部20aの転写部151で用紙P1の片
面に転写を行い、その後、第2画像形成部20bの転写
部152で用紙P2の片面に転写を行い、定着部50で
2枚同時に定着され、前述したインバータ部72を通過
した後、2枚の用紙P1,P2は排出トレイ67に排出さ
れる。以上の構成により、片面プリント時の生産性は、
1枚ずつ並列的に搬送する態様に比べて、構成を複雑化
させることなく2倍に改善させることができる。
【0059】また、本実施の形態における片面プリント
モードの他の動作例を説明する。本動作例では、用紙ト
レイ131,133の用紙サイズが同じであるものとす
る。すなわち、片面プリントの動作信号により、2つの
用紙トレイ131,133から各々用紙P1,P2が送り
出される。用紙トレイ131より送り出された用紙P1
は、レジロール70aにおいて、ループを作った状態で
一旦停止した後、用紙上の画像書き込み位置のタイミン
グを合わせて、第1画像形成部20aの転写部151で
用紙P1の片面に転写を行い、その後、第2画像形成部
20bの転写部152に向かう。一方、用紙トレイ13
3より送り出された用紙P2は、レジロール70bにお
いて、ループを作った状態で一旦停止した後、用紙上の
画像書き込み位置のタイミングを合わせて、第2画像形
成部20bの転写部152に向かう。第2画像形成部2
0bの転写部152の手前で2枚の用紙P1,P2は合流
し、重なり合った状態で転写部152において用紙P2
の片面に転写を行い、定着器50で2枚同時に定着さ
れ、前述したインバータ部72を通過した後、2枚の用
紙は排出トレイ67に排出される。本動作例では、各々
の用紙P1,P2は、各々の画像書き込み位置のタイミン
グで送り出されればよく、2枚の用紙P1,P2は確実に
重なり合っている必要はない。この動作例にあっても、
1枚ずつ並列的に搬送する態様に比べて、何ら構成を複
雑にすることなく、両面画像形成装置における、片面時
のプリント生産性を大幅にアップすることができる。
【0060】◎実施の形態5 図22は本発明をカラー両面画像形成装置に適用した実
施の形態5を示す。同図において、両面画像形成装置の
基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の形態
1と異なり、それぞれYMCKトナー像を形成する第1
の感光ドラム群21a(具体的には21aY,21aM,
21aC,21aK)、第2の感光ドラム群21b(具体
的には21bY,21bM,21bC,21bK)と、それ
らに対応する一次転写ロール26a(具体的には26a
Y,26aM,26aC,26aK,26bY,26bM,2
6bC,26bK)とを備えたものである。尚、用紙搬送
系60その他実施の形態1と同様な構成要素については
実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な
説明を省略する。
【0061】本実施の形態において、トナーT1,T2は
負帯電トナーを用い、一次転写ロール26aY〜26a
K,26bY〜26bKにはYMCKの転写毎にそれぞれ
直流電流+10μAを、極性反転コロトロン28には直
流電流+300μA、グリッド電圧+500Vを、二次
転写ロール40aに接するコンタクトロール48に直流
電圧−2kVを印加した。二次転写ロール40bは接地
した。
【0062】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。先ず、両面プリン
トモードについて説明すると、画像第1感光ドラム群2
1aY,21aM,21aC,21aKからそれぞれ一次転
写ロール26aY,26aM,26aC,26aKにより第
1中間転写ベルト25a上にYMCKの順序で連続して
第1のトナー像T1を転写する。同様に、第2感光ドラ
ム群21bY,21bM,21bC,21bK上に形成され
た第2のトナー像T2(YMCK)を一次転写ロール2
6bY,26bM,26bC,26bKにより第2中間転写
ベルト25b上に順次転写した後、接地したテンション
ロール33に対向して設けた極性反転コロトロン28に
電圧を印加することで第2のトナー像T2の極性を反転
する。用紙トレイ61〜63のいずれかからタイミング
を合わせて用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,2
5b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転写した
後、定着器50で両面同時に定着する。
【0063】以上のように、感光ドラム群21a,21
bから中間転写ベルト25a,25b上にYMCKトナ
ー像を夫々重ねて転写し、中間転写ベルト25a,25
b間に用紙を搬送し、中間転写ベルト25a,25b上
の像を二次転写ロール40a,40b間の電界によりそ
れぞれに用紙両面に同時に転写し、そのまま定着器50
に水平に搬送して両面同時定着することで、両面カラー
画像を得ることができる。
【0064】一方、以上の構成で片面プリントモードを
実施するときは、実施の形態1で示した動作と同様に2
個の用紙トレイ61,63より各々用紙P1,P2を送り
出し、2枚重ねて各々片面のプリントを得ることで、片
面プリント時の生産性を大幅に向上させることができ
る。
【0065】本実施の形態では、カラー両面画像形成装
置として、各画像形成部20a,20bは夫々複数の感
光ドラム21a,21b、図示外の現像器等を並列配置
した所謂タンデム型のものが示されているが、これに限
られるものではなく、例えば4サイクル型タイプ等適宜
適用して差し支えない。図23に4サイクル型のカラー
両面画像形成装置に適用した例を示す。同図において、
カラー両面画像形成装置の基本構成は実施の形態1と略
同様であるが、実施の形態1と異なり、感光ドラム21
a,21bの周囲にフルカラー(本実施の形態では、イ
エロ(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K))用のロータリー現像器34a,34bを搭載
し、また、二次転写ロール40a,40b間には、二次
転写前のサイクルで中間転写ベルト25a,25b間が
離間配置され且つ二次転写時に両者が近接若しくは接触
配置されるための接離機構(図示せず)を設けたもので
ある。
【0066】本変形形態によれば、両面プリントモード
時には、感光ドラム21a,21bを複数回転させてY
MCKの各第1トナー像T1,第2トナー像T2を順次形
成し、夫々の色成分トナー像T1,T2を中間転写ベルト
25a,25bに順次重ね転写した後、中間転写ベルト
25a,25b間に用紙を搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上の像を二次転写ロール40a,40b間の
電界によりそれぞれに用紙両面に同時に転写し、そのま
ま定着器50に水平に搬送して両面同時定着する。一
方、この変形形態で片面プリントモードを実施するとき
は、実施の形態1で示した動作と同様に2個の用紙トレ
イ61,63より各々用紙P1,P2を送り出し、2枚重
ねて各々片面のプリントを得ることで、片面プリント時
の生産性を大幅に向上させることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、両面画像形成装置において、記録材搬送路
の少なくとも一部には、片面画像形成モード選択時に、
各画像形成部にて画像形成される記録材が共に通過する
共通記録材搬送路を具備させるようにしたので、各画像
形成部に対して片面画像形成モード専用の記録材搬送路
を個々的に設ける必要はなくなり、その分、記録材搬送
路のレイアウトを簡略化でき、しかも、各画像形成部へ
向かう記録材搬送路長を不必要に長く設定する必要がな
くなる。更に、本発明においては、複数枚の記録材への
片面画像形成モード選択時に2つの画像形成部を共に使
い且つ各記録材毎に選択的に使って、記録材の片面のみ
へ画像形成するようにしたので、2つの画像形成部を有
効に利用した片面画像形成を行うことができる。このた
め、両面画像形成装置において、装置を複雑化すること
なしに、片面画像形成モード時の生産性を向上させるこ
とができる。
【0068】また、請求項5記載の発明によれば、記録
材搬送路の少なくとも一部には、片面画像形成モード選
択時に、記録材を2枚重合搬送し、各画像形成部で各記
録材の片面に画像形成するようにしたので、重合配置さ
れた2枚の記録材に対して各画像形成部の転写部で夫々
片面転写したり、定着部で夫々片面定着することが可能
になるほか、重合配置された2枚の記録材については記
録材搬送路を共用することが可能になり、片面画像形成
モード専用の記録材搬送路を個別に設ける必要がなくな
り、その分、記録材搬送路のレイアウトの簡略化及び記
録材搬送路長の短縮化を図ることができる。従って、両
面画像形成装置において、装置を複雑化することなし
に、記録材を1枚ずつ並列搬送する態様に比べて、片面
画像形成モード時の生産性を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に係る両面画像形成装
置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る両面画像形成装置の概要
を示す説明図である。
【図3】 両面プリントモード時の二次転写部の動作を
示す説明図である。
【図4】 片面プリントモード時の給紙装置からの用紙
の送り出し状態を示す説明図である。
【図5】 片面プリントモード時の二次転写部の動作を
示す説明図である。
【図6】 片面プリントモード時のインバータ部を示す
説明図である。
【図7】 片面プリントモード時のインバータ部の動作
過程を示す説明図である。
【図8】 片面プリントモード時のインバータ部の動作
過程を示す説明図である。
【図9】 片面プリントモード時のインバータ部の動作
過程を示す説明図である。
【図10】 片面プリントモード時のインバータ部の動
作過程を示す説明図である。
【図11】 片面プリントモード時のインバータ部の動
作過程を示す説明図である。
【図12】 実施の形態1で用いられる作像プロセス制
御系を示すブロック図である。
【図13】 プリントモードの選択処理を示すフローチ
ャートである。
【図14】 片面プリントモードの処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図15】 転写部の転写条件設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図16】 定着部の定着条件設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図17】 プロセススピード設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図18】 実施の形態2に係る両面画像形成装置にお
けるプリントモードの選択処理を示すフローチャートで
ある。
【図19】 実施の形態3に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図20】 (a)(b)は実施の形態3で用いられる
用紙の重合状態で定着部に突入した際の挙動を示す説明
図である。
【図21】 実施の形態4に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図22】 実施の形態5に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図23】 実施の形態5に係る両面画像形成装置の変
形形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…第1画像形成部,2…第2画像形成部,3…記録
材,4…記録材供給手段,5…定着手段,6…記録材搬
送路,7…共通記録材搬送路,8…記録材搬送制御手
段,20a…第1画像形成部,20b…第2画像形成
部,40a,40b…二次転写ロール,50…定着器,
61〜63…用紙トレイ,65…用紙垂直搬送路,66
…用紙水平搬送路,70,70a,70b…レジストレ
ーションロール(レジロール),72…インバータ部,
110…作像プロセス制御装置,131〜134…用紙
トレイ,141〜143…用紙搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三品 憲一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 山本 光雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 三溝 賢 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 眞下 佳也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−157259(JP,A) 実開 平2−53043(JP,U)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の画像が夫々形成され且つ
    記録材搬送路を挟んで両側に配置される2つの画像形成
    部を有し、両面画像形成モード選択時に2つの画像形成
    部により1枚の記録材の両面に画像形成すると共に、複
    数枚の記録材への片面画像形成モード選択時に2つの画
    像形成部を共に使い且つ各記録材毎に選択的に使って、
    記録材の片面のみへ画像形成する両面画像形成装置であ
    って、 記録材供給手段から供給された記録材が定着手段に至る
    までの記録材搬送路の少なくとも一部には、片面画像形
    成モード選択時に、各々の画像形成部により画像形成さ
    れる記録材が共に通過する共通記録材搬送路を具備させ
    たことを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 片面画像形成モード選択時に、各々の画像形成部に共用
    され且つ記録材の片面への画像転写が行われる共通の転
    写手段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 片面画像形成モード選択時に、各々の画像形成部により
    形成された記録材の片面への画像定着が行われる共通の
    定着手段を備えていることを特徴とする両面画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材供給手段から供給された記録材が定着手段に至る
    までの記録材搬送路の全てが共通記録材搬送路であるこ
    とを特徴とする両面画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の画像が夫々形成され且つ
    記録材搬送路を挟んで両側に配置される2つの画像形成
    部を有し、両面画像形成モード選択時に2つの画像形成
    部により1枚の記録材の両面に画像形成すると共に、片
    面画像形成モード選択時に各々の画像形成部により、記
    録材の片面のみへ画像形成する両面画像形成装置であっ
    て、 片面画像形成モード選択時に、記録材供給手段から供給
    された記録材が定着手段に至るまでの記録材搬送路の少
    なくとも一部において、各々の画像形成部により画像形
    成される2枚の記録材が重合搬送される記録材搬送制御
    手段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材搬送制御手段は、少なくとも転写位置に対して記
    録材を重合搬送するものであることを特徴とする両面画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材搬送制御手段は、少なくとも定着位置に対して記
    録材を重合搬送するものであることを特徴とする両面画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材搬送制御手段は、2つの記録材供給手段から1枚
    ずつ記録材を送出して2枚重合するものであることを特
    徴とする両面画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材搬送制御手段は、各々の画像形成部の画像形成の
    タイミングに合わせて2つの記録材供給手段から1枚ず
    つ記録材を送り出すことを特徴とする両面画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、記録材搬送路中に記録材が一時
    的に位置決め補正される位置決め補正手段を有し、この
    位置決め補正手段に2枚の記録材が略同時に到達するよ
    うに、2つの記録材供給手段からの記録材の送出開始タ
    イミングを夫々制御するようにしたものであることを特
    徴とする両面画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、記録材搬送路中に記録材が一時
    的に位置決め補正される2つの位置決め補正手段を有
    し、各位置決め補正手段にて各画像形成部の転写位置へ
    の記録材の突入タイミングを個々的に制御することを特
    徴とする両面画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、少なくとも定着位置に突入する
    前に2枚の記録材を一定量ずらした状態で重合搬送する
    ものであることを特徴とする両面画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、定着手段を通過した記録材の排
    出部にて、重合配置された2枚の記録材を捌き且つ1枚
    のみ反転させて排出するものであることを特徴とする両
    面画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の両面画像形成装置に
    おいて、 記録材搬送制御手段は、少なくとも排出部で重合配置さ
    れた2枚の記録材を捌く前に2枚の記録材を一定量ずら
    した状態で重合搬送するものであることを特徴とする両
    面画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、片面画像形成モード選択時に、
    指定された記録材サイズの記録材供給手段を2つ選択し
    て記録材の送出制御を行うことを特徴とする両面画像形
    成装置。
  16. 【請求項16】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、片面画像形成モードのみを選択
    する条件下で記録材を重合搬送するものであることを特
    徴とする両面画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、片面画像形成モードとして、通
    常モードの他に片面高速画像形成モードを設け、片面高
    速画像形成モードを選択するという条件下でのみ、記録
    材を重合搬送するものであることを特徴とする両面画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、記録材が2枚同時に片面転写さ
    れる条件下で、2つの画像形成部における共通の転写手
    段の転写条件を変更することを特徴とする両面画像形成
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、記録材が2枚同時に片面定着さ
    れる条件下で、共通の定着手段の設定温度を変更するこ
    とを特徴とする両面画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項5記載の両面画像形成装置にお
    いて、 記録材搬送制御手段は、記録材が2枚同時に片面定着さ
    れる条件下で、共通の定着手段のプロセススピードを変
    更することを特徴とする両面画像形成装置。
JP19503797A 1997-07-04 1997-07-04 両面画像形成装置 Expired - Fee Related JP3511279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19503797A JP3511279B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 両面画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19503797A JP3511279B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 両面画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1124330A JPH1124330A (ja) 1999-01-29
JP3511279B2 true JP3511279B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=16334498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19503797A Expired - Fee Related JP3511279B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 両面画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3511279B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057905A (ja) 2001-06-05 2003-02-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び該画像形成装置を備えた画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1124330A (ja) 1999-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5502545A (en) Jam processing device suitable for use in an image forming apparatus
US8417176B2 (en) Image forming apparatus
US7570897B2 (en) Duplex image forming apparatus and method with control for ejecting different size recording sheet
JPH11143333A (ja) 両面画像形成装置
JP6171521B2 (ja) 搬送方向切替装置、搬送方向切替方法および画像形成装置
JP3511279B2 (ja) 両面画像形成装置
JP2014182294A (ja) 画像形成装置
JP2009184798A (ja) 画像形成装置
US5058879A (en) Document production having jam shutdown and clearing strategy
US20060280536A1 (en) Sheet conveyance apparatus
CN102279538B (zh) 图像形成装置
US7469123B2 (en) Image forming apparatus
JP3198798B2 (ja) 画像形成装置
JP3804338B2 (ja) 画像形成方法
JP3945092B2 (ja) 画像形成装置
JP3804344B2 (ja) 画像形成方法
JP2002244357A (ja) 画像形成装置
JPH01167164A (ja) 用紙のカール矯正装置
JPH10104963A (ja) 転写装置及び方法
JP2001183875A (ja) カラー画像形成装置
JP2692868B2 (ja) シート搬送装置
JP2008046382A (ja) 画像形成装置
JPH03287282A (ja) 分離チャージャ制御装置
JPH0635261A (ja) 画像形成装置
JPH1195497A (ja) 両面画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees