JP3495930B2 - インクジェット用吸着剤、該吸着剤を用いた吸着部材を備えたインク保持容器及び吸着部材を備えたインク供給システム - Google Patents
インクジェット用吸着剤、該吸着剤を用いた吸着部材を備えたインク保持容器及び吸着部材を備えたインク供給システムInfo
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Description
吸着部材及びそれに用いられる吸着剤、これらを有する
インク保持容器、並びにこれを用いたインク供給システ
ム、インクジェット記録装置に関する。
現象をもたらす発熱素子や電気エネルギーを固体の変位
に変換する電気機械変換体等の吐出素子をインク(液
体)の供給経路中に作用できるインクジェットヘッドを
用いて、液滴を吐出することは知られている。
ンク供給を行うための液路や供給を効率よく行うための
液室、この液路または液室にインクを供給するための供
給管、更にはこの供給管等にインクを供給するためのイ
ンクタンク(インク保持容器)が交換式または一体式で
用いられる。
ンク保持容器には、負圧発生用または/且つキャリッジ
振動による液面の変動防止用として、インク吸収または
保持能力のある発泡体や繊維集合体が高分子樹脂(ゴム
も含む)材から成型されて収納されることが多い。無論
インク保持容器やインク経路自体も高分子樹脂材を用い
て成型されることも多い。
的容易で、安価なものとして知られているポリウレタン
フォームを使用した場合に、発泡工程中に発生した未反
応物や結合力の弱いポリウレタン結合部がインク中に溶
出する場合がある。これを有するインク保持容器を使用
すると、インク供給自体に初期の段階で影響を与えるこ
とが課題認識されている、その代表的特許としては、特
開昭64−26452号公報や、特開平4−34894
7号公報がある。これらの発明は、吸収体自体をインク
保持容器内に設ける以前に、予め洗浄を行い、インク供
給初期にインクジェットヘッドへ供給されていた上記不
溶物を除去する発明である。この発明はインク供給初期
からインク供給能力を実用可能なレベルにできる点で有
効な技術である。
は、インク容器自身からの不溶物が、インク中に溶出
し、インク供給に影響を与えることも課題として認識さ
れている。
供給するための構造体(インク容器本体)自身が備えて
しまっている不溶物をインクジェットヘッドのインク供
給経路構成部材として使用する以前に、製造の段階でイ
ンク吐出に影響を与えないように加工することが知られ
ている。
者達の検討によると、ヘッドに対して上記洗浄を行った
吸収体を用いたインク保持容器を、使用するヘッドに対
して複数個交換使用していくと、インク吐出自体に影響
が見られることがあり、場合によっては吐出インク液滴
による画像自体ににじみや裏ヌケ(記録紙に表から裏側
までインクが浸透したりするという現象)が発生したの
である。
鋭意研究した結果、これらの原因が、インク容器や吸収
体といったインク供給経路構成部材に使用されている高
分子材料から成型された部材がppm単位以下の測定不
可能な経時的な溶出を継続していくことによって、イン
クジェットヘッドの吐出に係る部分のいずれか(例え
ば、インク流路)に徐々に蓄積(集合化して所定の部分
で増大化するものと考えられる)し、吐出に影響を与え
はじめ、更に何らかの作用によって蓄積された不溶物が
インク滴中に含まれ、インク滴とともに吐出されること
にあることが判明した。
度を要求される写真画を打ち出すプリンターにおいて
は、インク保持容器からのわずかな溶出や、染料の中間
体などの疎水性物質の存在によりインク吐出性能に対し
て多大な影響をうける。
インク吐出液滴自体を小さくする方向にあり、これに伴
い吐出口が小さくなってきている。また、電気熱変換体
等の吐出圧発生部も高密度配列されることから、インク
供給路の断面積も小さくなってきている。同様に、記録
速度を高速化する方向にあり、これに伴いインク吐出液
の吐出速度も高速化されてきている。
くなるほど(例えば15pl以下)、または高密度ヘッ
ド(例えば、吐出口または流路が600dpi以上)に
なるほど、更には使用するインクのpHが高い場合や、
インク供給経路に凹部や段差部等の屈曲経路がある場
合、あるいは、吐出速度、応答周波数および吐出エネル
ギーなどいずれかの条件を比較的高くしたり、気泡の発
生を利用するとともに外気と気泡を連通する方式を利用
するヘッドの場合に発生しやすい傾向があることも見出
した。
を行った後に、比較的長時間の休止時間を経た後の吐出
時や、長期放置後の初めての吐出時に、上記現象が多く
見られることがわかった。
上述の新たな知見に基づいてなされたものである。以下
に具体的に説明する。
ポリオールや界面活性剤、発泡剤及び高級アルコールや
触媒等原料の未反応物が初期、大量に残存している。
て所定の形状に加工したフォームの場合は、この過程で
結合が切れフリーのポリオールなどが初期、多く存在す
るようになる。このようなポリウレタンフォームよりな
る吸収体にインクを充填すると、先に示した未反応物や
上述した熱分解物がインク中に徐々に溶出して集合化し
蓄積したり、インクの表面張力やpHを低下させたり、
その結果文字品位を悪化させる原因となる。
で形成した場合には、繊維や成形品中に中和剤や滑材と
してステアリン酸カルシウムなど高級脂肪酸の誘導体が
入っており、これらが(特に熱成形し吸収体を作る場合
は顕著)インクに溶出するもののインク流路内では問題
ないが、吐出口付近に付着しインクの吐出特性を乱すこ
とが見られた。
現象として見られた例を以下に単純に列挙する。
レに対しては影響は少ないが、にじみが発生してぼけた
ような印字品位になる場合があった。吐出量が10pl
以下、例えば8plでは、吐出方向がふらついて大きな
印字ヨレが生じる場合があった。また、600dpiで
は、吐出量は20pl前後であったが、1200dpi
では、8.5plとなりヨレが目立つ。微小インク滴の
吐出にあたっては、、ヨレ自体を、例えば600dpi
におけるインク吐出の許容されるヨレの半分程度に抑え
ることが好ましいが、この範囲を超える場合が見られ
た。
分放置すると、全く異なった方向に吐出してしまう場合
がみられた。この傾向は、インク中のポリオールの溶出
量に比例して印字品位が悪くなる傾向を示している。
ギー(電圧、パルス幅)を上げると、かえってインク滴
の吐出のヨレが目立ってしまうことも見受けられた。
し、ヨレが増大するようになる。
したりワイピングする方法では、流路内の溶出物は低減
できても、オリフィス面に付着した溶出物は除去するこ
とがむづかしく、吐出方向がずれることによるヨレのす
べてを改善することが困難である。
枚を印字しただけでヨレが目立つ場合もあり、頻繁に吸
引を行わなければならず、廃インク保持容器の容量を増
やさなければならなくなる。
8〜10kHzであったものを、現在要求されている2
0kHzまで吐出周波数を上げると、ヒーター基板が早
く昇温するのでヨレが増大することになることがある。
容器の交換頻度を少なくする要求があり、インク保持容
器の大型化やその中に収納されるインク吸収体の大きさ
も大きくなってきていることから、溶出物の量も増える
傾向にあった。
たものであり、インク吸収体からの溶出物を効果的に除
去することにより、印字特性の優れたインクジェット記
録を可能とするインクジェット用吸着部材及びそれに用
いられる吸着剤、これらを有するインク保持容器または
インクジェットヘッド、並びにこれを用いたインク供給
システムを提供することを目的とする。
界面活性剤、その他の活性剤、発泡剤、高級アルコー
ル、触媒などの不純物を発生させるポリウレタン吸収体
や高級脂肪酸及びその誘導体をはじめとする疎水性の高
い物質の溶出があるポリプロピレン繊維の吸収体、およ
びその他疎水性物質を溶出するメラミン樹脂、ポリエス
テル、ナイロン、エラストマー、セルロースなどのイン
ク吸収体を備えたインク保持容器を用いた場合であって
も、鮮明で精細な印字が可能であり、さらにインク容器
の製造工程においてインク吸収体の洗浄工程を省略する
ことも可能である。
する位置に配置され、インク中に含有される色材よりも
疎水性物質に対して高い吸着性を示すインクジェット用
吸着剤であって、前記インクジェット用吸着剤は、界面
活性剤によって吸着処理がなされ、表面に長鎖アルキル
基、アリール基、トリアルキルシリル基、シアノアルキ
ル基、または炭素数8〜18の長鎖アルキル基あるいは
フェニル基、またはオクタデシル基あるいはフェニル基
からなる群から選ばれる少なくとも1種の疎水基が導入
されたシリカゲルからなることを特徴とするインクジェ
ット用吸着剤を得ることを目的とする。
クを貯留するインク貯留部と、該インク貯留部から前記
ヘッドへのインク供給部となるインク供給口と、前記イ
ンク貯留部と大気とを連通させる大気連通口と、を備え
たインク保持容器において、前記インク保持容器のイン
クと接触する位置に配置され、インク中に含有される色
材よりも疎水性物質に対して高い吸着性を示す吸着部材
を備えており、該吸着部材は、界面活性剤によって吸着
処理がなされ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、ト
リアルキルシリル基、シアノアルキル基、または炭素数
8〜18の長鎖アルキル基あるいはフェニル基、または
オクタデシル基あるいはフェニル基からなる群から選ば
れる少なくとも1種の疎水基が導入されたシリカゲルか
らなることを特徴とするインク保持容器を提供すること
を目的とする。
トヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留部と
該インク貯留部から前記ヘッドへのインク供給部となる
インク供給口と前記インク貯留部と大気とを連通させる
大気連通口とを備えたインク保持容器と、前記インクジ
ェットヘッドと前記インク保持容器を連通するインク供
給通路と、を具えて構成されるインク供給システムにお
いて、前記インクジェットヘッド、前記インク保持容
器、前記インク供給経路のいずれかの箇所のインクと接
触する位置に配置される、インク中に含有される色材よ
りも疎水性物質に対して高い吸着性を示す吸着部材を備
えており、該吸着部材は、界面活性剤によって吸着処理
がなされ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、トリア
ルキルシリル基、シアノアルキル基、または炭素数8〜
18の長鎖アルキル基あるいはフェニル基、またはオク
タデシル基あるいはフェニル基からなる群から選ばれる
少なくとも1種の疎水基が導入されたシリカゲルからな
ることを特徴とするインク供給システムを提供すること
を目的とする。
材(以下、単に吸着部材という。)に求められる性能
は、 1.疎水性の溶出物のみを吸着し、色材(染料)は吸着
しないこと。 2.インクに不溶であること。 3.記録の妨げとなる流体抵抗を及ぼさないこと。 4.少量で効果があること。 などである。
性物質とは、インク吸収体、インク保持容器、供給経路
等のインク供給経路のいずれか少なくとも一部から溶出
されるところのポリオール、活性剤、触媒、可塑剤、中
和剤、滑剤、製造時の未反応物、熱分解物、およびそれ
らの加水分解物等のインクへの溶解度の低い物質であ
る。
られる吸着剤について説明する。吸着部材に用いられる
吸着剤としても上記1.疎水性の溶出物のみを吸着し、
色材(染料)は吸着しないことと、2.インクに不溶で
あることと、4.少量で効果があることの性質を満たす
ことが要求される。
を添加する前と後の吸光度の差から求めることができ、
一方、疎水性物質に対する吸着率は、疎水性物質を含む
溶液に吸着剤を添加する前と後で、液体クロマトグラフ
ィにより定量して求めることができる。従って、このよ
うな実験によりインク中に含有される色材よりも疎水性
物質に対して高い吸着性を示す吸着剤を選択することが
できる。
いて検討した結果、本発明の吸着剤としては、特に、表
面に疎水基が導入されたシリカゲル、ポリマー、側鎖に
疎水基が導入されたポリマー、特に多孔性のポリ(メ
タ)アクリル酸エステル系樹脂またはポリスチレン系樹
脂が好ましいことを見いだした。なお上記ポリマーは架
橋されていても架橋されていなくても良い。
ル、側鎖に疎水基が導入されたポリマーについて説明す
る。
に導入される疎水基としては、長鎖アルキル基、アリー
ル基、トリアルキルシリル基およびシアノアルキル基か
らなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ま
しい。
基、オクタデシル基等のC8〜C24アルキル基が挙げ
られ、好ましくはC8〜C18アルキル基である。ま
た、アリール基としては、例えばフェニル基ないしアル
キル置換フェニル基が挙げられる。トリアルキルシリル
基としては、例えばトリメチルシリル基が挙げられる。
シアノアルキル基としては、例えばシアノプロピル基が
挙げられる。
れる疎水基としては、C8〜C18アルキル基およびフ
ェニル基が特に好ましく、オクタデシル基およびフェニ
ル基が最も好ましい。また、シリカゲルの表面に導入さ
れる疎水基としては、C8〜C18アルキル基およびフ
ェニル基が特に好ましく、オクタデシル基およびフェニ
ル基がさらに好ましく、オクタデシル基が最も好まし
い。
ル系樹脂とは、ポリ(メタ)アクリル酸エステルの主鎖
が、適当な架橋剤によって架橋されているものであり、
本発明の目的に反しないその他の適当な共重合成分を含
んでいてもよい。
スチレンの主鎖が、適当な架橋剤によって架橋されてい
るものであり、本発明の目的に反しないその他の適当な
共重合成分を含んでいてもよい。例えばスチレンに適当
量のジビニルベンゼンを加えて共重合したスチレンジビ
ニルベンゼン共重合体が好ましい。
ル系樹脂、および架橋されたポリスチレン系樹脂は、い
ずれも表面積がなるべく大きい方が好ましく、特に外部
に連通した空隙を有する多孔質であることが好ましい。
また、形状としては粒子状であることが好ましい。
鎖に疎水基が導入されたポリマーの吸着メカニズムとし
ては、シリカゲルやポリマー自身の細孔に入るだけでな
く、ポリマーやシリカゲルに施された疎水基に吸収体か
ら溶出した疎水性物質が吸着していると考えられる。
ゲルの粒径は、溶出物吸着部適用部位により適宜選択す
ることができるが、流路抵抗や吸収体中に保持させるこ
とを考慮すれば大きいほうが適しており、10μm〜1
00μmのものを用いることが好ましい。10μmより
小さいとインクを通過する際に時間がかかりインクの追
随性がなくなるためインク切れを生じやすい。
れた架橋されたポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂
またはポリスチレン系樹脂としては、例えば、ARP−
ODP130(旭化成工業)、SK−GEL ODP、
PH(綜研化学)などの市販されているものを挙げるこ
とができる。また、合成したポリ(メタ)アクリル酸エ
ステル系樹脂またはポリスチレン系樹脂に、オクタデシ
ル化、フェニル化、オクチル化、トリメチルシリル化ま
たはシアノプロピル化等の疎水基導入反応を行って合成
してもよい。この場合、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂またはポリスチレン系樹脂に、予め反応性の基
を導入しておくと疎水基導入反応を容易に行うことがで
きる場合がある。また、モノマーとして、疎水基を有す
るものを重合または共重合して合成することも可能であ
る。
U0010MT、ODS−BU0015MT、ODS−
BU0020、ODS−BU1530MT、ODS−B
U3050MT、ODS−DU0010MT、ODS−
DU0015MT、ODS−DU1530MT、ODS
−DU3050MT、ODS−EU0010MT、OD
S−EU0015MT、ODS−EU0020、ODS
−EU1530MT、ODS−EU3050MT、OD
S−FU0010MT、ODS−FU0015MT、O
DS−FU1530MT、ODS−FU3050MT
(以上、冨士デヴィソン化学)、SK−GEL ODS
系(綜研化学)、ODS−L(昭和電工)等を挙げるこ
とができる。
リル酸エステル系樹脂または架橋されたポリスチレン系
樹脂に、溶出物を吸着をさせると体積膨張が起こり流路
抵抗を高める問題が生じるため、この種のポリマーの粒
径は小さいほうが良く、粒径は10〜300μmのもの
を用いることが好ましい。
イオンHP20、HP21、HPMG、HP20SS、
セパビーズSP825、SP850、SP207、SP
20SS(以上、三菱化学製)、デュオライトS−86
1、S−862、S−876、ES−866(以上、住
友化学製)などである。
リカゲル、ポリマー、側鎖に疎水基が導入されたポリマ
ー、および多孔性のポリ(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂またはポリスチレン系樹脂は、いずれも単独でして
もよいが、必要に応じて組み合わせてもよい。
体や部材から溶出される疎水性物質の量や使用するプリ
ントヘッドの種類により決定される。また、疎水性物質
の溶出量は、吸収体やその他の部材の材料の種類や製造
方法により異なる。疎水性物の溶出量が同じ部材等を用
いても、吐出液滴の大きさやインク流路の構成により吸
着剤の必要とする量は異なる。
後、アルコール洗浄等の処理を施すことで吸着した溶出
物を洗い流すことができるので再利用可能である。
剤そのもの、あるいは吸着剤を担持する部品とから構成
された部材を指すものである。本発明の吸着部材は、前
記の吸着剤をその吸着能が大きく阻害されることないよ
うな形態で含むものであって、さらに、インクに接触し
やすい形態であると同時に、インクの流れを阻害しない
ように形成されるか、またはインクの流れを阻害しない
ように配置される。
の形態をとることができる。例えば前記吸収剤をそのま
ま使用しても良いし、また適当な容器に収納した形態で
あってもよく、またはペレット状やシート状に成形した
形態でもよい。あるいは適当な支持体に載せて(担持、
分散等を含む)、必要ならば成形したものであっても良
い。
用する例であり、インクタンク100内のポリウレタン
等のインク吸収体101の一部に切れ目を入れ、その切
断面105に粒子状の吸着剤自身を挟み込んだ形態であ
る。この場合の溶出物吸着部材の設置位置は、インク供
給口の上方で、あまり離れない位置が好ましい。この形
態によれば、インク吸収体自身に切断面を設け、吸着剤
自身を挟み込むといった簡易な構成のため、容易に溶出
物の吸着を行うことができる。
る形態の1例である。不織布の材質は特に制限はない
が、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウ
レタン、エラストマーなどの材質で作成されたものを用
いることができる。また、スパンボンド、スパンレー
ス、ニードルパンチ、メルトブロー等のバインダーを用
いない製法によって製造されたものが好ましい。特にメ
ルトブロー製法は、極微細な細孔が均一にできるのでよ
り好ましい。
溶出物吸着部材は、例えば図2に示したように、インク
吸収体101の下にインクタンク100のインク供給口
103を覆うように配置することができる。尚、図1の
ように、インク吸収体の切断面に挿入してもよい。
とにより、吸着部材の取り扱いが容易になり、生産性の
向上につながる。また、吸着性、インク供給性も損なう
ことがない。
収納した吸着部材の形態の1例である。このように吸着
剤を適当な容器に充填したものを、インクの流路の途
中、例えばこの図のようにインク保持容器のインク供給
口に直結させて使用することができる。この容器をイン
ク保持容器と別体で構成すると吸着剤のみの交換が可能
である。
態の1例である。このようなカラムの下部を、インク保
持容器内のインク供給口の近傍に配置することで、確実
に溶出物を吸着できるだけでなく、インクの供給性の向
上にもつながる。
接体に充填した形態の例である。この形態は、前記吸着
剤をフィルターまたは圧接体で挟み込んで形成すること
ができる。圧接体とは、ポリプロピレン、ポリエチレン
等からなる一方向繊維、フェルト、不織布であり、供給
口部に配置されインクの安定的導出を促すものである。
筒状に成形した形態の1例である。この図のように、前
記吸着剤を円筒状に固めて、吸着部材102が圧接体を
兼ねることができる。この形態によれば、圧接体自身を
兼ねているので取り扱いが容易で、後述する再利用も可
能である。
形態の1例である。このようなシート状のものは、イン
ク吸収体の下に配置して使用することができる。この形
態のように、インクタンク100の液面部に吸着部材1
02を配することで、省スペースで広範囲にわたってイ
ンクとの接触面が得られ、効率の良い吸着を行える。ま
た、適切なサイズに加工することが容易である。
ット状に成形した形態の1例であり、この図のように、
前記吸着剤をシート状またはペレット状に固めて、溶出
物吸着部材がフィルタを兼ねる例である。
した前記吸着剤を、ヘッドの供給経路中に取り付けて使
用する例である。この形態においては、インクタンク1
00内に挿入されるインク供給管107の先端にフィル
タ105が備えられており、ノズル106に至る途中に
吸着部材102が配されている。尚、吸着剤は交換可能
にしても良い。
1全体に分散させて使用する形態の例である。この形態
は、インク吸収体の合成、発泡、紡糸などの製造過程で
練り込んだり、圧着(融着)させることで得られる。
部材の内面に吸着剤を溶着等の方法により設けることも
可能である。また、袋状部材のインク取り出し口に吸着
剤を前述したシート状等に加工したものを配して、シー
トを通過したインクをヘッドに供給する形態とすること
も可能である。
述の袋に限らず、例えばポリプロピレン等の樹脂成形品
(インクタンク)に対して直接インクを収納する形態に
おいても適用可能である。インクタンクを構成する樹脂
中に吸着剤を練り込み成形する構成、樹脂インクタンク
の内壁面に吸着剤をシート状に加工したものを貼り付け
る構成や吸着剤を分散させた内面処理液によって内壁面
を加工した構成等とすることが可能である。さらには、
インクタンクの一部に吸着剤をインクと非接触状態で保
持し、インクタンクの使用直前に非接触状態を解除し、
インク中に加える構成、インクタンクの使用前に直接吸
着剤をインク中に加える構成等の形態をとることも可能
である。
した構成では、インク保持容器と記録ヘッドとをインク
チューブによって連結してインクを供給する構成を採用
することから、供給チューブの先端部に吸着剤を配する
構成や、供給チューブ自体に吸着剤を分散させて構成し
たり、供給チューブの内面を吸着剤で処理する構成等の
形態をとることも可能である。
吸収体(袋、樹脂容器)から溶出する疎水性不溶物を除
去することができる。
シル基を導入したシリカゲル(ODSシリカゲル)また
は側鎖にオクタデシル基を導入したポリマー(ODP)
を例に図示したが、必ずしもこれに限定されるものでは
ない。
明のインク保持容器の1例を図11および図12を参照
して説明する。
ク10は、略直方体状をなしており、その上壁10Uに
は、インク保持容器内部と通じる穴である大気連通口1
2が設けられている。
されるために、一般的に直径1mm程度が普通である。
インクの蒸発は一種の拡散現象であるために、拡散通過
に比例して増加するし、拡散距離の2乗に比例して少な
くなる。そこで、図示は省略するが、通常は大気連通口
12につながる溝をジグザグや複雑な迷路形状に上壁1
0Uに形成し、フィルム部材をインクタンク10の上壁
10Uに熱溶着等で貼り付けて、長く複雑な大気連通通
路を構成する。このようにすることにより、通気孔12
を直接大気に開口させる場合と比較して、インクの蒸発
量が1/1000〜1/10000に低減することがで
きる。
は、筒状に突出した形態で吐出用液体供給口としてのイ
ンク供給口を有するインク供給筒14が形成されてい
る。そして、物流過程では大気連通口12はフィルムシ
ート等で、また、このインク供給筒14はインク供給口
密閉部材としてのキャップにより塞がれて密閉されてい
る。
自在に一体に成形されたレバー部材であり、その中間部
に係止用突起が形成されている。
れるヘッド一体型のタンクケースであり、本実施の形態
では、例えば、シアンC、マゼンタM、イエローYの各
色のインクタンク10(10C、10M、10Y)を収
容する。タンクケース20の下部にはカラーインクジェ
ットヘッド22が一体的に設けられている。カラーイン
クジェットヘッド22はその複数の吐出口が下向きに形
成されている(以下、この吐出口が形成されているヘッ
ドの面を吐出口形成面と称す)。
(A)に示す状態から、ヘッド一体型のタンクケース2
0に、そのインク供給筒14がカラーインクジェットヘ
ッド22の不図示のインク供給筒受け部に係合し、か
つ、カラーインクジェットヘッド22のインク通路筒が
インク供給筒14内に進入するように押し込まれる。す
ると、レバー部材16の係止用突起16Aがヘッド一体
型のタンクケース20の所定箇所に形成された係合部に
係合し、図11(B)に示す正規の装着状態が得られ
る。なお、このインクタンク10が装着された状態のヘ
ッド一体型のタンクケース20は、不図示のインクジェ
ット記録装置のキャリッジにさらに搭載されプリント可
能状態とされる。しかしてこの状態で、インクタンク1
0の底部とヘッドの吐出口形成面との間には所定の水頭
差Hが形成されることになる。
き、図12を参照して説明する。本実施の形態のインク
タンク10は、上部で大気連通口12を介して大気に連
通し下部でインク供給口に連通し内部に負圧発生部材と
してのインク吸収体32を収容する負圧発生部材収納室
34と、液体のインクを収容する実質的に密閉された液
体収納室36とに隔壁38でもって仕切られている。そ
して、負圧発生部材収納室34と液体収納室36とはイ
ンクタンク10の底部付近で隔壁38に形成された連通
路40を介してのみ連通されている。
タンク10の上壁10Uには、内部に突出する形態で複
数個のリブ42が一体に成形され、負圧発生部材収納室
34に圧縮状態で収容される吸収体32と当接してい
る。しかして、上壁10Uと吸収体32の上面との間に
エアバッファ室44が形成されている。吸収体32は熱
圧縮ウレタンフォームで形成されており、後述するよう
に所定の毛管力を発生すべく、圧縮状態で負圧発生部材
収納室34内に収容されている。この所定の毛管力を発
生するための吸収体32のポアサイズの絶対値は、使用
するインクの種類、インクタンク10の寸法、インクジ
ェットヘッド22の吐出口形成面の位置(水頭差H)等
により異なるが、毛管力発生溝または通路での毛管力よ
りも大きい毛管力を発生できることが必要であり、その
ためには、約50個/インチ以上であることが最低必要
である。
インク供給筒14内には、ディスク状ないしは円柱状の
圧接体46が配置されている。圧接体46は、例えば、
ポリプロピレンのフェルトにより形成され、それ自体は
外力により容易に変形しないものである。圧接体46
は、上述のタンクケース20に装着されていない図12
に示す状態において、吸収体32を局所的に圧縮するよ
う吸収体32に押し込まれた状態に保持されている。こ
のために、インク供給筒14の端部には、圧接体46の
周辺に当接するフランジ14Bが形成されて外方への脱
落を防止している。
71としてオクタデシル基を側鎖に有するポリマーを不
織布81で包んだ形態の溶出物吸着部材を、圧接体46
の上に配置した例を示した。尚、吸着剤で供給口部全体
を覆うように配置することが好ましい。
は、インクと接触する位置に配置されるものである。本
発明では、吸着部材をインク保持容器内およびインク供
給部材内に配置する。ここで、インク供給部材とは、ノ
ズルに至るまでのインク流路の中で、インク保持容器以
外のすべてものをいい、例えば、インク供給管(インク
供給路)、共通液室、流路の途中に配置されるフィルタ
ー、圧接体等である。
13を用いて、さらに詳細に説明する。
点、およびそれを解決するための溶出物吸着部材の配置
位置を模式的に示した図である。
タンク10の壁面に付着したポリオール、可塑剤、活性
剤、触媒、滑剤、中和剤等の溶出物である。この溶出物
を除去するには、シート状の吸着部材72をタンク壁に
配置したり、供給口のフィルタ48の上にシート状やペ
レット状の吸着部材73を配置したりあるいはフィルタ
を吸着部材で兼ねる構成としたり、また、インク吸収体
32に吸着部材を挿入したりあるいは分散したり、<吸
着部材>の項で説明したような構成または配置とするこ
とで解決することができる。
ェットヘッドに至るまでのインク供給路17に付着した
ポリオールや可塑剤等の溶出物である。インク供給路1
7に溶出物が付着すると、これがオリフィス23に運ば
れて問題が生ずるほか、インクの流れを妨げることにな
るので、インクのリフィル不足により吐出できなかった
り、吐出量のばらつき、かすれが生ずる場合がある。
するには、供給路壁17aに、例えばシート状の溶出物
吸着部材74を配置することで行うことができる。ま
た、インク供給路17と外形が同じであるペレットまた
はディスク状の溶出物吸着部材75をインク供給路17
に配置してもよい。
液室18に付着したポリオールや可塑剤等の溶出物であ
る。この部分に溶出物が付着すると、これがオリフィス
23に運ばれて問題が生ずるほか、インクの流れを妨げ
ることになるので、インクのリフィル不足により吐出で
きなかったり、吐出量のばらつき、かすれが生ずる場合
がある。
は、インク供給路17から共通液室18に入る入り口の
部分に、例えばペレットまたはディスク状の溶出物吸着
部材76を配置することにより解決することができる。
着したポリオールや可塑剤等の溶出物である。吐出圧発
生部26は、発熱抵抗体等の電気熱変換体、瞬間的に吐
出圧力を加える機械的エネルギーを発生する圧電素子等
である。従って吐出圧発生部26の近傍に、ウレタンス
ポンジより溶出したポリオールなどが粒子状になって付
着すると、吐出が不安定になり吐出方向がずれたり、リ
フィル不足により吐出量のばらつきが生じて印刷ムラが
できる問題が生ずる場合がある。
フィス面に付着したポリオール、可塑剤、活性剤、触
媒、滑剤、中和剤等の溶出物である。例えばステアリン
酸などの高級脂肪酸がオリフィス面の撥水剤と結合する
と、撥水性が失われ、吐出方向がずれたりする問題が生
ずる場合がある。
ク滴202と同時に吐出された溶出物であり、記録紙上
ににじみ、裏ヌケや濃度低下を生じさせる問題が生ずる
場合がある。
には、インク流路の上流に位置する部位に上述した溶出
物吸着部材を設けることで解決することができる。
ても、インク流路の上流部分に設けた溶出物吸着部材
は、常にその下流に付着する溶出物の付着を防止する効
果がある。
形態として前述したように、袋状形態やポリプロピレン
等の樹脂成形品(インクタンク)に対して直接インクを
収納する形態においても図13における説明は適用可能
である。なお、インクを直接収納する形態ではインク保
持容器と記録ヘッドをインクチューブによって連結して
インクを供給する構成を採用することから、供給チュー
ブに吸着剤を配する構成等前述した構成を適用すること
が可能である。
容器とが直結一体化したインクジェット記録ヘッドの場
合について、図14を用いて説明する。
ク供給管19を備えたインクジェット記録ヘッドIJH
が、インクタンク10に挿入されて形成されている。こ
の図では、インク供給管19の入り口の部分にフィルタ
を兼ねる溶出物吸着部材を設けている。あるいは、イン
ク吸収体32に溶出物吸着剤を挿入したりあるいは分散
したりしてもよく、配置位置が許容される限り、インク
タンク10内からオリフィス面23に至るインク流路
に、図13を用いて説明した前述の溶出物吸着部材の構
成および配置を用いることができる。
給システムは、以上説明した溶出物吸着部材を、インク
保持容器内から吐出口に至るまでのインクと接触する位
置に配置したものである。
溶出物が付着したり、インクの物性が変化したりするこ
とがないので、小さな液滴の高い着弾精度を要求される
インクジェットヘッドおよびそのようなインクジェット
記録装置に用いることができる。
ェットヘッドに用いることが可能であり、吐出量10p
l以下、特に吐出量8.5pl以下のインクジェットヘ
ッドにインクを供給するインク供給システムとして用い
ると、本発明の効果を十分に発揮することができる。
出圧発生部に溶出物が付着しないので、吐出圧発生部が
熱エネルギーによって気泡を発生する例えば発熱抵抗素
子等の電気熱変換体等を備えたインクジェットヘッドに
インクを供給するインク供給システムとして用いると、
本発明の効果を十分に発揮することができる。また、吐
出圧発生部が、圧電素子からなるインクジェットヘッド
に用いることもできる。
路等に溶出物が付着するのを抑制できるので、10kH
z以上、特に20kHz以上の高周波駆動が可能であ
る。
手段を有するインクジェットヘッドにインクを供給する
インク供給システムとして用いることができる。ここ
で、回復手段とは、溶出物を吸引して除去したり、イン
クを予備吐出したりすることであるが、本発明を適用す
ることにより、溶出物の吸引が必要であったとしても吸
引間隔を大きくすることができるので、吸引した廃イン
ク受け部を小さくできる等の利点があり、結果として装
置の小型化が可能である。また予備吐出が必要であった
としてもその回数を少なくすることができる。
にインクジェット記録方式の中でも、熱エネルギーを利
用して飛翔液滴を形成し、記録を行うインクジェット記
録方式の記録ヘッド、記録装置において、優れた効果を
もたらすものである。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。尚、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行なうことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせた構成(直線状液流路又は直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
の幅に対応した長さのフルラインタイプの記録ヘッドと
しては、上述した明細書に開示されているような複数記
録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成
のいずれでもよいが、本発明は上述した効果を一層有効
に発揮することができる。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインク保持容器が設け
られたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合に
も本発明は有効である。
る、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは、本発明の効果を一層安定にするこ
とができるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、
クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換
体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み
合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう
予備吐出モードを行うことも安定した記録を行なうため
に有効である。
等の主流色のみを記録するモードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによって
でもよいが、異なる色の複色カラー、又は混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
は、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以
下で固化するインクであって、室温で軟化するもの、も
しくは液体であるもの、あるいは上述のインクジェット
方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で
温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよ
うに温度制御するものが一般的であるから、使用記録信
号付与時にインクが液状をなすものであれば良い。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、又はインク
の蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを用
いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号に
応じた付与によってインクが液化し、液状インクとして
吐出するものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されているような、多孔質シートの凹部又は貫通孔に液
状又は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に
対して対向するような形態としても良い。本発明におい
ては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上
述した膜沸騰方式を実行するものである。
成を2つ以上組み合わせても良いことは言うまでもな
い。
細に説明する。
A〜Cの吸収体を用意し、インク容器は、ポリプロピレ
ン(日本ポリケム製)を射出成形したものを用いた。 〔インク吸収体A〕吸収体Aは製造過程に熱圧縮工程を
有するポリウレタンであり、吸収体1個の重量は約4g
である。 〔インク吸収体B〕吸収体Bは熱圧縮工程を有しないポ
リウレタンであり、吸収体1個の重量は約4gである。 〔インク吸収体C〕吸収体Cはポリプロピレン繊維の吸
収体であり、吸収体1個の重量は約4gである。
に示す吸着剤を不織布(旭化成製P020C、メルトブ
ロー製法)に包み、ヒートシールしたものを使用した。 〔吸着剤1〕オクタデシル基が導入されたメタクリレー
ト、 SK−GEL ODP (粒径45〜90μ)
綜研化学。 〔吸着剤2〕オクタデシル基が導入されたメタクリレー
ト、 SK−GEL ODP (粒径100〜300
μ) 綜研化学。 〔吸着剤3〕フェニル基が導入されたメタクリレート、
SK−GEL PH3 (粒径74〜150μ) 綜
研化学社。 〔吸着剤4〕オクタデシル基が導入されたシリカゲル、
SK−GEL ODSゲル (粒径74〜150μ)
綜研化学社。 〔吸着剤5〕ポリメタクリレート系イオン交換樹脂ダイ
ヤイオンHP20MG 三菱化学)。 〔吸着剤6〕スチレンジビニルベンゼン共重合体系イオ
ン交換樹脂ダイヤイオンHP20SS (三菱化学)。
ンクとして下記の組成のインクを用いた。%は全て重量
%を示す。 〔インクa〕 DBL199(ゼネカ社) 3% グリセリン 5% チオジグリコール 5% イソプロピルアルコール 4% 純水 83% インクaは50%水酸化ナトリウムでpH10とした。
組成とした。pHは7.5であった。
1〜12、および比較例1〜3では、表1に示す材料を
組み合わせて、図12に示すインクカートリッジのイン
ク供給口の上に、溶出物吸着部材を設置し、インクを約
30g充填しポリプロピレンの多層フィルムでシールを
行い、後述する評価方法によって評価した。その結果を
表1に示す。
び比較例4では、キャリッジ上のヘッドにチューブを通
じてインクを水頭圧を利用して供給するプリント方式を
用いて、従来から用いられている多層ポリプロピレンフ
ィルムを袋状にしたインクカートリッジにインクを30
g充填した。そして、プリンターのサブタンク部に溶出
物吸着部材を設置した。後述する評価方法によって評価
した。その結果を表1に示す。
0℃の恒温槽中に2カ月保持した後、以下の評価を行っ
た。
持容器のインク供給口にシリンジを当て(シリンジに針
を取り付けない)、インクを抜き取り、インクに溶出し
た溶出物の量を測定し、比較例1〜4のインク中の溶出
物量をcとし、実施例1〜13のインク中の溶出物量を
c0とし、同一の吸収体を用いた場合もしくは吸収体を
用いなかった場合を比較対象として式(c−c0)/c
×100により除去率を求めた。評価基準は次の通りで
ある。
満である。
ンをA3用紙5枚相当印字し、10分放置した後、専用
のコート紙(HR−101 キヤノン製)に図15に示
すように階段状にドットを形成するチェックパターンを
印字した。
まずNo.1ノズル、No.9ノズル、No.17ノズ
ル・・・というように8本おきに1本ずつ吐出を行う。
あるドット数吐出させた後に(図では、説明の都合上1
2ドットとした。)、次に隣接するノズルから同じドッ
ト数だけ吐出する。即ち、No.2ノズル、No.10
ノズル、No.18ノズル・・・から吐出を行う。その
次は、No.3ノズル、No.11ノズル、No.19
ノズル・・・から吐出を行う。これを同様に8回繰り返
す。
れたパターンとなり、液滴の着弾点が正規の位置であれ
ば、人間の目には非常に均一なハーフトーンのパターン
として認識される。もし、着弾点が正規の位置からずれ
ていると、ムラやスジといった形が見えてくる。
下記の基準で評価した。 A:正常なドット径で、ムラ、スジがなく印字を持続で
きる。 B:若干の乱れはあるが、画像上は問題ないレベルであ
る。 C:ムラ、スジが目立つ。 D:ムラ、スジが目立ち、不吐出が発生する。
真用のノンコート紙(大昭和製紙 NP−DK)にドッ
ト径測定パターンとベタパターンを印字し、下記の基準
で評価した。 A:正常なドット径、ドット濃度を有している。 B:ドットににじみ、ばらつきが有る。 C:紙の裏面へのインクの浸透が発生している。
してくるポリオール、可塑剤、活性剤、触媒、滑剤、中
和剤等の疎水性物質を吸着部材が選択的に吸着するの
で、ヨレ、滲み、裏抜け等のない高品位の記録が可能に
なる。さらに、界面活性剤を含むインクを用いても、界
面活性剤の吸着がほとんどないため、インクの表面張力
の大幅な上昇がない。
インク滴を吐出させ記録を行うインクジェット記録方法
においても、ノズル内でポリオール等の溶出物が透明な
玉となって析出してインクの流れを疎外したり吐出口付
近に付着しインクの吐出方向を乱すことがないので、着
弾精度の向上が達成でき鮮明で精細な高速印字が可能に
なる。
出を行う方式においては、熱素子に溶出物が付着しその
性能を低下させることがない。
吸引する必要がないので、吸引間隔を長くすることがで
きる。したがって、インクの無駄もなく、さらに吸引し
た溶出物及びインクを溜めるための廃インク受け部が小
型化でき、結果的にインクジェット記録装置の小型化も
達成できる。
洗浄する工程が不要もしくは軽減できるので、多量の有
機溶剤の排液が出なくなり、廃液処理コストもかからな
い。また、吸着剤自身の再利用も可能であるので、環境
面に対する負荷が小さい利点がある。
吸収体やインクタンク自体から溶出する溶出物を効果的
に除去できることは明らかになった。
整するために界面活性剤を含有しているものにあって
は、インクと吸着剤とが接触した初期に、インク中に含
有される界面活性剤の一部を取り込み、記録開始直後一
時的にインクの表面張力を上昇させてしまうことが一連
の実験検討において新たに判明した。
て、インクの定着性が劣化し、カラー記録時において、
インクの混色にじみが発生し易い状態を招いてしまう。
また、インク流路における濡れ性が低下するためインク
吐出時においてインク切れが発生し易い状態となる。
初期吸着の課題を改善するための検討結果を説明する。
含有される界面活性剤の初期吸着の課題を改善するため
には、前述してきた所期の目的を達成する吸着剤に対し
て、さらに界面活性剤等による吸着処理を施せばよいこ
とを見出した。ここで、本発明でいう吸着処理とは、実
施例Aで説明した初期の目的を達成する吸着剤に対し
て、特定の物質を予め吸着させることで吸着剤の性能を
さらに選択的にすることである。
界面活性剤の吸着はなく、かつインク供給や印字等に影
響を及ぼす疎水性物質の吸着性には優れた吸着処理を行
うことができる吸着処理剤について検討したところ、以
下に示すような界面活性剤を使用することが好ましい。
(濡れ性の高い)界面活性剤が好ましく、特に0.5%
水溶液における表面張力が10〜40dyne/cm、
好ましくは10〜35dyne/cmである界面活性剤
が好ましい。該正面張力が10dyne/cm未満で
は、ノズルの先端よりインクがしたたり落ちて好ましく
ない。また、界面活性剤の疎水部が多すぎるとホリオー
ル等疎水性物質に対する吸着性が劣るため、吸着処理に
は水と相溶し易いHLB(親水性−親油性バランス(hy
drophilic-Lipohilic balance)が8〜18、より好まし
くは10〜18である界面活性剤を用いることが好まし
い。HLBが18を超えると、界面活性剤中の疎水部が
少なくなり、吸着処理が施されにくい。
変成シリコン誘導体、ポリオキシエチレンひまし油エー
テル、ポリエチレンロジンエステル、高級アルコールの
EO/PO付加物、高級アルコールのEO・PO・EO
付加物、ポリエチレングリコール、ビスフェノールポリ
エチレングリコール、長鎖アルキルアミンEO付加物、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリカルボン酸
塩誘導体、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリオキシエチ
レンアミノエーテル誘導体、ポリオキシエチレンロジン
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンエーテル、芳香族ノニルフェノール、脂肪族系トリ
デシルアルコール、脂肪族系ラウリルアルコール、ポリ
オキシエチレン(脂肪族)アルキルエーテル燐酸ソーダ
塩、ポリオキシエチレン(脂肪族)アルキルエーテル燐
酸アンモニウム塩、ポリオキシエチレン(芳香族)アル
キルエーテル燐酸カリウム、ポリオキシエチレン(芳香
族)アルキルエーテル燐酸アミン塩、ポリオキシエチレ
ン(脂肪族)アルキルエーテル酢酸ソーダ塩、ポリオキ
シエチレン(脂肪族)アルキルエーテル燐酸アンモニウ
ム塩、ポリオキシエチレン(脂肪族)アルキルエーテル
燐酸モノエタノールアミン塩、ポリオキシエチレン(脂
肪族)アルキルエーテル燐酸ジエタノールアミン塩、ポ
リオキシエチレン(脂肪族)アルキルエーテル燐酸トリ
エタノールアミン塩、等である。
のような界面活性剤水溶液に吸着剤を浸漬させた後、恒
温槽等を用いて乾燥させればよい。浸漬形態として、ビ
ーカーや蒸発皿等に吸着剤と上記の界面活性剤水溶液を
満たし、超音波洗浄器やスターラー等を用いて攪拌した
り、カラム等に充填し前処理剤を流してもよい。
吸着剤を処理することで、インク中の界面活性剤を選択
的に吸着しなくなる点について説明を加える。
レタン用ポリオールは1分子中の疎水基の数が多く、分
子量が大きいものほど疎水性が強くなると考えられる。
ポリマーに対して吸着は、ポリマー中のオクタデシル基
(疎水基)への疎水基の吸着(化学吸着)と、ポリマー
の網目構造中に分子が入り込む物理吸着の両方の機能が
考えられる。
易く、疎水基も多いため化学吸着もし易く吸着され易
い、これに対して、界面活性剤は、分子量が小さく、疎
水基も少ないので、物理的にも化学的にもポリオールと
比較して吸着され難い。
細に説明する。
A〜Cの吸収体を用意し、インク容器は、ポリプロピレ
ン(日本ポリケム製)を射出成形したものを用いた。A
〜Cの吸収体は実施例Aで用意したものと同一である。 (インク吸収体A)吸収体Aは製造過程に熱圧縮工程を
有するポリウレタンであり、吸収体1個の重量は約4g
である。 (インク吸収体B)吸収体Bは製造過程に熱圧縮工程を
有しないポリウレタンであり、吸収体1個の重量は約4
gである。 (インク吸収体C)吸収体Cはポリプロピレン繊維の吸
収体であり、吸収体1個の重量は約4gである。
記に示す水溶性界面活性剤を用いた。前処理方法とし
て、各界面活性剤10%水溶液に下記に示す吸着剤を浸
漬し、超音波洗浄器を用いて10分間超音波処理後、乾
燥させたものをサンプルとした。 (前処理剤a)アセチノールEH(川研ファインケミカ
ル製) (前処理剤b)ポリオキシエチレンアミノエーテル (前処理剤c)変成シリコン誘導体 (前処理剤d)アセチレングリコール系界面活性剤 サ
ーフィノール465(日本油脂製) (前処理剤e)ポリオキシエチレン/プロピレンアルキ
ルエーテル PBC−33(ニッコーケミカル製) (前処理剤f)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
BL−4.2(ニッコーケミカル製) (前処理剤g)ポリオキシエチレンアルキル燐酸ソーダ
塩 フォスファノールRS−960(東邦化学製)のモ
ノエタノールアミン塩。
に示す吸着剤を不織布(旭化成製PO20C、メルトブ
ロー製法)に包み、ヒートシールしたものを使用した。
以下で用いた吸着部材は、前述の前処理を施したもので
ある。 (吸着剤7)オクタデシル基が導入された架橋ポリメタ
クリレート、SK GEL ODPゲル(粒径100〜
300μ)綜研化学社製 (吸着剤8)フェニル基が導入された架橋ポリメタクリ
レート、SK−GEL PH3ゲル(粒径74〜150
μ)綜研化学社製 (吸着剤9)オクタデシル基が導入されたシリカゲル、
SK−GEL ODSゲル(粒径74〜150μ)綜研
化学社製 (吸着剤10)ポリメタクリレート系イオン交換樹脂、
ダイヤイオンHP20MG 三菱化学製 (吸着剤11)スチレンジビニルベンゼン共重合体系イ
オン交換樹脂ダイヤイオンHP20SS 三菱化学製。
ンクとして下記の組成のインクを用いた。%は全て重量
%を示す。
0にした。インクbのpHは7.5であった。
料を組み合わせて、図12に示すインクカートリッジの
インク供給口の上に、溶出物吸着部材を設置し、インク
を約30g充填しポリプロピレンの多層フィルムでシー
ルを行い、後述する評価方法によって評価した。その結
果を表2に示す。
例7では、キャリッジ上のヘッドにチューブを通じてイ
ンクを水頭圧を利用して供給するプリント方式を用い
て、従来から用いられている多層ポリプロピレンフィル
ムを袋状にしたインクカートリッジにインクを30g充
填した。そして、プリンターのサブタンク部に溶出物吸
着部材を設置した。後述する評価方法によって評価し
た。その結果を表2に示す。
0度の恒温槽中に2カ月保持した後、以下の評価を行っ
た。 [評価0]実施例及び比較例のインク保持容器のインク
供給口にシリンジを充て(シリンジには針を付けな
い)、初めの1ml分のインクを抜き取り、インク中の
界面活性剤量を測定した。 A 界面活性剤の濃度が、初期インク値の95%以上である。 B 界面活性剤の濃度が、初期インク値の80%以上である。 C 界面活性剤の濃度が、初期インク値の80%未満である。
リンジを充て(シリンジには針を付けない)、インクを
抜き取り、インクに溶出した溶出物の量を測定し、比較
例1〜4のインク中の溶出物をcとし、実施例14〜2
6のインク中の溶出物量をcoとし、同一の吸収体を用
いた場合を比較対象として式{(c−co)/c}×1
00により除去率を求めた。評価基準は次の通りであ
る。 A 溶出物の除去率が、90%以上である。 B 溶出物の除去率が、70%以上90%未満である。 C 溶出物の除去率が、70%未満である。
字し、10分放置した後、専用のコート紙(HR101
キャノン製)に図15に示すように段階状にドットを形
成するチェックパターンを印字した。
て、まずNo.1ノズル、No.9ノズル、No.17
ノズル・・・・というように8本おきに1本ずつ吐出を
行う。あるドット数吐出させた後に(図では、説明の都
合上12ドットとした。)、次に隣接するノズルから同
じドット数だけ吐出する。すなわち、No.2ノズル、
No.10ノズル、No.18ノズル・・・から吐出を
行う。これを同様に8回繰り返す。
かれたパターンとなり、液滴の着弾点が正規の位置であ
れば、人間の目には非常に均一なハーフトーンのパター
ンとして認識される。もし、着弾点が正規の位置からず
れてくると、ムラやスジといった形が見えてくる。この
ようにして印字されたものを目視で、下記の基準で評価
した。 A 正常なドット径で、ムラ、スジがなく印字を持続できる。 B 若干乱れはあるが、画像上は問題ないレベルである。 C ムラ、スジが目立ち。不吐出が発生する。
昭和製紙NP−DK)にドット径測定パターンとベタパ
ターンを印字し、下記の基準で評価した。 A 正常なドット径、ドット濃度を有している。 B ドットにじみ、ばらつきがある。 C 紙の裏面へのインクの浸透が発生している。
オール、可塑剤、活性剤、触媒、滑剤、中和剤等の疎水
性物質を吸着部材が選択的に吸着するので、ヨレ、にじ
み、裏ヌケ等のない高品位の記録が可能になる。さらに
界面活性剤を含むインクを用いても、界面活性剤の吸着
がほとんどないためインクの表面張力の大幅な上昇がな
い。
インク滴を吐出させ記録を行うインクジェット記録方法
においても、ノズル内でポリオール等の溶出物が透明な
玉となって析出してインクの流れを疎外したり吐出口付
近に付着しインクの吐出方向を乱すことがないので、着
弾精度の向上が達成でき鮮明で精細な高速印字が可能に
なる。
出を行う方式においては、熱素子に溶出物が付着しその
性能を低下させることがない。
吸引する必要がないので、吸引の必要があったとして吸
引間隔を長くすることができる。従って、インクの無駄
もなく、さらに吸引した溶出物及びインクをためるため
の廃インク受け部が小型化でき、結果的にインクジェッ
ト記録装置の小型化も達成できる。
洗浄する工程が不要もしくは軽減できるので、多量の有
機溶剤の廃液が出なくなり、廃液処理コストがかからな
い。また、長期保存下でインク中に含まれる成分により
分解を受け新たな分解物が発生したが、完全な除去をす
ることができた。
で、環境面に対する負荷が小さい利点がある。
の記録特性が低下する点について、実施例Bに示した界
面活性剤によって処理した処理剤を図1乃至図10に示
される構成で適用するほか、実施例Aで示した吸着剤を
用いてインク使用初期におけるインク中の界面活性剤の
吸着による弊害を抑制する構成として以下の構成が挙げ
られる。
は、インクタンクの使用開始初期において吸着剤にトラ
ップされる傾向があることは前述した通りである。この
ことを利用した方法として、例えば実施例Aで示した吸
着剤を用いて、インクタンクの使用初期に記録装置に配
された回復装置によって強制回復を実行することであ
る。
使用されない微小量、例えば1〜2cc程度のインクが
吸着剤を通過することで、インク中の界面活性剤に対し
ての吸着能力が飽和し、記録に使用されるインクが吸着
剤を通過する際にはインク中の界面活性剤が吸着剤に吸
着されることなく、ヘッドに供給することができ、印字
における記録品位の低下を防止できる。
工夫することで対処することもできる。すなわち、界面
活性剤の濃度をインク供給口側で高い状態となるように
充填するインクに界面活性剤の濃度分布を作ることも好
適な方法である。
剤によって吸着されてしまう界面活性剤の量を見込んで
界面活性剤の濃度分布を変更する。例えば、連続的なイ
ンク充填において界面活性剤の濃度を調整してもよく、
また例えば界面活性剤の含有濃度の異なるインクを2段
階に分けて充填する等を行うことで対応することができ
る。この対応法によって、実施例Aで用いた吸着剤を使
用しても記録開始初期から良好な印字を達成できる。ま
た、強制回復の必要がなくインクの無駄も省くことがで
きる。
を調整する構成は、実施例Bに開示される処理剤によっ
て対応することも可能である。
形態において使用する例を各種取り上げてきたが、イン
ク吸収体を製造する際に吸着剤を使用する形態も可能で
ある。
洗工程が行われるが、その際に吸着剤を使用してポリオ
ールを除去することも好ましい。なお、洗浄によってポ
リオールを除去する場合、吸収体はインクタンク内に収
納する際と同程度の圧縮程度で洗浄水を絞ることが好適
であろう。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
材の形態を示す図である。
部材の形態を示す図である。
部材が用いられるインク保持容器を説明するための図で
ある。
部材が用いられるインク保持容器を説明するための図で
ある。
を解決するためのインクジェットヘッド用溶出物吸着部
材の配置位置を模式的に示した図である。
部材をインク保持容器直結型のインクジェット記録ヘッ
ドに適用した場合を説明するための図である。
Claims (32)
- 【請求項1】 インクと接触する位置に配置され、イン
ク中に含有される色材よりも疎水性物質に対して高い吸
着性を示すインクジェット用吸着剤であって、 前記インクジェット用吸着剤は、界面活性剤によって吸
着処理がなされ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、
トリアルキルシリル基、シアノアルキル基、または炭素
数8〜18の長鎖アルキル基あるいはフェニル基、また
はオクタデシル基あるいはフェニル基からなる群から選
ばれる少なくとも1種の疎水基が導入されたシリカゲル
からなることを特徴とするインクジェット用吸着剤。 - 【請求項2】 インクと接触する位置に配置され、イン
ク中に含有される色材よりも疎水性物質に対して高い吸
着性を示すインクジェット用吸着剤であって、 前記インクジェット用吸着剤は、界面活性剤によって吸
着処理がなされ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、
トリアルキルシリル基、シアノアルキル基、または炭素
数8〜18の長鎖アルキル基あるいはフェニル基、また
はオクタデシル基あるいはフェニル基からなる群から選
ばれる少なくとも1種の疎水基が導入されたポリマーか
らなることを特徴とするインクインクジェット用吸着
剤。 - 【請求項3】 前記ポリマーがポリ(メタ)アクリル酸
エステル系樹脂または、ポリスチレン系樹脂であること
特徴とする請求項2記載のインクインクジェット用吸着
剤。 - 【請求項4】 前記ポリ(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂またはポリスチレン系樹脂樹脂が、多孔性の粒子状
であること特徴とする請求項3記載のインクインクジェ
ット用吸着剤。 - 【請求項5】 前記界面活性剤が、HLB8以上である
界面活性剤を用いること特徴とする請求項1または請求
項2のいずれかに記載のインクインクジェット用吸着
剤。 - 【請求項6】 前記界面活性剤の0.5%水溶液とした
ときの表面張力が40dyne/cm以下である界面活
性剤を用いること特徴とする請求項5記載のインクイン
クジェット用吸着剤。 - 【請求項7】 インクジェットヘッドに供給されるイン
クを貯留するインク貯留部と、該インク貯留部から前記
ヘッドへのインク供給部となるインク供給口と、前記イ
ンク貯留部と大気とを連通させる大気連通口と、を備え
たインク保持容器において、 前記インク保持容器のインクと接触する位置に配置さ
れ、インク中に含有される色材よりも疎水性物質に対し
て高い吸着性を示す吸着部材を備えており、 該吸着部材は、界面活性剤によって吸着処理がなされ、
表面に長鎖アルキル基、アリール基、トリアルキルシリ
ル基、シアノアルキル基、または炭素数8〜18の長鎖
アルキル基あるいはフェニル基、またはオクタデシル基
あるいはフェニル基からなる群から選ばれる少なくとも
1種の疎水基が導入されたシリカゲルからなることを特
徴とするインク保持容器。 - 【請求項8】 インクジェットヘッドに供給されるイン
クを貯留するインク貯留部と、該インク貯留部から前記
ヘッドへのインク供給部となるインク供給口と、前記イ
ンク貯留部と大気とを連通させる大気連通口と、を備え
たインク保持容器において、 前記インク保持容器のインクと接触する位置に配置さ
れ、インク中に含有される色材よりも疎水性物質に対し
て高い吸着性を示す吸着部材を備えており、 該吸着部材は、界面活性剤によって吸着処理がなされ、
表面に長鎖アルキル基、アリール基、トリアルキルシリ
ル基、シアノアルキル基、または炭素数8〜18の長鎖
アルキル基あるいはフェニル基、またはオクタデシル基
あるいはフェニル基からなる群から選ばれる少なくとも
1種の疎水基が導入されたポリマーからなることを特徴
とするインク保持容器。 - 【請求項9】 前記ポリマーが架橋されたポリ(メタ)
アクリル酸エステル系樹脂または、架橋されたポリスチ
レン系樹脂であることを特徴とする請求項8記載のイン
ク保持容器。 - 【請求項10】 前記架橋されたポリ(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂が、多孔性の粒子状であることを特徴
とする請求項9記載のインク保持容器。 - 【請求項11】 前記界面活性剤が、HLB8以上であ
る界面活性剤を用いることを特徴とする請求項7または
請求項8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項12】 前記界面活性剤の0.5%水溶液とし
たときの表面張力が40dyne/cm以下である界面
活性剤を用いることを特徴とする請求項11記載のイン
ク保持容器。 - 【請求項13】 前記インク保持容器は、内部にインク
が収納されており、収納されたインクは、インク供給口
近傍に存在するインクが界面活性剤の含有量が他の領域
のインクよりも高濃度で含有されていることを特徴とす
る請求項7または請求項8のいずれかに記載のインク保
持容器。 - 【請求項14】 前記インク保持容器が、インクを直接
収納する形態であることを特徴とする請求項7または請
求項8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項15】 前記インクを直接収納するインク保持
容器がインクと接触する面が樹脂によって構成された袋
状または剛性を有する容器であることを特徴とする請求
項7または請求項8のいずれかに記載のインク保持容
器。 - 【請求項16】 前記インキ保持容器が、内部にインク
吸収体を内蔵した形態であることを特徴とする請求項7
または請求項8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項17】 前記インク保持容器が、内部のほぼ全
域にインク吸収体を収納していることを特徴とする請求
項16に記載のインク保持容器。 - 【請求項18】 前記インク保持容器が、インク吸収体
が収納された第1室と、連通部を介して連通し、インク
を直接収納した第2室と、から構成され、前記第1室に
前記インク供給口と大気連通口とが配されていることを
特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記載の
インク保持容器。 - 【請求項19】 前記インク吸収体が、圧縮収納される
多孔質体、熱圧縮成形された多孔質体、繊維集合体、熱
圧縮成形された繊維集合体から選択されたものであるこ
とを特徴とする請求項16ないし請求項18のいずれか
に記載のインク保持容器。 - 【請求項20】 前記吸着部材が、前記袋状あるいは容
器の内壁面に設けられていることを特徴とする請求項7
または請求項8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項21】 前記吸着部材が、前記袋状あるいは容
器のインク供給口を覆うように配されていることを特徴
とする請求項7または請求項8のいずれかに記載のイン
ク保持容器。 - 【請求項22】 前記吸着部材が、前記袋状あるいは容
器内に収納されたインク中に分散可能にされていること
を特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記載
のインク保持容器。 - 【請求項23】 前記吸着部材がインク吸収体内に分散
配置されていることを特徴とする請求項7または請求項
8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項24】 前記吸着部材がインク吸収体とインク
保持容器本体との間に配されていることを特徴とする請
求項7または請求項8のいずれかに記載のインク保持容
器。 - 【請求項25】 吸着部材がインク吸収体とインク供給
口との間に配されていることを特徴とする請求項7また
は請求項8のいずれかに記載のインク保持容器。 - 【請求項26】 インクジェットヘッドと、該インクジ
ェットヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留
部と該インク貯留部から前記ヘッドへのインク供給部と
なるインク供給口と前記インク貯留部と大気とを連通さ
せる大気連通口とを備えたインク保持容器と、前記イン
クジェットヘッドと前記インク保持容器を連通するイン
ク供給通路と、を具えて構成されるインク供給システム
において、 前記インクジェットヘッド、前記インク保持容器、前記
インク供給経路のいずれかの箇所のインクと接触する位
置に配置される、インク中に含有される色材よりも疎水
性物質に対して高い吸着性を示す吸着部材を備えてお
り、該吸着部材は、界面活性剤によって吸着処理がなさ
れ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、トリアルキル
シリル基、シアノアルキル基、または炭素数8〜18の
長鎖アルキル基あるいはフェニル基、またはオクタデシ
ル基あるいはフェニル基からなる群から選ばれる少なく
とも1種の疎水基が導入されたシリカゲルからなること
を特徴とするインク供給システム。 - 【請求項27】 インクジェットヘッドと、該インクジ
ェットヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留
部と該インク貯留部から前記ヘッドへのインク供給部と
なるインク供給口と前記インク貯留部と大気とを連通さ
せる大気連通口とを備えたインク保持容器と、前記イン
クジェットヘッドと前記インク保持容器を連通するイン
ク供給通路と、を具えて構成されるインク供給システム
において、 前記インクジェットヘッド、前記インク保持容器、前記
インク供給経路のいずれかの箇所のインクと接触する位
置に配置される、インク中に含有される色材よりも疎水
性物質に対して高い吸着性を示す吸着部材を備えてお
り、該吸着部材は、界面活性剤によって吸着処理がなさ
れ、表面に長鎖アルキル基、アリール基、トリアルキル
シリル基、シアノアルキル基、または炭素数8〜18の
長鎖アルキル基あるいはフェニル基、またはオクタデシ
ル基あるいはフェニル基からなる群から選ばれる少なく
とも1種の疎水基が導入されたポリマーからなることを
特徴とするインク供給システム。 - 【請求項28】 前記ポリマーがポリ(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂または、ポリスチレン系樹脂であるこ
と特徴とする請求項27記載のインクインクジェット用
吸着剤。 - 【請求項29】 前記ポリ(メタ)アクリル酸エステル
系樹脂またはポリスチレン系樹脂樹脂が、多孔性の粒子
状であること特徴とする請求項28記載のインクインク
ジェット用吸着剤。 - 【請求項30】 前記界面活性剤が、HLB8以上であ
る界面活性剤を用いること特徴とする請求項27または
請求項27のいずれかに記載のインクインクジェット用
吸着剤。 - 【請求項31】 前記界面活性剤の0.5%水溶液とし
たときの表面張力が40dyne/cm以下である界面
活性剤を用いること特徴とする請求項30記載のインク
インクジェット用吸着剤。 - 【請求項32】 前記インクジェットヘッドと、インク
保持容器とはチューブ状のインク供給経路によって連結
され、該チューブ状のインク供給経路のインク導入部、
あるいはチューブの内面、またはチューブの構成材料中
のいずれかに前記吸着部材が配されていることを特徴と
する請求項26または請求項27のいずれかに記載のイ
ンク供給システム。
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