JP3501207B2 - 燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置 - Google Patents
燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置Info
- Publication number
- JP3501207B2 JP3501207B2 JP35816897A JP35816897A JP3501207B2 JP 3501207 B2 JP3501207 B2 JP 3501207B2 JP 35816897 A JP35816897 A JP 35816897A JP 35816897 A JP35816897 A JP 35816897A JP 3501207 B2 JP3501207 B2 JP 3501207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- failure diagnosis
- treatment system
- fuel
- vehicle
- fuel evaporative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
システムの故障診断装置に関し、特に、車両走行中のみ
ならず車両走行停止時にも故障診断を実施できる故障診
断装置に関する。
化水素)が大気に放散されることがある。そこで、燃料
蒸発ガスを吸着させるための活性炭を有したキャニスタ
を備えて燃料蒸発ガスの放散を防止する燃料蒸発ガス処
理システムが車両に装備される。キャニスタには、燃料
タンクに連通する導入ポートと、エンジンの吸気管に連
通する排出ポートと、大気に開口したベントポートとが
設けられる。燃料タンク内の燃料蒸発ガスは、エンジン
停止時にキャニスタに導入されて活性炭に吸着され、そ
の後のエンジン運転時にベントポートから導入したパー
ジエアにより活性炭から分離されてパージエアと共に吸
気管内へ吸入され、エンジンのシリンダ内で燃焼する。
て、例えば、特開平7−127532号公報に開示され
ているものがある。この故障診断装置は、エンジンの出
力トルクが変動したり排気特性が悪化しないよう、車速
が所定範囲内にあり、車速変動が小さいなどのリーク診
断開始の判定条件が成立したときにキャニスタの大気開
閉用バルブを閉鎖し、パージ電磁弁をデューティ駆動し
て燃料タンク内を負圧状態とし、燃料タンク内が所定圧
力となったときにパージ電磁弁を閉鎖し、閉弁後の圧力
変化によってリーク状態を検出するようにしている。
来の故障診断装置は、故障診断の実施に伴う排気特性や
ドライバビリティの悪化を防止するため、車両走行中に
或る所定の実施条件が満たされたときにのみ故障診断を
行えるように構成されている。このため、従来装置を装
備した車両の場合、修理工場での再現試験や確認試験に
おいて故障診断を行う場合、故障診断実施条件が成立す
る運転状態での車両走行が必須になる。しかし、再現試
験や確認試験を行う度に車両を走行させることは実用的
でない。
時に燃料蒸発ガス処理システムの故障診断を実施するこ
とが望ましいが、車両修理時の故障診断の場合と同様の
理由で、出荷される車両の全数について故障診断を実施
することは困難である。そこで、本発明は、車両走行中
のみならず車両走行停止中にも燃料蒸発ガス処理システ
ムの故障の有無を判定できる故障診断装置を提供するこ
とを目的とする。
は、燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガスをキャニスタ
を介して吸気管内へ導入する燃料蒸発ガス処理システム
を装備した車両が、車両走行中の故障診断実施条件を成
立させる運転状態で走行していることを判別したとき、
および、故障診断実施を指示する外部信号が供給された
ことを判別したときの双方において、故障診断装置の制
御部が、燃料蒸発ガス処理システムの故障診断の実施を
許容し、また、外部信号に応じた故障診断を、車両走行
中の故障診断実施条件の成立に応じた故障診断の手順よ
りも簡易な手順で実施することを特徴とする。
故障診断実施条件成立時のみならず、外部信号が制御部
に印加されたときにも故障診断が実施される。車両走行
中の故障診断の場合と異なり、外部信号に応動する故障
診断にあっては故障診断の実施に伴うドライバビリティ
低下や排気特性悪化を防止すべきとの要請は少ない。換
言すれば、外部信号に応動する故障診断は、故障診断実
施条件を成立させる車両走行を故障診断実施要件とせ
ず、制御部への外部信号の印加のみが実施要件になる。
従って、車両走行停止中であっても、外部信号を制御部
に印加しさえすれば、故障診断が実施される。ここで、
外部信号の印加には、例えば、生産ラインの出荷工程や
修理工場に通常備えられた特殊なツールが使用される。
これにより、車両の出荷時や修理時にも燃料蒸発ガス処
理システムの故障診断を車両走行停止状態で行える。ま
た、無用な故障診断が実施されることもない。
車両走行中の故障診断の手順よりも簡易な手順で故障診
断を実施する。好ましくは、本発明の故障診断装置は、
燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガスを吸着するキャニ
スタのベント通路に設けられた第1開閉弁と、キャニス
タと内燃機関の吸気管とを連通するパージ通路に設けら
れた第2開閉弁と、第1及び第2開閉弁が閉じたとき燃
料蒸発ガス処理システムに形成される閉鎖空間の内圧を
検出する圧力検出器とを備える。故障診断装置の制御部
は、圧力検出器により検出された内圧に基づいて故障診
断を実施する。
部は、内燃機関の運転中に第1開閉弁を閉じると共に第
2開閉弁を開くことにより燃料タンク内に負圧を形成し
た後で第2開閉弁を閉じ、その後の燃料タンク内圧変化
に基づいて故障診断を実施する。上記の好適な装置構成
によれば、燃料タンクからのリークなどの異常が確実に
検出される。
の故障診断実施を指示する第1外部信号の供給を判別し
たとき、制御部は、第1診断モードでの故障診断の実施
を許容する。また、車両出荷時の故障診断実施を指示す
る第2外部信号の供給を判別したとき、制御部は、第2
診断モードでの故障診断の実施を許容する。第1診断モ
ードでの故障診断の手順を車両走行中の故障診断のもの
よりも簡易化し、第2診断モードでの故障診断の手順を
第1診断モードでのものよりも簡易化することが好まし
い。故障診断手順の簡易化は、例えば、故障診断のため
の負圧形成を短時間内に行うことにより達成される。
時の故障診断が簡易にかつ短時間で行われ、また、車両
出荷時の故障診断が更に簡易に短時間内で行われる。
一実施形態による故障診断装置を説明する。図1におい
て、故障診断装置が装備される燃料蒸発ガス処理システ
ムは、燃料蒸発ガスを吸着させるための活性炭を収納し
たキャニスタ6を備えている。キャニスタ6は、燃料タ
ンク5内の燃料蒸発ガスを導入するための導入ポート6
aと、燃料蒸発ガスをエンジン1の吸気管2へ排出する
ための排出ポート6bと、大気を導入するためのベント
ポート6cとを有している。
燃料タンク5の上面に設けたポート5aに接続されてい
る。排出ポート6bは、パイプ12を介して、吸気管2
の管壁に設けたパージポート2aに接続されている。パ
ージポート2aは、スロットルバルブ3の下流側に配さ
れるような位置に設けられている。そして、パイプ12
の途中には、第2開閉弁としての常閉型パージ電磁弁1
4(第2バルブ手段)が配されている。ベントポート6
cは、パイプ19を介して第1開閉弁としての常開型ベ
ント電磁弁15の一方のポートに連通し、電磁弁15
(第1バルブ手段)の他方のポートは大気に開口してい
る。電磁弁14,15は、電子制御ユニット(ECU)
20の出力側に接続され、ECU20の制御下で開閉動
作するようになっている。
いて、エンジン1の運転が停止されている間、例えば、
常閉型のパージ電磁弁14および常開型のベント電磁弁
15が夫々消勢されて、パージ電磁弁14が閉じる一
方、ベント電磁弁15は開く。そして、燃料タンク5内
の燃料蒸発ガスがキャニスタ6内に流入して活性炭に吸
着する。
生する吸気負圧がパイプ12内に導入される。その後、
エンジン1が、好ましくは、燃料蒸発ガスを吸気管内2
に吸入させても過大なエンジントルク変動が生じないよ
うな運転状態になると、パージ電磁弁14が付勢されて
開弁し、吸気負圧がキャニスタ6に作用する。この結果
としてキャニスタ6の内圧が大気圧よりも小さくなる
と、大気(パージエア)がキャニスタ6内に流入し、活
性炭に吸着されていた燃料蒸発ガスがパージエアにより
活性炭から分離され、パージエアと共に吸気管2内に吸
引され、エンジン1のシリンダ内で燃焼する。
ガス処理システムは、スロットルバルブ開度θtを検出
するためのスロットルセンサ16と、燃料タンク5の上
面に設けたポート5bにパイプ18を介して連通しタン
ク内圧を検出する圧力センサ17(圧力検出手段)と、
故障診断処理を行うECU20と、システムに故障があ
ることを知らせる警告ランプ30とを備えている。セン
サ16,17はECU20の入力側に接続され、警告ラ
ンプ30はECU20の出力側に接続されている。
ターフェイス回路、タイマなどを含み、故障診断機能に
加えて、各種制御機能たとえば燃料噴射量制御機能及び
バイパスエア量制御機能を奏するようになっている。燃
料噴射量制御に関連して、ECU20の入力側には、ス
ロットルセンサ16に加えて、エンジン回転数Ne、エ
ンジン水温Tw、吸入空気量などを検出するエンジン回
転数センサ、水温センサ、エアフローセンサなど(いず
れも図示略)が接続され、出力側には、エンジン1の夫
々の気筒に設けたインジェクタ(その内の一つを図1に
参照符号8で示す)が接続されている。ECU20は、
これらのセンサから入力した検出信号に基づいて判別し
たエンジン運転状態に適合する燃料噴射量を演算し、燃
料噴射量に対応する開弁時間にわたってインジェクタを
開弁駆動するようになっている。バイパスエア量制御に
関連して、バイパス通路2bと、このバイパス通路2b
を介してエンジン1に供給されるバイパスエア量をEC
U20の制御下で調節する制御弁2cとが設けられてい
る。
定信号出力端子21及び外部信号入力端子22に接続可
能なマルチユーザテスタ(より一般的には外部信号入力
用の特殊ツール)を表す。判定信号出力端子21は、故
障診断結果(正常判定又は異常判定)を表すコード信号
をECU20からテスタ40へ供給するために利用さ
れ、外部信号入力端子22は、故障診断の実施を指示す
る外部信号をテスタ40からECU20へ印加するため
に利用される。
20による故障診断処理を説明する。本実施形態の故障
診断装置は、車両走行中に実施される通常の故障診断
(第1故障診断方法)に加えて、ディーラなどの修理工
場において特殊な信号入力ツールたとえば図1に例示す
るテスタ40からECU20に車両修理時の故障診断の
実施を指示する第1外部信号(ディーラモード用外部信
号)が印加されたとき、或いは、車両生産ラインの出荷
工程において車両出荷時の故障診断の実施を指示する第
2外部信号(ラインオフモード用外部信号)が印加され
たときにも故障診断(第2故障診断方法)を実施するよ
うになっている。第1及び第2外部信号は、予め定めた
コード信号で良い。
ためにイグニッションキーがオン操作されたときに開始
される。先ず、図2のステップS2において、エンジン
1の始動が完了したか否かが判別される。好ましくは、
エンジン始動完了時点から所定時間たとえば5秒が経過
したか否かが判別される。エンジンの始動が完了してい
なければ、適正な故障診断を行えないと判断され、制御
フローは図2の「スタート」に戻る。
号入力端子22を介してラインオフモード用外部信号が
ECU20に供給されたか否かが判別され(ステップS
4)、当該信号が供給されていなければ、ディーラモー
ド用外部信号が供給されたか否かが判別される(ステッ
プS6)。そして、外部信号供給がなければ、次に、車
両走行中の故障診断実施条件が成立しているか否かが判
別される(ステップS8)。
えばエンジン1が始動してから停止するまでに一回行わ
れる。詳しくは、エンジン始動後、エンジン1が、吸入
空気量が相当程度まで多くなるような特定運転状態たと
えば空燃比フィードバック域で初めて運転されるに至っ
たときに行われる。このため、ステップS8では、EC
U20のメモリに格納されたフラグ(図示略)を参照し
て、車両走行中の故障診断が完了したか否かが先ず判別
され、故障診断が未了であれば、故障診断実施条件が成
立しているか否かが判別される。本実施形態では、故障
診断の実行に伴ってエンジン1に吸入される燃料蒸発ガ
スにより混合気の空燃比が過度に変動することを防止す
べく、エンジン1に所定量以上の吸入空気が供給される
ような特定運転状態でエンジン1が運転されているとき
に限って、故障診断を実施するようにしている。このた
め、吸入空気量を表す図示しないエアフローセンサ(A
FS)出力に基づいて、現在のエンジン運転状態が故障
診断の実施に適するものであるか否かが判別される。即
ち、AFS出力が所定値以下であれば、エンジン1が特
定運転状態にないと判別され、制御フローは図2の「ス
タート」に戻る。
成立がステップS8で判別されると、通常モードでの故
障診断(詳しくは図3、図4及び図5に示すサブルーチ
ン)が実施される(ステップS10)。実質的な故障診
断の開始に先だって、本実施形態では、燃料タンク5内
での燃料蒸発度合いが適正な故障診断を阻害したり或い
は排気特性を悪化させない程度に抑制されているか否か
を、故障診断開始時点から所定時間T1が経過するまで
のタンク内圧変化ΔP1(図9参照)に基づいて判別す
るようにしている。
料タンク内圧P1を表す圧力センサ出力が読み込まれ
(ステップS102)、ベントソレノイド15aがオン
されて常開型ベント電磁弁15が閉じられ(ステップS
104)、ベント電磁弁15が閉じた時点からの経過時
間を計測するタイマがリセットされた後で起動される。
即ち、タイマが再スタートされる(ステップS10
6)。このとき、常閉型のパージ電磁弁14は閉じてお
り、ベント電磁弁15を介して大気と連通していた燃料
タンク5の内部は外部から遮断され、タンク内圧は図9
に示すように徐々に上昇する。
の経過が判別されると、当該時点でのタンク内圧P2を
表す圧力センサ出力が読み込まれ(ステップS11
0)、このタンク内圧P2からステップS102で検出
したタンク内圧P1を減じて所定時間T1内での圧力変
化ΔP1が算出される(ステップS112)。次に、こ
の圧力変化ΔP1が許容圧力変化ΔP01よりも小さい
か否かが判別され(ステップS114)、圧力変化が過
大であれば、故障診断処理を中止するべくベントソレノ
イド15aをオフにし(ステップS116)、制御フロ
ーは図2の「スタート」に戻る。
許容範囲内に入っていることがステップS114で判別
されると、パージ電磁弁14の開き度合いをデューティ
制御しつつ燃料タンク5を吸気管2に連通させて燃料タ
ンク内を吸気負圧により徐々に減圧する。そして、EC
U内では、減圧に伴う混合気のリッチ化により排気特性
が悪化しないような最大流量となるパージ濃度を演算
し、その結果に基づいてパージソレノイド14aのオン
デューティ比が決定される(ステップS118)。この
ため、故障診断開始タイミングが早くなり、総故障診断
時間を短くできるという効果がある。
時間T2内に完了するか否か、すなわち、燃料蒸発ガス
処理システム、特に燃料タンクにリークがないか否かが
判別される。このため、パージソレノイド14aがオン
され(ステップS120)、また、負圧形成開始時点か
らの経過時間を計測するタイマが再スタートされる(ス
テップS122)。そして、負圧形成につれて漸減する
タンク内圧Pを表す圧力センサ出力が読み込まれ(ステ
ップS124)、このタンク内圧Pが負圧形成完了を表
す所定圧P0よりも低くなったか否かが判別される(ス
テップS126)。この判別結果が否定すなわち負圧形
成が不十分であれば、所定時間T2が経過したか否かが
ステップS128で判別される。所定時間T2が経過し
ていなければ、制御フローはステップS124へ移行す
る。
14aがオンされてパージ電磁弁14が開くと、キャニ
スタ6の排出ポート6bが吸気管2に連通し、吸気負圧
がキャニスタ6の排出ポート6bに作用する。また、キ
ャニスタ6のベントポート6cは閉弁状態のベント電磁
弁15により閉塞されて、キャニスタ6を介して燃料タ
ンク5が吸気管2に連通し、吸気負圧による燃料タンク
5の排気が開始される。
い、燃料タンク内圧Pは、図9に実線で示すように、所
定時間T2が経過する前に充分に低下する。従って、ス
テップS126での判別結果が肯定になると共にステッ
プS130での判別結果が否定になる。この場合、タン
ク内圧Pが所定時間T2内に所定圧P0よりも低い閾値
P0Lよりも低くなったか否かが更に判別される(ステ
ップS132)。
ば、タンク内圧は図9に二点鎖線で示すように緩慢に低
下する。特に重度の気密不良があると、負圧形成開始時
点から所定時間T2が経過した時点でのタンク内圧Pが
所定圧よりも高い閾値P0Hよりも高くなる。この様な
異常がある場合、所定時間T2の経過時のタンク内圧P
が閾値P0Hよりも高いこと(重度の負圧形成不良)が
ステップS136で判別され、ステップS138で故障
判定が行われる。具体的には、故障判定コード信号がE
CU20の不揮発メモリに書き込まれると共に警告ラン
プ30が点灯される。また、ステップS8で参照される
フラグは、故障診断完了を表す値にセットされる。次の
ステップS140ではパージソレノイド14aがオフさ
れてパージ電磁弁14が閉じ、故障診断処理を終了す
る。
が経過した時点でのタンク内圧Pが閾値P0Hよりも高
くないことがステップS136で判別された場合、この
比較的軽度の負圧形成不良が、システムの気密不良によ
るものであるのか或いは燃料蒸発によるものであるのか
を即断できないとして、故障診断処理を一旦中断する。
本実施形態では、故障診断処理中断回数Nをカウントし
(ステップS142)、これが所定回数Nref(たとえ
ば5回)に達っした場合に故障判定するようにしている
(ステップS144及びS138)。なお、故障診断処
理を中断する場合は、ステップS146でパージソレノ
イド14aをオフしてパージ電磁弁14を閉じた後で、
ステップS102へ移行して故障診断をやり直す。
が経過する前にタンク内圧Pが所定圧P0よりも低くな
ったものの、閾値P0Lよりも低くならずに、ステップ
S132での判別結果が否定になった場合にも、この僅
かな負圧形成不良の原因は未確定であると判断され、故
障診断が同様に中断される。これに対して、所定時間T
2内にタンク内圧Pが閾値P0Lよりも低くなった場合
には、異常が検出されることなく負圧形成が充分に行わ
れたと判断され、負圧形成を完了するべくパージソレノ
イド14aがオフされ(ステップS134)、パージ電
磁弁14が閉じられる。
タンク5内に蓄えられた負圧は、燃料蒸発ガス処理シス
テムが正常であれば、吸気管2内に発生する吸気負圧に
ほぼ等しくなり、一方、該システムに故障たとえば気密
不良があれば、負圧の絶対値は吸気負圧の絶対値よりも
小さくなる。燃料タンク6内に負圧が形成されると燃料
タンク6内の燃料が蒸散する。燃料蒸発ガス処理システ
ムが正常の場合には、燃料タンク内圧が図9に実線で示
すように徐々に上昇する。一方、処理システムに気密不
良があれば、システム内部へ大気が流入し、図9に二点
鎖線で示すように、タンク内圧上昇速度がシステム正常
時よりも増大する。
3が経過するまでのタンク内圧の増大変化ΔP2が許容
上限値ΔP02を下回るか否か、すなわち、気密不良に
よる内圧上昇が見られないか否かが判別される。このた
め、負圧形成完了時点でのタンク内圧P3が検出され
(ステップS150)、負圧形成完了時点からの経過時
間を計測するタイマが再スタートされる(ステップS1
52)。そして、負圧形成時点から所定時間T3が経過
したことをステップS154で判別した時点のタンク内
圧P4が検出され(ステップS156)、このタンク内
圧P4からステップS150で検出されたタンク内圧P
3が減じられて圧力変化ΔP2が算出される(ステップ
S158)。更に、この圧力変化ΔP2が許容上限値Δ
P02を下回るか否かが判別され(ステップS16
0)、この判別結果が肯定であれば正常判定がなされる
(ステップS162)。すなわち、ECU20の不揮発
メモリ内に正常判定コード信号が書き込まれ、警告ラン
プ30の消灯状態が維持され、ステップS8に関連する
フラグは故障診断完了を表す値にセットされる。一方、
許容上限値ΔP02以上の圧力変化ΔP2がステップS
160で判別された場合には、ステップS164で異常
判定が行われて故障診断を終了する。
の点灯による警告がなされると、運転者等がディーラな
どに車両の点検、修理を依頼することが多い。本実施形
態による故障診断装置によれば、ディーラ側では、車両
走行を行うことなしに、当該車両に搭載された燃料蒸発
ガス処理システムの異常を再確認するための再現試験な
どを簡便に行える。
理システムが搭載された車両が持ち込まれた場合、作業
者は、図1に示すテスタ40の接続端子をECU20の
判定信号出力端子21に接続してECU20の不揮発メ
モリに異常判定コード信号が記憶されているか否かを確
認する。燃料蒸発ガス処理システムの異常を表す異常判
定コード信号をテスタ40で確認した場合、システム異
常の再現試験を行うべく、作業者は、テスタ40の接続
端子をECU20の外部信号入力端子22に接続した後
で車両のエンジン1を始動させ、次に、テスタ40を操
作してディーラモード用外部信号をテスタ20からEC
U20へ印加する。
り図2に示す故障診断メインルーチンが実行される。そ
して、エンジン始動完了後にディーラモード用外部信号
の供給がステップS6で判別されると、車両走行停止状
態でディーラモードでの故障診断が直ちに実施される
(ステップS14)。詳しくは、図6及び図7に示すデ
ィーラモードの故障診断サブルーチンでは、エンジン始
動後にアイドル運転されているエンジン1の回転数が故
障診断に適した所定回転数たとえば毎分約2000回転
まで上昇される(ステップS200)。具体的には、E
CU20はディーラモードでの故障診断に適した量の燃
料噴射を行うべく燃料噴射弁8の開弁時間を制御すると
共にバイパス通路2bを介して供給されるバイパスエア
量を適正にするべく制御弁2cを駆動制御する。ディー
ラモードでの故障診断に際してエンジン回転数を上昇さ
せることにより、不本意なエンジン回転の停止を防止で
きるが、エンジン回転上昇ステップS200を実施する
ことは必須ではない。
15を閉じてから所定時間T1が経過するまでのタンク
内圧変化ΔP1が検出される。具体的には、ステップS
202では、通常モードでの故障診断に係る図3のステ
ップS102、S104、S106、S108、S11
0及びS112と同様の処理が実施される。次のステッ
プS214及びそれ以降のステップでは、通常モードで
の故障診断の場合と略同様の処理が実行される。但し、
図6及び図7には、図3ないし図5での対応ステップを
一括して簡略に示してある。
上限値ΔP01よりも小さいことがステップS214で
判別されると、パージソレノイド14aのオンデューテ
ィ比を可変設定する通常モードの場合と異なり、パージ
ソレノイド14aのデューティ比は第1固定値たとえば
40%に固定的に設定され(ステップS218)、パー
ジソレノイド14aがオンされる(ステップS22
0)。この結果、パージ電磁弁14はステップS218
で設定された40%のデューティ比でオン動作し、従っ
て、通常モードの場合に比べて燃料タンク5の減圧が比
較的急速に行われ、燃料タンク5での負圧形成が短時間
内に行われる。ディーラモードでの負圧形成時間は通常
モードでの例えば3分の1程度にまで短縮される。
圧開始時点から所定時間T2が経過する前にタンク内圧
Pが所定圧P0よりも低くなったか否かが判別される。
具体的には、ステップS226では、通常モードに係る
図4のステップS122、S124、S126及びS1
30の処理が実施される。所定時間T2内にタンク内圧
Pが所定圧P0よりも低くなった場合、図4のステップ
S132と同一の判別ステップS232が実施される。
このステップS232において、所定時間T2内でタン
ク内圧Pが閾値P0Lよりも低くなったことが判別され
ると、ステップS234でパージソレノイド14aがオ
フされて燃料タンクの減圧(負圧形成)が完了する。
3が経過するまでのタンク内圧変化ΔP2が検出される
(ステップS250)。このステップS250では、通
常モードに係る図5のステップS150、S152、S
154、S156及びS158での処理が行われる。そ
して、圧力変化ΔP2が許容上限値ΔP02よりも小さ
いことがステップS260で判別された場合は正常判定
が行われ(ステップS262)、そうでなければ故障判
定が行われる(ステップS264)。
燃料蒸発度合いを調べるためにベント電磁弁15を閉じ
てから所定時間T1内の内圧変化ΔP1が許容上限値Δ
P01以上であることがステップS214で判別された
場合、故障診断を中断する(ステップS216)。そし
て、故障診断中断回数Nが上限回数Nrefに達すると
(ステップS242及びS244)、ステップS238
で故障判定を行い、次のステップS240でパージソレ
ノイド14aをオフして故障診断を終了する。
が経過するまでにタンク内圧Pが所定圧P0よりも低下
しない場合において(ステップS226)、所定時間T
2の経過時点でのタンク内圧Pが閾値P0Hを上回った
ことがステップS236で判別されると、故障判定が行
われる(ステップS238)。タンク内圧Pが閾値P0
Hを上回らない場合、或いは、所定時間T2内にタンク
内圧Pが所定圧P0を下回るが閾値P0Lを下回るに至
らない場合には、故障診断を中断する。
は通常モードの場合と略同様に行われる。但し、パージ
ソレノイド14aのオンデューティ比を通常モードの場
合に比べて大きい値に固定することにより、故障診断は
比較的短時間内に終了する。本実施形態による故障診断
装置は、車両生産ラインの出荷工程において燃料蒸発ガ
ス処理システムの故障診断を行うことをも予定してい
る。出荷時に故障診断を実施することにより、例えば、
生産ラインでの燃料蒸発ガス処理システムの組立不良を
見つけることができる。
は、車両のエンジン1を始動させ、テスタ40の接続端
子をECU20の外部信号入力端子22に接続し、テス
タ40を操作してオフラインモード用外部信号をテスタ
20からECU20へ印加する。エンジン1が始動する
と、ECU20により図2に示す故障診断メインルーチ
ンが実行される。そして、エンジン始動完了後にオフラ
インモード用外部信号の供給がステップS4で判別され
ると、車両走行停止状態のまま、オフラインモードでの
故障診断が直ちに実施される(ステップS12)。
故障診断サブルーチンでは、ディーラモードに係る図6
のステップS200と同一のエンジン回転数上昇ステッ
プS300が実施され、エンジン回転数が例えば毎分約
2000回転まで上昇される。通常モード及びディーラ
モードの場合と異なり、オフラインモードでは、ベント
電磁弁15を閉じてから所定時間T1が経過するまでの
タンク内圧変化ΔP1が所定値ΔP01を下回るか否か
の判定は省略される。また、所定時間T2経過時点での
タンク内圧Pが閾値P0Hを上回るか否かの判定や故障
診断中止処理もオフラインモードでは省略される。この
様に、オフラインモードでの故障診断手順は簡易化され
ており、所要診断時間は通常モードおよびディーラモー
ドのものに比べて大幅に短縮される。
ステップS301では、ベントソレノイド15aがオン
されてベント電磁弁15が閉じられる。次に、ディーラ
モードに係る図6のステップS218に対応するステッ
プS318では、パージソレノイド14aのデューティ
比は、ディーラモードでのものに比べて相当に大きい第
2固定値たとえば100%に固定的に設定される。そし
て、次のステップS320でパージソレノイド14aが
オンされると、パージ電磁弁14はステップS318で
設定された100%のデューティ比でオン動作し、すな
わち、パージ電磁弁14は開状態に維持され、従って、
燃料タンク5の減圧が最大速度で行われ、燃料タンク5
での負圧形成が最短時間内に行われる。
プS226と同一のステップS326では、燃料タンク
の減圧開始時点から所定時間T2が経過する前にタンク
内圧Pが所定圧P0よりも低くなったか否かが判別され
る。このステップS326での判別結果が肯定、すなわ
ち負圧形成が所定時間T2内に完了した場合には、正常
判定が行われ(ステップS362)、そうでなければ故
障判定が行われる(ステップS364)。そして、正常
判定ステップS362または故障判定ステップS364
に続くステップS366では、パージソレノイド14a
およびベントソレノイド15aの双方をオフしてパージ
電磁弁14を閉じると共にベント電磁弁15を開き、故
障診断を終了する。
断は、通常モードおよびディーラモードの場合に比べて
診断手順が相当に簡略化され、極めて短い時間内に完了
する。本発明の故障診断装置は、上記実施形態によるも
のに限定されない。特に、車両走行中(通常モード)の
故障診断については種々の診断手順が知られており、こ
れらの公知の診断手順を本発明の故障診断装置に適用し
ても良い。また、上記実施形態では、車両走行停止中の
故障診断を2つのモード(ディーラモードおよびオフラ
インモード)で実施するようにしたが、車両走行停止中
の故障診断をいずれか一つのモードで実施しても良く、
或いは、上記2つのモード以外のモードを追加設定して
も良い。
所定条件下、および、故障診断実施を指示する所定外部
信号が供給されたときに、燃料蒸発ガス処理システムの
故障診断の実施を許容すると共に外部信号に応じた故障
診断を簡易な手順で実施する制御部を備えるので、燃料
蒸発ガス処理システムの故障診断機会を増やすことがで
きる。特に、車両の出荷時や修理時での故障診断に便宜
であり、車両生産ラインでの燃料蒸発ガス処理システム
の組立不良の有無を確実かつ迅速に判定でき、また、異
常を来した同システムを修理する場合において修理を適
切に行えたか否かを確実かつ迅速に判定できる。
置が装備される燃料蒸発ガス処理システムと共に示す概
略図である。
診断処理のメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
ンの一部を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
すフローチャートである。
ーチンの一部を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
燃料タンク内圧の時間経過に伴う変化を、ベント電磁弁
およびパージ電磁弁の動作状態変化と共に示すグラフで
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガスを
キャニスタに吸着させた後で前記キャニスタに大気を導
入して前記キャニスタから分離させた燃料蒸発ガスを内
燃機関の吸気管内へ導入する燃料蒸発ガス処理システム
において、 前記燃料蒸発ガス処理システムを装備した車両が、車両
走行中の故障診断実施条件を成立させる運転状態で走行
していることを判別したとき前記燃料蒸発ガス処理シス
テムの故障診断の実施を許容すると共に、故障診断実施
を指示する外部信号が供給されたことを判別したとき前
記燃料蒸発ガス処理システムの故障診断の実施を許容す
る制御部を備え、前記制御部は、前記外部信号に応じた
故障診断を、前記車両走行中の故障診断実施条件の成立
に応じた故障診断の手順よりも簡易な手順で実施するこ
とを特徴とする、燃料蒸発ガス処理システムの故障診断
装置。 - 【請求項2】 前記制御部は、前記故障診断実施を指示
する外部信号が供給されたことを判別したとき前記燃料
蒸発ガス処理システムの故障診断を直ちに実施すること
を特徴とする、請求項1記載の燃料蒸発ガス処理システ
ムの故障診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35816897A JP3501207B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35816897A JP3501207B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190256A JPH11190256A (ja) | 1999-07-13 |
JP3501207B2 true JP3501207B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18457900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35816897A Expired - Fee Related JP3501207B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501207B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7169547B2 (en) | 1994-12-05 | 2007-01-30 | New York Blood Center, Inc. | High concentration white blood cells as a therapeutic product |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4560955B2 (ja) * | 2000-12-14 | 2010-10-13 | マツダ株式会社 | 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 |
JP4487440B2 (ja) * | 2001-05-25 | 2010-06-23 | 三菱自動車工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 |
US20060053868A1 (en) * | 2004-09-16 | 2006-03-16 | Jae Chung | Fuel vapor detection system for vehicles |
JP5849713B2 (ja) * | 2012-01-13 | 2016-02-03 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料タンクシステム |
JP7197281B2 (ja) * | 2018-04-12 | 2022-12-27 | ボッシュ株式会社 | Ecu及び排気ブレーキ制御装置 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35816897A patent/JP3501207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7169547B2 (en) | 1994-12-05 | 2007-01-30 | New York Blood Center, Inc. | High concentration white blood cells as a therapeutic product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11190256A (ja) | 1999-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0623736Y2 (ja) | 内燃機関のエバポパージ異常検出装置 | |
JP2009270494A (ja) | 蒸発燃料処理システムの診断装置及び診断方法 | |
JPH0932659A (ja) | 燃料蒸発ガス排出抑止システムの故障診断装置 | |
US6789523B2 (en) | Failure diagnosis apparatus for evaporative fuel processing system | |
EP0575981B1 (en) | Method of detecting faults for fuel evaporative emission treatment system | |
JPH0932658A (ja) | 内燃機関のエバポパージ装置における機能診断装置 | |
US6679111B2 (en) | Malfunction diagnostic apparatus for evaporated fuel purge system | |
JP3501207B2 (ja) | 燃料蒸発ガス処理システムの故障診断装置 | |
JP3147001B2 (ja) | エバポパージシステムの故障診断装置 | |
JP3703015B2 (ja) | 燃料蒸散防止装置の異常検出装置 | |
WO2020137322A1 (ja) | 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置 | |
JP2004300997A (ja) | エバポガスパージシステムのリーク診断装置 | |
US20200355135A1 (en) | Exhaust purification system | |
JP2003113744A (ja) | 燃料蒸気ガス処理装置 | |
JP2745991B2 (ja) | エバポパージシステムの故障診断装置 | |
JP2004293438A (ja) | エバポガスパージシステムのリーク診断装置 | |
JP2003002399A (ja) | 燃料タンクのリッドオープナ制御装置 | |
JPS6329050A (ja) | 空燃比制御システムの故障診断方法 | |
JP3674458B2 (ja) | 蒸発燃料系穴開き故障診断装置 | |
JP2004150302A (ja) | エンジンの異常判定装置 | |
JP2003222057A (ja) | 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 | |
JP2746006B2 (ja) | エバポパージシステムの異常検出装置 | |
JPH0681728A (ja) | エバポパージシステムの故障診断装置 | |
JP2008215113A (ja) | 内燃機関制御システムの異常診断装置 | |
JP2007009849A (ja) | 車両の給油検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031125 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |